JP2020018821A - ハンガー - Google Patents

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Abstract

【課題】安価に製造することができ、片手かつワンタッチによって衣類に装着できるハンガーを提供する。【解決手段】ハンガー1は、フック(13、31)と、上下方向に延びるメインスリット(14A、43B)、及びメインスリット(14A、43B)の両脇にメインスリット(14A、43B)に向かって延び、メインスリット(14A、43B)の手前において湾曲しながら下方に向きを変えてメインスリット(14A、43B)に沿って延びる一対のサイドスリット(14B、43A)を有し、フック(13、31)に連結される本体部(14、41)と、先端付近にピン穴(メイン孔11A、ピン穴54)を有する根元部(屈曲部11K、根元部53)、及び根元部(屈曲部11K、根元部53)にサイドスリット(14B、43A)に挿通される作動ピン(サイドピン15、作動ピン52)を備える一対のアーム(11、51)と、本体部(14、41)にアーム(11、51)を変位可能に係止するピン(メインピン12、ピン33)と、を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、ハンガーに関する。
衣料品を販売する店舗等において、例えば丸首のTシャツをハンガーにかけて展示する場合、従来のハンガーを使うとTシャツの下部からハンガーを差し入れなければならず、工数と時間がかかっていた。
また、ハンガーを使用するときはハンガーと衣類を夫々の手で持たなければハンガーに服を掛けることが出来ない。衣類をハンガーから外す時も、ハンガーと衣類を夫々の手で持たないとどちらかが落ちてしまう。従って、ハンガーの開閉は片手で尚且つワンタッチで行う必要がある。加えて、ハンガーを手に持たず、物干し竿やハンガーラックパイプに掛けたままでの開閉が行えればより便利である。
この点に関し、アームの付け根に、アームを開いたときに上方に位置する凹部を有する円弧状の溝部を設け、凹部に嵌まるピンをバネによって上方に付勢し、アームを開いたときにピンが凹部に嵌まることによりアームが閉じることを規制するハンガーが提案されている(例えば、特許文献1。)。
しかし、この技術によっては、弾性体という別部材を設ける必要があり、部品代も組み立て費用もかかるために製造コストが高くなる。
また、フックの下方に板状の作動板を設け、この作動板に縦長の溝と、この縦長の溝の左右に横方向に延びた横溝の先端に下方に屈折する縦溝を接続したL字型の一対の溝を設け、一対のアームの根元の孔と作動板の縦長の溝にピンを挿通し、各アームの根元の孔付近に設けられる突起を作動板のL字型の溝に嵌め込んだハンガーが提案されている(例えば、特許文献2。)。このハンガーは、フックを押し下げるとアームが開くことを意図したものである。
しかし、この技術によっては、アームが閉じた状態においてアームを開くためにフックを押し下げようとしても、片手かつワンタッチによっては開けないという問題がある。これは、アームを閉じた状態において各突起が縦長の溝の付近に位置するためである。この状態において下方に力を加えても、アームを開く方向の力、つまり水平方向の分力は非常に小さいものとなる。従って、アームを開くためには、アームを開くのに必要な水平方向の分力が十分大きくなるように強い力を加えるか、アームをある程度開いて水平方向の分力を大きくする必要がある。従って、片手かつワンタッチによってはアームを開けない。
他の説明をすれば、特許文献2のハンガーにおいては、枢軸5が支点、ガイド突起8が力点、ハンガー腕体1の先端が作用点となる。この場合、支点と力点との間の距離が、支点と作用点との間の距離に比べて短すぎる。従って、ハンガー腕体1を開くには大きな力が必要となるのである。
実用新案登録第2514716号公報 実開昭52−159724号公報
