JP2020022567A - 運動装置 - Google Patents
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Abstract
Description
ところで、使用者からは、腰部や、背中・肩胛骨等の背部に対して、ねじるようなストレッチ運動を行いたいとの要望が挙がっていた。
しかしながら、特許文献1のストレッチ運動装置は、背部に当接される背受け部材が台座に対して近接離反(上下方向に移動)するもの、すなわち、平板状の背受け部材が背中に対して押し込む動作をするものであり、ねじり運動や捻り運動を発生させる構成とはなっていない。つまり、特許文献1のストレッチ運動装置は、使用者からの要望に応えるものとはなっていない。
本発明にかかる運動装置は、ベース体と、前記ベース体を周方向に取り巻くリング体と、前記ベース体に外套するカバー体とを有しており、前記カバー体とリング体とで回転体が構成され、前記ベース体には、駆動力を発生させる駆動部が配設されており、前記回転体は、前記駆動部による駆動力で前記リング体が回転すると、前記リング体の回転と一体となって前記カバー体も前記ベース体に対して共に回転する構成とされていることを特徴とする。
好ましくは、前記第1回転体は、前記ベース体の長手方向に沿って一方側に設けられている第1リング体と、ベース体の長手方向の一方側端部より遊嵌状態で嵌まり込むと共に、前記第1リング体に連結される第1カバー体とを有し、前記第2回転体は、前記ベース体の長手方向に沿って他方側に設けられている第2リング体と、ベース体の長手方向の他方側端部より遊嵌状態で嵌まり込むと共に、前記第2リング体に連結される第2カバー体とを有しているとよい。
好ましくは、前記第1カバー体と前記第2カバー体とは、前記ベース体の周方向に沿って互いに異方向となるように回転するとよい。
好ましくは、前記変換部は、前記駆動部により回転する駆動側歯車と、前記駆動側歯車に歯合し且つ前記リング体に固定されている従動側歯車と、を有していて、前記従動側歯車は、前記第1リング体と前記第2リング体との夫々に対面するように設けられ、前記第1リング体に設けられた従動側歯車と前記第2リング体に設けられた従動側歯車との間に、前記駆動側歯車が設けられているとよい。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明を具体化した一例であって、その具体例をもって本発明の構成を限定するものではない。また、図面に関して、見やすくするため、構成部品の一部を省略して描いている。
本発明にかかる運動装置1(ねじり運動装置、乃至はストレッチ運動装置)は、筒状のベース体2と、ベース体2を周方向に取り巻き、そのベース体2の外周回りを回転するリング体10と、ベース体2に外套するカバー体14とを有している。
図1〜図8に示すように、ベース体2は、内部が空洞とされた長尺で筒状の部材で形成され、駆動力を発生させる駆動部28(詳細は後述)などが内部に固定状態で配設されている。本実施形態のベース体2は、円筒状の部材で形成されている。ベース体2は、二つの空間に分けられている。
このように、本実施形態においては、図2〜図4などに示すA方向(ベース体2の長手方向の一方側)から順に、第1筐体部3、第2筐体部6と呼ぶこととする。
図3、図7などに示すように、第1筐体部3の両端側には、第1筐体部3の長手方向中途部の外径より小さい外径の段差部5(段付き部)が設けられている。つまり、第1筐体部3は、長手方向において両端側に段差が付けられることにより、両端が絞り込まれた形状となっている。なお、第1筐体部3の段差部5のうち、開口部側の段差部を第1接続部5aとし、閉塞部側の段差部を第1段差部5bとする。
第1接続部5aは、第2筐体部6の開口部に付き合わされて連結される。この第1接続部5aの一段目と二段目の接続部分(階段状の部位)には、後述する第1回転体9aを構成する第1リング体10aなどが外嵌される。
