JP2020030195A - 計測結果チャート記録装置、計測結果チャート記録方法、計測結果チャート記録プログラム、記録媒体 - Google Patents
計測結果チャート記録装置、計測結果チャート記録方法、計測結果チャート記録プログラム、記録媒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020030195A JP2020030195A JP2018157880A JP2018157880A JP2020030195A JP 2020030195 A JP2020030195 A JP 2020030195A JP 2018157880 A JP2018157880 A JP 2018157880A JP 2018157880 A JP2018157880 A JP 2018157880A JP 2020030195 A JP2020030195 A JP 2020030195A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- measurement result
- chart
- result chart
- memo
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01D—MEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01D9/00—Recording measured values
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Recording Measured Values (AREA)
Abstract
Description
計測結果データ取得部は、計測結果データのファイル処理単位情報を取得するファイル処理単位情報取得手段を有し、
<実施形態1>
実施形態7は、主として、請求項7に対応している。実施形態8は、主として、請求項8に対応している。実施形態9は、主として、請求項9に対応している。
取得した計測結果データに基づいて、一軸を目盛を有する物理量軸とし、他の一軸を目盛を有する計測時間軸とするとともに、計測時間軸に平行に物理量軸から目盛単位で物理量を表す罫線を表示し、物理量軸と平行に計測時間軸から目盛単位で計測時間を表す罫線を表示した電子化チャート上に計測結果データを表したものであって紙に印刷するイメージのもの(例えば「PDF」形式)である電子化計測結果チャートを生成するように構成した計測結果チャート記録装置である。
図1に示すように、計測結果チャート記録装置は、センサーSEと、計測結果データ取得部0101と、電子化計測結果チャート生成部0103と、電子化計測結果チャート保持部0105と、電子化計測結果チャート出力部0107とを有する。
<実施形態1 センサー>
「センサー」SEは、所定の物理量を検出する回路を有する検出デバイスである。所定の物理量とは、温度、湿度、気圧、圧力(液体や固体に対するもの)、組成ガスの濃度、組成液体の濃度、照度、流速、電流、電圧、電磁界、電界、磁界、放射線強度、紫外線強度、赤外線強度、振動、騒音、透明度、輝度、粘度、等を挙げることができる。本願発明において物理量は特に限定されないが、実施例の説明においては主に温度等を用いて説明する。
このセンサーSEの一例としては、熱電対センサーを挙げることができる。熱電対センサーは異なる材料の2本の金属線を接続した1つの回路(熱電対)によって構成される。熱電対センサーの金属線の各接点に温度差が与えられると、回路に電圧が発生する。センサーSEは加熱炉内等に配置されるため、加熱炉内等に配置された第1の接点の周囲の温度と、例えば加熱炉外に配置された第2の接点の周囲の温度には差がある。この温度差によりセンサーSEには電圧が発生する。計測結果チャート記録装置によりこの電圧を測定することにより温度が測定される。
「計測結果データ取得部」0101は、センサーSEが検出した物理量である計測結果を電圧信号として取得し、さらに図示しない計時部から計測時間を取得する。さらに計測結果データ取得部0101は、計測結果と計測時間とを関連付け計測結果データとする。例えば、計測結果データ取得部0101は、センサーSEに生じた電圧信号(計測結果データ)を数値データに変換し、この変換した計測結果データが取得されたタイミングで取得された計測時間と対応付けることにより関連付けを行う。この計測結果データは電子化計測結果チャート生成部103による後述の処理に利用される。
「電子化計測結果チャート生成部」0103は、センサーSEの計測した物理量である計測結果の、経時的変化を示す電子化計測結果チャートを生成する。計測結果データ取得部0101により取得された計測結果データは、計測時間と関連付けられているため、図4に示すような物理量の経時的な変化を示す電子化計測結果チャートを作成することができる。
電子化計測結果チャートの作成のためのユーザーインターフェースの一例を図2および図3を参照して以下説明する。計測結果データ取得部0101により取得される計測結果(物理量)は様々であり、またセンサーSEは複数あり、チャンネルごとに接続されている。つまり、計測結果データ取得部0101は、同時に複数種類の物理量を計測可能である。また同種の計測対象であっても、測定のレンジがケースごとに異なる場合もある。したがって、電子化計測結果チャートは、チャンネルごとの測定種別ごと、およびチャンネルごとの物理量のスケール(上限値等)を設定する必要がある。さらに測定している物理量の種別が電子化計測結果チャート上でユーザーが把握できるように、電子化計測結果チャートの表示態様(チャートを構成する線の表示態様)を識別可能にする。
電子化計測結果チャートの作成に必要な各種項目が設定されると(例えば図2における「決定」ボタンが押下されると)、次に電子化計測結果チャートの作成を開始するための電子化計測結果チャートの作成開始画面が表示可能となるか、あるいは表示される。
図4において、縦軸は時間軸であり、横軸は物理量軸である。図4に示すように、電子化計測結果チャートにおいては、従来のチャート紙による出力内容と同様にユーザーが視認できるように作成される。したがって、チャート紙と同様に罫線が作成され、画面右側の時間の表示等もチャート紙に合わせて作成されている。また、画面中央にある物理量軸の単位を表す目盛の数値もチャート紙に合わせて作成される。さらに、電子化計測結果チャートでは、従来のチャート紙と同様、時間軸方向に切れ目なく連続して(電子画像データにおけるA4印刷等を考慮したページ表示のための分割をすることなく)電子化計測結果チャートが作成される。また、本実施形態の電子化計測結果チャートは、チャート用紙の表示形式を模して作成されているものであるため、電子化計測結果チャートのチャート用紙の短手方向の両端を示す左端0401と右端0402が表示されている。
「ルール保持部」0105は、電子化計測結果チャート生成部0103が生成した電子化計測結果チャートを読み出し可能に記憶する。この記憶は、電子化計測結果チャートが生成された分を順次記憶する構成であってもよく、あるいは電子化計測結果チャートの生成が完了した旨の指示を受けてから一括して記憶する構成であってもよい。
「電子化計測結果チャート出力部」0107は、入力デバイスIを介して、ディスプレイDへの表示、または用紙への印刷等の出力指示を受けると、指定された電子化計測結果チャートを電子化計測結果チャート保持部0105から読み出す。また電子化計測結果チャート出力部0107は、指示に応じたデバイスに対して、読みだした電子化計測結果チャートを出力する。
