JP2020019636A - シート体供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】上方より落下させて搬送装置にシート体を供給するシート体供給装置であって、装置全体の外形寸法の増大や設備コストの増加を伴うことなく、分厚いシート体であっても、落下直後の姿勢に関わらず、傾くことなく安定した姿勢で搬送装置上に供給することが可能なシート体供給装置を提供する。【解決手段】シート体Sは搬送面Lと向かい合う側が平面形状であり、且つ上下方向に湾曲可能な可撓性を有し、シャッター機構3は水平方向に移動可能なフォーク部材31を有し、フォーク部材31が水平方向の一方側に移動することで閉位置から開位置に変位し、搬送面Lはシート体Sの落下位置において、上方に突出し、且つシート体搬送装置2の搬送方向に延長するガイドレール(突条部)26により構成され、ガイドレール26におけるシート体Sとの接触面積(領域Tの面積)は、シート体Sにおける搬送面Lと向かい合う側の面積に対して60%以下である。【選択図】図3

Description

本発明は、シート体供給装置の技術に関する。
例えば、ベルトコンベア等からなる搬送装置の搬送方向上流部において、上方より落下させて当該搬送装置上にシート体を供給する場合、厚みの薄いシート体であれば、落下直後の姿勢が水平姿勢に対して多少傾いていたとしても、シート体の下面全体に空気抵抗を受けることで傾きが修正され、搬送装置上に到達する際には略水平姿勢の状態となる。
また、厚みの薄いシート体であれば、搬送装置に到達する直前の姿勢が水平姿勢に対して多少傾いていたとしても、搬送装置上に到達した際の衝撃を吸収しながら撓むことで、容易に水平姿勢に規制される。
従って、厚みの薄いシート体においては、水平姿勢に対して傾いた状態で搬送装置上に載置されることは少なく、落下直後のシート体の姿勢が問題となることは稀である。
一方、平面部の面積に対して厚みの分厚いシート体においては、落下直後の姿勢が水平姿勢に対して傾いていると、傾いた姿勢のまま搬送装置上に到達することが多く、その結果、搬送装置上に載置された姿勢が不安定となり、当該搬送装置の搬送方向下流側に設けられる後工程で問題を引き起こす要因となり得る。
このようなことから、従来、厚みの分厚いシート体を上方より落下させて搬送装置上に供給する場合においては、例えば、水平方向に開閉する両開き式のシャッター機構を搬送装置の上方に設け、当該シャッター機構上にシート体を一旦載置させた後、当該シャッター機構を開くことによって、シート体を水平姿勢の状態にて落下させる技術が知られている(例えば、「特許文献1」を参照)。
特開2013−170063号公報
しかしながら、厚みの分厚いシート体の場合、シャッター機構上に載置されたシート体の位置や、シャッター機構の開閉速度などによっては、シャッター機構が開いた直後にシート体の姿勢がずれて、落下直後の姿勢が水平姿勢に対して傾いてしまうことがある。
このようなことから、厚みの分厚いシート体であっても水平姿勢の状態によって落下させるためには、シャッター機構上に載置されたシート体の位置をより精度よく規制するための位置決め機構を当該シャッター機構に別途設けたり、またシャッター機構の開閉速度をより精度よく制御するための複雑な速度制御プログラムを構成したりすることが必要となる。
その結果、装置全体としての外形寸法が大きくなり、また設備コストも増大するという問題があった。
本発明は、以上に示した現状の問題点に鑑みてなされたものであり、上方より落下させて搬送装置にシート体を供給するシート体供給装置であって、装置全体としての外形寸法の増大や設備コストの増加を伴うことなく、厚みの分厚いシート体であっても、落下直後のシート体の姿勢に関わらず、搬送装置上において傾くことなく安定した姿勢で供給することが可能なシート体供給装置を提供することを課題とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、本発明に係るシート体供給装置は、シート体を搬送する搬送手段と、該搬送手段の搬送面の上方に配置されるシャッター機構とを備え、該シャッター機構を介して上方から落下させることにより、前記シート体を前記搬送面上に供給するシート体供給装置であって、前記シート体は、少なくとも前記搬送面と向かい合う側が平面形状であり、且つ上下方向に湾曲可能な可撓性を有し、前記シャッター機構は、水平方向に移動可能なフォーク部材を有し、前記フォーク部材が水平方向の一方側に移動することにより、前記フォーク部材上に前記シート体を載置可能な閉位置から、前記フォーク部材上に載置された前記シート体を落下させる開位置に変位し、前記搬送面は、前記シート体の落下位置において、上方に突出し、且つ前記搬送手段の搬送方向に延長する突条部により構成され、前記突条部における前記シート体との接触面積は、前記シート体における前記搬送面と向かい合う側の面積に対して60%以下であることを特徴とする。
このような構成を有することにより、たとえ厚みの分厚いシート体であっても、シャッター機構から落下した直後の姿勢が水平姿勢に対して傾いていた場合、搬送手段の落下位置に到達した際に、突条部と当接して湾曲することで衝撃を吸収しながら容易に水平姿勢に規制されることとなり、搬送手段の搬送面上において、傾くことなく安定した姿勢で供給することができる。
また、シャッター機構から落下した直後の姿勢に関わらず、搬送手段の搬送面上に安定した姿勢で供給することができることから、シャッター機構に別途位置決め機構を設けたりする必要もなく、装置全体としての外形寸法が大きくなることもない。
