JP2020016758A - 紫外線照射装置 - Google Patents

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真一 松永
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Abstract

【課題】放電ランプから放射された紫外光を含む光を被照射物(フォトレジストが表面に形成された基板)に照射する紫外線装置において、基板のパターニング波長であるg線、h線、i線の照度が同一であっても、基板の表面状態にばらつきが生じるため、表面状態が均一な基板(フォトレジスト)を作製することができなかった。【解決手段】基板に照射される光の分光スペクトルを測定する分光スペクトル測定手段を備え、分光スペクトル測定手段は、測定する光のg線、h線、i線以外の分光スペクトルを測定することで、基板の表面状態を推測する。【選択図】図1

Description

本発明は、プリント配線板や液晶ディスプレイ基板などの各種基板に紫外線を照射する紫外線照射装置に関し、特にフォトマスクや光変調素子アレイなどを用いて、フォトレジスト(感光材料)を表面に形成した基板に対して、パターンを照射する紫外線照射装置に関する。
例えばプリント配線板の製造工程において用いられる紫外線照射装置では、光源から放射された光が照明光学系を通ってフォトマスクや光変調素子アレイなどに導かれる。フォトマスクや光変調素子アレイを透過、あるいは反射した光は、投影光学系によって基板表面上に結像し、パターン光が基板に照射される。光源は、例えば紫外光を放射する放電ランプを適用することが可能である。
基板の表面に形成されたフォトレジストの感光波長領域は、一般にg線(436nm付近)、h線(405nm付近)、i線(365nm付近)の少なくとも一つを含んだ波長領域である。そのため、放電ランプから放射される光のようなg線、h線、i線にそれぞれピーク(輝線)をもち連続的で広範囲の分光スペクトル(光強度分布)を有する光がフォトレジストに照射され、パターンが形成される。
そのため、従来の紫外線照射装置では、同一のレジストパターンを安定して形成するために、放電ランプから放射される光のピークのうち、フォトレジストの感光波長領域に含まれるピーク(波長)の照度を測定する。さらに、その照度をもとに放電ランプへの供給電力を調整して定照度点灯制御を行う。(例えば、特許文献1参照)
再表2014−167406
従来の紫外線照射装置のようにピーク(波長)の照度を検知することによって、レジストパターンを安定して形成することができるが、現像後にフォトレジストを観察すると、フォトレジストの表面に光沢が生じるなど、フォトレジストの表面の平滑性が異なる場合があった。
フォトレジストの表面に光沢が生じる、すなわち表面の平滑性が高いと、例えば積層基板の層間絶縁のためのフォトレジストでは、次層の導通層の接着性が低下し、回路の断線のおそれが生じる。また、ソルダーレジストでは、ソルダーレジストの見た目がロットによって変わることで、露光状態(パターニング状態)が異なると顧客が誤解するおそれがあるなど、品質上の問題がある。
さらに、フォトレジストの表面を確認できるのはエッチング後であり、エッチング結果がでるまでフォトレジストの表面状態の変化に気付かず基板を作製し続けてしまう問題があった。
よって本発明は、基板への紫外線照射段階で、基板の性能や基板の見た目に影響を与えるフォトレジストの表面状態を推測することができる紫外線照射装置を提供し、レジストの表面状態の変化に迅速に対応することを可能とすることを目的とする。
本発明に係る紫外線照射装置は、被照射物に紫外光を含む光を照射する紫外線照射装置であって、g線、h線、i線に輝線を有し、連続的な光強度分布をもつ光を放射する光源と、光の分光スペクトルを測定するスペクトル分布測定手段を有し、スペクトル分布測定手段は少なくとも前記輝線以外の分光スペクトルを測定する。これにより、フォトレジストのパターニングには影響がない、または少ないものの、フォトレジストの表面状態に影響を与える波長領域の分光スペクトルを得ることができ、基板(フォトレジスト)に紫外線を照射したときに、フォトレジストの表面状態を推測することができる。これにより、レジストの表面状態の変化に迅速に対応することが可能になる。
また、分光スペクトル測定手段は被照射物の感光波長領域以外の波長領域の分光スペクトルを測定する。
