JP2020037333A - 固定構造 - Google Patents

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森 直樹
Naoki Mori
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Abstract

【課題】固定構造において、車両のユニットの少なくとも一つを制御する制御部を車両に保持するブラケットの剛性を確保する。【解決手段】固定構造Sは、サイドメンバ1と、車両のユニットの少なくとも一つを制御する制御部本体21と、制御部本体21が収納されている制御部筐体22と、を有する制御部2と、制御部2をサイドメンバ1に固定するブラケット3と、を有し、ブラケット3は、制御部筐体22の上面に接する第1接触部311と、車両の高さ方向と直交する水平方向において延在し、かつ内側面に第1の溝が形成されている第1の穴316を有する第1支持部315と、を有する上方支持部材31と、制御部筐体22の下面に接する第2接触部321と、車両の高さ方向と直交する水平方向において延在し、かつ内側面に第1の溝と同じ形状の第2の溝が形成されている第2の穴325を有する第2支持部324と、を有する下方支持部材32と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、車両の固定構造に関する。
従来、車両には、固定構造が設けられている。特許文献1には、電気接続箱が車体に突設した金属製の車体ブラケットを介して車体に固定されている構造が開示されている。
特開2008−29061号公報
車両において、車両のユニットの少なくとも一つを制御する制御部を車両に保持するためにブラケットが用いられている場合がある。この場合、制御部は振動が抑制されることが求められるが、例えば車両における制御部周辺のレイアウト環境から、車両の制御部を車両に保持するブラケットの剛性を確保しづらいという問題が生じていた。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、車両のユニットの少なくとも一つを制御する制御部を車両に保持するブラケットの剛性を確保できる固定構造を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様においては、車両の前後方向において延伸しているサイドメンバと、前記車両のユニットの少なくとも一つを制御する制御部本体と、前記制御部本体が収納されている制御部筐体と、を有する制御部と、前記制御部を前記サイドメンバに固定するブラケットと、を有し、前記ブラケットは、前記制御部筐体の上面に接する第1接触部と、前記車両の高さ方向と直交する水平方向において延在し、かつ内側面に第1の溝が形成されている第1の穴を有する第1支持部と、を有する上方支持部材と、前記制御部筐体の下面に接する第2接触部と、前記車両の高さ方向と直交する水平方向において延在し、かつ内側面に前記第1の溝と同じ形状の第2の溝が形成されている第2の穴を有する第2支持部と、を有する下方支持部材と、前記上方支持部材又は前記下方支持部材に設けられており、かつ前記サイドメンバに固定されている固定部と、前記車両の高さ方向において延伸しており、かつ外側面に前記第1の溝及び前記第2の溝と螺合する第3の溝が形成されており、かつ前記第1の穴及び前記第2の穴に挿入された状態で回転することで前記上方支持部材と前記下方支持部材との間の前記車両の高さ方向における距離を変化させる軸部と、を有することを特徴とする固定構造を提供する。
また、前記サイドメンバは、前記車両の高さ方向において延在し、かつ複数の第4の穴を有する縦板部を有し、前記固定部は、前記縦板部の前記車両の車幅方向における外側面と接し、かつ複数の第3の穴を有する縦板部を有し、前記ブラケットが前記サイドメンバに固定された状態では、前記複数の第3の穴及び前記複数の第4の穴にボルトを挿入して前記挿入されたボルトにナットが締め付けられていてもよい。
また、前記制御部筐体の上面には、複数の第1凹部が形成されており、前記第1接触部の下面には、前記複数の第1凹部に挿入されている複数の第1凸部が形成されており、前記制御部筐体の下面には、複数の第2凹部が形成されており、前記第2接触部の上面には、前記複数の第2凹部に挿入されている複数の第2凸部が形成されていてもよい。また、前記車両のユニットの少なくとも一つは、前記車両のエンジンであってもよい。
