JP2020020233A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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綾 長谷川
Aya Hasegawa
綾 長谷川
山崎 優
Masaru Yamazaki
優 山崎
尾関 重宣
Shigenobu Ozeki
重宣 尾関
竜一 隈本
Ryuichi Kumamoto
竜一 隈本
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Abstract

【課題】使用者がトイレルームに入室した際に脱臭フィルタの再生が行われている状態であることを可及的に抑制し、且つ、再生処理が使用電力の集中を招きにくい衛生洗浄装置を提供する。【解決手段】衛生洗浄装置Aの使用者の有無を検出する使用者検出手段19からの使用者検出信号に基づいて衛生洗浄装置の使用頻度を統計し、統計結果から使用頻度の少ない低頻度時間帯を特定する低頻度時間帯特定手段を備えると共に、低頻度時間帯特定手段により特定した低頻度時間帯であって、使用者検出手段からの使用者検出信号がなく、且つ、衛生洗浄装置全体の使用電力が所定の電力以下と判断した場合に、脱臭フィルタを加熱再生する加熱部を駆動して脱臭フィルタの再生処理を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、衛生洗浄装置に関する。
従来、トイレルーム内に設置された便器上に配置され、腰掛けた使用者の臀部等の洗浄を行う衛生洗浄装置が広く利用されている。
また、衛生洗浄装置はこれまで様々な付加機能が提案されており、例えば用便中や用便後の臭気を除去する脱臭ユニットを備えることで、便器内やトイレルーム内の脱臭機能を発揮する衛生洗浄装置が存在している。
この脱臭機能を発揮するための方式は幾つか存在するが、代表的には、脱臭ユニットを構成する通気ダクトの中途に脱臭フィルタを配置し、この脱臭フィルタで臭気成分を吸着したり分解するものが挙げられる。
そして、便器内やトイレルーム内の臭気成分を含む空気を脱臭ユニット内に取り込み、脱臭フィルタを通過させて臭気成分を吸着・分解した上で再び脱臭ユニット外に排気することで脱臭機能が実現される。
ところが、脱臭動作を繰り返すと、脱臭フィルタの臭気成分吸着能は徐々に飽和し、脱臭効率が低下する。
この場合、脱臭フィルタを交換して対応することも可能であるが、近年では脱臭フィルタを加熱し、吸着されている臭気成分を分解して脱臭フィルタの再生を行うものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
このような衛生洗浄装置によれば、脱臭フィルタの交換に要する手間を省くことができ、トイレルームや便器内の脱臭を効率的に行うことができる。
特開2001−241087号公報
ところが、上記従来の脱臭フィルタの加熱再生を行う衛生洗浄装置は、その再生処理のタイミングについては何ら考慮されていない。
従って、再生処理の実行中に使用者がトイレルームに入室した場合、トイレルームが比較的狭い一般家屋などでは再生処理のための熱が篭もり、特に夏場には使用者が不快に感じるおそれがあった。
また、再生処理に際し脱臭フィルタに付与する熱は電気的に発生させるのが一般的であるが、衛生洗浄装置の他の機能、例えば貯湯や便座の保温が既に実行中である場合、更に再生処理が行われると、その時間帯に電力の使用が集中してしまうこととなり、電力使用量が一時的に増大する場合があった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、使用者がトイレルームに入室した際に脱臭フィルタの再生が行われている状態であることを可及的に抑制し、且つ、再生処理が使用電力の集中を招きにくい衛生洗浄装置を提供する。
上記従来の課題を解決するために、本発明に係る衛生洗浄装置では、トイレルームまたは便器内の空気を脱臭する脱臭ユニットと、同脱臭ユニットの駆動制御を行う制御部と、を備えた衛生洗浄装置において、前記脱臭ユニットは、前記空気を吸気してダクトを通じ排気口へ送給する送気部と、前記ダクト内に設けられ、前記空気を通気させて脱臭する脱臭フィルタと、前記脱臭フィルタを加熱再生する加熱部と、を備え、前記制御部は、前記衛生洗浄装置の使用者の有無を検出する使用者検出手段からの使用者検出信号に基づいて前記衛生洗浄装置の使用頻度を統計し、統計結果から使用頻度の少ない低頻度時間帯を特定する低頻度時間帯特定手段を備えると共に、同低頻度時間帯特定手段により特定した低頻度時間帯であって、前記使用者検出手段からの使用者検出信号がなく、且つ、前記衛生洗浄装置全体の使用電力が所定の電力以下と判断した場合に、前記加熱部を駆動して前記脱臭フィルタの再生処理を実行することとした。
このような構成を備える衛生洗浄装置によれば、脱臭フィルタの加熱再生の熱源となる加熱部は、制御部による制御により、統計的に使用頻度の低い時間帯で、使用者がトイレルームにおらず、使用電力の集中のおそれがない場合に駆動される。それゆえ、使用者がトイレルームに入室した際に脱臭フィルタの再生が行われている状態であること(以下、再生時入室ともいう。)を可及的に抑制し、且つ、再生処理が使用電力の集中を招きにくい衛生洗浄装置を提供することができる。
