JP2020029235A - 空気入りタイヤ、空気入りタイヤ組み立て体、及び給電システム - Google Patents
空気入りタイヤ、空気入りタイヤ組み立て体、及び給電システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020029235A JP2020029235A JP2018157501A JP2018157501A JP2020029235A JP 2020029235 A JP2020029235 A JP 2020029235A JP 2018157501 A JP2018157501 A JP 2018157501A JP 2018157501 A JP2018157501 A JP 2018157501A JP 2020029235 A JP2020029235 A JP 2020029235A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- coil
- receiving
- pneumatic tire
- receiving coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 109
- 239000011324 bead Substances 0.000 claims abstract description 79
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 50
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 30
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 26
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 20
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 20
- 239000011358 absorbing material Substances 0.000 claims description 12
- 239000002759 woven fabric Substances 0.000 claims description 9
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 8
- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims description 6
- 238000009774 resonance method Methods 0.000 claims description 5
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 14
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 13
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 11
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 description 9
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 4
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 4
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 4
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 4
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 4
- 238000004073 vulcanization Methods 0.000 description 4
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 3
- 239000006260 foam Substances 0.000 description 3
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 3
- 238000005229 chemical vapour deposition Methods 0.000 description 2
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 2
- 230000005674 electromagnetic induction Effects 0.000 description 2
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 2
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 2
- 238000006880 cross-coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 238000001646 magnetic resonance method Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000001465 metallisation Methods 0.000 description 1
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 238000007650 screen-printing Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C19/00—Tyre parts or constructions not otherwise provided for
- B60C19/002—Noise damping elements provided in the tyre structure or attached thereto, e.g. in the tyre interior
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C19/00—Tyre parts or constructions not otherwise provided for
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C23/00—Devices for measuring, signalling, controlling, or distributing tyre pressure or temperature, specially adapted for mounting on vehicles; Arrangement of tyre inflating devices on vehicles, e.g. of pumps or of tanks; Tyre cooling arrangements
