JP2020012799A - 試験片種別判定装置 - Google Patents

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好紀 村重
理緒 佐々木
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理緒 佐々木
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僚太 上田
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Abstract

【課題】安価な構造で、且つ、確実に試験片の種別の判定を可能にする。【解決手段】試験片種別判定装置10は、種別を示すバーコード23(識別表示)が付された試験片22を設置可能とされ、設置位置P1と測定位置P2との間で相対的に移動可能な導入部12と、導入部を支持する支持台14と、導入部のバーコードに対応する位置に形成され、導入部の相対的な移動方向に所定のピッチで並べられ、相対的な移動方向と交差する方向に突出した複数の突出部51,52,53を有する凹凸58(被検出部)と、設置位置と測定位置の間の検出位置PDに設けられ突出部を検出する第1フォトセンサ36(位置センサ)と、該第1フォトセンサが検出した検出信号に同期して、検出位置上に位置するバーコードを読み取るバーコード読み取りセンサ54(読み取り部)とを有し、バーコードは、導入部の相対的な移動方向に所定のピッチで並べられている。【選択図】図1

Description

本発明は、試験片の種別を判別するための試験片種別判定装置に関する。
試験片には、各種の試薬が点着される。このような各種の試験片の種別を判定する手段として、試験片にその種別に応じた白黒等のパターンを付しておき、そのパターンを光学的に読み取って試験片の種別の判定を行うことが行われている(特許文献1参照)。この例では、試験片に、読み取り用の目印となる基準コード部と、情報コード部とが並列に設けられた、2トラック式とされている。そして、試験片を手動で測定装置の挿入口に挿入するようになっている。
実開昭62−140439号公報
しかしながら、上記した従来例は、基準コード部と情報コード部とを並列に設ける2トラック式とされているため、試験片が小さい場合には、パターンの印刷を高い分解能で行うことが必要とされる。したがって、試験片に対して、1トラックのパターンしか作成できない場合や、高い分解能での印刷ができない場合には、2トラック式を採用することはできない。
本発明は、安価な構造で、且つ、確実に試験片の種別の判定を可能にすることを目的とする。
本発明の第1の態様に係る試験片種別判定装置は、種別を示す識別表示が付された試験片を設置可能とされ、前記試験片の設置が行われる設置位置と前記試験片に対する測定が行われる測定位置との間で移動可能とされた導入部と、前記導入部を移動可能に支持する支持台と、前記導入部の前記識別表示に対応する位置に設けられた複数の突出部を有する被検出部と、前記設置位置と前記測定位置の間の検出位置に設けられ、前記検出位置に移動されてきた前記突出部を検出する位置センサと、前記位置センサが検出した前記突出部に基づく検出信号に同期して前記検出位置上に位置する前記試験片の前記識別表示を読み取る読み取り部と、前記読み取り部が読み取った識別信号に基づき、前記種別を判定する判定部と、を有し、前記識別表示は、前記導入部の相対的な移動方向に所定のピッチで並べられている。
この試験片種別判定装置では、導入部が設置位置に配置された状態で、該導入部に対する試験片の設置や除去が行われる。導入部は、設置位置と測定位置との間を移動するようになっている。設置位置と測定位置の間の検出位置には、位置センサが設けられている。導入部のうち、試験片の識別表示に対応する位置には、複数の突出部を有する被検出部が設けられている。導入部が設置位置から測定位置へ移動するとき、検出位置に移動されてきた突出部が、位置センサにより検出される。読み取り部は、この位置センサが検出した突出部に基づく検出信号に同期して、検出位置上に位置する試験片の識別表示を読み取る。判定部は、読み取り部が読み取った識別信号に基づき、試験片の種別を判定する。これにより、試験片の種別が判定される。そして、その種別に応じた測定が行われる。このように、導入部の位置の判定と、試験片の識別表示の読み取りとが別々に行われるため、試験片に位置検出用の識別表示を設ける必要がない。つまり、試験片に付す識別表示の種類を少なくすることができる。
第2の態様は、第1の態様に係る試験片種別判定装置において、前記検出信号における信号波形の変化に同期して、前記読み取り部が前記検出位置上に位置する前記試験片の前記識別表示を読み取る。
この試験片種別判定装置では、読み取り部による試験片の識別表示の読み取りが、位置センサの検出信号における信号波形の変化に同期して行われる。つまり、位置センサの信号波形が変化するタイミングで、検出位置上に位置する識別表示が読み取られる。
