JP2020028014A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一枚の印刷用紙に印刷する複数の同一画像情報の数の多少にかかわらず、隣接する補助線同士が繋がらず、裁断した後に補助線をできるだけ残さないようにすること。【解決手段】画像情報を入力する画像入力部と、一枚の印刷用紙に複数の画像情報を印刷する場合に、入力された画像情報のサイズを変更した単位画像の大きさを設定する単位画像設定部と、入力画像情報と単位画像の大きさを示す単位画像サイズ情報とを記憶する記憶部と、印刷用紙に印刷される複数の単位画像の間に、各単位画像を裁断するための裁断位置を示す補助線を印刷する場合に、単位画像の大きさに対応させて、隣接する補助線が繋がらないように、各補助線の長さを設定する補助線長さ補正部と、複数の単位画像からなる印刷画像と、長さが設定された複数の補助線からなる印刷補助線とを合成した合成画像情報を生成する合成画像生成部と、合成画像情報を出力する出力部とを備える。【選択図】図4

Description

この発明は、画像処理装置に関し、特に、一枚の印刷用紙に、複数の同一画像を並べて印刷する機能を有する画像処理装置に関する。
従来から、画像形成装置が利用されているが、近年、書類の複製機能に加えて、書類の読取(スキャン)機能や、ネットワーク接続機能なども有する多機能な複合機が利用されている。
たとえば、複合機において、ユーザが書類の印刷を行おうとする場合、印刷部数、印刷用紙の選択、拡大又は縮小率の設定、片面または両面印刷の設定などの設定項目について、ユーザが所定の選択入力を行った後に、書類の印刷を実行させる。
また、1つの画像情報を読み取って、ユーザが、一枚の印刷用紙に印刷するその画像情報の個数(リピート数)を入力することによって、リピート数に相当する数の同一の画像情報を、一枚の印刷用紙に印刷する機能を有する複合機もある。
このように、一枚の印刷用紙に、複数の同一の画像情報を印刷する場合は、各画像情報を裁断することが主目的であることが多いので、各画像情報を裁断しやすいように、各画像情報の境界部分に、裁断位置を示す補助線も、同時に印刷されることがある。
従来の画像形成装置では、裁断位置を示す補助線は、各画像の境界に、固定長の直線を組み合わせて形成される。
補助線は各画像情報を裁断するために利用する線分であるが、裁断後は、補助線は不要な線分となるので、補助線を除去するために、裁断後に残った補助線を含む用紙の周辺部分を切り取る処理や、補助線を消す処理をする場合もある。
そこで、裁断された後の各用紙には、画像情報のみが残っており、かつ補助線はできるだけ残さないようにすることが好ましいので、各画像の境界全体を示すように印刷された1本の境界線ではなく、各補助線の長さを裁断が問題なくできる程度の長さとし、補助線同士の間に空白間隔を空けて、各補助線が印刷される。
図13に、従来の画像処理装置において、一枚の印刷用紙に、複数の画像情報と補助線の合成画像を印刷する場合の説明図を示す。
図13(a)に、読み取られた印刷すべき1つの画像情報の例を示す。ここでは、「あ」という画像情報を印刷するものとする。
図13(b)に、この「あ」という1つの画像情報を縦横それぞれ2つずつ並べて、一枚の印刷用紙にリピートして印刷する場合を示し、図13(c)に、この「あ」という1つの画像情報を縦横それぞれ3つずつ並べて、一枚の印刷用紙にリピートして印刷する場合を示している。
図13(b)と図13(c)では、補助線が印刷されない場合を示している。
この場合は、裁断位置を示す補助線がないので、手作業で裁断する場合、画像情報を正確に等分して裁断することが難しい。
図13(d)に、裁断位置を示す補助線として、縦方向と横方向の2本の直線で示した補助線を示し、図13(e)に、この図13(d)の2本の直線で示した補助線と、図13(b)の4つの画像情報とを合成した画像を一枚の印刷用紙にリピート印刷した場合を示している。
図13(e)の場合は、裁断位置を示す直線の補助線があるので、この直線に沿って裁断すればよいが、補助線が太いと、裁断後の印刷用紙に、補助線が残る場合がある。
図13(f)に、裁断位置を示す補助線として、固定長の直線を組み合わせて形成した補助線を示し、図13(g)に、この図13(f)の直線を組み合わせた補助線と、図13(b)の4つの画像情報とを合成した画像を一枚の印刷用紙にリピート印刷した場合を示している。
また、図13(h)には、図13(f)の直線を組み合わせた補助線を画像情報の境界に形成し、図13(c)の9つの画像情報と補助線とを合成した画像を一枚の印刷用紙にリピート印刷した場合を示している。
たとえば、図13(g)に示すように、「あ」という1つの画像情報を、縦横それぞれ2つずつ並べて一枚の印刷用紙にリピートして印刷する場合、各画像情報の境界部分に、固定長の短い補助線と、固定長の直線を十字形状に組み合わせた補助線を印刷している。
この場合は、隣接する補助線同士の間に空白間隔を空けて、各補助線が印刷されるので、裁断された後の各用紙に、補助線はできるだけ残さないようにすることができる。
また、特許文献1には、画像の一部もしくは全体を一枚の記録紙上に複数形成するイメージリピート機能を備え、複数形成される画像の間に余白を付加する余白付加機能と、余白付加機能を使用するか否かを選択する設定機能を設け、裁断を目的とした画像を得るために余白付加機能を使用する設定がされている場合には、複数形成される画像の間に余白を付加して複数の画像を印刷して、この余白を裁断代として裁断代の間で裁断できるようにし、一方、背景や模様に使用する画像を得るために余白付加機能を使用しない設定がされている場合には、複数形成される画像の間に間隔を空けずに画像を詰めて印刷する画像形成装置が記載されている。
特開2004−248262号公報
しかし、特許文献1の画像形成装置では、複数形成される画像の間の境界を示す補助線を印刷することは考慮されておらず、補助線を印刷しない場合は、ユーザが手作業で、裁断代として設けられた余白部分で裁断をしたとすると、裁断位置の目安となる線分がないので、正確に、各画像の輪郭に沿って同一サイズの画像を切り取ることは難しい。
また、上記したように、裁断位置を示す補助線は、各画像の境界に、隣接する補助線同士が繋がらないように、補助線同士の間に空白間隔を空けて形成されることが好ましいが、固定長の直線を組み合わせて形成されるので、一枚の印刷用紙にリピートして印刷される画像の数が多く、各画像の大きさが小さくなった場合は、隣接する補助線同士が繋がって、1本の直線として印刷されてしまう場合がある、
図14に、従来の画像処理装置において、一枚の印刷用紙に印刷される複数の画像情報と補助線の関係を示す説明図を示す。
図14(a)は、印刷用紙に印刷する画像情報「あ」の縦横の大きさを示しており、ここでは、画像情報の縦方向の長さをH1、横方向の長さをW1とする。
図14(b)は、十字形状の補助線の大きさの例を示しており、ここでは、補助線の縦方向の長さと横方向の長さを、どちらも固定長Laとする。
図14(c)に、十字形状の補助線と画像情報「あ」とを合成した画像の例を示しており、画像情報「あ」の4つの頂点の位置に、十字形状の補助線を形成した部分を示している。また、ここでは、画像情報の縦方向の長さH1と、横方向の長さW1は、補助線の長さLaよりも大きいものとする。
このように、印刷する1つの画像情報の縦と横の長さ(H1、W1)が、固定長の補助線の長さLaよりも十分大きい(W1>La、H1>La)場合は、図14(c)のように、隣接する十字形状の補助線同士の間には間隔ができ、隣接する補助線同士が繋がらない。
一方、一枚の印刷用紙にリピートして印刷される画像の数が多くなり、印刷する1つの画像が小さくなり、たとえば、図14(d)に示すように、1つの画像情報の横方向の長さW2が、図14(a)の横方向の長さW1よりも短くなり、縦方向の長さH2が、図14(a)の縦向の長さH1よりも短くなったとする。
また、1つの画像情報の横方向の長さW2と、縦方向の長さH2は、固定長の補助線の長さLaよりも短くなったとする(W2<La、H2<La)。
この場合、図14(b)の十字形状の補助線と、図14(d)の画像情報とを合成して印刷すると、W2<La、H2<Laなので、図14(e)に示すように、隣接する補助線同士が繋がって、1本の直線として印刷されてしまう。
すなわち、隣接する補助線同士が繋がって印刷されるので、図13(e)と同様に、裁断後の印刷用紙に、補助線が残る可能性が高くなる。
このように、一枚の印刷用紙にリピートして印刷される画像の数が多くなり、印刷する1つの画像が小さくなったとしても、裁断した後に補助線をできるだけ残さないようにするためには、隣接する補助線同士が繋がらないように、補助線を形成することが望ましい。
一方、一枚の印刷用紙にリピートして印刷される画像の数が少ない場合において、隣接する補助線同士の間隔が空きすぎる場合は、ユーザによる裁断位置の視認性が悪く、手作業による正確な裁断が容易ではない場合もある。
そこで、この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであり、一枚の印刷用紙にリピートして印刷される画像の数の多少にかかわらず、隣接する補助線同士が繋がらず、裁断した後に補助線をできるだけ残さないようにし、ユーザによる裁断位置の視認性と手作業による裁断の容易性も考慮して、裁断位置を示す補助線を印刷することが可能な画像処理装置を提供することを課題とする。
この発明は、画像情報を入力する画像入力部と、一枚の印刷用紙に複数の前記画像情報を印刷する場合に、入力された画像情報のサイズを変更した単位画像の大きさを設定する単位画像設定部と、前記入力された画像情報と、前記設定された単位画像の大きさを示す単位画像サイズ情報を記憶する記憶部と、印刷用紙に印刷される前記複数の単位画像の間に、印刷される各単位画像を裁断するための裁断位置を示す補助線を印刷する場合に、前記単位画像の大きさに対応させて、隣接する補助線が繋がらないように、各補助線の長さを設定する補助線長さ補正部と、前記複数の単位画像からなる印刷画像と、長さが設定された複数の補助線からなる印刷補助線とを合成した合成画像情報を生成する合成画像生成部と、前記合成画像情報を出力する出力部とを備えたことを特徴とする画像処理装置を提供するものである。
また、前記単位画像サイズ情報は、印刷用紙に印刷する単位画像の縦方向の長さと横方向の長さとからなることを特徴とする。
また、前記補助線の長さは、前記単位画像の縦方向の長さと横方向の長さのうち、いずれか短いほうの長さよりも短く設定されることを特徴とする。
また、前記記憶部に、前記補助線の長さの基準となる補助線基準長さと、補助線の長さを変更するための補助線補正長さ率とを、予め記憶し、前記補助線基準長さが、前記設定された単位画像の縦方向の長さと横方向の長さのうち、いずれか短いほうの長さ以上の長さの場合、印刷用紙に印刷する前記補助線の長さを、補助線補正長さ率を利用して、単位画像の縦方向の長さと横方向の長さのうちいずれか短いほうの長さよりも短く設定することを特徴とする。
また、前記補助線の長さは、前記単位画像の縦方向の長さと横方向の長さのうち、いずれか短い方の長さに、予め設定された補助線補正長さ率を乗算した数値に設定されることを特徴とする。
また、前記補助線は、可変長の縦方向の直線と横方向の直線の組合せによって構成されることを特徴とする。
また、前記補助線を構成する縦方向の直線は、前記単位画像の縦方向の長さに対応させて、隣接する補助線の縦方向の直線が繋がらないように、各補助線の縦方向の長さを設定し、前記補助線を構成する横方向の直線は、前記単位画像の横方向の長さに対応させて、隣接する補助線の横方向の直線が繋がらないように、各補助線の横方向の長さを設定することを特徴とする。
また、前記複数の単位画像と前記補助線とを印刷する場合に、単位画像の大きさとの関係で、補助線の長さを補正する必要があるか否かを判定する補助線補正判定部をさらに備え、前記記憶部に、前記補助線の長さの基準となる補助線基準長さを予め記憶し、前記補助線基準長さを持つ補助線を利用して補助線を印刷したとすると隣接する補助線が繋がってしまう場合、前記補助線補正判定部は、補助線の長さを補正する必要があると判定し、前記合成画像生成部は、隣接する補助線が繋がらないように補正した後の長さを持つ補助線からなる印刷補助線と、前記印刷画像とを合成した合成画像情報を生成し、前記補助線基準長さを持つ補助線を利用して補助線を印刷したとすると隣接する補助線が繋がらない場合、前記補助線補正判定部は、補助線の長さを補正する必要がないと判定し、前記合成画像生成部は、前記補助線基準長さを持つ補助線からなる印刷補助線と、前記印刷画像とを合成した合成画像情報を生成することを特徴とする。
