JP2020020104A - 水廻り部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた速乾性を有する水廻り部材を提供する。【解決手段】水廻り部材は、目地と目地によって区分された面状部12と、目地及び面状部12の表面に設けられたストライプ状の凹部31とを備える。凹部31が延びる方向に直交する断面において、凹部31の開口は、互いに向かい合う第1端部及び第2端部を有し、第1端部上の点と第2端部上の点との間の凹部31の壁面に沿った長さをAとし、直線距離をBとし、凹部31の断面積をSとする。凹部31を構成する材料に対する水の表面張力をσとする。凹部31を構成する材料に対する水の接触角をθとする。水の粘性をηとする。水の蒸発速度定数をeとする。凹部31が延びる方向における、面状部12の最大の長さをXとする。この場合、θは、90°未満であり、A及びBは、を満たす。【選択図】図6

Description

本発明は、水廻り部材に関する。
従来、表面に複数の凹凸を設けた水廻り用部材が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2010−53669号公報
しかしながら、上記従来の水廻り用部材では、速乾性に改善の余地がある。
そこで、本発明は、優れた速乾性を有する水廻り部材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る水廻り部材は、目地と、前記目地によって区分された面状部と、前記目地及び前記面状部の表面に設けられたストライプ状の凹部とを備える。前記凹部が延びる方向に直交する断面において、前記凹部の開口は、互いに向かい合う第1端部及び第2端部を有し、前記第1端部上の第1点と前記第2端部上の第2点との間の前記凹部の壁面に沿った長さをAとし、前記第1点と前記第2点との直線距離をBとし、前記凹部の断面積をSとする。前記凹部を構成する材料に対する水の表面張力をσとし、前記凹部を構成する材料に対する水の接触角をθとし、水の粘性をηとし、水の蒸発速度定数をeとし、前記凹部が延びる方向における、前記面状部の最大の長さをXとする。この場合において、前記θは、90°未満である。前記A及び前記Bは、
Figure 2020020104
を満たす。
また、本発明の別の一態様に係る水廻り部材は、目地と、前記目地によって区分された面状部と、前記目地及び前記面状部の表面に設けられたストライプ状の凹部とを備える。前記凹部が延びる方向に直交する断面において、前記凹部の開口は、互いに向かい合う第1端部及び第2端部を有し、前記第1端部上の第1点と前記第2端部上の第2点との間の前記凹部の壁面に沿った長さをAとし、前記第1点と前記第2点との直線距離をBとし、前記凹部の断面積をSとする。前記凹部を構成する材料に対する水の表面張力をσとし、前記凹部を構成する材料に対する水の接触角をθとし、水の粘性をηとし、水の蒸発速度定数をeとし、前記目地のピッチをXとする。この場合、前記θは、90°未満であり、前記A及び前記Bは、
Figure 2020020104
を満たす。
本発明によれば、優れた速乾性を有する水廻り部材を提供することができる。
図1は、実施の形態に係る水廻り部材が設けられた浴室を示す図である。 図2は、実施の形態に係る水廻り部材の一部を拡大して示す斜視図である。 図3は、図2のIII−III線における水廻り部材の一部を拡大して示す断面図である。 図4は、実施の形態に係る水廻り部材の表面に設けられた微細凹凸構造の一部を拡大して示す断面図である。 図5は、図4の領域Vを拡大して示す断面図である。 図6は、実施の形態に係る水廻り部材の目地に存在する水の濡れ広がりを説明するための平面図である。 図7は、実施の形態に係る水廻り部材のフィルム部材の製造方法の各工程を示す断面図である。
以下では、本発明の実施の形態に係る水廻り部材について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
また、本明細書において、平行又は直交などの要素間の関係性を示す用語、及び、正方形又は長方形などの要素の形状を示す用語、並びに、数値範囲は、厳格な意味のみを表す表現ではなく、実質的に同等な範囲、例えば数%程度の差異をも含むことを意味する表現である。
