JP2020028282A - 茎葉処理装置 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明においては、茎葉処理装置1が牽引車両2に牽引されて前進する方向を「前方」、その反対方向を「後方」、茎葉処理装置1の前進方向に向かって装置の左側の方向を「左方」、前進方向に向かって装置の右側の方向を「右方」、前後方向および左右方向のいずれにも垂直な方向であって地面に近づく方向を「下方」、その反対方向を「上方」と定義して、各部の形状や位置関係を説明する。
<2−1.案内面について>
図5に示すように、本実施形態の案内チャンバー62は、案内板624を有する。案内板624は、案内チャンバー62の内部の、前部左方の隅部に配置される。すなわち、案内板624は、案内チャンバー62の正面部622の後面の左端部に配置される。本実施形態では、案内チャンバー62を構成する筐体の一部が、案内板624となっている。しかしながら、案内チャンバー62の内側に、別体の案内板624を、ねじ止め等で固定してもよい。案内板624は、例えば金属により形成すればよい。
案内チャンバー62は、上部を覆う傾斜面部623を有する。傾斜面部623は、上述の通り、右方へ向かうにつれて次第に高くなるように傾斜するとともに、前方へ向かうにつれて次第に低くなるように傾斜している。したがって、案内チャンバー62の正面部622と傾斜面部623とがなす角度は、鈍角となる。このようにすれば、案内チャンバー62の内部の前部上方の隅部に、茎葉部の細片が滞留することを抑制できる。その結果、メインチャンバー61から案内チャンバー62を通って拡散チャンバー63へ向かう茎葉部の搬送効率を、より高めることができる。
本実施形態の茎葉処理装置1では、図5のように、第1回転刃40の回転軌跡と、第2回転刃50の回転軌跡とが、上面視において重複しない。このため、第1回転刃40の回転により生じる旋回流と、第2回転刃50の回転により生じる旋回流とが、互いに衝突することを抑制できる。その結果、メインチャンバー61の内部において、複雑な乱流が生じることを抑制できる。このように、メインチャンバー61内における乱流の発生を抑制すれば、メインチャンバー61から案内チャンバー62へ向かう空気流を、より安定させることができる。したがって、メインチャンバー61から案内チャンバー62へ、茎葉部の細片をより効率よく搬送することができる。
拡散チャンバー63には、空気が通過可能な1つまたは複数の開口が設けられていてもよい。開口は、例えば、拡散チャンバー63の後面に設けるとよい。ただし、拡散チャンバー63の前面、上面、あるいは右側面に、開口が設けられていてもよい。拡散チャンバー63に開口を設ければ、案内チャンバー62から拡散チャンバー63へ流れ込む空気の一部が、開口から外部へ排出される。これにより、メインチャンバー61から案内チャンバー62を通って拡散チャンバー63へ、空気が流れやすくなる。その結果、第1回転刃40および第2回転刃50により切断された茎葉部の細片を、速やかに畝の脇へ排出することができる。
根菜の茎葉部は、収穫時期になると、マルチフィルムの上面に沿って倒れる。このとき、畝の左右の両端付近に植え付けられた根菜の茎葉部は、畝の側部の傾斜面に沿って、左右方向の外側へ倒れる場合がある。このように、畝の外側へ向けて倒れた茎葉部には、第1回転刃40および第2回転刃50の回転により生じる吸引力が届きにくい。それゆえ、第1回転刃40および第2回転刃50による吸引力だけでは、茎葉部が起立せず、茎葉部を切断できないことがある。その場合、茎葉処理装置1による処理後に、切断されずに残った茎葉部を、作業者が1つ1つ手作業で切断する必要がある。
第1回転刃40および第2回転刃50により空気流が発生すると、根菜の茎葉だけではなく、畝を被覆するマルチフィルムにも吸引力が作用する。もし、この吸引力によってマルチフィルムが浮き上がり、第1回転刃40および第2回転刃50によりマルチフィルムが切断されると、後の工程において、マルチフィルムを回収する作業が困難となる。このような問題を解決するため、この茎葉処理装置1は、押さえロール部80を備える。押さえロール部80は、メインチャンバー61の下方に位置する。
第1回転刃40および第2回転刃50により切断された茎葉部の細片の一部は、メインチャンバー61の内側面に付着する。仮に、メインチャンバー61の内側面にこれらの細片が堆積して塊となり、茎葉部の上に落下すると、その茎葉部を空気流で起立させることが困難となる。このような問題を解決するため、この茎葉処理装置1は、垂下部材90を備える。垂下部材90は、メインチャンバー61の内側面に取り付けられる。
