JP2020030254A - 投射型表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数個の光源を備えた投射型液晶表示装置では、寿命特性の違いにより、個々の光源の輝度にばらつきが生じる。【解決手段】複数の光源を点灯させた時の光束をパネルに照明することで画像を投射する投射型表示装置であって、前記複数の光源を各々制御する光源制御手段と、前記複数の光源から放射される輝度を計測する光源輝度計測手段と、を備え、前記光源輝度計測手段の計測結果に基づいて、前記光源制御手段により、前記複数の光源の輝度の比率を変えることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、投射型表示装置の光源制御方法に関する。
近年、投射型表示装置の使用用途の内、プレゼンや展示会などの主に常時設置タイプの使用用途においては、投射画像の高輝度、光源手段の長寿命、などの要求が出てきている。投射型表示装置の光源として、キセノンランプ、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、超高圧水銀ランプなどの白色光源が一般的である。
上記のようなランプを光源用いる場合、より高輝度化の要求に応えるために、例えばランプ光源を2個用いる2灯式投射型表示装置や、3個以上のランプ光源を用いる多灯式投射型表示装置が考えられる。
しかしながら、2灯式や多灯式では、複数のランプを用いることになるため寿命特性の違いにより、個々のランプの輝度にばらつきが生じてしまう。
また、近年、投射型表示装置の光源にLED、LD、有機ELなどの固体光源を用いることにより、エコ、長寿命、メンテナンスフリー、高色再現性を実現できるようになってきている。ただし、投射型表示装置の光源に固体光源を用いる場合、ランプ光源を用いる場合と比べて投射画像の明るさが低いという問題がある。そのため、複数の固体光源を用いることが主流となっている。
しかしながら、複数の固体光源を投射型表示装置の光源として使用し続けると、各個の固体光源の寿命特性や温度特性は徐々にばらつくため、個々の固体光源の輝度にばらつきが生じてしまう。
特許文献1には、複数のランプ光源を備えており、光量計測手段による光量計測履歴に基づいて、複数の光源の内一部を選択して点灯させることにより長寿命化する技術が開示されている。また、特許文献2には、複数個のレーザ光源を備えており、レーザ光量検出手段により検出した結果に基づいて、全てもしくは一部のレーザ光源の光量を低減することにより長寿命化する技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された技術のように、複数のランプ光源のON/OFF制御による光源長寿命化方法では、最大出力輝度の低下や、輝度の調節分解能が低いといった課題がある。また、特許文献2に開示された技術のように、複数の固体光源の一部または全ての光量を低減することによる光源長寿命化方法では、最大出力輝度の低下が生じるといった問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、光源の輝度の調節分解能が高く、かつ、光源の最大出力輝度を低下させることなく、光源の長寿命化が可能な投射型情事装置を提供することである。
本発明の一側面としての投射型表示装置は、複数の光源を点灯させた時の光束をパネルに照明することで画像を投射する投射型表示装置であって、
前記複数の光源を各々制御する光源制御手段と、
前記複数の光源から放射される輝度を計測する光源輝度計測手段と、
を備え、前記光源輝度計測手段の計測結果に基づいて、前記光源制御手段により、前記複数の光源の輝度の比率を変えることを特徴とする。
前記複数の光源を各々制御する光源制御手段と、
前記複数の光源から放射される輝度を計測する光源輝度計測手段と、
を備え、前記光源輝度計測手段の計測結果に基づいて、前記光源制御手段により、前記複数の光源の輝度の比率を変えることを特徴とする。
本発明によれば、光源の輝度の調節分解能が高く、かつ、光源の最大出力輝度を低下させることなく、光源の長寿命化が可能な投射型情事装置を提供することができる。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は極力省略する。
図1は、本発明の実施例1に関わる投射型表示装置の構成を表すブロック図である。
