JP2020036274A - 通信装置、通信方法、プログラム、およびネットワークシステム - Google Patents

通信装置、通信方法、プログラム、およびネットワークシステム Download PDF

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【課題】受信される信号の強度に応じた接続対象のIPネットワークの自動切替により、快適な音声通話を行うことが可能とする。【解決手段】音声に係る信号の送受信を行う通信部と、通信部が内部ネットワークから受信する信号の強度に基づいて、内部ネットワークと外部ネットワークとの接続に関する制御を行う接続制御部と、を備え、接続制御部は、内部ネットワークへ接続中に、内部ネットワークから受信した信号の強度が所定以下となった場合、所定時間の待機処理を行い、外部ネットワークへ接続するように制御する、通信装置が提供される。【選択図】図4

Description

本発明は、通信装置、通信方法、プログラム、およびネットワークシステムに関する。
近年、スマートフォンが所定のネットワークへ接続する際に、ユーザに対する負担を軽減するような技術が開発されている。
例えば、特許文献1では、企業ネットワーク側へパスワード発行サーバを設置し、ユーザは、端末上で、当該サーバから送信されたパスワードを入力する手順により、パスワードを覚える負担がユーザに対して無くなる技術が開示されている。
特開2007−102777号公報
なお、スマートフォンは複数のネットワークへ接続する場合があり、ネットワーク間での接続の切替え時において、ユーザに対する負担を軽減するような技術が求められる。
ところで、ソフトフォンにおいても、端末が接続対象のIPネットワークを変更する場合に、ユーザが快適に音声通話を行うことができるような技術が求められる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、受信される信号の強度に応じた接続対象のIPネットワークの自動切替により、快適な音声通話を行うことが可能な、新規かつ改良された通信装置、通信方法、プログラム、およびネットワークシステムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、音声に係る信号の送受信を行う通信部と、前記通信部が内部ネットワークから受信する信号の強度に基づいて、前記内部ネットワークと外部ネットワークとの接続に関する制御を行う接続制御部と、を備え、前記接続制御部は、前記内部ネットワークへ接続中に、前記内部ネットワークから受信した前記信号の強度が所定以下となった場合、所定時間の待機処理を行い、前記外部ネットワークへ接続するように制御する、通信装置が提供される。
また、前記接続制御部は、前記内部ネットワークへ接続中に、前記内部ネットワークから受信した前記信号の強度が所定以下となった場合、所定時間の待機処理を行い、前記外部ネットワークへ接続するように制御してもよい。
また、前記接続制御部は、前記通信部の前記内部ネットワークへの接続が切断されてから、所定時間の待機処理が完了する前に、前記内部ネットワークへの接続が復帰した場合、前記内部ネットワークへの接続を継続するように制御してもよい。
また、前記接続制御部は、前記外部ネットワークから前記内部ネットワークへ接続を切り替えた後、前記内部ネットワークから受信した前記信号の強度が所定以下である場合、所定時間の待機処理を行い、前記内部ネットワークとの接続を切断し前記外部ネットワークへ接続するように制御してもよい。
また、前記接続制御部は、前記外部ネットワークから前記内部ネットワークへ接続を切り替えた後、前記内部ネットワークから前記信号が受信されない場合、所定時間の待機処理を行い、前記内部ネットワークとの接続を切断し前記外部ネットワークへ接続するように制御してもよい。
また、前記接続制御部は、前記内部ネットワークから受信する前記信号の強度に基づいて、ユーザに対し通知するように制御してもよい。
また、前記接続制御部は、前記内部ネットワークから受信する前記信号の強度に基づいて、警告音を出力するように制御してもよい。
また、前記接続制御部は、前記通信部の前記内部ネットワークへの接続が切断された場合、前記警告音をユーザに対し出力するように制御してもよい。
また、前記接続制御部は、前記内部ネットワークから受信する前記信号の強度が所定以下である場合、前記警告音をユーザに対し出力するように制御してもよい。
また、前記音声は、音声通話のための音声であり、前記接続制御部は、前記内部ネットワークから受信する前記信号の強度が所定以下である場合、前記警告音を前記音声通話の通話相手に対し出力するように制御してもよい。
また、前記接続制御部は、前記音声に前記警告音を追加してもよい。
また、前記接続制御部は、前記警告音を出力させる指示信号を、前記通信部が送信する前記信号に付与してもよい。
また、上記課題を解決するために、前記通信装置との間で、前記音声に係るを前記信号の中継を行う、通信装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、プロセッサが、音声に係る信号の送受信を行うことと、内部ネットワークから受信する信号の強度に基づいて、前記内部ネットワークと外部ネットワークとの接続に関する制御を行うことと、前記内部ネットワークへ接続中に、前記内部ネットワークから受信した前記信号の強度が所定以下となった場合、所定時間の待機処理を行い、前記外部ネットワークへ接続するように制御することと、を含む、通信方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、音声に係る信号の送受信を行う通信部と、前記通信部が内部ネットワークから受信する信号の強度に基づいて、前記内部ネットワークと外部ネットワークとの接続に関する制御を行う接続制御部と、を備え、前記接続制御部は、前記内部ネットワークへ接続中に、前記内部ネットワークから受信した前記信号の強度が所定以下となった場合、所定時間の待機処理を行い、前記