JP2020027774A - 発光モジュールおよびその製造方法 - Google Patents

発光モジュールおよびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020027774A
JP2020027774A JP2018153055A JP2018153055A JP2020027774A JP 2020027774 A JP2020027774 A JP 2020027774A JP 2018153055 A JP2018153055 A JP 2018153055A JP 2018153055 A JP2018153055 A JP 2018153055A JP 2020027774 A JP2020027774 A JP 2020027774A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
light
wavelength conversion
main surface
guide plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018153055A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7057503B2 (ja
Inventor
衛 今田
Mamoru Imada
衛 今田
敏昭 森脇
Toshiaki Moriwaki
敏昭 森脇
勇作 阿地
Yusaku Achi
勇作 阿地
山下 良平
Ryohei Yamashita
良平 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichia Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Nichia Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichia Chemical Industries Ltd filed Critical Nichia Chemical Industries Ltd
Priority to JP2018153055A priority Critical patent/JP7057503B2/ja
Publication of JP2020027774A publication Critical patent/JP2020027774A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7057503B2 publication Critical patent/JP7057503B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】薄型化が可能な発光モジュールを提供する。【解決手段】発光モジュール101は、主発光面を有する複数の発光素子30と、複数の発光素子の主発光面上にそれぞれ配置された複数数の波長変換部材20と、第1主面および第2主面を有し、第2面に位置する複数の凹部を含む導光板10とを備え、複数の波長変換部材は、凹部の内面から離間するように複数の凹部内に配置されている。【選択図】図2B

