JP2020030175A - 水と氷を分別した降水量測定装置 - Google Patents
水と氷を分別した降水量測定装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020030175A JP2020030175A JP2018157323A JP2018157323A JP2020030175A JP 2020030175 A JP2020030175 A JP 2020030175A JP 2018157323 A JP2018157323 A JP 2018157323A JP 2018157323 A JP2018157323 A JP 2018157323A JP 2020030175 A JP2020030175 A JP 2020030175A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ice
- water
- precipitation
- measurement
- measuring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Abstract
Description
その結果、近赤外線では、反射率の角度依存性が高いこと、太陽光の影響が大きいこと、マイクロ波では、水及び氷の有無により路面からの放射率が大きく変化しているという結果が記述してある。白色板をサンプルにしてもなかなか難しいので実際の路面の測定では、評価が難しいことが分かる。尚、この文献では、近赤外線、マイクロ波を同時に相補的に使うことは示されていない。
以下請求項に沿い記述する。
請求項1記載の発明は、水と氷を分別した降水量測定装置であって、
降水量全体の量を測定可能な降水量測定手段と、どれだけが水、又は氷かを分別可能な水氷分別測定手段と、前記降水量測定手段と前記水氷分別測定手段を制御して動作させ、出力結果を相補的に使い、計算し水と氷の量を求める制御手段とを備えることを特徴とする。
水氷分別測定手段は、水か氷のいずれか一方だけを検知可能とすることを特徴とする。
前記筐体には、雪又は氷又は雨水の付着を防止する手段を有することを特徴とする。
本装置の特徴は、降水には、液体の雨と固体の氷とその中間的混在の状態があることを考慮して、水(雨)と氷を分別して量的測定を行うことにあり、そのために、降水量全体の量を測定可能な降水量測定手段と、これだけでは、水か氷かはわからないことから、この内、どれだけが水、又は氷かを分別可能な水氷分別測定手段を備える。これを実現する水氷分別測定手段は、水か氷のいずれか一方だけを検知する特徴を有するか、水か氷を判断できる特徴を持つものである。
そのため、前者の方が好ましい。前者として、水は検出するが、氷は検出しない手段としてマイクロ波が好適である。勿論、水を検出しないで、氷を検出する手段でも使用することができる。降水量測定手段は、赤外線特に近赤外線を使うことができる。これは、水も氷も検出できる。このように、各々だけを使っては、水と氷を分別して測定はできないが、
両者を使うと簡単に、分別測定ができることを図2、図3に示す。
反射特性を使うこともできるが、ここでは、吸収特性を使うとして、側壁160A側に降水量測定手段110の送信器111とこれを受ける反対側の、側壁160A側には降水量測定手段110の受信器112が対向して設置されている。上記のように、信号としては、赤外線特に近赤外線である。ほぼ同じ降水状態を測定するためにほぼ同じ位置や周辺において、側壁160A側に水氷分別測定手段120の送信器121とこれを受ける反対側の、側壁160B側には水氷分別測定手段120の受信器122が対向して設置されている。上記のように、信号としては、マイクロ波である。両者の測定値は、降水の無い状態、降水の状態にたいして量的関係が同じになるように較正されていることは当然である。
測定された信号強度の関係を図3で説明する。
1−Cでは、降水量測定手段110と水氷分別測定手段120の測定結果を同じ時間に対して描いてある。降水量が、無、雨、氷雨混合、氷、無と時間的に変わった場合を想定し、3−Aに対する各測定された強度値を描いてある。降水量測定では、雨、氷雨混合、氷を区別なく測定され減衰量は同じ(但し、同じ量が降っていると仮定)である。
ところが、水氷分別測定手段、ここではマイクロ波を使った場合は、雨では降水量測定手段と同じ減衰量であり、氷では、減衰はない、当然、氷雨混合では、雨の分だけの減衰である事情を示している。
このような事情を考慮すると、両者の結果を相補的に使うと、図2のように水と氷の分別が可能となる。
降水量測定手段110と水氷分別測定手段120の測定結果が、各々、MグラムとNグラムだったとして、M=100、N=0(全量氷)、20(水20)、100(水100)場合の数値を記述した。R氷/全量%とr水/全量%の値を示す。
R=(M−N)/M
r=N/M
で簡単に求められる。 例えば、M=30でN=5では、水は5であり、氷は25となる。
ここでは、降水量測定手段110と水氷分別測定手段120の部分を示す。側壁160A、160Bの間の空間は、ここを上の開口から下の開口へ降水が落下していく。前記のように、側壁160A、160Bには、図では示されていないが、降水量測定手段110と水氷分別測定手段120の送受信部が対向して据えつけられている。又、側壁160A、160Bを備えた各空間には、必要な回路が実装されている。4−Aでは、側壁160A、160Bの上にある上庇170が傾斜していない場合を示す。上庇170を付けた理由は、直接降水が送受信部につかない様にしているためである。勿論、その代わりに、側壁160A、160Bから引き込ませて送受信部を較正することもできる。その場合には凹みの下側に雪が付くなどの弊害をなくすため、信号に対する透明体で覆い、撥水処理や加温などで雨や雪が付かない処理を施すことが望ましい。上庇170のあるなしに関わらず、降水量測定手段110と水氷分別測定手段120の部分には、降水の付かない又は蒸発させる手段があるとのは好都合である。4−Bでは、上庇170が傾斜していて水、雪、氷などの降水が落ちやすい形状にしたものを示している。
例えば、
赤外線特に近赤外線の領域で、水の吸収がある波長1412、1445、1940nm付近。
マイクロ波では、1GHz−300GHz、特に水の吸収がある周波数2.4−2.5、24.5、190、320GHz。
が好ましい。