- B60C23/02—Signalling devices actuated by tyre pressure
- B60C23/04—Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre
- B60C23/0408—Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre transmitting the signals by non-mechanical means from the wheel or tyre to a vehicle body mounted receiver
- B60C23/041—Means for supplying power to the signal- transmitting means on the wheel
- B60C23/0413—Wireless charging of active radio frequency circuits
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C19/00—Tyre parts or constructions not otherwise provided for
- B60C2019/004—Tyre sensors other than for detecting tyre pressure
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
Description
上記技術では、自動車のタイヤには、電力を受けて駆動される電気回路と、前記電気回路に連なる二次コイルとが設けられ、自動車の車両本体には、車両の電源装置に連なるインバータと、車両本体のうちタイヤとの対向部分に配置されて、インバータによって励磁される一次コイルとが設けられている。
しかし、このような二次コイルの配置では、伝送効率が低く、送信装置及びセンサーに十分な電力の供給ができないことがわかった。
伝送効率を高めるには、磁界を利用して電力をワイヤレス給電する場合、空気入りタイヤに用いられるスチール材の配置を考慮して二次コイル(受信コイル)を配置することが好ましい。
スチール製のビードコードにより構成された一対の環状のビードコアと、
前記ビードコアそれぞれの周りに巻きまわして折り返すことによりトロイダル形状を成した、有機繊維コードにより構成されたカーカスプライ層と、
前記カーカスプライ層のタイヤ径方向外側に設けられ、スチール製のベルトコードで構成されたベルト層と、
前記空気入りタイヤのタイヤ空洞領域内に設けられ、前記カーカスプライ層を透過した交流磁界を受ける面状の受信領域を有し、前記交流磁界を受けることにより交流信号を生成する面状の受信コイルと、を備える。
タイヤ幅方向の一方の側から、前記受信コイルを見たとき、前記受信コイルの前記受信領域の面は、前記ビードコードの最もタイヤ径方向外側にある第1部分と前記ベルト層のタイヤ径方向の最も内側にある第2部分との間に挟まれたタイヤ径方向の領域内に、前記受信領域の面が前記タイヤ幅方向に向くように設けられ、
前記受信コイルのタイヤ径方向に沿った前記受信領域の最大寸法を長さD1とし、前記受信コイルの前記受信領域から前記ビードコアの最も近い部分までの距離を距離L1とし、前記受信コイルの前記受信領域から前記ベルト層の最も近い部分までの距離を距離L2としたとき、前記受信コイルは、前記距離L1及び前記距離L2が前記長さD1/4より大きくなるように、前記ビードコア及び前記ベルトから離れて配置されている。
前記第1受信コイルと前記第2受信コイルで構成される受信コイル群は、タイヤ周方向に互いに離間してタイヤ周方向に一周するように配置され、タイヤ周方向に隣接する受信コイル間の離間距離は、前記長さD1よりも短い、ことが好ましい。
前記受信コイルの前記タイヤ内周面に固定する部分のタイヤ径方向の領域は、前記カーカス層の前記ビードコアの周りに折り返した部分の折り返し端のタイヤ径方向の位置から外れている、ことが好ましい。
前記基材の前記タイヤ内周面に固定する部分のタイヤ径方向の領域は、前記受信コイルの前記受信領域から離れており、さらに、前記カーカス層の前記ビードコアの周りに折り返した部分の折り返し端のタイヤ径方向の位置から外れている、ことが好ましい。
前記織布の一部の縦糸及び横糸が導電性糸で構成され、
前記受信コイルの信号線路は、前記導電性糸によって形成されている、ことが好ましい。
前記受信コイルは、前記吸音材の側面又は内部に設けられている、ことが好ましい。
前記空気入りタイヤは、
スチール製のビードコードにより構成された一対の環状のビードコアと、
前記ビードコアそれぞれの周りに巻きまわして折り返すことによりトロイダル形状を成した、有機繊維コードにより構成されたカーカスプライ層と、
前記カーカスプライ層のタイヤ径方向外側に設けられ、スチール製のベルトコードで構成されたベルト層と、を備え、
前記ホイールは、前記空気入りタイヤのタイヤ空洞領域に面するホイール表面に固定して設けられ、前記カーカスプライ層を透過した交流磁界を受ける平面状受信領域を有し、交流信号を生成する平面状の受信コイルを備える。
前記空気入りタイヤ、あるいは前記ホイールは、前記タイヤ空洞領域に面する前記ホイール表面あるいは前記空気入りタイヤの内周面に固定された、前記交流信号から変換された電力の供給を受けて駆動する素子、を備える。
タイヤ幅方向の一方の側から、前記受信コイルを見たとき、前記受信コイルの前記受信領域の面は、前記ビードコードの最もタイヤ径方向外側にある第1部分と前記ベルト層のタイヤ径方向の最も内側にある第2部分との間に挟まれたタイヤ径方向の領域内に、前記受信領域の面が前記タイヤ幅方向に向くように設けられ、
前記受信コイルのタイヤ径方向に沿った前記受信領域の最大寸法を長さD1とし、前記受信コイルの前記受信領域から前記ビードコアの最も近い部分までの距離を距離L1とし、前記受信コイルの前記受信領域から前記ベルト層の最も近い部分までの距離を距離L2としたとき、前記受信コイルは、前記距離L1及び前記距離L2が前記長さD1/4より大きくなるように、前記ビードコア及び前記ベルトから離れて配置されている。
前記送信ユニットは、前記空気入りタイヤに対して非回転の基部に設けられ交流磁界を生成し送信する送信領域を有する送信コイルを備え、
前記空気入りタイヤは、
スチールビードコードにより構成された一対の環状のビードコアと、
前記ビードコアそれぞれの周りに巻きまわして折り返すことによりトロイダル形状を成した、有機繊維コードにより構成されたカーカスプライ層と、
前記カーカスプライ層のタイヤ径方向外側に設けられ、前記スチールベルトコードで構成されたベルト層と、を備える。
前記受信ユニットは、前記空気入りタイヤに設けられ、
前記受信ユニットは、
前記空気入りタイヤのタイヤ空洞領域内に設けられ、前記送信コイルが送信し前記カーカスプライ層を透過した前記交流磁界を受ける平面状の受信領域を有し、前記交流磁界を受けることにより交流信号を生成する平面状の受信コイルと、
