JP2020025871A - 商品提供装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数種類の商品を提供可能な商品提供装置において、複数種類の商品のうち、ユーザが所望する種類の商品を適切にユーザに提供すること。【解決手段】商品提供システム2は、商品提供装置10と、容器100と、表示媒体110と、を備える。情報取得部16は、情報コード読取部16aと、媒体挿入部16bと、を備える。情報コード読取部16aは、表示媒体110に印刷されている情報コード112を光学的に読み取ることによって、情報コード112に記録されている情報を取得する。【選択図】図1
Description
本明細書で開示する技術は、複数種類の商品を提供可能な商品提供装置に関する。
特許文献1には、原料を格納するカートリッジを装着可能な飲料抽出装置が開示されている。飲料抽出装置は、装着されたカートリッジ内の原料に応じた条件でカートリッジに熱水を供給することにより、飲料を抽出してカップに注ぐことができる。
例えば、複数種類のカートリッジを装着可能であり、複数種類のカートリッジのそれぞれに対応する複数種類の飲料を提供可能な飲料抽出装置を想定する。このような飲料抽出装置では、飲料を所望するユーザは、飲料抽出装置を操作して、複数種類のカートリッジのそれぞれに対応する複数種類の飲料のうちから、自身が抽出を所望する種類の飲料を選択する操作を行う必要が生じ得る。従って、ユーザが操作を誤ることによって当該所望する種類の飲料とは異なる種類の飲料が飲料抽出装置において選択されてしまい、ユーザが所望していない種類の飲料がカップに注がれる可能性がある。
本明細書では、複数種類の商品を提供可能な商品提供装置において、複数種類の商品のうち、ユーザが所望する種類の商品を適切にユーザに提供し得る技術を提供する。
本明細書は、複数種類の商品を提供可能な商品提供装置を開示する。商品提供装置は、前記複数種類の商品を搭載するとともに、前記複数種類の商品のそれぞれを1種類ずつ提供可能な商品提供部と、ユーザが所持する記録媒体から、前記複数種類の商品のうち、前記ユーザが所望する特定種類の商品を識別する特定識別情報を含む商品購入関係情報を取得する情報取得部と、前記商品購入関係情報が取得される特定の場合に、前記商品購入関係情報に含まれる前記特定識別情報によって識別される前記特定種類の商品の提供を前記商品提供部に実行させる制御部と、を備える。
上記の構成によると、ユーザは、所望する特定種類の商品を識別する特定識別情報を含む商品購入関係情報を供給することができる記録媒体を予め準備しておくことにより、商品提供装置において所望する特定種類の商品を選択する操作を行わなくても、所望の種類の商品の提供を受けられる。従って、上記の商品提供装置によると、ユーザが所望する種類の商品を適切にユーザに提供し得る。
前記情報取得部は、前記記録媒体の一部に表示される情報コードを光学的に読み取ることによって、当該情報コードに記録されている情報を取得可能な情報コード読取部を含み、前記制御部は、前記情報コードが光学的に読み取られることによって、前記情報コードに記録されている前記商品購入関係情報が取得される前記特定の場合に、前記特定種類の商品の提供を前記商品提供部に実行させてもよい。
上記の構成によると、ユーザは、所望する特定種類の商品を識別する特定識別情報を含む商品購入関係情報を記録した情報コードを表示する記録媒体を予め準備しておくことにより、商品提供装置において所望の種類の商品を選択する操作を行わなくても、所望の種類の商品の提供を受けられる。従って、上記の商品提供装置によると、ユーザが所望する種類の商品をより適切にユーザに提供し得る。
前記複数種類の商品のそれぞれは、飲食物であり、前記記録媒体は、飲食物を収容するための容器であり、前記情報コードは、前記容器の一部に表示されており、前記商品提供装置は、さらに、前記容器を載置するための容器載置部を備え、前記情報取得部は、前記容器が前記容器載置部に載置される場合に、前記容器の一部に表示されている前記情報コードを光学的に読み取ることによって、前記記録媒体から前記商品購入関係情報を取得し、前記制御部は、前記特定の場合に、前記商品提供部に、前記容器載置部に載置された前記容器に対する前記特定種類の商品の提供を実行させてもよい。
上記の構成によると、記録媒体が、飲食物を収容するための容器であり、容器の一部に情報コードが表示されているので、容器を載置した状態で情報コードの読み取り、及び、容器への特定種類の商品の提供が実行される。そのため、ユーザは、記録媒体に表示された情報コードを読み取らせる操作と、商品の提供を受けるための容器を載置する操作と、を同時に完了させ得る。ユーザの操作負担が少なく済む。
前記情報コードは、前記容器の側面の外側の全周に表示されており、前記情報取得部は、前記容器載置部の側方に配置されていてもよい。
上記の構成によると、情報コードが容器の側面の外側の全周に表示されており、情報取得部が容器載置部の側方に配置されている。これにより、ユーザがどのような向きで容器を載置しても、商品提供装置が、情報コードを適切に読み取ることができるので、特定の商品が適切に提供される。ユーザの利便性が向上する。
前記複数種類の商品のそれぞれは、飲料であり、前記容器は、上面に開口部を有しており、前記商品提供部は、前記複数種類の商品のそれぞれを、下方に向けて注ぐことによって提供可能であり、前記容器載置部は、前記商品提供部の下方に配置され、載置される前記容器を、前記商品提供部から下方に向けて注がれる前記商品が前記開口部を介して前記容器内に収容される位置に載置可能な位置に位置決めし、前記情報取得部は、さらに、前記情報コード読取部と前記容器載置部との間に配置される光透過性を有する保護プレートであって、その前記容器載置部側の面が下方に向けて傾けられている、前記保護プレートを備えてもよい。
商品が飲料、即ち液体である場合には、商品が下方に向けて容器に注がれる際に、注がれた商品が、容器の開口部から周囲に飛び散る可能性がある。例えば、飛び散った商品によって情報取得部が汚れてしまうと、情報コードを正しく読み取ることができない可能性がある。上記の構成によると、情報取得部が、情報コード読取部と容器載置部との間に配置される光透過性を有する保護プレートを備える。これにより、飛び散った商品によって情報コード読取部が汚れることを抑制することができる。また、容器載置部の側方の保護プレートは、その容器載置部側の面が下方に向けて傾けられている。そのため、保護プレートの容器載置部側の面が下方に向けて傾けられていない構成(例えば、上方に向けて傾けられている構成、容器載置部に対して正対している構成等)を採用する場合に比べて、保護プレートが容器の開口部から飛び散った商品の軌道に面している状況が発生し難く、飛び散った商品が保護プレートに付着する可能性が低いと言える。従って、保護プレートが汚れてしまうことによって、情報取得部が、情報コードを正しく読み取ることができないということを抑制できる。
前記情報コードは、前記容器の底面に表示されていてもよい。
上記の構成によると、情報コードが容器の底面に表示されるので、容器の外観が損なわれにくい。
前記複数種類の商品のそれぞれは、飲料であり、前記容器は、上面に開口部を有しており、前記情報コードは、前記容器の内側底面に表示されており、前記商品提供部は、前記複数種類の商品のそれぞれを、下方に向けて注ぐことによって提供可能であり、前記容器載置部は、前記商品提供部の下方に配置され、載置される前記容器を、前記商品提供部から下方に向けて注がれる前記商品が前記開口部を介して前記容器内に収容される位置に載置可能な位置に位置決めし、前記情報取得部は、前記容器載置部の上方に配置されており、前記情報取得部の下端は、前記商品提供部の下端よりも高い位置に配置されてもよい。
