JP2020013540A - 管理システム、サーバ、管理方法、及びプログラム - Google Patents

管理システム、サーバ、管理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】1以上の収納部を有するボックス装置の不適切な使用を抑止することができる管理システム等を提供する。【解決手段】宅配ボックス装置300を使用することができる権利者である第1ユーザを含む権利者情報を記憶する権利者情報格納部と、処理命令を含むブロックチェーンにおけるブロックを作成してブロック格納部に格納する合意形成部と、権利の譲渡対象である第2ユーザと権利の譲渡条件とを含む譲渡処理命令を送信する端末装置と、ブロックに含まれる譲渡処理命令を取得すると、権利者情報に含まれる現権利者を第1ユーザから第2ユーザに更新する処理実行部と、譲渡条件が満たされていない場合、第2ユーザから第1ユーザへ権利を返却するための返却処理命令を作成して合意形成部へ送信する条件確認部と、を備え、処理実行部は、ブロックに含まれる返却処理命令を取得すると、権利者情報に含まれる第2ユーザを第1ユーザへと更新する。【選択図】図1

Description

本開示は、管理システム、サーバ、管理方法、及びプログラムに関し、特に、ブロックチェーンで管理された権利を管理するための管理システム、サーバ、管理方法、及びプログラムに関する。
近年、ブロックチェーン技術を利用して様々な権利を管理するシステムが提案されている(例えば非特許文献1)。その活用例のひとつに1つ又は複数の収納部を有する宅配ボックスの配達、受取記録がある。宅配ボックスの開錠等の履歴がブロックチェーン上に書き込まれて管理されると、荷物の受け渡し及び荷物の受け取りの事実を改ざんのない形で客観的に把握可能となる。この結果、誤った配達または受け取りを防止できるほか、問題が発生した場合でも正しい原因を突き止めることができる。
さらに、ブロックチェーンを用いた宅配ボックスシステムでは、宅配ボックスを使用することができる権利者を示す権利者情報をブロックチェーン上に書き込むことで、宅配ボックスを使用することができる権利である使用権を管理することが考えられている。
このような宅配ボックスシステムでは、スマートコントラクトと呼ばれる、任意のプログラムを実行可能な仕組みにより、使用権を管理したり行使したりする。これにより、宅配ボックスの開錠等だけでなく、宅配ボックスに対する複雑な処理を簡単に実行することができる。
情報通信審議会 情報通信政策部会、IoT政策委員会、基本戦略ワーキンググループ、ブロックチェーン活用検討サブワーキンググループ取りまとめ、[online]、[平成30年6月25日検索]、インターネット〈URL:http://www.soumu.go.jp/main_content/000496919.pdf.pdf〉
ところで、このような宅配ボックスシステムでは、ユーザが荷物を受け取った時には、ユーザは受領完了のスマートコントラクトの実行を要求し、宅配ボックスの使用権を元の権利者に戻すものとされている。
しかしながら、悪意のあるユーザがこのスマートコントラクトの実行を要求を行わなかった場合、このユーザは宅配ボックスを不正に使用し続けることができてしまうといった不適切な使用を抑止できないという問題がある。また、悪意のないユーザでも、荷物を取り忘れている、あるいは、荷物を取り出せない状況にいる場合、その宅配ボックスは長期間使えない状態になってしまうといった不適切な使用を抑止できないという問題もある。
そこで、本開示は、上述の事情を鑑みてなされたもので、1以上の収納部を有するボックス装置の不適切な使用を抑止することができる管理システム、サーバ、管理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示の一形態に係る管理システム等は、電子的な処理により開閉される鍵が付され、実体的な物体を物理的に格納することができる1以上のボックスを有するボックス装置の一のボックスを使用することができる権利者である第1ユーザを含む、前記一のボックスの権利に関する権利者情報を記憶する権利者情報格納部と、処理命令を含むブロックチェーンにおけるブロックを作成してブロック格納部に格納する合意形成部と、前記処理命令の一として、前記権利の譲渡対象である第2ユーザを示すユーザ情報と前記権利の譲渡条件とを含む譲渡処理命令を送信する端末装置と、前記ブロックに含まれる前記処理命令の一として前記譲渡処理命令を取得すると、前記権利者情報に含まれる現権利者を前記第1ユーザから前記第2ユーザにと更新する処理実行部と、前記譲渡条件が満たされているか否かを確認し、前記譲渡条件が満たされていないと判定した場合、前記第2ユーザから第1ユーザへ前記権利を返却するための返却処理命令を作成し、前記返却処理命令を前記合意形成部へ送信する条件確認部と、を備え、前記処理実行部は、前記ブロックに含まれる前記処理命令の一として前記返却処理命令を取得すると、前記権利者情報に含まれる前記第2ユーザを前記第1ユーザへと更新する。
なお、これらの全般的または具体的な態様は、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータで読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示の管理システム等によれば、1以上の収納部を有するボックス装置の不適切な使用を抑止することができる。
実施の形態における管理システムの全体像を示す図である。 実施の形態における管理システムの全体構成の一例を示す図である。 実施の形態におけるユーザ端末装置の詳細構成の一例を示す構成図である。 実施の形態におけるユーザ端末装置が作成する譲渡処理命令の一例を示す図である。 実施の形態におけるユーザ端末装置が作成する譲渡処理命令の一例を示す図である。 実施の形態におけるユーザ端末装置が作成する権利行使命令の一例を示す図である。 実施の形態におけるユーザ端末装置が作成する権利行使命令の一例を示す図である。 実施の形態におけるユーザ端末装置が作成する返却処理命令の一例を示す図である。 実施の形態におけるユーザ端末装置が作成する返却処理命令の一例を示す図である。 実施の形態におけるユーザ端末装置が作成する返却処理命令の一例を示す図である。 実施の形態におけるユーザ端末装置が作成する返却処理命令の一例を示す図である。 実施の形態における宅配ボックス制御装置の詳細構成の一例を示す構成図である。 実施の形態における宅配ボックス装置の詳細構成の一例を示す構成図である。 実施の形態における認証サーバ装置の詳細構成の一例を示す構成図である。 実施の形態における権利者情報格納部が格納している権利者情報の一例を示す図である。 実施の形態における権利者情報格納部が格納している権利者情報の一例を示す図である。 実施の形態における権利者情報格納部が格納している権利者情報の一例を示す図である。 実施の形態における権利行使フェーズの動作の一例を示すシーケンス図である。 実施の形態における権利返却フェーズの動作の一例を示すシーケンス図である。 実施の形態における権利譲渡フェーズの動作の一例を示すシーケンス図である。 実施の形態における譲渡条件確認フェーズの動作の一例を示すシーケンス図である。 変形例1における宅配ボックス装置の詳細構成の一例を示す構成図である。 変形例3における譲渡条件確認フェーズの動作の一例を示すシーケンス図である。 変形例4における宅配ボックス制御装置の詳細構成の一例を示す構成図である。 変形例4における認証サーバ装置の詳細構成の一例を示す構成図である。 変形例4における権利譲渡フェーズの動作の一例を示すシーケンス図である。 変形例4における譲渡条件確認フェーズの動作の一例を示すシーケンス図である。 変形例6における譲渡条件確認フェーズの動作の一例を示すシーケンス図である。
(本開示の基礎となった知見)
ブロックチェーンを用いた宅配ボックスシステムでは、宅配ボックスを使用することができる権利者を示す権利者情報をブロックチェーン上に書き込むことで、宅配ボックスを使用することができる権利などを管理することが考えられている。また、このような宅配ボックスシステムでは、スマートコントラクトと呼ばれる、任意のプログラムを実行可能な仕組みにより、権利を管理したり行使したりする。
そして、このような宅配ボックスシステムでは、ユーザが荷物を受け取った時には、ユーザは受領完了のスマートコントラクトの実行を要求し、宅配ボックスの使用権を元の権利者に戻すものとされている。
しかしながら、悪意のあるユーザがこのスマートコントラクトの実行の要求を行わなかった場合、このユーザは宅配ボックスを不正に使用し続けることができてしまう。また、悪意のないユーザでも、荷物を取り忘れている、あるいは、荷物を取り出せない状況にいる場合、その宅配ボックスは長期間使えない状態になってしまう。
ここで、例えば、長期間権利が返却されず、その宅配ボックスが長期間使えない状態になるという問題に対しては、権利を譲渡する際に使用期限を付与することにより、使用期限が切れた時点で権利の返却を行うことができる。しかしながら、スマートコントラクトにより権利を管理する場合、スマートコントラクトは自動では実行されないので、使用期限を過ぎても自動的に権利が返却されない。
したがって、宅配ボックスシステムにブロックチェーンを用いる場合には、ユーザによる不適切な使用を検知し、ユーザが持つ使用権を自動的に元の権利者に返却することが求められると考えられる。