図5に示すように、上記した本装置の機能ブロック図における各機能ブロックは、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPU(中央演算装置)0501や主メモリ0502、システムバスSB、あるいは不揮発性メモリ(またはハードディスクドライブ、CDやDVDなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)0503、入力デバイスI、ディスプレイD、スピーカーS、マイクロフォンMおよび第1プリンターPR1を接続するインターフェースI/F、を挙げることができる。その他の外部周辺装置などのハードウェア構成部、例えば通信I/F0504、およびセンサーSEとそのセンサーSE用のインターフェース0505を挙げることができる。さらにはそれらハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラム、ユーザーインターフェース用アプリケーションなども挙げられる。
用される。
「計時プログラム」は、物理量の測定を開始してからの経過時間、あるいは炉の稼働開始からの経過時間等の時間に関する情報(計測時間)を取得する機能を有する。計時プログラムは、日付や時刻を計時情報として取得してもよい。具体的には計時プログラムは、図示しない発信器が出力したクロックパルスのパルス数をカウントし、そのカウント値が基準値に到達すると単位時間を示す単位時間信号を生成する。計時プログラムは、生成した単位時間信号に基づいて装置本体が用いる日付や時刻を生成する。また、計時プログラムは、計測結果データ取得部0101に計時情報(計測時間)を出力する。
以下、図6のフローチャートを用いて完成ルールの設定に関する動作について説明する。
<実施形態2 概要>
本実施形態2は、実施形態1を基本としつつ、リアルタイム計測結果データ取得手段が取得したリアルタイム計測結果データをリアルタイムで出力するリアルタイム電子化計測結果チャート出力手段を有し、さらにリアルタイム電子化計測結果チャート出力手段から出力されるリアルタイムな電子化計測結果チャートであるリアルタイム電子化計測結果データにリアルタイムなメモであるリアルタイムメモを挿入するリアルタイムメモ挿入部を有する。
図7に示すように、実施形態2における計測結果チャート記録装置もセンサーSEと、計測結果データ取得部0701と、リアルタイム計測結果データ取得手段0702と、電子化計測結果チャート生成部0703と、電子化計測結果チャート保持部0705と、電子化計測結果チャート出力部0707と、リアルタイム電子化計測結果チャート出力手段0708と、リアルタイムメモ挿入部0709とを有する。以下では、実施形態1と同様な構成については説明を省略することとし、実施形態2に特徴的な構成であるリアルタイムメモ挿入部0709を中心に説明する。
<実施形態2 リアルタイム計測結果データ取得手段>
「リアルタイム計測結果データ取得手段」0702は、稼働中の設備で計測されるリアルタイムな物理量であるリアルタイム計測結果データを取得する。リアルタイム計測結果データは、計測開始されてから計測結果データ取得部0701が計測結果の取得を即時に開始、および計測時間(計時情報)との関連付けを行ったことにより生成されたものである。電子化計測結果チャート生成部0703は、リアルタイム計測結果データに基づき、リアルタイム電子化計測結果チャートを生成する。なお、電子化チャート上に計測結果データを反映させて電子化計測結果チャートを生成する点においては、実施形態1と同様である。このリアルタイム電子化計測結果チャートは、電子化計測結果チャート出力部0707を介してディスプレイDに表示され、また電子化計測結果チャート保持部0705に記憶される。
「リアルタイムメモ挿入部」0709は、入力デバイスIからの入力を受け、リアルタイムメモを作成する。リアルタイムメモの作成について図8および図9を参照して一例を説明する。図8は、ユーザーがディスプレイD等の任意の表示デバイスに表示されたリアルタイム電子化計測結果チャートを参照しながら、入力デバイスI等を介してリアルタイムメモを挿入する状態の一例を示す概略図である。図9は、リアルタイムメモ挿入のためのユーザーインターフェースの一例を示す概略図である。
例えば図8に示すように、ディスプレイD等にリアルタイム電子化計測結果チャートが表示されている状態で、リアルタイムメモ挿入用ユーザーインターフェースの画面が読み出され、ユーザーによりリアルタイムメモの挿入状態への移行操作がなされると、電子化計測結果チャートにリアルタイムメモを挿入できる状態に移行する。この状態が図9に示すリアルタイムメモ挿入用ユーザーインターフェースが開かれた状態である。なお、リアルタイムメモ挿入用ユーザーインターフェースの読み出しや、以下に説明するリアルタイムメモの入力は、入力デバイスIによってなされる。この入力デバイスIは、図8のようなキーボードに限らず、ディスプレイDと入力デバイスIが組み合わされたタッチパネルであってもよい。さらに、ディスプレイDと表示が同期されているタブレット端末等であってもよい。この場合、タブレット端末等に直接入力した内容が、ディスプレイDにも反映されるように構成されていてもよい。
電子化計測結果チャート生成部0703は、リアルタイムメモ挿入部0709により主メモリに一時的に記憶されたリアルタイムメモと表示位置を受け、リアルタイム電子化計測結果チャートにおける表示位置を検索して、リアルタイム電子化計測結果チャートにリアルタイムメモを挿入する。なお、リアルタイムメモの文字サイズやリアルタイムメモ表示領域0905のサイズを変更することが可能な構成であってもよい。
図10に示すように、上記した本装置の機能ブロック図における各機能ブロックは、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPU(中央演算装置)1001や、主メモリ1002、システムバスSB、あるいは不揮発性メモリ(ハードディスクドライブや、CDやDVDなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)1003、任意の入力デバイスI、ディスプレイD、スピーカーS、マイクロフォンMおよび第1プリンターPR1を接続するインターフェースI/Fを挙げることができる。不揮発性メモリ1003には、その他、リアルタイム計測結果データ取得サブプログラム、リアルタイムメモ挿入サブプログラム、リアルタイム電子化計測結果チャート出力サブプログラム、およびリアルタイムメモデータも記憶される。その他は実施形態1と同様である。
以下、図11および図12のフローチャートを用いてリアルタイムメモ挿入に関する動作について説明する。
<実施形態3 概要>
本実施形態3は、実施形態2を基本としつつ、電子化計測結果チャートである電子化計測結果データに対し、事後的な(即時的でない)メモである事後的メモを挿入する事後的メモ挿入部を有する。事後的なとは、電子化計測結果チャートがいったん生成を終了して保存された後にメモを挿入するタイミングを指す。実施形態2の物が設備の稼働とセンサーでの物理量の計測、並びにこれらに基づいた電子化計測結果チャートの描画が即時的、連続的になされている中でされるのに対して本実施形態の物は、電子化計測結果チャートの生成の処理が終わった後に行われる点で異なる。
図13に示すように、実施形態3における計測結果チャート記録装置もセンサーSEと、計測結果データ取得部1301と、電子化計測結果チャート生成部1303と、電子化計測結果チャート保持部1305と、電子化計測結果チャート出力部1307と、事後的メモ挿入部1309とを有する。以下では、実施形態1と同様な構成については説明を省略することとし、実施形態3に特徴的な構成である事後的メモ挿入部1309を中心に説明する。よって、電子化計測結果チャートが生成され、保持される処理に関しては実施形態1と同様であるため説明を割愛する。