第3の態様は、第2の態様に係る試験片種別判定装置において、前記位置センサとして、第1フォトセンサを有し、前記突出部は、前記導入部の移動方向に所定のピッチで並べられ、前記フォトセンサの光を遮ることが可能な2つ以上の突出部であり、前記突出部に応じた信号波形の変化が前記フォトセンサから出力されたときに、前記識別表示が前記読み取り部により読み取られる。
この試験片種別判定装置では、位置センサとしての第1フォトセンサを有し、突出部として2つ以上の突出部を用いている。そして、突出部に応じた信号波形の変化が第1フォトセンサから出力されたときに、試験片の識別表示が読み取り部により読み取られる。これにより、試験片の種別を判定できる。
第4の態様は、第3の態様に係る試験片種別判定装置において、前記識別表示は、一次元のバーコードであり、前記導入部には、前記突出部のある部分とない部分とにより、前記バーコードのパターンに合わせた凹凸が形成されており、前記凹凸に応じた前記第1フォトセンサからの信号波形の変化に同期して、前記識別表示が前記読み取り部により読み取られる。
この試験片種別判定装置では、導入部の凹凸に応じた第1フォトセンサからの信号波形の変化に同期して、試験片の識別表示が読み取り部により読み取られる。したがって、導入部が設置位置から測定位置まで移動する間に、試験片の種別を判定することができる。
第5の態様は、第1の態様に係る試験片種別判定装置において、前記判定部が、前記位置センサからの検出信号が最初に検出されてから、前記導入部が前記測定位置に移動するまでの間に取得した前記検出信号における信号波形と、前記読み取り部により読み取られる前記識別表示からの信号波形との対応関係を比較して、前記種別を判定する。
第6の態様は、第3〜第5の態様の何れか1態様に係る試験片種別判定装置において、前記位置センサとして、前記導入部の移動方向に前記第1フォトセンサと所定のピッチで並べられた第2フォトセンサを備え、前記突出部に応じた信号波形が前記第2フォトセンサから出力されたときに、前記導入部が前記測定位置まで移動したと判定される。
この試験片種別判定装置では、第2フォトセンサにより、導入部の挿入検知を行うことができる。
本発明に係る試験片種別判定装置によれば、安価な構造で、且つ、確実に試験片の種別の判定を可能にすることができる。
本実施形態に係る試験片種別判定装置を示す斜視図である。 試験片種別判定装置を備えた測定装置を示す斜視図である。 試験片の取付け部における副支持部を主に示す拡大斜視図である。 本実施形態に係る試験片種別判定装置において、導入部が設置位置にあるときの状態を示す底面図である。 本実施形態に係る試験片種別判定装置において、導入部が設置位置と測定位置の中間にあるときの状態を示す底面図である。 本実施形態に係る試験片種別判定装置において、導入部が測定位置にあるときの状態を示す底面図である。 本実施形態に係る試験片種別判定装置において、導入部が設置位置にあるときの状態を示す平面図である。 本実施形態に係る試験片種別判定装置において、導入部が設置位置と測定位置の中間にあるときの状態を示す平面図である。 本実施形態に係る試験片種別判定装置において、導入部が測定位置にあるときの状態を示す平面図である。 3つの突出部と、第1フォトセンサ及び第2フォトセンサとの位置関係の一例を示す平面図である。 3つの突出部と、第1フォトセンサ及び第2フォトセンサとの位置関係の一例を示す平面図である。 3つの突出部と、第1フォトセンサ及び第2フォトセンサとの位置関係の一例を示す平面図である。 3つの突出部と、第1フォトセンサ及び第2フォトセンサとの位置関係の一例を示す平面図である。 3つの突出部と、第1フォトセンサ及び第2フォトセンサとの位置関係の一例を示す平面図である。 導入部が測定位置に到達して位置決めされた状態を示す拡大平面図である。 第1フォトセンサから出力される信号波形、バーコード読み取りセンサから出力される信号波形、及びバーコードを読み取るタイミングの一例を示す線図である。 (A)〜(C)は、試験片に付されたバーコードの一例を示す平面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき説明する。図1において、本実施形態に係る試験片種別判定装置10は、導入部12と、支持台14と、ストッパー部16(図15参照)と、ダンパー機構18と、付勢部材の一例としてのねじりばね20(図4から図6参照)と、突出部51,52,53を有する凹凸58(被検出部)と、位置センサの一例としての第1フォトセンサ36及び第2フォトセンサ37と、読み取り部の一例としてのバーコード読み取りセンサ54と、判定部の一例としての制御部30、を有している。図2において、試験片種別判定装置10は、特定成分の測定を行う測定装置11に組み込まれて用いられる。なお、導入部12と、支持台14、ストッパー部16、ダンパー機構18及びねじりばね20は、試験片搬送装置も構成している。制御部30には、バーコード読み取りセンサ54が読み取った識別信号から、試験片22の種別を判定するためのソフトウェアが格納されたROMと、RAMと、ソフトウェアをROMからRAMに読み出して実行するCPUが組み込まれている(図示せず)。