外部ネットワークへ接続するように制御する、通信装置、として機能させるためのプログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、音声に係る信号の送受信を行う通信装置と、コンピュータに前記通信装置とネットワークを介してやりとりさせるためのプログラムと、を有し、前記プログラムは、前記コンピュータを、前記音声に係る信号の送受信を行う通信部と、前記通信部が内部ネットワークから受信する信号の強度に基づいて、前記内部ネットワークと外部ネットワークとの接続に関する制御を行う接続制御部と、を備え、前記接続制御部は、前記内部ネットワークへ接続中に、前記内部ネットワークから受信した前記信号の強度が所定以下となった場合、所定時間の待機処理を行い、前記外部ネットワークへ接続するように制御する、通信装置、として機能させる、ネットワークシステムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、受信される信号の強度に応じた接続対象のIPネットワークの自動切替により、快適な音声通話を行うことが可能な、新規かつ改良された通信装置、通信方法、プログラム、およびネットワークシステムが提供される。
本実施形態に係る音声通話システムの構成例を示すブロック図である。 Wi−Fi接続中のスマートフォン10がIP電話機250との音声通話を開始する処理の流れについて説明するための図である。 スマートフォン10のWi−Fi接続が切断され、LTE接続へ切り替える処理の流れについて説明するための図である。 同実施形態に係るWi−Fi接続が切断された後に所定時間待機する動作の流れの一例について説明するための図である。 接続対象のネットワークを切り替えるまでの時間を設定する画面の一例について説明するための図である。 信号強度が低い状態でWi−Fi接続を行う場合の動作の流れの一例について説明するための図である。 同実施形態に係る信号強度が低い状態であることをユーザに対し警告音を用いて通知する動作の流れの一例について説明するための図である。 所定時間の間に無線AP220から送信される信号の強度が所定以下である場合の動作の一例について説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る各構成のハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.概要>
まず、本発明の概要について説明する。近年、スマートフォンを用いて、インターネット網またはIP−VPN網などのIPネットワークを通じた音声通話を行う機会が増えている。上記を実現する技術の総称は、VoIP(Voice over IP)と呼ばれる。
スマートフォンにより、IPネットワークを通じた音声通話を行う際、オフィスの内線通話に用いられるソフトフォンと呼ばれるソフトウェアが用いられる。ユーザは、例えばソフトフォンを格納するスマートフォンを用いて音声通話を行う。その際、スマートフォンは、IPネットワークに接続されている必要がある。ここで、スマートフォンが接続するIPネットワークの種類は、例えば当該スマートフォンが接続可能なネットワークにより決定される。
通常、ユーザがオフィス構内にいる場合、スマートフォンは社内LAN(Local Area Network)にWi−Fi(登録商標)接続を行う。一方、ユーザがオフィス構外の遠隔地にいる場合、スマートフォンはLTE(Long Term Evoluiton)接続を行う。つまり、スマートフォンがオフィス構内などの無線アクセスポイント(以下、無線APと称する)の電波(信号)を受信することができる場所では、スマートフォンはWi−Fi接続を行い、その他の場所では、LTE接続を行う。
ここで、例えばスマートフォンは可搬端末であるため、ユーザが、Wi−Fi接続中にWi−Fi接続を行う場所からLTE接続を行う場所へ移動する状況や、LTE接続中にLTE接続を行う場所からWi−Fi接続を行う場所へ移動する状況、などが発生し得る。その際、スマートフォンに格納されたソフトフォンは、例えば当該ソフトフォンによる音声通話を行っている際に、当該音声通話を維持したまま、自動的に接続対象のIPネットワークを切り替える(以下、通話パスを切り替える、とも称する)制御を行うことができる。
しかし、ソフトフォンが上記制御を行う際に、切り替えるタイミングによっては、以下の状況が発生し得る。
スマートフォンがWi−Fi接続中に、ソフトフォンを用いた音声通話を行っている場合において、ユーザが一時的にWi−Fi接続エリアの圏外への移動や、ハンドオーバーができないWi−Fiエリア間の移動を行うと、ソフトフォンはLTE接続へ通話パスを切り替える制御を行い、音声通話を維持する。しかし、ソフトフォンがLTE接続へ切り替えた後に、ユーザがWi−Fi接続エリア内に移動すると、ソフトフォンは再びWi−Fi接続へ通話パスを切り替える制御を行う。この際、接続対象のIPネットワークの切り替えが2度発生しており、それぞれ短時間の音声通話の途切れが発生し得る。
また、スマートフォンがLTE接続中に、ソフトフォンを用いた音声通話を行っている場合において、ユーザがWi−Fi接続エリアへの移動をすると、ソフトフォンはWi−Fi接続へ通話パスを切り替える制御を行う。ここで、スマートフォンがWi−Fi接続へ切り替えた直後は、スマートフォンが受信する無線APからの電波強度が低いことがある。そのため、スマートフォンから出力される当該音声通話による音声の質が不安定となる状況が発生し得る。
本開示の一実施形態に係る技術思想は、上記の点に着目して発想されたものであり、音声に係る信号の送受信を行う通信部と、前記通信部が内部ネットワークから受信する信号の強度に基づいて、前記内部ネットワークと外部ネットワークとの接続に関する制御を行う接続制御部と、を備え、前記接続制御部は、前記内部ネットワークへ接続中に、前記内部ネットワークから受信した前記信号の強度が所定以下となった場合、所定時間の待機処理を行い、前記外部ネットワークへ接続するように制御することを特徴とする。