また、印刷用紙に印刷される前記単位画像の大きさを設定するための設定入力情報を入力する操作部をさらに備え、前記設定入力情報は、前記単位画像の大きさを設定する前に、前記記憶部に予め記憶され、前記設定入力情報には、入力された画像情報の縦方向の長さと横方向の長さを特定する入力画像サイズ、印刷用紙の縦方向と横方向の長さを特定する印刷用紙サイズ、入力された画像情報を縮小するときの画像縮小率、印刷用紙に印刷される単位画像の合計数であるリピート総数、および印刷用紙に印刷される単位画像の縦方向の配置数と横方向の配置数からなるリピート縦横数が含まれることを特徴とする。
また、前記単位画像設定部は、前記入力画像サイズと、前記画像縮小率とから、印刷用紙に印刷される前記単位画像の縦方向の長さと横方向の長さを設定することを特徴とする。
また、前記単位画像設定部は、前記印刷用紙サイズと、前記リピート総数とから、印刷用紙に印刷される前記単位画像の縦方向の長さと横方向の長さを設定することを特徴とする。
また、前記単位画像設定部は、前記印刷用紙サイズと、前記リピート縦横数の縦方向の配置数とから、印刷用紙に印刷される前記単位画像の縦方向の長さを設定し、前記印刷用紙サイズと、前記リピート縦横数の横方向の配置数とから、印刷用紙に印刷される前記単位画像の横方向の長さを設定することを特徴とする。
また、前記合成画像生成部は、前記単位画像の大きさに対応させて、印刷用紙に印刷される前記印刷補助線の色、太さ、種類のうち、少なくともいずれか1つ以上を変更することを特徴とする。
また、印刷用紙に印刷される前記単位画像の大きさが、所定の大きさよりも小さくなる場合、前記合成画像生成部は、印刷用紙に印刷される前記印刷補助線の色の濃度を薄くすること、補助線の太さを細くすること、補助線の種類を破線にすることの少なくともいずれか1つ以上を行うことを特徴とする。
また、印刷用紙に印刷される前記単位画像の大きさが、所定の大きさよりも大きくなる場合、前記合成画像生成部は、印刷用紙に印刷される前記印刷補助線の色の濃度を濃くすること、補助線の太さを太くすること、補助線の種類を実線にすることの少なくともいずれか1つ以上を行うことを特徴とする。
また、前記補助線は、十字形状、L字形状、T字形状、縦方向のみの直線、および横方向のみの直線のうち、いずれかの形状であることを特徴とする。
また、この発明は、画像情報を入力する画像入力ステップと、一枚の印刷用紙に複数の前記画像情報を印刷する場合に、入力された画像情報のサイズを変更した単位画像の大きさを設定する単位画像設定ステップと、印刷用紙に印刷される前記複数の単位画像の間に、印刷される各単位画像を裁断するための裁断位置を示す補助線を印刷する場合に、前記単位画像の大きさに対応させて、隣接する補助線が繋がらないように、各補助線の長さを設定する補助線長さ補正ステップと、前記一枚の印刷用紙に印刷すべき複数の単位画像からなる印刷画像を生成する印刷画像生成ステップと、前記長さが設定された複数の補助線からなる印刷補助線を生成する印刷補助線生成ステップと、前記印刷画像と前記印刷補助線とを合成した合成画像情報を生成する合成画像生成ステップと、前記合成画像情報を出力する出力ステップとを備えたことを特徴とする補助線生成方法を提供するものである。
この発明によれば、一枚の印刷用紙に複数の画像情報を印刷する場合に、入力された画像情報のサイズを変更した単位画像の大きさを設定し、印刷用紙に印刷される複数の単位画像の間に、印刷される各単位画像を裁断するための裁断位置を示す補助線を印刷する場合に、単位画像の大きさに対応させて各補助線の長さを設定するので、一枚の印刷用紙に印刷される単位画像の数の多少にかかわらず、隣接する補助線同士が繋がらず、裁断した後に補助線をできるだけ残さないようにし、ユーザによる裁断位置の視認性と手作業による裁断の容易性も考慮して、補助線を印刷することができる。
この発明の画像処理装置の一実施例の構成ブロック図である。 この発明の画像処理装置に記憶される情報の一実施例の説明図である。 この発明の画像処理装置に記憶される情報の一実施例の説明図である。 この発明の画像処理装置に記憶される情報の一実施例の説明図である。 この発明の画像処理装置において、一枚の印刷用紙に印刷される複数の画像情報と補助線の大きさとの関係の一実施例を示す説明図である。 この発明の画像処理装置において、印刷される補助線の補正の有無の一実施例を示す説明図である。 この発明の画像処理装置における補助線生成処理の一実施例のフローチャートである。 この発明の画像処理装置における補助線の補正要否判定および補正処理のフローチャートである。 この発明の画像処理装置における補助線の補正要否判定および補正処理のフローチャートである。 この発明の画像処理装置における補助線の補正要否判定および補正処理のフローチャートである。 この発明の画像処理装置における補助線の補正要否判定および補正処理のフローチャートである。 この発明の画像処理装置における補助線の確認調整処理のフローチャートである。 従来の画像処理装置において、一枚の印刷用紙に、複数の画像情報と補助線の合成画像を印刷する場合の説明図である。 従来の画像処理装置において、一枚の印刷用紙に印刷される複数の画像情報と補助線の関係を示す説明図である。
以下、図面を使用して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の実施例の記載によって、この発明が限定されるものではない。
<画像処理装置の構成>
図1に、この発明の画像処理装置の一実施例の構成ブロック図を示す。
画像処理装置(以下、MFP:Multifunction Peripheral、複合機とも呼ぶ)1は、画像データを処理する装置であり、たとえば、複写機能、印刷機能、原稿読取機能(スキャン機能)、画像合成機能、FAX機能、通信機能などを備えた電子機器である。
特に、この発明では、原稿読取機能を利用して1つの入力画像情報を読み取り、読み取った入力画像情報を複数個配置した印刷画像を生成し、印刷画像を構成する各入力画像情報(単位画像)の縦方向の長さと横方向の長さとを考慮して、複数の単位画像の間に、各単位画像を裁断するための裁断位置を示す補助線を形成する場合に、隣接する補助線が繋がらないように、補助線の長さを補正して、複数の単位画像からなる印刷画像と、複数の補助線からなる印刷補助線とを合成した画像を、1枚の印刷用紙に印刷する機能(補助線合成印刷機能)を有する。
原稿読取機能を実行するために、画像処理装置は、読み取る原稿を載置する原稿台を備える。原稿台の読取領域内に原稿が収まるように、文字や画像等が記載された原稿を原稿台に載置し、ユーザが、読み取りに必要な設定項目を設定入力した後、所定の読取開始操作をすることによって、原稿に記載された情報を入力画像情報として読み取る。
また、読み取った入力画像情報を、1枚の印刷用紙に複数個配列して印刷する場合に、後述するような画像縮小率や、印刷する画像情報の総数(リピート総数)などを、ユーザが設定入力した後、その設定入力した情報に基づいて、画像情報の間の裁断位置を示す補助線を生成する。
この発明では、補助線は、可変長の縦方向の直線と横方向の直線の組合せによって構成される。
図1において、この発明の画像処理装置(MFP)1は、主として、制御部11、操作部12、表示部13、画像入力部14、通信部15、出力部16、単位画像設定部17、印刷画像情報生成部18、補助線補正判定部19、補助線長さ補正部20、印刷補助線生成部21、合成画像生成部22、記憶部50を備える。
制御部11は、画像入力部などの各構成要素の動作を制御する部分であり、主として、CPU、ROM、RAM、I/Oコントローラ、タイマー等からなるマイクロコンピュータによって実現される。
CPUは、ROM等に予め格納された制御プログラムに基づいて、各種ハードウェアを有機的に動作させて、この発明の補助線補正判定機能、合成画像生成機能などを実行する。
特に、単位画像設定部17、印刷画像情報生成部18、補助線補正判定部19、補助線長さ補正部20、印刷補助線生成部21、合成画像生成部22については、CPUが、所定のプログラムに基づいて、ソフトウエア的に実行する機能ブロックである。
操作部12は、文字などの情報の入力、機能の選択入力、機能を実行するために必要な設定項目の入力などをする部分であり、たとえば、キーボード、マウス、タッチパネルなどが用いられる。
この発明では、1枚の用紙に印刷する画像情報と補助線を生成するために、ユーザが、操作部12を用いて、後述する図2(b)に示すような必要な設定項目の内容(設定入力情報)を入力する。
表示部13は、情報を表示する部分であり、各機能の実行に必要な情報や、機能の実行の結果などを、利用者に知らせるために表示する。
表示部13としては、たとえば、LCD、有機ELディスプレイなどが用いられ、操作部12としてタッチパネルが用いられる場合は、表示部とタッチパネルとが重ね合わせて配置される。
画像入力部14は、ユーザによって設定入力された設定情報に基づいて、所定サイズの原稿に記載された画像情報を入力する部分である。
たとえば、画像、文字、図形等が記載された原稿などの情報を入力する。入力された画像情報は、所定の画像形式の電子データとして、記憶部50に記憶される。
画像入力部14としては、主として、情報が記載された原稿を読み取るスキャナ(読取装置)を用いる。
情報が記載された原稿を原稿台に載置して、スキャナで原稿を走査し、走査した原稿の内容をデジタル化した電子データを、記憶部50に、入力画像情報として記憶する。
ただし、画像などの情報を入力する方法は、上記のものに限るものではなく、たとえば、USBメモリなどの外部の記憶媒体を接続するインタフェースが、画像入力部14に該当する。
入力したい画像や書面などの電子データファイルを、USBメモリなどの外部の記憶媒体に保存しておき、USBメモリ等をUSB端子などの入力インタフェースに接続し、操作部12で所定の入力操作を行うことによって、USBメモリ等に保存された所望の電子データファイルを読み出して、記憶部50に、入力画像情報として記憶してもよい。
また、携帯端末などにおいてユーザが所望の電子データファイルを選択し、選択された電子データファイルを画像処理装置MFPに転送し、通信部15を介して受信した電子データファイルを、記憶部50に、入力画像情報として記憶してもよい。
スキャナ等によって入力された画像情報は、所定の画像形式の電子データとして、記憶部50に記憶されるが、電子データを保存するファイル形式としては、現在利用されているいずれかの既存のファイル形式(たとえば、PDF形式、TIFF形式、JPEG形式など)を用いればよい。
通信部15は、ネットワークを介して、他の通信装置とデータ通信をする部分である。
たとえば、携帯端末やサーバから転送された電子データファイルを受信する。
また、この発明の画像処理装置MFPで生成された印刷画像と印刷補助線とを合成した合成画像情報を、携帯端末やサーバに送信してもよい。
ネットワークとしては、インターネットなどの広域通信網や、LANなど、既存のあらゆる通信網を用いることができ、有線通信および無線通信のどちらを用いてもよい。
出力部16は、生成された画像情報を出力する部分である。
この発明では、同一の入力画像情報を複数個配置した印刷画像と印刷補助線とを合成した合成画像情報を、出力する。
出力部16は、たとえば、画像情報を紙媒体に印刷して出力するプリンタに相当する。
情報の出力は、紙媒体への印刷に限るものではなく、USBメモリなどの外部の記憶媒体への情報の記憶、表示部13への情報の表示、インターネットなどのネットワークを介して他の情報処理装置やサーバへの情報の送信でもよい。
単位画像設定部17は、一枚の印刷用紙に複数の同一画像情報を印刷する場合に、基準となる1つの画像情報(単位画像)の大きさを設定する部分である。
基準となる1つの画像情報を単位画像と呼び、単位画像は、入力された画像情報のサイズ(縦長さ、横長さ)を変更した画像である。
基準となる1つの画像情報(単位画像)は、長方形の画像とし、単位画像の大きさは、その長方形の縦方向の長さ(縦長さH)と、横方向の長さ(横長さW)によって決定される。
たとえば、後述する図4(c-1)に示すように、単位画像「あ」を横方向に2つ、縦方向に2つ並べて、合計4つの同一画像情報を一枚の印刷用紙に印刷する場合、単位画像の縦方向の長さ(縦長さH)は、印刷用紙の縦方向の長さの1/2に設定し、単位画像の横方向の長さ(横長さW)は、印刷用紙の横方向の長さの1/2に設定する。
設定された単位画像の大きさを示す情報(縦長さH、横長さW)は、単位画像サイズ情報として、記憶部50に記憶される。
一枚の印刷用紙に印刷する同一画像情報の数を、リピート総数(Rn)と呼ぶ。
また、印刷用紙の縦方向に配置する同一画像情報の数をm、印刷用紙の横方向に配置する同一画像情報の数をnとした場合、リピート総数Rnは、m×nで表され、リピート縦横数は、(m、n)で表すものとする。
