JP2020029039A - 印刷装置および印刷方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】2つのローラー対の一方のみでニップされる媒体への印刷の画質低下を抑制する。【解決手段】所定方向に搬送される媒体に向けて液体を吐出する吐出ヘッドを搭載するキャリッジと、キャリッジを、所定方向と交差する第1方向、および、第1方向と反対の第2方向に往復させる駆動機構と、所定方向においてキャリッジよりも上流側に位置し、媒体をニップする第1ローラー対と、所定方向においてキャリッジよりも下流側に位置し、媒体をニップする第2ローラー対と、を備え、キャリッジが第1方向への移動において第1地点を通過する時点から次にキャリッジが第1方向への移動において第1地点を通過する時点までの時間は、第1ローラー対と第2ローラー対が媒体をニップする第1状態よりも、第1ローラー対と第2ローラー対とのうち第1ローラー対のみが媒体をニップする第2状態の方が短い印刷装置。【選択図】図1
Description
本発明は、印刷装置および印刷方法に関する。
特許文献1には、インク等の液体を吐出する吐出ヘッドを挟んで、紙等の媒体の搬送経路の上流側および下流側に、媒体をニップするローラー対が設けられている印刷装置が記載されている。また、特許文献2には、印刷装置を安定的に稼働させるために吐出ヘッドの駆動を一旦停止させる技術が記載されている。
特許文献1の印刷装置において、2つのローラー対のうち一方のローラー対のみで媒体がニップされている場合に、特許文献2の印刷装置のように吐出ヘッドの駆動が一旦停止されると、媒体は、当該駆動が停止している間に、湿度等の影響でカールするおそれがある。媒体がカールしたり歪んだりすると、吐出ヘッドから吐出される液体の着弾位置がターゲット位置からずれてしまい、画質が低下するおそれがある。
以上の課題を解決するために、本発明の一態様に係る印刷装置は、所定方向に搬送される媒体に向けて液体を吐出する吐出ヘッドを搭載するキャリッジと、前記キャリッジを、前記所定方向と交差する第1方向、および、前記第1方向と反対の第2方向に往復させる駆動機構と、前記所定方向において前記キャリッジよりも上流側に位置し、前記媒体をニップする第1ローラー対と、前記所定方向において前記キャリッジよりも下流側に位置し、前記媒体をニップする第2ローラー対と、を備え、前記キャリッジが前記第1方向への移動において第1地点を通過する時点から次に前記キャリッジが前記第1方向への移動において前記第1地点を通過する時点までの時間は、前記第1ローラー対と前記第2ローラー対が前記媒体をニップする第1状態よりも、前記第1ローラー対と前記第2ローラー対とのうち前記第1ローラー対のみが前記媒体をニップする第2状態の方が、短いことを特徴とする。
本発明の他の態様に係る印刷装置は、所定方向に搬送される媒体に向けて液体を吐出する吐出ヘッドを搭載するキャリッジと、前記キャリッジを、前記所定方向と交差する第1方向、および、前記第1方向と反対の第2方向に往復させる駆動機構と、前記所定方向において前記キャリッジよりも上流側に位置し、前記媒体をニップする第1ローラー対と、前記所定方向において前記キャリッジよりも下流側に位置し、前記媒体をニップする第2ローラー対と、を備え、前記キャリッジが前記第1方向への移動において第1地点を通過する時点から次に前記キャリッジが前記第1方向への移動において前記第1地点を通過する時点までの時間は、前記第1ローラー対と前記第2ローラー対が前記媒体をニップする第1状態よりも、前記第1ローラー対と前記第2ローラー対とのうち前記第2ローラー対のみが前記媒体をニップする第3状態の方が、短いことを特徴とする。
本発明の一態様に係る印刷方法は、所定方向に搬送される媒体に向けて液体を吐出する吐出ヘッドを搭載するキャリッジと、前記キャリッジを、前記所定方向と交差する第1方向、および、前記第1方向と反対の第2方向に往復させる駆動機構と、前記所定方向において前記キャリッジよりも上流側に位置し、前記媒体をニップする第1ローラー対と、前記所定方向において前記キャリッジよりも下流側に位置し、前記媒体をニップする第2ローラー対と、を備える印刷装置における印刷方法であって、前記キャリッジが前記第1方向への移動において第1地点を通過する時点から次に前記キャリッジが前記第1方向への移動において前記第1地点を通過する時点までの時間は、前記第1ローラー対と前記第2ローラー対が前記媒体をニップする第1状態よりも、前記第1ローラー対と前記第2ローラー対とのうち前記第1ローラー対のみが前記媒体をニップする第2状態の方が、短いことを特徴とする。
本発明の他の態様に係る印刷方法は、所定方向に搬送される媒体に向けて液体を吐出する吐出ヘッドを搭載するキャリッジと、前記キャリッジを、前記所定方向と交差する第1方向、および、前記第1方向と反対の第2方向に往復させる駆動機構と、前記所定方向において前記キャリッジよりも上流側に位置し、前記媒体をニップする第1ローラー対と、前記所定方向において前記キャリッジよりも下流側に位置し、前記媒体をニップする第2ローラー対と、を備える印刷装置における印刷方法であって、前記キャリッジが前記第1方向への移動において第1地点を通過する時点から次に前記キャリッジが前記第1方向への移動において前記第1地点を通過する時点までの時間は、前記第1ローラー対と前記第2ローラー対が前記媒体をニップする第1状態よりも、前記第1ローラー対と前記第2ローラー対とのうち前記第2ローラー対のみが前記媒体をニップする第3状態の方が、短いことを特徴とする。
<A.第1実施形態>
<A−1.印刷装置100の全体構成>