<実施形態3 事後的メモ挿入部>
「事後的メモ挿入部」1309は、入力デバイスIを介して選択された電子化計測結果チャートに、事後的メモを作成して挿入する。事後的メモの作成および挿入について図14および図15を参照して一例を説明する。図14(a)は、電子化計測結果チャート保持部1305に記憶された電子化計測結果チャートの選択画面である。図14(b)は、選択中の電子化計測結果チャートの確認画面である。図15は、事後的メモ挿入のためのユーザーインターフェースの一例を示す概略図である。
事後的メモ挿入部1309は、ユーザーの操作により事後的メモ挿入のための電子化計測結果チャートの選択画面の表示をする指示がなされると、例えば図14(a)に示すように、電子化計測結果チャートの選択画面が表示される。選択画面におけるリスト1401Lにおいていずれかが選択されると電子化計測結果チャートの書誌事項が表示され、ユーザーに内容の確認を促す(図14(b)参照)。より詳しくは以下の通りである。
ユーザーにより事後的メモ挿入開始ボタン1403が押下され、事後的メモの挿入状態への移行操作がなされると、電子化計測結果チャート保持部1305から読み出した電子化計測結果チャートに対し、事後的メモを挿入できる状態に移行する。この状態が図15に示す事後的メモ挿入画面が開かれた状態である。なお、この画面の読み出しや、事後的メモの入力に用いる入力デバイスIとして各種の入力デバイスを採用することができるのは、実施形態2と同様である。
なお、ここで挿入されたメモは実施形態2のものも含めて検索対象となってもよい。検索キーワードを所定欄に入力すると、その検索キーワードを含むメモの位置まで電子化計測結果チャートが移動したり、その位置周辺のチャートが表示されると便利である。
電子化計測結果チャート生成部1303は、事後的メモ挿入部1309は、主メモリに一時的に記憶された事後的メモと表示位置を受け、電子化計測結果チャートにおける表示位置を検索して、電子化計測結果チャートに事後的メモを挿入する。なお、事後的メモの文字サイズや事後的メモ表示領域1505のサイズを変更することが可能な構成であってもよい。
図16に示すように、上記した本装置の機能ブロック図における各機能ブロックは、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPU(中央演算装置)1601や、主メモリ1602、システムバスSB、あるいは不揮発性メモリ(ハードディスクドライブや、CDやDVDなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)1603、任意の入力デバイスI、ディスプレイD、およびスピーカーS、マイクロフォンMおよび第1プリンターPR1を接続するインターフェースI/Fを挙げることができる。不揮発性メモリ1603には、その他、事後的メモ挿入プログラムおよび事後的メモデータも記憶される。その他は実施形態1と同様である。
以下、図17のフローチャートを用いて事後的メモ挿入に関する動作について説明する。
<実施形態4 概要>
本実施形態4は、実施形態2と実施形態3とを組み合わせた実施形態を基本としつつ、リアルタイムメモと事後的メモの識別を可能とする識別事後的メモ挿入部を有する。
図18に示すように、実施形態4における計測結果チャート記録装置は、センサーSEと、計測結果データ取得部1801と、リアルタイム計測結果データ取得手段1802と、電子化計測結果チャート生成部1803と、電子化計測結果チャート保持部1805と、電子化計測結果チャート出力部1807と、リアルタイム電子化計測結果チャート出力手段1808と、事後的メモ挿入部1809と、リアルタイムメモ挿入部1811とを有する。以下では、実施形態2,実施形態3と同様な構成については説明を省略することとし、実施形態4に特徴的な構成である識別事後的メモ挿入部1809を中心に説明する。よって、電子化計測結果チャートや、リアルタイム電子化計測結果チャートが生成され、保持される処理に関しては実施形態1、実施形態2それぞれと同様であるため説明を割愛する。
<実施形態4 識別事後的メモ挿入部>
「識別事後的メモ挿入部」1809は、入力デバイスIを介して選択された電子化計測結果チャートに、リアルタイムメモと識別可能な識別事後的メモを作成して挿入する。識別事後的メモの作成および挿入について図19および図20を参照して一例を説明する。図19は、電子化計測結果チャート保持部1805に記憶された電子化計測結果チャートの選択画面である。図20は、識別事後的メモ挿入のためのユーザーインターフェースの一例を示す概略図である。
事後的メモ挿入部1809は、実施形態3と同様にユーザーの操作により、例えば図19に示すような識別事後的メモ挿入のための電子化計測結果チャートの選択画面が表示される。この画面ではスライドバーにおいてチャートを切り替え表示して選択する構成である。より詳しくは以下において図19を参照して説明する。ただし、実施形態3と同様の電子化計測結果チャートの選択方法であってもよい。
電子化計測結果チャート情報表示領域1901は、現在選択している電子化計測結果チャートの付随的なデータを表示する領域である。選択候補チャート表示領域1902、1903は、現在選択中の電子化計測結果チャート情報表示領域1901における電子化計測結果チャートでなく、他の選択候補があることを示す領域である。スライドバー表示領域1904は、選択している電子化計測結果チャートを切り替え表示して、他の電子化計測結果チャートを選択するために操作するスライドバーを示している。その他は、図14(b)と同様である。
ユーザーにより識別事後的メモ挿入開始ボタン1903が押下され、識別事後的メモの挿入状態への移行操作がなされると、電子化計測結果チャート保持部1805から読み出した電子化計測結果チャートに対し、識別事後的メモを挿入できる状態に移行する。この状態が図20に示す識別事後的メモ挿入画面が開かれた状態である。なお、この画面の読み出しや、識別事後的メモの入力に用いる入力デバイスIとして各種の入力デバイスを採用することができるのは、実施形態2と同様である。
電子化計測結果チャート生成部1803は、事後的メモ挿入部1809は、主メモリに一時的に記憶された識別事後的メモと表示位置を受け、電子化計測結果チャートにおける表示位置を検索して、電子化計測結果チャートに識別事後的メモを挿入する。ここで、識別事後的メモには、リアルタイムメモと識別するための識別情報が付加されている。電子化計測結果チャート生成部1803は、識別事後的メモの識別情報に基づき、リアルタイムメモと識別事後的メモとをユーザーが識別可能となるように挿入する。「識別可能」にする方法としては例えば図示したように各メモに「リアルタイムメモ」、「事後的メモ」という表示をする態様がある。その他、メモを構成する字のフォントを変える、メモの表示領域の背景の色や枠線を変える、一方のメモや枠のみを点滅させる等、任意の表示態様の区別方法を用いることができる。なお、事後的メモの文字サイズや事後的メモ表示領域2005のサイズを変更することが可能な構成であってもよい。
