JP2020043741A - 電動発電機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発電時に効率的な降圧動作が行えるコンパクトな構造の電動発電機の制御装置を、安価で実現する。【解決手段】電動発電機3の制御装置である。永久磁石30dが設けられたモータ30を駆動制御するインバータ10、インバータ10と低電圧電源4とに入出力される電圧を変換するコンバータ20、これらを制御するPCM5を備える。コンバータ20は、第1スイッチング素子21a、第2スイッチング素子21b、第1ダイオード22a、第2ダイオード22b、コイル23’を有している。第2スイッチング素子21bに、第1スイッチング素子21aよりも電流容量が小さいスイッチング素子が用いられ、かつ、第1ダイオード22aに、前記第2ダイオード22bよりも電流容量が小さいダイオードが用いられている。【選択図】図6

Description

開示する技術は、ハイブリッド車に好適で、電動機および発電機のいずれにも利用できる電動発電機の制御装置に関する。
特許文献1には、昇降圧コンバータの問題点を解消する技術が開示されている。具体的には、昇降圧コンバータは、コストが高く、適用するシステムが大型化するという問題がある。また、スイッチング損失や抵抗損失により、効率が低下するという問題もある。
そこで、特許文献1の発明では、直流電源を複数設け、スイッチに負担を掛けることなく、これらの接続を切り替えることにより、段階的に直流電圧を切り替えるようにしている。そうすることで、システムの大型化や高コストといった、昇降圧コンバータの問題点を解消している。
特開2017−17825号公報
ハイブリッド車など、自動車の駆動源に電動機を用いる場合、トルクおよび回転数の双方において、幅広い駆動力が要求される。例えば、始動時などの低速時には、エンジンの始動や発進に用いるため、高トルクが必要になる。一方、平地や下りでの高速走行時などには、高トルクは必要ないが、高回転が必要になる。
通常、ハイブリッド車では、電動機は、駆動源としてだけでなく、発電機としても利用される。すなわち、電動機は、制動時に回生することにより、運動エネルギーを電気エネルギーとして回収する(電動発電機)。
このような電動発電機のモータ(通常は永久磁石同期モータ)では、高トルクを確保するために、一般に、巻線(ステータコイル)の巻き数を相対的に多くして、強い磁力が発生できるように設計されている。
巻線の巻き数が多くなると、モータの回転を妨げる逆起電力も大きくなる。高電圧な電源であれば、逆起電力が大きくなっても、モータに対して十分な電力を供給できる。しかし、近年では、低電圧な電源(例えば、60V以下)を用いて駆動するハイブリッド車が増加する傾向にある。
このような低電圧電源では、逆起電力が大きくなると、電力が不足して高回転での駆動が困難になる。そのため、低電圧電源を用いた場合には、モータを高回転で駆動するために、逆起電力を弱める制御、いわゆる弱め磁束制御(弱め界磁制御ともいう)が、広い回転数の範囲で行われている。ところが、弱め磁束制御を行う場合、逆起電力を弱めるために、所定の制御電流をモータに供給する必要がある。それにより、モータの駆動効率や発電効率が低下するという問題がある。
弱め磁束制御を行うことなく、上述したモータを高回転で駆動する方法として、昇降圧コンバータを用いることが考えられる。昇降圧コンバータを用いれば、低電圧電源であっても、その電圧を昇圧してモータを高回転で駆動できる。また、高回転のモータで発生する高い発電電圧を降圧して低電圧電源に回収、すなわち回生することができる。
回生は、自動車が減速する制動時に行われる。減速は、通常、自動車が高速走行しているときに行われるため、モータが低回転で運転しているときよりも高回転で運転しているときの方が、時間的な頻度は大きい。従って、高い発電効率を確保するためには、モータの回転数が高いときに、昇降圧コンバータで効率的な降圧動作を行うことが必要になる。
ところが、昇降圧コンバータでは、詳細は後述するが、昇圧動作との関係で、降圧動作の効率を妨げる様々な問題がある。そのため、電動発電機に用いた場合、昇降圧コンバータには、高コストや大型化といった問題だけでなく、降圧動作に関しても改善の余地があった。
そこで開示する技術の目的は、主に、発電時に効率的な降圧動作が行えるコンパクトな構造の電動発電機の制御装置を、安価で実現することにある。
開示する技術は、電動発電機の制御装置に関する。
前記電動発電機の制御装置は、永久磁石が設けられたロータ、および複数の異なる巻線群が設けられたステータを有するモータと、前記モータの運転状態を検出する計測部と、前記モータを駆動制御するインバータと、前記インバータに接続されている低電圧電源と、前記インバータと前記低電圧電源との間に介在して、双方に入出力される電圧を変換するコンバータと、前記計測部から入力される信号に基づいて、前記インバータおよび前記コンバータに信号を出力して制御する制御部と、を備える。
前記コンバータは、前記インバータの高電圧側および低電圧側の各々に入出力する上側配線および下側配線に接続されたアームと、前記アームの高電圧側から順に直列に接続された第1スイッチング素子および第2スイッチング素子と、前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子の各々と逆並列に接続された第1ダイオードおよび第2ダイオードと、前記アームにおける前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子の間に接続されて前記低電圧電源の高電圧側に入出力する中間配線に設置されたコイルと、を有している。そして、前記第2スイッチング素子に、前記第1スイッチング素子よりも電流容量が小さいスイッチング素子が用いられ、かつ、前記第1ダイオードに、前記第2ダイオードよりも電流容量が小さいダイオードが用いられている。
すなわち、この電動発電機の制御装置では、いわゆる永久磁石型モータを駆動制御するインバータと低電圧電源との間に、双方に入出力する電圧を変換するコンバータが備えられている。コンバータは、従来の昇降圧コンバータと同様に、第1スイッチング素子、第2スイッチング素子、第1ダイオード、第2ダイオード、コイルなどを有している。
従って、低電圧電源の定格電圧が低くても、コンバータで電圧を変換することにより、低電圧電源の電圧を昇圧して、高い電圧でモータを駆動したり、回生時にモータで得られる高い電圧を降圧して適切な電圧に調整し、低電圧電源に回収したりできる。
そして、このコンバータの場合、従来の昇降圧コンバータとは異なり、第2スイッチング素子に、第1スイッチング素子よりも電流容量が小さいスイッチング素子が用いられ、かつ、第1ダイオードに、第2ダイオードよりも電流容量が小さいダイオードが用いられている。