図1は、第1実施形態に係る印刷装置100を模式的に示す構成図である。図2は、印刷装置100が備える搬送ローラー対21、吐出ヘッド23、および排出ローラー対24等の位置関係を示す図である。図3は、印刷装置100のブロック図である。
<A−1.印刷装置100の全体構成>
図1は、第1実施形態に係る印刷装置100を模式的に示す構成図である。図2は、印刷装置100が備える搬送ローラー対21、吐出ヘッド23、および排出ローラー対24等の位置関係を示す図である。図3は、印刷装置100のブロック図である。
印刷装置100は、液体の例示であるインクを媒体12に噴射するインクジェット方式の印刷装置である。媒体12は、典型的には印刷用紙である。なお、媒体12として、樹脂フィルムまたは布帛等の任意の材質の被印刷対象物が利用されてもよい。図1に例示される通り、印刷装置100には、インクを貯留する液体容器14が設置される。例えば、印刷装置100に着脱可能なカートリッジ、可撓性のフィルムで形成される袋状のインクパック、またはインクを補充可能なインクタンクが、液体容器14として利用される。
図1から図3に例示される通り、印刷装置100は、給送ローラー20と、搬送ローラー対21と、移動機構22と、吐出ヘッド23と、排出ローラー対24と、給送モーター25と、駆動モーター26と、媒体センサー27と、ロータリーエンコーダー28と、ヘッド駆動回路29と、温度センサー30と、記憶部31と、制御部32と、プラテンPとを含む。
給送ローラー20は、例えば不図示の媒体収容部に収容されている媒体12を、搬送ローラー対21に向けて給送する。なお、印刷装置100は、複数の給送ローラー20を備えてもよい。
図1および図2に例示される通り、搬送ローラー対21は、搬送駆動ローラー212と搬送従動ローラー214とを含むローラー対であり、Y方向において、後述するキャリッジ222よりも上流側に位置する。搬送ローラー対21は媒体12をニップする。搬送ローラー対21は、第1ローラー対の一例である。
搬送駆動ローラー212は、給送ローラー20から給送される媒体12をY方向に搬送する。Y方向は所定方向の一例である。搬送駆動ローラー212としては、例えば表面がゴムで形成されている軸状部材が用いられる。搬送従動ローラー214は、搬送駆動ローラー212との間で媒体12をニップして従動回転する。搬送従動ローラー214としては、例えば樹脂材料等によって形成されているローラー部材が用いられる。
このように搬送ローラー対21は、搬送駆動ローラー212と搬送従動ローラー214とによって媒体12をニップしてY方向に搬送する。このため、媒体12は、吐出ヘッド23とプラテンPとの間に搬送される。
搬送駆動ローラー212は、給送ローラー20から給送される媒体12をY方向に搬送する。Y方向は所定方向の一例である。搬送駆動ローラー212としては、例えば表面がゴムで形成されている軸状部材が用いられる。搬送従動ローラー214は、搬送駆動ローラー212との間で媒体12をニップして従動回転する。搬送従動ローラー214としては、例えば樹脂材料等によって形成されているローラー部材が用いられる。
このように搬送ローラー対21は、搬送駆動ローラー212と搬送従動ローラー214とによって媒体12をニップしてY方向に搬送する。このため、媒体12は、吐出ヘッド23とプラテンPとの間に搬送される。
移動機構22は、略箱型の搬送体であるキャリッジ222と、キャリッジ222が固定される搬送ベルト224と、搬送ベルト224を回転させる回転モーター226と、を含む。
キャリッジ222は、吐出ヘッド23を搭載する。なお、キャリッジ222に複数の吐出ヘッド23が搭載される構成も採用され得る。搬送ベルト224は、キャリッジ222に固定されている。回転モーター226は、制御部32による制御のもとで搬送ベルト224を回転させることによって、キャリッジ222を、X方向、および、X方向とは反対の方向に往復移動させる。X方向は、所定方向に交差する第1方向の一例であり、典型的にはY方向に直交する。X方向とは反対方向は、第2方向の一例である。回転モーター226は、駆動機構の一例である。
キャリッジ222の移動範囲におけるX方向とは反対の方向の端部には、キャリッジ222の移動の基点となるホームポジションが設定されている。
キャリッジ222は、吐出ヘッド23を搭載する。なお、キャリッジ222に複数の吐出ヘッド23が搭載される構成も採用され得る。搬送ベルト224は、キャリッジ222に固定されている。回転モーター226は、制御部32による制御のもとで搬送ベルト224を回転させることによって、キャリッジ222を、X方向、および、X方向とは反対の方向に往復移動させる。X方向は、所定方向に交差する第1方向の一例であり、典型的にはY方向に直交する。X方向とは反対方向は、第2方向の一例である。回転モーター226は、駆動機構の一例である。
キャリッジ222の移動範囲におけるX方向とは反対の方向の端部には、キャリッジ222の移動の基点となるホームポジションが設定されている。
吐出ヘッド23には、複数のノズルが設けられ、さらに複数のノズルと1対1で対応する複数の圧電素子が設けられている。圧電素子は、ヘッド駆動回路29から供給される駆動信号により駆動されることでノズルからインクを吐出させる。このため、吐出ヘッド23は、液体容器14から供給されるインクを、Y方向に搬送される媒体12に向けて各ノズルから吐出する。
図1および図2に例示される通り、排出ローラー対24は、排出駆動ローラー242と排出従動ローラー244とを含むローラー対であり、Y方向においてキャリッジ222よりも下流側に位置する。排出ローラー対24は媒体12をニップする。排出ローラー対24は、第2ローラー対の一例である。
