JP2020033138A - 画像形成装置、その用紙搬送方法およびその用紙搬送プログラム - Google Patents

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Toshikazu Azuma
敏和 東
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斉 浅野
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Tomonobu Tamura
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Abstract

【課題】予め間隔が定められた複数のローラー間において、用紙の搬送速度を低下させることなく、用紙におけるより小さな傾きを検出すること。【解決手段】画像形成装置は、第1ローラーと第2ローラーとの間で、用紙の側端点を検出する側端検出センサーの検出信号を取得して、用紙の傾きの角度を示す第1角度を算出する。画像形成装置は、側端検出センサーと第2ローラーとの間で、用紙の前端点を検出する先端検出センサーの検出信号を取得して、用紙の傾きの角度を示す第2角度を算出する。画像形成装置は、第2ローラーの姿勢を変更するプレ動作が実行され、プレ動作の後に、第1角度の残りの角度に基づいて第2ローラーの姿勢を変更する本動作が実行されるように、第2ローラーの姿勢を変更する姿勢変更モーターの駆動を制御する。【選択図】図9

Description

本開示は、画像形成装置に関し、より特定的には画像形成装置における用紙搬送の制御に関する。
従来の画像形成装置には、用紙搬送経路上に設けられたループローラーと、ループローラーの上流に設けられたレジストローラーとの間に、用紙の側端を検出する側端検出センサーを備えるものがあった。そのような画像形成装置は、当該側端検出センサーを用いて、搬送される用紙における複数の側端点を検出する。そして、画像形成装置は、検出された複数の側端点の間の搬送方向に交わる方向における間隔に基づいて、用紙の傾き(用紙が搬送される方向に対する、実際に搬送される用紙の方向の角度)を検出し、当該傾きに基づいてレジストローラーの姿勢を変更する。
用紙における傾きを検出する処理の一例として、特開2011−051686号公報(特許文献1)は、「画像形成装置は、シートの先端辺及び側端辺のうちの一方を斜行動作の基準辺として選択する選択部と、選択部により選択された基準辺の傾きを検知するエリアセンサー24と、を備えている。さらに、画像形成装置は、エリアセンサー24により検知された基準辺の傾きに基づいて演算された斜行動作ローラ5a、5b間の回転数差に応じて斜行動作ローラ5a、5bを駆動制御する速度差演算部を備えている。これにより、アクティブレジストレーション方式による斜行動作を行いながらも、取り巻く状況の変化に対応したレジストレーション精度を的確に実現することができる」技術を開示している([要約]参照)。
特開2011−051686号公報
ところで、画像形成装置が検出することを必要とされる用紙の傾きが小さくなるほど検出されるべき用紙上の2つの側端点の間の距離を長くとる必要がある。ループローラーとレジストローラーとの間の距離は、予め定められている。このため、検出されるべき2つの側端点の間の距離を長くした場合、2つ目の側端点の検出が終了してから用紙がレジストローラーに到達するまでに用紙を搬送できる距離が短くなる。したがって、用紙の搬送速度を低下させなければ、用紙の到達までにレジストローラーの姿勢変更が完了できない可能性がある。搬送速度を低下させると、画像形成装置の印刷効率が低下する。以上より、従来の画像形成装置では、予め距離が定められたローラー間において、用紙の搬送速度を低下させることなく、用紙におけるより小さな傾きを検出するための技術が必要とされている。
本開示は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、予め間隔が定められた複数のローラー間において、用紙の搬送速度を低下させることなく、用紙におけるより小さな傾きを検出するための技術を提供する。
本開示のある局面に従う画像形成装置は、画像形成装置内の用紙の搬送経路上に設けられ、用紙を搬送方向に搬送する第1ローラーと、第1ローラーから搬送された用紙を搬送する第2ローラーと、第1ローラーと第2ローラーとの間で、搬送方向に沿う方向における用紙のいずれか一辺に含まれる側端点を検出する側端検出センサーと、側端検出センサーと第2ローラーとの間で、搬送方向に交わる方向に沿って設けられた一対のセンサーであって、搬送方向における用紙の前端点を検出する先端検出センサーと、第2ローラーの姿勢を変更する姿勢変更モーターと、姿勢変更モーターの駆動を制御する制御装置とを備える。制御装置は、側端検出センサーにより検出された第1側端点と、第1側端点の検出後に用紙が予め定められた搬送距離を搬送されたときに検出された第2側端点との間の搬送方向に交わる方向における間隔に基づいて、搬送方向に対する用紙の傾きを示す第1角度を算出し、一対のセンサーのうちの一つのセンサーにより第1前端点が検出されたタイミングと、第1前端点の検出後に用紙が搬送距離よりも短い距離を搬送されたときに一対のセンサーのうちの他のセンサーにより第2前端点が検出されたタイミングとの間の時間差により、搬送方向に対する用紙の傾き示す第2角度を算出し、第2角度に基づいて第2ローラーの姿勢を変更するプレ動作が実行され、プレ動作の後に、第1角度の残りの角度に基づいて第2ローラーの姿勢を変更する本動作が実行されるように、姿勢変更モーターの駆動を制御する。
ある局面に従うと、制御装置は、第2ローラーが用紙を搬送中に、第2ローラーの姿勢を、プレ動作の実行前の姿勢に戻すように姿勢変更モーターを制御する。
ある局面に従うと、プレ動作は、第2角度と、前回の用紙の搬送において算出された第1角度と第2角度との間の差とに基づいて、第2ローラーの姿勢を変更する。
ある局面に従うと、先端検出センサーは、搬送方向の反対方向における用紙の後方の一辺に含まれる後端点を検出する。制御装置は、一方の面を印刷面とした用紙の搬送において、一対のセンサーのうちの一つのセンサーにより第1後端点が検出されたタイミングと、第1後端点の検出後に用紙が搬送距離よりも短い距離を搬送されたときに、一対のセンサーのうちの他のセンサーにより第2後端点が検出されたタイミングとの間の時間差により、搬送方向に対する用紙の傾きを示す第3角度を算出する。プレ動作は、一方の面を印刷面とした用紙の他方の面を印刷面とする用紙の搬送において、第2角度と、第1角度と第3角度との間の差とに基づいて、第2ローラーの姿勢を変更することを含む。
他の局面に従うと、画像形成装置は、画像形成装置内の用紙の搬送経路上に設けられ、用紙を搬送方向に搬送する第1ローラーと、第1ローラーの下流に設けられ、第1ローラーから搬送された用紙を搬送する第2ローラーと、第1ローラーと第2ローラーとの間で、搬送方向に沿う方向における用紙のいずれか一辺に含まれる側端点を検出する側端検出センサーと、第2ローラーの姿勢を変化させる姿勢変更モーターと、姿勢変更モーターの駆動を制御する制御装置とを備える。制御装置は、側端検出センサーにより検出された第1側端点と、第1側端点の検出後に用紙が予め定められた搬送距離を搬送されたときに検出された第2側端点との間の搬送方向に交わる方向における間隔に基づいて、搬送方向に対する用紙の傾きを示す第1角度を算出し、側端検出センサーにより検出された第1側端点と、第1側端点の検出後に用紙が搬送距離よりも短い距離を搬送されたときに検出された第3側端点との間の搬送方向に交わる方向における間隔に基づいて、搬送方向に対する用紙の傾きを示す第2角度を算出し、第2角度に基づいて第2ローラーの姿勢を変更する第1プレ動作が実行され、第1プレ動作の後に、第1角度の残りの角度に基づいて第2ローラーの姿勢を変更する本動作が実行されるように、姿勢変更モーターの駆動を制御する。
ある局面に従うと、画像形成装置は、側端検出センサーと第2ローラーとの間で、搬送方向に交わる方向に沿って設けられた一対のセンサーであって、搬送方向における用紙の前端点を検出する先端検出センサーをさらに備える。制御装置は、一対のセンサーのうちの一つのセンサーにより第1前端点が検出されたタイミングと、第1前端点の検出後に用紙が搬送距離よりも短い距離を搬送されたときに一対のセンサーのうちの他のセンサーにより第2前端点が検出されたタイミングとの間の時間差により、搬送方向に対する用紙の傾き示す第3角度を算出し、第3角度に基づいて第2ローラーの姿勢を変更する第2プレ動作が実行され、第2プレ動作の後に、第2角度の残りの角度に基づいて第2ローラーの姿勢を変更する第1プレ動作が実行されるように、姿勢変更モーターの駆動を制御する。
ある局面に従うと、制御装置は、側端検出センサーにより検出された第1側端点と、第1側端点の検出後に予め定められた時間ごとに検出された側端点のそれぞれとの間の搬送方向に交わる方向における間隔に基づいて、搬送方向に対する用紙の傾きを示す角度を、用紙が搬送距離を搬送されるまでの間繰り返し算出する。第1プレ動作は、傾きを示す角度が算出されるごとに、傾きを示す角度に基づいて第2ローラーの姿勢を変更するように、姿勢変更モーターの駆動を制御することを含む。