本発明が解決しようとする課題は、安価に製造することができ、片手かつワンタッチによって衣類に装着できるハンガーを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は、フックと、上下方向に延びるメインスリット、及び前記メインスリットの両脇に設けられ、前記メインスリットに向かって延び、前記メインスリットの手前において湾曲しながら下方に向きを変えて前記メインスリットに沿って延びる一対のサイドスリットを有し、前記フックに連結される本体部と、先端付近にピン穴を有する根元部、及び前記根元部に前記サイドスリットに挿通される作動ピンを備える一対のアームと、前記本体部に前記アームを変位可能に係止するピンと、を備えるハンガーを提供する。
本発明によれば、安価に製造することができ、片手かつワンタッチによって衣類に装着できるハンガーを提供することができる。
第1の実施形態のハンガーのアームが開いた状態の正面図。 第1の実施形態のハンガーのアームが閉じた状態の正面図。 第1の実施形態のハンガーの分解斜視図。 第2の実施形態のハンガーのアームが開いた状態の正面図。 第2の実施形態のハンガーのアームが閉じた状態の正面図。 第2の実施形態のハンガーの分解斜視図。 第2の実施形態の作動部の斜視図。 第2の実施形態のアームの斜視図。 第2の実施形態の本体部の斜視図。 第2の実施形態の変形例に係るハンガーの斜視図。 第2の実施形態の変形例に係るハンガーの分解斜視図。
以下、本発明の一実施形態にかかるハンガー1を、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は本実施形態のハンガー1のアーム11を開いた状態を示す正面図、図2はハンガー1のアーム11を閉じた状態を示す正面図、図3はハンガー1の分解斜視図である。
図1から図3までに示すように、ハンガー1は、フック13と、本体部14と、一対のアーム11と、を備える。
本体部14は、フック13の図1正面視下端部(以下、上下、左右、縦横は図1正面視に基づくものとする。)に設けられる。本体部14は、本体部の中央部に本体部14の上方から下方に向かって延びる貫通溝であるメインスリット14Aと、メインスリット14Aの両側に設けられる一対のサイドスリット14Bと、を備える。
サイドスリット14Bは、メインスリット14Aの上端部に対応する位置において、本体部14の左右の端部付近からメインスリット14Aの方向に向かって延び、メインスリット14Aの手前において湾曲しながら向きを変えて、メインスリット14Aの長手方向の長さの半分程度まで下方に延びる。
サイドスリット14Bは、湾曲する部分の下端からメインスリット14Aに沿って延びる部分が、メインスリット14Aと平行に下方に延びる。サイドスリット14Bのこのメインスリット14Aに沿って延びる部分は、サイドスリット14Bの湾曲部分を弧とする円の周から外れれば、メインスリット14Aと平行でなともよく、外側向きまたは内側向きに下方に延びていてもよい。
メインスリット14Aと二つのサイドスリット14Bは、メインスリット14Aの上端部と、二つのサイドスリット14Bの上端部とが略横一列に並ぶように設けられる。
一対のアーム11は互いに同形状に形成されることが、金型の種類を少なくするという点において望ましい。アーム11は、本体部14方向の端部において下方に約120°の角度をもって屈曲する屈曲部11Kを有し、屈曲部11Kの先端部に設けられる貫通孔であるメイン孔11Aと、屈曲部11Kの根元に設けられる貫通孔であるサイド孔11Bと、を備える。
一対のアーム11は、アーム11の長さ、開いたときの上端部がなす角度など、基本的な部分が共通していれば、細部の形状が互いに異なっていてもよい。
本体部14と、一対のアーム11とは、メインピン12がメイン孔11A及びメインスリット14Aに、サイドピン15がサイド孔11B及びサイドスリット14Bに、それぞれ挿通されることにより、回動可能に係止される。
メインピン12にはメインワッシャ12Aと、メインナット12Bとが取り付けられる。メインピン12及びメインナット12Bは軸方向に延びるつまみ部を有する。つまみ部は本体部14の表面から指がかかる程度にメインピン12の軸方向に突出する。
サイドピン15にはサイドワッシャ15Aと、サイドナット15Bとが取り付けられる。