画像入力部10は、パーソナルコンピュータ(PC)やプレーヤーなどの再生機器から出力された入力画像信号を受信する。画像処理部11は画像入力部10から入力画像を受け取り、画像処理を行う。パネル駆動部12は、画像処理部11から画像処理された信号を受け取り、パネル17の仕様に対応する信号形態に変換を行い表示駆動する。パネル17に表示された画像は、光源14、照明光学系16および投射光学系18によって投射面2に拡大投射される。マイコン6は、光源輝度計測手段15の結果を光源制御手段7に反映する。光源14は光源制御手段7によって制御される。光源14から出力された光は照明光学系16を通りパネル17に照射される。パネル17に照射された光は投射光学系18によって拡大され、投射面2に投射される。
光源14の長寿命化制御に関して、図2のフローチャートに沿って説明をする。まずステップS1において、投射型表示装置1の電源をONする。次にS2において、光源輝度計測手段15により光源14の輝度を計測する。最後にS3において、S2で計測した光源輝度計測結果に基づいて光源14の制御を行うことにより、光源14の長寿命化を行いながら投射を行うことができる。
光源輝度計測手段15により光源輝度を計測する手段について、図3をもとに説明する。
図3は光源14にランプ光源を用いた場合の光源輝度計測手段15に関する図である。ここではランプ光源1_20、ランプ光源2_21、ランプ光源3_22の計3つのランプ光源を使用した場合である。輝度計測手段15には、ランプ光源1_20、ランプ光源2_21、ランプ光源3_22をそれぞれ個別に輝度計測できるように、輝度計測器1_23、輝度計測器2_24、輝度計測器3_25を備えている。次に、輝度計測手段15の計測結果が、マイコン6により光源制御手段7へ反映される。そして、光源輝度計測手段15の計測結果に応じて、ランプ光源1_20、ランプ光源2_21、ランプ光源3_22を個別に制御する。
光源制御手段7において光源を制御する手段について、図4をもとに説明する。
図4は光源14にランプを用いた場合の光源制御手段7に関する図である。ここではランプ光源1_20、ランプ光源2_21、ランプ光源3_22の計3つのランプ光源を使用した場合である。図4(a)は通常光源制御時を、図4(b)は特殊光源制御時を示している。
図4(a)のように、通常光源制御時は、ある一定の電圧もしくは電流を光源に印加したときの輝度がランプ光源1_20、ランプ光源2_21、ランプ光源3_22で同じ値であったことを想定している。その場合、図4(a)に示す通り、ランプ光源1_20、ランプ光源2_21、ランプ光源3_22は同じランプ光源出力で点灯される。
一方、図4(b)のように本実施例における光源制御手段7では、ある一定の電圧もしくは電流を光源に印加したときの輝度がランプ光源1_20、ランプ光源2_21、ランプ光源3_22で異なる値であったことを想定している。ここでは、ランプ光源3_22の輝度がランプ光源1_20、ランプ光源2_21に対して低い。そのため、ランプ光源3_22の輝度が下がった分、ランプ光源1_20の輝度を上げ、ランプ光源1_20、ランプ光源2_21、ランプ光源3_22の輝度の合計をそろえる。
このように、ランプ光源の輝度の比率を変えることにより、ランプ光源の合計輝度を下げることなく、輝度の低いランプ3_22を長寿命化することができる。ここではランプ光源1_20の輝度を上げたが、ある一定の電圧もしくは電流を光源に印加したときの輝度によっては、ランプ光源3_22の輝度が下がった分、ランプ光源2_21とランプ1_20の輝度を上げてもよい。
図5は、本発明の実施例2に関わる投射型表示装置の構成を表すブロック図である。
画像入力部10は、パーソナルコンピュータ(PC)やプレーヤーなどの再生機器から出力された入力画像信号を受信する。画像処理部11は画像入力部10から入力画像を受け取り、画像処理を行う。パネル駆動部12は、画像処理部11から画像処理された信号を受け取り、パネル17の仕様に対応する信号形態に変換を行い表示駆動する。
パネル17に表示された画像は、光源14、照明光学系16および投射光学系18によって投射面2に拡大投射される。操作部3では、ユーザーの操作に従い種々の設定を変更することができる。光源制御手段設定部4では、操作部3でのユーザーの操作に従い、光源制御手段の設定を行う。記憶部5には、光源制御手段設定部4で設定された光源制御手段が記憶される。マイコン6では光源制御手段設定部4における設定を光源制御部7に反映したり、光源輝度計測手段15の結果を光源制御手段7に反映する。
