JP2020022301A - 車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電装置の温度に応じて車両外部の電力設備との間で授受可能な電力量を増加させる。【解決手段】ECUは、要求電力量を受信し(S100にてYES)、蓄電装置が低温状態であって(S102にてYES)、かつ、要求電力量の大きさが許容電力量の大きさよりも大きい場合(S104にてYES)、蓄電装置の昇温制御を実行するステップ(S106)と、蓄電装置の温度がしきい値以上になると(S108にてYES)、蓄電装置の昇温制御を終了するステップ(S110)とを含む、処理を実行する。【選択図】図2

Description

本開示は、電力設備との間で電力を授受する車両の制御に関する。
従来、電力設備と車両との間で授受される電力を制御する電力制御システムが公知である。たとえば、国際公開第2012/017937号(特許文献1)には、電力設備側で管理する総電力需給状況と、駐車中の複数の電気自動車に搭載された各蓄電装置の使用可能容量とに基づいて各蓄電装置の充放電制御を実行する技術が開示される。
国際公開第2012/017937号
しかしながら、蓄電装置の充放電量は、蓄電装置の温度に基づいて設定される制限値によって制限されることになるため、予め定められた期間において電力設備との間で授受可能な電力量についても制限される場合がある。たとえば、冬季などにおいて蓄電装置の温度が低い場合には、蓄電装置の温度が高い場合よりも蓄電装置の充放電量の制限値の大きさが小さくなる。これにより、予め定められた期間において電力設備との間で授受可能な電力量が小さくなる。そのため、電力設備側から要求される電力量を蓄電装置から放電できなかったり、あるいは、電力設備側から要求される電力量を蓄電装置に充電できなかったりする。その結果、電力需給の平準化を適切に実行できない場合がある。
本開示は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、蓄電装置の温度に応じて車両外部の電力設備との間で授受可能な電力量を増加させる車両を提供することである。
本開示のある局面に係る車両は、車両外部の電力設備との間で電力を授受する車両である。車両は、電力を蓄電する蓄電装置と、蓄電装置の温度を上昇させる昇温装置と、蓄電装置の充放電量と、昇温装置とを制御する制御装置とを備える。制御装置は、蓄電装置の充放電について電力設備が要求する要求電力量が、蓄電装置の温度に基づいて取得される蓄電装置の許容電力量よりも大きい場合に、昇温装置により蓄電装置の温度を上昇させる。
このようにすると、電力設備側の要求電力量が許容電力量よりも大きい場合に、昇温装置により蓄電装置の温度が上昇させられるので、蓄電装置が低温であることに起因して蓄電装置の許容電力量が低い場合に許容電力量を増加させることができる。そのため、電力設備側の要求電力量を満たす許容電力量を確保したり、あるいは、許容電力量を電力設備側の要求電力量に近づけたりすることができる。
本開示によると、蓄電装置の温度に応じて車両外部の電力設備との間で授受可能な電力量を増加させる車両を提供することができる。
本実施の形態における電力制御システムの全体構成の一例を概略的に示す図である。 ECUで実行される処理の一例を示すフローチャートである。 許容電力量と蓄電装置の温度との関係を示す図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
図1は、本実施の形態における電力制御システム1の全体構成の一例を概略的に示す図である。
電力制御システム1は、車両10と、電力設備20と、負荷装置400と、商用の系統電源500と、配電盤510とを備える。電力設備20は、電力スタンド200と、HEMS(Home Energy Management System)300と、ソーラーパネル416とを備える。なお、HEMS300、負荷装置400、ソーラーパネル416および配電盤510は、家屋600内に設けられる。
車両10は、電力を用いて走行駆動力を生成するとともに、電力スタンド200との間で電力を授受可能な電動車両である。なお、電動車両の構成は、電力スタンド200との間で電力の授受が可能であって、かつ、電力によって走行可能であれば、その構成は特に限定されるものではない。車両10には、たとえばプラグインハイブリッド自動車および電気自動車などが含まれる。
車両10は、蓄電装置100と、昇温装置102と、コネクタ112と、電力変換器114と、車両10の全体動作を制御するためのECU(Electronic Control Unit)130と、監視装置132と、動力出力装置135と、通信装置140とを含む。