また、本発明のうち他の態様に係る衛生洗浄装置では、前記低頻度時間帯は、使用者によっても任意に設定可能であり、前記制御部は、前記低頻度時間帯特定手段により特定された低頻度時間帯に優先して前記使用者が設定した低頻度時間帯に基づき前記脱臭フィルタ再生処理を実行することとしている。
このような構成を備える衛生洗浄装置によれば、再生処理が行われるべき時間を使用者が意図的に設定することができ、再生時入室をより堅実に防止することができる。
また、本発明のうち他の態様に係る衛生洗浄装置では、前記制御部は、前記脱臭フィルタ再生処理の実行中に、前記使用者検出信号を受信し又は前記使用電力が前記所定の電力を越えたと判断した場合には、前記加熱部の駆動を停止することとしている。
このような構成を備える衛生洗浄装置によれば、例えば再生時入室があった場合でも、更なる熱量の追加を止めることができ、加熱部を駆動させたままの状態に比して使用者の不快感を低減することができる。また、使用電力の集中が発生した場合でも、加熱部の駆動が停止されることで、使用電力が多い状態の継続時間を可及的に短縮することができる。
また、本発明のうち他の態様に係る衛生洗浄装置では、前記制御部は、前記加熱部の駆動を停止させた後、前記使用者検出信号を受信しておらず又は前記使用電力が前記所定の電力以下と判断し、且つ、前記低頻度時間帯内である場合は、前記加熱部を再駆動させることとしている。
このような構成を備える衛生洗浄装置によれば、再生時入室があったり、使用電力過多により脱臭フィルタの再生処理が中断した場合であっても、その後中断すべき要因がなくなった場合には再び再生処理を開始することができ、脱臭フィルタの再生をより堅実に行うことができる。
また、本発明のうち他の態様に係る衛生洗浄装置では、前記加熱部にPTCヒーターを備えることとしている。
このような構成を備える衛生洗浄装置によれば、PTCヒーターの正温度係数特性に由来する自律的な温度制御を行うことができ、別途サーミスタなどの温度計測機能を設ける必要がなく省スペース化を図ることができる。
また、本発明のうち他の態様に係る衛生洗浄装置では、前記制御部は、前回実行した脱臭フィルタ再生処理から所定時間が経過したと判断した場合、脱臭フィルタ再生処理を実行することとしている。
このような構成を備える衛生洗浄装置によれば、再生時入室や使用電力過多により低頻度時間帯内での再生処理が実行できなかった場合であっても、所定時間経過後に強制的に再生処理が実行されるため、脱臭フィルタの再生が長期間に亘り実施されない状態を防ぐことができる。
また、本発明のうち他の態様に係る衛生洗浄装置では、前記脱臭フィルタ再生処理は、所定時間に亘り前記加熱部を駆動する加熱処理と、前記所定時間経過後に加熱された前記脱臭フィルタを冷却する冷却処理とを備え、前記制御部は、前記空気の脱臭時に前記送気部を第1の風量で駆動する一方、前記加熱処理の実行後は前記送気部を前記第1の風量よりも大きい第2の風量で駆動して前記冷却処理を実行することとしている。
このような構成を備える衛生洗浄装置によれば、加熱部を速やかに冷却することができ、加熱部の熱による周辺部材への影響を可及的に抑制することができる。
本発明によれば、使用者がトイレルームに入室した際に脱臭フィルタの再生が行われている状態であることを可及的に抑制し、且つ、再生処理が使用電力の集中を招きにくい衛生洗浄装置を提供することができる。
本実施形態に係る衛生洗浄装置を備えたトイレの外観を示す説明図である。 本実施形態に係る衛生洗浄装置の内部構成を示した説明図である。 脱臭ユニットの構成を示す説明図である。 本実施形態に係る衛生洗浄装置の電気的構成を示す説明図である。 制御部において実行される処理を示したフローである。 制御部において実行される処理を示したフローである。 制御部において実行される処理を示したフローである。
本発明は、トイレルームや便器内の空気を脱臭する脱臭ユニットと、同脱臭ユニットの駆動制御を行う制御部と、を備えた衛生洗浄装置において、使用者がトイレルームに入室した際に脱臭フィルタの再生が行われている状態であることを可及的に抑制し、且つ、再生処理が使用電力の集中を招きにくい衛生洗浄装置を提供するものである。
以下、本実施形態に係る衛生洗浄装置について、図面を参照しながら説明する。図1は本実施形態に係る衛生洗浄装置Aを備えたトイレ10の外観を示す説明図である。
図1に示すように、トイレルームRの床面11上にはトイレ10が配置されており、使用者が用便を足すことができるよう構成している。
トイレ10は、床面11に設置した陶器製の便器12と、同便器12上に載置した衛生洗浄装置Aとで構成している。
衛生洗浄装置Aのケーシング18の内部には、後述する制御部13や脱臭ユニット14の他、種々の機構が収容されており、使用者が快適にトイレ10を使用するための機能を実現している。一例を挙げるならば、使用者の臀部等を洗浄する機構や、洗浄水の流下・停止を制御する機構、便蓋や便座の自動開閉機構等が収容されており、奥壁部15aに設置されている商用電源のコンセント16から電力を得て、これらの機構を駆動させるよう構成している。
