JP2020044122A - ロボット玩具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構成の複雑化、装置の大型化を来すことなく、より複雑な動作を行うことができるロボット玩具を提供すること。【解決手段】 ロボット本体と、上記ロボット本体に動作可能に取り付けられた複数の動作部材と、上記ロボット本体と上記動作部材との間に設けられ上記動作部材を所定の方向に付勢する動作部材用弾性部材と、上記ロボット本体に回転可能に取り付けられ回転軸に直交する面に上記複数の動作部材に対応する複数のカム制御面を備えた動作部材制御用カムと、を具備したもの。【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、サッカーゲームに使用されるサッカーゲーム用ロボットのようなロボット玩具に係り、特に、構成の複雑化、装置の大型化を来すことなく、より複雑な動作を行うことができるように工夫したものに関する。
サッカーゲームに使用されるサッカーゲーム用ロボットの構成を開示するものとして、例えば、特許文献1がある。この特許文献1は、本件特許出願人によるものである。
特許文献1に記載されたサッカーゲーム用ロボットにはストライカーロボットがある。このストライカーロボットは、移動、ボールの保持、保持したボールの蹴り出し動作(キック)を行い、サッカーゲームにおいてフィールドプレイヤーとしての役割をもつ。
上記ストライカーロボットは、ロボット本体と、ボール保持・キック機構と、から構成されている。上記ロボット本体は、一対の車輪ユニット、1つのカム駆動ユニット、1つの電池ボックスユニットが、複数枚のプレートによって一体化されたものである。上記車輪ユニットは移動を行うためのもので、モータと、車輪と、複数枚のギヤが内装された減速用のギヤボックスと、から構成されている。上記カム駆動ユニットは上記ボール保持・キック機構を駆動するためのもので、モータと、複数枚のギヤが内装された減速用のギヤボックスと、から構成されている。上記電池ボックスユニットには、上記車輪ユニットや上記カム駆動ユニットのモータに電力を供給する電池が内装されている。また、上記ロボット本体には基板が設置されていて、この基板には無線の送受信や上記車輪ユニット及び上記カム駆動ユニットの制御を行う電子回路が実装されている。
上記ボール保持・キック機構には、上記カム駆動ユニットによって回転・駆動されるカムが設置されている。このカムの外周円筒面にはカム制御面が形成されていて、このカム制御面は、径が最大となっている付勢部と、径が最少となっている解放部と、径が最少から最大まで徐々に変化していく復帰動作部と、から構成されている。
また、上記ボール保持・キック機構には主軸があり、この主軸にはキック用アームが回動可能に設置されている。上記キック用アームは回動中心を挟んで両側に突出されていて、上記キック用アームの一端にはボールをキックするためのキック部材が取り付けられている。上記キック用アームの他端には上記カムのカム制御面に圧接されるカム付勢部が設けられている。
上記キック用アームはキック用コイルバネによってキックする側に常時回動・付勢されている。上記カムが所定の方向に回転されると、上記カム付勢部が上記カムの付勢部、解放部、復帰動作部に順次摺接されていき、それによって、上記キック用アームはキック動作する前の待機状態からキック動作に移行し、さらに、待機状態に戻る復帰動作に移行する。
また、上記主軸自体も回動可能に設置されていて、上記主軸の両端側にはそれぞれボール保持用アームが固着されている。これらボール保持用アームの先端にはボール保持用プレートが連結されている。このボール保持用プレートはボールを保持するためのもので、上記ストライカーロボットの幅方向両側にあって前後方向にスライド可能に設置されている。また、上記主軸には上記カムのカム制御面に圧接されるカム付勢部が設けられている。
上記ボール保持用アームはボール保持用コイルバネによって、上記ボール保持用プレートを前方にスライドさせる方向に常時回動・付勢されている。上記カムが所定の方向に回転されると、上記カム付勢部が上記カムの付勢部、解放部、復帰動作部に順次摺接されていき、それによって、上記ボール保持用アームは、ボール保持動作を行う前の待機状態からボール保持動作に移行し、さらに、待機状態に戻る復帰動作に移行する。
特開2014−30615号公報
しかし、上記従来の構成では、ストライカーロボットの動作が単調で、その結果、サッカーゲームとしての面白さ、遊戯性に欠けるという問題があった。以下、詳しく説明する。
まず、ストライカーロボットの動作の種類が少ないという問題があった。すなわち、移動動作は別にして、それ以外にはボール保持動作とキック動作しかないからである。
又、キック動作を行うキック用アームとボール保持動作を行うボール保持用アームが、カムの外周円筒面に設けられた一つの共通のカム制御面よって制御される構成になっているからであり、例えば、二つの動作を同時に或いは略同時に行わせようとしてもできなかった。
これに対しては、例えば、カムを拡径して外周円筒面を延長してより複雑なカム制御面とする、カムの外周円筒面に別のカム制御面を設ける、カムの個数を増やす、といったことが考えられるが、何れの場合も、カム及びカム付勢部、等の構成が複雑化、大型化してしまうことになる。
本発明は、このような点に基づいてなされたもので、その目的とするところは、構成の複雑化、装置の大型化を来すことなく、より複雑な動作を行うことを可能とするロボット玩具を提供することにある。
上記課題を解決するべく請求項1に記載されたロボット玩具は、ロボット本体と、上記ロボット本体に動作可能に取り付けられた複数の動作部材と、上記ロボット本体と上記動作部材との間に設けられ上記動作部材を所定の方向に付勢する動作部材用弾性部材と、上記ロボット本体に回転可能に取り付けられ回転軸に直交する面に上記複数の動作部材に対応する複数のカム制御面を備えた動作部材制御用カムと、を具備したことを特徴とするものである。