光源制御手段7では、光源制御手段設定部4の設定によって、通常光源制御手段8で光源制御を行うか、特殊光源制御手段9で光源制御を行うか設定され、設定された光源制御手段で制御を行う。光源14は光源制御部7によって制御される。光源14から出力された光は照明光学系16を通りパネル17に照射される。パネル17に照射された光は投射光学系18によって拡大され、投射面2に投射される。
光源14の長寿命化制御に関して、図6のフローチャートに沿って説明をする。
まずステップS1において、投射型表示装置1の電源をONする。次にS2において、記憶部5に記憶されている特殊光源制御手段が設定されているかどうかマイコンがアクセスする。
S2において、特殊光源制御手段が設定されている場合、マイコン6が光源制御部7に設定を反映し、特殊光源制御手段として光源14を制御する。
続いてS3において、光源輝度計測手段15は光源14の輝度を計測する。
最後にS4において、S2で設定された光源制御手段及びS3で計測した光源輝度計測結果に基づいて光源14の制御を行うことにより、光源の長寿命化を行いながら投射を行うことができる。
光源輝度計測手段15の光源の輝度を計測する手段について、図3をもとに説明する。図3は光源14にランプ光源を用いた場合の光源輝度計測手段15に関する図である。ここではランプ光源1_20、ランプ光源2_21、ランプ光源3_22の計3つのランプ光源を使用した場合である。
輝度計測手段15には、ランプ光源1_20、ランプ光源2_21、ランプ光源3_22をそれぞれ個別に輝度計測できるように、輝度計測器1_23、輝度計測器2_24、輝度計測器3_25を備えている。次に、光源輝度計測手段15の計測結果が、マイコン6により光源制御手段7へ反映される。光源制御手段7は、通常光源制御手段と特殊光源制御手段を持ち、特殊光源制御手段に設定されている場合、光源輝度計測手段15の計測結果に応じて、ランプ光源1_20、ランプ光源2_21、ランプ光源3_22を個別に制御する。
光源制御手段7において光源を制御する手段について、図4をもとに説明する。図4は光源14にランプを用いた場合の光源輝度制御手段7に関する図である。ここではランプ光源1_20、ランプ光源2_21、ランプ光源3_22の計3つのランプ光源を使用した場合である。光源輝度制御手段7には、
図4(a)の通常光源制御時と、図4(b)の特殊光源制御時がある。光源輝度制御手段7は、光源制御手段設定部4において設定を行うことができ、設定された光源制御手段は記憶部5に保存される。図4(a)のように、通常光源制御時は、ある一定の電圧もしくは電流を光源に印加したときの輝度がランプ光源1_20、ランプ光源2_21、ランプ光源3_22で同じ値であったことを想定している。その場合、図4(a)に示す通り、ランプ光源1_20、ランプ光源2_21、ランプ光源3_22は同じランプ光源出力で点灯される。
図4(a)の通常光源制御時と、図4(b)の特殊光源制御時がある。光源輝度制御手段7は、光源制御手段設定部4において設定を行うことができ、設定された光源制御手段は記憶部5に保存される。図4(a)のように、通常光源制御時は、ある一定の電圧もしくは電流を光源に印加したときの輝度がランプ光源1_20、ランプ光源2_21、ランプ光源3_22で同じ値であったことを想定している。その場合、図4(a)に示す通り、ランプ光源1_20、ランプ光源2_21、ランプ光源3_22は同じランプ光源出力で点灯される。
一方、図4(b)のように、特殊光源制御時は、ある一定の電あるもしくは電流を光源に印加したときの輝度がランプ光源1_20、ランプ光源2_21、ランプ光源3_22で異なる値であったことを想定している。ここでは、ランプ光源3_22の輝度がランプ光源1_20、ランプ光源2_21に対して低い。そのため、ランプ光源3_22の輝度が下がった分、ランプ光源1_20の輝度を上げ、ランプ光源1_20、ランプ光源2_21、ランプ光源3_22の輝度の合計をそろえる。
このように、ランプ光源の輝度の比率を変えることにより、ランプ光源の合計輝度を下げることなく、輝度の低いランプ3_22を長寿命化することができる。ここではランプ光源1_20の輝度を上げたが、ある一定の電圧もしくは電流を光源に印加したときの輝度によっては、ランプ光源3_22の輝度が下がった分、ランプ光源2_21とランプ1_20の輝度を上げてもよい。
図7は、本発明の実施例3に関わる投射型表示装置の構成を表すブロック図である。