また、本明細書及び図面において、x軸、y軸及びz軸は、三次元直交座標系の三軸を示している。各実施の形態では、水廻り部材の表面に平行な二軸をx軸及びy軸とし、当該表面に直交する方向をz軸方向としている。y軸の正方向は、水廻り部材の主な排水方向である。水廻り部材の表面は、排水性能を高めるため、水平面に対して傾斜している。このため、z軸方向は、鉛直方向に対して傾斜している。
(実施の形態)
[概要]
まず、実施の形態に係る水廻り部材の概要について、図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る水廻り部材1が設けられた浴室90を示す図である。
水廻り部材1は、図1に示されるように、浴室90の床91に利用される浴室用の床材である。水廻り部材1は、床91に設けられた排水口92に向かって水を速やかに流すことができる。
なお、水廻り部材1は、図1に示す浴室90に配置された浴槽93の底94に設けられていてもよい。水廻り部材1は、浴室90に限らず、洗面台若しくはキッチンなどの流し台(シンク)の底、排水口、又は、水気のある部屋若しくは通路の床などに用いられてもよい。
以下では、水廻り部材1の具体的な構成について、図2〜図5を用いて詳細に説明する。
[構成]
図2は、本実施の形態に係る水廻り部材1の一部を拡大して示す斜視図である。図2には、さらに、水廻り部材1の表面の一部を拡大することで、一点鎖線の円で囲まれた円形範囲内に、水廻り部材1の表面に設けられた凹凸構造30の一部を模式的に図示している。なお、円形範囲内に図示された実線は、凹凸構造30が備える溝状の凹部31を表している。
図3は、図2のIII−III線における水廻り部材1の断面図である。具体的には、
図3は、水廻り部材1の目地11に含まれる縦溝11aに直交する断面(xz断面)を示している。
図4は、本実施の形態に係る水廻り部材1の表面に設けられた凹凸構造30の一部を拡大して示す断面図である。具体的には、図4は、溝状の凹部31が延びる第1方向(x軸方向)に直交する断面(yz断面)を示している。
図5は、図4の領域Vを拡大して示す断面図である。図5は、本実施の形態に係る水廻り部材1の凹凸構造30の凹部31の断面を示している。図5では、さらに、一点鎖線の矩形枠で囲まれた範囲内に、凹部31の開口の第1端部34aを拡大して図示している。
図2〜図4に示されるように、水廻り部材1は、床部材10と、フィルム部材20と、凹凸構造30とを備える。水廻り部材1は、目地11と、複数の面状部12とを上面に有する。
床部材10は、水廻り部材1の基材に相当する。図2に示されるように、床部材10の表面には、目地11が設けられている。図2及び図3に示されるように、床部材10は、目地11と、複数の面状部12とを有する。
目地11は、床部材10の表面に設けられた網目状の溝である。図2に示されるように、目地11は、例えば、通し目地(「いも目地」とも言う)であり、複数の縦溝11aと複数の横溝11bとを有する。
複数の縦溝11aは、互いに平行で、かつ、等間隔に並んでいる。複数の横溝11bは、互いに平行で、かつ、等間隔に並んでいる。複数の縦溝11aと複数の横溝11bとは、各々が互いに直交している。
隣り合う2本の縦溝11aと、隣り合う2本の横溝11bとで囲まれた部分が面状部12である。つまり、面状部12は、目地11によって区分された部分である。面状部12は、床部材10の表面の平坦な面である。面状部12は、xy平面に平行である。なお、面状部12は、完全に平坦な面でなくてもよく、緩やかな曲面状の面であってもよく、緩やかに傾斜(例えば傾斜角が1°未満)した面であってもよい。
縦溝11aの並び間隔と横溝11bの並び間隔とは、例えば同じである。この場合、面状部12の正面視形状は正方形である。縦溝11aの並び間隔と横溝11bの並び間隔とは、異なっていてもよい。この場合、面状部12の正面視形状は長方形である。また、縦溝11aと横溝11bとは、斜めに交差していてもよい。この場合、例えば、面状部12の正面視形状は平行四辺形又は菱形である。
図2に示されるように、複数の面状部12がx軸方向及びy軸方向の各々に行列状に並んでいる。複数の面状部12の形状及び大きさは、互いに同じであるが、異なっていてもよい。つまり、複数の縦溝11a及び複数の横溝11bの配置間隔、すなわち、目地11のピッチは、均一であってもよく、異なっていてもよい。