そこで、本開示の一形態に係る管理システムは、電子的な処理により開閉される鍵が付され、実体的な物体を物理的に格納することができる1以上のボックスを有するボックス装置の一のボックスを使用することができる権利者である第1ユーザを含む、前記一のボックスの権利に関する権利者情報を記憶する権利者情報格納部と、処理命令を含むブロックチェーンにおけるブロックを作成してブロック格納部に格納する合意形成部と、前記処理命令の一として、前記権利の譲渡対象である第2ユーザを示すユーザ情報と前記権利の譲渡条件とを含む譲渡処理命令を送信する端末装置と、前記ブロックに含まれる前記処理命令の一として前記譲渡処理命令を取得すると、前記権利者情報に含まれる現権利者を前記第1ユーザから前記第2ユーザにと更新する処理実行部と、前記譲渡条件が満たされているか否かを確認し、前記譲渡条件が満たされていないと判定した場合、前記第2ユーザから第1ユーザへ前記権利を返却するための返却処理命令を作成し、前記返却処理命令を前記合意形成部へ送信する条件確認部と、を備え、前記処理実行部は、前記ブロックに含まれる前記処理命令の一として前記返却処理命令を取得すると、前記権利者情報に含まれる前記第2ユーザを前記第1ユーザへと更新する。
この構成によれば、使用権などの権利を譲渡する際には、譲渡対象者とともに使用期限などの譲渡条件を管理することで、使用期限が過ぎるなどの譲渡条件が満たされなくなった場合に自動的に権利を元の権利者に戻すことができる。それにより、1以上の収納部を有するボックス装置の不適切な使用を抑止することができる。
ここで、例えば、前記譲渡条件は、使用期限、使用回数、または、再譲渡可能回数である。
また、例えば、前記譲渡条件は、前記端末装置に入力されることで設定されるとしてもよい。
ここで、例えば、前記管理システムは、前記端末装置、前記ボックス装置及びサーバ装置を備え、前記サーバ装置は、前記権利者情報格納部、前記合意形成部、前記処理実行部、及び、前記条件確認部を有し、前記条件確認部は、前記譲渡条件が満たされているか否かを一定時間ごとに確認する。
また、例えば、前記管理システムは、前記端末装置、前記ボックス装置、サーバ装置、及び、前記ボックス装置を制御するボックス制御装置を備え、前記サーバ装置は、前記合意形成部を有し、前記ボックス制御装置は、前記権利者情報格納部、前記処理実行部、及び、前記条件確認部を有し、前記条件確認部は、前記譲渡条件が満たされているか否かを一定時間ごとに確認するとしてもよい。
また、例えば、前記端末装置は、さらに、前記権利者情報の更新依頼を送信し、前記条件確認部は、さらに、前記更新依頼を受信すると、前記譲渡条件が満たされているか否かを確認するとしてもよい。
また、本開示の一形態に係るサーバは、電子的な処理により開閉される鍵が付され、実体的な物体を物理的に格納することができる1以上のボックスを有するボックス装置の一のボックスを使用することができる権利者である第1ユーザを含む、前記一のボックスの権利に関する権利者情報を記憶する権利者情報格納部と、処理命令を含むブロックチェーンにおけるブロックを作成してブロック格納部に格納する合意形成部と、前記ブロックに含まれる前記処理命令の一として、前記権利の譲渡対象である第2ユーザを示すユーザ情報と前記権利の譲渡条件とを含む譲渡処理命令を取得すると、前記権利者情報に含まれる現権利者を前記第1ユーザから前記第2ユーザに更新する処理実行部と、前記譲渡条件が満たされているか否かを確認し、前記譲渡条件が満たされていないと判定した場合、前記第2ユーザから第1ユーザへ前記権利を返却するための返却処理命令を作成し、前記返却処理命令を前記合意形成部へ送信する条件確認部と、を備え、前記処理実行部は、前記ブロックに含まれる前記処理命令の一として前記返却処理命令を取得すると、前記権利者情報に含まれる前記第2ユーザを前記第1ユーザへと更新する。
また、本開示の一形態に係る管理方法は、電子的な処理により開閉される鍵が付され、実体的な物体を物理的に格納することができる1以上のボックスを有するボックス装置の一のボックスを使用することができる権利者である第1ユーザを含む、前記一のボックスの権利に関する権利者情報を記憶する権利者情報格納ステップと、処理命令を含むブロックチェーンにおけるブロックを作成してブロック格納部に格納する合意形成ステップと、前記ブロックに含まれる前記処理命令の一として、前記権利の譲渡対象である第2ユーザを示すユーザ情報と前記権利の譲渡条件とを含む譲渡処理命令を取得すると、前記権利者情報に含まれる現権利者を前記第1ユーザから前記第2ユーザに更新する処理実行ステップと、前記譲渡条件が満たされているか否かを確認し、前記譲渡条件が満たされていないと判定した場合、前記第2ユーザから第1ユーザへ前記権利を返却するための返却処理命令を作成し、前記返却処理命令を前記合意形成ステップへ送信する条件確認ステップと、を含み、前記処理実行ステップでは、前記ブロックに含まれる前記処理命令の一として前記返却処理命令を取得すると、前記権利者情報に含まれる前記第2ユーザを前記第1ユーザへと更新する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、構成要素、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また全ての実施の形態において、各々の内容を組み合わせることもできる。
(実施の形態)
以下では、図面を参照しながら、実施の形態における管理システムについて説明する。
[1.実施の形態]
ここでは、本開示の実施の形態として、本開示に関わる宅配ボックスの管理システムについて図面を参照しながら説明する。
[1.1 管理システムの全体構成]
図1は、実施の形態における管理システム10の全体像を示す図である。図2は、実施の形態における管理システム10の全体構成の一例を示す図である。実施の形態における管理システム10は、ブロックチェーンを用いて、1以上の収納部を有するボックス装置の1以上のボックスについての使用権などの権利を管理することで、当該1以上のボックスの不適切な使用を抑止する。図1に示す例では、管理システム10は、ブロックチェーンを用いて、1以上の収納部である1以上の宅配ボックスを有する宅配ボックス装置の1以上の宅配ボックスについての使用権などの権利を管理する。より具体的には、管理システム10は、認証サーバ装置400、410、420それぞれの格納部に格納された、ブロックチェーンの基盤上で構築される同一内容の台帳に、ユーザ1からユーザ2への権利移動等の取引履歴を蓄積することで権利を管理する。
本実施の形態では、図2に示すように、管理システム10は、ユーザ端末装置100、110と、宅配ボックス制御装置200と、宅配ボックス装置300と、3つの認証サーバ装置400、410、420とを備える。各装置間の接続形態は、有線のインターネット線、無線通信、専用通信等のいずれであってもよい。なお、図2では、管理システム10は、2つのユーザ端末装置100、110を備える例が示されているが、これに限らず2つ以上であってもよい。同様に、管理システム10は、1つの宅配ボックス制御装置200を備えてる例が示されているが、1つ以上あればよい。また、管理システム10は、3つの認証サーバ装置400、410、420を備える例が示されているが、これに限らず、2つ以上であればよい。また、宅配ボックス制御装置200及び宅配ボックス装置300は、物理的に異なる位置に配置されているとしてもよいし、宅配ボックス装置300に宅配ボックス制御装置200が構成されているとしてもよい。
[1.2 ユーザ端末装置]
図3は、実施の形態におけるユーザ端末装置100の詳細構成の一例を示す構成図である。ユーザ端末装置110も、ユーザ端末装置100と同じ構成であるので説明を省略する。
ユーザ端末装置100は、端末装置の一例であり、処理命令の一として、1以上のボックスを有するボックス装置の一のボックスの権利の譲渡対象である第2ユーザを示すユーザ情報と当該権利の譲渡条件とを含む譲渡処理命令を送信する。ここで、譲渡条件は、使用期限、使用回数、または再譲渡可能回数である。譲渡条件は、端末装置に入力されることで設定される。本実施の形態では、ユーザ端末装置100は、図3に示すように、譲渡条件決定部101と、権利譲渡部102と、権利行使部103と、権利返却部104と、通信部105とを含んで構成される。ユーザ端末装置100は、例えば、プロセッサ(マイクロプロセッサ)、メモリ、センサ、通信インタフェース等を備えるコンピュータで実現される。ユーザ端末装置100は、例えばスマートホン、タブレットなどの携帯端末である。以下では、ボックス装置の一のボックスの権利として宅配ボックス装置300が有する一の宅配ボックスの使用権を例に挙げて説明する。
[1.2.1 譲渡条件決定部]
譲渡条件決定部101は、宅配ボックスの使用権を他のユーザに譲渡する際に付与する譲渡条件を決定する。例えば譲渡条件として使用期限を用いる場合、ユーザが所持している使用権の使用期限を認証サーバ装置400等に問い合わせ、得られた使用期限を超えないように使用期限を設定すればよい。なお、譲渡条件は、使用期限だけでなく、再譲渡可能な回数(再譲渡可能回数)、使用回数等であってもよい。いずれの場合も、ユーザは所持している権利に付与されている使用条件を認証サーバ装置400等に問い合わせ、得られた使用条件を超えない譲渡条件を設定すればよい。