110 降水量測定手段
111、121 送信器
112、122 受信器
120 水氷分別測定手段
130 制御器
131 データメモリ
140 表示器
150 送受信器
160A、160B 側壁
170 上庇
Claims (6)
- 降水量全体の量を測定可能な降水量測定手段と、どれだけが水、又は氷かを分別可能な水氷分別測定手段と、前記降水量測定手段と前記水氷分別測定手段を制御して動作させ、出力結果を相補的に使い、計算し水と氷の量を求める制御手段とを備えることを特徴とする水と氷を分別した降水量測定装置。
- 水氷分別測定手段は、水か氷のいずれか一方だけを検知可能とすることを特徴とする請求項1記載の水と氷を分別した降水量測定装置。
- 水氷分別測定手段は、マイクロ波を測定媒体として用いたことを特徴とする請求項2記載の水と氷を分別した降水量測定装置。
- 前記水及び氷の量の計算は、前記降水量測定手段の測定値を降水の全量として、前記水氷分別測定手段の測定値を水又は氷の量として引き算し、他方の量を求めることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の水と氷を分別した降水量測定装置。
- 前記前記降水量測定手段と前記水氷分別測定手段は、上部及び下部が開いて前記降水が通過可能になっている筐体の側壁に取り付けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の水と氷を分別した降水量測定装置。
- 前記筐体には、雪又は氷又は雨水の付着を防止する手段を有することを特徴とする請求項5記載の水と氷を分別した降水量測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018157323A JP2020030175A (ja) | 2018-08-24 | 2018-08-24 | 水と氷を分別した降水量測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018157323A JP2020030175A (ja) | 2018-08-24 | 2018-08-24 | 水と氷を分別した降水量測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020030175A true JP2020030175A (ja) | 2020-02-27 |
Family
ID=69622362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018157323A Pending JP2020030175A (ja) | 2018-08-24 | 2018-08-24 | 水と氷を分別した降水量測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020030175A (ja) |
Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49111686A (ja) * | 1973-02-22 | 1974-10-24 | ||
JPH0295294A (ja) * | 1988-10-01 | 1990-04-06 | Japan Radio Co Ltd | 雨雪識別装置 |
JPH06347564A (ja) * | 1993-06-11 | 1994-12-22 | Fuji Electric Co Ltd | 降雪検知器 |
US5528224A (en) * | 1994-05-03 | 1996-06-18 | Scientific Technology, Inc. | Optical and acoustic weather identification system |
JPH08159962A (ja) * | 1994-12-05 | 1996-06-21 | Tohoku Electric Power Co Inc | 雪の含水率の測定方法 |
JPH08210993A (ja) * | 1994-10-17 | 1996-08-20 | Hughes Aircraft Co | 表面状態検知システム |
JPH0935160A (ja) * | 1995-07-24 | 1997-02-07 | Yazaki Corp | 除雪警報システム |
JPH09101377A (ja) * | 1995-10-03 | 1997-04-15 | Miyasaka Gomme Kk | 降雪検出装置 |
JPH1048331A (ja) * | 1996-07-31 | 1998-02-20 | Hino Motors Ltd | 車載用レーダ装置 |
US6914674B1 (en) * | 2003-02-22 | 2005-07-05 | Optical Scientific, Inc. | Weather identifier for snow, rain, and drizzle |
JP2006523336A (ja) * | 2003-03-14 | 2006-10-12 | エルイダヴルトヴェエエーエス エーペーエス | 表面状態データの検出用デバイス |
JP2013088369A (ja) * | 2011-10-21 | 2013-05-13 | Nexco-Maintenance Niigata Co Ltd | 粒状氷検知装置 |
-
2018
- 2018-08-24 JP JP2018157323A patent/JP2020030175A/ja active Pending
Patent Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49111686A (ja) * | 1973-02-22 | 1974-10-24 | ||
JPH0295294A (ja) * | 1988-10-01 | 1990-04-06 | Japan Radio Co Ltd | 雨雪識別装置 |
JPH06347564A (ja) * | 1993-06-11 | 1994-12-22 | Fuji Electric Co Ltd | 降雪検知器 |
US5528224A (en) * | 1994-05-03 | 1996-06-18 | Scientific Technology, Inc. | Optical and acoustic weather identification system |