凹部31が延びる方向(x軸方向)における、面状部12の最大の長さは、例えば、10mm以上100mm以下であるが、これに限らない。本実施の形態では、面状部12の平面視形状が矩形であり、その一辺に対して直交する方向に凹部31が延びているので、面状部12の最大の長さは、面状部12の幅、すなわち、目地11のピッチである。
縦溝11a及び横溝11bの各々の幅は、ミリメートルオーダーである。例えば、縦溝11a及び横溝11bの各々の幅は、1mm以上4mm以下であるが、これに限らない。縦溝11a及び横溝11bの各々の幅は、1mmより短くてもよく、4mmより長くてもよい。なお、縦溝11aの幅は、縦溝11aの短手方向(すなわち、x軸方向)における長さである。横溝11bの幅は、横溝11bの短手方向(すなわち、y軸方向)における長さである。
図3に示されるように、縦溝11aの断面形状は、逆台形であるが、これに限らない。縦溝11aの断面形状は、V字形状でもよく、U字形状でもよい。なお、縦溝11aの断面形状は、テーパーを有しない長方形又は正方形でもよい。横溝11bの断面形状は、例えば、縦溝11aの断面形状と同じであるが、異なっていてもよい。
本実施の形態では、床部材10の全体が排水方向に向かって下方に傾斜している。具体的には、図2に示されるように、縦溝11aは、y軸の正方向で表される排水方向に平行に延びている。縦溝11aは、水平面に対して傾斜角φで傾斜している。横溝11bは、x軸方向で表される水平方向に平行に延びている。面状部12は、水平面に対して傾斜角φで傾斜している。
床部材10は、人が上に立つことが前提とされる。このため、人が立ったときの床が斜めになっていることによる違和感を減らすため、傾斜角φは、例えば1.2°以下であり、一例として1.1°である。
床部材10は、例えば、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂などから形成される。具体的には、床部材10は、繊維強化プラスチック(FRP:Fiber Reinforced Plastics)、又は、ガラス繊維を含有するSMC(Sheet Molding Compound)材料から形成される。あるいは、床部材10は、アクリル又はポリエステルなどを主成分として含む人工大理石から形成されてもよい。床部材10は、例えば、SMC材料を用いたプレス成型により形成される。
フィルム部材20は、床部材10の表面に沿って設けられている。具体的には、図3に示されるように、フィルム部材20は、目地11と面状部12との各々を覆うように設けられている。フィルム部材20の厚さは、略均等である。図3に示されるように、フィルム部材20の上面には、床部材10の目地11の形状と略同じ形状の溝が形成されている。フィルム部材20は、目地11及び面状部12の表面の形状を追随するように設けられている。
図4に示されるように、フィルム部材20は、基材21と、樹脂層22とを備える。
基材21は、樹脂層22を支持する部材である。基材21は、床部材10上に設けられている。具体的には、基材21は、床部材10の目地11及び面状部12に沿って設けられている。
基材21は、例えば、樹脂フィルム、金属箔又は不織布などである。樹脂フィルムの材料としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン(PS)、ポリ酢酸ビニル(PVAc)などを用いることができる。基材21の大きさ及び形状は、特に限定されない。基材21は、使用目的及び使用環境などに応じて適切な大きさ及び形状を有する。
樹脂層22は、基材21上に設けられている。樹脂層22は、例えば、紫外線硬化樹脂などの光硬化性樹脂材料を用いて形成される。紫外線硬化樹脂としては、シリコーン系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂などを用いることができる。樹脂層22の厚さは、例えば、1μm〜50μmであるが、これに限定されない。
樹脂層22は、図4に示されるように、凹凸構造30を有する。凹凸構造30は、樹脂層22の上面に設けられており、水廻り部材1の最上面に設けられている。つまり、水廻り部材1を床材などに利用した場合に、凹凸構造30が最表面に露出する。