また、分光スペクトル測定手段は、300nm〜470nmの波長領域の分光スペクトルを測定する。この波長領域の光はフォトレジストの表面状態への影響が大きいことがわかっており、この波長領域の分光スペクトルを測定することで、フォトレジストの表面状態を推測することができる。さらに、フォトレジストの表面状態に影響を与える光は300nm〜470nmの波長領域より広い波長領域、つまり300nmより短波長側の領域から可視光領域に渡って生じていることがわかっており、200nm〜800nmの波長領域の分光スペクトルを測定することで、よりフォトレジストの表面状態を正確に推測することができる。
本発明に係る紫外線照射装置は、分光スペクトル測定手段より得られた分光スペクトルに基づいて光の分光スペクトルを調整する分光スペクトル調整手段を備える。これにより、フォトレジスト表面状態を制御することができる。
さらに、本発明に係る紫外線照射装置は、分光スペクトル測定手段より得られた分光スペクトルに基づいて光源を制御する制御部を備える。
本発明に係る紫外線照射装置の被照射物は、紫外光感光性のソルダーレジストが表面に形成されたプリント配線板である。
本発明によれば、フォトレジストの表面状態に影響を与える波長領域の強度を測定することで、基板(フォトレジスト)に紫外線を照射するときに、フォトレジストの表面状態を推測することができる。これにより、レジストの表面状態の変化に迅速に対応することができる。さらに、スペクトル分布測定手段の測定結果に基づいて分光スペクトルを調整する手段を備えることにより、均一な表面状態のフォトレジスト(基板)を効率良く作製することができる紫外線照射装置を提供することができる。
第1の実施形態である紫外線照射装置のブロック図である。 基板Wに照射される光の分光スペクトルを示した図である。 図2の基板Wに照射される光のパターニング波長領域を示した図である。 図2に基板Wの表面状態に異常が生じる光の分光スペクトルを追加した図である。 図4のパターニング波長領域付近を拡大した図である。 分光スペクトル調整手段15を備えた照明光学系12、および放電ランプ20Dを備えた光源ユニット20の構成の例を示した図である。
以下では、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態である紫外線照射装置のブロック図である。
紫外線照射装置10は、プリント配線板の製造装置に用いられる露光装置である。被照射物は表面にフォトレジストP(例えばソルダーレジスト)などの感光材料が形成されている基板Wである。
本実施形態では、紫外線照射装置10は、フォトマスク14を基板W(フォトレジストP)に密着させ、パターン光を基板Wに露光するコンタクト露光装置として構成されている。紫外線照射装置10は、放電ランプ(図示せず)を備えた光源ユニット20と、基板Wにパターンを露光するための露光ユニット11と、ステージ40とを備える。露光ユニット11は、照度を均一化するインテグレータレンズ(図示せず)を含む照明光学系12と、フォトマスク14を備える。ステージ40は上部に基板Wを載置し、ステージ駆動機構(図示せず)によって移動可能である。
紫外線照射装置10は、基板Wを載置したステージ40をステージ駆動機構(図示せず)によって所定の場所に移動させ、基板Wにフォトマスク14を密着させる。照明光学系12よりフォトレジストPの感光波長領域(基板のパターニングに用いられる波長領域であり、例えば回路形成フォトレジストであれば回路形成に用いられる波長領域)を有する光をフォトマスク14を介して基板Wに照射する。その後、基板Wよりフォトマスク14を離間させ、ステージ駆動機構(図示せず)によってステージ40ごと基板Wを移動させ、露光済みの基板Wを搬出する。
紫外線照射装置10は、基板Wに照射される光のg線、h線、i線の少なくとも1つの照度(光量)を測定する照度測定手段18を備える。なお、照度測定手段18が照度を測定する輝線はフォトレジストPの感光波長領域に応じた輝線であり、例えば、感光波長領域がi線を中心とした波長であれば、照度測定手段18はi線の照度のみを測定していても良い。
紫外線照射装置10は、ステージ40の移動制御などの装置全体を制御するコントローラ50を備える。コントローラ50は、照度測定手段18で測定された照度の変動を検知する。さらに、コントローラ50は照度調整機能(図示せず)を備えており、照度測定手段18で測定された照度に基づき、光源ユニット20の放電ランプの入力電力の制御を行い、フォトマスク14および基板Wに照射される光の照度が一定となるように調整する。
