JP2020010550A - 送電装置、受電装置、及び電力伝送システム - Google Patents

送電装置、受電装置、及び電力伝送システム Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明が解決しようとする課題は、長寿命の送電装置、受電装置、及び電力伝送システムを提供することである。【解決手段】 一実施形態に係る受電装置は、送電コイル、送電回路、通信回路、及び制御回路を備える。送電コイルは、受電装置の受電コイルと磁界結合する。送電回路は、スイッチ素子を備え、前記スイッチ素子をスイッチングして前記送電コイルに交番電流を流す。通信回路は、前記受電装置と通信を行う。制御回路は、前記送電回路のスイッチングを制御し、前記スイッチ素子の出力電圧と、予め設定された判定基準とに基づいて、前記受電装置の負荷が過剰か否か判断し、前記受電装置の負荷が過剰であると判断した場合、負荷が過剰である旨を前記通信回路により前記受電装置に通知する。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、送電装置、受電装置、及び電力伝送システムに関する。
非接触で電力を伝送する非接触電力伝送装置(非接触電力伝送システム)が普及しつつある。非接触電力伝送装置は、電力を供給(送電)する非接触送電装置と、非接触送電装置から供給された電力を受け取る非接触受電装置とを備える。非接触送電装置は、送電コイルを備える。非接触受電装置は、送電コイルと磁界結合する受電コイルとを備える。非接触送電装置と非接触受電装置とは、送電コイル及び受電コイルにより、電磁誘導または磁界共振(共鳴)などの原理を利用して、電力を伝送する。非接触受電装置は、非接触送電装置から供給された電力を用いて、負荷として搭載された二次電池を充電する充電処理を行う。
非接触送電装置は、送電コイルに流れる電流を制御する送電回路を備える。送電回路は、スイッチ素子(FET)を利用したE級増幅器が送電回路として構成される。送電回路は、FETをON/OFFすることにより、送電コイルに交番電流を流し、受電コイルに電力を伝送する。また、送電回路は、負荷に応じてFETのON/OFFのタイミングを制御することにより、送電コイルに印加される電圧が理想的な波形となるように制御する。この場合、送電回路は、送電コイルに印加される電圧が0VになるタイミングでFETをOFFからONに切り替えるzero voltage switching(ZVS)動作を行うことができる。
上記のような構成において、非接触送電装置は、非接触送電装置の定格を超える負荷量の非接触受電装置に電力を伝送する場合がある。このような場合、FETのON/OFFのタイミングを制御したとしても、理想的な波形が得られない可能性がある。この為、FETをOFFからONにするタイミングにおいて、FETの端子の電位が0Vにならない可能性がある。この状態で、FETがOFFからONに切替られると、FETに貫通電流が流れ、FETが発熱し、劣化が早まるという課題がある。
特開2011−211874号公報
本発明が解決しようとする課題は、長寿命の送電装置、受電装置、及び電力伝送システムを提供することである。
一実施形態に係る受電装置は、送電コイル、送電回路、通信回路、及び制御回路を備える。送電コイルは、受電装置の受電コイルと磁界結合する。送電回路は、スイッチ素子を備え、前記スイッチ素子をスイッチングして前記送電コイルに交番電流を流す。通信回路は、前記受電装置と通信を行う。制御回路は、前記送電回路のスイッチングを制御し、前記スイッチ素子の出力電圧と、予め設定された判定基準とに基づいて、前記受電装置の負荷が過剰か否か判断し、前記受電装置の負荷が過剰であると判断した場合、負荷が過剰である旨を前記通信回路により前記受電装置に通知する。
図1は、一実施形態に係る非接触電力伝送装置の構成例について説明する為の図である。 図2は、一実施形態に係る非接触送電装置及び非接触受電装置の構成例について説明する為の図である。 図3は、一実施形態に係る非接触送電装置の詳細な構成について説明する為の説明図である。 図4は、第1の実施形態に係わる非接触送電装置の動作の例について説明する為の図である。 図5は、第1の実施形態に係わる非接触送電装置の動作の例について説明する為の図である。 図6は、第1の実施形態に係わる非接触送電装置の動作の例について説明する為の図である。 図7は、第1の実施形態に係わる非接触受電装置の動作の例について説明する為の図である。 図8は、第2の実施形態に係わる非接触送電装置の動作の例について説明する為の図である。 図9は、第2の実施形態に係わる非接触送電装置の動作の例について説明する為の図である。 図10は、第2の実施形態に係わる非接触受電装置の動作の例について説明する為の図である。
