JP2020017383A - 接点装置および電磁継電器 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型、高信頼性または高精度の接点装置および電磁継電器を提供する。【解決手段】電磁継電器6は、接点装置30および電磁石装置50を有する。電磁継電器6は、一対の棒状部材である固定子31、32と、可動子33とを有する。可動子は、固定子の側面に対向する場合がある。この場合、ヨーク36は、ハウジング20に固定される。ヨークは、非対称とすることができる。ハウジングは、ベース21を有する。ベースは、中間位置から可動方向と直交するように延び出す中間部材23を備える。この場合、中間部材は、ヨークを支持する。【選択図】図3

Description

この明細書における開示は、接点装置および電磁継電器に関する。
特許文献1は、電磁継電器を開示する。この技術では、可動方向に移動可能な可動子(可動接触子)と、上記可動方向に沿って延びる棒状の固定子とを直列的に配置している。また、可動子の可動方向の上下に2つの電磁鉄片(ヨーク)を配置している。ヨークは、可動子とともに移動する。さらに、ヨークの形状として、多様な形状が提案されている。
特許文献2は、接点装置を開示する。この技術でも、可動方向に移動可能な可動子(可動接触子)と、上記可動方向に沿って延びる棒状の固定子とを直列的に配置している。この技術では、ひとつのヨークは、一対の固定端子の間において、容器一面内側に固定されている。
従来技術として列挙された先行技術文献の記載内容は、この明細書における技術的要素の説明として、参照により援用される。
特許第5206157号公報 特許第5821009号公報
従来技術では、可動子の可動方向に沿って延びる棒状の固定子に起因して、接点装置および電磁継電器は、可動方向に沿って長い。この形状は、可動方向のサイズが大きい。また、この形状は、回路における接点装置および電磁継電器の配置に制約を与える場合がある。
別の観点において、従来技術では、少なくともひとつのヨークが可動子とともに移動する。これでは、可動のヨークが必要となる。この構造に起因して、接点装置は複雑化し、信頼性を低下させる。別の観点では、この構造に起因して、接点反発力に対抗するための電磁力が制限される場合がある。
別の観点において、従来技術では、接点反発力に対抗するための電磁力を高精度に調節することが困難な場合がある。例えば、消弧が困難な水準の大きい短絡電流が流れる場合、接点反発力に対抗して閉路状態を維持することが望ましい。一方で、消弧が容易な水準の比較的小さい短絡電流が流れる場合、可動子によって開路可能とすることが望ましい場合がある。
上述の観点において、または言及されていない他の観点において、接点装置および電磁継電器にはさらなる改良が求められている。
開示されるひとつの目的は、小型の接点装置および電磁継電器を提供することである。
開示される他のひとつの目的は、信頼性が高い接点装置および電磁継電器を提供することである。
開示されるさらに他のひとつの目的は、高精度の調節が可能な接点装置および電磁継電器を提供することである。
ここに開示された接点装置は、一対の棒状部材である固定子(31、32、831、832)と、一対の固定子の側面に対向する可動対向面(33c)を有する可動子(33)と、固定子を支持するとともに、可動子を収容するハウジング(20、21、22)と、可動対向面に対向するようにハウジングに固定されており、軟磁性材料を含むヨーク(36、336、436、536、636、736)とを備える。
開示される接点装置によると、ヨークは、磁束を可動子自身に鎖交させる。可動子は、電流と、磁束との相互作用により、接点反発力に対抗する電磁力を受ける。これにより、接点反発力による可動子の開成が抑制される。ヨークは、ハウジングに固定される。ヨークは、固定子に起因する磁界があっても、可動子に起因する磁界によって、接点反発力に対抗する電磁力を可動子に作用させる。
ここに開示された接点装置は、一対の固定子(31、32、831、832、931、932)と、一対の固定子に対向する可動対向面(33c)を有する可動子(33)と、固定子を支持するとともに、可動子を収容するハウジング(20、21、22)と、可動対向面に対向するようにハウジングに固定されており、可動子の可動方向に直交する方向に沿って非対称であり、軟磁性材料を含むヨーク(36、436、636)とを備える。
開示される接点装置によると、ヨークは、磁束を可動子自身に鎖交させる。可動子は、電流と、磁束との相互作用により、接点反発力に対抗する電磁力を受ける。これにより、接点反発力による可動子の開成が抑制される。ヨークは、可動方向に直交する方向に沿って非対称である。非対称のヨークは、対称形状では得られない高精度の調節を可能とする。
ここに開示された接点装置は、一対の固定子(31、32、831、832、931、932)と、固定子と対向する可動対向面(33c)を有する可動子(33)と、可動子の可動方向における中間位置から可動方向と直交するように延び出しており、可動対向面に対向する固定の中間部材(23)を有するベース(21)と、可動対向面に対向するように中間部材に支持され、軟磁性材料を含むヨーク(36、336、436、536、636、736)とを備える。
開示される接点装置によると、ヨークは、磁束を可動子自身に鎖交させる。可動子は、電流と、磁束との相互作用により、接点反発力に対抗する電磁力を受ける。これにより、接点反発力による可動子の開成が抑制される。ヨークは、中間部材に支持される。このため、可動子の可動方向におけるサイズが抑制される。
開示される電磁継電器は、上記接点装置(30)と、可動子を移動させる電磁石装置(50)とを備え、中間部材は、可動子と電磁石装置との間に配置されており、中間部材は、可動子と電磁石装置との間に位置づけられた連結部材(56、256)を配置するための開口部(23d)を有する。
開示される電磁継電器によると、接点装置と電磁石装置との間に中間部材を配置することができる。
開示される電磁継電器は、上記接点装置(30)と、可動子を移動させる電磁石装置(50)とを備え、ヨークは、可動子と電磁石装置との間に配置されており、ヨークは、可動子と電磁石装置との間に位置づけられた連結部材(56、256)を配置するための開口部(36a)を有する。
開示される電磁継電器によると、接点装置と電磁石装置との間にヨークを配置することができる。
この明細書における開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、および効果は、後続の詳細な説明、および添付の図面を参照することによってより明確になる。
第1実施形態に係る電力変換装置の回路図である。 第1実施形態に係るリレーの斜視図である。 リレーの内部を示す斜視図である。 ベースを示す斜視図である。 接点装置を示す斜視図である。 電磁石装置を示す斜視図である。 接点装置を示す斜視図である。 可動子とヨークとを示す断面図である。 可動子とヨークとにおける磁束を示す断面図である。 第2実施形態に係るリレーの斜視図である。 電磁石装置を示す斜視図である。 接点装置を示す斜視図である。 第3実施形態に係る接点装置を示す斜視図である。 可動子とヨークとを示す断面図である。 第4実施形態に係る接点装置を示す斜視図である。 可動子とヨークとを示す断面図である。 第5実施形態に係る接点装置を示す斜視図である。 可動子とヨークとを示す断面図である。 第6実施形態に係る接点装置を示す斜視図である。 可動子とヨークとを示す断面図である。 第7実施形態に係る接点装置を示す斜視図である。 可動子とヨークとを示す断面図である。 第8実施形態に係る接点装置を示す斜視図である。 第9実施形態に係る接点装置を示す斜視図である。 可動子に作用する電磁力を示す表である。
図面を参照しながら、複数の実施形態を説明する。複数の実施形態において、機能的におよび/または構造的に対応する部分および/または関連付けられる部分には同一の参照符号、または百以上の位が異なる参照符号が付される場合がある。対応する部分および/または関連付けられる部分については、他の実施形態の説明を参照することができる。
第1実施形態
図1は、電力変換装置1を示す。電力変換装置1は、電池2から電動機3へ給電する。電力変換装置1は、電動機3に供給する電力の電圧、電流、および/または周波数を制御するためのインバータ4を備える。電力変換装置1は、インバータ(INV)4の直流入力側に平滑コンデンサ5を有する。電力変換装置1は、回路を遮断するためのリレー6を有する。リレー6は、メインリレーとも呼ばれる。リレー6は、プラス側回路と、マイナス側回路とに設けられた2つのリレー6a、6bを有する。電力変換装置1は、プリチャージ回路を有する。プリチャージ回路は、ひとつのリレー6と並列に配置されている。電力変換装置1は、プリチャージ回路を提供するためのプリチャージ用のリレー7と、抵抗器8とを有する。リレー7と、抵抗器8とは、プリチャージ回路において直列接続されている。リレー6およびリレー7は、電磁継電器である。電力変換装置1は、ヒューズ9を有する。電力変換装置1は、制御装置(CNT)10を有する。制御装置10は、リレー6およびリレー7を制御する。
電力変換装置1は、例えば、電動車両に利用可能である。この場合、電動機3は、車両の走行用電動機、または走行用発電電動機である。また、電力変換装置1は、空調装置に利用可能である。この場合、電動機3は、圧縮機を駆動する。また、電力変換装置1は、多様な用途に利用可能である。電力変換装置1は、車両、航空機、船舶のような移動体をはじめ、空調装置、アミューズメント機器、映像機器、照明機器など定置の装置にも利用可能である。
制御装置は、電子制御装置(Electronic Control Unit)である。制御装置は、電力変換装置のための制御システムを提供する。制御システムは、少なくともひとつの演算処理装置(CPU)と、プログラムとデータとを記憶する記憶媒体としての少なくともひとつのメモリ装置とを有する。制御システムは、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体を備えるマイクロコンピュータによって提供される。記憶媒体は、コンピュータによって読み取り可能なプログラムを非一時的に格納する非遷移的実体的記憶媒体である。記憶媒体は、半導体メモリまたは磁気ディスクなどによって提供されうる。制御システムは、ひとつのコンピュータ、またはデータ通信装置によってリンクされた一組のコンピュータ資源によって提供されうる。プログラムは、制御システムによって実行されることによって、制御システムをこの明細書に記載される装置として機能させ、この明細書に記載される方法を実行するように制御システムを機能させる。
制御システムが提供する手段および/または機能は、実体的なメモリ装置に記録されたソフトウェアおよびそれを実行するコンピュータ、ソフトウェアのみ、ハードウェアのみ、あるいはそれらの組合せによって提供することができる。例えば、制御システムは、if−then−else形式と呼ばれるロジック、または機械学習によってチューニングされたニューラルネットワークによって提供することができる。代替的に、例えば、制御システムがハードウェアである電子回路によって提供される場合、それは多数の論理回路を含むデジタル回路、またはアナログ回路によって提供することができる。
図2は、第1実施形態に係るリレー6の斜視図である。リレー6、7は、同じ構成を有する。以下の説明では、リレー6を代表的に説明する。以下の説明において、便宜的に、X軸方向を前後方向(奥行き方向)、Y軸方向を左右方向(横方向)、Z軸方向を上下方向(高さ方向)と呼ぶ。
リレー6は、ハウジング20を有する。ハウジング20は、樹脂製である。リレー6は、ハウジング20の中に、接点装置30を収容している。接点装置30は、少なくとも固定子と可動子を有する。さらに、リレー6は、ハウジング20の中に、電磁石装置50を収容している。電磁石装置50は、可動子を移動させる。ハウジング20は、ベース21と、カバー22とを有する。ベース21は、直方体のひとつの面を提供する。カバー22は、直方体の残る5面を提供する。
リレー6は、実際の製品において、多様な搭載姿勢をとることができる。リレー6は、例えば、Z軸方向、X軸方向、またはY軸方向を重力方向として設置することができる。より具体的には、−Z方向、+Z方向、−X方向、+X方向、−Y方向、+Y方向を重力方向として設置することができる。図示の姿勢は、典型的な姿勢として例示されているに過ぎない。
ベース21は、接点装置30および電磁石装置50を支持するための部材を提供する。ベース21は、一対の固定子31、32、および一対の制御端子51、52を支持している。一対の固定子31、32、および一対の制御端子51、52は、非磁性の導体材料によって提供されている。一対の固定子31、32は、接点装置30のための電力端子を提供する。一対の固定子31、32は、ベース21からハウジング20の中に向けて延び出すように支持されている。一対の固定子31、32は、互いに平行に支持されている。一対の固定子31、32の配置は、リレー6のZ軸方向のサイズを抑制するために貢献する。一対の制御端子51、52は、電磁石装置50のための励磁電流を供給するための端子である。カバー22は、接点装置30および電磁石装置50を覆うための部材を提供する。
