JP2020039694A - 衣類処理装置 - Google Patents

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Hiroyuki Morita
寛之 森田
浩平 堀田
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浩平 堀田
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Abstract

【課題】ドアが完全に閉まっていることをユーザが認識しやすくすることができ、また、ドアフックの係止が不完全になってしまうことを回避することができる衣類処理装置を提供する。【解決手段】本実施形態に係る衣類処理装置は、衣類処理装置本体と、前記衣類処理装置本体の前面開口部を開閉するドアと、前記衣類処理装置本体に設けられている係止部と、前記ドアに回動可能に設けられており、前記ドアが前記前面開口部を閉塞した状態において、前記係止部が係止する被係止部を有するドアフックと、前記ドアフックに設けられ、前記ドアが前記前面開口部を閉塞する過程において、前記係止部が前記被係止部に接触することを阻止する接触阻止部と、を備える。【選択図】図7

Description

本発明の実施形態は、衣類処理装置に関する。
例えば特許文献1に開示されているように、衣類に所定の処理を施す衣類処理装置の一例である洗濯機は、その前面開口部を開閉するドアを閉塞状態でロックするドアロック構造を備えている。この種のドアロック構造は、ドア側に設けられているドアフックを洗濯機本体側に係止させる構造とすることが周知である。
特開2017−99994号公報
しかしながら、単にドアフックを係止させるだけの従来のドアロック構造では、ドアフックが確実に係止してドアが完全に閉まっているのかどうかをユーザが認識し難く、従って、ドアが完全に閉まっていないのではという不安感をユーザに与えてしまう場合が生じ得る。また、単にドアフックを係止させるだけの従来のドアロック構造では、実際にドアフックの係止が不完全になる場合がある。
そこで、本実施形態は、ドアが完全に閉まっていることをユーザが認識しやすくすることができ、また、ドアフックの係止が不完全になってしまうことを回避することができる衣類処理装置を提供する。
本実施形態に係る衣類処理装置は、衣類処理装置本体、ドア、係止部、ドアフック、接触阻止部を備える。ドアは、前記衣類処理装置本体の前面開口部を開閉する。係止部は、前記衣類処理装置本体に設けられている。ドアフックは、前記ドアに回動可能に設けられており、前記ドアが前記前面開口部を閉塞した状態において、前記係止部が係止する被係止部を有する。接触阻止部は、前記ドアフックに設けられ、前記ドアが前記前面開口部を閉塞する過程において、前記係止部が前記被係止部に接触することを阻止する。
本実施形態に係る洗濯機の構成例を概略的に示すものであって、ドアが前面開口部を閉塞した状態例を示す正面図 本実施形態に係る洗濯機の構成例を概略的に示すものであって、ドアが前面開口部を開放した状態例を示す正面図 本実施形態に係るドアロック構造の構成例を概略的に示す横断平面図 本実施形態に係る爪部の構成例を概略的に示す斜視図 本実施形態に係るドアフックの構成例を概略的に示す斜視図 本実施形態に係るドアロック構造において、ドアにより前面開口部を閉塞する場合の動作例を説明するための図(その1) 本実施形態に係るドアロック構造において、ドアにより前面開口部を閉塞する場合の動作例を説明するための図(その2) 本実施形態に係るドアロック構造において、ドアにより前面開口部を閉塞する場合の動作例を説明するための図(その3) 本実施形態に係るドアロック構造において、洗濯機本体の内部からドアを開いて前面開口部を開放する場合の動作例を説明するための図