Description

本開示は、発光モジュールおよびその製造方法に関する。
発光ダイオード等の発光素子を用いた発光装置は、液晶表示装置のバックライトや各種の光源として広く利用されている。例えば、特許文献1に開示される光源装置は、実装基板に実装される複数の発光素子と、複数の発光素子のそれぞれを封止する半球状のレンズ部材とその上に配置された発光素子からの光が入射される拡散部材を備える。
特開2015−32373号公報
近年、より薄型の表示装置が求められており、これに伴い、より薄型のバックライトが求められている。特許文献1に開示される光源装置などは、実装基板と拡散板との間の距離をレンズ部材の厚さよりも大きくする必要がるため、十分な薄型化が困難な場合がある。本開示は、薄型化が可能な発光モジュールを提供する。
本開示の一実施形態に係る発光モジュールは、主発光面を有する複数の発光素子と、前記複数の発光素子の前記主発光面上にそれぞれ配置された複数数の波長変換部材と、第1主面および第2主面を有し、前記第2面に位置する複数の凹部を含む導光板とを備え、前記複数の波長変換部材は、前記凹部の内面から離間するように複数の凹部内に配置されている。
本開示によれば、薄型の発光モジュールが実現し得る。
図1は、実施形態の液晶表示装置を示す分解斜視図である。 図2Aは、実施形態の発光モジュールを示す模式的上面図である。 図2Bは、図2Aの2B−2B線における発光モジュールの模式的断面図である。 図2Cは、図2Bの一部の拡大模式的断面図である。 図2Dは、図2Bの他の一部の拡大模式的断面図である。 図2Eは、実導光板の模式的下面図である。 図3Aは、実施形態の発光モジュールの製造方法における模式的工程断面図である。 図3Bは、実施形態の発光モジュールの製造方法における模式的工程断面図である。 図3Cは、実施形態の発光モジュールの製造方法における模式的工程断面図である。 図3Dは、実施形態の発光モジュールの製造方法における模式的工程断面図である。 図3Eは、実施形態の発光モジュールの製造方法における模式的工程断面図である。 図3Fは、実施形態の発光モジュールの製造方法における模式的工程断面図である。 図3Gは、実施形態の発光モジュールの製造方法における模式的工程断面図である。 図4Aは、実施形態の発光モジュールの他の製造方法における模式的工程断面図である。 図4Bは、実施形態の発光モジュールの他の製造方法における模式的工程断面図である。 図4Cは、実施形態の発光モジュールの他の製造方法における模式的工程断面図である。 図4Dは、実施形態の発光モジュールの他の製造方法における模式的工程断面図である。 図4Eは、実施形態の発光モジュールの他の製造方法における模式的工程断面図である。 図4Fは、実施形態の発光モジュールの他の製造方法における模式的工程断面図である。 図4Gは、実施形態の発光モジュールの他の製造方法における模式的工程断面図である。 図4Hは、実施形態の発光モジュールの他の製造方法における模式的工程断面図である。 図5Aは、発光モジュールの他の形態の一部の拡大模式的断面図である。 図5Bは、発光モジュールの他の形態の一部の拡大模式的断面図である。 図6Aは、他の実施形態の発光モジュールを示す模式的上面図である。 図6Bは、図6Aの2B−2B線における発光モジュールの模式的断面図である。
以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、及びそれらの用語を含む別の用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が制限されるものではない。また、複数の図面に表れる同一符号の部分は同一もしくは同等の部分又は部材を示す。
さらに以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための発光モジュールを例示するものであって、本発明を以下に限定するものではない。また、以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、例示することを意図したものである。また、一の実施の形態、実施例において説明する内容は、他の実施の形態、実施例にも適用可能である。また、図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため、誇張していることがある。
(液晶表示装置1000)
図1は、本実施形態の液晶表示装置1000の各構成を示す模式的な分解斜視図である。液晶表示装置1000は、発光モジュール101と、液晶パネル120と、発光モジュール101および液晶パネル120の間に位置する、レンズシート111、112および拡散シート113とを含む。本実施形態では、拡散シート113は、レンズシート111、112よりも発光モジュール101側に配置されている。
液晶表示装置1000が備えるレンズシートの数や拡散シートの数は図1に示した例に限られない。例えば、液晶表示装置1000は、2以上の拡散シートを備えていてもよい。また、液晶表示装置1000は、偏光フィルム、カラーフィルタ、輝度上昇フィルム、反射板等の他の部材をさらに備えてもよい。
発光モジュール101は、面発光光源であり、主面101aの全体から光を出射する。発光モジュール101から出射した光は、拡散シート113を透過する際、ランダムに拡散する。これにより、輝度ムラが抑制される。レンズシート111、112は、拡散シート113を透過した光を、液晶パネル120に対してできるだけ垂直に入射するように屈折させる。
後述するように発光モジュール101の主面101aの下方において複数の発光素子が2次元に配列されており、発光モジュール101は、例えば、白色光を出射する直下型のバックライトを構成している。発光モジュール101において、複数の発光素子は導光板に設けられており、また、導光板に光の配光を制御するレンズとして機能する部分が設けられている。このため、発光モジュール101全体の厚さが小さくなっている。
(発光モジュール101)
発光モジュール101の実施形態を詳述する。図2Aは発光モジュール101の模式的上面図であり、図2Bは、発光モジュール101の図2Aの2B−2B線における模式的断面図である。図2Cおよび図2Dは図2Bの一部を拡大した模式的断面図である。2B−2B線はx軸に平行であるが、y軸に平行な断面も同じ構造を有している。発光モジュール101は、導光板10と、複数の波長変換部材20と、複数の発光素子30とを備える。
導光板10は、第1主面10aおよび第2主面10bを有しており、第2主面10bに複数の凹部12が配置されている。発光素子30は、主発光面30aを有し、複数の発光素子30の主発光面30a上に複数の波長変換部材20がそれぞれ配置されている。発光素子30上に配置された複数の波長変換部材20は、導光板10の凹部12の内面から離間するように複数の凹部12内にそれぞれ配置されている。以下、発光モジュール101の各部の構成を詳細に説明する。
[導光板10]
導光板10は、発光素子30からの光が入射し、面状の発光を行う透光性の部材である。本実施形態の導光板10は、発光面である第1主面10aと、第1主面10aと反対側に位置する第2主面10bとを備える。