従来の昇降圧コンバータの場合、1つの電気回路で昇圧および降圧の双方の動作が行われる。そのため、電気回路に設置されているコイルなどの所定の素子は、より高性能が求められる昇圧動作に合わせて設計する必要がある。そのため、降圧動作からすると、仕様が過剰になり、高コストや大型化を招くなどのデメリットだけでなく、降圧動作の効率が低下する問題がある。
それに対し、この電動発電機の制御装置では、上述したように、所定のスイッチング素子の電流容量が低減され、電気回路が降圧動作に特化した構造になっている。それにより、電気回路を簡素化しながら降圧動作の効率を向上できる。コンバータがコンパクトになり、部材コストも低減するので、高性能で小型の制御装置を安価で実現できる。
前記制御部は、前記モータが所定の回転数以上で駆動するときに、前記インバータに信号を出力することにより、前記モータに弱め磁束電流を供給する弱め磁束制御を実行する、としてもよい。
コンバータを降圧動作に特化させると、それに伴って、コンバータの昇圧性能が低下する。そのため、モータで発生する逆起電力が増加する高回転になると、モータを駆動することは難しくなる。それに対し、この制御装置では、モータが所定の回転数以上で駆動するときは、弱め磁束制御が行われる。弱め磁束制御を行えば、モータの逆起電力を弱めることができるので、コンバータの昇圧性能が低下しても、それを補完することができる。従って、コンバータを降圧動作に特化させても、高回転でモータを駆動することができる。
前記制御部は、前記モータの回転数が高くなるほど、前記弱め磁束電流が大きくなるように制御する、としてもよい。
モータの回転数が高くなるほど、逆起電力は大きくなる。一方、弱め磁束電流を大きくすれば、それに応じて逆起電力を弱めることができる。従って、モータの回転数の増加に合わせて弱め磁束電流を大きくすれば、モータを高回転で効率よく駆動することができる。
電動発電機の制御装置は、上述した構造から更に簡略化することが可能である。
例えば、その電動発電機の制御装置は、永久磁石が設けられたロータ、および複数の異なる巻線群が設けられたステータを有するモータと、前記モータの運転状態を検出する計測部と、前記モータを駆動制御するインバータと、前記インバータに接続されている低電圧電源と、前記インバータと前記低電圧電源との間に介在して、双方に入出力される電圧を変換するコンバータと、前記計測部から入力される信号に基づいて、前記インバータおよび前記コンバータに信号を出力して制御する制御部と、を備える。
前記コンバータは、前記インバータの高電圧側に入出力する上側配線に接続された上側アームと、前記上側アームと直列に接続されて、前記インバータの低電圧側に入出力する下側配線に接続された下側アームと、前記上側アームと前記下側アームの間に接続されて前記低電圧電源の高電圧側に入出力する中間配線に設置されたコイルと、を有している。前記上側アームには、1つのスイッチング素子および当該スイッチング素子と逆並列に接続された第1ダイオードが設置され、前記下側アームには、カソード側を高電圧側に向けた第2ダイオードのみが設置されている。
そして、前記制御部が、前記コンバータに信号を出力することにより、電動機として前記モータが所定の回転数以上で運転するときには、前記インバータに信号を出力することにより、前記モータに弱め磁束電流を供給する弱め磁束制御を実行し、発電機として前記モータが運転する時には、前記スイッチング素子および前記コイルを通じて降圧しながら前記低電圧電源に電流を供給する。
すなわち、この電動発電機の制御装置の場合、コンバータは、降圧専用とされ、昇圧動作は行わない。その代わりに、その電気回路は更に簡略化されており、更に降圧動作の効率を向上できる。従って、よりいっそう高性能で小型の制御装置を安価で実現できる。
簡略化した電動発電機の制御装置は、異なる構造で実現することも可能である。
例えば、その電動発電機の制御装置は、永久磁石が設けられたロータ、および複数の異なる巻線群が設けられたステータを有するモータと、前記モータの運転状態を検出する計測部と、前記モータを駆動制御するインバータと、前記インバータに接続されている低電圧電源と、前記インバータと前記低電圧電源との間に介在して、双方に入出力される電圧を変換するコンバータと、前記計測部から入力される信号に基づいて、前記インバータおよび前記コンバータに信号を出力して制御する制御部と、を備える。
前記コンバータは、前記インバータの高電圧側に入出力する上側配線に接続されるとともに、コレクタ側を高電圧側に向けた1つのスイッチング素子のみが設置された上側アームと、前記上側アームと直列に接続されて、前記インバータの低電圧側に入出力する下側配線に接続されるとともに、カソード側を高電圧側に向けた1つのダイオードのみが設置された下側アームと、前記上側アームと前記下側アームの間に接続されて前記低電圧電源の高電圧側に入出力する中間配線に設置されたコイルと、前記スイッチング素子および前記コイルと並列になるように、前記上側配線と前記中間配線とに接続されるとともに、カソード側を前記インバータの高電圧側に向けた1つのダイオードのみが設置された迂回アームと、を有している。
そして、前記制御部が、前記コンバータに信号を出力することにより、電動機として前記モータが所定の回転数以上で運転するときには、前記迂回アームを通じて前記インバータに電流を供給し、発電機として前記モータが運転する時には、前記スイッチング素子および前記コイルを通じて降圧しながら前記低電圧電源に電流を供給する。
この電動発電機の制御装置の場合も、コンバータは、降圧専用とされ、昇圧動作は行わない。モータを駆動する電流の流れる経路が、先の電動発電機の制御装置と異なる。すなわち、モータを駆動する電流は、迂回アームを通じて上側配線に流れる。コイルを迂回して流れるので、先の電動発電機の制御装置よりも損失を低減できる。
開示する技術によれば、コンバータの回路を大幅に簡素化できるうえに、発電時に効率的な降圧動作が行える。従って、コンパクトで安価な電動発電機の制御装置が実現できる。
開示する技術を適用した車両の要部を示す概略図である。 制御装置の主な構成を示すブロック図である。 モータの主な構成を示す模式図である。 モータの巻線構造を示す模式図である。 モータの運転領域を示す図である。 一般的な昇降圧コンバータにおける昇圧動作を説明する概略図である。 一般的な昇降圧コンバータにおける降圧動作を説明する概略図である。 実施形態におけるコンバータの電気回路の要部構成を示す概略図である。 実施形態の制御装置における力行時の制御例である。 実施形態の制御装置における回生時の制御例である。 変形例1におけるコンバータの電気回路の要部構成を示す概略図である。 変形例1の制御装置におけるモータの運転領域を示す図である。 変形例1の制御装置における力行時の制御例である。 変形例2におけるコンバータの電気回路の要部構成を示す概略図である。