本発明によれば、固定構造において、車両のユニットの少なくとも一つを制御する制御部を車両に保持するブラケットの剛性を確保できるという効果を奏する。
本実施形態に係る固定構造が車両に設けられている状態を示す。 図1のX−X線断面図である。 ブラケットの構造を示す。 ブラケットを構成する部材が分離された状態を示す。 従来の固定構造の構造を示す。
<本実施形態>
[固定構造Sの周辺構成]
図1は、本実施形態に係る固定構造Sが車両に設けられている状態を示す図である。図2は、図1のX−X線断面図である。図3は、ブラケット3の構造を示す図である。図4は、ブラケット3を構成する部材が分離された状態を示す図である。
車両は、エンジンE、フロントバンパF、タイヤT、マッドガードM、及び固定構造Sを有する。エンジンEは、車両を駆動するための動力を発生する。エンジンEは、例えばガソリンエンジン又はディーゼルエンジンである。エンジンEは、燃料(例えば、ガソリン又は軽油)及び空気を供給して燃焼させることで動力を発生すると共に排気ガスを生じる。
フロントバンパFは、車両に対する前方からの衝撃を吸収するための部材である。フロントバンパFは、車両の車幅方向において延伸している。フロントバンパFは、車両の前後方向における前方、かつ車両の高さ方向における下方に設けられている。タイヤTは、車両の前輪である。マッドガードMは、車両が走行中にタイヤTから跳ね上がる水しぶき、泥等が、自車両や他の車両に向かって飛び散ってしまうのを防ぐための部材である。マッドガードMは、例えばタイヤTの後方、かつ上方に設けられている。
[固定構造Sの構造]
固定構造Sは、車両のユニットの少なくとも一つを制御する制御部2を車両に固定する構造である。固定構造Sは、サイドメンバ1、制御部2、及びブラケット3を有する。サイドメンバ1は、車両の前後方向において延伸している部材である。車両は、例えば車両の前後方向において平行に延伸している2本のサイドメンバ1を有する。サイドメンバ1は、例えば断面がコ字形状である。
図2に示すように、サイドメンバ1は、縦板部11、上板部12、及び下板部13を有する。縦板部11は、車両の高さ方向において延在する。縦板部11は、複数の第4の穴111を有する。複数の第4の穴111は、例えば縦板部11の車両の前後方向及び高さ方向において隣接して配置されている。複数の第4の穴111は、例えば4個形成されているが、複数の第4の穴111の数は任意である。
上板部12は、縦板部11の車両の高さ方向における上端から、車両の車幅方向における内側に向かって延伸している。上板部12は、縦板部11と直交している。下板部13は、縦板部11の車両の高さ方向における下端から、車両の車幅方向における内側に向かって延伸している。下板部13は、縦板部11と直交している。
制御部2は、車両のユニットの少なくとも一つを制御する。制御部2は、例えばエンジンコントロールユニット(ECU:Engine Control Unit)である。制御部2は、例えば車両のエンジンEを制御する。制御部2は、制御部本体21、及び制御部筐体22を有する。制御部本体21は、車両のユニットの少なくとも一つを制御する。制御部本体21は、例えば基板及び基板に実装されている素子等を含む。制御部本体21は、制御部筐体22に収納されている。制御部本体21は、例えば図示しないブラケットを介して制御部筐体22の内側に固定されている。制御部本体21は、振動に対して壊れ易いため、例えば車両の走行によって振動することを防ぐことが望ましい。
制御部筐体22は、制御部本体21を収納している。制御部筐体22は、例えば略直方体形状である。制御部筐体22は、例えば車両の高さ方向において2分割されて構成されている。具体的には、制御部筐体22は、第1制御部筐体と、第1制御部筐体と結合する第2制御部筐体とを有する。制御部本体21が内側に収納された状態で、第1制御部筐体と第2制御部筐体とが、例えば車両の高さ方向に並んだ状態で結合している。
制御部筐体22は、複数の第1凹部221、及び複数の第2凹部222を有する。複数の第1凹部221は、制御部2の制御部筐体22の上面に形成されている凹部である。複数の第1凹部221は、制御部2がブラケット3を介してサイドメンバ1に取り付けられた状態で、車両の前後方向において隣接して配置されている。複数の第1凹部221は、例えば2個形成されているが、複数の第1凹部221の数は任意である。