商品が飲料、即ち液体である場合には、商品が下方に向けて容器に注がれる際に、注がれた商品が、容器の開口部から周囲に飛び散る可能性がある。例えば、飛び散った商品によって情報取得部が汚れてしまうと、情報コードを正しく読み取ることができない可能性がある。上記の構成によると、情報取得部の下端が、商品提供部の下端よりも高い位置に配置されている。一般的に、或る高さから落下した液体が、当該或る高さよりも高い位置まで飛び散る可能性は低い。従って、商品提供部の下端から下方に向けて注がれる商品が、商品提供部の下端よりも高い位置に配置される情報取得部の下端に付着してしまうことを抑制できる。情報取得部によって情報コードが正しく読み取ることができないということを抑制できる。
前記記録媒体は、情報を記憶可能な記憶媒体を含み、前記情報取得部は、前記記録媒体との間で無線通信を実行することによって、前記記録媒体から前記記録媒体に記憶されている情報を取得する無線通信部を含み、前記制御部は、前記記録媒体との間で無線通信が実行されることによって、前記記録媒体に記憶されている前記商品購入関係情報が取得される前記特定の場合に、前記特定種類の商品の提供を前記商品提供部に実行させてもよい。
上記の構成によると、商品提供装置は、記録媒体との無線通信を実行して、記録媒体から商品購入関係情報を取得する。これにより、例えば、記録媒体が汚れてしまっても、商品提供装置は、記録媒体から商品購入関係情報を適切に取得することができる。従って、特定種類の商品をユーザに適切に提供することができる。
前記商品提供装置は、さらに、前記商品が購入される毎に行われた決済に関係する決済情報のそれぞれを記憶するメモリを備えており、前記商品購入関係情報は、前記ユーザが前記特定種類の商品の購入のために行った決済に関係する特定の決済情報をさらに含み、前記制御部は、前記商品購入関係情報が取得され、かつ、前記商品購入関係情報に含まれる前記特定の決済情報と一致する対象の決済情報が前記メモリ内に存在すると判断される前記特定の場合に、前記特定種類の商品の提供を前記商品提供部に実行させてもよい。
上記の構成によると、商品提供装置は、記録媒体から商品購入関係情報が取得されるとともに、特定の決済情報と一致する対象の決済情報がメモリ内に存在すると判断される場合に、特定種類の商品をユーザに提供する。即ち、ユーザは、特定種類の商品の購入の際に行われた決済に関係する特定の決済情報を含む商品購入関係情報を供給することができる記録媒体を準備しなければ、特定種類の商品の提供を受けることができない。言い換えると、ユーザは、商品購入に伴う決済が済んでいない限り、商品提供装置で特定種類の商品の提供を受けることができない。従って、上記の構成によると、商品提供装置が、未決済の商品をユーザに提供してしまう事態が生じることを抑制することができる。
前記情報取得部は、前記記録媒体の一部に表示される情報コードを光学的に読み取ることによって、当該情報コードに記録されている情報を取得可能な情報コード読取部を含み、前記制御部は、前記情報コードが光学的に読み取られることによって、前記情報コードに記録されている前記商品購入関係情報が取得され、かつ、前記対象の決済情報が前記メモリ内に存在すると判断される前記特定の場合に、前記特定種類の商品の提供を前記商品提供部に実行させてもよい。
上記の構成によると、ユーザは、特定識別情報と、特定の決済情報と、を含む商品購入関係情報を記録した情報コードを表示する記録媒体を予め準備しておくことにより、商品提供装置において所望の種類の商品を選択する操作を行わなくても、所望の種類の商品の提供を受けられる。従って、上記の商品提供装置によると、ユーザが所望する種類の商品をより適切にユーザに提供し得る。
前記複数種類の商品のそれぞれは、飲食物であり、前記商品提供装置は、さらに、飲食物を収容するための容器を載置するための容器載置部と、前記容器載置部に載置された前記容器に基づいて、前記容器に提供されるべき対象種類の商品を特定する種類特定部と、を備えており、前記制御部は、前記商品購入関係情報が取得され、かつ、前記対象の決済情報が前記メモリ内に存在すると判断され、かつ、前記特定種類の商品が前記対象種類の商品と一致すると判断される前記特定の場合に、前記特定種類の商品の提供を前記商品提供部に実行させてもよい。
上記の構成によると、商品提供装置は、記録媒体から商品購入関係情報が取得され、特定の決済情報と一致する対象の決済情報がメモリ内に存在するとともに、特定識別情報で識別される特定種類の商品が容器載置部に載置された容器に提供されるべき対象種類の商品と一致する場合に、特定種類の商品をユーザに提供する。即ち、ユーザは、特定種類の商品の購入の際に行われた決済に関係する特定の決済情報を含む商品購入関係情報を供給することができる記録媒体を準備した上で、購入した特定種類の商品の提供のための適切な容器を容器載置部に載置させなければ、特定種類の商品の提供を受けることができない。言い換えると、ユーザは、決済を済ませた上で、決済対象の特定種類の商品の提供のための適切な容器を載置しない限り、商品提供装置で特定種類の商品の提供を受けることができない。即ち、決済対象の特定種類の商品と、載置された容器によって特定される対象種類の商品と、が異なる商品である場合、商品提供装置で特定種類の商品の提供を受けることができない。従って、上記の構成によると、商品提供装置が、決済済みの商品と異なる種類の商品をユーザに提供してしまう事態が生じることを抑制することができる。
前記商品提供部によって前記メモリ内のいずれか1個の決済情報に対応する商品の提供が実行される場合に、当該決済情報に商品提供が完了したことを示すフラグを対応付けて記憶させる記憶制御部をさらに備え、前記制御部は、前記商品購入関係情報が取得され、かつ、前記フラグが対応付けられていない前記対象の決済情報が前記メモリ内に存在すると判断される前記特定の場合に、前記特定種類の商品の提供を前記商品提供部に実行させ、前記商品購入関係情報が取得され、かつ、前記フラグが対応付けられている前記対象の決済情報が前記メモリ内に存在すると判断される場合に、前記特定種類の商品の提供を前記商品提供部に実行させないようにしてもよい。
上記の構成によると、商品提供装置は、メモリ内に存在する対象の決済情報にフラグが対応付けられていない場合には、特定種類の商品の提供を実行させ、メモリ内に存在する対象の決済情報にフラグが対応付けられている場合には、特定種類の商品の提供を実行させない。即ち、商品提供装置は、特定の決済情報に基づいて特定種類の商品の提供が行われた場合、再度、同じ特定の決済情報に基づいて特定種類の商品の提供を行わない。1個の商品の購入に伴う1回の決済に関係する1つの決済情報に基づいて何度も商品提供が行われてしまう事態を適切に防止することができる。
(第1実施例)
(商品提供システム2の構成;図1)
図1に示す商品提供システム2は、顧客であるユーザが所望する種類の飲料を当該ユーザに提供するためのシステムであり、例えば、コンビニエンスストア、食堂等で利用される。商品提供システム2は、商品提供装置10と、容器100と、表示媒体110と、を備える。
(商品提供システム2の構成;図1)
図1に示す商品提供システム2は、顧客であるユーザが所望する種類の飲料を当該ユーザに提供するためのシステムであり、例えば、コンビニエンスストア、食堂等で利用される。商品提供システム2は、商品提供装置10と、容器100と、表示媒体110と、を備える。
(商品提供装置10の構成;図1及び図2)
商品提供装置10は、複数種類の飲料を提供可能な飲料提供装置である。図1及び図2に示すように、商品提供装置10は、筐体11と、筐体11内に設けられた操作部12と、表示部14と、情報取得部16と、商品提供部18と、容器載置部20と、制御部30と、メモリ32と、を備える。
商品提供装置10は、複数種類の飲料を提供可能な飲料提供装置である。図1及び図2に示すように、商品提供装置10は、筐体11と、筐体11内に設けられた操作部12と、表示部14と、情報取得部16と、商品提供部18と、容器載置部20と、制御部30と、メモリ32と、を備える。