また、衛生洗浄装置Aには、トイレルームR内に入室したトイレ10の使用者を検出する使用者検出手段としての人感センサ19が配設されている。この人感センサ19は制御部13に電気的に接続されており、使用者のトイレルームRへの入室があったと制御部13が判断した場合には、例えば便蓋や便座を自動で開けたり、便器12内を予備的に洗浄するなどの動作が行われる。
また、トイレルームRの側壁部15bにはリモコン装置17が配設されており、衛生洗浄装置Aにより実現される各種機能を遠隔操作により実行できるよう構成している。
図2は、衛生洗浄装置Aの内部構成を示した説明図である。衛生洗浄装置Aの基板20上には、制御部13、洗浄ユニット21、乾燥ユニット22、室暖ユニット23、脱臭ユニット14を始め、衛生洗浄装置Aによる種々の機能を実現するための機構が載置されている。
制御部13は、コンセント16からの電力の監視や各ユニットへの電力の供給の他、各ユニットや機構の稼動制御等を行う。なお、制御部13による脱臭ユニット14の制御については、追って詳説する。
洗浄ユニット21は、使用者の臀部等を洗浄するためのユニットであり、図示しない給水配管より供給される湯水を、便器12の便鉢内空間に出没自在としたノズル21aより使用者の臀部等に対し噴射可能としている。
乾燥ユニット22は、例えば洗浄ユニット21による洗浄後の臀部等に対し温風を吹き当てて乾燥させるためのユニットである。乾燥ユニット22は、乾燥ファン22a及び図示しないヒータを備えており、乾燥ファン22aにて吸気した空気をヒータで温め、便鉢内に開口させた吹出口22bから吹き出して使用者の臀部等を乾燥させるよう構成している。
室暖ユニット23は、例えば冬季などトイレルームR内の気温が低いときに、トイレルームR内を暖房するためのユニットである。室暖ユニット23は、室暖ファン23a及び図示しないヒータを備えており、室暖ファン23aにて吸気した空気をヒータで温め、衛生洗浄装置Aの側方に開口させた暖気口23bから吹き出してトイレルームRを暖房するよう構成している。
脱臭ユニット14は、先述の如く用便中や用便後の臭気、例えば便鉢内の臭気やトイレルームR内の臭気を除去するためのユニットである。
具体的には、図2及び図3(a)に示すように、脱臭ユニット14は、吸気ダクト25と、脱臭ファン26と、送気ダクト27とを備えている。
吸気ダクト25は、脱臭の対象となる空気、すなわち、トイレルームRや便器内の空気を脱臭ファン26へ導くためのダクトであり、その上流側先端部には便鉢内空間に臨ませた吸気口25aを開口させている。なお、トイレルームRの空気は、便座や便蓋の間隙を介して便鉢内を経由し吸気口25aから取り込まれる。
また、吸気ダクト25の下流側には脱臭ファン26が連通接続されている。脱臭ファン26は、気流を生起させることで吸気ダクト25の吸気口25aから空気を吸気すると共に、送気ダクト27へ空気を送り出し後述の排気口27aへ送給する送気部としての役割を有する。この脱臭ファン26は制御部13に電気的に接続されており、制御部13の制御によりその駆動や停止、風量調整を可能としている。
脱臭ファン26の下流側には、送気ダクト27を連通接続している。送気ダクト27は、同送気ダクト27の下流端に設けた排気口27aへ向けて脱臭ファン26により送気された空気を導くためのダクトであり、本実施形態では図2において示すように略L字状に屈曲させて衛生洗浄装置Aの側方から排気するよう構成している。なお、図3(a)中において送気ダクト27の下流側は破線で示して図示を一部省略している。
また、送気ダクト27の中途には、流路断面を拡幅した膨大部27bを形成している。図3(b)は、図3(a)中のX−X断面部における膨大部27bの内部構成を示した説明図である。
図3(b)に示すように、膨大部27bの内部には脱臭フィルタ28と、再生用ヒータ29と断熱材30とが収容されている。
脱臭フィルタ28は、活性炭や酸化金属触媒等をハニカム形状に焼成してなる多孔質状のセラミックス焼成体であり、同脱臭フィルタ28の表裏(図3(b)に示す紙面奥から手前方向)へ空気を流通させつつ、空気中に含まれる臭気成分、例えばアンモニアやトリメチルアミン、メチルメルカプタン、硫化水素に代表される大小便臭の原因成分を吸着あるいは吸着後に分解させて脱臭可能としている。この脱臭フィルタ28は、膨大部27bの流路断面の略中央にて、流路断面積の大半を占めるよう配設している。
再生用ヒータ29は、脱臭フィルタ28を加熱再生する際の熱源として機能する帯状のヒータであり、脱臭フィルタ28の側部周面に巻着している。
また、本実施形態において再生用ヒータ29は、PTCヒータを採用している。具体的には、半導体粒子とカーボン粒子の如き導体粒子などが配合された発熱面を備え、温度が低いと電気抵抗が下がり通電が容易となって発熱量が増大する一方、温度が高くなると電気抵抗が増して通電が抑制され発熱量が減少するよう構成しており、再生用ヒータ29による自律的な温度の安定化を可能としている。ここでは、再生時に脱臭フィルタ28の温度が概ね80〜110℃程度に保たれる仕様のPTCヒータとしている。
また、再生用ヒータ29は、制御部13に電気的に接続されており、制御部13の制御によりその駆動や停止を可能としている。