以下、開示する技術の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物あるいはその用途を制限するものではない。
<車載例>
図1に、開示する技術を適用した車両1を示す。例示の車両1は、いわゆるハイブリッド車である。車両1には、エンジン2、電動発電機3、低電圧電源4、PCM5(制御部の一例)などが搭載されている。電動発電機3は、インバータ10、コンバータ20、モータ30などで構成されている。そして、電動発電機3を制御する制御装置は、これら装置10,20,30とともに、PCM5や、後述するセンサ9a〜9eなどを含んで構成されている。
エンジン2は、燃料を燃焼することによって車両1の動力を発生させる周知の内燃機関である。エンジン2には、燃料タンクや吸排気システムなどが付設されている(これらは公知であるため、図示は省略)。エンジン2のクランクシャフト2aは、クラッチ6を介してモータ30の回転軸30aに直列した状態で連結されている。モータ30の回転軸30aは、トランスミッション7、デファレンシャルギア8等を介して、車両1の駆動輪1aに接続されている。トランスミッション7は、クラッチとしても機能する。
クラッチ6を連結した状態で、エンジン2を駆動することにより、車両1は、通常の車両1と同様に、燃料の燃焼によって走行することができる。また、クラッチ6を切り離した状態で、モータ30を駆動することにより、電動で走行することもできる。更に、クラッチ6を連結した状態で、エンジン2およびモータ30を駆動することにより、車両1は、燃料の燃焼と電動の双方で走行することができる。
例えば、エンジン2が停止または一時停止しているときには、トランスミッション7を遮断かつクラッチ6を連結した状態で、モータ30を駆動する。それにより、エンジン2を始動させることができる。その状態から、トランスミッション7を連結することで、車両1の発進時に、モータ30でエンジン2の出力トルクをアシストすることができる。
また、車両1の制動時に、例えばクラッチ6を切り離した状態にすることで、駆動輪1aの回転力でモータ30を回転させることができる。それにより、モータ30を発電機として機能させ、運動エネルギーを電気エネルギーとして低電圧電源4に回収することもできる。この車両1は、いわゆるパラレル式のハイブリッド車である。
低電圧電源4は、直流電源である。低電圧電源4の具体例は、例えば、充放電が可能な二次電池である。低電圧電源4には、ハイブリッド車や電気自動車で一般的な直流60Vを超える高電圧な電源とは異なり、例えば48Vの、比較的低い電圧(定格電圧)が用いられている。
低電圧電源4は、インバータ10およびコンバータ20を介して、モータ30と電気的に接続(以下、単に接続ともいう)されている。インバータ10は、直流電力を交流電力に変換して出力する装置である。インバータ10は、モータ30を駆動制御する。
コンバータ20は、インバータ10と低電圧電源4との間に介在するように配置されている。コンバータ20は、インバータ10または低電圧電源4と一体的に配置してもよい。コンバータ20は、インバータ10および低電圧電源4の双方に入出力される直流電圧を変換する。コンバータ20は、いわゆるDC/DCコンバータである。
PCM5(パワートレイン制御モジュール)は、例えば、エンジン2やモータ30の駆動を制御するなど、車両1の運転を総合的に制御する装置である。PCM5は、周知のマイクロコンピュータをベースとするコントローラーであって、図2に示すように、プログラムを実行するCPU5aと、RAMやROMなどによって構成されていてプログラムおよびデータを格納するメモリ5bと、電気信号の入出力をする入出力バス5c(I/Oバス)と、を備えている。
PCM5には、エンジン2やモータ30の運転状態を検出する各種のセンサ(計測部の一例)が接続されている。例えば、クランク角センサ9b(エンジン2に取り付けられかつ、クランクシャフト2aの回転角を計測するセンサ)、アクセル開度センサ9c(車両1のアクセルペダル機構に取り付けられかつ、アクセルペダルの操作量に対応したアクセル開度を計測するセンサ)などが接続されている。
更に、モータセンサ9a(レゾルバ等、モータ30に取り付けられかつ、回転軸30aの回転角度を計測するセンサ)、電流センサ9d(インバータ10に取り付けられかつ、インバータ10を入出力する電流の大きさを計測するセンサ)、電圧センサ9e(インバータ10に取り付けられかつ、インバータ10から出力される電圧の大きさを計測するセンサ)なども、PCM5に接続されている。車両1の運転中は、これらセンサから出力される検出信号が、常時、PCM5に入力されるように構成されている。
PCM5は、また、インバータ10およびコンバータ20と接続されている。PCM5は、上述したセンサ9a〜9eなどから入力される検出信号に基づいて、インバータ10およびコンバータ20に制御信号を出力し、インバータ10およびコンバータ20を制御する。それにより、モータ30は、車両1の運転状態に応じて駆動制御される。
(モータ30、インバータ10、コンバータ20)
図3Aに、モータ30、インバータ10、およびコンバータ20を模式的に示す。本実施形態のモータ30は、いわゆる永久磁石同期モータである。モータ30は、ステータ30bおよびロータ30cを有している。ロータ30cは、回転軸30aと一体に設けられている。ロータ30cには、その全周にわたって複数の永久磁石30dが等間隔に配置されている。これら永久磁石30dは、N極とS極とが周方向および径方向の各々に交互に並ぶように配置されており、ロータ30cの磁極を構成している。
ステータ30bは、略円筒状に構成されており、その内周面が、ロータ30cの外周面と僅かな隙間を隔てて対向するように、ロータ30cの周囲に配置されている。ステータ30bは、磁性体からなるステータコア30eと、複数のコイル30fと、を有している。ステータコア30eは、その全周にわたって複数のスロットが等間隔に配置されている。コイル30fは、これらスロットを通じ、所定の順序で被覆電線を巻回することによって構成されている。
それにより、ステータ30bには、図3Bに示すように、U相群、V相群、およびW相群からなる、3つの異なる巻線群50が設けられている。これら巻線群50は、互いに中性点51で接続されている(いわゆるY結線またはスター結線)。
モータ30は、車両1の駆動源としても利用されるため、トルクおよび回転数の双方において、幅広い駆動力が要求される。そのため、これら巻線群50は、高トルクが出力できるように、巻き数を相対的に多く(インピーダンスを高く)して、強い磁力が発生できるように設計されている。各相の巻線群50には、各々の入力端子を通じて、インバータ10から異なる位相で交流が供給される。