画像入力部10は、パーソナルコンピュータ(PC)やプレーヤーなどの再生機器から出力された入力画像信号を受信する。画像処理部11は画像入力部10から入力画像を受け取り、画像処理を行う。パネル駆動部12は、画像処理部11から画像処理された信号を受け取り、パネル17の仕様に対応する信号形態に変換を行い表示駆動する。パネル17に表示された画像は、光源14、照明光学系16および投射光学系18によって投射面2に拡大投射される。
操作部3では、ユーザーの操作に従い種々の設定を変更することができる。光源制御手段設定部4では、操作部3でのユーザーの操作に従い、光源制御手段7の設定を行う。記憶部5には、光源制御手段設定部4で設定された光源制御手段が記憶される。マイコン6では光源制御手段設定部4における設定を光源制御手段7に反映したり、光源輝度計測手段15の結果を光源制御手段7に反映する。
光源制御手段7では、光源制御手段設定部4の設定によって、通常光源制御手段8で光源制御を行うか、特殊光源制御手段9で光源制御を行うか設定され、設定された光源制御手段で制御を行う。このとき、光源制御手段設定部4の設定によって、特殊光源制御手段9が選択されていた場合は、さらに特殊光源制御手段9の内、輝度変調制御手段30もしくは輝度一定制御手段31のどちらを選択しているかを記憶部5から読み取り、その制御手段により光源制御を行う。
本実施例3の光源制御手段7は特殊光源制御手段9の内、輝度変調制御手段30が設定された場合である。ここで、輝度変調とは、ユーザーが光源の輝度を変調してプロジェクタを使用したい場合の、いわゆる高コントラストモードを指す。図8をもとに、輝度変調(高コントラスト)制御手段30について詳しく説明する。
通常のプロジェクタでは、映像信号の特徴によらず一定の輝度で光源14を点灯する。例えば、映像信号によらず、100%の輝度で光源を点灯した場合、図8(a)(b)(c)の(3)の状態となる。この場合、明るいシーンは、十分表現できるが、暗いシーンなどでは、漆黒が十分に再現できないという課題があった。
一方、光源の輝度変調では、シーン毎の画素データ分布に最適な光源の輝度を選択する。例えば、図8(a)の暗いシーンでは、(1)の光源14の輝度が、最も画素データに適した光源の輝度となる。これにより、通常のプロジェクターでは再現できなかった漆黒を表現することができる。図8(b)の中程度の明るさのシーンでは、(2)の光源14の輝度が、最も画素データに適した光源の輝度となり、図(c)の明るいシーンでは、(3)の光源14の輝度が最も画素データに適した光源の輝度となる。光源14は光源制御手段7によって制御される。光源14から出力された光は照明光学系16を通りパネル17に照射される。パネル17に照射された光は投射光学系18によって拡大され、投射面2に投射される。
光源の長寿命化制御に関して、図9のフローチャートに沿って説明する。
まずステップS1において、投射型表示装置1の電源をONする。
次にS2において、記憶部5にマイコン6がアクセスし、特殊光源制御手段9が設定されているかどうか判定する。
S3において、特殊光源制御手段9が設定されている場合、記憶部5にマイコン6がアクセスし、輝度変調制御手段30と輝度一定制御手段31どちらが設定されているか判定する。本実施例3の光源制御手段7は特殊光源制御手段9の内、輝度変調制御手段30が設定された場合である。マイコン6が光源制御手段7に反映し、輝度変調制御手段30として光源14を制御する。
続いてS4において、輝度計測手段15は光源14の輝度を計測する。
最後にS5において、S3で設定された光源制御手段7及びS4で計測した光源輝度計測結果に基づいて光源14の制御を行うことにより、長寿命化を行いながら投射を行うことができる。
図7は、本発明の実施例4に関わる投射型表示装置の構成を表すブロック図である。
画像入力部10は、パーソナルコンピュータ(PC)やプレーヤーなどの再生機器から出力された入力画像信号を受信する。画像処理部11は画像入力部10から入力画像を受け取り、画像処理を行う。パネル駆動部12は、画像処理部11から画像処理された信号を受け取り、パネル17の仕様に対応する信号形態に変換を行い表示駆動する。
パネル17に表示された画像は、光源14、照明光学系16および投射光学系18によって投射面2に拡大投射される。操作部3では、ユーザーの操作に従い種々の設定を変更することができる。光源制御手段設定部4では、操作部3でのユーザーの操作に従い、光源制御手段の設定を行う。