断熱材30は、再生用ヒータ29の熱が送気ダクト27に伝達されることを抑制する役割を果たすものであり、脱臭フィルタ28の周囲に巻着した再生用ヒータ29と、送気ダクト27の内壁面との間隙を充填して同間隙部分の気密性が保たれるよう、すなわち、送気ダクト27を通気する空気の略全量が脱臭フィルタ28を通過するよう配置している。
次に、図4を参照しつつ衛生洗浄装置Aの電気的な構成について説明する。図4は本実施形態に係る衛生洗浄装置Aの電気的構成のうち主要部分を示したブロック図である。なお本来、制御部13には衛生洗浄装置Aが備える各種機能を実現するための種々の機構等が電気的に接続されているが、図4では、本発明の理解に供すべく抜粋して示していることに留意すべきである。
図4に示すように、制御部13は、CPU31、ROM32、RAM33等を備えており、衛生洗浄装置Aの稼動に必要なプログラム等を実行可能としている。また、制御部13は、計時手段やカレンダー手段を備えており、CPU31等により現在の日時等を参照可能としている。
また、制御部13内のRAM33の所定アドレスには、低頻度時間帯設定値や、低頻度時間帯使用者設定値、使用者設定フラグ、使用電力基準値、使用状態判別フラグ、再生処理中断フラグ、前回再生時記憶値、再生処理強制駆動時間設定値、再生完了フラグ、加熱完了フラグ、加熱時間設定値、冷却時間設定値、加熱時間タイマ、冷却時間タイマ、ファン風量設定値が記憶される。
低頻度時間帯設定値は、制御部13が後述する頻度統計手段(低頻度時間帯特定手段)により衛生洗浄装置Aの使用頻度の統計結果に基づいて特定した低頻度時間帯を記憶する値であり、同低頻度時間帯の開始時間及び終了時間が格納される。
低頻度時間帯使用者設定値は、使用者がリモコン装置17を使用して任意に設定した低頻度時間帯を記憶する値であり、同低頻度時間帯の開始時間及び終了時間が格納される。
使用者設定フラグは、使用者が低頻度時間帯を設定しているか否かを示すフラグであり、使用者が低頻度時間帯を設定している場合にはONとなり、設定していない場合はOFFの値をとる。
使用電力基準値は、脱臭処理の中断や不実行の判断基準とする衛生洗浄装置Aの使用電力の値であり、本実施形態では例えば1500Wとしている。
使用状態判別フラグは、使用者がトイレルームR内に在室しているか否か、より具体的には、人感センサ19が使用者を検出しているか否かを示すフラグであり、使用者検出中(在室中)はONとなり、検出していない場合(不在中の場合)はOFFの値をとる。なお、使用状態判別フラグは、人感センサ19からの使用状態信号に基づき、制御部13によって随時書換が行われる。
再生処理中断フラグは、使用者検出信号を受信した(使用状態判別フラグがON状態となった)り、衛生洗浄装置Aの使用電力が使用電力基準値を越えること(以下、これら双方の条件を総称して「不実施・中断条件」ともいう。)で脱臭フィルタ28の再生処理が中断された状態か否かを示すフラグであり、再生処理が中断している場合はONとなり、中断されていない場合はOFFの値をとる。
前回再生時記憶値は、最後に再生処理が行われた日時が記憶される値であり、再生処理を実行すると随時更新が行われる。なお、最初に衛生洗浄装置Aを起動した場合や衛生洗浄装置Aのリセット操作がなされた場合は、起動時やリセット時が前回再生時記憶値として記憶される。
再生処理強制駆動時間設定値は、最後に再生処理が行われたときから所定時間経過後に強制的に再生処理を実行するための、この経過時間を規定する値である。すなわち、前回再生時記憶値から再生処理強制駆動時間設定値で規定する時間が経過すると強制的に再生処理が実行される。
再生完了フラグは、再生処理の実行が終了したか否かを示すフラグである。再生完了フラグは、低頻度時間帯や再生処理強制駆動時間設定値による強制的な再生処理の実行時間(以下、強制実行時間とも称する)であって再生処理の実行が完了している場合はONの値をとり、低頻度時間帯又は強制実行時間であって再生処理の実行が終了していない場合やこれらの時間帯外はOFFの値をとる。
加熱完了フラグは、再生処理において加熱処理が完了したか否かを示すフラグである。加熱処理が完了している場合はONの値をとり、加熱処理が完了していない場合はOFFの値をとる。
加熱時間設定値及び冷却時間設定値は、それぞれ加熱や冷却を行う時間を設定する値である。
加熱時間タイマ及び冷却時間タイマは、それぞれ加熱や冷却を開始してからの経過時間を計測するためのタイマである。
ファン風量設定値は、脱臭ファン26により発生させるべき風量を規定するための設定値である。ファン風量設定値は1又は2の値をとり、値が1の場合は相対的に少ない風量の第1の風量で、また値が2の場合は相対的に大きい風量で制御部13は脱臭ファン26を駆動させる。
また、RAM33の所定アドレスには、後述する使用頻度統計処理により生成した統計結果が格納される。本実施形態に係る衛生洗浄装置Aでは、低頻度時間帯の設定は使用者が任意に設定したり、衛生洗浄装置Aが自動的に設定を行うこととなるが、この統計結果は、衛生洗浄装置Aが自動的に低頻度時間帯を設定する場合にCPU31が参照する。
