JP2020034631A - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高ズーム比で全ズーム範囲にわたり高い光学性能が容易に得られるズームレンズ及びそれを有する撮像装置を提供する。【解決手段】物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、負の屈折力の第4レンズ群L4、負の屈折力の第5レンズ群L5を有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、第1レンズ群L1は、物体側から像側へ順に配置された、負レンズと、正レンズを有し、負レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をR11、正レンズの像側レンズ面の曲率半径をR22、負レンズと正レンズの合成焦点距離をfG12、広角端におけるズームレンズの焦点距離をfw、第1レンズ群の焦点距離をf1、第5レンズ群の焦点距離f5を適切に設定した。【選択図】図1

Description

本発明は、ズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、例えばデジタルカメラ、ビデオカメラ、放送用カメラ、監視用カメラなどの撮像装置の撮像光学系として好適なものである。
近年、撮像装置に用いる撮像光学系としては、広画角、大口径比で、しかも高いズーム比(変倍比)で全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有する小型のズームレンズであることが要求されている。
特に近年、撮像装置としてクイックリターンミラーがない、いわゆるミラーレスカメラが多く用いられている。このミラーレスカメラは本体が薄く、全体が小型かつ軽量であるため、ミラーレスカメラに対応した小型かつ軽量のズームレンズが求められている。このミラーレスカメラはクイックリターンミラーを配置するスペースが不要となるため、長いバックフォーカスを確保する必要がない。そのため、ズームレンズの構成等の自由度が増えるため、全系が小型化かつ軽量化を図るのが容易である。特に、広角レンズはバックフォーカスが短くなり易く、小型化を図るのが容易になる。
従来、バックフォーカスを短くし、全系の小型化を図りつつ、高い光学性能を得るようにしたズームレンズが提案されている(特許文献1、2)。特許文献1では、物体側から像側へ順に配置された、正、負、正、負、負の屈折力の第1レンズ群ないし第5レンズ群から成り、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズを開示している。特許文献2では、物体側から像側へ順に、正、負、正、負、負、正の屈折力の第1レンズ群乃至第6レンズ群から成り、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズを開示している。
特開2014−228807号公報 特開2016−191753号公報
ズームレンズにおいて、全系の小型化を図りつつ高ズーム比で全ズーム範囲にわたり高い光学性能を得るには、ズームレンズを構成する各要素を適切に設定することが重要となってくる。例えばズームタイプ(レンズ群の数や各レンズ群の屈折力)や、適切な長さのバックフォーカスを有すること等が重要になってくる。また諸収差の補正に際して、例えば歪曲収差を意図的に残存させてその他の諸収差を良好に補正する方法は全系の小型化を図るのに有効である。
本発明は、高ズーム比で全ズーム範囲にわたり高い光学性能が容易に得られるズームレンズ及びそれを有する撮像装置を提供することを目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群を有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、負レンズと、正レンズを有し、前記負レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をR11、前記正レンズの像側レンズ面の曲率半径をR22、前記負レンズと前記正レンズの合成焦点距離をfG12、広角端における前記ズームレンズの焦点距離をfw、前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第5レンズ群の焦点距離をf5とするとき、
−0.7<(R11−R22)/(R11+R22)<0.0
18<fG12/fw<45
−2.1<f1/f5<−1.4
なる条件式を満足する事を特徴としている。
本発明によれば、高ズーム比で全ズーム範囲にわたり高い光学性能が容易に得られるズームレンズが得られる。
実施例1のズームレンズのレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端での収差図 実施例2のズームレンズのレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端での収差図 実施例3のズームレンズのレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端での収差図 実施例4のズームレンズのレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 実施例4のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端での収差図 実施例5のズームレンズのレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 実施例5のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端での収差図 実施例6のズームレンズのレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 実施例6のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端での収差図 本発明の撮像装置の要部概略図
以下に本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて説明する。本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群を有する。そしてズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。
図1は、実施例1のズームレンズの無限遠物体合焦時の広角端(短焦点距離端)におけるレンズ断面図である。図2(A)、(B)、(C)は、実施例1のズームレンズの無限遠物体合焦時の広角端、中間のズーム位置、望遠端(長焦点距離端)における収差図である。実施例1は、ズーム比4.12、Fナンバー4.12程度のズームレンズである。
図3は、実施例2のズームレンズの無限遠物体合焦時の広角端におけるレンズ断面図である。図4(A)、(B)、(C)は、実施例2のズームレンズの無限遠物体合焦時の広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例2は、ズーム比4.12、Fナンバー4.12程度のズームレンズである
図5は実施例3のズームレンズの無限遠物体合焦時の広角端におけるレンズ断面図である。図6(A)、(B)、(C)は、実施例3のズームレンズの無限遠物体合焦時の広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例3は、ズーム比5.90、Fナンバー4.12程度のズームレンズである。
