JP2020033953A - 多気筒内燃機関のバルブリフト量可変式動弁装置 - Google Patents
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Abstract
Description
「線状の溝と高リフト用カム及び低リフト用カムとが設けられたカムキャリアを有し、電磁ピンを該溝内を摺動させることにより該カムキャリアを軸方向にスライドさせることで該高リフト用及び低リフト用カムを切り替え可能な内燃機関の可変動弁機構であって、前記カムキャリアは、前記内燃機関の複数の気筒に跨るように形成され」、
と記載されているが、これに続いて、
「前記カムキャリアの一気筒に対応する部分に、該カムキャリアを一方向にスライドさせるための第1溝と、該第1溝に挿入される第1電磁ピンと、該第1電磁ピンを駆動する第1アクチュエータとが設けられ、前記カムキャリアの他気筒に対応する部分に、該カムキャリアを該一方向とは反対の他方向にスライドさせるための第2溝と、該第2溝に挿入される第2電磁ピンと、該第2電磁ピンを駆動する第2アクチュエータとが設けられ」、
と記載されており、
「カムキャリアが複数の気筒に跨がるように形成され」と記載されているものの、実施形態同様、1つの気筒に対応する部分と、他の気筒に対応する部分の2つの気筒に跨がる場合を想定していると思われ、2気筒以上の気筒に跨がるキャリアとその駆動方法等は開示示唆されていない。従って、部材点数の低減効果はまだ不十分であった。
「クランク軸に連動して回転するカム軸のうち、複数の気筒毎に対応した複数箇所に、ベース円からの突出高さが異なる単位カム部によって構成されたカム部ユニットが、周方向に位相をずらした状態で配置されていて、
前記各カム部ユニットは、前記カム軸が所定角度回転する間に軸方向に所定寸法だけ移動すると、ロッカーアームその他のバルブ側部材に摺接する駆動単位カム部が切替えられて、バルブのリフト量が変更されるようになっており、
かつ、前記各カム部ユニットを所定寸法だけ同時に移動させて、各カム部ユニットにおける駆動単位カム部の切替えを順次行えるようになっている」
という基本構成になっている。
「前記各カム部ユニットが所定寸法だけ同時に移動するときに、前記バルブ側部材が、必ず隣り合った単位カム部の境界線上において前記ベース円上を通過するように、前記各カム部ユニットにおける各単位カム部の軸方向の幅寸法の比率を設定しており、
これにより、前記バルブ側部材と単位カム部との干渉を起こすことなく、前記駆動単位カム部の切替えが1つのカム部ユニットから他のカム部ユニットに順次行えるようになっている」
という構成になっている。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、図1〜図3に示す第1実施形態を説明する。この実施形態は、3気筒内燃機関に適用している。カム軸1は吸気用又は排気用であり、1本の芯軸2とこれに被嵌した1本の外筒3とを備えており、外筒3は、芯軸2に対して、スプライン嵌合等により、軸方向にスライド自在で一体に回転するように嵌合している。芯軸2のうちタイミイグングチェーンに近い一端部(前端部)には、タイミングチェーンの動力を伝達する駆動装置の一部が取り付くが、図ではこれらの構造は捨象して簡略表示している。
次に、第1実施形態の制御態様を説明する。まず、第1制御態様を、図2を参照して説明する。なお、図では、バルブ側部材9が動いた状態に表示しているが、これは作図上の便宜的な措置であり、実際には、カム軸1が回転してカム部ユニット5a〜5cが横移動(スライド)する。
高リフト状態から低リフト状態への切り換え態様は、図2に矢印Yで示す手順で行われる。すなわち、第3カム部ユニット5cの箇所においてバルブ側部材9が高単位カム部6cの頂点に当たっている状態をスライド開始点として、外筒3が120度回転する間に右向きスライドが完了するようになっている。
図3では、第1実施形態における切替えの第2態様を示している。第1態様では、外筒3が120°回転する間に切替えが完了したが、この第2態様では、外筒3が240°回転する間に、各カム部ユニット5a,5b,5cの移動が終了するように設定されている。
図4に示す第2実施形態では、3気筒内燃機関において、バルブリフト量を高・中・低の3段階に切り換えできる動弁装置に適用している。従って、この実施形態では、高単位カム部6a〜6cと低単位カム部7a〜7cとの間に、中単位カム部15a〜15cが存在している。
