JP2020034978A - 小回り判定装置 - Google Patents

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康悟 鈴木
Kougo Suzuki
康悟 鈴木
貴之 相馬
Takayuki Soma
貴之 相馬
一夫 村田
Kazuo Murata
一夫 村田
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Abstract

【課題】少ない情報量で小回り右折の判定ができる小回り判定装置を提供する。【解決手段】車載機2は、交差点を右折しているか否かを判定し、右折していると判定している間の方位センサ24の出力を取り込む。車載機2は、方位センサ24の出力から走行距離に対する単位走行距離当たりの方位の変化を求め、ピーク数が1つであれば小回り右折していないと判定し、ピーク数が2つであれば小回り右折していると判定する。車載機2は、小回り右折したと判定したとき、2つのピーク数の大きさ又は尖度の比較情報を求めて、交差点を特定する特定情報、小回り情報、比較情報を含むデータをサーバ装置3に送信する。また、車載機2は、小回り右折していないと判定したとき、方位の変化の歪を求めて、交差点を特定する特定情報、非小回り情報、歪度を含むデータをサーバ装置3に送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、小回り判定装置に関する。
道路交通法によれば、自動車などの移動体が、右折するときは、あらかじめその前からできる限り道路の中央に寄り、かつ、交差点の中心の直近の内側を徐行することが推奨されている。しかしながら、交差点の中心から離れて右折(小回り右折)する移動体も少なくない。そこで、交差点内で小回り右折したかを判定する必要がある。
しかしながら、従来では、右左折時のウインカの出すタイミングで運転評価する運転評価装置(特許文献1)は提案されているが、小回り右折を判定するものは提案されてない。
特開2017−33507号公報
本発明は、このような問題点に対処することを課題の一例とするものである。即ち、本発明は、例えば、少ない情報量で小回り右折の判定ができる小回り判定装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の小回り判定装置は、移動体の進行方向を示す方位情報を取得する取得部と、前記方位情報に基づいて、交差点内で前記移動体が小回り右折したか否かを判定する第1判定部と、を有することを特徴とする。
また、請求項8の小回り判定方法は、移動体の進行方向を示す方位情報を取得する取得工程と、前記方位情報に基づいて、交差点内で前記移動体が小回り右折したか否かを判定する第1判定工程と、を有することを特徴とする。
また、請求項9に記載の小回り判定プログラムは、コンピュータに、実行させる小回り判定プログラムであって、前記コンピュータに、移動体の進行方向を示す方位情報を取得する取得部と、前記方位情報に基づいて、交差点内で前記移動体が小回り右折したか否かを判定する第1判定部として機能させることを特徴とする。
また、請求項10に記載の記録媒体は、請求項9に記載の小回り判定プログラムを記録したことを特徴とする。
本発明の一実施例にかかる小回り判定装置、通信端末を利用したシステム構成である。 小回り右折について説明するための説明図である。 図1に示された車載機の機能構成図である。 図1に示されたサーバ装置の機能構成図である。 推奨されている右折をした際、小回り右折した際、それぞれの走行距離に対する単位走行距離当たりの方位の変化を示すグラフである。 小回り右折した際の軌跡の態様の判定について説明するための説明図である。 図6に示す軌跡で右折した際の走行距離に対する方位の変化を示すグラフである。 小回り右折でない右折をした際の走行距離に対する単位走行距離当たりの方位の変化を示すグラフである。 図1に示す車載機が実行する小回り判定処理手順を示すフローチャートである。 車載機が生成するデータのデータ構造を説明するための説明図である。
本発明の一実施形態にかかる小回り判定装置は、移動体の進行方向を示す方位に関する情報を取得する取得部と、前記方位に関する情報に基づいて、交差点内で前記移動体が小回り右折したか否かを判定する第1判定部と、を有することを特徴とする。これにより、方位に関する情報という少ない情報量で小回り右折の判定ができる。
また、前記移動体が前記交差点を移動しているか否かを判定する第2判定部をさらに有し、前記第1判定部が、前記第2判定部により前記交差点を移動していると判定されているときの前記方位に関する情報に基づいて、前記判定を行うようにしてもよい。これにより、交差点を移動しているときの方位に関する情報に基づき判定を行うことができ、判定の精度向上を図ることができる。
