JP2020045136A - 容器 - Google Patents
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Abstract
Description
この発明の手段は、インモールドラベリングされるバリヤ性を有するラベルが底面用と側壁面用とで構成され、該底面用ラベルは容器底部の内面又は外面より大径にすると共に側壁面用ラベルは少なくとも容器側壁及び糸底の外周面と同じ大きさ、すなわち側壁外周面と糸底外周面とを合わせた大きさとし、両ラベルを射出成形用金型内に装填し樹脂を射出成形することにより、底面用ラベルの外周縁が樹脂のせん断速度及びせん断圧力で金型のコアの外周又はキャビティー側に設けた糸底用凹窪の内周に折曲され、底面用ラベルは外周縁が容器側壁の内面又は糸底の内面に延設された状態で容器底部に形成されると共に側壁面用ラベルは容器側壁の外周面と糸底の外周面とに形成するものである。
図5は、上述した方法により作製した、従来の容器の一例を示す拡大断面図である。図5に示すように、容器の壁部3にはラベル5が含まれている。
この容器が落下したとき、ラベルの端部51において、壁部3に割れ11が発生する場合がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、新規な容器を提供することを目的とする。
図2,3に示すように、容器1の下方には、底部2が形成されている。底部2は、円形の平板形状であり、所定の厚さを有している。
図3の垂直断面に示すように、壁部3は、底部2から容器1の外側に傾斜して形成されている。壁部3の傾斜角は所定の値を有している。
底部2と壁部3により、収容する物を保持する空間を形成している。
図3に示すように、底部2と壁部3が接続する部分の下方には、糸底部7が形成されている。糸底部7は、底部2と壁部3が接続する部分において、円周状に形成されている。
図3に示す、容器1の垂直方向の高さHの範囲については、後述する。
フランジ部6の上に熱圧着する、蓋材については、後述する。
容器1に収容する物の例については、後述する。
本発明の容器は射出成形体であり、容器の製造方法については、後述する。
壁部3は、内側にラベル5を含んでいる。壁部3の内側には、ラベル5が存在している。なお、壁部3とは、その内側に存在するラベル5を含めるものとする。
角度変化点Oより上では、壁部3の厚さは、所定の値である。角度変化点Oより下では、壁部3の厚さは、角度変化点Oから直線的に増加している。
厚さNは0.7〜1.7mmの範囲内にあることが好ましい。また、厚さNは0.9〜1.5mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
角度αは6〜10°の範囲内にあることが好ましい。また、角度αは7〜9°の範囲内にあることがさらに好ましい。
厚さTは0.6〜1.0mmの範囲内にあることが好ましい。また、厚さTは0.65〜0.8mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
距離Lは0.1〜0.4mmの範囲内にあることが好ましい。また、距離Lは0.15〜0.3mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
厚さMは0.03〜0.08mmの範囲内にあることが好ましい。また、厚さMは0.04〜0.07mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
厚さMが0.08mm以下であると、ラベルのコストを低減することができる、という利点がある。厚さMが0.07mm以下であると、この効果がより顕著になる。
(距離L−厚さM)/厚さTの値は0.07〜0.53の範囲内にあることが好ましい。また、(距離L−厚さM)/厚さTの値は0.2〜0.35の範囲内にあることがさらに好ましい。
距離Pは3.0〜7.0mmの範囲内にあることが好ましい。また、距離Pは4.0〜6.0mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
距離Qは0.6〜1.8mmの範囲内にあることが好ましい。また、距離Qは1.0〜1.4mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
角度θは2.0〜4.0°の範囲内にあることが好ましい。また、角度θは2.5〜3.5°の範囲内にあることがさらに好ましい。
高さHは50〜120mmの範囲内にあることが好ましい。また、高さHは60〜110mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
最大径Dは50〜120mmの範囲内にあることが好ましい。また、最大径Dは60〜110mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
容器に水を充填し、容器のフランジ部に蓋材を熱圧着する。
この容器を、7℃±3℃で24時間保持する。
この容器を、コンクリートの表面に落下させる。
落下高さは、50cmと80cmである。