また、請求項2に記載されたロボット玩具は、請求項1記載のロボット玩具において、上記複数のカム制御面は同心円状に設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項3に記載されたロボット玩具は、請求項2記載のロボット玩具において、上記複数のカム制御面は上記動作部材制御用カムの回転軸方向に順次ずらして設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項4に記載されたロボット玩具は、請求項1〜請求項3の何れかに記載のロボット玩具において、上記動作部材が3個以上設置され、上記カム制御面も上記動作部材に対応して3個以上設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項5に記載されたロボット玩具は、請求項1〜請求項4の何れかに記載のロボット玩具において、上記動作部材制御用カムを回転駆動させるカム駆動用モータとセンサスイッチが設置されていて、上記動作部材制御用カムには上記センサスイッチをオン/オフさせるセンサスイッチ付勢部が設けられていて、上記センサスイッチ付勢部によって上記センサスイッチのオン/オフ状態が変化したときに上記カム駆動用モータの回転を停止させるようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項6に記載されたロボット玩具は、請求項5記載のロボット玩具において、上記センサスイッチ付勢部には複数の突出部が設けられていて、上記突出部によって上記センサスイッチをオン/オフさせることを特徴とするものである。
また、請求項7に記載されたロボットは、請求項1〜請求項6の何れかに記載のロボット玩具において、上記複数の動作部材にはカム付勢部がそれぞれ設けられていて、上記それぞれのカム付勢部が上記動作部材用弾性部材により上記動作部材制御用カムのカム制御面に圧接されていることを特徴とするものである。
また、請求項8に記載されたロボット玩具は、請求項1〜請求項7の何れかに記載のロボット玩具において、上記カム制御面は上記動作部材制御用カムの回転軸方向に凹凸状に形成されていて最も凸の動作規制部と最も凹の解放部と上記動作規制部と解放部をつなぐ復帰動作部とから構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項9に記載されたロボット玩具は、請求項1〜請求項8の何れかに記載のロボット玩具において、上記ロボット本体には上記動作部材制御用カムを覆うカムカバが取り付けられていて、上記動作部材制御用カムは上記ロボット本体と上記カムカバの間にその両端を支持された状態で設置されていることを特徴とするものである。
また、請求項10に記載されたロボット玩具は、請求項1〜請求項9の何れかに記載のロボット玩具において、サッカーゲーム用ロボットであることを特徴とするものである。
また、請求項11に記載されたロボット玩具は、請求項10記載のロボット玩具において、上記動作部材はキック用アームと第1防御動作用主軸と第2防御動作用主軸であることを特徴とするものである。
また、請求項12に記載されたロボット玩具は、請求項11記載のロボット玩具において、上記キック用アームは上記第1防御動作用主軸に回転可能に取り付けられていることを特徴とするものである。
以上述べたように、請求項1記載のロボット玩具によると、ロボット本体と、上記ロボット本体に動作可能に取り付けられた複数の動作部材と、上記ロボット本体と上記動作部材との間に設けられ上記動作部材を所定の方向に付勢する動作部材用弾性部材と、上記ロボット本体に回転可能に取り付けられ回転軸に直交する面に上記複数の動作部材に対応する複数のカム制御面を備えた動作部材制御用カムと、を具備したため、一つの動作部材制御用カムで複数の上記カム制御面のそれぞれについて周方向の突出量の変化を別々に設定することで個々の動作部材の動作を設定することが可能で、構成の複雑化、装置の大型化を来すことなく、より複雑な動作を行うことができる。
また、請求項2に記載されたロボット玩具によると、請求項1記載のロボット玩具において、上記複数のカム制御面は同心円状に設けられているため、簡易な構成でより複雑な動作を行うことができる。
また、請求項3に記載されたロボット玩具は、請求項2記載のロボット玩具において、上記複数のカム制御面は上記動作部材制御用カムの回転軸方向に順次ずらして設けられているため、構成の複雑化、装置の大型化を来すことなく、より複雑な動作を行うことができる。
また、請求項4に記載されたロボット玩具によると、請求項1〜請求項3の何れかに記載のロボット玩具において、上記動作部材が3個以上設置され、上記カム制御面も上記動作部材に対応して3個以上設けられているため、簡易な構成でより複雑な動作を行うことができる。
また、請求項5に記載されたロボット玩具によると、請求項1〜請求項4の何れかに記載のロボット玩具において、上記動作部材制御用カムを回転駆動させるカム駆動用モータとセンサスイッチが設置されていて、上記動作部材制御用カムには上記センサスイッチをオン/オフさせるセンサスイッチ付勢部が設けられていて、上記センサスイッチ付勢部によって上記センサスイッチのオン/オフ状態が変化したときに上記カム駆動用モータの回転を停止させるようにしたため、所定のタイミングで動作を停止させことで複雑な動作を行わせることができる。
また、請求項6に記載されたロボット玩具によると、請求項5記載のロボット玩具において、上記センサスイッチ付勢部には複数の突出部が設けられていて、上記突出部によって上記センサスイッチをオン/オフさせるため、複数の所定のタイミングで停止させることで更に複雑な動作を行わせることができる。
また、請求項7に記載されたロボット玩具によると、請求項1〜請求項6の何れかに記載のロボット玩具において、上記複数の動作部材にはカム付勢部がそれぞれ設けられていて、上記それぞれのカム付勢部が上記動作部材用弾性部材により上記動作部材制御用カムのカム制御面に圧接されているため、簡易な構成でより複雑な動作を行うことができる。
また、請求項8に記載されたロボット玩具によると、請求項1〜請求項7の何れかに記載のロボット玩具において、上記カム制御面は上記動作部材制御用カムの回転軸方向に凹凸状に形成されていて最も凸の動作規制部と最も凹の解放部と上記動作規制部と解放部をつなぐ復帰動作部とから構成されているため、簡易な構成により複数のそれぞれ動作部材について待機状態から動作させたあと再び待機状態に戻る一連の制御を別々に行うことができる。