(モータの運転領域)
図4に、このモータ30の運転領域を例示する。縦軸は、モータ出力によるトルクの高低を表し、横軸は、モータ出力による回転数の高低を表している。横軸の上側は、電動機としてのモータ30の運転領域、すなわち力行時の領域であり、横軸の下側は、発電機としてのモータ30の運転領域、すなわち回生時の領域である。
上述したように、このモータ30の場合、高トルクが出力できるように、巻線群50の巻き数は相対的多くなるように設計されている。従って、モータ30は、低回転の運転領域では、相対的に高いトルクT(T’)を出力することが可能である。それにより、モータ30の最大出力トルクは、低電圧電源4の電圧で、回転数R1までの低回転側の領域において、トルクTで略一定に保持されている。
一方、モータ30の回転数が高くなると、それに伴って、モータ30で発生する逆起電力も大きくなる。それにより、モータ30と、低電圧電源4の電圧との間の電位差が小さくなっていく。その結果、高回転でのモータ30の駆動が困難になり、本来であれば、図4に仮想線L1で示すように、出力できるトルクは減少していく。そして、通常の電力供給による通常の制御では、ある回転数(図4に符号R0で示す回転数)を超えると、モータ30を駆動できなくなってしまう。
そこで、この電動発電機3の制御装置(以下、単に制御装置ともいう)では、モータ30を高回転でも駆動させるために、弱め磁束制御が行われる。弱め磁束制御は、公知の技術である。弱め磁束制御では、モータの各巻線群50に、弱め磁束電流(d軸電流)を供給して電圧を調整する。そうすることにより、逆起電力を低減させる。弱め磁束電流は、回転するロータ30cが発生する磁束を弱めるように作用する。弱め磁束制御を行うことにより、モータ30は、高回転でも駆動可能になる。それにより、モータ30は、出力できるトルクは低下するが、高回転においても駆動可能となっている。
そして、通常であれば、インバータ10と低電圧電源4との間に、昇降圧コンバータを設置することが考えられる。昇降圧コンバータによれば、図4に仮想線L2で示すように、モータ30の運転領域の高回転側の全域にわたって、低電圧電源4の電圧を昇圧し、逆起電力の上昇による電圧の低下を補完することができる。そして、高回転でも比較的高トルクで駆動することができる。
また、昇降圧コンバータの設置により、回生時には、モータ30で発生する高電圧を降圧し、モータ30で発電した電力を低電圧電源4に回収することもできる。回生は、車両1が減速する制動時に行われる。そのため、モータ30が低回転で運転しているときよりも高回転で運転しているときの方が、回生の時間的な頻度は大きい。
従って、効率よく回生を行うためには、高回転のモータ30で高い発電効率を確保することが重要である。そして、高回転のモータ30で高い発電効率を確保するためには、モータ30が高い回転数で回転しているときに、昇降圧コンバータで効率的な降圧動作を行うことが必要になる。
ところが、昇降圧コンバータの場合、共通の電気回路で、昇圧および降圧の双方の動作が行われる。そのため、昇圧動作と降圧動作との間で効率に差があり、改善の余地があることを、本発明者らは見出した。かかる知見に基づき、この制御装置では、コンバータ20の電気回路20aが、昇圧動作よりも降圧動作に特化した構造に改良されている(これらの詳細は後述する)。
従って、この制御装置では、まず、その降圧動作に特化したコンバータ20により、低電圧電源4の電圧を昇圧し、逆起電力の上昇による電圧の低下を補完する。それにより、回転数R1を越えても、所定の回転数R1まで、最大出力トルクT(T’)が維持できるようにしている。そして、モータ30が所定の回転数R2以上で駆動するときには、コンバータ20による昇圧に加え、弱め磁束制御による更なる補完が行われる。
コンバータ20は、降圧動作に特化しているため、昇降圧コンバータのように、弱め磁束制御を行っても、モータ30の運転領域の全域において、逆起電力による電圧の低下を補完することはできない。また、高回転で出力できるトルクも低下する。そのため、この制御装置では、モータ30が所定の回転数R3(上限回転数R3)になると、モータ30の駆動を停止し、エンジン2の単独駆動に切り替える。
従って、このモータ30の力行時の運転領域は、回転数の方向には、上限回転数R3までに制限されている。そして、その力行時の運転領域は、低回転側から順に、昇圧動作を行わず、低電圧電源4の電圧によってモータ30を駆動制御する通常駆動領域A1、コンバータ20による昇圧動作が行われる第1補完駆動領域A2、および、コンバータ20による昇圧動作に加えて、弱め磁束制御が行われる第2補完駆動領域A3に区画されている。
通常駆動領域A1は、回転数R1以下の領域であり、第1補完駆動領域A2は、回転数R1以上回転数R2以下の領域であり、第2補完駆動領域A3は、回転数R2以上限回転数R3以下の領域である。
回転数R1は、例えば、低電圧電源4の電圧では、逆起電力によってモータ30が最大出力トルクを維持できなくなる回転数に相当する。回転数R2は、低電圧電源4の最大出力などによって変動する。従って、回転数R1,R2は、低電圧電源4やモータ30など、制御装置の仕様によって決まる。
上限回転数R3も、制御装置の仕様によって決まる。上限回転数R3は、車両1の運転領域では、その低回転側に位置する。例えば、上限回転数R3は、車両1の運転領域を回転数の方向に略二等分した場合の低回転側の領域に位置し得る。また、上限回転数R3は、車両1の運転領域を回転数の方向に略三等分した場合の最も低回転側の領域に位置し得る。これら回転数は、予めメモリ5bに設定されている。
一方、このモータ30の回生時の運転領域は、コンバータ20が降圧動作に特化しているため、高回転側に拡大している。そして、その回生時の運転領域は、降圧動作を行わず、モータ30で発生した起電力に基づいて回生する通常回生領域A4、コンバータ20による降圧動作が行われる補完回生領域A5に区画されている。補完回生領域A5の高回転側の領域においても、回生時の電圧を調整するために、弱め磁束制御が行われる。
従って、PCM5は、車両1が運転しているときには、クランク角センサ9b、アクセル開度センサ9c、モータ30センサ9aなど、各センサから入力される検出信号に基づいて、車両1の運転状態を判定する。PCM5は、その判定結果に基づいて、エンジン2を駆動制御するとともに、必要に応じてインバータ10およびコンバータ20に制御信号を出力し、モータ30を駆動制御する。
そしてその際、PCM5は、モータ30の運転状態(例えば、回転数の高低、力行か回生か)に基づいて、上述した各領域に応じて、インバータ10およびコンバータ20の制御の内容を切り替える。
(昇降圧コンバータの問題点)