記憶部5には、光源制御手段設定部4で設定された光源制御手段が記憶される。マイコン6では光源制御手段設定部4における設定を光源制御手段7に反映したり、輝度計測手段15の結果を光源制御手段7に反映する。
光源制御手段7では、光源制御手段設定部4の設定によって、通常光源制御手段8で光源制御を行うか、特殊光源制御手段9で光源制御を行うか設定され、設定された光源制御手段7で制御を行う。このとき、光源制御手段設定部4の設定によって、特殊光源制御手段が選択されていた場合は、さらに特殊光源制御手段9の内、輝度変調制御手段30もしくは輝度一定制御手段31のどちらを選択しているかを記憶部5から読み取り、その制御手段により光源制御を行う。
本実施例4の光源制御手段7は特殊光源制御手段9の内、輝度一定制御手段31が設定された場合である。ここで、輝度一定とは、ユーザが輝度の明るさをやや落としてでも光源14の電力を落としてプロジェクタを使用したい場合の、いわゆる省エネモードを指す。図10をもとに、輝度一定(省エネ)制御手段モードについて詳しく説明する。
通常動作時は、図10(a)のように、ランプ1、2、3の出力値一定で光源を点灯する。これに対し、輝度一定(省エネ)制御時は、図10(b)のように、出力値を輝度一定制御時出力値まで落とした状態を基準としている。また、ある一定の電圧もしくは電流を光源に印加したときの輝度がランプ光源1_20、ランプ光源2_21、ランプ光源3_22で異なる値であったことを想定している。ここでは、ランプ光源3_22の輝度がランプ光源1_20、ランプ光源2_21に対して低い。そのため、ランプ光源3_22の輝度が下がった分、ランプ光源1_20の輝度を上げ、ランプ光源1_20、ランプ光源2_21、ランプ光源3_22の輝度の合計をそろえる。
このように、ランプ光源の輝度の比率を変えることにより、ランプ光源の合計輝度を下げることなく、輝度の低いランプ3_22を長寿命化することができる。ここではランプ光源1_20の輝度を上げたが、ある一定の電圧もしくは電流を光源に印加したときの輝度によっては、ランプ光源3_22の輝度が下がった分、ランプ光源2_21とランプ1_20の輝度を上げてもよい。光源14は光源制御手段7によって制御される。光源14から出力された光は照明光学系16を通りパネル17に照射される。パネル17に照射された光は投射光学系18によって拡大され、投射面2に投射される。
光源の長寿命化制御に関して、図9のフローチャートに沿って説明する。
まずステップS1において、投射型表示装置1の電源をONする。
次にS2において、記憶部5にマイコン6がアクセスし、特殊光源制御手段9が設定されているかどうか判定する。
S3において、特殊光源制御手段9が設定されている場合、記憶部5にマイコン6がアクセスし、輝度変調制御手段30と輝度一定制御手段31どちらが設定されているか判定する。本実施例4の光源制御手段7は特殊光源制御手段9の内、輝度一定制御手段31が設定された場合である。マイコン6が光源制御部7に反映し、輝度一定制御手段31として光源14を制御する。
続いてS4において、輝度計測手段15は光源14の輝度を計測する。最後にS5において、S3で設定された光源制御手段7及びS3で計測した光源輝度計測結果に基づいて光源14の制御を行うことにより、長寿命化を行いながら投射を行うことができる。
実施例5は図1、5、7の光源14にランプを用いた場合の実施例に関するものである。実施例5に関わる投射型表示装置の構成を表すブロック図:図1または図5または図7、光源長寿命化制御の流れを表すフローチャート:図2または図6または図8、光源輝度計測手段の構成を表すブロック図:図3、光源制御手段を表す図:図4、光源輝度変調制御に関する図:図8、及び、光源輝度一定制御に関する図10に関する説明は、実施例1〜4に記載の内容と同じであるので割愛する。
実施例6は図1、5、7の光源14に固体光源を用いた場合の実施例に関するものである。実施例6に関わる投射型表示装置の構成を表すブロック図:図1または図5または図7、光源長寿命化制御の流れを表すフローチャート:図2または図6または図8、光源輝度計測手段の構成を表すブロック図:図3、光源制御手段を表す図:図4、光源輝度変調制御に関する図:図8、及び、光源輝度一定制御に関する図10に関する説明は、実施例1〜4に記載の内容と同じであるので割愛する。
図11は、本発明の実施例6に関わる投射型表示装置の構成を表すブロック図である。光源輝度計測手段15の光源14の輝度を計測する手段について、図11をもとに説明する。図11は光源14に固体光源を用いた場合の光源輝度計測手段15に関する図である。
ここでは固体光源ユニット1_26、固体光源ユニット2_27、固体光源ユニット3_28の計3つの固体光源ユニットを使用した場合である。また、各固体光源ユニットは固体光源a、b、c、、d、e、fを有している。輝度計測手段15には、固体光源ユニット1_26、固体光源ユニット2_27、固体光源ユニット3_28をそれぞれ個別に輝度計測できるように、輝度計測器1_23、輝度計測器2_24、輝度計測器3_25を備えている。
次に、輝度計測手段15の計測結果が、マイコン6により光源制御部7へ反映される。光源制御部7は、通常光源制御手段8と特殊光源制御手段9を持ち、特殊光源制御手段9に設定されている場合、輝度計測手段15の計測結果に応じて、は固体光源ユニット1_26、固体光源ユニット2_27、固体光源ユニット3_28を個別に制御する。
光源制御手段7において、光源14を制御する手段について、図12をもとに説明する。図12は光源14に固体光源を用いた場合の光源制御手段7に関する図である。
ここでは固体光源ユニット1_26、固体光源ユニット2_27、固体光源ユニット3_28の計3つの固体光源ユニットを使用した場合である。また、各固体光源ユニットは固体光源a、b、c、d、e、fを有している。輝度制御手段7には、図12(a)の通常光源制御時と、図12(b)の特殊光源制御時がある。通常光源制御手段8は、光源制御モード設定部4において設定を行うことができ、設定された光源制御手段7は記憶部5に保存される。図12(a)は通常光源制御手段8を表しており、光源14に固体光源を用いた場合である。ここでは固体光源ユニット1_26、固体光源ユニット2_27、固体光源ユニット3_28の計3つの固体光源を使用した場合である。通常光源制御手段8では、ある一定の電圧もしくは電流を光源に印加したときの輝度が固体光源ユニット1_26、固体光源ユニット2_27、固体光源ユニット3_28で同じ値であったことを想定している。その場合、図12(a)に示す通り、固体光源ユニット1_26、固体光源ユニット2_27、固体光源ユニット3_28は同じ固体光源出力で点灯される。
一方、図12(b)の特殊光源制御手段9では、ある一定の電圧もしくは電流を光源に印加したときの輝度が固体光源ユニット1_26、固体光源ユニット2_27、固体光源ユニット3_28で異なる値であったことを想定している。ここでは、固体光源ユニット3_28の輝度が固体光源ユニット1_26、固体光源ユニット2_27に対して低い。そのため、固体光源ユニット3a、c、e_28の輝度が下がった分、固体光源ユニット1a、c、e_26の輝度を上げ、固体光源ユニット1_26、固体光源ユニット2_27、固体光源ユニット3_28の輝度の合計をそろえる。このように、固体光源の輝度の比率を変えることにより、固体光源の合計輝度を下げることなく、輝度の低いl固体光源ユニット3_28を長寿命化することができる。ここでは固体光源ユニット1_26の輝度を上げたが、ある一定の電あるもしくは電流を光源に印加したときの輝度によっては、固体光源ユニット2_27の輝度を上げてもよい。また、ここでは固体光源ユニット1a、c、e_26の輝度を上げたが、ある一定の電あるもしくは電流を光源に印加したときの輝度によっては、例えば、固体光源ユニット1_26内の別の固体光源b、d、fの輝度を上げてもよい。
1 投射型表示装置、2 投射面、3 操作部、4 光源制御手段設定部、
5 記憶部、6 マイコン、7 光源制御手段、8 通常光源制御手段、
9 特殊光源制御手段、10 画像入力部、11 画像処理部、
12 パネル駆動部、13 投射部、14 光源、15 光源輝度計測手段、
16 照明光学系、17 パネル、18 投射光学系、20 ランプ光源1、
21 ランプ光源2、22 ランプ光源3、23 輝度計測器1、
24 輝度計測器2、25 輝度計測器3、26 固体光源ユニット1、
27 固体光源ユニット2、28 固体光源ユニット3、30 輝度変調制御手段、
31 輝度一定制御手段
5 記憶部、6 マイコン、7 光源制御手段、8 通常光源制御手段、
9 特殊光源制御手段、10 画像入力部、11 画像処理部、
12 パネル駆動部、13 投射部、14 光源、15 光源輝度計測手段、
16 照明光学系、17 パネル、18 投射光学系、20 ランプ光源1、
21 ランプ光源2、22 ランプ光源3、23 輝度計測器1、