また、前記交差点内で前記移動体が右折をしているか否かを判定する第3判定部をさらに有し、前記第1判定部が、前記第3判定部により右折していると判定されているときの前記方位に関する情報に基づいて、前記判定を行うようにしてもよい。これにより、交差点を右折しているときの方位に関する情報に基づき判定を行うことができ、判定の精度向上を図ることができる。
また、前記第1判定部は、前記移動体の走行距離に対する単位走行距離当たりの方位の変化のピーク数に基づいて、前記判定を行うようにしてもよい。これにより、容易かつ精度よく判定を行うことができる。
また、前記第1判定部は、前記ピーク数が1つのときに前記小回り右折していないと判定し、前記ピーク数が2つのときに前記小回り右折したと判定してもよい。これにより、容易かつ精度よく判定を行うことができる。
また、前記第1判定部により前記小回り右折していると判定したとき、前記2つのピーク各々の大きさ又は尖度の少なくとも一方の比較に基づいて、前記交差点を小回り右折する際の軌跡の態様を判定する第4判定部を有してもよい。これにより、どのような態様の小回り右折だったかを判定できる。
また、前記第1判定部により前記小回り右折していないと判定したとき、前記単位走行距離当たりの方位の変化の形状に基づいて、前記交差点を右折する際の軌跡の態様を判定する第5判定部を有してもよい。これにより、どのような態様の右折だったかを判定できる。
本発明の一実施形態にかかる小回り判定方法は、移動体の進行方向を示す方位に関する情報を取得する取得工程と、前記方位に関する情報に基づいて、交差点内で前記移動体が小回り右折したか否かを判定する第1判定工程と、を有することを特徴とする。これにより、方位に関する情報という少ない情報量で小回り右折の判定ができる。
また、上述した小回り判定方法をコンピュータにより実行させる小回り判定プログラムとしてもよい。このようにコンピュータにより実行されるプログラムであるので、専用のハードウェア等が不要となり、汎用の情報処理装置にインストールして機能させることができる。
また、上述した小回り判定プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよい。このようにすることにより、当該プログラムを機器に組み込む以外に単体でも流通させることができ、バージョンアップ等も容易に行える。
本発明の小回り判定方法について図1〜図10を参照して説明する。
本発明の小回り判定方法を実施する収集システム1は、小回り判定装置、通信端末としての車載機2と、サーバ装置3と、を備えている。車載機2は、小回り右折したか否かを判定し、その判定結果を含むデータをサーバ装置3に送信する機器である。車載機2は、道路上を走行する移動体としての車両4に搭載されている。
次に、上記小回り右折について図2を参照して説明する。道路交通法によれば、右折をするとき、車両4は、点線で表された走行軌跡T1に示すように予めその前からできる限り道路の中央に寄り、かつ、交差点の中心O1の直近の内側を徐行することが推奨されている。これに対して、小回り右折とは、実線で表された走行軌跡T2に示すように、交差点の中心O1から離れた右折のことを言う。小回り右折の走行軌跡T2は、交差点入口En付近と交差点出口Ex付近とを推奨される走行軌跡T1のように大回りすることなくほぼ直線で結んだような軌跡となる。このため、小回り右折はショートカットとも呼ばれる。
また、本実施例では、サーバ装置3と通信可能な端末として車両4に搭載された車載機2を例に挙げて説明するが、スマートフォンなどの車両4に配置可能な携帯端末であってもよい。
サーバ装置3は、交差点を通過する車載機2からのデータを受信して収集する。サーバ装置3は、例えば、インターネット等のネットワークNを介して車載機2と通信可能になっており、当該ネットワークNを利用して、車載機2からのデータを取得する。
上記車載機2の機能的構成を図3に示す。車載機2は、制御部21と、入出力部22と、記録装置23と、方位センサ24と、センサ部25と、を備えている。
制御部21は、車載機2のCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが機能し、車載機2の全体制御を司る。制御部21は、車載機2が搭載された車両4が小回り右折したか否かを判定し、その判定結果を含むデータをサーバ装置3に送信する。
入出力部22は、車載機2のネットワークインタフェース等が機能し、データを送信する。
記録装置23は、ハードディスクなどから構成され、制御部21がサーバ装置3に送信するデータや、地図データなどが記録されている。