なお、メインワッシャ12A及びサイドワッシャ15Aは省略できる。この場合、メインピン12及びサイドピン15は嵌め込むと抜けなくなる形状のピンを用いることができる。また、サイドピン15はアーム11と一体に形成されていてもよい。
本体部14は、一対のアーム11の間に位置していても、一対のアーム11の外側に位置していてもよい。
次に、ハンガー1の動作について説明する。
アーム11が閉じた状態から開いた状態にするには、メインピン12とメインスリット14Aの最下底との距離を近づける。つまり、閉じたアーム11を開く場合には、メインピン12をメインスリット14Aに沿って下方に変位させる。メインピン12が下方に変位すると、サイドピン15はサイドスリット14Bの下方に延びる部分に入り込む。
この状態において、アーム11に閉じる方向の力が加わっても、その力はメインピン12を支点とし、サイドピン15を作用点として、下方に延びるサイドスリット14Bの側壁に加わる。そうすると、アーム11を閉じる方向の力はサイドスリット14Bの側壁に阻まれて、アーム11が閉じる動作が規制される。
アーム11を閉じた状態においては、メインピン12と二つのサイドピン15は略横一列に並ぶ。この状態においてメインピン12に下方に力を加えると、この力の横方向の分力はアーム11を片手によって開くのに十分に大きなものとなる。従って、例えばメインピン12と本体部14の下端を指によってつまみ、メインピン12を押し下げれば片手かつワンタッチによってアーム11を開くことが可能となる。
他の説明をすれば、サイドピン15が力点、サイドスリット14Bを円周とした場合の中心に相当する位置が支点(仮想支点)、アーム11の先端が作用点となる。この場合、支点と力点との間の距離は、支点と作用点との間の距離に対して十分に長いものとなる。従って、片手による比較的小さな力によってもアーム11を開くことが可能となる。
アーム11が開いた状態から閉じた状態にするには、メインピン12とメインスリット14Aの最下底との距離を遠ざける。つまり、開いたアーム11を閉じる場合には、メインピン12をメインスリット14Aに沿って上方に変位させる。メインピン12が上方に変位すると、サイドピン15はサイドスリット14Bの横方向に延びる部分に入り込むことが可能となる。
サイドピン15がサイドスリット14Bに沿って横方向外側に変位すると、アーム11は自重により閉じる。
なお、メインピン12は、上述のようにアーム11とは別体に設けられても、2本のアーム11のうちの一方のメイン孔11Aの位置に一体に形成されてもよい。メインピン12がアーム11と一体に形成される場合、メインピン12が一体に形成されていない方のアーム11のメイン孔11Aをメインピン12と回転可能に嵌合する嵌合孔とし、メインワッシャ12A及びメインナット12Bを省略することもできる。
また、2本のサイドピン15は、上述のようにアーム11とは別体に設けられても、2本のアーム11のサイド孔11Bの位置にそれぞれ1本ずつ一体に形成されてもよい。サイドピン15がアーム11と一体に形成される場合、サイドワッシャ15Aとサイドナット15Bとはサイドスリット14Bに挿通されたサイドピン15の先端から取り付けられる。
以上述べたように、本実施形態のハンガー1は、メインピン12と、一対のサイドピン15と、メインピン12が挿通されるメイン孔11A、及びサイドピン15が挿通されるサイド孔11Bを根元に有する一対のアーム11と、フック13と、フック13の下方に設けられ、メインピン12を挿通し、メインピン12が上下方向に変位可能に貫通されるメインスリット14A、及びサイドピン15を挿通し、サイドピン15が、アーム11を開いたときにアーム11が閉じることを規制する方向及びメインピン12を変位させたときにこの規制を解除する方向に貫通される一対のサイドスリット14Bを有する本体部14と、を備える。