さらに、シャッター機構は、水平方向の一方の片側に開閉動作するフォーク部材によって構成されるため、両開き式のシャッター機構のように、複雑な速度制御プログラムを設けたりする必要もない。
また、本発明に係るシート体供給装置は、前記搬送面において、前記シート体の落下位置における前記搬送方向との直交方向の少なくとも一方側に、前記突条部に対して相対的に高さの低い凹状部が設けられることが好ましい。
このような構成を有することにより、たとえ搬送手段の落下位置に到達する直前におけるシート体の姿勢が、水平姿勢に対して傾いていたとしても、シート体の下面が突条部と当接される前に当該下面の端部が突条部以外の箇所に当接されるのを、凹状部を介して防ぐことができるため、シート体は確実に突条部と当接して湾曲されることとなり、衝撃を吸収しながら確実にシート体の姿勢を水平姿勢に規制することができる。
また、本発明に係るシート体供給装置は、前記凹状部の底面は、前記突条部の上端面に比べて3mm以上低いことが好ましい。
このような構成を有することにより、たとえ搬送手段の落下位置に到達する直前におけるシート体の姿勢が、水平姿勢に対して傾いていたとしても、シート体の下面が突条部と当接される前に当該下面の端部が突条部以外の箇所に当接されるのを、凹部を介してより確実に防ぐことができ、安定してシート体を突条部に当接させることができる。
また、本発明に係るシート体供給装置は、前記搬送面において、前記突条部は、前記搬送方向との直交方向中央部を除いた領域に設けられることが好ましい。
このような構成を有することにより、例えば、突条部と当接することにより、シート体が下方に突出するように湾曲した状態で撓む場合、シート体の撓みを妨げることなく許容することができ、突条部と当接した際の衝撃を吸収しながら、より確実にシート体の姿勢を水平姿勢に規制することができる。
また、本発明に係るシート体供給装置は、前記シャッター機構において、前記フォーク部材は、前記搬送手段の搬送方向との直交方向に移動することにより、前記閉位置と前記開位置との間を変位することが好ましい。
このような構成を有することにより、たとえシャッター機構から落下した直後のシート体の姿勢が、水平姿勢に対して傾くとしても、シート体の傾き方向を、常に搬送方向との直交方向の何れかの側に規制することができる。
従って、シート体の下面が突条部と当接される前に当該下面の端部が突条部以外の箇所に当接されるのを、凹状部を介して確実に防ぐことができ、安定してシート体を突条部に当接させることができる。
また、本発明に係るシート体供給装置は、前記シャッター機構において、前記フォーク部材は、0.5秒以下の間に前記閉位置から前記開位置に変位することが好ましい。
このような構成を有することにより、フォーク部材上に載置されたシート体を落下させる際に、当該フォーク部材との摩擦力によってシート体の姿勢が乱されるのを防止することができ、落下直後のシート体の姿勢が水平姿勢に対して傾くのをより効果的に抑制することができる。
また、本発明に係るシート体供給装置は、前記フォーク部材の下端から前記突条部の上端面までの間隙寸法は、前記シート体の厚み寸法の4倍以下であることが好ましい。
このような構成を有することにより、たとえフォーク部材から落下した直後のシート体の姿勢が、水平姿勢に対して傾いたとしても、傾きが大きくなる前にシート体を突条部に当接させることができ、当該突条部と当接した際の衝撃を吸収しながら、より確実にシート体の姿勢を水平姿勢に規制することができる。
また、本発明に係るシート体供給装置は、前記シート体において、平面部の面積を厚みで割った値(シート体の平面部の面積)/(シート体の厚み)は、250〜100000であることが好ましい。
このような構成を有することにより、シート体に対して、突条部と当接した際の衝撃を吸収しながらシート体の姿勢を水平姿勢に規制するための、十分な可撓性を持たせることができる。
また、本発明に係るシート体供給装置は、前記搬送面における前記シート体の落下位置において、前記搬送方向との直交方向両側に、前記シート体の落下方向を規制するガイド部を有することが好ましい。
このような構成を有することにより、シャッター機構から搬送手段の落下位置に、より確実にシート体を落下させることができる。
また、本発明に係るシート体供給装置は、前記搬送手段の搬送方向下流側に配置され、前記シート体を袋体に挿入する挿入手段と、前記挿入手段に向かって前記袋体を搬送する袋体搬送手段と、をさらに備えてなることが好ましい。
このように、本発明に係るシート体供給装置は、シート体を袋体に挿入する袋詰め工程において利用することができる。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、本発明に係るシート体供給装置によれば、装置全体としての外形寸法の増大や設備コストの増加を伴うことなく、厚みの分厚いシート体であっても、落下直後のシート体の姿勢に関わらず、搬送手段(搬送装置)上において傾くことなく安定した姿勢で供給することができる。
本発明の一実施例に係るシート体供給装置の全体的な構成を示した平面図である。 シャッター機構近傍の構成を示した図であって、図1中の矢印Xの方向から見た拡大断面図である。 シャッター機構によってシート体を搬送装置に供給する場合における、当該シート体の状態を経時的に示した図であって、(a)はフォーク部材上にシート体が載置された直後の状態を示した断面図であり、(b)はフォーク部材から落下したシート体が突条部に到達した直後の状態を示した断面図であり、(c)は突条部と当接した際の衝撃によってシート体に撓みが発生した状態を示した断面図であり、(d)は突条部上にてシート体の姿勢が安定した直後の状態を示した断面図である。 別実施形態におけるガイドレールと駆動ベルトとの関係を説明するための図であって、(a)は二本のガイドレールと一本の幅広の駆動ベルトとを有する場合の構成を示した概略図であり、(b)は三本のガイドレールと二本の駆動ベルトとを有する場合の構成を示した概略図であり、(c)は二本のガイドレールと三本の駆動ベルトとを有する場合の構成を示した概略図であり、(d)は一本の幅広のガイドレールと二本の駆動ベルトとを有する場合の構成を示した概略図である。