第2筐体部6は、長手方向において、第1筐体部3と対称に配置されたものである。すなわち、第2筐体部6は、第1筐体部3を長手方向において、反転(鏡像反転)させて所定の間隔で配置したものともいえる。第1筐体部3と第2筐体部6は隣接配置されている。
第2筐体部6は、第1筐体部3と略対称となる位置で且つ、開口部側が第1筐体部3側に向けられるように設けられている。すなわち、第2筐体部6の閉塞部(底部)は、ベース体2の他方側の端部となる。この第2筐体部6には、後述する駆動部28が収容されている。
このように、本実施形態のベース体2は、他方側を向いた第1筐体部3の開口部(第1接続部5a)と、一方側を向いた第2筐体部6の開口部(第2接続部7a)とが付き合わされて連結されることにより、一体の形状となると共に内部が連通状態となっている。すなわち、ベース体2は、両端部が閉塞され、その両端部に対して長手方向中途部が絞り込まれた(くびれた)円筒形状の部材とされている。
次に、ベース体2の径方向外側に設けられる回転体9について、詳細に説明する。
図1、図2などに示すように、回転体9は、ベース体2の長手方向軸心を中心として周方向に回転するものである。この回転体9は、ベース体2を周方向に取り巻くリング体10と、ベース体2に外套するカバー体14とを有し、そのリング体10がカバー体14に連結されて一体となったものである。
回転体9は、ベース体2の長手方向に沿って一対備えられている。詳しくは、ベース体2の長手方向に沿って一方側に第1回転体9aが設けられ、ベース体2の長手方向に沿って他方側に、第1回転体9aに対して対称となるように、第2回転体9bが設けられている。
また、第1回転体9aと第2回転体9bは、ベース体2の周方向に沿って互いが反対方向となるように回転するものである。
第2回転体9bは、ベース体2の長手方向に沿って他方側に設けられている第2リング体10bと、ベース体2の長手方向の他方側端部より遊嵌状態で嵌まり込むと共に、第2リング体10bに連結される第2カバー体14bとを有している。また、第2回転体9bは、第2筐体部6を外套し、その第2筐体部6の回りを周方向に回転するものである。
第1回転体9aを構成する第1リング体10aは、所定の厚みを有した円環状の部材で形成されていて、第1接続部5aにおいて第1筐体部3を外嵌する。第1リング体10aの内周面(外嵌する面)は、第1段差部5bの一段目の面と略同じ大きさとなっている。
第2リング体10bは、長手方向において、第1リング体10aと対称に配置されたものである。すなわち、第2リング体10bは、第1リング体10aを長手方向において、反転(鏡像反転)させて所定の間隔で配置したものともいえる。つまり、第1リング体10aと第2リング体10bは、ベース体2の長手方向中央部に隣接配置されている。
第2リング体10bは、第2接続部7aにおいて第2筐体部6を外嵌する。第2リング体10bには、内周面(外嵌する面)側において、第1筐体部3側に向かって突出し、周方向に連続した突設部11が設けられている。その突設部11は、後述する変換部39の第2従動側かさ歯車41bにより外嵌される。
つまり、第2リング体10bは、第2接続部7aにおいて第2筐体部6を外嵌すると共に、ネジにより第2カバー体14bに固定される。また、第2リング体10bは、第2従動側かさ歯車41bにより外嵌されると共に、その第2従動側かさ歯車41bをネジにより固定する。
具体的には、図2〜図4などに示すA方向(長手方向の一方側)から見た場合、例えば、第1リング体10aがベース体2の第1筐体部3を中心として時計方向(右回転)すると、第2リング体10bはベース体2の第2筐体部6を中心として反時計方向(左回転)する。
第1回転体9aを構成する第1カバー体14aは、長手方向の長さがベース体2より短尺であり、且つ、一方が開口され他方が閉塞された有底筒状の部材で形成されている。
本実施形態の第1カバー体14aは、軸心方向の両端が開口されている第1円筒部材15と、その第1円筒部材15の一方側を閉塞する第1蓋部材20と、を有している。
