JP2020024623A - ゴミ分別支援システム、ゴミ分別支援装置、ゴミ分別支援方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
仮に、端末部分の機能をスマートフォンなどのアプリ、ウェブページで代用する場合には、個人が、スマートフォンにアプリをインストールし、インストールしたアプリを起動すること、また、ウェブページへアクセスすることが必要となる。このため、観光客、訪日外国人などの一時的にゴミ箱を利用する人々には、利用し難い。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、ゴミの分別の利便性を向上できるゴミ分別支援システム、ゴミ分別支援装置、ゴミ分別支援方法、及びプログラムを提供することにある。
(2)本発明の一態様は、上記(1)に記載のゴミ分別支援システムにおいて、前記ゴミ分別支援装置は、自ゴミ分別支援装置の位置を測位することによって得られた位置情報を作成する位置情報作成部を備え、前記制御部は、前記ゴミ分別支援装置の識別情報を含む位置通知情報を作成し、前記通信部は、前記制御部が作成した前記位置通知情報に、前記位置情報作成部が作成した位置情報を含めて、前記ゴミ分別支援装置へ送信し、前記サーバは、ゴミ分別支援装置の識別情報と、該ゴミ分別支援装置が設置された位置情報とを関連付けて記憶する記憶部と、前記位置通知情報に含まれるゴミ分別支援装置の識別情報が、前記記憶部に含まれている場合には、該ゴミ分別支援装置の識別情報に関連付けて記憶されている位置情報を、前記位置通知情報に含まれる位置情報で更新し、前記記憶部に含まれていない場合には、前記位置通知情報に含まれるゴミ分別支援装置の識別情報と前記位置情報とを、前記記憶部に記憶する。
(3)本発明の一態様は、上記(2)に記載のゴミ分別支援システムにおいて、前記位置情報作成部は、自ゴミ分別支援装置の位置情報を記憶し、再度自ゴミ分別支援装置が測位することによって得られた位置測位結果が、記憶している位置情報から距離閾値以上離れているか否かを判定し、前記通信部は、前記位置情報作成部が、前記位置測位結果が、記憶している位置情報から距離閾値以上離れていると判定した場合に、前記位置測位結果を、前記ゴミ分別判定要求に含めて送信する。
(4)本発明の一態様は、上記(1)から上記(3)のいずれか一項に記載のゴミ分別支援システムにおいて、前記サーバ通信部は、前記ゴミ分別判定要求に含まれる音を表す情報に基づいて、前記音に前記ゴミ箱の状態を示す情報が含まれる場合に、前記ゴミ箱の前記状態を示す情報を含み、外部装置を宛先とする状態通知情報を作成し、作成した前記状態通知情報を、前記外部装置へ送信する。
(5)本発明の一態様は、上記(1)から上記(4)のいずれか一項に記載のゴミ分別支援システムにおいて、前記制御部は、前記入力部が集音した音に、特定の単語と特定の文章とのいずれか一方又は両方が含まれる場合に、アクティブ状態に遷移する。
(6)本発明の一態様は、上記(1)から上記(5)のいずれか一項に記載のゴミ分別支援システムにおいて、前記ゴミ分別支援装置は、前記音を表す情報と前記メッセージとを関連付けて記憶する記憶部を備え、前記制御部は、前記入力部が集音した前記音を表す情報に関連付けて記憶されているメッセージを、前記記憶部から取得し、前記出力部は、前記制御部が取得した前記メッセージを出力する。
なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
また、本願でいう「XXに基づく」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含む。また、「XXに基づく」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含む。「XX」は、任意の要素(例えば、任意の情報)である。
(ゴミ分別支援システム)
図1は、本発明の実施形態のゴミ分別支援システムの一例を示す図である。本実施形態のゴミ分別支援システム3は、サーバ1と、ゴミ分別支援装置2とを備える。サーバ1とゴミ分別支援装置2との間は、携帯電話網、インターネットなどのネットワーク4を介して接続される。本実施形態では、観光地、空港などの外国人が多い公共施設に置かれたゴミ箱5にゴミ分別支援装置2が設置される。訪日客などの観光客は、ゴミ箱5に設置されたゴミ分別支援装置2のアナウンスにしたがって、ゴミ分別を行う。ゴミ分別支援装置2は、ゴミ分別支援装置2が設置された地域のルールにしたがって、ゴミ分別をアナウンスする。このように構成することによって、観光地、空港などの公共施設や、海外などの遠方からの訪問者が特に多い場所で、訪問者に、地元のルールに沿って、ゴミの分別を行わせることができる。
図1に示される例では、ゴミ箱5は、可燃ゴミ箱51と、不燃ゴミ箱52と、資源ゴミ箱53との3個の分別ゴミ箱を含む。ゴミ分別支援装置2は、ゴミ箱5の上部に設置される。可燃ゴミ箱51、不燃ゴミ箱52、資源ゴミ箱53などの複数の分別ゴミ箱の各々には、互いに異なる色、文字などの識別情報が割り当てられている。例えば、複数の分別ゴミ箱の各々に、互いに異なる色が割り当てられている場合には、一例として、可燃ゴミ箱51の筐体は赤色で塗装され、不燃ゴミ箱52の筐体は青色で塗装され、資源ゴミ箱53の筐体は緑色で塗装される。また、可燃ゴミ箱51、不燃ゴミ箱52、資源ゴミ箱53などの複数の分別ゴミ箱の各々が、配置によって、識別されてもよい。