前記交流信号から変換された電力の供給を受けて駆動する素子と、を備える。
タイヤ幅方向の一方の側から、前記受信コイルを見たとき、前記受信コイルの前記受信領域の面は、前記ビードコードの最もタイヤ径方向外側にある第1部分と前記ベルト層のタイヤ径方向の最も内側にある第2部分との間に挟まれたタイヤ径方向の領域内に、前記受信領域の面が前記タイヤ幅方向に向くように設けられ、
前記受信コイルのタイヤ径方向に沿った前記受信領域の最大寸法を長さD1とし、前記受信コイルの前記受信領域から前記ビードコアの最も近い部分までの距離を距離L1とし、前記受信コイルの前記受信領域から前記ベルト層の最も近い部分までの距離を距離L2としたとき、前記受信コイルは、前記距離L1及び前記距離L2が前記長さD1/4より大きくなるように、前記ビードコア及び前記ベルトから離れて配置されている。
前記第1受信コイルと前記第2受信コイルで構成される受信コイル群は、タイヤ周方向に互いに離間してタイヤ周方向に一周するように配置され、タイヤ周方向に隣接する受信コイル間の離間距離は、前記送信コイルの前記送信領域のタイヤ周方向に沿った寸法の長さD4に比べて短い、ことが好ましい。
式(1):
・α=30以上75未満のとき、
−7.707・(α/100)3+12.17・(α/100)2−4.875・(α/100)+0.642<H/Dmax<1
・α=30未満のとき、
0.067<H/Dmax<1
・α=75以上のとき、
0.580<H/Dmax<1
前記送信ユニットから、前記受信ユニットへの電力のワイヤレス伝送は、磁界共鳴方式で行われる、ことが好ましい。
また、前記送信コイルは、前記空気入りタイヤ1つに対して1つ設けられる、ことが好ましい。
カーカスプライ層14は、ビードコア12それぞれの周りに巻きまわして折り返すことによりトロイダル形状を成した、有機繊維コードにより構成された部材である。カーカスプライ層14には、有機繊維コードはタイヤ径方向あるいはタイヤ幅方向に延びるように設けられている。図1に示す空気入りタイヤ10は、一枚のカーカスプライ層14で構成されるが、複数のカーカスプライ層がトロイダル形状を成してもよい。
ベルト層16は、カーカスプライ層14のタイヤ径方向外側に設けられ、スチール製のベルトコードで構成されている。ベルト層16は、2枚の積層ベルトで構成され、スチールコードのタイヤ周方向に対する傾斜の向きが互いに異なって交錯層を形成している。
これらの骨格部分の周りに、トレッドゴム40、サイドゴム42、ビードフィラーゴム44、リムクッションゴム46、及びインナーライナーゴム48が設けられる。ビードコア12のタイヤ径方向外側に、サイドゴム42、ビードフィラーゴム44、及びリムクッションゴム46がタイヤ幅方向外側に凸状に湾曲してサイド部Sを形成する。
受信コイル18は、空気入りタイヤ10の空洞領域C内に設けられ、サイド部Sのサイドゴム42及びカーカスプライ層14を透過した交流磁界を受ける面状の受信領域を有し、交流磁界を受けることにより交流磁界に応じた交流信号を生成する部分で、面状を成している。タイヤ空洞領域Cは、タイヤ内周面とリム組みしたホイール11のリム底面とで囲まれた、空気が所定の内圧に充填される領域である。図1に示す例では、受信コイル18は、タイヤ空洞領域Cに面するタイヤ内周面に沿って設けられている。
センサー20は、生成した交流信号から変換された電力の供給を受けて駆動する素子である。センサー20は、特に制限されないが、例えば、転動中の空気入りタイヤ10のトレッド部の変形挙動を計測する加速度センサーである。
通信装置22は、センサー20で計測したモニタリング結果の情報を、ワイヤレスでタイヤ外部の図示されない通信装置に送信する部分で、生成した交流信号から変換された電力の供給を受けて駆動する素子でもある。
受信コイル18から延びる図示されない電力線が、通信装置22に設けられた処理回路に接続されている。受信コイル18で生成された交流信号が電力線を通して処理回路に導かれ、整流されてDC電力に変換される。このDC電力は、センサー20の駆動電力及び通信装置22の駆動電力(信号処理や送信等の電力)に用いられる。
一実施形態によれば、送信ユニット104から受信ユニット30の電力の伝送を、磁界共鳴方式で行う。磁界共鳴方式は、送信ユニット104の回路における共振周波数に、受信ユニット30の回路における共振周波数を一致させることにより、送信コイル100で生成された交流磁界が受信コイル18を共鳴させる。すなわち、共鳴により受信コイル18に交流電流が流れ、この交流電流を整流することにより直流電力を得ることができる。
磁界共鳴方式では、電力の伝送効率が磁気誘導方式に比べて高く、伝送距離も磁気誘導方式における数cmに対して数10cmと長い。この点から、送信ユニット104と受信ユニット30の共振周波数を一致させることが好ましい。共振周波数の調整は、例えば、送信ユニット104及び受信ユニット30の共振回路内のキャパシタンスあるいはインダクタンスの調整によって行われる。
なお、磁界共鳴方式では、送信ユニット104と受信ユニット30の回路における共振周波数を一致させるので、従来に比べて、交流磁界の伝送経路に近傍に、導電性材料が存在し、交流磁界が乱れるのは好ましくない。この点から、受信コイル18の配置位置は以下説明するように制限される。
このとき、受信コイル18のタイヤ径方向に沿った受信領域の最大寸法を長さD1(図1参照)とし、受信コイル18の受信領域からビードコア12の最も近い部分までの距離を距離L1とし、受信コイル18の受信領域からベルト16の最も近い部分までの距離を距離L2としたとき、受信コイル18は、距離L1及び距離L2が長さD1/4より大きくなるように、第1部分X1及び第2部分X2から離れて配置されている。図1に示す例では、受信コイル18の受信領域からビードコア12の最も近い部分は、第1部分X1であり、受信コイル18の受信領域からベルト16の最も近い部分は、第2部分X2である。
図2(a)に示す例は、受信コイル18をホイール11のリム底面(ホイール表面)に固定した基台19を介してタイヤ空洞領域C内に立設するように設けた例である。センサー20及び通信装置22(素子)は、タイヤ内周面に設けられている。これ以外の部分は、図1に示す例と同じであるので説明は省略する。図2(a)では、送信ユニット104の図示は省略されている。センサー20及び通信装置22は、ホイール表面に固定されてもよい。
このとき、受信コイル18のタイヤ径方向に沿った受信領域の最大寸法を長さD1(図2(a)参照)とし、受信コイル18の受信領域からビードコア12の最も近い部分までの距離を距離L1とし、受信コイル18からベルト16の最も近い部分までの距離を距離L2としたとき、受信コイル18は、距離L1及び距離L2が長さD1/4より大きくなるように、ビードコア12及びベルト16から上述の距離、離れて配置されている。この場合も、伝送効率の高い電力の供給が可能になる。
なお、図2(a)に示す基台19は、リム底面に接着剤等で固定することができる。
