JP2020019101A - ワーク治具及びこれを備えたワーク支持システム - Google Patents
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Abstract
Description
まず、ワークWとこれを支持するアーバー5について、図3を参照しつつ説明する。図3はワークWを支持したアーバー5の断面図である。同図に示すように、ワークWは、中心に貫通孔が形成された歯車であり、アーバー5は、このワークWを支持する部材である。アーバー5は、円錐台状の下台部511と、この下台部511の上端に設けられた円柱状の中央部512と、この中央部512の上端に設けられ外周面がテーパ状に細くなった先端部(取付部)513と、が一体的に形成されたアーバー本体(治具本体)51を備えている。先端部と中央部とは外径が相違するため、段差が形成されており、この段差、つまり中央部512の上面に、ワークが載置される着座面(第1着座面)594が形成されている。
次に、ワーク支持ユニット1について、図4〜図7も参照しつつ説明する。図4はワーク支持ユニットの断面図、図5〜7はアーバーが取り付けられた状態を示すワーク支持ユニットの断面図である。
次に、スピンドルユニット3について、図8〜図10も参照しつつ詳細に説明する。図8はスピンドルユニットの断面図、図9及び図10はアーバーが取り付けられた状態を示すスピンドルユニットの断面図である。
図2に示すように、搬送ユニット4は、ベース部6において、ワーク支持ユニット1とスピンドルユニット3との間に配置されている。搬送ユニット4は、上下方向に延びる軸部材41と、この軸部材41を昇降させるとともに、軸周りに回転させる駆動ユニット42を備えている。また、軸部材41の上端には、水平方向に延びる旋回アーム43が取り付けられており、この旋回アーム43の両端には、アーバー5を把持するための挟持アーム44がそれぞれ取り付けられている。
続いて、工具ユニット2について説明する。図1に示すように、工具ユニット2は、ベース部6上に配置されたコラム21と、このコラム21からスピンドルユニット3に対して近接離間するサドル22と、を備えている。そして、サドル22の先端には、砥石23が回転自在に支持されている。また、図示を省略するが、工具ユニット2には砥石23を回転させるためのモータ等の駆動源が配置されている。砥石23は、円筒状に形成され、表面にねじが形成されている。そして、このねじがワークWの歯と噛み合い、砥石23及びワークWが同期回転することで、ワークWが研削される。
次に、上記のように構成された歯車加工システムの動作について説明する。まず、アーバー5を、ワーク支持ユニット1及びスピンドルユニット3に、それぞれ装着する。このとき、搬送ユニット4の軸部材41は下降しているが、各挟持アーム44は開かれている。そのため、各挟持アーム44は、アーバー5から離間している。
以上のように、本実施形態によれば、ワーク支持ユニット1において、第1押圧部材12により、アーバー5の移動部材52を押圧することで、ワークWを拘束するコレットチャック55の拡縮を行うことできる。また、第1押圧部材12の可動部123を移動部材52に接触した状態で、移動部材52に空気を注入し、ワークWの取付位置に形成された開口593から空気を噴射することができるようになっている。そのため、開口593がワークWによって塞がれ、空気が漏れないときには、空気圧が低下しないため、ワークWが正しく取り付けられていると判断することができ、空気が開口593から漏れるときには、空気圧が低下するため、ワークWが正しく取り付けられていると判断することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
2 工具ユニット
3 スピンドルユニット
4 搬送ユニット
5 アーバー(ワーク治具)
Claims (6)
- ワークWを着脱自在に固定するとともに、ワーク支持ユニットに着脱自在に支持される、ワーク治具であって、
先端部に円柱状の取付部を有する治具本体と、
前記ワークWの貫通孔に挿入可能で、前記取付部を覆うように配置され、前記取付部の軸方向の先端側に移動すると径が小さくなり、軸方向の後端側に移動すると径が大きくなるように径が拡縮可能な固定部材と、
前記治具本体の内部に前記軸方向に挿通され、前記固定部材を前記先端側に配置する解除位置と、前記後端側に配置する固定位置との間で軸方向に移動可能な第1移動部材と、
前記移動部材を前記固定位置側に付勢する第1バネ部材と、
を備え、
前記第1移動部材には、前記第1流路が形成され、