以下、衣類処理装置に係る一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1および図2に例示する洗濯機1は、衣類に所定の処理、この場合、少なくとも、洗い処理、すすぎ処理、脱水処理を施す衣類処理装置の一例である。また、洗濯機1は、回転槽の回転中心軸が水平方向あるいは水平方向に対して傾斜する方向に延びる、いわゆるドラム式の洗濯機である。洗濯機1は、その外郭を構成する洗濯機本体2の内部に、貯水可能な有底円筒状の水槽、水槽内に水を供給する給水機構、水槽内の水を機外に排出する排水機構などを備えている。また、水槽の内部には、ドラム3が回転可能に設けられている。水槽の前面開口部およびドラム3の前面開口部は、洗濯機本体2の前面に設けられている前面開口部4に対向している。洗濯機本体2の前面開口部4は、この場合、円形状に開口しており、使用者は、この前面開口部4を介して、衣類などの洗濯物をドラム3内に投入可能である。
洗濯機1は、洗濯機本体2の前面開口部4を開閉するドア5を備えている。ドア5は、洗濯機本体2の前面開口部4に対応する円形状をなしており、ヒンジ部6によって回動可能に設けられている。ドア5には、使用者によって操作されるドアハンドル7が設けられている。この場合、ドアハンドル7は、ドア5が前面開口部4を閉塞した閉塞状態において洗濯機1の正面側から見て、ドア5の外周部の上部の右側に設けられている。また、洗濯機本体2の前面開口部4の周囲には、ドア5が前面開口部4を閉塞した閉塞状態においてドアハンドル7に対向する部分に窪み部7aが設けられている。使用者は、ドア5を開放する場合には、この窪み部7aに手指を挿入することで、ドアハンドル7を裏側から手前側に引くようにして容易に操作することができる。
図2に例示するように、洗濯機本体2は、爪部110を備えている。本実施形態では、洗濯機本体2は、洗濯機1の正面側から見て、前面開口部4の右側部にドアフック挿入孔部8を備えている。本実施形態では、ドアフック挿入孔部8は、矩形状に開口しており、爪部110は、このドアフック挿入孔部8内の奥部に設けられている。一方、ドア5は、ドアフック120を備えている。本実施形態では、ドアフック120は、ドア5の自由端、つまり、ヒンジ部6によって回動可能に枢支されている端部とは反対側となる端部において、ドア5の裏面から突出するようにして設けられている。ドア5の裏面のうちドアフック120が設けられている端部は、ドア5が前面開口部4を閉塞する閉塞状態において、洗濯機本体2のドアフック挿入孔部8に対向する。ドアフック挿入孔部8は、前面開口部4がドア5によって閉塞される際にドアフック120が挿入される孔部である。
図3に例示するように、洗濯機1は、洗濯機本体2側に設けられている爪部110、および、ドア5側に設けられているドアフック120を主体として、ドア5が前面開口部4を閉塞した閉塞状態で当該ドア5をロックするドアロック構造100を構成している。次に、このドアロック構造100の構成例について詳細に説明する。
爪部110は、係止部の一例である。図4に例示するように、爪部110は、そのベースを構成する爪本体部111に、爪状突部112および回動軸部113を一体的に備えた構成となっている。爪状突部112は、爪本体部112から緩やかに湾曲するようにして延出している。回動軸部113は、直線状に延びている。爪状突部112は、回動軸部113の周方向に沿うようにして緩やかに湾曲している。
図3に例示するように、爪部110は、ドアフック挿入孔部8の奥部において、緩やかに湾曲する爪状突部112の内側の面を洗濯機1の後側に向けた状態で配置されている。また、爪部110は、ドアフック挿入孔部8の奥部において、回動軸部113を中心に矢印R1,R2方向に回動可能に設けられている。また、ドアフック挿入孔部8の奥部には、コイルばね9が設けられている。このコイルばね9は、付勢部材の一例であり、回動可能な爪部110を矢印R1方向に付勢している。このように付勢されている爪部110は、当該爪部110に矢印R2方向に向かう外力が与えられることに応じて、コイルばね9の付勢力に抗しながら、矢印R2方向に回動するようになっている。つまり、爪部110は、コイルばね9の付勢力によって基本的には回動が許容されないように設けられているが、所定以上の大きさの外力、つまり、コイルばね9の付勢力を超える力が与えられることに応じて、その回動が許容されるように構成されている。
