JP2020028379A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】背側からの軟便の漏れを抑えつつ、肌側シートに残留する軟便の量を軽減すること。【解決手段】吸収体(2)と、肌側シート(3)と、吸収体(2)と肌側シート(3)の間に位置する中間シート(4)とを有する吸収性物品(1)であって、肌側シート(3)が第1表面形状である第1表面領域(31)と、肌側シート(3)が第2表面形状である第2表面領域(32)とを有し、第1表面領域(31)は、肌側から中間シート(4)に重なる配置領域(33)と、中間シート(4)と重ならない非配置領域(34)とを有し、吸収性物品(1)が展開かつ伸長された状態において、配置領域(33)の少なくとも一部は吸収性物品(1)の縦方向の中心よりも背側に位置し、非配置領域(34)の少なくとも一部は配置領域(33)よりも縦方向の背側に位置していること。【選択図】図4

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
特許文献1には、吸収体により吸収した尿の逆戻りを防止するために、トップシートと吸収体との間に中間シートを介在させた使い捨ておむつが開示されている。また、特許文献1では、トップシートの前端を0%としトップシートの後端を100%としたとき、中間シートの前端は0〜11%の範囲に位置し、中間シートの後端は92%〜100%の範囲に位置するのが好ましいとされており、おむつの前側部分から後側部分の広い範囲に亘り中間シートが配置されている。
特開2013−172813号公報
使い捨ておむつには、尿だけでなく、便も排泄される。水分を多く含む軟便は、背側から漏れやすく、かつ、肌に付着しやすいという問題がある。特許文献1のおむつのように、おむつの後側部分にまで中間シートが配置されていることで、軟便に含まれる水分が中間シートへ素早く移行し、軟便の流れを抑えることができる。しかし、先に水分だけが吸収された軟便は、粘度が高まり、トップシートの内側に取り込まれにくくなる。その結果、トップシート(肌側シート)の表面に軟便が残りやすく、着用者の肌に軟便が付着しやすくなる。
そこで、本発明は、背側からの軟便の漏れを抑えつつ、肌側シートに残留する軟便の量を軽減することを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、縦方向、及び、横方向を有し、吸収体と、前記吸収体よりも肌側に位置する肌側シートと、前記吸収体と前記肌側シートの間に位置する中間シートと、を有する吸収性物品であって、前記肌側シートが第1表面形状である第1表面領域と、前記肌側シートが前記第1表面形状とは異なる第2表面形状である第2表面領域と、を有し、前記第1表面領域は、肌側から前記中間シートに重なる配置領域と、前記中間シートと重ならない非配置領域とを有し、前記吸収性物品が展開かつ伸長された状態において、前記配置領域の少なくとも一部は、前記吸収性物品の前記縦方向の中心よりも背側に位置し、前記非配置領域の少なくとも一部は、前記配置領域よりも前記縦方向の背側に位置していることを特徴とする吸収性物品である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、背側からの軟便の漏れを抑えつつ、肌側シートに残留する軟便の量を軽減することができる。
おむつ1が展開かつ伸長された状態における平面図である。 図1に示す線A−Aでの断面図である。 図3Aは肌側シート3の第2表面領域32の断面図であり、図3Bは肌側シート3の第1表面領域31の断面図であり、図3Cは肌側シート3の加工の様子を示す図である。 第1表面領域31と中間シート4の配置を示す図である。 第1表面領域31と防漏壁部11の配置を示す図である。 図6A及び図6Bは尿の吸収の説明図である。 図7A〜図7C軟便の吸収の説明図である。 図8A〜図8Cは軟便の吸収の説明図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
縦方向、及び、横方向を有し、吸収体と、前記吸収体よりも肌側に位置する肌側シートと、前記吸収体と前記肌側シートの間に位置する中間シートと、を有する吸収性物品であって、前記肌側シートが第1表面形状である第1表面領域と、前記肌側シートが前記第1表面形状とは異なる第2表面形状である第2表面領域と、を有し、前記第1表面領域は、肌側から前記中間シートに重なる配置領域と、前記中間シートと重ならない非配置領域とを有し、前記吸収性物品が展開かつ伸長された状態において、前記配置領域の少なくとも一部は、前記吸収性物品の前記縦方向の中心よりも背側に位置し、前記非配置領域の少なくとも一部は、前記配置領域よりも前記縦方向の背側に位置していることを特徴とする吸収性物品である。