導入部12は、試験片22を設置可能とされた例えばトレイであり、試験片22の設置が行われる設置位置P1と試験片22に対する測定が行われる測定位置P2との間で、例えば手動により相対的に移動可能とされている。試験片22としては、細長の短冊状のものが用いられる。導入部12の移動方向は、試験片22の長手方向に沿っている。なお、図面において、矢印Aは導入部12の押込み方向(測定位置P2側)を示し、矢印Bは導入部12の引出し方向(設置位置P1側)を示している。なお、本実施形態では、第1フォトセンサ36及びバーコード読み取りセンサ54が固定され、導入部12が移動する構成であるが、導入部12が固定され、第1フォトセンサ36及びバーコード読み取りセンサ54が移動する構成であってもよい。また、導入部12と、第1フォトセンサ36及びバーコード読み取りセンサ54とが、それぞれ相対移動する構成であってもよい。
図1、図3において、導入部12には、試験片22が設置される取付け部24が設けられている。取付け部24は、導入部12の幅方向中央部に、該導入部12の長手方向に沿って細長に形成されている。取付け部24の測定位置P2側(矢印A方向側)には、試験片22の幅に対応した主支持部24Aが設けられている。主支持部24Aは、試験片22に適合する浅い凹部として形成されている。取付け部24の測定位置P2と反対側(矢印B方向側)には、主支持部24Aよりも幅狭の副支持部24Bが設けられている。
導入部12において、副支持部24Bの幅方向両側は、例えば半円状の凹部26となっている。この凹部26は、取付け部24に設置された試験片22の下に人の指先が入る程度の大きさに形成されている。
取付け部24の長手方向における副支持部24Bの両側は、何れも主支持部24Aとなっている。したがって、取付け部24の最も矢印B方向側(設置位置P1側)の部位は、主支持部24Aとなっている。これは、試験片22の後端22Bを、副支持部24Bよりも幅広の主支持部24Aにより安定して支持できるようにするためである。
取付け部24の更に矢印B方向側、具体的には、導入部12の矢印B方向側の端部には、導入部12を操作する際に手指を掛けるための壁部28が上方に立設されている。壁部28は、例えば半円形に形成されている。
導入部12の一方の側部には、複数のガイド突起32が設けられている。このガイド突起32は、導入部12の長手方向に互いに離間している。ガイド突起32は、導入部12を移動させる際に、後述する支持台14の案内部41に対して摺動する部位である。また、導入部12の一方の側部には、板状の3つの突出部51,52,53が設けられている。突出部51,52,53は、導入部12の移動方向に所定のピッチで並べられ、第1フォトセンサ36又は第2フォトセンサ37の光を遮ることが可能とされている。突出部51,52,53は、試験片22の識別表示の一例としてのバーコード23(図17)に対応する位置に設けられている。
具体的には、図10から図15に示されるように、最も測定位置P2側に位置する突出部51は、第1フォトセンサ36及び第2フォトセンサ37の双方により検知可能である。2番目の突出部52と3番目の突出部53は、第2フォトセンサ37の位置まで移動しないため、第1フォトセンサ36のみにより検知可能である。このように、突出部51,52,53は、第1フォトセンサ36又は第2フォトセンサ37のセンシングのために設けられている。導入部12には、突出部51,52,53のある部分と、該突出部51,52,53のない部分である凹部71,72とにより、被検出部の一例としての凹凸58が設けられている。凹部71は突出部51,52の間に位置し、凹部72は突出部52,53の間に位置している。
図17(A),(B),(C)において、試験片22の被測定部22Aには、各種の試薬等が点着されている。試験片22には、この試薬等の種別を示す識別表示の一例として、一次元のバーコード23が付されている。図示の例では、バーコード23として、白又は黒の矩形領域23A〜23Eが、導入部12の相対的な移動方向に所定のピッチで5つ並んで設けられている。つまり、このバーコード23は、5bitの情報量を有しており、該バーコード23によって32通りの種別を表示できるようになっている。本実施形態では、所定のピッチは、導入部12の移動方向における矩形領域23A〜23Eの各々の長さと一致している。つまり、矩形領域23A〜23Eは、互いに間隔を空けずに並べられている。この所定のピッチは、突出部51,52,53が配置される所定のピッチの半分に相当する。図15(A),(B),(C)は、互いに種別の異なる3種類のバーコードを例示している。
図10に示されるように、導入部12の移動方向において、バーコード23の矩形領域23Aの中心は、突出部51の測定位置P2側の端縁の位置に対応している。矩形領域23Bの中心は、突出部51の設置位置P1側の端縁の位置に対応している。矩形領域23Cの中心は、突出部52の測定位置P2側の端縁の位置に対応している。矩形領域23Dの中心は、突出部52の設置位置P1側の端縁の位置に対応している。そして、矩形領域23Eの中心は、突出部53の測定位置P2側の端縁の位置に対応している。