第1主面10aは平坦であってもよいし、光学レンズとして機能し、出射する光の方向および分布を調整する配光機能を有する光学素子が配置されていてもよい。例えば、本実施形態では、導光板10は、第1主面10aにおいて、形状が異なる複数の光学機能部11Aおよび複数の光学機能部11Bを有する。複数の光学機能部11A、11Bは、第1主面10a上において、x軸方向およびy軸方向に2次元に配置されている。本実施形態では、複数の光学機能部11A、11Bは、第1主面10a上において、x軸方向およびy軸方向に沿ってマトリクス状に2次元に配置されている。また、x方向およびy方向のいずれにおいても、光学機能部11Aと光学機能部11Bとが交互に配置されている。本実施形態における光学機能部11A、11Bの配置は一例であって、光学機能部11A、11Bの配置はこれに限られない。例えば、第1主面10a上に光学機能部11Aまたは光学機能部11Bのいずれか一方が配置されていてもよい。また、光学機能部11A、11Bが第1主面10aに配置されている場合において、光学機能部11Aの数と光学機能部11Bの数との比は、1:1に限られず、他の比率であってもよい。
光学機能部11A、11Bは、第1主面10aに設けられた凹部、凸部、あるいは、これらを組み合わせた形状を有している。光学機能部11A、11Bの形状によって、透過する光を屈折させ、光の配光を調節する。本実施形態では、光学機能部11Aは、逆円錐状(第1主面10aに底面を有する円錐形状)の凹部と、凹部の開口に沿って第1主面10aから突出したリング状の凸部とを組み合わせた形状を有している。光学機能部11Bは、逆円錐台形状(第1主面10aに底面を有する円錐台形状)の凹部である。
本開示の発光モジュール101は、薄型の面発光光源を実現するため、発光素子30から出射する光を、発光素子からできるだけ短い距離で広く出射させることが好ましい。このため、光学機能部11A、11Bは光軸を有しており、一般に第1主面10aにおける開口が底部よりも大きい凹部形状を有していることが好ましい。例えば、光学機能部11Aおよび光学機能部11Bは逆円錐形状や逆四角錐形状、逆六角錐形状等の逆多角錐形状を有することが好ましい。凹部は空洞であり、例えば空気で満たされていてもよいし、導光板10の材料と異なる屈折率を有する材料が配置されていてもよい。また、光学機能部11Aおよび光学機能部11Bは、形状の一部に配置された金属、白色樹脂等の光反射性部材をさらに備えていてもよい。
図2Eは導光板の下面図である。導光板10は、第2主面10bにおいて、形状が異なる複数の凹部(第1凹部)12Aおよび複数の凹部(第2凹部)12Bを有する。複数の凹部12A、12Bは、波長変換部材20から出射する光の方向や分布を調節する光学レンズとして機能する。複数の凹部12A、12Bは、第2主面10b上において、x軸方向およびy軸方向に2次元に配置されている。本実施形態では、複数の凹部12A、凹部12Bは、第2主面10b上において、x軸方向およびy軸方向に沿ってマトリクス状に2次元に配置されている。x方向およびy方向のいずれにおいても、凹部12Aと凹部12Bとが交互に配置されている。凹部12A、12Bの位置は、第1主面10aの光学機能部11A、11Bの位置と対応している。より具体的には、第2主面10bに配置された凹部12A、12Bの光軸と第1主面10aに設けられた光学機能部11A、11Bの光軸とは、略一致していることが好ましい。
第2主面10bから見た凹部12Aおよび凹部12Bの開口12Ab、12Bbの形状は、例えば、略矩形、略円形等であってよい。x方向およびy方向における凹部12Aおよび凹部12Bの配列ピッチが等しい場合には、平面形状は、略円形または略正方形であることが好ましい。これにより、波長変換部材20から出射した光の分布を2方向において揃えることができ、導光板10から出射する光のムラを抑制することができる。凹部12Aおよび凹部12Bは、上述した開口12Ab、12Bbにおける形状を底面とする柱形状、錐形状、錐台形状、およびこれらの組み合わせた形状を有している。凹部12Aおよび凹部12Bは、空洞であり、空気等の気体で満たされている。
本実施形態では、凹部12Aは、第2主面10b側から見て、頂部が丸められた逆円錐形状を有している。つまり、凹部12Aの底は、導光板10の第1主面10a側に凸である形状を有する。凹部12Bは、第2主面10b側から見て、底部が凹部側に凸の曲面を有する円筒形状を有している。つまり、凹部12Bの底部は、導光板10の第2主面10b側に凸である形状を有する。
凹部12A、12B内には、波長変換部材20が配置される。凹部12A、12Bの内側面は、波長変換部材20の側面20cから離間しており、波長変換部材20の側面20cは、凹部12A、12Bの内において、凹部12A、12Bを満たしている気体と接している。
光学機能部11A、11B、凹部12A、12Bの平面視におけるサイズは、例えば、0.05mm程度以上10mm程度以下であり、0.1mm程度以上1mm程度以下が好ましい。また、深さは0.05mm程度以上4mm程度以下であり、0.1mm程度以上1mm程度以下が好ましい。光学機能部11Aおよび光学機能部11Bの底部と、凹部12Aおよび凹部12Bの底部とは離間していればよく、特に制限はない。なお、平面視とは、第1主面10aまたは第2主面10bに垂直な方向に見ることを意味している。また、サイズは、平面視における形状の外接円の直径で定義される。
光学機能部11A、11Bの配列ピッチは、発光素子30の配列ピッチと等しく、例えば、0.05mm程度以上20mm程度以下であり、1mm程度以上10mm程度以下が好ましい。
導光板10の大きさは、例えば、一辺が1cm程度以上200cm程度以下であり、3cm程度以上30cm程度以下であることが好ましい。導光板10の厚さは、0.1mm程度以上5mm程度以下であり、0.5mm程度以上3mm程度以下であることが好ましい。導光板10は、用途に応じた種々の平面形状を備えることができる。導光板10は、例えば、略矩形形状または略円形形状を有していてもよい。
導光板10の材料としては、アクリル、ポリカーボネート、環状ポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル等の熱可塑性樹脂、エポキシ、シリコーン等の熱硬化性樹脂等の樹脂材料やガラスなどの光学的に透明な材料を用いることができる。特に、熱可塑性の樹脂材料は、射出成型によって効率よく製造することができるため、好ましい。なかでも、透明性が高く、安価なポリカーボネートが好ましい。後述するように、導光板10に発光素子30を実装した後に配線基板を貼りつけ発光装置を製造する場合には半田リフローのような高温がかかる工程を省略できるため、ポリカーボネートのような熱可塑性であり耐熱性の低い材料であっても用いることができる。
導光板10は、例えば、射出成型やトランスファーモールド、熱転写等で成形することができる。導光板10の第1主面10aに配置される光学機能部11A、11Bおよび第2主面10bに配置される凹部12A、12Bも一体的に金型で形成することが好ましい。これにより、光学機能部11A、11Bと凹部12A、12Bとの成形位置ずれを低減することができる。
導光板10は単層で形成されていてもよく、複数の透光性の層が積層されて形成されていてもよい。複数の透光性の層が積層されている場合には、任意の層間に屈折率の異なる層、例えば空気の層等を設けることが好ましい。これにより、光をより拡散させやすくなり、輝度ムラを低減した発光モジュールとすることができる。このような構成は、例えば、任意の複数の透光性の層の間にスペーサを設けて離間させ、空気の層を設けることで実現することができる。
また、導光板10の第1主面10aおよび第2主面10b上にスペーサ等を介して透光性の層を設けてもよい。これにより、導光板10と透光性の層との間に空気層が形成され、光をより拡散させることができるため、発光モジュール101から出射する光の輝度ムラを低減することができる。
[波長変換部材20]
波長変換部材20は、発光素子30から出射する光の一部の波長を変換する。波長変換部材20は第1主面20a、第2主面20bおよび側面20cを有し、導光板10の第2主面10bに設けられた凹部12A、12B内に配置されている。上述したように凹部12A、12B内において、側面20cは、凹部12A、12Bの内側面から離間している。