また、請求項9に記載されたロボット玩具によると、請求項1〜請求項8の何れかに記載のロボット玩具において、上記ロボット本体には上記動作部材制御用カムを覆うカムカバが取り付けられていて、上記動作部材制御用カムは上記ロボット本体と上記カムカバの間にその両端を支持された状態で設置されているため、上記動作部材制御用カムを確実に軸支して動作不良や故障を防止することができる。
また、請求項10に記載されたロボット玩具によると、請求項1〜請求項9の何れかに記載のロボット玩具において、サッカーゲーム用ロボットであるため、サッカーゲーム用ロボットにおいて構成の複雑化、装置の大型化を来すことなく、より複雑な動作を行うことができる。
また、請求項11に記載されたロボット玩具によると、請求項10記載のロボット玩具において、上記動作部材はキック用アームと第1防御動作用主軸と第2防御動作用主軸であるため、簡易な構成で、防御、キック、及び、第2防御動作の3種類の動作を行うことができる。
また、請求項12に記載されたロボット玩具によると、請求項11記載のロボット玩具において、上記キック用アームは上記第1防御動作用主軸に回転可能に取り付けられているため、より小型化させることができる。
本発明の一実施の形態を示す図で、サッカーゲーム用ロボットの斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、サッカーゲーム用ロボットの分解斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、サッカーゲーム用ロボットの移動ユニットの分解斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、サッカーゲーム用ロボットの動作ユニットの分解斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、サッカーゲーム用ロボットのセンサスイッチモジュールの斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図6(a)はサッカーゲーム用ロボットの動作部材制御用カムを前方から視た斜視図、図6(b)は同上の動作部材制御用カムの正面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図7(a)はサッカーゲーム用ロボットの動作部材制御用カムを後方から視た斜視図、図7(b)は同上の動作部材制御用カムの背面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、サッカーゲーム用ロボットの防御用主軸、キック用アーム、第2防御動作用主軸、動作部材制御用カム、及び、センサスイッチモジュールを背面側から視て動作部材制御用カムのセンサスイッチ付勢部とセンサスイッチの関係を示した図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、サッカーゲーム用ロボットの動作ユニットの正面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図10(a)は図9のXa−Xa断面図、図10(b)は図10(a)のXb部分の拡大図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図11(a)は図9のXIa−XIa断面図、図11(b)は図11(a)のXIb部分の拡大図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、サッカーゲーム用ロボットの動作ユニットの上面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図13(a)は図12のXIIIa−XIIIa断面図、図13(b)は図13(a)のXIIIb部分の拡大図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、サッカーゲーム用ロボットの動作ユニットの第1防御動作用主軸、キック用アーム、第2防御動作用主軸、動作部材制御用カムを抽出した斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図15(a)はサッカーゲーム用ロボットの防御用主軸、キック用アーム、第2防御動作用主軸、動作部材制御用カム、及び、センサスイッチモジュールの初期状態の正面図、図15(b)は同上の第1防御動作用主軸、キック用アーム、第2防御動作用主軸、動作部材制御用カム、及び、センサスイッチモジュールの初期状態の背面図、図15(c)は図15(a)のXVc−XVc断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図16(a)はサッカーゲーム用ロボットの防御用主軸、キック用アーム、第2防御動作用主軸、動作部材制御用カム、及び、センサスイッチモジュールの第1駆動軸と第3駆動軸が動作した状態の正面図、図16(b)は同上の第1防御動作用主軸、キック用アーム、第2防御動作用主軸、動作部材制御用カム、及び、センサスイッチモジュールの第1駆動軸と第3駆動軸が動作した状態の背面図、図16(c)は図16(a)のXVIc−XVIc断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図17(a)はサッカーゲーム用ロボットの第1防御動作用主軸、キック用アーム、第2防御動作用主軸、動作部材制御用カム、及び、センサスイッチモジュールの第2駆動軸が動作した状態の正面図、図17(b)は同上の第1防御動作用主軸、キック用アーム、第2防御動作用主軸、動作部材制御用カム、及び、センサスイッチモジュールの第2駆動軸が動作した状態の背面図、図17(c)は図17(a)のXVIIc−XVIIc断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図18(a)はサッカーゲーム用ロボットの第1防御動作用主軸、キック用アーム、第2防御動作用主軸、動作部材制御用カム、及び、センサスイッチモジュールの第1駆動軸と第2駆動軸が初期状態に戻った状態の正面図、図18(b)は同条の第1防御動作用主軸、キック用アーム、第2防御動作用主軸、動作部材制御用カム、及び、センサスイッチモジュールの第1駆動軸と第2駆動軸が初期状態に戻った状態の背面図、図18(c)は図18(a)のXVIIIc−XVIIIc断面図である。