前記治具本体には、前記ワークWが前記固定部材に取り付けられたときのワークWの第1着座面と、当該第1着座面から空気を噴出可能な第1開口と、前記第1開口及び前記第1流路に連通する第2流路と、が形成され、
前記ワーク支持ユニットに設けられた第1押圧部材により、前記第1移動部材が前記固定位置から解除位置に押圧されるように構成され、
前記第1移動部材が前記固定位置にあるとき、前記第1押圧部材を前記第1移動部材に接触した状態で、前記第1押圧部材に設けられた空気の噴射口から、前記第1流路及び第2流路を介して、前記開口から空気を噴出可能に構成されている、ワーク治具。 - 請求項1に記載のワーク治具と、
前記ワーク治具を着脱自在に支持するワーク支持ユニットと、
を備え、
前記ワーク支持ユニットは、
前記ワーク治具を支持する第1支持本体と、
前記第1支持本体に取り付けられ、前記第1移動部材を軸方向の後端側から前記解除位置に向かって押圧可能な第1押圧部材と、
を備え、
前記第1押圧部材は、前記第1移動部材が前記固定位置にあるとき、前記第1移動部材との接触を維持可能とし、前記第1移動部材の第1流路に空気を噴射可能な噴射口を備えており、
前記第1押圧部材は、
前記第1移動部材を前記解除位置に移動させるように、前記第1バネ部材に抗して前記第1移動部材を押圧する押圧位置と、
前記第1移動部材が前記固定位置に移動した状態で、前記第1移動部材に接触する接触位置と、
前記第1移動部材から離間した待避位置と
を取り得るように軸方向に移動可能に支持されている、ワーク支持システム。 - 前記第1押圧部材は、
軸方向に移動可能な第1押圧本体と、
前記第1押圧本体の軸方向の先端部に、前記第1バネ部材よりも弱い付勢力の第2バネ部材を介して取り付けられ、前記噴射口が形成された第1可動部と、
を備え、
前記第1押圧部材が前記接触位置にあるとき、前記第1押圧部材は、前記第2バネ部材により前記第1可動部を前記第1移動部材に押しつけるように構成されている、請求項2に記載のワーク支持システム。 - 前記ワーク治具を着脱自在に取り付けるスピンドルユニットをさらに備え、
前記スピンドルユニットは、
前記ワーク治具を支持するとともに、前記ワーク治具が着座する第2着座面を有する第2支持本体と、
前記第2支持本体を、前記軸方向回りに回転自在に支持する筐体と、
前記第2支持本体に取り付けられ、前記ワーク治具を着脱自在に固定する固定機構と、
前記筐体に取り付けられる第2押圧部材と、
を備え、
前記固定機構は、
前記第2押圧部材により押圧されることで、解除位置に移動し、前記第2押圧部材による押圧が解除されると、固定位置に移動する第2移動部材と、
前記第2移動部材を前記固定位置側に付勢する第3バネ部材と、
前記第2移動部材が前記解除位置にあるとき、前記ワーク治具の固定を解除し、前記第2移動部材が前記固定位置にあるとき、前記ワーク治具を固定するように構成された固定具と、
前記第2移動部材に設けられ、空気が流通する第3流路と、
を有し、
前記第2支持本体は、前記第3流路と連通する第4流路と、前記第4流路が繋がり、前記第2着座面に形成された第2開口と、を有し、
前記第2押圧部材は、
前記第2移動部材が前記固定位置にあるとき、前記第2移動部材との接触を維持可能とし、前記第2移動部材の第3流路に空気を噴射可能な噴射口を備えており、
前記第2押圧部材は、
前記第2移動部材を前記解除位置に移動させるように、前記第3バネ部材に抗して前記第2移動部材を押圧する押圧位置と、
前記第2移動部材が前記固定位置に移動した状態で、前記第2移動部材に接触する接触位置と、
前記第2移動部材から離間した待避位置と、
を取り得るように軸方向に移動可能に支持されている、ワーク支持システム。 - 前記第2押圧部材は、
軸方向に移動可能な第2押圧本体と、
前記第2押圧本体の軸方向の先端部に、前記第3バネ部材よりも弱い付勢力の第4バネ部材を介して取り付けられ、前記噴射口が形成された第2可動部と、
を備え、
前記第2押圧部材が前記接触位置にあるとき、前記第2押圧部材は、前記第4バネ部材により前記第2可動部を前記第2移動部材に押しつけるように構成されている、請求項4に記載のワーク支持システム。 - 前記ワーク治具を、前記ワーク支持ユニットと前記スピンドルユニットとの間で搬送する搬送ユニット4と、
前記スピンドルユニットに支持されたワーク治具に取り付けられているワークWを加工する工具ユニットと、
をさらに備えている、請求項4または5に記載のワーク支持システム。
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