他の局面に従うと、画像形成装置に設けられた制御装置により実行される用紙搬送方法は、画像形成装置において用紙を搬送する第1ローラーと、第1ローラーから搬送された用紙を搬送する第2ローラーとの間で、搬送方向に沿う方向における用紙のいずれか一辺に含まれる側端点を検出する側端検出センサーから側端点の検出信号を取得するステップと、側端検出センサーと第2ローラーとの間で、搬送方向に交わる方向に沿って設けられた一対のセンサーであって、搬送方向における用紙の前端点を検出する先端検出センサーから前端点の検出信号を取得するステップと、側端検出センサーにより検出された第1側端点と、第1側端点の検出後に用紙が予め定められた搬送距離を搬送されたときに検出された第2側端点との間の搬送方向に交わる方向における間隔に基づいて、搬送方向に対する用紙の傾きを示す第1角度を算出するステップと、一対のセンサーのうちの一つのセンサーにより第1前端点が検出されたタイミングと、第1前端点の検出後に用紙が搬送距離よりも短い距離を搬送されたときに一対のセンサーのうちの他のセンサーにより第2前端点が検出されたタイミングとの間の時間差により、搬送方向に対する用紙の傾き示す第2角度を算出するステップと、第2角度に基づいて第2ローラーの姿勢を変更するプレ動作が実行され、プレ動作の後に、第1角度の残りの角度に基づいて第2ローラーの姿勢を変更する本動作が実行されるように、第2ローラーの姿勢を変更する姿勢変更モーターの駆動を制御するステップとを備える。
ある局面に従うと、画像形成装置の用紙搬送プログラムは、用紙搬送プログラムは、画像形成装置に設けられた制御装置に、画像形成装置において用紙を搬送する第1ローラーと、第1ローラーから搬送された用紙を搬送する第2ローラーとの間で、搬送方向に沿う方向における用紙のいずれか一辺に含まれる側端点を検出する側端検出センサーから側端点の検出信号を取得するステップと、側端検出センサーと第2ローラーとの間で、搬送方向に交わる方向に沿って設けられた一対のセンサーであって、搬送方向における用紙の前端点を検出する先端検出センサーから前端点の検出信号を取得するステップと、側端検出センサーにより検出された第1側端点と、第1側端点の検出後に用紙が予め定められた搬送距離を搬送されたときに検出された第2側端点との間の搬送方向に交わる方向における間隔に基づいて、搬送方向に対する用紙の傾きを示す第1角度を算出するステップと、一対のセンサーのうちの一つのセンサーにより第1前端点が検出されたタイミングと、第1前端点の検出後に用紙が搬送距離よりも短い距離を搬送されたときに一対のセンサーのうちの他のセンサーにより第2前端点が検出されたタイミングとの間の時間差により、搬送方向に対する用紙の傾き示す第2角度を算出するステップと、第2角度に基づいて第2ローラーの姿勢を変更するプレ動作が実行され、プレ動作の後に、第1角度の残りの角度に基づいて第2ローラーの姿勢を変更する本動作が実行されるように、第2ローラーの姿勢を変更する姿勢変更モーターの駆動を制御するステップとを実行させる。
本開示によれば、ある局面において、予め間隔が定められた複数のローラー間において、用紙の搬送速度を低下させることなく、用紙におけるより小さな傾きを検出できる。
開示された技術的思想の上記および他の目的、特徴、局面および離連は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
画像形成装置100の内部構造の一例を示す図である。 画像形成装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。 傾きの無い状態で搬送される用紙330を示す図である。 傾きのある状態で搬送される用紙330を示す図である。 側端検出センサー51が第1側端点311aを検出したことを示す図である。 センサー52aが第1前端点301aを検出したことを示す図である。 センサー52bが第2前端点301bを検出したことを示す図である。 第2角度θ2に基づいてレジストローラー35の姿勢変更を説明する図である。 第1角度θ1に基づいてレジストローラー35の姿勢変更を説明する図である。 第1角度θ1の算出の具体例を説明する図である。 レジストローラー35が姿勢変更を完了したことを示す図である。 レジストローラー35が元の姿勢に戻る説明を行う図である。 第1の形態において、制御装置111が実行する用紙330の搬送処理のフローチャートである。 第1の形態において、制御装置111が実行する用紙330の搬送処理のフローチャートである。 第2の形態において、制御装置111が実行する用紙330の搬送処理のフローチャートである。 第2の形態において、制御装置111が実行する用紙330の搬送処理のフローチャートである。 センサー52aによる第1後端点321aの検出を説明する図である。 センサー52bが第2後端点321bを検出した状態を示す図である。 側端検出センサー51により検出された側端点311による第2角度θ2の算出について説明する図である。 表示部105に表示される画像の一例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
[画像形成装置100の概要]
図1は、画像形成装置100の内部構造の一例を示す図である。画像形成装置100は、カラープリンタ、モノクロプリンタ、またはファックスであってもよいし、モノクロプリンタ、カラープリンタおよびファックスの複合機(いわゆるMFP(Multi Functional Peripheral))であってもよい。
画像形成装置100は、画像読取部20と、画像印刷部25と、制御装置111とを備える。画像読取部20は、カバー21と、原稿台22と、原稿トレイ23と、ADF(Auto Document Feeder)24とを備える。カバー21の一端は、原稿台22に固定されており、カバー21は、当該一端を支点として開閉可能に構成されている。
画像形成装置100のユーザーは、カバー21を開くことで、原稿を原稿台22にセットすることができる。画像形成装置100は、原稿が原稿台22にセットされた状態でスキャン指示を受け付けると、原稿台22にセットされた原稿のスキャンを開始する。また、画像形成装置100は、原稿が原稿トレイ23にセットされた状態でスキャン指示を受け付けると、ADF24によって1枚ずつ原稿を搬送する。
画像印刷部25は、給紙ユニット60A〜60Dと、給紙部としての複数の給紙ローラー61と、搬送ローラー62と、タイミングセンサー64と、手差しトレイ68と、画像形成部50とを含む。画像形成部50は、制御装置111を含む。
給紙ユニット60A〜60Dは、用紙330がセットされるトレイである。以下、給紙ユニット60A〜60Dを総称するときは、給紙ユニット60ともいう。給紙ユニット60は、画像形成装置100から脱着可能に構成されている。ユーザーは、画像形成装置100から給紙ユニット60を外すことで給紙ユニット60に用紙330をセットすることができる。収納される用紙330のサイズおよび種類は、給紙ユニット60A〜60D間で異なっていてもよいし、同じであってもよい。給紙ユニット60の開閉は、開閉センサー63によって検知される。
給紙ローラー61は、一対のローラーであり、クラッチ(図示しない)を介してモーター(図示しない)に接続されている。当該モーターは、制御装置111によって制御される。制御装置111は、画像読取部20が画像を読み取り、当該画像が印刷される用紙330のサイズが設定されたことで、該当するサイズの用紙330がセットされている給紙ユニット60のモーターを駆動させる。モーターは、クラッチを介して給紙ローラー61を回転させる。用紙330は、給紙ローラー61の回転により、給紙ユニット60から用紙搬送経路41に1枚ずつ送り出される。
搬送ローラー62は、一対のローラーであり、画像形成装置100内に複数設けられている。搬送ローラー62は、給紙ローラー61により給紙ユニット60から送り出された用紙330を搬送するように、用紙搬送経路41内に設けられている。搬送ローラー62は、モーター(図示しない)に接続されている。制御装置111は、当該モーターを駆動することで搬送ローラー62を回転させる。用紙330は、搬送ローラー62の回転により、用紙搬送経路41に沿って搬送される。
手差しトレイ68は、手差し用の用紙330がセットされるトレイである。ユーザーは、手差し用の用紙330として、長方形などの定型用紙の他に、長方形以外の非定型用紙をセットすることもできる。
タイミングセンサー64は、用紙330が用紙搬送経路41の所定位置を通過したか否かを検出する。タイミングセンサー64は、給紙ローラー61および搬送ローラー62から搬送された用紙330の所定位置の通過を検出した場合に、用紙330を検出したことを示す給紙情報を制御装置111に出力する。そのため、タイミングセンサー64は、用紙搬送経路41の予め定められた位置に設けられる。
ループローラー34は、用紙搬送経路41上に設けられた一対のローラーである。ループローラー34は、下流の給紙ユニット60から搬送された用紙330を上流のレジストローラー35に搬送する。
レジストローラー35は、用紙搬送経路41上に設けられた一対のローラーである。レジストローラー35は、ループローラー34から搬送された用紙330を上流の二次転写ローラー33に搬送する。また、レジストローラー35は、姿勢変更モーター(後述する図2に示す姿勢変更モーター44)の駆動により姿勢が変更される。ループローラー34とレジストローラー35とを含む搬送部200の構成およびその制御については後述する。
二次転写ローラー33は、レジストローラー35から搬送された用紙330にトナー像を転写する。二次転写ローラー33は、トナー像の極性と反対極性の転写電圧を搬送中の用紙330に印加する。このように一方の極性と他方の極性とが反対極性となるため、トナー像は、中間転写ベルト30から二次転写ローラー33に引き付けられ、中間転写ベルト30上のトナー像が用紙330に転写される。
中間転写ベルト30は、駆動ローラー38および従動ローラー39に張架されている。中間転写ベルト30の1周の距離は、例えば1,000mmである。中間転写ベルト30は、駆動ローラー38の回転に連動して周回走行する。トナー像が感光体10から中間転写ベルト30に転写されると、その転写されたトナー像の位置は、駆動ローラー38の回転による中間転写ベルト30の周回走行に伴って変化する。
駆動ローラー38は、クラッチ(図示しない)を介してベルトモーター(図示しない)に接続されている。駆動ローラー38は、ベルトモーターの回転駆動力により回転して、中間転写ベルト30を周回走行させる。