このような吸収性物品によれば、配置領域において軟便の水分を中間シートへ移行でき、軟便の流れを抑えることができる。よって、背側からの軟便の漏れを抑制できる。また、配置領域を超えて背側の非配置領域に流れた軟便全体を、肌側シートの内側に取り込みやすく、肌側シート上に残留する軟便の量を軽減できる。
かかる吸収性物品であって、前記第1表面領域の方が、前記第2表面領域に比べて、前記肌側シートの平面方向における繊維の疎密差が大きいことを特徴とする吸収性物品である。
このような吸収性物品によれば、第1表面領域の繊維が疎の部分から軟便全体を、肌側シートの内側に取り込みやすく、肌側シート上に残留する軟便の量を軽減できる。
かかる吸収性物品であって、前記第1表面領域では、前記肌側シートと、前記肌側シートと非肌側にて隣り合う資材との間に、空間が設けられていることを特徴とする吸収性物品である。
このような吸収性物品によれば、肌側シートの下層(非肌側)の空間に、より多くの軟便を取り込みやすく、肌側シート上に残留する軟便の量を軽減できる。
かかる吸収性物品であって、前記第1表面領域では、前記肌側シートが凹凸形状を成し、凹凸の側壁部の方が凹凸の頂部に比べて繊維の密度が疎になっていることを特徴とする吸収性物品である。
このような吸収性物品によれば、側壁部(繊維が疎の部分)から軟便全体を、肌側シートの内側に取り込みやすく、肌側シート上に残留する軟便の量を軽減できる。
かかる吸収性物品であって、前記第2表面領域は、肌側から前記中間シートに重なる第2配置領域を有し、前記吸収性物品が展開かつ伸長された状態において、前記第2配置領域の少なくとも一部は、前記配置領域よりも前記縦方向の腹側に位置していることを特徴とする吸収性物品である。
このような吸収性物品によれば、第2表面領域では繊維の疎密差が小さく、第2配置領域の全域に亘り尿が中間シートへ移行しやすく、尿漏れを抑制できる。
かかる吸収性物品であって、前記吸収性物品が展開かつ伸長された状態において、前記第2配置領域の前記縦方向の長さは、前記配置領域の前記縦方向の長さと前記非配置領域の前記縦方向の長さとを合計した長さよりも長いことを特徴とする吸収性物品である。
このような吸収性物品によれば、排尿に適した第2配置領域を縦方向に広く配置でき、尿漏れを抑制できる。
かかる吸収性物品であって、背側胴回り域から前記横方向の両外側に一対のファスニングテープが延出するテープ型の吸収性物品であり、前記吸収性物品が展開かつ伸長された状態において、前記第1表面領域は、前記ファスニングテープの前記縦方向の中心よりも前記縦方向の腹側に位置していることを特徴とする吸収性物品である。
このような吸収性物品によれば、繊維が密の部分(剛性の高い部分)を有する第1表面領域がファスニングテープによって着用者に強く密着せず、着け心地を良くできる。
かかる吸収性物品であって、背側胴回り域から前記横方向の両外側に一対のファスニングテープが延出するテープ型の吸収性物品であり、前記背側胴回り域に、前記横方向に伸縮する胴回り伸縮性部材が配置されており、前記吸収性物品が展開かつ伸長された状態において、前記第1表面領域は、前記胴回り伸縮性部材よりも前記縦方向の腹側に位置していることを特徴とする吸収性物品である。
このような吸収性物品によれば、繊維が密の部分(剛性の高い部分)を有する第1表面領域が胴回り伸縮性部材によって着用者に強く密着せず、着け心地を良くできる。
かかる吸収性物品であって、前記吸収性物品が展開かつ伸長された状態において、前記非配置領域の前記縦方向の長さは、前記配置領域の前記縦方向の長さよりも長いことを特徴とする吸収性物品である。
このような吸収性物品によれば、軟便を肌側シートの内側に取り込みやすい非配置領域を縦方向に広く配置でき、肌側シート上に残留する軟便の量を軽減できる。
かかる吸収性物品であって、前記第1表面領域では、肌側に突出した複数の凸部が前記横方向に並んでいることを特徴とする吸収性物品である。
このような吸収性物品によれば、凸部によって、縦方向の背側への軟便の流れを抑えることができ、背側からの軟便の漏れを抑制できる。
かかる吸収性物品であって、前記第1表面領域では、前記複数の凸部が前記縦方向に並んでいることを特徴とする吸収性物品である。
このような吸収性物品によれば、凸部によって、横方向の外側への軟便の流れを抑えることができ、脚周り開口部からの軟便の漏れを抑制できる。
かかる吸収性物品であって、前記吸収性物品が展開かつ伸長された状態において、前記非配置領域の前記横方向の長さは、前記配置領域の前記横方向の長さよりも長いことを特徴とする吸収性物品である。
このような吸収性物品によれば、横方向に流れ広がった軟便を、非配置領域において肌側シートの内側に取り込みやすく、肌側シート上に残留する軟便の量を軽減できる。