ゴミ箱5にゴミ分別支援装置2を設置した後に、ゴミ分別支援装置2を起動させるために電源をオンにした場合に、ゴミ分別支援装置2は、自ゴミ分別支援装置2の位置を測位し、位置の測位結果を記憶する。さらに、ゴミ分別支援装置2は、サーバ1へ、ゴミ分別支援装置2の識別情報と位置の測位結果とを送信する。
ゴミを捨てようとする者(以下「ユーザ」という)は、ゴミ分別支援装置2に対して、ゴミの分別を要求するために、声を発する。ゴミ分別支援装置2は、ユーザが発した声を検出し、検出した音に基づいて、ユーザが発した音を集音するアクティブ状態へ移行する。ゴミ分別支援装置2は、ユーザがゴミの属性を発声した場合に、その発生したゴミの属性を集音する。ゴミ分別支援装置2は、集音することによって得られたゴミの属性を示す情報と、ゴミ分別支援装置2の識別情報とを含むゴミ分別判定要求を作成し、作成したゴミ分別判定要求を、サーバ1へ送信する。ただし、ゴミ分別支援装置2は、自ゴミ分別支援装置2の位置を測位し、測位することによって得られた位置の測位結果と、記憶している位置の測位結果とが、距離閾値で示される距離以上離れている場合には、測位することによって得られた位置の測位結果を、ゴミ分別判定要求に含めて、サーバ1へ送信する。
サーバ1は、ゴミ分別支援装置2が送信したゴミ分別判定要求を受信し、受信したゴミ分別判定要求に含まれる情報を取得する。サーバ1は、受信したゴミ分別判定要求に、ゴミの属性を示す情報と、ゴミ分別支援装置2の識別情報とが含まれる場合には、ゴミの属性を示す情報と、ゴミ分別支援装置2の識別情報とを取得し、取得したゴミ分別支援装置2の識別情報を記憶しているか否かを判定する。サーバ1は、取得したゴミ分別支援装置2の識別情報を記憶している場合、そのゴミ分別支援装置2の識別情報と関連付けて記憶している位置の測位結果とゴミ箱構成情報とを取得する。
サーバ1は、受信したゴミ分別判定要求に、ゴミの属性を示す情報と、ゴミ分別支援装置2の識別情報と、位置の測位結果とが含まれる場合には、ゴミの属性を示す情報と、ゴミ分別支援装置2の識別情報と、位置の測位結果とを取得し、取得したゴミ分別支援装置2の識別情報を記憶しているか否かを判定する。サーバ1は、取得したゴミ分別支援装置2の識別情報を記憶している場合、そのゴミ分別支援装置2の識別情報と関連付けて記憶している位置の測位結果を、取得した位置の測位結果で更新する。さらに、サーバ1は、そのゴミ分別支援装置2の識別情報と関連付けて記憶しているゴミ箱構成情報を取得する。サーバ1は、取得したゴミ分別支援装置2の識別情報を記憶していない場合、ゴミ分別判定要求から取得したゴミ分別支援装置2と、位置の測位結果とを関連付けて記憶する。
図2は、本発明の実施形態のゴミ分別支援システムを構成するサーバのハードウェア構成と、ゴミ分別支援装置のハードウェア構成との一例を示す図である。ゴミ分別支援システム3を構成するサーバ1のハードウェア構成とゴミ分別支援装置2のハードウェア構成とについて順次説明する。
サーバ1は、CPU152と、メモリ154と、不揮発性メモリ156と、操作部162と、通信I/F166と、内部バス150とを備えている。
CPU152は、例えば不揮発性メモリ156に格納されるプログラム1562を実行し、メモリ154をワークメモリとして使用して、サーバ1の各部を制御する。メモリ154は、半導体素子を利用した揮発性のメモリなどのRAMによって構成され、CPU152のワークメモリとして使用される。不揮発性メモリ156は、例えばROM等によって構成される。不揮発性メモリ156には、CPU152によって実行されるプログラム1562と、システム情報1563と、ゴミ分別情報1565とが格納される。システム情報1563と、ゴミ分別情報1565とについては、後述する。
ゴミ分別支援装置2は、CPU252と、メモリ254と、測位部255と、不揮発性メモリ256と、マイク257と、スピーカ258と、通信I/F266と、内部バス250とを備えている。
CPU252は、例えば不揮発性メモリ256に格納されるプログラム2562を実行し、メモリ254をワークメモリとして使用して、ゴミ分別支援装置2の各部を制御する。メモリ254は、半導体素子を利用した揮発性のメモリなどのRAMによって構成され、CPU252のワークメモリとして使用される。不揮発性メモリ256は、例えばROM等によって構成される。不揮発性メモリ256には、CPU252によって実行されるプログラム2562が格納される。測位部255は、ゴミ分別支援装置2の位置を測位する。マイク257は、ユーザが発生した音声を集音する入力デバイスである。スピーカ258は、ゴミ分別方法がないことを説明するための音声、又はゴミ分別方法を説明するための音声を出力する。
図3は、本発明の実施形態のゴミ分別支援システム3を構成するサーバ1と、ゴミ分別支援装置2とを示すブロック図である。