より具体的には、本実施形態のハンガー1は、フック13と、フック13の下方に設けられ、上下方向に延びるメインスリット14A及びメインスリット14Aの両脇にメインスリット14Aに向かって横方向に延び、メインスリット14Aの手前において湾曲しながら下方に向きを変えてメインスリット14Aに沿って延びる一対のサイドスリット14Bを有する本体部14と、付け根に下方に屈曲する屈曲部11Kを有する一対のアーム11と、屈曲部11Kの先端部に設けられるメイン孔11A、及びメインスリット14Aに挿通されるメインピン12と、屈曲部11Kの根元に設けられるサイド孔11B及びサイドスリット14Bに、アーム11毎に挿通される一対のサイドピン15と、を備える。
従って、安価に製造することができ、片手かつワンタッチによってアーム11を開閉でき、迅速に衣類に装着できるハンガーを提供することができるという効果がある。
(第2の実施形態)
図4は本実施形態のハンガー2のアーム51が開いた状態の正面図、図5は本実施形態のハンガー2のアーム51が閉じた状態の正面図、図6は本実施形態のハンガー2の分解斜視図、図7は作動部30の斜視図、図8はアーム51の斜視図、図9は本体部41の斜視図である。
図4から図9までに示すように、本実施形態のハンガー2は、作動部30と、本体部41と、一対のアーム51と、ピン33と、を備える。
作動部30は、フック31と、フック31の根元に設置され、図1の手前側と奥側とに二股に分かれる分岐部32と、中央部分に挿通孔33Aを有し、分岐部32の下端に配置されるツマミ34と、各ツマミ34の対向する面に設けられる一対の突起部35と、を備える。
分岐部32は、弾性力を有し、本体部41の厚さの分程度にツマミ34を離間させるように広げることが可能である。
本体部41は、上下方向に延びるメインスリット43Bと、メインスリット43Bの上端部に対応する位置において、メインスリット43Bの両脇に本体部41の両端部からメインスリット43Bに向かって湾曲しながら下方に向きを変えてメインスリット43Bに沿って延びる一対のサイドスリット43Aと、本体部41の上端部に配置される第1取手42と、本体部41の下端部に配置される第2取手44と、を有する。サイドスリット43Aの上側の端部は本体部41の両脇の縁にそれぞれ開放していてもよいし、開放していなくてもよい。
サイドスリット43Aは、湾曲する部分の下端からメインスリット43Bに沿って延びる部分が、メインスリット43Bと平行に下方に延びる。サイドスリット43Aのこのメインスリット43Bに沿って延びる部分は、サイドスリット43A湾曲部分を弧とする円の周から外れれば、メインスリット14Aと平行でなともよく、外側向きまたは内側向きに下方に延びていてもよい。
作動部30は本体部41に変位可能に連結する。つまり、上述の第1の実施形態においては、フック13と本体部14が一体に形成されることにより連結されていたが、本実施形態においては作動部30と本体部41は別体に形成されて変位可能に連結される。
メインスリット43Bと二つのサイドスリット43Aは、メインスリット43Bの上端部と、二つのサイドスリット43Aの上端部とが略横一列に並ぶように設けられる。サイドスリット43Aは、それぞれ円弧状に形成されていてもよいし、直線部分を端部に含んでいてもよい。サイドスリット43Aは、メインスリット43Bの伸延方向の途中まで延びる。
アーム51は、根元にアーム51の根元側伸延方向に端部まで切り欠いた切り欠きを有し、先端付近にピン穴54を有する根元部53と、根元部53に切り欠きを渡されるように設けられる作動ピン52と、を備える。
なお、作動ピン52はアーム11と一体に形成されていても、根元部53に穴を設け、この穴にアーム11とは別体に形成されるピンを挿通してもよい。
次に、ハンガー2の組み立て方法について説明する。
本体部41のサイドスリット43Aに開放端からアーム51の作動ピン52を嵌め込む。
作動部30のツマミ34を開いて突起部35をメインスリット43Bに嵌め込む。
挿通孔33Aと各アーム51のピン穴54にピン33を挿通する。
次に、ハンガー2の動作について説明する。
アーム51が閉じた状態から開いた状態にするには、ピン33とメインスリット43Bの最下底との距離を近づける。つまり、アーム51が閉じた状態から開いた状態にするには、ツマミ34と第2取手44を指によってつまみ、ツマミ34を第2取手の方向、すなわち下方に変位させる。