図5A等に、一般的な昇降圧コンバータCON(チョッパ型)を、インバータ10と低電圧電源4との間に設置した場合を例示する。昇降圧コンバータCONは、昇圧動作および降圧動作を行う電気回路を有している。図5A等には、その主な電気回路を簡略化して示す。
昇降圧コンバータCONの電気回路には、2つのスイッチング素子21a,21b、2つのダイオード22a,22b、コイル23が設けられている。具体的には、インバータ10の高電圧側および低電圧側の各々に電気を入出力する配線(上側配線24Uおよび下側配線24D)の各々にアーム25(上側アーム25Uおよび下側アーム25D)が接続されている。なお、下側配線24Dは、いわゆる基準電位に相当し、低電圧電源4の低電圧側とも接続されている。
そのアーム25に、2つのスイッチング素子(第1スイッチング素子21aおよび第2スイッチング素子21b)が高電圧側から順に直列に接続されている。すなわち、上側アーム25Uに第1スイッチング素子21aが設置され、下側アーム25Dに第2スイッチング素子21bが設置されている。
これらスイッチング素子21a,21bは、例えば、MOS−FET、IGBTなどの半導体スイッチである。例示のスイッチング素子21a,21bは、NPN型であり、コレクタが高電圧側に位置し、エミッタが低電圧側に位置している。従って、これらスイッチング素子21a,21bは、高電圧側から低電圧側へ流れる電流は許容するが、その逆に流れる電流は許容しない。
そして、これら第1スイッチング素子21aおよび第2スイッチング素子21bの各々に、ダイオード(第1ダイオード22aおよび第2ダイオード22b)が逆並列に接続されている。アーム25における第1スイッチング素子21aと第2スイッチング素子21bの間の中点、換言すれば、上側アーム25Uと下側アーム25Dの間の中点には、中間配線26が接続されている。中間配線26は、低電圧電源4の高電圧側に電気を入出力する。その中間配線26にコイル23(リアクトル)が設置されている。
なお、スイッチング素子21a,21bと逆並列に接続されているダイオード22a,22bは、いわゆる還流ダイオードである。これらダイオード22a,22bのカソードは高電圧側に位置し、これらダイオード22a,22bのアノードは低電圧側に位置している。従って、これらダイオード22a,22bは、低電圧側から高電圧側へ流れる電流は許容するが、その逆に流れる電流は許容しない。
通電中にスイッチング素子21a,21bがオフになると、コイル23で発生する起電力により、アーム25に瞬間的に高電圧が加わる。ダイオード22a,22bは、その際、電流を流すことで、スイッチング素子21a,21bを保護する。
昇降圧コンバータCONは、第2スイッチング素子21bおよび第1ダイオード22aを用いて昇圧動作を行う。すなわち、図5Aの左図に示すように、第2スイッチング素子21bがオンされる。それにより、矢印線Y1で示すように、コイル23、第2スイッチング素子21bを通じて電流が流れる。そして、図5Aの右図に示すように、第2スイッチング素子21bをオフすると、コイル23に蓄えられた電気エネルギーが、矢印線Y2で示すように、第1ダイオード22aを通じてインバータ10の高電圧側に放出される。このような第2スイッチング素子21bのオンオフ動作を連続して行うことで、インバータ10に出力される電圧が電源電圧から昇圧される。
昇圧動作を効率的に行うためには、コイル23のインダクタンスを大きくし、コイル23に大きな電流を流す必要がある。それにより、コイル23は、巻き数も多くなって大型化する。しかも、通電時にはコイル23が高温になるので、その温度対策が必要である。それに伴い、昇降圧コンバータCONは、コストが高くなるし、重く、大きくなってしまう。
一方、昇降圧コンバータCONが降圧動作を行う場合には、第1スイッチング素子21aおよび第2ダイオード22bが用いられる。すなわち、図5Bの左図に示すように、第1スイッチング素子21aがオンされる。それにより、矢印線Y3で示すように、インバータ10の高電圧側から第1スイッチング素子21a、コイル23を通じて電流が流れる。その際、その電流の電気エネルギーがコイル23に蓄えられるとともに、コイル23の中点側はインバータ10の高電圧側と実質的に同じ電位になる。
そして、図5Bの右図に示すように、第1スイッチング素子21aをオフすると、コイル23が電気エネルギーを放出するのに伴って、矢印線Y4で示すように、第2ダイオード22b、コイル23を通じて電流が流れる。その際、コイル23の中点側はインバータ10の低電圧側と実質的に同じ電位になる。このような第1スイッチング素子21aのオンオフ動作を連続して行うことで、電源電圧に出力される電圧がインバータ10の高電圧側から降圧される。
降圧時に、第1スイッチング素子21aがオンされたときに流れる電流は、低電圧電源4に流入するので、コイル23を流れる電流の平均値は、昇圧時に比べると半分程度になる。すなわち、コイル23を流れる電流は、降圧時よりも昇圧時の方が大きい。従って、昇降圧コンバータCONの場合、コイル性能は、昇圧動作に合わせて設計する必要がある。そのため、降圧動作からすると、コイル23は過剰に大きいことになり、磁気損失が大きくなってしまう。従って、降圧動作の効率が低下する。
また、第1ダイオード22aは、本来、降圧時には機能しないが、その静電容量と漏れ電流とにより、エネルギーロスが発生する。従って、これによっても降圧動作の効率が低下する。
更に、第2スイッチング素子21bは、昇圧時に大きな電流が流れる。そのため、それに耐え得る大きな電流容量が求められる。第2スイッチング素子21bの電流容量が大きい場合、降圧時に、同期整流処理を行うために第2スイッチング素子21bをスイッチングすると、キャリアの蓄積に時間を要し、スイッチング速度が遅くなる。その結果、降圧時に、大きなスイッチングロスが発生する。従って、これによっても降圧動作の効率が低下する。
(コンバータ20の電気回路20a)
図6に、本実施形態のコンバータ20の電気回路20a(要部のみ)を示す。電気回路20aは、降圧動作に特化した構造になっている。電気回路20aの基本的構造(例えば、素子の基本的な内容や位置関係)は、上述した従来の昇降圧コンバータCONの電気回路と同じである。
例えば、この電気回路20aにも、配線(上側配線24Uおよび下側配線24D)、アーム25(上側アーム25Uおよび下側アーム25D)、および中間配線26が設けられている。そして、これら配線に、素子(電気回路20aを構成する要素)として、2つのスイッチング素子、2つのダイオード、コイルが設けられている。従って、同じ内容の構成については同じ符号を用いることにより、その説明は省略ないし簡略化し、異なる内容について詳しく説明する。