また、譲渡条件決定部101は、ユーザからの入力を受け取るインタフェース装置を備え、他のユーザへ譲渡する際に付与する譲渡条件を、ユーザ自身が入力できるようにしてもよい。また、宅配ボックス毎にあらかじめ使用条件が決められているとし、譲渡条件決定部101は、決められた使用条件に従って譲渡条件を設定してもよい。
[1.2.2 権利譲渡部]
権利譲渡部102は、他のユーザに権利を譲渡する処理命令を示す譲渡処理命令を作成する。より具体的には、権利譲渡部102は、譲渡対象すなわち譲渡先のユーザを示す譲渡先ユーザ情報を取得し、取得した譲渡先ユーザ情報と、譲渡条件決定部101で決定された譲渡条件と、当該ユーザの署名を含めた譲渡処理命令を作成する。権利譲渡部102は、作成した譲渡処理命令を、通信部105を介して、認証サーバ装置400、410、420に送信する。
なお、譲渡先ユーザ情報を取得する方法としては、例えば、ユーザ端末装置100に保存されているユーザ一覧から譲渡先のユーザを選択することで譲渡先ユーザ情報を取得してもよい。また、ユーザ端末装置100が例えばバーコードまたはQRコード(登録商標)等を読み込むインタフェース装置を備え、ユーザ情報が埋め込まれたバーコードまたはQRコード(登録商標)等を読み込むことにより譲渡先ユーザ情報を取得してもよい。また、権利譲渡部102がユーザからの入力を受け取る装置を備え、譲渡先ユーザ情報をユーザ自身が入力してもよい。
図4A及び図4Bは、実施の形態におけるユーザ端末装置100が作成する譲渡処理命令の一例を示す図である。図4A及び図4Bには、ユーザ端末装置100を使用しているユーザ(例えばAさん)が所有している1以上の権利を同一の別のユーザ(例えばBさん)に譲渡する際に、権利譲渡部102が作成する譲渡処理命令の例が示されている。
すなわち、権利譲渡部102は、例えば、権利譲渡の対象となる宅配ボックスの個数だけ、図4Aに示すような譲渡処理命令を認証サーバ装置400、410、420へ送信してもよい。図4Aでは、命令の種類が譲渡、権利譲渡の対象である宅配ボックスの番号(図でボックス番号)が001、譲渡先のユーザがBさん、かつ、譲渡条件である使用期限が2018/01/25であり、署名が付与されている譲渡処理命令の例が示されている。また、権利譲渡部102は、図4Bに示すように権利譲渡の対象を複数含めた譲渡処理命令を認証サーバ装置400、410、420へ送信してもよい。図4Bでは、命令の種類が譲渡、権利譲渡の対象のボックス番号が001、003、011、譲渡先のユーザがBさん、かつ、譲渡条件である使用期限が2018/01/25であり、署名が付与されている譲渡処理命令の例が示されている。
[1.2.3 権利行使部]
権利行使部103は、宅配ボックスの開錠または施錠等の権利行使を行う処理命令を示す権利行使命令を作成する。この処理命令にも、ユーザの署名が付与される。権利行使部103は、作成した権利行使命令を、通信部105を介して、認証サーバ装置400、410、420に送信する。
図5A及び図5Bは、実施の形態におけるユーザ端末装置100が作成する権利行使命令の一例を示す図である。図5A及び図5Bユーザ端末装置100を使用しているユーザが所有している権利に基づき、権利行使する際に、権利行使部103が作成する権利行使命令の例が示されている。図5Aでは、命令の種類が開錠、権利行使の対象のボックス番号が001であり、署名が付与されている権利行使命令の例が示されている。また、図5Bでは、命令の種類が施錠、権利行使の対象のボックス番号が001であり、署名が付与されている権利行使命令の例が示されている。
[1.2.4 権利返却部]
権利返却部104は、ユーザが所持している権利を元の権利者に返却する処理命令を示す返却処理命令を作成する。返却処理命令は、宅配ボックスに格納されている荷物等をユーザが受け取った後に作成される。より具体的には、権利返却部104は、認証サーバ装置400、410、420のいずれかに元の権利者を含む権利者情報を問い合わせ、取得した権利者情報に含まれる元の権利者と、ユーザの署名とを含めた返却処理命令を作成する。権利返却部104は、作成した返却処理命令を、通信部105を介して、認証サーバ装置400、410、420に送信する。
図6A、図6B、図6C及び図6Dは、実施の形態におけるユーザ端末装置100が作成する返却処理命令の一例を示す図である。図6A〜図6Dには、ユーザ端末装置100を使用しているユーザ(例えばBさん)が所有している1以上の権利を同一の元のユーザに返却する際に、権利返却部104が作成する返却処理命令の例が示されている。
すなわち、権利返却部104は、例えば、権利返却の対象となる宅配ボックスの個数だけ、図6A及び図6Bに示すような返却処理命令を認証サーバ装置400、410、420へ送信してもよい。図6Aでは、命令の種類が返却、権利返却の対象である宅配ボックスの番号(図でボックス番号)が001、返却先のユーザがAさんであり、署名が付与されている返却処理命令の例が示されている。また、図6Bでは、命令の種類が返却、権利返却の対象であるボックス番号が002、返却先のユーザが管理者であり、署名が付与されている返却処理命令の例が示されている。
また、権利返却部104は、図6Cに示すように、権利返却の対象を複数含めた返却処理命令を認証サーバ装置400、410、420へ送信してもよい。図6Cでは、命令の種類が返却、権利返却の対象であるボックス番号が001、003、011、返却先のユーザがAさんであり、署名が付与されている返却処理命令の例が示されている。
なお、例えば管理者がユーザの一であるAさんに対して権利譲渡し、Aさんがさらにユーザの一であるBさんへ権利譲渡していたとする。この場合、図6Aに示される返却処理命令が作成され一旦Aさんに権利返却がされた後、Aさんにより図6Bに示される返却処理命令が作成されて管理者に権利返却がされてもよい。また、図6Dに示されるように直接管理者へ権利を返却するような返却処理命令が作成されて、管理者に権利返却がされてもよい。つまり、権利返却部104は、図6Dに示すように、返却先のユーザを複数含めた返却処理命令を認証サーバ装置400、410、420へ送信してもよい。図6Dでは、命令の種類が返却、権利返却の対象であるボックス番号が005、返却先のユーザが、Aさん、管理者であり、Bさんの署名が付与されている返却処理命令の例が示されている。
[1.2.5 通信部]
通信部105は、プロセッサ及び通信I/F等により実現され、認証サーバ装置400、410、420と通信を行う。より具体的には、通信部105は、権利譲渡部102、権利行使部103及び権利返却部104で作成された処理命令を認証サーバ装置400、410、420に送信し、権利の確認または処理の実行を要求する。
また、通信部105は、権利の確認結果または処理の結果等を受け取り、それを権利譲渡部102、権利行使部103または権利返却部104へ送るとしてもよい。
[1.3 宅配ボックス制御装置]
図7は、実施の形態における宅配ボックス制御装置200の詳細構成の一例を示す構成図である。宅配ボックス制御装置200は、ボックス制御装置の一例であり、ボックス装置を制御する。本実施の形態では、宅配ボックス制御装置200は、ユーザ端末装置100、110から認証サーバ装置に送信された処理命令を取得し、宅配ボックス装置300に対して処理を実行するための命令を送信する。宅配ボックス制御装置200は、図7に示すように、通信部201と、処理解析部202と、宅配ボックス制御部203とを含んで構成される。宅配ボックス制御装置200は、例えば、プロセッサ(マイクロプロセッサ)、メモリ、センサ、通信インタフェース等を備えるコンピュータにより実現される。
[1.3.1 通信部]
通信部201は、プロセッサ及び通信I/F等により実現され、ユーザ端末装置100、110から認証サーバ装置400、410、420に対して送信された処理命令を受信する。通信部201は、受信した処理命令を処理解析部202に送信する。
通信部201は、認証サーバ装置400、410、420が新しくブロックを作成した後には、宅配ボックス制御装置に送信された、ブロックに含まれている処理命令を受け取ってもよい。また、通信部201は、一定時間ごとに認証サーバ装置400等に対して新しい処理命令があれば送信する旨を要求し、これに応じて認証サーバ装置400等により送信された処理命令を受け取ってもよい。
なお、通信部201は、ユーザ端末装置100、110から今までに送信された全ての処理命令を、認証サーバ装置400等から受信してもよい。また、通信部201は、新しい処理命令があれば送信する旨を認証サーバ装置400等に前回要求した時点以降に新しくユーザ端末装置100、110から送信された処理命令のみを受信してもよい。
また、通信部201は、認証サーバ装置400等から、処理命令を一つずつ受け取ってもよいし、複数をまとめて受け取ってもよい。通信部201は、複数の処理命令をまとめて受け取った際には、処理解析部202に一つずつ送信してもよいし、複数をまとめて送信してもよい。
[1.3.2 処理解析部]
処理解析部202は、通信部201から送信された処理命令を解析する。より具体的には、処理解析部202は、受信した処理命令の種類及び権利行使する処理の種類を解析する。