図1に示すように、筐体11は、商品提供装置10の本体部分を構成するケースである。操作部12、表示部14、情報取得部16の媒体挿入部16b、及び、容器載置部20は、筐体11の表面に設けられている。操作部12は、複数のボタンを備える。図1の例では、1個のボタンのみを図示しているが、実際には操作部12はこれ以外のボタンも含む。ユーザは、操作部12を介して、商品提供装置10に様々な指示を入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。
情報取得部16は、情報コード読取部16aと、媒体挿入部16bと、を備える。情報コード読取部16aは、表示媒体110に印刷されている情報コード112を光学的に読み取ることによって、情報コード112に記録されている情報を取得するためのデバイスである。情報コード読取部16aは、周知の情報コード読み取り装置と同様の構成を有するので、その詳細な説明は省略する。例えば、情報コード読取部16aは、図示しない発光部、受光部を有する。発光部は、読取対象の情報コードに対して光を照射する。受光部は、情報コードからの反射光を受光する。情報コードからの反射光は、受光部によって受光される。制御部30は、受光部が受光した反射光が示すパターンに基づいて、情報コードに記録されている情報を読み取ることができる。媒体挿入部16bは、情報コード読取部16aの下方に配置される直方体形状の部材であり、表示媒体110を挿入するための開口を有する。媒体挿入部16bの開口は、筐体11の表面に形成されている。ユーザは、当該開口を介して表示媒体110を媒体挿入部16bに挿入することによって、情報コード112を情報コード読取部16aに読み取らせることができる。
商品提供部18は、商品提供装置10が提供可能な複数種類の商品を搭載するとともに、当該複数種類の商品のそれぞれを1種類ずつ提供可能な装置である。商品提供部18は、商品を下方に向けて注ぐことによって容器100内に商品を提供可能に構成される。商品提供部18は大部分が筐体11内に収容されており、商品(飲料)を容器100に注ぐための抽出口18aのみが筐体11外に露出している。
容器載置部20は、筐体11の一部であって、容器100を載置するための位置決め部分である。容器載置部20は、筐体11のうち、商品提供部18の抽出口18aの下方に配置される。容器載置部20は、載置される容器100を、商品提供部18から下方に向けて注がれる商品が容器100内に収容される位置に載置可能な位置に位置決めするように構成される。容器載置部20には、図示しない位置決め用部材(例えば容器をガイドするためのガイド材)等が設けられていてもよい。
図2に示すように、制御部30は、メモリ32内に記憶されているプログラムに従って様々な処理を実行する。
メモリ32は、RAM、ROM等によって構成されており、制御部30が様々な処理を実行するためのプログラムを記憶している。また、メモリ32は、商品提供装置10が提供可能な複数種類の商品の一覧である商品リスト34を記憶している。商品リスト34では、商品の名称を示す商品名(例えば「AAA」)と、当該商品を識別する識別情報(例えば「XXX」)と、が関連付けられている。
(容器100の構成;図1)
図1に示す容器100は、商品提供装置10から提供される飲料を収容するための容器である。本実施例では、容器100は、円柱形状であり、その上面に開口部を有する。なお、容器100の形状は、円柱形状に限られず、例えば直方体形状等であってもよい。一般的に言えば、容器100は、商品提供装置10から提供される商品を受け、提供された商品を収容することができる形状を有していればよい。
図1に示す容器100は、商品提供装置10から提供される飲料を収容するための容器である。本実施例では、容器100は、円柱形状であり、その上面に開口部を有する。なお、容器100の形状は、円柱形状に限られず、例えば直方体形状等であってもよい。一般的に言えば、容器100は、商品提供装置10から提供される商品を受け、提供された商品を収容することができる形状を有していればよい。
表示媒体110は、商品を購入することに応じてユーザに配布される、例えば、レシート、食券等である。表示媒体110の表面の一部には、情報コード112が印刷されている。換言すれば、表示媒体110の表面の一部には、情報コード112が表示されている。情報コード112は、暗色パターンと明色パターンとの組み合わせによって構成される公知の一次元コード又は二次元コードである。情報コード112には、識別情報が記録されている。
続いて、本実施例の商品提供システム2の利用の流れを説明する。以下では、顧客であるユーザが、販売者から、商品名「AAA」を有する商品を購入し、商品提供装置10を利用して商品名「AAA」の商品の提供を受ける状況を想定している。ユーザは、まず、商品名「AAA」を有する商品を所望する旨を販売者に伝え、当該商品を購入するための決済を行って、当該商品を購入する。そして、ユーザは、販売者から、当該商品を収容するための容器100と、情報コード112が表示された表示媒体110と、を受け取る。情報コード112には、商品名「AAA」を有する商品を識別する識別情報「XXX」が記録されている。次いで、ユーザは、容器100を容器載置部20に載置する。また、ユーザは、表示媒体110を媒体挿入部16bに挿入して、情報コード112を情報コード読取部16aに読み取らせる。この場合、情報コード読取部16aは、情報コード112をデコードして、情報コード112から識別情報「XXX」を取得し、取得済みの識別情報「XXX」を制御部30に供給する。制御部30は、情報コード読取部16aから識別情報「XXX」を取得する場合に、メモリ32内の商品リスト34において取得済みの識別情報「XXX」に関連付けられている商品名「AAA」を特定し、特定済みの商品名「AAA」を有する商品の提供を商品提供部18に実行させる。これにより、商品名「AAA」を有する商品が、商品提供部18から容器100内に注がれ、ユーザに提供される。
ここで、例えば、商品提供装置10において、ユーザによって商品名「AAA」を有する商品を選択する操作が実行される比較例の構成を想定する。当該比較例の構成では、ユーザが操作を誤ることによって商品名「AAA」とは異なる商品名(例えば「BBB」)を有する商品が商品提供装置10において選択されてしまい、ユーザが所望していない商品名「BBB」を有する商品が容器100内に注がれる可能性がある。
これに対し、本実施例では、ユーザは、商品名「AAA」を有する商品を識別する識別情報「XXX」を記録した情報コード112が印刷された表示媒体110を予め準備しておくことにより、商品提供装置10において所望する商品名「AAA」を有する商品を選択する操作を行わなくても、当該商品の提供を受けられる。従って、本実施例の商品提供装置10によると、ユーザが所望する種類の商品を適切にユーザに提供することができる。
本実施例では、表示媒体110が、「記録媒体」の一例である。また、商品名「AAA」を有する商品、識別情報「XXX」が、それぞれ、「特定種類の商品」、「特定識別情報」の一例である。
(第2実施例)
続いて、図3及び図4を参照して、第2実施例について、上記の第1実施例と異なる点を中心に説明する。第2実施例の商品提供システム2も、その基本的構成は第1実施例と共通する(図1参照)が、図3に示すように、表示媒体110が利用されない点が第1実施例とは異なる。図3及び図4では、第1実施例と共通の要素は図1中の符号と共通の符号を用いて示している。そして、第1実施例と共通の要素についての詳しい説明は省略する。
続いて、図3及び図4を参照して、第2実施例について、上記の第1実施例と異なる点を中心に説明する。第2実施例の商品提供システム2も、その基本的構成は第1実施例と共通する(図1参照)が、図3に示すように、表示媒体110が利用されない点が第1実施例とは異なる。図3及び図4では、第1実施例と共通の要素は図1中の符号と共通の符号を用いて示している。そして、第1実施例と共通の要素についての詳しい説明は省略する。
図3に示すように、本実施例では、情報コード112は、容器100の側面の一部に表示されている。情報コード112は、例えば、容器100の製造時に容器100の側面に印刷されてもよいし、容器100の出荷後に販売者によって容器100に貼り付けられてもよい。
図4は、図3の商品提供システム2を側面方向(符号Aで示す方向)から見た様子を示す。本実施例では、情報コード読取部16aは、容器載置部20の側方(図4の右側方向)に配置されている。また、情報取得部16は、情報コード読取部16aに汚れが付着することを防ぐための保護プレート16cを備える。保護プレート16cは、光透過性を有する素材で構成される。保護プレート16cは、筐体11の表面に露出するように配置される。さらに、保護プレート16cは、情報コード読取部16aと容器載置部20との間に配置されており、その容器載置部20側の面が下方(即ち、容器載置部20方向)に向けて傾けられている。
続いて、本実施例の商品提供システム2の利用の流れを説明する。ユーザは、まず、商品名「AAA」を有する商品を購入することに応じて、販売者から、情報コード112が表示された容器100を受け取る。次いで、ユーザは、情報コード112が情報コード読取部16aに対向するように(即ち、情報コード読取部16aが情報コード112を読み取り可能なように)、容器100を容器載置部20に載置する。この場合、情報コード読取部16aは、保護プレート16cを介して、載置された容器100に表示されている情報コード112を光学的に読み取り、情報コード112をデコードして、情報コード112から識別情報「XXX」を取得し、取得済みの識別情報「XXX」を制御部30に供給する。この結果、制御部30は、取得済みの識別情報「XXX」に関連付けられている商品名「AAA」を特定し、特定済みの商品名「AAA」を有する商品の提供を商品提供部18に実行させる。これにより、商品名「AAA」を有する商品が、商品提供部18から容器100内に注がれ、ユーザに提供される。
本実施例では、容器100の側面の一部に情報コード112が表示されているので、容器100を載置した状態で情報コード112の読み取り、及び、容器100への特定種類の商品の提供が実行される。そのため、ユーザは、容器100に表示された情報コード112を読み取らせる操作と、商品の提供を受けるための容器100を載置する操作と、を同時に完了させ得る。ユーザの操作負担が少なく済む。
また、例えば、第1実施例のように情報コード112が容器100とは異なる表示媒体110に表示される構成では、容器100が容器載置部20に載置される前に、表示媒体110に表示されている情報コード112が読み取られてしまうと、容器載置部20に容器100が載置されていないにも関わらず商品の提供が開始されてしまう可能性もある。即ち、容器100に対して商品の提供が適切に行われない可能性がある。これに対し、本実施例では、情報コード112が容器100に表示されており、容器100が載置された状態で情報コード112の読み取りが実行されるので、容器100が載置される前に商品の提供が開始されることがない。従って、容器100に対して適切に商品を提供することができる。
また、商品が飲料、即ち液体である場合には、商品が下方に向けて容器100に注がれる際に、注がれた商品が、容器100の開口部から周囲に飛び散る可能性がある。例えば、飛び散った商品によって情報コード読取部16aが汚れてしまうと、情報コード112を正しく読み取ることができない可能性がある。本実施例では、情報取得部16が、情報コード読取部16aと容器載置部20との間に配置される保護プレート16cを備える。これにより、飛び散った商品によって情報コード読取部16aが汚れることを抑制することができる。また、保護プレート16cは、その容器載置部20側の面が下方に向けて傾けられている。そのため、保護プレート16cの容器載置部20側の面が下方に向けて傾けられていない構成(例えば、上方に向けて傾けられている構成、容器載置部20に対して正対している構成等)を採用する場合に比べて、保護プレート16cが容器100の開口部から飛び散った商品の軌道に面している状況が発生し難く、飛び散った商品が保護プレート16cに付着する可能性が低い。従って、保護プレート16cが汚れてしまうことによって、情報コード読取部16aが、情報コード112を正しく読み取ることができないということを抑制できる。
本実施例では、容器100が、「記録媒体」の一例である。
(第3実施例)
図5に示す第3実施例は、上記の第2実施例(図3及び図4参照)の変形態様の一つである。本実施例では、容器100に表示される情報コード112が第2実施例とは異なる。なお、図5でも、上記の各実施例と共通の要素は上記各図と共通の符号を用いて示している。また、上記の各実施例と共通の要素についての詳しい説明は省略する。
図5に示す第3実施例は、上記の第2実施例(図3及び図4参照)の変形態様の一つである。本実施例では、容器100に表示される情報コード112が第2実施例とは異なる。なお、図5でも、上記の各実施例と共通の要素は上記各図と共通の符号を用いて示している。また、上記の各実施例と共通の要素についての詳しい説明は省略する。
図5に示すように、本実施例では、情報コード112は、容器100の側面の外側の全周に表示されている。即ち、容器載置部20の側方(図5の右側方向)に配置された情報コード読取部16aが、容器100を載置する向きに関わらず、情報コード112を読み取り可能なように構成されている。
本実施例では、情報コード112が容器100の側面の外側の全周に表示されており、情報取得部16の情報コード読取部16aが容器載置部20の側方に配置されている。これにより、ユーザがどのような向きで容器100を載置しても、商品提供装置10が、情報コード112を適切に読み取ることができるので、ユーザの所望する商品が適切に提供される。ユーザの利便性が向上する。
(第4実施例)
図6に示す第4実施例は、上記の第2実施例(図3及び図4参照)の変形態様の一つである。本実施例では、容器100に表示される情報コード112の配置と、情報コード読取部16aの配置と、が第2実施例とは異なる。なお、図6でも、上記の各実施例と共通の要素は上記各図と共通の符号を用いて示している。また、上記の各実施例と共通の要素についての詳しい説明は省略する。
図6に示す第4実施例は、上記の第2実施例(図3及び図4参照)の変形態様の一つである。本実施例では、容器100に表示される情報コード112の配置と、情報コード読取部16aの配置と、が第2実施例とは異なる。なお、図6でも、上記の各実施例と共通の要素は上記各図と共通の符号を用いて示している。また、上記の各実施例と共通の要素についての詳しい説明は省略する。
本実施例では、情報コード112は、容器100の外側底面に表示されている。また、情報コード読取部16aは、容器載置部20の下方において、容器載置部20と対向するように配置されている。保護プレート16cは、情報コード読取部16aと保護プレート16cとの間に配置されている。即ち、本実施例では、保護プレート16cは容器載置部20の一部を構成する。
続いて、本実施例の商品提供システム2の利用の流れを説明する。ユーザは、まず、商品名「AAA」を有する商品を購入することに応じて、販売者から、情報コード112が表示された容器100を受け取る。次いで、ユーザは、容器100を容器載置部20に載置する。この場合、情報コード読取部16aは、容器100の底部に表示された情報コード112を光学的に読み取り、情報コード112をデコードして、情報コード112から識別情報「XXX」を取得し、取得済みの識別情報「XXX」を制御部30に供給する。この結果、制御部30は、取得済みの識別情報「XXX」に関連付けられている商品名「AAA」を特定し、特定済みの商品名「AAA」を有する商品の提供を商品提供部18に実行させる。これにより、商品名「AAA」を有する商品が、商品提供部18から容器100内に注がれ、ユーザに提供される。
本実施例では、情報コード112が容器100の底面に表示されるので、容器100の外観が損なわれにくい。
また、本実施例では、情報コード112が容器100の外側底面に表示され、情報コード読取部16aが、容器載置部20の下方に配置される。これにより、ユーザがどのような向きで容器100を載置しても、商品提供装置10が、情報コード112を適切に読み取ることができるので、ユーザの所望する商品が適切に提供される。ユーザの利便性が向上する。
(第5実施例)
図7に示す第5実施例は、上記の第2実施例(図3及び図4参照)の変形態様の一つである。本実施例では、容器100に表示される情報コード112の配置と、情報コード読取部16aの配置と、が第2実施例とは異なる。なお、図7でも、上記の各実施例と共通の要素は上記各図と共通の符号を用いて示している。また、上記の各実施例と共通の要素についての詳しい説明は省略する。
図7に示す第5実施例は、上記の第2実施例(図3及び図4参照)の変形態様の一つである。本実施例では、容器100に表示される情報コード112の配置と、情報コード読取部16aの配置と、が第2実施例とは異なる。なお、図7でも、上記の各実施例と共通の要素は上記各図と共通の符号を用いて示している。また、上記の各実施例と共通の要素についての詳しい説明は省略する。
図7に示すように、本実施例では、情報コード112は、容器100の内側底面に表示されている。また、情報コード読取部16aは、容器載置部20の上方に配置されており、商品提供部18と並んでいる。情報コード読取部16aの下端は、商品提供部18の下端よりも高さLだけ高い位置に配置されている。なお、図7では、理解の容易化のために図示を省略しているが、情報コード読取部16aと商品提供部18との間には区画壁が形成されている。即ち、本実施例では、情報コード読取部16aは、容器載置部20に容器100が載置される場合に、当該容器100の内側底面に表示される情報コード112を上方から光学的に読み取ることができる。
続いて、本実施例の商品提供システム2の利用の流れを説明する。ユーザは、まず、商品名「AAA」を有する商品を購入することに応じて、販売者から、情報コード112が表示された容器100を受け取る。次いで、ユーザは、容器100を容器載置部20に載置する。この場合、容器載置部20の上方に配置されている情報コード読取部16aは、容器100の内側底面に表示されている情報コード112を光学的に読み取り、情報コード112をデコードして、情報コード112から識別情報「XXX」を取得し、取得済みの識別情報「XXX」を制御部30に供給する。この結果、制御部30は、取得済みの識別情報「XXX」に関連付けられている商品名「AAA」を特定し、特定済みの商品名「AAA」を有する商品の提供を商品提供部18に実行させる。これにより、商品名「AAA」を有する商品が、商品提供部18から容器100内に注がれ、ユーザに提供される。
商品が飲料、即ち液体である場合には、商品が下方に向けて容器100に注がれる際に、注がれた商品が、容器100の開口部から周囲に飛び散る可能性がある。例えば、飛び散った商品によって情報コード読取部16aが汚れてしまうと、情報コード112を正しく読み取ることができない可能性がある。上記の構成によると、情報コード読取部16aの下端が、商品提供部18の下端よりも高い位置に配置されている。一般的に、或る高さから落下した液体が、当該或る高さよりも高い位置まで飛び散る可能性が低い。従って、商品提供部18の下端から下方に向けて注がれる液体が、商品提供部18の下端よりも高い位置に配置される情報コード読取部16aの下端に付着してしまうことを抑制できる。情報コード読取部16aによって情報コード112が正しく読み取ることができないということを抑制できる。
(第6実施例)
続いて、図8及び図9を参照して、第6実施例について、上記の第1実施例と異なる点を中心に説明する。第6実施例の商品提供システム2も、その基本的構成は第1実施例と共通する(図1参照)が、情報コード112が利用されない点が第1実施例とは異なる。図8及び図9では、第1実施例と共通の要素は図1中の符号と共通の符号を用いて示している。そして、第1実施例と共通の要素についての詳しい説明は省略する。
続いて、図8及び図9を参照して、第6実施例について、上記の第1実施例と異なる点を中心に説明する。第6実施例の商品提供システム2も、その基本的構成は第1実施例と共通する(図1参照)が、情報コード112が利用されない点が第1実施例とは異なる。図8及び図9では、第1実施例と共通の要素は図1中の符号と共通の符号を用いて示している。そして、第1実施例と共通の要素についての詳しい説明は省略する。
本実施例では、容器100は、その外側底面にICタグ120を備える。なお、変形例では、容器100は、外側底面に限らず、いずれかの部分にICタグ120を備えていればよい。ICタグ120には、識別情報(例えば「XXX」)が記憶されている。
図9は、図8の商品提供システム2を側面方向(符号Bで示す方向)から見た様子を示す。本実施例では、情報取得部16は、ICタグ120とのRFID(Radio Frequency Identifierの略)方式に従った無線通信を実行するための無線通信部16dを備える。無線通信部16dは、容器載置部20の側方(図9の右側方向)に配置されている。なお、変形例では、無線通信部16dは、容器載置部20の側方に限られず、ICタグ120との無線通信を実行可能な位置に配置されればよい。
続いて、本実施例の商品提供システム2の利用の流れを説明する。ユーザは、まず、商品名「AAA」を有する商品を購入することに応じて、販売者から、ICタグ120を備える容器100を受け取る。容器100に付されているICタグ120には、商品名「AAA」を有する商品を識別する識別情報「XXX」が既に記憶されている。次いで、ユーザは、容器100を容器載置部20に載置する。この場合、無線通信部16dは、ICタグ120との間でRFID方式に従った無線通信を実行することによって、ICタグ120から識別情報「XXX」を取得し、取得済みの識別情報「XXX」を制御部30に供給する。この結果、制御部30は、無線通信部16dから取得された識別情報「XXX」に関連付けられている商品名「AAA」を特定し、特定済みの商品名「AAA」を有する商品の提供を商品提供部18に実行させる。これにより、商品名「AAA」を有する商品が、商品提供部18から容器100内に注がれ、ユーザに提供される。
本実施例では、商品提供装置10は、ICタグ120とのRFID方式に従った無線通信を実行して、ICタグ120から識別情報「XXX」を取得する。これにより、例えば、ICタグ120が汚れてしまっても、商品提供装置10は、ICタグ120から識別情報「XXX」を適切に取得することができる。従って、特定種類の商品をユーザに適切に提供することができる。
本実施例では、ICタグ120が、「記録媒体」の一例である。
(第7実施例)
続いて、図10〜図12を参照して、第7実施例について、上記の第1実施例と異なる点を中心に説明する。第7実施例の商品提供システム2は、商品提供装置10と、容器100と、表示媒体110と、に加え、商品提供装置10と通信可能に設けられているPOSレジ端末50を備える点が第1実施例とは異なる。本実施例でも、図10、図11において、第1実施例と共通の要素は図1中の符号と共通の符号を用いて示し、詳しい説明を省略するものとする。
続いて、図10〜図12を参照して、第7実施例について、上記の第1実施例と異なる点を中心に説明する。第7実施例の商品提供システム2は、商品提供装置10と、容器100と、表示媒体110と、に加え、商品提供装置10と通信可能に設けられているPOSレジ端末50を備える点が第1実施例とは異なる。本実施例でも、図10、図11において、第1実施例と共通の要素は図1中の符号と共通の符号を用いて示し、詳しい説明を省略するものとする。
図10、図11に示すように、本実施例の商品提供システム2は、商品提供装置10と通信可能に設けられているPOSレジ端末50を備える。POSレジ端末50は、例えば店舗の販売者によって操作されるレジ端末である。販売者は、ユーザが商品を購入する際に行った決済に関する決済情報を、POSレジ端末50に入力することができる。決済情報は、当該決済の決済ID(「001」等)、ユーザが購入した商品の商品名(「AAA」)等、当該商品名に対応する識別情報(「XXX」等)、提供フラグ(「済」又は「未」。購入直後では「未」が対応付けられる)、の各情報を含む組合せ情報である(図11の符号136a〜136d等参照)。決済情報には、この他に、購入金額、購入時刻等、決済に関係する他の情報が含まれていてもよい。本実施例では、POSレジ端末50は、ユーザによる商品の購入に伴って販売者によって決済情報が入力されると、入力された決済情報を商品提供装置10に供給する。また、POSレジ端末50は、決済が完了する場合に、表示媒体110であるレシートを印刷及び出力することができる。
図10に示すように、本実施例でも、表示媒体110の表面の一部に情報コード112が印刷されている。本実施例では、表示媒体110は、決済完了時にPOSレジ端末50によって印刷されるレシートであるが、他の例では、表示媒体110は、食券等、他の表示媒体であってもよい。本実施例では、表示媒体110の情報コード112には、決済の際に入力された決済情報のうち、少なくとも決済IDを含む決済情報の一部又は全部が記録されている。
図10に示すように、本実施例では、容器100の側面の一部にも情報コード130が表示されている。容器100の情報コード130は、例えば、容器100の製造時に容器100の側面に印刷される。容器100の情報コード130には、当該容器100に提供されるべき種類の商品名(例えば「AAA」、「BBB」等)に対応する識別情報(例えば「XXX」、「YYY」等)が記録されている。
図10、図11に示すように、本実施例の商品提供装置10の構成も基本的には第1実施例の商品提供装置10(図1、図2参照)の構成と共通する。ただし、本実施例の商品提供装置10は、種類特定部140及び通信インターフェース150をさらに備える点、及び、メモリ32内に商品リスト34に代えて決済情報テーブル134が記憶されている点において第1実施例とは異なる。なお、以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。
種類特定部140は、容器載置部20の側方に配置されている情報コード読取部である。種類特定部140は、容器載置部20に容器100が載置された場合に、載置された容器100に表示されている情報コード130を光学的に読み取ることができる。
通信I/F150は、POSレジ端末50と通信を実行するためのI/Fである。本実施例では、通信I/F150は、POSレジ端末50と有線接続されているが、他の例では、通信I/F150は、POSレジ端末50と無線接続されていてもよい。
上記の通り、本実施例では、メモリ32には、決済情報テーブル134が記憶されている。図11に示すように、決済情報テーブル134には、複数個の決済情報136a〜136dが含まれている。各決済情報136a〜136dは、POSレジ端末50において、ユーザによる商品の購入に伴って販売者によって決済情報が入力される場合ごとに、POSレジ端末50から商品提供装置10に供給される。商品提供装置10の制御部30は、通信I/F150を介してPOSレジ端末50から決済情報(例えば図11の136b)を取得すると、取得された決済情報を決済情報テーブル134に追加する。なお、決済情報テーブル134に決済情報が追加された時点では、当該決済情報に含まれる提供フラグは、決済情報が示す決済に対応する商品が未提供であることを示す「未」に設定される。この提供フラグは、後述の商品提供処理において商品の提供が実行される場合に、「未」から、決済に対応する商品が提供済であることを示す「済」に設定される。
例えば、図11の決済情報136aは、決済ID「001」、商品名「AAA」、識別情報「XXX」、提供フラグ「済」の各情報の組合せである。即ち、決済情報136aは、決済ID「001」で識別される決済において商品名「AAA」の商品(識別情報「XXX」に対応)が購入され、商品の提供が完了していることを示す。また、例えば、図11の決済情報136bは、決済ID「002」、商品名「AAA」、識別情報「XXX」、提供フラグ「未」の各情報の組合せである。即ち、決済情報136bは、決済ID「002」で識別される決済において商品名「AAA」の商品(識別情報「XXX」に対応)が購入され、商品の提供が未完了であることを示す。
続いて、本実施例の商品提供システム2の利用の流れを説明する。本実施例では、図12を参照して、商品提供装置10の制御部30が実行する商品提供処理の内容を説明しながら、システムの利用の流れを説明する。以下では、ユーザが、商品名「AAA」の商品を購入し、提供を受ける場合の例について説明する。商品提供装置10の電源がオンされている間、商品提供装置10の制御部30は、図12の商品提供処理を継続して実行している。
一方、ユーザは、まず、例えば、特定の商品名(例えば商品名「AAA」)を有する商品を所望する旨を販売者に伝え、当該商品を購入するための決済を行って、当該商品を購入する。この際、POSレジ端末50には、販売者によって、決済ID(例えば「001」)、商品名(「AAA」)、商品名に対応する識別情報(「XXX」)、提供フラグ「未」を含む決済情報が入力される。POSレジ端末50は、入力された決済情報を商品提供装置10に供給する。商品提供装置10の制御部30は、POSレジ端末50から取得された決済情報(図11の符号136a参照)を決済情報テーブル134に追加する。上記の通り、この時点では、決済情報テーブル134に追加された決済情報(例えば符号136a)の提供フラグは「未」に設定される。そして、ユーザは、販売者から、購入した商品の商品名(例えば「AAA」)に対応する識別情報(「XXX」)が記録された情報コード130が表示された容器100を受け取るとともに、少なくとも決済ID(「001」)を含む決済情報が記録された情報コード112が表示された表示媒体110(レシート等)を受け取る。
一方、S10では、商品提供装置10の制御部30は、表示媒体110の情報コード112が読み取られることを監視している。ユーザは、販売者から受け取った表示媒体110を媒体挿入部16bに挿入して、情報コード112を情報コード読取部16aに読み取らせる。情報コード読取部16aによって情報コード112が読み取られると、制御部30は、S10でYESと判断し、S12に進む。
S12では、制御部30は、読み取られた情報コード112をデコードし、情報コード112から決済ID(上記の例では「001」)を取得する。
続くS14では、制御部30は、決済情報テーブル134内に、S12で取得された決済IDを含む決済情報(以下では「対象の決済情報」と呼ぶ)が存在するか否かを判断する。例えば、S12において決済ID「001」が取得されていた場合、決済情報テーブル134内には、決済ID「001」を含む対象の決済情報(即ち決済情報136a)が存在する。その場合、制御部30はS14でYESと判断し、S16に進む。一方、決済情報テーブル134内に対象の決済情報が存在していない場合(即ち、S12で取得された決済IDを含む決済情報が存在しない場合)、制御部30は、S14でNOと判断し、S30に進む。S30では、制御部30は所定のエラー報知動作を実行する。S30を終えると、制御部30は、S10の監視に戻る。この場合、商品提供は行われない。
S16では、制御部30は、対象の決済情報に対応付けられている提供フラグが、商品が未提供であることを示す「未」に設定されているか否かを判断する。この時点において対象の決済情報(例えば決済情報136a)における提供フラグが「未」に設定されている場合、制御部30は、S16でYESと判断し、S18に進む。一方、対象の決済情報に対応付けられている提供フラグが、この時点で既に商品が提供済であることを示す「済」に設定されている場合、制御部30は、S16でNOと判断し、S30に進む。この場合も、制御部30は、S30で所定のエラー報知動作を実行し、その後、S10の監視に戻る。この場合も商品提供は行われない。
S18では、制御部30は、容器100の情報コード130が読み取られることを監視している。ユーザは、情報コード130が種類特定部140に対向するように(即ち、種類特定部140の情報コード読取部が情報コード130を読取可能なように)、容器100を容器載置部20に載置する。この場合、種類特定部140は、載置された容器100に表示されている情報コード130を光学的に読み取る。種類特定部140によって情報コード130が読み取られると、制御部30は、S18でYESと判断し、S20に進む。
S20では、制御部30は、読み取られた情報コード130をデコードし、情報コード130から識別情報(上記の例では「XXX」)を取得する。
続くS22では、制御部30は、S20で取得された識別情報が、上記の対象の決済情報に含まれる識別情報と一致するか否かを判断する。例えば、上記のように、S20で識別情報「XXX」が取得され、対象の決済情報136aにも識別情報「XXX」が含まれる場合、制御部30は、S22でYESと判断し、S24に進む。一方、S20で取得された識別情報と、対象の決済情報に含まれる識別情報とが一致しない場合、制御部30は、S22でNOと判断し、S30に進む。この場合も、制御部30は、S30で所定のエラー報知動作を実行し、その後S10の監視に戻る。この場合も商品提供は行われない。
S24では、制御部30は、商品提供部18に、対象の決済情報に含まれる識別情報(例えば「XXX」)に対応する商品名(例えば「AAA」)の商品の提供を実行させる。これにより、商品名「AAA」を有する商品が、商品提供部18から容器100内に注がれ、ユーザに提供される。
続くS26では、制御部30は、対象の決済情報に含まれる提供フラグを「未」から「済」に変更する。S26を終えると、制御部30は、再びS10の監視に戻る。
本実施例では、商品提供装置10の制御部30は、電源がオンされている間、上記のS10〜S30の各処理を繰り返し実行している。
以上、本実施例の商品提供システム2の構成及び動作について説明した。本実施例では、決済情報テーブル134内に、情報コード112から読み取られた決済IDと同じ決済IDを含む対象の決済情報が存在しなければ、商品提供が実行されない(図12のS14参照)。言い換えると、ユーザは、商品購入に伴う決済が済んでいない限り、商品提供装置10で所望の商品の提供を受けることができない。従って、本実施例の構成によると、商品提供装置10が、未決済の商品をユーザに提供してしまう事態が生じることを抑制することができる。
また、本実施例でも、ユーザは、表示媒体110の情報コード112を情報取得部16に読み取らせるととともに、容器100の情報コード130を種類特定部140に読み取らせることによって、商品提供装置10において所望の種類の商品を選択する操作を行わなくても、所望の種類の提供を受けることができる。ユーザが所望する種類の商品を適切にユーザに提供することができる。
また、本実施例では、決済情報テーブル134内に対象の決済情報が存在する場合において、さらに、容器100の情報コード130から取得された識別情報が、対象の決済情報に含まれる識別情報と一致しなければ、商品提供が実行されない(図12のS22参照)。即ち、ユーザは、決済を済ませた上で、決済対象の種類(即ち所望の種類)の商品の提供のための適切な容器100を容器載置部20に載置しない限り、商品提供装置10で所望の種類の商品の提供を受けることができない。即ち、決済対象の種類の商品と、載置された容器によって特定される種類の商品と、が異なる商品である場合、商品提供装置10で所望の種類の商品の提供を受けることができない。従って、本実施例の構成によると、商品提供装置10が、決済済みの商品と異なる種類の商品をユーザに提供してしまう事態が生じることを抑制することができる。
また、本実施例では、決済情報テーブル134内に対象の決済情報が存在する場合において、さらに、対象の決済情報に対応付けられている提供フラグが、商品が未提供であることを示す「未」に設定されている場合に限り、商品提供が実行される(図12のS16参照)。反対に、対象の決済情報に対応付けられている提供フラグが、商品が提供済であることを示す「済」に設定されている場合、商品提供が実行されない。即ち、商品提供装置10は、1つの決済情報に基づいて商品の提供が行われた場合、再度、同じ決済情報に基づいて同じ商品の提供を行わない。1個の商品の購入に伴う1回の決済に関係する1つの決済情報に基づいて何度も商品提供が行われてしまう事態を適切に防止することができる。
本実施例における提供フラグ「済」が「フラグ」の一例である。
以上、本明細書で開示する技術の具体例を説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)上記の各実施例では、商品提供装置10は、複数種類の飲料を提供可能な飲料提供装置であったが、これに限らず、食品、生活用品等の他の商品を提供可能な装置であってもよい。
(変形例2)上記の各実施例において、商品提供装置10の制御部30は、識別情報「XXX」を取得し、取得済みの識別情報「XXX」に関連付けられている商品名「AAA」を特定する場合に、特定済みの商品名「AAA」を有する商品の提供を開始することをユーザに確認するための確認画面を表示部14に表示させてもよい。この場合、制御部30は、ユーザによって、操作部12を介して、商品の提供を開始すべきことが指示される場合に、商品名「AAA」を有する商品の提供を商品提供部18に実行させてもよい。本変形例では、商品提供装置において確認画面が表示されるので、ユーザは、商品名「AAA」を有する商品が提供されることを知ることができる。また、ユーザからの指示に応じて商品の提供が開始されるので、ユーザの任意のタイミングで商品の提供を開始させることができる。
(変形例3)第1、第7実施例では、表示媒体110は、その表面の一部に情報コード112が印刷されたレシート等であったが、これに代えて、情報コード112を表示可能な可搬型のデバイス(例えばスマートフォン等)であってもよい。従って、本変形例では、ユーザは、例えば、商品の購入等に伴って自身の可搬型のデバイスに記憶された情報コード112を当該デバイスの表示部に表示させ、情報コード読取部16aに読み取らせることにより、商品提供装置10による商品の提供を受けることができる。
(変形例4)上記の第1実施例では、情報取得部16は、情報コード112を光学的に読み取ることによって、情報コード112に記録されている情報を取得するための情報コード読取部16aを備えていたが、これに代えて、例えば、容器の外観によって当該容器に収容されるべき商品を特定可能な画像認識装置を備えていてもよい。本変形例では、容器の外観が、「記録媒体」の一例である。
(変形例5)上記の第7実施例では、決済情報テーブル134は、商品提供装置10のメモリ32に記憶されている。これに限られず、決済情報テーブル134は、POSレジ端末50と商品提供装置10の双方と通信可能に設けられた外部サーバに記憶されていてもよい。その場合、商品提供装置10の制御部30は、通信I/F150を介して外部サーバにアクセスし、外部サーバに記憶された決済情報テーブル134を参照するようにしてもよい。この場合、外部サーバが「メモリ」の一例である。
(変形例6)第7実施例における種類特定部140は、コード読取部に限られない。例えば、容器100の外観から、容器100に提供される予定の商品の商品名(種類)を特定可能であれば、カメラ等であってもよい。この場合、容器100は、提供されるべき商品の種類毎に異なる外観(例えば、形状、大きさ、表面に表示される文字や模様等)を有していればよい。