以下、図1乃至図18を参照して、本発明の一実施の形態について説明する。この実施の形態は、本願発明をサッカーゲーム用ロボットに適用した例を示すものである。
本実施の形態によるサッカーゲーム用ロボット1は、例えば、図1に示すようなものであり、移動、ボールの蹴り出し動作(キック)、ボールを弾き返す図示しない第1防御動作用部材を前面側に向ける第1防御動作、及び、ボールを弾き返す図示しない第2防御動作用部材を上面側に向ける第2防御動作を行う。
上記サッカーゲーム用ロボット1は、図1及び図2に示すように、移動ユニット3と、動作ユニット5と、上記移動ユニット3に取り付けられる図示しない外装と、上記動作ユニット5に取り付けられる上記第1防御動作用部材と、上記動作ユニット5に取り付けられる上記第2防御動作用部材と、から構成されている。
上記移動ユニット3であるが、図3に示すように、まず、電池ボックスユニット11がある。この電池ボックスユニット11は、電池ボックス本体13と、この電池ボックス本体13の図3中上側に設置された電子回路基板15と、上記電池ボックス本体13の前方(図3中左下側)に設置された鋼球保持部材17と、この鋼球保持部材17に回転可能に保持された支持用鋼球19と、から構成されている。上記電子回路基板15には電源スイッチ21が実装されている。また、上記電池ボックス本体13内には図示しない電池が収容されている。
上記電池ボックスユニット11の底面側(図3中下側)であって幅方向の一方側(図3中左側)には第1固定用プレート23aが固着されていて、上記電池ボックスユニット11の底面側(図3中下側)の幅方向の他方側(図3中右側)には第2固定用プレート23bが固着されている。上記第1固定用プレート23aには第1車輪ユニット25aが設置されていて、上記第2固定用プレート23bには第2車輪ユニット25bが設置されている。
上記第1車輪ユニット25aにはギヤボックス27がある。このギヤボックス27からは出力軸29が突出されており、この出力軸29に車輪31が固着されている。上記ギヤボックス27には車輪駆動用モータ33が設置されていて、この車輪駆動用モータ33の図示しない出力軸の回転が、上記ギヤボックス27内の複数のギヤによって減速され、上記出力軸29を介して出力され、上記車輪31が回転される。
上記第2車輪ユニット25bも上記第1車輪ユニット25aと同様の構成であり、図中同一部分には同一符号を付して示す。
なお、上記第1車輪ユニット25aの車輪駆動用モータ33と上記第2車輪ユニット25bの車輪駆動用モータ33は、相互に干渉しないようにその位置をずらして設置されている。
また、上記第1車輪ユニット25aと上記第2車輪ユニット25bのギヤボックス27、27の上面側(図3中上側)は上面側固定用プレート35によって連結・固定されている。また、上記第1車輪ユニット25aと上記第2車輪ユニット25bのギヤボックス27、27の背面側(図3中右上側)は背面側固定用プレート37によって連結・固定されている。さらに、上記第1車輪ユニット25aと上記第2車輪ユニット25bのギヤボックス27、27の前面側(図3中左下側)は前面側固定用プレート39によって連結・固定されている。
次に、上記動作ユニット5であるが、図4に示すように、まず、第1ベース41と、この第1ベースの前面側(図4中下側)に固着された第2ベース43と、がある。上記第1ベース41の下側には主電子回路基板45が設置されている。この主電子回路基板45にはサッカーゲーム用ロボット1の制御を行うための各種電子部品46が実装されている。
また、上記第1ベース41にはカム駆動用ギヤボックス47が設置されている。このカム駆動用ギヤボックス47の前面側(図4中下側)には出力軸49が突出されている。上記カム駆動用ギヤボックス47の背面側(図4中上側)にはカム駆動用モータ51が設置されている。このカム駆動用モータ51の回転が上記カム駆動用ギヤボックス47内の図示しない複数のギヤによって減速され上記出力軸49を介して出力される。
上記カム駆動用ギヤボックス47の前面側にはセンサスイッチモジュール52が設置されている。このセンサスイッチモジュール52には、図5に示すように、基板53があり、この基板53上にはセンサスイッチ55が実装されている。上記センサスイッチ55には、図示しない接点が内装されたスイッチ本体57があり、このスイッチ本体57には図示しない接点を操作するスイッチ操作部材59が設置されている。上記スイッチ操作部材59の先端側(図5中上側)の図5中右側には傾斜面59aが形成されている。
また、上記カム駆動用ギヤボックス47の出力軸49に動作部材制御用カム61が設置されている。この動作部材制御用カム61は図6及び図7に示すような形状を成していて、図6に示すように、前面側の中央には円形の横断面形状を成す軸受部62aが形成されているとともに、図7に示すように、背面側の中央には六角形の横断面形状を成す軸受部62bが形成されている。上記出力軸49の横断面形状も六角形となっていて、上記出力軸49が上記軸受部62bに挿入され、上記動作部材制御用カム61が上記出力軸49と一体に回転する。
なお、上記軸受部62aと上記軸受部62bは連通されている。
また、図6(b)に示すように、上記動作部材制御用カム61の回転軸に直交する前面側(図6(b)中手前側)の中心部にはキック用カム制御面63が形成されている。このキック用カム制御面63は前面側(図6(b)中手前側)から視て環状に形成されていて、図6(b)中上側に設けられた動作規制部65と、この動作規制部65の図6(b)中反時計回り方向側に設けられた解放部67と、この解放部67の図6(b)中反時計回り方向側に設けられた復帰動作部69と、から構成されている。また、上記キック用カム制御面63は、図6(a)に示すように、前方(図6(a)中左下側)への突出量が周方向に沿って変化した構成となっていて、上記動作規制部65は最も凸の平面として設けられていて、上記解放部67は上記動作規制部65とは非連続で、最も凹の平面として設けられていて、上記復帰動作部69は、上記動作規制部と解放部67をつなぐ螺旋状傾斜面として設けられている。