排出駆動ローラー242は、吐出ヘッド23とプラテンPとの間を搬送されてきた媒体12をY方向に排出する。排出駆動ローラー242としては、例えば表面がゴムで形成されている軸状部材が用いられる。排出従動ローラー244は、排出駆動ローラー242との間で媒体12をニップして従動回転する。排出従動ローラー244としては、例えば樹脂材料等によって形成されているローラー部材が用いられる。
このように排出ローラー対24は、排出駆動ローラー242と排出従動ローラー244とによって媒体12をニップして排出する。
排出駆動ローラー242は、吐出ヘッド23とプラテンPとの間を搬送されてきた媒体12をY方向に排出する。排出駆動ローラー242としては、例えば表面がゴムで形成されている軸状部材が用いられる。排出従動ローラー244は、排出駆動ローラー242との間で媒体12をニップして従動回転する。排出従動ローラー244としては、例えば樹脂材料等によって形成されているローラー部材が用いられる。
このように排出ローラー対24は、排出駆動ローラー242と排出従動ローラー244とによって媒体12をニップして排出する。
搬送ローラー対21および排出ローラー対24のうち少なくとも一方による媒体12の搬送と、キャリッジ222の反復的な往復とに並行して、吐出ヘッド23が媒体12にインクを吐出することで、媒体12の表面に所望の画像が形成される。
給送モーター25は、不図示のギアーを介して、給送ローラー20を一定の速度で回転駆動させる。駆動モーター26は、不図示のギアーを介して、搬送駆動ローラー212と排出駆動ローラー242とを回転駆動させる。
媒体センサー27は、給送ローラー20と搬送ローラー対21との間に設けられ、給送ローラー20から搬送ローラー対21に給送される媒体12を検出する。媒体センサー27は、媒体12を検出すると、媒体検出信号を制御部32に送信する。
ロータリーエンコーダー28は、搬送駆動ローラー212および排出駆動ローラー242を回転駆動させる駆動モーター26の回転を検出する。ロータリーエンコーダー28は、ロータリースケール28aと、ロータリーセンサー28bと、を含む。
ロータリースケール28aは、駆動モーター26の回転軸26aに設けられている。駆動モーター26が回転すると、ロータリースケール28aも回転する。ロータリーセンサー28bは、ロータリースケール28aの回転に伴い、つまり、駆動モーター26の回転に伴い、回転検出信号を制御部32に送信する。
ロータリースケール28aは、駆動モーター26の回転軸26aに設けられている。駆動モーター26が回転すると、ロータリースケール28aも回転する。ロータリーセンサー28bは、ロータリースケール28aの回転に伴い、つまり、駆動モーター26の回転に伴い、回転検出信号を制御部32に送信する。
ヘッド駆動回路29は、キャリッジ222に搭載される。ヘッド駆動回路29は、制御部32による制御のもと、吐出ヘッド23の圧電素子に駆動信号を供給して当該圧電素子を駆動する。ヘッド駆動回路29は、圧電素子を駆動するために多くの電力を消費する。ヘッド駆動回路29は、電力の消費に伴い熱を発する。このため、ヘッド駆動回路29には放熱器が設けられてもよい。
温度センサー30は、印刷装置100の内部温度を検出する。温度センサー30としては、例えばサーミスターが用いられる。ヘッド駆動回路29に放熱器が設けられている場合、温度センサー30は、当該放熱器に取り付けられてもよい。この場合、温度センサー30が検出する温度は、ヘッド駆動回路29の温度を反映しやすくなる。温度センサー30は、印刷装置100の内部温度の検出結果を示す温度検出信号を、制御部32に送信する。
記憶部31は、各種の情報、例えば印刷装置100の動作を規定するプログラムを記憶する。
制御部32は、例えばCPU(Central Processing Unit)等の処理回路である。制御部32は、記憶部31が記憶する種々の情報に基づいて印刷装置100を制御する。
例えば、制御部32は、パーソナルコンピューターまたはデジタルカメラ等のホストコンピューターから、印刷データを含む印刷命令を受信する。制御部32は、印刷命令を受信すると、印刷装置100が有する各要素を用いて、媒体12に対する印刷を制御する。なお、制御部32として、FPGA(Field Programmable Gate Array)が用いられてもよい。
制御部32は、例えばCPU(Central Processing Unit)等の処理回路である。制御部32は、記憶部31が記憶する種々の情報に基づいて印刷装置100を制御する。
例えば、制御部32は、パーソナルコンピューターまたはデジタルカメラ等のホストコンピューターから、印刷データを含む印刷命令を受信する。制御部32は、印刷命令を受信すると、印刷装置100が有する各要素を用いて、媒体12に対する印刷を制御する。なお、制御部32として、FPGA(Field Programmable Gate Array)が用いられてもよい。
<A−2.動作の説明>
図4は、印刷装置100の動作を説明するためのフローチャートである。
制御部32は、ステップS101においてホストコンピューターから印刷命令を受信すると、ステップS102において給送モーター25を駆動することによって、媒体12を搬送ローラー対21に向けて給送する動作を給送ローラー20に実行させる。
図4は、印刷装置100の動作を説明するためのフローチャートである。
制御部32は、ステップS101においてホストコンピューターから印刷命令を受信すると、ステップS102において給送モーター25を駆動することによって、媒体12を搬送ローラー対21に向けて給送する動作を給送ローラー20に実行させる。
続いて、ステップS103において媒体センサー27は、媒体12を検出すると、媒体検出信号を制御部32に送信する。