ベルトモーターは、例えば、DC(Direct Current)ブラシレスモーターを含む。ベルトモーターは、制御装置111から出力される駆動信号により、駆動ローラー38の回転を制御する。
従動ローラー39は、駆動ローラー38が回転することよる中間転写ベルト30の回転に伴い従動する。なお、本実施の形態では、駆動ローラー38の設置位置は、中間転写ベルト30を挟んで二次転写ローラー33と対向する位置であり、従動ローラー39の設置位置は、中間転写ベルト30を挟んでクリーニング装置36に対向する位置である。これに対して、駆動ローラー38の設置位置と従動ローラー39の設置位置とを入れ替えてもよい。
画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、それぞれ、中間転写ベルト30に沿って中間転写ベルト30の回転方向の順に配置されている。以下、画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kを総称して、画像形成ユニット1ともいう。画像形成ユニット1は、感光体10と、帯電装置11と、露光装置12と、現像装置13と、クリーニングブレード17とを備えている。画像形成ユニット1Yは、トナーボトル15Yからトナーの供給を受けてイエロー(Y)のトナー像を形成する。画像形成ユニット1Mは、トナーボトル15Mからトナーの供給を受けてマゼンタ(M)のトナー像を形成する。画像形成ユニット1Cは、トナーボトル15Cからトナーの供給を受けてシアン(C)のトナー像を形成する。画像形成ユニット1Kは、トナーボトル15Kからトナーの供給を受けてブラック(BK)のトナー像を形成する。このような、画像形成ユニット1によるトナー像の形成は、制御装置111からの指示により実行される。
各色のトナーボトル15には、トナー補給口16が形成されている。トナー補給口16は、トナーボトル15の下面に形成されている。トナーボトル15内に収容されたトナーは、トナー補給口16を経由してトナーボトル15外へ排出され、トナー補給路(図示しない)を経由して、各々の画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kへ供給される。
帯電装置11は、感光体10の表面を一様に帯電する。露光装置12は、感光体10にレーザー光を照射し、入力された画像パターンに従って感光体10の表面を露光する。これにより、入力画像に応じた静電潜像が感光体10上に形成される。
現像装置13は、現像ローラー14を回転させながら、現像ローラー14に現像バイアスを印加し、現像ローラー14の表面にトナーを付着させる。これにより、トナーが現像ローラー14から感光体10に転写され、静電潜像に応じたトナー像が感光体10の表面に現像される。
感光体10は、中間転写ベルト30を挟んで一次転写ローラー31と対向する位置に設けられている。感光体10は、その表面にトナー像を担持する像担持体としての機能を有している。感光体10は、イエロー(Y)のトナー像を形成する感光体10Yと、マゼンタ(M)のトナー像を形成する感光体10Mと、シアン(C)のトナー像を形成する感光体10Cと、ブラック(BK)のトナー像を形成する感光体10Kとを含む。
一次転写ローラー31は、ローラー形状を有し、回転可能に構成される。トナー像の極性と反対極性の転写電圧が一次転写ローラー31に印加されることによって、トナー像が感光体10から中間転写ベルト30に転写される。イエロー(Y)のトナー像、マゼンタ(M)のトナー像、シアン(C)のトナー像、およびブラック(BK)のトナー像が順に重ねられて感光体10から中間転写ベルト30に転写される。これにより、カラーのトナー像が中間転写ベルト30上に転写される。なお、中間転写ベルト30に転写されるトナー像はこれまでの説明のように4つのトナー像の組み合わせでもよいし、1つ(例えば、ブラックのトナー像)、または、2つ以上3つ以下のトナー像の組み合わせであってもよい。
クリーニングブレード17は、感光体10に圧接されている。クリーニングブレード17は、トナー像の転写後に感光体10の表面に残留するトナーを回収する。
クリーニング装置36は、中間転写ベルト30を挟んで従動ローラーと対向する位置に設けらている。クリーニング装置36は、中間転写ベルト30から用紙330へトナー像が転写された後に中間転写ベルト30の表面に残留するトナーを回収する。回収されたトナーは、搬送スクリュー(図示しない)によって搬送され、廃棄用のトナー容器(図示しない)に貯められる。
IDCセンサー54は、中間転写ベルト30に転写されたトナー像の位置や濃度などを検出する画像センサーである。IDCセンサー54は、例えば、反射型フォトセンサーからなる光強度センサーである。
定着装置55は、二次転写ローラー33から用紙搬送経路41に沿って搬送される用紙330上のトナー像を加圧および加熱することで定着させる。トナー像が定着された用紙330は、トレイ69に排出される。
制御装置111は、画像形成装置100の制御を実行する。より具体的には、制御装置111は、ユーザーの操作部(後述する図2に示す操作部106)の操作により、片面印刷の指示を受け付けている場合は、一方の面に印刷が実行された用紙330をトレイ69に排出する。これに対して、制御装置111は、両面の印刷の指示を受け付けている場合は、切替爪66を駆動し、一方の面に印刷が実行された用紙330を反転ローラー65に搬送する。その後、用紙330は搬送ローラー62に送られ、ループローラー34およびレジストローラー35により搬送された後、再び二次転写ローラー33を通過する。二次転写ローラー33により中間転写ベルト30のトナー像が、用紙330の他方の面に転写され、用紙330はトレイ69に排出される。また、制御装置111は、搬送部200を含む画像形成装置100内の各部に対する制御を実行する。
[画像形成装置100のハードウェア構成]
図2は、画像形成装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。図2を参照して、画像形成装置100は、画像読取部20と、画像形成部50と、記憶装置104と、表示部105と、操作部106と、通信部107と、タイマー108と、搬送部200と、制御装置111とを含む。
画像読取部20は、原稿台22にセットされた原稿面を読み取って、ビットマップ形式の原画像を生成する。
画像形成部50は、原画像の各画素の画素値に応じて、Y,M,CおよびKの4色からなるトナー像を形成する。また、画像形成部50は、用紙搬送経路41上を搬送された用紙330に形成されたトナー像を転写して定着させる。
記憶装置104は、例えば、ハードディスクおよびSSD(Solid State Drive)などの装置である。記憶装置104は、画像形成装置100に内蔵されるものであってもよいし、画像形成装置100に外付けされるものであってよい。記憶装置104は、制御プログラム122を格納する。制御プログラム122は、制御装置111が画像形成装置100を制御するときに記憶装置104から読み出される。なお、制御プログラム122の格納場所は、記憶装置104に限らず、制御装置111の記憶領域(例えば、キャッシュなど)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、および外部の通信機器(例えば、サーバー)などであってもよい。また、記憶装置104は、制御プログラム122以外のデータを格納してもよい。
表示部105は、制御装置111の指示にしたがって操作画面等を表示する。表示部105としては、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、OELD(Organic Electro Luminescence Display)等が用いられる。
操作部106は、ユーザーの操作に応じた操作信号を生成し、制御装置111に出力する。操作部106としては、キーパッド、表示部105と一体に構成されたタッチパネル等を用いられる。
通信部107は、ネットワーク上の外部装置、例えば、スマートフォンを含む携帯端末、サーバー等と通信する。通信部107にはアンテナ(図示しない)などが接続されている。通信部107は、アンテナを介して、外部の通信機器との間で無線通信によってデータの送受信を行う。なお、通信部107は、電線や光ファイバなどの有線を介して、外部の通信機器との間で有線通信によるデータの送受信を行ってもよい。
タイマー108は、計測した時間を制御装置111に送信する。図2に示すタイマー108は、制御装置111の外部に設けられているが、制御装置111の内部に設けられてもよい。
搬送部200は、用紙330を搬送し、用紙330の傾きの角度を検出して当該角度に基づいて、用紙330の傾きを補正する。用紙330の傾きは、用紙330が搬送される搬送方向に対する、実際に搬送される用紙330の方向の角度である。搬送部200は、ループローラー34、レジストローラー35、第1回転モーター42、第2回転モーター43、姿勢変更モーター44、側端検出センサー51、先端検出センサー52とを含む。
第1回転モーター42は、制御装置111からの駆動信号を受信して駆動する。なお、第1回転モーター42の回転速度は、用紙330の搬送速度に応じて決定される。
ループローラー34は、第1回転モーター42が駆動することで、用紙330を上流のレジストローラー35に搬送する。
第2回転モーター43は、制御装置111からの駆動信号を受信して駆動する。なお、第2回転モーター43の回転速度は、用紙330の搬送速度に応じて決定される。
姿勢変更モーター44は、制御装置111からの駆動信号を受信して駆動する。なお、姿勢変更モーター44の回転速度は、用紙330の搬送速度に応じて決定される。
レジストローラー35は、第2回転モーター43が駆動することで回転し、下流のループローラー34から搬送された用紙330を上流の二次転写ローラー33に搬送する。また、レジストローラー35は、姿勢変更モーター44の駆動により姿勢を変更する。姿勢変更モーター44は、制御装置111からの駆動信号に基づいて駆動する。