また、図6(b)に示すように、上記動作部材制御用カム61の回転軸に直交する前面側(図6(b)中手前側)であって上記キック用カム制御面63の外周側には、第1防御動作用カム制御面71が形成されている。この第1防御動作用カム制御面71は前面側(図6(b)中手前側)から視て環状に形成されていて、上記キック用カム制御面63と同心円状で上記キック用カム制御面63に対して回転軸方向後方(図6(b)中奥側)に下がった位置に設けられており、図6(b)中上側に設けられた動作規制部73と、この動作規制部73の図6(b)中反時計回り方向側に設けられた解放部75と、この解放部75の図6(b)中反時計回り方向側に設けられた復帰動作部77と、から構成されている。また、上記第1防御動作用カム制御面71は、図6(a)に示すように、前方(図6(a)中左下側)への突出量が周方向に沿って変化した構成となっており、上記動作規制部73は最も凸の平面として設けられていて、上記解放部75は上記動作規制部73とは非連続で、最も凹の平面として設けられていて、上記復帰動作部77は、上記動作規制部73と上記解放部75をつなぐ螺旋状傾斜面として設けられている。
また、図6(b)に示すように、上記動作部材制御用カム61の回転軸に直交する前面側(図6(b)中手前側)であって上記第1防御動作用カム制御面71の外周側には、第2防御動作用カム制御面81が形成されている。この第2防御動作用カム制御面81は前面側(図6(b)中手前側)から視て環状に形成されていて、上記キック用カム制御面63及び第1防御動作用カム制御面71と同心円状で上記第1防御用カム制御面71に対して回転軸方向後方(図6(b)中奥側)に下がった位置に設けられており、図6(b)に示すように、図6(b)中上側に設けられた動作規制部83と、この動作規制部83の図6(b)中反時計回り方向側に設けられた解放部85と、この解放部85の図6(b)中反時計回り方向側に設けられた復帰動作部87とから構成されている。また、上記第2防御動作用カム制御面81は、図6(a)に示すように、前方(図6(a)中左下側)への突出量が周方向に沿って変化した構成となっており、上記動作規制部83は最も凸の平面として設けられていて、上記解放部85は上記動作規制部83とは非連続で、最も凹の平面として設けられていて、上記復帰動作部87は、上記動作規制部83と上記解放部85をつなぐ螺旋状傾斜面として設けられている。
また、図7に示すように、上記動作部材制御用カム61の後方側(図7(a)中左側)にはセンサスイッチ付勢部91が形成されている。このセンサスイッチ付勢部91には、図7(b)中右上側に部分的に突出された第1突出部93と、図7(b)中右下側に部分的に突出された第2突出部95が設けられている。図8に示すように、上記動作部材制御用カム61が図8中反時計方向に回転されると、上記第1突出部93が上記スイッチ操作部材59に当接し、上記第1突出部93によって上記スイッチ操作部材59が押し込まれ、上記センサスイッチ55がオフからオンになる。このとき、上記カム駆動用モータ51ひいては上記動作部材制御用カム61の回転が停止される。
また、上記第2突出部95についても同様である。
なお、図8は第2突出部95がスイッチ操作部材59を押し込んで初期位置に戻った状態を示している。
上記第1突出部93には傾斜面93aが設けられているとともに、上記第2突出部95には傾斜面95aが設けられている。一方、上記スイッチ操作部材59にも傾斜面59aが形成されている。上記傾斜面93aと傾斜面59aの相互作用により上記第1突出部93が上記スイッチ操作部材59を乗り越える動作の円滑化を図っており、同様に、上記傾斜面95aと傾斜面59aの相互作用により上記第2突出部95が上記スイッチ操作部材59を乗り越える動作の円滑化を図っている。
図4に示すように、上記第2ベース43にはT字型の横断面形状を成す支持部材取付部100、100が形成されていて、上記支持部材取付部100、100には第1防御動作用主軸支持部材101、101が係合されている。これら第1防御動作用主軸支持部材101、101によって動作部材としての第1防御動作用主軸103が軸支されている。
図4に示すように、この第1防御動作用主軸103の図4中左右方向中央付近には第1防御動作用カム付勢部105が図4中上側に突出・形成されている。図4、図9に示すように、動作部材用弾性部材としての第1防御動作用バネ107が上記第1防御動作用主軸103に挿通されている。図10に示すように、上記第1防御動作用バネ107の下端部107aは上記第2ベース43の前面(図10中右側の面)に当接されていて、一方、上端部107bは上記第1防御動作用カム付勢部105に形成されたばね固定部105aに当接されている。上記第1防御動作用バネ107によって上記第1防御動作用主軸103が図10中反時計方向に回転・付勢され、それによって、上記第1防御動作用カム付勢部105が上記動作部材制御用カム61の第1防御動作用カム制御面71に圧接されている。
また、上記第1防御動作用主軸103の両端には、端部キャップ119、119が固着されている。また、これら端部キャップ119、119には、図示しない第1防御動作用部材が設置され、上記第1防御動作用主軸103の回転により上記図示しない第1防御動作用部材が回転動作される。
また、動作部材としてのキック用アーム111が、上記第1防御動作用主軸103によって回転可能に支持されている。このキック用アーム111には、キック用カム付勢部113が図4中上側に向けて突出・形成されている。また、図4、図9に示すように、動作部材用弾性部材としてのキック用バネ115が上記第1防御動作用主軸103に挿通されている。図11に示すように、上記キック用バネ115の下端部115aは上記第2ベース43の前面(図11中右側の面)に当接されていて、一方、上端部115bは上記キック用アーム111に形成されたばね固定部112に当接されている。上記キック用バネ115によって上記キック用アーム111は図11(a)中反時計方向に回転・付勢されており、それによって、上記キック用カム付勢部113が上記動作部材制御用カム61のキック用カム制御面63に圧接されている。
また、上記キック用アーム111の先端側(図4中下側)にはキック用部材117が取り付けられている。
上記カム駆動用ギヤボックス47の前面側と第2ベース43に跨ってカムカバ121が設置されている。このカムカバ121の内側には図示しないカム用支持軸が設けられていて、このカム用支持軸が上記動作部材制御用カム61の軸受部62aに挿入される。上記動作部材制御用カム61は、既に説明した出力軸49と上記カム用支持軸によって両端支持されている。