図7は、実施例4のズームレンズの無限遠物体合焦時の広角端におけるレンズ断面図である。図8(A)、(B)、(C)は、実施例4のズームレンズの無限遠物体合焦時の広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例4は、ズーム比4.13、Fナンバー2.71〜3.86程度のズームレンズである。
図9は、実施例5のズームレンズの無限遠物体合焦時の広角端におけるレンズ断面図である。図10(A)、(B)、(C)は、実施例5のズームレンズの無限遠物体合焦時の広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例5は、ズーム比4.13、Fナンバー2.79〜3.86程度のズームレンズである。
図11は、実施例6のズームレンズの無限遠物体合焦時の広角端におけるレンズ断面図である。図12(A)、(B)、(C)は、実施例6のズームレンズの無限遠物体合焦時の広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例6は、ズーム比4.12、Fナンバー2.82〜3.86程度のズームレンズである
図13は本発明のズームレンズを備えるデジタルカメラ(撮像装置)の要部概略図である。
各実施例のズームレンズは、デジタルカメラ、ビデオカメラ、放送用カメラ、監視用カメラ、銀塩写真用カメラなどの撮像装置に用いられるズームレンズである。尚、実施例のズームレンズは投射装置(プロジェクタ)用の投射光学系として用いることもできる。
レンズ断面図において、左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。また、レンズ断面図において、iを物体側からのレンズ群の順番とすると、Liは第iレンズ群を示す。SPは開口絞りである。IPは像面である。像面IPは、デジタルカメラやビデオカメラなどの撮像装置としてズームレンズを使用する際には、CCDセンサやCMOSセンサなどの固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面に相当する。広角端から望遠端へのズーミングに際して、矢印に示すように各レンズ群が移動する。
球面収差図において、FnoはFナンバーである。dはd線(波長587.6nm)、gはg線(波長435.8nm)である。非点収差図において、ΔMはd線におけるメリディオナル像面、ΔSはd線におけるサジタル像面である。歪曲収差図はd線について示している。倍率色収差図はg線について示している。ωは半画角(度)である。
各実施例のズームレンズは、バックフォーカスが短く、広角端でのレンズ全長が短いズームレンズである。広角端でのレンズ全長を達成するためには、各レンズ群の屈折力を強めることでズーミングに際しての各レンズ群の移動量を減少させ、移動スペースの狭窄化を行う必要がある。しかし、各レンズ群の屈折力を強めると諸収差が増加してくる。これに対しては、例えば非球面レンズやレンズ枚数を増やす事などで補正を行う方法がある。各実施例のズームレンズでは電気的な収差補正を考慮し、特に歪曲収差を残存させる事でレンズ全長の短縮化と諸収差の良好な補正を達成している。
ポジティブリード型のズームレンズは、負の屈折力の第2レンズ群より負の歪曲収差が多く発生し、これを正の屈折力の第1レンズ群で正の歪曲収差を発生させて補正している。各実施例のズームレンズでは、第1レンズ群の最も物体側に配置した負レンズと、該負レンズの像側に配置した正レンズのレンズ形状および屈折力配置を適切に設定する事で、正の歪曲収差の発生を抑え、第2レンズ群より発生するコマ収差を補正している。
具体的には、第1レンズ群L1に含まれる負レンズG11および正レンズG12を共に物体側に凸面を向けたメニス形状とし、特に正レンズG12の像側のレンズ面における正の歪曲収差の発生量を抑えている。
さらに、短いバックフォーカスに対応するために開口絞りSPより像側のレンズ系をテレフォトタイプの屈折力配置となる様、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群を有するレンズ構成としている。レンズ全長の短縮のために、第5レンズ群L5の負の屈折力を強め(負の屈折力の絶対値を大きくし)、テレフォトを強める事で開口絞りSPより像側のレンズ系の前側主点を物体側に位置する事で移動スペースの狭窄化と変倍分担を確保している。
一方、望遠端において球面収差の発生を抑えるために第1レンズ群L1の正の屈折力は積極的に強めない屈折力配置としている。望遠端において球面収差は大半が第1レンズ群L1より発生する。このため、他のレンズ群での補正が難しい。そのため、球面収差を軽減するために他のレンズ群に対して屈折力を強めない構成としている。このようなレンズ構成とする事で諸収差の発生を抑えつつ、短いバックフォーカスに対応した小型のズームレンズを達成している。
各実施例のズームレンズは、短いバックフォーカスに対応し、広角端におけるレンズ全長を短くするために次の構成をとっている
物体側より像側へ順に配置された正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レン群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、負の屈折力の第4レンズ群L4、負の屈折力の第5レンズ群L5を有する。第5レンズ群L5の像側に正の屈折力の第6レンズ群L6を有する場合もある。ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。
第1レンズ群L1は物体側から像側へ順に配置された1枚の負レンズG11と、1枚の正レンズG12を有している。負レンズG11の物体側のレンズ面の曲率半径をR11、正レンズG12の像側レンズ面の曲率半径をR22とする。負レンズG11と正レンズG12の合成焦点距離をfG12、広角端におけるズームレンズの焦点距離をfw、第1レンズ群L1の焦点距離をf1、第5レンズ群L5の焦点距離をf5とする。このとき、
−0.7<(R11−R22)/(R11+R22)<0.0・・・(1)
18<fG12/fw<45 ・・・(2)
−2.1<f1/f5<−1.4 ・・・(3)
なる条件式を満足する。
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。
各実施例では条件式(1)乃至(3)の如く、第1レンズ群L1のレンズ形状および屈折力配置、そして第5レンズ群L5の屈折力を適切に設定している。
条件式(1)は、第1レンズ群L1の最も物体側に配置された負レンズG11と負レンズG11の像側の正レンズG12のレンズ形状に関する。条件式(1)は主に、歪曲収差、コマ収差、軸上色収差の補正を容易に行うためのものである。条件式(1)の下限値を下回ると、正レンズG12の像側のレンズ面が平面に近づくため歪曲収差の補正に対して有利だが、第2レンズ群L2より発生したコマ収差を補正するのが困難となる。
また、第1レンズ群L1のレンズ厚みが厚くなるため全系の小型化が困難になる。一方、条件式(1)の上限値を上回ると、正レンズG12の像側のレンズ面が強い凹形状となるためコマ収差を補正する上で有利となるが、望遠端において軸上色収差の補正が困難となる。
条件式(2)は、第1レンズ群L1の最も物体側に配置された負レンズG11と負レンズG11の像側の正レンズG12の合成屈折力に関する。条件式(2)は主に望遠端において球面収差を補正し、更に歪曲収差は適度に残存させるための条件式である。
条件式(2)の下限値を下回ると、負レンズG11と正レンズG12の合成屈折力が強まるために歪曲収差の補正に対して有利だが、望遠端において球面収差を補正するのが困難となる。一方、条件式(2)の上限値を上回ると、負レンズG11と正レンズG12の合成屈折力が弱まるため望遠端において球面収差を補正する上で有利となるが、コマ収差の補正が困難となる。
条件式(3)は、第1レンズ群L1の屈折力と第5レンズ群L5の屈折力に関する。条件式(3)は主にレンズ全長を短くしつつ、球面収差を良好に補正するためのものである。条件式(3)の下限値を下回ると、第1レンズ群L1の正の屈折力が弱まり、第5レンズ群L5の負の屈折力が強まるためレンズ全長の短縮に対しては有利だが、撮像素子への光束の斜入射が強まる。このため、色シェーディングが強まるため好ましくない。
一方、条件式(3)の上限値を上回ると、第1レンズ群L1の正の屈折力が強まり、第5レンズ群L5の負の屈折力が弱まる。そうすると、第1レンズ群L1のレンズ厚みが厚くなり、開口絞りSPより像側のレンズ系のテレフォト構成が弱まるため、レンズ全長の短縮が困難になる。
収差補正上更に好ましくは、条件式(1)乃至(3)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
−0.65<(R11−R22)/(R11+R22)<−0.05・・・(1a)
19<fG12/fw<43 ・・・(2a)
−2.0<f1/f5<−1.4 ・・・(3a)
より更に好ましくは、条件式(1a)乃至(3a)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
−0.62<(R11−R22)/(R11+R22)<−0.10・・・(1b)
20<fG12/fw<40 ・・・(2b)
−1.90<f1/f5<−1.45 ・・・(3b)
各実施例において好ましくは次の条件式のうち1つ以上を満足するのが良い。
第3レンズ群L3より像側に配置されたレンズ群の広角端における合成焦点距離をfreとする。第4レンズ群L4の焦点距離をf4とする。広角端から望遠端へのズーミングにおける第1レンズ群L1の移動量をM1、広角端から望遠端へのズーミングにおける第2レンズ群L2の移動量をM2とする。ここで、移動量の符号は、広角端に比べて望遠端においてレンズ群が物体側に位置するときを負、像側に位置するときを正とする。
このとき、次の条件式のうち1つ以上を満足するのが良い。
0.95<fre/fw<1.40 ・・・(4)
0.6<f4/f5<2.0 ・・・(5)
3.5<|M1/M2|<6.0 ・・・(6)
次に前述の条件式の技術的意味について説明する。
条件式(4)は、第3レンズ群L3より像側に配置されたレンズ群の合成屈折力に関する。条件式(4)は主にレンズ全長を短縮化しつつ、広角側において球面収差、コマ収差の補正を良好に行うためのものである。条件式(4)の下限値を下回ると、テレフォト構成が強まるため、レンズ全長の短縮に対して有利であるが、広角側において球面収差と、コマ収差を補正するのが困難となる。一方、条件式(4)の上限値を上回ると、テレフォト構成が弱まるため、レンズ全長の短縮化が困難になる。
条件式(5)は、第4レンズ群L4の屈折力と第5レンズ群L5の屈折力に関する。条件式(5)は主にレンズ全長に関するものである。条件式(5)の下限値を下回ると、第5レンズ群L5に対して第4レンズ群L4の負の屈折力が強まるため、広角側においてコマ収差を補正するのが困難となる。一方、条件式(5)の上限値を上回ると、第4レンズ群L4に対して第5レンズ群L5の負の屈折力が強まるため、レンズ全長の短縮に対して有利だが、撮像素子への光束の斜入射が強まり、画面周辺部においてシェーディングが増加するため好ましくない。
条件式(6)は、ズーミングに際しての第1レンズ群L1の移動量と第2レンズ群L2の移動量に関する。条件式(6)は主にレンズ全長に関するものである。条件式(6)の下限値を下回ると、第2レンズ群L2の移動量が大きくなるため移動スペースの確保からレンズ全長の短縮に対して不利となる。一方、条件式(6)の上限値を上回ると、第1レンズ群L1の移動量が大きくなるため特に望遠端においてレンズ全長が長くなる。また、第2レンズ群L2の移動量が小さくなるため、所定のズーム比を確保するのが困難となる。
更に好ましくは、条件式(4)乃至(6)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
0.98<fre/fw<1.35 ・・・(4a)
0.65<f4/f5<1.90 ・・・(5a)
3.6<|M1/M2|<5.80 ・・・(6a)
より更に好ましくは、条件式(4a)乃至(6a)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
1.00<fre/fw<1.30 ・・・(4b)
0.7<f4/f5<1.8 ・・・(5b)
3.7<|M1/M2|<5.6 ・・・(6b)
各実施例において、第3レンズ群L3の全部又は一部の部分群を光軸に対して垂直方向の成分を含む方向に移動させる事によって像ぶれ補正を行っている。これにより、ズームレンズ全体が振動した際の撮影画像のブレを補正している。尚、各実施例のズームレンズは、諸収差のうち歪曲収差の補正を電気的な画像処理によって補正しても良い。特に広角側は望遠端に比べて撮像素子の有効撮像範囲(有効像円径)に対して小さい撮像範囲とし、上記歪曲収差の補正を行うと、前玉有効径の小型化に好ましい。
各実施例では以上のように各レンズ群を構成することによって、短いバックフォーカスに対応し、広角端においてレンズ全長が短いズームレンズを得ている。
次に各実施例の各レンズ群のレンズ構成について説明する。以下各レンズ群のレンズ構成は、物体側から像側へ順に配置されているものとする。
実施例1乃至6において、第1レンズ群L1は物体側のレンズ面が凸形状のメニスカス形状の負レンズG11、像側のレンズ面が凹形状でメニスカス形状の正レンズG12を接合した接合レンズを有する。更に、物体側のレンズ面が凸形状でメニスカス形状の正レンズより構成している。ズームレンズの小型化を図るために第1レンズ群L1の正の屈折力を適切な範囲で強めている。屈折力を強めた際、第1レンズ群L1内で発生する諸収差、特に望遠側において球面収差が多く発生してくる。
そこで第1レンズ群L1内の正の屈折力の接合レンズと1枚の正レンズで分担しこれらの諸収差の発生を低減している。また、接合レンズをメニスカス形状とすることで特にコマ収差を良好に補正している。
第2レンズ群L2は屈折力の絶対値が物体側に比べて像側に強く、像側のレンズ面が凹形状の負レンズ、両側のレンズ面が凹形状の負レンズ、両側のレンズ面が凸形状の正レンズ、物体側のレンズ面が凹面の負レンズの4枚のレンズで構成している。広角端において広い撮像画角を得ながらレンズ全長を短縮するために第2レンズ群L2の負の屈折力を適切な範囲で強めている(負の屈折力の絶対値を大きくしている)。屈折力を強めた際、第2レンズ群L2より諸収差が発生してくる。特に広角側において像面湾曲、倍率色収差が多く発生してくる。
各実施例では第2レンズ群L2の負の屈折力を3枚の負レンズで分担し、像面湾曲の発生を低減している。また、正レンズの材料に高分散のガラスを使用することによって倍率色収差の発生を軽減している。このようなレンズ構成により、広画角でレンズ全長の短縮を行っている。
第3レンズ群L3は物体側のレンズ面が凸形状の正レンズ、物体側のレンズ面が凸形状の負レンズと物体側のレンズ面が凸形状の正レンズとを接合した接合レンズを有する。更に、両面が凹形状の負レンズと物体側のレンズ面が凸形状の正レンズとを接合した接合レンズ、物体側が凸形状の負レンズと物体側のレンズ面が凸形状の正レンズとを接合した接合レンズ、両面が凸形状の正レンズより構成している。ズームレンズの小型化のために第3レンズ群L3の正の屈折力を適切な範囲で強めている。屈折力を強めた際、第3レンズ群L3より諸収差が発生する。特に広角端において球面収差、コマ収差、軸上色収差が多く発生してくる。
そこで正の屈折力を複数の正レンズで分担する事で球面収差、コマ収差の発生を低減している。また、接合レンズを複数配置する事で軸上色収差の発生を低減している。
第4レンズ群L4は像側のレンズ面が凹形状の1枚の負レンズより構成している。少ないレンズ枚数で第4レンズ群L4を構成する事でズームレンズの薄型化を図っている。特に像側のレンズ面が凹形状でメニスカス形状とする事で、第3レンズ群L3よりで発生した球面収差の補正を行っている。
第5レンズ群L5は物体側のレンズ面が凹形状の1枚の負レンズで構成している。少ないレンズ枚数で第5レンズ群L5を構成する事でズームレンズの薄型化、及び軽量化を図っている。
実施例1乃至3において第6レンズ群L6は像側のレンズ面が凸形状の1枚の正レンズより構成している。少ないレンズ枚数で第6レンズ群L6を構成する事でズームレンズの薄型化、及び軽量化を図っている。また、正レンズとする事で撮像素子への光束の斜入射を抑制している。
実施例1乃至3のレンズ断面図において、L1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、L4は負の屈折力の第4レンズ群、L5は負の屈折力の第5レンズ群、L6は正の屈折力の第6レンズ群である。SPは開口絞りであり、第3レンズ群L3の物体側に位置しており、ズーミングに際して第3レンズ群L3と一体的に(同じ軌跡で)移動する。
実施例4乃至6の断面図において、L1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、L4は負の屈折力の第4レンズ群、L5は負の屈折力の第5レンズ群である。SPは開口絞りであり、第3レンズ群L3の物体側に位置しており、ズーミングに際して第3レンズ群L3と一体的に移動する。
実施例1乃至3では、広角端から望遠端へのズーミングに際して矢印のように、第1レンズ群L1は物体側に移動、第2レンズ群L2は物体側に移動、第3レンズ群L3と第5レンズ群L5は一体的に物体側へ移動、第6レンズ群L6は物体側へ移動する。また、第4レンズ群L4を物体側に移動させることで変倍と変倍に伴う像面変動を補正している。
また、第4レンズ群L4を光軸上移動させてフォーカシングを行うインナーフォーカス方式を採用している。第4レンズ群L4に関する実線の曲線4aと点線の曲線4bは、各々無限遠物体と近距離物体にフォーカスしているときの変倍に伴う像面変動を補正するための移動軌跡である。このように第4レンズ群L4を物体側へ移動させることで第3レンズ群L3と第5レンズ群L5との間の空間の有効利用を図り、レンズ全長の短縮化を効果的に達成している。
また、望遠端において無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合には、矢印4cに示すように第4レンズ群L4を後方に(像側へ)繰り込むことで行っている。尚、第1レンズ群L1はフォーカスの為には光軸方向に不動であるが、収差補正上必要に応じて移動させてもよい。
実施例4乃至6では、広角端から望遠端へのズーミングに際して矢印のように、第1レンズ群L1は物体側に移動、第2レンズ群L2は像側に移動、第3レンズ群L3は物体側に移動、第5レンズ群L5は物体側へ移動することによって変倍を行う。また、第4レンズ群L4を物体側に移動させることで変倍と変倍に伴う像面変動を補正している。
また、第4レンズ群L4を光軸上移動させてフォーカシングを行うインナーフォーカス方式を採用している。第4レンズ群L4に関する実線の曲線4aと点線の曲線4bは、各々無限遠物体と近距離物体にフォーカスしているときの変倍に伴う像面変動を補正するための移動軌跡である。このように第4レンズ群L4を物体側へ移動させることで第3レンズ群L3と第5レンズ群L5との間の空間の有効利用を図り、レンズ全長の短縮化を効果的に達成している。
また、望遠端において無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合には、矢印4cに示すように第4レンズ群L4を後方に繰り込むことで行っている。尚、第1レンズ群L1はフォーカスの為には光軸方向に不動であるが、収差補正上必要に応じて移動させてもよい。
また、撮像時には、像ぶれを補正するために第3レンズ群L3の全体または一部を光軸に対して垂直方向の成分を持つ方向に移動させてもよい。
次に本発明のズームレンズを撮像光学系として用いた撮像装置(デジタルカメラ)の実施例を図13を用いて説明する。
図13において、30はカメラ本体、31は実施例1乃至6で説明したいずれかのズームレンズによって構成された撮像光学系である。撮像光学系31によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子(光電変換素子)はカメラ本体に内蔵される。
以下、実施例1乃至6に対応する実施例1乃至6の具体的な数値データを示す。各実施
例において、iは物体側から数えた順序を示し、riは第i番目の光学面(第i面)の曲
率半径、diは第i面と第(i+1)面との間の軸上間隔を示す。又、ndi、νdiは
それぞれd線に対する第i番目の光学部材の材料の屈折率、アッベ数である。非球面形状
は光軸方向にX軸、光軸と垂直方向にH軸、光の進行方向を正としRを近軸曲率半径、K
を円錐定数、A4、A6、A8、A10、A12を各々非球面係数としたとき、
なる式で表している。*は非球面形状を有する面を意味している。「e−x」は10−xを意味している。BFはバックフォーカスであり、最終レンズ面から像面までの光軸上における空気換算距離である。レンズ全長は第1レンズ面から最終レンズ面までの距離にバックフォーカスBFの値を加えた値である。また、前述の各条件式と実施例との関係を表1に示す。
(数値データ1)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
1 200.406 1.80 1.92286 18.9
2 107.859 4.32 1.72916 54.7
3 738.367 0.15
4 46.610 6.39 1.69680 55.5
5 113.807 (可変)
6 57.618 1.25 1.91082 35.3
7 14.699 7.51
8* -38.352 1.10 1.58313 59.4
9* 53.237 0.15
10 32.726 4.31 1.80810 22.8
11 -55.383 1.23
12 -25.683 1.00 1.78800 47.4
13 -90.244 (可変)
14(絞り) ∞ 0.30
15 38.019 2.57 1.91082 35.3
16 395.740 0.15
17 20.845 1.00 1.95375 32.3
18 12.655 7.07 1.59522 67.7
19 -1303.643 1.51
20 -119.562 0.80 1.74951 35.3
21 17.957 2.51 2.00069 25.5
22 33.039 2.62
23 53.374 0.75 1.80810 22.8
24 20.510 3.37 1.49700 81.5
25 176.935 0.15
26* 24.351 6.40 1.58313 59.4
27* -23.950 (可変)
28 125.094 0.75 1.71300 53.9
29 24.401 (可変)
30* -40.000 1.50 1.76802 49.2
31* -415.230 (可変)
32 -65.204 3.87 1.80000 29.8
33 -33.206 (可変)
34 ∞ 1.96 1.51633 64.1
35 ∞ 1.15
像面 ∞