本実施の形態では、凹凸構造30を構成する材料、すなわち、樹脂層22の材料の、水に対する接触角θは、90°未満である。すなわち、樹脂層22は、親水性材料を用いて形成されている。
図4に示されるように、凹凸構造30は、溝状の凹部31を有する。具体的には、溝状の凹部31は、凹部31が延びる第1方向に直交する第2方向に沿って並んで複数設けられている。すなわち、凹凸構造30は、平面視形状がストライプ形状である微細凹凸構造である。ストライプ形状は、互いに略平行に延びる複数の溝状の凹部31が所定の間隔で並んだ形状である。
なお、ストライプ形状は、ラインとスペースとが交互に並んで設けられ、かつ、同一方向に沿って延びたラインアンドスペース形状ともいう。溝状の凹部31がスペースに相当し、隣り合う凹部31間の凸部がラインに相当する。複数の溝状の凹部31は、互いに交差していない。
図2に示されるように、溝状の凹部31が延びる第1方向は、x軸方向である。つまり、本実施の形態では、凹部31が延びる第1方向は、目地11の横溝11bに平行であり、縦溝11aに対して直交する直線方向である。第1方向は、床部材10の傾斜方向、すなわち、排水方向に対して直交している。
また、複数の凹部31の並び方向である第2方向は、y軸方向である。つまり、本実施の形態では、凹部31の並び方向は、目地11の縦溝11aに平行であり、横溝11bに対して直交する直線方向である。第2方向は、床部材10の傾斜方向、すなわち、排水方向に平行である。
なお、第1方向がy軸方向であり、第2方向がx軸方向であってもよい。つまり、溝状の凹部31は、床部材10の傾斜方向に沿って延びるように設けられていてもよい。あるいは、第1方向及び第2方向の各々は、床部材10の傾斜方向に対して斜めに交差していてもよい。
本実施の形態では、凹凸構造30は、水廻り部材1の面状部12に設けられている。凹凸構造30は、さらに、目地11にも設けられている。具体的には、凹凸構造30は、目地11と面状部12とで連続して設けられている。より具体的には、凹凸構造30は、x軸方向に沿って並んだ複数の面状部12に亘って、面状部12及び縦溝11aの全体に設けられている。また、凹凸構造30は、横溝11bにも設けられている。
複数の凹部31の形状は互いに同じであるが、互いに異なっていてもよい。また、凹部31の並び間隔は等間隔であるが、異なっていてもよい。
図5に示されるように、凹部31が延びる第1方向に直交する断面(yz断面)において、凹部31の形状は、逆台形であるが、これに限らない。例えば、凹部31の断面形状は、V字状、U字状、正方形、長方形、又は、半円形などでもよい。なお、水廻り部材1が備える凹凸構造30は、断面の形状が異なる複数の凹部を有してもよい。
以下では、凹部31の形状の詳細について、図5を用いて説明する。
図5に示されるように、凹部31は、第1側面32aと、第2側面32bと、底面33と、第1端部34aと、第2端部34bとを有する。本実施の形態では、第1側面32a、第2側面32b及び底面33はそれぞれ、平面である。第1側面32a及び第2側面32bは、底面33に対して斜めに傾斜している。底面33に対する第1側面32aの傾斜角は、底面33に対する第2側面32bの傾斜角に等しいが、異なっていてもよい。本実施の形態では、凹部31は、断面視において、線対称な形状を有する。すなわち、凹部31の断面形状は、逆さまの等脚台形である。
なお、断面形状が矩形の場合、第1側面32a及び第2側面32bはそれぞれ、底面33に対して垂直である。また、断面形状がU字状である場合、底面33は湾曲面である。また、断面形状がV字状又は半円形である場合、凹部は、底面33を有しない。また、断面形状が半円形である場合、第1側面32a及び第2側面32bはそれぞれ、湾曲面であり、具体的には、x軸方向を軸とする円柱側面の一部である。
第1端部34a及び第2端部34bは、図5に示される断面において、凹部31の開口の端部であり、互いに向かい合う部分である。第1端部34a及び第2端部34bはそれぞれ、滑らかである。