制御部32は、媒体検出信号を受信すると、ステップS104において駆動モーター26の駆動を開始する。駆動モーター26が駆動を開始すると、ロータリーエンコーダー28は、回転検出信号を制御部32に送信する。続いて、制御部32は、ロータリーエンコーダー28から受信する回転検出信号に基づいて、媒体センサー27による媒体12の検出位置からの媒体12の搬送量Lの算出を開始する。
なお、媒体センサー27による検出位置から搬送ローラー対21によるニップ位置までの媒体12の移動は、給送モーター25によって実行されるため、当該移動の量を、制御部32は、駆動モーター26の回転に応じたロータリーエンコーダー28からの回転検出信号から直接的に算出できない。しかしながら、当該移動は、給送モーター25によって一定速度で実行されるため、一定時間で行われる。そこで、例えば、印刷装置100の製造時において、この一定時間の間にロータリーエンコーダー28から出力される回転検出信号が予め測定される。制御部32は、製造時における測定結果と、ロータリーエンコーダー28から実際に送信される回転検出信号とを用いて、媒体センサー27による検出位置から搬送ローラー対21によるニップ位置までの媒体12の移動の量を間接的に算出する。
続いて、ステップS105において制御部32は、媒体12のうち、印刷命令に含まれる印刷データに応じた印刷のなされる印刷対象領域が、吐出ヘッド23とZ方向において対向する印刷位置に到達することを、搬送量Lに基づいて判定する。ここで、印刷データは、キャリッジ222が一往復する間に吐出ヘッド23がインクを吐出するによって形成される画像を示す。制御部32は、印刷対象領域が印刷位置に到達すると、駆動モーター26を用いた媒体12の搬送を停止する。
続いて、ステップS106において制御部32は、媒体12に対するニップ状態が、搬送ローラー対21と排出ローラー対24とのうちいずれか一方のみが媒体12をニップしている片側ニップ状態であるか否かを、搬送量Lに基づいて判断する。
片側ニップ状態は、上流側ニップ状態と下流側ニップ状態とを包含する。
上流側ニップ状態は、搬送ローラー対21は媒体12をニップしているが、排出ローラー対24は媒体12をニップしていない状態である。上流側ニップ状態は、第2状態の一例である。
下流側ニップ状態は、搬送ローラー対21は媒体12をニップしていないが、排出ローラー対24は媒体12をニップしている状態である。下流側ニップ状態は、第3状態の一例である。
上流側ニップ状態は、搬送ローラー対21は媒体12をニップしているが、排出ローラー対24は媒体12をニップしていない状態である。上流側ニップ状態は、第2状態の一例である。
下流側ニップ状態は、搬送ローラー対21は媒体12をニップしていないが、排出ローラー対24は媒体12をニップしている状態である。下流側ニップ状態は、第3状態の一例である。
制御部32は、媒体12に対するニップ状態が上流側ニップ状態である場合、片側ニップ状態であると判断し、媒体12に対するニップ状態が下流側ニップ状態である場合も、片側ニップ状態であると判断する。
なお、ステップS106において、制御部32は、媒体12に対するニップ状態が、片側ニップ状態であるか否かの判断ではなく、上流側ニップ状態であるか否かの判断を実行してよく、あるいは、下流側ニップ状態であるか否かの判断を実行してもよい。
図5は、上流側ニップ状態を説明するための図である。以下では、説明の簡略化を図るため、媒体12のY方向の長さが、媒体センサー27と排出ローラー対24とのY方向における距離よりも長いとする。
図5に例示される通り、媒体センサー27と搬送ローラー対21とのY方向における距離をL1とし、媒体センサー27と排出ローラー対24とのY方向における距離をL2とする場合、搬送量Lが「L1≦L<L2」という第1条件を満たす場合、上流側ニップ状態が生じる。
図5に例示される通り、媒体センサー27と搬送ローラー対21とのY方向における距離をL1とし、媒体センサー27と排出ローラー対24とのY方向における距離をL2とする場合、搬送量Lが「L1≦L<L2」という第1条件を満たす場合、上流側ニップ状態が生じる。
図6は、下流側ニップ状態を説明するための図である。図6に例示される通り、媒体12のY方向の長さをL3とする場合、搬送量Lが「(L1+L3)<L」という第2条件を満たす場合、下流側ニップ状態が生じる。
なお、搬送量Lが「L2≦L≦(L1+L3)」という第3条件を満たす場合、搬送ローラー対21と排出ローラー対24とが媒体12をニップする両側ニップ状態が生じる。両側ニップ状態は、第1状態の一例である。
図4に戻って、制御部32は、ステップS106において片側ニップ状態ではなく両側ニップ状態と判断すると、ステップS107において温度センサー30から送信される温度検出信号に基づいて、印刷装置100の内部温度を検出する。具体的には、制御部32は、温度検出信号が示す温度を印刷装置100の内部温度として検出する。
印刷装置100の内部温度は、例えばヘッド駆動回路29が吐出ヘッド23を駆動することで発する熱によって上昇する。印刷装置100の内部温度が既定の温度よりも高いと、印刷装置100内のインクの粘度が既定の粘度よりも低くなり、吐出ヘッド23から吐出されるインクの量等が変動し、媒体12の表面に形成される画像の画質が低下するおそれがある。そこで、印刷装置100は、両側ニップ状態において内部温度が既定の温度よりも高い場合、ヘッド駆動回路29の駆動を停止時間だけ停止して、ヘッド駆動回路29から発せられる熱を低減させて、印刷装置100の内部温度の低下を図る。