なお、上記カムカバ121と上記第1ベース41、上記第2ベース43、及び、上記カム駆動用ギヤボックス47によってロボット本体124が構成されている。
図4に示すように、上記カムカバ121の図4中上側にはT字型の横断面形状を成す支持部材取付部126、126が形成されていて、上記支持部材取付部126、126には第2防御動作用主軸支持部材123、123が係合されている。これら第2防御動作用主軸支持部材123、123によって動作部材としての第2防御動作用主軸125が軸支されている。図4に示すように、この第2防御動作用主軸125の図4中左右方向中央付近には第2防御動作用カム付勢部127が図4中下側に向けて突出・形成されている。また、図4、図12に示すように、第2防御動作用バネ129が上記第2防御動作用主軸125に挿通されている。図13に示すように、上記第2防御動作用バネ129の下端部129aは上記カム駆動用ギヤボックス47の図13中上側の面に当接されていて、一方、上端部129bは上記第2防御動作用主軸125に設けられたばね固定部130に当接されている。上記第2防御動作用主軸125は、上記第2防御動作用バネ129によって、図13(a)中時計方向に回転・付勢されており、それによって、上記第2防御動作用カム付勢部127が上記動作部材制御用カム61の第2防御動作用カム制御面81に圧接されている。
また、上記第2防御動作用主軸125の両端には、端部キャップ131、131が固着されている。また、これら端部キャップ131、131には、図示しない第2防御動作用部材が設置され、上記第2防御動作用主軸125の回転により上記図示しない第2防御動作用部材が回転動作される。
そして、上記動作部材制御用カム61を回転させると、上記第1防御動作用主軸103、上記キック用アーム111、上記第2防御動作用主軸125が、上記動作部材制御用カム61の第1防御動作用カム制御面71、キック用カム制御面63、第2防御動作用カム制御面81によって、第1防御動作用バネ107、キック用バネ115、第2防御動作用バネ129のばね力に抗して回転動作される。
また、上記第1防御動作用主軸103の動作のタイミングは上記第1防御動作用制御面71の動作規制部73、解放部75、及び、復帰動作部77の周方向の大きさや位置によって規定され、上記キック用アーム111の動作のタイミングは上記キック用制御面63の動作規制部65、解放部67、及び、復帰動作部69の周方向の大きさや位置によって規定され、上記第2防御動作用主軸125の動作のタイミングは上記第2防御動作用制御面81の動作規制部83、解放部85、及び、復帰動作部87の周方向の大きさや位置によって規定される。
なお、既に説明したカムカバ121には前面側開口部122aと上面側開口部122bが形成されている。上記キック用アーム111の上記キック用カム付勢部113は、上記前面側開口部122aを通して、上記動作部材制御用カム61のキック用カム制御面63に圧接され、上記第1防御動作用主軸103の第1防御動作用カム付勢部105は、上記前面側開口部122aを通して、上記動作部材制御用カム61の第1防御動作用カム制御面71に圧接され、上記第2防御動作用主軸125の第2防御動作用カム付勢部127は、上記上面側開口部122bを通して、上記動作部材制御用カム61の第2防御動作用カム制御面81に圧接されている。
次に、サッカーゲーム用ロボット1の作用について説明する。
まず、図示しない使用者が携帯するコントローラ(図示せず)を操作することにより、サッカーゲーム用ロボット1に制御信号が出力され、それによって、移動、キック動作、第1防御動作、及び、第2防御動作が行われる。
まず、上記サッカーゲーム用ロボット1の移動について説明する。第1車輪ユニット25a、第2車輪ユニット25bの車輪31、31を同方向に回転させれば、上記サッカーゲーム用ロボット1は前進又は後退を行う。
また、上記第1車輪ユニット25a、第2車輪ユニット25bの車輪31、31をそれぞれ異なる方向に回転させれば、上記サッカーゲーム用ロボット1は旋回動作を行う。
また、上記旋回動作において、上記第1車輪ユニット25a、第2車輪ユニット25bの何れか一方のみを動作させれば、前記旋回動作よりも旋回半径の大きい旋回動作が行われる。
また、上記第1車輪ユニット25a、第2車輪ユニット25bのそれぞれの車輪31、31を同方向に回転させ、その際、両者の回転数を相対的に増減させることで前進又は後退しながらの旋回動作が行われる。
また、上記車輪31、31の回転速度の制御により、上記サッカーゲーム用ロボット1の移動速度や旋回速度が制御される。
次に、上記サッカーゲーム用ロボット1のキック動作、第1防御動作、及び、第2防御動作について説明する。
上記サッカーゲーム用ロボット1は、常時は、図15に示すような待機状態にある。このとき、キック用アーム111のキック用カム付勢部113は動作部材制御用カム61のキック用カム制御面63の動作規制部65に圧接されている。また、第1防御動作用主軸103の第1防御動作用カム付勢部105は動作部材制御用カム61の第1防御動作用カム制御面71の動作規制部73に圧接されている。さらに、第2防御動作用主軸125の第2防御動作用カム付勢部127は動作部材制御用カム61の第2防御動作用カム制御面81の動作規制部83に圧接されている。
そして、上記キック用アーム111はキック用部材117を後側(図15(c)中左側)に退避させた状態にあり、上記第1防御動作用主軸103と上記第2防御動作用主軸125は待機状態の角度のまま回転されずに保持されている。
また、この状態では、センサスイッチ付勢部91の第2突出部95がセンサスイッチ55のスイッチ操作部材59を押し込んだ状態にある。
そのような待機状態で、使用者が図示しない操作用コントローラを操作することにより、カム駆動用モータ51が動作され、上記動作部材制御用カム61が図15(a)中時計方向に回転・駆動される。この動作部材制御用カム61の回転よって、上記第2防御動作用主軸125の第2防御動作用カム付勢部127が上記動作部材制御用カム61の第2防御動作用カム制御面81の動作規制部83から解放部85に移動して圧接される。それによって、上記第2防御動作用主軸125が図15(c)中時計方向に回転されて第2防御動作が行われる。