波長変換部材20は、平面視において、発光素子30の主発光面30aよりも大きいことが好ましい。これにより、発光素子30から出射した光を効率よく波長変換部材20に入射させ出射光の波長を変換することが可能である。また、波長変換部材20を凹部12A、12B内に配置するため、波長変換部材20は、平面視において、凹部12A、12Bの開口12Ab、12Bbよりも小さいことが好ましい。
波長変換部材20は、板状の部材(成形品)であってもよいし、常温で塑性加工が可能な硬度を有する材料(以下、未硬化材料という)を硬化させたものであってもよい。
波長変換部材20には、例えば、板状またはシート状の波長変換材料を、切断、パンチング等によって個片化したものを用いることができる。あるいは、金型等を用いた射出成形、トランスファーモールド法、圧縮成形などの方法によって小片の波長変換部材20の成形品を形成し、用いてもよい。
波長変換部材20は、例えば、母材として、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、これらを混合した樹脂、または、ガラスなどの透光性材料を用いることができる。耐光性および成形容易性の観点からは、波長変換部材20の母材としてシリコーン樹脂を選択することが好ましい。また、波長変換部材20の母材としては、導光板10の材料よりも高い屈折率を有する材料が好ましい。
波長変換部材20は、波長変換物質として、YAG蛍光体、βサイアロン蛍光体またはKSF系蛍光体等のフッ化物系蛍光体を含む。特に、波長変換部材20は、複数種類の波長変換物質を含むことが好ましい。例えば、波長変換部材20は、緑色系の発光を生じるβサイアロン蛍光体と、赤色系の発光を生じるKSF系蛍光体等のフッ化物系蛍光体とを含むことが好ましい。これにより、白色系の面発光が可能な発光モジュール101を実現し得る。また、複数種類の波長変換物質を含むことによって、波長帯域を広げ、発光強度の弱い波長領域が生じるのを抑制できる。よって、このような発光モジュール101を用いることで、液晶表示装置1000の色再現範囲を広げることができる。
また、例えば、青色系の光を出射する発光素子30を用いた場合に、赤色系の光を得ることができるように、波長変換部材20はKSF系蛍光体(赤色蛍光体)を60重量%以上、好ましくは90重量%以上含有していてもよい。つまり、特定の色の光を出射する波長変換物質を波長変換部材20が含有することによって、特定の色の光を出射するようにしてもよい。また、波長変換物質は蛍光体に限られず、量子ドット等であってもよい。
波長変換部材20内において、波長変換物質はどのように配置されていてもよい。例えば、波長変換物質は、波長変換部材20内において略均一に分布していてもよく、一部に偏在してもよい。一部に偏在、とは、例えば、波長変換物質が、波長変換部材20の第1主面20a側、または、第2面20b側においてその濃度が高くなるように配置されることを指す。あるいは、平面視において、中央近傍または外周近傍において、濃度が高くなるように波長変換物質が配置されることを指す。また、波長変換物質をそれぞれ含有する複数の層が積層されることによって波長変換部材20が構成されていてもよい。
波長変換部材20は、波長変換物質以外の材料を含んでいてもよい。例えば、波長変換部材20は、拡散材を含んでいてもよい。具体的には、波長変換部材20は、拡散材として、SiOやTiO等の微粒子を含んでいてもよい。
[発光素子30]
発光素子30は発光モジュール101の光源である。発光モジュール101は複数の発光素子30を備え、複数の発光素子30が波長変換部材20を介して1つの導光板10に接合されている。
発光素子30は、主に発光を取り出す主発光面30aと、主発光面30aと反対側に位置する電極形成面30bと、主発光面30aと電極形成面30bとの間に位置する側面30cと、電極形成面30bに位置する一対の電極31を備える。電極31は後述する配線基板200と電気的に接続される。発光素子30の主発光面30aは、波長変換部材20と、透光性樹脂等の透光性を有する透光性接合部材35を介して接合される。
発光素子30は、例えば、サファイア等の透光性基板と、透光性基板の上に積層された半導体積層構造とを有する。半導体積層構造は、発光層と、発光層を挟むn型半導体層およびp型半導体層とを含み、n型半導体層およびp型半導体層に電極31がそれぞれ電気的に接続される。発光層は、波長変換部材20の波長変換物質を効率良く励起できる短波長の光を出射することが可能な窒化物半導体(InAlGa1−x−yN、0≦X、0≦Y、X+Y≦1)によって形成されていることが好ましい。
発光素子30のサイズに特に制限はない。平面視において、発光素子30の縦および横の寸法は、例えば、1000μm以下である。好ましくは、縦及び横の寸法は500μm以下であり、200μm以下であることがさらに好ましい。このようなサイズの発光素子30を用いると、発光モジュール101を部分駆動させて液晶表示装置1000に画像を表示させる場合、より小さな単位で明暗のコントラストを生じさせることができるため、高精細な映像を実現することができる。また、縦および横の寸法が500μm以下の発光素子30を用いると、発光素子30を安価に調達することができるため、発光モジュール101を安価にすることができる。なお、縦および横の寸法の両方が250μm以下である発光素子は、発光素子の上面の面積が小さくなるため、相対的に発光素子30の側面30cからの光の出射量が多くなる。つまり、このような発光素子30は、バットウィング形の配光特性を有するため、導光板10と発光素子30との距離が短い本実施形態の発光モジュール101に好適に用いることができる。
発光素子30の平面視における形状が長方形である場合、多数の発光素子30を波長変換部材20に接合した場合に、回転ずれが生じている発光素子30を目視で確認しやすい。一方、発光素子30の平面視における形状が長方形である場合、発光素子30の量産性に優れる。また、x方向およびy方向のピッチを同じにすることができる。
発光素子30の配置は、導光板10の第2主面10bに設けられた凹部12Aおよび凹部12Bの位置に依存する。具体的には、凹部12A、12Bの光軸に発光素子30の光軸が一致するように配置される。つまり、発光素子30は、第2主面10b上においてx軸方向およびy軸方向の2次元に配列される。
[透光性接合部材35]
波長変換部材20は、透光性接合部材35によって発光素子30の主発光面30aに接合されていてもよい。透光性接合部材35は、発光素子30から出射される光の60%以上を透過し、好ましくは90%以上を透過する。透光性接合部材35は、発光素子30から出射される光を波長変換部材20に伝播させる役割を有する。そのため、透光性接合部材35は、拡散部材等を含むことは可能であり、拡散部材等を含まない透光性の樹脂材料のみで構成されてもよい。
発光素子30の主発光面30aよりも波長変換部材20の第2主面20bの方が大きい場合には、透光性接合部材35は、波長変換部材20の一部と後述する封止部材40とを接合していてもよい。透光性接合部材35は、導光板10と後述する封止部材40との接合にも用いることができる。
透光性接合部材35の材料としては、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等の透光性の熱硬化性の樹脂材料等を用いることができる。
[封止部材40]
発光モジュール101は、複数の発光素子30の側面30cを覆って発光モジュールを封止する封止部材40を備えていてもよい。これにより、発光素子30および導光板10を保護し、発光モジュール101の強度を高めることができる。また、封止部材40は、発光モジュール101の製造時に発光素子30を、導光板10に設けられた凹部12A、12Bの位置に対応した配置で保持する。言い換えると、複数の発光素子30と、複数の波長変換部材20と、封止部材40とによって、発光素子アレイ60を構成する。