具体的には、ステップS108において制御部32は、温度と停止時間とを対応づけてある対応情報と、印刷装置100の内部温度と、に基づいて、停止時間を特定する。
図7は、対応情報の一例が記載されているテーブル301を示す図である。テーブル301では、温度帯域ごとに、停止時間が温度帯域と対応づけられている。テーブル301は、例えば記憶部31に記憶される。テーブル301では、例えば、83℃未満の温度は0.0秒の停止時間と対応づけられ、83℃以上88℃未満の温度は0.5秒の停止時間と対応づけられている。なお、テーブル301に示される温度と停止時間の対応関係は、図7に示す対応関係に限らず適宜変更可能である。ここで、停止時間が長いほど印刷装置100の内部温度の低下に寄与するため、温度と停止時間の対応関係は、温度が高いほど、温度に対応する停止時間が長いことが望ましい。制御部32は、印刷装置100の内部温度に対応する停止時間を、テーブル301を参照して特定する。
図7は、対応情報の一例が記載されているテーブル301を示す図である。テーブル301では、温度帯域ごとに、停止時間が温度帯域と対応づけられている。テーブル301は、例えば記憶部31に記憶される。テーブル301では、例えば、83℃未満の温度は0.0秒の停止時間と対応づけられ、83℃以上88℃未満の温度は0.5秒の停止時間と対応づけられている。なお、テーブル301に示される温度と停止時間の対応関係は、図7に示す対応関係に限らず適宜変更可能である。ここで、停止時間が長いほど印刷装置100の内部温度の低下に寄与するため、温度と停止時間の対応関係は、温度が高いほど、温度に対応する停止時間が長いことが望ましい。制御部32は、印刷装置100の内部温度に対応する停止時間を、テーブル301を参照して特定する。
続いて、ステップS109において制御部32は、停止時間が経過するまで、ヘッド駆動回路29と移動機構22を停止する。このため、ヘッド駆動回路29からの発熱が抑制され、印刷装置100の内部温度の低下が図られる。
停止時間が経過すると、ステップS110において制御部32は、移動機構22およびヘッド駆動回路29を動作させて、印刷データに応じた画像を媒体12に印刷する動作を吐出ヘッド23に実行させる。この印刷では、停止時間によって、印刷装置100の内部温度の低下が図られているため、停止時間がない構成に比べて、インクの温度に起因する画質の低下が抑制される。
続いて、ステップS111において制御部32は、印刷命令に次の印刷データが存在する場合、処理をステップS104に戻す。ステップS111において制御部32は、印刷命令に次の印刷データが存在しない場合、駆動モーター26を駆動して排出ローラー対24に媒体12を印刷装置100から排出させる。
一方、ステップS106において制御部32は、媒体12に対するニップ状態が片側ニップ状態であると判断すると、ステップS107からステップS109を実行することなく、ステップS110を実行する。すなわち、片側ニップ状態では、停止時間の経過を待つことなく、吐出ヘッド23は媒体12に対して印刷を実行する。
片側ニップ状態では、両側ニップ状態とは異なり、媒体12の印刷対象領域のY方向正側またはY方向負側がニップされていないため、時間の経過に伴い、媒体12の印刷対象領域が例えば湿度等の影響によりカールするおそれがある。
例えば、既にカールしている媒体12が搬送駆動ローラー212と搬送従動ローラー214との間を通ることで媒体12は一時的にカールしていない状態になるが、上流側ニップ状態において時間が継続すると、媒体12がカールしている状態に戻ってしまうおそれがある。
また、下流側ニップ状態においては、媒体12の一方の面にのみインクが吐出されているため、時間の経過に伴い、媒体12がカールするおそれがある。
また、下流側ニップ状態においては、媒体12の一方の面にのみインクが吐出されているため、時間の経過に伴い、媒体12がカールするおそれがある。
媒体12がカールすると、吐出ヘッド23から吐出されるインクの着弾位置がターゲット位置からずれてしまい、画質が低下するおそれがある。
そこで、上述の通り制御部32は、片側ニップ状態においては、媒体12の印刷対象領域が印刷位置に到達すると、印刷装置100の内部温度にかかわらず、停止時間の経過を待つことなく、印刷データに応じた画像を媒体12に印刷する動作を吐出ヘッド23に実効させる。
図8は、印刷装置100の内部温度と、媒体12のニップ状態と、停止時間との関係を示す図である。
図8に例示される通り、制御部32は、両側ニップ状態ではヘッド駆動回路29等の動作を停止時間にわたって停止するが、片側ニップ状態ではヘッド駆動回路29等の動作について停止時間にわたる停止を実行しない。
図8に例示される通り、制御部32は、両側ニップ状態ではヘッド駆動回路29等の動作を停止時間にわたって停止するが、片側ニップ状態ではヘッド駆動回路29等の動作について停止時間にわたる停止を実行しない。
ここで、説明の都合上、キャリッジ222の移動範囲から当該移動範囲の両端を除く範囲に含まれる地点を「特定地点」とする。特定地点は、第1地点の一例である。
また、両側ニップ状態での印刷と片側ニップ状態での印刷とで、共通の画像を示す印刷データが用いられる状況を「第1状況」とする。共通の画像としては、例えば、全面が黒色の画像である。なお、共通の画像は、全面が黒色の画像に限らず適宜変更可能である。
また、両側ニップ状態での印刷と片側ニップ状態での印刷とで、共通の画像を示す印刷データが用いられる状況を「第1状況」とする。共通の画像としては、例えば、全面が黒色の画像である。なお、共通の画像は、全面が黒色の画像に限らず適宜変更可能である。