また、制御部13には、図4に示すように、リモコン装置17や人感センサ19、洗浄ユニット21、乾燥ユニット22、室暖ユニット23、脱臭ユニット14の脱臭ファン26、同じく脱臭ユニット14の再生用ヒータ29などが接続されており、制御部13におけるプログラムの実行状況に応じて参照されたり、制御駆動するよう構成している。
リモコン装置17は、衛生洗浄装置Aの操作部として機能する部位であり、リモコン装置17により使用者が入力した情報は制御部13へ送信され、各ユニットの制御が行われたり、RAM33に記憶される。例えば、前述の低頻度時間帯使用者設定値は、使用者がリモコン装置17を入力操作することで、RAM33の所定アドレスに記憶される。
人感センサ19は、使用者がトイレルームR内に在室しているか否かを検出するためのセンサであり、制御部13に対し使用者信号を送信する。使用者信号は、使用者が検出された際に送信される使用者検出信号と、使用者が検出されていないときに出力される使用者不検出信号がある。使用者検出信号と使用者不検出信号とのいずれも、情報として識別可能であれば限定されるものではなく、それぞれ異なる信号を発出しても良いし、いずれか一方について無信号状態を信号として取り扱うこともできる。本実施例では、使用者を検出しているときに人感センサ19は使用者検出信号を発出し、検出していないときは信号を発出せず制御部13はこれを使用者不検出信号として処理する。
制御部13に接続されている洗浄ユニット21や乾燥ユニット22、室暖ユニット23、脱臭ユニット14(脱臭ファン26、再生用ヒータ29)については前述の通りであり、ここでは説明を省略する。
次に、制御部13において実行される処理について、図5〜図7を参照しつつ説明する。図5は、本実施形態に係る衛生洗浄装置Aのメイン処理を示したフローである。
メイン処理において制御部13のCPU31はまず、RAMアクセス許可や作業領域初期化等の初期化処理を実行する(ステップS11)。また、本ステップS11においてCPU31は、前回再生時記憶値の値を現在の日時に設定し、ファン風量設定値の値を第1の風量を示す「1」に設定する。
次にCPU31は、RAM33の所定アドレスを参照し、後述する使用頻度統計処理(ステップS13)にて生成された統計結果が格納されているか否かについて判断を行う(ステップS12)。ここで統計結果が格納されていないと判断した場合(ステップS12:No)には、CPU31は、処理をステップS13へ移す。
ステップS13においてCPU31は、使用頻度統計処理を行う。この使用頻度統計処理は、衛生洗浄装置Aが人感センサ19や着座センサ(図示せず)により検出した使用者の使用頻度を単位時間毎に所定期間に亘り統計を行い、その結果を生成する処理である。この使用頻度統計処理は、衛生洗浄装置Aの仕様等に応じてアルゴリズムを作成したり、また、公知の方法により行うことができる。本実施形態に係る衛生洗浄装置Aでは、1時間毎の使用頻度を1週間に亘り蓄積することで、統計結果を生成するよう構成している。
すなわち、本ステップS13は、衛生洗浄装置Aの起動後(電源投入後)やリセット後から1週間経過する前の統計結果がまだ生成されていない状態において、使用者による使用の頻度を監視し、データの蓄積を行うステップである。本ステップS13を終えるとCPU31は処理をステップS15へ移す。
一方、ステップS12において統計結果が格納されていると判断した場合(ステップS12:Yes)には、CPU31は処理をステップS14へ移す。
ステップS14においてCPU31は、RAM33の所定アドレスに格納されている統計結果に基づき、低頻度時間帯を特定し低頻度時間帯設定値として設定する。この低頻度時間帯の特定もまた、衛生洗浄装置Aの仕様等に応じてアルゴリズムを作成したり、また、公知の方法により行うことができるが、本実施形態では、単位時間である1時間あたりの使用頻度ができるだけ低く、且つ使用頻度の低い時間が連続してより長く続く時間帯を低頻度時間帯として決定するようにしている。なお、CPU31がステップS13やステップS14等を実行することにより、衛生洗浄装置Aの使用者の有無を検出する人感センサ19(使用者検出手段)からの使用者検出信号に基づいて衛生洗浄装置Aの使用頻度を統計し、統計結果から使用頻度の少ない低頻度時間帯を特定する低頻度時間帯特定手段として機能する。本ステップS14を終えるとCPU31は処理をステップS15へ移す。
ステップS15においてCPU31は、衛生洗浄装置Aが備える各種機能を実現するための各種処理を実行する。なお、この各種処理では、例えば室暖機能や便座の保温機能を実現するための処理が実行され、この場合にも前述の統計結果が参照される場合もある。
ステップS15を終えたCPU31は次に、脱臭処理を実行する(ステップS16)。本脱臭処理は、使用者がトイレルームRに在室している場合や退室直後の場合、また、便座に設けられた着座センサ等によって使用者の便座への着座を検出した場合などに実行され、それ以外の場合には本脱臭処理を実行することなく処理をステップS17へ移す。本脱臭処理においてCPU31は、RAM33に記憶されているファン風量設定値を参照し、初期設定値又は後述のステップS40にて設定された第1の風量にて脱臭ファン26を駆動させる。