受信コイル18は、図2(a)に示す形態と同じものである。この例でも、タイヤ幅方向の一方の側、例えば、図2(b)の紙面左側から、受信コイル18を見たとき、受信コイル18の受信領域の面は、ビードコア12のビードコードの最もタイヤ径方向外側にある第1部分X1(図2(b)参照)とベルト層16のタイヤ径方向の最も内側にある第2部分X2(図2(b)参照)との間に挟まれたタイヤ径方向の領域W(図2(b)参照)内に、受信領域の面がタイヤ幅方向に向くように設けられる。これにより、サイドゴム42及びカーカスプライ層14を通して通過する交流磁界を受信領域で効率よく受けることができる。
このとき、距離L1及び距離L2が長さD1/4より大きくなるように、ビードコア12及びベルト16から上述の距離、離れて配置されている。この場合も、伝送効率の高い電力の供給が可能になる。
なお、図2(b)に示す基台19は、例えば、トレッド部のタイヤ内周面の側に加硫前に設け加硫することで空気入りタイヤ10と一体化した面ファスナと、基台19に設けた面ファスナとが接合することでタイヤ内周面に固定することができる。また、基台19の固定方法は、面ファスナを用いた方法に制限されず、公知の固定方法であってもよい。
送信ユニット104は、空気入りタイヤ10に対して非回転の部分に設けられ交流磁界を生成し送信する送信領域を有する送信コイル100を備える。
受信ユニット30は、空気入りタイヤ10に設けられる。
具体的には、受信ユニット30は、受信コイル18と、センサー20及び通信装置22(素子)と、を備える。受信コイル18は、空気入りタイヤ10のタイヤ空洞領域C内に設けられ、送信コイル100が送信しカーカスプライ層14を透過した交流磁界を受ける平面状の受信領域を有し、交流信号を生成する。
この給電システムにおいて、受信コイル18は、タイヤ径方向の領域W内に、受信領域の面がタイヤ幅方向に向くように設けられ、受信コイル18は、距離L1及び距離L2が長さD1/4より大きくなるように、ビードコア12及びベルト16から離れて配置される。このため、受信コイル18が受ける交流磁場は、ビードコア12及びベルト16のスチール製のビードコード及びベルトコードの影響によって乱されないので、効率よく交流信号を生成することができ、その結果、従来に比べて電力の供給の伝送効率を高くすることができる。
すなわち、一実施形態によれば、受信コイル18は、フレキシブル基板の面に、らせん形状に信号線路18bが形成された素子であり、このフレキシブル基板が、空気入りタイヤ10のタイヤ内周面またはタイヤ空洞領域C内に設けられていることが好ましい。これにより、タイヤ空洞領域C内で受信コイル18が変形してもタイヤ内周面からの剥離や受信コイル18の破損を防止することができる。
また、一実施形態によれば、タイヤ内周面に設けられる前のフレキシブル基板は、タイヤ内周面の形状に沿うように形成された湾曲基板であり、この湾曲基板に信号線路18bが形成されている、ことも好ましい。フレキシブル基板は、予め、タイヤ内周面の形状に合わせて湾曲形状に形成されているので、平面状のフレキシブル基板をタイヤ内周面に合わせて湾曲形状に変形させる必要がない。このため、受信コイル18をタイヤ内周面に設けるときに受信コイル18に歪を与えることがなく、受信コイル18の耐久性、および受信コイル18による給電効率の低下を抑制することができる。
図5(a)〜(c)に示すように、受信コイル18は、タイヤ周方向に複数に分割された領域のそれぞれ設けられている。
このようにタイヤ一周を複数の領域に分割して、分割したそれぞれの領域に受信コイル18を配置するのは、以下の理由による。受信コイル18がタイヤ内周面に設けられる場合、受信コイル18が設けられるタイヤ内周面は、空気入りタイヤ10が転動中、縦撓み変形と縦撓み変形の解放が繰り返し行われるサイド部Sに対応した部分であり、このサイド部Sには、タイヤ周方向において縦撓み変形を受けた部分と縦撓み変形を受けていない部分が存在する。1つの受信コイル18がタイヤ全周に設けられる場合、この受信コイル18には、縦撓み変形を受けて歪む部分と縦撓み変形を受けていない部分とが存在する。このため、受信コイル18は、タイヤ内周面から剥離しやすくなる。したがって、タイヤ一周を複数の領域に分割して、分割したそれぞれの領域に受信コイル18を配置することにより、受信コイル18がタイヤ内周面から剥離することを防止することができる。この点から、タイヤ周方向の分割は、2〜8分割であることが好ましい。
図6(a)に示すように、受信コイル18は、発泡ウレタンフォーム等の変形が容易な部材52中に配置される。この部材52は、空気入りタイヤ10の内面に固定される。
図6(b),(c)は、部材52中の受信コイル18の配置例を説明する図である。受信コイル18は、非磁性基板18aに設けられて部材52に配置固定されている。
図6(b)に示す例は、受信コイル18は、空気入りタイヤ10のタイヤ周方向に対して、タイヤ幅方向内側に向かって傾斜させている。図6(c)に示す例は、受信コイル18は、空気入りタイヤ10のタイヤ周方向に沿って平行に設けるが、タイヤ周方向に隣接する受信コイル18とは、タイヤ幅方向の異なる位置に互い違いに配置されている。
図7(a)に示す例では、受信コイル18同士が隣接する輪郭の辺は、互いに平行に、タイヤ周方向に傾斜している。このように、受信コイル18同士が隣接する輪郭の辺をタイヤ周方向に傾斜させることにより、空気入りタイヤ10の回転中、受信アンテナ18が受信領域で受ける交流磁界の量が穏かに減少し、隣接する受信コイル18が受信領域で受ける交流磁界の量が穏かに上昇するので、受信コイル18で得られる交流信号、ひいては伝送される電力の変動は抑制される。
図7(b)に示す例では、タイヤ径方向に受信コイル18を2列に分け、この2列の受信コイル18間で、タイヤ周方向に隣接する受信コイル18間の隙間を、タイヤ周方向で互いにずらすように2列の受信コイル18を配置している。このため、1つの列において交流磁界を受ける受信コイル18がタイヤ周方向で切り替わる場合でも、別の列では、交流磁界を受ける受信コイル18は変化しないので、電力の変動は抑制される。特に、高扁平のタイヤの場合、図7(b)に示す形態を用いることが好ましい。
部材52は、サイド部の変形を阻害しないために、以下の物性を有することが好ましい。
・密度:5〜40[kg/m3](JIS K 7222:2005準拠)
・硬さ:45〜160[N](JIS K6400−2:2012 6.7の“D法”)
・伸び:120%以上(JIS K 6400−5:2004準拠)
・引裂強度:2〜12[N/cm](JIS K 6400−5:2004準拠)
部材52の物性が上記の範囲内であることにより、部材52がサイド部の変形を吸収できずに断裂することを抑制でき、受信コイル18との接着が劣化せず、また、空気入りタイヤ10の質量増加を最小限に抑えつつ、長期間にわたって受信コイル18を固定することができる。
受信コイル18を、吸音材50に固定することにより、受信コイル18をタイヤ空洞領域C内の領域Wであって、ビードコア12およびベルト16から上述した所定の距離、離間している場所に設けることができる。
送信コイル100は、例えば、ストラットサスペンションであればダンパケース、マルチリンクサスペンションであればナックルに設けることが好ましい。