上述のように制御部32が動作するため、例えば、内部温度が83℃以上である場合における第1状況では、キャリッジ222がX方向への移動において特定地点を通過する時点から、次にキャリッジ222がX方向への移動において特定地点を通過する時点までの時間は、両側ニップ状態よりも片側ニップ状態、具体的には上流側ニップ状態および下流側ニップ状態の方が短くなる。
このため、本実施形態に係る印刷装置100および印刷方法によれば、片側ニップ状態においては、媒体12がカールする前に印刷を実行することが可能になり、媒体12のカールに起因する画質の低下を抑制可能になる。
このため、本実施形態に係る印刷装置100および印刷方法によれば、片側ニップ状態においては、媒体12がカールする前に印刷を実行することが可能になり、媒体12のカールに起因する画質の低下を抑制可能になる。
なお、片側ニップ状態では、上述の停止時間がないため、インクの温度に起因する画質の低下が生じるが、この画質の低下は、媒体12のカールに起因する画質の低下に比べて小さい。このため、媒体12のカールに起因する画質の低下を抑制せずに、インクの温度に起因する画質の低下を抑制する構成に比べて、画質の低下を抑制できる。
ここで、両側ニップ状態での印刷と上流側ニップ状態での印刷とで、例えば上述の共通の画像を示す印刷データが用いられる状況を「第2状況」とする。第2状況で用いられる印刷データは、第1状況で用いられる印刷データと同じでもよいし異なってもよい。
第2状況下における上流側ニップ状態において、キャリッジ222がX方向への移動において特定地点を通過する時点から、次にキャリッジ222がX方向への移動において特定地点を通過する時点までの時間を「第1時間」とする。
第2状況下における両側ニップ状態において、キャリッジ222がX方向への移動において特定地点を通過する時点から、次にキャリッジ222がX方向への移動において特定地点を通過する時点までの時間を「第2時間」とする。
第2状況下における上流側ニップ状態において、キャリッジ222がX方向への移動において特定地点を通過する時点から、次にキャリッジ222がX方向への移動において特定地点を通過する時点までの時間を「第1時間」とする。
第2状況下における両側ニップ状態において、キャリッジ222がX方向への移動において特定地点を通過する時点から、次にキャリッジ222がX方向への移動において特定地点を通過する時点までの時間を「第2時間」とする。
印刷装置100の内部温度が85℃である場合、第1時間と第2時間との差は、図8に例示される通り0.5秒となる。85℃は第1の温度の一例である。印刷装置100の内部温度が90℃である場合、第1時間と第2時間との差は、図8に例示される通り1.2秒となる。90℃は、第1の温度よりも高い第2の温度の一例である。
このように、第1時間と第2時間との差は、例えば印刷装置100の内部温度が85℃である場合よりも、印刷装置100の内部温度が90℃である場合の方が大きい。
このように、第1時間と第2時間との差は、例えば印刷装置100の内部温度が85℃である場合よりも、印刷装置100の内部温度が90℃である場合の方が大きい。
また、両側ニップ状態での印刷と下流側ニップ状態での印刷とで、共通の画像を示す印刷データが用いられる状況を「第3状況」とする。第3状況で用いられる印刷データは、第1状況または第2状況で用いられる印刷データと同じでもよいし異なってもよい。
第3状況下における上流側ニップ状態において、キャリッジ222がX方向への移動において特定地点を通過する時点から、次にキャリッジ222がX方向への移動において特定地点を通過する時点までの時間を「第3時間」とする。
第3状況下における両側ニップ状態において、キャリッジ222がX方向への移動において特定地点を通過する時点から、次にキャリッジ222がX方向への移動において特定地点を通過する時点までの時間を「第4時間」とする。
第3状況下における上流側ニップ状態において、キャリッジ222がX方向への移動において特定地点を通過する時点から、次にキャリッジ222がX方向への移動において特定地点を通過する時点までの時間を「第3時間」とする。
第3状況下における両側ニップ状態において、キャリッジ222がX方向への移動において特定地点を通過する時点から、次にキャリッジ222がX方向への移動において特定地点を通過する時点までの時間を「第4時間」とする。
印刷装置100の内部温度が85℃である場合、第3時間と第4時間との差は、図8に例示される通り0.5秒となる。85℃は第3の温度の一例である。印刷装置100の内部温度が90℃である場合、第3時間と第4時間との差は、図8に例示される通り1.2秒となる。90℃は、第3の温度よりも高い第4の温度の一例である。
このように、第3時間と第4時間との差は、例えば印刷装置100の内部温度が85℃である場合よりも、印刷装置100の内部温度が90℃である場合の方が大きい。
このように、第3時間と第4時間との差は、例えば印刷装置100の内部温度が85℃である場合よりも、印刷装置100の内部温度が90℃である場合の方が大きい。
さらに言えば、図8に例示される通り、両側ニップ状態では、印刷装置100の内部温度が高いほど停止時間が段階的に長くなる。このため、両側ニップ状態では、停止時間を必要以上に長くせずに、印刷装置100の内部温度を低下させることが可能になる。
なお、図7に示すテーブル301が用いられる場合、第1の温度および第3の温度は85℃に限らず83℃以上94℃未満であればよい。この場合、第2の温度は、テーブル301において第1の温度に対応する停止時間よりも長い停止時間と対応する温度であればよい。また、第4の温度は、テーブル301において第3の温度に対応する停止時間よりも長い停止時間と対応する温度であればよい。