<2.音声通話システムの構成例>
次に、本開示の一実施形態に係る音声通話システムの構成例について説明する。図1は、本実施形態に係る音声通話システムの構成例を示すブロック図である。当該音声通話システムは、スマートフォン10、ルータ210、無線AP220、VoIPゲートウェイ230、IP−PBX240、およびIP電話機250を備えるネットワークシステムである。また、スマートフォン10と構内システム20内の他の機器は、互いに情報通信が行えるように、外部ネットワーク1を介する方法、または無線AP220を介する方法で接続される。なお、スマートフォン10は、通信部100およびソフトフォン110を備える。
(スマートフォン10)
本実施形態に係るスマートフォン10は、ソフトフォン110を用いてIPネットワークを介した音声通話を行うことが可能な通信装置である。上述したように、スマートフォン10は、通信部100およびソフトフォン110を備える。
(通信部100)
本実施形態に係る通信部100は、音声に係る信号の送受信を構内システム20内の機器と行う機能を有する。通信部100は、携帯通信部101およびWi−Fi通信部102を備える。
(携帯通信部101)
本実施形態に係る携帯通信部101は、外部ネットワーク1へ接続する機能を有する。携帯通信部101により、スマートフォン10は、LTE接続などを行うことが可能となる。
(Wi−Fi通信部102)
本実施形態に係るWi−Fi通信部102は、後述する無線AP220を介して内部ネットワーク2へ接続する機能を有する。Wi−Fi通信部102により、スマートフォン10は、Wi−Fi接続を行うことが可能となる。
(ソフトフォン110)
本実施形態に係るソフトフォン110は、例えばスマートフォンにおいて動作するアプリケーションである。ソフトフォン110により、IPネットワークを通じた音声通話を行うことが可能となる。
また、ソフトフォン110は、呼制御信号を送信する宛先の機器のIPアドレスを記憶する。ここで、呼制御信号とは、呼制御を行うために機器間でやり取りされる信号をいう。呼制御とは、機器間で音声通話を実際に開始する前に行う一連のやり取りをいう。IPネットワークを介した音声通話における呼制御では、例えばSIP(Session Initiation Protocol)などが使用される。
また、ソフトフォン110は、接続制御部111、状態判定部113、および音声入出力部114を備える。
(接続制御部111)
本実施形態に係る接続制御部111は、通信部100が内部ネットワーク2から受信した信号の強度に基づいて、内部ネットワーク2と外部ネットワークとの接続に関する制御を行う機能を有する。ここで、信号は、携帯通信部101またはWi−Fi通信部102が受信した音声に係る信号をいう。なお、当該音声は、例えば音声通話のための音声であり得る。また、信号の強度は、後述する状態判定部113により判定される。
また、接続制御部111は、後述する音声入出力部114から提供された音声データをRTPパケットへ変換する機能を有する。また、接続制御部111は、後述するIP電話機250から送信されたRTPパケットを音声データに変換してもよい。変換された当該音声データは、音声入出力部114により、音声として出力される。また、接続制御部111は、警告音を出力させる指示信号を、通信部100が送信する信号に付与してもよい。
(状態判定部113)
本実施形態に係る状態判定部113は、通信部100が受信した信号の強度を判定する機能を有する。なお、信号の強度を判定する指標として、例えばRSSI(Received Signal Strength Indication)が用いられる。また、状態判定部113は、判定した信号の強度の情報を、接続制御部111へ提供する。
(音声入出力部114)
本実施形態に係る音声入出力部114は、ユーザから音声の入力を受け付ける機能を有する。音声入出力部114は、ユーザが発した音声などを収集するためのマイクロフォンを備えてもよい。
また、音声入出力部114は、通信部100が受信した信号に含まれる音声信号から復号される音声をユーザに対し出力する。
(ルータ210)
本実施形態に係るルータ210は、内部ネットワーク2と外部ネットワーク1とのデータのやり取りを中継する機能を有する機器である。ルータ210は、固定のグローバルIPアドレスを用いて、外部ネットワーク1に接続されている。また、ルータ210は、所定のポート番号で受信した通信パケットを、後述するVoIPゲートウェイ230へ送信する。ここで、通信パケットの宛先IPアドレスは、VoIPゲートウェイ230のローカルIPアドレスとなる。
(無線AP220)
本実施形態に係る無線AP220は、スマートフォン10が構内システム20において構内LANである内部ネットワーク2へ接続する機能を有する機器である。
(VoIPゲートウェイ230)
本実施形態に係るVoIPゲートウェイ230は、ソフトフォン110から受信する呼制御信号またはソフトフォン110と後述するIP電話機250との間で送受信されるRTPパケットを、中継する機能を有する通信装置である。VoIPゲートウェイ230は、ソフトフォン110が最初にIP電話機250との音声通話の確立を行う際に、ソフトフォン110から受信した呼制御信号を、IP−PBX240へ送信する。
(IP−PBX240)
本実施形態に係るIP−PBX240は、ソフトフォン110とIP電話機250との間で音声通話の接続の処理を行う。
(IP電話機250)
本実施形態に係るIP電話機250は、VoIP技術を利用してIPネットワークを介して音声通話を行うことができる電話機である。本実施形態に係るIP電話機250は、オフィス構内LANである内部ネットワーク2へ接続されている。なお、図1において、1つのIP電話機250が示されているが、2つ以上のIP電話機250がオフィス構内20内に存在していてもよい。また、IP電話機250は、スマートフォンであってもよい。
(外部ネットワーク1)