一実施形態によれば、受信コイル18のタイヤ径方向に沿った長さD1は、空気入りタイヤ10のタイヤ断面高さSH(空気入りタイヤ10のビード底面12aからタイヤ最大外径位置までのタイヤ径方向に沿った長さ)の10〜50%であることが好ましい。長さD1をこのように設定することにより、領域W内に容易に配置させることができる。
また、一実施形態によれば、送信コイル100は、1つの空気入りタイヤ10に対して1つ設けることが好ましい。送信コイル100を隣接させて複数設ける場合、隣接する送信コイル100間のクロスカップリングが生じ、給電効率が低下し易い。
式(1):
・−7.707・(α/100)3+12.17・(α/100)2−4.875・(α/100)+0.642<H/Dmax<1 (α=30以上75未満)
・0.067<H/Dmax<1 (α=30未満)
・0.580<H/Dmax<1 (α=75以上)
この点から、偏平率αと比(H/Dmax)との間には、式(1)を満足するように、送信コイル100を設けることが好ましい。偏平率αと比(H/Dmax)が式(1)を満足しない場合、送信コイル100がサイド部Sと接触する可能性が高くなるので好ましくない。
11 ホイール
12 ビードコア
12a ビード底面
14 カーカスプライ層
14a 折り返し端
16 ベルト層
18 受信コイル
18a 非磁性基板
18b 信号線路
18c 基材
19 基台
20 センサー
22 通信装置
30 受信ユニット
40 トレッドゴム
42 サイドゴム
44 ビードフィラーゴム
46 リムクッションゴム
48 インナーライナーゴム
50 吸音材
52 部材
100 送信コイル
102 電力送信装置
104 送信ユニット
Claims (23)
- タイヤ外部からの交流磁界を受けて電力を生成する受信コイルを備えた空気入りタイヤであって、
スチール製のビードコードにより構成された一対の環状のビードコアと、
前記ビードコアそれぞれの周りに巻きまわして折り返すことによりトロイダル形状を成した、有機繊維コードにより構成されたカーカスプライ層と、
前記カーカスプライ層のタイヤ径方向外側に設けられ、スチール製のベルトコードで構成されたベルト層と、
前記空気入りタイヤのタイヤ空洞領域内に設けられ、前記カーカスプライ層を透過した交流磁界を受ける面状の受信領域を有し、前記交流磁界を受けることにより交流信号を生成する面状の受信コイルと、を備え、
タイヤ幅方向の一方の側から、前記受信コイルを見たとき、前記受信コイルの前記受信領域の面は、前記ビードコードの最もタイヤ径方向外側にある第1部分と前記ベルト層のタイヤ径方向の最も内側にある第2部分との間に挟まれたタイヤ径方向の領域内に、前記受信領域の面が前記タイヤ幅方向に向くように設けられ、
前記受信コイルのタイヤ径方向に沿った前記受信領域の最大寸法を長さD1とし、前記受信コイルの前記受信領域から前記ビードコアの最も近い部分までの距離を距離L1とし、前記受信コイルの前記受信領域から前記ベルト層の最も近い部分までの距離を距離L2としたとき、前記受信コイルは、前記距離L1及び前記距離L2が前記長さD1/4より大きくなるように、前記ビードコア及び前記ベルトから離れて配置されている、ことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記第1部分と前記第2部分との間のタイヤ径方向に沿った距離をL3としたとき、前記長さD1は、前記距離L3の30%以上である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記受信コイルのタイヤ周方向に沿った前記受信領域の最大寸法を長さD2としたとき、前記長さD2は、前記長さD1よりも長い、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記空気入りタイヤをタイヤ径方向から見たときのタイヤ領域をタイヤ幅方向に4分割したとき、前記受信コイルの配置位置は、タイヤ幅方向の一方の最外側の分割領域にある、請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記受信コイルを第1受信コイルというとき、前記タイヤ空洞領域には、前記受信コイルとしてさらに少なくとも1つ以上の第2受信コイルが設けられ、
前記第1受信コイルと前記第2受信コイルで構成される受信コイル群は、タイヤ周方向に互いに離間してタイヤ周方向に一周するように配置され、タイヤ周方向に隣接する受信コイル間の離間距離は、前記長さD1よりも短い、請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。 - 前記受信コイルは、フレキシブル基板の面に、らせん形状に信号線路が形成された素子であり、前記フレキシブル基板が、前記空気入りタイヤのタイヤ内周面またはタイヤ空洞領域内に設けられている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記タイヤ内周面に設けられる前の前記フレキシブル基板は、前記タイヤ内周面の形状に沿うように形成された湾曲基板であり、前記湾曲基板に前記信号線路が形成されている、請求項6に記載の空気入りタイヤ。
- 前記受信コイルは、前記空気入りタイヤのタイヤ内周面上に設けられ、
前記受信コイルの前記タイヤ内周面に固定する部分のタイヤ径方向の領域は、前記カーカス層の前記ビードコアの周りに折り返した部分の折り返し端のタイヤ径方向の位置から外れている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。 - 前記受信コイルは、前記空気入りタイヤのタイヤ内周面と固定される基材を介して設けられ、
前記基材の前記タイヤ内周面に固定する部分のタイヤ径方向の領域は、前記受信コイルの前記受信領域から離れており、さらに、前記カーカス層の前記ビードコアの周りに折り返した部分の折り返し端のタイヤ径方向の位置から外れている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。 - 前記受信コイルは、織布に設けられ、
前記織布の一部の縦糸及び横糸が導電性糸で構成され、
前記受信コイルの信号線路は、前記導電性糸によって形成されている、請求項1〜9のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。 - 前記空気入りタイヤのタイヤ空洞領域には、吸音材が設けられ、
前記受信コイルは、前記吸音材の側面又は内部に設けられている、請求項1〜10のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。 - 前記長さD1は、前記空気入りタイヤのタイヤ断面高さSHの10〜50%である、請求項1〜11のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- タイヤ外部からの交流磁界を受けて給電を受ける素子を備えた、空気入りタイヤをホイールに組み付けた空気入りタイヤ組み立て体であって、
前記空気入りタイヤは、
スチール製のビードコードにより構成された一対の環状のビードコアと、
前記ビードコアそれぞれの周りに巻きまわして折り返すことによりトロイダル形状を成した、有機繊維コードにより構成されたカーカスプライ層と、
前記カーカスプライ層のタイヤ径方向外側に設けられ、スチール製のベルトコードで構成されたベルト層と、を備え、