このコンバータ20の電気回路20aは、モータ30の駆動を、車両1の運転領域の低回転側に制限することを前提に、昇圧動作よりも降圧動作が効率よく行える構造に改良されている。
具体的には、第2スイッチング素子に、第1スイッチング素子21aよりも電流容量が小さいスイッチング素子(改良第2スイッチング素子21b’)が用いられている。第1ダイオードに、第2ダイオード22bよりも電流容量が小さいダイオード(改良第1ダイオード22a’)が用いられている。そして、コイルには、昇降圧コンバータCONのコイル23よりも小型化、高密度化されたコイル(改良コイル23’)が用いられている。
例えば、改良コイル23’は、インダクタンスが小さいものが採用されており、電流容量の小さい、細く短い電線で小型化されている。それに伴い、通電時の発熱も抑制されるので、温度対策も簡略化でき、改良コイル23’は、高密度化が可能になっている。従って、コンバータ20もコンパクトにできる。そして、コンバータ20で降圧動作が行われる場合に発生する磁気損失が低減されるので、降圧動作の効率が向上する。
モータ30の駆動を、車両1の運転領域の低回転側に制限したことにより、コンバータ20に求められる昇圧性能は低下している。改良第1ダイオード22a’は、その低下した昇圧性能に合わせて、電流容量の小さいものが用いられている。それにより、降圧動作において発生するエネルギーロスも低減される。従って、降圧動作の効率がより向上する。
改良第2スイッチング素子21b’も、その低下した昇圧性能に合わせて、電流容量の小さいものが用いられている。それにより、降圧動作において発生し得るスイッチングロスも低減される。従って、降圧動作の効率がよりいっそう向上する。
(制御装置の制御例)
図7に、この制御装置における力行時の制御例を示す。この制御例では、車両1が停止した状態から走行を開始し、次第に加速して通常走行に移行する過程を表している。
車両1の操作が開始されて電源が投入されているときには、常時、センサ9a〜9eなどから検出信号がPCM5に入力されている。PCM5は、これら検出信号から、車両1の運転状態を判定するために各種の情報を読み込む(ステップS1)。
PCM5は、これら情報に基づいて、エンジン2が停止しているか否かを判定する(ステップS2)。そして、エンジン2が停止(一時停止も含む)していると判定した場合、PCM5は、トランスミッション7を遮断かつクラッチ6を連結し、モータ30でエンジン2を始動する(ステップS3)。モータ30は、通常駆動領域A1での運転であるため、低電圧電源4の電圧で高トルクを発揮できる。従って、安定してエンジン2を始動することができる。
そして、エンジン2が始動すると、車両1は、モータ30およびエンジン2の双方の駆動により、発進する(ステップS4)。モータ30の駆動により、高トルクなトルクアシストができるので、円滑かつ安定した発進が行える。
そして、PCM5は、モータ30の回転数が回転数R1以上、すなわち第1補完駆動領域A2になったか否かを判定する(ステップS5)。モータ30の回転数が回転数R1以上になったと判定した場合、PCM5は、コンバータ20に制御信号を出力し、昇圧動作を開始する(ステップS6)。それにより、低電圧電源4の電圧よりも高い電圧がインバータ10に供給されるので、モータ30は、回転数が上昇しても、高いトルクを維持しながらトルクアシストすることができる。
そうして、PCM5は、モータ30の回転数が回転数R2以上、すなわち第2補完駆動領域A3になったか否かを判定する(ステップS7)。モータ30の回転数が回転数R2以上になったと判定した場合、PCM5は、インバータ10に制御信号を出力し、弱め磁束制御を開始する(ステップS8)。具体的には、モータ30に対して弱め磁束電流の供給を開始する。それにより、逆起電力を緩和できるので、モータ30の急激な出力トルクの低下を回避できる。
そして、PCM5は、モータ30の回転数が高くなるほど、弱め磁束電流が大きくなるように制御する(ステップS9)。そうすることにより、モータ30は、より高いトルクで、より高回転数まで駆動可能になり、モータ30の運転領域を高回転側に拡大できる。
その後、PCM5は、モータ30の回転数が上限回転数R3以上になったか否かを判定する(ステップS10)。モータ30の回転数が上限回転数R3以上になったと判定した場合、PCM5は、コンバータ20、インバータ10に制御信号を出力し、モータ30の駆動を停止してエンジン2の単独駆動に切り替える(ステップS11)。
なお、この切替時には、モータ30の駆動で得ていたトルクの減少分を、エンジン2が出力するトルクで補う必要がある。その際、トルクショックが発生するおそれがある。しかし、そのトルクの減少分は比較的小さいことに加え、切り替えるタイミングは比較的低回転である。
従って、その際に生じ得るトルクショックも小さく、時間的余裕があり、容易に抑制できる。例えば、短時間で切り替えるのではなく、図4に仮想線L3で示すように、所定の切替時間を設けて、モータ30の出力トルクを徐々に減少させ、エンジン2の出力トルクに徐々に移行するようにしてもよい。
図8に、この制御装置において、車両1の走行中に回生が行われるときの制御例を示す。PCM5は、回生要求があるか否かを判定する(ステップS21)。例えば、低電圧電源4の充填量が不足している場合などに、PCM5に回生要求が指示される。回生要求がある場合、PCM5は、センサ9a〜9eなどからの情報に基づいて、車両1が制動中であるか、すなわち減速しているか否かを判定する(ステップS22)。そして、PCM5は、制動中であると判定した場合に、モータ30の回転数が回転数R1以上か否かを判定する(ステップS23)。
モータ30の回転数が回転数R1未満、すなわち通常回生領域A4であると判定した場合、PCM5は、降圧することなく回生動作を行う。一方、モータ30の回転数が回転数R1以上、すなわち補完回生領域A5であると判定した場合、PCM5は、コンバータ20に制御信号を出力し、降圧動作を行いながら回生を行う。また、PCM5は、必要に応じて、インバータ10にも制御信号を出力し、弱め磁束制御を行う。
このコンバータ20によれば、回生時には、昇降圧コンバータCONを用いた場合と同等以上の効率で降圧動作が行える。従って、この制御装置によれば、コンパクトかつ安価でありながら、効果的な発電が行える。
<変形例1>
上述した制御装置の変形例1として、更に、コンバータ20の電気回路20aを簡略化した制御装置を例示する。
図9に、そのコンバータ20Aの電気回路20Aaの要部を示す。このコンバータ20Aは、降圧専用である点で、先のコンバータ20と異なる。電気回路20Aaの基本的構造は、上述した電気回路20aと同じである。従って、同じ内容の構成については同じ符号を用いることにより、その説明は省略ないし簡略化し、異なる内容について詳しく説明する。