なお、図7に示すテーブル301が用いられる場合、第1の温度および第3の温度は85℃に限らず83℃以上94℃未満であればよい。この場合、第2の温度は、テーブル301において第1の温度に対応する停止時間よりも長い停止時間と対応する温度であればよい。また、第4の温度は、テーブル301において第3の温度に対応する停止時間よりも長い停止時間と対応する温度であればよい。
<B.変形例>
以上の例示における形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択される2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲で適宜に併合され得る。
以上の例示における形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択される2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲で適宜に併合され得る。
<B−1.変形例1>
上述の形態では、制御部32は、両側ニップ状態において図4のステップS109で停止時間が経過してからステップS110の印刷を実行する。
しかしながら、制御部32は、両側ニップ状態においてステップS109を実行せずにステップS110の印刷を間欠的に停止しながら実行し、当該間欠的な停止の期間の合計時間を、ステップS108で特定した停止時間としてもよい。
また、制御部32は、両側ニップ状態においてステップS109を実行せずに、ステップS110の印刷を停止時間分だけ時間をかけて実行してもよい。例えば、制御部32は、両側ニップ状態におけるキャリッジ222の移動速度を、片側ニップ状態におけるキャリッジ222の移動速度よりも遅くすることによって、ステップS110の印刷を停止時間分だけ時間をかけて実行する。あるいは、制御部32は、両側ニップ状態におけるインクの吐出の時間間隔を、片側ニップ状態におけるインクの吐出の時間間隔よりも長くすることによって、ステップS110の印刷を停止時間分だけ時間をかけて実行する。
上述の形態では、制御部32は、両側ニップ状態において図4のステップS109で停止時間が経過してからステップS110の印刷を実行する。
しかしながら、制御部32は、両側ニップ状態においてステップS109を実行せずにステップS110の印刷を間欠的に停止しながら実行し、当該間欠的な停止の期間の合計時間を、ステップS108で特定した停止時間としてもよい。
また、制御部32は、両側ニップ状態においてステップS109を実行せずに、ステップS110の印刷を停止時間分だけ時間をかけて実行してもよい。例えば、制御部32は、両側ニップ状態におけるキャリッジ222の移動速度を、片側ニップ状態におけるキャリッジ222の移動速度よりも遅くすることによって、ステップS110の印刷を停止時間分だけ時間をかけて実行する。あるいは、制御部32は、両側ニップ状態におけるインクの吐出の時間間隔を、片側ニップ状態におけるインクの吐出の時間間隔よりも長くすることによって、ステップS110の印刷を停止時間分だけ時間をかけて実行する。
<B−2.変形例2>
上述の形態および変形例1において、図7に示すテーブル301が示す停止時間は、0.0秒よりも長い一定時間でもよい。この場合、テーブル301の構成を簡略化できる。また、テーブル301において、83℃未満の温度の対応する停止時間として、0.0よりも長く、かつ、83℃以上の温度の対応する停止時間である0.5秒に満たない、時間が用いられてもよい。この場合、両側ニップ状態では常に0.0秒よりも長い停止時間が使用され、かつ、片側ニップ状態では常に停止時間が用いられない構成を実現することが可能になる。また、テーブル301における温度帯域の数および温度帯域の幅は、図7に示す例に限らず適宜変更可能である。
上述の形態および変形例1において、図7に示すテーブル301が示す停止時間は、0.0秒よりも長い一定時間でもよい。この場合、テーブル301の構成を簡略化できる。また、テーブル301において、83℃未満の温度の対応する停止時間として、0.0よりも長く、かつ、83℃以上の温度の対応する停止時間である0.5秒に満たない、時間が用いられてもよい。この場合、両側ニップ状態では常に0.0秒よりも長い停止時間が使用され、かつ、片側ニップ状態では常に停止時間が用いられない構成を実現することが可能になる。また、テーブル301における温度帯域の数および温度帯域の幅は、図7に示す例に限らず適宜変更可能である。
12…媒体、23…吐出ヘッド、222…キャリッジ、224…搬送ベルト、21…搬送ローラー対、212…搬送駆動ローラー、214…搬送従動ローラー、24…排出ローラー対、242…排出駆動ローラー、244…排出従動ローラー、32…制御部。
Claims (6)
- 所定方向に搬送される媒体に向けて液体を吐出する吐出ヘッドを搭載するキャリッジと、
前記キャリッジを、前記所定方向と交差する第1方向、および、前記第1方向と反対の第2方向に往復させる駆動機構と、
前記所定方向において前記キャリッジよりも上流側に位置し、前記媒体をニップする第1ローラー対と、
前記所定方向において前記キャリッジよりも下流側に位置し、前記媒体をニップする第2ローラー対と、
を備え、
前記キャリッジが前記第1方向への移動において第1地点を通過する時点から次に前記キャリッジが前記第1方向への移動において前記第1地点を通過する時点までの時間は、
前記第1ローラー対と前記第2ローラー対が前記媒体をニップする第1状態よりも、
前記第1ローラー対と前記第2ローラー対とのうち前記第1ローラー対のみが前記媒体をニップする第2状態の方が、短いことを特徴とする印刷装置。 - 前記第1状態において、前記キャリッジが前記第1方向への移動において前記第1地点を通過する時点から次に前記キャリッジが前記第1方向への移動において前記第1地点を通過する時点までの時間と、