車両10は、電力スタンド200から供給される電力を用いて蓄電装置100を充電することが可能である。また、車両10は、蓄電装置100の電力を電力スタンド200に放電することも可能である。
蓄電装置100は、再充電可能に構成された電力貯蔵要素であり、代表的には、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などの二次電池が適用される。あるいは、電気二重層キャパシタなどの電池以外の電力貯蔵要素によって、蓄電装置100を構成してもよい。
昇温装置102は、蓄電装置100の温度を上昇可能に構成される。昇温装置102は、ECU130からの制御信号により制御される。昇温装置102は、たとえば、ヒータなどを含む。
コネクタ112は、電力スタンド200の電力ケーブル214の先端に設けられたコネクタ212と接続可能に構成される。
電力変換器114は、蓄電装置100とコネクタ112との間に接続される。電力変換器114は、ECU130からの制御信号により制御される。電力変換器114は、電力スタンド200から供給される電力で蓄電装置100を充電する場合、電力スタンド200から供給される電力を蓄電装置100が充電可能な電力に変換する。また、電力変換器114は、蓄電装置100から電力スタンド200に放電する場合、蓄電装置100の電力を電力スタンド200が受電可能な電力に変換する。電力変換器114は、たとえば双方向AC/DCコンバータである。
監視装置132は、たとえば、電圧センサと、電流センサと、電池温度センサとを含み、蓄電装置100の状態(電圧、電流および温度)を検出する。監視装置132は、検出した蓄電装置100の状態を示す各種信号(すなわち、電圧を示す信号、電流を示す信号および温度を示す信号)をECU130に出力する。
動力出力装置135は、蓄電装置100に蓄えられた電力を用いて車両10の駆動力を発生する。具体的には、動力出力装置135は、ECU130からの駆動指令信号に基づいて車両10の駆動力を発生し、その発生した駆動力を車両10の駆動輪(図示せず)へ出力する。また、動力出力装置135は、ECU130から発電指令信号を受けると発電し、その電力を蓄電装置100に供給する。動力出力装置135は、たとえば、モータジェネレータを含む。
通信装置140は、車両外部の機器(電力スタンド200およびHEMS300など)と通信するためのインターフェースである。通信装置140は、ECU130と通信線で接続されており、ECU130から伝達された情報を車両外部の機器に送信したり、車両外部の機器から受信した情報をECU130に伝達したりする。
さらに、図示していないが、車両10は、車速を検出する車速センサなど、車両10の制御に必要なさまざまな物理量を検出するための複数のセンサを備える。これらの各センサは検出結果をECU130に出力する。
ECU130は、図示しないCPU(Central Processing Unit)およびメモリを内蔵し、当該メモリに記憶された情報や各センサからの情報に基づいて車両10の各機器を制御する。なお、これらの制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)で構築して処理することも可能である。
ECU130は、通信装置140を介して、車両外部の電力スタンド200およびHEMS300にそれぞれ設けられた通信装置240,350との間で無線または有線により通信する。
電力スタンド200は、車両10に搭載された蓄電装置100を充電したり放電したりするための施設である。電力スタンド200は、電力ケーブル214と、リレー210と、コントローラ230と、通信装置240とを含む。電力スタンド200は、配電盤510とHEMS300を介して電気的に接続される。なお、電力スタンド200は、家屋600の内部に設けられてもよい。
電力ケーブル214の一端はリレー210に接続され、他端にはコネクタ212が設けられる。車両10への給電時および車両10からの受電時には、電力ケーブル214のコネクタ212が車両10のコネクタ112に接続され、リレー210が閉じられる。リレー210の開閉動作は、コントローラ230によって制御される。
HEMS300は、配電盤510、電力スタンド200およびソーラーパネル416と電気的に接続される。HEMS300は、DC/DCコンバータ310と、DC/ACコンバータ315と、PCS(Power Conditioning System)320と、蓄電池330と、HEMSコントローラ340と、通信装置350と、操作パネル360とを含む。