非球面データ
第8面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.23365e-006 A 6=-5.12119e-008 A 8= 3.96126e-010 A10=-2.83871e-012 A12= 1.05361e-014

第9面
K = 0.00000e+000 A 4=-7.17316e-006 A 6=-3.06808e-008

第26面
K = 0.00000e+000 A 4=-3.81010e-005 A 6= 2.72159e-008 A 8=-9.95173e-010 A10= 5.22348e-012

第27面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.38989e-005 A 6=-3.82891e-008 A 8=-6.69176e-010 A10= 3.47800e-012

第30面
K = 0.00000e+000 A 4=-7.35590e-005 A 6= 1.79195e-007 A 8=-7.43336e-010 A10=-2.80724e-012 A12= 2.11680e-014

第31面
K = 0.00000e+000 A 4=-6.59773e-005 A 6= 2.66489e-007 A 8=-1.28745e-009 A10= 3.49579e-012 A12=-4.09234e-015

各種データ
ズーム比 4.12

焦点距離 24.70 51.82 101.85
Fナンバー 4.12 4.12 4.12
半画角(度) 39.00 22.66 11.99
レンズ全長 116.03 132.71 159.70
BF 18.14 19.57 28.64

d 5 0.79 16.13 34.76
d13 19.87 7.61 2.35
d27 1.88 4.80 3.16
d29 10.03 7.12 8.76
d31 0.80 12.96 17.51
d33 15.70 17.13 26.20

レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長
1 1 91.34 12.66
2 6 -17.27 16.55
3 14 22.50 29.19
4 28 -42.65 0.75
5 30 -57.73 1.50
6 32 80.27 3.87



(数値データ2)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
1 282.942 1.80 1.92286 18.9
2 122.272 3.80 1.77250 49.6
3 1043.311 0.15
4 46.699 6.07 1.72916 54.7
5 112.782 (可変)
6 64.762 1.25 1.91082 35.3
7 14.874 6.94
8* -37.908 1.10 1.58313 59.4
9* 68.875 0.15
10 32.253 4.30 1.80810 22.8
11 -55.326 1.30
12 -25.894 1.00 1.77250 49.6
13 -140.375 (可変)
14(絞り) ∞ 0.30
15 38.911 2.44 1.91082 35.3
16 599.725 0.15
17 19.949 1.00 1.95375 32.3
18 12.603 7.25 1.59522 67.7
19 829.096 1.46
20 -172.490 0.80 1.74951 35.3
21 22.785 1.99 2.00069 25.5
22 37.844 2.22
23 59.507 0.75 1.80810 22.8
24 21.280 3.10 1.49700 81.5
25 162.146 0.15
26* 25.235 6.11 1.58313 59.4
27* -24.670 (可変)
28 114.899 0.75 1.72916 54.7
29 25.123 (可変)
30* -41.673 1.50 1.76802 49.2
31* -563.906 (可変)
32 -64.864 3.28 1.85478 24.8
33 -36.119 (可変)
34 ∞ 1.96 1.51633 64.1
35 ∞ 1.15
像面 ∞

非球面データ
第8面
K = 0.00000e+000 A 4=-3.55491e-007 A 6=-6.06846e-008 A 8= 5.02140e-010 A10=-3.82806e-012 A12= 1.40523e-014

第9面
K = 0.00000e+000 A 4=-7.60478e-006 A 6=-2.80609e-008

第26面
K = 0.00000e+000 A 4=-4.39409e-005 A 6= 7.46889e-010 A 8=-1.12373e-009 A10= 3.03138e-012

第27面
K = 0.00000e+000 A 4= 8.44733e-006 A 6=-5.34894e-008 A 8=-8.64666e-010 A10= 1.99671e-012

第30面
K = 0.00000e+000 A 4=-7.02676e-005 A 6= 2.10378e-007 A 8=-9.23709e-010 A10=-2.49684e-012 A12= 2.10341e-014

第31面
K = 0.00000e+000 A 4=-6.22743e-005 A 6= 2.64528e-007 A 8=-1.29130e-009 A10= 2.81811e-012 A12=-1.58603e-015

各種データ
ズーム比 4.12

焦点距離 24.70 52.54 101.85
Fナンバー 4.12 4.12 4.12
半画角(度) 39.00 22.38 11.99
レンズ全長 111.64 128.44 155.64
BF 18.14 18.07 25.69

d 5 0.78 16.42 35.29
d13 19.03 6.99 2.35
d27 1.39 5.00 3.42
d29 10.28 6.67 8.25
d31 0.90 14.17 19.52
d33 15.70 15.63 23.25

レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長
1 1 92.93 11.82
2 6 -17.00 16.05
3 14 21.72 27.72
4 28 -44.25 0.75
5 30 -58.66 1.50
6 32 90.59 3.28



(数値データ3)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
1 171.005 1.80 1.92286 18.9
2 75.897 6.34 1.74400 44.8
3 664.525 0.15
4 52.161 6.57 1.80400 46.6
5 154.419 (可変)
6 105.852 1.25 1.88202 37.2
7 15.501 6.71
8* -39.207 1.10 1.58313 59.4
9* 59.690 0.15
10 32.255 4.32 1.80810 22.8
11 -58.794 1.16
12 -26.201 1.00 1.74100 52.6
13 -135.886 (可変)
14(絞り) ∞ 0.30
15 35.345 2.75 1.90043 37.4
16 273.720 0.15
17 19.106 1.00 2.00100 29.1
18 12.683 8.43 1.61340 44.3
19 -550.230 1.60
20 -88.961 0.80 1.89286 20.4
21 41.411 1.31 2.00100 29.1
22 55.559 1.49
23 40.186 0.75 1.90366 31.3
24 17.075 3.33 1.49700 81.5
25 61.739 0.15
26* 24.359 7.36 1.58144 40.8
27* -23.155 (可変)
28 60.047 0.75 1.69680 55.5
29 22.277 (可変)
30* -32.097 1.50 1.76802 49.2
31* -380.217 (可変)
32 -73.762 3.69 1.83400 37.3
33 -36.656 (可変)
34 ∞ 1.96 1.51633 64.1
35 ∞ 1.21
像面 ∞

非球面データ
第8面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.73812e-006 A 6=-6.12157e-008 A 8= 8.22810e-010 A10=-5.72116e-012 A12= 1.72599e-014

第9面
K = 0.00000e+000 A 4=-9.16320e-006 A 6=-2.57975e-009

第26面
K = 0.00000e+000 A 4=-4.48725e-005 A 6= 2.81856e-008 A 8=-1.24281e-009 A10= 7.22288e-012

第27面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.32059e-005 A 6=-7.54062e-008 A 8=-5.87330e-010 A10= 3.81788e-012