また、処理解析部202は、解析した権利行使する処理を行わせる命令を宅配ボックス制御部203に送信する。処理解析部202は、解析して得た命令として、例えば権利行使対象の宅配ボックスに対する開錠または施錠等の処理を行わせるための命令を宅配ボックス制御部203に送信する。
[1.3.3 宅配ボックス制御部]
宅配ボックス制御部203は、処理解析部202から送信された、権利行使対象の宅配ボックスに対する命令を宅配ボックス装置300に送信する。
[1.4 宅配ボックス装置]
図8は、実施の形態における宅配ボックス装置300の詳細構成の一例を示す構成図である。宅配ボックス装置300は、電子的な処理により開閉される鍵が付され、実体的な物体を物理的に格納することができる1以上のボックスを有するボックス装置の一例である。換言すると、1以上のボックスは、電子的な処理により開閉される鍵が付され、実体的な物体を物理的に格納することができる1以上の格納部であればよく、1以上の宅配ボックスに限らない。また、ボックス装置は、宅配ボックス装置に限らず、1以上の格納部を有していればよい。
本実施の形態では、宅配ボックス装置300は、通信部301と、処理実行部302とを含んで構成される。宅配ボックス装置300は1以上の宅配ボックスを含む装置であり、宅配ボックス制御装置200から送信された開錠または施錠等を実行させるための命令を受け取る。宅配ボックス装置300は、受け取った命令に従って対象の宅配ボックスの開錠または施錠を実行する。
[1.4.1 通信部]
通信部301は、プロセッサ及び通信I/F等により実現され、宅配ボックス制御装置200から送信された開錠または施錠等を実行させるための命令を受け取り、処理実行部302へ送信する。なお、ここでの通信は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)などのネットワーク間の通信でもよいし、シリアルポートまたはUSB(Universal Serial Bus)を用いたシリアル通信でもよい。
[1.4.2 処理実行部]
処理実行部302は、通信部301から受け取った命令に従い、対象の宅配ボックスの開錠または施錠等を実行する。
[1.5 認証サーバ装置]
図9は、実施の形態における認証サーバ装置400の詳細構成の一例を示す構成図である。認証サーバ装置400、410、420はそれぞれ、ブロックチェーンの基盤上で構築される同一内容の台帳を有しており、権利譲渡等の使用権の取引履歴を蓄積することで権利を管理する。なお、認証サーバ装置410、420も、認証サーバ装置400と同じ構成であるので説明を省略し、認証サーバ装置400について詳細に説明する。
本実施の形態では、認証サーバ装置400は、処理格納部401と、合意形成部402と、処理実行部403と、条件確認部404と、権利者情報格納部405と、ブロック格納部406、通信部407とを含んで構成される。認証サーバ装置400は、例えば、プロセッサ(マイクロプロセッサ)、メモリ、センサ、通信インタフェース等を備えるコンピュータで実現される。認証サーバ装置400は、ユーザ端末装置100、110から処理命令を受信し、署名の検証をした後、必要に応じて処理を実行する。
[1.5.1 処理格納部]
処理格納部401は、ユーザ端末装置100、110から受信した処理命令を格納すなわち記憶する。本実施の形態では、処理格納部401は、ユーザ端末装置100、110から受信した権利行使命令、返却処理命令または譲渡処理命令を格納する。また、処理格納部401は、他の認証サーバ装置410、420と共有した返却処理命令を格納する。
[1.5.2 合意形成部]
合意形成部402は、処理命令を含むブロックチェーンにおけるブロックを作成してブロック格納部406に格納する。
より具体的には、合意形成部402は、他の認証サーバ装置410、420の合意形成部と通信部407を介して通信するとともに、処理格納部401に格納されている処理命令に含まれているユーザの署名を検証する。合意形成部402は、検証の結果、処理命令に含まれているユーザの署名が正当な署名であることを確認できた場合、ブロックチェーンの所定の方法によりブロックを作成し、ブロック格納部406に送信する。また、合意形成部402は、作成したブロックに含めた処理命令を処理実行部403へ送信する。
ここで、ブロックチェーンにおけるブロックを作成する方法の一例について説明する。例えば現在作成されている最新のブロックのハッシュ値を計算し、そのハッシュ値と処理命令とを結合したデータを作成する。次に、結合したデータの末尾に、さらに、ナンスと呼ばれるデータを付与し、ハッシュ値を計算する。本実施の形態では、合意形成部402は、例えばこのナンスの値を変えていき、ハッシュ値がある一定の値以下になるようなナンスを見つけ出す。次に、合意形成部402は、最新のブロックのハッシュ値、処理命令及びナンスを結合したデータをブロックとして他の認証サーバ装置410、420(の合意形成部)へ送信する。すると、受け取った認証サーバ装置410、420の合意形成部は、ブロックのハッシュ値が一定の値以下であることを確認し、ブロックとして確定する。
また、合意形成部402は、作成したブロックに含めた処理命令を、必要に応じて、処理の対象となっている宅配ボックス制御装置200に送信してもよい。
[1.5.3 処理実行部]
処理実行部403は、作成されたブロックチェーンのブロックに含まれる処理命令の一として、譲渡処理命令を取得すると、権利者情報に含まれる現権利者を第1ユーザから第2ユーザに更新する処理を実行する。また、処理実行部403は、作成されたブロックチェーンのブロックに含まれる処理命令の一として返却処理命令を取得すると、権利者情報に含まれる第2ユーザを第1ユーザへと更新する。
本実施の形態では、処理実行部403は、ユーザ端末装置100等から送信された処理命令を実行する。例えば、処理実行部403は、送信された処理命令が譲渡処理命令であった場合は、付与されている譲渡条件と譲渡先のユーザ情報とを権利者情報格納部405へ送信し、新たに権利者情報として含めるよう権利者情報を更新する。また、例えば、処理実行部403は、送信された処理命令が返却処理命令であった場合には、権利者情報格納部405に格納されている権利者情報を更新し、権利者情報に含まれる現在の権利者を返却先の権利者つまり元の権利者に変更する。
[1.5.4 条件確認部]
条件確認部404は、譲渡条件が満たされているか否かを確認し、譲渡条件が満たされていないと判定した場合、第2ユーザから第1ユーザへ権利を返却するための返却処理命令を作成し、返却処理命令を合意形成部402へ送信する。ここで、条件確認部404は、前記譲渡条件が満たされているか否かを一定時間ごとに確認する。
本実施の形態では、条件確認部404は、一定時間ごとに権利者情報格納部405に格納されている権利者情報を取得し、譲渡条件が満たされているか否かを判定する。例えば、譲渡条件が使用期限である場合、条件確認部404は、一定時間ごとに権利者情報格納部405に格納されている権利者情報を取得し、現在時刻と比較し、使用期限が切れているか否かを判定する。そして、条件確認部404は、ある宅配ボックスの使用期限が切れていた場合、返却処理命令を作成し、全ての認証サーバ装置400、410、420間で共有させるために処理格納部401及び合意形成部402に送信する。
なお、共有する方法は、事前に決められた認証サーバ装置400等が返却処理命令を作成し、他の認証サーバ装置410等に対して送信してもよい。また、決められた規則に従って返却処理命令を作成することで、全ての認証サーバ装置400、410、420が同じ返却処理命令を共有する方法でもよい。
[1.5.5 権利者情報格納部]
権利者情報格納部405は、ボックス装置の一のボックスを使用することができる権利者である第1ユーザを含む、一のボックスの権利に関する権利者情報を記憶する。
本実施の形態では、権利者情報格納部405は、宅配ボックスの権利に関する権利者情報を格納する。例えば、権利者情報格納部405は、処理実行部403がユーザから送信された権利譲渡処理を実行した際には、権利者情報が更新されて権利者情報に権利者を示すユーザ情報と譲渡条件とが追加される。また、例えば、権利者情報格納部405は、処理実行部403がユーザから送信された権利返却処理を実行したり、条件確認部404の譲渡条件が満たされていないことを判定したり際には、元の権利者であるユーザが権利者となるように権利者情報が更新される。
図10、図11及び図12は、実施の形態における権利者情報格納部405が格納している権利者情報の一例を示す図である。図10では、ある時点において権利者情報格納部405が格納している権利者情報の一例が示されている。図10に示される矢印は、権利の譲渡がされたことを表しており、根本に書かれている権利者が譲渡元(つまり元の権利者)、矢印の先にある権利者が譲渡先(つまり、譲渡先の権利者)であることを示している。
図11では、図10に示すボックス番号003の権利者であるFさんというユーザが、Gさんという他のユーザに権利の譲渡を行った後の権利者情報の一例が示されている。図11に示す例では、譲渡先の権利者であるGさんというユーザとその譲渡条件である使用期限を権利者情報に追加する更新をすることで、権利の譲渡が行われていることがわかる。
また、図12では、図10に示すボックス番号001の権利者であるCさんというユーザが、Bさんという元の権利者に対して権利を返却した後の権利者情報の一例である。図12に示す例では、譲渡先の権利者であるCさんというユーザとその譲渡条件である使用期限を権利者情報から削除する更新をすることで、権利の返却が行われていることがわかる。
