JP2020025393A - ホットメルトブロック、ケーブルの製造方法及びケーブル - Google Patents

ホットメルトブロック、ケーブルの製造方法及びケーブル Download PDF

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Abstract

【課題】ホットメルトブロックの位置ずれによる止水性能の低下を抑制する。【解決手段】複数の電線11,12が絶縁性のシース16で一括して包囲されてなるケーブル10のシース16が除去されて複数の電線11,12が引き出された箇所に組み付けられ、加熱により溶融するホットメルトブロック20であって、シース16に包囲された複数の電線11,12間に差し込み可能な差込部21と、差込部21に固定され、引き出された箇所の複数の電線11,12間に配されるスペーサ部24と、を備える。【選択図】図3

Description

本明細書では、ケーブルの内部への水の浸入を抑制する技術を開示する。
従来、ケーブルの内部への水の浸入を抑制する技術が知られている。特許文献1は、複数の電線がシースで一括して包囲された多芯ケーブルから引き出された各電線間に断面十字状のホットメルトブロックが組み付けられ、このホットメルトブロックには、電線間を仕切る仕切壁が設けられている。また、多芯ケーブルは、ホットメルトブロックが組み付けられた複数の電線の外周とシースの外周とに亘って被せられる熱収縮チューブを備えている。多芯ケーブルに加熱処理を行い、ホットメルトブロックを溶融させて電線間に充填することにより、電線間を止水するとともに、熱収縮チューブを熱収縮させることにより、複数の電線の外周とシースの外周との間を止水するように構成されている。
特開2012−182924号公報
ところで、上記特許文献1の構成では、複数の電線間に組み付けられたホットメルトブロックは、仕切壁が電線間に配されることにより位置が保持されているが、仮に加熱処理の際にホットメルトブロックが位置ずれした場合、複数の電線間に溶融したホットメルトが充填されない隙間が生じ、ケーブルの止水性能の低下が懸念される。
本明細書に記載された技術は、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ホットメルトブロックの位置ずれによる止水性能の低下を抑制することを目的とする。
本明細書に記載されたホットメルトブロックは、複数の電線が絶縁性のシースで一括して包囲されてなるケーブルの前記シースが除去されて前記複数の電線が引き出された箇所に組み付けられ、加熱により溶融するホットメルトブロックであって、前記シースに包囲された前記複数の電線間に差し込み可能な差込部と、前記差込部に固定され、前記引き出された箇所の前記複数の電線間に配されるスペーサ部と、を備える。
本明細書に記載されたケーブルの製造方法は、複数の電線が絶縁性のシースで一括して包囲されてなるケーブルの前記シースが除去されて前記複数の電線が引き出された箇所にホットメルトブロックを組み付けるとともに、前記ホットメルトブロックが組み付けられた前記複数の電線を熱収縮チューブが包囲した状態で、前記ホットメルトブロック及び前記熱収縮チューブを加熱し、前記ホットメルトブロックを溶融させつつ、前記熱収縮チューブを収縮して密着させるケーブルの製造方法であって、前記ホットメルトブロックは、前記シースに包囲された前記複数の電線間に差し込み可能な差込部と、前記差込部が固定され、前記シースが除去されて引き出された状態の前記複数の電線間に配されるスペーサ部と、を備え、前記シースに包囲された前記複数の電線間に前記差込部を差し込み、前記シースが除去されて引き出された状態の前記複数の電線間に前記スペーサ部を配するように前記ケーブルに前記ホットメルトブロックを組み付ける組付工程と、前記組付工程により前記ホットメルトブロックが組み付けられた前記ケーブルを熱収縮チューブに挿通した状態で、前記ホットメルトブロック及び前記熱収縮チューブを加熱する加熱工程と、を行う。
本明細書に記載されたケーブルは、複数の電線と、前記複数の電線を一括して包囲する絶縁性のシースと、前記シースの端末部と前記シースが除去されて引き出された状態の前記複数の電線とを密着状態で覆う熱収縮チューブと、前記複数の電線間に配されて止水するホットメルトと、を備えるケーブルであって、前記ホットメルトは、前記シースに包囲された前記複数の電線に密着しているとともに、前記シースが除去されて引き出された状態の前記複数の電線間に充填されている。
上記構成によれば、ホットメルトブロックの差込部をシースに包囲された複数の電線間に差し込むことにより、ホットメルトブロックの加熱時の位置ずれを抑制することができる。これにより、ホットメルトブロックの位置ずれによる止水性能の低下を抑制することができる。また、差込部を加熱により溶融すれば、シースに包囲された複数の電線間の隙間を埋めることが可能になるため、複数の電線間への水の浸入を抑制することが可能になる。
本明細書に記載された技術の実施態様としては以下の態様が好ましい。
前記差込部は、先細に形成されている。
このようにすれば、ホットメルトブロックの組み付けの際の差込部の差込みを容易に行うことができる。
前記差込部は、隣り合う前記電線間を仕切る差込壁が設けられている。
このようにすれば、隣り合う電線間を仕切る差込壁により差込部の位置決めの精度を高めることができる。
前記スペーサ部は、前記複数の電線間に配される本体と、前記本体の後端部から径方向に張り出し、前記電線間を仕切る張出部と、を備える。
このようにすれば、張出部により、隣り合う電線間の間隔を保持することができる。
前記複数の電線は、信号線と、前記信号線よりも外径が大きい電力線とを有する。
このようにすれば、複数の電線の外径が異なるために、複数の電線間のホットメルトブロックの位置ずれが生じやすい構成において、複数の電線間に差し込まれた差込部によりホットメルトブロックの位置ずれを抑制することができる。
本明細書に記載された技術によれば、ホットメルトブロックの位置ずれによる止水性能の低下を抑制することができる。
実施形態1のケーブルが止水された箇所を示す斜視図 ケーブルが止水された箇所を示す断面図 ケーブルの分解斜視図 ケーブルにホットメルトブロックが組み付けられ、熱収縮チューブに挿通された状態を示す斜視図 図4の状態の断面図 実施形態2のホットメルトブロックを示す斜視図 実施形態3のホットメルトブロックを示す斜視図 実施形態4のホットメルトブロックを示す斜視図 実施形態5のホットメルトブロックを示す斜視図
<実施形態1>
本実施形態のケーブル10(図1)は、例えば自動車等の車両において、バッテリ等の電源と車載電装品やモータ等の負荷との間に配索することができる。ケーブル10は任意の向きで配置することができるが、以下では、図2の左方を前方、右方を後方として説明する。
ケーブル10は、図3に示すように、シース16が除去されて複数の電線11,12が後方側に引き出されてなるケーブル本体10Aと、複数の電線11,12が引き出された箇所を止水するホットメルト18と、シース16の端末部と後方側に引き出された複数の電線11,12との間の領域を密着状態で覆う熱収縮チューブ19とを備える。
ケーブル本体10Aは、複数の電線11,12と、複数の電線11,12を一括して包囲するシース16と、複数の電線11,12とシース16との間の隙間に配される充填部材17とを備える。複数の電線11,12は、本実施形態では、円形の外周を有する4本の電線とされ、モータ等の駆動電流が流れる2本の電力線11と、電力線11よりも小電流が通電する2本の信号線12とを備え、信号線12の外径は、電力線11の外径よりも小さくされている。各電線11,12は、芯線13と、芯線13の外周を被覆する絶縁性の合成樹脂からなる絶縁被覆14とから構成される。芯線13は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金等の金属からなり、金属細線を撚り合せてなる撚線や、1本の金属からなる単芯線等を用いることができる。なお、各電線11,12の端末部は、絶縁被覆14が除去されて露出した状態の芯線13に、相手側端子(不図示)と接続される端子(不図示)が圧着等により取り付けられている。
シース16は、絶縁性の合成樹脂からなり、複数の電線11,12を一括して包囲する円筒形状であって、シース16の後端側が除去された端末16Aを有し、シース16の内部の複数の電線11,12が端末16Aの後方に引き出されている。充填部材17は、例えば絶縁性の糸や紙テープ等を電線11,12とシース16との間に詰め込んで形成されており、電線11,12とシース16との間との間の隙間を埋めて電線11,12の位置を保持し、電線11,12の撓み等の変形を抑制する。シース16に包囲された電線11,12は、充填部材17の後端面から後方側に延びている。
ホットメルト18は、図2に示すように、シース16内の電線11,12間に埋設された埋設部18Aと、複数の電線11,12が引き出された領域において熱収縮チューブ19の内側に充填される充填部18Bとを有する。なお、充填部18Bの後方のホットメルト18は、シース16からはみ出た膨出部18Cとされる。ホットメルト18は、所定の温度(例えば25度)で固体の熱可塑性接着剤(例えば、PA(ポリアミド)、EVA(エチレンビニルアルコール)、ポリエステル系接着剤,オレフィン等)からなり、固形のホットメルトブロック20が加熱により軟化又は溶融することにより接着性を発現し、その後、固化してホットメルト18が形成される。
ホットメルトブロック20は、図3に示すように、シース16の端末16Aに包囲された複数の電線11,12間に後方側(外側)から差し込み可能な差込部21と、差込部21に対して一体に形成され、シース16の端末16Aよりも後方の複数の電線11,12間に配される十字状のスペーサ部24とを備える。
差込部21は、先端に向けて外径が小さくなる円錐状の先細部21Aと、先細部21Aの後方に連なる円柱状の柱部22とを有する。シース16に包囲された複数の電線11,12間に差込部21が差し込まれた状態で溶融した後、固化すると埋設部18Aとなってシース16内の複数の電線11,12に密着する(図2参照)。スペーサ部24は、図3に示すように、差込部21の後方に連なる芯部24Aと、芯部24Aから四方に十字状に延びて電線11,12間を仕切る仕切壁25とを備える。各仕切壁25は、長方形の板状であって、隣り合う仕切壁25間の空間に各電線11,12が整列状態で配置される。
ホットメルトブロック20は、金型内に溶融した樹脂を注入するモールド成形により一体的に形成することができる。なお、ホットメルトブロック20の成形は、これに限られず、差込部21とスペーサ部24を別々に形成し、スペーサ部24の前端部に差込部21を接着等により固定してもよい。
熱収縮チューブ19は、加熱により収縮する筒状の部材であって、加熱前は、シース16の端末部及びシース16の端末部から引き出された複数の電線11,12を包囲する大きさであって、加熱後は収縮し、前端側(一端側)がシース16の外周面に密着し、後端側(他端側)が外部に引き出された複数の電線11,12の外周面に密着する。熱収縮チューブ19は、例えば、2層の合成樹脂材料からなるようにすることができ、外層19Bは、例えば、ポリオレフィン樹脂及びその変成物とし、内層19Aは、例えば、EVA(エチレンビニルアルコール),PA(ポリアミド),ポリエステル系接着剤等からなる接着剤とすることができる。接着剤は、加熱によって軟化又は溶融することにより接着性を発現する熱可塑性の接着剤とすることができる。なお、図2に示すように、内層19の前方側は、外層19Bの前方にはみ出したはみ出し部19AAとされている。
次に、本実施形態に係るケーブル10の製造工程を説明する。
複数の電線11,12がシース16により一括して包囲されたケーブル10のシース16の端末部を剥ぎ取り、複数の電線11,12が露出状態で外部に引き出された状態とする(図3)。
(組付工程)
次に、図4,図5に示すように、シース16の後方に引き出された状態の複数の電線11,12間にホットメルトブロック20を組み付けるとともに、シース16及び引き出された複数の電線11,12の外側に、収縮前の筒状の熱収縮チューブ19を所定位置まで挿通する。ホットメルトブロック20の組み付けは、シース16の端末16Aに包囲された複数の電線11,12間に、ホットメルトブロック20の差込部21を差込み、ホットメルトブロック20の隣接する仕切壁25の間の空間に各電線11,12を挿通する。
(加熱工程)
そして、ケーブル10を図示しない加熱装置に挿通して加熱処理を行う。加熱処理により、溶融したホットメルトブロック20が電線11,12間に浸透、充填した後、固化することにより、複数の電線11,12間が止水されると共に、熱収縮チューブ19が熱収縮することでシース16の外周側、及び、電線11,12の外周側が止水される。
上記実施形態によれば、以下の作用・効果を奏する。
複数の電線11,12が絶縁性のシース16で一括して包囲されてなるケーブル10のシース16が除去されて複数の電線11,12が引き出された箇所に組み付けられ、加熱により溶融するホットメルトブロック20であって、シース16に包囲された複数の電線11,12間に差し込み可能な差込部21と、差込部21に固定され、シース16が除去されて引き出された箇所の複数の電線11,12間に配されるスペーサ部24と、を備える。