アーム51が閉じた状態においては、ピン33と、二つの作動ピン52が略横一列に並ぶ。この状態においてツマミ34を下方に変位させることによりピン33に下方に向かう力を加えると、その横方向の分力はアーム51を開くのに十分に大きいものとなる。
他の説明をすれば、作動ピン52が力点、サイドスリット43Aを円周とした場合の中心に相当する位置が支点(仮想支点)、アーム51の先端が作用点となる。この場合、支点と力点との間の距離は、支点と作用点との間の距離に対して十分に長いものとなる。従って、片手による比較的小さな力によってもアーム11を開くことが可能となる。
従って、片手かつワンタッチによってアーム51を開くことができる。
アーム51が完全に開くと、アーム51を閉じる方向の力は作動ピン52を互いの方に向かう力となるため、アーム51に衣類を掛けてもアーム51は閉じない。
アーム51が開いた状態から閉じた状態にするには、ピン33とメインスリット43Bの最下底との距離を遠ざける。つまり、アーム51が開いた状態から閉じた状態にするには、ツマミ34と第1取手42とを指によってつまみ、ツマミ34を第1取手の方向に変位させる。
ハンガー2は、フック31を物干し竿等に掛け、第1取手42を指によって下方に変位させるだけのワンタッチによってアーム11を閉じることができるという効果がある。
作動ピン52はサイドスリット43Aに沿って上方に変位し、アーム51は自重によって閉じる。
従って、片手かつワンタッチによってアーム51を閉じることができる。
なお、図10は本実施形態のハンガー2の変形例に係るハンガー3の斜視図、図11は本変形例のハンガー3の分解斜視図である。図10及び図11に示すように、ハンガー2においては、作動部30が二股に分かれた形状をなし、本体部41が二股には分かれていない板状の形状をなしているが、本変形例のハンガー3においては作動部62が二股に分かれず、本体部70が二股に分かれた形状をなしている。なお、更なる変形例においては作動部30及び本体部41がともに二股に分かれていない形状をなしていてもよい。
図10及び図11に示すように、ハンガー3は、フック部60と、上端において連結する一対の本体部70と、一対のアーム80と、を備える。
フック部60は、フック61と、フック61の下端に配置され、下端部に挿通孔63を有する作動部62と、を備える。
本体部70は、上下方向に延びるメインスリット71と、メインスリット71の両脇に設けられ、両脇からメインスリット71に向かって延び、メインスリット71の手前において湾曲しながら下方に向きを変えてメインスリット71に沿って延びる一対のサイドスリット72と、を有する。また、本体部70は連結部分に挿入孔73を有する。挿入孔73にはフック61の作動部62が上下変位可能に挿入される。
アーム80は、アーム80の根元に配置され、アーム80の伸延方向上に設けられるサイドピン穴83と、サイドピン穴83の図11の正面視下方に配置されるメインピン穴84と、を有する根元部82を備える。
メインスリット71、各アーム80のメインピン穴84、及び挿通孔63には、1本のメインピン81が挿通される。メインピン81はメインピン穴84に装着された状態において、一端部又は両端部が本体部41の表面から指がかけられる程度に軸方向に突出する。また、サイドピン穴83にはサイドピン64がそれぞれ挿通され、挿通されたサイドピン64はサイドスリット72に嵌め込まれる。
なお、サイドピン64はサイドピン穴83の位置にアーム80と一体に形成することもできる。この場合、サイドピン穴83は設けなくてよい。また、サイドピン64がアーム80に対して別体に設け有れる場合には、サイドスリット72は上端が開放していなくてもよい。
本変形例のハンガー3は、フックを竿に掛けたままでも指によって本体部70を下方に押し下げるだけにより、小さな力でも1回の動作によってアーム80を開くことができる。また、本変形例のハンガー3は、メインピン81を指によって上方に変位させるだけの1回の動作によってアーム80を閉じることができる。