[1.5.6 ブロック格納部]
ブロック格納部406は、処理命令を含むブロックチェーンにおけるブロックを格納する。
より具体的には、ブロック格納部406は、合意形成部402で作成されたブロックがブロックチェーンの基盤上で構築される同一内容の台帳に蓄積されることで合意形成部402で作成されたブロックを格納する。
なお、ブロック格納部406の台帳には、権利に付与されている使用条件があらかじめ書き込まれているとしてもよい。使用条件は、宅配ボックスごとに異なっていてもよいし、同一でもよい。
[1.5.7 通信部]
通信部407は、プロセッサ及び通信I/F等により実現され、ユーザ端末装置100、110及び/または宅配ボックス制御装置200と通信を行う。本実施の形態では、通信部407は、例えばユーザ端末装置100、110から処理命令を受信すると、処理格納部401に格納する。また、通信部407は、宅配ボックス制御装置200に対して処理格納部401に格納している処理命令を送信する。なお、通信部407は、宅配ボックス制御装置200の要求に応じて、全ての処理命令を送信もしくは、ある時点以降の処理を全て送信すればよい。
また、通信部407は、ユーザ端末装置100、110から、権利に付与されている使用条件の問い合わせを受信すると、ブロック格納部406あるいは図示しない記憶部に記憶されている使用条件を送信する。
[1.6 管理システムの動作]
次に、以上のように構成された管理システム10の動作について説明する。管理システム10の動作は、権利を行使する権利行使フェーズと、権利を返却する権利返却フェーズと、権利を譲渡する権利譲渡フェーズと、譲渡条件が満たされているか否かを確認する譲渡条件確認フェーズとの4つからなる。以下、それぞれのフェーズに分けて説明する。
[1.6.1 権利行使フェーズ]
図13は、実施の形態における権利行使フェーズの動作の一例を示すシーケンス図である。
以下、管理システム10の権利行使フェーズの動作を、図13を用いて説明する。
まず、ユーザ端末装置100は、ユーザが権利を所有する宅配ボックスに対して、開錠または施錠等、権利行使したい処理が選択されると、それに対応する権利行使命令を作成し、認証サーバ装置400、410、420に送信する(ステップS101)。
次に、認証サーバ装置400、410、420は、ユーザ端末装置100から受信した権利行使命令を処理格納部401に格納する(ステップS102)。
次に、全ての認証サーバ装置400、410、420は、受信した権利行使命令に含まれる署名を確認し、合意形成をする(ステップS103)。そして、全ての認証サーバ装置400、410、420は、受信した権利行使命令を含めたブロックチェーンにおけるブロックを作成する(ステップS104)。作成されたブロックはブロック格納部406に格納される。
次に、全ての認証サーバ装置400、410、420は、作成したブロックに含めた処理命令を、処理対象の宅配ボックス装置を制御する宅配ボックス制御装置200へ送信する(ステップS105)。ここでは、作成したブロックに含めた処理命令として権利行使命令が宅配ボックス制御装置200に送信される。
次に、宅配ボックス制御装置200は、処理命令を受信すると、受信した処理命令の種類及び権利行使する処理の種類を解析する(ステップS106)。ここでは、宅配ボックス制御装置200は、ユーザが権利を所有する宅配ボックスに対して、開錠または施錠等、権利行使する処理であることを解析する。
次に、宅配ボックス制御装置200は、解析した権利行使する処理を行わせるための命令として、宅配ボックス装置を制御するためのメッセージなどの命令を、宅配ボックス装置300に対して送信する(ステップS107)。
最後に、宅配ボックス装置300は、開錠または施錠等、受け取った命令を実行する(ステップS108)。
[1.6.2 権利返却フェーズ]
図14は、実施の形態における権利返却フェーズの動作の一例を示すシーケンス図である。
以下、管理システム10の権利返却フェーズの動作を、図14を用いて説明する。
まず、ユーザ端末装置100は、当該ユーザが所有している権利を返却するための返却処理命令を作成し、認証サーバ装置400、410、420に送信する(ステップS201)。
次に、認証サーバ装置400、410、420は、ユーザ端末装置100から受信した返却処理命令を処理格納部401に格納する(ステップS202)。
次に、全ての認証サーバ装置400、410、420は、受信した返却処理命令に含まれる署名を確認し、合意形成をする(ステップS203)。そして、全ての認証サーバ装置400、410、420は、受信した返却処理命令を含めたブロックチェーンにおけるブロックが作成する(ステップS204)。作成されたブロックはブロック格納部406に格納される。
最後に、全ての認証サーバ装置400、410、420はそれぞれ、権利者情報格納部405に格納されている権利者情報を更新し(ステップS205)、権利者情報に含まれる現在の権利者を当該ユーザから返却先つまり元の権利者に変更する。
[1.6.3 権利譲渡フェーズ]
図15は、実施の形態における権利譲渡フェーズの動作の一例を示すシーケンス図である。
以下、管理システム10の権利譲渡フェーズの動作を、図15を用いて説明する。
まず、ユーザ端末装置100は、ユーザが所有する権利であって他のユーザへ譲渡する予定の権利に付与されている使用条件を、認証サーバ装置400、410、420に対して問い合わせる(ステップS301)。
次に、認証サーバ装置400、410、420は、問い合わせを受けると、対象の宅配ボックスの権利の使用条件をユーザ端末装置100に送信する(ステップS302)。
次に、ユーザ端末装置100は、譲渡先のユーザを選択(つまり決定)し(ステップS303)、認証サーバ装置400、410、420から受け取った使用条件を超えない譲渡条件を決定する(ステップS304)。
次に、ユーザ端末装置100は、権利譲渡の対象の宅配ボックス番号、譲渡先ユーザ情報、及び、決定した譲渡条件を含む譲渡処理命令とその署名とを作成し、その署名を譲渡処理命令に含めて認証サーバ装置400、410、420に対して送信する(ステップS305)。
次に、認証サーバ装置400、410、420は、ユーザ端末装置100から受信した譲渡処理命令を処理格納部401に格納する(ステップS306)。
次に、全ての認証サーバ装置400、410、420は、受信した譲渡処理命令に含まれる署名を確認し、合意形成をする(ステップS307)。そして、全ての認証サーバ装置400、410、420は、受信した譲渡処理命令を含めたブロックチェーンにおけるブロックを作成する(ステップS308)。作成されたブロックはブロック格納部406に格納される。
最後に、全ての認証サーバ装置400、410、420はそれぞれ、譲渡処理命令に従って権利者情報格納部405に格納されている権利者情報を更新し(ステップS309)、権利者情報に含まれる現権利者を譲渡先のユーザに変更する。
[1.6.4 譲渡条件確認フェーズ]
図16は、実施の形態における譲渡条件確認フェーズの動作の一例を示すシーケンス図である。
以下では、管理システム10の譲渡条件確認フェーズを、図16を用いて説明する。また、ここでは、事前に決められた1台の認証サーバ装置400が使用期限などの譲渡条件の確認を行うとして説明する。
まず、認証サーバ装置400は、譲渡条件が満たされているか否かの判定を一定時間ごとに行うため、一定時間待つ(ステップS401)。
次に、認証サーバ装置400は、一定時間が経過したら、全ての宅配ボックスの権利の中で譲渡条件を満たさない宅配ボックスの権利があるか否かを判定する(ステップS402)。例えば、譲渡条件が使用期限である場合、認証サーバ装置400は、現在時刻を取得し、全ての宅配ボックスの権利の中で使用期限が切れている宅配ボックスの権利があるかどうかを判定する。
ステップS402において、譲渡条件を満たさない宅配ボックスの権利がない場合(ステップS402でなし)、ステップS401に戻り再び一定時間待つ。例えば、譲渡条件が使用期限である場合、使用期限の切れていない宅配ボックスの権利がない場合には、再び一定時間待つことになる。
一方、ステップS402において、譲渡条件を満たさない宅配ボックスの権利がある場合(ステップS402であり)、当該宅配ボックスの権利についての返却処理命令を作成し、全ての認証サーバ装置410、420に送信する(ステップS403)。例えば、譲渡条件が使用期限である場合、使用期限の切れた宅配ボックスの権利があった場合には返却処理命令を作成し、他の認証サーバ装置410、420に送信する。この結果、当該宅配ボックスの権利についての返却処理命令が全ての認証サーバ装置400、410、420で共有される。
次に、認証サーバ装置400、410、420は、共有した返却処理命令を処理格納部401に格納する(ステップS404)。
次に、全ての認証サーバ装置400、410、420は、共有した返却処理命令に含まれる署名を確認し、合意形成をする(ステップS405)。そして、全ての認証サーバ装置400、410、420は、共有した返却処理命令を含めたブロックチェーンにおけるブロックを作成する(ステップS406)。作成されたブロックはブロック格納部406に格納される。