第30面
K = 0.00000e+000 A 4=-6.15819e-005 A 6= 1.18489e-007 A 8=-1.53768e-009 A10=-7.79071e-013 A12= 5.39633e-014

第31面
K = 0.00000e+000 A 4=-5.26113e-005 A 6= 1.74171e-007 A 8=-1.02966e-009 A10= 3.05866e-012 A12= 4.23830e-016

各種データ
ズーム比 5.90

焦点距離 24.70 58.34 145.80
Fナンバー 4.12 4.12 4.12
半画角(度) 38.43 20.35 8.44
レンズ全長 116.35 134.13 162.90
BF 18.26 15.54 24.00

d 5 0.75 19.04 38.10
d13 21.46 8.77 2.35
d27 2.71 7.51 2.26
d29 6.48 1.68 6.93
d31 0.80 15.70 23.38
d33 15.76 13.04 21.50

レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長
1 1 81.21 14.86
2 6 -16.48 15.68
3 14 22.89 29.41
4 28 -51.24 0.75
5 30 -45.73 1.50
6 32 83.59 3.69



(数値データ4)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
1 101.354 1.64 2.00272 19.3
2 68.275 5.98 1.71300 53.9
3 155.528 0.14
4 71.692 5.08 1.76385 48.5
5 275.459 (可変)
6* 105.269 1.20 1.85135 40.1
7* 19.100 11.50
8 -41.322 0.80 1.53775 74.7
9 27.195 0.00
10 27.195 7.08 1.71736 29.5
11 -56.509 1.42
12 -29.202 0.80 1.85150 40.8
13 -54.877 (可変)
14(絞り) ∞ 1.50
15 34.314 3.10 1.91082 35.3
16 143.672 0.20
17 25.355 0.50 1.80400 46.6
18 14.433 7.47 1.48749 70.2
19 184.273 0.40
20 91.124 4.40 1.48749 70.2
21 -37.450 0.90 1.95375 32.3
22 102.538 3.34
23 39.447 0.75 1.91082 35.3
24 20.124 7.30 1.48749 70.2
25 -726.881 0.15
26* 41.600 6.73 1.62263 58.2
27* -33.103 (可変)
28* 97.538 0.80 1.55332 71.7
29* 31.225 (可変)
30 -15.595 2.00 1.55032 75.5
31 -29.306 (可変)
像面 ∞

非球面データ
第6面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.33703e-007 A 6= 2.90879e-009 A 8=-4.95426e-014 A10= 1.66153e-016

第7面
K = 0.00000e+000 A 4=-4.35749e-006 A 6=-1.52891e-010 A 8=-4.69332e-011 A10= 1.21619e-013

第26面
K = 0.00000e+000 A 4=-1.21315e-005 A 6=-1.41862e-008 A 8= 4.93932e-011

第27面
K = 0.00000e+000 A 4=-3.14509e-006 A 6=-2.08236e-008 A 8=-1.68028e-011

第28面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.38675e-005 A 6=-2.05480e-008 A 8=-6.79953e-011 A10= 5.93249e-013

第29面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.29962e-005 A 6=-3.81660e-008 A 8=-2.97721e-011 A10= 1.85030e-013

各種データ
ズーム比 4.13

焦点距離 24.70 35.31 101.90
Fナンバー 2.71 3.10 3.86
半画角(度) 41.21 31.50 11.99
レンズ全長 143.80 141.94 175.01
BF 18.13 24.90 36.76

d 5 0.80 4.16 39.91
d13 31.84 19.07 2.00
d27 2.00 3.99 6.10
d29 15.86 14.63 15.06
d31 18.13 24.90 36.76

レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長
1 1 111.35 12.84
2 6 -21.44 22.80
3 14 29.21 36.74
4 28 -83.36 0.80
5 30 -63.88 2.00



(数値データ5)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
1 92.762 1.64 1.95906 17.5
2 61.569 5.82 1.76385 48.5
3 135.412 0.14
4 72.246 4.90 1.83481 42.7
5 258.205 (可変)
6* 111.431 1.20 1.88100 40.1
7* 18.592 9.30
8 -47.937 0.80 1.81600 46.6
9 85.535 0.50
10 47.474 5.29 1.80810 22.8
11 -51.843 2.35
12 -25.548 0.80 1.79952 42.2
13 -48.962 (可変)
14(絞り) ∞ 1.50
15 31.475 3.53 1.80440 39.6
16 504.046 0.20
17 26.759 0.50 1.78800 47.4
18 13.931 6.98 1.49700 81.5
19 -1102.218 3.12
20 -39.696 0.90 1.91082 35.3
21 50.219 3.34 1.57135 53.0
22 -66.418 3.34
23 48.333 0.75 1.85150 40.8
24 21.048 5.72 1.48749 70.2
25 -116.926 0.15
26* 38.013 6.99 1.59201 67.0
27* -34.525 (可変)
28* 85.175 0.80 1.55332 71.7
29* 28.045 (可変)
30 -16.261 2.00 1.49700 81.5
31 -34.955 (可変)
像面 ∞

非球面データ
第6面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.67426e-006 A 6= 1.70403e-009 A 8=-2.56140e-012 A10= 7.81694e-015

第7面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.24348e-006 A 6=-1.38260e-009 A 8=-1.27388e-011 A10=-6.21132e-016

第26面
K = 0.00000e+000 A 4=-9.13889e-006 A 6=-4.64376e-009 A 8= 1.15769e-011

第27面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.12156e-007 A 6=-1.55569e-008 A 8=-1.92252e-011

第28面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.02215e-005 A 6= 9.59391e-010 A 8= 2.71344e-012 A10= 5.14591e-013