前記ホイールは、前記空気入りタイヤのタイヤ空洞領域に面するホイール表面に固定して設けられ、前記カーカスプライ層を透過した交流磁界を受ける平面状受信領域を有し、交流信号を生成する平面状の受信コイルを備え、
前記空気入りタイヤ、あるいは前記ホイールは、前記タイヤ空洞領域に面する前記ホイール表面あるいは前記空気入りタイヤの内周面に固定された、前記交流信号から変換された電力の供給を受けて駆動する素子、を備え、
タイヤ幅方向の一方の側から、前記受信コイルを見たとき、前記受信コイルの前記受信領域の面は、前記ビードコードの最もタイヤ径方向外側にある第1部分と前記ベルト層のタイヤ径方向の最も内側にある第2部分との間に挟まれたタイヤ径方向の領域内に、前記受信領域の面が前記タイヤ幅方向に向くように設けられ、
前記受信コイルのタイヤ径方向に沿った前記受信領域の最大寸法を長さD1とし、前記受信コイルの前記受信領域から前記ビードコアの最も近い部分までの距離を距離L1とし、前記受信コイルの前記受信領域から前記ベルト層の最も近い部分までの距離を距離L2としたとき、前記受信コイルは、前記距離L1及び前記距離L2が前記長さD1/4より大きくなるように、前記ビードコア及び前記ベルトから離れて配置されている、ことを特徴とする空気入りタイヤ組み立て体。 - 送信ユニットから、空気入りタイヤに設けられた受信ユニットに電力をワイヤレス伝送して、前記受信ユニットに設けられる素子に給電する給電システムであって、
前記送信ユニットは、前記空気入りタイヤに対して非回転の基部に設けられ交流磁界を生成し送信する送信領域を有する送信コイルを備え、
前記空気入りタイヤは、
スチールビードコードにより構成された一対の環状のビードコアと、
前記ビードコアそれぞれの周りに巻きまわして折り返すことによりトロイダル形状を成した、有機繊維コードにより構成されたカーカスプライ層と、
前記カーカスプライ層のタイヤ径方向外側に設けられ、前記スチールベルトコードで構成されたベルト層と、を備え、
前記受信ユニットは、前記空気入りタイヤに設けられ、
前記受信ユニットは、
前記空気入りタイヤのタイヤ空洞領域内に設けられ、前記送信コイルが送信し前記カーカスプライ層を透過した前記交流磁界を受ける平面状の受信領域を有し、前記交流磁界を受けることにより交流信号を生成する平面状の受信コイルと、
前記交流信号から変換された電力の供給を受けて駆動する素子と、を備え、
タイヤ幅方向の一方の側から、前記受信コイルを見たとき、前記受信コイルの前記受信領域の面は、前記ビードコードの最もタイヤ径方向外側にある第1部分と前記ベルト層のタイヤ径方向の最も内側にある第2部分との間に挟まれたタイヤ径方向の領域内に、前記受信領域の面が前記タイヤ幅方向に向くように設けられ、
前記受信コイルのタイヤ径方向に沿った前記受信領域の最大寸法を長さD1とし、前記受信コイルの前記受信領域から前記ビードコアの最も近い部分までの距離を距離L1とし、前記受信コイルの前記受信領域から前記ベルト層の最も近い部分までの距離を距離L2としたとき、前記受信コイルは、前記距離L1及び前記距離L2が前記長さD1/4より大きくなるように、前記ビードコア及び前記ベルトから離れて配置されている、ことを特徴とする給電システム。 - 前記送信コイルの前記送信領域のタイヤ径方向に沿った寸法の長さを長さD3としたとき、前記長さD3は、前記長さD1より長い、請求項14に記載の給電システム。
- 前記送信コイルの前記送信領域のタイヤ周方向に沿った寸法の長さを長さD4とし、前記受信コイルのタイヤ周方向に沿った前記受信領域の最大寸法を長さD2としたとき、前記長さD4は、前記長さD2より短い、請求項14または15に記載の給電システム。
- 前記受信コイルを第1受信コイルというとき、前記タイヤ空洞領域には、前記受信コイルとしてさらに少なくとも1つ以上の第2受信コイルが設けられ、
前記第1受信コイルと前記第2受信コイルで構成される受信コイル群は、タイヤ周方向に互いに離間してタイヤ周方向に一周するように配置され、タイヤ周方向に隣接する受信コイル間の離間距離は、前記送信コイルの前記送信領域のタイヤ周方向に沿った寸法の長さD4に比べて短い、請求項14〜16のいずれか1項に記載の給電システム。 - 前記送信コイルの送信領域と前記空気入りタイヤの離間距離dの、前記空気入りタイヤのタイヤ断面高さSHに対する比d/SHは、0.05以上0.6以下である、請求項14〜17のいずれか1項に記載の給電システム。
- 前記送信コイルの位置の、前記空気入りタイヤが接地する地面からの高さを高さHとし、前記空気入りタイヤの最大外径を最大外径Dmaxとしたとき、前記高さHの前記最大外径Dmaxに対する比(H/Dmax)と、前記空気入りタイヤの偏平率α[%]は、下記式(1)を満たす、
式(1):
・α=30以上75未満のとき、
−7.707・(α/100)3+12.17・(α/100)2−4.875・(α/100)+0.642<H/Dmax<1
・α=30未満のとき、
0.067<H/Dmax<1
・α=75以上のとき、
0.580<H/Dmax<1
請求項18に記載の給電システム。 - 前記送信ユニットの回路における共振周波数と、前記受信ユニットの回路における共振周波数が一致する、請求項14〜19のいずれか1項に記載の給電システム。
- 前記送信コイルは、前記空気入りタイヤを装着する車両のサスペンションのバネ下領域の、前記空気入りタイヤのサイド部に対向する位置に設けられる、請求項14〜20のいずれか1項に記載の給電システム。
- 前記送信ユニットから、前記受信ユニットへの電力のワイヤレス伝送は、磁界共鳴方式で行われる、請求項14〜21のいずれか1項に記載の給電システム。
- 前記送信コイルは、前記空気入りタイヤ1つに対して1つ設けられる、請求項14〜22のいずれか1項に記載の給電システム。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018157501A JP6769462B2 (ja) | 2018-08-24 | 2018-08-24 | 空気入りタイヤ、空気入りタイヤ組み立て体、及び給電システム |
PCT/JP2019/032017 WO2020040030A1 (ja) | 2018-08-24 | 2019-08-15 | 空気入りタイヤ、空気入りタイヤ組み立て体、及び給電システム |
US17/271,192 US11890899B2 (en) | 2018-08-24 | 2019-08-15 | Pneumatic tire, pneumatic tire assembly, and power supply system |
DE112019004239.4T DE112019004239B4 (de) | 2018-08-24 | 2019-08-15 | Luftreifen, Luftreifenanordnung und Stromversorgungssystem |