図1において、支持台14は、導入部12を移動可能に支持する基台である。この支持台14には、導入部12を例えば直線的に案内する案内部41が設けられている。案内部41は、導入部12の移動方向に延び、導入部12のガイド突起32を案内するための壁部である。図4において、支持台14には、導入部12の移動方向に延びる長孔42が形成されている。長孔42には導入部12に設けられたボス38が挿通され、該ボス38が導入部12と共に移動可能となっている。なお、図4は、ボス38が見えるように、試験片種別判定装置10の底面側を示している。
支持台14には、位置センサの一例としての第1フォトセンサ36,第2フォトセンサ37が設けられている。フォトセンサは、フォトマイクロセンサやフォトインタラプタとも称される。第1フォトセンサ36は、設置位置P1と測定位置P2の間の検出位置PDに設けられ、該検出位置PDに移動されてきた突出部51,52,53を検出する位置センサである。具体的には、第1フォトセンサ36は、凹凸58に応じた信号波形を出力する位置センサである。バーコード23のパターンである矩形領域23A〜23Eは、凹凸58にそれぞれ対応して設けられているので、第1フォトセンサ36が検出した凹凸58に基づく検出信号、例えばその信号波形の変化に同期して、バーコード23を矩形領域23Aから順に読み取ることが可能となっている。試験片種別判定にあたっては、少なくとも第1フォトセンサ36が設けられていればよい。
なお、支持台14には、第2フォトセンサ37も設けられている。第2フォトセンサ37は、突出部51を検出し、導入部12が正しく測定位置P2まで移動したかどうか、つまり導入部12の挿入検知を行うための位置センサである。導入部12が測定位置P2まで正しく移動したときには、導入部12に設けられた突出部51が第2フォトセンサ37の発光部と受光部の間に入り込み、光を遮るようになっている。このように、突出部51に応じた信号波形が第2フォトセンサ37から出力されたときに、導入部12が測定位置P2まで移動したと判定される。
第1フォトセンサ36,第2フォトセンサ37は、導入部12の移動方向に所定のピッチで並べられている。換言すれば、第1フォトセンサ36,第2フォトセンサ37は、導入部12の移動方向に互いに離間して配置されている。例えば、所定のピッチは、突出部51,53のピッチと同一である。第2フォトセンサ37は測定位置P2側に位置し、第1フォトセンサ36は第2フォトセンサ37よりも設置位置P1側に位置している。
図15において、ストッパー部16は、支持台14に設けられ、導入部12の移動を測定位置P2で止めると共に、導入部12の移動方向と交差する方向への導入部12の移動を制限する部材である。具体的には、ストッパー部16は、導入部12の前端12Aと当接する第1壁部16Aと、導入部12の前端側部12Bと当接する第2壁部16Bとを有している。第2壁部16Bは、ねじりばね20(図6)の付勢力が作用する方向(矢印F方向)を考慮して、該付勢力を受け止め得る位置に配置されている。第2壁部16Bの設置位置P1側(矢印B方向側)端部には、湾曲部16Cが設けられている。この湾曲部16Cは、導入部12の前端側部12Bから遠のく方向に湾曲している。導入部12の前端側部12Bが、第2壁部16Bから若干ずれて移動して来た場合でも、該前端側部12Bを第2壁部16Bへ導くことができるようになっている。
第1壁部16Aと第2壁部16Bとは、例えばL字形に形成されており、支持台14の平面視において直交している。これは、導入部12の前端12Aと前端側部12Bとが直角に交わった形状となっているためである。したがって、導入部12の前端12Aと前端側部12Bとが非直角であるときは、第1壁部16Aと第2壁部16Bの構成も、前端12Aと前端側部12Bの構成に合わせて適宜変更される。
測定装置11(図2)において、ストッパー部16の付近は、測定時に導入部12の前端部(試験片22の被測定部22A)が収納される収納部40となっている。収納部40の上には、ブロック44が設けられている(図1)。ブロック44のうち、導入部12を測定位置P2に配置したときに試験片22の被測定部22Aの上方となる部位には、測定孔44Aが形成されている。また、該被測定部22Aの下方となる支持台14の底面には、測定光の導入口14A(図4から図6)が形成されている。
図1、図7から図9において、ダンパー機構18は、導入部12の移動に対して抵抗を与える機構であり、導入部12の例えば側部に設けられたラック45と、支持台14に設けられラック45に常時噛み合うロータリーダンパー46と、を有している。支持台14のうち、ラック45が移動する部位には、上記した長孔42が設けられている。ボス38は、ラック45から下方に突出形成され、長孔42に挿通されている(図4)。
図4から図6において、ねじりばね20は、一端20Aが導入部12における例えばボス38に回動可能に結合され、他端20Bが支持台14のうち導入部12の移動に伴う一端20Aの移動範囲の中間部に回動可能に結合され、一端20Aと他端20Bを結ぶ方向に導入部12を付勢する部材である。ねじりばね20の一端20A側の腕部20Cの長さと、他端20B側の腕部20Dの長さは、例えば同等とされている。なお、「一端20Aの移動範囲の中間部」とは、該移動範囲のちょうど中央に限定されるものではなく、設置位置P1側又は測定位置P2側にずれた位置であってもよい。