複数の第2凹部222は、制御部2の制御部筐体22の下面に形成されている凹部である。複数の第2凹部222は、制御部2がブラケット3を介してサイドメンバ1に取り付けられた状態で、車両の前後方向において隣接して配置されている。複数の第2凹部222は、例えば2個形成されているが、複数の第2凹部222の数は任意である。
[ブラケット3の構造]
ブラケット3は、制御部2をサイドメンバ1に固定する。ブラケット3は、上方支持部材31、下方支持部材32、固定部33、軸部34、及びナット35を有する。
上方支持部材31は、例えば、車両の高さ方向において移動可能であり、制御部2を上方から支持する部材である。上方支持部材31は、第1接触部311、及び第1支持部315を有する。
第1接触部311は、制御部2の制御部筐体22の上面に接する。第1接触部311は、例えば断面がL字形状である。第1接触部311は、横板部312、縦板部313、及び複数の第1凸部314を有する。
横板部312は、車両の高さ方向と直交する水平方向において延在する。横板部312の下面は、制御部2の制御部筐体22の上面に接している。縦板部313は、横板部312の車両の車幅方向における外側の端部から、車両の高さ方向における下方に向かって延伸している。縦板部313は、横板部312と直交している。縦板部313の車両の車幅方向における内側の面は、制御部2の制御部筐体22の車両の車幅方向における外側の面に接している。
複数の第1凸部314は、第1接触部311の下面に形成されている凸部である。具体的には、複数の第1凸部314は、第1接触部311の横板部312の下面に形成されている。複数の第1凸部314は、ブラケット3がサイドメンバ1に取り付けられた状態で、車両の前後方向において隣接して配置されている。複数の第1凸部314は、例えば2個形成されているが、複数の第1凸部314の数は任意である。複数の第1凸部314の数は、例えば複数の第1凹部221の数と同じであるのが望ましい。
制御部2がブラケット3に取り付けられた状態では、複数の第1凸部314は、複数の第1凹部221に挿入されている。固定構造Sにおいては、複数の第1凸部314が複数の第1凹部221に挿入されていることで、制御部2がブラケット3に対して移動しづらくなる。
第1支持部315は、車両の高さ方向と直交する水平方向において延在する。第1支持部315は、第1接触部311の下端から車両の車幅方向における外側に向かって延伸している。具体的には、第1支持部315は、第1接触部311の縦板部313の下端から車両の車幅方向における外側に向かって延伸している。第1支持部315は、縦板部313と直交している。
第1支持部315は、第1の穴316を有する。第1の穴316は、内側面に第1の溝が形成されている。第1の穴316は、後述する軸部34が挿入されている穴である。
下方支持部材32は、例えば、車両の高さ方向において移動可能であり、制御部2を下方から支持する部材である。下方支持部材32は、第2接触部321、及び第2支持部324を有する。
第2接触部321は、制御部筐体22の下面に接する。第2接触部321は、例えば平板形状である。第2接触部321は、横板部322、及び複数の第2凸部323を有する。
横板部322は、車両の高さ方向と直交する水平方向において延在する。横板部322の上面は、制御部2の制御部筐体22の下面に接している。複数の第2凸部323は、第2接触部321の上面に形成されている凸部である。複数の第2凸部323は、ブラケット3がサイドメンバ1に取り付けられた状態で、車両の前後方向において隣接して配置されている。複数の第2凸部323は、例えば2個形成されているが、複数の第2凸部323の数は任意である。複数の第2凸部323の数は、例えば複数の第2凹部222の数と同じであるのが望ましい。
制御部2がブラケット3に取り付けられた状態では、複数の第2凸部323は、複数の第2凹部222に挿入されている。固定構造Sにおいては、複数の第2凸部323が複数の第2凹部222に挿入されていることで、制御部2がブラケット3に対して移動しづらくなる。
第2支持部324は、車両の高さ方向と直交する水平方向において延在する。第2支持部324は、第2接触部321の車両の車幅方向における外側の端部に設けられている。具体的には、第2支持部324は、横板部322の車両の車幅方向における外側の端部から、車両の車幅方向における外側に向かって延伸している。
第2支持部324は、第2の穴325を有する。第2の穴325は、内側面に第2の溝が形成されている。第2の溝は、第1の溝と同じ形状の溝である。第2の穴325は、第1の穴316と同様に、後述する軸部34が挿入されている穴である。ブラケット3がサイドメンバ1に取り付けられた状態では、第2の穴325は、車両の高さ方向において、第1の穴316の下方に位置する。