単位画像の大きさ(単位画像サイズ情報)は、後述するように、ユーザによって入力される入力画像情報のサイズ(原稿サイズ)と画像縮小率、または、印刷用紙のサイズとリピート総数Rnあるいはリピート縦横数(m、n)などを利用して計算される。
印刷画像情報生成部18は、一枚の印刷用紙に印刷すべき複数の単位画像からなる印刷画像(印刷画像情報とも呼ぶ)を生成する部分である。
一枚の印刷用紙に複数の同一画像情報を印刷する場合は、単位画像設定部17によって設定された単位画像の大きさを持つ同一画像情報を、リピート総数だけ配列した画像情報を生成する。ここで生成される印刷画像には、補助線を含まないものとする。
補助線補正判定部19は、複数の単位画像と補助線とを印刷する場合に、単位画像の大きさとの関係で、補助線の長さを補正する必要があるか否かを判定する部分である。
上記したように、補助線は裁断位置を示すものであり、この発明では、隣接する補助線が繋がらないように、補助線を印刷することを目的とする。
補助線の長さの基準となる長さ(補助線基準長さL0と呼ぶ)が、記憶部50に予め固定的に記憶されているものとし、補助線基準長さL0を持つ補助線を印刷したとした場合に、隣接する補助線が繋がるか否かで、補助線の長さの補正の必要性を判定する。
補助線基準長さL0を持つ補助線を利用して補助線を印刷した場合に、隣接する補助線が繋がらない場合は、補助線の長さを補正する必要はないと判定する。この場合は、印刷する補助線の長さLをL0とし、補助線基準長さL0を持つ補助線と、複数の単位画像からなる合成画像を、印刷用紙に印刷する。
一方、補助線基準長さL0を持つ補助線を利用して補助線を印刷した場合に、単位画像の大きさとの関係で、隣接する補助線が繋がってしまう場合は、補助線の長さを補正する必要があると判定する。
たとえば、補助線基準長さL0の補助線が、単位画像の縦長さH以上の場合(L0≧H)、縦方向の隣接する補助線が繋がってしまうので、補助線の長さの補正が必要と判定し、補助線の長さを短くするように補正する。
また、補助線基準長さL0の補助線が、単位画像の縦長さHおよび横長さWのうち短いほうの長さ以上の場合(L0≧min(W , H))、少なくとも、単位画像の短いほうの長さの方向の隣接する補助線が繋がってしまうので、補助線の長さの補正が必要と判定し、補助線の長さを短くするように補正する。
すなわち、補助線の長さは、単位画像の縦方向の長さ(縦長さH)と横方向の長さ(横長さW)のうち、いずれか短いほうの長さよりも短く設定する。
また、補助線の縦方向の長さと横方向の長さとが同じである場合は、1つの補助線基準長さL0を予め記憶すればよいが、縦方向の長さと横方向の長さとが異なる補助線を利用する場合は、補助線基準長さとして、縦方向の補助線基準長さLh0と、横方向の補助線基準長さLw0とを、予め記憶する。
補助線長さ補正部20は、補助線補正判定部19によって、補助線の長さの補正が必要と判定された場合に、補助線の長さを補正する部分である。
特に、印刷用紙に印刷される複数の単位画像の間に、印刷される各単位画像を裁断するための裁断位置を示す補助線を印刷する場合に、単位画像の大きさに対応させて、隣接する補助線が繋がらないように、各補助線の長さを設定する。
補助線の長さを変更するための補助線補正長さ率LA(%)を、記憶部50に予め記憶しておく。
たとえば、補助線基準長さL0に、補助線補正長さ率LAを乗算したものを、補正後の補助線の長さLに設定する(L=L0×LA)。補助線基準長さL0が10mmで、補助線補正長さ率LAが50%であれば、補正後の補助線長さLは、5mmとなる。
また、後述するように、補助線基準長さL0が、設定された単位画像の縦方向の長さ(縦長さH)と横方向の長さ(横長さW)のうち、いずれか短いほうの長さ以上の長さの場合、印刷用紙に印刷する補助線の長さLを、補助線補正長さ率LAを利用して、単位画像の縦方向の長さ(縦長さH)と横方向の長さ(横長さW)のうちいずれか短いほうの長さよりも短く設定してもよい。
たとえば、補助線の長さLを、単位画像の縦方向の長さと横方向の長さのうち、いずれか短い方の長さに、予め設定された補助線補正長さ率LAを乗算した数値に設定する(L=H×LA、またはL=W×LA)。
単位画像の短い方の長さが、W=40mmであり、補助線補正長さ率LAが70%であれば、補正後の補助線長さLは、28mmとなる。
補正後の補助線の長さLは、補正後補助線情報として、記憶部50に記憶され、この補正後の補助線長さLを持つ補助線が、印刷補助線として生成される。
また、補助線を構成する縦方向の長さと横方向の長さとが異なる場合、補助線を構成する縦方向の直線は、単位画像の縦方向の長さに対応させて、隣接する補助線の縦方向の直線が繋がらないように、各補助線の縦方向の長さを設定し、補助線を構成する横方向の直線は、単位画像の横方向の長さに対応させて、隣接する補助線の横方向の直線が繋がらないように、各補助線の横方向の長さを設定してもよい。
補助線の縦方向の長さと横方向の長さとが異なり、補助線基準長さとして、縦方向の補助線基準長さLh0と、横方向の補助線基準長さLw0とを予め記憶している場合は、補助線補正長さ率としても、縦方向の補正を計算する補助線補正長さ率LAh(%)と、横方向の補正を計算する補助線補正長さ率LAw(%)とを、記憶部50に予め記憶しておく。
ただし、縦方向の補正を計算する補助線補正長さ率LAh(%)と、横方向の補正を計算する補助線補正長さ率LAw(%)とは、同じ数値でもよい。
印刷補助線生成部21は、印刷用紙に印刷する長さが設定された後の複数の補助線(印刷補助線とも呼ぶ)を生成する部分である。たとえば、後述する図4(b)に示すような印刷補助線情報57が生成される。
補助線の補正が必要でない場合は、補助線基準長さL0を持つ補助線を利用して、印刷用紙に印刷する各単位画像の境界部分に、補助線が生成される。
補助線の補正が必要な場合は、補助線長さ補正部20によって補正された後の長さLを持つ補助線を利用して、印刷用紙に印刷する各単位画像の境界部分に、補助線が生成される。
また、補助線は、配置する位置によって形状が異なり、後述するように、十字形状の補助線、L字形状の補助線、T字形状の補助線、縦方向のみの直線からなる補助線、および横方向のみの直線からなる補助線のうち、いずれかの形状である。
合成画像生成部22は、印刷画像情報生成部18によって生成された複数の単位画像からなる印刷画像と、印刷補助線生成部21によって生成された複数の補助線からなる印刷補助線とを合成して、一枚の印刷用紙に印刷する画像(合成画像情報)を生成する部分である。
この発明では、補助線基準長さを持つ補助線を利用して補助線を印刷したとすると隣接する補助線が繋がってしまう場合、補助線補正判定部19が、補助線の長さを補正する必要があると判定し、合成画像生成部22が、隣接する補助線が繋がらないように補正した後の長さを持つ補助線からなる印刷補助線と、印刷画像とを合成した合成画像情報を生成する。
一方、補助線基準長さを持つ補助線を利用して補助線を印刷したとすると隣接する補助線が繋がらない場合、補助線補正判定部19が、補助線の長さを補正する必要がないと判定し、合成画像生成部22が、補助線基準長さを持つ補助線からなる印刷補助線と、印刷画像とを合成した合成画像情報を生成する。
たとえば、後述する図4(c)に示すような合成画像情報を生成する。
なお、印刷画像と、印刷補助線とを別々に生成するのではなく、単位画像の大きさを設定し、補助線の長さを設定した後、一枚の印刷用紙に印刷する単位画像と補助線の位置を決めて、ほぼ同時に、印刷画像と印刷補助線とからなる合成画像情報を生成してもよい。
また、補助線の長さを補正する場合と補正しない場合のどちらにおいても、合成画像生成部22が、印刷補助線を合成する場合、補助線の長さと同様に、単位画像の大きさに対応させて、印刷用紙に印刷される印刷補助線の色、太さ、種類のうち、少なくともいずれか1つ以上を変更してもよい。
たとえば、印刷用紙に印刷される単位画像の大きさが、所定の大きさよりも小さくなる場合、合成画像生成部22は、印刷用紙に印刷される印刷補助線の色の濃度を薄くすること、補助線の太さを細くすること、補助線の種類を破線にすることの少なくともいずれか1つ以上を行うようにしてもよい。
また、印刷用紙に印刷される単位画像の大きさが、所定の大きさよりも大きくなる場合、合成画像生成部22は、印刷用紙に印刷される印刷補助線の色の濃度を濃くすること、補助線の太さを太くすること、補助線の種類を実線にすることの少なくともいずれか1つ以上を行うようにしてもよい。
記憶部50は、この発明の画像処理装置の各機能を実行するために必要な情報やプログラムを記憶する部分であり、ROM、RAM、フラッシュメモリなどの半導体記憶素子、HDD、SSDなどの記憶装置、その他の記憶媒体が用いられる。
記憶部50には、たとえば、入力画像情報51、設定入力情報52、基準設定情報53、単位画像サイズ情報54、補助線項目情報55、補正後補助線情報56、印刷補助線情報57、合成画像情報58などが記憶される。
図2、図3および図4に、この発明の画像処理装置に記憶される情報の一実施例の説明図を示す。
入力画像情報51は、画像入力部14によって入力された画像情報である。
一枚の印刷用紙に、複数の同一画像を配置して印刷する場合、入力画像情報51は、単位画像のもとになる画像であり、この入力画像情報を縮小または拡大して、単位画像の大きさを計算する。
図2(a)に、入力画像情報51の一実施例を示す。
ここでは、説明を容易にするために、「あ」という文字からなる画像情報を示しているが、多数の文字、記号、図形、写真等を含む原稿の画像情報を入力してもよい。
また、入力画像情報51の大きさを示す情報(入力画像サイズ)は、縦方向の長さHgと、横方向の長さWgで表されるものとし、記憶部50に記憶されるものとする。
入力画像サイズ(Hg、Wg)は、ユーザによって入力されるか、あるいは、読み取る原稿のサイズがA4というように定型サイズの場合は、予め決まっているその定型サイズを設定すればよい。
設定入力情報52は、ユーザによって入力される情報である。
ユーザは、操作部12を利用して、印刷用紙に印刷される単位画像の大きさを設定するための設定入力情報を入力する。
設定入力情報52は、単位画像の大きさを設定する前に入力され、記憶部50に予め記憶される。ただし、定型サイズの印刷用紙などの情報については、予め固定的に、設定記憶してもよい。
設定入力情報52には、たとえば、図2(b)に示すように、入力画像サイズ、印刷用紙サイズ、画像縮小率、リピート総数、リピート縦横数、補助線印刷可否情報などが含まれる。
入力画像サイズは、入力された画像情報の縦方向の長さと横方向の長さを特定する情報であり、印刷用紙サイズは、印刷用紙の縦方向と横方向の長さを特定する情報であり、画像縮小率は、入力された画像情報を縮小するときに利用する情報であり、リピート総数は、印刷用紙に印刷される単位画像の合計数であり、リピート縦横数は、印刷用紙に印刷される単位画像の縦方向の配置数と横方向の配置数からなる情報である。
これらの設定入力情報52を利用して、一枚の印刷用紙に複数の画像情報を印刷する場合の単位画像のサイズなどが決定される。
たとえば、単位画像設定部17が、入力画像サイズと、画像縮小率とから、印刷用紙に印刷される単位画像の縦方向の長さと横方向の長さを設定する。
また、単位画像設定部17が、印刷用紙サイズと、リピート総数とから、印刷用紙に印刷される単位画像の縦方向の長さと横方向の長さを設定する。
あるいは、単位画像設定部17が、印刷用紙サイズと、リピート縦横数の縦方向の配置数とから、印刷用紙に印刷される単位画像の縦方向の長さを設定し、印刷用紙サイズと、リピート縦横数の横方向の配置数とから、印刷用紙に印刷される単位画像の横方向の長さを設定してもよい。
入力画像サイズは、上記したように、入力画像情報51の大きさを示す情報であり、入力画像情報51の縦方向の長さHgと、横方向の長さWgが設定入力される。
また、入力する画像情報が記載された原稿が定型サイズである場合は、縦方向および横方向の長さを直接入力するのではなく、定型サイズを特定する記号などを選択入力すればよい。
たとえば、入力する画像情報が定型のA5サイズの原稿である場合は、「A5」を意味する情報を選択入力し、入力画像サイズ(Hg、Wg)として、A5サイズの原稿の縦方向の長さHg(=210mm)と、横方向の長さWg(=148mm)を、自動的に、設定記憶すればよい。
印刷用紙サイズは、画像情報を印刷する用紙の大きさを示す情報であり、印刷用紙の縦方向の長さHiと、横方向の長さWiが設定入力される。
また、印刷する用紙が定型サイズである場合は、縦方向および横方向の長さを直接入力するのではなく、定型サイズを特定する記号などを選択入力すればよい。