以下、一実施形態に係る送電装置、受電装置、及び電力伝送システムについて図面を参照して説明する。
まず、非接触電力伝送装置1の概要について説明する。
図1は、一実施形態に係る非接触電力伝送装置1の構成例を示す説明図である。
非接触電力伝送装置1は、電力を供給(送電)する非接触送電装置2と、非接触送電装置2から供給された電力を受け取る非接触受電装置3とを備える電力伝送システムである。
非接触送電装置2は、電磁誘導または磁界共振(共鳴)などの磁界結合を利用して、非接触受電装置3に電力を供給する送電装置である。すなわち、非接触送電装置2は、非接触受電装置3と電気的に接続されていない状態(非接触状態)で、非接触受電装置3に電力を供給する。図1に示されるように、非接触送電装置2は、送電台11、表示部12、及び送電コイル13を備える。
送電台11は、非接触送電装置2の筐体の一部が平板状に形成された部分であって、筺体内部に送電コイル13が設けられたものである。
表示部12は、非接触送電装置2の状態を示すインジケータ(例えばLEDまたはディスプレイ等)である。表示部12は、非接触送電装置2の動作状態に応じて表示色が切り替わる。また、例えば、表示部12は、動作状態を示すメッセージで表示可能な構成であってもよい。
送電コイル13は、交流電力によって磁界を発生させるコイルである。送電コイル13は、例えば、図示されないコンデンサと直列あるいは並列接続されることにより、共振回路(送電共振回路)を構成する。送電コイル13は、送電台11の非接触受電装置3が置かれる面(載置面)と平行に配設されて構成される。送電コイル13は、絶縁された電線が巻かれた巻線構造として構成されていてもよいし、プリント基板上にコイルパターンが形成されて構成されていてもよい。
非接触受電装置3は、非接触送電装置2から送電された電力を受電する受電装置である。非接触受電装置3は、例えばスマートフォン、タブレットPC、POS端末などの携帯情報端末として構成される。また、非接触受電装置3は、スマートフォン、タブレットPC、POS端末などの携帯情報端末の電源端子に接続され、非接触送電装置2から送電された電力を携帯情報端末に供給する構成であってもよい。また、図1に示されるように、非接触受電装置3は、受電コイル21、表示部22、及び二次電池23を備える。
受電コイル21は、磁界の変化に基づいて電流を発生させるコイルである。受電コイル21は、例えば、図示されないコンデンサと直列あるいは並列接続されることにより、共振回路(受電共振回路)を構成する。受電コイル21は、非接触受電装置3の筐体のいずれかの面と平行に配設されて構成される。受電コイル21は、絶縁された電線が巻かれた巻線構造として構成されていてもよいし、プリント基板上にコイルパターンが形成されて構成されていてもよい。非接触受電装置3の筐体の受電コイル21が設けられた面が送電台11の載置面に向けられた状態で、非接触受電装置3が送電台11上に載置された場合、受電コイル21は、非接触送電装置2の送電コイル13と磁界結合する。
二次電池23は、受電コイル21に発生した電力で充電されるとともに、非接触受電装置3の各部に電力を供給する電池である。
表示部22は、種々の情報を表示する表示装置である。非接触受電装置3の制御回路、または図示されないグラフィックコントローラの制御により画面を表示する。
非接触送電装置2は、送電コイル13に交流電力を供給することによって、送電コイル13に磁界を発生させる。非接触送電装置2の送電コイル13に磁界が生じると、送電コイル13と磁界結合した受電コイル21に誘導電流が発生する。非接触受電装置3は、受電コイル21に生じた誘導電流を用いて、二次電池23を充電する充電処理を行う。このように、非接触電力伝送装置1は、非接触送電装置2が送電コイル13に磁界を発生させることによって、非接触受電装置3に電力を供給する。
なお、非接触送電装置2と非接触受電装置3との間における電力伝送は、送電コイル13の中心Cxと、受電コイル21の中心Cyとのずれ(位置ずれ)の大きさに応じて効率が低下する。この為、送電コイル13の中心Cxと受電コイル21の中心Cyとのずれがないように非接触受電装置3を送電台11上に置くことが好ましい。
次に、非接触送電装置2及び非接触受電装置3の詳細な構成について説明する。
図2は、一実施形態に係る非接触電力伝送装置1の非接触送電装置2及び非接触受電装置3の構成例について説明する為の説明図である。