かかる吸収性物品であって、前記吸収体の前記横方向の両側部において、肌側に起立する一対の防漏壁部を有し、前記吸収性物品が展開かつ伸長された状態において、前記配置領域よりも前記横方向に延出する前記非配置領域の部位の少なくとも一部は、前記防漏壁部よりも前記横方向の中央側に位置していることを特徴とする吸収性物品である。
このような吸収性物品によれば、横方向における配置領域と防漏壁部との間の非配置領域において、軟便を肌側シートの内側に取り込みつつ、防漏壁部の内側へ誘導できる。よって、脚周り開口部からの軟便の漏れを抑制できる。
===実施形態===
本発明に係る吸収性物品として、乳幼児用のテープ型使い捨ておむつを例に挙げて実施形態を説明する。ただし、これに限らず、例えば、パンツ型やパッドタイプの使い捨ておむつ、大人用のテープ型使い捨ておむつ等にも本発明を適用できる。
===テープ型使い捨ておむつ1の基本構成===
図1はテープ型使い捨ておむつ1(以下「おむつ」ともいう)が展開かつ伸長された状態における平面図である。図2は図1に示す線A−Aでの断面図である。おむつ1を伸長させた状態とは、おむつ1に生じていた皺が実質的に視認されなくなる程に伸長させた状態であり、おむつ1を構成する各資材(例えば後述するサイドシート7等)の寸法がその資材単体の寸法と一致又はそれに近い長さになるまでおむつ1が伸長した状態である。
おむつ1は、互いに直交する縦方向及び横方向を有するとともに、背側胴回り域1A、股下域1B、腹側胴回り域1Cを縦方向に並んで有する。図2に示すように、おむつ1を構成する資材が積層された方向を厚さ方向という。厚さ方向において、着用者に接する側を肌側といい、その反対側を非肌側という。
図2に示すように、おむつ1は、排泄物を吸収する吸収体2と、吸収体2よりも肌側に位置する液透過性の肌側シート3と、吸収体2と肌側シート3の間に位置する液透過性の中間シート4と、吸収体2よりも非肌側に位置する液不透過性の防漏シート5と、防漏シート5よりも非肌側に位置する外装シート6と、肌側シート3の横方向の両側部に設けられた一対のサイドシート7とを有する。また、背側胴回り域1Aから横方向の両外側に一対のファスニングテープ8が延出している。
吸収体2としては、パルプ繊維等の液体吸収性繊維に高吸収性ポリマー(所謂SAP)を含有させたものを所定の形状に成形したものや、親水性のシートにSAP層を付着させたSAPシート等を例示できる。吸収体2の表面は、液透過性のティッシュペーパーや不織布等のコアラップシート2Aで構成されていてもよい。
背側胴回り域1Aには、横方向に伸縮する胴回り伸縮性部材9(例えば伸縮性フィルム等)が配置されており、おむつ1は着用者の胴回りにフィットする。また、おむつ1の横方向の両側部には、縦方向に伸縮する脚周り伸縮性部材10(例えば糸ゴム等)が配置されており、おむつ1は着用者の脚周りにフィットする。
また、おむつ1は、吸収体2の横方向の両側部において、肌側に起立する一対の防漏壁部11を有する。防漏壁部11は、サイドシート7の長手方向の両端部が肌側シート3に接合された端部接合部12と、端部接合部12よりも横方向の外側において、サイドシート7が縦方向の一端から他端に亘り肌側シート3に接合された縦接合部13とに囲まれて、ポケット状になっている。また、防漏壁部11の先端(横方向の内側端)には、縦方向に伸縮する防漏壁部伸縮性部材14(例えば糸ゴム等)が配置されている。よって、防漏壁部11は、縦接合部13の横方向の内側端13aを立ち上がり起点として、肌側に起立可能となっている。
===肌側シート3の表面形状について===
図3Aは肌側シート3の第2表面領域32の断面図であり、図3Bは肌側シート3の第1表面領域31の断面図であり、図3Cは肌側シート3(第1表面領域31)の加工の様子を示す図である。
肌側シート3は、肌側シート3が第1表面形状である第1表面領域31と、肌側シート3が第1表面形状とは異なる第2表面形状である第2表面領域32とを有する。本実施形態では、第1表面領域31において(図3B)、肌側シート3の肌側面及び非肌側面が凹凸形状となっており、第2表面領域32において(図3A)、肌側シート3の肌側面及び非肌側面が第1表面領域31の凹凸形状に比べて平坦な形状となっている。第1表面領域31は、第2表面領域32のように平坦であった肌側シート3に対して、加工(凹凸賦形)を施すことにより形成される。
第1表面領域31に対する加工(凹凸賦形)の一例として、図3Cに示すように、一対の賦形ロール20,21の間に肌側シート3を通過させる方法を例示できる。なお、図3Cは賦形ロール20,21の一部を拡大した図である。一対の賦形ロール20,21の各外周面には凸部20A,21Aが設けられている。一対の賦形ロール20,21の回転時には、一方の賦形ロール20の凸部20Aの間の凹部20Bに、他方の賦形ロール21の凸部21Aが入り込む。この噛み合う凸部20A,21Aの間を肌側シート3が通過する。