具体的には、第1端部34a及び第2端部34bはそれぞれ、所定の曲率の湾曲面を有する。例えば、図5に示される断面において、第1端部34aは、半径Rの円の一部を描く。凹部31はx軸方向に延びているので、第1端部34aは、x軸方向を軸とする円柱側面の一部である。第2端部34bも同様である。第1端部34a及び第2端部34bの各々において、角が含まれておらず、すなわち、平面(断面視における直線)が含まれていない。また、第1端部34aは、例えば、第1側面32aに滑らかに接続されている。第2端部34bは、例えば、第2側面32bに滑らかに接続されている。
第1端部34a及び第2端部34bの各々の半径Rは、例えば100nm以上である。これにより、金型を用いたインプリント法により凹部31を成型した場合に、金型に樹脂材料が残留するのを抑制することができる。また、半径Rは、例えば2mm以下である。これにより、凹部31の深さHが100μm以下の場合であっても、凹部31内での水をスムーズに濡れ広がらせることができる。
図5に示される断面において、第1端部34a上の第1点P1と第2端部34b上の第2点P2との間の凹部31の壁面に沿った長さをA、第1点P1と第2点P2との直線距離をBとする。具体的には、長さAは、長さA1と、長さA2と、長さA3との和で表される。直線距離Bは、凹部31の開口幅に相当する。
長さA1は、第1端部34aにおける第1点P1から第1側面32aに至るまでの湾曲部分の長さと、第1側面32aの直線部分の長さとの和である。長さA2は、第2端部34bにおける第2点P2から第2側面32bに至るまでの湾曲部分の長さと、第2側面32bの直線部分の長さとの和である。長さA3は、底面33の幅(x軸方向の長さ)である。
本実施の形態では、凹部31の深さH、及び、直線距離Bは、マイクロメートルオーダーである。すなわち、H及びBはそれぞれ、1μm以上であり、1mmより短い長さである。なお、凹部31の深さHは、第1点P1及び第2点P2を結ぶ直線から底面33までの距離である。
図5に示される断面において、第1点P1を通る、第1端部34aに対する接線L2と、水平面L1とがなす角度θは、凹部31を有する部材、すなわち、フィルム部材20の水に対する接触角θに等しい。言い換えると、第1端部34a上の任意の点のうち、第1端部34aに対する接線L2と水平面L1とがなす角度θが、フィルム部材20の水に対する接触角θに等しくなる点が、第1点P1である。
第2点P2についても同様である。すなわち、第2点P2を通る、第2端部34bに対する接線と、水平面L1とがなす角度も同様に、接触角θに等しい。このように、第1点P1及び第2点P2はそれぞれ、接触角θに基づいて定められる。したがって、第1点P1及び第2点P2に基づいて定められる長さA及び直線距離Bも、接触角θに基づいて定まる。
なお、ここでは、第1端部34a及び第2端部34bが湾曲面を有する例について示したが、これに限らない。第1端部34a及び第2端部34bは、断面視において一点で表されてもよい。つまり、第1端部34a及び第2端部34bはそれぞれ、凹部31の上面の縁であってもよい。凹部31の上面の縁に直接、第1側面32aと第2側面32bとがそれぞれ接続されていてもよい。この場合、第1点P1及び第2点P2はそれぞれ、凹部31の上面の縁、すなわち、断面視において一点で表される第1端部34a及び第2端部34bそのものに相当する。
本実施の形態では、長さA[単位:m]及び直線距離B[単位:m]、並びに、接触角θは、式(1)を満たす。
Figure 2020020104
これは、凹部31が延びる第1方向に沿って、凹部31が毛細管現象を起こす条件に相当する。
凹部31では、直線距離Bに相当する上面が開放されているので、上面は、完全に撥水性の面とみなすことができる。言い換えると、上面に対する接触角は、180°であるとみなすことができる。
これにより、毛細管現象によって発生する毛細管力(キャピラリ力)P[単位:N]は、以下の式(2)で表される。
Figure 2020020104
なお、σは、水の表面張力[単位:N/m]であり、Sは、凹部31の断面積[単位:m]である。凹部31の断面積は、図5に示される断面において、第1点P1と第2点P2とを結ぶ直線と、凹部31の壁面とで囲まれた範囲の面積に相当する。
毛細管力Pが0より大きい場合、凹部31は、凹部31の延びる方向に対して毛細管現象が発生する。このように、毛細管現象が発生するためには、式(2)においてP>0が成り立つので、上述した式(1)の関係が導かれる。