また、図2および図4に示すように、本実施形態の茎葉処理装置1は、チャンバー60の裾から下方へ向けて垂れ下がるカバー100を備えている。カバー100は、平面視において、フレーム10の輪郭に沿って、全周に設けられている。カバー100には、例えば、ゴム板等の弾性部材を用いることができる。上述した垂下部材90と、カバー100とを、同一の材料で形成してもよい。カバー100の上端は、フレーム10またはチャンバー60に固定される。カバー100の下端は、固定されない自由端となる。
また、図4に示すように、本実施形態の茎葉処理装置1は、一対の土崩し部材110を備えていてもよい。一対の土崩し部材110は、チャンバー60の左右両側に配置される。土崩し部材110は、柱状の直線部111と、直線部111の下端に設けられた作用部112と、を有する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
2 牽引車両
10 フレーム
20 尾輪
30 動力伝達部
40 第1回転刃
41 第1回転軸
42 刃板
50 第2回転刃
51 第2回転軸
52 刃板
60 チャンバー
61 メインチャンバー
62 案内チャンバー
63 拡散チャンバー
70 掻揚げ部
71 アーム部
72 回転ブラシ
73 高さ調節機構
74 傾き調節機構
75 ガード
80 押さえロール部
81 シャフト
82 ロール部材
90 垂下部材
91 スペーサ
100 カバー
110 土崩し部材
111 直線部
112 作用部
201 PTO軸
624 案内板
Claims (7)
- 畝に沿って走行しながら、畝に条植された根菜の茎葉部を切断して畝の脇へ排出する茎葉処理装置であって、
上下方向に延びる軸を中心に回転する回転刃と、
前記回転刃を収容し、左右方向のいずれか一方へ連通する流路を有するチャンバーと、
を備え、
前記回転刃の回転により生じる空気流で、茎葉部が起立するとともに切断され、切断された茎葉部の細片が、前記流路を通って畝の脇へ排出され、
前記チャンバーの前方に左右一対に配置され、畝の側方へ倒れた茎葉部を掻揚げる掻揚げ部
をさらに備える、茎葉処理装置。 - 請求項1に記載の茎葉処理装置であって、
前記掻揚げ部は、
左右に配置された一対の回転ブラシ
を有し、
右側の前記回転ブラシは、前後方向に延びる回転軸を中心として、後方側から見て時計回りに回転し、
左側の前記回転ブラシは、前後方向に延びる回転軸を中心として、後方側から見て反時計回りに回転する、茎葉処理装置。 - 請求項2に記載の茎葉処理装置であって、
前記回転ブラシは、
前記回転軸を中心として回転する回転部材と、
前記回転部材に取り付けられた複数のブラシ部と、
を有し、
前記複数のブラシ部は、前記回転部材の周囲に、周方向に間隔をあけて設けられている、茎葉処理装置。 - 請求項3に記載の茎葉処理装置であって、
前記回転部材に対する前記ブラシ部の傾きを調節する傾き調節部
をさらに備える、茎葉処理装置。 - 請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載の茎葉処理装置であって、
前記掻揚げ部は、
前記回転ブラシが取り付けられたアーム部
をさらに有し、
前記アーム部は、前後方向に延びる揺動軸を中心として揺動自在である、茎葉処理装置。 - 請求項2から請求項5までのいずれか1項に記載の茎葉処理装置であって、
前記回転ブラシの高さを調節する高さ調節機構
をさらに有する、茎葉処理装置。 - 請求項2から請求項6までのいずれか1項に記載の茎葉処理装置であって、
前記回転ブラシの上部を覆うガード
をさらに有する、茎葉処理装置。
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- 2018-12-27 JP JP2018243979A patent/JP2020028283A/ja active Pending
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JP2020028284A (ja) | 2020-02-27 |
JP2020028283A (ja) | 2020-02-27 |
JP7014429B2 (ja) | 2022-02-01 |
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