図4に示されるように、ボス38には、ねじりばね20の一端20Aが抜け出ないように差し込まれている。支持台14のうち、導入部12の移動に伴う一端20Aの移動範囲の中間部には、ボス38と同じく下方に突出するボス48が設けられている。ボス48には、ねじりばね20の他端20Bが抜け出ないように差し込まれている。
ボス48の位置は、長孔42よりも支持台14の幅方向外側に設定されている。換言すれば、ボス38,48の位置は、支持台14の幅方向において異なっている。したがって、図4から図6に示されるように、ねじりばね20の一端20Aは、導入部12が設置位置P1と測定位置P2の間を移動する際に、ねじりばね20の他端20Bに接近した後(図5)、離間するようになっている。
またこれに伴い、ねじりばね20の付勢力が作用する矢印F方向(一端20Aと他端20Bを結ぶ方向)は、導入部12の移動方向に対して常に交差するようになっている。したがって、ねじりばね20は、導入部12をその移動方向に付勢するだけでなく、該移動方向と交差する方向に付勢している。
図1において、バーコード読み取りセンサ54は、第1フォトセンサ36からの検出信号に同期して、試験片22に付与されているバーコード23に付与された種別(具体的には、白又は黒の矩形領域23A〜23E)を読み取るセンサである。このバーコード読み取りセンサ54は、支持台14の上に設けられた基板56に取り付けられている。また、図10から図15に示されるように、バーコード読み取りセンサ54は、例えば、第1フォトセンサ36の長手方向(図面の左右方向)と導入部12の移動方向とが交差する位置に設けられている。換言すれば、導入部12が測定位置P2にあるとき、バーコード読み取りセンサ54は、試験片22のバーコード23の矩形領域23Eの例えば直上に位置するように配置されている。
突出部51に応じた信号波形が第2フォトセンサ37から出力されたときに、導入部12が正しく測定位置P2まで移動したと判定される。また、突出部51に応じた信号波形が第2フォトセンサ37から出力されないときに、異常警告がなされるようになっている。異常警告は、例えば警告音や警告表示によって行われる。
図16には、導入部12が設置位置P1から測定位置P2(図10から図15参照)へ移動するときに、第1フォトセンサ36から出力される信号波形、バーコード読み取りセンサ54から出力される信号波形、及びバーコード23を読み取るタイミングの一例が示されている。図16において、「同期信号」は、第1フォトセンサ36から出力される検出信号である。この同期信号の信号波形はデジタルであり、「1」又は「0」の値を持つ。同期信号の値が「1」のとき、第1フォトセンサ36の発光部から受光部へ光が届いており、発光部と受光部との間が突出部51,52,53の何れにも遮られていないことを示す。具体的には、突出部51が第1フォトセンサ36(検出位置PD)まで達していない状態(図10)、第1フォトセンサ36に突出部のない部分である凹部71,72が第1フォトセンサ36(検出位置PD)に位置している状態(図12、図14)の何れかのとき、同期信号の値が「1」となる。
同期信号の値が「0」のときは、第1フォトセンサ36の発光部から受光部へ光が届いておらず、発光部と受光部との間が突出部51,52,53の何れかにより遮られていることを示す。つまり、突出部51,52,53が第1フォトセンサ36(検出位置PD)に達すると、同期信号の値が「1」から「0」に変化する。また、突出部51,52,53が第1フォトセンサ36から外れ、突出部のない部分である凹部71,72が第1フォトセンサ36(検出位置PD)に位置すると、信号波形(同期信号の値)が「0」から「1」に変化する。
図16において、「バーコード信号」は、バーコード読み取りセンサ54から出力される検出信号である。このバーコード信号の信号波形はアナログである。バーコード読み取りセンサ54からの検出信号を常に取得し続けた場合、バーコード23の白黒に応じて検出信号の値が増減する。検出信号の信号波形における山の最大値は、図16の左縦軸で約210である。また、該信号波形の谷の最小値は、図16の左縦軸で約30である。バーコード23の白黒に対する閾値は、該信号波形の山と谷の間、図16の左縦軸で例えば100の位置に設定されている。
図16の○印は、同期読み取り位置を示している。この同期読み取り位置とは、第1フォトセンサ36が検出した突出部51,52,53に基づく検出信号の信号波形の変化に同期して、バーコード読み取りセンサ54がバーコード23のうち検出位置PD上に位置する矩形領域の読み取りを行う位置である。検出位置PD上に位置する矩形領域とは、具体的には、バーコード読み取りセンサ54の読み取り領域54Aに位置する矩形領域である。
図1において、制御部30は、バーコードセンサ54が読み取った識別信号に基づき、試験片22の種別を判定する部位である。この制御部30は、例えば基板56に設けられている。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図1、図7において、本実施形態に係る試験片種別判定装置10では、導入部12が設置位置P1に配置された状態で、該導入部12に対する試験片22の設置や除去が行われる。具体的には、導入部12の取付け部24に対して、試験片22を設置したり除去したりすることができる。