(変形例7)第7実施例においても、上記第6実施例のように、情報コード112に代えて、決済IDを記録したICタグを用いるようにしてもよい。その場合、情報取得部は、情報コード読取部16aに代えて、ICタグとのRFID方式に従った無線通信を実行するための無線通信部を備えていてもよい。この場合、ICタグが「記録媒体」の一例であり、無線通信部が「情報取得部」の一例である。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:商品提供システム
10:商品提供装置
11:筐体
12:操作部
14:表示部
16:情報取得部
16a:情報コード読取部
16b:媒体挿入部
16c:保護プレート
16d:無線通信部
18:商品提供部
18a:抽出口
20:容器載置部
30:制御部
32:メモリ
34:商品リスト
50:POSレジ端末
100:容器
110:表示媒体
112:情報コード
120:ICタグ
130:情報コード
134:決済情報テーブル
136a〜136d:決済情報
140:種類特定部
150:情報コード
10:商品提供装置
11:筐体
12:操作部
14:表示部
16:情報取得部
16a:情報コード読取部
16b:媒体挿入部
16c:保護プレート
16d:無線通信部
18:商品提供部
18a:抽出口
20:容器載置部
30:制御部
32:メモリ
34:商品リスト
50:POSレジ端末
100:容器
110:表示媒体
112:情報コード
120:ICタグ
130:情報コード
134:決済情報テーブル
136a〜136d:決済情報
140:種類特定部
150:情報コード
Claims (12)
- 複数種類の商品を提供可能な商品提供装置であって、
前記複数種類の商品を搭載するとともに、前記複数種類の商品のそれぞれを1種類ずつ提供可能な商品提供部と、
ユーザが所持する記録媒体から、前記複数種類の商品のうち、前記ユーザが所望する特定種類の商品を識別する特定識別情報を含む商品購入関係情報を取得する情報取得部と、
前記商品購入関係情報が取得される特定の場合に、前記商品購入関係情報に含まれる前記特定識別情報によって識別される前記特定種類の商品の提供を前記商品提供部に実行させる制御部と、
を備える、商品提供装置。 - 前記情報取得部は、前記記録媒体の一部に表示される情報コードを光学的に読み取ることによって、当該情報コードに記録されている情報を取得可能な情報コード読取部を含み、
前記制御部は、前記情報コードが光学的に読み取られることによって、前記情報コードに記録されている前記商品購入関係情報が取得される前記特定の場合に、前記特定種類の商品の提供を前記商品提供部に実行させる、請求項1に記載の商品提供装置。 - 前記複数種類の商品のそれぞれは、飲食物であり、
前記記録媒体は、飲食物を収容するための容器であり、
前記情報コードは、前記容器の一部に表示されており、
前記商品提供装置は、さらに、
前記容器を載置するための容器載置部を備え、
前記情報取得部は、前記容器が前記容器載置部に載置される場合に、前記容器の一部に表示されている前記情報コードを光学的に読み取ることによって、前記記録媒体から前記商品購入関係情報を取得し、
前記制御部は、前記特定の場合に、前記商品提供部に、前記容器載置部に載置された前記容器に対する前記特定種類の商品の提供を実行させる、請求項2に記載の商品提供装置。 - 前記情報コードは、前記容器の側面の外側の全周に表示されており、
前記情報取得部は、前記容器載置部の側方に配置されている、請求項3に記載の商品提供装置。 - 前記複数種類の商品のそれぞれは、飲料であり、
前記容器は、上面に開口部を有しており、
前記商品提供部は、前記複数種類の商品のそれぞれを、下方に向けて注ぐことによって提供可能であり、
前記容器載置部は、前記商品提供部の下方に配置され、載置される前記容器を、前記商品提供部から下方に向けて注がれる前記商品が前記開口部を介して前記容器内に収容される位置に載置可能な位置に位置決めし、
前記情報取得部は、さらに、前記情報コード読取部と前記容器載置部との間に配置される光透過性を有する保護プレートであって、その前記容器載置部側の面が下方に向けて傾けられている、前記保護プレートを備える、請求項4に記載の商品提供装置。 - 前記情報コードは、前記容器の底面に表示されている、請求項3に記載の商品提供装置。
- 前記複数種類の商品のそれぞれは、飲料であり、
前記容器は、上面に開口部を有しており、
前記情報コードは、前記容器の内側底面に表示されており、
前記商品提供部は、前記複数種類の商品のそれぞれを、下方に向けて注ぐことによって提供可能であり、
前記容器載置部は、前記商品提供部の下方に配置され、載置される前記容器を、前記商品提供部から下方に向けて注がれる前記商品が前記開口部を介して前記容器内に収容される位置に載置可能な位置に位置決めし、
前記情報取得部は、前記容器載置部の上方に配置されており、
前記情報取得部の下端は、前記商品提供部の下端よりも高い位置に配置される、請求項6に記載の商品提供装置。 - 前記記録媒体は、情報を記憶可能な記憶媒体を含み、
前記情報取得部は、前記記録媒体との間で無線通信を実行することによって、前記記録媒体から前記記録媒体に記憶されている情報を取得する無線通信部を含み、
前記制御部は、前記記録媒体との間で無線通信が実行されることによって、前記記録媒体に記憶されている前記商品購入関係情報が取得される前記特定の場合に、前記特定種類の商品の提供を前記商品提供部に実行させる、請求項1に記載の商品提供装置。 - 前記商品提供装置は、さらに、
前記商品が購入される毎に行われた決済に関係する決済情報のそれぞれを記憶するメモリを備えており、
前記商品購入関係情報は、前記ユーザが前記特定種類の商品の購入のために行った決済に関係する特定の決済情報をさらに含み、
前記制御部は、前記商品購入関係情報が取得され、かつ、前記商品購入関係情報に含まれる前記特定の決済情報と一致する対象の決済情報が前記メモリ内に存在すると判断される前記特定の場合に、前記特定種類の商品の提供を前記商品提供部に実行させる、請求項1に記載の商品提供装置。 - 前記情報取得部は、前記記録媒体の一部に表示される情報コードを光学的に読み取ることによって、当該情報コードに記録されている情報を取得可能な情報コード読取部を含み、
前記制御部は、前記情報コードが光学的に読み取られることによって、前記情報コードに記録されている前記商品購入関係情報が取得され、かつ、前記対象の決済情報が前記メモリ内に存在すると判断される前記特定の場合に、前記特定種類の商品の提供を前記商品提供部に実行させる、請求項9に記載の商品提供装置。 - 前記複数種類の商品のそれぞれは、飲食物であり、
前記商品提供装置は、さらに、
飲食物を収容するための容器を載置するための容器載置部と、
前記容器載置部に載置された前記容器に基づいて、前記容器に提供されるべき対象種類の商品を特定する種類特定部と、を備えており、
前記制御部は、前記商品購入関係情報が取得され、かつ、前記対象の決済情報が前記メモリ内に存在すると判断され、かつ、前記特定種類の商品が前記対象種類の商品と一致すると判断される前記特定の場合に、前記特定種類の商品の提供を前記商品提供部に実行させる、請求項9又は10に記載の商品提供装置。 - 前記商品提供部によって前記メモリ内のいずれか1個の決済情報に対応する商品の提供が実行される場合に、当該決済情報に商品提供が完了したことを示すフラグを対応付けて記憶させる記憶制御部をさらに備え、
前記制御部は、
前記商品購入関係情報が取得され、かつ、前記フラグが対応付けられていない前記対象の決済情報が前記メモリ内に存在すると判断される前記特定の場合に、前記特定種類の商品の提供を前記商品提供部に実行させ、
前記商品購入関係情報が取得され、かつ、前記フラグが対応付けられている前記対象の決済情報が前記メモリ内に存在すると判断される場合に、前記特定種類の商品の提供を前記商品提供部に実行させない、
請求項9から11のいずれか一項に記載の商品提供装置。
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