次に、本発明を具現化するシート体供給装置1の一実施形態について、図1乃至図3を用いて説明する。
なお、以下の説明においては便宜上、図1中の矢印Aの方向をシート体搬送装置2の搬送方向と規定して説明する。また、図1中の矢印Bの方向を袋体搬送装置102の搬送方向と規定して説明する。
[シート体供給装置1]
先ず、本実施形態におけるシート体供給装置1の構成について、図1、図2及び図4を用いて説明する。
シート体供給装置1は、搬送手段の一例であるシート体搬送装置2に対して、搬送物であるシート体Sを供給するための装置であって、図1に示すように、シート体搬送装置2の搬送方向(図1中の矢印Aの方向)の上流部(本実施形態においては、図1中の紙面右側)において、上方から落下させることによりシート体Sを供給する。
ここで、シート体Sは、例えば付箋、メモ帳、文庫本等のような複数の枚葉紙からなる厚みの分厚い紙類や、複数の積層された嵩のあるプラスチックシートの集合体であって、厚み方向(平面部との直交方向)に湾曲可能な可撓性を有するものである。
そして、シート体Sは、上下方向に平面部を向けた水平姿勢の状態によってシート体搬送装置2の上方より落下され、後述するシート体搬送装置2の搬送面L上に供給される。
即ち、シート体Sは、少なくともシート体搬送装置2の搬送面Lと向かい合う側(本実施形態においては、搬送面L側との反対側を含む両側)が平面形状であり、且つ上下方向(厚み方向)に湾曲可能な可撓性を有する。
なお、本実施形態におけるシート体Sにおいては、シート体Sの平面部面積(長さL×幅W)を厚みtで割った値((L×W)/t)が、250〜100000となっている((L×W)/t=250〜100000)。
このような構成からなるシート体Sであれば、250以上であれば、後述するように、ガイドレール26の上端面26aと当接した際の衝撃を吸収しながら、シート体Sの姿勢を水平姿勢に規制するための、十分な可撓性を持たせることができる。
シート体供給装置1は、主にシート体搬送装置2、及びシート体搬送装置2の搬送方向の上流部に設けられるシャッター機構3などを備える。
シート体搬送装置2は、シート体Sを所定の後工程にまで搬送するための装置である。
シート体搬送装置2は、搬送方向の上流部から下流部(本実施形態においては、図1中の紙面左側)に向かってシート体Sを搬送する搬送部2A、搬送されるシート体Sを支持する搬送面L(図2を参照)を形成する支持部2B、搬送されるシート体Sの搬送方向を規制するガイド部2C、並びにこれらの搬送部2A、支持部2B、及びガイド部2Cが配設されるフレーム2D(図2を参照)などにより構成される。
搬送部2Aは、搬送方向の下流部において水平方向、且つ搬送方向との直交方向に延長して設けられ、駆動モータ21と連結される駆動軸22、搬送方向の上流部において当該駆動軸22と平行に延長して設けられる従動軸23、並びにこれらの駆動軸22及び従動軸23に対してプーリ24・24を介して無端状に巻回される駆動ベルト25などにより構成される。
駆動ベルト25の外周面には、複数の突起部25a・25a・・・が、当該駆動ベルト25の外周方向に沿って等間隔に配置されている。
そして、駆動軸22を介して駆動モータ21の駆動力が伝達されて駆動ベルト25が回転し、当該駆動ベルト25の上部側の領域が搬送方向に向かって移動することにより、シート体搬送装置2に供給されたシート体Sは、突起部25aに押し出されるようにして搬送される。
支持部2Bは、搬送部2Aの駆動ベルト25に対して搬送方向との直交方向両側に配置される、一対のガイドレール26・26によって構成される。
各ガイドレール26は、シート体搬送装置2における搬送方向の上流部から下流部に向かって、駆動ベルト25に沿って延長するように構成されている。
また、図2に示すように、各ガイドレール26は、延長方向(搬送方向)と直交する略矩形状の断面形状を有し、フレーム2Dの上面2D1において、上方に突出するようにして配設されている。
そして、一対のガイドレール26・26は、各々の上端面26a・26aが互いに同一の仮想水平面上に位置するように設定されており、シート体搬送装置2に供給されたシート体Sは、前記上端面26a・26a上に載置された状態にて、搬送部2Aによって搬送される。
つまり、これら一対のガイドレール26・26における各々の上端面26a・26aによって、前記仮想水平面上に位置する搬送面Lが形成される。
このように、シート体搬送装置2の搬送面Lは、上方に突出し、且つ搬送方向に延長する突条部として設けられる一対のガイドレール26・26により構成される。
そして、本実施形態においては、一対のガイドレール26・26の上端面26a・26aにおける、シート体Sとの接触面積(即ち、図1中の斜線にて示された領域T・Tの面積)が、シート体Sにおける搬送面Lと向かい合う側の面積に対して60%以下となるように設定されている。
その結果、衝撃を吸収するだけでなく、搬送部2Aによってシート体Sを搬送する場合において、ガイドレール26・26から受ける摺動抵抗は、シート体Sの下面全体がガイドレールの上端面26aと当接する場合と比べてより小さくなり、駆動モータ21に加わる負荷を少なくし、シート体搬送装置2の運転効率の向上を図ることができる。