本実施形態によれば、ホットメルトブロック20の差込部21をシース16に包囲された複数の電線11,12間に差し込むことにより、ホットメルトブロック20の位置が保持されるため、ホットメルトブロック20の加熱時の位置ずれを抑制することができる。これにより、ホットメルトブロック20の位置ずれによる電線11,12間の隙間が生じにくくなるため、止水性能の低下を抑制することができる。また、差込部21を加熱により溶融すれば、シース16に包囲された複数の電線11,12間の隙間を埋めることが可能になるため、複数の電線11,12間への水の浸入を抑制することが可能になる。
また、差込部21は、先細に形成されている。
このようにすれば、ホットメルトブロック20の組み付けの際の差込部21の差込みを容易に行うことができる。
複数の電線11,12は、信号線12と、信号線12よりも外径が大きい電力線11とを有する。
このようにすれば、複数の電線11,12の外径が異なるために、複数の電線11,12間のホットメルトブロック20の位置ずれが生じやすい構成において、複数の電線11,12間に差し込まれた差込部21によりホットメルトブロック20の位置ずれを抑制することができる。
<実施形態2>
次に、実施形態2について、図6を参照しつつ説明する。実施形態2は、実施形態1に対してホットメルトブロック30の差込部31の形状が異なるものである。他の構成は、実施形態1と同一であるため、実施形態1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
ホットメルトブロック30は、シース16の端末16Aに包囲された複数の電線11,12間に差し込み可能な差込部31と、スペーサ部24とを備える。差込部31は、シース16に包囲された電線11,12間を仕切る第1差込壁32Aと、第1差込壁32Aと交差する方向に延びる第2差込壁32Bと、を備える。
第1差込壁32Aの先端部と第2差込壁32Bの先端部とは、各電線11の外周面に沿う凹状面34を介して連結されている。第2差込壁32Bの下面は、一対の電線12の外周面に沿う一対の凹状面35が形成されている。第1差込壁32A、第2差込壁32B及び凹状面34,35の先端部は、前方に向けて傾斜状に厚み寸法が小さくなる先細部36とされている。
実施形態2によれば、隣り合う電線11,12間を仕切る差込壁32A,32Bにより差込部31の位置決めの精度を高めることができる。
<実施形態3>
次に、実施形態3について、図7を参照しつつ説明する。実施形態3は、実施形態1に対してホットメルトブロック40のスペーサ部41の形状が異なるものである。他の構成は、実施形態1と同一であるため、実施形態1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
ホットメルトブロック40は、差込部21と、差込部21に固定され、シース16の端末16A内の後方に引き出された複数の電線11,12間に配されるスペーサ部41とを備える。スペーサ部41は、円柱状であって、前方側の端部は、外周面がテーパ状に切り欠かれている。スペーサ部41の軸心は、端末16A内の後方に引き出された複数の電線11,12間の中心部に配される。
<実施形態4>
次に、実施形態4について、図8を参照しつつ説明する。実施形態4は、実施形態3に対してホットメルトブロック50の後端部に張出部53を設けたものである。他の構成は、実施形態3と同一であるため、実施形態3と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
ホットメルトブロック50のスペーサ部51は、複数の電線11,12間に配される円柱状の本体52と、ホットメルトブロック50の軸方向に対して径方向に張り出し、電線11,12間を仕切る張出部53とを備える。張出部53は、電線11,12間を仕切る仕切部54が径方向に十字状に延びた板状であって、本体52の後端部に一体に形成されている。
実施形態4によれば、張出部53により、隣り合う電線11,12間の間隔を保持することができる。また、ホットメルトブロック50の組み付けの際に、張出部53をホットメルトブロック50の前後方向(熱収縮チューブ19への挿入方向)の位置決めに利用することが可能になる。
<実施形態5>
次に、実施形態5について、図9を参照しつつ説明する。実施形態5は、実施形態4に対してホットメルトブロック60の張出部62の形状を変えたものである。他の構成は、実施形態4と同一であるため、実施形態4と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
ホットメルトブロック60のスペーサ部61は、本体52と、ホットメルトブロック60の軸方向に対して径方向に張り出し、一対の電線11間を仕切る張出部62とを備える。張出部62は、長方形の板状であって、本体52の後端部から上方(径方向)に起立している。
<他の実施形態>
本明細書に記載された技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書に記載された技術の技術的範囲に含まれる。
(1)電線11,12の本数は、4本に限られず、適宜変更することができる。また、電力線11と信号線12の双方を備えるケーブルに限られず、電力線11と信号線12との一方のみを備えるケーブルとしてもよい。
(2)差込部21,31とスペーサ部24,41,51,61との組み合わせは、上記実施形態の組み合わせに限られず、適宜変更することができる。また、差込部やスペーサ部の形状についても適宜変更することができる。例えば、差込部21,31に先細部21A,36を形成しないようにしてもよい。
10: ケーブル
11: 電力線(電線)
12: 信号線(電線)
13: 芯線
14: 絶縁被覆
16: シース
17: 充填部材
18: ホットメルト
19: 熱収縮チューブ
20,30,40,50: ホットメルトブロック
21,31: 差込部
21A,36: 先細部
22: 柱部
24,41,51,61: スペーサ部
24A: 芯部
25: 仕切壁
30: ホットメルトブロック
32A: 第1差込壁(差込壁)
32B: 第2差込壁(差込壁)
53,62: 張出部
62: 張出部

Claims (8)

  1. 複数の電線が絶縁性のシースで一括して包囲されてなるケーブルの前記シースが除去されて前記複数の電線が引き出された箇所に組み付けられ、加熱により溶融するホットメルトブロックであって、
    前記シースに包囲された前記複数の電線間に差し込み可能な差込部と、
    前記差込部に固定され、前記引き出された箇所の前記複数の電線間に配されるスペーサ部と、を備えるホットメルトブロック。
  2. 前記差込部は、先細に形成されている請求項1に記載のホットメルトブロック。
  3. 前記差込部は、隣り合う前記電線間を仕切る差込壁が設けられている請求項1又は請求項2に記載のホットメルトブロック。
  4. 前記スペーサ部は、前記複数の電線間に配される本体と、前記本体の後端部から径方向に張り出し、前記電線間を仕切る張出部と、を備える請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のホットメルトブロック。
  5. 複数の電線が絶縁性のシースで一括して包囲されてなるケーブルの前記シースが除去されて前記複数の電線が引き出された箇所にホットメルトブロックを組み付けるとともに、前記ホットメルトブロックが組み付けられた前記複数の電線を熱収縮チューブが包囲した状態で、前記ホットメルトブロック及び前記熱収縮チューブを加熱し、前記ホットメルトブロックを溶融させつつ、前記熱収縮チューブを収縮して密着させるケーブルの製造方法であって、
    前記ホットメルトブロックは、前記シースに包囲された前記複数の電線間に差し込み可能な差込部と、
    前記差込部が固定され、前記シースが除去されて引き出された状態の前記複数の電線間に配されるスペーサ部と、を備え、
    前記シースに包囲された前記複数の電線間に前記差込部を差し込み、前記シースが除去されて引き出された状態の前記複数の電線間に前記スペーサ部を配するように前記ケーブルに前記ホットメルトブロックを組み付ける組付工程と、
    前記組付工程により前記ホットメルトブロックが組み付けられた前記ケーブルを熱収縮チューブに挿通した状態で、前記ホットメルトブロック及び前記熱収縮チューブを加熱する加熱工程と、を行う、ケーブルの製造方法。
  6. 前記複数の電線は、信号線と、前記信号線よりも外径が大きい電力線とを有する請求項5に記載のケーブルの製造方法。
  7. 複数の電線と、前記複数の電線を一括して包囲する絶縁性のシースと、前記シースの端末部と前記シースが除去されて引き出された状態の前記複数の電線とを密着状態で覆う熱収縮チューブと、前記複数の電線間に配されて止水するホットメルトと、を備えるケーブルであって、
    前記ホットメルトは、前記シースに包囲された前記複数の電線に密着しているとともに、前記シースが除去されて引き出された状態の前記複数の電線間に充填されている、ケーブル。
  8. 前記複数の電線は、信号線と、前記信号線よりも外径が大きい電力線とを有する請求項7に記載のケーブル。
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