取得部としての方位センサ24は、車両4の進行を示す方位に関する情報を取得するためのセンサである。方位センサ24としては、例えば、車両4の左右方向の角速度(=単位時間当たりの方位の変化)を検出するジャイロセンサや、磁気から上記方位そのものを検出する磁気センサなどから構成されている。
センサ部25は、GPS(Global Positioning System)受信機25A、速度センサ25B、図示しない加速度センサや車載カメラ等の各種センサを含む。GPS受信機25Aは、車両4の現在位置情報を取得する。GPS受信機25Aは、公知であるように複数のGPS衛星から発振される電波を定期的に受信して、現在の位置情報及び時刻を求めて制御部21に出力する。速度センサ25Bは、車両4の速度を検出して、制御部21に出力する。
次に、サーバ装置3の機能的構成を図4に示す。サーバ装置3は、記録装置31と、制御部32と、入出力部33と、を備えている。
記録装置31は、ハードディスクなどから構成され、車載機2から送信されたデータなどが記録される。制御部32は、サーバ装置3のCPU等のプロセッサが機能し、サーバ装置3の全体制御を司る。制御部32は、車載機2からデータを受信すると、そのデータを記録装置31に記録する。
入出力部33は、サーバ装置3のネットワークインタフェース等が機能し、車載機2からのデータを受信する。
次に、上記収集システム1の動作を説明する前に、上記車載機2が実行する小回り右折の判定方法について、図5などを参照して説明する。推奨された右折をした場合、車両4は、図2の走行軌跡T1に示すように、交差点入口Enから交差点の中心O1に向かって直進し、交差点の中心O1付近でハンドルを切って方位を変更する。方位の変更後、車両4は、直進した状態で交差点の出口Exから出る。
このように、推奨された右折をした場合、車両4は、ハンドルが切られながら右折し、交差点の中央O1付近で最もハンドルの切れ角が大きくなることが多く、単位走行距離当たりの方位の変化は、図5(A)に示すように、大きなピークが1つ現れる。
一方、小回り右折をした場合、車両4は、図2の走行軌跡T2に示すように、交差点入口Enでハンドルを切って方位を変更して進入し、交差点内はほぼ直進する。その後、車両4は、交差点出口Exで再びハンドルを切って方位を変更して交差点を出る。このように、小回り右折をした場合、車両4は、交差点の入口En、出口Exでのハンドルの切れ角が大きく、中央O1付近でハンドルの切れ角が小さくなることが多く、走行距離に対する方位の変化は、図5(B)に示すように、ピークが2つ現れる。なお、小回り右折の2つのピークの大きさは、推奨された右折の1つのピークの大きさより小さい。
そこで、本実施例では、車載機2の制御部21(以下、単に「車載機2」と略記する)は、第1判定部として機能し、単位走行距離当たりの方位の変化のピーク数が1つのときに小回り右折していないと判定し、ピーク数が2つのときに小回り右折していると判定する。そして、車載機2は、その判定結果をサーバ装置3に送信する。
また、本実施例では、車載機2は、第4判定部として機能し、小回り右折の際の軌跡の態様の判定も行っている。具体的には、車載機2は、図6の走行軌跡T3に示すような小回り右折であったか否かを判定する。走行軌跡T3は、交差点入口Enで大きくハンドルを切り、交差点出口Exで緩やかにハンドルを切るような右折をした際の軌跡であり、右折後の反対車線まで進入してしまった恐れがある。走行軌跡T3での小回り右折は、小回り右折の中でも良くない右折である。
走行軌跡T3のような小回り右折をした場合、単位走行距離当たり方位の変化は、図7に示すように、先のピークが後のピークよりも大きさ、尖度が大きくなる。そこで、車載機2は、2つのピークの大きさ又は尖度を比較に基づいて、交差点を小回り右折する際の軌跡の態様を判定する。本実施例では、車載機2は、2つのピークの大きさ又は尖度の比較情報を求めて判定結果とし、小回り右折の際の車両4の軌跡に関する情報とする。なお、上記比較情報は、先のピークが後のピークよりも大きさ又は尖度が所定値以上大きいか否かの情報である。
また、本実施例では、車載機2は、第5判定部として機能し、小回り右折でない右折の際の軌跡の態様の判定も行っている。推奨された右折をした場合、走行距離に対する方位の変化は、図8の実線に示すように、正規分布のような左右対称な形状となり、歪度が0に近くなる。一方、ピークが1つで小回り右折でないと判定されていても、小回り右折に近い右折であれば、単位走行距離当たりの方位の変化の形状は、図8の点線に示すように左右対称でなくなり、歪が発生する。この歪は、小回り右折に近くなるほど(中心O1から離れた軌跡になるほど)大きくなる。また、入口Enでハンドルの切れ角が大きいほど歪が左に寄り、出口Exでハンドルの切れ角が大きいほど歪が右によるため、走行軌跡を推定することも可能である。