なお、一対のガイドレール26・26において、シート体Sにおける搬送面Lと向かい合う側の面積に対する、シート体Sとの接触面積の割合については、シート体Sの形状、撓み易さ(剛性)にもよるが、低ければ低いほど効果的であり、30%以下となるのがより好ましく、20%以下となるのがさらに好ましく、10%以下となるのが最も好ましい。
ところで、搬送部2Aにおける駆動ベルト25の幅寸法(図2中の幅寸法X)は、シート体Sの搬送方向との直交方向における幅寸法(図2中の幅寸法Y)に比べて十分小さくなるように設定されている(X<Y)。
また、一対のガイドレール26・26において、内側の幅寸法(図2中の幅寸法Z1)は、上述した駆動ベルト25の幅寸法Xに比べてやや大きくなるように設定されており(Z1>X)、且つ外側の幅寸法(図2中の幅寸法Z2)は、上述したシート体Sの幅寸法Yに比べて十分小さくなるように設定されている(Z2<Y)。
そして、シート体Sの搬送方向上流側側面を突起部25aで押すことで、シート体Sの搬送方向上流側を位置決めしながら搬送しているため、駆動ベルト25の外周面の高さは、ガイドレール26の上端面26aより、低くなるように設定されている。
このようなことから、搬送面Lにおいては、一対のガイドレール26・26における搬送方向との直交方向の少なくとも一方側(少なくとも、後述するシャッター機構3側との反対側であって、本実施形態においては搬送方向との直交方向の両側)に、各々のガイドレール26の上端面26aに対して相対的に高さの低い第一凹状部27・27(より具体的には、後述する第一ガイド面29、フレーム2Dの上面2D1、及びガイドレール26によって囲まれた空間部、並びに後述する第二ガイド面30、フレーム2Dの上面2D1、及びガイドレール26によって囲まれた空間部)が設けられることとなる。
なお、本実施形態においては、各ガイドレール26の高さ寸法(フレーム2Dの上面2D1からガイドレール26の上端面26aまでの寸法)が、3mm以上に設定されている。
換言すると、各第一凹状部27の底面(より具体的には、フレーム2Dの上面2D1)は、各ガイドレール26の上端面26aに比べて3mm以上低くなるように設定されている。
また、搬送面Lにおいて、一対のガイドレール26・26の上端面26a・26aは、搬送方向との直交方向中央部を除いた領域、即ち駆動ベルト25が配置される領域を除いた領域に設けられ、前記直交方向中央部には、各ガイドレール26の上端面26aに対して相対的に高さの低い第二凹状部28(より具体的には、一対のガイドレール26・26、及び駆動ベルト25の外周面における上部側の領域によって囲まれた空間部)が設けられることとなる。
ところで、搬送部2Aを構成する駆動ベルト25、及び支持部2Bを構成するガイドレール26の配置位置や個数等については、シート体Sの形状及び撓み易さ(剛性)に合わせて適宜決定すればよく、本実施形態に限定されるものではない。
具体的には、例えば図4(a)に示すように、互いに平行に配置される二本のガイドレール26A・26Aの間において、これらのガイドレール26A・26Aと平行に、上端面の面積が広い幅広の一本の駆動ベルト25Aが配置される構成であってもよい。
また、例えば図4(b)に示すように、互いに平行に配置される三本のガイドレール26B・26B・26Bの間において、これらのガイドレール26B・26B・26Bと平行に二本の駆動ベルト25B・25Bが各々配置される構成であってもよい。
また、例えば図4(c)に示すように、互いに平行に配置される二本のガイドレール26C・26Cの内側(二本のガイドレール26C・26Cの間)、及び外側(各ガイドレール26Cにおいて、当該内側との反対側)において、これらのガイドレール26C・26Cと平行に三本の駆動ベルト25C・25C・25Cが各々配置される構成であってもよい。
さらに、例えば図4(d)に示すように、上端面の面積が広い幅広のガイドレール26Dを一本設け、当該ガイドレール26Dの幅方向の両側において、当該ガイドレール26Dと平行に二本の駆動ベルト25Dが配置される構成であってもよい。
ガイド部2Cは、一対のガイドレール26・26の外側(搬送方向との直交方向の両側)において、当該一対のガイドレール26・26に沿って延長し、水平方向、且つ搬送方向との直交方向に対向して互いに配置される第一ガイド面29及び第二ガイド面30により構成される。
第一ガイド面29は、後述するシャッター機構3と対向する側(本実施形態においては、図2中の紙面左側)に配置され、その上端部29aは、上方に向かってガイドレール26と離間する側に傾斜するように設定されている。
一方、第二ガイド面30は、シャッター機構3が設けられる側(本実施形態においては、図2中の紙面右側)に配置され、その上端部30aは、後述するフォーク部材31の配置位置を超えて、さらに上方にまで延長されている。
ここで、第一ガイド面29における傾斜した上端部29aを除く領域と、第二ガイド面30との間隙寸法W1は、シート体Sの幅寸法Y以上となるように設定されている(W1≧Y)。
従って、シート体Sは、搬送方向との直交方向の両側面において、これらの第一ガイド面29及び/又は第二ガイド面30に対して摺動しつつ、搬送部2Aによって搬送されることとなる。
その結果、シート体Sは、これらの第一ガイド面29及び第二ガイド面30によって、搬送方向が規制される。
なお、例えば、上述した間隙寸法W1をシート体Sの幅寸法Yと同等(W1=Y)に設定すると、シート体Sの厚みが薄い場合等においては、第一ガイド面29と第二ガイド面30との摺動抵抗によって、シート体Sが変形する可能性があるため、前記間隙寸法W1は、シート体Sの剛性に合わせて適宜決めたらよいが、シート体Sの幅寸法Yに対して1〜3mm程度広く設定しておくことが好適である(W=Y+1〜3mm)。