封止部材40として用いる光反射性部材は、発光素子30から出射される光に対して60%以上の反射率を有し、好ましくは90%以上の反射率を有する。
光反射性部材は、白色の顔料等を含有させた樹脂であることが好ましい。特に、酸化チタンを含有させたシリコーン樹脂が好ましい。封止部材40は、広く導光板10を覆う必要があるため、酸化チタンのような安価な物質を利用することによって、発光モジュール101の製造コストを低減することが可能となる。
[配線基板200]
発光モジュール101は配線基板200を備えていてもよい。配線基板200には、予め配線パターンを設けることができるため、配線基板200を備えることによって、発光モジュール101は、部分駆動等に必要なより複雑な配線を備えることが可能となる。
配線基板200は、半導体装置の実装等に用いられる種々の形態の配線基板を用いることができる。例えば、配線基板200は、板状またはシート状の基材210を含む。基材210は第1主面210aおよび第2主面210bを有し、第1主面210aおよび第2主面210bに配線層211および配線層212がそれぞれ設けられている。以下、配線基板200の基材210における第1主面210aおよび第2主面210bを配線基板200の第1主面210aおよび第2主面210bともいう。配線層211と配線層212とは、基材210の第1主面210aから第2主面210bに達する貫通穴に充填された導電性部材213によって電気的に接続されている。第1主面210aに設けられた配線層211は、導光板10の第2主面10bにおける凹部12A、12Bの位置に対応した位置で複数の発光素子30を配置するための、電極31が接続される領域を含む。配線基板200の第1主面210aは封止部材40と接合されている。
基材210には、例えば、セラミックスおよび樹脂を用いることができる。表面に絶縁層が設けられた金属板を基材210として用いてもよい。低コストおよび成形容易性の点から、樹脂を基材210の材料として選択してもよい。樹脂としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、BTレジン、ポリフタルアミド(PPA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、不飽和ポリエステル、ガラスエポキシ等の複合材料等を挙げることができる。また、リジッド基板であってもよく、フレキシブル基板であってもよい。
配線層211、212の材料は、導線性を有する種々の材料を用いることができる。好ましくは、配線層211、212は高い熱伝導性を有している。例えば、銅などの導電材料を挙げることができる。配線層211、212は、導電性材料の箔、メッキや導電性ペーストの塗布、印刷などで形成することができる。配線層212の厚さは、例えば、5〜50μm程度である。
配線基板200は、発光素子アレイ60の構成要素として発光素子アレイ60に含まれていてもよいし、発光素子アレイ60とは別の部材であってもよい。発光素子アレイ60と別の部材である場合には、配線基板200は、発光素子アレイの封止部材40と接合されている。例えば、シート状の接着シートを、封止部材40の第2主面40bと、配線基板200の第1主面200aとの間に配置し、圧着することで、接合することができる。この場合、配線層211と発光素子30の電極31との電気的接続はどのような方法で行われてもよい。例えば、配線層211と発光素子30の電極31とを加圧と加熱により溶融させ、接合してもよい。
配線基板200は、TFT(Thin−Film Transistor)などの能動部品と、キャパシタ、抵抗等の受動部品とを含んでいてもよい。この場合、例えば、配線基板200の第2主面210bの配線層212に、能動部品および受動部品が実装されていてもよい。あるいは、配線基板200が発光素子アレイ60の構成要素である場合には、第1主面の配線層211に能動部品および受動部品が実装されていてもよい。
[発光モジュールの特徴]
発光モジュール101によれば、発光素子30が接続された波長変換部材20は、導光板10の凹部12内に配置されるため、発光モジュール101全体の厚さを小さくできる。また、発光素子30から出射した光は、波長変換部材20を透過することによって、透過した光の一部が異なる波長の光に変換され、波長変換部材20の第1主面20aおよび側面20cから凹部12内に出射され、さらに導光板10の内部へ入射する。このとき、凹部12と導光板10との界面において光が屈折し、凹部12は、界面を透過する光を発散させたり、収束させたりして、光の透過方向を変化させる光学レンズとして機能する。このため、凹部12によって光の配光が調整され、発光素子から発光モジュール101の出射面である第1主面までの距離が短くても光の配光を調節することが可能となり、薄型のバックライトを実現することができる。
また、波長変換部材20の側面は導光板10の凹部12A、12B内の気体と接している。凹部12は、導光板10を構成する材料よりも低屈折率を有する気体で満たされているため、波長変換部材20から出射した光は、凹部12から導光板10へ入射する際、低屈折率の領域から高屈折率の領域を透過することになる。このため、理論的には、凹部12と導光板10との界面において全反射が生じず、発光モジュール101の光取り出し効率を向上させることが可能となる。
また、導光板10の第1主面10aにも光学レンズとして機能する光学機能部11A、11Bが設けられる場合、光学レンズとして機能する凹部12および光学機能部11A、11Bを備えることによって、発光素子30から出射する光を2つの光学レンズで調節することが可能となり、より、短い距離で、光の出射方向を調整し、バックライトに適した配光の光を出射させることが可能となる。本実施形態の発光モジュール101によれば、発光モジュール101の厚さを、例えば、5mm以下に、3mm以下、1mm以下にすることが可能である。
(発光モジュールの製造方法)
以下、図3Aから図3Gを参照しながら、本開示の発光モジュールの製造方法の一例を説明する。発発光モジュール101は、波長変換部材20として成形部品を用いる場合と、未硬化材料を用いる場合とで異なる製造法を採用することができる。まず、波長変換部材20として成形部品を用いる発光モジュールの製造方法を説明する。
図3Aに示すように、第1主面10aおよび第2主面10bと、第2主面10bに位置する複数の凹部12A、12Bを有する導光板10を用意する。前述したように、第1主面10aに複数の光学機能部11A、11Bを設けてもよい。例えば、射出成型によって、第1主面10aに複数の光学機能部11A、11Bが設けられ、第2主面10bに複数の凹部12A、12Bが設けられたポリカーボネート製の導光板10を用意する。導光板10は、発光モジュール101の製造工程中、最初に用意する必要はなく、後述する発光素子アレイ60と導光板10とを接合するまでに用意されていればよい。
次に、複数の発光素子30と、発光素子30の主発光面30a上に配置された複数の波長変換部材20と含み、複数の発光素子30が導光板10の複数の凹部12A、12Bに対応した位置に配置された発光素子アレイ60を用意する。まず図3Bに示すように、基材210を含み、基材210の第1主面210aおよび第2主面210bに配線層211、212が配置された配線基板200を用意する。第1主面210aの配線層211は、導光板10の凹部12A、12Bの位置に対応して配置された、発光素子30の電極31を接合するための端子のパターンを含む。つまり、凹部12A、12Bのx軸方向およびy軸方向の配列ピッチと同じピッチで、端子となる配線層211が、基材の上面に形成されている。