サーバ1は、サーバ通信部101と、システム識別部102と、システム情報記憶部103と、ゴミ分別方法取得部104と、地域別分別情報記憶部105と、音声合成部106と、ゴミ箱構成情報入力部107とを有している。これらの各部は、図2に示されている各構成要素のいずれかが、不揮発性メモリ156からメモリ154上に展開されたプログラム1562を実行するCPU152からの命令によって動作することで実現される機能である。
サーバ1のサーバ通信部101は、CPU152からの命令、及び通信I/F166によって実現される。サーバ通信部101は、ゴミ分別支援装置2などの他の装置との間でセッションが構築された後、各種データの送受信を行う。具体的には、サーバ通信部101は、ゴミ分別支援装置2が送信した位置通知情報を受信する。位置通知情報には、ゴミ分別支援装置2の識別情報とそのゴミ分別支援装置2の位置情報とが含まれる。ここで、ゴミ分別支援装置2の識別情報は、ゴミ分別支援装置2のIPアドレス、MACアドレスなどである。以下、ゴミ分別支援装置2の識別情報が、ゴミ分別支援装置2のIPアドレスである場合について、説明を続ける。サーバ1とゴミ分別支援装置2とは、ゴミ分別支援装置2の識別情報を使用して、相互に通信する。
また、サーバ通信部101は、ゴミ分別支援装置2が送信したゴミ分別判定要求を受信する。ゴミ分別判定要求には、ゴミ分別支援装置2の識別情報とゴミの属性を示す情報とが含まれる。ゴミ分別判定要求には、ゴミ分別支援装置2の識別情報とゴミの属性を示す情報とゴミ分別支援装置2の位置の測位結果とが含まれる場合もある。
また、サーバ通信部101は、システム識別部102が出力したゴミ分別応答を、ゴミ分別支援装置2へ、送信する。ゴミ分別応答には、ゴミ分別方法がないことを説明するためのメッセージと、ゴミの分別方法を説明するためのメッセージとのいずれかが含まれる。
サーバ通信部101は、受信した位置通知情報とゴミ分別判定要求とを、システム識別部102へ出力する。
システム情報記憶部103は、不揮発性メモリ156のシステム情報1563によって実現される。システム情報記憶部103は、サーバ1が管理しているゴミ分別支援装置2の識別情報と、ゴミ分別支援装置2の位置情報と、ゴミ分別支援装置2が設置されているゴミ箱のゴミ箱構成情報とを関連付けて記憶しているデータベースである。ここで、ゴミ箱構成情報は、ゴミ分別支援システム3が設置され、管理しているゴミ箱5に含まれる分別ゴミ箱の種別を示す情報と、分別ゴミ箱に割り当てられた情報とが含まれる。具体的には、分別ゴミ箱の種別を示す情報は、可燃、不燃、資源などのゴミの分別情報である。例えば、分別ゴミ箱の種別を示す情報によって、可燃ゴミ箱と不燃ゴミ箱との二個の分別ゴミ箱から構成されるゴミ箱、可燃ゴミ箱から構成されるゴミ箱などが示される。また、分別ゴミ箱に割り当てられた情報は、分別ゴミ箱に割り当てられた赤色、青色、緑色などの色情報、文字などの識別情報である。例えば、複数の分別ゴミ箱の各々に、互いに異なる色が割り当てられる場合には、一例として、分別ゴミ箱に割り当てられた識別情報によって、可燃ゴミは赤色のゴミ箱、不燃ゴミは青色のゴミ箱、資源ゴミは緑色のゴミ箱などが示される。また、可燃ゴミ箱51、不燃ゴミ箱52、資源ゴミ箱53などの複数の分別ゴミ箱の各々が、配置によって、識別されてもよい。
また、システム識別部102は、サーバ通信部101が出力したゴミ箱判定要求を取得し、取得したゴミ箱判定要求に基づいて、ゴミ箱判定要求を送信したゴミ分別支援装置2を特定する。システム識別部102は、ゴミ箱判定要求に、ゴミ分別支援装置2の位置の測位結果が含まれない場合には、システム情報記憶部103から、ゴミ分別支援装置2の識別情報に関連付けて記憶されているゴミ分別支援装置2の位置の測位結果とゴミ箱構成情報とを取得する。システム識別部102は、ゴミ分別支援装置2の識別情報と、ゴミの属性を示す情報と、ゴミ分別支援装置2の位置の測位結果と、ゴミ箱構成情報とを、ゴミ分別方法取得部104へ出力する。
ゴミ分別方法取得部104は、ゴミの属性を示す情報をコンピュータで扱える形式に加工することによって得られた加工データと、ゴミ分別判定要求に含まれる位置の測位結果とに基づいて、地域別分別情報記憶部105を検索する。ゴミ分別方法取得部104は、地域別分別情報記憶部105に、位置の測位結果が含まれる地域と加工データとの組み合わせが存在する場合には、その位置の測位結果が含まれる地域と加工データとの組み合わせに関連付けて記憶されているゴミ分別方法を説明する文字データを取得し、取得したゴミ分別方法を説明する文字データとゴミ箱構成情報とに基づいて、ユーザへゴミ分別方法を説明するメッセージを作成する。ゴミ分別方法取得部104は、作成したメッセージの文字データと言語の推定結果とゴミ分別支援装置2の識別情報とを、音声合成部106へ出力する。
一方、ゴミ分別方法取得部104は、地域別分別情報記憶部105に、位置の測位結果が含まれる地域と加工データとの組み合わせが存在しない場合には、ゴミの分別方法が存在しないことを説明する文字データを生成し、生成したゴミの分別方法が存在しないことを説明する文字データと言語の推定結果とゴミ分別支援装置2の識別情報とを、音声合成部106へ出力する。
音声合成部106は、CPU152からの命令によって実現される。音声合成部106は、ゴミ分別方法取得部104が出力したメッセージの文字データと言語の推定結果とゴミ分別支援装置2の識別情報とを取得し、取得したメッセージの文字データと言語の推定結果とゴミ箱構成情報とに基づいて、言語の推定結果で示される言語による音声データに、文字データを変換する。音声合成部106は、文字データを変換することによって得られた音声データと、ゴミ分別支援装置2の識別情報とに基づいて、ゴミ分別支援装置2をあて先とし、音声データを含むゴミ分別応答を作成し、作成したゴミ分別応答を、システム識別部102へ出力する。
システム識別部102は、音声合成部106が出力したゴミ分別応答を取得し、取得したゴミ分別応答を、サーバ通信部101へ出力する。
ゴミ箱構成情報入力部107は、CPU152からの命令と、操作部162とによって実現される。ゴミ箱構成情報入力部107は、システム情報記憶部103に記憶されているゴミ箱構成情報の登録と、更新とを行う。
図2及び図3を用いて、サーバ1の各機能構成について詳細に説明する。ゴミ分別支援装置2の通信部203は、CPU252からの命令、及び通信I/F266によって実現される。通信部203は、サーバ1などの他の装置との間でセッションが構築された後、各種データの送受信を行う。具体的には、通信部203は、サーバ1へ位置通知情報を送信する。また、通信部203は、サーバ1へゴミ分別判定要求を送信する。また、通信部203は、サーバ1が送信したゴミ分別応答を受信する。通信部203は、受信したゴミ分別応答を、制御部201へ出力する。
制御部201は、音声入力部211が集音することによって得られる音情報を取得し、取得した音情報に、特定の単語などのウェイクワード、特定の文章が含まれるか否かを判定する。制御部201は、取得した音情報に、特定の単語などのウェイクワードと特定の文章とのいずれか一方又は両方が含まれると判定した場合に、ゴミ分別支援装置2をアクティブ状態へ移行させる。具体的には、制御部201は、音声入力部211が出力した音情報にゴミ分別判定要求が含まれると判定した場合に、ゴミ分別支援装置2を、特に挙動をしないスリープ状態から、ユーザからゴミの属性を示す情報を聞き取るアクティブ状態へ移行(遷移)させる。制御部201は、ユーザがゴミの属性を発声した場合に、音声入力部211が出力したその発声したゴミの属性を示す情報を取得し、取得したゴミの属性を示す情報と、ゴミ分別支援装置2の識別情報とを含むゴミ分別判定要求を作成し、作成したゴミ分別判定要求を、通信部203へ出力する。
位置情報作成部202は、ゴミ分別支援装置2と、サーバ1との間で二回目以降に通信を行う場合に、測位を行い、現在の位置の測位結果と前回の位置の測位結果との間の差分が距離閾値以上であるか否かを判定する。位置情報作成部202は、現在の位置の測位結果と前回の位置の測位結果との間の差分が距離閾値以上の距離離れている場合に、通信部203へ、現在の位置の測位結果を出力する。ここで、距離閾値は、ゴミ分別支援装置2が取り付けられたゴミ箱が変更されたか、またゴミ分別支援装置2が取り付けられたゴミ箱が移動したか否かを判定するために使用される。
制御部201は、音声入力部211が出力したゴミの属性を示す情報を取得し、取得したゴミの属性を示す情報と、ゴミ分別支援装置2の識別情報とを含むゴミ分別判定要求を作成し、作成したゴミ分別判定要求を通信部203へ出力する。
音声出力部212は、通信部203が出力したゴミ分別応答を取得し、取得したゴミ分別応答に含まれる音声データを再生することによって出力する。
図4は、本発明の実施形態のゴミ分別支援システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。図4に示される例では、ゴミ分別支援装置2がゴミ箱5に設置され、ゴミ分別支援装置2とサーバ1とが最初に通信を行う場合の動作が示される。
(ステップS100)
ゴミ分別支援装置2の電源がオンにされることによって、ゴミ分別支援装置2の制御部201が起動する。
(ステップS101)
ゴミ分別支援装置2の位置情報作成部202は、ゴミ分別支援装置2が設置されている位置を測位する。例えば、位置情報作成部202は、GPSなどの衛星を用いた位置測位を用いてシステムの絶対位置情報(緯度と経度)を測定する。位置情報作成部202は、位置の測位結果を、通信部203へ出力する。
(ステップS102)
ゴミ分別支援装置2の制御部201は、ゴミ分別支援装置2の識別情報を含む位置通知情報を作成し、作成した位置通知情報を、通信部203へ出力する。通信部203は、位置情報作成部202が出力した位置の測位結果と、制御部201が出力した位置通知情報とを取得し、取得した位置通知情報に、位置の測位結果を含めることによって、位置通知情報を作成する。
通信部203は、サーバ1へ、位置通知情報を送信する。
(ステップS104)
サーバ1のサーバ通信部101は、ゴミ分別支援装置2が送信した位置通知情報を受信し、受信した位置通知情報を、システム識別部102へ出力する。システム識別部102は、サーバ通信部101が出力した位置通知情報を取得し、取得した位置通知情報に含まれるゴミ分別支援装置2の識別情報が、システム情報記憶部103に記憶されているか否かを判定する。
(ステップS105)
システム識別部102は、ゴミ分別支援装置2の識別情報が、システム情報記憶部103に記憶されていると判定した場合、ゴミ分別支援装置2の識別情報に関連付けて記憶されている位置の測位結果を、位置通知情報に含まれる位置の測位結果で更新する。
(ステップS106)
システム識別部102は、ゴミ分別支援装置2の識別情報が、システム情報記憶部103に記憶されていないと判定した場合、ゴミ分別支援装置2の識別情報と、位置通知情報に含まれる位置の測位結果とを関連付けて、システム情報記憶部103に記憶する。
(ステップS200)
ゴミ分別支援装置2の制御部201は、音声入力部211が出力した音情報にゴミ分別判定要求が含まれると判定した場合に、スリープ状態から、アクティブ状態へ移行させる。制御部201は、音声入力部211が出力した音情報から、ゴミの属性を示す情報を取得する。
(ステップS201)
ゴミ分別支援装置2の制御部201は、ゴミ分別支援装置2の識別情報と、ゴミの属性を示す情報とを含むゴミ分別判定要求を作成し、作成したゴミ分別判定要求を、通信部203へ出力する。
(ステップS202)
ゴミ分別支援装置2の位置情報作成部202は、ゴミ分別支援装置2の現在の位置(緯度と経度)を測定する。
(ステップS203)
位置情報作成部202は、現在の位置の測位結果と記憶している位置の測位結果との間の差分が測位閾値以上であるか否かを判定する。
(ステップS204)
位置情報作成部202は、現在の位置の測位結果と記憶している位置の測位結果との間の差分が距離閾値以上である場合に、通信部203へ、現在の位置の測位結果を出力する。通信部203は、制御部201が出力したゴミ分別判定要求と、位置情報作成部202が出力した現在の位置の測位結果とを取得し、取得したゴミ分別判定要求に、現在の位置の測位結果を含める。
位置情報作成部202は、現在の位置の測位結果と前回の位置の測位結果との間の差分が距離閾値未満である場合には、通信部203へ、現在の位置の測位結果を出力しない。通信部203は、現在の位置の測位結果を含めたゴミ分別判定要求又は現在の位置の測位結果を含めないゴミ分別判定要求を、サーバ1へ送信する。
(ステップS206)
サーバ1のサーバ通信部101は、ゴミ分別支援装置2が送信したゴミ分別判定要求を受信し、受信したゴミ分別判定要求を、システム識別部102へ出力する。
(ステップS207)
システム識別部102は、サーバ通信部101が出力したゴミ分別判定要求を取得し、取得したゴミ分別判定要求に、ゴミ分別支援装置2の位置の測位結果が含まれるか否かを判定する。
(ステップS208)
システム識別部102は、取得したゴミ分別判定要求に、ゴミ分別支援装置2の位置の測位結果が含まれる場合には、ゴミ分別判定要求に含まれるゴミ分別支援装置2の識別情報に関連付けて、システム情報記憶部103に記憶されている位置の測位結果を、ゴミ分別判定要求に含まれる位置の測位結果で更新する。
システム識別部102は、ゴミ分別支援装置2の識別情報と、ゴミの属性を示す情報と、ゴミ分別支援装置2の位置の測位結果とを、ゴミ分別方法取得部104へ出力する。
ゴミ分別方法取得部104は、取得したゴミ分別判定要求に、ゴミ分別支援装置2の位置の測位結果が含まれていない場合又はシステム情報記憶部103に記憶されている位置の測位結果を、ゴミ分別判定要求に含まれる位置の測位結果で更新した後に、以下の処理を実行する。ゴミ分別方法取得部104は、システム識別部102が出力したゴミ分別支援装置2の識別情報と、ゴミの属性を示す情報と、ゴミ分別支援装置2の位置の測位結果とを取得し、取得したゴミの属性を示す情報に対して、言語の推定、文字列や単語などに分解するなどの自然言語処理を用いて、ゴミの属性情報をコンピュータにて扱える形式に加工することによって加工データを作成する。
(ステップS210)
システム識別部102は、システム情報記憶部103に、ゴミ分別支援装置2の識別情報と関連付けて記憶されているゴミ箱構成情報を取得し、取得したゴミ箱構成情報を、ゴミ分別方法取得部104へ出力する。
(ステップS211)
ゴミ分別方法取得部104は、加工データと、ゴミ分別支援装置2の位置の測位結果とに基づいて、地域別分別情報記憶部105を検索することによって、ゴミの分別方法があるか否かを判定する。
(ステップS212)
ゴミの分別方法がない場合、ゴミ分別方法取得部104は、ゴミの分別方法が存在しないことを説明する文字データを生成し、生成したゴミの分別方法が存在しないことを説明する文字データと言語の推定結果とゴミ分別支援装置2の識別情報とを、音声合成部106へ出力する。
(ステップS213)
ゴミの分別方法がある場合、ゴミ分別方法取得部104は、位置の測位結果が含まれる地域と加工データとの組み合わせに関連付けて記憶されているゴミ分別方法を説明する文字データを取得し、取得したゴミ分別方法を説明する文字データとゴミ箱構成情報とに基づいて、ユーザへゴミ分別方法を説明するメッセージを作成する。例えば、ゴミ分別方法取得部104は、ゴミの属性を示す情報から、可燃ゴミとして処分する必要があると判別できた場合、ゴミ分別支援装置2が図1に示す構成である場合、ゴミ箱構成情報として可燃ゴミは左端に位置する赤色のゴミ箱であるため、「左端の赤色の可燃ゴミ箱へ処分して下さい」を一例とするメッセージを作成する。ゴミ分別方法取得部104は、作成したメッセージと言語の推定結果とゴミ分別支援装置2の識別情報とを、音声合成部106へ出力する。
音声合成部106は、ゴミ分別方法取得部104が出力したメッセージの文字データと言語の推定結果とゴミ分別支援装置2の識別情報とを取得し、取得したメッセージの文字データと言語の推定結果とゴミ分別支援装置2の識別情報とに基づいて、言語の推定結果で示される言語による音声データに、文字データを変換する。音声合成部106は、文字データを変換することによって得られた音声データと、ゴミ分別支援装置2の識別情報とに基づいて、ゴミ分別支援装置2をあて先とし、音声データを含むゴミ分別応答を作成し、作成したゴミ分別応答を、システム識別部102へ出力する。
(ステップS215)
システム識別部102は、音声合成部106が出力したゴミ分別応答を取得し、取得したゴミ分別応答を、サーバ通信部101へ出力する。サーバ通信部101は、システム識別部102が出力したゴミ分別応答を取得し、取得したゴミ分別応答を、ゴミ分別支援装置2へ送信する。
(ステップS216)
ゴミ分別支援装置2の通信部203は、サーバ1が送信したゴミ分別応答を受信し、受信したゴミ分別応答を、音声出力部212へ出力する。
(ステップS217)
音声出力部212は、通信部203が出力したゴミ分別応答を取得し、取得したゴミ分別応答に含まれる音声データを再生することによって出力する。
前述した実施形態では、ゴミ分別支援装置2が、ゴミ箱5の上部に設置される場合について説明したが、この例に限られない。例えば、ゴミ分別支援装置2が、ゴミ箱5の側面に設置されてもよいし、ゴミ箱5に内蔵されてもよい。
前述した実施形態では、ゴミ分別支援装置2の識別情報がIPアドレスである場合について説明したが、この限りでない。例えば、ゴミ分別支援装置2の識別情報がMACアドレスであってもよい。この場合、サーバ1のシステム情報記憶部103には、ゴミ分別支援装置2の識別情報であるMACアドレスと、ゴミ分別支援装置2のIPアドレスと、ゴミ分別支援装置2の位置情報と、ゴミ分別支援装置2が設置されているゴミ箱のゴミ箱構成情報とを関連付けて記憶する。システム識別部102は、ゴミ分別応答を送信する際に、システム情報記憶部103に、ゴミ分別支援装置2の識別情報に関連付けて記憶されているIPアドレスを取得し、取得したIPアドレスを宛先とする。
前述した実施形態では、ゴミ分別支援装置2に、ゴミの属性を示す音声が入力される場合について説明したが、この例に限られない。例えば、ユーザは、ゴミ分別支援装置2に、ゴミ箱5が満杯であるなどのゴミ箱5の状態を示す音声が入力されてもよい。サーバ1は、ゴミ分別支援装置2に入力されたゴミ箱5の状態を示す音声データに基づいて、ゴミ箱5の状態を示す情報を含む状態通知情報を作成し、作成した状態通知情報を外部装置へ送信してもよい。このように構成することによって、外部装置に通知された状態通知情報に基づいて、ゴミ箱5のゴミの回収などの所定の処理を行うことができる。ゴミ箱5のゴミの回収の効率を向上できるとともに、ゴミ箱5の衛生環境を向上できる。
前述した実施形態において、ゴミ分別支援装置2に、音を表す情報とメッセージとを関連付けて記憶する記憶部を備えるようにしてもよい。そして、制御部201は、音声入力部211が集音した音を表す情報に関連付けて記憶されているメッセージを、記憶部から取得し、音声出力部212は、制御部201が取得したメッセージを出力してもよい。このように構成することによって、ゴミ分別支援装置2から、サーバ1へゴミの分別方法を問い合わせる処理を省略できるため、ユーザが声を発してから、ゴミ分別支援装置2からゴミの分別方法が出力されるまでの時間を短縮できる。
本実施形態のゴミ分別判定システムによれば、音声でゴミの属性を示す情報を入力することによって、専用端末の用意と、端末装置にアプリケーションをインストールすることなく、ユーザにゴミの分別方法を通知できる。さらに、ユーザの言語に合わせて、ゴミの分別方法を通知することによって、ゴミ箱が設置された地域で使用されている言語以外の言語を使用するユーザに対して、ゴミの分別方法を通知できる。
前述した実施形態では、ゴミ分別支援システム3が、サーバ1と、ゴミ分別支援装置2とを含む場合について説明したが、この例に限られない。例えば、サーバ1の機能が、ゴミ分別支援装置2に含まれるように構成してもよい。
図6は、本発明の実施形態のゴミ分別支援システムを構成するゴミ分別支援装置2aを示すブロック図である。ゴミ分別支援装置2aのハードウェア構成は、図2を適用できる。ゴミ分別支援装置2aは、制御部201aと、音声合成部206aと、システム情報記憶部203aと、地域別分別情報記憶部205aと、音声合成部206aと、音声入出力部210と、を有している。音声入出力部210は、音声入力部211と、音声出力部212とを有している。これらの各部は、図2に示されている各構成要素のいずれかが、不揮発性メモリ256からメモリ254上に展開されたプログラム2562を実行するCPU252からの命令によって動作することで実現される機能である。
制御部201aは、取得したゴミの属性を示す情報に基づいて、そのゴミの属性を示す情報をコンピュータにて扱える形式に加工する。制御部201aは、ゴミの属性を示す情報をコンピュータで扱える形式に加工することによって得られた加工データと、ゴミ分別判定要求に含まれる位置の測位結果とに基づいて、地域別分別情報記憶部205aを検索する。ここで、地域別分別情報記憶部205aは、前述した地域別分別情報記憶部105を適用できる。制御部201aは、地域別分別情報記憶部205aに、位置の測位結果が含まれる地域と加工データとの組み合わせが存在する場合には、その位置の測位結果が含まれる地域と加工データとの組み合わせに関連付けて記憶されているゴミ分別方法を説明する文字データを取得し、取得したゴミ分別方法を説明する文字データとゴミ箱構成情報とに基づいて、ユーザへゴミ分別方法を説明するメッセージを作成する。制御部201aは、作成したメッセージの文字データと言語の推定結果とゴミ分別支援装置2aの識別情報とを、音声合成部206aへ出力する。
一方、制御部201aは、地域別分別情報記憶部205aに、位置の測位結果が含まれる地域と加工データとの組み合わせが存在しない場合には、ゴミの分別方法が存在しないことを説明する文字データを生成し、生成したゴミの分別方法が存在しないことを説明する文字データと言語の推定結果とゴミ分別支援装置2aの識別情報とを、音声合成部206aへ出力する。
変形例のゴミ分別支援装置2aによれば、実施形態のゴミ分別支援装置2と比較して、サーバ1と通信を行うことなく、ユーザに、ゴミの分別方法を通知できる。
以上、実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組合せを行うことができる。これら実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれると同時に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
なお、上述したゴミ分別支援システム3は、コンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、各機能ブロックの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録する。この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、CPUが実行することで実現してもよい。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器などのハードウェアを含むものとする。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、短時間の間、動的にプログラムを保持するものを含んでいてもよい。短時間の間、動的にプログラムを保持するものは、例えば、インターネットなどのネットワークや電話回線などの通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線である。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」には、サーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。また、上記プログラムは、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。また、上記プログラムは、プログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。プログラマブルロジックデバイスは、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)である。
ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリなどをいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
Claims (10)
- ゴミ箱に設置されたゴミ分別支援装置と、サーバとを備えるゴミ分別支援システムであって、
前記ゴミ分別支援装置は、
音を集音する入力部と、
前記入力部が集音した前記音を表す情報を含み、ゴミの分別の判定を要求する信号であるゴミ分別判定要求を作成する制御部と、
前記制御部が作成した前記ゴミ分別判定要求を、前記サーバへ送信し、送信した前記ゴミ分別判定要求に対する応答信号であるゴミ分別応答を受信する通信部と、
前記通信部が受信した前記ゴミ分別応答に含まれるメッセージを取得し、取得したメッセージを出力する出力部とを備え、
前記サーバは、
前記ゴミ分別支援装置が送信した前記ゴミ分別判定要求に含まれる音を表す情報に基づいて、前記音に含まれるゴミの属性を認識するシステム識別部と、
前記システム識別部が認識した前記ゴミの前記属性を示す情報と前記ゴミ分別支援装置の識別情報とに基づいて、前記ゴミの分別方法を説明するメッセージを取得するゴミ分別方法取得部と、
前記ゴミ分別方法取得部が取得した前記メッセージを含む前記ゴミ分別応答を作成する音声合成部と、
前記音声合成部が作成した前記ゴミ分別応答を、前記ゴミ分別支援装置へ送信するサーバ通信部と
を備える、ゴミ分別支援システム。 - 前記ゴミ分別支援装置は、
自ゴミ分別支援装置の位置を測位することによって得られた位置情報を作成する位置情報作成部
を備え、
前記制御部は、前記ゴミ分別支援装置の識別情報を含む位置通知情報を作成し、
前記通信部は、前記制御部が作成した前記位置通知情報に、前記位置情報作成部が作成した位置情報を含めて、前記ゴミ分別支援装置へ送信し、
前記サーバは、
ゴミ分別支援装置の識別情報と、該ゴミ分別支援装置が設置された位置情報とを関連付けて記憶する記憶部と、
前記位置通知情報に含まれるゴミ分別支援装置の識別情報が、前記記憶部に含まれている場合には、該ゴミ分別支援装置の識別情報に関連付けて記憶されている位置情報を、前記位置通知情報に含まれる位置情報で更新し、前記記憶部に含まれていない場合には、前記位置通知情報に含まれるゴミ分別支援装置の識別情報と前記位置情報とを、前記記憶部に記憶する、請求項1に記載のゴミ分別支援システム。 - 前記位置情報作成部は、自ゴミ分別支援装置の位置情報を記憶し、再度自ゴミ分別支援装置が測位することによって得られた位置測位結果が、記憶している位置情報から距離閾値以上離れているか否かを判定し、
前記通信部は、前記位置情報作成部が、前記位置測位結果が、記憶している位置情報から距離閾値以上離れていると判定した場合に、前記位置測位結果を、前記ゴミ分別判定要求に含めて送信する、請求項2に記載のゴミ分別支援システム。 - 前記サーバ通信部は、前記ゴミ分別判定要求に含まれる音を表す情報に基づいて、前記音に前記ゴミ箱の状態を示す情報が含まれる場合に、前記ゴミ箱の前記状態を示す情報を含み、外部装置を宛先とする状態通知情報を作成し、作成した前記状態通知情報を、前記外部装置へ送信する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のゴミ分別支援システム。
- 前記制御部は、前記入力部が集音した音に、特定の単語と特定の文章とのいずれか一方又は両方が含まれる場合に、アクティブ状態に遷移する、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のゴミ分別支援システム。
- 前記ゴミ分別支援装置は、
前記音を表す情報と前記メッセージとを関連付けて記憶する記憶部を備え、
前記制御部は、前記入力部が集音した前記音を表す情報に関連付けて記憶されているメッセージを、前記記憶部から取得し、
前記出力部は、前記制御部が取得した前記メッセージを出力する、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のゴミ分別支援システム。 - ゴミ箱に設置されたゴミ分別支援装置であって、
音を集音する入力部と、
前記入力部が集音した前記音を表す情報に基づいて、前記音に含まれるゴミの属性を認識し、認識した前記ゴミの前記属性を示す情報と前記ゴミ分別支援装置の識別情報とに基づいて、前記ゴミの分別方法を説明するメッセージを取得する制御部と、
前記制御部が出力したメッセージを出力する出力部と
を備えるゴミ分別支援装置。 - ゴミ箱に設置されたゴミ分別支援装置と、サーバとを備えるゴミ分別支援システムが実行するゴミ分別支援方法であって、
前記ゴミ分別支援装置が、音を集音するステップと、
前記ゴミ分別支援装置が、前記集音するステップで集音した前記音を表す情報を含み、ゴミの分別の判定を要求する信号であるゴミ分別判定要求を作成するステップと、
前記ゴミ分別支援装置が、前記ゴミ分別判定要求を、前記サーバへ送信するステップと、
前記サーバが、前記ゴミ分別支援装置が送信した前記ゴミ分別判定要求に含まれる音を表す情報に基づいて、前記音に含まれるゴミの属性を認識し、認識した前記ゴミの前記属性を示す情報と前記ゴミ分別支援装置の識別情報とに基づいて、前記ゴミの分別方法を説明するメッセージを取得し、取得した前記メッセージを含むゴミ分別応答を作成するステップと、
前記サーバが、前記ゴミ分別応答を、前記ゴミ分別支援装置へ送信するステップと、
前記ゴミ分別支援装置が、前記ゴミ分別応答を受信するステップと、
前記ゴミ分別支援装置が、前記ゴミ分別応答に含まれるメッセージを取得し、取得したメッセージを出力するステップと
を有する、ゴミ分別支援方法。 - ゴミ箱に設置されたゴミ分別支援装置のコンピュータに、
音を集音するステップと、
前記集音するステップで集音した前記音を表す情報を含み、ゴミの分別の判定を要求する信号であるゴミ分別判定要求を作成するステップと、
前記ゴミ分別判定要求を、サーバへ送信するステップと、
前記ゴミ分別判定要求に対する応答信号であるゴミ分別応答を受信するステップと、
前記ゴミ分別応答に含まれるメッセージを取得し、取得したメッセージを出力するステップと
を実行させる、プログラム。 - ゴミ箱に設置されたゴミ分別支援装置と通信を行うサーバのコンピュータに、
ゴミ分別支援装置が送信したゴミ分別判定要求を受信するステップと、
前記ゴミ分別判定要求に含まれる音を表す情報に基づいて、前記音に含まれるゴミの属性を認識し、認識した前記ゴミの前記属性を示す情報と前記ゴミ分別支援装置の識別情報とに基づいて、前記ゴミの分別方法を説明するメッセージを取得し、取得した前記メッセージを含むゴミ分別応答を作成するステップと、
前記ゴミ分別応答を、前記ゴミ分別支援装置へ送信するステップと
を実行させる、プログラム。
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