ステップS17では、後述の各種条件に応じて脱臭フィルタ28の再生処理を行う脱臭フィルタ再生処理を実行する。この脱臭フィルタ再生処理については後に図6を参照しつつ説明する。本ステップS17を終了すると、CPU31は処理をステップS12へ戻す。
次に、ステップS17の脱臭フィルタ再生処理について図6を参照しつつ説明する。
脱臭フィルタ再生処理において制御部13は、使用者がリモコン装置17の低頻度時間帯の設定のボタン等を操作しているか否か、より具体的には、リモコン装置17を操作して任意の低頻度時間帯(再生処理の実行を希望する時間帯)を入力し、この入力した時間帯を衛生洗浄装置Aの制御部13へ送信するための決定ボタンを押下したり、また、使用者が任意に設定した時間帯を使用しない旨の決定ボタンが押下されたか否かの判断を行う(ステップS21)。ここで使用者によるリモコン装置17からの入力(送信)がないと判断した場合(ステップS21:No)には、CPU31は処理をステップS23へ移す。一方、使用者によるリモコン装置17からの入力(送信)があったと判断した場合(ステップS21:Yes)には、CPU31は処理をステップS22へ移す。
ステップS22においてCPU31は、使用者がリモコン装置17より送信した低頻度時間帯を低頻度時間帯使用者設定値としてRAM33の所定アドレスに格納し、使用者設定フラグの値をONにする。また、使用者が任意に設定した低頻度時間帯を使用しない旨の情報を送信した場合には使用者設定フラグの値をOFFにする。本ステップS22を終えると、CPU31は処理をステップS23へ移す。
ステップS23においてCPU31は、使用者設定フラグがONであるか否かについて判断を行う。ここで使用者設定フラグがONではない(衛生洗浄装置Aが統計に基づき生成した低頻度時間帯により処理を行う)と判断した場合(ステップS23:No)には、CPU31は処理をステップS25へ移す。一方、使用者設定フラグがONである(使用者が設定した低頻度時間帯により処理を行う)と判断した場合(ステップS23:Yes)には、CPU31は処理をステップS24へ移す。
ステップS24においてCPU31は、RAM33の所定アドレスを参照し、低頻度時間帯使用者設定値を低頻度時間帯設定値として設定する。すなわち、ステップS22にて設定した使用者が再生処理の実行を希望する任意の低頻度時間帯を、ステップS14にて設定した統計結果に基づく低頻度時間帯に優先させて低頻度時間帯設定値として設定を行い、処理をステップS25へ移す。
ステップS25においてCPU31は、現在が低頻度時間帯か否かについて判断を行う。ここで低頻度時間帯でないと判断した場合(ステップS25:No)には、CPU31は処理をステップS27へ移す。一方、低頻度時間帯であると判断した場合(ステップS25:Yes)には、CPU31は処理をステップS26へ移す。
ステップS27においてCPU31は、現在が強制実行時間であるか否かの判断を行う。ここで強制実行時間であると判断した場合(ステップS27:Yes)には、CPU31は処理をステップS26へ移す。一方、現在は強制実行時間ではないと判断した場合(ステップS27:No)には、CPU31はRAM33の所定アドレスに格納されている再生完了フラグの値をOFF、加熱完了フラグの値をOFFとし(ステップS28)、処理をメイン処理へ戻す。
ステップS26においてCPU31は、RAM33の所定アドレスを参照し、再生完了フラグの値がONであるか否かについて判断を行う。ここで再生完了フラグの値がONであると判断した場合(ステップS26:Yes)には、CPU31は処理をメイン処理へ戻す。一方、再生完了フラグの値がONではないと判断した場合(ステップS26:No)には、CPU31は処理をステップS29へ移す。
ステップS29においてCPU31は、脱臭フィルタ28を加熱し、その後冷却して再生を行うための加熱・冷却処理を実行する。この加熱・冷却処理については後に図7を参照しつつ説明する。本ステップS29を終了すると、CPU31は処理をメイン処理へ戻す。
次に、ステップS29の加熱・冷却処理について図7を参照しつつ説明する。
加熱・冷却処理においてCPU31は、RAM33の所定アドレスを参照し、加熱完了フラグの値がONであるか否かについて判断を行う(ステップS31)。ここで加熱完了フラグの値がONであると判断した場合(ステップS31:Yes)には、CPU31は処理をステップS38へ移す。一方、加熱完了フラグの値がONではないと判断した場合(ステップS31:No)には、CPU31は処理をステップS32へ移す。
ステップS32においてCPU31は、不実施・中断条件に合致するか否かについて判断を行う。すなわち、本ステップS32では、使用状態判別フラグがON状態となった(使用者検出信号を受信した)り、使用電力がRAM33の所定アドレスに記憶されている使用電力基準値を越えることがない状態、換言すれば、使用者検出手段である人感センサ19からの使用者検出信号がなく、且つ、衛生洗浄装置Aの全体の使用電力が使用電力基準値である所定の電力以下であるか否かについて判断を行う。
ここで、不実施・中断条件に合致しない(再生実施条件に合致する)と判断した場合(ステップS32:No)には、CPU31は処理をステップS33へ移す。