DC/DCコンバータ310、DC/ACコンバータ315、およびPCS320は、HEMSコントローラ340によって制御される。
DC/DCコンバータ310は、家屋600の屋根に設置されたソーラーパネル416に接続される。DC/DCコンバータ310は、ソーラーパネル416によって発電された電力の直流電圧値を適切な値に変換する。
DC/ACコンバータ315は、電力スタンド200を介して車両10に接続される。DC/ACコンバータ315は、車両10から電力スタンド200を介して供給された交流電力を直流電力に変換し、その直流電力をPCS320および蓄電池330へと出力する。また、DC/ACコンバータ315は、DC/DCコンバータ310、PCS320、および蓄電池330の少なくとも1つから供給された直流電力を交流電力に変換し、その交流電力を電力スタンド200を介して車両10へと出力する。
PCS320は、配電盤510を介して系統電源500に接続される。なお、系統電源500は、代表的には単相交流の電源により構成される。PCS320は、系統電源500から配電盤510を介して供給された交流電力を直流電力に変換し、その直流電力をDC/ACコンバータ315および蓄電池330へと出力する。一方、PCS320は、DC/DCコンバータ310、蓄電池330およびDC/ACコンバータ315(車両10の蓄電装置100)の少なくとも1つから供給された直流電力を交流電力に変換し、その交流電力を配電盤510を介して系統電源500へと出力することができる。
蓄電池330は、再充電可能な電力貯蔵要素であり、代表的にはリチウムイオン電池、ニッケル水素電池または鉛蓄電池などの二次電池が適用される。蓄電池330には、車両10からの電力の他、家屋600に設置されたソーラーパネル416によって発電された電力がDC/DCコンバータ310を介して供給され得る。さらに、蓄電池330には、系統電源500からの電力が供給され得る。
操作パネル360は、HEMS300のユーザによって操作される。操作パネル360は、車両10への給電の開始および終了、ならびに車両10からの受電の開始および終了を選択できるように構成される。HEMSコントローラ340は、操作パネル360を介してユーザが行なった操作に応じた指令信号を、通信装置350,240を介してコントローラ230に送信する。コントローラ230は、HEMSコントローラ340からの指令信号に応じてリレー210を制御する。
系統電源500と配電盤510とを接続する電力線218には、ブレーカ520が設けられる。ブレーカ520は、許容値を超える過大な電流が電力線218に流れた場合に電力線218を遮断することで、系統電源500と配電盤510とを切り離すように構成される。なお、ブレーカ520は、たとえば、電流ヒューズのように許容値を超える電流が流れたときに溶断するものであってもよいし、電流センサなどによって許容値を超える電流が検出されたときにリレーを開状態に切り替えるようなものであってもよい。
負荷装置400は、配電盤510から電力を受けて動作する任意の電気機器である。負荷装置400は、たとえば家屋600内で使用される家庭用の電化製品である。
以上のような構成を有する電力制御システム1において、たとえば、HEMSコントローラ340は、電力スタンド200を経由して車両10に対して充電を要求することによって、ソーラーパネル416あるいは系統電源500の電力を車両10に供給して、車両10に搭載される蓄電装置100を充電することができる。あるいは、HEMSコントローラ340は、電力スタンド200を経由して車両10に対して放電を要求することによって、車両10に搭載される蓄電装置100の電力をHEMS300に供給して、家屋600内の電気機器に電力を供給したり、系統電源500側に電力を供給したりすることができる。
このようにすると、たとえば、昼間にソーラーパネル416において発電された電力を一時的に車両10の蓄電装置100に貯蔵し、夜間にその電力を車両10から取り出すことができる。あるいは、家屋600内での消費電力がピークとなる時間帯に車両10の電力を消費することによって、当該時間帯に系統電源500に要求される電力を低減することができる。また、系統電源500に要求される電力を低減することによって、系統電源500における電力需給のピークを緩和することができる。
そのため、本実施の形態による電力制御システム1においては、HEMS300と車両10の蓄電装置との間で行なわれる電力の授受を、状況に応じて適切に管理することが求められる。