そこで、本実施例では、車載機2は、小回り右折でない右折の際の単位走行距離当たりの方位の変化の歪度(形状)に基づいて、交差点を右折する際の軌跡の態様を判定する。本実施例では、車載機2は、単位走行距離当たりの方位の変化の歪度を求めて判定結果とし、右折の際の車両4の軌跡に関する情報とする。なお、本実施例では、歪度を走行距離に対する方位の変化の形状としていたが、これに限らず形状を表すことができるものであればよい。
次に、上述した小回り右折の判定タイミングについて説明する。車載機2は、第3判定部として機能し、車両4が交差点を右折しているか否かを判定し、交差点を右折していると判定されている間の方位センサ24の出力から上述した小回り右折したか否かの判定を行う。車両4が交差点を右折しているか否かの判定は、例えば下記のように行う。車載機2は、右ウインカが操作されている間、交差点を移動していると判定したとき右折と判定する。
車載機2は、右ウインカが操作されたときに交差点を移動していなければ右折と判定しない。交差点を移動しているか否かの判定は、例えば、GPS受信機25Aにより得られる車両4の現在位置が、記録装置23に記録された地図データ上の交差点位置にあるか否かに基づいて行うことができる。また、カメラの撮像データから交差点を移動しているか否かの判定を行うこともできる。
なお、交差点を右折しているか否かの判定は、ウインカの操作に限ったものではない。方位センサ24の出力から右回りしていると判定しているときに、車両4の現在位置が交差点上にあれば、交差点を右折していると判定することもできる。また、現在位置から得た車両4の走行軌跡に基づいて交差点を右折しているか否かを判定するようにしてもよい。
次に、上記概略で説明した収集システム1の動作について説明する。まず、車載機2が実行する小回り判定処理について図9を参照して以下説明する。車載機2が、図9に示すフローチャートをコンピュータプログラムとすることで、小回り判定方法をコンピュータにより実行させる小回り判定プログラムとなる。
車載機2は、一定時間毎、または、一定距離走行する毎などの所定のタイミングで小回り判定処理を実行する。小回り判定処理において、車載機2は、車両4が交差点を右折したか否かを判定する(ステップS1)。車載機2は、交差点を右折していると判定すると(ステップS1でY)、判定されている間の方位センサ24の出力を取り込み、取り込んだ出力の時系列データに基づいて小回り右折判定を行う(ステップS2)。
車載機2は、ステップS2の小回り判定において方位センサ24の出力に基づいて走行距離に対する単位走行距離当たりの方位の変化を求め、ピークが1つであった場合は小回り右折でない右折であると判定する。一方、車載機2は、ピークが2つであった場合は小回り右折であると判定する。
ステップS2において小回り右折であると判定すると(ステップS3でY)、車載機2は、2つのピークの大きさ又は尖度の比較情報を求めた後(ステップS4)、ステップS6に進む。一方、ステップS2において小回り右折でない右折であると判定すると(ステップS3でN)、車載機2は、歪度を求めた後(ステップS5)、ステップS6に進む。このとき、尖度を求めて、小回り右折の特徴(軌跡の形状等)を求めてもよい。
ステップS6において車載機2は、判定結果を含んだ図10に示すようなデータ構造を有するデータを生成して、記録装置23に格納する。同図に示すように、車載機2が生成するデータ構造は、小回り判定した交差点を特定するための特定情報を格納する交差点フレームF1と、その交差点で小回り右折したか否かの情報を格納する小回りフレームF2と、右折の軌跡に関する情報を格納する軌跡フレームF3と、を含んでいる。車載機2は、地図データから求めた交差点の位置など交差点を特定できる特定情報を交差点フレームF1に格納する。
また、車載機2は、ステップS2において小回り右折であると判定すると、小回りフレームF2に小回り右折したことを示す小回り情報を格納すると共に、ステップS3で求めた比較情報を軌跡フレームF3に格納する。また、車載機2は、ステップS2において小回り右折でない右折であると判定すると、小回りフレームF2に小回り右折していないことを示す非小回り情報を格納すると共に、ステップS5で求めた歪度を軌跡フレームF3に格納する。
また、データ構造は、センサフレームF4と、環境情報フレームF5と、時刻フレームF6と、をさらに含んでいてもよい。センサフレームF4には、車両4に搭載されたセンサ(速度センサ25B、図示しない加速度センサ、カメラなど)から取得したセンサ情報が格納される。環境情報フレームF5には、交差点周辺の環境情報が格納される。環境情報としては、交差点を通過する車両の流量、交差点の見晴情報、交差点の信号機情報(信号機の有無、右折用信号機の有無)などが考えられる。車載機2は、これら交差点の流量、交差点の見晴情報、交差点の環境情報を、例えば、カメラの撮像データを解析して取得する。時刻フレームF6には、交差点を右折した時刻情報が格納される。