たとえば、使用する印刷用紙が定型のA4サイズである場合は、「A4」を意味する情報を選択入力し、印刷用紙サイズ(Hi、Wi)として、A4サイズの用紙の縦方向の長さHi(=297mm)と、横方向の長さWi(=210mm)を、自動的に、設定記憶すればよい。
画像縮小率Pは、入力画像情報51を縮小または拡大する割合(%)を意味する。
複数の入力画像情報51を、一枚の印刷用紙に印刷する場合、入力画像情報51をどの程度に縮小して印刷するかを決めるための画像縮小率Pを設定入力する。
たとえば、もとの入力画像情報51の大きさが印刷用紙と同程度の大きさであり、一枚の印刷用紙に、16の入力画像情報51を印刷したい場合、画像縮小率Pとして、25%を設定入力する。これにより、入力画像情報51の入力画像サイズ(Hg、Wg)は、1/4に縮小され、16の単位画像が一枚の印刷用紙に収まるように、単位画像のサイズ情報が計算される。
リピート総数Rnは、一枚の印刷用紙に印刷する単位画像の合計数を意味する。
一枚の印刷用紙に印刷する単位画像の縦方向の数と横方向の数とが同じ場合に、リピート総数Rnを入力するものとし、リピート総数Rnとしては、たとえば、4、9,16というように、整数の二乗に相当する数値を入力する。
リピート総数Rnが4の場合、一枚の印刷用紙に印刷される縦方向の数と横方向の数は、どちらも2つであり、リピート総数Rnが16の場合、一枚の印刷用紙に印刷される縦方向の数と横方向の数は、どちらも4つとなる。
リピート縦横数は、一枚の印刷用紙に印刷する単位画像の縦方向の数mと、単位画像の横方向の数nを意味する。
ユーザは、一枚の印刷用紙に印刷したい単位画像の縦方向の数mと、単位画像の横方向の数nを、直接入力する。
リピート縦横数(m、n)が設定入力された場合は、リピート縦横数(m、n)からリピート総数Rn(=m×n)が分かるので、リピート総数は入力しなくてもよい。
補助線印刷可否情報HJは、一枚の印刷用紙に複数の入力画像情報51を印刷する場合に、裁断位置を示す補助線も印刷するか否かを設定した情報である。
たとえば、補助線印刷可否情報HJに、「可」が設定された場合、補助線も印刷することを意味し、補助線の補正や、印刷補助線を生成する処理が行われる。
補助線印刷可否情報HJに、「否」が設定された場合、補助線は印刷しないことを意味し、一枚の印刷用紙に、複数の入力画像情報51が印刷され、補助線は印刷されない。
基準設定情報53は、補助線に関する情報を予め設定した情報であり、図2(c)に示すように、主として、補助線基準長さL0と、補助線補正長さ率LAとが記憶される。
補助線基準長さL0は、裁断位置を示す補助線の基準となる長さを意味し、補助線の補正をしない場合は、この補助線基準長さL0を利用して、印刷する補助線が生成される。
補助線補正長さ率LAは、補助線の補正が必要な場合に、補正後の補助線の長さを計算するための割合(%)である。
あるいは、補助線は、縦方向の直線と、横方向の直線によって構成されるので、縦方向と横方向の補助線の長さを異ならせる場合は、縦方向の補助線基準長さLh0と、横方向の補助線基準長さLw0とを別々に、設定してもよい。
縦方向と横方向の補助線基準長さを、それぞれ別々に設定した場合は、補助線補正長さ率も、縦方向の補助線補正長さ率LAhと、横方向の補助線補正長さ率Lawを、別々に設定する。
たとえば、図2(c)に示すように、縦方向の補助線基準長さLh0に10mmを設定し、横方向の補助線基準長さLw0に8mmを設定する。また、縦方向の補助線補正長さ率LAhに50%を設定し、横方向の補助線補正長さ率Lawに55%を設定し、この補助線補正長さ率(Lah、Law)と、単位画像の縦長さ又は横長さを利用して、補助線の長さを補正する。
単位画像サイズ情報54は、一枚の印刷用紙に複数の入力画像情報51を印刷する場合の単位画像の大きさを示す情報であり、印刷用紙に印刷する単位画像の縦方向の長さと横方向の長さとからなる。
図2(d)に示すように、単位画像の大きさは、縦長さHと、横長さWで表すものとし、上記した設定入力情報52を利用して計算され、記憶部50に記憶されるものとする。
原則として、単位画像は長方形であるので、単位画像の縦長さHと横長さWは、図4(a)に示すような長さを意味する。
たとえば、単位画像サイズ情報54の縦長さHと、横長さWは、次のようにして求められる。
(単位画像サイズ情報の縦長さHと、横長さWの計算方法:実施例1)
ここでは、設定入力された入力画像サイズ(Hg、Wg)と画像縮小率Pとから、単位画像サイズ情報の縦長さHと、横長さWを計算する。
画像縮小率Pは、入力画像情報51を縮小する割合(%)なので、入力画像サイズ(Hg、Wg)に、画像縮小率Pを乗算することにより、単位画像サイズ情報の縦長さHと、横長さWが計算される。すなわち、次式により、単位画像サイズ情報(H、W)が計算される。
縦長さH=入力画像サイズの縦方向の長さHg×画像縮小率P
横長さW=入力画像サイズの横方向の長さWg×画像縮小率P
(単位画像サイズ情報の縦長さHと、横長さWの計算方法:実施例2)
ここでは、設定入力された印刷用紙サイズ(Hi、Wi)と、リピート総数Rnとから、単位画像サイズ情報の縦長さHと、横長さWを計算する。
上記したように、リピート総数Rnが、整数Kの二乗であるとすると(Rn=K×K)、印刷用紙の縦方向にK個の単位画像を配列し、印刷用紙の横方向にもK個の単位画像を配列することになる。
すなわち、リピート総数Rnが入力された場合は、印刷用紙の縦方向と横方向に同数Kの単位画像を配列するものとする。
したがって、まず、リピート総数Rnから、縦方向および横方向の単位画像の配列数Kを求めた後、印刷用紙サイズ(Hi、Wi)と配列数Kとを用いて、単位画像サイズ情報の縦長さHと、横長さWは、次式により計算される。
縦長さH=印刷用紙サイズの縦方向の長さHi/縦方向の単位画像数K
横長さW=印刷用紙サイズの横方向の長さWi/横方向の単位画像数K
(単位画像サイズ情報の縦長さHと、横長さWの計算方法:実施例3)
ここでは、設定入力された印刷用紙サイズ(Hi、Wi)と、リピート縦横数(m、n)とから、単位画像サイズ情報の縦長さHと、横長さWを計算する。
リピート縦横数(m、n)から、印刷用紙の縦方向に配列する単位画像の数がmであり、印刷用紙の横方向に配列する単位画像の数がnであることがわかる。
したがって、印刷用紙サイズ(Hi、Wi)と、印刷用紙の縦方向に配列する単位画像の数mおよび印刷用紙の横方向に配列する単位画像の数nとを用いて、単位画像サイズ情報の縦長さHと、横長さWは、次式により計算される。
縦長さH=印刷用紙サイズの縦方向の長さHi/縦方向の単位画像数m
横長さW=印刷用紙サイズの横方向の長さWi/横方向の単位画像数n
(単位画像サイズ情報の縦長さHと横長さWについてのその他の実施例)
上記した実施例2と実施例3では、単位画像サイズ情報の縦長さHと、横長さWが計算されるとともに、一枚の印刷用紙に印刷される単位画像の数も決まっている。さらに、実施例2と実施例3では、リピート総数Rnや、リピート縦横数に対応するm×n個の単位画像が、ほぼ余白なく、印刷用紙に印刷される。
ただし、実施例1の場合は、設定入力された入力画像サイズ(Hg、Wg)と画像縮小率Pとから、単位画像サイズ情報の縦長さHと、横長さWが計算されるだけで、印刷される単位画像の数は設定されていない。
そこで、印刷用紙サイズ(Hi、Wi)に比べて、単位画像サイズ情報の縦長さHと横長さWがかなり小さく、ユーザが、計算された単位画像の縦長さHおよび横長さWと、印刷用紙サイズ(Hi、Wi)との大きさの関係が分かっている場合は、印刷用紙に配置することが可能な単位画像のリピート総数Rnや、リピート縦横数(m、n)も設定入力してもよい。
たとえば、ユーザが、入力画像サイズ(Hg、Wg)と、画像縮小率Pと、リピート縦横数(m、n)を設定入力してもよい。これにより、単位画像サイズ情報の縦長さHと、横長さWが決まり、印刷用紙に印刷される単位画像の数も決められる。
また、この場合は、印刷用紙サイズを考慮していないので、図4(c-2)に示すように、印刷用紙の一部分に、複数の単位画像が印刷され、印刷用紙に余白ができる場合もある。
図2(d)に示すように、単位画像サイズ情報54の縦長さHが60mmで、横長さWが40mmと計算され、印刷用紙サイズ(Hi、Wi)がA4用紙の大きさである場合(Hi=297mm、Wi=210mm)、印刷用紙の縦方向には、4つの単位画像が配列され、印刷用紙の横方向には、5つの単位画像が配列することが可能であり、入力画像情報を縮小した合計20個の単位画像が、A4の印刷用紙に印刷され、印刷用紙に余白ができる。
図1に示した記憶部50において、補助線項目情報55は、印刷する補助線を特定するための情報である。
補助線項目情報55は、たとえば、図3(a)に示すように、補助線長さL、補助線色CL、補助線太さFA、補助線種類TYの4つの項目を含み、項目ごとに、初期基準値と、補正設定値と、補正の可否の情報が、予め設定記憶される。
いずれの情報も、書き換えることのできない固定値として設定してもよいが、利用するユーザによって、自由に、設定変更できるようにしてもよい。
補助線を補正しない場合は、補助線項目情報55の初期基準値を利用して、印刷する補助線が生成される。
補助線項目情報55としては、これら4つの項目に限るものではなく、4つの項目以外の情報を定義して、設定入力してもよい。
補助線長さLは、印刷する補助線の長さを意味する。
図3(a)では、初期基準値として、たとえば、基準長さ(L0)が設定されている。
補助線の印刷にこの初期基準値が採用された場合は、上記した補助線基準長さL0を用いて、印刷する補助線が生成される。
補助線長さLの補正をする場合は、単位画像の大きさ(縦長さH、横長さW)との関係で、自動的に補正されるので、補助線長さLの補正設定値は、予め設定しなくてもよい。
補助線長さLの補正をする場合は、補正の可否に「補正する」ことを意味する情報が予め設定され、補助線長さLの補正をしない場合は、補正の可否に「補正しない」ことを意味する情報が予め設定される。
補助線色CLは、印刷する補助線の色を意味する。
図3(a)では、初期基準値として、たとえば、黄色が設定されている。
補助線の印刷にこの初期基準値が採用された場合、カラー印刷ができるときは、黄色の補助線を用いて、印刷する補助線が生成される。
ただし、白黒印刷をする場合は、黄色が設定されていても、黒色に変更すればよい。
また、図3(a)では、補助線色CLの補正設定値として、たとえば、赤色が設定されている。すなわち、補助線の補正をする場合は、補助線色CLは、赤色に設定変更される。
補助線の色の補正をする場合は、補助線色CLの補正の可否に「補正する」ことを意味する情報が予め設定され、補助線の色の補正をしない場合は、補助線色CLの補正の可否に「補正しない」ことを意味する情報が予め設定される。
図3(a)では、「補正しない」ことを意味する情報が予め設定されているので、補助線を補正する場合であっても、補助線の色については補正をせずに、補助線色CLの初期基準値(黄色)が使用される。
補助線太さFAは、印刷する補助線の太さを意味する。
図3(a)では、補助線太さFAの初期基準値として、0.1mmが設定されている。
補助線の印刷にこの初期基準値が採用された場合、0.1mmの太さで、印刷する補助線が生成される。
また、図3(a)では、補助線太さFAの補正設定値として、0.3mmが設定されている。すなわち、補助線の補正をする場合は、補助線太さFAは、0.3mmに設定変更される。
補助線の太さの補正をする場合は、補助線太さFAの補正の可否に「補正する」ことを意味する情報が予め設定され、補助線の太さの補正をしない場合は、補助線太さFAの補正の可否に「補正しない」ことを意味する情報が予め設定される。
図3(a)では、「補正する」ことを意味する情報が予め設定されているので、補助線を補正する場合は、補助線太さも補正し、0.3mmの太さの補助線が生成される。
補助線種類TYは、印刷する補助線の種類を意味する。
補助線の種類には、たとえば、実線、破線、一点鎖線などがある。
図3(a)では、補助線種類TYの初期基準値として、破線が設定されている。
補助線の印刷にこの初期基準値が採用された場合、破線で、印刷する補助線が生成される。
また、図3(a)では、補助線種類TYの補正設定値として、実線が設定されている。すなわち、補助線の補正をする場合は、補助線種類TYは、実線に設定変更される。
補助線の種類の補正をする場合は、補助線種類TYの補正の可否に「補正する」ことを意味する情報が予め設定され、補助線の種類の補正をしない場合は、補助線種類TYの補正の可否に「補正しない」ことを意味する情報が予め設定される。
図3(a)では、「補正しない」ことを意味する情報が予め設定されているので、補助線を補正する場合であっても、補助線の種類については補正をせずに、補助線種類TYの初期基準値(破線)が使用される。