なお、本実施形態では、ドアフック挿入孔部8の入口部には、傾斜壁部8aが設けられている。この場合、傾斜壁部8aは、ドアフック挿入孔部8の入口部のうち前面開口部4側となる内側部分に設けられている。そして、この傾斜壁部8aは、ドアフック挿入孔部8に対するドアフック120の挿入方向D1および抜去方向D2に対し傾斜しており、また、ドアフック挿入孔部8に対するドアフック120の挿入方向D1および抜去方向D2に直交する方向に対しても傾斜した壁部となっている。ここで、ドアフック挿入孔部8に対するドアフック120の挿入方向D1および抜去方向D2は、洗濯機1の前後方向に沿った方向となっている。また、ドアフック挿入孔部8に対するドアフック120の挿入方向D1および抜去方向D2に直交する方向は、洗濯機1の左右方向に沿った方向となっている。
また、傾斜壁部8aの後側には、後面壁部8bが設けられている。後面壁部8bは、ドアフック挿入孔部8に対するドアフック120の挿入方向D1および抜去方向D2、この場合、洗濯機1の前後方向に対し直交する壁部となっている。また、後面壁部8bは、ドアフック挿入孔部8に対するドアフック120の挿入方向D1および抜去方向D2に直交する方向、この場合、洗濯機1の左右方向に平行な壁部となっている。
このように構成される爪部110に対し、ドアフック120は、図5に例示するように、ドアフック本体部121と、回動軸部122と、を一体的に備えた構成となっている。ドアフック本体部121は、全体的に長尺な矩形状をなしている。ドアフック本体部121は、その先端部に、突出部123および係止穴部124を備えている。
突出部123は、接触阻止部の一例であり、ドアフック本体部121の先端部から当該ドアフック本体部121の長手方向に直交する方向に向かって山状に突出している。また、本実施形態では、突出部123は、複数、この場合、2つ設けられており、ドアフック本体部121の先端部において、回動軸部122の軸方向に沿って相互に所定の隙間を有して対を成すように設けられている。また、これら複数の突出部123は、相互に同じ形状を成している。
また、突出部123の先端側の面は、ドアフック本体部121の長手方向およびドアフック本体部121の長手方向に直交する方向の双方に対し傾斜する傾斜面123aとなっている。この傾斜面123aは、ドアフック120のドアフック挿入孔部内への挿入を円滑にする挿入円滑部の一例である。また、突出部123の基端側の面も、ドアフック本体部121の長手方向およびドアフック本体部121の長手方向に直交する方向の双方に対し傾斜する傾斜面123bとなっている。この傾斜面123bは、ドアフック120のドアフック挿入孔部内からの抜去を円滑にする抜去円滑部の一例である。
本実施形態では、傾斜面123aは、ドアフック本体部121の長手方向に対し、傾斜面123bよりも緩やかに傾斜した構成となっている。即ち、傾斜面123bは、ドアフック本体部121の長手方向に対しほぼ直交する角度で傾斜した構成となっている。また、本実施形態では、傾斜面123aの方が傾斜面123bよりも長い傾斜面となっている。
係止穴部124は、被係止部の一例であり、ドアフック本体部121の先端部を、当該ドアフック本体部121の長手方向に直交する方向に沿って貫通している。本実施形態では、係止穴部124は、2つの突出部123の間に設けられており、ほぼ矩形状に開口している。
回動軸部122は、直線状に延びている。ドアフック本体部121の基端部は、この回動軸部122の長手方向の一端側寄りに接続されている。また、回動軸部122の軸心方向は、ドアフック本体部121の長手方向と直交した構成となっている。なお、ドアフック本体部121の中間部分、この場合、係止穴部124と回動軸部122との間となる部分には、段部125が設けられている。この段部125は、係止穴部124に連続している。