その後、車載機2は、生成し記録装置23に格納された図10に示すデータ構造を有するデータをサーバ装置3に送信して(ステップS7)、処理を終了する。サーバ装置3は、図10に示すデータを受信すると記録装置31に記憶する。
なお、サーバ装置3や、車載機2がデータを記憶する記録装置23、31としては、本実施例ではハードディスクなどであったが、これに限ったものではない。例えば、光ディスクやUSBなどの記録媒体であってもよい。
上述した実施例によれば、車載機2は、方位センサ24の出力(方位に関する情報)に基づいて交差点内で車両が小回り右折したか否かを判定している。これにより、方位に関する情報という少ない情報で小回り右折の判定ができる。
また、上述した実施例によれば、車載機2は、交差点を右折していると判定されているときの方位に関する情報に基づいて、小回り右折の判定を行っている。これにより、交差点を右折しているときの方位に関する情報に基づき判定を行うことができ、判定の精度向上を図ることができる。
また、上述した実施例によれば、車載機2は、車両の走行距離に対する単位走行距離当たりの方位の変化のピーク数に基づいて、小回り判定を行っている。これにより、容易かつ精度よく判定を行うことができる。
また、上述した実施例によれば、車載機2は、小回り右折していると判定したとき、2つのピーク各々の大きさ又は尖度の比較に基づいて、交差点を小回り右折する際の軌跡の態様を判定している。これにより、どのような態様の小回り右折だったのかを判定できる。
また、上述した実施例によれば、車載機2は、小回り右折していないと判定したとき、単位走行距離当たりの方位の変化の歪度に基づいて、交差点を右折する際の軌跡の態様を判定している。これにより、どのような態様の右折だったかを判定できる。
また、上述した実施例によれば、車載機2からサーバ装置3に送信されるデータのデータ構造は、交差点の特定情報と、小回り情報、小回り右折した際の軌跡に関する情報、を含んでいる。これにより、交差点と、その交差点を移動した車両4が小回り右折したことを示す小回り情報、小回り右折した際の軌跡に関する情報と、を紐付けて収集することができる。
また、上述した実施例によれば、車載機2からサーバ装置3に送信されるデータのデータ構造は、交差点の特定情報と、非小回り情報、右折した際の軌跡に関する情報、を含んでいる。これにより、交差点と、その交差点を移動した車両4が小回り右折していないことを示す非小回り情報、右折した際の軌跡に関する情報と、を紐付けて収集することができる。
上述した実施例によれば、車両4の走行距離に対する単位走行距離当たりの方位の変化に出現する2つのピークの大きさ又は尖度の比較情報を軌跡に関する情報としている。これにより、軌跡に関する情報を少ない容量とすることができる。
上述した実施例によれば、車両4の走行距離に対する単位走行距離当たりの方位の変化の形状を軌跡に関する情報としている。これにより、軌跡に関する情報を少ない容量とすることができる。
なお、上述した実施例では、車載機2は、方位センサ24の出力に基づいて小回り判定する毎に、その判定結果を含む図10に示すデータをサーバ装置3に送信していたが、これに限ったものではない。サーバ装置3に送信するタイミングはいつでもよく、複数のデータをまとめて送信するようにしてもよい。
また、上述した実施例では、小回り右折していない場合も、非小回り情報を含むデータを送信していたが、これに限ったものではない。小回り情報を含むデータのみを送信するようにしてもよい。この場合、車載機2は、上記実施例のように交差点を右折しているか否かの判定を行わなくてもよい。車載機2は、第2判定部として機能し、車両4が交差点を移動しているか否かを判定だけでもよく、交差点を移動していると判定されている間の方位センサ24の出力から小回り右折の判定を行うようにしてもよい。
交差点を移動しているか否かの判定は、上述したようにGPS受信機25Aにより得られる車両4の現在位置と、記録装置23に記録された地図データと、を参照して行うことができる。上述したように交差点を右折中ではなく移動中に小回り右折の判定を行う場合、小回り右折していないとの判定の中には、小回り右折でない右折(推奨された右折)をした場合と、交差点を直進、左折した場合も含まれてしまうが、小回り情報のみを送信する場合には問題ない。
また、上述した実施例では、車載機2が、小回り右折の判定を行っていたが、これに限ったものではない。例えば、車載機2が、方位センサ24の出力をサーバ装置3に送信し、サーバ装置3が受信した方位センサ24の出力に基づいて小回り右折の判定を行うようにしてもよい。