ステップS33においてCPU31は、再生用ヒータ29をONにして脱臭フィルタ28を加熱し再生を開始すると共に、加熱時間タイマのカウントを開始(中断による一時停止中の場合は再開)し、中断フラグの値をOFFとし、冷却時間タイマをリセットした上で処理をステップS34へ移す。
ステップS34においてCPU31は、RAM33に記憶されている加熱時間設定値及び加熱時間タイマを参照し、加熱時間タイマの値が加熱時間設定値に達したか否か、すなわち、加熱時間が終了したか否かについて判断を行う。ここで加熱時間が終了していないと判断した場合(ステップS34:No)には、CPU31は処理を脱臭フィルタ再生処理に戻す。一方、加熱時間が終了したと判断した場合(ステップS34:Yes)には、CPU31は処理をステップS37へ移す。
ステップS37においてCPU31は、加熱完了フラグの値をON、加熱時間タイマをリセットし、処理をステップS38へ移す。なお、本加熱・冷却処理において、CPU31がステップS33、ステップS34、ステップS37等を実行することにより、所定時間(加熱時間設定値にて規定した時間)に亘り加熱部としての再生用ヒータ29を駆動する加熱処理が行われることとなる。
一方、ステップS32において不実施・中断条件に合致する(再生実施条件に合致しない)と判断した場合(ステップS32:Yes)には、CPU31は処理をステップS35へ移す。
ステップS35においてCPU31は、再生用ヒータ29が加熱中であるか、又は、RAM33の所定アドレスに記憶されている中断フラグの値がONであるか否かの判断を行う。ここで加熱中ではない又は中断フラグの値がONではないと判断した場合(ステップS35:No)には、CPU31は処理を脱臭フィルタ再生処理に戻す。一方、加熱中又は中断フラグの値がONであると判断した場合(ステップS35:Yes)には、CPU31は処理をステップS36へ移す。
ステップS36においてCPU31は、加熱時間タイマが始動していれば同加熱時間タイマを一時停止すると共に中断フラグの値をONとし、処理をステップS38へ移す。
ステップS38においてCPU31は、再生用ヒータ29をOFFにして脱臭フィルタ28の加熱を止めると共に、ファン風量設定値の値を第2の風量を示す「2」に設定し、脱臭ファン26をONにして脱臭時に脱臭ファン26が発生させる第1の風量よりも大きい第2の風量で脱臭フィルタ28の冷却を行い、冷却時間タイマのカウントを開始又は継続した上で処理をステップS39へ移す。なお、本加熱・冷却処理において、CPU31がステップS34、ステップS37、ステップS38、ステップS39等を実行することにより、所定時間(加熱時間設定値にて規定した時間)経過後に加熱された脱臭フィルタ28を冷却する冷却処理が行われることとなる。
ステップS39においてCPU31は、RAM33に記憶されている冷却時間設定値及び冷却時間タイマを参照し、冷却時間タイマの値が冷却時間設定値に達したか否か、すなわち、冷却時間が終了したか否かについて判断を行う。ここで冷却時間が終了していないと判断した場合(ステップS39:No)には、CPU31は処理を脱臭フィルタ再生処理に戻す。一方、冷却時間が終了したと判断した場合(ステップS39:Yes)には、CPU31は処理をステップS40へ移す。
ステップS40においてCPU31は、脱臭ファン26をOFFにして脱臭フィルタ28の冷却を止めると共に、再生完了フラグの値をONとし、前回再生時記憶値を現在に設定し、冷却時間タイマをリセットし、ファン風量設定値の値を第1の風量を示す「1」に設定した上で処理を脱臭フィルタ再生処理に戻す。
そして、このような制御部13を備える衛生洗浄装置Aによれば、ステップS13やステップS14の実行による低頻度時間帯特定手段を備えると共に、低頻度時間帯特定手段により特定(ステップS14)した低頻度時間帯であって(ステップS25:Yes)、人感センサ19や着座センサ等からの使用者検出信号がなく、且つ、衛生洗浄装置Aの全体の使用電力が衛生洗浄装置Aの仕様等に応じて予め規定した使用電力基準値以下と判断した場合(ステップS32:No)に、再生用ヒータ29を駆動して脱臭フィルタ28の再生処理(ステップS33)を実行する。
従って、使用者の再生時入室を可及的に抑制し、且つ、再生処理が使用電力の集中を招きにくい衛生洗浄装置Aを提供することができる。
また、低頻度時間帯は使用者によっても任意に設定可能(ステップS21〜ステップS24等)であり、制御部13は、低頻度時間帯特定手段により特定された低頻度時間帯に優先して使用者が設定した低頻度時間帯に基づき(ステップS23、ステップS24)脱臭フィルタ再生処理を実行する。
従って、再生処理が行われるべき時間を使用者が意図的に設定することができ、再生時入室をより堅実に防止することができる。
また、脱臭フィルタ再生処理の実行中に、使用者検出信号を受信し又は使用電力が前記所定の電力を越えたと判断した場合(ステップS32:Yes)には、再生用ヒータ29の駆動を停止する(ステップS36)。
従って、例えば再生時入室があった場合でも、更なる熱量の追加を止めることができ、再生用ヒータ29を駆動させたままの状態に比して使用者の不快感を低減することができる。また、使用電力の集中が発生した場合でも、再生用ヒータ29の駆動が停止されることで、使用電力が多い状態の継続時間を可及的に短縮することができる。