固定部33は、ブラケット3をサイドメンバ1に固定するための部材である。固定部33は、上方支持部材31又は下方支持部材32に設けられており、かつサイドメンバ1に固定されている。図2〜図4に示すように、具体的には、固定部33は下方支持部材32に設けられている。
固定部33は、縦板部331、第1側板部332、及び第2側板部333を有する。縦板部331は、例えば平板形状である。縦板部331は、車両の高さ方向において延在している。縦板部331は、サイドメンバ1の縦板部11の車両の車幅方向における外側面と接する。
第1側板部332は、例えば平板形状である。第1側板部332は、縦板部331の車両の前後方向における前端から車両の車幅方向における外側に向かって延伸している。第1側板部332は、例えば縦板部331と直交している。
第2側板部333は、例えば平板形状である。第2側板部333は、縦板部331の車両の前後方向における後端から車両の車幅方向における外側に向かって延伸している。第2側板部333は、例えば縦板部331と直交している。
縦板部331は、複数の第3の穴334を有する。複数の第3の穴334は、車両の前後方向及び車両の高さ方向において隣接して配置されている。複数の第3の穴334は、例えば4個形成されているが、複数の第3の穴334の数は任意である。複数の第3の穴334の数は、例えばサイドメンバ1に形成されている複数の第4の穴111の数と同じであるのが望ましい。
ブラケット3がサイドメンバ1に固定された状態では、固定部33は、縦板部331の複数の第3の穴334とサイドメンバ1の縦板部11の複数の第4の穴111とにボルトを挿入して、挿入されたボルトにナットを締め付けることで、サイドメンバ1に固定されている。
軸部34は、例えばボルトである。軸部34の車両の高さ方向における上端には、頭部が形成されている。軸部34は、車両の高さ方向において延伸しており、かつ外側面に第3の溝が形成されている。第3の溝は、軸部34の車両の高さ方向において螺旋状に形成されている。第3の溝は、第1の溝及び第2の溝と螺合する溝である。また、軸部34は、第1の穴316及び第2の穴325に挿入された状態で回転することで上方支持部材31と下方支持部材32との間の車両の高さ方向における距離を変化させる。軸部34は、ブラケット3で制御部2をサイドメンバ1に固定した状態において、背骨としてブラケット3の剛性を確保することができる。
ブラケット3においては、第1の穴316に形成されている第1の溝、及び第2の穴325に形成されている第2の溝は、軸部34に形成されている第3の溝と螺合しているので、軸部34が回転することで、上方支持部材31及び下方支持部材32は、車両の高さ方向において移動する。例えば、下方支持部材32の固定部33がサイドメンバ1に取り付けられた状態では、軸部34を回転させることで、上方支持部材31が車両の高さ方向において移動する。ナット35は、軸部34と締結されている。または、ナット35は、軸部34の車両の高さ方向における下端付近に溶接されていてもよい。
図5は、従来の固定構造S2の構造を示す図である。なお、図5は、図2と同様に、図1における固定構造Sを従来の固定構造S2に置換した状態のX−X線断面図である。
従来の固定構造S2は、サイドメンバ1、制御部91、第1ブラケット92、及び第2ブラケット93を有する。制御部91は、制御部2と同様に、例えば直方体形状である。第1ブラケット92は、例えば断面がコ字形状である。
第1ブラケット92は、縦板部921、上板部922、及び下板部923を有する。縦板部921は、車両の高さ方向において延在している。上板部922は、縦板部921の車両の高さ方向における上端から車両の車幅方向における内側に向かって延伸している。上板部922は、縦板部921と直交している。下板部923は、縦板部921の車両の高さ方向における下端から車両の車幅方向における内側に向かって延伸している。下板部923は、縦板部921と直交している。
第1ブラケット92は、制御部91の車両の高さ方向における上面、下面、及び車両の車幅方向における外側の面に接している。具体的には、縦板部921の車両の車幅方向における内側の面は、制御部91の車両の車幅方向における外側の面に接している。上板部922の車両の高さ方向における下面は、制御部91の車両の高さ方向における上面に接している。下板部923の車両の高さ方向における上面は、制御部91の車両の高さ方向における下面に接している。