環状突設部16は、第1リング体10aと略同じ環形状とされている。この環状突設部16は、内側に向かって垂下された膜のような形状ともいえる。環状突設部16の軸心方向の側面には、貫通孔17が複数形成されている。
また、第1円筒部材15の内壁面には、径方向内側に向かって突出したリブ部材18が設けられている。リブ部材18は、第1円筒部材15の長手方向に向かって連続して形成されていて、周方向に等間隔に複数形成されている。本実施形態においては、リブ部材18は、周方向に等間隔に6個形成されている。
第1蓋部材20は、円盤形状とされていて、外径は第1円筒部材15の外径と略同じ径となるように形成されている。第1蓋部材20の表面(軸心方向の側面)には、貫通孔21が複数形成されている。
また、第1蓋部材20の表面中央部には、第1筐体部の孔部4が内挿され、電源の配線Lなどが配設される孔部22が形成されている。
第2カバー体14bは、長手方向において、第1カバー体14aと対称に配置されたものである。すなわち、第2カバー体14bは、第1カバー体14aを長手方向において、反転(鏡像反転)させて所定の間隔で配置したものともいえる。つまり、第1カバー体14aと第2カバー体14bは隣接配置されている。
第2カバー体14bは、第1カバー体14aと略対称となる位置で且つ、開口部側が第1カバー体14a側に向けられるように設けられている。第2カバー体14bは、開口部側がベース体2の長手方向中央部側に向けられるように設けられ、内部に設けられている第2リング体10bに固定されている。すなわち、第2カバー体14bは、底部側が運動装置1の他方側の端部となるように設けられる。
第2円筒部材23の内壁面には、周方向に連続して形成され、第2リング体10bと略同じ環形状の環状突設部24が設けられている。つまり、環状突設部24は、第1円筒部材15の環状突設部16と同様の形状である。なお、環状突設部24に設けられている貫通孔の個数・間隔などについては、第1円筒部材15に形成されている環状突設部16の貫通孔13と同様である。
また、第2円筒部材23の内壁面には、径方向内側に向かって突出し且つ、長手方向に向かって連続して形成されたリブ部材25が設けられている。なお、リブ部材25の形状及び配置については、第1円筒部材15のリブ部材18と同様である。また、リブ部材25に設けられているネジ穴については、第1円筒部材15に形成されているリブ部材18のネジ穴19と同様である。
第2蓋部材26の貫通孔とリブ部材25のネジ穴を合わせた上で、第2円筒部材23の一方側を第2蓋部材26で塞いでネジでそれらを固定することにより、第2蓋部材26と第2円筒部材23が一体の部材となり、有底筒状の第2カバー体14bが形成される。
なお、本実施形態においては、第1カバー体14aと第2カバー体14bは、第1カバー体14aの開口部と、第2カバー体14bの開口部との間に、スペーサ部材27を挟んだ上で、互いに付き合わせて備えられている。
ところで、第1カバー体14aと第2カバー体14bとは、ベース体2の周方向に沿って互いに異方向となるように回転する。
そして、第1カバー体14aの回転が一定の角度になると、変換部39が逆方向の回転運動に変換することにより、第1カバー体14aは反時計方向(左回転)に逆回転するようになる。それと同時に、変換部39が逆方向の回転運動に変換することにより、第2カバー体14bも時計方向(右回転)に逆回転するようになる。この第1カバー体14aと第2カバー体14bの相対回転(正回転・逆回転)は、繰り返し行われる。
つまり、第1リング体10a及び第2リング体10bが回転しても、ベース体2は第1カバー体14a及び第2カバー体14bの内部において非回転の状態となるので、運動装置1全体から見て、動かずに固定されたような状態(長手方向において非回転の状態)となっている。