また、上述した実施例では、車載機2は、センサ情報、環境情報、時刻情報を含んだデータを生成して送信していたが、これに限ったものではない。センサ情報、環境情報、時刻情報をデータに含ませることは必須ではない。
また、上述した実施例では、車載機2は、方位センサ24の出力に基づいて小回り判定を行っていたが、これに限ったものではない。小回り判定としては、例えば、GPS受信機25Aから得た現在位置情報から走行軌跡を求め、走行軌跡に基づいて行うようにしてもよい。即ち、車載機2は、走行軌跡が交差点の中心O1から閾値以上離れた経路を走行する軌跡であれば小回り右折と判定し、中心O1から閾値未満の経路を走行する軌跡であれば小回り右折でないと判定するようにしてもよい。
また、車両4が交差点内を走行中に、小回り右折の予兆がみられる場合は、車両4の運転手や車両4の周辺に車両4が小回り右折する旨を報知してもよい。この場合、図5(A)のようにピークが十分大きければ推奨される右折のため報知は行わないが、図5(B)のように小さなピークが出現した場合は、ピークが2つになる可能性が高いため、小回り右折する旨を報知する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
2 車載機(小回り判定装置、通信端末)
21 制御部(第1判定部、第2判定部、第3判定部、第4判定部、第5判定部)
24 方位センサ(取得部)

Claims (10)

  1. 移動体の進行方向を示す方位に関する情報を取得する取得部と、
    前記方位に関する情報に基づいて、交差点内で前記移動体が小回り右折したか否かを判定する第1判定部と、を有することを特徴とする小回り判定装置。
  2. 前記移動体が前記交差点を移動しているか否かを判定する第2判定部をさらに有し、
    前記第1判定部が、前記第2判定部により前記交差点を移動していると判定されているときの前記方位に関する情報に基づいて、前記判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の小回り判定装置。
  3. 前記交差点内で前記移動体が右折をしているか否かを判定する第3判定部をさらに有し、
    前記第1判定部が、前記第3判定部により右折していると判定されているときの前記方位に関する情報に基づいて、前記判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の小回り判定装置。
  4. 前記第1判定部は、前記移動体の走行距離に対する単位走行距離当たりの方位の変化のピーク数に基づいて、前記判定を行うことを特徴とする請求項1〜3何れか1項に記載の小回り判定装置。
  5. 前記第1判定部は、前記ピーク数が1つのときに前記小回り右折していないと判定し、前記ピーク数が2つのときに前記小回り右折したと判定することを特徴とする請求項4に記載の小回り判定装置。
  6. 前記第1判定部により前記小回り右折していると判定したとき、前記2つのピーク各々の大きさ又は尖度の少なくとも一方の比較に基づいて、前記交差点を小回り右折する際の軌跡の態様を判定する第4判定部を有することを特徴とする請求項5に記載の小回り判定装置。
  7. 前記第1判定部により前記小回り右折していないと判定したとき、前記単位走行距離当たりの方位の変化の形状に基づいて、前記交差点を右折する際の軌跡の態様を判定する第5判定部を有することを特徴とする請求項5又は6に記載の小回り判定装置。
  8. 移動体の進行方向を示す方位に関する情報を取得する取得工程と、
    前記方位に関する情報に基づいて、交差点内で前記移動体が小回り右折したか否かを判定する第1判定工程と、を有することを特徴とする小回り判定方法。
  9. コンピュータに、実行させる小回り判定プログラムであって、
    前記コンピュータに、移動体の進行方向を示す方位に関する情報を取得する取得部と、
    前記方位に関する情報に基づいて、交差点内で前記移動体が小回り右折したか否かを判定する第1判定部として機能させることを特徴とする小回り判定プログラム。
  10. 請求項9に記載の小回り判定プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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JPH07110899A (ja) * 1993-10-12 1995-04-25 Mazda Motor Corp 車両の障害物検知装置
JP2008003789A (ja) * 2006-06-21 2008-01-10 Toyota Motor Corp 運転者状態判定装置

Patent Citations (2)

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