先端検出センサー52は、用紙330を検知する一対のセンサーにより構成される。一対のセンサーのそれぞれは、発光素子と受光素子とを含むフォトセンサーである。一対のセンサーは、用紙330の搬送方向に交わる方向(以下、「交差方向」ともいう。)に沿ってそれぞれ設けられている。なお、交差方向は、用紙330の搬送方向に直交する方向を含む。そして、先端検出センサー52は、用紙330の前方の一辺に含まれる前端点を検出したときに検出信号を制御装置111に出力する。
側端検出センサー51は、光電変換素子が交差方向に沿ってライン状に1列または複数列並んだセンサーである。側端検出センサー51は、用紙330の搬送方向に沿う方向における用紙330のいずれか一辺に含まれる側端点を検出する。側端検出センサー51は、例えば、CIS(Contact Image Sensor)であり、側端点を検出したときに検出信号を制御装置111に出力する。
制御装置111は、画像形成装置100に含まれる画像読取部20および画像印刷部25を制御する。制御装置111は、例えば、少なくとも1つの集積回路によって構成される。具体的には、集積回路は、少なくとも1つのCPU(Central Processing Unit)と、少なくとも1つのASIC(Application Specific Integrated Circuit)と、少なくとも1つのFPGA(Field Programmable Gate Array)とを含む。
制御装置111は、側端検出センサー51により検出された側端点の検出信号を取得して、用紙330の傾きを示す第1角度を算出する。また、制御装置111は、先端検出センサー52により検出された前端点の検出信号を取得して、用紙330の傾きを示す第2角度を算出する。制御装置111は、第1角度および第2角度に基づいて、レジストローラー35の姿勢が変更されるように、姿勢変更モーター44に駆動信号を出力する。以下、制御装置111が実行する用紙330の搬送制御について具体的に説明する。
[用紙330の搬送制御]
制御装置111が実行する用紙330の搬送制御について、図3〜図12を参照して説明する。図3は、傾きの無い状態で搬送される用紙330を示す図である。図3を参照して、制御装置111が、第1回転モーター42に駆動信号を出力することで、ループローラー34による用紙330の搬送が実行される。用紙330に傾きがない状態とは、用紙330の前方の一辺300と、搬送方向701に交わる方向の交差方向702とが平行な状態、および、用紙330の側方の一辺310と、搬送方向701とが平行な状態の少なくともいずれかの状態をいう。用紙330の傾きを表わす場合の交差方向は、搬送方向701に対する直交方向となる。本明細書では、特に記載がない場合は、交差方向702は、直交方向を含む搬送方向701に交わる方向とする。
搬送部200に含まれるループローラー34とレジストローラー35との間には、側端検出センサー51が設けられている。側端検出センサー51は予め定められた位置に設けられる。側端検出センサー51は、交差方向702における用紙330の左側または右側の一辺に含まれる側端点311を検出する。本実施の形態では、一例として側端検出センサー51が用紙330の左側の一辺310に含まれる側端点311を検出する場合について説明する。なお、本実施の形態の画像形成装置100の制御装置111は、用紙330の左側の一辺310において異なる2以上の側端点311を検出し、当該2以上の側端点311の間の交差方向702における距離に基づいて用紙330の傾きを検出し得る。この場合の2以上の側端点311のぞれぞれは、例えば、第1側端点311a,第2側端点311bと表記され得る。
側端検出センサー51は、用紙330が位置P1に到達したときに側端点311を検出する。側端検出センサー51は、用紙330が搬送方向701に搬送されることに伴って各側端点311を検出する。
制御装置111は、側端検出センサー51により検出された複数の側端点311の検出信号を取得する。そして制御装置111、例えば複数の側端点311のうち、第1側端点と、第1側端点の検出後に用紙330が第1距離を搬送されたときに検出された第2側端点とにより第1角度を算出する。第1距離は、予め定められた用紙330の搬送距離である。制御装置111による第1角度の算出については後述する。
側端検出センサー51と、レジストローラー35との間には、先端検出センサー52が設けられている。先端検出センサー52は予め定められた位置に設けられる。先端検出センサー52は、一対のセンサーであり、センサー52aとセンサー52bとを含む。センサー52aとセンサー52bとは、それぞれ用紙330の交差方向702に予め定められた距離離れた状態で設けられている。
先端検出センサー52は、搬送された用紙330が先端検出センサー52の検出範囲内に到達したときに、搬送方向701における用紙330の前方の一辺300に含まれる前端点301を検出する。制御装置111は、センサー52aと52bとのそれぞれが前端点301を検出した検出信号を取得する。制御装置111は、取得したそれぞれのセンサーの検出信号から用紙330の傾きを示す第2角度を算出する。制御装置111による第2角度の算出については後述する。
図4は、傾きのある状態で搬送される用紙330を示す図である。図4を参照して、制御装置111が、第1回転モーター42に駆動信号を出力することで、ループローラー34による用紙330の搬送が実行される。図4の例では、用紙330は、搬送方向701に対して左側に角度θ傾いている。言い換えると、用紙330は、交差方向702に対しても角度θ傾いている。ループローラー34が、角度θ傾いた用紙330を搬送方向701に搬送すると、用紙330に対する印刷位置のずれが生じることがある。
図5は、側端検出センサー51が第1側端点311aを検出したことを示す図である。図5を参照して、角度θ傾いた用紙330が側端検出センサー51の検出範囲内に到達したことで、側端検出センサー51は、第1側端点311aを検出した検出信号を制御装置111に出力する。制御装置111は、検出信号に基づいて第1側端点311aの座標位置を導出する。より具体的には、制御装置111は、Y軸上とX軸上との第1側端点311aのY軸上およびX軸上のそれぞれの座標位置を導出する。Y軸は搬送方向701に沿う軸であり、X軸は直交方向である交差方向702に沿う軸である。
制御装置111は、側端検出センサー51により検出された最初の側端点311の座標位置を導出したことで、タイマー108による時間の計測を開始する。その後、ループローラー34は、制御装置111が第1回転モーター42に出力した駆動信号により、用紙330を搬送方向701で示される方向へ搬送する。側端検出センサー51が検出する側端点311の各軸上の座標位置は、傾きを有する用紙330が搬送されることに伴い変化する。
図6は、センサー52aが第1前端点301aを検出したことを示す図である。図7は、センサー52bが第2前端点301bを検出したことを示す図である。図6を参照して、センサー52aは、用紙330がセンサー52aの検出範囲内に到達したことで、第1前端点301aを検出した検出信号を制御装置111に出力する。その後、ループローラー34は、制御装置111が第1回転モーターに出力した駆動信号により、用紙330を搬送方向701の方向へ搬送する。
図7を参照して、センサー52bは、センサー52aが第1前端点301aを検出した後の用紙330の搬送により、用紙330がセンサー52bの検出範囲内に到達したことで、第2前端点301bを検出した検出信号を制御装置111に出力する。制御装置111は、センサー52aおよびセンサー52bから検出信号を取得し、検出信号に基づいて、第1前端点301aおよび第2前端点301bの各軸上の座標位置を導出する。そして、制御装置111は、センサー52aが第1前端点301aを検出したタイミングと、センサー52bが第2前端点301bを検出したタイミングとの間の時間差に基づいて、第2角度θ2を算出する。第2角度θ2は、搬送方向701に対する用紙330の傾きを示す角度である。
また、制御装置111は、センサー52aとセンサー52bとの間の間隔W0と、用紙330の搬送速度および時間差に基づく第2角度θ2とを含む情報から三角測量により、ずれ量D2を算出するようにしてもよい。ずれ量D2は、センサー52aが第1前端点301aを検出してから、センサー52bが第2前端点301bを検出するまでの距離に相当する。この距離は、予め定められた用紙330の予め定められた搬送距離である第1距離(後述する図9に示す第1距離L1)よりも短い距離である。なお、図3を参照して説明したように、用紙330に傾きがない場合には、制御装置111は、先端検出センサー52による検出信号を取得して、第2角度の算出結果として0度を導出する。
図8は、第2角度θ2に基づいてレジストローラー35の姿勢変更を説明する図である。図8を参照して、制御装置111は、先端検出センサー52に検出された第2角度θ2に基づいて、姿勢変更モーター44に指示信号を出力する。姿勢変更モーター44は、制御装置111からの指示信号を取得してレジストローラー35の姿勢を変更する。より具体的には、姿勢変更モーター44は、レジストローラー35の角度を第2角度θ2傾ける。
なお、レジストローラー35の姿勢変更は、第2前端点301bが用紙330の搬送に伴い、位置P11から位置P12までを移動する間に実行される。位置P11は用紙搬送経路41上の先端検出センサー52が設けられた位置である。位置P12は、位置P11から第2距離L2離れた、用紙搬送経路41上の予め定められた位置である。位置P11と位置P12の間の第2距離L2は、例えば55mmである。また用紙330の搬送速度は、例えば1,100mm/sである。さらに、レジストローラー35の姿勢を変更する場合の1mmあたりの姿勢変更に要する時間は、例えば5msである。これらのパラメータ以外にも搬送部200による用紙330の搬送において必要なパラメータとして予め定められた値が設定され得る。