図3は、リレー6の内部を示す。ベース21は、サイドプレート21aを備える。サイドプレート21aは、直方体の外面のひとつを提供する。ベース21は、中間部材23を有する。中間部材23は、中間プレートとも呼ばれる。中間部材23は、サイドプレート21aの中間位置から延び出している。中間部材23は、可動子33の可動方向における中間位置から可動方向(Z方向)と直交するように延び出している。中間部材23は、後述の可動対向面33cに対向する固定の部材である。中間部材23は、サイドプレート21aに対して直交している。中間部材23は、ハウジング20の中を仕切るように広がっている。ただし、中間部材23は、気密な仕切りを提供することはない。中間部材23は、ハウジング20の中を、接点装置30のための接点室と、電磁石装置50のための電磁石室とに区画している。接点装置30は、接点室に配置されている。電磁石装置50は、電磁石室に配置されている。言い換えると、中間部材23は、接点装置30と電磁石装置50との間に位置づけられている。中間部材23は、接点装置30を上部に支持し、電磁石装置50を下部に支持する部材でもある。中間部材23は、固定子31、32と平行に延び出している。中間部材23は、固定子31、32を直接的または間接的に支持する支持部材でもある。中間部材23は、可動子33とも平行に延び出している。
接点装置30は、固定子31および固定子32を有する。この図には、固定子32は、表れていない。固定子31、32は、固定接触子とも呼ばれる。固定子31、32は、ベース21に固定されている。具体的に、固定子31、32は、サイドプレート21aを貫通して配置されている。固定子31、32は、サイドプレート21aから内部に向けて突出している。固定子31、32は、中間部材23に沿って延びている。固定子31、32は、中間部材23によって直接的または間接的に支持されている。
接点装置30は、可動子33を有する。可動子33は、可動接触子とも呼ばれる。可動子33は、固定子31、32に対して移動可能である。可動子33は、固定子31と固定子32との間を電気的に導通させる経路を提供する部材である。可動子33は、非磁性の導体材料によって提供されている。可動子33は、板状または直方体状と呼びうる導体片である。可動子33は、可動対向面33cを有する。可動対向面33cは、固定子31、32に対向する可動子33のひとつの面である。可動子33は、リレー6の開閉を提供するように移動可能である。可動子33は、固定子31、32に接触するON位置と、固定子31、32から離れるOFF位置とに移動可能である。可動子33は、電磁石装置50によって駆動される。可動子33と電磁石装置50とは、作用的に連結されている。
接点装置30は、スプリング34を有する。接点装置30は、スプリング34のためのホルダ35を有する。スプリング34およびホルダ35は、非磁性の金属材料製である。ホルダ35は、中間部材23に固定されている。スプリング34は、可動子33とホルダ35との間に圧縮状態で位置づけられている。スプリング34は、可動子33を固定子31、32に向けて付勢する。この結果、可動子33は、固定子31、32と接触するようにバイアスされる。スプリング34は、接触スプリング、接触圧力スプリング、または背圧スプリングとも呼ばれる。
接点装置30は、ヨーク36を有する。ヨーク36は、軟磁性材料を含む。ヨーク36は、可動子33から見て、固定子31、32側に配置されている。ヨーク36は、可動子33に流れる電流によって可動子33の周囲に発生する磁界のための磁路を提供する。その結果、可動子33に鎖交する磁束が増加する。可動子33に鎖交する磁束は、可動子33を通る電流との相互作用により、可動子33に電磁力を作用させる。ここでは、電磁力は、可動子33を固定子31、32に向けて付勢するように作用する。この電磁力は、可動子33を固定子31、32から離す方向へ作用する接点反発力に対抗する。
接点装置30は、消弧用の永久磁石37、38を有する。固定子31、32と、可動子33との間には、アークが発生する場合がある。永久磁石37、38は、アークの発生範囲に磁界を発生させる。磁界の中で、アークは、電磁的に引き伸される。アークは、引き伸ばしにより、またはベース21に接触することにより、熱を失い消滅する。この実施形態では、一対の固定子31、32の外側に一対の永久磁石37、38が配置されている。これに代えて、消弧用の永久磁石は、多様な配置が可能である。
電磁石装置50は、電磁コイル53と、電磁石ヨーク54とを備える。電磁石装置50は、後述の連結部材によって可動子33を操作する。
図4は、ベース21を示す。この図には、ヨーク36がベース21に固定されている状態が図示されている。ヨーク36は、可動子33と電磁石装置50との間に配置されている。ヨーク36は、後述する連結部材を配置するための開口部36aを有する。連結部材は、可動子33と電磁石装置50との間に位置づけられ、可動子33を操作するための部材である。開口部36aは、貫通穴によって提供されている。開口部36aは、ヨーク36の縁に開口するスリットによって提供されてもよい。
ベース21は、樹脂成形品である。サイドプレート21aは、中間部材23より上、すなわち一方に広がる第1壁21bと、中間部材23より下、すなわち他方に広がる第2壁21cとを有する。第1壁21bは、接点室を区画する壁の一部である。第2壁21cは、電磁石室を区画する壁の一部である。第1壁21bは、固定子31、32が貫通するための2つの貫通穴21dを有する。この図では、ひとつの貫通穴21dは、図示されていない。第2壁21cは、制御端子51、52のための2つの貫通穴21eを有する。第2壁21cは、電磁石ヨーク54を固定するための複数の固定溝21fを有する。
ベース21は、ヨーク36のためのヨーク固定部23aを備える。ヨーク固定部23aは、中間部材23に一体的に成形されている。ヨーク固定部23aは、ヨーク36を収容し、かつ、ヨーク36を固定するために利用される。ヨーク固定部23aにより、ヨーク36は安定的に固定される。また、ヨーク固定部23aは、ヨーク36を電気的に絶縁するために貢献している。ヨーク固定部23aは、一対の固定子31、32の間に位置している。この結果、ヨーク36と固定子31、32とは、同じ部材に固定されている。この配置は、固定子31、32間の電気的な絶縁を確実に提供する。特に、可動のヨーク36に伴う信頼性の低下が抑制される。ヨーク36は、ベース21から延び出すようにベース21に支持される。ヨーク36は、ベース21の内面から離れて支持されている。中間部材23は、ホルダ35を固定するためのスロット23b、23cを備える。スロット23b、23cは、ホルダ固定部を提供する。
中間部材23は、後述する連結部材を位置づけるための開口部23dを有する。中間部材23は、可動子33と電磁石装置50との間に配置されている。中間部材23は、連結部材を配置するための開口部23dを有する。開口部23dは、貫通穴によって提供されている。開口部23dは、中間部材23の縁に開口するスリットによって提供されてもよい。
ベース21は、一対の横部材24、25を備える。一対の横部材24、25は、中間部材23の一部でもある。横部材24は、サイドプレート21aと中間部材23との間を連結するように張り渡されている。横部材25は、サイドプレート21aと中間部材23との間を連結するように張り渡されている。横部材24、25は、磁石ホルダ24a、25aを提供する。磁石ホルダ24a、25aは、消弧用の永久磁石37、38を収容し、支持する。磁石ホルダ24a、25aは、スロット状に形成されている。横部材24、25は、可動子ガイド24b、25bを提供する。可動子ガイド24b、25bは、可動子33と接触することにより、可動子33の移動範囲を制限し、可動子33を案内する。可動子ガイド24b、25bは、可動子33の上下方向(Z軸方向)の移動を許容する。その一方で、可動子ガイド24b、25bは、可動子33の前後方向(X軸方向)、および左右方向(Y軸方向)の移動を制限する。
図5は、接点装置30を示す。接点装置30は、少なくとも固定子31、32と、可動子33とを備える。接点装置30は、スプリング34を含む場合がある。接点装置30は、ヨーク36を含む場合がある。接点装置30は、消弧用の永久磁石37、38を含む場合がある。
図6は、電磁石装置50を示す。この図は、ヨーク36と電磁石装置50との関係を図示している。電磁石装置50は、電磁コイル53、電磁石ヨーク54、アーマチャ55、および連結部材56を有する。アーマチャ55と連結部材56とは連結されており、電磁コイル53の励磁、非励磁に応じたアーマチャ55の移動が、連結部材56の変位として出力される。連結部材56は、ロッドである。連結部材56は、非磁性の部材である。連結部材56は、可動子33との電気絶縁性を提供するために、非導電性の部材で提供されるか、または非導電性の部材を含む。連結部材56は、ヨーク36を貫通して延びている。連結部材56は、開口部36aに位置づけられている。この結果、ヨーク36は、連結部材56と連動しない。これにより、可動部品の重量が抑制される。
電磁石装置50は、連結部材56を上方向へ移動させることによってスプリング34に抗して可動子33を押し上げる。これにより、電磁石装置50は、接点装置30を遮断状態(OFF状態)に駆動する。電磁石装置50は、連結部材56を下方向へ移動させることによって、スプリング34の付勢力によって可動子33を押し下げる。これにより、電磁石装置50は、接点装置30を導通状態(ON状態)に駆動する。
図7は、接点装置30を示す。可動子33は、可動方向(Z軸方向)へ移動可能である。固定子31、32は、可動子33の可動方向(Z軸方向)と直交する延在方向(X軸方向)に沿って延びている。固定子31、32は、棒状部材である。固定子31、32は、リレー6の奥行き方向(X軸方向)に延びている。固定子31、32は、その側面に可動子33を受けるように配置されている。固定子31、32は、可動子33を受ける部分に、平面部分を有する。固定子31、32の側面に可動子33を受ける配置は、小型の接点装置および電気継電器を提供するために貢献する。一対の固定子31、32は、可動子33の横方向(Y方向)の長さより短い所定距離だけ離れて配置されている。
可動子33は、スプリング34を圧縮することにより、固定子31、32から離れ、OFF状態を提供する。可動子33は、スプリング34により付勢され、固定子31、32に接触することにより、ON状態を提供する。固定子31、32および可動子33は、接点の摩耗を抑制するために、固定接点および可動接点を有する。固定子31は、固定接点31aを有する。固定子32は、固定接点32aを有する。可動子33は、可動接点33a、33bを有する。可動接点33a、33bは、可動対向面33cに設けられている。可動対向面33cは、固定子31、32に対向する面でもある。可動対向面33cは、図示の例では、可動子33の下面である。ヨーク36は、可動対向面33cに対向するように中間部材23に支持されている。
ひとつの観点では、ハウジング20は、中間部材23を有する。中間部材23は、可動子33の可動方向における中間位置から可動方向(Z方向)と直交するように延び出している。中間部材23は、可動対向面33cに対向する固定の部材である。
別の観点では、ハウジング20は、可動子33の可動方向に沿って広がるベース21を有する。一対の固定子31、32は、可動方向におけるベース21の中間位置から可動方向と直交するように延び出している。
記号Iは、一例としての短絡電流を示す。記号MFs、MFz、MFmは、電流Iによって発生する磁界、磁束の方向を示す。図示とは逆の短絡電流も想定可能である。この場合、磁界、磁束の方向が逆となり、この明細書における説明を適用可能であることは、当業者は理解可能である。
短絡電流Iは、固定子31、32を流れる。このとき、固定子31、32の周りには、磁束MFsが発生する。この結果、固定子31、32の間には、+Z方向の磁束MFzが発生する。磁束MFzは、可動子33にも鎖交する。可動子33に流れる短絡電流Iと磁束MFzとの相互作用により、可動子33には、−X方向の電磁力(ローレンツ力とも呼ばれる)が作用する。すなわち、可動子33は、可動子33を前後方向に押し出す電磁力を受ける。この実施形態では、可動子33は、可動子ガイド24b、25bによって案内されるから、可動子33の望ましくない移動が阻止される。
可動子33は、短絡電流Iに起因する接点反発力を受ける。接点反発力は、多くの場合、固定接点31a、32aおよび可動接点33a、33bにおける電流集中に起因して発生する。接点反発力は、可動子33を固定子31、32から引き離すように、可動子33に作用する。言い換えると、接点反発力は、接点装置を開成させるように作用する。
短絡電流Iは、可動子33を流れるときに、磁束MFmを発生する。磁束MFmは、可動子33の周囲を周回する。ヨーク36は、この磁束MFmが可動子33自身の中を通るように磁束MFmを案内する。ヨーク36は、エアギャップを有する磁性材料製の磁路部材である。ヨーク36は、可動子33がON状態の位置にあるときに、可動子33がエアギャップの中に位置づけられるように、配置されている。この結果、磁束MFmの一部が可動子33に鎖交する。可動子33に流れる短絡電流Iと磁束MFmとの相互作用により、可動子33には、−Z方向の電磁力(ローレンツ力とも呼ばれる)が作用する。すなわち、可動子33には、接点反発力に対抗する電磁力が作用する。これにより、短絡電流Iに起因する望ましくない遮断が阻止される。
図8は、可動子33とヨーク36との断面を示す。図は、ON状態にある可動子33の位置(ON位置)を示している。ヨーク36は、可動子33と平行に位置づけられている板状の主部材41を有する。ヨーク36は、主部材41の前端部から可動子33の前端に向けて延び出す前部材42を有する。ヨーク36は、主部材41の後端部から可動子33の後端に向けて延び出す後部材43を有する。ヨーク36は、可動子33の両側において異なる高さの前部材42および後部材43を有する。ヨーク36は、磁束が可動子33に向けて流出する後部材43を有する。ヨーク36は、磁束が可動子33から流入する前部材42を有する。後部材43は、前部材42よりも低い。この結果、ヨーク36は、ブラケット型またはC字型と呼びうる形状を提供する。前部材42は、可動子33の前端面と対向する前対向面44を提供する。後部材43は、可動子33の後端面と対向する後対向面45を提供する。
ヨーク36は、エアギャップに可動子33を位置づけている。ヨーク36と可動子33とが前側において重複する量は、オーバラップ量OVfである。ヨーク36と可動子33とが後側において重複する量は、オーバラップ量OVrである。オーバラップ量OVfは、オーバラップ量OVrより大きい。オーバラップ量OVfは、ヨーク36と可動子33とが重複しうる最大量である。言い換えると、オーバラップ量OVrは、オーバラップ量OVfより小さい(OVf>OVr)。ヨーク36は、可動子33の両側において異なるオーバラップ量(OVf>OVr)を提供している。ヨーク36は、前後方向において非対称である。
ヨーク36は、可動対向面33cに対向するようにハウジング20に固定されている。ヨーク36は、可動子33の可動方向(Z軸方向)に直交する方向(X軸方向)に沿って非対称である。ヨーク36は、ひとつだけである。
図9は、可動子33とヨーク36とにおける磁束MFmを示す。電流Iと磁束MFmとの相互作用は、電磁力−Fzを可動子33に作用させる。この電磁力−Fzは、接点反発力に対抗する。非対称のヨーク36は、可動子33における磁束MFmの+Z方向の成分を増加させる。
図4に戻り、可動子ガイド24b、25bは、固定子31、32の延在方向(X軸方向)における可動子33の移動を制限する。可動子ガイド24b、25bは、一対の固定子31、32の側面に対向する可動対向面33cを有する可動子33を利用する場合に、可動子33の挙動を安定化する。固定子31、32に流れる電流が誘起する磁束は、−X方向の電磁力を可動子33に作用させる。可動子ガイド24b、25bは、このような電磁力に抗して、可動子33の挙動を安定化する。
リレー6(電磁継電器)の製造方法は、ヨーク36を形成する段階と、ヨーク36をベース21に装着する段階とを有する。ヨーク36を形成する段階では、ヨーク36は、鉄系合金から製造される。ヨーク36は、例えば、鋼板を所定形状に切断し、折り曲げることにより形成される。
ヨーク36を形成する段階において、ヨーク36は、非対称に形成される。ヨーク36は、前部材42と後部材43とのうち、後部材43だけの高さを調節することによって非対称に形成される。言い換えると、ヨーク36に起因する電磁的性能を調節するための要素を、後部材43の高さだけに絞っている。このため、電磁的性能の調節が容易である。特に、後部材43の高さは、オーバラップ量OVrを直接的に変化させる。このため、電磁的性能に与える影響が大きい。この実施形態によると、可動子33に作用する電磁力に大きな影響を与える後部材43の高さだけを調節しているから、効果的な調節が可能である。
図1に戻り、電力変換装置1に短絡電流Iが流れる場合、リレー6、またはヒューズ9によって回路が遮断される。比較的小さい短絡電流Iの場合、リレー6を開くことにより、回路が開かれる。このとき、接点間にはアークが発生する場合がある。しかし、比較的小さい短絡電流Iは、消弧を可能とする。消弧は、リレー6の消弧装置によって実現される。具体的には、リレー6に設けられた消弧用の永久磁石37、38がアークを引き伸ばし、アークを消滅させる。比較的大きい短絡電流Iの場合、ヒューズ9が溶断することにより、回路が開かれる。従って、リレー6は、ヒューズ9が溶断するまでの応答時間にわたって、閉路状態を維持することが求められる。しかし、接点の間には、電流集中に起因する電磁的な接点反発力が作用する。接点反発力は、リレー6の可動子33を強制的に開く場合がある。この場合、比較的大きい短絡電流Iは、強力なアークを発生する。このため、一対の固定子31、32の間をアークがブリッジしたり、アークに起因してリレー6が損傷したりする場合がある。
よって、リレー6は、(1)短絡電流を遮断する役割と、(2)電磁的な反発力に対抗してヒューズ9が溶断するまで閉路状態を維持する役割とを担っている。言い換えると、リレー6は、(1)比較的小さい短絡電流Iの場合には、リレー6の操作によって回路を開くことができる性能を求められる。一方で、リレー6は、(2)比較的大きい短絡電流Iの場合には、リレー6の閉路状態を維持してヒューズ9による機械的な遮断を待つことができる性能を求められる。自動車用途の場合、例えば、およそ数百Aから数1000Aまでの低短絡電流範囲では、リレー6は、回路を遮断する。一方、数1000Aから10000Aに達する高短絡電流範囲では、リレー6は、オン状態を維持する。ところが、上記(1)と(2)との2つの要求を満足することは容易ではない。
オン状態を維持する場合、接点反発力に対抗する電磁力を可動子に作用させることが望ましい。この実施形態では、可動子33に流れる電流によって発生する磁界MFmのバランスを、ヨーク36を設けることによって変化させ、接点反発力に対抗する電磁力を発生させている。この電磁力は、ローレンツ力とも呼ばれている。ヨーク36は、可動子33の電流により発生した磁束MFmの一部を、可動子33そのものに鎖交させる。可動子33に流れる電流と、磁束との相互作用によって、可動子33に作用する電磁力は、接点反発力に対抗して、可動子を閉路状態に維持する。
よって、比較的大きい短絡電流Iでは、接点反発力に対抗する電磁力が大きいことが望ましい。しかし、その一方で、比較的小さい短絡電流Iでは、接点反発力に対抗する電磁力は、リレー6自身による遮断を妨げるように作用する。この実施形態では、接点反発力に対抗する電磁力を調節するように、言い換えると予め所定値に調節するように、ヨーク36の形状が調節されている。具体的には、ヨーク36は、前後方向に関して非対称に形成されている。非対称のヨーク36は、可動子33に対する磁束の角度を調節する。これにより、多様な用途に適合するリレー6が提供される。
言い換えると、ヨーク36は、可動子33を開成させようとする接点反発力に対抗する電磁力を可動子33に作用させるように構成されている。ヨーク36は、可動子33に閾値(例えば、1000A)を上回る電流が流れるときに、可動子33をON状態に維持する電磁力を作用させる。このとき、電磁石装置50によって可動子33をON状態からOFF状態に切り換えようとしても、ON状態を維持してもよい。ヨーク36は、可動子33に閾値を下回る電流が流れるときに、ON状態からOFF状態への可動子33の移動を許容する電磁力を作用させる。
この実施形態では、リレー6は、中間部材23を備えている。しかも、固定子31、32は、中間部材23に支持されている。この結果、固定子31、32、可動子33、およびヨーク36を小型に配置することができる。こうして、コンパクトな接点装置および電磁継電器を提供することができる。
この実施形態では、ヨーク36は、可動子33とともに移動することなく、ベース21に固定されている。この結果、可動部品を抑制することができる。こうして、信頼性が高い接点装置および電磁継電器を提供することができる。
後続の実施形態では、前述の実施形態と同じ、または類似の要素には、同じ参照符号が付される。それら同じ符号の要素については、先行する説明を参照することができる。
第2実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。先行する実施形態では、電磁石装置50は、連結部材56によって可動子33を押し上げられる。これに代えて、この実施形態の電磁石装置50は、連結部材56によって可動子33を引き下げられる。
図10は、リレー6の内部を示す。リレー6は、可動子33と、電磁石装置50とを作用的に連結するための連結機構を有している。連結機構は、ストッパ256aと、サブスプリング239とを有する。
図11は、電磁石装置50を示す。連結部材256は、太い軸と細い軸とを有し、それらの間に段差部を有する。太い軸は、ヨーク36を貫通して延びている。細い軸は、可動子33を貫通して延びている。段差部は、可動子33の下面(可動接触面)に臨んで位置づけられている。段差部は、可動子33に当接可能である。この実施形態でも、連結部材256は、段差部によって可動子33を押し上げる。連結部材256は、先端にストッパ256aを有する。
図12は、接点装置30を示す。可動子33は、連結部材256を配置するための開口部233dを有する。開口部233dは、貫通穴によって提供されている。連結部材256は、可動子33およびヨーク36を貫通して延びている。ストッパ256aは、可動子33より上に位置づけられている。サブスプリング239は、ストッパ256aと可動子33との間に配置されている。この実施形態では、電磁石装置50は、連結部材256によって可動子33を引き下げる。サブスプリング239は、固定子31、32が可動子33に接触した後も、連結部材256の過剰な変位量を許容する。
第3実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。先行する実施形態では、ヨーク36は前後方向に関して非対称である。これに代えて、この実施形態では、対称のヨーク336が用いられる。
図13、図14は、接点装置30を示す。上述のヨーク36に代えて、ヨーク336が用いられている。オーバラップ量OVfとオーバラップ量OVrとは、等しい(OVf=OVr)。この実施形態では、接点反発力に対抗するために必要な電磁力が可動子33に得られるように、ヨーク336の位置が調節されている。この実施形態でも、先行する実施形態と同様の作用効果が得られる。
第4実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。先行する実施形態では、ヨーク36は、前部材42が後部材43より高い。これに代えて、この実施形態では、前部材42が後部材43より低いヨーク436が用いられる。
図15、図16は、接点装置30を示す。ヨーク436は、可動子33の両側において異なる高さの前部材42および後部材43を有する。後部材43は、前部材42より高い。オーバラップ量OVfは、オーバラップ量OVrより小さい。言い換えると、オーバラップ量OVrは、オーバラップ量OVfより大きい。ヨーク436も、可動子33の両側において異なるオーバラップ量(OVf<OVr)を提供している。この実施形態でも、先行する実施形態と同様の作用効果が得られる。
第5実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。先行する実施形態では、角型のヨーク36、236、336、436が用いられる。これに代えて、この実施形態では、円弧状または半円筒状と呼びうるヨーク536が用いられている。
図17、図18は、接点装置30を示す。ヨーク536は、半円筒状である。ヨーク536は、前対向面44と後対向面45とを有している。ヨーク536は、円弧状の外側面546と、円弧状の内側面547とを有している。ヨーク536は、磁束の漏洩を抑制することにより、接点反発力に対抗するための電磁力を効率的に発生させるために貢献する。この実施形態でも、先行する実施形態と同様の作用効果が得られる。
第6実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。先行する実施形態では、可動子33の前後において、前対向面44と後対向面45との両方が提供されている。これに代えて、この実施形態では、前後のいずれか一方だけにおいて対向面を提供するヨーク636が用いられている。
図19、図20は、接点装置30を示す。ヨーク636は、L字状である。ヨーク636は、前対向面44を備えない。ヨーク636は、後対向面45だけを備える。この場合、前部材42は、高さゼロ(0)である。この場合も、ヨーク636は、可動子33の両側において異なる高さの前部材42および後部材43を有すると言える。ヨーク636も、可動子33の両側において異なるオーバラップ量(OVf<OVr)を提供している。ヨーク636は、可動子33の前方において−Z方向の磁束成分を増加させる。このため、−X方向へ作用する電磁力を削減するために貢献する。この実施形態でも、先行する実施形態と同様の作用効果が得られる。
なお、接点装置30は、図示されるヨーク636とは逆のヨークが採用されてもよい。この場合、ヨークは、後対向面45を備えない。ヨークは、前対向面44だけを備える。この場合も、先行する実施形態と同様の作用効果が得られる。よって、ヨークは、前対向面44と後対向面45とのいずれか少なくともひとつを備えるように形成することができる。
第7実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。先行する実施形態では、可動子33の前後において、前対向面44および後対向面45との少なくとも一方が提供されている。これに代えて、この実施形態では、前後の対向面を提供しないヨーク736が用いられている。
図21、図22は、接点装置30を示す。ヨーク736は、可動子33と直接的に対向しない板状である。ヨーク736は、前対向面44を備えない。ヨーク736は、後対向面45を備えない。このヨーク736も、エアギャップを有する磁路部材である。ヨーク736は、エアギャップに可動子33を位置づけるように配置されている。ヨーク736は、前後方向(X軸方向)に関して可動子33に対してやや偏って配置されてもよい。例えば、ヨーク736は、可動子33に対して前方向(−X方向)にのみ突出するように、または、可動子33に対して後方向(+X方向)にのみ突出するように位置づけられてもよい。これらの場合、可動子33に鎖交する磁束分布におけるZ軸方向成分の分布を偏らせることができる。この実施形態でも、先行する実施形態と同様の作用効果が得られる。
第8実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。先行する実施形態では、一対の固定子31、32は、ベース21からハウジング20の中へ向けて、同一方向へ向けて延び出すように配置されている。これに代えて、この実施形態では、一対の固定子831、832が用いられている。一対の固定子831、832は、ベース21からハウジング20の中へ向けて、互いに対向する逆方向へ向けて延び出すように配置されている。
図23は、接点装置30を示す。この実施形態でも、固定子831、832は、ベース21を貫通して延びている。固定子831、832は、中間部材23に支持されている。一対の固定子831、832は、ヨーク36の両側において互いに対向するように位置づけられている。この実施形態でも、先行する実施形態と同様の作用効果が得られる。
第9実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。先行する実施形態では、棒状の固定子31、32、831、832の外側面が、可動子33と対向している。これに代えて、この実施形態では、先端面に固定接点31a、32aを有する固定子931、932が用いられている。
図24は、接点装置30を示す。一対の固定子931、932は、上下方向に沿って配置されている。一対の固定子931、932は、先端面に固定接点31a、32aを有する。この場合、可動子33の可動方向(Z軸方向)と、一対の固定子931、932の延在方向(Z軸方向)とが一致している。この実施形態でも、先行する実施形態と同様の作用効果が得られる。
比較例(CMP)
図25は、可動子33に作用する電磁力をヨークの形状ごとに検討した結果示す。検討は、所定の短絡電流I(約10000A)と、各実施形態のヨークにおいて想定される磁束分布との下で、可動子33に作用する力を計算により求めたものである。CMPは、ヨークを備えない比較例を示す。EMB−IIIは、第3実施形態のヨーク336の場合を示す。EMB−Iは、第1実施形態のヨーク36の場合を示す。EMB−IVは、第4実施形態のヨーク436の場合を示す。MODELは、各実施形態におけるヨークの形状を模式的に示している。Fx、Fy、Fzは、可動子33に作用する力(N)を示す。
ヨークがない場合(CMP)、可動子33は、前方向(−X方向)へ向かう−32.4(N)の力Fxを受ける。これは、一対の固定子31、32に発生する磁束MFzに起因する押出力である。ヨークがない場合(CMP)、横方向(Y方向)の力Fyはほぼ無視しうる水準にある。ヨークがない場合(CMP)、可動子33は、上方向(+Z方向)へ向けて63.6(N)の力Fzを受ける。この力Fzは、ほとんどが、接点反発力に起因する。
EMB−III
第3実施形態の場合、可動子33は、前方向(−X方向)へ向けて比較例とほぼ同じ水準の力Fx(−34.4(N))を受ける。第3実施形態の場合、横方向(Y方向)の力Fyはほぼ無視しうる水準にある。第3実施形態の場合、可動子33は、上方向(+Z方向)へ向けて28.1(N)の力Fzを受ける。ヨーク36に起因して、可動子33に発生する電磁力(ローレンツ力)が、接点反発力に対抗することにより、力Fzが顕著に抑制されている。
EMB−I
第1実施形態の場合、可動子33は、前方向(−X方向)へ向けて比較例とほぼ同じ水準の力Fx(−35.9(N))を受ける。第1実施形態の場合、横方向(Y方向)の力Fyはほぼ無視しうる水準にある。第1実施形態の場合可動子33は、上方向(+Z方向)へ向けて26.5(N)の力Fzを受ける。この場合も、ヨーク36に起因して、可動子33に発生する電磁力(ローレンツ力)が、接点反発力に対抗することにより、力Fzが顕著に抑制されている。しかも、力Fzは、この実施形態において最も顕著に抑制されている。
EMB−IV
第4実施形態の場合、可動子33は、前方向(−X方向)へ向けて比較例とほぼ同じ水準の力Fx(−28.6(N))を受ける。しかも、力Fxは、この実施形態において最も顕著に抑制されている。言い換えると、前後方向へのスラスト力が抑制されている。これは、磁束MFzに起因する押出力に対向する力が、ヨーク436によって発生するからである。第4実施形態の場合、横方向(Y方向)の力Fyはほぼ無視しうる水準にある。第4実施形態の場合、可動子33は、上方向(+Z方向)へ向けて28.0(N)の力Fzを受ける。この場合も、ヨーク36に起因して、可動子33に発生する電磁力(ローレンツ力)が、接点反発力に対抗することにより、力Fzが顕著に抑制されている。
他の実施形態
この明細書および図面等における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品および/または要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品および/または要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品および/または要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、請求の範囲の記載によって示され、さらに請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
明細書および図面等における開示は、請求の範囲の記載によって限定されない。明細書および図面等における開示は、請求の範囲に記載された技術的思想を包含し、さらに請求の範囲に記載された技術的思想より多様で広範な技術的思想に及んでいる。よって、請求の範囲の記載に拘束されることなく、明細書および図面等の開示から、多様な技術的思想を抽出することができる。
上記実施形態では、ヨークによって磁束を可動子に鎖交させて接点反発力に対向する電磁力を発生させている。これに加えて、可動子が発生する磁束によって、複数のヨークを互いに吸引させて、接点反発力に対向する力を可動子に作用させてもよい。
上記実施形態では、ヨーク36は、可動子33に流れる電流によって発生する磁束を、可動子33自身に鎖交させている。これに代えて、他の磁力源から供給される磁束を可動子33に鎖交させてもよい。例えば、永久磁石の磁束、または電磁石の磁束を利用することができる。
リレー6、7は、励磁することにより回路を閉じる常開型でも、または励磁することにより回路を開く常閉型でもよい。リレー6、7は、可動子33を固定子31、32に向けて付勢する付勢力(押し付ける基本押付力)を、スプリング34だけによって提供してもよい。これに代えて、リレー6、7は、スプリング34の付勢力と電磁石装置50の付勢力とのバランスによって、可動子33を固定子31、32に向けて付勢してもよい。さらに、リレー6、7は、スプリング34を設けることなく、電磁石装置50の付勢力だけによって、可動子33を固定子31、32に向けて付勢してもよい。
リレー6、7は、消弧を促進するためのガスを封入してもよい。消弧の促進は、可動子33による回路の遮断を許容してもよい最大短絡電流の上限値を大きくするために貢献する。また、ハウジング20、ベース21、およびカバー22は、樹脂、セラミックスなど既知の材料によって提供することができる。
1 電力変換装置、2 電池、3 電動機、4 インバータ、
5 平滑コンデンサ、6、7 リレー、8 抵抗器、
9 ヒューズ、10 制御装置、20 ハウジング、
21 ベース、22 カバー、21a サイドプレート、
21b 第1壁、21c 第2壁、21d、21e 貫通穴、
21f 固定溝、23中間部材、23a ヨーク固定部、
23b、23c スロット、23d 開口部、
24、25 横部材、24a、25a 磁石ホルダ、
24b、25b 可動子ガイド、30 接点装置、
31、32 固定子、33 可動子、
33a、33b 可動接点、33c 可動対向面、
34 スプリング、35 ホルダ、36 ヨーク、
36a 開口部、37、38 永久磁石、41 主部材、
42 前部材、43 後部材、44 前対向面、
45 後対向面、50 電磁石装置、51、52 制御端子、
53 電磁コイル、54 電磁石ヨーク、55 アーマチャ、
56 連結部材、I 短絡電流、MF 磁束、
OVf、OVr オーバラップ量、
256 連結部材、 256a ストッパ、
233d 開口部、 239 サブスプリング、
336、436、536、636、736 ヨーク、
831、832、931、932 固定子。

Claims (17)

  1. 一対の棒状部材である固定子(31、32、831、832)と、
    一対の前記固定子の側面に対向する可動対向面(33c)を有する可動子(33)と、
    前記固定子を支持するとともに、前記可動子を収容するハウジング(20、21、22)と、
    前記可動対向面に対向するように前記ハウジングに固定されており、軟磁性材料を含むヨーク(36、336、436、536、636、736)とを備える接点装置。
  2. 前記ヨーク(36、336、436、536、636、736)は、前記固定子の延在方向に沿って非対称である請求項1に記載の接点装置。
  3. さらに、前記固定子の延在方向における前記可動子の移動を制限する可動子ガイド(24b、25b)を有する請求項1または請求項2に記載の接点装置。
  4. 一対の固定子(31、32、831、832、931、932)と、
    一対の前記固定子に対向する可動対向面(33c)を有する可動子(33)と、
    前記固定子を支持するとともに、前記可動子を収容するハウジング(20、21、22)と、
    前記可動対向面に対向するように前記ハウジングに固定されており、前記可動子の可動方向に直交する方向に沿って非対称であり、軟磁性材料を含むヨーク(36、436、636)とを備える接点装置。
  5. 前記ハウジングは、前記可動子の可動方向に沿って広がるベース(21)を有し、
    一対の前記固定子は、前記可動方向における前記ベースの中間位置から前記可動方向と直交するように延び出している請求項1から請求項4のいずれかに記載の接点装置。
  6. 前記ハウジングは、前記可動子の可動方向における中間位置から前記可動方向と直交するように延び出しており、前記可動対向面に対向する固定の中間部材(23)を有する請求項1から請求項5のいずれかに記載の接点装置。
  7. 一対の固定子(31、32、831、832、931、932)と、
    前記固定子と対向する可動対向面(33c)を有する可動子(33)と、
    前記可動子の可動方向における中間位置から前記可動方向と直交するように延び出しており、前記可動対向面に対向する固定の中間部材(23)を有するベース(21)と、
    前記可動対向面に対向するように前記中間部材に支持され、軟磁性材料を含むヨーク(36、336、436、536、636、736)とを備える接点装置。
  8. 前記ヨークは、前記可動子を開成させようとする接点反発力に対抗する電磁力を前記可動子に作用させるように構成されており、
    前記可動子に閾値を上回る電流が流れるときに、前記可動子をON状態に維持する前記電磁力を作用させ、
    前記可動子に前記閾値を下回る電流が流れるときに、ON状態からOFF状態への前記可動子の移動を許容する電磁力を作用させる請求項1から請求項7のいずれかに記載の接点装置。
  9. さらに、前記可動子を前記固定子に向けて付勢するスプリング(34)を有する請求項1から請求項8のいずれかに記載の接点装置。
  10. 前記ヨーク(36、336、436、536、636、736)は、エアギャップを有する磁路部材であり、
    前記ヨークは、前記エアギャップに前記可動子を位置づけるように配置されている請求項1から請求項9のいずれかに記載の接点装置。
  11. 前記ヨーク(36、436、636)は、前記可動子の両側において異なるオーバラップ量(OVf、OVr)を提供する請求項10に記載の接点装置。
  12. 前記ヨーク(36、436、636)は、前記可動子の両側において異なる高さの前部材(42)および後部材(43)を有する請求項10に記載の接点装置。
  13. 前記ヨーク(36)は、磁束が前記可動子から流入する前記前部材(42)と、磁束が前記可動子に向けて流出する前記後部材(43)とを有し、
    前記後部材は、前記前部材より低い請求項12に記載の接点装置。
  14. 前記ヨーク(436)は、磁束が前記可動子から流入する前記前部材(42)と、磁束が前記可動子に向けて流出する前記後部材(43)とを有し、
    前記後部材は、前記前部材より高い請求項12に記載の接点装置。
  15. 前記ヨークと前記固定子とは、同じ部材に固定されている請求項1から請求項14のいずれかに記載の接点装置。
  16. 請求項7に記載の接点装置(30)と、
    前記可動子を移動させる電磁石装置(50)とを備え、
    前記中間部材は、前記可動子と前記電磁石装置との間に配置されており、
    前記中間部材は、前記可動子と前記電磁石装置との間に位置づけられた連結部材(56、256)を配置するための開口部(23d)を有する電磁継電器。
  17. 請求項1から請求項15のいずれかに記載の接点装置(30)と、
    前記可動子を移動させる電磁石装置(50)とを備え、
    前記ヨークは、前記可動子と前記電磁石装置との間に配置されており、
    前記ヨークは、前記可動子と前記電磁石装置との間に位置づけられた連結部材(56、256)を配置するための開口部(36a)を有する電磁継電器。
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