CN201980040676.4A CN112351897B (zh) | 2018-08-24 | 2019-08-15 | 充气轮胎、充气轮胎组装体及供电系统 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018157501A JP6769462B2 (ja) | 2018-08-24 | 2018-08-24 | 空気入りタイヤ、空気入りタイヤ組み立て体、及び給電システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020029235A true JP2020029235A (ja) | 2020-02-27 |
JP6769462B2 JP6769462B2 (ja) | 2020-10-14 |
Family
ID=69592746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018157501A Active JP6769462B2 (ja) | 2018-08-24 | 2018-08-24 | 空気入りタイヤ、空気入りタイヤ組み立て体、及び給電システム |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11890899B2 (ja) |
JP (1) | JP6769462B2 (ja) |
CN (1) | CN112351897B (ja) |
DE (1) | DE112019004239B4 (ja) |
WO (1) | WO2020040030A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022052205A (ja) * | 2020-09-23 | 2022-04-04 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤおよび摩耗度検出システム |
WO2024010019A1 (ja) * | 2022-07-07 | 2024-01-11 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ及び給電システム |
Citations (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04501939A (ja) * | 1989-03-31 | 1992-04-02 | ヒューズ・エアクラフト・カンパニー | 車両タイヤ識別システム |
WO2005063512A1 (de) * | 2003-12-23 | 2005-07-14 | Robert Bosch Gmbh | Vorrichtung zur erfassung und übertragung von den zustand eines luftreifens charakterisierenden messsignalen |
JP2008105544A (ja) * | 2006-10-25 | 2008-05-08 | Oki Electric Ind Co Ltd | タイヤ及びこれを用いた電磁波給電システム |
JP2009018716A (ja) * | 2007-07-12 | 2009-01-29 | Bridgestone Corp | タイヤ電力供給システム |
CN101420134A (zh) * | 2008-12-10 | 2009-04-29 | 张健 | 利用电磁共振给胎压传感器电池充电的装置 |
JP2010012837A (ja) * | 2008-07-01 | 2010-01-21 | Toyota Industries Corp | タイヤ電源供給システム |
JP2012209343A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Dainippon Printing Co Ltd | 半導体装置および半導体装置の製造方法 |
JP2012527030A (ja) * | 2009-05-11 | 2012-11-01 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | タイヤ内の無線センサシステムのための誘導式動力分配 |
DE102014005071A1 (de) * | 2014-04-07 | 2015-10-08 | Aissa Zouhri | Vorrichtung zur Reifendruckmessung |
US20160329749A1 (en) * | 2015-05-04 | 2016-11-10 | Electronics And Telecommunications Research Institute | Method and apparatus for wireless power transmission |
CN106240251A (zh) * | 2016-08-31 | 2016-12-21 | 安徽中科自动化股份有限公司 | 一种采用磁耦合共振无线原理供电的汽车胎压监测系统 |
WO2017022054A1 (ja) * | 2015-08-03 | 2017-02-09 | 三菱電機エンジニアリング株式会社 | 電力伝送装置及びアンテナ |
WO2017149600A1 (ja) * | 2016-02-29 | 2017-09-08 | 三菱電機エンジニアリング株式会社 | 無線電力伝送装置 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000255229A (ja) | 1999-03-02 | 2000-09-19 | Harness Syst Tech Res Ltd | タイヤ及びタイヤへの給電構造 |
JP4152595B2 (ja) | 2001-01-11 | 2008-09-17 | 横浜ゴム株式会社 | トランスポンダ及びそのシステム |
CN201026788Y (zh) * | 2007-01-26 | 2008-02-27 | 上海飞恩微电子有限公司 | 磁传感器的无源无线轮胎压力实时监测装置 |
US8157172B2 (en) | 2008-10-30 | 2012-04-17 | The Goodyear Tire & Rubber Company | RFID tag package and tire assembly |
JP2015180126A (ja) | 2014-03-18 | 2015-10-08 | 株式会社ブリヂストン | 発電装置、及び、タイヤ |
CN105337334A (zh) * | 2014-08-08 | 2016-02-17 | 刘跃进 | 新型导磁橡胶及供电动汽车行运中充电的导磁轮胎充电系统 |
-
2018
- 2018-08-24 JP JP2018157501A patent/JP6769462B2/ja active Active
-
2019
- 2019-08-15 CN CN201980040676.4A patent/CN112351897B/zh active Active
- 2019-08-15 US US17/271,192 patent/US11890899B2/en active Active
- 2019-08-15 WO PCT/JP2019/032017 patent/WO2020040030A1/ja active Application Filing
