JP2020045802A - 車両用オイルポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】吐出ポートと歯間室とが連通を開始する際の急激な圧力差を抑制することができる車両用オイルポンプを提供する。【解決手段】吐出ポート46の開口のうち、回転方向Aの後方側に位置する端部46aのうちの外周側端縁60は、内周歯30の回転方向Aの後方側の歯形30aに沿って形成され、後方側に位置する端部46aのうちの内周側端縁62は、外周歯28の回転方向の後方側の歯形28aに沿って形成されている。これにより、車両用オイルポンプ10は、歯形28aおよび歯形30aに沿って形成される曲線状の穴を通して吐出ポート46と歯間室50とが連通を開始するので、吐出ポート46と歯間室50とが連通した際の連通面積を大きくすることができる。そのため、車両用オイルポンプ10は、吐出ポート46と歯間室50とが連通した際の急激な圧力差が抑制される。【選択図】図2
Description
本発明は、車両用オイルポンプに関し、特に車両用オイルポンプの歯間室からの作動油を吐出する吐出ポートの形状に関するものである。
複数の外周歯を有し、一軸心まわりに回転可能に設けられたインナーロータと、前記複数の外周歯に噛み合わされた複数の内周歯を有して前記一軸心から偏心した偏心軸心まわりに回転可能に設けられ、前記インナーロータにより回転駆動されるアウターロータと、前記インナーロータおよび前記アウターロータが収容されるポンプ室が形成されたポンプハウジングと、前記外周歯と前記内周歯との噛合隙間により周方向に形成される複数の歯間室と、前記複数の歯間室のうち、前記インナーロータおよび前記アウターロータの回転に伴って容積が減少する歯間室に連通するように開口し、前記容積が減少する歯間室からの作動油を吐出する吐出ポートと、前記複数の歯間室のうち、前記インナーロータおよび前記アウターロータの回転に伴って容積が増加する歯間室に連通するように開口し、前記容積が増加する歯間室へ作動油を供給する吸入ポートと、を備えた車両用オイルポンプが知られている。たとえば、特許文献1に記載の車両用オイルポンプである。特許文献1に記載の車両用オイルポンプでは、前記吐出ポートの開口のうち、前記インナーロータおよび前記アウターロータの回転方向の後方側に位置する端部には、前記開口の外周側から回転方向の後方側へ伸びる外周溝が形成され、前記開口の内周側から回転方向の後方側へ伸びる内周溝が形成されている。
ところで、上記特許文献1に記載の車両用オイルポンプでは、たとえばトランスアクスルケース内を循環することによって撹拌された作動油が吸入ポートから歯間室へ供給されるため、歯間室内の作動油には気泡が含まれる。気泡が含まれた状態の作動油を歯間室から吐出ポートへ吐出する場合に、たとえば歯間室と吐出ポートとの連通によって急激な圧力差が歯間室に生じると、歯間室には、材料表面の脱離いわゆるエロージョンが発生する可能性があり、車両用オイルポンプの性能が低下する可能性があった。上記特許文献1に記載の車両用オイルポンプでは、歯間室と吐出ポートとを連通させる場合に、吐出ポートの開口の端部に形成された外周溝と内周溝とを先に歯間室に連通させることによって減圧し、気泡との衝突あるいは気泡の消滅による衝撃力を緩和させてエロージョンの発生を抑制している。しかしながら、上記特許文献1に記載の車両用オイルポンプでは、歯間室と外周溝の先端とが交差する点または歯間室と内周溝の先端とが連通することで形成される微小な点状の穴を通して連通が開始しているため、狭小な連通面積で歯間室と吐出ポートとの連通が開始されて急激な局所的圧力差が生じて、エロージョンによりポンプハウジングやインナーロータ或いはアウターロータの内壁面が損なわれて車両用オイルポンプの性能の低下が十分に抑制することができない可能性がある。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、吐出ポートと歯間室とが連通を開始する際の急激な圧力差を抑制することができる車両用オイルポンプを提供することにある。
本発明の要旨とするところは、複数の外周歯を有し、一軸心まわりに回転可能に設けられたインナーロータと、前記複数の外周歯に噛み合わされた複数の内周歯を有して前記一軸心から偏心した偏心軸心まわりに回転可能に設けられ、前記インナーロータにより回転駆動されるアウターロータと、前記インナーロータおよび前記アウターロータが収容されるポンプ室が形成されたポンプハウジングと、前記外周歯と前記内周歯との噛合隙間により周方向に形成される複数の歯間室と、前記複数の歯間室のうち、前記インナーロータおよび前記アウターロータの回転に伴って容積が減少する歯間室に連通するように開口し、前記容積が減少する歯間室からの作動油を吐出する吐出ポートと、前記複数の歯間室のうち、前記インナーロータおよび前記アウターロータの回転に伴って容積が増加する歯間室に連通するように開口し、前記容積が増加する歯間室へ作動油を供給する吸入ポートと、を備えた車両用オイルポンプであって、前記吐出ポートの開口のうち、前記インナーロータおよび前記アウターロータの回転方向の後方側に位置する端部のうちの外周側端縁は、前記内周歯の前記回転方向の後方側の歯形に沿って形成され、前記後方側に位置する端部のうちの内周側端縁は、前記外周歯の前記回転方向の後方側の歯形に沿って形成されていることにある。
本発明の車両用オイルポンプによれば、前記吐出ポートの開口のうち、前記インナーロータおよび前記アウターロータの回転方向の後方側に位置する端部のうちの外周側端縁は、前記内周歯の前記回転方向の後方側の歯形に沿って形成され、前記後方側に位置する端部のうちの内周側端縁は、前記外周歯の前記回転方向の後方側の歯形に沿って形成されている。これにより、車両用オイルポンプは、前記外周歯の前記回転方向の後方側の歯形および前記内周歯の前記回転方向の後方側の歯形に沿って形成される曲線状の穴を通して、前記吐出ポートと前記容積が減少する前記歯間室とが連通を開始するので、たとえば前記外周側端縁および前記内周側端縁がそれぞれ前記歯形に沿うように形成されていない場合と比較して、前記吐出ポートと前記歯間室とが連通した際の連通面積を大きくすることができる。そのため、車両用オイルポンプは、前記吐出ポートと前記歯間室とが連通した際の急激な圧力差が抑制されるので、急激な局所的圧力差によるエロージョンによって車両用オイルポンプの性能が低下することを抑制することができる。
本発明の一実施形態において、前記吐出ポートは、前記歯間室と前記吐出ポートとの連通が開始した際に、前記歯間室内の作動油が前記吐出ポートに吐出可能な連通面積が徐々に変化するように形成されている。これにより、前記連通面積が急激に大きくなることを抑制し、たとえば前記歯間室の作動油の吐出効率の低下を抑制することができる。
本発明は、エンジン駆動車両や、走行用の駆動力源としてエンジンの他に走行用電動モータを有するハイブリッド型自動車、或いは駆動力源として電動モータのみを備えている電気自動車など、種々の車両用の動力伝達装置に適用され得る。
以下、本発明の一実施例について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、本発明が適用された内接歯車型の車両用オイルポンプ10を示す断面図である。車両用オイルポンプ10は、たとえばトルクコンバータや自動変速機等を有する動力伝達装置が備えられた車両に設けられる。具体的には、車両用オイルポンプ10は、図1に示すように、上記トルクコンバータを収容するトランスアクスルハウジング12と、上記自動変速機等を収容するトランスアクスルケース14との間に設けられる。
車両用オイルポンプ10は、図1に示すように、トランスアクスルケース14に固設されたポンプハウジング18を有している。ポンプハウジング18は、トランスアクスルケース14に複数のボルト16によって固設されるポンプカバー32と、そのポンプカバー32に対してトランスアクスルケース14とは反対側に隣接して配設されて複数のボルト34によりポンプカバー32に固設されるポンプボデー36とから構成されている。ポンプボデー36には、ポンプカバー32側の側面に開口する有底の円穴状のポンプ室40が形成されている。ポンプ室40は、インナーロータ24とアウターロータ26とから構成されるロータ20が収容可能に形成されている。
ポンプカバー32は、略円板状の本体部32aを有し、本体部32aの厚さ方向の両側面のうちの一方の側面32bに形成された嵌合部32cがトランスアクスルケース14の円筒状の内周面14aに嵌合された状態でトランスアクスルケース14に固設されている。ポンプカバー32は、一方の側面32bから円筒状に突出した円筒部32dを有している。円筒部32dの内周穴は、一軸心である軸心C1方向にポンプカバー32を貫通するように形成されている。円筒部32dの内周穴には、たとえば一端部が図示しないトルクコンバータのステータ翼車に連結された円筒状のステータシャフト38の他端部が、一体的に嵌め着けられている。
ポンプボデー36は、短円筒状に形成されている。ポンプボデー36は、ポンプ室40に収容されたロータ20が脱落しないようにポンプ室40を覆うポンプカバー32に固設されている。ポンプボデー36には、軸心C1方向に貫通する内周穴が形成されており、ステータシャフト38が挿通されるとともに、後述するポンプ軸22が挿入される。円筒部32dの内周穴およびポンプボデー36内周穴は軸心C1に略同心に形成されている。
図2は、車両用オイルポンプ10に設けられたロータ20の構造の要部を示す図であり、図1のII−II断面図である。図1および図2に示すように、車両用オイルポンプ10は、図示しないトルクコンバータのポンプ翼車の内周端部から軸心C1方向に突設された円筒状のポンプ軸22の先端部の爪部22aに係合し、そのポンプ軸22と共に軸心C1まわりに回転可能にポンプ室40に収容されたインナーロータ24を有している。インナーロータ24には、複数個の外周歯28が形成されており、本実施例では9個の外周歯28が形成されている。また、車両用オイルポンプ10は、外周歯28に噛み合わされた複数個の内周歯30を有して、軸心C1から偏心した偏心軸心C2まわりに回転可能にポンプ室40に収容された円環状のアウターロータ26を有している。アウターロータ26には、本実施例では10個の内周歯30が形成されている。
インナーロータ24およびアウターロータ26は、外周歯28および内周歯30が車両下方で互いに噛み合わされている。インナーロータ24は、ポンプ軸22により軸心C1まわりの図2に矢印Aで示す所定の回転方A向に回転駆動される。アウターロータ26は、インナーロータ24により偏心軸心C2まわりの回転方向Aに回転駆動されるようになっている。
車両用オイルポンプ10には、噛み合わされている外周歯28と内周歯30との隙間すなわち外周歯28と内周歯30との噛合隙間によってポンプ室40の周方向に複数個の歯間室50が形成されている。本実施例では、車両用オイルポンプ10には9個の歯間室50が形成されている。歯間室50は、インナーロータ24およびアウターロータ26の回転に伴ってその容積Vが連続的に変化させられつつ回転方向Aに移動させられる。
車両用オイルポンプ10は、ポンプ室40に形成された歯間室50に開口して作動油を供給する吸入ポート44と、歯間室50に開口して歯間室50からの作動油を吐出する吐出ポート46とを有している。吸入ポート44は、ポンプ室40の底面すなわち軸心C1に直交するように形成されたポンプボデー36の内壁面36aに周方向に延伸して開口させられており、吸入ポート44の開口縁を図2の破線で示している。吐出ポート46は、吸入ポート44とは周方向に所定の間隔を隔てて、ポンプボデー36の内壁面36aに周方向に延伸して開口させられており、吐出ポート46の開口縁を図2の破線で示している。図2に示すように、外周歯28および内周歯30が互いに噛み合わされた状態において、吐出ポート46の開口縁の外周側は、たとえばアウターロータ26の歯底円に沿うような円弧形状で形成されており、吐出ポート46の開口縁の内周側は、たとえばインナーロータ24の歯底円に沿うような円弧形状で形成されている。また、車両用オイルポンプ10は、図1に示すように、ポンプカバー32の本体部32aの厚さ方向の両側面のうちの他方の側面32eに周方向に延伸して開口させられる第2の吐出ポート48を有している。さらに、車両用オイルポンプ10は、図示しないが第2の吐出ポート48とは周方向に所定の間隔を隔てて、ポンプカバー32の本体部32aの厚さ方向の両側面のうちの他方の側面32eに周方向に延伸して開口させられる第2の吸入ポートを有している。
図2において、吸入ポート44は、インナーロータ24およびアウターロータ26の回転に伴って回転方向Aに移動させられる歯間室50の容積Vが増加する周方向範囲たとえば図2におけるポンプ室40の紙面右側半円における周方向範囲において、歯間室50の容積Vが増加させられる過程でその容積Vが増加する歯間室50に連通させられる。吐出ポート46は、インナーロータ24およびアウターロータ26の回転に伴って回転方向Aに移動させられる歯間室50の容積Vが減少する周方向範囲たとえば図2におけるポンプ室40の紙面左側半円における周方向範囲において、歯間室50の容積Vが減少させられる過程でその容積Vが減少する歯間室50に連通させられる。
図3は、図2の二点鎖線で囲まれるS部を拡大して示す拡大図である。図2および図3に示すように、回転方向Aの後方側すなわち回転方向Aの上流側に位置する吐出ポート46の開口の端部46aには、外周側端縁60と外周側端縁60に対して溝64を隔てて内周側端縁62とが形成されている。外周側端縁60は、アウターロータ26に形成された内周歯30の回転方向Aの後方側の歯形30a、具体的にはアウターロータ26の歯底72から回転方向Aに歯先74へ向かう歯形30aの一部分に沿うように形成されている。内周側端縁62は、インナーロータ24に形成された外周歯28の回転方向Aの後方側の歯形28a、具体的にはインナーロータ24の歯底76から回転方向Aに歯先78へ向かう歯形28aの一部分に沿うように形成されている。すなわち、たとえばインナーロータ24およびアウターロータ26が回転方向Aに回転させられた場合に、図2および図3に示すようなロータ20の正面視において、内周歯30の歯形30aは外周側端縁60に線状に重なり、外周歯28の歯形28aは内周側端縁62に線状に重なる。
本実施例では、図2および図3に示すようなロータ20の正面視において、インナーロータ24およびアウターロータ26の回転に伴って移動させられる歯間室50が吐出ポート46の外周側端縁60および内周側端縁62にそれぞれ接触する際に、歯間室50と外周側端縁60および内周側端縁62がそれぞれ線状に重なって、内周歯30と外周側端縁60とによって形成される曲線状の穴、および外周歯28と内周側端縁62とによって形成される曲線状の穴を通して、歯間室50と吐出ポート46との連通が開始される。すなわち、車両用オイルポンプ10は、歯形30aおよび歯形28aの形状に沿って歯間室50と吐出ポート46との連通が開始され、歯間室50内の作動油が吐出ポート46に吐出される。これによって、車両用オイルポンプ10は、たとえば外周側端縁60および内周側端縁62が形成されずに、歯間室50と吐出ポート46の端部とが交差する点で重なって歯間室50と吐出ポート46とが連通する場合と比べて、歯間室50と吐出ポート46との連通が開始した際に歯間室50内の作動油が吐出ポート46に吐出可能に連通した面積すなわち連通面積が大きくなっている。そのため、歯間室50と吐出ポート46との連通が開始した際の局所的な圧力差を抑制することができる。
このような本実施例の車両用オイルポンプ10では、吐出ポート46の開口のうち、インナーロータ24およびアウターロータ26の回転方向Aの後方側に位置する端部46aのうちの外周側端縁60は、内周歯30の回転方向Aの後方側の歯形30aに沿って形成され、後方側に位置する端部46aのうちの内周側端縁62は、外周歯28の回転方向の後方側の歯形28aに沿って形成されている。これにより、車両用オイルポンプ10は、外周歯28の回転方向の後方側の歯形28aおよび内周歯30の回転方向の後方側の歯形30aに沿って形成される曲線状の穴を通して、吐出ポート46と容積が減少する歯間室50とが連通を開始するので、たとえば外周側端縁60および内周側端縁62がそれぞれ歯形30aおよび28aに沿うように形成されていない場合と比較して、吐出ポート46と歯間室50とが連通した際の前記連通面積を大きくすることができる。そのため、車両用オイルポンプ10は、吐出ポート46と歯間室50とが連通した際の急激な圧力差が抑制されるので、急激な局所的圧力差によるエロージョンによって性能が低下することを抑制することができる。
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、前述の実施例1と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図4は、本発明の他の実施例における吐出ポートの要部を拡大して示す拡大図であり、実施例1の図3に対応する図である。図4に示すように、本実施例の車両用オイルポンプ10は、インナーロータ24およびアウターロータ26の回転に伴って移動させられる歯間室50が吐出ポート46の外周側端縁60および内周側端縁62にそれぞれ線状に重なって、歯間室50と吐出ポート46との連通が開始された後に、前記連通面積が徐々に変化するように吐出ポート46が形成されている。具体的には、吐出ポート46は、外周側端縁60の外周側の角部を面取りするように、吐出ポート46の外周と外周側端縁60とを結ぶ連結部100が図4の紙面において略水平に形成されており、さらに、内周側端縁62の内周側の角部を面取りして内周側端縁62を小さくするように、吐出ポート46の内周と内周側端縁62とを結ぶ直線状の連結部102が形成されている。すなわち、吐出ポート46は、端部46aにおける吐出ポート46の開口を小さくして、たとえば歯間室50の移動によって形成される前記連通面積の増加量が急激に大きくなることを抑制し、前記連通面積が徐々に変化して大きくなるような形状となっている。これにより、本実施例の車両用オイルポンプ10では、前記連通面積が急激に大きくなることが抑制されるので、たとえば歯間室50の作動油の吐出効率の低下を抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
たとえば、前述の実施例においては、吐出ポート46の開口縁の外周は、たとえばアウターロータ26の歯底円に沿うような円弧形状で形成されており、吐出ポート46の開口縁の内周は、たとえばインナーロータ24の歯底円に沿うような円弧形状で形成されているが、必ずしもこれに限らない。
また、前述の実施例においては、外周側端縁60は、歯形30aの一部分に沿うように形成されているが、歯形30aの一部分に限らず、歯形30aの全体の形状に沿うように形成されていてもよい。さらに、内周側端縁62は、歯形28aの一部分に沿うように形成されているが、歯形28aの一部分に限らず、歯形30aの全体の形状に沿うように形成されていてもよい。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、上述したのはあくまでも一実施形態であり、その他一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:車両用オイルポンプ
18:ポンプハウジング
24:インナーロータ
26:アウターロータ
28:外周歯
28a:歯形
30:内周歯
30a:歯形
40:ポンプ室
44:吸入ポート
46:吐出ポート
46a:端部
50:歯間室
60:外周側端縁
62:内周側端縁
C1:軸心(一軸心)
C2:偏心軸心
A:回転方向
18:ポンプハウジング
24:インナーロータ
26:アウターロータ
28:外周歯
28a:歯形
30:内周歯
30a:歯形
40:ポンプ室
44:吸入ポート
46:吐出ポート
46a:端部
50:歯間室
60:外周側端縁
62:内周側端縁
C1:軸心(一軸心)
C2:偏心軸心
A:回転方向
Claims (1)
- 複数の外周歯を有し、一軸心まわりに回転可能に設けられたインナーロータと、前記複数の外周歯に噛み合わされた複数の内周歯を有して前記一軸心から偏心した偏心軸心まわりに回転可能に設けられ、前記インナーロータにより回転駆動されるアウターロータと、前記インナーロータおよび前記アウターロータが収容されるポンプ室が形成されたポンプハウジングと、前記外周歯と前記内周歯との噛合隙間により周方向に形成される複数の歯間室と、前記複数の歯間室のうち、前記インナーロータおよび前記アウターロータの回転に伴って容積が減少する歯間室に連通するように開口し、前記容積が減少する歯間室からの作動油を吐出する吐出ポートと、前記複数の歯間室のうち、前記インナーロータおよび前記アウターロータの回転に伴って容積が増加する歯間室に連通するように開口し、前記容積が増加する歯間室へ作動油を供給する吸入ポートと、を備えた車両用オイルポンプであって、
前記吐出ポートの開口のうち、前記インナーロータおよび前記アウターロータの回転方向の後方側に位置する端部のうちの外周側端縁は、前記内周歯の前記回転方向の後方側の歯形に沿って形成され、前記後方側に位置する端部のうちの前記内周側端縁は、前記外周歯の前記回転方向の後方側の歯形に沿って形成されている
ことを特徴とする車両用オイルポンプ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018174254A JP2020045802A (ja) | 2018-09-18 | 2018-09-18 | 車両用オイルポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111946803A (zh) * | 2020-08-26 | 2020-11-17 | 湖南机油泵股份有限公司 | 混动变速器机油泵 |
-
2018
- 2018-09-18 JP JP2018174254A patent/JP2020045802A/ja active Pending
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CN111946803A (zh) * | 2020-08-26 | 2020-11-17 | 湖南机油泵股份有限公司 | 混动变速器机油泵 |
CN111946803B (zh) * | 2020-08-26 | 2023-11-07 | 湖南机油泵股份有限公司 | 混动变速器机油泵 |
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