次に、図3Cに示すように、配線基板200の第1主面210aにおいて、主発光面30aを上にして複数の発光素子30を導光板10の複数の凹部12A、12Bに対応した位置で配置する。具体的には、配線基板200の配線層211に設けられた上述した端子と発光素子30の電極31とを半田等によって接合する。
次に、図3Dに示すように、発光素子30全体を覆った封止部材40’を配線基板20上に形成する。複数の発光素子30を埋め込むように、封止部材の材料を配線基板200の第1主面210a上に配置し、硬化させる。これにより、発光素子30全体が封止部材40’で覆われる。封止部材40’は、例えばトランスファーモールド、ポッティング、印刷、スプレー等の方法で形成することができる。
次に、封止部材40’の一部を除去し、発光素子30の主発光面30aを露出させる。具体的には、第1主面40’aから封止部材40’を研磨または研削し、発光素子30の主発光面30aを露出させる。研磨または研削には、半導体装置の製造に用いられるCMP等の化学的方法、ブラスト、砥石等による機械的方法などの平坦化技術を用いることができる。これにより、図3Eに示すように、発光素子30の側面30cを覆い、主発光面30aを露出させた封止部材40が得られる。
次に図3Fに示すように、発光素子30の主発光面30aに波長変換部材20を接合する。接合には例えば、透光性接合部材35を用いることができる。これにより、発光素子アレイ60が得られる。
次に図3Gに示すように、発光素子アレイ60と導光板10とを接合する。第2主面10bを下にして、導光板10を封止部材40上に配置し、波長変換部材20が導光板10の凹部12A、12B内に配置されるように、導光板10と封止部材40とを接合する。例えば、封止部材40の第1主面40aに接着材を配置し、封止部材40の第1主面40aと導光板10の第2主面10bとを接合する。これにより発光モジュール101が得られる。
以下、図4Aから図4Hを参照しながら、波長変換部材20として未硬化材料を用いる場合の発光モジュールの製造方法を説明する。
図4Aに示すように、主面80aに複数の凹部81が配置された支持基板80を用意し、主面80aを上にして配置する。各凹部81は波長変換部材20の外形と略同じ形状および大きさを有している。また、複数の凹部81は、導光板10の第2主面10bに設けられた凹部12A、12Bと同じピッチで2次元に配列されている。
次に、支持基板80の凹部81に波長変換部材20を配置する。具体的には、波長変換部材の未硬化材料20’を支持基板80の凹部81に充填し、硬化させる。これにより、図4Cに示すように、導光板10の凹部12A、12Bに対応して所定の間隔で2次元に配列された複数の波長変換部材20が得られる。
次に、主発光面30aが波長変換部材20と対向するように、複数の発光素子30を複合体60の複数の波長変換部材20にそれぞれ接合する。具体的には、透光性接合部材の材料を介して主発光面30aが波長変換部材20に対向するように、発光素子30を波長変換部材20に配置し、透光性接合部材の材料を硬化させ、透光性接合部材35を得る。主発光面30aが波長変換部材20と対向するので、電極31が設けられた電極形成面30bは上を向いている。このとき、発光素子30の側面30cを透光性接合部材35の材料で覆っていてもよい。この場合、図5Aおよび図5Bに示すように、完成する発光モジュール101において、発光素子30の主発光面30aおよび側面30cの少なくとも一部は、透光性接合部材35で覆われる。
次に、図4Dに示すように、発光素子30全体を覆った封止部材40’を支持基板80上に形成する。複数の発光素子30および透光性接合部材35を埋め込むように、封止部材の材料を樹脂部材50および波長変換部材20上に配置し、硬化させる。これにより、発光素子30全体が封止部材40’で覆われる。封止部材40’は、例えばトランスファーモールド、ポッティング、印刷、スプレー等の方法で形成することができる。
次に、封止部材40’の第2主面40’bから研磨または研削し、発光素子30の電極31を露出させる。研磨または研削には、半導体装置の製造に用いられるCMP等の化学的方法、ブラスト、砥石等による機械的方法などの平坦化技術を用いることができる。これにより、図4Eに示すように、発光素子30の側面30cを覆い、電極31の表面を露出させた封止部材40が得られる。
次に、電極31の表面を覆って封止部材40の第2主面40bの全面にCu/Ni/Auの積層構造を有する金属膜を、スパッタ等の薄膜形成技術によって形成し、レーザー光を照射することによるレーザーアブレーションなどによってパターニングすることにより、図4Fに示すように、電極31に接続された配線層211を封止部材40の第2主面40bに形成する。
次に、図4Gに示すように、接着シートを介して封止部材40の第2主面40b上に配線基板200を配置し、圧着により、配線基板200を封止部材40に接合する。このとき、導電性部材213を加圧と加熱によって一部溶解させることにより、導電性部材213と配線層211とを電気的に接続する。これにより発光素子アレイ60が得られる。
次に、図4Hに示すように、支持基板80から発光素子アレイ60を取り外す。取り外した発光素子アレイ60を、樹脂部材40の第1主面40aが導光板10の第2主面10bと対向させ、波長変換部材20が導光板10の凹部12A、12B内に配置されるように、樹脂部材40の第1主面40aが導光板10の第2主面10bとを接着剤で接合する。これにより、発光モジュール101が得られる。
なお、図4Hでは、導光板10の第2主面10bを上にして配置し、発光素子アレイ60を第2主面10bに被せるように示しているが、樹脂部材40の第1主面40aを上にして、発光素子アレイ60を配置し、導光板10第1主面40aに被せてもよい。また、上記製造方法では、支持基板80の凹部81に波長変換部材の未硬化材料20’を充填し、硬化させているが、成形部品の波長変換部材20を支持基板80の凹部81に配置してもよい。
(他の形態)
上記実施形態では、発光モジュールは、2種類の光学機能部が配列された導光板を備えていた。しかし、導光板には1種類の光学機能部のみが設けられていてもよい。図6Aはこのような形態の発光モジュール101の模式的上面図であり、図6Bは、発光モジュール101の図6Aの2B−2B線における模式的断面図である。発光モジュール101は、導光板10の第1主面10a上において、2次元に配列された複数の光学機能部11Bのみを備えている。また導光板10の第2主面10bにおいて、複数の凹部(第2凹部)12Bのみを有している。
この他、発光モジュールは、光学機能部11Aと凹部12Aとのみを備えていてもよいし、光学機能部11A、11Bは備えておらず、複数の凹部12Aのみ、または、複数の凹部12Bのみを備えていてもよい。
本開示の発光モジュールは、種々の面光源に利用可能であり、例えば、液晶表示装置のバックライトとして利用することができる。
10 導光板
10a、20a、40a、210a 第1主面
10b、20b、40b、210b 第2主面
11A、11B 光学機能部
12、12A、12B 凹部
20 波長変換部材
20c 側面
30 発光素子
30a 主発光面
30b 電極形成面
30c 側面
31 電極
35 透光性接合部材
40、40’ 封止部材
60 発光素子アレイ
80 支持基板
80a 主面
81 凹部
101、102 発光モジュール
111、112 レンズシート
113 拡散シート
120 液晶パネル
200 配線基板
210 基材
211、212 配線層
213 導電性部材
1000 液晶表示装置