本実施形態に係る外部ネットワーク1は、外部ネットワーク1に接続されている装置から送信される情報の無線の伝送路である。例えば、外部ネットワーク1は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網などを含んでもよい。
(内部ネットワーク2)
本実施形態に係る内部ネットワーク2は、上述した構内システム20のそれぞれの機器間を接続するLANである。なお、上述したように、図1において、1つのIP電話機250が示されている。しかし、構内システム20は、それぞれが内部ネットワーク2へ接続されている2つ以上のIP電話機250を備えていてもよい。
<3.動作例>
次に、本発明の実施形態に係る音声通話システムの処理について、状況毎に説明する。
まず、前提となるスマートフォン10がWi−Fi接続を行う処理について説明する。図2は、Wi−Fi接続中のスマートフォン10がIP電話機250との音声通話を開始する処理の流れについて説明するための図である。
図2を参照すると、まず、スマートフォン10の接続制御部111は、Wi−Fi通信部102に無線AP220へ、呼制御信号「発信」を送信させる(S1001)。次に、無線AP220は、ステップS1001で受信した呼制御信号「発信」を、VoIPゲートウェイ230へ送信する(S1002)。次に、VoIPゲートウェイ230は、ステップS1002で受信した呼制御信号「発信」のパラメータを読み取り、当該呼制御信号「発信」に対し、さらにVoIPゲートウェイ230のIPアドレスおよびRTPパケット通信用のポート番号を設定した呼制御信号「発信」を、IP−PBX240へ送信する(S1003)。次に、IP−PBX240は、VoIPゲートウェイ230から受信した呼制御信号「発信」のパラメータを読み取り、当該パラメータから読み出された着信先の番号に対応するIP電話機250へ、呼制御信号「着信」を送信する(S1004)。
次に、ステップS1004で呼制御信号「着信」を受信したIP電話機250は、当該呼制御信号「着信」の送信元のIPアドレスおよびRTPパケット通信用のポート番号を読み出す。また、IP電話機250は、音声出力などにより当該IP電話機250のユーザに対し当該IP電話機250に着信がある旨を通知し、また当該ユーザが応答すると、IP−PBX240へ呼制御信号「応答」を送信する(S1005)。次に、IP−PBX240は、IP−PBX240から受信した呼制御信号「応答」をVoIPゲートウェイ230へ送信する(S1006)。次に、VoIPゲートウェイ230は、ステップS1002で受信した呼制御信号「発信」の送信元のソフトフォン110を宛先として、無線AP220へ呼制御信号「応答」を送信する(S1007)。この際、VoIPゲートウェイ230は、当該呼制御信号「応答」のパラメータとして、VoIPゲートウェイ230のIPアドレスおよびRTPパケット通信用のポート番号を設定する。次に、無線AP220は、VoIPゲートウェイ230から受信した呼制御信号「応答」をソフトフォン110へ送信する(S1008)。
次に、IP電話機250は、当該IP電話機250から入力された音声をRTPパケットに変換し、ステップS1004で受信した呼制御信号「着信」のパラメータから読み出したIPアドレスおよびRTPパケット通信用のポート番号を用いて、RTPパケットをVoIPゲートウェイ230へ送信する(S1009)。なお、ステップS1009は、ステップS1004で呼制御信号「着信」を受信した直後から実行されてもよい。次に、VoIPゲートウェイ230は、ステップS1003で設定したIPアドレスおよびRTPパケット通信用のポート番号からRTPパケットを受信した場合、当該RTPパケットを無線AP220へ送信する(S1010)。次に無線AP220は、ステップS1010で受信したRTPパケットをソフトフォン110へ送信する(S1011)。
次に、ソフトフォン110のWi−Fi通信部102は、ステップS1008で呼制御信号「応答」を受信して通話中状態になった後、音声入出力部114から入力された音声を、接続制御部111がRTPパケットに変換し、当該呼制御信号「応答」のパラメータに設定されたIPアドレスおよびRTPパケット通信用のポート番号を宛先として無線AP220へ、当該RTPパケットを送信する(S1012)。次に、無線AP220は、ステップS1012で受信したRTPパケットをVoIPゲートウェイ230へ送信する(S1013)。次に、VoIPゲートウェイ230は、ステップS1009で送信されたRTPパケットのパラメータに設定されたIPアドレスおよびRTPパケット通信用のポート番号宛に、ステップS1013で受信したRTPパケットを送信する(S1014)。
以上が、Wi−Fi接続中のスマートフォン10がIP電話機250との音声通話を開始する処理の流れである。
次に、前提としてスマートフォン10のWi−Fi接続が切断され、LTE接続へ切り替える処理の流れについて説明する。図3は、スマートフォン10のWi−Fi接続が切断され、LTE接続へ切り替える処理の流れについて説明するための図である。
図3を参照すると、まず、スマートフォン10のWi−Fi接続が切断され、状態判定部113がWi−Fi接続の切断を判定する(S1101)。次に、接続制御部111は、Wi−Fi通信部102にRTPパケットの送信を停止させ、携帯通信部101に呼制御信号「通話パス切替」を、外部ネットワーク1へルータ210を宛先として送信する(S1102)。次に、当該呼制御信号「通話パス切替」が、ルータ210へと送信される(S1103)。次に、ルータ210は、ステップS1103で受信した呼制御信号「通話パス切替」をVoIPゲートウェイ230へ送信(転送)する(S1104)。この際、宛先のIPアドレスは、VoIPゲートウェイ230のローカルIPアドレスである。