凹部31に毛細管現象が発生することで、凹部31内に入った水は、凹部31の延びる方向に沿って凹部31内を延びるように進む。つまり、水は、毛細管現象によって、水廻り部材1の表面で広範囲に広がりやすくなる。水が広範囲に広がることにより、空気に触れる水の表面積が大きくなって、乾燥に要する時間が短くなる。
図6は、本実施の形態に係る水廻り部材1の目地11に存在する水80の濡れ広がりを説明するための平面図である。図6の(a)は、1つの縦溝11aに水80を流した状態を示している。水80の大部分は、水廻り部材1の表面の傾斜(図2に示される傾斜角φ)に基づいて、縦溝11aをy軸の正方向に向かって流れ落ち、一部が縦溝11a内に残存する。図6では、残存した水80の範囲に模式的にドットの網掛けを付して示している。
図6の(b)は、毛細管現象によって濡れ広がった水80の範囲に模式的にドットの網掛けを付して示している。ここでは、説明を分かりやすくするため、縦溝11aの両側に均一に水80が濡れ広がった様子を示している。凹部31内を水80が広がった距離を濡れ長さW[単位:m]とする。濡れ長さWは、水80の濡れ広がりの定常状態に基づいて決定される。図6の(a)及び(b)では、水80の濡れ広がり方向を白抜きの矢印で示している。
定常状態では、毛細管力(キャピラリ力)Pと、凹部31内を水80が速度v[単位:m/s]で移動するときの圧力損失P[単位:N]とが釣り合っている。圧力損失Pは、以下の式(3)で表される。
Figure 2020020104
式(3)において、ηは、水の粘性[単位:Pa・s]である。
さらに、定常状態では、凹部31内に流入する水量と、凹部31内の水80の水面からの乾燥量とが釣り合っている。流入する水量は、凹部31の断面積Sin(=S)と速度vとの積で表される。水面からの乾燥量は、水80の凹部31内の表面積Soutと水の蒸発速度定数e[単位:m/s]との積で表される。したがって、定常状態では、以下の式(4)が成立する。
Figure 2020020104
凹部31内の表面積Soutは、実質的に、凹部31の幅の長さbと濡れ長さWとの積で表される。したがって、式(4)に、Sout=bWを代入して整理することで、速度vは、以下の式(5)で表される。
Figure 2020020104
式(2)、(3)及び(5)と、P=Pが成り立つことから、濡れ長さWは、以下の式(6)で表される。
Figure 2020020104
さらに、本実施の形態では、濡れ長さWが、凹部31が延びる方向における面状部12の最大の長さX[単位:m]の半分以上の長さになるように、長さA及び直線距離Bが定められている。
つまり、長さA及び直線距離Bは、以下の式(7)を満たす。
Figure 2020020104
本実施の形態では、面状部12の平面視形状が矩形であり、その一辺に対して直交する方向に凹部31が延びているので、Xは、面状部12の幅、すなわち、目地11のピッチである。具体的には、Xは、図6の(a)に示されるように、面状部12のx軸方向に沿った長さである。
図6の(b)に示されるように、濡れ長さWが面状部12の最大の長さXの半分以上であるで、濡れ広がった水80が面状部12の半分以上を覆う。図6の(b)では、中央の縦溝11aからの広がりのみを図示しているが、実際の使用状況では、面状部12を挟んだ両側の縦溝11aから面状部12の全体を覆うように水80が濡れ広がる。つまり、面状部12の全体から水80の蒸発が行われるので、速乾性を充分に高めることができる。
以上のような式(1)及び(7)を満たす条件の例を以下の表に示す。なお、以下では簡単のため、凹部31の断面形状が矩形である場合、すなわち、凹部31の壁面に沿った長さAが開口幅Bと深さH×2との合計で表される場合を示す。
Figure 2020020104
ここでは、水の表面張力σとして、一般的な値である0.07275を用いた。同様に、水の粘性ηとして、一般的な値である0.00089を用いた。また、水の蒸発速度定数として、実測により得られた値である0.000000215を用いた。
実施例1及び2では、濡れ長さWがピッチXの半分以上であるという条件を満たしており、充分に高い速乾性が発揮された。一方で、比較例1及び2では、濡れ長さWがピッチXの半分未満となって、速乾性が不十分であった。
なお、凹部31の深さが深すぎる場合には、凹部31内に付着した汚れを除去することが難しくなる。したがって、清掃性という観点から、例えば、A/Bは、2.2以下であってもよい。