補正後補助線情報56は、補助線の補正が必要な場合において、補助線の補正をした後の補助線に関する情報を記憶したものである。
補助線を補正した場合は、この補正後補助線情報56を利用して、印刷する補助線が生成される。
補正後補助線情報56としては、図3(b)に示すように、上記した補助線項目情報55と同様に、たとえば、補助線長さL、補助線色CL、補助線太さFA、補助線種類TYの4つの項目が記憶される。
ただし、補助線長さとして、縦方向の長さと横方向の長さとを別々に設定する場合は、補正後の補助線の縦方向長さLhと横方向長さLwとが、記憶される。
図3(b)では、縦方向の長さと横方向の長さが同じである場合は、補正後の補助線長さLとして、7mmが記憶されている。また、縦方向の長さと横方向の長さが異なる場合は、補正後の補助線の縦方向長さLhとして7mmが記憶され、横方向長さLwとして5mmが記憶されている。
さらに、補正後の補助線色CLとしては黄色、補正後の助線太さFAとしては0.1mm、補正後の補助線種類TYとしては破線が記憶されている。
印刷補助線情報57は、印刷用紙に印刷する補助線(印刷補助線)の情報であり、主として、印刷用紙に補助線を印刷する場合に、補助線を印刷する位置と、補助線の形状や色等を特定した情報とからなる。
印刷補助線情報57は、印刷する単位画像のサイズや、補助線の長さ等が決まった後に、上記した補助線項目情報55や補正後補助線情報56を利用して、印刷補助線生成部21によって生成される。
図4(b)に、一実施例として、2つの印刷補助線情報57の説明図を示す。
図4(b-1)は、図4(a)に示した単位画像を、縦方向に2つ、横方向に2つ配置して、合計4つの単位画像を、一枚の印刷用紙40に印刷する場合の補助線41を示している。
ここでは、印刷用紙40の中央に十字形状の補助線41を生成し、縦方向の直線と、横方向の直線からなる補助線を、図4(b-1)に示す位置に生成する。
印刷補助線情報57には、これらの5つの補助線の位置と形状等に関する情報が記憶される。5つの補助線によって、4つの単位画像の裁断位置が示されている。
図4(b-2)は、図4(a)に示した単位画像を、縦方向に4つ、横方向に4つ配置して、合計16個の単位画像を、一枚の印刷用紙40に印刷する場合の補助線41を示している。
ここで、生成される補助線は、十字形状の補助線41、L字形状の補助線41,T字形状の補助線41からなり、各補助線は、たとえば、図4(b-2)に示す位置に生成される。
印刷補助線情報57には、図4(b-2)に示す合計25個の補助線の位置と形状等に関する情報が記憶される。
合成画像情報58は、一枚の印刷用紙に印刷される画像であり、補助線を印刷する場合は、印刷画像と印刷補助線とを合成した画像の情報である。
合成画像情報58は、合成画像生成部22によって生成される。
図4(c)に、一実施例として、2つの合成画像情報58の説明図を示す。
ここでは、合成画像情報58を利用して印刷されるイメージ画像を示している。
図4(c-1)は、図4(a)に示した単位画像を縦方向に2つ横方向に2つ配置した合計4つの単位画像からなる印刷画像と、図4(b-1)に示した印刷補助線情報57を利用して生成された印刷補助線とを合成した情報を示している。
図4(c-2)は、図4(a)に示した単位画像を縦方向に4つ横方向に4つ配置した合計16個の単位画像からなる印刷画像と、図4(b-2)に示した印刷補助線情報57を利用して生成された印刷補助線とを合成した情報を示している。
この合成画像情報58に基づいて、複数の入力画像情報と、裁断位置を示す補助線とが、一枚の印刷用紙40に印刷される。
<単位画像の大きさと補助線との関係の説明>
図5に、一枚の印刷用紙に印刷される複数の画像情報と補助線の大きさとの関係の一実施例の説明図を示す。
図5(a)に、印刷用紙40に印刷される補助線41と4つの単位画像の合成画像の印刷イメージを示す。これは、図4(c-1)と同じ合成画像である。
ここで、補助線41は、中央部にある十字形状の補助線と、4つの直線形状の補助線からなり、隣接する十字形状の補助線と直線形状の補助線とが繋がらないように、補助線の長さが設定される。
図5(b)に示すように、単位画像の縦方向の長さがHであり、単位画像の横方向の長さがWであり、W<Hであったとする。
また、十字形状の補助線を構成する縦方向の直線と横方向の直線の長さをLとし、直線形状の補助線の長さをL/2とする。
たとえば、補助線の直線の長さLが、単位画像の横方向の長さWに等しいかあるいは横方向の長さWよりも長い場合(L≧W)、隣接する十字形状の補助線と直線形状の補助線とが繋がってしまう。
そこで、隣接する十字形状の補助線と直線形状の補助線とが繋がらないようにするために、補助線の直線の長さLを、単位画像の横方向の長さWよりも短くなるように補正する。
すなわち、補助線の直線の長さLが、単位画像の横方向の長さWよりも短ければ、隣接する十字形状の補助線と直線形状の補助線とは繋がらない。
たとえば、図2(c)に示すように補助線補正長さ率LAが50%の場合、図5(c)に示すように補助線の直線の長さLを、単位画像の横方向の長さWの50%に補正する(L=W×0.5)。このように、補助線の直線の長さLを設定すると、隣接する十字形状の補助線と、横方向の直線形状の補助線との間には、W/2のすき間ができ、隣接する十字形状の補助線と、横方向の直線形状の補助線とは繋がらない。
単位画像の縦方向の長さHと単位画像の横方向の長さWとの関係が、W<Hである場合、少なくとも、補助線の直線の長さLと横方向の長さWとの関係が、L<Wであれば、隣接する十字形状の補助線と横方向の直線形状の補助線とは繋がらず、隣接する十字形状の補助線と縦方向の直線形状の補助線とも繋がらない。
同様の考え方によれば、単位画像の縦方向の長さHと単位画像の横方向の長さWとの関係が、W>Hである場合、少なくとも、補助線の直線の長さLと縦方向の長さHとの関係が、L<Hであれば、隣接する十字形状の補助線と縦方向の直線形状の補助線とは繋がらず、隣接する十字形状の補助線と横方向の直線形状の補助線とも繋がらない。
したがって、十字形状の補助線の直線の長さLが、単位画像の縦方向の長さHと単位画像の横方向の長さWのうち、どちらか短いほうの長さよりも短くなるように設定すれば、隣接する十字形状の補助線と直線形状の補助線とが繋がらないようにすることができる。
すなわち、補助線の直線の長さLを補正する場合、L<min(H、W)となるように、補助線の直線の長さLを設定すればよい。
ただし、補助線の長さの初期値である補助線基準長さL0が、すでに、L0<min(H、W)の場合は、補助線を補正する必要はなく、補助線基準長さL0を利用して、補助線を印刷すればよい。
図5(d)に、単位画像がさらに縮小された場合に、印刷用紙40に印刷される補助線41と4つの単位画像の合成画像の印刷イメージを示す。
図5(a)では、4つの単位画像が、一枚の印刷用紙にちょうど収まるように配置された場合を示したが、図5(d)では、リピート縦横数(m、n)が(2、2)に設定され、図5(d)に示すような単位画像の大きさになるように画像縮小率Pが設定された場合の印刷イメージを示している。
図5(d)では、印刷される4つの単位画像の大きさは、印刷用紙サイズに比べてかなり小さいので、印刷用紙40に余白ができる。
この場合、単位画像を切り取るための裁断位置を示す補助線41は、図5(a)とは異なり、中央部にある1つの十字形状の補助線と、4つのL字形状の補助線と、4つのT字形状の補助線とからなり、隣接する補助線同士が繋がらないように、補助線の長さが設定される。
上記した図5(c)に示すように、十字形状の補助線を構成する縦方向の直線と横方向の直線の長さをLとし、図5(e)に示すように、L字形状の補助線を構成する縦方向の直線と横方向の直線の長さをL/2とし、図5(f)に示すように、T字形状の補助線を構成する縦方向の直線と横方向の直線の長さを、それぞれL/2とLとする。
図5(a)と図5(d)の印刷用紙40のサイズが同じであるとすると、図5(d)では、単位画像の大きさが小さくなるので、単位画像の縦方向の長さHと単位画像の横方向の長さWに対応して、補助線の直線の長さLも、より短く設定される。
この場合も、隣接する補助線同士が繋がらないようにするために、補助線の直線の長さLが、単位画像の縦方向の長さHと単位画像の横方向の長さWのうち、どちらか短いほうの長さよりも短くなるように設定される。
すなわち、補助線の直線の長さLを補正する場合、L<min(H、W)となるように、補助線の直線の長さLを設定すればよい。
図5(a)と図5(d)では、印刷用紙40の縦方向と横方向に2つの単位画像を配置し、合計4つの単位画像と、補助線を合成して印刷する2つの実施例を示したが、印刷する単位画像の数がこれ以上の場合も、図5(a)と図5(d)のいずれかと同様の考え方で、補助線を生成して、補助線と単位画像とを合成して印刷する。
図6に、印刷される補助線の補正の有無に関する一実施例の説明図を示す。
図6(a)と図6(b)に、印刷補助線情報57の例を示す。
図6(a)では、補助線の長さを補正しない場合であって、隣接する補助線が繋がってしまう場合について説明する。
印刷用紙の横方向の長さを40mmとし、縦方向の長さを60mmとし、十字形状の補助線の長さLを10mmとする。
図6(a-1)において、印刷用紙の縦方向と横方向にそれぞれ2つの単位画像を印刷する場合の補助線の位置と長さを示している。
この場合、1つの単位画像の横方向の長さWは20mmであり、縦方向の長さHは30mmとなり、直線形状の補助線の長さをL/2=5mmとすると、隣接する直線形状の横方向の補助線と十字形状の補助線との間の距離は10mmで、隣接する直線形状の縦方向の補助線と十字形状の補助線との間の距離は20mmとなり、隣接する補助線同士は繋がらない。
しかし、補助線の長さを補正せずに、十字形状の補助線の長さLを10mmのままにした場合、図6(a-2)のように、同じ大きさの印刷用紙に、縦方向と横方向にそれぞれ4つの単位画像を配置し、合計16個の単位画像を印刷した場合、隣接する直線形状の横方向の補助線と十字形状の補助線とが繋がってしまう。
図6(a-2)のように、同じ大きさの印刷用紙(横方向の長さ=40mm、縦方向の長さ=60mm)に、合計16個の単位画像を印刷した場合、1つの単位画像の横方向の長さWは10mmとなり、縦方向の長さHは15mmとなる。
このとき、十字形状の補助線の長さLが10mmで、直線形状の補助線の長さがL/2=5mmのままだとすると、図6(a-2)のように、隣接する直線形状の横方向の補助線と十字形状の補助線との間の距離はゼロとなり、隣接する直線形状の横方向の補助線と十字形状の補助線とが繋がってしまう。
そこで、この発明では、隣接する補助線同士が繋がらないようにするために、補助線の長さを短くなるように補正する。
なお、図6(a-2)の場合は、隣接する直線形状の縦方向の補助線と十字形状の補助線との間の距離は5mmあるので、この方向の隣接する補助線同士は繋がらない。
図6(b)では、この発明において、隣接する補助線が繋がらないように、補助線の長さを補正する場合について説明する。
ここでは、補助線補正長さ率LAを、60%とする。
図6(b-1)は、図6(a-1)と同じ図面であり、印刷用紙の縦方向と横方向にそれぞれ2つの単位画像を印刷する場合の補助線の位置と長さを示している。
図6(a-2)のように、同じ大きさの印刷用紙(横方向の長さ=40mm、縦方向の長さ=60mm)に、合計16個の単位画像を印刷した場合、補助線の長さL(=10mm)を補正しない場合は、横方向の隣接する補助線同士が繋がってしまうので、単位画像の大きさのうち短いほうの長さである横方向の長さ(W=10mm)と、補助線補正長さ率LA(=60%)を利用して、補助線の長さLを補正する。
すなわち、補助線の長さL=単位画像の横方向の長さW×補助線補正長さ率LAによって、補助線の長さLを、10×0.6=6mmに設定する。
この場合、図6(b-2)に示すように、十字形状の補助線の長さLが6mm、直線形状の横方向と縦方向の補助線の長さL/2が3mmとなるので、隣接する直線形状の横方向の補助線と十字形状の補助線との間の距離は4mmとなり、隣接する直線形状の縦方向の補助線と十字形状の補助線との間の距離は9mmとなり、隣接する直線形状の補助線と十字形状の補助線とは繋がらないようにすることができる。
一般的に言い換えれば、補助線の長さLが、単位画像の縦方向の長さHと単位画像の横方向の長さWのうち、どちらか短いほうの長さと同じか、あるいは長い場合(L≧min(H、W))、隣接する補助線同士が繋がってしまうので、隣接する補助線同士が繋がらないように、単位画像の大きさに対応させて、補助線の長さLを、補助線補正長さ率LAを利用して、短くなるように補正する。
図6(c)に、図6(b)の印刷補助線情報57を利用して、印刷用紙に印刷される合成画像情報を示す。