次に、VoIPゲートウェイ230は、ステップS1104で受信した呼制御信号「通話パス切替」の送信元のIPアドレスを宛先として、ルータ210へ応答信号「ACK」を送信する(S1105)。この際、VoIPゲートウェイ230は、応答信号「ACK」のパラメータに、VoIPゲートウェイ230がRTPパケットを中継するためのポート番号、およびルータ210のグローバルIPアドレスが設定されている。次に、ルータ210は、ステップS1105で受信した応答信号「ACK」を、ソフトフォン110を宛先として外部ネットワーク1へ送信する(S1106)。次に、スマートフォン10の携帯通信部101は、ステップS1106で送信された応答信号「ACK」を外部ネットワーク1を介して受信する(S1107)。
次に、スマートフォン10の携帯通信部101は、ステップS1107で受信した応答信号「ACK」のパラメータにステップS1106で設定されたポート番号およびIPアドレスを宛先として外部ネットワーク1へRTPパケットを送信する(S1108)。次にルータ210は、ステップS1108で送信されたRTPパケットを、外部ネットワーク1を介して受信する(S1109)。次に、ルータ210は、ステップS1109で受信したRTPパケットをVoIPゲートウェイ230へ送信する(S1110)。次に、VoIPゲートウェイ230は、ステップS1105で設定したポート番号でRTPパケットを受信した後、ステップS1104で受信した呼制御信号「通話パス切替」の送信元が音声通話中であった相手のIP電話機250へRTPパケットを送信する(S1111)。
一方、IP電話機250は、VoIPゲートウェイ230へRTPパケットを送信している(S1112)。なお、ステップS1112は、S1101でスマートフォン10がWi−Fi接続を切断される前から実行され得る。次に、VoIPゲートウェイ230は、ステップS1112で受信したRTPパケットを、ステップS1105で設定したポート番号およびルータ210のグローバルIPアドレスに対して、RTPパケットを送信する(S1113)。次に、ルータ210は、ステップS1113で受信したRTPパケットを、ソフトフォン110を宛先として外部ネットワーク1へ送信する(S1114)。携帯通信部101は、ステップS1114で送信されたRTPパケットを、外部ネットワーク1を介して受信する(S1115)。
以上説明したように、スマートフォン10のWi−Fi接続が切断されたとしても、LTE接続へ切り替えることで、音声通話を維持することができる。なお、スマートフォン10のWi−Fi接続が切断された場合に、所定時間の間、待機した後にLTE接続へ切り替えてもよい。
しかし、<1.概要>において説明したように、LTE接続へ切り替えたすぐ後に、ユーザがWi−Fi接続が可能な場所へ直ぐに移動した場合、ソフトフォン110の接続先の切替え処理が2度実行されることになる。その間、音声通話自体は維持されるが、短時間の音声通話の途切れが切替え処理毎にそれぞれ発生する。
図4は、本実施形態に係るWi−Fi接続が切断された後に所定時間待機する動作の流れの一例について説明するための図である。
図4を参照すると、まず、スマートフォン10のWi−Fi接続が切断され、状態判定部113がWi−Fi接続の切断を判定する(S1201)。次に、接続制御部111は、状態判定部113がWi−Fi接続の切断を判定したことに基づいて、Wi−Fi接続が切断されている状態で、所定時間の待機処理を開始し、出力する音声に警告音を付与し、音声入出力部114に当該音声を出力させる(S1202)。次に、状態判定部113が、当該所定時間の待機処理が完了する前に無線AP220からの信号の強度を判定(検知)し、すなわちWi−Fi接続が復帰し、また接続制御部111は、音声入出力部114に警告音の出力を終了させる(S1203)。すなわち、Wi−Fi接続が継続する。
以下、ステップS1204以降、無線AP220を介して、ソフトフォン110とIP電話機250との間で、RTPパケットのやり取りが行われる。なお、ステップS1204〜ステップS1206は、図2に示したステップS1012〜ステップS1014と実質的に同様であるため、重複説明を省略する。また、ステップS1207〜ステップS1209も、図1に示したステップS1009〜ステップS1011と実質的に同様であるため重複説明を省略する。
なお、上記において、Wi−Fi接続が切断された後、当該所定時間が経過した場合、接続制御部111は、LTE接続へ通話パスを切り替える制御を行う。
このように、Wi−Fi接続が切断された場合に、通話パスをLTE接続へ直ぐに切り替えずに、所定時間の待機処理を行うことで、余計な接続対象のネットワークの切替え処理の必要が無くなる。また、Wi−Fi接続の切断中に、ソフトフォン110のユーザに対して警告音を出力することができる。係る機能によれば、ユーザは音声の途切れが少ない、より快適な音声通話を行うことが可能となる。
なお、図4において、接続制御部111は、所定時間の間待機した後、LTE接続へ切り替える。ここで、当該所定時間は、ユーザにより設定されてもよい。図5は、接続対象のネットワークを切り替えるまでの時間を設定する画面の一例について説明するための図である。図5には、スマートフォン10が示されている。
図5において、スマートフォン10に、構内ネットワークへの接続が切断された際に、構内ネットワークへの接続から外部ネットワークへ切り替える処理を開始するまでの時間を設定するように促すメッセージMが示されている。また、ユーザの入力を受け付けるフォームFが示されている。
図5の一例において、スマートフォン10に、待機する所定時間として0秒から900秒まで設定可能であるとユーザに対し通知しているメッセージMおよび、60秒に設定されているフォームFが示されている。
このように、接続制御部111が、状態判定部113がWi−Fi接続の切断を判定してから、LTE接続へ切り替えるまでの待機時間を手動で設定することが可能である。係る機能によれば、スマートフォン10のソフトフォン110を用いた音声通話を行う種々の状況に応じて、より快適な音声通話を行うことができる。
また、<1.概要>において説明したように、スマートフォン10がLTE接続からWi−Fi接続へ通話パスを切り替えた直後は、スマートフォンが受信する無線APからの信号強度が弱いことがある。そのため、スマートフォンから出力される当該音声通話による音声の質が不安定になる状況が発生し得る。