[製造方法]
続いて、本実施の形態に係る水廻り部材1の製造方法について説明する。
図7は、本実施の形態に係る水廻り部材1のフィルム部材20の製造方法の各工程を示す断面図である。フィルム部材20は、例えば、ナノインプリント装置、又は、ロールツーロール方式のグラビア印刷装置などを用いた転写技術を利用して製造される。
まず、図7の(a)に示されるように、基材21を準備し、準備した基材21上に樹脂膜22aを成膜する。例えば、吐出装置などを利用して、基材21の表面に紫外線硬化樹脂材料を塗布することで、樹脂膜22aを成膜する。この時点では、樹脂膜22aは硬化されておらず、容易に変形可能である。
次に、図7の(b)に示されるように、金型95を準備する。金型95には、樹脂膜22aに凹凸構造30を転写するための凹凸構造96が設けられている。凹凸構造96は、凹凸構造30の凹凸を反転させた形状を有する。
次に、図7の(c)に示されるように、金型95を樹脂膜22aに押し当てることにより、樹脂膜22aに凹凸構造30を形成する。具体的には、樹脂膜22aの表面に金型95の凹凸構造96が転写されることで、樹脂膜22aの表面に凹凸構造30が形成される。
このとき、金型95が樹脂膜22aに十分に押し当てられた状態で、基材21側から紫外線を照射することによって、樹脂膜22aを硬化させる。これにより、樹脂層22には、凹凸構造30が形成される。
最後に、図7の(d)に示されるように、金型95を外すことで、凹凸構造30を有するフィルム部材20が形成される。
以上のようにして、フィルム部材20が製造される。製造されたフィルム部材20を床部材10の表面に貼り付けることで、水廻り部材1が製造される。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る水廻り部材1は、目地11と、目地11によって区分された面状部12と、目地11及び面状部12の表面に設けられたストライプ状の凹部31とを備える。凹部31が延びる方向に直交する断面において、凹部31の開口は、互いに向かい合う第1端部34a及び第2端部34bを有し、第1端部34a上の第1点P1と第2端部34b上の第2点P2との間の凹部31の壁面に沿った長さをAとし、第1点P1と第2点P2との直線距離をBとし、凹部31の断面積をSとする。凹部31を構成する材料に対する水の表面張力をσとし、凹部31を構成する材料に対する水の接触角をθとし、水の粘性をηとし、水の蒸発速度定数をeとし、凹部31が延びる方向における、面状部12の最大の長さをXとする。この場合において、θは、90°未満である。A及びBは、式(7)を満たす。
これにより、凹部31で毛細管現象が発生するので、水廻り部材1の表面に付着した水80は、凹部31の延びる方向に沿って毛細管力によって凹部31内を広がる。水80が広がることで、空気に触れる水80の表面積が大きくなるので、乾燥に要する時間が短くなる。このとき、水80は、面状部12の両側から面状部12の全体を覆うように広がるので、面状部12の全域を利用して水80が蒸発する。このように、本実施の形態によれば、速乾性に優れた水廻り部材1を提供することができる。
また、本実施の形態に係る水廻り部材1は、目地11のピッチをXとした場合に、A及びBは、式(7)を満たしてもよい。
これにより、凹部31で毛細管現象が発生するので、水廻り部材1の表面に付着した水80は、凹部31の延びる方向に沿って毛細管力によって凹部31内を広がる。水80が広がることで、空気に触れる水80の表面積が大きくなるので、乾燥に要する時間が短くなる。このとき、水80は、面状部12の両側から面状部12の全体を覆うように広がるので、面状部12の全域を利用して水80が蒸発する。
(その他)
以上、本発明に係る水廻り部材について、上記の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記の実施の形態では、目地11の縦溝11aが排水方向(すなわち、傾斜方向)に平行である例を説明したが、これに限らない。目地11は、排水方向に対して斜めに交差する方向に設けられていてもよい。