この取付け部24には、試験片22の幅に対応した主支持部24Aと副支持部24Bが設けられている。副支持部24Bは、取付け部24の設置位置P1側に設けられ、主支持部24Aよりも幅狭であるため、試験片22が副支持部24Bからはみ出した状態で設置される。副支持部24Bの幅方向両側は半円状の凹部26となっているので、取付け部24に設置された試験片22の下に人の指先をいれ易い。このため、取付け部24に対する試験片22の設置及び除去が容易である。
図7から図9に示されるように、導入部12は、手動で押し引きすることにより設置位置P1と測定位置P2との間を移動するようになっており、導入部12が測定位置P2まで移動すると、それ以上の移動がストッパー部16により止められる。このストッパー部16により、導入部12の移動方向と交差する方向への導入部12の移動も制限される。
また、導入部12は、ねじりばね20により、該ねじりばね20の一端20Aと他端20Bを結ぶ方向(矢印F方向)に付勢されている。ねじりばね20の一端20Aが導入部12に伴って移動することにより、ねじりばね20は、導入部12の移動に伴い弾性変形すると共に他端20Bを中心として回動する。
ねじりばね20の付勢方向(矢印F方向)は、一端20Aと他端20Bを結ぶ方向であるので、一端20Aが他端20Bより設置位置P1側にあるとき、導入部12は設置位置P1側に付勢される(図4)。一端20Aが他端20Bに接近すると、ねじりばね20の変形が大きくなり、付勢力が強くなる(図5)。しかしながら、一端20Aが他端20Bの位置を越えると、ねじりばね20の回動に伴い付勢方向が逆転する。したがって、一端20Aが他端20Bより測定位置P2側に入ると、ねじりばね20の変形が戻ることで、導入部12が測定位置P2側に付勢されて自然に進む(図6)。導入部12は、ストッパー部16に当たって停止する(図9、図15)。
ねじりばね20の付勢方向(矢印F方向)は、一端20Aと他端20Bを結ぶ方向であり、測定位置P2に達した導入部12に対しても、該導入部12の移動方向と交差する方向に付勢力が作用する。これにより、導入部12の前端12Aがストッパー部16の第1壁部16Aに押し当てられ、前端側部12Bが第2壁部16Bに押し当てられる(図15)。このため、導入部12の位置を安定させ、試験片22の被測定部22Aの位置決め精度を高めることができる。また、測定位置P2まで導入部12を押し続ける必要がないので、人による操作力の違いによる誤差が生じ難い。更に、付勢部材としてねじりばね20を用いることで、コストを抑制することもできる。
導入部12を測定位置P2から設置位置P1に引き出す場合は、上記と逆の作用が生じるので、ねじりばね20の一端20Aが他端20Bの位置を越える位置まで導入部12を引き出せば、導入部12は、ねじりばね20に付勢されて自然に設置位置P1まで戻る。
更に、本実施形態では、導入部12の移動に伴いラック45も移動する。ラック45にはロータリーダンパー46が噛み合っているので、該ロータリーダンパー46の回転抵抗により、導入部12の移動に対して抵抗が与えられる。また、ロータリーダンパー46は、ラック45に常時噛み合っているので、導入部12の移動途中でラック45とロータリーダンパー46とが噛み合ったり離れたりする構造と比較して、導入部12の移動が滑らかとなる。
このように、導入部12の移動に対して、ダンパー機構18が抵抗を与えるので、導入部12の移動時における加減速が抑制され、導入部12が測定位置P2で止まるときにストッパー部16に強く当たることが抑制される。このため、試験片22上の点着液の飛散を抑制することができる。
更に、図7から図15に示されるように、導入部12が設置位置P1から測定位置P2へ移動するとき、導入部12に設けられた突出部51,52,53が、第1フォトセンサ36により検出される。また、突出部51が第2フォトセンサ37に達することで、導入部12の挿入検知を行うことができる。
バーコード読み取りセンサ54は、第1フォトセンサ36が検出した突出部51,52,53(凹凸58)に基づく検出信号、特にその信号波形の変化に同期して、試験片22に付されたバーコード23のうち検出位置PD上に位置するもの(白又は黒の矩形領域23A〜23E)を読み取る。図11に示されるように、突出部51が第1フォトセンサ36に達すると、図16における同期信号の値が「1」から「0」に変化する。この信号波形の変化に同期して、バーコード23における黒の矩形領域23Aがバーコード読み取りセンサ54により読み取られる。このとき、図11において、バーコード読み取りセンサ54の読み取り領域54Aは、矩形領域23Aの中心に位置している。
なお、読み取り領域54Aは矩形領域23Aよりも小さく設定されているので、突出部51が第1フォトセンサ36に達する前に、矩形領域23Aが読み取り領域54Aに達し、バーコード信号の信号波形が山から谷へ変化する。突出部51が第1フォトセンサ36に達し、バーコード読み取りセンサ54により矩形領域23Aが読み取られるときには、バーコード信号の信号波形が閾値を下回る最小値付近で安定した状態となっている。