このとき、上記キック用アーム111のキック用カム付勢部113も上記動作部材制御用カム61のキック用制御面63の動作規制部65から解放部67に移動されて圧接される。それによって、上記キック用アーム111が図15(c)中反時計方向に回転されて上記第2防御動作と同時にキック動作も行われる。上記第2防御動作と上記キック動作が行われた状態を図16に示す。この状態では、図16(b)に示すように、上記センサスイッチ55は押されておらず、上記動作部材制御用カム61の回転が継続されている。
上記第2防御動作と上記キック動作が行われた状態から、上記動作部材制御用カム61が図16(a)中時計方向にさらに回転・駆動されると、上記第1防御動作用主軸103の第1防御動作用カム付勢部105が上記動作部材制御用カム61の第1防御動作用カム制御面71の動作規制部73から解放部75に移動して圧接される。それによって、上記第1防御動作用主軸103が図16(c)中反時計方向に回転されて第1防御動作が行われる。
上記第1防御動作が行われた状態を図17に示す。
すなわち、上記第2防御動作とキック動作が同時に行われた後で第1防御動作が行われる。
なお、図17(b)に示すように、この状態でも上記センサスイッチ55は押されておらず、上記動作部材制御用カム61の回転が継続されている。
上記動作部材制御用カム61が図17(a)中時計方向にさらに回転・駆動されると、上記第1防御動作用主軸103の第1防御動作用カム付勢部105が、上記動作部材制御用カム61の第1防御動作用カム制御面71の解放部75から復帰動作部77に移動して圧接され、次に、上記キック用アーム111のキック用カム付勢部113が、上記動作部材制御用カム1のキック用カム制御面63の解放部67から復帰動作部69に移動して圧接される。
上記動作部材制御用カム61が図17(a)中時計方向にさらに回転・駆動されると、上記第1防御動作用主軸103の第1防御動作用カム付勢部105が上記動作部材制御用カム61の第1防御動作用カム制御面71の復帰動作部77から動作規制部73に移動して圧接され、次に、上記キック用アーム111のキック用カム付勢部113が上記動作部材制御用カム1のキック用カム制御面63の復帰動作部69から動作規制部65に移動して圧接される。すなわち、先に上記第1防御動作用主軸103が待機状態に戻ってから、上記キック用アーム111が待機状態に戻る。その様子を図18に示す。
この状態では、図18(b)に示すように、上記動作部材制御用カム61のセンサスイッチ付勢部91の第1突出部93がセンサスイッチ55のスイッチ操作部材59を押し込んだ状態となっている。このように上記センサスイッチ55がオフからオンに変化した状態が検出されると、上記カム駆動用モータ51ひいては上記動作部材制御用カム61の回転が一旦停止される。すなわち、上記第2防御動作とキック動作が同時に行われた後で第1防御動作が行われた後、上記第1防御動作用主軸103と上記キック用アーム111が再び待機状態に戻ったときに、一旦、動作が停止される。
図18に示す状態から、使用者が操作用コントローラを再度操作することにより、上記カム駆動用モータ51が動作され、上記動作部材制御用カム61が図18(a)中時計回り方向に回転・駆動される。それによって、上記第2防御動作用主軸125の第2防御動作用カム付勢部127が、上記動作部材制御用カム1の第2防御動作用カム制御面81の解放部85から復帰動作部87に移動して圧接される。上記動作部材制御用カム61が図18(a)中時計向にさらに回転・駆動されると、上記第2防御動作用主軸125の第2防御動作用カム付勢部127が上記動作部材制御用カム1の第2防御動作用カム制御面81の復帰動作部87から動作規制部83に移動して圧接され、上記第2防御動作用主軸125も待機状態へと戻る。すなわち、再び、図15に示す初期状態へと戻る。
また、この状態では、図15(b)に示すように、上記動作部材制御用カム61のセンサスイッチ付勢部91の第2突出部95がセンサスイッチ55のスイッチ操作部材59を押込んだ状態となっている。このように上記センサスイッチ55がオフからオンに変化した状態が検出されると、上記カム駆動用モータ51ひいては上記動作部材制御用カム61の回転が停止される。すなわち、初期の待機状態に戻って動作が停止される。
なお、図15や図18に示す状態から、使用者が操作用コントローラを再度操作することにより、上記カム駆動用モータ51が動作されると、上記第1突出部93や第2突出部95が上記センサスイッチ55から離れ、上記センサスイッチ55がオンからオフになるが、このときには上記カム駆動用モータ51は停止されない。
次に、この一実施の形態による効果について説明する。
まず、構成の複雑化、装置の大型化を来すことなく、より複雑な動作を行うことができるようになり、サッカーゲームとしての面白さ、遊戯性を高めることができる。
より具体的に説明すると、まず、サッカーゲーム用ロボット1の動作をみると、移動は別として、キック動作、第1防御動作、第2防御動作の3種類となり、従来のキック動作とボール保持動作に比べてより複雑化している。
また、上記キック動作、第1防御動作、第2防御動作は、上記動作部材制御用カム61にそれぞれ別個に設けられたキック用カム制御面63、第1防御動作用カム制御面71、第2防御動作用カム制御面81によって個別に制御されるようになっており、従来のように一つの共通のカム制御面によって制御される場合に比べてより複雑な動作が実現可能になっている。例えば、第2防御動作とキック動作を略同時に行わせるようなことができるようになった。
その際、上記キック用カム制御面63、第1防御動作用カム制御面71、第2防御動作用カム制御面81は、上記動作部材制御用カム61の回転軸に直交する前面側に同心状かつ回転軸方向後方(図6(b)中奥)に順次ずらして設けられているので、構成の複雑化、大型化を来すこともない。
また、キック用カム制御面63、第1防御動作用カム制御面71、第2防御動作用カム制御面81の構成が異なる複数種類の動作部材制御用カム61を用意しておけば、キック動作、第1防御動作、第2防御動作のタイミングや動作時間が異なる様々な動作を行う複数種類のサッカーゲーム用ロボットを提供することができる。
また、センサスイッチ55が設置されていて、上記動作部材制御用カム61にはセンサスイッチ付勢部91が設けられていて、上記センサスイッチ55がオフからオンに変化したときにカム駆動用モータ51を一旦停止させるようにしたため、所定のタイミングで動作が停止されるより複雑な動作を行うことができる。また、上記センサスイッチ付勢部91には第1突出部93と第2突出部95が形成されているので、所定の2箇所において動作を一旦停止させることができ、更に複雑な動作を行うことができるようになっている。