その結果、第1表面領域31では肌側シート3の肌側面及び非肌側面が凹凸形状を成す。また、肌側シート3のうち、賦形ロールの凸部20A,21Aに当接する部位の間の部位は、厚さ方向に引き伸ばされる。そのため、図3Bに示すように、第1表面領域31の凹凸の側壁部31Bでは繊維が疎となり、凹凸の頂部31Aでは繊維が密となる。つまり、凹凸賦形された第1表面領域31では、凹凸賦形されていない第2表面領域32に比べて、肌側シート3の平面方向における繊維の疎密差が大きくなっている。
===おむつ1の吸収性について===
図4は第1表面領域31と中間シート4の配置を示す図である。図5は第1表面領域31と防漏壁部11の配置を示す図である。図6A及び図6Bは尿の吸収の説明図である。図7A〜図7C及び図8A〜図8Cは軟便の吸収の説明図である。
図4に示すように、肌側シート3は、おむつ1の縦方向及び横方向の広い範囲に亘って配置されている。中間シート4は、肌側シート3よりも小さく、おむつ1の縦方向及び横方向の中央部に配置されている。詳しくは、中間シート4は、おむつ1の縦方向の中心CLを跨いで配置され、かつ、縦方向の腹側に寄って配置されている。
また、前述したように、肌側シート3は、凹凸賦形された第1表面領域31と、凹凸賦形されていない第2表面領域32とを有する。図4に示すように、第1表面領域31は、おむつ1の縦方向の中心CLよりも背側に位置している。
そのため、第1表面領域31は、肌側から中間シート4に重なる第1配置領域33(本発明の配置領域)と、中間シート4と重ならない第1非配置領域34(本発明の非配置領域)とを有する。そして、おむつ1が展開かつ伸長された状態(図4)において、第1配置領域33は、おむつ1の縦方向の中心CLよりも背側に位置し、第1非配置領域34は、第1配置領域33よりも縦方向の背側に位置している。
本実施形態のおむつ1の着用対象者である乳幼児(特に低月齢の乳幼児)の便は、軟便である。そこで、本願発明者は、第1配置領域33及び第1非配置領域34のそれぞれに軟便を模した人工便を載せて観察を行った。また、所定時間の経過後、人工便を載せた領域に人工皮膚を載せ、人工皮膚の上に重りを載せ(おむつ着用中の乳幼児の体圧程度の重りを載せ)、その後、人工皮膚への人工便の付着量を観察した。
その結果、第1配置領域33上に残留していた人工便の粘度が、第1非配置領域34上に残留していた人工便の粘度よりも高まっていた。また、第1配置領域33上に残留していた人工便の量(一定面積当たりの量)が、第1非配置領域34上に残留していた人工便の量(一定面積当たりの量)よりも多かった。よって、第1配置領域33に載せた人工皮膚への便の付着量が、第1非配置領域34に載せた人工皮膚への便の付着量よりも多かった。
上記の現象の理論は以下であると考えられる。
第1配置領域33では、図7A〜図7Cに示すように、まず、肌側シート3の肌側に突出する凸部311の間の凹部312に軟便が入り込む。そうすると、凹部312に入り込んだ軟便の水分が、凹部312に接する中間シート4へ素早く移行し、軟便の粘度が高まる。また、軟便の水分の透過速度の方が、軟便全体が肌側シート3の内側に取り込まれる速度よりも速い。そのため、軟便全体が肌側シート3の内側に取り込まれる前に、軟便の粘度が高まる。粘度の高まった軟便は肌側シート3の内側に取り込まれにくい。そのため、第1配置領域33では、表面に残留する軟便の粘度が高く、また、軟便の残留量、及び、皮膚への付着量が比較的に多くなると考えられる。
一方、第1非配置領域34では、図8A〜図8Cに示すように、肌側シート3の下層に中間シート4が位置しない。そのため、肌側シート3の凹部312に入り込んだ軟便の水分だけが先に移行することなく、軟便全体が肌側シート3の内側に取り込まれる。特に、肌側シート3の凹凸の側壁部31Aの繊維が疎であるため、軟便は、側壁部31Aから凸部311の内側の空間313に取り込まれる。そのため、第1非配置領域34では、表面に残留する軟便の粘度は高まることなく、また、軟便の残留量、及び、皮膚への付着量が少なくなると考えられる。
そのため、本実施形態のおむつ1のように、凹凸賦形された第1表面領域31は、おむつ1の縦方向の中心CLよりも背側に位置し(すなわち排便領域に位置し)、かつ、中間シート4と重なる第1配置領域33と、中間シート4と重ならない第1非配置領域34とを有するとよい。さらに、第1非配置領域34が、第1配置領域33よりも背側に位置しているとよい。