図3に例示するように、ドアフック120は、ドア5の右端部において、回動軸部122を中心に矢印R3,R4方向に回動可能に設けられている。また、ドア5の内部には、図示しないコイルばねが設けられている。このコイルばねは、回動可能なドアフック120を矢印R3方向に付勢している。このように付勢されているドアフック120は、使用者によってドアハンドル7が操作されることに応じて、図示しないコイルばねの付勢力に抗しながら、矢印R4方向に回動するようになっている。また、ドアフック120は、ドアハンドル7が操作されない状態であっても、当該ドアフック120に矢印R4方向に向かう外力、つまり、図示しないコイルばねの付勢力を超える力が与えられることに応じて、矢印R4方向に回動するようになっている。
次に、上述のように構成されるドアロック構造100を備える洗濯機1において、ドア5により前面開口部4を閉塞する場合、ドアハンドル7の操作によりドア5を開いて前面開口部4を開放する場合、および、洗濯機本体2の内部からドア5を開いて前面開口部4を開放する場合について、それぞれ説明する。
(ドア5により前面開口部4を閉塞する場合)
図6に例示するように、ドア5を閉塞方向に回動させて前面開口部4を閉塞する過程においては、ドア5の閉塞方向への回動に伴い、ドア5側のドアフック120の先端部が洗濯機本体2側のドアフック挿入孔部8内に徐々に挿入されていく。このとき、ドアフック120のドアフック挿入孔部8内への進入に伴い、ドアフック120の突出部123の傾斜面123aがドアフック挿入孔部8の傾斜壁部8aに当接しながら摺動する。そのため、ドアフック120の突出部123がドアフック挿入孔部8の傾斜壁部8aによって押されるような状態となり、これに伴い、図7に例示するように、ドアフック120が矢印R4方向に徐々に回動するようになる。このとき、ドアフック120のドアフック挿入孔部8内への進入が進むにつれて、ドアフック120は、矢印R4方向に大きく回動する。つまり、ドアフック120は、ドアフック本体部121の側部から突出する突出部123の突出量の分、矢印R4側に大きく回動されるようになっている。
そして、ドア5の閉塞方向への回動に伴い、ドアフック120の突出部123がドアフック挿入孔部8の傾斜壁部8aの後端部よりも後側まで進むと、ドアフック挿入孔部8の傾斜壁部8aによるドアフック120の突出部123の押圧作用が解除され、これにより、図示しないドア5側のコイルばねの付勢力によってドアフック120が矢印R3方向に回動する。これにより、図8に例示するように、ドアフック120の係止穴部124に爪部110の爪状突部112が係止する状態となり、ドア5が前面開口部4を閉塞する閉塞状態でロックされる。
また、このとき、ドアフック120の突出部123の傾斜面123bに、ドアフック挿入孔部8の傾斜壁部8aの後面壁部8bが係止するようになる。つまり、ドア5は、ドアフック120の係止穴部124に爪部110の爪状突部112が係止することに加えて、さらに、ドアフック120の突出部123の傾斜面123bにドアフック挿入孔部8の傾斜壁部8aの後面壁部8bが係止することによってもロックされるようになっている。ここで、爪部110の爪状突部112は、洗濯機本体2側に設けられる第1係止部の一例であり、ドアフック120の係止穴部124は、ドアフック120側に設けられる第1被係止部の一例である。また、ドアフック挿入孔部8の傾斜壁部8aの後面壁部8bは、洗濯機本体2側に設けられる第2係止部の一例であり、ドアフック120の突出部123の傾斜面123bは、ドアフック120側に設けられる第2被係止部の一例である。
以上に説明した通り、ドア5が前面開口部4を閉塞する過程において、ドアフック120の突出部123は、ドアフック挿入孔部8の傾斜壁部8aに当接することで当該ドアフック120を矢印R4方向に大きく回動させる。これにより、ドアフック120の突出部123は、ドア5が前面開口部4を閉塞する過程において、爪部110の爪状突部112がドアフック120の係止穴部124に接触することを阻止するようになっている。