図9は、第1角度θ1に基づいてレジストローラー35の姿勢変更を説明する図である。図9を参照して、側端検出センサー51は、用紙330の搬送に伴い、第2側端点311bを検出した検出信号を制御装置111に出力する。制御装置111は、第1側端点311aと、用紙330が第1距離L1搬送されたときに検出された第2側端点311bとの間の交差方向702における間隔に基づいて、第1角度θ1を算出する。第1角度θ1は、搬送方向701に対する用紙330の傾きを示す角度である。位置P1は用紙搬送経路41上の側端検出センサー51が設けられた位置である。位置P2は、位置P1から第1距離L1離れた、用紙搬送経路41上の予め定められた位置である。
図10は、第1角度θ1の算出の具体例を説明する図である。図10を参照して、制御装置111は、位置P1で第1側端点311aが検出されたときの座標位置を取得する。そして、制御装置111は、第1側端点311aが位置P1から位置P2までの第1距離L1を搬送されたときに、位置P1で第2側端点311bが検出されたときの座標位置を取得する。制御装置111は、第1側端点311aの座標位置と、第2側端点311bの座標位置とから用紙330の傾きを示す第1角度θ1を算出する。制御装置111は、例えば第1側端点311aを基準座標位置として、基準座標位置と第2側端点311bの座標位置との差に基づいて第1角度θ1を導出する。
第1距離L1は以下の複数のパラメータの値から決定される。側端検出センサー51の解像度が600dpin場合に、画素の分解能は約0.05mmとなる。側端検出センサー51の検出信号から検出する必要のある角度が0.027度の場合、0.05mm/tan(0.027度)となり、第1距離L1は105mmとなる。また、制御装置111は、第1距離L1と、第1角度θ1とを含む情報から三角測量により、ずれ量D1を算出するようにしてもよい。ずれ量は、用紙330の正常な状態に対する傾いた状態のずれを長さで示した値である。
制御装置111は、用紙330の第1側端点311aが位置P2に到達したか否かを、位置P1から計測が開始されるタイマー108による計測時間と、ループローラー34が用紙330を搬送する搬送速度とに基づいて判定する。これにより、制御装置111は、第1側端点311aが位置P1から位置P2までの第1距離L1進んだことを正確に判定できる。
再び図9を参照して、制御装置111は、算出された第1角度θ1に基づいてレジストローラー35を移動方向703に示す方向に傾ける。算出された第1角度θ1が用紙330の傾きの角度θと同じ角度の場合(θ1=θ)、用紙330の前方の一辺300と交差方向702におけるレジストローラー35とが平行となる。このように、制御装置111は、まず最初に先端検出センサー52の検出信号による第2角度θ2に基づいて、姿勢変更モーター44に駆動信号を出力する。姿勢変更モーター44は、制御装置111からの駆動信号に基づいてレジストローラー35の姿勢を第2角度θ2傾ける。このように、制御装置111は、第2角度θ2に基づいてレジストローラー35の姿勢を変更するプレ動作が実行されるように、姿勢変更モーター44の駆動を制御する。プレ動作は、後述する本動作が行われる前に、制御装置111がレジストローラー35の姿勢を変更する処理である。本動作が行われる前にプレ動作によりレジストローラー35を第2角度θ2傾けることで、本動作を行うときのレジストローラー35を傾けるときの角度を第1角度θ1よりも小さい角度とすることができる。
制御装置111は、プレ動作が実行された後に、側端検出センサー51の検出結果による第1角度θ1に基づいて、姿勢変更モーター44に駆動信号を出力する。姿勢変更モーター44は、制御装置111からの駆動信号に基づいてレジストローラー35の姿勢を第1角度θ1傾ける。レジストローラー35の姿勢は、プレ動作により、用紙330が位置P12に到達したときには第2角度θ2傾けられた状態である。より具体的には、レジストローラー35は、第1角度θ1に含まれる一部の角度(第2角度θ2)により傾けられた状態である。制御装置111は、第1角度θ1から第2角度θ2を除いた第1角度θ1の残りの角度に基づいてレジストローラー35の姿勢を変更する本動作が実行されるように、姿勢変更モーター44の駆動を制御する。これにより、画像形成装置100は、予め間隔が定められた複数のローラー間において、用紙の搬送速度を低下させることなく、用紙におけるより小さな傾きを検出できる。
本動作は、プレ動作が行われた後に、制御装置111がレジストローラー35の姿勢を変更する処理である。上述のように、本動作によりレジストローラー35を第1角度θ1傾ける必要がある場合であっても、プレ動作により事前に第2角度θ2傾けているため、レジストローラー35を傾ける角度を第1角度θ1よりも小さい角度(第1角度θ1−第2角度θ2)とすることができる。
図11は、レジストローラー35が姿勢変更を完了したことを示す図である。図11を参照して、制御装置111は、第1側端点311aが位置P3に到達するまでにレジストローラー35を第1角度θ1に基づいて姿勢を変更を完了させる。位置P3は用紙搬送経路41上の予め定められた位置である。位置P3と位置P2との第3距離L3は、例えば11mmとなる。制御装置111は、用紙330がレジストローラー35に到達する前に、第2回転モーター43に駆動信号を出力する。第2回転モーター43は、駆動信号に基づいてレジストローラー35を回転させる。
制御装置111は、用紙330の第1側端点311aが位置P3に到着したか否かを、位置P1から計測が開始されるタイマー108による計測時間と、用紙330の搬送速度とにより判定する。これにより、制御装置111は、第1側端点311aが位置P1から位置P3までの第1距離L1と第3距離L3とを合計した距離を進んだことを正確に判定できる。
図12は、レジストローラー35が元の姿勢に戻ることを説明するための図である。図12を参照して、制御装置111は、レジストローラー35が用紙330を搬送中に、レジストローラー35の姿勢をプレ動作の実行前の姿勢に戻すように姿勢変更モーター44に駆動信号を出力する。姿勢変更モーター44は、制御装置111からの駆動信号を受信して、レジストローラー35を移動方向704に示す方向に傾けて、プレ動作前のループローラー34と平行な状態に戻す。移動方向704は、移動方向703の反対方向である。これにより、画像形成装置100は、用紙330が傾いた状態から傾きがない状態に変更することができ、用紙330の傾きを確実に補正できる。
[断裁ばらつきの説明]
本実施の形態のこれまでの説明では、用紙330の各辺が交わる四隅の角度が直角で、断裁ばらつきがないものとして説明した。断裁ばらつきは、1枚の用紙330を製造するときに生じる辺の傾きである。用紙330において断裁ばらつきがあると、用紙330の隅の角部の角度が直角とは異なる角度となり得る。例えば、用紙330の前方の一辺に断裁のばらつきがない場合は、先端検出センサー52の検出信号に基づく第2角度θ2=用紙330の傾きの角度θとなる。制御装置111は、姿勢変更モーター44を制御することで、傾き角度θと同じ角度に基づいて、レジストローラー35の姿勢を変更することが可能となる。
しかしながら、用紙330の前方の一辺300に断裁のばらつきがある場合は、第2角度θ2が、用紙330の実際の傾きを表わさないことがあり得る。制御装置111は、第2角度θ2の算出後に側端検出センサー51の検出信号に基づく第1角度θ1を算出する。用紙330の側方の一辺310は、前方の一辺300よりも長さが長い。したがって、断裁ばらつきがある場合であってもセンサーにより検出された傾きの角度と実際の傾きの角度との誤差は小さくなる。ただし、側端検出センサー51による角度の算出は、先端検出センサー52による角度の算出に比べて、用紙330の搬送距離を長くとる必要がある。
このため、制御装置111は、第2角度θ2を算出し、レジストローラー35を用いてプレ動作を実行する。その後、制御装置111は、第1角度θ1を算出し、レジストローラー35を用いて本動作を実行する。本動作の実行前にプレ動作が実行される。これにより、本動作の開始前に、レジストローラー35による本動作のための動作の一部がプレ動作として開始される。したがって、画像形成装置100は、断裁ばらつきがある場合であっても、用紙330の搬送速度を低下させることなく、用紙330の傾き角度θに応じたレジストローラー35の姿勢変更を確実に実行できる。
[制御装置111の制御構造]
図13および図14を参照して、制御装置111の制御構造について説明する。図13および図14は、第1の形態において、制御装置111が実行する用紙330の搬送処理のフローチャートである。図13および図14に示される処理は、制御装置111が記憶装置104の制御プログラム122を読み出して、制御プログラム122に含まれる処理を実行することで実現される。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子またはその他のハードウェアによって実行されてもよい。
ステップS1310において、制御装置111は、第1回転モーター42に駆動信号を出力して、ループローラー34を駆動させる。ループローラー34が駆動することで、ループローラー34に挟持された用紙330が用紙搬送経路41における下流に搬送される。
ステップS1315において、制御装置111は、側端検出センサー51から検出信号を取得したか否かを判定する。制御装置111は、検出信号を取得した場合には(ステップS1315においてYES)、制御をステップS1320に切り替える。そうでない場合には(ステップS1315においてNO)、制御装置111は、制御をステップS1325に切り替える。
ステップS1320において、制御装置111は、側端検出センサー51から取得した検出信号に基づく第1側端点311aの座標位置を導出する。また、制御装置111は、検出信号を取得すると、検出信号を取得した時点からのタイマー108による時間の計測を開始する。
