JP2020037279A - システム手帳バインダー - Google Patents
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Abstract
Description
従来のシステム手帳用のバインダー(手帳カバー)には、表紙の内側にノートを挟み込み、リフィル手帳とノートを同時に使用するものがあった。
また、リングのない手帳用の表紙としては、内側に2つのノートを挟み込んで、2つのノートを使用できるものがあった。
尚、関連する先行技術として、特許第4623438号公報「バインダー式連結手帳」(高柳威男)[特許文献1]、特開2001−225580号公報「手帳用バインダー」(有限会社宮文館)[特許文献2]がある。
特許文献2には、ベースシートの3列のリングを形成し、中央部分が谷折となる手帳用バインダーが示されている。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係るシステム手帳用のバインダー(システム手帳バインダー)は、第1面と第2面の接続する内側部分に第1のリングが設けられ、第3面と第4面の接続する内側部分に第2のリングが設けられ、第4面の第2のリング側とは反対側に第5面が接続部で接続され、第2面の第1のリング側とは反対側と第3面の第2のリング側とは反対側が折り曲げ可能な折り曲げ部で接続され、折り曲げ部で内側が山になるよう折り曲げて第2面の外側面と第3面の外側面を接近させた場合に、両面を接着させる第1の接着部が第2面の外側面と第3面の外側面に形成されているものであり、これにより、片手で持っている状態で、第4面を支えそこなったとしても、第4面と第5面が開いてしまうだけで、その片手で元の状態に容易に戻すことができ、片手で持った場合の利便性を向上させるものである。
本発明の実施の形態に係るシステム手帳バインダー(本システム手帳バインダー)について図1を参照しながら説明する。図1は、本システム手帳バインダーの内側説明図である。特に、図1(a)が平面図であり、(b)が正面図である。
本システム手帳バインダーは、図1に示すように、内側の構成として、リフィル手帳をカバーする本体部分として、第1面1aと、第2面1bと、第3面1cと、第4面1dと、第5面1eとを備え、内側に第1のリング2aと第2のリング2bとを基本的に有している。
次に、本システム手帳バインダーの各部について説明する。
[第1面1a〜第5面1e]
本システム手帳バインダーのカバーとなる本体部分は、第1面1aから第5面1eまでが連結されている。
具体的には、第1面1aと第2面1bとが第1の接続部Aで接続され、第2面1bと第3面1cとが第2の接続部Bで接続され、第3面1cと第4面1dとが第3の接続部Cで接続され、第4面1dと第5面1eとが第4の接続部Dで接続されている。
尚、第2の接続部Bが、請求項における折り曲げ部である。
そして、本システム手帳バインダーは、例えば、聖書サイズとポケットサイズの手帳に適用するものである。
尚、芯材は、第1〜第4の接続部には形成されておらず、各接続部では折り曲げ可能となっている。
また、第4面1dは、後述するマグネット等の接着部を備えていないため、カードを挿入するためのポケット口を形成してもよい。その際に、カードの挿入口を中央縦方向に形成して、カードを横方向から挿入する形とすることで、手帳本体を180度回転させても使用可能となり、左右どちらが利き手の使用者でも扱いやすくなっている。
そして、第1面1aと第2面1bが接続する第1の接続部Aの内側部分に第1のリング2aが形成され、第3面1cと第4面1dが接続する第3の接続部Cの内側部分に第2のリング2bが形成されている。
この第1のリング2aと第2のリング2bには、別々の手帳用のリフィル(リフィル手帳)がとじられるものである。
通常、聖書サイズのシステム手帳では、リングサイズが15mm径のリングを使用するが、本システム手帳バインダーでは、2つのリングにリフィル手帳を分けて収納するので、8mm径のスリムサイズとすることができる。
また、第1のリング2aと第2のリング2bにおいて、一方のリングを8mm径サイズとし、他方のリングを11mm径サイズとしてもよい。
第1の接続部Aは、第1面1aと第2面1bを接続すると共に、第1のリング2aが形成されており、内側が谷になるよう折り曲がる構成である。
第2の接続部Bは、第2面1bと第3面1cを接続し、内側が山になるよう折り曲がる構成である。第2の接続部Bでの折り曲げによって第2面1bの外側面と第3面1cの外側面が接するものとなる。
第4の接続部Dは、第4面1dと第5面1eを接続し、内側が谷になるよう折り曲がる構成である。第4の接続部Dでの折り曲げによって、本システム手帳バインダーを折り畳んだ状態で第1面1aの外側面に第5面1eの内側面が被さるものとなる。詳細は後述する。
本システム手帳バインダーの特徴として、第1面1aの外側面に接着部3a,3bが形成されている。接着部3a,3bは、平面形状で内部の芯材に貼り付けられ、例えば、マグネット等で構成されている。位置としては、第1面1aにおいて、第1のリング2aとは反対側の端部側に設けられている。
また、第2面1bの外側面に接着部3c,3dが形成されている。接着部3c,3dは、平面形状で内部の芯材に貼り付けられ、例えば、マグネット等で構成されている。位置としては、第2面1bにおいて、第1のリング2a側に設けられている。
そして、第2の接続部Bで折り曲げられ、第2面1bと第3面1cが接した場合に、接着部3cと接着部3eが重なり、接着部3dと接着部3fが重なり、マグネットの磁力によって接着するようになっている。この接着部3c,3d,3e,3fが請求項の第1の接着部に相当している。