以上述べたように、本実施形態のハンガー2は、フック31と、上下方向に延び、突起部35が嵌め込まれるメインスリット43B、及びメインスリット43Bの両脇に両脇の端部からメインスリット43Bに向かって横方向に延び、メインスリット43Bの手前において湾曲しながら下方に向きを変えてメインスリット43Bに沿って延びる一対のサイドスリット43Aを有し、フック31に連結される本体部と、先端付近にピン穴54を有する根元部53、及び根元部53にサイドスリット43Aに挿通される作動ピン52を備える一対のアーム51と、本体部41にアーム51を変位可能に係止するピン33と、を備える。
具体的には、本実施形態のハンガー2は、フック31と、フック31の根元に設置され、正面視の手前側と奥側とに二股に分かれる分岐部32と、中央部分に挿通孔33Aを有し、分岐部32の下端に配置されるツマミ34と、各ツマミ34の対向する面に設けられる一対の突起部35と、を備える作動部30と、上下方向に延び、突起部35が嵌め込まれるメインスリット43Bと、メインスリット43Bの両脇に設けられ、両脇の端部からメインスリット43Bに向かって横方向に延び、メインスリット43Bの手前において湾曲しながら下方に向きを変えてメインスリット43Bに沿って延びる一対のサイドスリット43Aと、メインスリット43Bの上方に配置される第1取手42と、メインスリット43Bの下方に配置される第2取手44と、を有する本体部41と、根元に根元側伸延方向に端部まで切り欠いた切り欠きを有し、先端付近にピン穴54を有する根元部53と、根元部53に切り欠きを渡されるように設けられ、サイドスリット43Aに挿通される作動ピン52と、を備える一対のアーム51と、挿通孔33Aとピン穴54に挿通されるピン33と、を備える。
また更に、本実施形態のハンガー3は、フック61と、フック61の根元から下方に延び、下端部に挿通孔63を備える作動部62と、上下方向に延びるメインスリット71と、メインスリット71の両脇に設けられ、両脇からメインスリット71に向かって延び、メインスリット71の手前において湾曲しながら下方に向きを変えてメインスリット71に沿って延びる一対のサイドスリット72と、を有し、上端部において互いに連結する一対の本体部70と、根元の先端付近にサイドピン穴83及びサイドピン穴83の正面視下方に配置されるメインピン穴84を有する根元部82と、サイドピン穴83及びサイドスリット72に挿通される一対のサイドピン64と、を備える一対のアーム80と、挿通孔63、メインスリット71、及びメインピン穴84に挿通されるメインピン81と、を備えるように構成することも可能である。
従って、安価に製造することができ、片手かつワンタッチによってアーム51を開閉でき、迅速に衣類に装着できるハンガーを提供することができるという効果がある。
また、本実施形態のハンガー2は、フック31を物干し竿等に掛け、第1取手42を指によって下方に変位させるだけのワンタッチによってアーム11を閉じることができるという効果がある。
1 ハンガー
2 ハンガー
3 ハンガー
5 枢軸
8 ガイド突起
11 アーム
11A メイン孔
11B サイド孔
11K 屈曲部
12 メインピン
12A メインワッシャ
12B メインナット
13 フック
14 本体部
14A メインスリット
14B サイドスリット
15 サイドピン
15A サイドワッシャ
15B サイドナット
30 作動部
31 フック
32 分岐部
33 ピン
33A 挿通孔
34 ツマミ
35 突起部
41 本体部
42 第1取手
43A サイドスリット
43B メインスリット
44 第2取手
51 アーム
52 作動ピン
53 根元部
54 ピン穴
60 フック部
61 フック
62 作動部
63 挿通孔
64 サイドピン
70 本体部
71 メインスリット
72 サイドスリット
80 アーム
81 メインピン
82 根元部
83 サイドピン穴
84 メインピン穴