- 2019-08-15 DE DE112019004239.4T patent/DE112019004239B4/de active Active
Patent Citations (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04501939A (ja) * | 1989-03-31 | 1992-04-02 | ヒューズ・エアクラフト・カンパニー | 車両タイヤ識別システム |
WO2005063512A1 (de) * | 2003-12-23 | 2005-07-14 | Robert Bosch Gmbh | Vorrichtung zur erfassung und übertragung von den zustand eines luftreifens charakterisierenden messsignalen |
JP2008105544A (ja) * | 2006-10-25 | 2008-05-08 | Oki Electric Ind Co Ltd | タイヤ及びこれを用いた電磁波給電システム |
JP2009018716A (ja) * | 2007-07-12 | 2009-01-29 | Bridgestone Corp | タイヤ電力供給システム |
JP2010012837A (ja) * | 2008-07-01 | 2010-01-21 | Toyota Industries Corp | タイヤ電源供給システム |
CN101420134A (zh) * | 2008-12-10 | 2009-04-29 | 张健 | 利用电磁共振给胎压传感器电池充电的装置 |
JP2012527030A (ja) * | 2009-05-11 | 2012-11-01 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | タイヤ内の無線センサシステムのための誘導式動力分配 |
JP2012209343A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Dainippon Printing Co Ltd | 半導体装置および半導体装置の製造方法 |
DE102014005071A1 (de) * | 2014-04-07 | 2015-10-08 | Aissa Zouhri | Vorrichtung zur Reifendruckmessung |
US20160329749A1 (en) * | 2015-05-04 | 2016-11-10 | Electronics And Telecommunications Research Institute | Method and apparatus for wireless power transmission |
WO2017022054A1 (ja) * | 2015-08-03 | 2017-02-09 | 三菱電機エンジニアリング株式会社 | 電力伝送装置及びアンテナ |
WO2017149600A1 (ja) * | 2016-02-29 | 2017-09-08 | 三菱電機エンジニアリング株式会社 | 無線電力伝送装置 |
CN106240251A (zh) * | 2016-08-31 | 2016-12-21 | 安徽中科自动化股份有限公司 | 一种采用磁耦合共振无线原理供电的汽车胎压监测系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US11890899B2 (en) | 2024-02-06 |
WO2020040030A1 (ja) | 2020-02-27 |
CN112351897B (zh) | 2022-05-24 |
DE112019004239B4 (de) | 2023-03-09 |
US20210245555A1 (en) | 2021-08-12 |
DE112019004239T5 (de) | 2021-05-06 |
CN112351897A (zh) | 2021-02-09 |
JP6769462B2 (ja) | 2020-10-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2020040030A1 (ja) | 空気入りタイヤ、空気入りタイヤ組み立て体、及び給電システム | |
JP4763401B2 (ja) | カウンターバランスを兼ねる環状のタイヤトランスポンダ組立体の取付け方法 | |
WO2021070557A1 (ja) | タイヤ・ホイール組立体 | |
JP6964470B2 (ja) | 非空気圧タイヤ | |
JP2011178308A (ja) | 非空気圧タイヤ | |
JP2021518829A (ja) | トランスポンダ付空気入りタイヤ | |
JP2023015370A (ja) | センサモジュール | |
WO2021015259A1 (ja) | タイヤ・ホイール組立体及びタイヤ | |
JP2013018462A (ja) | 非空気圧タイヤ | |
JP2021518830A (ja) | トランスポンダ付空気入りタイヤ | |
CN110978900B (zh) | 轮胎 | |
JP2021059308A (ja) | タイヤ・ホイール組立体 | |
JP2021059307A (ja) | タイヤ・ホイール組立体 | |
JP2021059304A (ja) | タイヤ・ホイール組立体 | |
WO2024010019A1 (ja) | タイヤ及び給電システム | |
JP4384885B2 (ja) | トランスポンダ付きタイヤ | |
US20220258623A1 (en) | Tire/wheel assembly and tire | |
US11446968B2 (en) | Tire | |
JP2021059309A (ja) | タイヤ・ホイール組立体 | |
JP5735340B2 (ja) | 電子機器取付装置 | |
JP7052366B2 (ja) | タイヤ情報取得装置 | |
JP7464833B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2021059314A (ja) | タイヤ・ホイール組立体 | |
JP2021059302A (ja) | タイヤ・ホイール組立体 | |
JP2021059303A (ja) | タイヤ・ホイール組立体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191218 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200825 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200907 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6769462 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |