JP2020023119A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作性に優れ、小さな操作力で複数のピンチローラーの搬送ローラーに対するニップ圧を一括して解除することが可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置1は、搬送ローラー13との間で搬送ニップ部を形成する複数のピンチローラー140と、各ピンチローラー140をそれぞれ保持する複数のローラー保持部材141と、全圧解除機構50とを備える。全圧解除機構50は、複数のローラー保持部材141の各々が、ピンチローラー140の搬送ローラー13に対するニップ圧を解除するニップ圧解除姿勢を取るように、複数のローラー保持部材141を一括して回動させることにより、複数のピンチローラー140の搬送ローラー13に対するニップ圧を一括して解除する。この全圧解除機構50では、ラックギア5412が固定されたラックバー5411の移動によりシャフト52に固定されたギア52Gに回転力を入力する。【選択図】図13

Description

本発明は、所定のワークに画像を形成する画像形成装置に関する。
所定のワークに画像を形成する画像形成装置として、例えばインクジェット式プリンターにおいては、微量のインク(液体)を印字対象に噴射する液体噴射ヘッド(印字部)が用いられる。ワークが所定の搬送方向に搬送され、液体噴射ヘッドが前記搬送方向と直交するスキャン方向に往復移動されながらインクを噴射すると、ワーク上に文字や画像が形成される。
特許文献1には、ワークである布帛に画像を形成する画像形成装置として、インクジェット捺染装置が開示されている。装置本体には、液体噴射ヘッドの移動方向に沿って複数のピンチローラーが配置されている。複数のピンチローラーは、それぞれ搬送ローラーに対向して配置され、当該搬送ローラーとの間で搬送ニップ部を形成する。布帛が複数の搬送ニップ部に搬入されると、複数のピンチローラーが布帛を搬送する。
特開2005−246734号公報
布帛に対する画像形成動作の準備段階で、搬送ニップ部に布帛を挿入するためには、一時的に、複数のピンチローラーの搬送ローラーに対するニップ圧を一括して解除する必要がある。このようなニップ圧を解除する機構としては、例えば、ピンチローラーを保持する保持部材に当接するカムが取り付けられたカム軸と、そのカム軸を回転させる操作レバーとの組み合わせ構造が考えられる。このニップ圧解除機構では、操作レバーを回動させることによりカム軸を回転させて、カムの保持部材への当接力によりピンチローラーの搬送ローラーに対するニップ圧を解除することになる。この場合、操作レバーを回動させるための操作力を下げようとすると操作レバーが長くなり、操作レバーの操作性が悪化する。一方、操作レバーの操作性を考慮して操作レバーを短くすると、複数のピンチローラーの搬送ローラーに対するニップ圧を一括して解除するためには、操作レバーを回動させるときに大きな操作力が必要となってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、操作性に優れ、小さな操作力で複数のピンチローラーの搬送ローラーに対するニップ圧を一括して解除することが可能な画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、所定のワークに画像を形成する画像形成部と、所定の軸心回りに回転され、前記ワークが前記画像形成部に対向する画像形成位置を通過するように、前記ワークを搬送する搬送ローラーと、前記搬送ローラーに沿って互いに間隔をおいて回転可能に配置され、前記搬送ローラーとの間で前記ワークを挟持する搬送ニップ部を形成する複数のピンチローラーと、前記複数のピンチローラーをそれぞれ保持し、前記搬送ローラーと平行な軸部回りに回動することにより、前記ピンチローラーが前記搬送ローラーに対してニップ圧を付与するニップ圧付与姿勢と、前記ピンチローラーの前記搬送ローラーに対するニップ圧を解除するニップ圧解除姿勢との間で姿勢変更可能な複数のローラー保持部材と、前記複数のローラー保持部材の各々が前記ニップ圧解除姿勢を取るように、前記複数のローラー保持部材を一括して回動させることにより、前記複数のピンチローラーの前記搬送ローラーに対するニップ圧を一括して解除する全圧解除機構と、を備える。前記全圧解除機構は、前記複数のローラー保持部材を一括して押圧することにより、前記複数のローラー保持部材を一括して回動させて前記ニップ圧付与姿勢から前記ニップ圧解除姿勢へと姿勢変更させる押圧部材と、前記搬送ローラーと平行に延びてギアが固定され、前記ギアに回転力が入力されることにより回転するシャフトと、前記押圧部材と前記シャフトとを連結し、前記シャフトの回転に応じて前記押圧部材を、前記ローラー保持部材を押圧する方向に変位させる連結部材と、前記搬送ローラーと交差する方向に移動可能であって、ラックギアが固定されたラックバーを有し、前記ラックバーの移動によって前記シャフトに固定された前記ギアに回転力を入力する入力部と、を含む。
この画像形成装置によれば、全圧解除機構は、複数のピンチローラーの搬送ローラーに対するニップ圧を一括して解除する。この全圧解除機構は、ラックギアが固定されたラックバーの移動によってシャフトに固定されたギアに回転力を入力するように構成されている。つまり、画像形成装置の使用者は、ラックバーを移動させる操作によって、シャフトに固定されたギアに回転力を入力することができる。ギアに回転力が入力されてシャフトが回転すると、当該シャフトと連結部材によって連結された押圧部材が、複数のローラー保持部材の各々を押圧する方向に変位する。押圧部材は、複数のローラー保持部材を一括して押圧することにより、複数のローラー保持部材を一括して回動させてニップ圧付与姿勢からニップ圧解除姿勢へと姿勢変更させる。複数のローラー保持部材の各々がニップ圧解除姿勢を取ることにより、当該ローラー保持部材に保持された各ピンチローラーの搬送ローラーに対するニップ圧を解除することができる。このようなラックギアが固定されたラックバーとギアとが組み合わされた構造を有する全圧解除機構では、ラックバーを移動させるときの操作性に優れ、小さな操作力で複数のピンチローラーの搬送ローラーに対するニップ圧を一括して解除することができる。
上記の画像形成装置において、前記入力部は、前記ラックバーの移動の力を前記シャフトに固定された前記ギアに伝達する伝達ギア群を有し、前記伝達ギア群は、前記ラックバーに固定された前記ラックギアと噛み合う第1伝達ギアと、前記シャフトに固定された前記ギアと噛み合う第2伝達ギアと、前記第1伝達ギアと前記第2伝達ギアとの間に配置される第3伝達ギアと、を含む、構成であってもよい。
この態様では、画像形成装置の使用者によってラックバーを移動させる操作が行われると、ラックバーに固定されたラックギアと噛み合う第1伝達ギアが回転する。第1伝達ギアが回転すると、その回転力が第3伝達ギアを介して第2伝達ギアに伝達されて、当該第2伝達ギアが回転する。第2伝達ギアが回転すると、第2伝達ギアと噛み合う、シャフトに固定されたギアに回転力が入力される。ギアに回転力が入力されるとシャフトが回転し、そのシャフトの回転に応じて押圧部材が各ローラー保持部材を押圧する方向に変位するので、各ローラー保持部材が回動してニップ圧解除姿勢を取る。これにより、ローラー保持部材に保持された各ピンチローラーの搬送ローラーに対するニップ圧を解除することができる。
上記の画像形成装置において、前記ラックバーは、当該ラックバーを移動させるための操作力の付与時に把持される把持部を有する構成であってもよい。
この態様では、画像形成装置の使用者は、ラックバーの把持部を把持しながら簡単に、ラックバーを移動させる操作を行うことができる。
上記の画像形成装置において、前記ラックバーは、前記複数のローラー保持部材の前記ニップ圧付与姿勢又は前記ニップ圧解除姿勢での姿勢維持が可能となるように、前記ラックバーの移動を制限する移動制限部を有する構成であってもよい。
この態様では、各ローラー保持部材がニップ圧付与姿勢又はニップ圧解除姿勢を取った状態で、ラックバーの移動が移動制限部によって制限される。これにより、各ローラー保持部材の姿勢が、ニップ圧付与姿勢及びニップ圧解除姿勢の何れかの姿勢で維持される。
本発明によれば、操作性に優れ、小さな操作力で複数のピンチローラーの搬送ローラーに対するニップ圧を一括して解除することが可能な画像形成装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の外観を示す斜視図である。 画像形成装置の断面図である。 アウターカバーを取り外した状態の画像形成装置の正面図である。 アウターカバーを取り外した状態の画像形成装置の一部を拡大して示す斜視図である。 画像形成装置においてピンチローラーユニットの近傍を拡大して示す断面図である。 ピンチローラーユニットの近傍を拡大して示す断面図である。 ピンチローラーユニットの斜視図である。 ピンチローラーユニットの斜視図である。 ピンチローラーユニットのローラー保持部材がニップ圧付与姿勢を取った状態のピンチローラーユニットの断面図である。 ピンチローラーユニットのローラー保持部材がニップ圧解除姿勢を取った状態のピンチローラーユニットの断面図である。 画像形成装置において全圧解除機構の近傍を拡大して示す斜視図である。 全圧解除機構の近傍を拡大して示す斜視図である。 全圧解除機構の近傍を拡大して示す斜視図である。 全圧解除機構の近傍を拡大して示す斜視図である。 全圧解除機構の入力部を拡大して示す斜視図である。
<画像形成装置の全体構成>
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態に係る画像形成装置について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の外観を示す斜視図であり、図2は、画像形成装置1の断面図である。図3は、アウターカバー102を取り外した状態の画像形成装置1の正面図であり、図4は、アウターカバー102を取り外した状態の画像形成装置1の一部を拡大して示す斜視図である。なお、図1〜図4、後出の図において、前後、左右、上下の方向表示を付しているが、これは説明の便宜のためであり、何ら方向の限定を企図したものではない。
画像形成装置1は、各種サイズの紙シートや樹脂シート、或いは布生地などの各種ワークWに、インクジェット方式で印字、印画などの印刷処理を行う画像形成装置であって、とりわけ大サイズ且つ長尺のワークWに対する印刷処理に好適な画像形成装置である。画像形成装置1は、キャスター付きのベースフレーム101と、このベースフレーム101に載置され、前記印刷処理(画像形成動作)を実行する装置本体11とを含む。
装置本体11は、ワーク搬送路12、搬送ローラー13、複数のピンチローラーユニット14及びキャリッジ2を含む。ワーク搬送路12は、印刷処理の施されるワークWを、後方側から装置本体11へ搬入し、前方側から搬出するための、前後方向に延びる搬送路である。搬送ローラー13は、左右方向に延び、ワーク搬送路12のワークWを間欠送りする駆動力を発生するローラーである。換言すれば、搬送ローラー13は、左右方向に延びる所定の軸心回りに回転され、ワークWがヘッドユニット21(画像形成部)に対向する画像形成位置を通過するように、ワークWを前方向(所定の搬送方向)に搬送する。ピンチローラーユニット14は、搬送ローラー13に対して上方から対向するように配置され、搬送ローラー13と搬送ニップ部を形成するピンチローラー140を備えている。ピンチローラーユニット14は、搬送ローラー13に沿った左右方向に所定間隔を置いて複数個配置されている。
キャリッジ2は、ワークWに対して印刷処理を行うユニットが搭載され、ベースフレーム101上において左右方向(所定の方向)に沿って往復移動が可能な移動体である。ベースフレーム101の後方側には、キャリッジ2の前記往復移動をガイドするガイドレールを備えたキャリッジガイド15が、左右方向に延在するように配設されている。キャリッジガイド15には、タイミングベルト16が左右方向に周回移動が可能に組み付けられている。キャリッジ2は、タイミングベルト16に対する固定部を有し、タイミングベルト16の正転又は逆転の前記周回移動に伴って、前記ガイドレールに案内されつつ、左右方向に移動する。
前記印刷処理は、搬送ローラー13及びピンチローラーユニット14がワークWを間欠送りし、ワークWの停止中にキャリッジ2が左右方向に移動して当該ワークWを印画走査するという態様で実行される。なお、ワーク搬送路12において、キャリッジ2の通過経路の下方には、ワークWを吸引する機能が付設されたプラテン121(図2,4)が配置されている。すなわち、当該プラテン121にワークWに対する画像形成位置が配置されている。前記印刷処理時には、ワークWがプラテン121に吸着された状態で、キャリッジ2が印画走査を実行する。
装置本体11は、アウターカバー102によって覆われている。アウターカバー102の右方側の領域には、サイドステーション103が配置されている。サイドステーション103の内部には、印刷処理用のインク(所定の液体)を貯留するインクカートリッジ(不図示)を保持する、不動のインクカートリッジ棚17が収容されている。
サイドステーション103の前方部分は、キャリッジ2の退避空間となるキャリッジ退避エリア104である。図3に示すように、ベースフレーム101には、ワーク搬送路12に応じた間隔を左右方向に置いて、左フレーム105及び右フレーム106が立設されている。これら左右フレーム105,106間が、前記印刷処理が実行可能な印刷エリアとされている。キャリッジガイド15は、前記印刷エリアよりも長い左右幅を有しており、キャリッジ2は前記印刷エリアの右外側まで移動可能である。前記印刷処理が実行されないとき、キャリッジ2はキャリッジ退避エリア104に退避する。
ベースフレーム101の後方側には、印刷処理対象のワークWの巻回体である送り出しロールWaを収容する送り出し部107が備えられている。送り出し部107は、テンションローラー109Aで所定の張力をワークWに付与しつつ、当該ワークWを送り出す。また、ベースフレーム101の前方側には、印刷処理後のワークWの巻回体である巻き取りロールWbを収容する巻き取り部108が備えられている。巻き取り部108は、巻き取りロールWbの巻回軸を回転駆動する図略の駆動源を備え、テンションローラー109Bで所定の張力をワークWに付与しつつ、当該ワークWを巻き取る。
図4に示すように、キャリッジ2には、ワークWに対してインク(液体)を噴射し、画像を形成するヘッドユニット21(液体噴射ヘッド、画像形成部)と、インクカートリッジからヘッドユニット21へインクを供給する液体供給ユニット3とが搭載されている。図4では、2台のヘッドユニット21と、8台の液体供給ユニット3とがキャリッジ2に搭載されている例を示している。すなわち、1台のヘッドユニット21当たり、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各インクを供給するために、4台の液体供給ユニット3が装備されている。キャリッジ2は、キャリッジガイド15に沿って左右方向に往復移動する。なお、各液体供給ユニット3に異なる色のインクが充填され、2つのヘッドユニット21から最大8色のインクが噴射される態様でもよい。
<ピンチローラーユニット及び全圧解除機構について>
次に、ワークWがワーク搬送路12を搬送される構造について、図5〜図15を参照して詳細に説明する。図5及び図6は、画像形成装置1においてピンチローラーユニット14の近傍を拡大して示す断面図である。図7及び図8は、ピンチローラーユニット14の斜視図である。図9は、ピンチローラーユニット14のローラー保持部材141がニップ圧付与姿勢を取った状態のピンチローラーユニット14の断面図である。図10は、ピンチローラーユニット14のローラー保持部材141がニップ圧解除姿勢を取った状態のピンチローラーユニット14の断面図である。図11〜図14は、画像形成装置1において全圧解除機構50の近傍を拡大して示す斜視図である。図15は、全圧解除機構50の入力部54を拡大して示す斜視図である。
前述のように、画像形成装置1は、装置本体11と、ヘッドユニット21と、搬送ローラー13と、プラテン121と、それぞれピンチローラー140を含む複数のピンチローラーユニット14と、を備える。更に、画像形成装置1は、全圧解除機構50を備える。全圧解除機構50は、複数のピンチローラーユニット14によるニップ圧の調整力に関わらず、複数のピンチローラー140の搬送ローラー13に対するニップ圧を一括して解除する機能を有する。
図5に示すように、複数のピンチローラーユニット14は、搬送ローラー13の直上に配置されている。複数のピンチローラーユニット14がそれぞれ有する各ピンチローラー140は、搬送ローラー13に沿って互いに間隔を置いて回転可能に配置され、搬送ローラー13との間でワークWを挟持する搬送ニップ部を形成する。また、複数のピンチローラーユニット14は、ピンチローラー140をそれぞれ保持するとともに、ピンチローラー140の搬送ローラー13に対するニップ圧をそれぞれ調整可能とされている。
図5を参照して、画像形成装置1は、下フレーム12Hと、ガイド支持フレーム15Hと、を有する。下フレーム12Hは、プラテン121などが固定されたフレームであって、ワーク搬送路12を画定する。図5に示すように、下フレーム12Hに固定されたフレーム122は、第1ベアリング131と、第2ベアリング132と、を有する。第1ベアリング131及び第2ベアリング132は、搬送ローラー13を下方から支持し、搬送ローラー13の回転を補助する。また、ガイド支持フレーム15Hは、キャリッジガイド15の下方に取り付けられている。ガイド支持フレーム15Hは、搬送ローラー13に沿った左右方向に複数配置されており、当該ガイド支持フレーム15Hに固定された軸151に対して複数のピンチローラーユニット14が間隔を置いて固定されている。
複数のピンチローラーユニット14の構造は互いに同じであるため、以下では、1つのピンチローラーユニット14を例にその構造および機能を説明する。ピンチローラーユニット14は、ローラー保持部材141と、支持ホルダ142と、押圧力調整部材143と、中央に1つ又は複数の付勢部材Tと、を有する。
支持ホルダ142は、左右一対の側壁と、当該左右一対の側壁を左右方向において接続する上壁と、を有する。換言すれば、支持ホルダ142は、断面視で、下方に開口した略コの字形状を有する。支持ホルダ142は、第1溝部142Aと、第2溝部142Bと、3つのフレーム装着部142Sと、を有する。
第1溝部142A及び第2溝部142Bは、それぞれ支持ホルダ142の一対の側壁に形成されている。第1溝部142Aは、第2溝部142Bよりも前方に位置する。第1溝部142Aには、第1スクリューS1が移動可能に挿通されている。同様に、第2溝部142Bには、第2スクリューS2が移動可能に挿通されている。
第1溝部142Aは、第1水平部142A1と、傾斜部142A2と、第2水平部142A3と、を有する。第1水平部142A1は、第1溝部142Aの最も前側に位置し、水平方向に沿って延びている。第2水平部142A3は、第1水平部142A1の後方且つ下方で水平方向に沿って延びている。傾斜部142A2は、第1水平部142A1と第2水平部142A3とを接続するように、後方に向かって先下がりに傾斜している。
第2溝部142Bは、第1溝部142Aの後方に形成された溝部であって、3つ(複数)の圧力調整用溝142B1と、圧力解除用溝142B2と、を有する。3つの圧力調整用溝142B1は、第2水平部142A3の上方において、第1水平部142A1と略同じ高さに位置しており、互いに連通している。3つの圧力調整用溝142B1にはそれぞれ第2スクリューS2が係合可能とされている。圧力解除用溝142B2は、3つの圧力調整用溝142B1に連通しており、これらの圧力調整用溝142B1の後側において、後方に向かって先下がりに傾斜している。なお、本実施形態では、図7及び図8に示すように、圧力解除用溝142B2は、互いに傾斜角度が異なる2つの直線的な溝部が連結するように、配置されている。
3つのフレーム装着部142Sは、支持ホルダ142の上壁に配置されている。フレーム装着部142Sに挿通された軸151(図6)がガイド支持フレーム15Hに固定されることにより、支持ホルダ142の位置が保持される。
ローラー保持部材141は、支持ホルダ142の内部に収容されるように、支持ホルダ142の一対の側壁に支持されている。ローラー保持部材141は、図7に示すように、左右一対の側壁と当該一対の側壁を接続する上壁とを有する。換言すれば、ローラー保持部材141は、断面視で、下方に開口した略コの字形状を有する。ローラー保持部材141は、左右一対のローラー軸部141Aと、左右一対の保持部材軸部141Bと、保持部材前端部141Sと、保持部材後端部141Tとを有する。
ローラー保持部材141は、ピンチローラー140を保持し、搬送ローラー13と平行な保持部材軸部141B回りに回動可能である。ローラー保持部材141は、回動することにより、ピンチローラー140が搬送ローラー13に対してニップ圧を付与するニップ圧付与姿勢と、ピンチローラー140の搬送ローラー13に対するニップ圧を解除するニップ圧解除姿勢との間での姿勢変更が可能である。ローラー保持部材141がニップ圧付与姿勢を取った状態では、ピンチローラー140が搬送ローラー13に当接して搬送ニップ部を形成する(図9参照)。一方、ローラー保持部材141がニップ圧解除姿勢を取った状態では、ピンチローラー140が搬送ローラー13から離間する(図10参照)。
左右一対のローラー軸部141Aは、ローラー保持部材141の前端部に配置され、ピンチローラー140を回転可能に支持する。左右一対の保持部材軸部141Bは、支持ホルダ142の左右一対の側壁に回転可能に支持されている。一対の保持部材軸部141Bは、ローラー保持部材141の回動における支点部として機能する。保持部材前端部141Sは、ローラー保持部材141のうち保持部材軸部141Bよりも前側の部分であって、ローラー保持部材後端部141Tは、ローラー保持部材141のうち保持部材軸部141Bよりも後側の部分である。すなわち、ローラー保持部材後端部141Tは、保持部材軸部141Bに対して保持部材前端部141Sの反対側に配置される。保持部材前端部141Sは、支持ホルダ142よりも僅かに前方に突出しており、保持部材後端部141Tは支持ホルダ142よりも後方に突出している。
付勢部材Tは、例えば、ばね部材であり、ピンチローラー140が搬送ローラー13に向かって押圧されるように、ローラー保持部材141の保持部材後端部141Tを付勢(牽引)する。図9に示す例では、付勢部材Tは、ローラー保持部材141の保持部材後端部141Tを矢印D91方向へ付勢する。この付勢部材Tのローラー保持部材141に対する付勢力によって、ローラー保持部材141には、保持部材軸部141B回りの回動力が付与されて、ローラー保持部材141はニップ圧付与姿勢を取る。ローラー保持部材141がニップ圧付与姿勢を取った状態では、ピンチローラー140は、矢印D92方向に付勢され、搬送ローラー13との間で搬送ニップ部を形成する。付勢部材Tの一端は、第2スクリューS2を介して押圧力調整部材143に係止されている。一方、付勢部材Tの他端は、ローラー保持部材141の前後方向の中央部に配置された保持部材係止部141Pに係止されている(図9及び図10)。
押圧力調整部材143は、ローラー保持部材141に対する付勢部材Tの付勢力を変化させることにより、ピンチローラー140の搬送ローラー13に対するニップ圧を調整する。押圧力調整部材143は、支持ホルダ142にスライド移動可能に保持されている。押圧力調整部材143は、調整部材把持部143Aと、調整部材把持部143Aに接続された上壁と、当該上壁の左右端部に接続された一対の側壁と、を有する。押圧力調整部材143の一対の側壁は、支持ホルダ142の一対の側壁の内側にそれぞれ配置される。また、押圧力調整部材143の上壁は、支持ホルダ142の上壁の直下に位置する。
調整部材把持部143Aは、画像形成装置1の使用者によって、ニップ圧調整時に把持される。押圧力調整部材143の一対の側壁には、第1溝部142Aに挿通された第1スクリューS1、第2溝部142Bに挿通された第2スクリューS2が締結されている。従って、画像形成装置1の使用者が、押圧力調整部材143の調整部材把持部143Aを把持しながら、押圧力調整部材143を前後に移動させると、押圧力調整部材143が支持ホルダ142に対してスライド移動する。この際、本実施形態では、第2スクリューS2が3つの圧力調整用溝142B1(図7)の何れかに位置する場合と、第2スクリューS2が圧力解除用溝142B2の下端部に位置する場合との合計4つの位置に押圧力調整部材143が配置可能とされる。そして、押圧力調整部材143のスライド移動によって支持ホルダ142における押圧力調整部材143の保持位置が変化すると、ローラー保持部材141に対する付勢部材Tのばね長さが変化することで、ピンチローラー140の搬送ローラー13に対するニップ圧が変化する。
次に、支持ホルダ142における押圧力調整部材143の位置変更に伴う、ピンチローラー140の搬送ローラー13に対するニップ圧の変化について説明する。
前述の図9は、押圧力調整部材143が、支持ホルダ142において高押圧力位置(第1の位置)に保持された状態を示している。この際、第1スクリューS1が第1水平部142A1の前端部に位置し、第2スクリューS2は3つの圧力調整用溝142B1のうちの最も前方の溝に位置している。そして、ローラー保持部材141の保持部材係止部141Pが、付勢部材Tを介して押圧力調整部材143の後端部に接続されている。この際、ローラー保持部材141の保持部材後端部141Tには、矢印D91方向への付勢力(牽引力)が付与されている。従って、ローラー保持部材141には、保持部材軸部141B回りの回動力が付与されており、ピンチローラー140が矢印D92方向に付勢されている。この結果、ピンチローラー140の搬送ローラー13に対するニップ圧が第1の値に設定される。
第1スクリューS1が第1水平部142A1の後端部に位置し、第2スクリューS2が3つの圧力調整用溝142B1のうちの最も後方の溝に位置している場合、押圧力調整部材143は、支持ホルダ142において低押圧力位置(第2の位置)に保持された状態となる。この場合、付勢部材Tは、押圧力調整部材143が前述の高押圧力位置に保持された場合よりも短くなる。この結果、ピンチローラー140の搬送ローラー13に対するニップ圧が前述の第1の値よりも小さな第2の値に設定される。
第1スクリューS1が第2水平部142A3の後端部に位置し、第2スクリューS2が圧力解除用溝142B2の下端部に位置している場合、押圧力調整部材143は、支持ホルダ142において圧力解除位置(第3の位置)に保持された状態となる。この場合、ピンチローラー140が搬送ローラー13から離間して配置される。すなわち、ピンチローラー140の搬送ローラー13に対するニップ圧が解除される。このように、本実施形態では、複数のピンチローラーユニット14のうち必要なピンチローラーユニット14におけるピンチローラー140を搬送ローラー13から離間させることができる。したがって、ワークWの厚さや表面性に応じて、搬送ローラー13の軸方向(左右方向)の中央部や両端部のピンチローラー140を搬送ローラー13から離間させた状態で、ワークWに対する画像形成動作を実行することができる。
なお、前述したように、本実施形態では、第2溝部142Bが、3つの圧力調整用溝142B1を有している。すなわち、第2スクリューS2が3つの圧力解除用溝142B2のうち中央の溝に位置する場合、ピンチローラー140の搬送ローラー13に対するニップ圧が第1の値と第2の値との間の中圧力に設定される。
画像形成装置1において画像形成が開始される準備段階として、ワークWが複数のピンチローラー140と搬送ローラー13との間の搬送ニップ部に挿通される必要がある。この際、複数のピンチローラー140が一括して搬送ローラー13から上方に離間することにより、ワークWを搬送ニップ部に容易に挿通させることができる(図10参照)。このような、複数のピンチローラー140を一括して搬送ローラー13から上方に離間させる動作は、全圧解除機構50によって行われる。
全圧解除機構50は、複数のピンチローラーユニット14の各々における押圧力調整部材143によるニップ圧の調整力に関わらず、複数のピンチローラー140の搬送ローラー13に対するニップ圧を一括して解除する機構である。全圧解除機構50は、複数のピンチローラーユニット14における各ローラー保持部材141がニップ圧解除姿勢(図10に示す姿勢)を取るように、付勢部材Tの付勢力に抗して各ローラー保持部材141を一括して回動させる。これにより、全圧解除機構50は、各ローラー保持部材141に保持された各ピンチローラー140の搬送ローラー13に対するニップ圧を一括して解除する。
全圧解除機構50は、押圧部材51と、シャフト52と、連結部材53と、入力部54とを有する。
押圧部材51は、複数のピンチローラーユニット14を跨ぐように、搬送ローラー13と平行に左右方向に延びる棒状に形成されている。押圧部材51は、搬送ローラー13に沿った左右方向に並んだ複数のガイド支持フレーム15Hの各々に形成された挿通溝部15H1(図9,10)に、移動可能に挿通されている。押圧部材51は、複数のピンチローラーユニット14における各ローラー保持部材141の保持部材後端部141Tを下方に押圧することが可能なように、連結部材53の前端部に固定されている。押圧部材51は、複数のローラー保持部材141を一括して下方に押圧することにより、複数のローラー保持部材141を一括して回動させてニップ圧付与姿勢(図9の姿勢)からニップ圧解除姿勢(図10の姿勢)へと姿勢変更させる。
シャフト52は、搬送ローラー13と平行に左右方向に延び、一端部にギア52G(図11〜図15)が固定されている。シャフト52は、複数のガイド支持フレーム15Hを貫通し、その貫通した状態で回転可能である。シャフト52は、ギア52Gに回転力が入力されることにより回転する。シャフト52は、連結部材53の後端部に固定されている。
連結部材53は、搬送ローラー13に沿った左右方向に間隔を置いて複数配置されている。連結部材53は、押圧部材51とシャフト52とを連結する。連結部材53の後端部は、シャフト52に接続されている。連結部材53の前端部は、支持ホルダ142から突出したローラー保持部材141の保持部材後端部141Tの上方において、押圧部材51に接続されている。連結部材53は、シャフト52の回転に応じて押圧部材51を、各ローラー保持部材141を下方に押圧する方向に変位(移動)させる。