駆動モータ29は、出力軸29aが第1筐体部3側を向くように配備されていて、本体部が第2筐体部6内に収容されている。その出力軸29aには、ウオームギア30が取り付けられている。
ギアボックス31は、二本の回転軸32、36と、複数のギアが収容されている。詳しくは、ギアボックス31内には、径外方向を向き、出力軸29aに対して直交方向に交差する第1回転軸32と、その第1回転軸32に対して直交方向に交差する第2回転軸36と、が収容されている。
第2回転軸36には、長手方向中央部において、ウオームホイール37が取り付けられている。第2回転軸36のウオームホイール37は、第1回転軸32のウオームギア34に歯合している。また、第2回転軸36の片側の端部には、変換部39を構成する駆動側歯車40が取り付けられている。
上記の駆動部28が出力した駆動力を変換部39へ伝達する過程としては、駆動モータ29の出力軸29aより駆動力が出力されると、出力軸29aのウオームギア30から第1回転軸32のウオームホイール33へ伝達されて第1回転軸32が回転することにより、ここで減速(一次減速)される。その回転する第1回転軸32のウオームギア34から第2回転軸36のウオームホイール37へ伝達されて第2回転軸36が回転することにより、ここで減速(二次減速)される。第2回転軸36に取り付けられている変換部39の駆動側歯車40が回転するようになる。
変換部39は、駆動部28からの駆動力を、第1リング体10a及び第2リング体10bの相対回転運動に変換するものである。
従動側かさ歯車41は、第1リング体10aと第2リング体10bとの夫々に対面するように設けられ、第1リング体10aに設けられた第1従動側かさ歯車41aと、第2リング体10bに設けられた第2従動側かさ歯車41bとの間に、駆動側かさ歯車40が設けられている。つまり、駆動側かさ歯車40は、第1従動側かさ歯車41aと第2従動側かさ歯車41bとの両方に歯合している。
つまり、第1従動側かさ歯車41aは、第1リング体10aの突設部に外嵌し且つ、ネジ穴42を第1リング体10aの貫通孔13を合わせた上でネジで第1リング体10aに固定されることにより、第1リング体10aと一体の部材となる。これにより、第1従動側かさ歯車41aと第1リング体10aは、供回りが可能となる。
この第1従動側かさ歯車41aと、第2従動側かさ歯車41bは、駆動側かさ歯車40が回転すると、長手方向軸心回りに互いに異なる方向に回転するように備えられている。
そして、第1従動側かさ歯車41aにより第1リング体10aの回転が一定の角度になると、駆動部28の駆動モータ29が逆回転することにより駆動側かさ歯車40が逆回転し、第1従動側かさ歯車41aが反時計方向(左回転)に逆回転するようになる。それと同時に、駆動モータ29の逆回転により、第2従動側かさ歯車41bも時計方向(右回転)に逆回転するようになる。この第1従動側かさ歯車41aと第2従動側かさ歯車41bの相対回転(正回転・逆回転)は、繰り返し行われる。
図6に示すように、本実施形態においては、位置検出部43にリミットスイッチを採用し、第1リング体10aの内周側に2つ設けている。つまり、第1リング体10aの内周側に正回転時(例えば時計方向に回転)に第1リング体10aの回転位置を検出するリミットスイッチ43aと、逆回転時(例えば反時計方向に回転)に第1リング体10aの回転位置を検出するリミットスイッチ43bとを設けている。
制御部44は、検出された信号に基づいて、駆動部28に駆動モータ29を逆回転させる信号を送信する。駆動部28は、送信された信号に基づいて駆動モータ29を逆回転する。
続いて、第1リング体10aが、反時計方向に回転(逆回転)し所定の角度になると、リミットスイッチ43bにより反時計方向における第1リング体10aの回転位置が検出され、その検出された信号が制御部44に送信される。
変換部39は、駆動側かさ歯車40が正回転することにより、第1従動側かさ歯車41aを正回転方向である時計方向に切り替えて、第1リング体10aを時計方向に回転させると共に、第2従動側かさ歯車41bを正回転方向である反時計方向に切り替えて、第2リング体10bを反時計方向に回転させる。