ステップS1325において、制御装置111は、タイマー108による時間の計測により所定期間(例えば、1分間)を経過してタイムアウトした場合には(ステップS1325においてYES)、図13の処理を終了する。そうでない場合には(ステップS1325においてNO)、ステップS1315の制御を繰り返し実行する。
ステップS1330において、制御装置111は、先端検出センサー52から検出信号を取得したか否かを判定する。制御装置111は、検出信号を取得した場合には(ステップS1330においてYES)、制御をステップS1335に切り替える。そうでない場合には(ステップS1330においてNO)、制御装置111は、制御をステップS1340に切り替える。
ステップS1335において、制御装置111は、センサー52aにより第1前端点301aが検出されたタイミングと、センサー52bにより第2前端点301bが検出されたタイミングとの間の時間差により、第2角度θ2を算出する。
ステップS1340において、制御装置111は、タイマー108による時間の計測により所定期間(例えば、1分間)を経過してタイムアウトした場合には(ステップS1340においてYES)、制御を終了する。そうでない場合には(ステップS1340においてNO)、ステップS1330の制御を繰り返し実行する。
ステップS1345において、制御装置111は、第2角度θ2に基づいてレジストローラー35の姿勢を変更するプレ動作を実行するための駆動信号を、姿勢変更モーター44に出力する。
図14を参照して、ステップS1410において、制御装置111は、タイマー108による計測時間が第1時間T1に達したか否かを判定する。制御装置111は、第1時間T1が達した場合には(ステップS1410においてYES)、制御をステップS1415に切り替える。そうでない場合には(ステップS1410においてNO)、制御装置111は、制御をステップS1420に切り替える。タイマー108による計測時間が第1時間T1に達すると、側端検出センサー51により位置P1で検出された第1側端点311aが第1距離L1離れた位置P2に到達したこととなる。
ステップS1415において、制御装置111は、側端検出センサー51から取得した検出信号に基づく第2側端点311bの座標位置を導出する。また、制御装置111は、第1側端点311aと第2側端点311bとの2つの側端点の座標位置から第1角度θ1を算出する。
ステップS1420において、制御装置111は、タイマー108による時間の計測により所定期間(例えば、1分間)を経過してタイムアウトした場合には、(ステップS1420においてYES)、制御を終了する。そうでない場合には(ステップS1420においてNO)、ステップS1410の制御を繰り返し実行する。
ステップS1425において、制御装置111は、姿勢変更モーター44に第1角度θ1を出力してレジストローラー35を傾ける制御を実行させる。制御装置111は、第2角度θ2によるプレ動作の後に、第1角度θ1の残りの角度に基づいてレジストローラー35の姿勢を変更する本動作が実行されるように、姿勢変更モーター44の駆動を制御する。これにより、画像形成装置100は、予め間隔が定められた複数のローラー間において、用紙の搬送速度を低下させることなく、用紙におけるより小さな傾きを検出できる。
ステップS1430において、制御装置111は、タイマー108による計測時間が第2時間T2に達したか否かを判定する。制御装置111は、第2時間T2に達した場合には(ステップS1430においてYES)、制御をステップS1435に切り替える。そうでない場合には(ステップS1430においてNO)、制御装置111は、制御をステップS1440に切り替える。タイマー108による計測時間が第2時間T2に達すると、側端検出センサー51により位置P1で検出された第1側端点311aが第1距離L1と第3距離L3の合計の距離離れた位置P3に到達したこととなる。これにより、制御装置111は、レジストローラー35に挟持された用紙330の傾き角度θの補正を開始することが可能となる。
ステップS1435において、制御装置111は、レジストローラー35が用紙330を搬送中に、レジストローラー35の姿勢を、プレ動作の実行前の姿勢に戻すように姿勢変更モーター44に駆動信号を出力する。
ステップS1440において、制御装置111は、タイマー108による時間の計測により所定期間(例えば、1分間)を経過してタイムアウトした場合には、(ステップS1440においてYES)、制御を終了する。そうでない場合には(ステップS1440においてNO)、ステップS1430の制御を繰り返し実行する。
<第2の実施の形態>
以下、本開示に係る第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態に係る画像形成装置は、前述の実施の形態に係る画像形成装置100と同じハードウェア構成を用いて実現される。したがって、ハードウェア構成の説明は繰り返さない。
第1の実施の形態では、用紙330に対して印刷を実行する今回の印刷処理について説明した。より具体的には、今回の印刷処理において、1枚の用紙330がループローラー34からレジストローラー35へと搬送されているときに、制御装置111が第1角度θ1と第2角度θ2とを算出する。そして、制御装置111は、第2角度θ2に基づいてレジストローラー35の姿勢を変更するプレ動作を実行した後に、第1角度θ1の残りの角度に基づいてレジストローラー35の姿勢を変更する本動作を実行することについて説明した。
第2の実施の形態では、今回の印刷処理でプレ動作を行う場合に、前回の印刷処理において算出された角度を利用する。より具体的には、制御装置111は、前回の印刷処理算出された第1角度θ1と第2角度θ2との間の差である第1角度差Δθ1を演算する。そして、制御装置111は、今回の印刷処理でプレ動作を実行する場合は、今回の印刷処理で算出された第2角度θ2と、前回の印刷処理で算出された第1角度差Δθ1とに基づいて、レジストローラー35の姿勢を変更する。言い換えると、制御装置111は、今回の印刷処理で算出された第2角度θ2に、前回の印刷処理で算出された第1角度差Δθ1を加えた角度に基づいて、レジストローラーの姿勢を変更するプレ動作が実行されるように姿勢変更モーター44に駆動信号を出力する。
そして、制御装置111は、プレ動作の後に、第1角度の残りの角度に基づいてレジストローラー35の姿勢を変更する本動作が実行されるように姿勢変更モーター44に駆動信号を出力する。画像形成装置100は、第2角度θ2を、用紙330の傾き角度θにより近い値にして、レジストローラー35の姿勢を用紙330の搬送中のできるだけ早いタイミングで、用紙330の傾き角度θに応じた姿勢にできる。
[制御装置111の制御構造]
図15および図16を参照して、制御装置111の制御構造について説明する。図15および図16は、制御装置111が実行する用紙330の搬送処理のフローチャートである。図15および図16の処理について、第1の実施の形態における図13および図14を参照して説明した処理と同じ内容については、説明は繰り返さずに異なる処理について以下説明する。
図15に示された処理は、図13に示された処理に対して、前回の処理で算出された角度を利用する処理を含む。より具体的には、図15で示された処理では、ステップS1335の後、ステップS1510において、制御装置111は、次回処理のために今回の処理で算出された第2角度θ2を記憶装置104に格納する。
ステップS1515において、制御装置111は、前回の印刷処理で算出された第1角度θ1と第2角度θ2との間の差である第1角度差Δθ1を演算する。より具体的には、制御装置111は、前回の印刷処理で格納された第1角度θ1と第2角度θ2とを記憶装置104から読み出して、第1角度差Δθ1を演算する。
ステップS1520において、制御装置111は、今回の印刷処理で算出された第2角度θ2に第1角度差Δθ1を加えた角度に基づいて、レジストローラー35の姿勢を変更するプレ動作が実行されるように、姿勢変更モーター44の駆動を制御する。
図16で示された処理では、ステップS1415の後、ステップS1525において、制御装置111は、次回処理のために今回の処理で算出された第1角度θ1を記憶装置104に格納する。
<第3の実施の形態>
以下、本開示に係る第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態に係る画像形成装置は、前述の実施の形態に係る画像形成装置100と同じハードウェア構成を用いて実現される。したがって、ハードウェア構成の説明は繰り返さない。
第1の実施の形態では、制御装置111は、先端検出センサー52が用紙330の前方の一辺300に含まれる前端点301を検出した検出信号を取得して、第2角度θ2を算出することについて説明した。これに対して、制御装置111は、先端検出センサー52が用紙330の後方の一辺320に含まれる後端点321を検出した検出信号を取得して、第3角度θ3を算出する。以下、第3角度θ3の算出処理について説明する。
図17は、センサー52aによる第1後端点321aの検出を説明する図である。図18は、センサー52bが第2後端点321bを検出した状態を示す図である。図17を参照して、センサー52aは、用紙330の第1前端点301aの検出時に制御装置111に検出信号を出力する。センサー52aは、その後の用紙330の搬送に伴い、制御装置111への検出信号の出力を継続して、第1後端点321aを検出して制御装置111に検出信号を出力する。センサー52aは用紙330がさらに搬送されたことに伴い、制御装置111への検出信号の出力を停止する。
図18を参照して、センサー52bは、用紙330の第2前端点301bの検出時に制御装置111に検出信号を出力する。センサー52bは、その後の用紙330の搬送に伴い、制御装置111への検出信号の出力を継続して、第2後端点321bを検出して制御装置111に検出信号を出力する。センサー52bは用紙330がさらに搬送されたことに伴い、制御装置111への検出信号の出力を停止する。