そうすることで、まず、第1配置領域33に排泄された軟便、又は第1配置領域33に流れてきた軟便の水分を、中間シート4へ素早く移行できる。よって、軟便の流れ(速度)を抑えることができ、背側からの軟便の漏れを抑制できる。その後、粘度の高い軟便が残留している第1配置領域33を超えて背側の第1非配置領域34に流れてきた軟便を、肌側シート3の内側に取り込むことができる。よって、肌側シート3に残留する軟便の量を軽減でき、着用者の肌への軟便の付着を抑制できる。
なお、中間シート4としては、吸収体2(コアラップシート2A)よりも目が粗く(繊維間の空隙が大きく)、液体の透過速度(吸収速度)が速いものを例示できる。例えば、中間シート4として、エアスルー不織布やスパンボンド不織布、架橋セルロース繊維を含むシート等を例示できる。液体の透過速度(吸収速度)の比較は周知の方法で行うことができる。例えば、吸収体2のみのサンプルと、吸収体2の上に中間シート4が配置されたサンプルとを取得する。そして、各サンプルの上に円筒を置き、円筒内に所定量の液体を入れ、液体を入れ始めてから、円筒内の液体が無くなるまでの時間を測定し、比較するとよい。その他、吸収体2及び中間シート4を厚さ方向に切った断面を電子顕微鏡等により20倍〜100倍程度の倍率で拡大した画像を取得する。そして、画像解析ソフトを利用して、吸収体2(コアラップシート2A)の断面における一定面積当たりの空隙部の面積と、中間シート4の断面における一定面積当たりの空隙部の面積とを算出し、比較するとよい。
また、本実施形態の第1表面領域31は一対の賦形ロール20,21(図3C)により凹凸形状を成し、凹凸の側壁部31Bの方が凹凸の頂部31Aに比べて繊維の密度が疎になっている。このように、第1表面領域31の方が、第2表面領域32に比べて、肌側シート3の平面方向における繊維の疎密差が大きいことが好ましい。そうすることで、第1表面領域31の繊維が疎の部分(凹凸の側壁部31B)から肌側シート3の内側に軟便を取り込みやすくなる。よって、第1表面領域31(特に第1非配置領域34)上に残留する軟便の量を軽減できる。
その他、第1表面領域31の肌側面が凹凸形状であることで、例えば第2表面領域32のように肌側面が平坦である場合に比べて、軟便の流れを抑えることができる。また、第1表面領域31が凹凸形状であることで、凹部312に入り込んだ軟便を中間シート4に近付けることができ、軟便4の水分を素早く中間シート4へ移行でき、軟便の流れを抑えることができる。よって、背側からの軟便の漏れも抑制できる。
なお、繊維の疎密差の比較は周知の方法で行うことができる。例えば、第1表面領域31及び第2表面領域32を厚さ方向に切った断面を電子顕微鏡等により20倍〜100倍程度の倍率で拡大した画像を取得する。そして、第1表面領域31の断面において、繊維が密の部分(頂部31A)の一定面積当たりの繊維の本数と、繊維が疎の部分(側壁部31B)の一定面積当たりの繊維の本数との差を算出し、その差を第1表面領域31の繊維の疎密差とする。同様に、第2表面領域32の断面において、繊維が密の部分の一定面積当たりの繊維の本数と、繊維が疎の部分の一定面積当たりの繊維の本数との差を算出し、その差を第2表面領域31の繊維の疎密差とし、比較するとよい。その他、拡大した断面画像から目視で比較してもよい。
また、第1表面領域31では、肌側シート3と、肌側シート3と非肌側にて隣り合う資材(中間シート4又は吸収体2)との間に、空間が設けられていることが好ましい。本実施形態では、肌側シート3の非肌側面が凹凸形状を成すため、肌側に突出した凸部311と下層の資材との間に空間313が設けられている。そうすることで、肌側シート3の下層の空間313に、より多くの軟便を取り込むことができ、肌側シート3に残留する軟便の量をより軽減できる。
また、おむつ1が展開かつ伸長された状態(図4)において、第1非配置領域34の縦方向の長さL3は、第1配置領域33の縦方向の長さL2よりも長いこと(L3>L2)が好ましい。そうすることで、軟便を肌側シート3の内側に取り込みやすい第1非配置領域34を、縦方向の広い範囲に亘り配置できる。よって、肌側シート3に残留する軟便の量をより軽減できる。
また、第1表面領域31と同様に、第2表面領域32も、肌側から中間シート4に重なる第2配置領域35を有することが好ましい。そして、おむつ1が展開かつ伸長された状態において、第2配置領域35の少なくとも一部が、第1配置領域33よりも縦方向の腹側に位置しているとよい。つまり、第2配置領域35が排尿領域に位置しているとよい。
第2表面領域32は、凹凸賦形されておらず、繊維の疎密差が小さい領域である。そのため、第2表面領域32には、繊維の密度が高く尿が透過されにくい部位がなく、全域に亘り尿が透過されやすい。そのため、第2配置領域35では、その全域において尿を素早く中間シート4へ移行でき、尿漏れを抑制できる。また、中間シート4により、尿の吸収性能が向上するだけでなく、吸収体2からの尿の逆戻りも抑制できる。