図21に示すように、上記した本装置の機能ブロック図における各機能ブロックは、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPU(中央演算装置)2101や、主メモリ2102、システムバスSB、あるいは不揮発性メモリ(ハードディスクドライブや、CDやDVDなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)2103、任意の入力デバイスI、ディスプレイD、スピーカーS、マイクロフォンMおよび第1プリンターPR1を接続するインターフェースI/Fを挙げることができる。不揮発性メモリ2103には、その他、識別事後的メモ挿入プログラムおよび識別事後的メモデータも記憶される。その他は実施形態2、実施形態3と同様である。
以下、図22のフローチャートを用いて事後的メモ挿入に関する動作について説明する。
<実施形態5 概要>
本実施形態5は、実施形態1を基本としつつ、電子化計測結果チャート出力部は、プリンターから電子化計測結果チャートを出力する第一プリンター出力手段を有する。
図23に示すように、実施形態5における計測結果チャート記録装置は、センサSEと、計測結果データ取得部2301と、電子化計測結果チャート生成部2303と、電子化計測結果チャート保持部2305と、電子化計測結果チャート出力部2307と、第一プリンター出力手段2308とを有する。以下では、実施形態1と同様な構成については説明を省略することとし、実施形態5に特徴的な構成である第一プリンター出力手段2308を中心に説明する。よって、電子化計測結果チャートや、リアルタイム電子化計測結果チャートが生成され、保持される処理に関しては実施形態1、実施形態2それぞれと同様であるため説明を割愛する。
<実施形態5 第一プリンター出力手段>
「第一プリンター出力手段」2308は、電子化計測結果チャート保持部2305に保持された電子化計測結果チャート、またはリアルタイム電子化計測結果チャートをそのままの状態で外部(もしくは内蔵された)の印刷デバイス(例えば第1プリンターPR1)に出力する。第一プリンター出力手段2308により第1プリンターPR1で印刷をするときの処理について図24および図25を参照して一例を説明する。図24は、印刷対象となる電子化計測結果チャートの選択画面である。図25は、印刷された電子化計測結果チャートの一例を示す概略図である。
第一プリンター出力手段2308は、ユーザーの操作により、例えば図24に示すような印刷のための電子化計測結果チャートの選択画面が表示される。この選択方法および画面構成については、実施形態4と同様であるため説明を割愛する。ただし、実施形態3と同様の電子化計測結果チャートの選択方法であってもよい。
図25に示すように第1プリンターPR1は、いわゆる従来の罫線つきのチャート用紙でなく、通常のコピー用紙のようなチャート用紙でない紙に印刷をする印刷デバイスであるため、本実施形態の電子化計測結果チャートをそのまま出力することにより、従来のチャート用紙のように印刷をすることができる。
図26に示すように、上記した本装置の機能ブロック図における各機能ブロックは、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPU(中央演算装置)2601や、主メモリ2602、システムバスSB、あるいは不揮発性メモリ(ハードディスクドライブや、CDやDVDなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)2603、任意の入力デバイスI、ディスプレイD、スピーカーS、マイクロフォンMおよび第1プリンターPR1を接続するインターフェースI/Fを挙げることができる。不揮発性メモリ2603には、その他、第一プリンター出力サブプログラムも記憶される。その他は実施形態1と同様である。
以下、図27のフローチャートを用いて印刷に関する動作について説明する。
ユーザーによりプリンターの設定が決定され、ユーザーの操作により印刷実行指示が行われる(ステップS2705)。この印刷実行指示により選択されたプリンター、例えば第1プリンターPR1により、図25に示すような計測結果チャートが印刷される(ステップS2706)。
<実施形態6 概要>
本実施形態6は、実施形態1を基本としつつ、電子化計測結果チャート出力部は、プリンターから電子化計測結果チャートでなく罫線を出力しない形態で計測結果データを罫線のついた紙のチャート用紙に出力するためのチャート用紙出力手段を有する。
図28に示すように、実施形態6における計測結果チャート記録装置は、センサSEと、計測結果データ取得部2801と、電子化計測結果チャート生成部2803と、電子化計測結果チャート保持部2805と、電子化計測結果チャート出力部2807と、チャート用紙出力手段2808とを有する。以下では、実施形態1と同様な構成については説明を省略することとし、実施形態6に特徴的な構成であるチャート用紙出力手段2808を中心に説明する。よって、電子化計測結果チャートや、リアルタイム電子化計測結果チャートが生成され、保持される処理に関しては実施形態1、実施形態2それぞれと同様であるため説明を割愛する。
<実施形態6 チャート用紙出力手段>
「チャート用紙出力手段」2808は、実施形態5と異なり、電子化計測結果チャートでなく、計測結果データ(波形データ、場合によりスケール情報等)を印刷デバイス(例えば第2プリンターPR2)に出力する。チャート用紙出力手段2808により第2プリンターPR2で印刷をするときの処理について図29〜図31を参照して一例を説明する。図29は、印刷対象となる電子化計測結果チャートの選択画面である。図30は、印刷前のチャート用紙を示し、図31はチャート用紙に印刷された電子化計測結果チャートの一例を示す概略図である。なお、実施形態6では、チャート用紙に計測結果データ等を出力するため、内部処理としては計測結果データの印刷(第2プリンターPR2への出力)となるが、ユーザーとしては印刷された結果物として電子化計測結果チャートがプリントアウトされたものを得るという感覚で印刷関連の操作を行うため、ユーザーインターフェース(印刷チャート選択用の画面)は、「電子化計測結果チャート」の選択をするように構成されている。
チャート用紙出力手段2808は、ユーザーの操作により、例えば図29に示すような印刷のための電子化計測結果チャートの選択画面が表示される。この選択方法および画面構成については、実施形態5と同様であるため説明を割愛する。ただし、実施形態3と同様の電子化計測結果チャートの選択方法であってもよい。
実施形態6では、いわゆる従来の罫線つきのチャート用紙(図30参照)に電子化計測結果チャートを印刷する。したがって、チャート用紙出力手段2808は、電子化計測結果チャート保持手段2805に保持された電子化計測結果チャートにおける「計測結果データ」すなわちチャート用紙を模した部分、例えば罫線、目盛の数値表示および左右両端の端線等を電子化計測結果チャートから除去し(言い換えると波形部分や、メモ、スケール表示を抽出して)、第2プリンターPR2に出力する。なお、スケールとは、予め罫線を備えたチャートの単位目盛(罫線と罫線間の物理量、時間長)の値を示すための情報をいう。
図32に示すように、上記した本装置の機能ブロック図における各機能ブロックは、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPU(中央演算装置)3201や、主メモリ3202、システムバスSB、あるいは不揮発性メモリ(ハードディスクドライブや、CDやDVDなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)3203、任意の入力デバイスI、ディスプレイD、スピーカーS、マイクロフォンMおよび第2プリンターPR2を接続するインターフェースI/Fを挙げることができる。不揮発性メモリ3203には、その他、チャート用紙出力サブプログラムも記憶される。その他は実施形態1と同様である。