具体的には、HEMSコントローラ340は、時間帯に応じて電力需給の平準化を行なうために蓄電装置100電力スタンド200から車両10の蓄電装置100に予め定められた期間に充電される電力量(以下、単に「充電電力量」ともいう)、および車両10の蓄電装置100から電力スタンド200に予め定められた期間に放電される電力量(以下、単に「放電電力量」ともいう)を設定する。HEMSコントローラ340は、たとえば、予め定められた期間に充放電に関して要求される電力量(以下、要求電力量と記載する)を車両10に送信する。
しかしながら、蓄電装置100の充放電量は、蓄電装置100の温度に基づいて設定される制限値によって制限されることになるため、予め定められた期間において電力設備20のHEMS300との間で授受可能な電力量についても制限される場合がある。たとえば、冬季などにおいて蓄電装置100の温度が低い場合には、蓄電装置100の温度が高い場合よりも蓄電装置100の充放電量の制限値の大きさが小さくなる。これにより、予め定められた期間においてHEMS300との間で授受可能な電力量が小さくなる。そのため、HEMS300側から要求される電力量を蓄電装置100から放電できなかったり、あるいは、HEMS300側から要求される電力量を蓄電装置100に充電できなかったりする。その結果、電力需給の平準化を適切に実行できない場合がある。
そこで、本実施の形態においては、ECU130は、要求電力量が蓄電装置100において許容される許容電力量よりも大きい場合には、蓄電装置100の温度が上昇するように昇温装置102を制御するものとする。
このようにすると、HEMS300側の要求電力量が許容電力量よりも大きい場合に、昇温装置102により蓄電装置100の温度が上昇させられるので、蓄電装置100が低温であることに起因して蓄電装置100の許容電力量が低い場合に許容電力量を増加させることができる。そのため、HEMS300側の要求電力量を満たす許容電力量を確保したり、あるいは、許容電力量をHEMS300側の要求電力量に近づけたりすることができる。
なお、「要求電力量」とは、HEMS300が蓄電装置100に対して充電を要求する要求電力量(以下、充電要求電力量と記載する)と、HEMS300が蓄電装置100に対して放電を要求する要求電力量(以下、放電要求電力量と記載する)とのうちのいずれかを含む。
また、「許容電力量」とは、予め定められた期間に蓄電装置100において入出力可能な電力量であって、HEMS300から蓄電装置100に対して充電可能な電力量(以下、充電許容電力量と記載する)と、蓄電装置100からHEMS300に対して放電可能な電力量(以下、放電許容電力量と記載する)とのうちのいずれかを含む。
以下、図2を参照して、本実施の形態におけるECU130で実行される処理について説明する。図2は、ECU130で実行される処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示される処理は、所定の処理周期毎にメインルーチン(図示せず)から呼び出されて実行される。これらのフローチャートに含まれる各ステップは、基本的には、ECU130によるソフトウェア処理の実行によって実現されるが、その一部または全部がECU130内に作製されたハードウェア(電気回路)によって実現されてもよい。
ステップ(以下、ステップをSと記載する)100にて、ECU130は、要求電力量を受信するか否かを判定する。ECU130は、たとえば、HEMS300の通信装置350から通信装置240を経由して通信装置140に充電要求電力量および放電要求電力量のうちの少なくともいずれかを受信する場合に要求電力量を受信すると判定する。要求電力量を受信すると判定される場合(S100にてYES)、処理はS102に移される。
S102にて、ECU130は、蓄電装置100が低温状態であるか否かを判定する。ECU130は、たとえば、監視装置132によって検出される蓄電装置100の温度がしきい値TB(0)よりも低い場合に、蓄電装置100が低温状態であると判定する。なお、しきい値TB(0)としては、たとえば、後述する蓄電装置100の許容電力量が上限値よりも低くなる温度が設定される。
図3は、許容電力量と蓄電装置100の温度との関係を示す図である。図3に示すように、蓄電装置100の温度がしきい値TB(0)以上である場合には、許容電力量は、P(0)で一定の状態になる。これに対して、蓄電装置100の温度がしきい値TB(0)よりも小さい場合には、蓄電装置100の温度が低くなるほど許容電力量が低くなる関係となる。図3には、たとえば、蓄電装置100の温度がしきい値TB(0)よりも小さい場合には、蓄電装置100の温度と許容電力量とが線形の関係になる場合を一例として示されている。また、本実施の形態において、図3に示す、許容電力量と蓄電装置100の温度との関係は、許容電力量が充電側の許容電力量(以下、充電許容電力量とも記載する)である場合も、許容電力量が放電側の許容電力量(以下、放電許容電力量とも記載する)である場合も同様の関係になるものとして説明する。