さらに、おむつ1が展開かつ伸長された状態(図4)において、第2配置領域35の縦方向の長さ(L1)は、第1配置領域33の縦方向の長さ(L2)と第1非配置領域34の縦方向の長さ(L3)とを合計した長さよりも長いこと(L1>L2+L3)が好ましい。そうすることで、排尿に適した第2配置領域35を縦方向の広い範囲に亘り配置できる。よって、軟便よりも流動性の高い尿を、縦方向に広い第2配置領域35において中間シート4へ素早く移行でき、尿漏れを抑制できる。
また、第1表面領域31が成す凹凸形状の凸部311は、比較的に繊維の密度が高く、剛性が高い。テープ型のおむつ1の場合、縦方向においてファスニングテープ8と重なる部位が、着用者の肌により強く密着する。そこで、図1に示すように、おむつ1が展開かつ伸長された状態において、第1表面領域31は、ファスニングテープ8の縦方向の中心8aよりも縦方向の腹側に位置していることが好ましい。そうすることで、第1表面領域31の剛性の高い部位がファスニングテープ8によって着用者の肌に強く密着せず、着け心地を良くできる。
同様に、テープ型のおむつ1の場合、縦方向において胴回り伸縮性部材9と重なる部位が、着用者の肌により強く密着する。そこで、図1に示すように、おむつ1が展開かつ伸長された状態において、第1表面領域31は、胴回り伸縮性部材9よりも縦方向の腹側に位置していることが好ましい。そうすることで、第1表面領域31の剛性の高い部位が胴回り伸縮性部材9によって着用者の肌に強く密着せず、着け心地を良くできる。
また、本実施形態では、第1表面領域31において、肌側シート3のみ凹凸賦形され、中間シート4は凹凸賦形されない。よって、肌側シート3と共に中間シート4も凹凸賦形される場合に比べて、凹凸賦形により繊維の密度が高まり過ぎることなく、剛性を下げられ、着け心地を良くできる。ただしこれに限定されず、第1表面領域31において、肌側シート3と共に中間シート4も凹凸賦形されていてもよい。
また、図5に示すように、第1表面領域31では、肌側に突出した複数の凸部311が横方向に間隔を空けて並んでいることが好ましい。このように第1表面領域31において肌側に突出する部位が横方向に所定の長さを有することで、縦方向の背側へ流れる軟便の速度を抑えることができる。よって、背側からの軟便の漏れを抑制できる。
さらに、横方向に並んだ複数の凸部311が縦方向に並んでいることが好ましい。すなわち、複数の凸部311が縦方向にも間隔を空けて並んでいることが好ましい。このように第1表面領域31において肌側に突出する部位が縦方向に所定の長さを有することで、横方向へ流れる軟便の速度を抑えることができる。よって、脚周り開口からの軟便の漏れを抑制できる。
なお、第1表面領域31の凹凸形状は図5に例示するものに限定されない。例えば、横方向に並ぶ複数の凸部311が一体化された、横方向に長い凸部が縦方向に複数並んでいてもよい。また、図5では縦方向に隣り合う凸部311の横方向の位置が同じであるが、ずれていてもよい。
また、図5に示すように、おむつ1が展開かつ伸長された状態において、第1非配置領域34の横方向の長さW2は、第1配置領域33の横方向の長W1さよりも長いこと(W2>W1)が好ましい。そうすることで、横方向に流れ広がった軟便も、第1非配置領域34において肌側シート3の内側に取り込める。よって、肌側シート3に残留する軟便の量をより軽減できる。
また、図5に示すように、おむつ1が展開かつ伸長された状態において、第1配置領域33よりも横方向の外側に延出する第1非配置領域34の部位(図5の場合、黒塗りされている凸部311)の少なくとも一部は、防漏壁部11よりも横方向の中央側に位置していることが好ましい。そうすることで、横方向における第1配置領域33と防漏壁部11との間の第1非配置領域34において、軟便を肌側シート3の内側に取り込みつつ、防漏壁部11の内側に誘導できる。よって、軟便は防漏壁部11で堰き止められやすく、脚周り開口からの軟便の漏れを抑制できる。
なお、図5では、第1配置領域33と第1非配置領域34とが縦方向に重複していないが、これに限らない。図示しないが、第1配置領域33と縦方向に重複する位置において、中間シート4よりも横方向の外側に第1表面領域31が延出し、第1配置領域33と第1非配置領域34とが横方向に並んで位置してもよい。
===肌側シート3の変形例===
<第1変形例>
第1表面領域31の肌側面及び非肌側面の一方が凹凸形状であり、他方が一方に比べて平坦な形状であってもよい(不図示)。このような第1表面領域31は、例えば、一対の賦形ロール20,21の一方の外周面にのみ凸部が設けられ、他方の外周面が平坦である一対の賦形ロール20,21によって形成される。