以下、図33のフローチャートを用いてチャート用紙への印刷に関する動作について説明する。
ユーザーによりプリンターの設定が決定され、ユーザーの操作により印刷実行指示が行われる(ステップS3306)。この印刷実行指示により例えば第2プリンターPR2により、図31に示すような電子化計測結果チャートが印刷される(ステップS3307)。なお、本実施形態においては、プリンターの設定(S3305)において、設定されているチャート用紙をプレビュー表示しつつ、チャート用紙の選択を促すように構成されていてもよい。この場合、チャート用紙の選択が可能なユーザーインターフェースがチャート用紙出力手段2808に含まれる。
<実施形態7 概要>
本実施形態7は、実施形態1を基本としつつ、電子化計測結果チャート生成部は、ファイル処理単位情報取得手段が取得した計測結果データのファイル処理単位情報に基づいて、電子計測結果チャートの終了位置、又は開始位置を示す区切りを電子化計測結果チャート上に生成する区切生成手段を有する。
図34に示すように、実施形態7における計測結果チャート記録装置は、センサーSEと、計測結果データ取得部3401と、ファイル処理単位情報取得手段3402と、電子化計測結果チャート生成部3403と、区切生成手段3404と、電子化計測結果チャート保持部3405と、電子化計測結果チャート出力部3407とを有する。以下では、実施形態1と同様な構成については説明を省略することとし、実施形態7に特徴的な構成であるファイル処理単位情報取得手段3402および区切り生成手段3404を中心に説明する。よって、電子化計測結果チャートや、リアルタイム電子化計測結果チャートが生成され、保持される処理に関しては実施形態1、実施形態2それぞれと同様であるため説明を割愛する。
<実施形態7 ファイル処理単位情報取得手段>
「ファイル処理単位情報取得手段」3402は、所定のファイル処理単位を示すファイル処理単位情報を取得する。ファイル処理単位とは、所定の条件により電子化計測結果チャートにおける始点と終点を定めた場合における、始点から終点までの1単位分を示す。
電子化計測結果チャートは長尺の連続的な波形のデータであるが、この波形(物理量)の変化は、計測、観察する対象(加熱炉等)における稼働状況によって起こる場合がある。つまり、計測対象の物理量の変化は、不定期かつ無作為な条件による場合もあるが、加熱炉の熱処理ロットのように処理スケジュールが決まっているか、または不定期であっても物理量の制御(温度制御等)をしている場合には、計測結果チャート記録装置による計測がその稼働状況に合わせて実行されることが望ましい。言い換えれば計測対象の稼働中は計測を実行し、非稼働時には計測が不要である場合もある。本実施形態7では、計測対象の稼働状況に対応させる等の目的により、電子化計測結果チャートをファイル処理単位で取り扱うことを可能とする。
ファイル処理単位情報の第1の例として、ファイル処理単位情報を、センサーSEが配置される処理実施設備(加熱炉等)あるいは処理対象物の加工機械から取得される時間情報とすることができる。加熱炉による熱処理ロットの場合であれば、加熱炉において温度制御のスケジュールが定まっているため、電子化計測結果チャートをそのスケジュールに合わせて作成する。具体例としては、加熱炉の熱処理開始時間と熱処理終了時間を、そのままファイル処理単位情報とする。したがって、ファイル処理単位情報取得手段3402は、外部装置から通信インターフェース等を介してファイル処理単位情報として熱処理ロットにおける熱処理開始時間と熱処理終了時間を取得し、記憶装置(例えば不揮発メモリ3703あるいは主メモリ3702)に記憶させる。
ただし、ファイル処理単位情報は熱処理ロットの1処理分の所要時間を示す情報であってもよい。この場合、電子化計測結果チャートの生成開始はユーザーによる指示に基づき、電子化計測結果チャートの生成終了は、ファイル処理単位情報としての所要時間の経過による。
ファイル処理単位情報は、外部装置(加熱炉等)からの情報に基づかず、ユーザーが設定する情報であってもよい。ファイル処理単位情報をユーザーが設定する構成の場合のユーザーインターフェースの一例を図35に基づき、説明する。図35に示すように、ファイル処理単位情報入力設定画面においては、日付表示領域3501、ファイル処理単位情報リスト3503、決定ボタン3505およびリセットボタン3507が設けられている。
ファイル処理単位情報の始点と終点に関する情報を一覧表示し、それら情報を設定変更するためのリストである。ファイル処理単位情報リスト3503においては、ファイル処理単位ごとの「1.ファイル処理単位開始時間」と「2.ファイル処理単位終了時間」の設定値が表示されている。ファイル処理単位開始時間は、予定されている電子化計測結果チャートの作成開始時間である。ファイル処理単位終了時間は、電子化計測結果チャートの作成終了時間である。
ファイル処理単位情報の第4の例として、電子化チャートの目盛等に基づく、時間軸方向の長さであってもよい。電子化計測結果チャートは長尺となる場合があり、ディスプレイで閲覧するとしても長すぎると閲覧がしにくくなる場合もある。したがって、実際の電子化計測結果チャートの作成時間やチャートスピード(時間軸スケールにおける1目盛分の単位時間)に関わらず、目盛の数に応じてファイル処理単位の終点、すなわち電子化計測結果チャートの長さをあらかじめ決めておく構成であってもよい。
「区切生成手段」3404は、ユーザーの操作により、例えば図36に示すように電子化計測結果チャートに、ユーザーが視認可能な「区切」3603を挿入する。例えば、区切生成手段3404は、1つの電子化計測結果チャートにおいて、不揮発メモリ等から読み出したファイル処理単位情報に基づき、始点、終点の少なくともいずれか一方をユーザーに認識させるために、区切を挿入する。区切は、図36に示すように空白であってもよく、また図形、記号、線分等であってもよい。また区切の挿入は、電子化計測結果チャートが生成されてから始点の前、あるいは終点の後に上書きする構成でもよく、あるいは電子化計測結果チャートの始点の前に所定の空白ができるように波形の作成を開始する構成であってもよい。
図37に示すように、上記した本装置の機能ブロック図における各機能ブロックは、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPU(中央演算装置)3701や、主メモリ3702、システムバスSB、あるいは不揮発性メモリ(ハードディスクドライブや、CDやDVDなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)3703、任意の入力デバイスI、ディスプレイD、スピーカーS、マイクロフォンMおよび第1プリンターPR1を接続するインターフェースI/Fを挙げることができる。不揮発性メモリ3703には、その他、ファイル処理単位情報取得サブプログラム、区切生成サブプログラム、ファイル処理単位情報および区切情報も記憶される。その他は実施形態1と同様である。
以下、図38のフローチャートを用いて区切の挿入に関する動作について説明する。
<実施形態8 概要>
本実施形態8は、実施形態7を基本としつつ、電子化計測結果チャート保持部は、取得されたファイル処理単位情報に基づいて示される単位にてファイルを保持するファイル単位保持手段を有する。