図6は、信号強度が低い状態でWi−Fi接続を行う場合の動作の流れの一例について説明するための図である。
図6を参照すると、スマートフォン10がLTE接続中である際に、スマートフォン10の状態判定部113は、無線AP220から送信された信号(電波)の強度が低いことを判定(検知)する(S1301)。ここで、信号の強度が低いとは、信号の強度が所定以下であると定義され得る。なお、当該所定以下は、ゼロが含まれる。次に、接続制御部111は、ステップS1301で状態判定部113が判定したことに応じて、携帯通信部101にRTPパケットの送信を停止させ、Wi−Fi通信部102に呼制御信号「通話パス切替」を、VoIPゲートウェイ230を宛先として、無線AP220へ送信する(S1302)。次に、無線AP220は、ステップS1302で受信した呼制御信号「通話パス切替」をVoIPゲートウェイ230へ送信する(S1303)。
次に、VoIPゲートウェイ230は、ステップS1303で受信した呼制御信号「通話パス切替」の送信元情報に基づいて、応答信号「ACK」を無線AP220へ送信する(S1304)。次に、無線AP220は、ステップS1304で受信した応答信号「ACK」をスマートフォン10へ送信する(S1305)。
その後、無線AP220を介して、ソフトフォン110とIP電話機250との間で、RTPパケットのやり取りが行われる。なお、ステップS1306〜ステップS1308は、図1で示したステップS1012〜ステップS1014と実質的に同様であるため、重複説明を省略する。また、ステップS1309〜ステップS1311も、図1で示したステップS1009〜ステップS1011と実質的に同様であるため、重複説明を省略する。
最後に、スマートフォン10の状態判定部113は、Wi−Fi通信部102が受信した信号の強度がステップS1301の信号の強度より強い(良好である)と判定する(S1312)。
ここで、ステップS1301〜ステップS1312までの間、スマートフォン10は、無線AP220からの信号の強度が低い状態で、IP電話機250と音声通話に係る信号の送受信を行っている。
本実施形態に係る音声通話システムでは、無線AP220からの信号の強度が低い場合、ユーザに対し通知をしてもよい。
図7は、本実施形態に係る信号強度が低い状態であることをユーザに対し警告音を用いて通知する動作の流れの一例について説明するための図である。
図7を参照すると、まず、ステップS1301と同様に、スマートフォン10がLTE接続中である際に、スマートフォン10の状態判定部113は、無線AP220から送信された信号(電波)の強度が低いことを検知する(S1401)。その後、ステップS1402〜ステップS1406までは、図6で示したステップS1302〜ステップS1305と実質的に同様であるため、重複説明を省略する。
次に、スマートフォン10の接続制御部111は、音声入出力部114にユーザに対する警告音の出力を開始させる(S1406)。具体的には、接続制御部111は、例えば音声入出力部114で出力させるための音声に警告音を付与する制御を行ってもよい。もちろん、ユーザに対し警告音を出力する方法は、係る例に限られない。
次に、ステップS1407〜ステップS1409までは、ステップS1306〜ステップS1308で送信されるRTPパケットとして送信される音声入出力部114から入力された音声データの他に、それぞれ警告音を送信する。なお、ステップS1410〜ステップS1412までは、図6で示したステップS1309〜ステップS1311と実質的に同様であるため重複説明を省略する。
次に、スマートフォン10の状態判定部113は、Wi−Fi通信部102が受信した信号の強度がステップS1401で受信した信号よりも強い(良好である)と判定する(S1413)。次に、接続制御部111は、ステップS1413で当該信号の強度が良好と判定されたことに応じて、音声入出力部114にステップS1406で開始したユーザに対する警告音の出力を終了させる(S1414)。最後に、なお、ステップS1415〜ステップS1417は、図6で示したステップS1306〜ステップS1308と実質的に同様であるため、重複説明を省略する。
このように、ソフトフォン110は、無線AP220から送信される信号の強度が低い場合に、その旨を音声通話中のユーザに対し通知することができる。係る機能によれば、ユーザにより音声通話の状況を把握することが容易となる。
上記では、無線AP220から送信される信号の強度が十分と判定されるまで回復する場合の一例ついて説明したが、当該信号の強度が所定以下のまま回復しない場合も考えられる。その際、ソフトフォン110は、Wi−Fi接続を切断し、LTE接続へ通話パスを切り替えてもよい。
図8は、所定時間の間に無線AP220から送信される信号の強度が所定以下である場合の動作の一例について説明するための図である。
図8を参照すると、まず、スマートフォン10がWi−Fi接続中において、次に、接続制御部111は、Wi−Fi通信部102が無線AP220から受信する信号(電波)の強度が所定以下であることに基づいて、所定時間の間の待機を行う(S1501)。この際、Wi−Fi通信部102は、無線AP220を介してIP電話機250とRTPパケットの送受信を行っていてもよい。また、この際、スマートフォン10の接続制御部111は、ユーザに対する警告音の出力している。
次に、状態判定部113は、上記所定時間の経過後、Wi−Fi通信部102受信する無線AP220からの信号の強度が所定以下であることに基づいて、Wi−Fi通信部102が無線AP220から受信する信号の状態が不良であると判定する(S1502)。ここで、信号の状態が不良であるとは、所定時間の間、信号の強度が所定以下であること、などをいう。次に、接続制御部111は、ステップS1502で状態判定部113が当該信号の状態が不良であると判定されたことに基づいて、Wi−Fi通信部102にWi−Fi接続を切断させる(S1503)。