蓄電装置100が低温状態であると判定される場合(S102にてYES)、処理はS104に移される。
S104にて、ECU130は、要求電力量の大きさが許容電力量の大きさよりも大きいか否かを判定する。要求電力量の大きさが許容電力量の大きさよりも大きいと判定される場合(S104にてYES)、処理はS106に移される。
S106にて、ECU130は、蓄電装置100の昇温制御を実行する。ECU130は、たとえば、昇温装置102を作動させて蓄電装置100の温度を上昇させる。ECU130は、たとえば、ヒータを通電状態にする。
S108にて、ECU130は、蓄電装置100の温度がしきい値TB(1)以上であるか否かを判定する。しきい値TB(1)は、上述の許容電力量が上限値となる温度である。しきい値TB(1)は、上述のしきい値TB(0)と同じ値であってもよいし、制御ハンチングの発生を抑制するため、上述のしきい値TB(0)よりも高い温度であってもよい。蓄電装置100の温度がしきい値TB(1)以上であると判定される場合(S108にてYES)、処理はS110に移される。
S110にて、ECU130は、蓄電装置100の昇温制御を終了する。ECU130は、たとえば、昇温装置102の作動を停止させる。
以上のような構造およびフローチャートに基づくECU130の動作について説明する。
<HEMS300において充電要求電力量が設定される場合>
たとえば、HEMS300において、昼間にソーラーパネル416等において発電された余剰電力を蓄電装置100に充電するために充電要求電力量が設定され、かつ、蓄電装置100がしきい値TB(0)よりも低い低温状態である場合を想定する。
HEMS300は、通信装置350を用いて、通信装置240を経由し、通信装置140に対して、設定された充電要求電力量を送信する。車両10において、充電要求電力量が受信されると(S100にてYES)、蓄電装置100が低温状態であるため(S102にてYES)、充電要求電力量の大きさが充電許容電力量の大きさよりも大きいか否かが判定される(S104)。
充電要求電力量の大きさが充電許容電力量の大きさよりも大きい場合には(S104にてYES)、蓄電装置100の昇温制御の実行によって昇温装置102が作動させられる(S106)。たとえば、ヒータが作動することによって蓄電装置100の温度が上昇すると、蓄電装置100の充電電力の上限値が上昇するため、充電許容電力量が増加する。
蓄電装置100がしきい値TB(0)以上になると(S108にてYES)、蓄電装置100の昇温制御が終了する(S110)。充電許容電力量の大きさが上限値P(0)の大きさまで増加するため、充電要求電力量の大きさが充電許容電力量の大きさ以下である場合には、HEMS300側の充電要求電力量を車両10の蓄電装置100にて貯蔵することが可能になる。また、充電要求電力量の大きさが充電許容電力量の大きさよりも大きい場合でも、蓄電装置100が低温状態である場合に比べて充電許容電力量の大きさを充電要求電力量の大きさに近づけることができる。
<HEMS300において放電要求電力量が設定される場合>
たとえば、HEMSにおいて、夜間に蓄電装置100に貯蔵された余剰電力を放電するために放電要求電力量が設定され、かつ、蓄電装置100がしきい値TB(0)よりも低い低温状態である場合を想定する。
HEMS300は、通信装置350を用いて、通信装置240を経由して、通信装置140に対して、設定された放電要求電力量を送信する。車両10において、放電要求電力量が受信されると(S100にてYES)、蓄電装置100が低温状態であるため(S102にてYES)、放電要求電力量の大きさが放電許容電力量の大きさよりも大きいか否かが判定される(S104)。
放電要求電力量の大きさが放電許容電力量の大きさよりも大きい場合には(S104にてYES)、蓄電装置100の昇温制御の実行によって昇温装置102が作動させられる(S106)。たとえば、ヒータが作動することによって蓄電装置100の温度が上昇すると、蓄電装置100の放電電力の上限値が上昇するため、放電許容電力量が増加する。