図39に示すように、実施形態8における計測結果チャート記録装置は、センサーSEと、計測結果データ取得部3901と、ファイル処理単位情報取得手段3902と、電子化計測結果チャート生成部3903と、区切生成手段3904と、電子化計測結果チャート保持部3905と、ファイル単位保持手段3906と、電子化計測結果チャート出力部3907とを有する。以下では、実施形態1、実施形態7と同様な構成については説明を省略することとし、実施形態8に特徴的な構成であるファイル処理単位情報取得手段3902および区切り生成手段3904を中心に説明する。よって、電子化計測結果チャートや、リアルタイム電子化計測結果チャートが生成され、保持される処理に関しては実施形態1、実施形態2それぞれと同様であるため説明を割愛する。またファイル処理単位情報取得手段、区切生成手段、およびファイル処理単位や区切については実施形態7と同様であるため説明を割愛する。
<実施形態8 ファイル単位保持手段>
「ファイル単位保持手段」3906は、1つの電子化計測結果チャートにおける区切によって区切られている前後のチャートについてそれぞれ個別の電子化計測結果チャートとして分割してデータを管理することを可能とする。すなわち、ファイル単位保持手段3906は、図示しないユーザーインターフェースにおけるユーザーの指定操作により、選択中の1の電子化計測結果チャートについて、少なくとも1の区切が含まれている場合、その区切を境界として複数の電子化計測結果チャートにデータを分割する。電子化計測結果チャートは長尺となる場合があり、ディスプレイで閲覧するとしても長すぎると閲覧がしにくくなる場合もある。したがって、ファイル単位保持手段3906により、任意に1の電子化計測結果チャートを2以上の電子化計測結果チャートのファイルに分割することによりユーザーが閲覧しやすいようにすることが可能である。
電子化計測結果チャートが分割されると、例えば図40に示すように複数ファイルとして電子化計測結果チャートを取り扱うことが可能となる。
図41に示すように、上記した本装置の機能ブロック図における各機能ブロックは、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPU(中央演算装置)4101や、主メモリ4102、システムバスSB、あるいは不揮発性メモリ(ハードディスクドライブや、CDやDVDなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)4103、任意の入力デバイスI、ディスプレイD、スピーカーS、マイクロフォンMおよび第1プリンターPR1を接続するインターフェースI/Fを挙げることができる。不揮発性メモリ4103には、その他、ファイル処理単位情報取得サブプログラム、区切生成サブプログラム、ファイル処理単位情報、区切情報および分割された電子化計測結果チャートのファイルも記憶される。その他は実施形態1と同様である。
以下、図42のフローチャートを用いて区切の挿入に関する動作について説明する。
<実施形態9 概要>
本実施形態9は、実施形態7、実施形態8を基本としつつ、ファイル処理単位情報取得手段を制御する計測開始・終了指示入力部をさらに有する。
図43に示すように、実施形態9における計測結果チャート記録装置は、センサーSEと、計測結果データ取得部4301と、ファイル処理単位情報取得手段4302と、電子化計測結果チャート生成部4303と、区切生成手段4304と、電子化計測結果チャート保持部4305と、ファイル単位保持手段4306と、電子化計測結果チャート出力部4307と、計測開始・終了指示入力部4309を有する。以下では、実施形態1、実施形態7、実施形態8と同様な構成については説明を省略することとし、実施形態9に特徴的な構成である計測開始・終了指示入力部4309を中心に説明する。よって、電子化計測結果チャートや、リアルタイム電子化計測結果チャートが生成され、保持される処理に関しては実施形態1、実施形態2それぞれと同様であるため説明を割愛する。またファイル処理単位情報取得手段、区切生成手段、ファイル単位保持手段およびファイル処理単位や区切については実施形態7、実施形態8と同様であるため説明を割愛する。
<実施形態9 計測開始・終了指示入力部>
「計測開始・終了指示入力部」4309は、計測結果または計測結果データの取得を開始する開始トリガーと、計測結果または計測結果データの取得を終了する終了トリガーを計測結果データ取得部4301に出力する。これにより、電子化計測結果チャートの基となる計測結果データの取得が制御されることになり、電子化計測結果チャート始点および終点の情報が、計測結果データ取得部4301の出力と同期する。つまり計測開始・終了指示入力部4309が出力する開始トリガーと終了する終了トリガーにより実質的にファイル処理単位情報取得手段4302が制御されることになる。
ユーザーの操作により、図44に示されるような計測・ファイル作成開始/計測・ファイル作成終了画面が読み出されると、計測結果チャート記録装置における計測および電子化計測結果チャートの作成を開始可能な状況に移行する。例えば図44に示すように、計測・ファイル作成開始/計測・ファイル作成終了画面においては、計測・ファイル作成開始ボタン4401と、計測・ファイル作成終了ボタン4403が設けられている。入力デバイスIを介してユーザーにより、計測・ファイル作成開始ボタン4401が押下されると、計測開始・終了指示入力部4309が開始トリガーを計測結果データ取得部4301に出力する。開始トリガーを受けて計測結果データ取得部4301は、計測結果の取得および計測結果データの取得を開始する。同様に計測・ファイル作成終了ボタン4403が押下されると、計測結果の取得および計測結果データの取得を終了する。また、計測・ファイル作成開始ボタン4401と、計測・ファイル作成終了ボタン4403とは、電子化計測結果チャートのファイル作成の開始と終了とをそれぞれ兼ねている。
図45に示すように、上記した本装置の機能ブロック図における各機能ブロックは、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPU(中央演算装置)4501や、主メモリ4502、システムバスSB、あるいは不揮発性メモリ(ハードディスクドライブや、CDやDVDなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)4503、任意の入力デバイスI、ディスプレイD、スピーカーS、マイクロフォンMおよび第1プリンターPR1を接続するインターフェースI/Fを挙げることができる。不揮発性メモリ4503には、その他、計測開始・終了指示入力プログラムも記憶される。その他は実施形態7、実施形態8と同様である。
以下、図46のフローチャートを用いて測定の開始、終了に関する動作について説明する。
0103,0703,1303,1803,2303,2803,3403,3903,4303:電子化計測結果チャート生成部
0105,0705,1305,1805,2305,2805,3405,3905,4305:電子化計測結果チャート保持部
0107,0707,1307,1807,2307,2807,3407,3907,4307:電子化計測結果チャート出力部
0702 :リアルタイム計測結果データ取得手段
0708 :リアルタイム電子化計測結果チャート出力手段
0709,1811 :リアルタイムメモ挿入部
1309 :事後的メモ挿入部
1802 :リアルタイム計測結果データ取得手段
1808 :リアルタイム電子化計測結果チャート出力手段
1809 :識別事後的メモ挿入部、
2308 :第一プリンター出力手段
2808 :チャート用紙出力手段
3402,3902 :ファイル処理単位情報取得手段
3404,3904 :区切生成手段
3906,4306 :ファイル単位保持手段
4309 :計測開始・終了指示入力部
SE :センサー
Claims (12)
- センサーの計測した物理量である計測結果とその計測時間とを関連付けたデータである計測結果データを取得する計測結果データ取得部と、