紫外線照射装置10は、基板Wに照射される光の分光スペクトルを測定する分光スペクトル測定手段30を備える。本実施形態では、照明光学系12とフォトマスク14との間の光路上に分光スペクトル測定手段30を備えているが、分光スペクトル測定手段30はその他の光路上に備えられていても良い。
光源ユニット20の放電ランプは、放電空間に水銀が封入された放電ランプであり、例えば、0.2mg/mm3以上の水銀が含まれている。放電ランプが放射する光は、g線(436nm付近)、h線(405nm付近)、i線(365nm付近)の輝線(ピーク)を含む光であって、およそ紫外光領域から可視光領域にかけて連続した分光スペクトル(分光分布曲線、光強度分布)をもつ。
図2は基板Wに照射される光の分光スペクトルSPを示した図である。図3はg線、h線、i線の各輝線のパターニング波長領域を示した図である。
基板Wの表面に形成されたフォトレジストPの感光波長領域は一般にg線(436nm付近)、h線(405nm付近)、i線(365nm付近)の少なくとも一つを含んだ波長領域である。そのため、図2に示すように、基板Wに照射される光の分光スペクトルSPは、g線、h線、i線にそれぞれピーク(輝線)をもち連続的で広範囲のスペクトル分布を有する光である。
基板Wに照射される光のパターニング波長領域とは、感光波長領域のうち、g線、h線、i線の各ピーク波長を含み、かつ強度がそれぞれのピーク強度の半値となる波長領域のことであり、図3においてg線のパターニング波長領域はS1、h線のパターニング波長領域はS2、i線のパターニング波長領域はS3である。光源が放電ランプである場合、フォトレジストの感光波長領域における基板Wに照射される光の光量は、このパターニング波長領域の光量(照度)が大部分を占めるため、このパターニング波長領域に感度のある照度計を用いて、定照度制御を行っている。
図4は基板表面に光沢などの異常が生じる光の分光スペクトルSP1を示した図であり、図5は図4のパターニング波長領域付近を拡大した図である。
実験により、各パターニング波長領域(S1、S2、S3)の分光スペクトルがほぼ同一であっても、各パターニング波長領域(S1、S2、S3)以外の分光スペクトルの相対強度が異なると、フォトレジストPの表面状態が異なることがわかっている。実験の結果、図3および図4に示す分光スペクトルSP1のように各パターニング波長領域の間の波長領域の分光スペクトルの相対強度が高いと、フォトレジストPの表面に光沢が生じることから、特に各パターニング波長領域(S1、S2、S3)の前後の波長領域、すなわち300nm〜470nmの波長領域の分光スペクトル(の形状)の変化が、フォトレジストPの表面状態に影響を与えることがわかっている。
さらに、フォトレジストPの感光波長領域に限らず、i線より短波長側の波長領域(200nm〜300nm)や、g線から可視光の波長領域(大よそ436nm〜800nm)の分光スペクトルが異なっていても、フォトレジストPの表面状態が異なる場合があることが実験によりわかっている。例えば図3に示す分光スペクトルSP1のように可視光の波長領域の分光スペクトルの相対強度が高くても、フォトレジストPの表面に光沢が生じる場合がある。なお、分光スペクトルSP1は各パターニング波長領域の間の波長領域と、可視光の波長領域の分光スペクトルの相対強度がいずれも高いが、どちらか一方の波長範囲の分光スペクトルの相対強度のみが高い場合でも、フォトレジストPの表面に光沢が生じる場合があることがわかっている。さらに、これらの波長領域の分光スペクトルの一部分が異なっていても、フォトレジストPの表面に光沢が生じる場合があることがわかっている。
分光スペクトル測定手段30が分光スペクトルを測定する波長領域は、例えば、g線のパターニング波長領域とh線のパターニング波長領域との間や、h線のパターニング波長領域とi線のパターニング波長領域との間であり、大よそ300nm〜470nmの波長領域である。さらに、フォトレジストPの表面状態をより確実に把握するためには、i線のパターニング波長領域より短波長側の波長領域やg線のパターニング波長領域から可視光側の波長領域の分光スペクトルを測定する必要があり、具体的には200nm〜800nmの波長領域の分光スペクトルを測定する。