24 輝度計測器2、25 輝度計測器3、26 固体光源ユニット1、
27 固体光源ユニット2、28 固体光源ユニット3、30 輝度変調制御手段、
31 輝度一定制御手段
Claims (6)
- 複数の光源を点灯させた時の光束をパネルに照明することで画像を投射する投射型表示装置であって、
前記複数の光源を各々制御する光源制御手段と、
前記複数の光源から放射される輝度を計測する光源輝度計測手段と、
を備え、前記光源輝度計測手段の計測結果に基づいて、前記光源制御手段により、前記複数の光源の輝度の比率を変えることを特徴とする投射型表示装置。 - 複数の光源を点灯させた時の光束をパネルに照明することで画像を投射する投射型表示装置であって、
前記複数の光源を各々制御する光源制御手段と、
前記複数の光源から放射される輝度を計測する光源輝度計測手段と、
光源の制御手段を設定する光源制御手段設定部と、
を備え、前記光源制御手段設定部において、前記光源制御手段が特殊光源制御手段に設定された場合、前記光源輝度計測手段の計測結果に基づいて、前記光源制御手段により、前記複数の光源の輝度の比率を変えることを特徴とする投射型表示装置。 - 複数の光源を点灯させたときの光束をパネルに照明することで画像を投射する投射型表示装置であって、
前記複数の光源を各々制御する光源制御手段と、
前記複数の光源から放射される輝度を計測する光源輝度計測手段と、
光源の制御手段を設定する光源制御手段設定部と、
を備え、前記光源制御手段は、前記複数の光源の輝度を変調する輝度変調制御手段を有し、前記光源制御手段設定部において、前記光源制御手段が輝度変調制御手段に選択された場合、前記光源輝度計測手段の計測結果に基づいて、前記輝度変調制御手段により、前記複数の光源の輝度の比率を変えることを特徴とする投射型表示装置。 - 複数の光源を点灯させたときの光束をパネルに照明することで画像を投射する投射型表示装置であって、
前記複数の光源を各々制御する光源制御手段と、
前記複数の光源から放射される輝度を計測する光源輝度計測手段と、
光源の制御手段を設定する光源制御手段設定部と、
を備え、前記光源制御手段は、前記複数の光源の輝度を一定とする輝度一定制御手段を有し、前記光源制御手段設定部において、前記光源制御手段が輝度一定制御手段に選択された場合、前記光源輝度計測手段の計測結果に基づいて、前記輝度一定制御手段により、前記複数の光源の輝度の比率を変えることを特徴とする投射型表示装置。 - 前記複数の光源はランプであることを特徴とする請求書1乃至請求書4の何れか一項に記載の投射型表示装置。
- 前記複数の光源は固体光源であることを特徴とする請求書1乃至請求書4の何れか一項に記載の投射型表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018154332A JP2020030254A (ja) | 2018-08-21 | 2018-08-21 | 投射型表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018154332A JP2020030254A (ja) | 2018-08-21 | 2018-08-21 | 投射型表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020030254A true JP2020030254A (ja) | 2020-02-27 |
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ID=69624307
Family Applications (1)
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JP2018154332A Pending JP2020030254A (ja) | 2018-08-21 | 2018-08-21 | 投射型表示装置 |
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JP (1) | JP2020030254A (ja) |
-
2018
- 2018-08-21 JP JP2018154332A patent/JP2020030254A/ja active Pending
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