上記課題を解決するために、本発明は、フックと、前記フックの根元に設置され、正面視の手前側と奥側とに二股に分かれる分岐部と、中央部分に挿通孔を有し、前記分岐部の下端に配置されるツマミと、前記ツマミの対向する面に設けられる一対の突起部と、を備える作動部と、上下方向に延び、前記突起部が嵌め込まれるメインスリットと、前記メインスリットの両脇に設けられ、前記メインスリットに向かって延び、前記メインスリットの手前において湾曲しながら下方に向きを変えて前記メインスリットに沿って延びる一対のサイドスリットと、を有する本体部と、根元の先端付近にピン穴を有する根元部と、前記根元部に設けられ、前記サイドスリットに挿通される作動ピンと、を備える一対のアームと、前記挿通孔と前記ピン穴に挿通されるピンと、を備えるハンガーを提供する。

Claims (7)

  1. フックと、
    上下方向に延びるメインスリット、及び前記メインスリットの両脇に設けられ、前記メインスリットに向かって延び、前記メインスリットの手前において湾曲しながら下方に向きを変えて前記メインスリットに沿って延びる一対のサイドスリットを有し、前記フックに連結される本体部と、
    先端付近にピン穴を有する根元部、及び前記根元部に前記サイドスリットに挿通される作動ピンを備える一対のアームと、
    前記本体部に前記アームを変位可能に係止するピンと、
    を備えるハンガー。
  2. 前記メインスリットと二つの前記サイドスリットは、
    前記メインスリットの上端部と、二つの前記サイドスリットの上端部とが略横一列に並ぶように設けられる請求項1に記載のハンガー。
  3. 前記サイドスリットは、
    上側の端部が前記本体部の両脇の縁に開放するように設けられる請求項1又は請求項2に記載のハンガー。
  4. フックと、
    前記フックの下方に設けられ、上下方向に延びるメインスリット、及び前記メインスリットの両脇に設けられ、前記メインスリットに向かって延び、前記メインスリットの手前において湾曲しながら下方に向きを変えて前記メインスリットに沿って延びる一対のサイドスリットを有する本体部と、
    付け根に下方に屈曲する屈曲部を有する一対のアームと、
    前記屈曲部の先端部に設けられるメイン孔、及び前記メインスリットに挿通されるメインピンと、
    前記屈曲部の根元に設けられるサイド孔及び前記サイドスリットに、前記アーム毎に挿通される一対のサイドピンと、
    を備えるハンガー。
  5. フックと、
    前記フックの根元に設置され、正面視の手前側と奥側とに二股に分かれる分岐部と、中央部分に挿通孔を有し、前記分岐部の下端に配置されるツマミと、前記ツマミの対向する面に設けられる一対の突起部と、を備える作動部と、
    上下方向に延び、前記突起部が嵌め込まれるメインスリットと、前記メインスリットの両脇に設けられ、前記メインスリットに向かって延び、前記メインスリットの手前において湾曲しながら下方に向きを変えて前記メインスリットに沿って延びる一対のサイドスリットと、を有する本体部と、
    根元の先端付近にピン穴を有する根元部と、前記根元部に設けられ、前記サイドスリットに挿通される作動ピンと、を備える一対のアームと、
    前記挿通孔と前記ピン穴に挿通されるピンと、
    を備えるハンガー。
  6. フックと、
    前記フックの根元から下方に延び、下端部に挿通孔を備える作動部と、
    上下方向に延びるメインスリットと、前記メインスリットの両脇から前記メインスリットに向かって延び、前記メインスリットの手前において湾曲しながら下方に向きを変えて前記メインスリットに沿って延びる一対のサイドスリットと、を有し、上端部において互いに連結する一対の本体部と、
    根元の先端付近にメインピン穴を有する根元部と、前記根元部に設けられ、前記サイドスリットに挿通される一対のサイドピンと、を備える一対のアームと、
    前記挿通孔、前記メインスリット、及び前記メインピン穴に挿通されるメインピンと、
    を備えるハンガー。
  7. 前記サイドスリットは、
    本体部の両脇の縁において開放される請求項5又は請求項6に記載のハンガー。
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