図6(c-1)には、図6(b-1)の補助線と4つの単位画像とを合成した画像情報を示している。また、図6(c-2)には、図6(b-2)の長さを補正した補助線と、16個の単位画像とを合成した画像情報を示している。
図6(c)に示すように、印刷する単位画像の大きさ(縦方向の長さH、横方向の長さW)に対応させて、印刷する補助線の長さLを補正することによって、隣接する補助線同士が繋がらないようにすることができる。
<補助線の生成と、合成画像の印刷処理の説明>
図7に、この発明の補助線生成処理の一実施例のフローチャートを示す。
ここでは、ユーザが、印刷する画像情報と、補助線に関する設定情報を入力した後、印刷用紙に印刷する単位画像の大きさを計算し、一枚の印刷用紙に印刷する印刷画像情報と印刷補助線を生成し、印刷画像情報と印刷補助線を合成した画像を、印刷用紙に印刷する処理について説明する。
補助線を印刷する場合は、隣接する補助線が繋がらないようにするために、計算された単位画像の大きさに対応して、補助線の長さの補正の必要性を判定し、補助線の長さの補正が必要な場合は、補助線の長さを補正する。
図7のステップS1において、ユーザが、操作部12によって、補助線に関する設定情報を入力し、入力された情報を、設定入力情報52として、記憶部50に記憶する。
ここでは、図2(b)に示したような設定入力情報52が入力される。
たとえば、入力画像サイズ(Hg、Wg)、印刷用紙サイズ(Hi、Wi)、画像縮小率P、補助線印刷可否情報HJが入力される。リピート総数Rn、あるいは、リピート縦横数(m、n)を入力してもよい。
また、基準設定情報53と、補助線項目情報55については、予め設定し記憶部50に記憶しておくが、ユーザが独自に設定したい場合は、ユーザによって、予め設定した内容を、変更してもよい。
ステップS2において、ユーザが印刷したい画像が記載された原稿を、画像入力部14により読み取り、入力画像情報51として、記憶部50に記憶する。
このとき入力された入力画像情報51から、上記した入力画像サイズ(Hg、Wg)を、取得してもよい。
ステップS3において、単位画像設定部17が、単位画像の大きさ(縦長さH、横長さW)を計算し、単位画像サイズ情報54として、記憶部50に記憶する。
単位画像の大きさ(縦長さH、横長さW)は、上記したいずれかの実施例の方法により、計算すればよい。
単位画像サイズ情報54が設定されれば、単位画像の大きさと印刷用紙サイズとの関係から、リピート総数Rn、あるいは、リピート縦横数(m、n)を設定してもよい。
ステップS4において、印刷画像情報生成部18が、一枚の印刷用紙に印刷する画像情報(印刷画像情報)を生成する。
上記のように、単位画像サイズ情報54が設定されるので、入力画像情報51を、単位画像の大きさ(縦長さH、横長さW)に変更する。また、リピート総数Rn、あるいは、リピート縦横数(m、n)によって、印刷する単位画像の数と配置が決定されるので、大きさが変更された複数の入力画像情報51を、縦方向と横方向に所定数だけ配置した印刷画像情報を生成する。印刷画像情報には、補助線は含まれない。
ステップS5において、入力された補助線印刷可否情報HJに基づいて、補助線を印刷するか否かをチェックする。
補助線印刷可否情報HJが「可」の場合は、補助線を印刷するために、ステップS7に進み、補助線印刷可否情報HJが「否」の場合は、ステップS6に進む。
ステップS6において、生成された印刷画像情報を印刷用紙に印刷して、処理を終了する。
これにより、補助線を含まない複数の画像情報が、一枚の印刷用紙に印刷される。
ステップS7において、補助線補正判定部19が、補助線の補正の要否判定処理を行い、補正が必要な場合は、補助線長さ補正部20が、補助線の補正処理を行う。
補助線の長さの補正は、初期設定値である補助線基準長さL0と、単位画像の大きさ(縦長さH,横長さW)との大小関係に基づいて、行われる。
この処理の詳細な内容についての実施例は、後述する図8から図11に示す。
ここでは、補助線の長さが設定されるが、補正をしない場合は、初期設定値である補助線基準長さL0が、補助線長さLとして設定される。また、補助線の補正が必要な場合は、補助線基準長さL0を補正した後の長さが、補助線長さLとして設定される。
ステップS8において、印刷補助線生成部21が、印刷補助線を生成する。
ここでは、設定された補助線長さLを持つ補助線を配置する位置を決定し、その位置に配置する補助線形状を決定して、印刷用紙に印刷する複数の補助線(印刷補助線)を生成する。
ステップS9において、合成画像生成部22が、生成された印刷画像情報と、生成された印刷補助線とを合成した画像を生成する。
ステップS10において、出力部16によって、生成された合成画像を、所定の一枚の印刷用紙に印刷して、処理を終了する。
以上のように、一枚の印刷用紙に印刷される単位画像の大きさを考慮して、補助線の長さが設定されるので、一枚の印刷用紙に印刷される同一画像の数の多少にかかわらず、隣接する補助線同士が繋がらず、裁断した後に補助線をできるだけ残さないようにすることができる。
<補助線の補正要否判定と、補助線の補正処理の説明>
(補助線の補正の実施例1)
図8に、補助線の補正要否判定および補正処理の一実施例のフローチャートを示す。
このフローチャートは、図7のステップS7で行われる処理である。
ここでは、基準設定情報53において、補助線基準長さL0として、縦方向および横方向とも同じ基準長さが設定され、補助線補正長さ率LAも、1つの補正長さ率が設定され、補助線を補正するとき、縦方向の補助線と横方向の補助線のどちらも、同じ割合で変更する場合について説明する。
したがって、補助線基準長さL0と、単位画像サイズ情報54の縦長さHと横長さWとを比較し、補助線基準長さL0が、縦長さHおよび横長さWのうち短いほうと同じ長さであるかあるいは長い場合に(L0≧min(H,W))、補助線の長さの補正が必要と判定する。
また、補助線の長さの補正が必要と判定された場合、縦長さHと横長さWのうち短いほうの長さに、補助線補正長さ率LAを乗算した数値を、補正後の補助線の長さLに設定する(L=min(H,W)×LA)。
図8のステップS51において、計算された単位画像サイズ情報54(縦長さH、横長さW)を読み出す。さらに、予め記憶されている基準設定情報53の補助線基準長さL0と補助線補正長さ率LAを読み出す。
ステップS52において、補助線基準長さL0と横長さWを比較し、L0≧Wの場合ステップS55に進み、そうでない場合は、ステップS53に進む。
ステップS53において、補助線基準長さL0と縦長さHを比較し、L0≧Hの場合ステップS58に進み、そうでない場合は、ステップS54に進む。
ステップS54において、補助線基準長さL0が、縦長さHよりも短く、かつ横長さWよりも短いので(L0<W、L0<H)、補助線の長さを補正する必要はないと判定し、印刷に使用する補助線の長さLを、補助線基準長さL0に設定する。その後、処理を終了し、図7のステップS8に進む。
ステップS55において、補助線基準長さL0と縦長さHを比較し、L0≧Hの場合ステップS56に進み、そうでない場合は(H>L0≧W)、ステップS57に進む。
ステップS56において、補助線基準長さL0が、縦長さH以上で、かつ横長さW以上であるので(L0≧W、L0≧H)、横長さWと縦長さHとを比較する。
横長さW<縦長さHの場合、ステップS57に進み、そうでない場合は(W≧H)、ステップS58に進む。
ステップS57において、補助線基準長さL0は、縦長さHおよび横長さWのうち短いほうの横長さWと同じ長さであるかあるいは長いので(L0≧W)、補助線の長さを補正する必要があると判定し、短いほうの横長さWを利用して、補助線の長さを補正する。
ここでは、補正後の補助線の長さLは、横長さWに、補助線補正長さ率LAを乗算した数値とする(L=W×LA)。その後、処理を終了し、図7のステップS8に進む。
ステップS58において、補助線基準長さL0は、縦長さHおよび横長さWのうち同じか短いほうの縦長さHと同じ長さであるかあるいは長いので(L0≧H)、補助線の長さを補正する必要があると判定し、縦長さHを利用して、補助線の長さを補正する。
ここでは、補正後の補助線の長さLは、縦長さHに、補助線補正長さ率LAを乗算した数値とする(L=H×LA)。その後、処理を終了し、図7のステップS8に進む。
(補助線の補正の実施例2)
図9に、補助線の補正要否判定および補正処理の一実施例のフローチャートを示す。
このフローチャートは、図7のステップS7で行われる処理である。
ここでは、基準設定情報53において、補助線基準長さとして、縦方向と横方向で異なる基準長さが設定され(Lh0、Lw0)、補助線補正長さ率も、縦方向と横方向で異なる補正長さ率が設定され(LAh、LAw)、補助線を補正するとき、縦方向の補助線と横方向の補助線を、異なる割合で変更する場合について説明する。
この実施例では、縦方向の補助線基準長さLh0と、単位画像サイズ情報54の縦長さHとを比較し、横方向の補助線基準長さLw0と、単位画像サイズ情報54の横長さWとを比較し、補助線の縦方向と横方向で、独立して補助線の長さの補正が必要か否かを判定する。
たとえば、横方向の補助線基準長さLw0が、横長さWと同じ長さであるかあるいは長い場合に(Lw0≧W)、横方向の補助線の長さの補正が必要と判定する。
一方、縦方向の補助線基準長さLh0が、縦長さHと同じ長さであるかあるいは長い場合に(Lh0≧H)、縦方向の補助線の長さの補正が必要と判定する。
また、補助線の長さの補正が必要と判定された場合、補正が必要と判定された方向の補助線の長さ(LwまたはLh)を、同じ方向の補助線補正長さ率と同じ方向の単位画像の長さとを用いて補正すればよい(Lw=W×LAw、またはLh=H×LAh)。
さらに、横方向の補助線基準長さLw0と縦方向の補助線基準長さLh0がどちらも、それぞれの方向の単位画像の長さ以上の場合は、縦長さHと横長さWのうち短いほうの長さに、それぞれの方向の補助線補正長さ率(LAwまたはLAh)を乗算した数値を、補正後の補助線の長さLに設定すればよい(Lh=min(H,W)×LAh、Lw=min(H,W)×LAw)。
図9のステップS61において、計算された単位画像サイズ情報54(縦長さH、横長さW)を読み出す。さらに、予め記憶されている基準設定情報53の補助線基準長さ(Lh0、Lw0)と補助線補正長さ率(LAh、LAw)を読み出す。
ステップS62において、横方向の補助線基準長さLw0と横長さWを比較し、Lw0≧Wの場合ステップS65に進み、そうでない場合は、ステップS63に進む。
ステップS63において、縦方向の補助線基準長さLh0と縦長さHを比較し、Lh0≧Hの場合ステップS70に進み、そうでない場合は、ステップS64に進む。
ステップS64において、横方向の補助線基準長さLw0が、横長さWよりも短く、かつ縦方向の補助線基準長さLh0が、縦長さHよりも短いので(Lw0<W、Lh0<H)、補助線の長さを補正する必要はないと判定し、印刷に使用する横方向の補助線の長さLwを、横方向の補助線基準長さLw0に設定し、印刷に使用する縦方向の補助線基準長さLhを、縦方向の補助線基準長さLh0に設定する。その後、処理を終了し、図7のステップS8に進む。
ステップS70において、横方向の補助線基準長さLw0が、横長さWよりも短く、かつ縦方向の補助線基準長さLh0が、縦長さH以上なので(Lw0<W、Lh0≧H)、縦方向の補助線の長さを補正する必要があると判定し、縦方向の補助線長さLhだけを、縦長さHを利用して、補正する。
ここでは、補正後の縦方向の補助線長さLhは、縦長さHに、縦方向の補助線補正長さ率LAhを乗算した数値とする(Lh=H×LAh)。その後、処理を終了し、図7のステップS8に進む。
ステップS65において、縦方向の補助線基準長さLh0と縦長さHを比較し、Lh0≧Hの場合ステップS67に進み、そうでない場合は、ステップS66に進む。
ステップS66において、横方向の補助線基準長さLw0が、横長さW以上で、かつ縦方向の補助線基準長さLh0が、縦長さHよりも短いので(Lw0≧W、Lh0<H)、横方向の補助線の長さを補正する必要があると判定し、横方向の補助線長さLwだけを、横長さWを利用して、補正する。
ここでは、補正後の横方向の補助線長さLwは、横長さWに、横方向の補助線補正長さ率LAwを乗算した数値とする(Lw=W×LAw)。その後、処理を終了し、図7のステップS8に進む。
ステップS67において、横方向の補助線基準長さLw0が横長さW以上で、かつ、縦方向の補助線基準長さLh0も縦長さH以上であるので(Lw0≧W、Lh0≧H)、横長さWと縦長さHとを比較する。
横長さW<縦長さHの場合、ステップS68に進み、そうでない場合は(W≧H)、ステップS69に進む。