また、上述したように、第一ガイド面29の上端部29aは、上方に向かってガイドレール26と離間する側に傾斜していることから、当該上端部29aと、第二ガイド面30との間隙寸法W2は、上方に向かって徐々に増加する(拡幅されている)。
従って、後述するように、フォーク部材31から落下したシート体Sは、第一ガイド面29の上端部29aを通過する際、搬送方向との直交方向の両側面において、当該上端部29aまたは第二ガイド面30と当接しながら落下方向を規制され、搬送面L上の所定箇所(以下、「落下位置P(図1を参照)」と記載する)に確実に到達することとなる。
このように、本実施形態においては、搬送面Lにおけるシート体Sの落下位置Pにおいて、搬送方向との直交方向両側に、シート体Sの落下方向を規制するガイド部(より具体的には、第一ガイド面29及び第二ガイド面30)を有する。
なお、第一ガイド面29及び第二ガイド面30の形状、高さについては、シート体Sの投入方法や投入方向に合わせて、適宜決定すればよく、本実施形態に限定されるものではない。
次に、シャッター機構3について説明する。
シャッター機構3は、搬送面Lの上方よりシート体Sを落下させて、当該シート体Sをシート体搬送装置2に供給するものである。
シャッター機構3は、シート体搬送装置2の搬送面Lの上方に配置され、且つ水平方向に移動可能なフォーク部材31、及びフォーク部材31を駆動するアクチュエータ32などにより構成される。
なお、アクチュエータ32の構成については、空気圧、油圧、または電力などの駆動方式からなる市販のシリンダー機構や、電動モータ及びリンク機構等からなる機構など、何れの構成を採用してもよい。
フォーク部材31は、図1に示すように、水平方向、且つ搬送方向との直交方向に延長し、当該搬送方向に互いに平行に配置される複数の棒状部材31a・31a・・・により構成される。
また、図2に示すように、フォーク部材31は、搬送面Lにおける落下位置Pの直上の位置(以下、「閉位置」と記載する)に配置されるとともに、アクチュエータ32によって、水平方向の一方側(本実施形態においては、搬送方向との直交方向側、且つ第二ガイド面30側)に向かってガイドレール26と離間した位置(以下、「開位置」と記載する)に移動可能に設けられる。
なお、第二ガイド面30には、フォーク部材31を構成する複数の棒状部材31a・31a・・・に各々対応する、複数の貫通孔(図示せず)が設けられており、フォーク部材31は、前記貫通孔を介して、第二ガイド面30に挿通しつつ閉位置及び開位置の間を変位可能に構成されている。
ここで、シャッター機構3の近傍には、フォーク部材31にシート体Sを投入する、図示せぬ投入装置が設けられている。
そして、前記投入装置は、フォーク部材31が閉位置に位置した状態において、当該フォーク部材31上にシート体Sを投入する。
なお、投入装置については、シート体Sをフォーク部材31上に載置できれば、投入方法、投入方向について特に限定されない。
前記投入装置より投入されたシート体Sは、フォーク部材31上に一旦載置される。
そして、アクチュエータ32によってフォーク部材31が開位置に移動されることにより、シート体Sは、上述した第二ガイド面30の上端部30aと当接してフォーク部材31と追従して移動するのを妨げられて落下する。
このように、本実施形態においては、フォーク部材31が水平方向の一方側(第二ガイド面30側)に移動することにより、フォーク部材31上にシート体Sを載置可能な「閉位置」から、フォーク部材31上に載置されたシート体Sを落下させる「開位置」に変位可能な構成となっている。
なお、フォーク部材31の移動方向については、厳密にいうと水平方向でなくてもよく、シート体Sの載置や、シート体Sの落下について支障が生じない程度に傾きがあっても特に問題はない。
ところで、本実施形態においては、フォーク部材31が閉位置から開位置に変位するまでに費やされる時間を、0.5秒以下に設定されている。
このような構成を有することにより、フォーク部材31上に載置されたシート体Sを落下させる際に、フォーク部材31との摩擦力によってシート体Sの姿勢が乱されるのを防止することができ、落下直後のシート体Sの姿勢が水平姿勢に対して傾くのをより効果的に抑制することができる。
また、本実施形態においては、供給されるシート体Sが複数の枚葉紙からなる厚みの分厚い紙類であり、フォーク部材31の下端からガイドレール26の上端面26aまでの間隙寸法Hが、シート体Sの厚み寸法の4倍以下となるように設定されている。
なお、前記間隙寸法Hは、シート体Sの厚み寸法の2倍以下とした場合、ガイドレール26の上端面26aと当接した際にシートSが受ける衝撃を少なくすることができるため、より好ましい。
また、供給されるシート体Sが例えば0.5mm程度の厚みからなる薄いシート体である場合には、前記間隙寸法Hをシート体Sの厚み寸法の4倍以下に設定すると、フォーク部材31とガイドレール26とが干渉する可能性があるため、この限りではない。
このような構成を有することにより、たとえフォーク部材31から落下した直後のシート体Sの姿勢が、水平姿勢に対して傾いたとしても、傾きが大きくなる前にシート体Sをガイドレール26の上端面26aに当接させることができ、当該上端面26aと当接した際の衝撃を吸収しながら、より確実にシート体Sの姿勢を水平姿勢に規制することができる。
以上のような構成からなるシート体供給装置1は、例えば、間欠的に供給されるシート体Sを、袋体Qに挿入する袋詰め工程において利用することができる。