制御装置111は、センサー52aにより第1後端点321aが検出されたタイミングと、センサー52bにより第2後端点321bが検出されたタイミングとの間の時間差に基づいて、搬送方向701に対する用紙330の傾きを示す第3角度θ3を算出する。また、制御装置111は、交差方向702のセンサー52aとセンサー52bとの間の間隔W0と、用紙330の搬送速度および時間差に基づく第3角度θ3とを含む情報から三角測量により、用紙330の傾き角度に対応するずれ量D3を算出するようにしてもよい。ずれ量D3は、センサー52aが第1後端点321aを検出してから、センサー52bが第2後端点321bを検出するまでの距離に相当する。この距離は、予め定められた用紙330の搬送距離である第1距離L1よりも短い距離である。
制御装置111は、用紙330の両面に対する印刷が実行される場合に、第3角度θ3を用いたレジストローラー35のプレ動作を実行する。より具体的には、制御装置111は、用紙330の一方の面を印刷面とした用紙330の搬送において、時間差により搬送方向701に対する用紙の傾きを示す第3角度θ3を算出する。なお、第1後端点321aが検出された後の用紙330の搬送により、用紙330は先端検出センサー52を通過する。そのため、用紙330は先端検出センサー52に検出されなくなる。
制御装置111は、同じ用紙330の他方の面を印刷面とする用紙330の搬送において、第1角度θ1と第3角度θ3との間の差である第2角度差Δθ2を演算する。そして、制御装置111は、センサー52aにより第1前端点301aが検出されたタイミングと、センサー52bにより第2前端点301bが検出されたタイミングとの間の時間差により、搬送方向701に対する用紙330の傾き示す第2角度を算出する。
ここで、両面印刷が実行される場合は、用紙330の一方の面における後方の一辺320は、用紙330の他方の面における前方の一辺300となる。そのため、制御装置111は、他方の面で印刷を実行する場合は、一方の面で印刷を実行したときに算出された第1角度θ1と第3角度θ3との間の差である第2角度差Δθ2と、他方の面で印刷を実行したときに算出された第2角度θ2とに基づいて、レジストローラー35の姿勢を変更する。これにより、画像形成装置100は、用紙330の一方の面を印刷後、他方の面の印刷を実行する場合に、第2角度θ2を、用紙330の傾き角度θに一層近い値として算出できる。そして、画像形成装置100は、レジストローラー35の姿勢を用紙330の搬送中のできるだけ早いタイミングで、用紙330の傾き角度θに応じた姿勢にできる。
<第4の実施の形態>
以下、本開示に係る第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態に係る画像形成装置は、前述の実施の形態に係る画像形成装置100と同じハードウェア構成を用いて実現される。したがって、ハードウェア構成の説明は繰り返さない。
第1の実施の形態では、制御装置111は、先端検出センサー52の検出信号を取得して第2角度θ2を算出することにより、当該第2角度θ2に基づいてプレ動作を実行する。また、制御装置111は、側端検出センサー51の検出信号を取得して第1角度θ1を算出することにより、当該第1角度θ1に基づいて本動作を実行することについて説明した。これに対して、第4の実施の形態では、画像形成装置100に先端検出センサー52を設けることなく、制御装置111が側端検出センサー51の検出信号を取得して第2角度θ2を算出することにより、当該第2角度θ2に基づいてプレ動作を実行することについて説明する。
図19は、側端検出センサー51により検出された側端点311による第2角度θ2の算出について説明する図である。図19を参照して、制御装置111は、第1側端点311aと、第3側端点311cとの間の交差方向702における間隔に基づいて、搬送方向701に対する用紙330の傾きを示す角度を算出する。第3側端点311cは、第1側端点311aが位置P1から位置P4までの第4距離L4搬送されたときに検出された側端点である。位置P4は、位置P1から第4距離L4離れた、用紙搬送経路41上の予め定められた位置である。第4距離L4は、第1距離L1よりも小さい距離であり、例えば第1距離L1の半分の距離である。また、制御装置111は、第1側端点311aが位置P1から位置P4まで移動したことをタイマー108による計測時間と、ループローラー34の用紙330の搬送速度とに基づいて判定する。
制御装置111は、側端検出センサー51により検出された第3側端点311cの検出信号に基づいて算出された第2角度θ2により第1プレ動作を実行するように姿勢変更モーター44に駆動信号を出力する。また、制御装置111は、第1プレ動作の後に、第1角度θ1の残りの角度に基づいてレジストローラー35の姿勢を変更する本動作を実行するように姿勢変更モーター44に駆動信号を出力する。これにより、画像形成装置100は、自装置内に設けられる部品数を少なくして、製造コストを抑制することができる。また、画像形成装置100は、用紙330が下流側のローラーであるレジストローラー35に到達するまでに、用紙330の傾きの角度に応じた下流側のレジストローラー35の姿勢変更を確実に完了できる。
<変形例>
第3の実施の形態では、制御装置111は、側端検出センサー51の検出信号を取得して第1角度θ1と第3角度θ3を算出し、第3角度θ3に基づいてレジストローラー35にプレ動作を実行させる。そして、制御装置111は、第1角度θ1に基づいてレジストローラー35に本動作を実行させるように姿勢変更モーター44に駆動信号を出力することについて説明した。このような画像形成装置100の構成において、さらに先端検出センサー52を設けて、制御装置111が先端検出センサー52から前端点301の検出信号を取得して、角度を算出し、当該角度によりプレ動作が実行されるようにしてもよい。これにより、画像形成装置100は、側端検出センサー51のみによりプレ動作を実行する場合と比べて、一層高い精度のプレ動作を実行できる。
第4の実施の形態では、制御装置111は、第1側端点311aと、用紙330が第4距離L4搬送されたときに検出された第3側端点311cとの間の交差方向702における間隔に基づいて、搬送方向701に対する用紙330の傾きを示す角度を算出することを説明した。これに対して、制御装置111は、第1側端点311aが第1距離L1に到達する前であれば、予め定められた時間ごとに用紙330の傾きの角度を算出するようにしてもよい。より具体的には、制御装置111は側端検出センサー51により検出された第1側端点311aと、第1側端点311aの検出後に予め定められた時間ごとに検出された側端点311との間の交差方向702における間隔に基づいて、搬送方向701に対する用紙330の傾きを示す角度を算出する。
制御装置111は、傾きを示す角度が算出されるごとに、プレ動作が実行されるようにする。制御装置111は、傾きを示す角度に基づいてレジストローラー35の姿勢を変更するように、姿勢変更モーター44に駆動信号を出力する。これにより、画像形成装置100は、用紙330の傾きの角度に応じた下流側のレジストローラー35の姿勢変更をできるだけ早いタイミングから開始できる。
第1〜第4の各実施の形態では、制御装置111は、第1角度θ1に基づき姿勢が変更されたレジストローラー35の姿勢を元に戻すことで、用紙330の補正が完了した場合、表示部105は画面等を表示するようにしてもよい。
図20は、表示部105に表示される画像の一例を示す図である。制御装置111は、表示部105に用紙330が移動方向705に示す方向に回転したすることで、用紙330の傾きの角度が補正されたことをユーザーに通知できる。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1,1C,1K,1M,1Y 画像形成ユニット、10,10C,10K,10M,10Y 感光体、11 帯電装置、12 露光装置、13 現像装置、14 現像ローラー、15,15C,15K,15M,15Y トナーボトル、16 トナー補給口、17 クリーニングブレード、21 カバー、22 原稿台、23 原稿トレイ、25 画像印刷部、30 中間転写ベルト、31 一次転写ローラー、33 二次転写ローラー、34 ループローラー、35 レジストローラー、36 クリーニング装置、38 駆動ローラー、39 従動ローラー、41 用紙搬送経路、42 第1回転モーター、43 第2回転モーター、44 姿勢変更モーター、50 画像形成部、51 側端検出センサー、52 先端検出センサー、52a,52b センサー、55 定着装置、60,60A,60D 給紙ユニット、61 給紙ローラー、62 搬送ローラー、63 開閉センサー、64 タイミングセンサー、65 反転ローラー、66 一切替爪、68 手差しトレイ、69 トレイ、100 画像形成装置、104 記憶装置、105 表示部、106 操作部、107 通信部、108 タイマー、111 制御装置、122 制御プログラム、200 搬送部、301 前端点、301a 第1前端点、301b 第2前端点、311 側端点、311a 第1側端点、311b 第2側端点、311c 第3側端点、321 後端点、321a 第1後端点、321b 第2後端点、330 用紙、701 搬送方向、702 交差方向、703,704,705 移動方向、D1,D2,D3 ずれ量、L1 第1距離、L2 第2距離、L3 第3距離、L4 第4距離、P1,P2,P3,P4,P11,P12 位置、T1 第1時間、T2 第2時間、W0 間隔。

Claims (9)

  1. 画像形成装置であって、
    前記画像形成装置内の用紙の搬送経路上に設けられ、前記用紙を搬送方向に搬送する第1ローラーと、
    前記第1ローラーから搬送された前記用紙を搬送する第2ローラーと、