最後に、全ての認証サーバ装置400、410、420はそれぞれ、権利者情報格納部405に格納されている権利者情報を更新し(ステップS407)、権利者情報に含まれる現在の権利者を当該ユーザから返却先つまり元の権利者に変更する。
[1.7 実施の形態1の効果]
以上のように、本実施の形態の管理システム10は、使用権などの権利を譲渡する際には、譲渡対象者とともに使用期限などの譲渡条件を管理することで、使用期限が過ぎるなどの譲渡条件を満たさなくなった場合には自動的に権利を元の権利者に戻すことができる。それにより、1以上の収納部を有するボックス装置の不適切な使用を抑止することができる。
より具体的には、ユーザが他のユーザへ権利を譲渡する際、使用期限等の譲渡条件を付与する。なお、ブロックチェーンのスマートコントラクトによって権利を管理する場合、使用期限等、譲渡条件を満たさなくなっても、自動的に権利が元の権利者に戻ることはないため、このままではユーザによる不正使用を防ぐことはできない。そのため、管理システム10では、認証サーバ装置が全てのボックスの権利の中で譲渡条件が満たさないボックスの権利があるかを確認し、譲渡条件が満たさないボックスの権利を元の権利者に返却する処理を実行する。これにより、悪意のあるユーザが権利の返却を行わず、不正に使用し続けたり、悪意のないユーザでも、ボックス内に格納された物体を取り忘れている等の状況からそのボックスが長期間使えない状態になったりといった不適切な使用を抑止することができる。
このようにして、宅配ボックスの使用権を安全に管理しつつ、ユーザ等による宅配ボックスの不正使用などの不適切な使用を抑止する管理システムを実現することができる。
(その他の変形例)
なお、本開示を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本開示は、上記の実施の形態に限定されないのは勿論である。以下のような変形例1〜変形例8も本開示に含まれる。
(変形例1)
上記実施の形態では、宅配ボックス装置300は宅配ボックス制御装置200から命令を受け取り、命令を実行するだけとして説明したが、それに限らない。宅配ボックス装置がセンシングを備え、宅配ボックスの庫内の状況及び/または扉の開閉状況等を宅配ボックス制御装置へ送信してもよい。
図17は、変形例1における宅配ボックス装置500の詳細構成の一例を示す構成図である。
宅配ボックス装置500は、通信部301と、処理実行部302と、センシング部503とを含んで構成される。図8と同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
変形例1における宅配ボックス装置500は、図8に示す宅配ボックス装置300と比較して、センシング部503をさらに備える点で構成が異なる。
センシング部503は、電子的な処理により開閉される鍵が付され、実体的な物体を物理的に格納することができる宅配ボックスの庫内の状況及び/または扉の開閉状況をセンシングすることができる。
これにより、宅配ボックス装置500は、センシング部503を用いて対象の宅配ボックスの庫内に例えば荷物が入っているかをセンシングすることで、対象の宅配ボックスが使用中か否かを判別できる。また、宅配ボックス装置500は、センシング部503を用いて対象の宅配ボックスの扉の開閉状況をセンシングすることで、宅配ボックス制御装置200が送信した開錠命令を正しく実行できたかを確認することができる。
(変形例2)
上記の実施の形態では、事前に決められた1台の認証サーバ装置400がボックスの権利について譲渡条件を満たしているか否かの判定を行っていたが、これに限らない。全ての認証サーバ装置400、410、420が、図16に示すステップS401、S402の処理を行い、譲渡条件を満たしているか否かの判定を行ってもよい。
(変形例3)
上記の実施の形態では、認証サーバ装置400がボックスの権利について定期的に譲渡条件を満たしているかの判定を行っていたが、これに限らない。ユーザが任意の権利行使、権利返却及び権利譲渡のいずれかの処理を行う前に、いずれかの認証サーバ装置に対して対象となる宅配ボックスの権利者更新依頼を送信し、受信した認証サーバ装置が譲渡条件を満たしているかの判定を行ってもよい。
図18は、変形例3における譲渡条件確認フェーズの動作の一例を示すシーケンス図である。図16と同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
まず、認証サーバ装置400、410、420は、譲渡条件を満たしているか否かの判定についてユーザから権利者更新依頼が送信されたときに行うため、ユーザから権利者更新依頼が送信されるまで待つ(ステップS501)。本変形例では、ユーザは、図13に示すステップS101の前、図14に示すステップS201の前、及び、図15に示すステップS301の前もしくは図15に示すステップS301の問い合わせと同時に、権利者更新依頼が認証サーバ装置400、410、420に対して送信されるとする。そして、認証サーバ装置400が、ユーザからの権利者更新依頼を受信したとする。
次に、ステップS402において、認証サーバ装置400は、全ての宅配ボックスの権利の中で譲渡条件を満たさない宅配ボックスの権利があるか否かを判定する(ステップS402)。例えば、譲渡条件が使用期限である場合、認証サーバ装置400は、現在時刻を取得し、全ての宅配ボックスの権利の中で使用期限が切れている宅配ボックスの権利があるかどうかを判定する。以降は上記の実施の形態で説明した通りであるので説明を省略する。
このように、本変形例では、ユーザ端末装置100は、さらに、権利者情報の更新依頼である権利者更新依頼を送信し、条件確認部404は、さらに、権利者更新依頼を受信すると、譲渡条件が満たされているか否かを確認する。
これにより、認証サーバ装置400は、譲渡条件を満たしているか否かの判定を、ユーザ端末装置100が送信する処理命令と同じタイミングで行うことができるので、一定時間ごとに行うことによりも短いタイミングで当該判定を行うことができる。この結果、認証サーバ装置400は、譲渡条件を満たしているか否かの判定をより頻度を上げて適切なタイミングで行えるので、不適切な使用をする期間をより短くできる。
(変形例4)
上記の実施の形態では、認証サーバ装置400がボックスの権利について譲渡条件を満たしているか否かの判定を行っていたが、これに限らない。宅配ボックス制御装置が譲渡条件を満たしているか否かの判定を行ってもよい。
図19は、変形例4における宅配ボックス制御装置600の詳細構成の一例を示す図である。図7及び図9と同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
変形例4における宅配ボックス制御装置600は、図7に示す宅配ボックス制御装置200と比較して、処理実行部403、権利者情報格納部405及び条件確認部604をさらに備え、処理解析部601の構成が異なる。
通信部606は、プロセッサ及び通信I/F等により実現され、ユーザ端末装置100、110から認証サーバ装置400、410、420に対して送信された権利行使命令を受信する。通信部606は、受信した権利行使命令を処理解析部601に送信する。変形例4では、通信部606は、変形例4における認証サーバ装置700、710、720が合意形成により作成したブロックを受信し、受信したブロックを処理解析部601に送信する。
処理解析部601は、通信部606から送信されたブロックを受信する。処理解析部601は、受信したブロックに含まれる処理命令を解析して取り出す。この際、宅配ボックス制御装置600自身が制御対象とする宅配ボックスに対する処理命令のみを取り出してもよい。処理解析部601は、取り出した処理命令を処理実行部403及び宅配ボックス制御部203に送信する。なお、その他は実施の形態における処理解析部202と同様のため説明を省略する。
条件確認部604は、譲渡条件が満たされているか否かを一定時間ごとに確認する。条件確認部604は、譲渡条件が満たされていないと判定した場合、権利を返却するための返却処理命令を作成し、返却処理命令を認証サーバ装置700、710、720の少なくとも一へ送信する。なお、その他は実施の形態における条件確認部404と同様のため説明を省略する。
図20は、変形例4における認証サーバ装置700の詳細構成の一例を示す図である。なお、図9と同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。また、認証サーバ装置710、720も、認証サーバ装置700と同じ構成であるので説明を省略する。
変形例4における認証サーバ装置700は、図9に示す認証サーバ装置400と比較して、権利者情報格納部405及び条件確認部404を備えず、処理実行部703の構成が異なる。
処理実行部703は、合意形成部402から送信された処理命令が、合意形成部402により作成されたブロックに含まれた譲渡処理命令であった場合、ブロック格納部406から作成したブロックを取得し、宅配ボックス制御装置600に送信する。また、処理実行部703は、合意形成部402から送信された処理命令が、合意形成部402が作成したブロックに含まれた返却処理命令であった場合、ブロック格納部406から作成したブロックを取得し、宅配ボックス制御装置600に送信する。
次に、以上のように構成された本変形例の管理システム10の動作について説明する。以下では、権利譲渡フェーズと譲渡条件確認フェーズとについて図を用いて説明する。