制御部91は、第1ブラケット92の内側に設けられた状態で、上板部922及び下板部923に形成されている穴にボルトを挿入して締め付けることで、第1ブラケット92に固定されている。
第2ブラケット93は、例えば平板形状であり、車両の高さ方向において延在している。第2ブラケット93の上端付近は、第1ブラケット92の車両の車幅方向における外側の面に固定されている。具体的には、第2ブラケット93の上端付近は、第2ブラケット93に形成されている穴と第1ブラケット92の縦板部921に形成されている穴とにボルトを挿入して締め付けることで、第1ブラケット92に固定されている。
また、第2ブラケット93の下端付近は、サイドメンバ1の車両の車幅方向における外側の面に固定されている。具体的には、第2ブラケット93の下端付近は、第2ブラケット93に形成されている穴とサイドメンバ1の縦板部11に形成されている穴とにボルトを挿入して、挿入されたボルトにナットを締め付けることで、サイドメンバ1に固定されている。
本実施形態に係る固定構造Sは、従来の固定構造S2と比べて、ブラケット3が有する軸部34を回転させることで、第1接触部311及び第2接触部321で制御部2の制御部筐体22を車両の高さ方向における上方及び下方から強固に締め付けている。よって、固定構造Sは、従来の固定構造S2と比べて制御部2の制御部筐体22の剛性を利用することで、剛性を確保できる。また、固定構造Sにおいては、従来の固定構造S2と比べて、制御部2の交換が容易になる。すなわち、作業者は、例えばブラケット3がサイドメンバ1に取り付けられた状態で、軸部34を回転させることで、制御部2をブラケット3に着脱することもできる。
また、固定構造Sは、ブラケット3の軸部34を回転させることで、上方支持部材31と下方支持部材32との間の車両の高さ方向における距離を変化させることができる。よって、固定構造Sは、制御部2の大きさ(特に、制御部2の車両の高さ方向における長さ)によらず、ブラケット3で容易に固定することができる。
[変形例]
上記実施形態では、制御部2は、車両のエンジンEを制御する制御部である例を示したが、制御部2は、車両のユニットの少なくとも一つを制御する制御部であればよい。制御部2は、例えば車両の後処理装置に含まれるディーゼルパティキュレートフィルタ(DPD:Diesel Particulate Diffuser)の再生制御をする制御部(DCU:DPD Control Unit)であってもよい。
また、上記実施形態では、固定部33は下方支持部材32に設けられている例を示したが、固定部33は上方支持部材31に設けられていてもよい。
[本実施形態に係る固定構造Sによる効果]
本実施形態に係る固定構造Sは、車両の前後方向において延伸しているサイドメンバ1と、車両のユニットの少なくとも一つを制御する制御部本体21と、制御部本体21が収納されている制御部筐体22と、を有する制御部2と、制御部2をサイドメンバ1に固定するブラケット3と、を有する。そして、ブラケット3は、制御部筐体22の上面に接する第1接触部311と、車両の高さ方向と直交する水平方向において延在し、かつ内側面に第1の溝が形成されている第1の穴316を有する第1支持部315と、を有する上方支持部材31と、制御部筐体22の下面に接する第2接触部321と、車両の高さ方向と直交する水平方向において延在し、かつ内側面に第1の溝と同じ形状の第2の溝が形成されている第2の穴325を有する第2支持部324と、を有する下方支持部材32と、を有する。
また、ブラケット3は、上方支持部材31又は下方支持部材32に設けられており、かつサイドメンバ1に固定されている固定部33と、車両の高さ方向において延伸しており、かつ外側面に第1の溝及び第2の溝と螺合する第3の溝が形成されており、かつ第1の穴316及び第2の穴325に挿入された状態で回転することで上方支持部材31と下方支持部材32との間の車両の高さ方向における距離を変化させる軸部34と、を有する。
本実施形態に係る固定構造Sは、ブラケット3が制御部筐体22の上面に接する第1接触部311と、制御部筐体22の下面に接する第2接触部321と、第1接触部311と第2接触部321との間の車両の高さ方向における距離を変化させる軸部34と、を有する。よって、固定構造Sは、軸部34を回転させることで、第1接触部311と第2接触部321とで、制御部筐体22を車両の高さ方向における上方及び下方から強固に締め付けることができる。固定構造Sは、第1接触部311と第2接触部321とで、制御部筐体22を車両の高さ方向における上方及び下方から強固に締め付けることで、制御部筐体22の剛性を利用して、制御部本体21を車両に保持するためのブラケットとしての剛性を確保することができる。