続いて、図12に示されるように、突出部51が第1フォトセンサ36から外れ、突出部のない部分である凹部71が第1のフォトセンサ36に位置すると、図16における同期信号の値が、「0」から「1」に変化する。この信号波形の変化に同期して、バーコード23における白の矩形領域23Bがバーコード読み取りセンサ54により読み取られる。このとき、図12において、バーコード読み取りセンサ54の読み取り領域54Aは、矩形領域23Bの中心に位置している。
なお、読み取り領域54Aは矩形領域23Bよりも小さく設定されているので、突出部51が第1フォトセンサ36から外れる前に、矩形領域23Bが読み取り領域54Aに達し、バーコード信号の信号波形が谷から山へ変化する。突出部51が第1フォトセンサ36から外れ、バーコード読み取りセンサ54により矩形領域23Bが読み取られるときには、バーコード信号の信号波形が閾値を上回る最大値付近で安定した状態となっている。
続いて、図13に示されるように、突出部52が第1フォトセンサ36に達すると、図16における同期信号の値が「1」から「0」に変化する。この信号波形の変化に同期して、バーコード23における黒の矩形領域23Cがバーコード読み取りセンサ54により読み取られる。このとき、図13において、バーコード読み取りセンサ54の読み取り領域54Aは、矩形領域23Cの中心に位置している。
なお、読み取り領域54Aは矩形領域23Cよりも小さく設定されているので、突出部52が第1フォトセンサ36に達する前に、矩形領域23Cが読み取り領域54Aに達し、バーコード信号の信号波形が山から谷へ変化する。突出部52が第1フォトセンサ36に達し、バーコード読み取りセンサ54により矩形領域23Cが読み取られるときには、バーコード信号の信号波形が閾値を下回る最小値付近で安定した状態となっている。
続いて、図14に示されるように、突出部52が第1フォトセンサ36から外れ、突出部のない部分である凹部72が第1のフォトセンサ36に位置すると、図16における同期信号の値が、「0」から「1」に変化する。この信号波形の変化に同期して、バーコード23における白の矩形領域23Dがバーコード読み取りセンサ54により読み取られる。このとき、図14において、バーコード読み取りセンサ54の読み取り領域54Aは、矩形領域23Dの中心に位置している。
なお、読み取り領域54Aは矩形領域23Dよりも小さく設定されているので、突出部52が第1フォトセンサ36から外れる前に、矩形領域23Dが読み取り領域54Aに達し、バーコード信号の信号波形が谷から山へ変化する。突出部52が第1フォトセンサ36から外れ、バーコード読み取りセンサ54により矩形領域23Dが読み取られるときには、バーコード信号の信号波形が閾値を上回る最大値付近で安定した状態となっている。
そして、図15に示されるように、突出部53が第1フォトセンサ36に達すると、図16における同期信号の値が「1」から「0」に変化する。この信号波形の変化に同期して、バーコード23における黒の矩形領域23Eがバーコード読み取りセンサ54により読み取られる。このとき、図15において、バーコード読み取りセンサ54の読み取り領域54Aは、矩形領域23Eの中心に位置している。
なお、読み取り領域54Aは矩形領域23Eよりも小さく設定されているので、突出部53が第1フォトセンサ36に達する前に、矩形領域23Eが読み取り領域54Aに達し、バーコード信号の信号波形が山から谷へ変化する。突出部53が第1フォトセンサ36に達し、バーコード読み取りセンサ54により矩形領域23Eが読み取られるときには、バーコード信号の信号波形が閾値を下回る最小値付近で安定した状態となっている。
このように、本実施形態では、図16におけるバーコード信号の信号波形が、同期信号の信号波形の変化に先立って変化するので、バーコード23の読み取りを正確に行うことができる。図16の○印は、同期読み取り位置を示している。
上記のように、バーコード23の矩形領域23A〜23Eを順次読み取ることで、識別信号が得られる。この識別信号に基づき、制御部30(図1)により試験片22の種別が判定される。また、第2フォトセンサ37により、導入部12が正しく測定位置P2まで移動したと判定されると、試験片22の種別に応じた測定が行われる。このように、導入部12の位置の検出と、試験片22のバーコード23の読み取りとが別々に行われるため、試験片22に位置検出用の識別表示を設ける必要がない。つまり、試験片22に付す識別表示の種類を少なくすることができる。
突出部51に応じた信号波形が第2フォトセンサ37から出力されないときに、異常警告がなされる。したがって、導入部12が測定位置P2まで正しく移動していないことを作業者に知らせることができる。
このように、本実施形態によれば、安価な構造で、且つ、確実に試験片22の種別の判定を可能にすることができる。また、判定精度を向上させることができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明の実施形態は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