図21は、変形例4における権利譲渡フェーズの動作の一例を示すシーケンス図である。図15と同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。すなわち、ステップS301〜ステップS308についての説明は省略する。
ステップS609において、認証サーバ装置700、710、720の少なくとも一は、作成したブロックを宅配ボックス制御装置600に送信する。
次に、宅配ボックス制御装置600は、受信したブロックに含まれる処理命令である譲渡処理命令に従い権利者情報格納部405に格納されている権利者情報を更新し(ステップS610)、権利者情報に含まれる現権利者を譲渡先のユーザに変更する。
図22は、変形例4における譲渡条件確認フェーズの動作の一例を示すシーケンス図である。図16と同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
まず、宅配ボックス制御装置600は、譲渡条件が満たされているか否かの判定を一定時間ごとに行うため、一定時間待つ(ステップS701)。
次に、宅配ボックス制御装置600は、一定時間が経過したら、全ての宅配ボックスの権利の中で譲渡条件を満たさない宅配ボックスの権利があるか否かを判定する(ステップS702)。
ステップS702において、譲渡条件を満たさない宅配ボックスの権利がない場合(ステップS702でなし)、ステップS701に戻り再び一定時間待つ。一方、ステップS702において、譲渡条件を満たさない宅配ボックスの権利がある場合(ステップS702であり)、当該宅配ボックスの権利についての返却処理命令を作成し、全ての認証サーバ装置700、710、720に送信する(ステップS703)。
なお、ステップS401〜ステップS407について説明は省略する。
ステップS707において、認証サーバ装置700、710、720の少なくとも一は、作成したブロックを宅配ボックス制御装置600に送信する。
最後に、宅配ボックス制御装置600は、受信したブロックに含まれる処理命令である返却処理命令に従い権利者情報格納部405に格納されている権利者情報を更新し(ステップS708)。なお、権利者情報が更新されて、権利者情報に含まれる現在の権利者を当該ユーザから返却先つまり元の権利者に変更される。
(変形例5)
上記の実施の形態では、認証サーバ装置400がボックスの権利について譲渡条件を満たしているかの判定(確認)を一定期間ごとに行っていたが、これに限らない。宅配ボックスの権利の譲渡条件が満たされなったときに合わせて、認証サーバ装置400は、権利返却の割り込み処理を行ってもよい。
(変形例6)
上記の実施の形態では、認証サーバ装置400、410、420は、譲渡条件を満たされない宅配ボックスの権利がある場合に、返却処理命令を共有してから権利者情報の更新をするとして説明したが、これに限らない。以下、変形例6の譲渡条件確認フェーズの動作について説明する。
図23は、変形例6における譲渡条件確認フェーズの動作を示すシーケンス図である。
まず、認証サーバ装置400、410、420は、譲渡条件が満たされているか否かの判定を一定時間ごとに行うため、一定時間待つ(ステップS801)。
次に、認証サーバ装置400、410、420は、一定時間が経過したら、全ての宅配ボックスの権利の中で譲渡条件を満たさない宅配ボックスの権利があるか否かを判定する(ステップS802)。
ステップS802において、譲渡条件を満たさない宅配ボックスの権利がない場合(ステップS802でなし)、ステップS801に戻り再び一定時間待つ。一方、ステップS802において、譲渡条件を満たさない宅配ボックスの権利がある場合(ステップS802であり)、認証サーバ装置400、410、420はそれぞれ、権利者情報格納部405に格納されている権利者情報を更新する(ステップS803)。この結果、権利者情報は更新されて、権利者情報に含まれる現在の権利者が元の権利者に変更される。
このように、認証サーバ装置400、410、420は合意形成を行わずに、権利者情報格納部405に格納されている権利者情報を更新してもよい。譲渡条件が満たされなくなった証拠をブロックチェーンに書き込み蓄積しなくてよい場合に利用できる。
(変形例7)
上記の実施の形態では、ある宅配ボックスの権利についての譲渡条件が満たされなくなった場合には権利の返却のみを行っているが、それに加えて以下のような操作をしてもよい。
すなわち、認証サーバ装置は、譲渡条件が満たされなくなった時にその権利を持っているユーザに対し、1点のポイントを加算する。そして、このポイントを所持しているユーザに対して、一定期間宅配ボックスを使用できないなどの制限を課す。この際、ポイントの数値によって制限を厳しくしてもよいし、一定のポイントがたまった時点で制限を課してもよい。
(変形例8)
譲渡条件が使用期限等である場合、ユーザから申請があった場合には、使用期限等の延長を行ってもよい。
(変形例9)
上記の実施の形態及び変形例では、管理システム10は、使用権などの権利を譲渡する際に、譲渡対象者とともに使用期限などの譲渡条件を管理し、使用期限が過ぎるなどの譲渡条件を満たさなくなった場合には自動的に権利を元の権利者に戻すと説明したが、これに限らない。
例えば、譲渡対象者が、使用期限よりも早くに権利を元の権利者に返却した場合、管理システム10は、譲渡対象者に、報酬であるトークンを発行するとしてもよい。
ここで、管理システム10は、譲渡対象者が、使用期限よりも早くに権利を元の権利者に返却した場合、使用期限までの時間または期間に応じた額のトークンを譲渡対象者に発行してもよい。使用期限まで数日あった場合において1日毎に発行するトークンの額、もしくは、使用期限まで数時間あった場合において1時間毎に発行するトークンの額をどのくらいにするかは、元の権利者が決めてもよい。そして、譲渡条件に、使用期限よりも早くに権利が返却された場合に発行するトークンの額を、使用期限、使用回数、または再譲渡可能回数とともに、含めてもよい。これにより、使用期限よりも早くに権利が返却された場合に発行するトークンの額の条件を、ブロックチェーン上に書き込むことができる。
なお、管理システム10は、譲渡対象者により、使用期限よりも早くに権利が返却された場合、使用期限までの時間または期間によらず、一定のトークンを譲渡対象者に発行するとしてもよい。
(変形例10)
上記の実施の形態及び変形例では、管理システム10は、使用権などの権利を譲渡する際に、譲渡対象者とともに使用期限などの譲渡条件を管理し、使用期限が過ぎるなどの譲渡条件を満たさなくなった場合には自動的に権利を元の権利者に戻すと説明したが、これに限らない。
例えば、譲渡対象者が、元の権利者にトークンを支払うことで、譲渡条件に含まれる使用期限を延長できるとしてもよい。そして、譲渡対象者は、使用期限を延長したい場合に、自発的に元の権利者にトークンを支払うことで、使用期限の延長を行ってもよい。また、譲渡対象者は、使用期限の日である旨もしくは使用期限が近づいている旨を示す通知がなされたときに、元の権利者にトークンを支払うことで、使用期限の延長を行ってもよい。
(変形例11)
上記の実施の形態及び変形例では、管理システム10は、ブロックチェーンを用いて、宅配ボックス装置の権利を管理することで、ボックスの不適切な使用を抑止することについて説明したが、これに限らない。管理システム10は、シェアリングバイクなど他の機器における権利を、ブロックチェーンを用いて管理することで、不適切な使用を抑止するとしてもよい。つまり、本開示の管理システム等を、シェアリングバイクなどの他の機器に応用し、他の機器の不適切な使用を抑制するとしてもよい。
(他の実施態様の可能性)
以上、実施の形態において本開示の管理システム等について説明したが、各処理が実施される主体や装置に関しては特に限定しない。ローカルに配置された特定の装置内に組み込まれたプロセッサなど(以下に説明)によって処理されてもよい。またローカルの装置と異なる場所に配置されているクラウドサーバなどによって処理されてもよい。
なお、本開示は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本開示の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本開示の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本開示に含まれる。
また、本開示は、さらに、以下のような場合も含まれる。
(1)上記の装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムである。前記RAMまたはハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
(2)上記の装置を構成する構成要素の一部または全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システム
LSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。前記RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