なお、フォトレジストPの表面状態に影響を与える分光スペクトルの変化(相違)を確実にとらえるには、分光スペクトルを波長2nm以下の間隔で連続して測定することが望ましい。
このように分光スペクトル測定手段30が、基板W(フォトレジスト)に照射される光のうち、フォトレジストPの表面状態に影響を与える波長領域の分光スペクトルを検知する。これによって、基板Wに光を照射する段階でフォトレジストPの表面状態を推測することが可能になる。つまり、基板Wに光を照射する段階で、例えばフォトレジストPの表面状態の変化をエラーとして外部に表示する、放電ランプ(光源ユニット20)を消灯させるなどの迅速な対応をとることができる。これによって、フォトレジストPの表面状態が変化した基板が作製される量を最小限にすることができ、無駄のない基板の作製が可能になる。
分光スペクトル測定手段30は、例えば、移動装置(図示せず)によって移動可能に固定される。分光スペクトル測定手段30は基板Wへ紫外線照射が行なわれていないときは光路上に配置され、測定が終了すると移動装置によって退避位置へ移動させる。あるいは、分光スペクトル測定手段30をステージ40に固定し基板Wの移動に合わせて測定してもよい。なお、分光スペクトル測定手段30は基板Wに照射される光の分光スペクトルを測定することが可能であればよく、例えば、光路外に分光スペクトル測定手段30を配置し、光路から光を分岐して測定しても良い。
また、分光スペクトル測定手段30はパターニング波長領域を含む波長領域の分光スペクトルを測定しても良い。さらに、照度測定手段18のかわりに、この分光スペクトルより定照度制御をおこなっても良い。
照明光学系12は、基板Wに照射される光の各波長領域の強度を調整し、分光スペクトルを所定の形状にする分光スペクトル調整手段15を備える。分光スペクトル調整手段15は、所定の波長領域の強度を減衰させる光学フィルタを一つまたは複数備える。光学フィルタは照明光学系12のインテグレータ(図示せず)より前の光路上の光束に挿入可能となるように設置されている。
コントローラ50は、分光スペクトル測定手段30が測定した分光スペクトルに基づいて、分光スペクトル調整手段15を用いて分光スペクトル(のグラフの形状)を調整し、基板Wに照射される光の分光スペクトルを所定の形状に合わせこむ。
この光学フィルタの光束に対する挿入距離(すなわち光の減衰量)や、挿入する光学フィルタの組み合わせを調整することで、分光スペクトルの所定の強度を減衰させ、分光スペクトルの形状(グラフの形状)を調整することができる。さらに、本実施形態では分光スペクトル測定手段30が照明光学系12とフォトマスク14との間の光路上にあるので、分光スペクトル測定手段30によって分光スペクトルの調整結果を確認することができる。
図6は、分光スペクトル調整手段15を備えた照明光学系12、および放電ランプ20Dを備えた光源ユニット20の構成の例を示した図である。以下、分光スペクトル調整手段15の構成について詳しく説明する。
光源ユニット20には、放射状に発光する放電ランプ20Dとともに、放電ランプ20Dから放射された光を所定方向に向けて反射させ、集光する楕円ミラー20Mが取り付けられている。
照明光学系12の光路上には、分光スペクトル調整手段15と、集光レンズ(集光光学系)14と、インテグレータ(照度均一化光学系)16とが、光源ユニット20側から順に光軸Xに沿って配置されている。ただし、光軸Xは、楕円ミラー20Mの焦点とインテグレータ16の中心とを結ぶ直線を表す。
分光スペクトル調整手段15は、照明光の分光スペクトル(光強度)を選択的に減衰させるフィルタ機構であって、それぞれ異なる波長領域の光強度を減衰する光学フィルタ13A、13B、13Cを備えている。光学フィルタ13A、13B、13Cは、照明光学系12の光路上の光束に挿入可能となるように設置されている。
なお、図6では分光スペクトル調整手段15は3枚の光学フィルタ(13A、13B、13C)を備え、光学フィルタ13Aは、300nm〜350nmの波長領域を減衰させ、光学フィルタ13Bは、380nm〜400nmの波長領域を減衰させ、光学フィルタ13Cは、415nm〜425nmの波長領域を減衰させる。ただし、光学フィルタの枚数や、光学フィルタが光強度を減衰させる波長領域はこれに限定されるものではなく、分光スペクトルの調整に応じたものであればよい。例えば、光強度を減衰させる波長領域の一部が重なりある複数の光学フィルタを組み合わせてもよい。