また、再生用ヒータ29の駆動を停止させた後、使用者検出信号を受信しておらず又は使用電力が前記所定の電力以下と判断し(ステップS32:Yes)、且つ、低頻度時間帯内(ステップS25:Yes)である場合は、再生用ヒータ29を再駆動させる(ステップS33)。
従って、再生時入室があったり、使用電力過多により脱臭フィルタの再生処理が中断した場合であっても、その後中断すべき要因がなくなった場合には再び再生処理を開始することができ、脱臭フィルタ28の再生をより堅実に行うことができる。
また、前回実行した脱臭フィルタ再生処理から所定時間が経過したと判断した場合(ステップS27:Yes)、脱臭フィルタ28の再生処理(ステップS33)を実行する。
従って、再生時入室や使用電力過多により低頻度時間帯内での再生処理が実行できなかった場合であっても、所定時間経過後に強制的に再生処理が実行されるため、脱臭フィルタの再生が長期間に亘り実施されない状態を防ぐことができる。
また、空気の脱臭時に送気部を第1の風量で駆動(ステップS11、ステップS16、ステップS40)する一方、加熱処理の実行後(ステップS34:Yes)は脱臭ファン26を第1の風量よりも大きい第2の風量で駆動(ステップS38)して冷却処理を実行する。
従って、再生用ヒータ29を速やかに冷却することができ、再生用ヒータ29の熱による周辺部材への影響を可及的に抑制することができる。
最後に、上述した各実施の形態の説明は本発明の一例であり、本発明は上述の実施の形態に限定されることはない。このため、上述した各実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
10 トイレ
12 便器
13 制御部
14 脱臭ユニット
17 リモコン装置
19 人感センサ
25 吸気ダクト
25a 吸気口
26 脱臭ファン
27 送気ダクト
27a 排気口
28 脱臭フィルタ
29 再生用ヒータ
A 衛生洗浄装置
R トイレルーム

Claims (7)

  1. トイレルームまたは便器内の空気を脱臭する脱臭ユニットと、同脱臭ユニットの駆動制御を行う制御部と、を備えた衛生洗浄装置において、
    前記脱臭ユニットは、
    前記空気を吸気してダクトを通じ排気口へ送給する送気部と、
    前記ダクト内に設けられ、前記空気を通気させて脱臭する脱臭フィルタと、
    前記脱臭フィルタを加熱再生する加熱部と、を備え、
    前記制御部は、前記衛生洗浄装置の使用者の有無を検出する使用者検出手段からの使用者検出信号に基づいて前記衛生洗浄装置の使用頻度を統計し、統計結果から使用頻度の少ない低頻度時間帯を特定する低頻度時間帯特定手段を備えると共に、同低頻度時間帯特定手段により特定した低頻度時間帯であって、前記使用者検出手段からの使用者検出信号がなく、且つ、前記衛生洗浄装置全体の使用電力が所定の電力以下と判断した場合に、前記加熱部を駆動して前記脱臭フィルタの再生処理を実行することを特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 前記低頻度時間帯は、使用者によっても任意に設定可能であり、前記制御部は、前記低頻度時間帯特定手段により特定された低頻度時間帯に優先して前記使用者が設定した低頻度時間帯に基づき前記脱臭フィルタ再生処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の衛生洗浄装置。
  3. 前記制御部は、前記脱臭フィルタ再生処理の実行中に、前記使用者検出信号を受信し又は前記使用電力が前記所定の電力を越えたと判断した場合には、前記加熱部の駆動を停止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の衛生洗浄装置。
  4. 前記制御部は、前記加熱部の駆動を停止させた後、前記使用者検出信号を受信しておらず又は前記使用電力が前記所定の電力以下と判断し、且つ、前記低頻度時間帯内である場合は、前記加熱部を再駆動させることを特徴とする請求項3に記載の衛生洗浄装置。
  5. 前記加熱部にPTCヒーターを備えることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の衛生洗浄装置。
  6. 前記制御部は、前回実行した脱臭フィルタ再生処理から所定時間が経過したと判断した場合、脱臭フィルタ再生処理を実行することを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載の衛生洗浄装置。
  7. 前記脱臭フィルタ再生処理は、所定時間に亘り前記加熱部を駆動する加熱処理と、前記所定時間経過後に加熱された前記脱臭フィルタを冷却する冷却処理とを備え、
    前記制御部は、前記空気の脱臭時に前記送気部を第1の風量で駆動する一方、前記加熱処理の実行後は前記送気部を前記第1の風量よりも大きい第2の風量で駆動して前記冷却処理を実行することを特徴とする請求項1〜6いずれか1項に記載の衛生洗浄装置。
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