    前記第1ローラーと前記第2ローラーとの間で、前記搬送方向に沿う方向における前記用紙のいずれか一辺に含まれる側端点を検出する側端検出センサーと、
    前記側端検出センサーと前記第2ローラーとの間で、前記搬送方向に交わる方向に沿って設けられた一対のセンサーであって、前記搬送方向における前記用紙の前端点を検出する先端検出センサーと、
    前記第2ローラーの姿勢を変更する姿勢変更モーターと、
    前記姿勢変更モーターの駆動を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記側端検出センサーにより検出された第1側端点と、前記第1側端点の検出後に前記用紙が予め定められた搬送距離を搬送されたときに検出された第2側端点との間の前記搬送方向に交わる方向における間隔に基づいて、前記搬送方向に対する前記用紙の傾きを示す第1角度を算出し、
    前記一対のセンサーのうちの一つのセンサーにより第1前端点が検出されたタイミングと、前記第1前端点の検出後に前記用紙が前記搬送距離よりも短い距離を搬送されたときに前記一対のセンサーのうちの他のセンサーにより第2前端点が検出されたタイミングとの間の時間差により、前記搬送方向に対する前記用紙の傾き示す第2角度を算出し、
    前記第2角度に基づいて前記第2ローラーの姿勢を変更するプレ動作が実行され、前記プレ動作の後に、前記第1角度の残りの角度に基づいて前記第2ローラーの姿勢を変更する本動作が実行されるように、前記姿勢変更モーターの駆動を制御する、画像形成装置。
  2. 前記制御装置は、
    前記第2ローラーが前記用紙を搬送中に、前記第2ローラーの姿勢を、前記プレ動作の実行前の姿勢に戻すように前記姿勢変更モーターを制御する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記プレ動作は、前記第2角度と、前回の前記用紙の搬送において算出された前記第1角度と前記第2角度との間の差とに基づいて、前記第2ローラーの姿勢を変更することを含む、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記先端検出センサーは、前記搬送方向の反対方向における前記用紙の後方の一辺に含まれる後端点を検出し、
    前記制御装置は、
    一方の面を印刷面とした前記用紙の搬送において、前記一対のセンサーのうちの一つのセンサーにより第1後端点を検出されたタイミングと、前記第1後端点の検出後に前記用紙が前記搬送距離よりも短い第3距離を搬送されたときに、前記一対のセンサーのうちの他のセンサーにより第2後端点が検出されたタイミングとの間の時間差により、前記搬送方向に対する前記用紙の傾きを示す第3角度を算出し、
    前記プレ動作は、前記一方の面を印刷面とした前記用紙の他方の面を印刷面とする前記用紙の搬送において、前記第2角度と、前記第1角度と前記第3角度との間の差とに基づいて、前記第2ローラーの姿勢を変更することを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 画像形成装置であって、
    前記画像形成装置内の用紙の搬送経路上に設けられ、前記用紙を搬送方向に搬送する第1ローラーと、
    前記第1ローラーの下流に設けられ、前記第1ローラーから搬送された前記用紙を搬送する第2ローラーと、
    前記第1ローラーと前記第2ローラーとの間で、前記搬送方向に沿う方向における前記用紙のいずれか一辺に含まれる側端点を検出する側端検出センサーと、
    前記第2ローラーの姿勢を変化させる姿勢変更モーターと、
    前記姿勢変更モーターの駆動を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記側端検出センサーにより検出された第1側端点と、前記第1側端点の検出後に前記用紙が予め定められた搬送距離を搬送されたときに検出された第2側端点との間の前記搬送方向に交わる方向における間隔に基づいて、前記搬送方向に対する前記用紙の傾きを示す第1角度を算出し、
    前記側端検出センサーにより検出された前記第1側端点と、前記第1側端点の検出後に前記用紙が前記搬送距離よりも短い距離を搬送されたときに検出された第3側端点との間の前記搬送方向に交わる方向における間隔に基づいて、前記搬送方向に対する前記用紙の傾きを示す第2角度を算出し、
    前記第2角度に基づいて前記第2ローラーの姿勢を変更する第1プレ動作が実行され、
    前記第1プレ動作の後に、前記第1角度の残りの角度に基づいて前記第2ローラーの姿勢を変更する本動作が実行されるように、前記姿勢変更モーターの駆動を制御する、画像形成装置。
  6. 前記側端検出センサーと前記第2ローラーとの間で、前記搬送方向に交わる方向に沿って設けられた一対のセンサーであって、前記搬送方向における前記用紙の前端点を検出する先端検出センサーをさらに備え、
    前記制御装置は、
    前記一対のセンサーのうちの一つのセンサーにより第1前端点が検出されたタイミングと、前記第1前端点の検出後に前記用紙が前記搬送距離よりも短い距離を搬送されたときに前記一対のセンサーのうちの他のセンサーにより第2前端点が検出されたタイミングとの間の時間差により、前記搬送方向に対する前記用紙の傾き示す第3角度を算出し、
    前記第3角度に基づいて前記第2ローラーの姿勢を変更する第2プレ動作が実行され、前記第2プレ動作の後に、前記第2角度の残りの角度に基づいて前記第2ローラーの姿勢を変更する前記第1プレ動作が実行されるように、前記姿勢変更モーターの駆動を制御することを含む、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御装置は、
    前記側端検出センサーにより検出された前記第1側端点と、前記第1側端点の検出後に予め定められた時間ごとに検出された側端点のそれぞれとの間の前記搬送方向に交わる方向における間隔に基づいて、前記搬送方向に対する前記用紙の傾きを示す角度を、前記用紙が前記搬送距離を搬送されるまでの間繰り返し算出し、
    前記第1プレ動作は、前記傾きを示す角度が算出されるごとに、前記傾きを示す角度に基づいて前記第2ローラーの姿勢を変更するように、前記姿勢変更モーターの駆動を制御することを含む、請求項5または6に記載の画像形成装置。
  8. 画像形成装置に設けられた制御装置により実行される用紙搬送方法であって、
    前記画像形成装置において用紙を搬送する第1ローラーと、前記第1ローラーから搬送された前記用紙を搬送する第2ローラーとの間で、前記用紙の搬送方向に沿う方向における前記用紙のいずれか一辺に含まれる側端点を検出する側端検出センサーから前記側端点の検出信号を取得するステップと、
    前記側端検出センサーと前記第2ローラーとの間で、前記搬送方向に交わる方向に沿って設けられた一対のセンサーであって、前記搬送方向における前記用紙の前端点を検出する先端検出センサーから前記前端点の検出信号を取得するステップと、
    前記側端検出センサーにより検出された第1側端点と、前記第1側端点の検出後に前記用紙が予め定められた搬送距離を搬送されたときに検出された第2側端点との間の前記搬送方向に交わる方向における間隔に基づいて、前記搬送方向に対する前記用紙の傾きを示す第1角度を算出するステップと、
    前記一対のセンサーのうちの一つのセンサーにより第1前端点が検出されたタイミングと、前記第1前端点の検出後に前記用紙が前記搬送距離よりも短い距離を搬送されたときに前記一対のセンサーのうちの他のセンサーにより第2前端点が検出されたタイミングとの間の時間差により、前記搬送方向に対する前記用紙の傾き示す第2角度を算出するステップと、
    前記第2角度に基づいて前記第2ローラーの姿勢を変更するプレ動作が実行され、前記プレ動作の後に、前記第1角度の残りの角度に基づいて前記第2ローラーの姿勢を変更する本動作が実行されるように、前記第2ローラーの姿勢を変更する姿勢変更モーターの駆動を制御するステップとを備える、用紙搬送方法。
  9. 画像形成装置の用紙搬送プログラムであって、
    前記用紙搬送プログラムは、前記画像形成装置に設けられた制御装置に、
    前記画像形成装置において用紙を搬送する第1ローラーと、前記第1ローラーから搬送された前記用紙を搬送する第2ローラーとの間で、前記用紙の搬送方向に沿う方向における前記用紙のいずれか一辺に含まれる側端点を検出する側端検出センサーから前記側端点の検出信号を取得するステップと、
    前記側端検出センサーと前記第2ローラーとの間で、前記搬送方向に交わる方向に沿って設けられた一対のセンサーであって、前記搬送方向における前記用紙の前端点を検出する先端検出センサーから前記前端点の検出信号を取得するステップと、
    前記側端検出センサーにより検出された第1側端点と、前記第1側端点の検出後に前記用紙が予め定められた搬送距離を搬送されたときに検出された第2側端点との間の前記搬送方向に交わる方向における間隔に基づいて、前記搬送方向に対する前記用紙の傾きを示す第1角度を算出するステップと、
    前記一対のセンサーのうちの一つのセンサーにより第1前端点が検出されたタイミングと、前記第1前端点の検出後に前記用紙が前記搬送距離よりも短い距離を搬送されたときに前記一対のセンサーのうちの他のセンサーにより第2前端点が検出されたタイミングとの間の時間差により、前記搬送方向に対する前記用紙の傾き示す第2角度を算出するステップと、
    前記第2角度に基づいて前記第2ローラーの姿勢を変更するプレ動作が実行され、前記プレ動作の後に、前記第1角度の残りの角度に基づいて前記第2ローラーの姿勢を変更する本動作が実行されるように、前記第2ローラーの姿勢を変更する姿勢変更モーターの駆動を制御するステップとを実行させる、用紙搬送プログラム。
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