入力部54は、シャフト52の一端部に固定されたギア52Gに回転力を入力する。入力部54は、搬送ローラー13と交差(直交)する前後方向に移動可能なラックバー5411を含むラックバーユニット541と、ラックバー5411の移動の力をシャフト52に固定されたギア52Gに伝達する伝達ギア群542と、を有する。入力部54は、ラックバー5411の移動によって、シャフト52に固定されたギア52Gに回転力を入力する。
ラックバーユニット541は、ラックバー5411と、そのラックバー5411に固定されたラックギア5412とを含む。ラックバー5411は、図11〜図15に示すように、搬送ローラー13と直交する前後方向に延びる棒状の部材であり、その上面にラックギア5412がビスなどによって固定されている。ラックギア5412が固定されたラックバー5411は、複数のピンチローラー140の搬送ローラー13に対するニップ圧を一括して解除するときに、画像形成装置1の使用者によって、移動させる操作が行われる。また、ラックバー5411は、ラックバー5411を移動させるための操作力の付与時に把持される把持部5411Aを有する。画像形成装置1の使用者は、ラックバー5411の把持部5411Aを把持しながら簡単に、ラックバー5411を移動させる操作を行うことができる。
伝達ギア群542は、図11〜図15に示すように、ラックバー5411に固定されたラックギア5412と噛み合う第1伝達ギア54Aと、シャフト52の一端部に固定されたギア52Gと噛み合う第2伝達ギア54Bと、第1伝達ギア54Aと第2伝達ギア54Bとの間に配置される第3伝達ギア54Cと、を含む。なお、図11〜図15では、第1伝達ギア54Aと第2伝達ギア54Bとの間に配置される伝達ギアとして、3つの第3伝達ギア54Cが示されている。
前述したように、全圧解除機構50は、ラックギア5412が固定されたラックバー5411の移動によってシャフト52に固定されたギア52Gに回転力を入力するように構成されている。つまり、画像形成装置1の使用者は、ラックバー5411を移動させる操作によって、シャフト52に固定されたギア52Gに回転力を入力することができる。
画像形成装置1の使用者によってラックバー5411を移動させる操作が行われると、ラックバー5411に固定されたラックギア5412と噛み合う第1伝達ギア54Aが回転する。第1伝達ギア54Aが回転すると、その回転力が第3伝達ギア54Cを介して第2伝達ギア54Bに伝達されて、当該第2伝達ギア54Bが回転する。第2伝達ギア54Bが回転すると、第2伝達ギア54Bと噛み合う、シャフト52に固定されたギア52Gに回転力が入力される。ギア52Gに回転力が入力されてシャフト52が回転すると、当該シャフト52と連結部材53によって連結された押圧部材51が、複数のピンチローラーユニット14における各ローラー保持部材141の保持部材後端部141Tを押圧する下方向に変位する。
押圧部材51は、複数のローラー保持部材141を一括して押圧することにより、複数のローラー保持部材141を一括して回動させてニップ圧付与姿勢からニップ圧解除姿勢へと姿勢変更させる。複数のローラー保持部材141の各々がニップ圧解除姿勢を取ることにより、当該ローラー保持部材141に保持された各ピンチローラー140の搬送ローラー13に対するニップ圧を解除することができる。このようなラックギア5412が固定されたラックバー5411とギア52Gとが組み合わされた構造を有する全圧解除機構50では、ラックバー5411を移動させるときの操作性に優れ、小さな操作力で複数のピンチローラー140の搬送ローラー13に対するニップ圧を一括して解除することができる。なお、図11及び図12は、複数のローラー保持部材141の各々がニップ圧付与姿勢を取るようにラックバー5411が操作された状態を示す。一方、図13及び図14は、複数のローラー保持部材141の各々がニップ圧解除姿勢を取るようにラックバー5411が操作された状態を示す。
また、ラックバー5411は、図11、図12、図14及び図15に示すように、ラックバー5411の移動を制限する移動制限部5413を有している。本実施形態では、移動制限部5413を含めてラックバー5411は、磁性体によって構成されている。また、図11〜図15に示すように、装置本体11においてラックバー5411の近傍には、前後方向に互いに離れて対向配置された一対の磁石60が取り付けられている。ラックバー5411の移動制限部5413は、磁力によって磁石60に固定されることにより、複数のローラー保持部材141のニップ圧付与姿勢又はニップ圧解除姿勢での姿勢維持が可能となるように、ラックバー5411の移動を制限する。換言すれば、複数のローラー保持部材141がニップ圧付与姿勢又はニップ圧解除姿勢を取った状態で、ラックバー5411の移動が移動制限部5413によって制限される。これにより、各ローラー保持部材141の姿勢が、ニップ圧付与姿勢及びニップ圧解除姿勢の何れかの姿勢で維持される。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば次のような変形実施形態を取り得る。