蓄電装置100がしきい値TB(0)以上になると(S108にてYES)、蓄電装置100の昇温制御が終了する(S110)。放電許容電力量の大きさが上限値P(0)の大きさまで増加するため、放電要求電力量の大きさが放電許容電力量の大きさ以下である場合には、HEMS300側の放電要求電力量を車両10の蓄電装置100にて供給することが可能になる。また、放電要求電力量の大きさが放電許容電力量の大きさよりも大きい場合でも、蓄電装置100が低温状態である場合に比べて放電許容電力量を放電要求電力量に近づけることができる。
以上のようにして、本実施の形態に係る車両によると、HEMS300側の要求電力量が許容電力量よりも大きい場合に、蓄電装置100が低温状態であると、昇温装置102により蓄電装置100の温度が上昇させられるので、許容電力量を増加させることができる。そのため、HEMS300側の要求電力量を満たす許容電力量を確保したり、あるいは、許容電力量をHEMS300側の要求電力量に近づけたりすることができる。したがって、蓄電装置の温度に応じて車両外部の電力設備との間で授受可能な電力量を増加させる車両を提供することができる。
以下、変形例について記載する。
上述の実施の形態では、HEMS300は、車両10から供給を受けた電力を家屋600内で消費するものとして説明したが、たとえば、系統電源500に接続される電力網を経由して他の家屋のHEMSに電力を供給してもよい。
さらに上述の実施の形態では、車両10は、1台である場合を一例として説明したが、複数台の車両がHEMS300に接続されていてもよい。この場合、HEMS300は、複数の車両の各々に対して要求電力量を設定し、設定された要求電力量を複数の車両の各々に送信してもよい。
さらに上述の実施の形態では、昇温装置102としてヒータを一例として説明したが、たとえば、車両10にエンジンが搭載される場合には、昇温装置102は、エンジンの冷却水を導入する熱交換器であってもよい。
さらに上述の実施の形態では、図3に示した、許容電力量と蓄電装置100の温度との関係は、許容電力量が充電許容電力量である場合も放電許容電力量である場合も同様の関係になるものとして説明したが、許容電力量が充電許容電力量である場合と、放電許容電力量である場合とで異なる構成(すなわち、許容電力量の上限値P(0)よりも低下する温度のしきい値が異なる構成)としてもよい。
さらに上述の実施の形態では、許容電力量が上限値になるまで蓄電装置100を昇温するものとして説明したが、要求電力量が上限値よりも小さい場合には、要求電力量と等しくなるまで許容電力量が増加するように蓄電装置100を昇温してもよい。
さらに上述の実施の形態では、ECU130により許容電力量が算出されるものとして説明したが、たとえば、車両10から蓄電装置100の温度を受信したHEMSコントローラ340により許容電力量が算出され、ECU130に送信されるようにしてもよい。
さらに上述の実施の形態では、蓄電装置100の温度を検出するセンサを用いて蓄電装置100の温度を取得するものとして説明したが、たとえば、外気温度や車両10の室内の温度を用いて蓄電装置100の温度を推定してもよい。
なお、上記した変形例は、その全部または一部を適宜組み合わせて実施してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 電力制御システム、10 車両、20 電力設備、100 蓄電装置、102 昇温装置、112,212 コネクタ、114 電力変換器、130 ECU、132 監視装置、135 動力出力装置、140,240,350 通信装置、200 電力スタンド、210 リレー、214 電力ケーブル、218 電力線、230 コントローラ、300 HEMS、310 DC/DCコンバータ、315 DC/ACコンバータ、320 PCS、330 蓄電池、340 HEMSコントローラ、360 操作パネル、400 負荷装置、416 ソーラーパネル、500 系統電源、510 配電盤、520 ブレーカ、600 家屋。

Claims (1)

  1. 車両外部の電力設備との間で電力を授受する車両であって、
    電力を蓄電する蓄電装置と、
    前記蓄電装置の温度を上昇させる昇温装置と、
    前記蓄電装置の充放電量と、前記昇温装置とを制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記蓄電装置の充放電について前記電力設備が要求する要求電力量が、前記蓄電装置の温度に基づいて取得される前記蓄電装置の許容電力量よりも大きい場合に、前記昇温装置により前記蓄電装置の温度を上昇させる、車両。
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