このコンバータ20Aの電気回路20Aaにも、上側配線24U、下側配線24D、上側アーム25U、下側アーム25D、および中間配線26が設けられていて、これらに、素子として、第1スイッチング素子21a、改良第1ダイオード22a’、第2ダイオード22b、および後述する降圧専用コイル23Aが設けられている。このコンバータ20Aの電気回路20Aaには、改良第2スイッチング素子21b’は存在しない。従って、このコンバータ20は、先のコンバータ20よりも更に簡略化されている。
詳細には、上側アーム25Uには、先の電気回路20aと同様に、第1スイッチング素子21aおよび改良第1ダイオード22a’が設置されている。下側アーム25Dには、素子として、カソード側を高電圧側に向けた1つのダイオード、つまり第2ダイオード22bのみが設置されている。
それにより、下側配線24Dから中間配線26に電流を流すことはできるが、中間配線26から下側配線24Dに電流を流すことはできない。従って、このコンバータ20Aの場合、降圧動作はできるが、昇圧動作はできない構造となっている。
昇圧動作は行わないので、降圧専用コイル23Aは、先の改良コイル23’よりも更に小型化、高密度化されている。従って、コンバータ20Aは、よりいっそうコンパクトになる。そして、降圧動作で発生する磁気損失が更に低減されるので、降圧動作の効率がよりいっそう向上する。
図10に、この変形例1の制御装置におけるモータ30の運転領域を例示する。力行時の領域は、先の制御装置に比べて縮小されている。回生時の領域は、先の制御装置と同様である。
コンバータ20は昇圧しないので、回転数R1以上になると、PCM5は、直ちに弱め磁束制御を行う。そして、モータ30が所定の回転数(上限回転数R3’)になると、モータ30の駆動を停止し、エンジン2の単独駆動に切り替える。ここでの上限回転数R3’は、先の上限回転数R3よりも小さい。
従って、この制御装置におけるモータ30の力行時の運転領域は、低回転側から順に、通常駆動領域A1、第2補完駆動領域A3に区画されている。ここでの第2補完駆動領域A3では、弱め磁束制御のみが行われる。
それに対し、回生時の領域は、先の制御装置による場合と同様である。すなわち、回生時の運転領域は、コンバータ20Aで降圧動作が行われるため、高回転側に拡大している。従来と同様に、通常回生領域A4および補完回生領域A5に、回生時の運転領域は区画されている。
図11に、この変形例1の制御装置における力行時の制御例を示す。この制御例も、図7と同様に、車両1が停止した状態から走行を開始し、通常走行に移行する過程の制御例を示している。この制御装置では、昇圧は行われない。その点を除けば、先の制御装置の制御例と同じである。従って、同じ内容の制御については、省略または簡略しながら説明する。
PCM5は、センサ9a〜9eなどから得られる各種情報を読み込む(ステップS31)。そして、エンジン2が停止していると判定した場合(ステップS32でYes)、PCM5は、モータ30でエンジン2を始動する(ステップS33)。エンジン2が始動すると、PCM5は、モータ30およびエンジン2の双方の駆動により、車両1を発進させる(ステップS34)。
PCM5は、モータ30の回転数が回転数R1以上、すなわち第2補完駆動領域A3になったか否かを判定する(ステップS35)。そして、モータ30の回転数が回転数R1以上になったと判定した場合、PCM5は、インバータ10に制御信号を出力し、弱め磁束制御を開始し、モータ30の回転数が高くなるほど、弱め磁束電流が大きくなるように制御する(ステップS36,S37)。その後、PCM5は、モータ30の回転数が上限回転数R3’以上になったと判定した場合(ステップS38でYes)、コンバータ20、インバータ10に制御信号を出力し、モータ30の駆動を停止してエンジン2の単独駆動に切り替える(ステップS39)。
回生時の制御は、先の制御装置と同様である。すなわち、図8に示した制御例は、この変形例1の制御装置においても適用できる。従って、この変形例1の制御装置でも、回生時には、昇降圧コンバータCONを用いた場合と同等以上の効率で降圧動作が行える。
<変形例2>
変形例1と同様に、コンバータ20の電気回路20aを簡略化した制御装置を例示する。図12に、そのコンバータ20Bの電気回路20Baの要部を示す。このコンバータ20Bも、降圧専用である点で、先の変形例1と同じであるが、電気回路20Baの構造が異なっている。
このコンバータ20Bの電気回路20Baでは、従来の昇降圧コンバータCONにおける第1ダイオード22a、第2スイッチング素子21bに相当するものが存在しない。その一方で、1つのダイオード(第3ダイオード28)を設置した迂回アーム27が新たに設けられている。
具体的には、上側アーム25Uには、素子として、第1スイッチング素子21aのみが設置されている。第1ダイオード22aが存在しないので、降圧時に、第1ダイオード22aに起因したエネルギーロスが発生しない。従って、降圧動作の効率を向上できる。第1ダイオード22aが無いので、電気回路20Baを簡略化でき、よりコンパクトかつ低コストにできる。
下側アーム25Dには、素子として、第2ダイオード22bのみが設置されている。第2スイッチング素子21bが存在しないので、電気回路20Baを簡略化でき、よりコンパクトかつ低コストにできる。
中間配線26には、変形例1と同様、降圧専用コイル23Aが設置されている。従って、コンバータ20Bはコンパクトになる。降圧動作で発生する磁気損失が大幅に低減されるので、降圧動作の効率が向上する。
そして、第1スイッチング素子21aおよびコイル23Aと並列になるように、上側配線24Uと中間配線26との間に、迂回アーム27が接続されている。この迂回アーム27に、素子として、カソード側をインバータ10の高電圧側に向けたダイオード、つまり第3ダイオード28のみが設置されている。
変形例2の制御装置におけるモータ30の運転領域は、変形例1と同様である。ただし、変形例2の制御装置では、モータ30の駆動時における電流の流れる経路が、変形例1と異なる。
すなわち、図12に矢印で示すように、モータ30の駆動時に低電圧電源4の高電圧側から流れる電流は、迂回アーム27を通じて、上側配線24Uに流れる。コイル23Aを迂回して流れるので、損失を低減できる。
この変形例2の制御装置における制御は、変形例1の制御装置と同様である。すなわち、図8、図11に示した制御例は、この変形例2の制御装置においても適用できる。従って、この変形例2の制御装置でも、回生時には、昇降圧コンバータCONを用いた場合と同等以上の効率で降圧動作が行える。
なお、開示する技術にかかる電動発電機の制御装置は、上述した実施形態に限定されず、それ以外の種々の構成をも包含する。