前記第2状態において、前記キャリッジが前記第1方向への移動において前記第1地点を通過する時点から次に前記キャリッジが前記第1方向への移動において前記第1地点を通過する時点までの時間と、
の差は、
前記印刷装置の内部温度が第1の温度である場合よりも、
前記内部温度が前記第1の温度よりも高い第2の温度である場合の方が、大きいことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。 - 所定方向に搬送される媒体に向けて液体を吐出する吐出ヘッドを搭載するキャリッジと、
前記キャリッジを、前記所定方向と交差する第1方向、および、前記第1方向と反対の第2方向に往復させる駆動機構と、
前記所定方向において前記キャリッジよりも上流側に位置し、前記媒体をニップする第1ローラー対と、
前記所定方向において前記キャリッジよりも下流側に位置し、前記媒体をニップする第2ローラー対と、
を備え、
前記キャリッジが前記第1方向への移動において第1地点を通過する時点から次に前記キャリッジが前記第1方向への移動において前記第1地点を通過する時点までの時間は、
前記第1ローラー対と前記第2ローラー対が前記媒体をニップする第1状態よりも、
前記第1ローラー対と前記第2ローラー対とのうち前記第2ローラー対のみが前記媒体をニップする第3状態の方が、短いことを特徴とする印刷装置。 - 前記第1状態において、前記キャリッジが前記第1方向への移動において前記第1地点を通過する時点から次に前記キャリッジが前記第1方向への移動において前記第1地点を通過する時点までの時間と、
前記第3状態において、前記キャリッジが前記第1方向への移動において前記第1地点を通過する時点から次に前記キャリッジが前記第1方向への移動において前記第1地点を通過する時点までの時間と、
の差は、
前記印刷装置の内部温度が第3の温度である場合よりも、
前記内部温度が前記第3の温度よりも高い第4の温度である場合の方が、大きいことを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。 - 所定方向に搬送される媒体に向けて液体を吐出する吐出ヘッドを搭載するキャリッジと、
前記キャリッジを、前記所定方向と交差する第1方向、および、前記第1方向と反対の第2方向に往復させる駆動機構と、
前記所定方向において前記キャリッジよりも上流側に位置し、前記媒体をニップする第1ローラー対と、
前記所定方向において前記キャリッジよりも下流側に位置し、前記媒体をニップする第2ローラー対と、
を備える印刷装置における印刷方法であって、
前記キャリッジが前記第1方向への移動において第1地点を通過する時点から次に前記キャリッジが前記第1方向への移動において前記第1地点を通過する時点までの時間は、
前記第1ローラー対と前記第2ローラー対が前記媒体をニップする第1状態よりも、
前記第1ローラー対と前記第2ローラー対とのうち前記第1ローラー対のみが前記媒体をニップする第2状態の方が、短いことを特徴とする印刷方法。 - 所定方向に搬送される媒体に向けて液体を吐出する吐出ヘッドを搭載するキャリッジと、
前記キャリッジを、前記所定方向と交差する第1方向、および、前記第1方向と反対の第2方向に往復させる駆動機構と、
前記所定方向において前記キャリッジよりも上流側に位置し、前記媒体をニップする第1ローラー対と、
前記所定方向において前記キャリッジよりも下流側に位置し、前記媒体をニップする第2ローラー対と、
を備える印刷装置における印刷方法であって、
前記キャリッジが前記第1方向への移動において第1地点を通過する時点から次に前記キャリッジが前記第1方向への移動において前記第1地点を通過する時点までの時間は、
前記第1ローラー対と前記第2ローラー対が前記媒体をニップする第1状態よりも、
前記第1ローラー対と前記第2ローラー対とのうち前記第2ローラー対のみが前記媒体をニップする第3状態の方が、短いことを特徴とする印刷方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018156058A JP2020029039A (ja) | 2018-08-23 | 2018-08-23 | 印刷装置および印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018156058A JP2020029039A (ja) | 2018-08-23 | 2018-08-23 | 印刷装置および印刷方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020029039A true JP2020029039A (ja) | 2020-02-27 |
Family
ID=69623535
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2018156058A Pending JP2020029039A (ja) | 2018-08-23 | 2018-08-23 | 印刷装置および印刷方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2020029039A (ja) |
-
2018
- 2018-08-23 JP JP2018156058A patent/JP2020029039A/ja active Pending
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