取得した計測結果データに基づいて、一軸を目盛を有する物理量軸とし、他の一軸を目盛を有する計測時間軸とするとともに、計測時間軸に平行に物理量軸から目盛単位で物理量を表す罫線を表示し、物理量軸と平行に計測時間軸から目盛単位で計測時間を表す罫線を表示した電子化チャート上に計測結果データを表したものであって紙に印刷するイメージのものである電子化計測結果チャートを生成する電子化計測結果チャート生成部と、
生成した電子化計測結果チャートを保持する電子化計測結果チャート保持部と、
電子化計測結果チャートを出力する電子化計測結果チャート出力部と、
を有する計測結果チャート記録装置。 - 計測結果データ取得部は、稼働中の設備で計測されるリアルタイムな物理量であるリアルタイム計測結果データを取得するリアルタイム計測結果データ取得手段を有し、
電子化計測結果チャート出力部は、リアルタイム計測結果データ取得手段が取得したリアルタイム計測結果データをリアルタイムで出力するリアルタイム電子化計測結果チャート出力手段を有し、
さらにリアルタイム電子化計測結果チャート出力手段から出力されるリアルタイムな電子化計測結果チャートであるリアルタイム電子化計測結果データにリアルタイムなメモであるリアルタイムメモを挿入するリアルタイムメモ挿入部を有する請求項1に記載の計測結果チャート記録装置。 - 電子化計測結果チャート保持部に保持されている電子化計測結果チャートに事後的なメモである事後的メモを挿入する事後的メモ挿入部をさらに有する請求項1又は請求項2に記載の計測結果チャート記録装置。
- 電子化計測結果チャート保持部に保持されている電子化計測結果チャートに事後的なメモである事後的メモをリアルタイムメモと識別可能に挿入する識別事後的メモ挿入部をさらに有する請求項2に記載の計測結果チャート記録装置。
- 電子化計測結果チャート出力部は、プリンターから電子化計測結果チャートを出力する第一プリンター出力手段を有する請求項1から請求項4のいずれか一に記載の計測結果チャート記録装置。
- 電子化計測結果チャート出力部は、チャート記録装置から計測結果データをチャート用紙に出力するチャート用紙出力手段を有する請求項1から請求項4のいずれか一に記載の計測結果チャート記録装置。
- 計測結果データ取得部は、計測結果データのファイル処理単位情報を取得するファイル処理単位情報取得手段を有し、
電子化計測結果チャート生成部は、取得したファイル処理単位情報に基づいて、電子計測結果チャートの終了位置、又は開始位置を示す区切りを電子化計測結果チャート上に生成する区切生成手段をさらに有する請求項1から請求項6のいずれか一に記載の計測結果チャート記録装置。 - 電子化計測結果チャート保持部は、取得されたファイル処理単位情報に基づいて示される単位にてファイルを保持するファイル単位保持手段を有する請求項7に記載の計測結果チャート記録装置。
- ファイル処理単位情報取得手段を制御する計測開始・終了指示入力部をさらに有する請求項7又は請求項7に従属する請求項8に記載の計測結果チャート記録装置。
- 計測結果チャート記録装置の計測結果チャート記録方法であって、
センサーの計測した物理量である計測結果を取得する取得ステップ、
取得した計測結果と、その計測時間とを関連付けたデータである計測結果データを生成する計測結果データ生成ステップと、
チャートのスケール情報を取得するチャートスケール情報取得ステップと、
取得したチャートスケール情報と、生成した計測結果データに基づいて、電子化チャート上に計測結果データを表したものであって紙に印刷するイメージのものである電子化計測結果チャートを生成する電子化計測結果チャート生成ステップと、
生成した電子化計測結果チャートを保持する電子化計測結果チャート保持ステップと、
電子化計測結果チャートを出力する電子化計測結果チャート出力ステップと、
を有する計測結果チャート記録方法。 - センサーの計測した物理量である計測結果を取得する計測結果データ取得部を有する計算機である計測結果チャート記録装置の計測結果チャート記録プログラムであって、
センサーの計測した物理量である計測結果を取得する取得ステップ、
取得した計測結果と、その計測時間とを関連付けたデータである計測結果データを生成する計測結果データ生成ステップと、
チャートのスケール情報を取得するチャートスケール情報取得ステップと、
取得したチャートスケール情報と、生成した計測結果データに基づいて、電子化チャート上に計測結果データを表したものであって紙に印刷するイメージのものである電子化計測結果チャートを生成する電子化計測結果チャート生成ステップと、
生成した電子化計測結果チャートを保持する電子化計測結果チャート保持ステップと、
電子化計測結果チャートを出力する電子化計測結果チャート出力ステップと、
を計算機である計測結果チャート記録装置に読取り実行可能に記述した計測結果チャート記録プログラム。 - 計算機である計測結果チャート記録装置で読み取り実行可能に記述した計測結果チャート記録プログラムが記録された記録媒体であって、
センサーの計測した物理量である計測結果を取得する取得ステップと、
取得した計測結果と、その計測時間とを関連付けたデータである計測結果データを生成する計測結果データ生成ステップと、
チャートのスケール情報を取得するチャートスケール情報取得ステップと、
取得したチャートスケール情報と、生成した計測結果データに基づいて、電子化チャート上に計測結果データを表したものであって紙に印刷するイメージのものである電子化計測結果チャートを生成する電子化計測結果チャート生成ステップと、
生成した電子化計測結果チャートを保持する電子化計測結果チャート保持ステップと、
電子化計測結果チャートを出力する電子化計測結果チャート出力ステップと、
を計算機である計測結果チャート記録装置に読取り実行可能に記述した計測結果チャート記録プログラムが記録された記録媒体。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018157880A JP7145695B2 (ja) | 2018-08-25 | 2018-08-25 | 計測結果チャート記録装置、計測結果チャート記録方法、計測結果チャート記録プログラム、記録媒体 |
PCT/JP2019/000158 WO2020044587A1 (ja) | 2018-08-25 | 2019-01-08 | 計測結果チャート記録装置、計測結果チャート記録方法、計測結果チャート記録プログラム、記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018157880A JP7145695B2 (ja) | 2018-08-25 | 2018-08-25 | 計測結果チャート記録装置、計測結果チャート記録方法、計測結果チャート記録プログラム、記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020030195A true JP2020030195A (ja) | 2020-02-27 |
JP7145695B2 JP7145695B2 (ja) | 2022-10-03 |
Family
ID=69622343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018157880A Active JP7145695B2 (ja) | 2018-08-25 | 2018-08-25 | 計測結果チャート記録装置、計測結果チャート記録方法、計測結果チャート記録プログラム、記録媒体 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7145695B2 (ja) |