具体的には、本実施形態におけるシート体供給装置1は、シート体搬送装置2の搬送方向(図1中の矢印Aの方向)の下流側に配置され、シート体Sを袋体Qに挿入する挿入手段の一例である挿入装置101と、挿入装置101に向かって袋体Qを搬送する袋体搬送手段の一例である袋体搬送装置102と、をさらに備えていてもよい。
[シート体供給装置1の動作手順]
次に、本実施形態におけるシート体供給装置1において、シャッター機構3によって、シート体搬送装置2の搬送面Lにシート体Sを供給する場合の動作手順について、図3を用いて説明する。
先ず始めに、図3(a)に示すように、シャッター機構3において、フォーク部材31は、閉位置にて停止した状態となっており、前述した投入装置(図示せず)によって、シート体Sがシャッター機構3に投入される。
シャッター機構3に投入されたシート体Sは、搬送面Lに対して平面部(下面)を向けた姿勢、即ち、水平姿勢の状態であって、互いに対向する両側の側端部を、シート体搬送装置2の搬送方向(図1中の矢印Aの方向)に沿って延長させた状態によって、フォーク部材31上に載置される。
フォーク部材31上にシート体Sが載置されると、フォーク部材31は、アクチュエータ32によって一方側(第二ガイド面30側)へと移動され、開位置へと変位される。
その結果、シート体Sは、ガイド部2C(第一ガイド面29及び第二ガイド面30)によって落下方向を規制されつつ、水平姿勢に対して傾斜した姿勢(より具体的には、フォーク部材31の移動方向側との反対側、即ち、第一ガイド面29側が下方に落ち込んだ姿勢)によって、フォーク部材31から落下する。
フォーク部材31からシート体Sが落下すると、フォーク部材31は、アクチュエータ32によって他方側(第一ガイド面29側)へと移動され、再び閉位置へと変位される。
一方、フォーク部材31から落下したシート体Sは、前述した水平姿勢に対して傾斜した姿勢によって、搬送面Lに到達する。
その結果、図3(b)に示すように、第一ガイド面29側の端部がガイドレール26と当接し、シート体Sは、当接した際の衝撃を吸収しながら、下方に突出するように湾曲した状態へと撓む。
この際、シート体Sの下面における第一ガイド面29側の端部の隅部S1は、搬送面L(より具体的には、ガイドレール26の上端面26a)に比べて下方に落ち込むところ、前記隅部S1は、第一凹状部27内に入り込むため、一対のガイドレール26・26以外の箇所に当接されることがない。
従って、たとえ水平姿勢に対して傾斜した姿勢によって、搬送面Lに到達したとしても、前記隅部S1が衝突によって変形されることもなく、安定してシート体Sを一対のガイドレール(突条部)26・26に当接させることができる。
下方に突出するように湾曲した状態に撓んだシート体Sは、元の状態(撓みが発生する前の状態)に復帰しながら自重によって傾き、図3(c)に示すように、一対のガイドレール26・26上に載置される。
この際、シート体Sの下面中央部は、搬送面L(より具体的には、ガイドレール26の上端面26a)に比べて下方に落ち込むところ、前記下面中央部は、第二凹状部28内に入り込むため、一対のガイドレール26・26以外の箇所に当接されることがない。
従って、たとえ水平姿勢に対して傾斜した姿勢によって、搬送面Lに到達したとしてもシート体Sの撓みを妨げることなく許容することができ、一対のガイドレール(突条部)26・26と当接した際の衝撃を吸収しながら、より確実にシート体Sの姿勢を水平姿勢に規制することができる。
但し、シート体Sの撓み易さ(剛性)によっては、落下時にシート体Sが撓み、ガイドレール26・26以外に当接する場合もあるが、そのような場合であっても、ガイドレール26・26と当接した時に衝撃を吸収するため、特に問題はない。
また、たとえシート体Sが水平姿勢で落下した場合であっても、落下の衝撃を吸収することができるため、シート体Sの落下を搬送面Lの全面で受ける場合のように、落下の衝撃によってリバウンドすることから、シート体Sの姿勢が乱れた状態で載置されることはない。
その後、図3(d)に示すように、一対のガイドレール26・26上において、シート体Sは、完全に元の状態に復帰し、所定の落下位置P(図1を参照)において、予め規定された水平姿勢によって搬送面L上に載置される。
これにより、シャッター機構3によって、シート体搬送装置2の搬送面Lにシート体Sを供給する場合の動作手順は終了する。
そして、シート体搬送手段2における駆動ベルト25の突起部25aにより、シート体Sは、下流側に搬送される。
その後、前述した投入装置(図示せず)によって、シャッター機構3のフォーク部材31上に次のシート体Sが投入されると、シート体供給装置1は、上述した動作手順を再び繰り返すこととなる。
[本実施形態の効果]
以上のように、本実施形態におけるシート体供給装置1は、シート体Sを搬送するシート体搬送装置(搬送手段)2と、シート体搬送装置2の搬送面Lの上方に配置されるシャッター機構3とを備え、シャッター機構3を介して上方から落下させることにより、シート体Sを搬送面L上に供給するように構成されている。
また、シート体Sは、少なくとも搬送面Lと向かい合う側(本実施形態においては、搬送面L側との反対側を含む両側)が平面形状であり、且つ上下方向に湾曲可能な可撓性を有する。
ここで言う平面形状とは、例えば、積層された平面状シート(紙製、プラスチック製等)を紐等で結んだ集合体のような平面形状でもよく、落下時及び搬送時の影響が小さければ、シート体表面に多少の凹凸、段差があってもよく、全くの平面に限定されるものではない。
そして、シャッター機構3は、水平方向に移動可能なフォーク部材31を有し、フォーク部材31が水平方向の一方側(本実施形態においては、搬送方向(図1中の矢印Aの方向)との直交方向側、且つ第二ガイド面30側)に移動することにより、フォーク部材31上にシート体Sを載置可能な閉位置から、フォーク部材31上に載置されたシート体Sを落下させる開位置に変位するように構成されている。