また、固定構造Sは、制御部2の交換が容易である。固定構造Sは、例えばブラケット3をサイドメンバ1から取り外さずに、ブラケット3がサイドメンバ1に固定された状態で、軸部34を回転させることで、制御部2を車両に着脱することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
E・・・エンジン
F・・・フロントバンパ
T・・・タイヤ
M・・・マッドガード
S・・・固定構造
1・・・サイドメンバ
11・・・縦板部
111・・・第4の穴
12・・・上板部
13・・・下板部
2・・・制御部
21・・・制御部本体
22・・・制御部筐体
221・・・第1凹部
222・・・第2凹部
3・・・ブラケット
31・・・上方支持部材
311・・・第1接触部
312・・・横板部
313・・・縦板部
314・・・第1凸部
315・・・第1支持部
316・・・第1の穴
32・・・下方支持部材
321・・・第2接触部
322・・・横板部
323・・・第2凸部
324・・・第2支持部
325・・・第2の穴
33・・・固定部
331・・・縦板部
332・・・第1側板部
333・・・第2側板部
334・・・第3の穴
34・・・軸部
35・・・ナット
S2・・・従来の固定構造
91・・・制御部
92・・・第1ブラケット
921・・・縦板部
922・・・上板部
923・・・下板部
93・・・第2ブラケット

Claims (4)

  1. 車両の前後方向において延伸しているサイドメンバと、
    前記車両のユニットの少なくとも一つを制御する制御部本体と、前記制御部本体が収納されている制御部筐体と、を有する制御部と、
    前記制御部を前記サイドメンバに固定するブラケットと、
    を有し、
    前記ブラケットは、
    前記制御部筐体の上面に接する第1接触部と、前記車両の高さ方向と直交する水平方向において延在し、かつ内側面に第1の溝が形成されている第1の穴を有する第1支持部と、を有する上方支持部材と、
    前記制御部筐体の下面に接する第2接触部と、前記車両の高さ方向と直交する水平方向において延在し、かつ内側面に前記第1の溝と同じ形状の第2の溝が形成されている第2の穴を有する第2支持部と、を有する下方支持部材と、
    前記上方支持部材又は前記下方支持部材に設けられており、かつ前記サイドメンバに固定されている固定部と、
    前記車両の高さ方向において延伸しており、かつ外側面に前記第1の溝及び前記第2の溝と螺合する第3の溝が形成されており、かつ前記第1の穴及び前記第2の穴に挿入された状態で回転することで前記上方支持部材と前記下方支持部材との間の前記車両の高さ方向における距離を変化させる軸部と、
    を有することを特徴とする固定構造。
  2. 前記サイドメンバは、前記車両の高さ方向において延在し、かつ複数の第4の穴を有する縦板部を有し、
    前記固定部は、前記縦板部の前記車両の車幅方向における外側面と接し、かつ複数の第3の穴を有する縦板部を有し、
    前記ブラケットが前記サイドメンバに固定された状態では、前記複数の第3の穴及び前記複数の第4の穴にボルトを挿入して前記挿入されたボルトにナットが締め付けられていることを特徴とする、
    請求項1に記載の固定構造。
  3. 前記制御部筐体の上面には、複数の第1凹部が形成されており、
    前記第1接触部の下面には、前記複数の第1凹部に挿入されている複数の第1凸部が形成されており、
    前記制御部筐体の下面には、複数の第2凹部が形成されており、
    前記第2接触部の上面には、前記複数の第2凹部に挿入されている複数の第2凸部が形成されていることを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の固定構造。
  4. 前記車両のユニットの少なくとも一つは、前記車両のエンジンであることを特徴とする、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の固定構造。
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