この実施形態では、外筒3は、60°の回転でWの距離だけ移動する。そして、低単位カム部7a,7b,7cから中単位カム部15a〜15cへの切替えは、第1カム部ユニット5aおいて高低単位カム部6a,7aが下向きになっている姿勢を始点として、外筒3が120°回転する範囲で行われる。
第2実施形態において、リフト量を低下させる切替え制御の例は図5に表示している。リフト量増加の切替え制御と裏腹の関係で、高単位カム部6a,6b,6cから中単位カム部15a〜15cへの切替え、及び、中単位カム部15a〜15cから低単位カム部7a,7b,7cへの切替えは、それぞれ外筒3を120°回転させることによって行われ、高単位カム部6a,6b,6cから低単位カム部7a,7b,7cへの切替えは、両者を複合させて、外筒3を240°回転させる間に行われる。
第6,7では、4気筒内燃機関に適用した第3実施形態を示している。この実施形態では、第1〜第4の気筒に対応して第1〜第4のカム部ユニット5a〜5dを備えており、第1カム部ユニット5a〜5dは、90度の位相で順次ずれている。第1カム部ユニット5aと第2カム部ユニット5bとは位相が90°ずれて、第2カム部ユニット5bと第3カム部ユニット5cとは位相が180°ずれている。第3カム部ユニット5cと第4カム部ユニット5dとは位相が270°(−90°)ずれて、第4カム部ユニット5dと第1カム部ユニット5aとは、位相が180°ずれている。
以上、3気筒及び直列4気筒の内燃機関に適用した例を説明したが、本願発明は、直列6気筒内燃機関や、V型6気筒などの他の多気筒内燃機関にも適用できる。外筒のスライド手段としては、実施形態のような案内溝(カム溝)とピンとのみ組み合わせには限らず、ギアのシフターと同様の機構なども採用可能である。
2 芯軸
3 外筒
4 軸受け部
5a,5b,5c,7d カム部ユニット
6a,6b,6c,6d 高単位カム部
7a,7b,7c,7d 低単位カム部
8 ベース円
9 バルブ側部材(例えばロッカーアーム)
11 スライド手段を構成する螺旋溝
12 アクチュエータ
13 ピン
14a〜14d,16a〜16d 単位カム部間の境界線
15a〜15d 中単位カム部
Claims (1)
- クランク軸に連動して回転するカム軸のうち、複数の気筒毎に対応した複数箇所に、ベース円からの突出高さが異なる単位カム部によって構成されたカム部ユニットが、周方向に位相をずらした状態で配置されていて、
前記各カム部ユニットは、前記カム軸が所定角度回転する間に軸方向に所定寸法だけ移動すると、ロッカーアームその他のバルブ側部材に摺接する駆動単位カム部が切替えられて、バルブのリフト量が変更されるようになっており、
かつ、前記各カム部ユニットを所定寸法だけ同時に移動させて、各カム部ユニットにおける駆動単位カム部の切替えを順次行えるようになっている構成であって、
前記各カム部ユニットが所定寸法だけ同時に移動するときに、前記バルブ側部材が、必ず隣り合った単位カム部の境界線上において前記ベース円上を通過するように、前記各カム部ユニットにおける各単位カム部の軸方向の幅寸法の比率を設定しており、
これにより、前記バルブ側部材と単位カム部との干渉を起こすことなく、前記駆動単位カム部の切替えが1つのカム部ユニットから他のカム部ユニットに順次行えるようになっている、
多気筒内燃機関のバルブリフト量可変式動弁装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011144780A (ja) * | 2010-01-18 | 2011-07-28 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の可変動弁装置 |
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DE102004011586A1 (de) | 2003-03-21 | 2004-10-07 | Audi Ag | Ventiltrieb einer einen Zylinderkopf aufweisenden Brennkraftmaschine |
JP4962370B2 (ja) | 2008-03-21 | 2012-06-27 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の可変動弁機構 |
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2018
- 2018-08-30 JP JP2018161732A patent/JP7168381B2/ja active Active
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