また、例えば、面状部12の平面視形状は、正方形、長方形、平行四辺形又は菱形などの四角形でなくてもよい。面状部12の平面視形状は、三角形又は六角形などの多角形でもよく、少なくとも一部に曲線を含む非対称な図形であってもよい。例えば、複数の面状部12の各々の平面視形状は、互いに異なる非対称な形状であってもよい。複数の面状部12の各々の、凹部31が延びる方向における最大の長さをXとした場合に、上述した式(7)が満たされてもよい。また、複数の面状部12の少なくとも1つの、凹部31が延びる方向における最大の長さをXとした場合に、上述した式(7)が満たされてもよい。つまり、水廻り部材1が複数の面状部12を備える場合に、全ての面状部12が式(7)を満たしてもよく、式(7)を満たさない面状部12を備えてもよい。なお、水廻り部材1は、1つのみの面状部12を備えてもよい。
また、例えば、床部材10の表面は、水平面に対して傾斜していなくてもよい。つまり、目地11の縦溝11a及び横溝11b、並びに、面状部12はそれぞれ、水平面に平行であってもよい。
また、例えば、目地11を有する床部材10の上面に直接、凹凸構造30が設けられていてもよい。つまり、水廻り部材1は、フィルム部材20を備えていなくてもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、水廻り部材1の表面の傾斜角φは、1.2°以下である例について示したが、傾斜角φは1.2°より大きくてもよい。例えば、人が立つことがあまり想定されない構造物、例えば、浴槽93の底などに水廻り部材1を用いる場合、傾斜角φが1.2°より大きくても人に使用時の違和感を与えなくて済む。したがって、傾斜角φを1.2°より大きくすることで、排水性を高めることができる。
また、例えば、本発明は、式(7)を満たすように、目地11、面状部12及び凹部31の寸法及び形状を設計する設計方法として実現されてもよい。また、本発明は、例えば当該設計方法をコンピュータで実行するためのプログラムとして実現されてもよく、当該プログラムを記録するための非一時的記録媒体として実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1 水廻り部材
11 目地
12 面状部
31 凹部
34a 第1端部
34b 第2端部
80 水

Claims (2)

  1. 目地と、
    前記目地によって区分された面状部と、
    前記目地及び前記面状部の表面に設けられたストライプ状の凹部とを備え、
    前記凹部が延びる方向に直交する断面において、
    前記凹部の開口は、互いに向かい合う第1端部及び第2端部を有し、
    前記第1端部上の第1点と前記第2端部上の第2点との間の前記凹部の壁面に沿った長さをAとし、
    前記第1点と前記第2点との直線距離をBとし、
    前記凹部の断面積をSとし、
    前記凹部を構成する材料に対する水の表面張力をσとし、
    前記凹部を構成する材料に対する水の接触角をθとし、
    水の粘性をηとし、
    水の蒸発速度定数をeとし、
    前記凹部が延びる方向における、前記面状部の最大の長さをXとした場合、
    前記θは、90°未満であり、
    前記A及び前記Bは、
    Figure 2020020104
    を満たす
    水廻り部材。
  2. 目地と、
    前記目地によって区分された面状部と、
    前記目地及び前記面状部の表面に設けられたストライプ状の凹部とを備え、
    前記凹部が延びる方向に直交する断面において、
    前記凹部の開口は、互いに向かい合う第1端部及び第2端部を有し、
    前記第1端部上の第1点と前記第2端部上の第2点との間の前記凹部の壁面に沿った長さをAとし、
    前記第1点と前記第2点との直線距離をBとし、
    前記凹部の断面積をSとし、
    前記凹部を構成する材料に対する水の表面張力をσとし、
    前記凹部を構成する材料に対する水の接触角をθとし、
    水の粘性をηとし、
    水の蒸発速度定数をeとし、
    前記目地のピッチをXとした場合、
    前記θは、90°未満であり、
    前記A及び前記Bは、
    Figure 2020020104
    を満たす
    水廻り部材。
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