JP2020027499A - 株価・指数チャート、クライアント端末、チャート出力ソフトウエア、出力方法、及び株価・指数チャート出力システム - Google Patents

株価・指数チャート、クライアント端末、チャート出力ソフトウエア、出力方法、及び株価・指数チャート出力システム Download PDF

Info

Publication number
JP2020027499A
JP2020027499A JP2018152636A JP2018152636A JP2020027499A JP 2020027499 A JP2020027499 A JP 2020027499A JP 2018152636 A JP2018152636 A JP 2018152636A JP 2018152636 A JP2018152636 A JP 2018152636A JP 2020027499 A JP2020027499 A JP 2020027499A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foot
color
moving average
average value
rectangular band
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018152636A
Other languages
English (en)
Inventor
則好 角南
Noriyoshi Sunami
則好 角南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MASUDA KEIZAI KENKYUSHO KK
Original Assignee
MASUDA KEIZAI KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MASUDA KEIZAI KENKYUSHO KK filed Critical MASUDA KEIZAI KENKYUSHO KK
Priority to JP2018152636A priority Critical patent/JP2020027499A/ja
Publication of JP2020027499A publication Critical patent/JP2020027499A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 トレンドの見極めがしやすい株価・指数チャートを提供する。【解決手段】 株価・指数チャートは、金融市場において値が時間で変化する金融商品の相場を、時系列に沿った、期間ごとの足で示す。足は、所定の期間単位で、所定の時間帯における相場の当回分を含む過去の所定回数分の第1移動平均値と、相場の当回分よりも時間的に1つ前の前回分を含み、前回分から過去の所定回数分の第2移動平均値のうち、値が低い方を下端とし、値が高いものを上端とした矩形帯を含む。矩形帯のうち、第1移動平均値が上端で第2移動平均値が下端とするものは、第1色で出力され、第1移動平均値が下端で第2移動平均値が上端とするものは、第1色とは異なる第2色で出力される。株価・指数チャートは、判定対象足が、判定基準足に対する「はらみ状態」であり、矩形帯の色が異なる場合に、判定対象足の矩形帯の色を調整する矩形帯調整が行われた状態で、出力される。【選択図】図6

Description

本発明は、株価・指数チャートなどに関する。
従来、特許文献1のように、移動平均値を用い、陽足と陰足の変化が緩やかな株価・指数チャートが提案されている。
特開2002−183451号公報
しかしながら、足が過去の足に基づく「はらみ状態」の場合には、陽足と陰足の変化が比較的多くなり、上昇トレンドか下降トレンドかの判断が難しい問題があった。
したがって本発明の目的は、上昇トレンドと下降トレンドの見極めがしやすい株価・指数チャートなどを提供することである。
本発明に係る株価・指数チャートは、クライアント端末が出力する株価・指数チャートであって、株価・指数チャートは、金融市場において値が時間で変化する金融商品の相場を、時系列に沿った、期間ごとの足で示すものであり、足は、所定の期間単位で、所定の時間帯における相場の当回分を含む過去の所定回数分の第1移動平均値と、相場の当回分よりも時間的に1つ前の前回分を含み、前回分から過去の所定回数分の第2移動平均値のうち、値が低い方を下端とし、値が高いものを上端とした矩形帯を含むものであり、矩形帯のうち、第1移動平均値が上端で第2移動平均値が下端とするものは、第1色で出力され、第1移動平均値が下端で第2移動平均値が上端とするものは、第1色とは異なる第2色で出力され、株価・指数チャートは、足のうち、判定対象足が、判定対象足よりも過去の特定の本数以内の足のいずれかである判定基準足に対する「はらみ状態」であり、且つ、判定対象足の矩形帯の色が、判定基準足の矩形帯の色と異なる場合に、判定対象足の矩形帯の色を調整する矩形帯調整が行われた状態で、出力される。
株価・指数チャートにおける矩形帯の色が第1色から第2色に変化すると、上昇トレンドが下降トレンドに反転する可能性があるが、当該第2色の矩形帯を含む足が過去一定期間内の足に対する「はらみ状態」である場合は、下降が一時的なもので、すぐに上昇トレンドに戻る(第1色の矩形帯を含む足が続く状態になる)可能性もある。
株価・指数チャートにおける矩形帯の色が第2色から第1色に変化すると、下降トレンドが上昇トレンドに反転する可能性があるが、当該第1色の矩形帯を含む足が過去一定期間内の足に対する「はらみ状態」である場合は、上昇が一時的なもので、すぐに下降トレンドに戻る(第2色の矩形帯を含む足が続く状態になる)可能性もある。
本発明では、「はらみ状態」の足については、矩形帯の色を調整する。
これにより、上昇トレンドか下降トレンドかの確実性が高い状態になるまで、矩形帯の色を同じ状態にして、上昇トレンドと下降トレンドの見極めがしやすい株価・指数チャートを出力することが可能になる。
好ましくは、判定対象足の上端の値が、判定基準足の上端の値よりも低く、判定対象足の下端の値が、判定基準足の下端の値よりも高い場合に、判定対象足が、判定基準足に対する「はらみ状態」であると判断され、判定対象足の上端の値は、判定対象足に対応する当回分の相場と第1移動平均値と第2移動平均値の中で最も高い値であり、判定対象足の下端の値は、判定対象足に対応する当回分の相場と第1移動平均値と第2移動平均値の中で最も低い値であり、判定基準足の上端の値は、判定基準足に対応する当回分の相場と第1移動平均値と第2移動平均値の中で最も高い値であり、判定基準足の下端の値は、判定基準足に対応する当回分の相場と第1移動平均値と第2移動平均値の中で最も低い値である。
さらに好ましくは、判定対象足が判定基準足に対する「はらみ状態」であり、且つ判定対象足の矩形帯の色が判定基準足の矩形帯の色と異なる場合に、矩形帯調整は、判定対象足の矩形帯の色を、判定基準足の矩形帯の色と同じにする。
また、好ましくは、判定対象足が判定基準足に対する「はらみ状態」であり、且つ判定対象足の矩形帯の色が判定基準足の矩形帯の色と異なる場合に、矩形帯調整は、判定対象足の矩形帯の色について、判定基準足の矩形帯の色と、色相が同じで、且つ明度と彩度の少なくとも一方が異なるものにする。
「はらみ状態」の足の矩形帯を、「はらみ状態」でない足の矩形帯と異なる色で出力し、使用者に「はらみ」状態の足を視認させやすく出来る。
また、好ましくは、判定対象足が判定基準足に対する「はらみ状態」であり、且つ判定対象足の矩形帯の色が判定基準足の矩形帯の色と異なる場合に、矩形帯調整は、判定対象足の矩形帯の色を、判定基準足の矩形帯の色と同じにし、且つ判定対象足の矩形帯に「はらみ状態」でない足の矩形帯と異なる枠を設ける。
また、好ましくは、判定対象足が判定基準足に対する「はらみ状態」であり、且つ判定対象足の矩形帯の色が判定基準足の矩形帯の色と異なる場合に、矩形帯調整は、判定対象足の矩形帯の色相を、「はらみ状態」でない足であって、且つ判定対象足の矩形帯と同じ色相の矩形帯と比べて、判定基準足の矩形帯の色相に近いものにする。
また、好ましくは、第1色と第2色は、色相が同じで、且つ明度の異なるものであり、判定対象足が判定基準足に対する「はらみ状態」であり、且つ判定対象足の矩形帯の明度が判定基準足の矩形帯の明度と異なる場合に、矩形帯調整は、判定対象足の矩形帯の明度を、「はらみ状態」でない足であって、且つ判定対象足の矩形帯と同じ明度の矩形帯と比べて、判定基準足の矩形帯の明度に近いものにする。
さらに好ましくは、所定の時間帯における相場は、所定の時間帯における終値であり、所定の期間単位は、分単位、日単位、週単位、月単位のいずれかである。
さらに好ましくは、足は、矩形帯と、足に対応する第1移動平均値から当回分の相場に向けた矢印線を含む。
本発明に係るクライアント端末は、金融市場において値が時間で変化する金融商品の相場を、時系列に沿った、期間ごとの足で示す株価・指数チャートを出力するクライアント端末であって、足は、所定の期間単位で、所定の時間帯における相場の当回分を含む過去の所定回数分の第1移動平均値と、相場の当回分よりも時間的に1つ前の前回分を含み、前回分から過去の所定回数分の第2移動平均値のうち、値が低い方を下端とし、値が高いものを上端とした矩形帯を含むものであり、矩形帯のうち、第1移動平均値が上端で第2移動平均値が下端とするものは、第1色で出力され、第1移動平均値が下端で第2移動平均値が上端とするものは、第1色とは異なる第2色で出力され、株価・指数チャートは、足のうち、判定対象足が、判定対象足よりも過去の特定の本数以内の足のいずれかである判定基準足に対する「はらみ状態」であり、且つ、判定対象足の矩形帯の色が、判定基準足の矩形帯の色と異なる場合に、判定対象足の矩形帯の色を調整する矩形帯調整が行われた状態で、出力される。
本発明に係るチャート出力ソフトウエアは、株価・指数チャートをクライアント端末に出力させるチャート出力ソフトウエアであって、株価・指数チャートは、金融市場において値が時間で変化する金融商品の相場を、時系列に沿った、期間ごとの足で示すものであり、足は、所定の期間単位で、所定の時間帯における相場の当回分を含む過去の所定回数分の第1移動平均値と、相場の当回分よりも時間的に1つ前の前回分を含み、前回分から過去の所定回数分の第2移動平均値のうち、値が低い方を下端とし、値が高いものを上端とした矩形帯を含むものであり、矩形帯のうち、第1移動平均値が上端で第2移動平均値が下端とするものは、第1色で出力され、第1移動平均値が下端で第2移動平均値が上端とするものは、第1色とは異なる第2色で出力され、チャート出力ソフトウエアは、足のうち、判定対象足が、判定対象足よりも過去の特定の本数以内の足のいずれかである判定基準足に対する「はらみ状態」であるか否かを判断する「はらみ状態」判定ステップと、判定対象足が判定基準足に対する「はらみ状態」であり、且つ、判定対象足の矩形帯の色が、判定基準足の矩形帯の色と異なる場合に、判定対象足の矩形帯の色を調整する矩形帯調整が行われた状態で、株価・指数チャートを出力する出力ステップとを備える。
本発明に係る出力方法は、株価・指数チャートをクライアント端末に出力させる出力方法であって、株価・指数チャートは、金融市場において値が時間で変化する金融商品の相場を、時系列に沿った、期間ごとの足で示すものであり、足は、所定の期間単位で、所定の時間帯における相場の当回分を含む過去の所定回数分の第1移動平均値と、相場の当回分よりも時間的に1つ前の前回分を含み、前回分から過去の所定回数分の第2移動平均値のうち、値が低い方を下端とし、値が高いものを上端とした矩形帯を含むものであり、矩形帯のうち、第1移動平均値が上端で第2移動平均値が下端とするものは、第1色で出力され、第1移動平均値が下端で第2移動平均値が上端とするものは、第1色とは異なる第2色で出力され、出力方法は、足のうち、判定対象足が、判定対象足よりも過去の特定の本数以内の足のいずれかである判定基準足に対する「はらみ状態」であるか否かを判断する「はらみ状態」判定ステップと、判定対象足が判定基準足に対する「はらみ状態」であり、且つ、判定対象足の矩形帯の色が、判定基準足の矩形帯の色と異なる場合に、判定対象足の矩形帯の色を調整する矩形帯調整が行われた状態で、株価・指数チャートを出力する出力ステップとを備える。
本発明に係る株価・指数チャート出力システムは、相場情報を受信する相場情報受信サーバと、相場情報受信サーバから取得した相場情報に基づいて、チャートデータとして、株価・指数チャートで示される足を描画するのに必要な数値を算出するチャートデータ演算処理サーバと、チャートデータのうち、クライアント端末からのデータリクエスト要求に対応したものをチャートデータ演算処理サーバから取得し、クライアント端末に提供するデータアクセス処理サーバを複数有するクライアント端末リクエスト処理サーバ群と、クライアント端末リクエスト処理サーバ群から提供された情報に基づいて、株価・指数チャートを出力するクライアント端末とを備えた、株価・指数チャート出力システムであって、株価・指数チャートは、金融市場において値が時間で変化する金融商品の相場を、時系列に沿った、期間ごとの足で示すものであり、足は、所定の期間単位で、所定の時間帯における相場の当回分を含む過去の所定回数分の第1移動平均値と、相場の当回分よりも時間的に1つ前の前回分を含み、前回分から過去の所定回数分の第2移動平均値のうち、値が低い方を下端とし、値が高いものを上端とした矩形帯を含むものであり、矩形帯のうち、第1移動平均値が上端で第2移動平均値が下端とするものは、第1色で出力され、第1移動平均値が下端で第2移動平均値が上端とするものは、第1色とは異なる第2色で出力され、株価・指数チャートは、足のうち、判定対象足が、判定対象足よりも過去の特定の本数以内の足のいずれかである判定基準足に対する「はらみ状態」であり、且つ、判定対象足の矩形帯の色が、判定基準足の矩形帯の色と異なる場合に、判定対象足の矩形帯の色を調整する矩形帯調整が行われた状態で、出力され、数値は、第1移動平均値、第2移動平均値、矩形帯の種別に関する情報を含む。
相場情報受信サーバを、他のサーバと別体で構成することで、他の機器からのアクセスなどで、相場情報が破損する可能性を低く出来る。
クライアント端末リクエスト処理サーバ群が複数のデータアクセス処理サーバを含むため、複数のクライアント端末からのアクセスがあった場合の負荷を、当該複数のデータアクセス処理サーバに分散させることが出来る。
本発明に係る株価・指数チャートは、クライアント端末が出力する株価・指数チャートであって、株価・指数チャートは、金融市場において値が時間で変化する金融商品の相場を、時系列に沿った、期間ごとの足で示すものであり、足は、所定の期間単位で、所定の時間帯における相場の当回分を含む過去の所定回数分の第1移動平均値と、相場の当回分よりも時間的に1つ前の前回分を含み、前回分から過去の所定回数分の第2移動平均値のうち、値が低い方を下端とし、値が高いものを上端とした矩形帯を含むものであり、矩形帯のうち、第1移動平均値が上端で第2移動平均値が下端とするものは、第1色で出力され、第1移動平均値が下端で第2移動平均値が上端とするものは、第1色とは異なる第2色で出力され、株価・指数チャートは、足のうち、判定対象足が、判定対象足よりも過去の特定の本数以内の足のいずれかである判定基準足に対する所定の関係であり、且つ、判定対象足の矩形帯の色が、判定基準足の矩形帯の色と異なる場合に、判定対象足の矩形帯の色を調整する矩形帯調整が行われた状態で、出力される。
本発明に係る株価・指数チャートは、クライアント端末が出力する株価・指数チャートであって、株価・指数チャートは、金融市場において値が時間で変化する金融商品の相場を、時系列に沿った、期間ごとの足で示すものであり、足は、所定の期間単位で、所定の時間帯における相場の当回分を含む過去の所定回数分の第1移動平均値と、相場の当回分よりも時間的に1つ前の前回分を含み、前回分から過去の所定回数分の第2移動平均値のうち、値が低い方を下端とし、値が高いものを上端とした矩形帯と、矩形帯と当回分の相場を結ぶ矢印線とを含むものであり、矩形帯のうち、第1移動平均値が上端で第2移動平均値が下端とするものは、第1色で出力され、第1移動平均値が下端で第2移動平均値が上端とするものは、第1色とは異なる第2色で出力され、株価・指数チャートは、足のうち、判定対象足が、判定対象足よりも過去の特定の本数以内の足のいずれかである判定基準足に対する「はらみ状態」であり、且つ、判定対象足の矩形帯の色が、判定基準足の矩形帯の色と異なる場合に、判定対象足の矩形帯の色を調整する矩形帯調整が行われた状態で、出力される。
以上のように本発明によれば、上昇トレンドと下降トレンドの見極めがしやすい株価・指数チャートなどを提供することができる。
本実施形態における株価・指数チャート出力システムの構成図である。 第1矩形帯調整をする前の、矢印線を含む株価・指数チャートを示す図である。 株価・指数チャートの出力処理の手順を示すフローチャートである。 図3の手順1004の詳細(チャートデータ出力処理の手順)を示すフローチャートである。 第1矩形帯調整をする前の、矢印線を含まない株価・指数チャートを示す図である。 第1矩形帯調整をした後の、矢印線を含む株価・指数チャートを示す図である。 第1矩形帯調整をした後の、矢印線を含まない株価・指数チャートを示す図である。 第2矩形帯調整をした後の、矢印線を含まない株価・指数チャートを示す図である。 第3矩形帯調整をした後の、矢印線を含まない株価・指数チャートを示す図である。
以下、本実施形態に係る株価・指数チャート出力システムについて、図を用いて説明する。
なお、実施形態は、以下の実施形態に限られるものではない。また、一つの実施形態に記載した内容は、原則として他の実施形態にも同様に適用される。また、各実施形態及び各変形例は、適宜組み合わせることができる。
本実施形態における株価・指数チャート出力システム1は、相場情報提供元サーバ100、相場情報受信サーバ110、チャートデータ演算処理サーバ120、クライアント端末リクエスト処理サーバ群130、クライアント端末140、チャート以外のデータ演算処理サーバ150、ファンダメンタルデータ受信サーバ160、ファンダメンタルデータ提供元サーバ170を備える(図1参照)。
なお、本実施形態では、株価・指数チャートの出力は、クライアント端末140のディスプレイに表示することとして説明するが、クライアント端末140に接続若しくは内蔵されたプリンタを介して紙媒体へ印字することを株価・指数チャートの出力としてもよい。
また、本実施形態における矩形帯の色の調整は、当該矩形帯の色相、明度、彩度のいずれかを変化させたり、当該矩形帯の枠を変化させたりするものを言う。
(各ハードウエアの構成)
相場情報提供元サーバ100は、専用IP(Internet Protocol)回線を用いて銘柄情報及び株価を含む相場情報101を提供する。
相場情報受信サーバ110は、第1データ受信部111と相場情報データベース112を有する。
相場情報受信サーバ110は、リアルタイムに送信される相場情報101を第1データ受信部111で受信し、銘柄及び市場ごとに分類し相場情報データベース112に格納する。
相場情報受信サーバ110を、他のサーバと別体で構成し、専用IP回線で相場情報提供元サーバ100と通信させることで、他の機器からのアクセスなどで、相場情報101を格納した相場情報データベース112が破損する可能性を低く出来る。また、回線速度の安定性によって、相場情報101のパケットロス(欠損)や遅延の可能性を低く出来る。
チャートデータ演算処理サーバ120は、データ演算処理部121とチャートデータベース122を有する。
チャートデータ演算処理サーバ120は、相場情報データベース112から相場情報101を取得し、それを基にデータ演算処理部121でデータの整形およびチャートデータを算出し、チャートデータベース122に格納する。
具体的には、チャートデータ演算処理サーバ120は、チャートデータとして、株価・指数チャートで示される足(矩形帯と矢印線)を描画するのに必要な数値を算出する。
相場情報データベース112から取得する相場情報101は、銘柄別で、所定の時間帯における相場(例えば、終値)を含む。
株価・指数チャートで示される足を描画するのに必要な数値は、銘柄別で、且つ分単位、日単位・週単位・月単位の第1移動平均値と第2移動平均値、矩形帯が陽線か陰線かの情報、矢印線が陽線か陰線かの情報、及び足を構成する矩形帯と矢印線を描画するための情報を含む。
第1移動平均値が第2移動平均値以上に高い場合に、矩形帯が陽線とされ、第1移動平均値が第2移動平均値未満の場合に、矩形帯が陰線とされる。
所定の時間帯における相場が第1移動平均値以上に高い場合に、矢印線が陽線とされ、所定の時間帯における相場が第1移動平均値未満の場合に、矢印線が陰線とされる。
第1移動平均値と第2移動平均値と矩形帯と矢印線の内容については、後述する。
クライアント端末リクエスト処理サーバ群130は、複数のデータアクセス処理サーバ131を有する。
データアクセス処理サーバ131は、リクエスト処理部132を有する。
データアクセス処理サーバ131は、クライアント端末140で動作するチャート出力ソフトウエア141からのデータリクエスト要求を受信し、リクエスト処理部132によってデータリクエスト要求に対応したデータをチャートデータベース122及びチャート以外の銘柄データベース152から取得し、チャート出力ソフトウエア141(クライアント端末140)に提供する。
クライアント端末リクエスト処理サーバ群130が複数のデータアクセス処理サーバ131を含むため、複数のクライアント端末140からのアクセスがあった場合の負荷を、当該複数のデータアクセス処理サーバ131に分散させることが出来る。
クライアント端末140には、チャート出力ソフトウエア141がインストールされる。
クライアント端末140は、チャート出力ソフトウエア141を介して、クライアント端末リクエスト処理サーバ群130から提供された情報に基づいて、株価・指数チャートを出力する。
チャート出力ソフトウエア141の詳細については後述する。
チャート以外のデータ演算処理サーバ150は、データ演算処理モジュール群151とチャート以外の銘柄データベース152を有する。
チャート以外のデータ演算処理サーバ150は、ファンダメンタルデータベース162およびチャートデータベース122それぞれから必要なデータを取得し、データ演算処理モジュール群151で算出したチャート以外の銘柄データをチャート以外の銘柄データベース152に格納する。
ファンダメンタルデータ受信サーバ160は、第2データ受信部161とファンダメンタルデータベース162を有する。
ファンダメンタルデータ受信サーバ160は、企業情報171を第2データ受信部161で受信し、それを基にファンダメンタル指標の算出とデータの整形を行い、ファンダメンタルデータベース162に格納する。
ファンダメンタルデータ提供元サーバ170は、インターネット網を通して決算などの企業情報171を提供する。
本実施形態では、幾つかのサーバが、計算処理を分担する形態を説明したが、1つのサーバ若しくは、1つのクライアント端末で、これらの計算処理を行う形態であってもよい。
(株価・指数チャートの構成)
チャート出力ソフトウエア141は、株価・指数チャート出力システム1において、クライアント端末140のディスプレイ等を通じて、金融市場における株、債券、外国為替、先物取引商品など値が時間で変化する金融商品(以下、単に「金融商品」とする。)の相場(価格、若しくはポイント)を、時系列に沿った、期間ごとの足(bar)で示す株価・指数チャートの閲覧機能を提供するソフトウエアである。
株価・指数チャートでは、所定の期間単位で、所定の時間帯における相場の当回分を含む過去の所定の回数分の移動平均値(第1移動平均値)と、当該相場の当回分よりも時間的に1つ前(前回分)を含み、当該前回分から過去の所定の回数分の移動平均値(第2移動平均値)のうち、値が低い方を下端とし、値が高い方を上端とした矩形帯と、第1移動平均値から当該当回分の相場に向けた矢印線とを含む足が、時系列に沿って並べられる。
また、第1移動平均値が上端で第2移動平均値が下端とする陽線の矩形帯は、第1色(例えば、ピンク色)で出力され、第1移動平均値が下端で第2移動平均値が上端とする陰線の矩形帯は、第1色とは異なる第2色(例えば、水色)で出力される。
ただし、一定条件下で、「はらみ状態」と判断された足の矩形帯については、陽線でも第2色で出力される場合があるし、陰線でも第1色で出力される場合がある(第1矩形帯調整)。
第1矩形帯調整の詳細については、後述する。
また、当回分の相場が第1移動平均値以上に高い陽線の矢印線は、第1色で出力され、当回分の相場が第1移動平均値よりも低い陰線矢印線は、第2色で出力される。
図2、図5〜図9では、第1色の矩形帯及び矢印線がピンク色の代わりに黒色で表され、第2色の矩形帯及び矢印線が水色の代わりに白色で表される。
なお、チャート出力ソフトウエア141は、「第1出力モード」と「第2出力モード」の出力を切り替えるユーザインターフェースを持つ。
「第1出力モード」では、矢印線を含んだ状態の株価・指数チャート、すなわち、矢印線と矩形帯を含む足が時系列に並べられた株価・指数チャートが出力される(図2、図6参照)。
「第2出力モード」では、矢印線を含まない状態の株価・指数チャート、すなわち矢印線を含まず、矩形帯を含む足が時系列に並べられた株価・指数チャートが出力される(図5、図7〜図9参照)。
所定の期間単位としては、例えば、分単位、日単位、週単位、月単位が考えられる。
本実施形態では、分単位の足を時系列で並べた株価・指数チャートを、分足チャートとし、日単位の足を時系列で並べた株価・指数チャートを日足チャートとし、週単位で足を時系列で並べた株価・指数チャートを週足チャートとし、月単位で足を時系列で並べた株価・指数チャートを月足チャートとする。
なお、分単位は、1分、5分、15分、30分など、所定の単位時間が選択される。
また、株価・指数チャートでは、時間軸から取引時間外が除かれ、取引時間内のデータが連続的に示される。
所定の時間帯の相場は、例えば、所定の期間単位の終値(所定の期間の終了時点の価格、日単位の場合の取引終了時点の価格など)が考えられる。
所定の回数としては、例えば、短期(3回)、中期(12〜25回)、長期(26回〜75回)が考えられる。
本実施形態では、短期の分足チャートでは、3回分の移動平均値が用いられ、中期の分足チャートでは、25回分の移動平均値が用いられ、長期の分足チャートでは、75回分の移動平均値が用いられる。
また、短期の日足チャートでは、3日分の移動平均値が用いられ、中期の日足チャートでは、25日分の移動平均値が用いられ、長期の日足チャートでは、75日分の移動平均値が用いられる。
また、短期の週足チャートでは、3週分の移動平均値が用いられ、中期の週足チャートでは、13週分の移動平均値が用いられ、長期の週足チャートでは、26週分の移動平均値が用いられる。
また、短期の月足チャートでは、3ヶ月分の移動平均値が用いられ、中期の月足チャートでは、12ヶ月分の移動平均値が用いられ、長期の月足チャートでは、36ヶ月分の移動平均値が用いられる。
具体的には、短期の分足チャートでは、分単位の終値の当回分と当該当回から過去2回分の移動平均値(第1移動平均値)と、分単位の終値の前回分と当該前回から過去2回分の移動平均値(第2移動平均値)のうち、値が低い方を下端とし、値が高い方を上端とした矩形帯と、第1移動平均値から当該当回の終値に向けた矢印線とを含む足が、時系列に沿って並べられる。
また、中期の分足チャートでは、分単位の終値の当回分と当該当回から過去24回分の移動平均値(第1移動平均値)と、分単位の終値の前回分と当該前回から過去24回分の移動平均値(第2移動平均値)のうち、値が低い方を下端とし、値が高い方を上端とした矩形帯と、第1移動平均値から当該当回の終値に向けた矢印線とを含む足が、時系列に沿って並べられる。
また、長期の分足チャートでは、分単位の終値の当回分と当該当回から過去74回分の移動平均値(第1移動平均値)と、分単位の終値の前回分と当該前回から過去74回分の移動平均値(第2移動平均値)のうち、値が低い方を下端とし、値が高い方を上端とした矩形帯と、第1移動平均値から当該当回の終値に向けた矢印線とを含む足が、時系列に沿って並べられる。
また、短期の日足チャートでは、日単位の終値の当日分と当該当日から過去2日分の移動平均値(第1移動平均値)と、日単位の終値の前日分と当該前日から過去2日分の移動平均値(第2移動平均値)のうち、値が低い方を下端とし、値が高い方を上端とした矩形帯と、第1移動平均値から当該当日の終値に向けた矢印線とを含む足が、時系列に沿って並べられる。
また、中期の日足チャートでは、日単位の終値の当日分と当該当日から過去24日分の移動平均値(第1移動平均値)と、日単位の終値の前日分と当該前日から過去24日分の移動平均値(第2移動平均値)のうち、値が低い方を下端とし、値が高い方を上端とした矩形帯と、第1移動平均値から当該当日の終値に向けた矢印線とを含む足が、時系列に沿って並べられる。
また、長期の日足チャートでは、日単位の終値の当日分と当該当日から過去74日分の移動平均値(第1移動平均値)と、日単位の終値の前日分と当該前日から過去74日分の移動平均値(第2移動平均値)のうち、値が低い方を下端とし、値が高い方を上端とした矩形帯と、第1移動平均値から当該当日の終値に向けた矢印線とを含む足が、時系列に沿って並べられる。
また、短期の週足チャートでは、週単位の終値の当週分と当該当週から過去2週の移動平均値(第1移動平均値)と、週単位の終値の前週分と当該前週から過去2週分の移動平均値(第2移動平均値)のうち、値が低い方を下端とし、値が高い方を上端とした矩形帯と、第1移動平均値から当該当週の終値に向けた矢印線とを含む足が、時系列に沿って並べられる。
また、中期の週足チャートでは、週単位の終値の当週分と当該当週から過去12週分の移動平均値(第1移動平均値)と、週単位の終値の前週分と当該当週から過去12週分の移動平均値(第2移動平均値)のうち、値が低い方を下端とし、値が高い方を上端とした矩形帯と、第1移動平均値から当該当週の終値に向けた矢印線とを含む足が、時系列に沿って並べられる。
また、長期の週足チャートでは、週単位の終値の当週分と当該当週から過去25週分の移動平均値(第1移動平均値)と、週単位の終値の前週分と当該全周から過去25週分の移動平均値(第2移動平均値)のうち、値が低い方を下端とし、値が高い方を上端とした矩形帯と、第1移動平均値から当該当週の終値に向けた矢印線とを含む足が、時系列に沿って並べられる。
また、短期の月足データでは、月単位の終値の当月分と当該当月から過去2ヶ月分の移動平均値(第1移動平均値)と、月単位の終値の前月分と当該前月から過去2ヶ月分の移動平均値(第2移動平均値)のうち、値が低い方を下端とし、値が高い方を上端とした矩形帯と、第1移動平均値から当該当月の終値に向けた矢印線とを含む足が、時系列に沿って並べられる。
また、中期の月足データでは、月単位の終値の当月分と当該当月から過去11ヶ月分の移動平均値(第1移動平均値)と、月単位の終値の前月分と当該前月から過去11ヶ月分の移動平均値(第2移動平均値)のうち、値が低い方を下端とし、値が高い方を上端とした矩形帯と、第1移動平均値から当該当月の終値に向けた矢印線とを含む足が、時系列に沿って並べられる。
また、長期の月足データでは、月単位の終値の当月分と当該当月から過去35ヶ月分の移動平均値(第1移動平均値)と、月単位の終値の前月分と当該前月から過去35ヶ月分の移動平均値(第2移動平均値)のうち、値が低い方を下端とし、値が高い方を上端とした矩形帯と、第1移動平均値から当該当月の終値に向けた矢印線とを含む足が、時系列に沿って並べられる。
また、本実施形態におけるチャート出力ソフトウエア141は、「はらみ状態」の場合に、「はらみ状態」の矩形帯の出力態様を、当該「はらみ状態」の基となる矩形帯の色に合わせるなど調整した状態で、株価・指数チャートを出力する「矩形帯調整モード」のオンオフを切り替えるユーザインターフェースを持つ。
本実施形態において対象となる足データは終値が確定した分足、日足、週足、月足の全てとし、短期足、中期足、長期足全てである。
なお、短期足、中期足、長期足に対する処理内容は全く同じであるため、これ以降に示す動作説明では、短期、中期、長期の表現を省略する。
図2は、株価・指数チャートの一例として、短期の日足チャートを示す。
株価・指数チャートでは、基準となる足を通るように第1縦線v1が設けられ、当該基準となる足についての第1移動平均値及び第2移動平均値の計算に用いられる足のうち、最も古いものを通るように第2縦線v2が設けられ、最新の足から一定回数分ごとを区切る第3縦線v3が設けられる。
図2は、第1縦線v1は、最新の足を通るように設けられ、第2縦線v2は、最近の足から3日前の足を通るように設けられ、第3縦線v3は、14日ごとに区切るように設けられる例を示す。
なお、図2、図5〜図9は、短期の日足チャートだけを出力する例を示すが、同じ表示領域に同じ銘柄の中期の日足チャートと長期の日足チャートも一緒に出力する形態であってもよい。
(「はらみ状態」の定義)
「はらみ状態」とは、本実施形態における株価・指数チャートにおいて、ある任意の足(矩形帯+矢印線)が、その足から見て1本ないし特定の本数以内の過去の足(矩形帯+矢印線)の、値段方向の全長領域内に含まれる状態を言う。
具体的には、任意の足(判定対象足)と、判定対象足よりも過去の特定の本数以内の足のいずれか(判定基準足)とを比較し、判定対象足の上端の値が、判定基準足の上端の値よりも低く、且つ判定対象足の下端の値が、判定基準足の下端の値よりも高い状態を言う。
(「はらみ状態」の別の定義)
なお、矢印線を考慮せず、ある任意の矩形帯が、その矩形帯から見て1本ないし特定の本数以内の過去の矩形帯の、値段方向の全長領域内に含まれる状態を「はらみ状態」と定義してもよい。
この場合、任意の矩形帯(判定対象帯)と、判定対象帯よりも過去の特定の本数以内の矩形帯のいずれか(判定基準帯)とを比較し、判定対象帯の上端の値が、判定基準帯の上端の値よりも低く、且つ判定対象帯の下端の値が、判定基準帯の下端の値よりも高い状態となる。
判定対象足の上端の値は、判定対象足に対応する当回分の相場と第1移動平均値と第2移動平均値の中で最も高い値であり、判定対象足の下端の値は、判定対象足に対応する当回分の相場と第1移動平均値と第2移動平均値の中で最も低い値であり、判定基準足の上端の値は、判定基準足に対応する当回分の相場と第1移動平均値と第2移動平均値の中で最も高い値であり、判定基準足の下端の値は、判定基準足に対応する当回分の相場と第1移動平均値と第2移動平均値の中で最も低い値である。
本実施形態では、「はらみ状態」と見なす判断基準となる特定の本数は25本とするが、他の任意の本数であってもよい。
すなわち、当該判定対象足よりも過去の特定の本数以内の過去の足が判定基準足となり、当該特定の本数の判定基準足について、当該判定対象足が「はらみ状態」であるか否かが判断される。
ただし、判定対象足と、判定基準足の間に、判定基準足との関係で「はらみ状態」でない足が存在する場合には、当該判定対象足は、当該判定基準足との関係では「はらみ状態」であるとは判断されない。
図2に示すように、足2003を判定対象足とし、判定対象足(足2003)よりも過去の25本以内の足の一つである足2001を判定基準足とした場合に、判定対象足(足2003)の上端(矩形帯の上端)の値は、判定基準足(足2001)の上端(矢印線の先端)の値2100よりも低く、且つ判定対象足(足2003)の下端(矩形帯の下端)の値は、判定基準足(足2001)の下端(矩形帯の下端)の値2101よりも高い。
判定対象足(足2003)と判定基準足(足2001)の間にある足2002の上端(矢印線の先端)の値は、判定基準足(足2001)の上端(矢印線の先端)の値2100よりも低く、足2002の下端(矩形帯の下端)の値は、判定基準足(足2001)の下端(矩形帯の下端)の値2101よりも高いので、足2002は判定基準足(足2001)に対して、「はらみ状態」である。
したがって、判定対象足(足2003)と判定基準足(足2001)の間に、判定対象足(足2001)との関係で「はらみ状態」でない足は存在しない。
このため、判定対象足(足2003)は判定基準足(足2001)に対する「はらみ状態」である。
足2004を判定対象足とし、判定対象足(足2004)よりも過去の25本以内の足の一つである足2001を判定基準足とした場合に、判定対象足(足2004)の上端(矩形帯の上端)の値は、判定基準足(足2001)の上端(矢印線の先端)の値2100よりも低く、且つ判定対象足(足2004)の下端(矢印線の先端)の値は、判定基準足(足2001)の下端(矩形帯の下端)の値2101よりも高い。
また、判定対象足(足2004)と判定基準足(足2001)の間に、判定対象足(足2001)との関係で「はらみ状態」でない足は存在しない。
このため、判定対象足(足2004)は判定基準足(足2001)に対する「はらみ状態」である。
足2013を判定対象足とし、判定対象足(足2013)よりも過去の25本以内の足の一つである足2001を判定基準足とした場合に、判定対象足(足2013)の上端(矢印線の先端)の値は、判定基準足(足2001)の上端(矢印線の先端)の値2100よりも低く、且つ判定対象足(足2013)の下端(矩形帯の下端)の値は、判定基準足(足2001)の下端(矩形帯の下端)の値2101よりも高い。
また、判定対象足(足2013)と判定基準足(足2001)の間に、判定対象足(足2001)との関係で「はらみ状態」でない足は存在しない。
このため、判定対象足(足2013)は判定基準足(足2001)に対する「はらみ状態」である。
同様に足2005〜足2012も、足2001に対する「はらみ状態」である。
足2014を判定対象足とし、判定対象足(足2014)よりも過去の25本以内の足の一つである足2001を判定基準足とした場合に、判定対象足(足2014)の上端(矢印線の先端)の値は、判定基準足(足2001)の上端(矢印線の先端)の値2100よりも高い。
このため、判定対象足(足2014)は判定基準足(足2001)に対する「はらみ状態」ではない。
(株価・指数チャートの出力処理)
本実施形態のチャート出力ソフトウエア141において、ユーザによって銘柄と足の種別(分足・日足・週足・月足)が指定されてから、株価・指数チャートをクライアント端末140のディスプレイに出力させるまでの処理を示す。
チャート出力ソフトウエア141は、図3に示すように、手順1001〜手順1004を実行する。
クライアント端末140は、手順1001で、ユーザインターフェースを介して、ユーザが出力対象として選択した銘柄と、足の種別に関する情報入力を受ける。
クライアント端末140は、手順1002で、クライアント端末リクエスト処理サーバ群130に対して、選択された銘柄と足の種別を指定してチャートデータを要求するリクエストメッセージを送信する。
クライアント端末140は、手順1003で、リクエストメッセージに対する応答として受信したチャートデータを解析する。
クライアント端末140は、手順1004で、ユーザインターフェースの設定に合わせて解析したチャートデータをディスプレイに出力するチャートデータ出力処理1004を実行する。
チャートデータ出力処理1004は、出力対象となるチャートの種類ごとに処理が行われる。
本実施形態では、第1移動平均値と第2移動平均値のいずれか一方が上端で他方が下端となる矩形帯を含む足、若しくは、当該矩形帯と、第1移動平均値と終値とを結ぶ矢印線を含む足を並べた株価・指数チャートの出力処理を、チャートデータ出力処理1004として説明する。
ただし、株価・指数チャートの出力処理の他に、他の種類のチャートの出力処理が、チャートデータ出力処理1004に含まれる形態であってもよい。
例えば、始値と終値のいずれか一方が上端で他方が下端となる矩形帯と、最安値と最高値とを結ぶ線とを含むローソク足を並べた別の株価・指数チャートを、チャートデータ出力処理1004の一つとして実行する形態が考えられる。
チャートデータ出力処理は、図4に示すように、手順1003で、受信・解析した受信データの最古の足から最新の足まで順次ループ処理(手順1005〜1009、手順1019〜1023)を実行する。
クライアント端末140は、手順1006で、対象となる足(判定対象足)に対応する第1移動平均値、第2移動平均値、所定の時間帯の相場(終値)、矩形帯が陽線か陰線かの情報、及び矢印線が陽線か陰線かの情報から、当該足を出力するための仮の座標と高さを計算し、当該判定対象足(矩形帯、及び矢印線)を描画する色を決定する。
具体的には、当該判定対象足を構成する矩形帯が陽線である場合には、当該矩形帯の色は第1色に設定され、当該判定対象足を構成する矩形帯が陰線である場合には、当該矩形帯の色は第2色に設定される。
また、当該判定対象足を構成する矢印線が陽線である場合には、当該矢印線の色は第1色に設定され、当該判定対象足を構成する矢印線が陰線である場合には、当該矢印線の色は第2色に設定される。
クライアント端末140は、手順1007で、ディスプレイの設定及びチャート出力ソフトウエア141の設定に応じて手順1006で計算した座標と高さを調整する。
クライアント端末140は、手順1019で、「矩形帯調整モード」がオン状態にされているか否かを判断する。
「矩形帯調整モード」がオン状態にされている場合は、手順1020に進められ、オン状態にされていない場合は、手順1008に進められる。
クライアント端末140は、手順1020で、当該判定対象足が判定基準足に対して「はらみ状態」であるか否かを判断する(「はらみ状態」判定ステップ)。
手順1020で当該判定対象足が「はらみ状態」であると判断した場合は、手順1022に進められる。
クライアント端末140は、手順1022で、当該判定対象足の矩形帯の色が、直前の足の矩形帯の色と一致するか否かを判断する。
一致する場合には、手順1008に進められ、一致しない場合には、手順1023に進められる。
クライアント端末140は、手順1023で、当該判定対象足を構成する矩形帯の色を、直前の足(若しくは、判定基準足)を構成する矩形帯の色と同じにする(第1矩形帯調整)。その後、手順1008に進められる。
具体的には、手順1006で設定された当該判定対象足を構成する矩形帯の色が第1色で、直前の足を構成する矩形帯の色が第2色である場合には、当該判定対象足を構成する矩形帯の色を第2色に変える。
手順1006で設定された当該判定対象足を構成する矩形帯の色が第2色で、直前の足を構成する矩形帯の色が第1色である場合には、当該判定対象足を構成する矩形帯の色を第1色に変える。
手順1020で当該判定対象足が「はらみ状態」でないと判断した場合は、当該判定対象足を構成する矩形帯の色は手順1006で設定されたまま維持され、手順1008に進められる。
クライアント端末140は、手順1008で、手順1006、手順1007または手順1022で処理を行った座標・サイズ・色でディスプレイに当該判定対象足を描画する(出力ステップ)。その後、次の足を判定対象足に変えて処理が進められる。
全ての足について、手順1005〜手順1009、手順1019〜手順1023で示されたループ処理が行われると、判定対象足が、判定基準足に対する「はらみ状態」であり、当該判定対象足の矩形帯の色が、当該判定基準足の矩形帯の色と異なる場合に、当該判定対象足の矩形帯の色を調整する、すなわち、当該判定対象足の矩形帯の色を当該判定基準足の矩形帯の色に合わせる第1矩形帯調整が行われることになる。
全ての足について、手順1005〜手順1009、手順1019〜手順1023で示されたループ処理が行われた後、クライアント端末140は、手順1010で、「第1モード」がオン状態であるか否かを判断する。
「第1モード」がオン状態である場合は、クライアント端末140は、手順1011で、矢印線の出力処理を実行し、処理を終了する。
矢印線の出力処理では、図2や図6で示されるように、矩形帯に矢印線が加えられた状態で足が出力される。
「第1モード」がオフ状態である場合は、矢印線の出力処理は行われず、処理を終了する。
矢印線の出力処理が行われない場合は、図5や図7で示されるように、矩形帯に矢印線が加えられない状態で足が出力される。
図2は、第1矩形帯調整を行わずに、矢印線を含んだ足を並べた株価・指数チャートの例を示し、図5は、第1矩形帯調整を行わずに、且つ矢印線を含めずに足を並べた株価・指数チャートの例を示す。
足2004〜足2009の矩形帯は陰線であり、第1矩形帯調整を行わない場合には、図2や図5に示すように、足2004〜足2009の矩形帯は、陰足に対応する第2色で出力される。
しかしながら、足2002〜足2013は足2001に対する「はらみ状態」である。「はらみ状態」が解消された後に、上昇トレンドに転ずるか、下降トレンドが続くかは判断が難しく、足2004〜足2009の矩形帯の色が第2色であるということだけで、下降トレンドである可能性が高いとは言い切れない。
本実施形態では、第1矩形帯調整を行う場合には、図6や図7に示すように、陰線である足2004〜足2009の矩形帯に対応する足2104〜足2109の矩形帯が全て陽線と同じ色で出力される。
すなわち、第1矩形帯調整を行う場合には、「はらみ状態」の矩形帯については、当該矩形帯が陽線であるか陰線であるかに関わらず、「はらみ状態」の基となる矩形帯と同じ色で出力される。
これにより、「はらみ状態」の基となる足2101以降であって、足2101に対する「はらみ状態」の足2102〜2113については、当該足の矩形帯が連続して足2101の矩形帯と同じ色で出力されることになる。
株価・指数チャートにおける矩形帯の色が第1色から第2色に変化すると、上昇トレンドが下降トレンドに反転する可能性があるが、当該第2色の矩形帯を含む足が過去一定期間内の足に対する「はらみ状態」である場合は、下降が一時的なもので、すぐに上昇トレンドに戻る(第1色の矩形帯を含む足が続く状態になる)可能性もある。
株価・指数チャートにおける矩形帯の色が第2色から第1色に変化すると、下降トレンドが上昇トレンドに反転する可能性があるが、当該第1色の矩形帯を含む足が過去一定期間内の足に対する「はらみ状態」である場合は、上昇が一時的なもので、すぐに下降トレンドに戻る(第2色の矩形帯を含む足が続く状態になる)可能性もある。
本実施形態では、「はらみ状態」の足については、矩形帯の色を「はらみ状態」の基となる足の矩形帯の色に合わせ、当該「はらみ状態」の基となる足に対する「はらみ状態」の足について、矩形帯の色を同じ状態に維持する。
これにより、上昇トレンドか下降トレンドかの確実性が高い状態になるまで、矩形帯の色を同じ状態にして、上昇トレンドと下降トレンドの見極めがしやすい株価・指数チャートを出力することが可能になる。
なお、本実施形態では、「はらみ状態」の足であって、「はらみ状態」の基となる足の矩形帯と異なる色の矩形帯を有するものについて、当該矩形帯の色を、「はらみ状態」の基となる足の矩形帯の色に合わせる第1矩形帯調整を説明した(図4の手順1023参照)。
しかしながら、色を調整した矩形帯と、色を調整していない矩形帯との違いが視認出来る状態で、矩形帯調整を行う形態であってもよい。
具体的には、「はらみ状態」の足であって、「はらみ状態」の基となる足の矩形帯と異なる色の矩形帯を有するものについて、「はらみ状態」の基となる足の矩形帯と全く同じ色に合わせる形態、すなわち色相と明度と彩度を同じものにする形態(第1矩形帯調整)に代えて、「はらみ状態」の基となる足の矩形帯の色に近い色に合わせる形態、すなわち色相が同じで明度と彩度の少なくとも一方が異なるものにする形態(第2矩形帯調整)や、矩形帯を強調出力する形態(第3矩形帯調整)が考えられる。
第2矩形帯調整について説明する。
第2矩形帯調整は、判定対象足の矩形帯の色を、判定基準足の矩形帯の色相と同じで、且つ明度と彩度の少なくとも一方が異なるものにする。
具体的には、クライアント端末140は、手順1023で、「はらみ状態」の基となる判定基準足の矩形帯の色が第1色(ピンク色)であれば、当該判定対象足の矩形帯の色を第2色(水色)から第3色(薄いピンク色)に変え、当該判定基準足の矩形帯の色が第2色(水色)であれば、当該判定対象足の矩形帯の色を第1色(ピンク色)から第4色(薄い水色)に変える。
図8は、陽線の矩形帯を含む足2201に対する「はらみ状態」の足2204〜足2209の矩形帯(陰線)の色を、第2色から第1色に近い色(第3色)に変えた状態で出力される例を示す。
なお、第2矩形帯調整としては、判定対象足の矩形帯の色相を、「はらみ状態」でない足であって、且つ判定対象足の矩形帯と同じ色相の矩形帯と比べて、判定基準足の矩形帯の色相に近いものにする(色相が±10度以内など)形態も考えられる。
第3矩形帯調整について説明する。
第3矩形帯調整は、判定対象足の矩形帯の色を、判定基準足の矩形帯の色と同じにし、且つ当該判定対象足の矩形帯に「はらみ状態」でない足の矩形帯と異なる枠を設ける。
具体的には、クライアント端末140は、手順1023で、「はらみ状態」の基となる判定基準足の矩形帯の色が第1色(ピンク色)であれば、当該判定対象足の矩形帯を第2色(水色)から第1色に変え、当該判定対象足の矩形帯の枠を「はらみ状態」でない足の矩形帯と異なるものにし、当該判定基準足の矩形帯の色が第2色(水色)であれば、当該判定対象足の矩形帯を第1色(ピンク色)から第2色に変え、当該判定対象足の矩形帯の枠を「はらみ状態」でない足の矩形帯と異なるものにする。
図9は、陽線の矩形帯を含む足2301に対する「はらみ状態」の足2304〜2309の矩形帯(陰線)の色を、第2色から第1色に変え、且つ矩形帯の枠を、「はらみ状態」でない足の矩形帯の枠(一重線)とは異なる二重線の枠に変えた状態で出力される例を示す。
また、矩形帯を白黒で出力するなど、陰線とされるものと陽線とされるものが同じ色相で且つ明度が異なるもので表される場合には、矩形帯調整として、判定対象足の矩形帯の明度を、「はらみ状態」でない足であって、且つ判定対象足の矩形帯と同じ明度の矩形帯と比べて、判定基準足の矩形帯の明度に近いものにする形態も考えられる。
第2矩形帯調整や第3矩形帯調整などにより、「はらみ状態」の足の矩形帯を、「はらみ状態」でない足の矩形帯と異なる色で出力し、使用者に「はらみ状態」の足を視認させやすく出来る。これにより、上昇トレンドか下降トレンドかが不明瞭な状態を視認でき、上昇トレンドと下降トレンドの見極めがしやすい株価・指数チャートを出力することが可能になる。
また、本実施形態では、判定対象足が、当該判定対象足よりも過去の特定の本数以内の足のいずれかである判定基準足に対する「はらみ状態」を例として、当該判定対象足の矩形帯調整を行う形態を説明したが、「はらみ状態」に限るものではなく、判定対象足が判定基準足に対する所定の関係の場合に、当該判定対象足の矩形帯調整を行う形態であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 株価・指数チャート表示システム
100 相場情報提供元サーバ
101 相場情報
110 相場情報受信サーバ
111 第1データ受信部
112 相場情報データベース
120 チャートデータ演算処理サーバ
121 データ演算処理部
122 チャートデータベース
130 クライアント端末リクエスト処理サーバ群
131 データアクセス処理サーバ
140 クライアント端末
150 チャート以外のデータ演算処理サーバ
151 データ演算処理モジュール群
152 チャート以外の銘柄データベース
160 ファンダメンタルデータ受信サーバ
161 第2データ受信部
162 ファンダメンタルデータベース
170 ファンダメンタルデータ提供元サーバ
171 企業情報
1000 増田足相性診断モジュール
1001 評価期間チェック処理
1002 銘柄データ処理
1003 銘柄グループ内データ処理
1004 採点処理

Claims (15)

  1. クライアント端末が出力する株価・指数チャートであって、
    前記株価・指数チャートは、金融市場において値が時間で変化する金融商品の相場を、時系列に沿った、期間ごとの足で示すものであり、
    前記足は、所定の期間単位で、所定の時間帯における相場の当回分を含む過去の所定回数分の第1移動平均値と、前記相場の前記当回分よりも時間的に1つ前の前回分を含み、前記前回分から過去の前記所定回数分の第2移動平均値のうち、値が低い方を下端とし、値が高いものを上端とした矩形帯を含むものであり、
    前記矩形帯のうち、前記第1移動平均値が上端で前記第2移動平均値が下端とするものは、第1色で出力され、前記第1移動平均値が下端で前記第2移動平均値が上端とするものは、前記第1色とは異なる第2色で出力され、
    前記株価・指数チャートは、前記足のうち、判定対象足が、前記判定対象足よりも過去の特定の本数以内の足のいずれかである判定基準足に対する「はらみ状態」であり、且つ、前記判定対象足の矩形帯の色が、前記判定基準足の矩形帯の色と異なる場合に、前記判定対象足の矩形帯の色を調整する矩形帯調整が行われた状態で、出力される、株価・指数チャート。
  2. 前記判定対象足の上端の値が、前記判定基準足の上端の値よりも低く、前記判定対象足の下端の値が、前記判定基準足の下端の値よりも高い場合に、前記判定対象足が、前記判定基準足に対する「はらみ状態」であると判断され、
    前記判定対象足の上端の値は、前記判定対象足に対応する前記当回分の相場と前記第1移動平均値と前記第2移動平均値の中で最も高い値であり、
    前記判定対象足の下端の値は、前記判定対象足に対応する前記当回分の相場と前記第1移動平均値と前記第2移動平均値の中で最も低い値であり、
    前記判定基準足の上端の値は、前記判定基準足に対応する前記当回分の相場と前記第1移動平均値と前記第2移動平均値の中で最も高い値であり、
    前記判定基準足の下端の値は、前記判定基準足に対応する前記当回分の相場と前記第1移動平均値と前記第2移動平均値の中で最も低い値である、請求項1に記載の株価・指数チャート。
  3. 前記判定対象足が前記判定基準足に対する前記「はらみ状態」であり、且つ前記判定対象足の矩形帯の色が前記判定基準足の矩形帯の色と異なる場合に、前記矩形帯調整は、前記判定対象足の矩形帯の色を、前記判定基準足の矩形帯の色と同じにする、請求項1と請求項2のいずれかに記載の株価・指数チャート。
  4. 前記判定対象足が前記判定基準足に対する前記「はらみ状態」であり、且つ前記判定対象足の矩形帯の色が前記判定基準足の矩形帯の色と異なる場合に、前記矩形帯調整は、前記判定対象足の矩形帯の色について、前記判定基準足の矩形帯の色と、色相が同じで、且つ明度と彩度の少なくとも一方が異なるものにする、請求項1と請求項2のいずれかに記載の株価・指数チャート。
  5. 前記判定対象足が前記判定基準足に対する前記「はらみ状態」であり、且つ前記判定対象足の矩形帯の色が前記判定基準足の矩形帯の色と異なる場合に、前記矩形帯調整は、前記判定対象足の矩形帯の色を、前記判定基準足の矩形帯の色と同じにし、且つ前記判定対象足の矩形帯に前記「はらみ状態」でない足の矩形帯と異なる枠を設ける、請求項1と請求項2のいずれかに記載の株価・指数チャート。
  6. 前記判定対象足が前記判定基準足に対する前記「はらみ状態」であり、且つ前記判定対象足の矩形帯の色が前記判定基準足の矩形帯の色と異なる場合に、前記矩形帯調整は、前記判定対象足の矩形帯の色相を、前記「はらみ状態」でない足であって、且つ前記判定対象足の矩形帯と同じ色相の矩形帯と比べて、前記判定基準足の矩形帯の色相に近いものにする、請求項1と請求項2のいずれかに記載の株価・指数チャート。
  7. 前記第1色と前記第2色は、色相が同じで、且つ明度の異なるものであり、
    前記判定対象足が前記判定基準足に対する前記「はらみ状態」であり、且つ前記判定対象足の矩形帯の明度が前記判定基準足の矩形帯の明度と異なる場合に、前記矩形帯調整は、前記判定対象足の矩形帯の明度を、前記「はらみ状態」でない足であって、且つ前記判定対象足の矩形帯と同じ明度の矩形帯と比べて、前記判定基準足の矩形帯の明度に近いものにする、請求項1と請求項2のいずれかに記載の株価・指数チャート。
  8. 前記所定の時間帯における相場は、前記所定の時間帯における終値であり、
    前記所定の期間単位は、分単位、日単位、週単位、月単位のいずれかである、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の株価・指数チャート。
  9. 前記足は、前記矩形帯と、前記足に対応する前記第1移動平均値から前記当回分の相場に向けた矢印線を含む、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の株価・指数チャート。
  10. 金融市場において値が時間で変化する金融商品の相場を、時系列に沿った、期間ごとの足で示す株価・指数チャートを出力するクライアント端末であって、
    前記足は、所定の期間単位で、所定の時間帯における相場の当回分を含む過去の所定回数分の第1移動平均値と、前記相場の前記当回分よりも時間的に1つ前の前回分を含み、前記前回分から過去の前記所定回数分の第2移動平均値のうち、値が低い方を下端とし、値が高いものを上端とした矩形帯を含むものであり、
    前記矩形帯のうち、前記第1移動平均値が上端で前記第2移動平均値が下端とするものは、第1色で出力され、前記第1移動平均値が下端で前記第2移動平均値が上端とするものは、前記第1色とは異なる第2色で出力され、
    前記株価・指数チャートは、前記足のうち、判定対象足が、前記判定対象足よりも過去の特定の本数以内の足のいずれかである判定基準足に対する「はらみ状態」であり、且つ、前記判定対象足の矩形帯の色が、前記判定基準足の矩形帯の色と異なる場合に、前記判定対象足の矩形帯の色を調整する矩形帯調整が行われた状態で、出力される、クライアント端末。
  11. 株価・指数チャートをクライアント端末に出力させるチャート出力ソフトウエアであって、
    前記株価・指数チャートは、金融市場において値が時間で変化する金融商品の相場を、時系列に沿った、期間ごとの足で示すものであり、
    前記足は、所定の期間単位で、所定の時間帯における相場の当回分を含む過去の所定回数分の第1移動平均値と、前記相場の前記当回分よりも時間的に1つ前の前回分を含み、前記前回分から過去の前記所定回数分の第2移動平均値のうち、値が低い方を下端とし、値が高いものを上端とした矩形帯を含むものであり、
    前記矩形帯のうち、前記第1移動平均値が上端で前記第2移動平均値が下端とするものは、第1色で出力され、前記第1移動平均値が下端で前記第2移動平均値が上端とするものは、前記第1色とは異なる第2色で出力され、
    前記チャート出力ソフトウエアは、
    前記足のうち、判定対象足が、前記判定対象足よりも過去の特定の本数以内の足のいずれかである判定基準足に対する「はらみ状態」であるか否かを判断する「はらみ状態」判定ステップと、
    前記判定対象足が前記判定基準足に対する「はらみ状態」であり、且つ、前記判定対象足の矩形帯の色が、前記判定基準足の矩形帯の色と異なる場合に、前記判定対象足の矩形帯の色を調整する矩形帯調整が行われた状態で、前記株価・指数チャートを出力する出力ステップとを備える、チャート出力ソフトウエア。
  12. 株価・指数チャートをクライアント端末に出力させる出力方法であって、
    前記株価・指数チャートは、金融市場において値が時間で変化する金融商品の相場を、時系列に沿った、期間ごとの足で示すものであり、
    前記足は、所定の期間単位で、所定の時間帯における相場の当回分を含む過去の所定回数分の第1移動平均値と、前記相場の前記当回分よりも時間的に1つ前の前回分を含み、前記前回分から過去の前記所定回数分の第2移動平均値のうち、値が低い方を下端とし、値が高いものを上端とした矩形帯を含むものであり、
    前記矩形帯のうち、前記第1移動平均値が上端で前記第2移動平均値が下端とするものは、第1色で出力され、前記第1移動平均値が下端で前記第2移動平均値が上端とするものは、前記第1色とは異なる第2色で出力され、
    前記出力方法は、
    前記足のうち、判定対象足が、前記判定対象足よりも過去の特定の本数以内の足のいずれかである判定基準足に対する「はらみ状態」であるか否かを判断する「はらみ状態」判定ステップと、
    前記判定対象足が前記判定基準足に対する「はらみ状態」であり、且つ、前記判定対象足の矩形帯の色が、前記判定基準足の矩形帯の色と異なる場合に、前記判定対象足の矩形帯の色を調整する矩形帯調整が行われた状態で、前記株価・指数チャートを出力する出力ステップとを備える、出力方法。
  13. 相場情報を受信する相場情報受信サーバと、
    前記相場情報受信サーバから取得した前記相場情報に基づいて、チャートデータとして、株価・指数チャートで示される足を描画するのに必要な数値を算出するチャートデータ演算処理サーバと、
    前記チャートデータのうち、クライアント端末からのデータリクエスト要求に対応したものを前記チャートデータ演算処理サーバから取得し、前記クライアント端末に提供するデータアクセス処理サーバを複数有するクライアント端末リクエスト処理サーバ群と、
    前記クライアント端末リクエスト処理サーバ群から提供された情報に基づいて、株価・指数チャートを出力する前記クライアント端末とを備えた、株価・指数チャート出力システムであって、
    前記株価・指数チャートは、金融市場において値が時間で変化する金融商品の相場を、時系列に沿った、期間ごとの足で示すものであり、
    前記足は、所定の期間単位で、所定の時間帯における相場の当回分を含む過去の所定回数分の第1移動平均値と、前記相場の前記当回分よりも時間的に1つ前の前回分を含み、前記前回分から過去の前記所定回数分の第2移動平均値のうち、値が低い方を下端とし、値が高いものを上端とした矩形帯を含むものであり、
    前記矩形帯のうち、前記第1移動平均値が上端で前記第2移動平均値が下端とするものは、第1色で出力され、前記第1移動平均値が下端で前記第2移動平均値が上端とするものは、前記第1色とは異なる第2色で出力され、
    前記株価・指数チャートは、前記足のうち、判定対象足が、前記判定対象足よりも過去の特定の本数以内の足のいずれかである判定基準足に対する「はらみ状態」であり、且つ、前記判定対象足の矩形帯の色が、前記判定基準足の矩形帯の色と異なる場合に、前記判定対象足の矩形帯の色を調整する矩形帯調整が行われた状態で、出力され、
    前記数値は、前記第1移動平均値、前記第2移動平均値、前記矩形帯の前記種別に関する情報を含む、株価・指数チャート出力システム。
  14. クライアント端末が出力する株価・指数チャートであって、
    前記株価・指数チャートは、金融市場において値が時間で変化する金融商品の相場を、時系列に沿った、期間ごとの足で示すものであり、
    前記足は、所定の期間単位で、所定の時間帯における相場の当回分を含む過去の所定回数分の第1移動平均値と、前記相場の前記当回分よりも時間的に1つ前の前回分を含み、前記前回分から過去の前記所定回数分の第2移動平均値のうち、値が低い方を下端とし、値が高いものを上端とした矩形帯を含むものであり、
    前記矩形帯のうち、前記第1移動平均値が上端で前記第2移動平均値が下端とするものは、第1色で出力され、前記第1移動平均値が下端で前記第2移動平均値が上端とするものは、前記第1色とは異なる第2色で出力され、
    前記株価・指数チャートは、前記足のうち、判定対象足が、前記判定対象足よりも過去の特定の本数以内の足のいずれかである判定基準足に対する所定の関係であり、且つ、前記判定対象足の矩形帯の色が、前記判定基準足の矩形帯の色と異なる場合に、前記判定対象足の矩形帯の色を調整する矩形帯調整が行われた状態で、出力される、株価・指数チャート。
  15. クライアント端末が出力する株価・指数チャートであって、
    前記株価・指数チャートは、金融市場において値が時間で変化する金融商品の相場を、時系列に沿った、期間ごとの足で示すものであり、
    前記足は、所定の期間単位で、所定の時間帯における相場の当回分を含む過去の所定回数分の第1移動平均値と、前記相場の前記当回分よりも時間的に1つ前の前回分を含み、前記前回分から過去の前記所定回数分の第2移動平均値のうち、値が低い方を下端とし、値が高いものを上端とした矩形帯と、前記矩形帯と前記当回分の相場を結ぶ矢印線とを含むものであり、
    前記矩形帯のうち、前記第1移動平均値が上端で前記第2移動平均値が下端とするものは、第1色で出力され、前記第1移動平均値が下端で前記第2移動平均値が上端とするものは、前記第1色とは異なる第2色で出力され、
    前記株価・指数チャートは、前記足のうち、判定対象足が、前記判定対象足よりも過去の特定の本数以内の足のいずれかである判定基準足に対する「はらみ状態」であり、且つ、前記判定対象足の矩形帯の色が、前記判定基準足の矩形帯の色と異なる場合に、前記判定対象足の矩形帯の色を調整する矩形帯調整が行われた状態で、出力される、株価・指数チャート。
JP2018152636A 2018-08-14 2018-08-14 株価・指数チャート、クライアント端末、チャート出力ソフトウエア、出力方法、及び株価・指数チャート出力システム Pending JP2020027499A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018152636A JP2020027499A (ja) 2018-08-14 2018-08-14 株価・指数チャート、クライアント端末、チャート出力ソフトウエア、出力方法、及び株価・指数チャート出力システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018152636A JP2020027499A (ja) 2018-08-14 2018-08-14 株価・指数チャート、クライアント端末、チャート出力ソフトウエア、出力方法、及び株価・指数チャート出力システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020027499A true JP2020027499A (ja) 2020-02-20

Family

ID=69620152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018152636A Pending JP2020027499A (ja) 2018-08-14 2018-08-14 株価・指数チャート、クライアント端末、チャート出力ソフトウエア、出力方法、及び株価・指数チャート出力システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020027499A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021182292A (ja) * 2020-05-19 2021-11-25 クロスリテイリング株式会社 金融商品取引支援システム、金融商品取引支援方法、及び金融商品取引支援プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021182292A (ja) * 2020-05-19 2021-11-25 クロスリテイリング株式会社 金融商品取引支援システム、金融商品取引支援方法、及び金融商品取引支援プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6009485B2 (ja) 配信装置、配信方法および配信プログラム
US20200349499A1 (en) System and method for management of perpetual inventory values based upon confidence level
US20230419374A1 (en) Information processing system
US20170124649A1 (en) Techniques for real-time order prioritization and matching
RU2622850C2 (ru) Метод и сервер для обработки идентификаторов продукта и машиночитаемый носитель данных
JP2020027499A (ja) 株価・指数チャート、クライアント端末、チャート出力ソフトウエア、出力方法、及び株価・指数チャート出力システム
CN106204665B (zh) 一种图片处理方法及终端
US20190220780A1 (en) Quantitative discovery of name changes
CN109711905A (zh) 一种基于区块链的参考价格提供方法、服务器以及装置
KR20160086096A (ko) 개인 성향을 근거로 한 종목 추천 시스템 및 그의 제어 방법
JP2019049882A (ja) 商品またはサービスを顧客に提案するためのコンピュータシステム、方法、およびプログラム
US7246742B2 (en) Method for distributing financial data
KR20150070835A (ko) 웹 상에 게재된 컨텐츠의 퀄리티 평가 방법
TWI643149B (zh) 多交易市場之即時走勢圖的自選報價之裝置與方法及其電腦程式產品
KR102565109B1 (ko) 가상 자산의 실시간 지수 및 기준가격 지수 제공 장치 및 그 방법
TWM556884U (zh) 股票輿情顯示系統
JPH08185443A (ja) 証券情報処理装置
TW201220204A (en) Printing control method and printing control apparatus for line light source detection
Pilat Productivity growth in the OECD area: some recent findings
US20170169516A1 (en) Methods and systems for automatic generation of media(s) from financial/corporate information
JP2022180220A (ja) 画像管理装置、撮像装置、及びプログラム。
KR102141643B1 (ko) 가상 화폐에 관한 데이터를 관리하는 방법, 시스템 및 비일시성의 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체
Fang et al. Mobile Internet and Analyst Forecast Performance
JP2017139001A (ja) 配信装置、配信方法および配信プログラム
JP6902152B1 (ja) 情報処理装置及び情報処理方法