(1)上記実施形態では、押圧部材51が搬送ローラー13と平行に延びる棒状に形成され、その棒状の押圧部材51とシャフト52とを連結部材53によって連結する態様について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。押圧部材51と連結部材53とが一体化されたカム形状を有する構造体とし、その構造体をシャフト52に複数取り付けた態様としてもよい。この場合、シャフト52の回転に応じて各構造体が、各ローラー保持部材141を下方に押圧することになる。これにより、複数のローラー保持部材141が一括して回動し、複数のピンチローラー140の搬送ローラー13に対するニップ圧を一括して解除することができる。
(2)上記実施形態では、ラックバー5411は、把持部5411Aを有し、この把持部5411Aにラックバー5411を移動させるための操作力が画像形成装置1の使用者によって直接的に付与される態様について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。ラックバー5411に固定されたラックギア5412と噛み合うギア部を有した操作レバーを設け、この操作レバーを回動させる操作力が画像形成装置1の使用者によって付与されることにより、ラックバー5411が移動する態様としてもよい。
(3)上記実施形態では、画像形成装置1が、インクジェット式の装置である態様について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。画像形成装置1は、公知の電子写真技術などに基づく、その他の画像形成部を有するものでもよい。
1 画像形成装置
11 装置本体
12 ワーク搬送路
121 プラテン
13 搬送ローラー
14 ピンチローラーユニット
140 ピンチローラー
141 ローラー保持部材
2 キャリッジ
21 ヘッドユニット(画像形成部)
3 液体供給ユニット
50 全圧解除機構
51 押圧部材
52 シャフト
52G ギア
53 連結部材
54 入力部
541 ラックバーユニット
5411 ラックバー
5411A 把持部
5412 ラックギア
5413 移動制限部
542 伝達ギア群
54A 第1伝達ギア
54B 第2伝達ギア
54C 第3伝達ギア
60 磁石

Claims (4)

  1. 所定のワークに画像を形成する画像形成部と、
    所定の軸心回りに回転され、前記ワークが前記画像形成部に対向する画像形成位置を通過するように、前記ワークを搬送する搬送ローラーと、
    前記搬送ローラーに沿って互いに間隔をおいて回転可能に配置され、前記搬送ローラーとの間で前記ワークを挟持する搬送ニップ部を形成する複数のピンチローラーと、
    前記複数のピンチローラーをそれぞれ保持し、前記搬送ローラーと平行な軸部回りに回動することにより、前記ピンチローラーが前記搬送ローラーに対してニップ圧を付与するニップ圧付与姿勢と、前記ピンチローラーの前記搬送ローラーに対するニップ圧を解除するニップ圧解除姿勢との間で姿勢変更可能な複数のローラー保持部材と、
    前記複数のローラー保持部材の各々が前記ニップ圧解除姿勢を取るように、前記複数のローラー保持部材を一括して回動させることにより、前記複数のピンチローラーの前記搬送ローラーに対するニップ圧を一括して解除する全圧解除機構と、を備え、
    前記全圧解除機構は、
    前記複数のローラー保持部材を一括して押圧することにより、前記複数のローラー保持部材を一括して回動させて前記ニップ圧付与姿勢から前記ニップ圧解除姿勢へと姿勢変更させる押圧部材と、
    前記搬送ローラーと平行に延びてギアが固定され、前記ギアに回転力が入力されることにより回転するシャフトと、
    前記押圧部材と前記シャフトとを連結し、前記シャフトの回転に応じて前記押圧部材を、前記ローラー保持部材を押圧する方向に変位させる連結部材と、
    前記搬送ローラーと交差する方向に移動可能であって、ラックギアが固定されたラックバーを有し、前記ラックバーの移動によって前記シャフトに固定された前記ギアに回転力を入力する入力部と、を含む、画像形成装置。
  2. 前記入力部は、前記ラックバーの移動の力を前記シャフトに固定された前記ギアに伝達する伝達ギア群を有し、
    前記伝達ギア群は、前記ラックバーに固定された前記ラックギアと噛み合う第1伝達ギアと、前記シャフトに固定された前記ギアと噛み合う第2伝達ギアと、前記第1伝達ギアと前記第2伝達ギアとの間に配置される第3伝達ギアと、を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ラックバーは、当該ラックバーを移動させるための操作力の付与時に把持される把持部を有する、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ラックバーは、前記複数のローラー保持部材の前記ニップ圧付与姿勢又は前記ニップ圧解除姿勢での姿勢維持が可能となるように、前記ラックバーの移動を制限する移動制限部を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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