まとめると、本発明の運動装置1(ストレッチローラ)は、第1カバー体14aが使用者Uの第1施療部に接すると共に、第2カバー体14bが使用者Uの第2施療部に接した状態で、第1カバー体14aと第2カバー体14bとが、周方向に沿って互いに異方向となるように回転することにより、第1施療部と第2施療部との間にねじりの力を与えて、第1施療部と第2施療部との間にストレッチ運動を付与するものである。
また、駆動モータ29の出力軸29aに、角度検出機構として回転を検出できるセンサ(フォトセンサ、ロータリエンコーダなど)を取り付けて、出力軸29aの回転角度を読み取って、リング体10の回転角度を制御するようにしてもよい。
また、図示はしないが、それぞれの円筒部材15、23の外周面に、クッション材を巻くように備えてもよい。このクッション材に関し、表面に突起が形成されていてもよい。突起は、当接する使用者の部位(腰部、背中など)に対して、押圧してストレッチ運動をさらに良好にするものとしてもよい。
図9に示すように、例えば、運動装置1を床面上に、運動装置1の長手方向が使用者Uの左右方向(横方向)となるように向けて置き、使用者Uの腰部が運動装置1に接するように、運動装置1上に仰向けになって使用してもよい。
この場合、本発明の運動装置1は、使用者Uの腰部に対して、使用者Uの身長の方向にねじり運動を付与することにより、その腰部を伸ばしたり、ほぐしたりするストレッチ運動を効果的に行えることができる。
また、図示しないが、例えば、運動装置1を床面上に、運動装置1の長手方向が使用者Uの身長の方向(縦方向)となるように向けて置き、使用者Uの背中が運動装置1に接するように、運動装置1上に仰向けになって使用してもよい。つまり、棒状のストレッチ器具のような使い方をしてもよい。
また、図示しないが、例えば、運動装置1を床面上に置き、各カバー体14を使用者Uの両手で押さえるように載せると共に使用者Uの上体を俯せて、背部を伸ばすように使用してもよい。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。
2 ベース体
3 第1筐体部
4 孔部
5 段差部(段付き部)
5a 第1接続部
5b 第1段差部
6 第2筐体部
7 段差部(段付き部)
7a 第2接続部
7b 第2段差部
8 ブッシュ部材
9 回転体
9a 第1回転体
9b 第2回転体
10 リング体
10a 第1リング体
10b 第2リング体
11 突設部
12 ネジ穴
13 貫通孔
14 カバー体
14a 第1カバー体
14b 第2カバー体
15 第1円筒部材
16 環状突設部
17 貫通孔
18 リブ部材
19 ネジ穴
20 第1蓋部材
21 貫通孔
22 孔部
23 第2円筒部材
24 環状突設部
25 リブ部材
26 第2蓋部材
27 スペーサ部材
28 駆動部
29 駆動モータ
29a 出力軸
30 ウオームギア
31 ギアボックス
32 第1回転軸
33 ウオームホイール
34 ウオームギア
35 ベアリング
36 第2回転軸
37 ウオームホイール
38 ベアリング
39 変換部
40 駆動側歯車(駆動側かさ歯車)
41 従動側歯車(従動側かさ歯車)
41a 第1従動側かさ歯車
41b 第2従動側かさ歯車
42 ネジ穴
43 位置検出部
43a リミットスイッチ
43b リミットスイッチ
44 制御部
U 使用者
L 配線
Claims (10)
- ベース体と、前記ベース体を周方向に取り巻くリング体と、前記ベース体に外套するカバー体とを有しており、
前記カバー体とリング体とで回転体が構成され、
前記ベース体には、駆動力を発生させる駆動部が配設されており、
前記回転体は、前記駆動部による駆動力で前記リング体が回転すると、前記リング体の回転と一体となって前記カバー体も前記ベース体に対して共に回転する構成とされている