JPH08210993A (ja) * | 1994-10-17 | 1996-08-20 | Hughes Aircraft Co | 表面状態検知システム |
JPH08159962A (ja) * | 1994-12-05 | 1996-06-21 | Tohoku Electric Power Co Inc | 雪の含水率の測定方法 |
JPH0935160A (ja) * | 1995-07-24 | 1997-02-07 | Yazaki Corp | 除雪警報システム |
JPH09101377A (ja) * | 1995-10-03 | 1997-04-15 | Miyasaka Gomme Kk | 降雪検出装置 |
JPH1048331A (ja) * | 1996-07-31 | 1998-02-20 | Hino Motors Ltd | 車載用レーダ装置 |
US6914674B1 (en) * | 2003-02-22 | 2005-07-05 | Optical Scientific, Inc. | Weather identifier for snow, rain, and drizzle |
JP2006523336A (ja) * | 2003-03-14 | 2006-10-12 | エルイダヴルトヴェエエーエス エーペーエス | 表面状態データの検出用デバイス |
JP2013088369A (ja) * | 2011-10-21 | 2013-05-13 | Nexco-Maintenance Niigata Co Ltd | 粒状氷検知装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10037665B2 (en) | Chamber-less smoke sensor | |
Cañasveras et al. | Estimation of aggregate stability indices in Mediterranean soils by diffuse reflectance spectroscopy | |
KR20140011258A (ko) | 결함 검사 방법 및 결함 검사 장치 | |
EP1019702B1 (en) | Optical gas detection | |
US10131583B2 (en) | Systems and methods for analyzing the characteristics and compositions of a dry cement | |
CN101900835A (zh) | 自适应微波安防传感器 | |
US8269191B2 (en) | System and method for measuring depolarization | |
JP4164285B2 (ja) | 視距離、降水量、降水の種類を決定する方法および視距離測定器と降水量測定器とを組み合わせた前記方法を実施するための装置 | |
US7688249B2 (en) | Method for determining types of precipitation in the atmosphere | |
JP2020030175A (ja) | 水と氷を分別した降水量測定装置 | |
JP2021018084A (ja) | 路面状態検知装置および路面情報配信システム | |
EP3404382A1 (en) | Optical sensor and method for detecting electromagnetic radiation | |
US10012545B2 (en) | Flame detector with proximity sensor for self-test | |
US7812951B2 (en) | Color sensors using polarimetric techniques | |
US5493119A (en) | Smoke and vapor detector for microwave oven | |
US20030102434A1 (en) | Flame sensor | |
AU598590B2 (en) | Sensor and method for ullage level and flow detection | |
JP5224723B2 (ja) | マイクロ波検出システムおよびマイクロ波検出方法 | |
RU2378625C2 (ru) | Способ измерения яркостных характеристик объектов в оптическом диапазоне спектра и устройство для его осуществления | |
EP2940452B1 (en) | Foodstuff analysis device | |
JP2012230091A (ja) | セメント用色彩色差計およびそれを用いたセメント判別方法 | |
JPH08159962A (ja) | 雪の含水率の測定方法 | |
JP4224618B2 (ja) | 路面状態判定装置および路面状態判定方法 | |
TW201510502A (zh) | 農藥檢測裝置 | |
RU2018138727A (ru) | Устройство для разделения зерна пшеницы и риса по показателю стекловидности |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20180828 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210514 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20210517 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220511 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220517 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20221110 |