光学フィルタ13A、13B、13Cは、光源部側からこの順で不図示の保持部材によって保持されている。保持部材は、光軸Xの直交方向に各光学フィルタを進退させるフィルタ駆動部17に接続されている。フィルタ駆動部17の動作はコントローラ50によって制御されており、光学フィルタ13A、13B、13Cの光路上の光束に対する挿入距離(すなわち所定の波長範囲の光の減衰量)を調整することができる。
保持部材が光路側に移動し、光学フィルタ13A(13B、13C)が光路上の光束に挿入されると、光束の一部が光学フィルタ13A(13B、13C)を通過する。光学フィルタを通過した光の所定の波長領域(例えば380nm〜400nm)が他の波長領域の光強度に対して減衰する。この結果、基板Wの表面に照射される光の分光スペクトル(の形状)が調整される。
また、水銀が封入された放電ランプが放射する光の分光スペクトルは、水銀の蒸発量の影響を受ける。そのため、コントローラ50は、分光スペクトル測定手段30が測定した分光スペクトルに基づいて、光源ユニット20の放電ランプの冷却条件などを調整して、分光スペクトルの形状を調整することもできる。さらに、上述した分光スペクトル調整手段15に、放電ランプの冷却条件の調整や放電ランプの入力電力の調整を併用することで、分光スペクトルの形状をより細かく調整することができる。
本実施形態はフォトレジストが塗布された基板に露光を行うコンタクト露光装置を例に説明したが、フォトマスクと基板を離間して露光するプロキシミティ露光装置、フォトマスクのパターンを投影光学系を介して基板に露光する投影露光装置、フォトマスクを用いないダイレクト露光装置であっても、本発明を同様に用いることが可能である。さらに、露光装置に限らず、樹脂材料に対する表面処理、あるいは乾燥処理に用いる紫外線照射装置に本発明を用いることも可能である。
10 紫外線照射装置
11 露光ユニット
12 照明光学系
13A、13B、13C 光学フィルタ
14 フォトマスク
15 分光スペクトル調整手段
16 インテグレータ
17 フィルタ駆動部
18 照度測定手段
20 光源ユニット
20D 放電ランプ
20M 楕円ミラー
30 分光スペクトル測定手段
40 ステージ
50 コントローラ
P フォトレジスト
SP、SP1 分光スペクトル
W 基板

Claims (7)

  1. 被照射物に紫外光を含む光を照射する紫外線照射装置であって、
    g線、h線、i線に輝線を有する連続的な光強度分布をもつ光を放射する光源と、
    前記光の分光スペクトルを測定する分光スペクトル測定手段とを有し、
    前記分光スペクトル測定手段は少なくとも前記輝線以外の分光スペクトルを測定することを特徴とする紫外線照射装置。
  2. 前記分光スペクトル測定手段は、被照射物の感光波長領域以外の波長領域の分光スペクトルを測定することを特徴とする請求項1に記載の紫外線照射装置。
  3. 前記分光スペクトル測定手段は、300nm〜470nmの波長領域の分光スペクトルを測定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の紫外線照射装置。
  4. 前記分光スペクトル測定手段は、200nm〜800nmの波長領域の分光スペクトルを測定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の紫外線照射装置。
  5. 前記紫外線照射装置は、前記分光スペクトル測定手段より得られた分光スペクトルに基づいて前記光の分光スペクトルを調整する分光スペクトル調整手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の紫外線照射装置。
  6. 前記紫外線照射装置は、前記分光スペクトル測定手段より得られた分光スペクトルに基づいて前記光源を制御する制御部を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の紫外線照射装置。
  7. 前記被照射物はソルダーレジストが表面に形成されたプリント配線板であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の紫外線照射装置。
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