第29面
K = 0.00000e+000 A 4= 8.59555e-006 A 6=-8.24223e-010 A 8=-6.40099e-011 A10= 9.84484e-013

各種データ
ズーム比 4.13

焦点距離 24.70 35.36 101.90
Fナンバー 2.79 3.17 3.86
半画角(度) 41.21 31.46 11.99
レンズ全長 138.29 137.00 169.01
BF 18.00 24.80 35.89

d 5 0.80 3.97 37.83
d13 28.79 16.80 2.00
d27 2.00 4.34 5.92
d29 16.14 14.52 14.81
d31 18.00 24.80 35.89

レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長
1 1 101.02 12.50
2 6 -19.70 20.24
3 14 28.77 37.02
4 28 -75.95 0.80
5 30 -63.43 2.00



(数値データ6)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
1 103.413 1.64 1.94595 18.0
2 64.583 5.95 1.76385 48.5
3 152.972 0.14
4 68.126 5.44 1.83481 42.7
5 236.495 (可変)
6* 94.050 1.20 1.88202 37.2
7* 17.762 9.36
8 -44.424 0.80 1.80400 46.6
9 97.463 0.50
10 47.778 5.05 1.80810 22.8
11 -50.202 1.83
12 -26.008 0.80 1.80400 46.6
13 -52.864 (可変)
14(絞り) ∞ 1.50
15 31.896 3.32 1.80100 35.0
16 365.419 0.20
17 25.847 0.50 1.83481 42.7
18 14.092 6.66 1.48749 70.2
19 749.816 3.48
20 -38.788 0.90 1.80610 33.3
21 61.767 3.03 1.59522 67.7
22 -69.080 3.34
23 46.029 0.75 1.90043 37.4
24 21.296 5.56 1.48749 70.2
25 -126.507 0.15
26* 41.976 6.76 1.58913 61.3
27* -34.754 (可変)
28* 76.133 0.80 1.55332 71.7
29* 28.214 (可変)
30 -16.615 2.00 1.53775 74.7
31 -32.074 (可変)
像面 ∞

非球面データ
第6面
K = 0.00000e+000 A 4= 8.23327e-007 A 6= 3.92424e-009 A 8=-7.77899e-012 A10= 1.39588e-014

第7面
K = 0.00000e+000 A 4=-3.55270e-006 A 6=-1.67152e-009 A 8=-1.45222e-011 A10=-6.44886e-014

第26面
K = 0.00000e+000 A 4=-1.15716e-005 A 6=-4.89142e-009 A 8= 1.73711e-011

第27面
K = 0.00000e+000 A 4=-4.41670e-006 A 6=-7.88522e-009 A 8=-5.00687e-011

第28面
K = 0.00000e+000 A 4= 8.58376e-006 A 6= 1.82375e-009 A 8=-1.60442e-010 A10= 8.81178e-013

第29面
K = 0.00000e+000 A 4= 8.35773e-006 A 6=-2.12098e-008 A 8=-1.48875e-010 A10= 9.39288e-013

各種データ
ズーム比 4.12

焦点距離 24.70 34.98 101.90
Fナンバー 2.82 3.18 3.86
半画角(度) 41.21 31.74 11.99
レンズ全長 137.00 136.30 168.00
BF 18.22 24.71 35.47

d 5 0.80 4.16 37.69
d13 27.82 16.57 2.00
d27 2.00 4.40 5.76
d29 16.50 14.79 15.42
d31 18.22 24.71 35.47

レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長
1 1 98.91 13.18
2 6 -19.37 19.53
3 14 28.53 36.16
4 28 -81.50 0.80
5 30 -67.14 2.00

L1:第1レンズ群 L2:第2レンズ群 L3:第3レンズ群
L4:第4レンズ群 L5:第5レンズ群 L6:第6レンズ群

Claims (9)

  1. 物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群を有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
    前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、負レンズと、正レンズを有し、
    前記負レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をR11、前記正レンズの像側レンズ面の曲率半径をR22、前記負レンズと前記正レンズの合成焦点距離をfG12、広角端における前記ズームレンズの焦点距離をfw、前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第5レンズ群の焦点距離をf5とするとき、
    −0.7<(R11−R22)/(R11+R22)<0.0
    18<fG12/fw<45
    −2.1<f1/f5<−1.4
    なる条件式を満足する事を特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第3レンズ群より像側に配置されたレンズ群の、広角端における合成焦点距離をfreとするとき、
    0.95<fre/fw<1.40
    なる条件式を満足する事を特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記第4レンズ群の焦点距離をf4とするとき、
    0.6<f4/f5<2.0
    なる条件式を満足する事を特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
  4. 広角端から望遠端へのズーミングにおける前記第1レンズ群の移動量をM1、広角端から望遠端へのズーミングにおける前記第2レンズ群の移動量をM2とするとき、
    3.5<|M1/M2|<6.0
    なる条件式を満足する事を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 像ぶれ補正に際して、前記第3レンズ群の全部又は一部の部分群は光軸に対して垂直方向の成分を持つ方向に移動することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 前記第5レンズ群の像側に正の屈折力の第6レンズ群を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 前記第4レンズ群は、フォーカシングに際して移動することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のズームレンズと該ズームレンズによって形成された像を受光する撮像素子を有する事を特徴とする撮像装置。
  9. 広角端における有効像円径は望遠端における有効像円径よりも小さいことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020118738A (ja) * 2019-01-21 2020-08-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 ズームレンズ系とそれを備える撮像装置およびカメラシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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