ことを特徴とする運動装置。 - 筒状のベース体と、前記ベース体を周方向に取り巻くリング体と、前記ベース体に外套するカバー体とを有しており、
前記ベース体は、内部が空洞とされた筒状の部材で形成され、駆動力を発生させる駆動部が内部に固定状態で配設されており、
前記リング体は、前記ベース体の径方向外側に張り出すように設けられると共に、前記ベース体に対して周方向へ回転可能とされ、
前記カバー体は、一方が開口とされた筒体であって、前記ベース体の長手方向の端部より遊嵌状態で嵌まり込むと共に、前記リング体に連結されていて、
前記カバー体と当該カバー体が連結された前記リング体とで回転体が構成され、
前記回転体は、前記駆動部による駆動力で前記リング体が回転すると、前記リング体の回転と一体となって前記カバー体も前記ベース体に対して共に回転する構成とされていて、当該回転体の回転運動に対して、前記ベース体は姿勢を一定の状態で維持される
ことを特徴とする請求項1に記載の運動装置。 - 前記回転体は、前記ベース体の長手方向に沿って一対備えられていて、
前記ベース体の長手方向に沿って一方側に第1回転体が設けられ、前記ベース体の長手方向に沿って他方側に、第2回転体が設けられていて、
前記第1回転体と前記第2回転体は、周方向に沿って互いが反対方向となるように回転する構成とされている
ことを特徴とする請求項2に記載の運動装置。 - 前記第1回転体は、前記ベース体の長手方向に沿って一方側に設けられている第1リング体と、ベース体の長手方向の一方側端部より遊嵌状態で嵌まり込むと共に、前記第1リング体に連結される第1カバー体とを有し、
前記第2回転体は、前記ベース体の長手方向に沿って他方側に設けられている第2リング体と、ベース体の長手方向の他方側端部より遊嵌状態で嵌まり込むと共に、前記第2リング体に連結される第2カバー体とを有している
ことを特徴とする請求項3に記載の運動装置。 - 前記第1カバー体と前記第2カバー体とは、長手方向の長さが前記ベース体より短尺であって、前記第1カバー体と前記第2カバー体との開口側が前記ベース体の長手方向中央部で互いに付き合わされるように、前記第1リング体と前記第2リング体とが前記ベース体の長手方向中央部に隣接配置されている
ことを特徴とする請求項4に記載の運動装置。 - 前記第1カバー体と前記第2カバー体とは、前記ベース体の周方向に沿って互いに異方向となるように回転することを特徴とする請求項4又は5に記載の運動装置。
- 前記駆動部からの駆動力を、前記第1リング体及び前記第2リング体の回転運動に変換する変換部を有していることを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の運動装置。
- 前記変換部は、前記駆動部により回転する駆動側歯車と、前記駆動側歯車に歯合し且つ前記リング体に固定されている従動側歯車と、を有していて、
前記従動側歯車は、前記第1リング体と前記第2リング体との夫々に対面するように設けられ、前記第1リング体に設けられた従動側歯車と前記第2リング体に設けられた従動側歯車との間に、前記駆動側歯車が設けられている
ことを特徴とする請求項7に記載の運動装置。 - 前記第1カバー体が使用者の第1施療部に接すると共に、前記第2カバー体が使用者の第2施療部に接した状態で、前記第1カバー体と前記第2カバー体とが、周方向に沿って互いに異方向となるように回転することにより、前記第1施療部と前記第2施療部との間にねじりの力を与えて、前記第1施療部と前記第2施療部との間にストレッチ運動を付与する
ことを特徴とする請求項4〜8のいずれかに記載の運動装置。 - 前記リング体の回転角度を検出する角度検出機構を有し、前記角度検出機構の出力を基に、前記回転体の回転角度を制御する制御部を備えている
ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の運動装置。
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