この場合も、第1表面領域31の表面形状は、凹凸賦形されない第2表面領域32(例えば図3A)の表面形状と異なる。また、第1表面領域31の方が、第2表面領域32に比べて、繊維の疎密差が大きくなる。そして、第1表面領域31のうち中間シート4と重なる第1配置領域33では、軟便4の水分を中間シート4へ移行でき、軟便の流れを抑えることができる。一方、第1表面領域31のうち中間シート4と重ならない第1非配置領域34では、繊維が疎の部分から軟便を肌側シート3の内側に取り込むことができる。
特に、第1表面領域31の肌側面が凹凸形状であり、非肌側面が平坦である場合には、肌側面の凹凸形状により軟便の流れを抑えることができる。逆に、第1表面領域31の肌側面が平坦であり、非肌側面が凹凸形状である場合には、肌側シート3の下層に空間を設けることができ、その空間に、より多くの軟便を取り込むことができる。
<第2変形例>
第1表面領域31は、肌側シート3の厚さ方向に貫通する貫通孔を有するものでもよい(不図示)。このような第1表面領域31は、例えば、第1表面領域31に針状の突起を貫通させることによって形成される。
この場合も、第1表面領域31の表面形状は、貫通孔を有さない第2表面領域32(例えば図3A)の表面形状と異なる。また、第1表面領域31の貫通孔では繊維がほぼゼロとなり、貫通孔の部分とそれ以外の部分との繊維の疎密差が大きく、第1表面領域31の方が、第2表面領域32に比べて、繊維の疎密差が大きくなる。そして、第1表面領域31のうち中間シート4と重なる第1配置領域33では、貫通孔において軟便が中間シート4に接することができ、軟便の水分を中間シート4へ移行でき、軟便の流れを抑えることができる。一方、第1表面領域31のうち中間シート4と重ならない第1非配置領域34では、貫通孔から軟便をおむつ1の内部に取り込むことができる。
<第3変形例>
ここまで、第2表面領域32を平坦な形状としているが、これに限らない。
肌側シート3を形成する資材の肌側面が凹凸形状を成す不織布(例えば繊維ウェブに流体を吹き付けることで凹凸形状を形成した不織布)であってもよい。この場合、第2表面領域32の肌側面も凹凸形状となる。この場合も、肌側面が凹凸形状である不織布に対して凹凸賦形や貫通孔形成等の加工を施し、第1表面領域31を形成することで、上記と同様の効果が得られる。
また、第1表面領域31及び第2表面領域32に同じ加工(凹凸賦形や貫通孔形成)を施した後、第1表面領域31にのみ更なる加工を施してもよい。この場合も、上記と同様の効果が得られる。
<第4変形例>
上記の実施形態では、中間シート4が第1表面領域31及び第2表面領域32と重なるが、これに限らない。例えば、第1表面領域31が縦方向の腹側まで延び、中間シート4が第1表面領域31のみと重なり、第2表面領域32と重ならなくてもよい。この場合にも、第1表面領域31のうち中間シート4と重なる第1配置領域33の一部がおむつ1の縦方向の中心CLよりも背側に位置し、中間シート4と重ならない第1非配置領域34の少なくとも一部が、第1配置領域33よりも縦方向の背側に位置していればよい。
<第5変形例>
第2表面領域32の方が、第1表面領域31に比べて、肌側シート3の平面方向における繊維の疎密差が大きくてもよい。例えば、第2表面領域32に加工(凹凸賦形や貫通孔形成)を施し、第1表面領域31に加工を施さなくてもよい。この場合にも、第2表面領域32の凹凸等で軟便の流れを抑えつつ、第1配置領域33でも軟便の水分を中間シート4へ移行して軟便の流れを抑えることができる。そして、第1非配置領域34では軟便の水分が先に移行しないため、軟便全体を肌側シート3の内側に取り込むことができる。
以上、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
例えば、第1表面領域31及び第2表面領域32の配置位置や、第1配置領域33、第1非配置領域34、第2配置領域35の縦方向,横方向の長さの関係、第1非配置領域34と防漏壁部11との位置関係等、上記に限定されないものとする。
1 テープ型使い捨ておむつ(吸収性物品)、
2 吸収体、3 肌側シート、4 中間シート、
5 防漏シート、6 外装シート、7 サイドシート、
8 ファスニングテープ、9 胴回り伸縮性部材、
10 脚周り伸縮性部材、11 防漏壁部、
20,21 賦形ロール、
31 第1表面領域、31A 頂部、31B 側壁部、
32 第2表面領域、
33 第1配置領域(配置領域)、34 第1非配置領域(非配置領域)、
35 第2配置領域

Claims (13)

  1. 縦方向、及び、横方向を有し、
    吸収体と、前記吸収体よりも肌側に位置する肌側シートと、前記吸収体と前記肌側シートの間に位置する中間シートと、を有する吸収性物品であって、