Claims (10)

  1. 主発光面を有する複数の発光素子と、
    前記複数の発光素子の前記主発光面上にそれぞれ配置された複数数の波長変換部材と、
    第1主面および第2主面を有し、前記第2面に位置する複数の凹部を含む導光板と、
    を備え、
    前記複数の波長変換部材は、前記凹部の内面から離間するように複数の凹部内に配置されている、発光モジュール。
  2. 前記複数の凹部は空洞であり、各波長変換部材の側面は、前記凹部の内側面から離間している、請求項1に記載の発光モジュール。
  3. 前記複数の発光素子間に配置され前記複数の発光素子の側面を覆う封止部材を更に備える請求項1または2に記載の発光モジュール。
  4. 前記複数の凹部は、複数の第1凹部および複数の第2凹部を含み、少なくとも前記第1凹部の底と前記第2凹部の底は異なる形状を有している、請求項1から3のいずれか一項に記載の発光モジュール。
  5. 前記第1凹部の底は、第1主面側に凸である形状を有し、前記第2凹部の底は、第2主面側に凸である形状を有する請求項4に記載の発光モジュール。
  6. 前記導光板は、第1主面の、前記第2主面の凹部に対応する位置に配置された複数の光学機能部をさらに有する請求項1から5のいずれか一項に記載の発光モジュール。
  7. 前記複数の光学機能部の光軸は、前記第2主面の複数の凹部の光軸と略一致している、請求項6に記載の発光モジュール。
  8. 主発光面を有する複数の発光素子と、前記主発光面上にそれぞれ配置された複数の波長変換部材と含み、前記複数の発光素子が、第1主面および第2主面と、前記第2面に設けられた複数の凹部とを有する導光板の前記複数の凹部に対応した位置に配置された発光素子アレイを用意する工程と、
    前記複数の発光ユニットの前記波長変換部材が、前記導光板の前記凹部の内側面から離間して前記複数の凹部内位置するように、前記発光素子アレイを前記導光板に接合する工程と
    を含む、発光モジュールの製造方法。
  9. 前記発光素子アレイを用意する工程は、
    前記複数の発光素子の主発光面を上にして前記複数の発光素子を前記導光板の前記複数の凹部に対応した位置で配置する工程と、
    前記複数の発光素子を覆う封止部材を形成す工程と、
    前記複数の発光素子の前記主発光面が露出するまで前記封止部材の一部を除去する工程と、
    前記封止部材から露出した前記複数の発光素子の前記主発光面に前記複数の波長変換部材を接合する工程と、
    を含む、請求項8に記載の発光モジュールの製造方法。
  10. 前記発光素子アレイを用意する工程は、
    第1主面および第2主面と、前記第2面に設けられた複数の凹部とを有する導光板の前記複数の凹部に対応した位置に配置された複数の波長変換部材形成用凹部が主面に形成された支持基板を用意し、前記複数の波長変換部材形成用凹部に前記複数の波長変換部材をそれぞれ配置する工程と、
    前記複数の発光素子の電極形成面を上にして前記複数の発光素子を前記波長変換部材に接合する工程と、
    前記複数の発光素子の前記電極形成面を覆うように封止部材を前記支持基板上に形成する工程と、
    前記複数の発光素子の前記電極形成面に位置する電極が露出するまで前記封止部材の一部を除去する工程と、
    を含む、請求項8に記載の発光モジュールの製造方法。
JP2018153055A 2018-08-16 2018-08-16 発光モジュールおよびその製造方法 Active JP7057503B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018153055A JP7057503B2 (ja) 2018-08-16 2018-08-16 発光モジュールおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018153055A JP7057503B2 (ja) 2018-08-16 2018-08-16 発光モジュールおよびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020027774A true JP2020027774A (ja) 2020-02-20
JP7057503B2 JP7057503B2 (ja) 2022-04-20