(ドアハンドル7の操作によりドア5を開いて前面開口部4を開放する場合)
詳しい図示は省略するが、使用者がドア5を開く場合には、ドアハンドル7を操作する。そして、このドアハンドル7の操作に連動してドアフック120が矢印R4方向に回動し、これにより、爪部110の爪状突部112がドアフック120の係止穴部124に係止した係止状態が解除される。これにより、ドア5のロック状態が解除され、使用者がドア5を開放方向に回動させることで、ドア5を開いて前面開口部4を開放させることができる。
(洗濯機本体2の内部からドア5を開いて前面開口部4を開放する場合)
本実施形態に係る洗濯機1は、洗濯機本体2の内部からもドア5を開いて前面開口部4を開放することができるように構成されている。詳細に説明すると、前面開口部4を閉塞しているドア5に対して、当該ドア5の裏面から所定の大きさの力を与えると、図9に例示するように、抜去方向D2に移動しようとするドアフック120の係止穴部124から爪部110の爪状突部112に、爪部110を矢印R2方向に回動させようとする外力F1が与えられることになる。
ここで、コイルばね9の付勢力は、基本的には爪部110の爪状突部112をドアフック120の係止穴部124に係止する係止状態に維持する強さの付勢力であって、且つ、所定の大きさ以上の力、この場合、7000cN以上の力が与えられると、矢印R2方向への回動が許容される強さの付勢力で設定されている。そのため、前面開口部4を閉塞しているドア5の裏面に、この場合、7000cN以上の力が与えられると、ドアフック120の係止穴部124から爪部110の爪状突部112に外力F1が作用するようになり、爪部110が矢印R2方向に回動するようになる。これにより、爪部110の爪状突部112がドアフック120の係止穴部124に係止した係止状態が解除される。これにより、ドア5のロック状態が解除され、洗濯機本体2の内部からドア5を押すことによって、ドア5を開いて前面開口部4を開放させることができる。
また、図9に例示するように、本実施形態に係る洗濯機1によれば、ドア5が前面開口部4を閉塞した閉塞状態において、ドアフック120の回動軸部122の軸心122aは、爪部110の爪状突部112がドアフック120の係止穴部124に係止する係止位置P1よりもドア5の外周方向外側、この場合、洗濯機1の右側に設けられた構成となっている。そのため、前面開口部4を閉塞しているドア5の裏面に所定の大きさ以上の力が与えられた場合には、爪部110の爪状突部112からドアフック120の係止穴部124に与えられる反作用力、つまり、上述の外力F1に対する反作用力F2が、ドアフック120を矢印R4方向に回動させる方向に作用しやすくなり、ドアフック120の矢印R4方向への回動も促進することができる。よって、爪部110の矢印R2方向への回動、および、ドアフック120の矢印R4方向への回動によって、爪部110の爪状突部112がドアフック120の係止穴部124に係止した係止状態が一層解除されやすくなり、ドア5を一層開けやすくすることができる。
また、ドア5が開かれる過程において、ドアフック120がドアフック挿入孔部8内から抜去されることになるが、このとき、ドアフック挿入孔部8の傾斜壁部8aの後面壁部8bが係止するドアフック120の突出部123の傾斜面123bは、ドアフック挿入孔部8の傾斜壁部8aの後面壁部8bに対して傾斜している。そのため、ドアフック120のドアフック挿入孔部8内からの抜去を円滑にすることができる。よって、ドアフック挿入孔部8の傾斜壁部8aの後面壁部8bがドアフック120の突出部123の傾斜面123bに係止した係止状態が一層解除されやすくなり、ドア5を一層開けやすくすることができる。