導入部12が設置位置P1と測定位置P2の間を手動により移動するものとしたが、動力を用いて導入部12を移動させるようにしてもよい。本実施形態によれば、導入部12を動力により移動させた場合でも、導入部12が測定位置P2まで正しく移動したか否かを検出することができる。
取付け部24に主支持部24Aと副支持部24Bが設けられるものとしたが、例えば副支持部24Bを省略し、主支持部24Bのみが設けられる構造としてもよい。
位置センサの一例として、第1フォトセンサ36及び第2フォトセンサ37を挙げたが、位置センサはこれらに限られず、接触型スイッチ(マイクロスイッチ、リミットスイッチ)、近接スイッチ、反射型光センサ等を用いてもよい。
被検出部として凹凸58を挙げたが、被検出部はこれに限られない。また、被検出部が突出部51,52,53を有するものとしたが、また、突出部は2つであってもよい。
読み取り部の一例としてバーコード読み取りセンサ54を挙げたが、読み取り部はこれに限られず、試験片22に付された識別表示を読み取り可能な構成であれば、他の読み取り装置を用いてもよい。
判定部としての制御部30は、第1フォトセンサ36からの検出信号が最初に検出されてから、導入部12が測定位置P2に移動するまでの間に取得した検出信号における信号波形と、バーコード読み取りセンサ54により読み取られるバーコード23からの信号波形との対応関係を比較して、試験片22の種別を判定してもよい。この例では、第1フォトセンサ36からの検出信号が最初に検出されてから測定位置P2に移動するまで、バーコード読み取りセンサ54からの検出信号を常に取得し続ける。その後で、ソフトウェアによって、図16に示されるような、第1フォトセンサ36からの信号波形(同期信号)と、バーコード読み取りセンサ54からの信号波形(バーコード信号)との対応関係を比較して、試験片22の種別を判定する。
10 試験片種別判定装置
12 導入部
14 支持台
22 試験片
23 バーコード(識別表示)
30 制御部(判定部)
36 第1フォトセンサ(位置センサ)
37 第2フォトセンサ(位置センサ)
51 突出部
52 突出部
53 突出部
54 バーコード読み取りセンサ(読み取り部)
58 凹凸(被検出部)

Claims (6)

  1. 種別を示す識別表示が付された試験片を設置可能とされ、前記試験片の設置が行われる設置位置と前記試験片に対する測定が行われる測定位置との間で相対的に移動可能とされた導入部と、
    前記導入部を支持する支持台と、
    前記導入部の前記識別表示に対応する位置に形成され、前記導入部の相対的な移動方向に所定のピッチで並べられ、前記相対的な移動方向と交差する方向に突出した複数の突出部を有する被検出部と、
    前記設置位置と前記測定位置の間の検出位置に設けられ、前記検出位置に相対的に移動されてきた前記突出部を検出する位置センサと、
    前記位置センサが検出した前記突出部に基づく検出信号に同期して、相対的に移動されてきた前記試験片のうち前記検出位置上に位置する前記識別表示を読み取る読み取り部と、
    前記読み取り部が読み取った識別信号に基づき、前記種別を判定する判定部と、
    を有し、
    前記識別表示は、前記導入部の相対的な移動方向に所定のピッチで並べられている試験片種別判定装置。
  2. 前記検出信号における信号波形の変化に同期して、前記読み取り部が前記試験片のうち前記検出位置上に位置する前記識別表示を読み取る、請求項1に記載の試験片種別判定装置。
  3. 前記位置センサとして、第1フォトセンサを有し、
    前記突出部は、前記第1フォトセンサの光を遮ることが可能であり、
    前記突出部に応じた信号波形の変化が前記第1フォトセンサから出力されたときに、前記識別表示が前記読み取り部により読み取られる請求項2に記載の試験片種別判定装置。
  4. 前記識別表示は、一次元のバーコードであり、
    前記導入部には、前記突出部のある部分とない部分とにより、前記バーコードのパターンに合わせた凹凸が形成されており、
    前記凹凸に応じた前記第1フォトセンサからの信号波形の変化に同期して、前記識別表示が前記読み取り部により読み取られる請求項3に記載の試験片種別判定装置。
  5. 前記判定部は、前記位置センサからの検出信号が最初に検出されてから、前記導入部が前記測定位置に移動するまでの間に取得した前記検出信号における信号波形と、前記読み取り部により読み取られる前記識別表示からの信号波形との対応関係を比較して、前記種別を判定する請求項1に記載の試験片種別判定装置。
  6. 前記位置センサとして、第1フォトセンサ及び前記導入部の移動方向に前記第1フォトセンサと所定のピッチで並べられた第2フォトセンサを備え、
    前記被検出部に応じた信号波形が前記第2フォトセンサから出力されたときに、前記導入部が前記測定位置まで移動したと判定される、請求項3〜請求項5の何れか1項に記載の試験片種別判定装置。
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