また、動作部材制御用カム61は出力軸49とカムカバ121の内側の図示しないカム用支持軸によって両端から支持される構成になっているので、撓みに起因した動作不良や故障を防止することができる。
また、第1防御動作用主軸103にキック用アーム111が回転可能に支持されているため、キック用アーム111用の軸を別途設ける必要はなく、それによっても、構成の簡略化、小型化を図ることができる。
なお、本発明は前記一実施の形態に限定されない。
まず、前記一実施の形態の場合には、動作部材制御用カムの前面側に3つのカム制御面を形成したが、2つのカム制御面を形成して2つの動作部材を制御する構成、4つ以上のカム制御面を形成して4つ以上の動作部材を制御する構成も考えられる。
又、前記一実施の形態の場合には、本願発明をサッカーゲーム用ロボットに適用した例を説明し、その際、動作の種類として第1防御動作、第2防御動作、キック動作として説明したが、それに限定されるものではなく、ヘディング動作、ボール保持動作、パス動作、等、様々な種類の動作が考えられる。
又、前記一実施の形態の場合には、本願発明をサッカーゲーム用ロボットに適用した例を説明したが、それに限定されるものではなく、様々な玩具としてのロボットに適用可能である。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
本発明はロボット玩具に係り、特に、構成の複雑化、装置の大型化を来すことなく、より複雑な動作を行うことができるように工夫したものに関し、例えば、サッカーゲームに使用されるサッカーゲーム用ロボットに好適である。
1 サッカーゲーム用ロボット(ロボット玩具)
41 第1ベース(ロボット本体の一部)
43 第2ベース(ロボット本体の一部)
47 カム駆動用ギヤボックス(ロボット本体の一部)
55 センサスイッチ
61 動作部材制御用カム
63 キック用カム制御面
65 動作規制部
67 解放部
69 復帰動作部
71 第1防御動作用カム制御面
73 動作規制部
75 解放部
77 復帰動作部
81 第2防御動作用カム制御面
83 動作規制部
85 解放部
87 復帰動作部
91 センサスイッチ付勢部
93 第1突出部
95 第2突出部
103 第1防御動作用主軸(動作部材)
105 第1防御動作用カム付勢部
107 第1防御動作用バネ(動作部材用弾性部材)
111 キック用アーム(動作部材)
113 キック用カム付勢部
115 キック用バネ(動作部材用弾性部材)
121 カムカバ(ロボット本体の一部)
124 ロボット本体
125 第2防御動作用主軸(動作部材)
127 第2防御動作用カム付勢部
129 第2防御動作用バネ(動作部材用弾性部材)

Claims (12)

  1. ロボット本体と、
    上記ロボット本体に動作可能に取り付けられた複数の動作部材と、
    上記ロボット本体と上記動作部材との間に設けられ上記動作部材を所定の方向に付勢する動作部材用弾性部材と、
    上記ロボット本体に回転可能に取り付けられ回転軸に直交する面に上記複数の動作部材に対応する複数のカム制御面を備えた動作部材制御用カムと、
    を具備したことを特徴とするロボット玩具。
  2. 請求項1記載のロボット玩具において、
    上記複数のカム制御面は同心円状に設けられていることを特徴とするロボット玩具。
  3. 請求項2記載のロボット玩具において、
    上記複数のカム制御面は上記動作部材制御用カムの回転軸方向に順次ずらして設けられていることを特徴とするロボット玩具。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載のロボット玩具において、
    上記動作部材が3個以上設置され、上記カム制御面も上記動作部材に対応して3個以上設けられていることを特徴とするロボット玩具。
  5. 請求項1〜請求項4の何れかに記載のロボット玩具において、
    上記動作部材制御用カムを回転駆動させるカム駆動用モータとセンサスイッチが設置されていて、
    上記動作部材制御用カムには上記センサスイッチをオン/オフさせるセンサスイッチ付勢部が設けられていて、
    上記センサスイッチ付勢部によって上記センサスイッチのオン/オフ状態が変化したときに上記カム駆動用モータの回転を停止させるようにしたことを特徴とするロボット玩具。
  6. 請求項5記載のロボット玩具において、
    上記センサスイッチ付勢部には複数の突出部が設けられていて、
    上記突出部によって上記センサスイッチをオン/オフさせることを特徴とするロボット玩具。
  7. 請求項1〜請求項6の何れかに記載のロボット玩具において、
    上記複数の動作部材にはカム付勢部がそれぞれ設けられていて、上記それぞれのカム付勢部が上記動作部材用弾性部材により上記動作部材制御用カムのカム制御面に圧接されていることを特徴とするロボット玩具。
  8. 請求項1〜請求項7の何れかに記載のロボット玩具において、
    上記カム制御面は上記動作部材制御用カムの回転軸方向に凹凸状に形成されていて最も凸の動作規制部と最も凹の解放部と上記動作規制部と解放部をつなぐ復帰動作部とから構成されていること特徴とするロボット玩具。
  9. 請求項1〜請求項8の何れかに記載のロボット玩具において、
    上記ロボット本体には上記動作部材制御用カムを覆うカムカバが取り付けられていて、上記動作部材制御用カムは上記ロボット本体と上記カムカバの間にその両端を支持された状態で設置されていることを特徴とするロボット玩具。
  10. 請求項1〜請求項9の何れかに記載のロボット玩具において、
    サッカーゲーム用ロボットであることを特徴とするロボット玩具。
  11. 請求項10記載のロボット玩具において、
    上記動作部材はキック用アームと第1防御動作用主軸と第2防御動作用主軸であることを特徴とするロボット玩具。
  12. 請求項11記載のロボット玩具において、
    上記キック用アームは上記第1防御動作用主軸に回転可能に取り付けられていることを特徴とするロボット玩具。
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