(3)上記の装置を構成する構成要素の一部または全部は、各装置に脱着可能なICカードまたは単体のモジュールから構成されているとしてもよい。前記ICカードまたは前記モジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどから構成されるコンピュータシステムである。前記ICカードまたは前記モジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、前記ICカードまたは前記モジュールは、その機能を達成する。このICカードまたはこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしてもよい。
(4)また、本開示は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
(5)また、本開示は、前記コンピュータプログラムまたは前記デジタル信号をコンピュータで読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)、半導体メモリなどに記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記
録されている前記デジタル信号であるとしてもよい。
また、本開示は、前記コンピュータプログラムまたは前記デジタル信号を、電気通信回線、無線または有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本開示は、マイクロプロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムにしたがって動作するとしてもよい。
また、前記プログラムまたは前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、または前記プログラムまたは前記デジタル信号を、前記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
本開示は、宅配ボックスの使用権を安全に管理しつつ、ユーザ等による宅配ボックスの不正使用などの不適切な使用を抑止する管理システム、サーバ、管理方法、及びプログラムに利用できる。
100、110 ユーザ端末装置
101 譲渡条件決定部
102 権利譲渡部
103 権利行使部
104 権利返却部
105、201、301、407、501、606 通信部
200、600 宅配ボックス制御装置
202、601 処理解析部
203 宅配ボックス制御部
300、500 宅配ボックス装置
302、403、502、703 処理実行部
400、410、420、700、710、720 認証サーバ装置
401 処理格納部
402 合意形成部
404、504、604 条件確認部
405 権利者情報格納部
406 ブロック格納部
503 センシング部

Claims (9)

  1. 電子的な処理により開閉される鍵が付され、実体的な物体を物理的に格納することができる1以上のボックスを有するボックス装置の一のボックスを使用することができる権利者である第1ユーザを含む、前記一のボックスの権利に関する権利者情報を記憶する権利者情報格納部と、
    処理命令を含むブロックチェーンにおけるブロックを作成してブロック格納部に格納する合意形成部と、
    前記処理命令の一として、前記権利の譲渡対象である第2ユーザを示すユーザ情報と前記権利の譲渡条件とを含む譲渡処理命令を送信する端末装置と、
    前記ブロックに含まれる前記処理命令の一として前記譲渡処理命令を取得すると、前記権利者情報に含まれる現権利者を前記第1ユーザから前記第2ユーザにと更新する処理実行部と、
    前記譲渡条件が満たされているか否かを確認し、前記譲渡条件が満たされていないと判定した場合、前記第2ユーザから第1ユーザへ前記権利を返却するための返却処理命令を作成し、前記返却処理命令を前記合意形成部へ送信する条件確認部と、を備え、
    前記処理実行部は、前記ブロックに含まれる前記処理命令の一として前記返却処理命令を取得すると、前記権利者情報に含まれる前記第2ユーザを前記第1ユーザへと更新する、
    管理システム。
  2. 前記譲渡条件は、使用期限、使用回数、または、再譲渡可能回数である、
    請求項1に記載の管理システム。
  3. 前記譲渡条件は、前記端末装置に入力されることで設定される、
    請求項1に記載の管理システム。
  4. 前記管理システムは、前記端末装置、前記ボックス装置及びサーバ装置を備え、
    前記サーバ装置は、前記権利者情報格納部、前記合意形成部、前記処理実行部、及び、前記条件確認部を有し、
    前記条件確認部は、前記譲渡条件が満たされているか否かを一定時間ごとに確認する、
    請求項2または3に記載の管理システム。
  5. 前記管理システムは、前記端末装置、前記ボックス装置、サーバ装置、及び、前記ボックス装置を制御するボックス制御装置を備え、
    前記サーバ装置は、前記合意形成部を有し、
    前記ボックス制御装置は、前記権利者情報格納部、前記処理実行部、及び、前記条件確認部を有し、
    前記条件確認部は、前記譲渡条件が満たされているか否かを一定時間ごとに確認する、
    請求項2または3に記載の管理システム。
  6. 前記端末装置は、さらに、前記権利者情報の更新依頼を送信し、
    前記条件確認部は、さらに、前記更新依頼を受信すると、前記譲渡条件が満たされているか否かを確認する、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の管理システム。
  7. 電子的な処理により開閉される鍵が付され、実体的な物体を物理的に格納することができる1以上のボックスを有するボックス装置の一のボックスを使用することができる権利者である第1ユーザを含む、前記一のボックスの権利に関する権利者情報を記憶する権利者情報格納部と、
    処理命令を含むブロックチェーンにおけるブロックを作成してブロック格納部に格納する合意形成部と、
    前記ブロックに含まれる前記処理命令の一として、前記権利の譲渡対象である第2ユーザを示すユーザ情報と前記権利の譲渡条件とを含む譲渡処理命令を取得すると、前記権利者情報に含まれる現権利者を前記第1ユーザから前記第2ユーザに更新する処理実行部と、
    前記譲渡条件が満たされているか否かを確認し、前記譲渡条件が満たされていないと判定した場合、前記第2ユーザから第1ユーザへ前記権利を返却するための返却処理命令を作成し、前記返却処理命令を前記合意形成部へ送信する条件確認部と、を備え、
    前記処理実行部は、前記ブロックに含まれる前記処理命令の一として前記返却処理命令を取得すると、前記権利者情報に含まれる前記第2ユーザを前記第1ユーザへと更新する、
    サーバ。
  8. 電子的な処理により開閉される鍵が付され、実体的な物体を物理的に格納することができる1以上のボックスを有するボックス装置の一のボックスを使用することができる権利者である第1ユーザを含む、前記一のボックスの権利に関する権利者情報を記憶する権利者情報格納ステップと、
    処理命令を含むブロックチェーンにおけるブロックを作成してブロック格納部に格納する合意形成ステップと、
    前記ブロックに含まれる前記処理命令の一として、前記権利の譲渡対象である第2ユーザを示すユーザ情報と前記権利の譲渡条件とを含む譲渡処理命令を取得すると、前記権利者情報に含まれる現権利者を前記第1ユーザから前記第2ユーザに更新する処理実行ステップと、
    前記譲渡条件が満たされているか否かを確認し、前記譲渡条件が満たされていないと判定した場合、前記第2ユーザから第1ユーザへ前記権利を返却するための返却処理命令を作成し、前記返却処理命令を前記合意形成ステップへ送信する条件確認ステップと、を含み、
    前記処理実行ステップでは、前記ブロックに含まれる前記処理命令の一として前記返却処理命令を取得すると、前記権利者情報に含まれる前記第2ユーザを前記第1ユーザへと更新する、
    管理方法。
  9. 電子的な処理により開閉される鍵が付され、実体的な物体を物理的に格納することができる1以上のボックスを有するボックス装置の一のボックスを使用することができる権利者である第1ユーザを含む、前記一のボックスの権利に関する権利者情報を記憶する権利者情報格納ステップと、
    処理命令を含むブロックチェーンにおけるブロックを作成してブロック格納部に格納する合意形成ステップと、
    前記ブロックに含まれる前記処理命令の一として、前記権利の譲渡対象である第2ユーザを示すユーザ情報と前記権利の譲渡条件とを含む譲渡処理命令を取得すると、前記権利者情報に含まれる現権利者を前記第1ユーザから前記第2ユーザに更新する処理実行ステップと、
    前記譲渡条件が満たされているか否かを確認し、前記譲渡条件が満たされていないと判定した場合、前記第2ユーザから第1ユーザへ前記権利を返却するための返却処理命令を作成し、前記返却処理命令を前記合意形成ステップへ送信する条件確認ステップと、を含み、
    前記処理実行ステップでは、前記ブロックに含まれる前記処理命令の一として前記返却処理命令を取得すると、前記権利者情報に含まれる前記第2ユーザを前記第1ユーザへと更新することを、
    コンピュータに実行させるためのプログラム。
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