ステップS68において、補助線基準長さ(Lw0、Lh0)は、縦長さHおよび横長さWのうち短いほうの横長さWと同じ長さであるかあるいは長いので(Lw0≧W、Lh0≧W)、補助線の長さを補正する必要があると判定し、短いほうの横長さWを利用して、補助線の長さ(Lh、Lw)を補正する。
ここでは、補正後の縦方向の補助線の長さLhは、横長さWに、縦方向の補助線補正長さ率LAhを乗算した数値とし(Lh=W×LAh)、補正後の横方向の補助線の長さLwは、横長さWに、横方向の補助線補正長さ率LAwを乗算した数値とする(Lw=W×LAw)。
その後、処理を終了し、図7のステップS8に進む。
ステップS69において、補助線基準長さ(Lw0、Lh0)は、縦長さHおよび横長さWのうち短いほうの縦長さHと同じ長さであるかあるいは長いので(Lw0≧H、Lh0≧H)、補助線の長さを補正する必要があると判定し、短いほうの縦長さHを利用して、補助線の長さ(Lh、Lw)を補正する。
ここでは、補正後の縦方向の補助線の長さLhは、縦長さHに、縦方向の補助線補正長さ率LAhを乗算した数値とし(Lh=H×LAh)、補正後の横方向の補助線の長さLwは、縦長さHに、横方向の補助線補正長さ率LAwを乗算した数値とする(Lw=H×LAw)。
その後、処理を終了し、図7のステップS8に進む。
(補助線の補正の実施例3)
図10に、補助線の補正要否判定および補正処理の一実施例のフローチャートを示す。
このフローチャートは、図7のステップS7で行われる処理である。
ここでは、上記した補助線の補正の実施例2と同様に、基準設定情報53において、補助線基準長さとして、縦方向と横方向で異なる基準長さが設定され(Lh0、Lw0)、補助線補正長さ率も、縦方向と横方向で異なる補正長さ率が設定され(LAh、LAw)、補助線を補正するとき、縦方向の補助線と横方向の補助線を、異なる割合で変更する。
ただし、この実施例では、縦方向の補助線基準長さLh0と、単位画像サイズ情報54の縦長さHに縦方向の補助線補正長さ率LAhを乗算したもの(縦長さH×LAh)とを比較し、横方向の補助線基準長さLw0と、単位画像サイズ情報54の横長さWに横方向の補助線補正長さ率LAwを乗算したもの(横長さW×LAw)とを比較し、補助線の縦方向と横方向で、独立して補助線の長さの補正が必要か否かを判定する。
たとえば、横方向の補助線基準長さLw0が、横長さWに横方向の補助線補正長さ率LAwを乗算したもの(横長さW×LAw)と同じ長さであるかあるいは長い場合に(Lw0≧W×LAw)、横方向の補助線の長さの補正が必要と判定する。
一方、縦方向の補助線基準長さLh0が、縦長さHに縦方向の補助線補正長さ率LAhを乗算したもの(縦長さH×LAh)と同じ長さであるかあるいは長い場合に(Lh0≧H×LAh)、縦方向の補助線の長さの補正が必要と判定する。
また、補助線の長さの補正が必要と判定された場合、補正が必要と判定された方向の補助線の長さ(LwまたはLh)だけを、同じ方向の補助線補正長さ率と同じ方向の単位画像の長さとを用いて補正すればよい(Lw=W×LAw、またはLh=H×LAh)。
図10のステップS81において、計算された単位画像サイズ情報54(縦長さH、横長さW)を読み出す。さらに、予め記憶されている基準設定情報53の補助線基準長さ(Lh0、Lw0)と補助線補正長さ率(LAh、LAw)を読み出す。
ステップS82において、補助線長さ(Lh、Lw)を、初期化する。
すなわち、縦方向の補助線長さLhに、縦方向の補助線基準長さLh0を設定し、横方向の補助線長さLwに、横方向の補助線基準長さLw0を設定する。
ステップS83において、横方向の補助線基準長さLw0と、単位画像サイズ情報54の横長さWに横方向の補助線補正長さ率LAwを乗算したもの(横長さW×LAw)とを比較し、Lw0≧W×LAwの場合ステップS84に進み、そうでない場合は、ステップS85に進む。
ステップS84において、横方向の補助線基準長さLw0が、横長さWに横方向の補助線補正長さ率LAwを乗算したもの(横長さW×LAw)以上であるので(Lw0≧W×LAw)、横方向の補助線の長さを補正する必要があると判定し、横方向の補助線長さLwだけを、横長さWを利用して補正する。
ここでは、補正後の横方向の補助線長さLwは、横長さWに、横方向の補助線補正長さ率LAwを乗算した数値とする(Lw=W×LAw)。その後、ステップS85に進む。
ステップS85において、縦方向の補助線基準長さLh0と、単位画像サイズ情報54の縦長さHに縦方向の補助線補正長さ率LAhを乗算したもの(縦長さH×LAh)とを比較し、Lh0≧H×LAhの場合ステップS86に進み、そうでない場合は、補助線の長さは補正せずに、処理を終了する。
ステップS86において、縦方向の補助線基準長さLh0が、縦長さHに縦方向の補助線補正長さ率LAhを乗算したもの(縦長さH×LAh)以上であるので(Lh0≧H×LAh)、縦方向の補助線の長さを補正する必要があると判定し、縦方向の補助線長さLhだけを、縦長さHを利用して補正する。
ここでは、補正後の縦方向の補助線長さLhは、縦長さHに、縦方向の補助線補正長さ率LAhを乗算した数値とする(Lh=H×LAh)。その後、処理を終了する。
(補助線の補正の実施例4)
図11に、補助線の補正要否判定および補正処理の一実施例のフローチャートを示す。
このフローチャートは、図7のステップS7で行われる処理である。
ここでは、上記した補助線の補正の実施例とは異なり、印刷される複数の単位画像の大きさに対して、補助線基準長さが短すぎる場合、隣接する補助線が繋がらないことを前提にして、印刷する補助線の長さを長くする場合について説明する。
印刷される複数の単位画像の大きさに比べて、補助線基準長さが短すぎる場合、たとえば、単位画像の横長さWが、100mmであるのに対して、初期値として予め設定された補助線基準長さL0が2mmであったとした場合、隣接する補助線同士の間隔が90mm以上空くことになるので、裁断位置の視認性が悪く、さらに、補助線のない区間が長いので手作業による裁断作業も容易でない可能性が高い。
したがって、裁断位置の視認性を良くし、手作業による裁断作業を容易にするためには、補助線の長さを多少長くしたほうが好ましい場合もある。
そこで、この実施例では、補助線基準長さL0と、単位画像サイズ情報54の縦長さHに補助線補正長さ率LAを乗算したもの(縦長さH×LA)とを比較し、さらに、補助線基準長さL0と、単位画像サイズ情報54の横長さWに補助線補正長さ率LAを乗算したもの(横長さW×LA)とを比較し、補助線の長さを長くするような補正が必要か否かを判定する。
たとえば、補助線基準長さL0と、単位画像サイズ情報54の縦長さHと横長さWのうち短いほうの長さに補助線補正長さ率LAを乗算した数値とを比較し、補助線基準長さL0が、その数値以下となる場合、補助線の長さを長くする補正が必要と判定する。
また、補助線の長さを長くする補正が必要と判定された場合、縦長さHと横長さWのうち短いほうの長さに、補助線補正長さ率LAを乗算した数値を、補正後の補助線の長さLに設定する(L=min(H,W)×LA)。
図11のステップS91において、計算された単位画像サイズ情報54(縦長さH、横長さW)を読み出す。さらに、予め記憶されている基準設定情報53の補助線基準長さL0と、補助線補正長さ率LAを読み出す。
ステップS92において、補助線長さLを、補助線基準長L0に初期設定する。
ステップS93において、補助線基準長さL0と、単位画像サイズ情報54の横長さWに補助線補正長さ率LAを乗算したもの(横長さW×LA)とを比較し、L0≦W×LAの場合ステップS95に進み、そうでない場合は、ステップS94に進む。
ステップS94において、補助線基準長さL0と、単位画像サイズ情報54の縦長さHに補助線補正長さ率LAを乗算したもの(縦長さH×LA)とを比較し、L0≦H×LAの場合ステップS98に進む。一方、L0≦H×LAでない場合は、補助線基準長さL0は、単位画像の大きさ(縦長さH、横長さW)に比べて短すぎることはないので、補助線の長さを長くする補正は必要ないと判定し、処理を終了する。
ステップS95において、補助線基準長さL0と、単位画像サイズ情報54の縦長さHに補助線補正長さ率LAを乗算したもの(縦長さH×LA)とを比較し、L0≦H×LAの場合ステップS96に進み、そうでない場合は、ステップS97に進む。
ステップS96において、補助線基準長さL0が、横長さW×LA以下で、かつ、縦長さH×LA以下であるので(L0≦W×LA、L0≦H×LA)、横長さWと縦長さHとを比較する。
横長さW<縦長さHの場合、ステップS97に進み、そうでない場合は(W≧H)、ステップS98に進む。
ステップS97において、補助線基準長さL0は、縦長さHおよび横長さWのうち短いほうの横長さWに補助線補正長さ率LAを乗算したもの(横長さW×LA)と同じ長さであるかあるいは短いので(L0≦W×LA)、補助線の長さを長くする補正をする必要があると判定し、短いほうの横長さWを利用して、補助線の長さLを補正する。
ここでは、補正後の補助線の長さLは、横長さWに、補助線補正長さ率LAを乗算した数値とする(L=W×LA)。その後、処理を終了する。
ステップS98において、補助線基準長さL0は、縦長さHおよび横長さWのうち同じ長さであるかあるいは短いほうの縦長さHに補助線補正長さ率LAを乗算したもの(縦長さH×LA)と同じ長さであるかあるいは短いので(L0≦H×LA)、補助線の長さを長くする補正をする必要があると判定し、縦長さHを利用して、補助線の長さLを補正する。
ここでは、補正後の補助線の長さLは、縦長さHに、補助線補正長さ率LAを乗算した数値とする(L=H×LA)。その後、処理を終了する。
補助線補正長さ率LAに100%よりも小さい数値を予め設定しておくことにより、補正後の補助線の長さLは、単位画像の縦長さHおよび横長さWのうち短いほうの長さよりも短くなるので、隣接する補助線同士が繋がることはない。
また、この実施例においても、補助線基準長さと、補助線補正長さ率について、縦方向と横方向の長さを異ならせて予め設定し、補助線の縦方向と横方向の長さを、別々に補正するようにしてもよい。
(補助線の補正の実施例5)
図12に、補助線の確認調整処理の一実施例のフローチャートを示す。
ここでは、図7のステップS9で生成した合成画像を印刷用紙に印刷する前に、合成画像を表示部に表示させ、ユーザが、補助線を含む画像を確認する。
ユーザが、表示された補助線を含む画像を確認して、補助線を調整する必要のない場合は、生成された合成画像を、そのまま印刷するが、ユーザが補助線を調整する必要があると考えた場合は、ユーザが、補助線の長さや色等を変更する入力操作をした後、再度、合成画像を生成する。
これにより、ユーザが意図した補助線を含む合成画像を、印刷用紙に印刷することができるようになる。
図12において、ステップS1からステップS8までの処理は、図7と同じ処理をすればよいので省略し、ステップS9以降の処理について記載している。
まず、ステップS8までの処理をした後、ステップS9において、合成画像生成部22が、生成された印刷画像情報と、生成された印刷補助線とを合成した画像を生成する。
次に、ステップS21において、生成された合成画像を、表示部13に表示する。
ユーザは、表示された合成画像を見て、生成された単位画像と補助線が、ユーザの意図したものであるか否かを確認する。
表示された合成画像の補助線が、ユーザの意図したものである場合は、ユーザは、補助線の調整は不要であることを示す入力操作をし、一方、ユーザの意図したものでない場合は、補助線の調整が必要であることを示す入力操作をする。
ステップS22において、補助線の調整の要否の入力の有無をチェックする。
ステップS23において、補助線の調整を必要とする入力があった場合は、ステップS24に進み、そうでない場合は、ステップS10に進む。
ステップS10においては、図7に示したように、出力部16によって、生成された合成画像を、所定の一枚の印刷用紙に印刷して、処理を終了する。
ステップS24において、ユーザによって、補助線を変更する入力があるか否かをチェックし、変更する入力がある場合は、その内容に基づいて、補助線を調整する。
ユーザは、補助線の調整を必要とする入力操作をした後、補助線を変更する入力をする。
たとえば、変更後の補助線の長さを指定する。あるいは、変更後の補助線の太さや色を指定する。このような変更入力があれば、補助線を調整する。
ステップS25において、補助線を変更する入力の終了を意味する入力がされた場合は、ステップS26に進み、そうでない場合は、ステップS24に戻る。
ステップS26において、調整された補助線に基づいて、補正後補助線情報56を変更する。
ステップS27において、ステップS8と同様に、変更された補正後補助線情報56を利用して、再度、印刷補助線を生成する。その後、ステップS9に戻り、上記した処理を繰り返す。