落下の際の容器の向きは、容器の底部を下にする正立方向と、正立方向から90°傾けた横方向である。
落下回数は、正立方向と横方向について落下高さ50cmと80cmのそれぞれ10回ずつで、合計40回とする。
試験結果は次のとおりである。従来の容器(図5)は、正立方向では、壁部の割れはなかった。横方向では、20回の試験のうち12回で壁部の割れが認められた。本発明の容器は、正立方向及び横方向ともに、壁部の割れはなかった。
単層からなるフィルムの材質としては、紙、合成紙、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等、またはこれらに印刷を施したものを採用することができる。
本発明の容器1は、射出成形法により製造することができる。
射出成形法について説明する。射出成形法の工程は、ラベル搬送工程、ラベル装填工程、金型閉工程、溶融樹脂充填工程、金型開工程、及び離型工程を含む。
ラベル装填工程では、ラベル5を可動側金型に装填する。ラベル5の装填方法としては、空気吸引や静電気等によるラベルの吸着等、通常使用する方法を採用することができる。
溶融樹脂充填工程では、ゲートから注入された溶融樹脂が、容器1に対応する空間に流入する。溶融樹脂は、この空間を流動する際に、ラベル5を可動側金型に押し付ける。その結果、ラベル5は、可動側金型の下面に密着する。
離型工程では、ストリッパ(図示せず)により、射出成形品を可動側金型から離型する。この離型により、射出成形品である容器1を得ることができる。
Claims (3)
- 射出成形体であり、
底部と、前記底部の周辺から上方に形成された壁部を有し、
前記底部は、上側にラベルを含み、
前記壁部は、内側に前記ラベルを含み、
前記容器の垂直断面において、
前記壁部の内側には、角度変化点Oが存在し、
前記角度変化点Oより上では、前記壁部の厚さは、所定の値であり、
前記角度変化点Oより下では、前記壁部の厚さは、前記角度変化点Oから直線的に増加し、
前記角度変化点Oより上では、前記壁部の厚さTは、0.6〜1.0mmの範囲内にあり、
前記底部の上側表面から、前記壁部の内側に含まれる前記ラベルの端部までの垂直の距離Qは、0.6〜1.8mmの範囲内にあり、
前記ラベルの端部における、前記壁部の内側線から、前記角度変化点Oの上の前記壁部の内側線を延長した線までの距離Lは、0.1〜0.4mmの範囲にあり、
前記ラベルの厚さMは、0.03〜0.08mmの範囲内にあり、
(前記距離L−前記厚さM)/前記厚さTの値は、0.07〜0.53の範囲内にあり、
前記底部の上側表面から、前記角度変化点Oまでの垂直の距離Pは、3.0〜7.0mmの範囲内にあり、
前記角度変化点Oより下における、前記壁部の内側線と、前記延長した線との角度θは、2.0〜4.0°の範囲内にある、
ことを特徴とする容器。 - 射出成形体であり、
底部と、前記底部の周辺から上方に形成された壁部を有し、
前記底部は、上側にラベルを含み、
前記壁部は、内側に前記ラベルを含み、
前記容器の垂直断面において、
前記壁部の内側には、角度変化点Oが存在し、
前記角度変化点Oより上では、前記壁部の厚さは、所定の値であり、
前記角度変化点Oより下では、前記壁部の厚さは、前記角度変化点Oから直線的に増加し、
前記角度変化点Oより上では、前記壁部の厚さTは、0.6〜1.0mmの範囲内にあり、
前記底部の上側表面から、前記壁部の内側に含まれる前記ラベルの端部までの垂直の距離Qは、0.6〜1.8mmの範囲内にあり、
前記ラベルの端部における、前記壁部の内側線から、前記角度変化点Oの上の前記壁部の内側線を延長した線までの距離Lは、0.1〜0.4mmの範囲にあり、
前記ラベルの厚さMは、0.03〜0.08mmの範囲内にあり、
(前記距離L−前記厚さM)/前記厚さTの値は、0.07〜0.53の範囲内にある、
ことを特徴とする容器。 - 射出成形体であり、
底部と、前記底部の周辺から上方に形成された壁部を有し、
前記底部は、上側にラベルを含み、
前記壁部は、内側に前記ラベルを含み、
前記容器の垂直断面において、
前記壁部の内側には、角度変化点Oが存在し、
前記角度変化点Oより上では、前記壁部の厚さは、所定の値であり、
前記角度変化点Oより下では、前記壁部の厚さは、前記角度変化点Oから直線的に増加し、
前記底部の上側表面から、前記壁部の内側に含まれる前記ラベルの端部までの垂直の距離Qは、0.6〜1.8mmの範囲内にあり、
前記底部の上側表面から、前記角度変化点Oまでの垂直の距離Pは、3.0〜7.0mmの範囲内にあり、
前記角度変化点Oより下における、前記壁部の内側線と、前記角度変化点Oの上の前記壁部の内側線を延長した線との角度θは、2.0〜4.0°の範囲内にある、
ことを特徴とする容器。
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2018
- 2018-09-19 JP JP2018174522A patent/JP7350471B2/ja active Active
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