WO (1) | WO2020044587A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7275827B2 (ja) * | 2019-05-10 | 2023-05-18 | オムロン株式会社 | カウンタユニット、データ処理装置、計測システム、カウンタユニット制御方法、およびデータ処理方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001124595A (ja) * | 1999-10-25 | 2001-05-11 | Hioki Ee Corp | 測定装置 |
JP2001215134A (ja) * | 2000-01-31 | 2001-08-10 | Sanyo Electric Co Ltd | 記録・表示システム |
JP2006177694A (ja) * | 2004-12-21 | 2006-07-06 | Yokogawa Electric Corp | データ保存機能付き測定器およびデータ保存方法 |
US20080162053A1 (en) * | 2005-06-14 | 2008-07-03 | Elpro-Buchs Ag | Electronic device for recording, storing and processing measured data, particularly a data logger |
JP2011089831A (ja) * | 2009-10-21 | 2011-05-06 | Yokogawa Electric Corp | ペーパレスレコーダシステム |
-
2018
- 2018-08-25 JP JP2018157880A patent/JP7145695B2/ja active Active
-
2019
- 2019-01-08 WO PCT/JP2019/000158 patent/WO2020044587A1/ja active Application Filing
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001124595A (ja) * | 1999-10-25 | 2001-05-11 | Hioki Ee Corp | 測定装置 |
JP2001215134A (ja) * | 2000-01-31 | 2001-08-10 | Sanyo Electric Co Ltd | 記録・表示システム |
JP2006177694A (ja) * | 2004-12-21 | 2006-07-06 | Yokogawa Electric Corp | データ保存機能付き測定器およびデータ保存方法 |
US20080162053A1 (en) * | 2005-06-14 | 2008-07-03 | Elpro-Buchs Ag | Electronic device for recording, storing and processing measured data, particularly a data logger |
JP2011089831A (ja) * | 2009-10-21 | 2011-05-06 | Yokogawa Electric Corp | ペーパレスレコーダシステム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7145695B2 (ja) | 2022-10-03 |
WO2020044587A1 (ja) | 2020-03-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11082377B2 (en) | Scripted digital media message generation | |
JP3640986B2 (ja) | プロセッサ制御システム | |
JP5139296B2 (ja) | 情報処理装置 | |
CN104239392B (zh) | 与显示内容关联地记录音频 | |
JP2006024153A (ja) | 情報表示装置、情報表示方法、およびその方法をコンピュータで実行させるプログラム | |
US9552345B2 (en) | Gestural annotations | |
JP2014071514A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム | |
WO2020044587A1 (ja) | 計測結果チャート記録装置、計測結果チャート記録方法、計測結果チャート記録プログラム、記録媒体 | |
US20140104639A1 (en) | Information processing apparatus and control method therefor, and print apparatus and control method therefor | |
CN1996229A (zh) | 用户终端及其文件列表提供方法 | |
JP2005119083A (ja) | 画像出力装置、画像表示方法、プログラム、記録媒体 | |
JP6036082B2 (ja) | 画像処理装置および画像処理プログラム | |
JP2012178167A (ja) | ファイル管理装置および画像表示装置 | |
JP5024441B2 (ja) | ファイル管理装置および画像表示装置 | |
JP5127554B2 (ja) | キーワード設定方法、プログラムおよび装置 | |
WO2013191841A1 (en) | Multi-sensorial emotional expression | |
JP5765364B2 (ja) | 画像処理装置、プレビュー画像を表示する方法、およびプログラム | |
JP6007270B2 (ja) | キーワード設定方法、プログラムおよび装置 | |
JP5415642B2 (ja) | 波形観測装置 | |
JP7476629B2 (ja) | 文書処理装置及びプログラム | |
JP2667417B2 (ja) | スケジュール管理装置 | |
JP6368343B2 (ja) | キーワード設定方法、プログラムおよび装置 | |
JP2713934B2 (ja) | スケジュール管理装置 | |
US20140258945A1 (en) | Information processing apparatus and information processing method | |
JP5680692B2 (ja) | キーワード設定方法、プログラムおよび装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210521 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220415 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220608 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220905 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220920 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7145695 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |