JP2020026238A - 電子機器の保持構造 - Google Patents

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真隆 坂田
Masataka Sakata
真隆 坂田
清水 幸雄
Yukio Shimizu
幸雄 清水
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Abstract

【課題】見栄えよくかつ信頼性高く電子機器を保持すること。【解決手段】実施形態に係る電子機器の保持構造は、装置と、クレードルユニットとを備える。装置は、設置面の外側に意匠部、内側に本体部がそれぞれ配置される。クレードルユニットは、意匠部の外部において電子機器を保持する保持部を有し、保持部ごと本体部へ収納可能に設けられる。【選択図】図1

Description

開示の実施形態は、電子機器の保持構造に関する。
従来、スマートフォンやタブレットといった携帯型の電子機器を車室内に取り付けて各種アプリを起動させ、たとえばカーナビゲーション装置として利用することが知られている。また、かかる場合に電子機器を保持するための保持構造が各種提案されている。
たとえば、特許文献1には、車両のダッシュボード上などに固定された取付ベースから延びるアーム部の先端部において、挟持部材により挟み付けることによって携帯機器を保持する自動車用携帯機器ホルダが開示されている。
特開2013−256240号公報
しかしながら、上述した従来技術には、見栄えよくかつ信頼性高く電子機器を保持するうえで、さらなる改善の余地がある。
ここに言う見栄えよくとは、たとえば近年嗜好するユーザの多いフローティングデザインやフラットデザイン等を実現可能であることを指す。
また、ここに言う信頼性高くとは、たとえば事故時に搭乗者を傷つけないように内装部品形状に設けられている安全基準(たとえばECE21)を満たしていたり、悪路走行時のガタつきを抑えられたり、電子機器の盗難を防止できたりすることを指す。
なお、こうした点は、車載用に限らず、たとえばユーザの手が塞がっている状況等で、電子機器をユーザへ向けて保持する必要のあるケース全般に共通する課題である。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、見栄えよくかつ信頼性高く電子機器を保持することができる電子機器の保持構造を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る電子機器の保持構造は、装置と、クレードルユニットとを備える。前記装置は、設置面の外側に意匠部、内側に本体部がそれぞれ配置される。前記クレードルユニットは、前記意匠部の外部において電子機器を保持する保持部を有し、前記保持部ごと前記本体部へ収納可能に設けられる。
実施形態の一態様によれば、見栄えよくかつ信頼性高く電子機器を保持することができる。
図1は、実施形態に係るスマートフォンの保持構造の概要を示すオーディオ装置の斜視模式図である。 図2は、実施形態に係るスマートフォンの保持構造の動作説明図(その1)である。 図3は、実施形態に係るスマートフォンの保持構造の動作説明図(その2)である。 図4は、実施形態に係るスマートフォンの保持構造の動作説明図(その3)である。 図5は、実施形態に係るスマートフォンの保持構造の動作説明図(その4)である。 図6は、実施形態に係るスマートフォンの保持構造の動作説明図(その5)である。 図7は、実施形態に係るスマートフォンの保持構造の動作説明図(その6)である。 図8は、実施形態に係るスマートフォンの保持構造の動作説明図(その7)である。 図9は、第1変形例に係るスマートフォンの保持構造の説明図(その1)である。 図10は、第1変形例に係るスマートフォンの保持構造の説明図(その2)である。 図11は、第2変形例に係るスマートフォンの保持構造の説明図である。 図12は、第3変形例に係るスマートフォンの保持構造の説明図(その1)である。 図13は、第3変形例に係るスマートフォンの保持構造の説明図(その2)である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する電子機器の保持構造の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
また、以下では、電子機器がスマートフォン(以下、「スマホSP」と言う)であり、かかるスマホSPの保持構造が車両に搭載されたオーディオ装置10に設けられる場合を例に挙げて説明を行う。
また、以下の説明に用いる各図面には、説明を分かりやすくするために、鉛直上向きを正方向とするZ軸を含む3次元の直交座標系を図示する場合がある。
図1は、実施形態に係るスマホSPの保持構造の概要を示すオーディオ装置10の斜視模式図である。図1の上段に示すように、実施形態に係るオーディオ装置10は、意匠部11と、本体部12とを備える。意匠部11は、車室内に露出する部分であり、本体部12は車室内に露出しない、いわゆる内機と呼ばれる部分である。すなわち、オーディオ装置10は、設置面(たとえば、ダッシュボード)の外側に意匠部11、内側に本体部12がそれぞれ配置される。
意匠部11は、たとえば操作ダイヤルや操作ボタンといった操作部11aと、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示部11bと、ディスク挿入部11cと、USB(Universal Serial Bus)コネクタ11dと、蓋部11eとを備える。
本体部12は、クレードルユニット20を備える。クレードルユニット20は、スマホSPの保持構造の一例であり、保持部21と、可動ベース22とを備える。クレードルユニット20は、収納式であって、収納時には蓋部11eの裏側の本体部12の内部に収納される。なお、この収納時、保持部21と可動ベース22とは、X軸方向に沿って略直線状に並ぶように配置される。
そして、図1の下段に示すように、クレードルユニット20は、展開時には、開かれた蓋部11eの奥側からX軸の正方向の向きに前進して保持部21を外部に露出させるとともに、保持部21が回転してZ軸の正方向へ向けて立設するように持ち上がる。
そして、保持部21にはスマホSPが載置される。保持部21は、載置部21aと、1対の挟持部21bとを有しており、スマホSPは載置部21aに載置され、挟持部21bがスマホSPを側方から挟み付けて支持することとなる。
以下、このような一連の動作や構造について、図2〜図7を用いてより具体的に説明する。なお、実施形態に係るスマホSPの保持構造は、保持部21がスマホSPを保持したままの状態でクレードルユニット20を本体部12へ収納することもできる。また、その状態で、蓋部11eにロックをかけることもできる。かかる例については、図8を用いた説明で後述する。
図2〜図8は、実施形態に係るスマホSPの保持構造の動作説明図(その1)〜(その7)である。なお、図2〜図5および図8は、オーディオ装置10をY軸の正方向側から視た場合の側面模式図となっている。また、図6および図7は、保持部21がスマホSPを保持した状態をX軸の正方向側から視た場合の正面模式図となっている。
図2に示すように、蓋部11eは、たとえばヒンジ等を用いて、Y軸に略平行な回転軸axR1まわりに回転可能に設けられている。また、蓋部11eは、たとえばバネ等を用いて、閉じる方向に付勢力が作用するように設けられている。
また、クレードルユニット20の保持部21は、可動ベース22に対し、Y軸に略平行な回転軸axR2まわりに回転可能に設けられている。また、可動ベース22は、X軸方向に沿ってスライド可能に設けられている。
そして、たとえばユーザの操作部11aへの操作によりクレードルユニット20を外部へ展開する場合、図3に示すように、蓋部11eが回転軸axR1まわりに回転して開かれる(図中の矢印301参照)。そして、可動ベース22が、開かれた蓋部11eの奥側からX軸の正方向へスライドして保持部21を外部に露出させる(図中の矢印302参照)。
そして、図4に示すように、保持部21が回転軸axR2まわりに回転してZ軸の正方向へ向けて立設するように、たとえば可動ベース22の延在方向と略直交するように持ち上がる(図中の矢印401参照)。
なお、保持部21を回転軸axR2まわりに回転させるたとえばヒンジ等の回転機構は、カムやラチェット機構を用いた構造とすることで、角度を付けた状態で保持部21を保持することが可能となる。
また、持ち上がった保持部21の背面には、上述した蓋部11eの閉じる方向への付勢力が作用する(図中の矢印402参照)。これにより、蓋部11eを、持ち上がった保持部21の支え棒(「支持部材」の一例に相当)として機能させることができる。
そして、図5に示すように、ユーザにより保持部21にスマホSPが置かれ、保持部21がスマホSPを保持することによって、スマホSPが固定される。
具体的には、図6に示すように、載置部21aへ載置されたスマホSPを、1対の挟持部21bが挟み付けることによってスマホSPを固定する。たとえば、1対の挟持部21bは、載置部21aに対し、Y軸方向に沿って開閉可能に、かつ、バネ等を用いて自然長から開かれた状態においては常に閉じる方向への付勢力が作用するように設けられる。ここで自然長は、たとえばスマホSPの幅寸法よりも短い長さである。
かかる閉じる方向への付勢力が作用する1対の挟持部21bにより、スマホSPを側方から挟み付けることによって、保持部21はスマホSPを強固に保持することが可能となる。
なお、このような付勢力に限らず、1対の挟持部21bは、たとえばラチェット機構を用いた構造でスマホSPを側方から挟み付けることとしてもよい。
また、実施形態に係るスマホSPの保持構造では、本体部12の内部へ収納されていた保持部21を本体部12の外部で展開させるので、1対の挟持部21bの可動寸法を、たとえば本体部12の幅寸法よりも大きくとることが可能となる。したがって、実施形態に係るスマホSPの保持構造によれば、スマホSPに限らず、スマホSPよりも大きいたとえばタブレット等も容易に保持することが可能となる。
そして、スマホSPは、このように1対の挟持部21bにより側方から支持され、スマホSP自体の画面は開放された状態となるので、ユーザのタッチ操作等により操作されることが可能である。
なお、図7に示すように、1対の挟持部21bのうちの少なくとも一方には、USBコネクタ11dに接続された充電ケーブルを挿通させるケーブル孔21baが形成されていてもよい。
これにより、スマホSPが保持部21に保持された状態のまま、スマホSPの充電を行うことが可能となる。なお、図7には、スマホSPを横置きした状態を図示しているが、保持部21に保持されるスマホSPの向きを限定するものではない。
したがって、スマホSPが縦置きされる場合に備えて、ケーブル孔21baが、載置部21aに形成されていてもよい。また、充電ケーブルを用いた充電に限らず、保持部21がスマホSPへ直接接続するコネクタやアダプタを有することとし、保持部21をいわゆるドッキングステーションとして機能させてもよい。
また、保持部21は、たとえばワイヤレス充電器21d(図13参照)を有することとしたうえで、保持部21がスマホSPを保持するだけでスマホSPが充電可能となる構成としてもよい。
なお、これまで説明したクレードルユニット20の一連の動作は、たとえばすべて手動で行われてもよいし、すべて電動で行われてもよい。また、手動および電動の組み合わせで行われてもよい。
たとえば、すべて手動による場合、ユーザの操作部11aへの操作により、機械的に蓋部11eを開き、ユーザがクレードルユニット20を引き出して保持部21を持ち上げる。そして、ユーザは、1対の挟持部21bを開きつつスマホSPを載置部21aへ載置して、挟持部21bにより挟持させることとなる。
また、たとえば、すべて電動による場合、ユーザの操作部11aへの操作により、図示略の電動モータが蓋部11eを開き、可動ベース22をスライドさせて保持部21を外部へ露出させる。そして、電動モータが保持部21を持ち上げる。さらに、電動モータは、1対の挟持部21bを開き、たとえばスマホSPが載置部21aへ載置されたならば、挟持部21bを閉じてスマホSPを挟持させることとなる。
また、実施形態に係るスマホSPの保持構造は、これまで説明したクレードルユニット20の一連の動作を、たとえば図5に示すスマホSPが保持部21に保持されたままの状態から、図4、図3の順に動作を逆転させていくと、図8に示すように、保持部21がスマホSPを保持したままクレードルユニット20を本体部12へ収納することができる。
これにより、機種が古くなったりしたことで、電話としては普段使っていないスマホSP等を、降車時に常に取り外すことなく、車両に載せたままの状態で車両専用として使い続けることが可能となる。
また、クレードルユニット20が本体部12へ収納されたならば、図中のM1部に示すように、蓋部11eにたとえば電磁ロック11fがかかるように構成されてもよい。これにより、本体部12へ収納されたままのスマホSPの盗難を防止することが可能となる。
このように、実施形態に係るスマホSPの保持構造は、クレードルユニット20を使用する場合にのみ本体部12の外部へ展開させ、使用しない場合には本体部12の内部へ収納することとしたので、フローティングデザインやフラットデザイン等の実現が可能となる。また、実施形態に係るスマホSPの保持構造は、上述のように不要時にはクレードルユニット20が本体部12の内部へ収納され、使用時でも突起形状の少ない構造でスマホSPを保持するので、たとえば内装部品形状に設けられている安全基準を満たしやすい。したがって、実施形態に係るスマホSPの保持構造によれば、見栄えよくかつ信頼性高くスマホSPを保持することができる。
(第1変形例)
ところで、これまでは、蓋部11eが開いたならば、蓋部11eは、保持部21を背面から付勢しつつ支持する支え棒として機能する例を挙げたが、開いた蓋部11eを本体部12へ収納するようにしてもよい。図9および図10は、第1変形例に係るスマホSPの保持構造の説明図(その1)および(その2)である。
図9に示すように、第1変形例に係るスマホSPの保持構造では、蓋部11eは開いた後、本体部12の内部へ収納されるように設けられる(図中の矢印901,902参照)。
かかる場合、図10に示すように、保持部21の持ち上げ角度を大きくとることができるので(図中の矢印1001参照)、たとえば外来光による反射等を避けたユーザの見やすい位置への角度変更を行いやすくすることができる。
(第2変形例)
また、これまでは、保持部21の先端部(回転軸axR2側を基端部とした場合の遠端部)が本体部12へ向けて近づくように、保持部21を持ち上げる場合を例に挙げたが、逆に保持部21の先端部が本体部12から遠ざかるように、保持部21を持ち上げてもよい。図11は、第2変形例に係るスマホSPの保持構造の説明図である。
図11に示すように、第2変形例に係るスマホSPの保持構造では、保持部21は、可動ベース22がスライドすることによって全体が本体部12の外部へ露出した後、その先端部が本体部12から遠ざかるように、図11の例で言えば、反時計回りに回転して持ち上がるように設けられる(図中の矢印1101,1102参照)。
かかる場合、保持部21によって保持されるスマホSPの位置をユーザにより近づけることができるので、ユーザの視認性および操作性を高めるのに資することができる。なお、図3等の例に比べて可動ベース22のストローク長が大きくなるため、振動等によるガタつきの防止が肝要となるが、たとえばチルト機構に関する公知の技術を利用することで対応可能である。たとえばチルト機構のクラッチ構造を利用し、ギヤとギヤの間に設けられたクラッチの空転により振動による衝撃を吸収して、ガタつきを防止することができる。
(第3変形例)
また、これまで説明してきたスマホSPの保持構造の構成に加えて、保持部21におけるスマホSPの有無を検知する検知部21cを備えることとしてもよい。図12および図13は、第3変形例に係るスマホSPの保持構造の説明図(その1)および(その2)である。
図12に示すように、第3変形例に係るスマホSPの保持構造では、保持部21は、スマホSPの有無を検知する検知部21cを備える。検知部21cは、たとえばセンサであって、光によりスマホSPの有無を検知してもよいし、重さによりスマホSPの有無を検知してもよい。
検知部21cによる検知結果は、たとえば本体部12に搭載された制御部12aに通知される。制御部12aは、たとえばCPU(Central Processing Unit)や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のコントローラである。
制御部12aは、検知部21cによってスマホSPが有ると検知された場合に、たとえば、クレードルユニット20の可動部に電磁ロックをかけて、誤ってクレードルユニット20が収納されてしまうのを防止する。
これは、充電ケーブルを接続してスマホSPを充電中に、誤ってケーブルごとクレードルユニット20を引き込んでしまうのを防止するのにも資することができる。
その意味では、検知部21cは、USBコネクタ11dのUSB電圧を監視し、スマホSPが充電ケーブルを介して充電中であるか否かを検知するものであってもよい。
また、既に述べたが、図13に示すように、保持部21がたとえばワイヤレス充電器21dを有することとしたうえで、かかるワイヤレス充電器21dを一種の検知部とし、制御部12aがかかるワイヤレス充電器21dによるワイヤレス充電中か否かを判定することによってスマホSPの有無を検知してもよい。
なお、図示は略しているが、ワイヤレス充電器21dは、保持部21でなく、たとえば本体部12の内部に設けられてもよい。かかる場合、保持部21に保持された状態でスマホSPが本体部12へ収納されたならば、自動的にスマホSPに対しワイヤレス充電を行うことができる。
また、制御部12aは、たとえばCAN(Controller Area Network)等の車載ネットワークを介して車両の走行状況等に関する情報である各種の車両情報を随時取得可能に設けることができる。
かかる場合、制御部12aは、取得する車両情報とスマホSPの有無とに応じて、たとえばスマホSPの機能を制限したり、前述の蓋部11eの電磁ロック11fを制御したりすることが可能となる。
具体的には、制御部12aは、保持部21にスマホSPが有る場合に、たとえば車両が所定速以上になったことや、悪路に進入したこと等を車両情報から判定したならば、前述のクレードルユニット20の可動部に電磁ロックをかける制御を行うようにしてもよい。
また、制御部12aは、保持部21にスマホSPが有る場合に、スマホSPとたとえば近距離無線通信によるペアリングを確立し、たとえば車両が所定速以上になったならば、近距離無線通信を介し、スマホSPで起動中のアプリに機能制限をかけるようにしてもよい。
これにより、たとえば車両を運転中のユーザによるスマホSPのながら操作を防止し、安全性を高めるのに資することができる。
また、制御部12aは、保持部21にスマホSPが有る場合に、たとえば車両のイグニッション電源がオフされたことを車両情報から判定したならば、自動的にクレードルユニット20を本体部12へ収納し、前述の電磁ロック11fをかけるようにしてもよい。
上述してきたように、実施形態に係るスマホSP(「電子機器」の一例に相当)の保持構造は、オーディオ装置10(「装置」の一例に相当)と、クレードルユニット20とを備える。オーディオ装置10は、ダッシュボード(「設置面」の一例に相当)の外側に意匠部11、内側に本体部12がそれぞれ配置される。クレードルユニット20は、意匠部11の外部においてスマホSPを保持する保持部21を有し、保持部21ごと本体部12へ収納可能に設けられる。
したがって、実施形態に係るスマホSPの保持構造によれば、見栄えよくかつ信頼性高く電子機器を保持することができる。
また、クレードルユニット20は、可動ベース22と、保持部21とを有する。可動ベース22は、意匠部11の外部へ向けて進退可能に設けられる。保持部21は、可動ベース22の前端部に対し、可動ベース22の進退方向と略直交する回転軸axR2まわりに回転可能に設けられる。また、可動ベース22および保持部21は、本体部12への収納時に、上記進退方向に沿って略直線状に並ぶように配置される。
したがって、実施形態に係るスマホSPの保持構造によれば、クレードルユニット20を省スペースでコンパクトに見栄えよく収納することができる。
また、保持部21は、可動ベース22が前進することによって意匠部11の外部へ送り出された後、先端部が略鉛直上向きとなるように回転軸axR2まわりに回転する。
したがって、実施形態に係るスマホSPの保持構造によれば、コンパクトに収納されていたクレードルユニット20を展開して、保持部21を視認性のよい向きへ向けることができる。
また、保持部21は、先端部が本体部12へ向けて近づくように回転軸axR2まわりに回転する。
したがって、実施形態に係るスマホSPの保持構造によれば、省スペースでクレードルユニット20を展開することが可能となる。
また、保持部21は、先端部が本体部12から遠ざかるように回転軸axR2まわりに回転する。
したがって、実施形態に係るスマホSPの保持構造によれば、よりユーザに近い位置でスマホSPを保持させることができるので、視認性および操作性を高めることができる。
また、意匠部11は、蓋部11eを備える。蓋部11eは、保持部21の移動経路上に開閉可能に設けられるとともに、保持部21が外部に送り出されるに際して開いた後に保持部21を背面から支持する支持部材となるように設けられる。
したがって、実施形態に係るスマホSPの保持構造によれば、スマホSPを信頼性高く保持することができる。
また、蓋部11eは、閉じる方向への付勢力が保持部21の背面に作用するように設けられる。
したがって、実施形態に係るスマホSPの保持構造によれば、蓋部11eを支え棒として機能させ、スマホSPを信頼性高く保持することができる。
また、蓋部11eは、開かれた後にオーディオ装置10へ収納されるように設けられる。
したがって、実施形態に係るスマホSPの保持構造によれば、保持部21の持ち上げ角度を大きくとることができるので、ユーザの見やすい位置への角度変更を行いやすくすることができる。
また、実施形態に係るスマホSPの保持構造は、電磁ロック11f(「ロック機構」の一例に相当)をさらに備える。電磁ロック11fは、クレードルユニット20がスマホSPごと本体部12へ収納された場合に、蓋部11eをロックする。
したがって、実施形態に係るスマホSPの保持構造によれば、スマホSPの盗難を防止することができる。
また、実施形態に係るスマホSPの保持構造は、検知部21cをさらに備える。検知部21cは、保持部21におけるスマホSPの有無を検知する。
したがって、実施形態に係るスマホSPの保持構造によれば、検知部21cの検知結果および車両情報に基づいて、スマホSPの機能を制御したり、電磁ロック11fを制御したり、クレードルユニット20の誤引き込みを防止したりといった多様な制御を行うことが可能となる。
なお、上述した実施形態では、可動ベース22がスライド可能であることとしたが、構造を限定するものではなく、たとえば伸縮することによって進退可能な構造であってもよい。
また、上述した実施形態では、保持部21が、1対の挟持部21bによりスマホSPを側方から挟み付けることとしたが、構造を限定するものではなく、たとえば保持部21がポケット状に形成され、スマホSPを挿し込むことによって保持する構造であってもよい。なお、かかる場合、スマホSPの画面を露出させる形状であってもよい。
また、上述した実施形態では、スマホSPの保持構造が車両に搭載されたオーディオ装置10に設けられる場合を例に挙げたが、オーディオ装置10に限らず、車両に搭載された他の装置であってもよい。また、車両に搭載された装置に限らなくともよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
10 オーディオ装置
11 意匠部
11e 蓋部
11f 電磁ロック
12 本体部
12a 制御部
20 クレードルユニット
21 保持部
21c 検知部
22 可動ベース
SP スマホ
axR1,axR2 回転軸

Claims (10)

  1. 設置面の外側に意匠部、内側に本体部がそれぞれ配置された装置と、
    前記意匠部の外部において電子機器を保持する保持部を有し、前記保持部ごと前記本体部へ収納可能に設けられたクレードルユニットと
    を備えることを特徴とする電子機器の保持構造。
  2. 前記クレードルユニットは、
    前記意匠部の外部へ向けて進退可能に設けられた可動ベースと、
    前記可動ベースの前端部に対し、該可動ベースの進退方向と略直交する回転軸まわりに回転可能に設けられた前記保持部と
    を有し、
    前記可動ベースおよび前記保持部は、
    前記本体部への収納時に、前記進退方向に沿って略直線状に並ぶように配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器の保持構造。
  3. 前記保持部は、
    前記可動ベースが前進することによって前記意匠部の外部へ送り出された後、先端部が略鉛直上向きとなるように前記回転軸まわりに回転する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子機器の保持構造。
  4. 前記保持部は、
    前記先端部が前記本体部へ向けて近づくように前記回転軸まわりに回転する
    ことを特徴とする請求項3に記載の電子機器の保持構造。
  5. 前記保持部は、
    前記先端部が前記本体部から遠ざかるように前記回転軸まわりに回転する
    ことを特徴とする請求項3に記載の電子機器の保持構造。
  6. 前記意匠部は、
    前記保持部の移動経路上に開閉可能に設けられるとともに、前記保持部が外部に送り出されるに際して開いた後に前記保持部を背面から支持する支持部材となるように設けられる蓋部
    を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の電子機器の保持構造。
  7. 前記蓋部は、閉じる方向への付勢力が前記保持部の背面に作用するように設けられる
    ことを特徴とする請求項6に記載の電子機器の保持構造。
  8. 前記蓋部は、開かれた後に前記装置へ収納されるように設けられる
    ことを特徴とする請求項6に記載の電子機器の保持構造。
  9. 前記クレードルユニットが電子機器ごと前記本体部へ収納された場合に、前記蓋部をロックするロック機構
    をさらに備えることを特徴とする請求項6、7または8に記載の電子機器の保持構造。
  10. 前記保持部における電子機器の有無を検知する検知部
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の電子機器の保持構造。
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