Family

ID=69620312

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018153055A Active JP7057503B2 (ja) 2018-08-16 2018-08-16 発光モジュールおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7057503B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021144905A (ja) * 2020-03-13 2021-09-24 聯智電子科技有限公司Linkwise Electronics Technology Co., Limited 面光源

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006107105A1 (ja) * 2005-04-01 2006-10-12 Sony Corporation バックライト装置、液晶表示装置及び光偏向シート
JP2012124443A (ja) * 2010-11-15 2012-06-28 Citizen Holdings Co Ltd 半導体発光装置及びその製造方法
JP2012146942A (ja) * 2010-12-24 2012-08-02 Citizen Holdings Co Ltd 半導体発光装置及びその製造方法
JP2015012081A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 日亜化学工業株式会社 発光装置及びその製造方法
JP2018106826A (ja) * 2016-12-22 2018-07-05 オムロン株式会社 導光板、面光源装置、表示装置及び電子機器

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006107105A1 (ja) * 2005-04-01 2006-10-12 Sony Corporation バックライト装置、液晶表示装置及び光偏向シート
JP2012124443A (ja) * 2010-11-15 2012-06-28 Citizen Holdings Co Ltd 半導体発光装置及びその製造方法
JP2012146942A (ja) * 2010-12-24 2012-08-02 Citizen Holdings Co Ltd 半導体発光装置及びその製造方法
JP2015012081A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 日亜化学工業株式会社 発光装置及びその製造方法
JP2018106826A (ja) * 2016-12-22 2018-07-05 オムロン株式会社 導光板、面光源装置、表示装置及び電子機器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021144905A (ja) * 2020-03-13 2021-09-24 聯智電子科技有限公司Linkwise Electronics Technology Co., Limited 面光源

Also Published As

Publication number Publication date
JP7057503B2 (ja) 2022-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102298954B1 (ko) 발광 모듈의 제조 방법 및 발광 모듈
KR102339163B1 (ko) 발광 모듈의 제조 방법 및 발광 모듈
US11508881B2 (en) Light emitting module and method of manufacturing the same
TWI744756B (zh) 發光模組
US11106077B2 (en) Light emitting module and method of manufacturing the same
JP6912730B2 (ja) 発光モジュールの製造方法
JP7108203B2 (ja) 発光モジュールの製造方法
KR102111200B1 (ko) 발광 모듈의 제조 방법 및 발광 모듈
JP2021131928A (ja) 発光モジュールの製造方法及び発光モジュール
JP6717400B2 (ja) 発光モジュール
JP6825608B2 (ja) 発光モジュールの製造方法
JP6963183B2 (ja) 発光モジュールの製造方法
JP7057503B2 (ja) 発光モジュールおよびその製造方法
JP7001945B2 (ja) 発光モジュールおよびその製造方法
JP7011201B2 (ja) 発光モジュールおよびその製造方法
JP6848942B2 (ja) 発光モジュールの製造方法
JP7140987B2 (ja) 発光モジュール及び発光モジュールの製造方法
JP7068594B2 (ja) 発光モジュールの製造方法及び発光モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210316

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211019

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220321

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7057503

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150