変形例1の制御装置において、コンバータ20Aの電気回路20Aaから、改良第1ダイオード22a’も省略し、コンバータ20Aを完全な降圧専用にしてもよい。この場合、モータ30は駆動できない。車両1の駆動源はエンジン2のみとなる。従って、モータ30は回生専用に特化し、電動発電機は発電機となる。
変形例2の制御装置において、第2ダイオード22bや第3ダイオード28と逆並列になるように、スイッチング素子を設置し、同期整流処理を行ってもよい。そうすれば、これらダイオード22b,28の順方向の電圧損失を低減できる。この場合、これらスイッチング素子に加わる電力は、昇降圧コンバータCONの第1スイッチング素子21aや第2スイッチング素子21bに比べて微小なことから、小型の素子で実現できる利点もある。
1 車両
2 エンジン
3 電動発電機
4 低電圧電源
5 PCM(制御部の一例)
10 インバータ
20 コンバータ
20a 電気回路
21a’ 改良第1スイッチング素子
21b’ 改良第2スイッチング素子
22a 第1ダイオード
22b 第2ダイオード
23’ 改良コイル
25U 上側アーム
25D 下側アーム
26 中間配線
30 モータ

Claims (5)

  1. 電動発電機の制御装置であって、
    永久磁石が設けられたロータ、および複数の異なる巻線群が設けられたステータを有するモータと、
    前記モータの運転状態を検出する計測部と、
    前記モータを駆動制御するインバータと、
    前記インバータに接続されている低電圧電源と、
    前記インバータと前記低電圧電源との間に介在して、双方に入出力される電圧を変換するコンバータと、
    前記計測部から入力される信号に基づいて、前記インバータおよび前記コンバータに信号を出力して制御する制御部と、
    を備え、
    前記コンバータは、
    前記インバータの高電圧側および低電圧側の各々に入出力する上側配線および下側配線に接続されたアームと、
    前記アームの高電圧側から順に直列に接続された第1スイッチング素子および第2スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子の各々と逆並列に接続された第1ダイオードおよび第2ダイオードと、
    前記アームにおける前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子の間に接続されて前記低電圧電源の高電圧側に入出力する中間配線に設置されたコイルと、
    を有し、
    前記第2スイッチング素子に、前記第1スイッチング素子よりも電流容量が小さいスイッチング素子が用いられ、かつ、前記第1ダイオードに、前記第2ダイオードよりも電流容量が小さいダイオードが用いられている、電動発電機の制御装置。
  2. 請求項1に記載の電動発電機の制御装置において、
    前記制御部は、前記モータが所定の回転数以上で駆動するときに、前記インバータに信号を出力することにより、前記モータに弱め磁束電流を供給する弱め磁束制御を実行する、電動発電機の制御装置。
  3. 請求項2に記載の電動発電機の制御装置において、
    前記制御部は、前記モータの回転数が高くなるほど、前記弱め磁束電流が大きくなるように制御する、電動発電機の制御装置。
  4. 電動発電機の制御装置であって、
    永久磁石が設けられたロータ、および複数の異なる巻線群が設けられたステータを有するモータと、
    前記モータの運転状態を検出する計測部と、
    前記モータを駆動制御するインバータと、
    前記インバータに接続されている低電圧電源と、
    前記インバータと前記低電圧電源との間に介在して、双方に入出力される電圧を変換するコンバータと、
    前記計測部から入力される信号に基づいて、前記インバータおよび前記コンバータに信号を出力して制御する制御部と、
    を備え、
    前記コンバータは、
    前記インバータの高電圧側に入出力する上側配線に接続された上側アームと、
    前記上側アームと直列に接続されて、前記インバータの低電圧側に入出力する下側配線に接続された下側アームと、
    前記上側アームと前記下側アームの間に接続されて前記低電圧電源の高電圧側に入出力する中間配線に設置されたコイルと、
    を有し、
    前記上側アームには、1つのスイッチング素子および当該スイッチング素子と逆並列に接続された第1ダイオードが設置され、前記下側アームには、カソード側を高電圧側に向けた第2ダイオードのみが設置されていて、
    前記制御部が、前記コンバータに信号を出力することにより、電動機として前記モータが所定の回転数以上で運転するときには、前記インバータに信号を出力することにより、前記モータに弱め磁束電流を供給する弱め磁束制御を実行し、発電機として前記モータが運転する時には、前記スイッチング素子および前記コイルを通じて降圧しながら前記低電圧電源に電流を供給する、電動発電機の制御装置。
  5. 電動発電機の制御装置であって、
    永久磁石が設けられたロータ、および複数の異なる巻線群が設けられたステータを有するモータと、
    前記モータの運転状態を検出する計測部と、
    前記モータを駆動制御するインバータと、
    前記インバータに接続されている低電圧電源と、
    前記インバータと前記低電圧電源との間に介在して、双方に入出力される電圧を変換するコンバータと、
    前記計測部から入力される信号に基づいて、前記インバータおよび前記コンバータに信号を出力して制御する制御部と、
    を備え、
    前記コンバータは、
    前記インバータの高電圧側に入出力する上側配線に接続されるとともに、コレクタ側を高電圧側に向けた1つのスイッチング素子のみが設置された上側アームと、
    前記上側アームと直列に接続されて、前記インバータの低電圧側に入出力する下側配線に接続されるとともに、カソード側を高電圧側に向けた1つのダイオードのみが設置された下側アームと、
    前記上側アームと前記下側アームの間に接続されて前記低電圧電源の高電圧側に入出力する中間配線に設置されたコイルと、
    前記スイッチング素子および前記コイルと並列になるように、前記上側配線と前記中間配線とに接続されるとともに、カソード側を前記インバータの高電圧側に向けた1つのダイオードのみが設置された迂回アームと、
    を有し、
    前記制御部が、前記コンバータに信号を出力することにより、電動機として前記モータが所定の回転数以上で運転するときには、前記迂回アームを通じて前記インバータに電流を供給し、発電機として前記モータが運転する時には、前記スイッチング素子および前記コイルを通じて降圧しながら前記低電圧電源に電流を供給する、電動発電機の制御装置。
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