本実施形態に係る洗濯機1によれば、長尺な矩形状のドアフック120の側部に突出部123を設け、ドア5が前面開口部4を閉塞する過程において、この突出部123により、ドアフック120を大きく回動させて、爪部110の爪状突部112がドアフック120の係止穴部124に接触することを阻止するように構成した。この構成によれば、ドアフック挿入孔部8内に挿入される過程で矢印R4方向に大きく回動したドアフック120が矢印R3方向に復帰する際、つまり、爪部110の爪状突部112がドアフック120の係止穴部124に係止する際に、ドアフック120の復帰の勢いによって大きな音を発生させることができる。これにより、この音の発生に基づき、爪部110の爪状突部112がドアフック120の係止穴部124に係止してドア5が完全に閉まっていることを使用者に認識しやすくすることができる。また、ドアフック120が矢印R3方向に復帰する際に、図示しないドア5側のコイルばねの付勢力によってドアフック120を爪部110側に勢い良く回動させることができ、爪部110に対するドアフック120の係止が不完全になってしまうことを回避することができる。
また、洗濯機1によれば、ドア5が前面開口部4を閉塞した閉塞状態において、ドアフック120の回動軸部122の軸心122aは、爪部110の爪状突部112がドアフック120の係止穴部124に係止する係止位置P1よりもドア5の外周方向外側に設けられている。この構成によれば、前面開口部4を閉塞しているドア5の裏面に所定の大きさ以上の力が与えられることに応じて、ドアフック120の矢印R4方向への回動を促進することができ、ドア5を一層開けやすくすることができる。なお、本実施形態でいう「外周方向外側」とは、あくまでもドア5内において外周方向外側であることを意図しており、ドア5の外部までも含んで外側という概念を意図するものではない。また、本実施形態では、ドア5は円形状である。そのため、「外周方外側」は、「径方向外側」と定義することもできる。
また、洗濯機1によれば、コイルばね9の付勢力は、爪部110の爪状突部112をドアフック120の係止穴部124に係止する係止状態に維持することが可能な付勢力であって、且つ、前面開口部4を閉塞しているドア5に対し当該ドア5の裏側から所定の大きさ以上の力が与えられることに応じて、ドアフック120の係止穴部124によって爪部110の爪状突部112が回動されることが許容される付勢力で設定されている。このように、基本的にはドア5を閉塞状態でロックしつつも洗濯機本体2の内部からドア5を開くことも可能とする付勢力を、コイルばね9のばね力を選定することによって、つまり、洗濯機1に組み付けるコイルばね9の種類を選定することによって、容易に実現することができる。
また、洗濯機1によれば、直線状に延びるドアフック120がドア5の裏面から突出した構成となっている。そのため、このドアフック120を、ドア5が自重で前面開口部4を閉塞する方向に動いたときに、ドア5が前面開口部4を閉塞することを阻止する閉塞阻止部として機能させることができる。即ち、ドア5が自重で前面開口部4を閉塞する方向に動いただけでは、ドアフック120の先端部がドアフック挿入孔部8の傾斜壁部8aに当接した状態となり、さらにドア5に閉塞方向への外力が与えられない限り、ドア5が前面開口部4を閉塞してしまうことを阻止することができる。よって、ドア5が意図せず前面開口部4を閉塞してしまうことを回避することができる。
また、洗濯機1によれば、ドアフック120の先端部に設けられている突出部123の傾斜面123aが、当該ドアフック120のドアフック挿入孔部内への挿入を円滑にする挿入円滑部として機能する。これにより、使用者の操作によりドア5で前面開口部4を閉塞する際のドアフック120の挿入を円滑にすることができ、ドア5を一層閉めやすくすることができる。
また、洗濯機1によれば、ドアフック120の先端部に設けられている突出部123の傾斜面123bが、当該ドアフック120のドアフック挿入孔部内からの抜去を円滑にする抜去円滑部として機能する。これにより、前面開口部4を閉塞しているドア5を開く際のドアフック120の抜去を円滑にすることができ、ドア5を一層開きやすくすることができる。