    前記肌側シートが第1表面形状である第1表面領域と、前記肌側シートが前記第1表面形状とは異なる第2表面形状である第2表面領域と、を有し、
    前記第1表面領域は、肌側から前記中間シートに重なる配置領域と、前記中間シートと重ならない非配置領域とを有し、
    前記吸収性物品が展開かつ伸長された状態において、
    前記配置領域の少なくとも一部は、前記吸収性物品の前記縦方向の中心よりも背側に位置し、
    前記非配置領域の少なくとも一部は、前記配置領域よりも前記縦方向の背側に位置していることを特徴とする吸収性物品。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品であって、
    前記第1表面領域の方が、前記第2表面領域に比べて、前記肌側シートの平面方向における繊維の疎密差が大きいことを特徴とする吸収性物品。
  3. 請求項2に記載の吸収性物品であって、
    前記第1表面領域では、前記肌側シートと、前記肌側シートと非肌側にて隣り合う資材との間に、空間が設けられていることを特徴とする吸収性物品。
  4. 請求項3に記載の吸収性物品であって、
    前記第1表面領域では、前記肌側シートが凹凸形状を成し、凹凸の側壁部の方が凹凸の頂部に比べて繊維の密度が疎になっていることを特徴とする吸収性物品。
  5. 請求項2から4の何れか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記第2表面領域は、肌側から前記中間シートに重なる第2配置領域を有し、
    前記吸収性物品が展開かつ伸長された状態において、前記第2配置領域の少なくとも一部は、前記配置領域よりも前記縦方向の腹側に位置していることを特徴とする吸収性物品。
  6. 請求項5に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収性物品が展開かつ伸長された状態において、前記第2配置領域の前記縦方向の長さは、前記配置領域の前記縦方向の長さと前記非配置領域の前記縦方向の長さとを合計した長さよりも長いことを特徴とする吸収性物品。
  7. 請求項2から6の何れか1項に記載の吸収性物品であって、
    背側胴回り域から前記横方向の両外側に一対のファスニングテープが延出するテープ型の吸収性物品であり、
    前記吸収性物品が展開かつ伸長された状態において、前記第1表面領域は、前記ファスニングテープの前記縦方向の中心よりも前記縦方向の腹側に位置していることを特徴とする吸収性物品。
  8. 請求項2から7の何れか1項に記載の吸収性物品であって、
    背側胴回り域から前記横方向の両外側に一対のファスニングテープが延出するテープ型の吸収性物品であり、
    前記背側胴回り域に、前記横方向に伸縮する胴回り伸縮性部材が配置されており、
    前記吸収性物品が展開かつ伸長された状態において、前記第1表面領域は、前記胴回り伸縮性部材よりも前記縦方向の腹側に位置していることを特徴とする吸収性物品。
  9. 請求項1から8の何れか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収性物品が展開かつ伸長された状態において、前記非配置領域の前記縦方向の長さは、前記配置領域の前記縦方向の長さよりも長いことを特徴とする吸収性物品。
  10. 請求項1から9の何れか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記第1表面領域では、肌側に突出した複数の凸部が前記横方向に並んでいることを特徴とする吸収性物品。
  11. 請求項10に記載の吸収性物品であって、
    前記第1表面領域では、前記複数の凸部が前記縦方向に並んでいることを特徴とする吸収性物品。
  12. 請求項1から11の何れか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収性物品が展開かつ伸長された状態において、前記非配置領域の前記横方向の長さは、前記配置領域の前記横方向の長さよりも長いことを特徴とする吸収性物品。
  13. 請求項12に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収体の前記横方向の両側部において、肌側に起立する一対の防漏壁部を有し、
    前記吸収性物品が展開かつ伸長された状態において、前記配置領域よりも前記横方向に延出する前記非配置領域の部位の少なくとも一部は、前記防漏壁部よりも前記横方向の中央側に位置していることを特徴とする吸収性物品。
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