そして、本システム手帳バインダーを、接続部Bが山に、接続部Aと接続部Cが谷になるよう折り畳んで、第1面1aの外側面に第5面1eの内側面を被せると、接着部3aと接着部3gが重なり、接着部3bと接着部3hが重なり、マグネットの磁力によって接着するようになっている。この接着部3a,3b,3g,3hが請求項の第2の接着部に相当している。
また、接着部の形状も、円形に限らず、四角でもよいし、帯状であっても構わない。
次に、本システム手帳バインダーの外側について図2を参照しながら説明する。図2は、本システム手帳バインダーの外側説明図である。
本システム手帳バインダーは、図2に示すように、第1面1a〜第5面1eまで連結されており、第2の接続部Bと第4の接続部Dが外側から判別できる構成となっている。
接着部3a〜3hは、芯材に取り付けられているため、合成皮革の表面には表れず、目立たないものである。
次に、本システム手帳バインダーを折り畳んだ場合の変形例1について図3を参照しながら説明する。図3は、本システム手帳バインダーの変形例1を示す概略説明図である。特に、図3(a)が平面図であり、(b)が正面図である。
本システム手帳バインダーの変形例1は、図3に示すように、第1の接続部A(第1のリング2a)で内側が谷になるよう折り曲げて、第1面1aの外側面を表に出した状態である。従って、図3(b)に示すように、第1面1aと第2面1bが対向している。
次に、本システム手帳バインダーを更に折り畳んだ場合の変形例2について図4を参照しながら説明する。図4は、本システム手帳バインダーの変形例2を示す概略説明図である。特に、図4(a)が平面図であり、(b)が正面図である。
本システム手帳バインダーの変形例2は、図4に示すように、図3の状態から第2の接続部Bで内側が山になるよう折り曲げて、第2面1bと第3面1cを接着させ、第3の接続部C(第2のリング2b)で内側が谷になるよう折り曲げて閉じ、第5面1eが開いた状態である。従って、図4(b)に示すように、第1面1aと第2面1bが対向し、第3面1cと第4面1dが対向している。
次に、本システム手帳バインダーを更に折り畳んだ場合の変形例3について図5を参照しながら説明する。図5は、本システム手帳バインダーの変形例3を示す概略説明図である。特に、図5(a)が平面図であり、(b)が正面図である。
本システム手帳バインダーの変形例3は、図5に示すように、図4の状態から第4の接続部Dで内側が谷になるよう折り曲げて閉じた状態である。従って、図5(b)に示すように、第1面1aの外側面に第5面1eが被さっている。
図5の状態が、本システム手帳バインダーが閉じられた状態となり、第2面1bと第3面1cが第1の接着部(接着部3c,3d,3e,3f)で接着し、第1面1aと第5面1eが第2の接着部(接着部3a,3b,3g,3h)で接着している。
次に、本システム手帳バインダーを一方の手で持って、他方の手でペンを持って使用している場合について説明する。
本システム手帳バインダーについて、第1面1aの外側に被さった第5面1eを開き(第2の接着部を解除し)、誤って第1の接続部Aと第1面1aを保持して第4面1dの支えを外した場合に、第2面1bと第3面1cが第1の接着部で接着しているので、第4面1dと第5面1eが開いて垂れ下がる。
その場合、本システム手帳バインダーを保持している一方の手の指を伸ばして第4面1dを持ち上げれば、元に容易に戻すことができる。
その場合でも、本システム手帳バインダーを保持している一方の手の指を伸ばして第4面1dを持ち上げれば、元に容易に戻すことができる。
次に、本発明の実施の形態に係る別のシステム手帳バインダー(別のシステム手帳バインダー)について図6,7を参照しながら説明する。図6は、別のシステム手帳バインダーの概略説明図であり、図7は、別のシステム手帳バインダーの閉じた状態の概略説明図である。
別のシステム手帳バインダーは、図6、図7に示すように、第5面1eにおいて折り曲げ可能な部分にペン5を差し込む切り欠き部4a,4bが形成されている。
切り欠き部4a,4bは、その部分にペン5を差し込んでも、ペン5の頭部が別のシステム手帳バインダーから飛び出ないようにするための構成である。
別のシステム手帳バインダーによれば、第5面1eの折り曲げ可能な部分に形成した切り欠き部4a,4bにより、ペン5の頭部が本体から飛び出してしまうことがなく、ペン5を手帳本体内に収納できるものである。
本システム手帳バインダーによれば、全ての面を閉じた状態では、第2面1bと第3面1cが第1の接着部で接着し、第1面1aと第5面1eが第2の接着部で接着しているので、閉じた状態において片手で持っても、誤ってリフィル手帳が開いてしまうことがないという効果がある。
Claims (2)
- リフィル手帳を収納する第1のリングと第2のリングを備えたシステム手帳用のバインダーであって、
第1面、第2面、第3面、第4面を備え、
前記第1面と前記第2面の接続する内側部分に前記第1のリングが設けられ、
前記第3面と前記第4面の接続する内側部分に前記第2のリングが設けられ、
前記第1のリングが設けられている部分で前記第1面と前記第2の面とが折れ曲がり、
前記第2のリングが設けられている部分で前記第3面と前記第4の面とが折れ曲がり、
前記第2面の前記第1のリング側とは反対側と前記第3面の前記第2のリング側とは反対側が折り曲げ可能な折り曲げ部で接続されていることを特徴とするシステム手帳バインダー。 - 少なくとも、第2面、第4面には芯材が設けられているが、
第1のリングが形成された部分、第2のリングが形成された部分、折り曲げ部には芯材が設けられていないことを特徴とする請求項1記載のシステム手帳バインダー。
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