また、搬送面Lは、シート体Sの落下位置において、上方に突出し、且つシート体搬送装置2の搬送方向に延長する一対のガイドレール26・26からなる突条部により構成され、これら一対のガイドレール(突条部)26におけるシート体Sとの接触面積(図1中の斜線にて示された領域T・Tの面積)は、シート体Sにおける搬送面Lと向かい合う側の面積に対して60%以下となるように構成されている。
このような構成を有することにより、たとえ厚みの分厚いシート体Sであっても、シャッター機構3から落下した直後の姿勢が水平姿勢に対して傾いていた場合、シート体搬送装置2の落下位置に到達した際に、一対のガイドレール26・26と当接して湾曲することで衝撃を吸収しながら容易に水平姿勢に規制されることとなり、シート体搬送装置2の搬送面L上において、傾くことなく安定した姿勢で供給することができる。
また、シャッター機構3から落下した直後の姿勢に関わらず、シート体搬送装置2の搬送面L上に安定した姿勢で供給することができることから、シャッター機構3に別途位置決め機構を設けたりする必要もなく、装置全体としての外形寸法が大きくなることもない。
さらに、シャッター機構3は、水平方向の一方の片側に開閉動作するフォーク部材31によって構成されるため、両開き式のシャッター機構のように、複雑な速度制御プログラムを設けたりする必要もない。
また、本実施形態におけるシート体供給装置1は、搬送面Lにおいて、シート体Sの落下位置Pにおける、シート体搬送装置2の搬送方向との直交方向の少なくとも一方側(少なくとも、シャッター機構3側との反対側であって、本実施形態においては搬送方向との直交方向の両側)に、一対のガイドレール(突条部)26・26に対して相対的に高さの低い第一凹状部27・27が設けられている。
このような構成を有することにより、たとえシート体搬送装置2の落下位置Pに到達する直前におけるシート体Sの姿勢が、水平姿勢に対して傾いていたとしても、シート体Sの下面が一対のガイドレール(突条部)26と当接される前に、当該下面の端部が一対のガイドレール(突条部)26・26以外の箇所に当接されるのを、第一凹状部27・27を介して防ぐことができるため、シート体Sは確実に一対のガイドレール(突条部)26・26と当接して湾曲されることとなり、衝撃を吸収しながら確実にシート体Sの姿勢を水平姿勢に規制することができる。
また、本実施形態におけるシート体供給装置1においては、各々の第一凹状部27・27の底面が、一対のガイドレール(突条部)26・26の上端面26a・26aに比べて3mm以上低くなるように構成されている。
このような構成を有することにより、たとえシート体搬送装置2の落下位置Pに到達する直前におけるシート体Sの姿勢が、水平姿勢に対して傾いていたとしても、シート体Sの下面が一対のガイドレール(突条部)26・26と当接される前に、当該下面の端部が一対のガイドレール(突条部)26・26以外の箇所に当接されるのを、第一凹部26・26を介してより確実に防ぐことができ、安定してシート体Sを一対のガイドレール(突条部)26・26に当接させることができる。
また、本実施形態におけるシート体供給装置1において、搬送面Lにおいて、一対のガイドレール(突条部)26は、シート体搬送装置2の搬送方向との直交方向中央部を除いた領域(本実施形態にいては、駆動ベルト25が配置される領域)に設けられることが好ましい。
このような構成を有することにより、例えば、一対のガイドレール(突条部)26・26と当接することにより、シート体Sが下方に突出するように湾曲した状態で撓む場合、シート体Sの撓みを妨げることなく許容することができ、一対のガイドレール(突条部)26・26と当接した際の衝撃を吸収しながら、より確実にシート体Sの姿勢を水平姿勢に規制することができる。
また、本実施形態におけるシート体供給装置1は、シャッター機構3において、フォーク部材31が、シート体搬送装置2の搬送方向との直交方向に移動することにより、閉位置と開位置との間を変位する構成となっている。
このような構成を有することにより、たとえシャッター機構3から落下した直後のシート体Sの姿勢が、水平姿勢に対して傾くとしても、シート体Sの傾き方向を、常にシート体搬送装置2の搬送方向との直交方向の何れかの側(本実施形態においては、第一ガイド面29側)に規制することができる。
従って、シート体Sの下面が一対のガイドレール(突条部)26・26と当接される前に、当該下面の端部が一対のガイドレール(突条部)26・26以外の箇所に当接されるのを、第一凹状部27を介して確実に防ぐことができ、安定してシート体Sを一対のガイドレール(突条部)26・26に当接させることができる。
また、本実施形態におけるシート体供給装置1は、シャッター機構3において、フォーク部材31が、0.5秒以下の間に閉位置から開位置に変位するように構成されている。
このような構成を有することにより、フォーク部材31上に載置されたシート体Sを落下させる際に、フォーク部材31との摩擦力によってシート体Sの姿勢が乱されるのを防止することができ、落下直後のシート体Sの姿勢が水平姿勢に対して傾くのをより効果的に抑制することができる。
また、本実施形態におけるシート体供給装置1は、フォーク部材31の下端から一対のガイドレール(突条部)26・26の上端面26a・26aまでの間隙寸法Hが、シート体Sの厚み寸法の4倍以下となるように設定されている。
このような構成を有することにより、たとえフォーク部材31から落下した直後のシート体Sの姿勢が、水平姿勢に対して傾いたとしても、傾きが大きくなる前にシート体Sを一対のガイドレール(突条部)26・26に当接させることができ、これら一対のガイドレール(突条部)26・26と当接した際の衝撃を吸収しながら、より確実にシート体の姿勢を水平姿勢に規制することができる。