次に、接続制御部111は、ステップS1502で状態判定部113が当該信号の状態が不良であると判定したことに基づいて、ステップS1406で開始したユーザに対する警告音の出力を終了する(S1514)。その後、ソフトフォン110は、Wi−Fi接続を切断し、LTE接続へ通話パスを切り替える制御を行う。具体的には、ステップS1505〜ステップS1518が、図3で示したステップS1102〜ステップS1115と実質的に同様であるため、重複説明を省略する。
このように、ソフトフォン110は、無線AP220から送信される信号の強度が所定以下のまま回復しない場合に、Wi−Fi接続を切断し、LTE接続へ通話パスを切り替えることができる。係る機能によれば、ユーザは、より快適な音声通話を行うことが可能となる。
<4.ハードウェア構成例>
次に、本発明の一実施形態に係るスマートフォン10、VoIPゲートウェイ230に共通するハードウェア構成例について説明する。図9は、本発明の一実施形態に係る各構成のハードウェア構成例を示すブロック図である。図9を参照すると、スマートフォン10、VoIPゲートウェイ230は、例えば、CPU871と、ROM872と、RAM873と、ホストバス874と、ブリッジ875と、外部バス876と、インターフェース877と、入力部878と、出力部879と、記憶部880と、ドライブ881と、接続ポート882と、通信部883と、を有する。なお、ここで示すハードウェア構成は一例であり、構成要素の一部が省略されてもよい。また、ここで示される構成要素以外の構成要素をさらに含んでもよい。
(CPU871)
CPU871は、例えば、演算処理装置又は制御装置として機能し、ROM872、RAM873、記憶部880、又はリムーバブル記録媒体901に記録された各種プログラムに基づいて各構成要素の動作全般又はその一部を制御する。
(ROM872、RAM873)
ROM872は、CPU871に読み込まれるプログラムや演算に用いるデータ等を格納する手段である。RAM873には、例えば、CPU871に読み込まれるプログラムや、そのプログラムを実行する際に適宜変化する各種パラメータ等が一時的又は永続的に格納される。
(ホストバス874、ブリッジ875、外部バス876、インターフェース877)
CPU871、ROM872、RAM873は、例えば、高速なデータ伝送が可能なホストバス874を介して相互に接続される。一方、ホストバス874は、例えば、ブリッジ875を介して比較的データ伝送速度が低速な外部バス876に接続される。また、外部バス876は、インターフェース877を介して種々の構成要素と接続される。
(入力部878)
入力部878には、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ、マイク、及びレバー等が用いられる。さらに、入力部878としては、赤外線やその他の電波を利用して制御信号を送信することが可能なリモートコントローラ(以下、リモコン)が用いられることもある。
(出力部879)
出力部879には、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD、又は有機EL等のディスプレイ装置(表示装置)、スピーカー、ヘッドホン等のオーディオ出力装置、プリンタ、携帯電話、又はファクシミリ等、取得した情報を利用者に対して視覚的又は聴覚的に通知することが可能な装置である。
(記憶部880)
記憶部880は、各種のデータを格納するための装置である。記憶部880としては、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)等の磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、又は光磁気記憶デバイス等が用いられる。
(ドライブ881)
ドライブ881は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体901に記録された情報を読み出し、又はリムーバブル記録媒体901に情報を書き込む装置である。
(リムーバブル記録媒体901)
リムーバブル記録媒体901は、例えば、DVDメディア、Blu−ray(登録商標)メディア、HD DVDメディア、各種の半導体記憶メディア等である。もちろん、リムーバブル記録媒体901は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード、又は電子機器等であってもよい。
(接続ポート882)
接続ポート882は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)、RS−232Cポート、又は光オーディオ端子等のような外部接続機器902を接続するためのポートである。
(外部接続機器902)
外部接続機器902は、例えば、プリンタ、携帯音楽プレーヤ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、又はICレコーダ等である。
(通信部883)
通信部883は、ネットワーク903に接続するための通信デバイスであり、例えば、有線又は無線LAN、Bluetooth(登録商標)、又はWUSB(Wireless USB)用の通信カード、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、又は各種通信用のモデム等である。また、内線電話網や携帯電話事業者網等の電話網に接続してもよい。
<5.まとめ>
以上説明したように、本発明の一実施形態に係る音声通話システムによれば、受信される信号の強度に応じた接続対象のIPネットワークの自動切替ができる。係る機能によれば、ユーザは、ソフトフォンを用いて、より快適に音声通話を行うことが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1 外部ネットワーク
2 内部ネットワーク
10 スマートフォン
20 構内システム
100 通信部
101 携帯通信部
102 Wi−Fi通信部