これにより、生成された補助線を含む合成画像を印刷する前に、ユーザが印刷する画像を確認することができ、印刷しようとする合成画像がユーザの意図したものでない場合は、ユーザ自らが補助線を調整することによって、意図した画像を印刷することができるようになる。
(補助線の補正の実施例6)
上記の実施例では、主として、補助線の長さを補正する実施例について説明したが、補助線の補正は、補助線の長さを補正するものに限るものではない。
上記したように、補助線項目情報55として、補助線長さ以外に、補助線色、補助線太さ、補助線種類が予め設定されているので、印刷用紙に印刷される単位画像の大きさとの関係で、補助線色、補助線太さ、補助線種類の少なくともいずれか1つ以上を、予め設定されたものとは異なる内容に変更してもよい。
たとえば、印刷用紙に印刷される単位画像の大きさが、所定の大きさよりも小さくなる場合においては、多数の小さな単位画像と比較して補助線が目立ちすぎないようにするために、補助線の色を、目立たない色に変更するか、あるいは、色の変更はしないがその色の濃度を薄くして印刷するようにしてもよい。
または、印刷用紙に印刷される単位画像の大きさが、所定の大きさよりも小さくなる場合において、補助線の太さを、初期基準値の太さよりも細くしてもよい。
または、印刷用紙に印刷される単位画像の大きさが、所定の大きさよりも小さくなる場合において、補助線の種類を、破線に変更してもよい。
あるいは、補助線色、補助線太さ、補助線種類のいずれか1つの項目を変更するのではなく、すべての項目を変更してもよい。たとえば、目立たない色で、薄く細い破線の補助線に変更してもよい。
ここで、単位画像の所定の大きさは、一意に決めることはできないが、たとえば、A4サイズの印刷用紙に複数の単位画像を印刷する場合の、一つの単位画像の大きさを所定の大きさとして、予め設定してもよい。ただし、この単位画像の所定の大きさは、ユーザによって、設定変更できるようにしてもよい。
また、印刷用紙に印刷する単位画像の総数が、所定数以上の場合に、補助線の色、太さ、および種類の少なくともいずれか1つ以上を、予め設定されたものとは異なる内容に変更してもよい。
また、印刷用紙に印刷される単位画像の大きさが、所定の大きさよりも大きくなる場合においては、比較的大きな単位画像と比較して補助線が視認しにくい場合もあるので、補助線を視認しやすくするために、補助線の色を、目立つ色に変更するか、あるいは、色の変更はしないがその色の濃度を濃くして印刷するようにしてもよい。
または、印刷用紙に印刷される単位画像の大きさが、所定の大きさよりも大きくなる場合において、補助線の太さを、初期基準値の太さよりも太くしてもよい。
または、印刷用紙に印刷される単位画像の大きさが、所定の大きさよりも大きくなる場合において、補助線の種類を、実線に変更してもよい。
あるいは、補助線色、補助線太さ、補助線種類のいずれか1つの項目を変更するのではなく、すべての項目を変更してもよい。たとえば、目立つ色で、太く濃い実線の補助線に変更してもよい。
あるいは、補助線長さの補正内容と連動させて、補助線色、補助線太さ、補助線種類の少なくともいずれかを、変更するようにしてもよい。
また、上記したように、補助線色、補助線太さ、補助線種類のいずれかについて、「補正の可否」に、補正することを意味する情報を設定しておき、補助線の長さの補正をする場合に、補正することを意味する情報を設定した項目を、補正設定値に予め設定された内容に変更するようにしてもよい。
たとえば、補助線の長さを、補助線基準長さL0よりも長く補正する場合において、補助線基準長さL0に相当する部分は、太い実線で印刷するが、補助線基準長さL0よりも延長した部分については、薄い破線で印刷するように変更してもよい。
1 画像処理装置(MFP)、
11 制御部、
12 操作部、
13 表示部、
14 画像入力部、
15 通信部、
16 出力部、
17 単位画像設定部、
18 印刷画像情報生成部、
19 補助線補正判定部、
20 補助線長さ補正部、
21 印刷補助線生成部、
22 合成画像生成部、
40 印刷用紙、
41 補助線、
50 記憶部、
51 入力画像情報、
52 設定入力情報、
53 基準設定情報、
54 単位画像サイズ情報、
55 補助線項目情報、
56 補正後補助線情報、
57 印刷補助線情報、
58 合成画像情報

Claims (17)

  1. 画像情報を入力する画像入力部と、
    一枚の印刷用紙に複数の前記画像情報を印刷する場合に、入力された画像情報のサイズを変更した単位画像の大きさを設定する単位画像設定部と、
    前記入力された画像情報と、前記設定された単位画像の大きさを示す単位画像サイズ情報を記憶する記憶部と、
    印刷用紙に印刷される前記複数の単位画像の間に、印刷される各単位画像を裁断するための裁断位置を示す補助線を印刷する場合に、前記単位画像の大きさに対応させて、隣接する補助線が繋がらないように、各補助線の長さを設定する補助線長さ補正部と、
    前記複数の単位画像からなる印刷画像と、長さが設定された複数の補助線からなる印刷補助線とを合成した合成画像情報を生成する合成画像生成部と、
    前記合成画像情報を出力する出力部とを備えた
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記単位画像サイズ情報は、印刷用紙に印刷する単位画像の縦方向の長さと横方向の長さとからなることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記補助線の長さは、前記単位画像の縦方向の長さと横方向の長さのうち、いずれか短いほうの長さよりも短く設定されることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記記憶部に、前記補助線の長さの基準となる補助線基準長さと、補助線の長さを変更するための補助線補正長さ率とを、予め記憶し、
    前記補助線基準長さが、前記設定された単位画像の縦方向の長さと横方向の長さのうち、いずれか短いほうの長さ以上の長さの場合、印刷用紙に印刷する前記補助線の長さを、補助線補正長さ率を利用して、単位画像の縦方向の長さと横方向の長さのうちいずれか短いほうの長さよりも短く設定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記補助線の長さは、前記単位画像の縦方向の長さと横方向の長さのうち、いずれか短い方の長さに、予め設定された補助線補正長さ率を乗算した数値に設定されることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記補助線は、可変長の縦方向の直線と横方向の直線の組合せによって構成されることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  7. 前記補助線を構成する縦方向の直線は、前記単位画像の縦方向の長さに対応させて、隣接する補助線の縦方向の直線が繋がらないように、各補助線の縦方向の長さを設定し、
    前記補助線を構成する横方向の直線は、前記単位画像の横方向の長さに対応させて、隣接する補助線の横方向の直線が繋がらないように、各補助線の横方向の長さを設定することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記複数の単位画像と前記補助線とを印刷する場合に、単位画像の大きさとの関係で、補助線の長さを補正する必要があるか否かを判定する補助線補正判定部をさらに備え、
    前記記憶部に、前記補助線の長さの基準となる補助線基準長さを予め記憶し、
    前記補助線基準長さを持つ補助線を利用して補助線を印刷したとすると隣接する補助線が繋がってしまう場合、前記補助線補正判定部は、補助線の長さを補正する必要があると判定し、前記合成画像生成部は、隣接する補助線が繋がらないように補正した後の長さを持つ補助線からなる印刷補助線と、前記印刷画像とを合成した合成画像情報を生成し、
    前記補助線基準長さを持つ補助線を利用して補助線を印刷したとすると隣接する補助線が繋がらない場合、前記補助線補正判定部は、補助線の長さを補正する必要がないと判定し、前記合成画像生成部は、前記補助線基準長さを持つ補助線からなる印刷補助線と、前記印刷画像とを合成した合成画像情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 印刷用紙に印刷される前記単位画像の大きさを設定するための設定入力情報を入力する操作部をさらに備え、
    前記設定入力情報は、前記単位画像の大きさを設定する前に、前記記憶部に予め記憶され、
    前記設定入力情報には、
    入力された画像情報の縦方向の長さと横方向の長さを特定する入力画像サイズ、
    印刷用紙の縦方向と横方向の長さを特定する印刷用紙サイズ、
    入力された画像情報を縮小するときの画像縮小率、
    印刷用紙に印刷される単位画像の合計数であるリピート総数、および
    印刷用紙に印刷される単位画像の縦方向の配置数と横方向の配置数からなるリピート縦横数が含まれることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  10. 前記単位画像設定部は、前記入力画像サイズと、前記画像縮小率とから、
    印刷用紙に印刷される前記単位画像の縦方向の長さと横方向の長さを設定することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記単位画像設定部は、前記印刷用紙サイズと、前記リピート総数とから、
    印刷用紙に印刷される前記単位画像の縦方向の長さと横方向の長さを設定することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  12. 前記単位画像設定部は、前記印刷用紙サイズと、前記リピート縦横数の縦方向の配置数とから、印刷用紙に印刷される前記単位画像の縦方向の長さを設定し、
    前記印刷用紙サイズと、前記リピート縦横数の横方向の配置数とから、印刷用紙に印刷される前記単位画像の横方向の長さを設定することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  13. 前記合成画像生成部は、前記単位画像の大きさに対応させて、印刷用紙に印刷される前記印刷補助線の色、太さ、種類のうち、少なくともいずれか1つ以上を変更することを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の画像処理装置。
  14. 印刷用紙に印刷される前記単位画像の大きさが、所定の大きさよりも小さくなる場合、
    前記合成画像生成部は、印刷用紙に印刷される前記印刷補助線の色の濃度を薄くすること、補助線の太さを細くすること、補助線の種類を破線にすることの少なくともいずれか1つ以上を行うことを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の画像処理装置。
  15. 印刷用紙に印刷される前記単位画像の大きさが、所定の大きさよりも大きくなる場合、
    前記合成画像生成部は、印刷用紙に印刷される前記印刷補助線の色の濃度を濃くすること、補助線の太さを太くすること、補助線の種類を実線にすることの少なくともいずれか1つ以上を行うことを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の画像処理装置。
  16. 前記補助線は、十字形状、L字形状、T字形状、縦方向のみの直線、および横方向のみの直線のうち、いずれかの形状であることを特徴とする請求項1から15のいずれかに記載の画像処理装置。
  17. 画像情報を入力する画像入力ステップと、
    一枚の印刷用紙に複数の前記画像情報を印刷する場合に、入力された画像情報のサイズを変更した単位画像の大きさを設定する単位画像設定ステップと、
    印刷用紙に印刷される前記複数の単位画像の間に、印刷される各単位画像を裁断するための裁断位置を示す補助線を印刷する場合に、前記単位画像の大きさに対応させて、隣接する補助線が繋がらないように、各補助線の長さを設定する補助線長さ補正ステップと、
    前記一枚の印刷用紙に印刷すべき複数の単位画像からなる印刷画像を生成する印刷画像生成ステップと、
    前記長さが設定された複数の補助線からなる印刷補助線を生成する印刷補助線生成ステップと、
    前記印刷画像と前記印刷補助線とを合成した合成画像情報を生成する合成画像生成ステップと、
    前記合成画像情報を出力する出力ステップと
    を備えたことを特徴とする補助線生成方法。
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