また、本実施形態におけるシート体供給装置1において、平面部の面積(L×W)を厚み(t)で割った値(シート体Sの平面部の面積)/(シート体の厚み)は、(L×W)/t=250〜100000となるように設定されている。
このような構成を有することにより、シート体Sに対して、一対のガイドレール(突条部)26・26と当接した際の衝撃を吸収しながら、シート体Sの姿勢を水平姿勢に規制するための、十分な可撓性を持たせることができる。
また、本実施形態におけるシート体供給装置1は、搬送面Lにおけるシート体Sの落下位置Pにおいて、シート体搬送装置2の搬送方向との直交方向両側に、シート体Sの落下方向を規制するガイド部2C(より具体的には、第一ガイド面29及び第二ガイド面30)を有する。
このような構成を有することにより、シャッター機構3からシート体搬送装置2の落下位置Pに、より確実にシート体Sを落下させることができる。
なお、本実施形態におけるシート体供給装置1は、シート体搬送装置2の搬送方向下流側に配置され、シート体Sを袋体Qに挿入する挿入装置(挿入手段)101と、挿入装置101に向かって袋体Qを搬送する袋体搬送装置(袋体搬送手段)102と、をさらに備えている。
このように、本実施形態におけるシート体供給装置1は、シート体Sを袋体Qに挿入する袋詰め工程において利用することができる。
1 シート体供給装置
2 シート体搬送装置(搬送手段)
2C ガイド部
3 シャッター機構
26 ガイドレール(突条部)
26a 上端面
27 第一凹状部
29 第一ガイド面
30 第二ガイド面
31 フォーク部材
101 挿入装置(挿入手段)
102 袋体搬送装置(袋体搬送手段)
H 間隙寸法
L 搬送面
P 落下位置
Q 袋体
S シート体
T 領域

Claims (10)

  1. シート体を搬送する搬送手段と、
    該搬送手段の搬送面の上方に配置されるシャッター機構と
    を備え、
    該シャッター機構を介して上方から落下させることにより、前記シート体を前記搬送面上に供給するシート体供給装置であって、
    前記シート体は、
    少なくとも前記搬送面と向かい合う側が平面形状であり、且つ上下方向に湾曲可能な可撓性を有し、
    前記シャッター機構は、
    水平方向に移動可能なフォーク部材を有し、
    前記フォーク部材が水平方向の一方側に移動することにより、前記フォーク部材上に前記シート体を載置可能な閉位置から、前記フォーク部材上に載置された前記シート体を落下させる開位置に変位し、
    前記搬送面は、前記シート体の落下位置において、上方に突出し、且つ前記搬送手段の搬送方向に延長する突条部により構成され、
    前記突条部における前記シート体との接触面積は、前記シート体における前記搬送面と向かい合う側の面積に対して60%以下である、
    ことを特徴とするシート体供給装置。
  2. 前記搬送面において、
    前記シート体の落下位置における前記搬送方向との直交方向の少なくとも一方側に、前記突条部に対して相対的に高さの低い凹状部が設けられる、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のシート体供給装置。
  3. 前記凹状部の底面は、前記突条部の上端面に比べて3mm以上低い、
    ことを特徴とする、請求項2に記載のシート体供給装置。
  4. 前記搬送面において、
    前記突条部は、前記搬送方向との直交方向中央部を除いた領域に設けられる、
    ことを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のシート体供給装置。
  5. 前記シャッター機構において、
    前記フォーク部材は、前記搬送手段の搬送方向との直交方向に移動することにより、前記閉位置と前記開位置との間を変位する、
    ことを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のシート体供給装置。
  6. 前記シャッター機構において、
    前記フォーク部材は、0.5秒以下の間に前記閉位置から前記開位置に変位する、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか一項に記載のシート体供給装置。
  7. 前記フォーク部材の下端から前記突条部の上端面までの間隙寸法は、前記シート体の厚み寸法の4倍以下である、
    ことを特徴とする、請求項1〜請求項6の何れか一項に記載のシート体供給装置。
  8. 前記シート体において、
    平面部の面積を厚みで割った値(シート体の平面部の面積)/(シート体の厚み)は、250〜100000である、
    ことを特徴とする、請求項1〜請求項7の何れか一項に記載のシート体供給装置。
  9. 前記搬送面における前記シート体の落下位置において、
    前記搬送方向との直交方向両側に、前記シート体の落下方向を規制するガイド部を有する、
    ことを特徴とする、請求項1〜請求項8の何れか一項に記載のシート体供給装置。
  10. 前記搬送手段の搬送方向下流側に配置され、前記シート体を袋体に挿入する挿入手段と、
    前記挿入手段に向かって前記袋体を搬送する袋体搬送手段と、
    をさらに備えてなる、
    ことを特徴とする、請求項1〜請求項9の何れか一項に記載のシート体供給装置。
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