110 ソフトフォン
111 接続制御部
113 状態判定部
114 音声入出力部
210 ルータ
220 無線AP
230 VoIPゲートウェイ
240 IP−PBX
250 IP電話機

Claims (16)

  1. 音声に係る信号の送受信を行う通信部と、
    前記通信部が内部ネットワークから受信する信号の強度に基づいて、前記内部ネットワークと外部ネットワークとの接続に関する制御を行う接続制御部と、
    を備え、
    前記接続制御部は、前記内部ネットワークへ接続中に、前記内部ネットワークから受信した前記信号の強度が所定以下となった場合、所定時間の待機処理を行い、前記外部ネットワークへ接続するように制御する、
    通信装置。
  2. 前記接続制御部は、前記通信部の前記内部ネットワークへの接続が切断されてから、所定時間の待機処理を行い、前記外部ネットワークへ接続するように制御する、
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記接続制御部は、前記通信部の前記内部ネットワークへの接続が切断されてから、所定時間の待機処理が完了する前に、前記内部ネットワークへの接続が復帰した場合、前記内部ネットワークへの接続を継続するように制御する、
    請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記接続制御部は、前記外部ネットワークから前記内部ネットワークへ接続を切り替えた後、前記内部ネットワークから受信した前記信号の強度が所定以下である場合、所定時間の待機処理を行い、前記内部ネットワークとの接続を切断し前記外部ネットワークへ接続するように制御する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の通信装置。
  5. 前記接続制御部は、前記外部ネットワークから前記内部ネットワークへ接続を切り替えた後、前記内部ネットワークから前記信号が受信されない場合、所定時間の待機処理を行い、前記内部ネットワークとの接続を切断し前記外部ネットワークへ接続するように制御する、
    請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記接続制御部は、前記内部ネットワークから受信する前記信号の強度に基づいて、ユーザに対し通知するように制御する、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の通信装置。
  7. 前記接続制御部は、前記内部ネットワークから受信する前記信号の強度に基づいて、警告音を出力するように制御する、
    請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記接続制御部は、前記通信部の前記内部ネットワークへの接続が切断された場合、前記警告音をユーザに対し出力するように制御する、
    請求項7に記載の通信装置。
  9. 前記接続制御部は、前記内部ネットワークから受信する前記信号の強度が所定以下である場合、前記警告音をユーザに対し出力するように制御する、
    請求項7または8に記載の通信装置。
  10. 前記音声は、音声通話のための音声であり、
    前記接続制御部は、前記内部ネットワークから受信する前記信号の強度が所定以下である場合、前記警告音を前記音声通話の通話相手に対し出力するように制御する、
    請求項7〜9のいずれか一項に記載の通信装置。
  11. 前記接続制御部は、前記音声に前記警告音を追加する、
    請求項7〜10のいずれか一項に記載の通信装置。
  12. 前記接続制御部は、前記警告音を出力させる指示信号を、前記通信部が送信する前記信号に付与する、
    請求項7〜10のいずれか一項に記載の通信装置。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項に記載の通信装置との間で、前記音声に係る前記信号の中継を行う、
    通信装置。
  14. プロセッサが、
    音声に係る信号の送受信を行うことと、
    内部ネットワークから受信する信号の強度に基づいて、前記内部ネットワークと外部ネットワークとの接続に関する制御を行うことと、
    前記内部ネットワークへ接続中に、前記内部ネットワークから受信した前記信号の強度が所定以下となった場合、所定時間の待機処理を行い、前記外部ネットワークへ接続するように制御することと、
    を含む、
    通信方法。
  15. コンピュータを、
    音声に係る信号の送受信を行う通信部と、
    前記通信部が内部ネットワークから受信する信号の強度に基づいて、前記内部ネットワークと外部ネットワークとの接続に関する制御を行う接続制御部と、
    を備え、
    前記接続制御部は、前記内部ネットワークへ接続中に、前記内部ネットワークから受信した前記信号の強度が所定以下となった場合、所定時間の待機処理を行い、前記外部ネットワークへ接続するように制御する、
    通信装置、
    として機能させるためのプログラム。
  16. 音声に係る信号の送受信を行う通信装置と、コンピュータに前記通信装置とネットワークを介してやりとりさせるためのプログラムと、を有し、
    前記プログラムは、
    前記コンピュータを、
    前記音声に係る信号の送受信を行う通信部と、
    前記通信部が内部ネットワークから受信する信号の強度に基づいて、前記内部ネットワークと外部ネットワークとの接続に関する制御を行う接続制御部と、
    を備え、
    前記接続制御部は、前記内部ネットワークへ接続中に、前記内部ネットワークから受信した前記信号の強度が所定以下となった場合、所定時間の待機処理を行い、前記外部ネットワークへ接続するように制御する、
    通信装置、
    として機能させる、
    ネットワークシステム。
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