なお、本実施形態は、上述した一実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更や拡張を行うことができる。例えば、爪部110およびドアフック120の構成は、上述した構成例に限られるものではなく、本実施形態の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施することができる。例えば、係止部は、爪状ではない構成であってもよいし、被係止部は、穴状ではない構成であってもよい。また、洗濯機1は、ドア5が自重で前面開口部4を閉塞する方向に動いたときに、当該ドア5が前面開口部4を閉塞することを阻止する専用の閉塞阻止部、例えばピンや突起などを備える構成としてもよい。また、洗濯機1は、衣類に乾燥処理を施すことも可能な、いわゆる洗濯乾燥機であってもよい。また、本実施形態は、洗濯機1に限らず、例えば、衣類に乾燥処理を施す乾燥機、衣類を脱臭する脱臭装置など、衣類に所定の処理を施すように構成された装置であれば、種々の装置に適用することができる。
なお、本実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態およびその変形は、発明の範囲および要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は洗濯機(衣類処理装置)、2は洗濯機本体(衣類処理装置本体)、4は前面開口部、5はドア、8はドアフック挿入孔部(ドアフック挿入部)、8bは後面壁部(係止部、第2係止部)、9はコイルばね(付勢部材)、112は爪状突部(係止部、第1係止部)、120はドアフック(閉塞阻止部)、123は突出部(接触阻止部)、123aは傾斜面(挿入円滑部)、傾斜面123b(被係止部、第2被係止部、抜去円滑部)、124は係止穴部(被係止部、第1被係止部)を示す。

Claims (6)

  1. 衣類処理装置本体と、
    前記衣類処理装置本体の前面開口部を開閉するドアと、
    前記衣類処理装置本体に設けられている係止部と、
    前記ドアに回動可能に設けられており、前記ドアが前記前面開口部を閉塞した状態において、前記係止部が係止する被係止部を有するドアフックと、
    前記ドアフックに設けられ、前記ドアが前記前面開口部を閉塞する過程において、前記係止部が前記被係止部に接触することを阻止する接触阻止部と、
    を備える衣類処理装置。
  2. 前記ドアが前記前面開口部を閉塞した状態において、前記ドアフックの回動軸は、前記係止部が前記被係止部に係止する係止位置よりも前記ドアの外周方向外側に設けられている請求項1に記載の衣類処理装置。
  3. 前記係止部は、回動可能に設けられており、
    前記係止部を前記被係止部に係止する係止状態に維持するとともに、前記前面開口部を閉塞している前記ドアに対し当該ドアの裏側から力が与えられることに応じて、前記被係止部によって前記係止部が回動されることを許容する付勢力を有する付勢部材をさらに備える請求項1または2に記載の衣類処理装置。
  4. 前記ドアフックは、前記ドアが自重で前記前面開口部を閉塞する方向に動いたときに、前記ドアが前記前面開口部を閉塞することを阻止する閉塞阻止部として機能する請求項1から3の何れか1項に記載の衣類処理装置。
  5. 前記衣類処理装置本体は、前記前面開口部が前記ドアによって閉塞される際に前記ドアフックが挿入されるドアフック挿入部を有し、
    前記係止部は、前記ドアフック挿入部内に設けられており、
    前記ドアフックの先端部に、当該ドアフックの前記ドアフック挿入部内への挿入を円滑にする挿入円滑部が設けられている請求項1から4の何れか1項に記載の衣類処理装置。
  6. 前記係止部を第1係止部、前記被係止部を第1被係止部として備え、
    さらに、前記衣類処理装置本体に設けられる第2係止部と、前記ドアフックに設けられる第2被係止部と、を備え、
    前記第2被係止部に、前記ドアフックの前記ドアフック挿入部内からの抜去を円滑にする抜去円滑部が設けられている請求項5に記載の衣類処理装置。
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