まず非接触送電装置2について説明する。
非接触送電装置2は、電源回路14、送電回路15、送電コイル13、表示部12、無線通信回路16、及び制御回路17などを備える。
電源回路14は、外部の直流電源の電圧を各回路の動作に適した電圧に変換し、送電回路15及び制御回路17に供給する。電源回路14は、商用電源からACアダプタ4などを介して供給される直流電力を任意の電圧に変換し、送電回路15及び制御回路17に供給する。また、電源回路14は、商用電源から供給される交流電力を整流及び平滑化することにより、直流電力を取得する構成であってもよい。
送電回路15は、E級増幅回路である。送電回路15は、制御回路17の制御に基づき、電源回路14から供給される直流電力をスイッチ素子(例えばFET)によりスイッチングすることにより、交流電力を生成する。送電回路15は、交流電力を送電コイル13に供給することにより、送電コイル13に磁界を発生させる。なお、送電回路15の詳細な構成については後述する。
無線通信回路16は、非接触受電装置3と無線通信を行う為のインターフェースである。無線通信回路16は、アンテナ16aに接続されている。無線通信回路16は、アンテナ16aにより、電力伝送の周波数とは異なる周波数で非接触受電装置3と無線通信を行う。無線通信回路16は、例えば、2.4GHzまたは5GHz帯を使用する無線LAN、920MHz帯を使用する近距離無線通信装置、赤外線を利用した通信装置などである。具体的には、無線通信回路16は、Bluetooth(登録商標)またはWi−Fi(登録商標)などの規格に従って非接触受電装置3と無線通信を行う回路である。
なお、無線通信回路16は、電力伝送の搬送波を負荷変調して非接触受電装置3と通信を行う為の信号処理を行う回路であってもよい。この場合、無線通信回路16は、送電回路15の一部として構成される。
制御回路17は、表示部12、送電回路15、及び無線通信回路16の動作をそれぞれ制御する。制御回路17は、プロセッサとメモリとを備える。プロセッサは、演算処理を実行する演算素子である。プロセッサは、例えば、メモリに記憶されているプログラム及びプログラムで用いられるデータに基づいて種々の処理を行う。メモリは、プログラム及びプログラムで用いられるデータなどを記憶する。なお、制御回路17は、マイコン、及び/または発振回路などにより構成されていてもよい。
例えば、制御回路17は、非接触送電装置2の動作状態に応じて表示部12の表示(例えば色、またはメッセージなど)を切り替える。また例えば、制御回路17は、無線通信回路16を介して、非接触受電装置3と通信を行う。
また例えば、制御回路17は、送電回路15のスイッチ素子のオンオフのタイミングを制御する。具体的には、制御回路17は、電力伝送に電磁誘導方式を利用する場合、100kHz〜200kHz程度の周波数で、送電回路15のスイッチ素子をオンオフ制御する。また、制御回路17は、電力伝送に磁界共振方式を利用する場合、6.78MHzまたは13.56MHz等のMHz帯の周波数で送電回路15のスイッチ素子をオンオフ制御する。なお、送電回路15のスイッチ素子のオンオフ制御の周波数は、上記のものに限定されず、非接触送電装置2及び非接触受電装置3の使用に応じて変更されてもよい。
また例えば、制御回路17は、図示されない電流検出器により送電コイル13に流れる電流を検出し、検出結果に基づいて、送電台11に非接触受電装置3が載置されたか否かを判断する載置検出処理を行う。
また例えば、制御回路17は、無線通信回路16を介して、非接触受電装置3と情報を送受信することにより、認証処理を行う。認証処理は、非接触送電装置2と非接触受電装置3との間において、電力の伝送を行う相手の機器が正しい機器であるか否かを判断する処理である。
次に、非接触受電装置3について説明する。
非接触受電装置3は、受電コイル21、表示部22、二次電池23、受電回路24、充電回路25、無線通信回路26、及び制御回路27を備える。なお、非接触受電装置3は、二次電池23及び充電回路25の代わりに、負荷に電力を供給する為の出力端子を備える構成であってもよい。
受電回路24は、受電コイル21に生じた誘導電流、すなわち交流電力を整流し、直流に変換する。受電回路24は、例えば複数のダイオードにより構成された整流ブリッジを備える。整流ブリッジの一対の入力端子は、受電コイル21(または受電共振回路)に接続されている。整流ブリッジは、受電コイル21から供給された電流を全波整流し、直流電力を出力端子から出力する。また、受電回路24は、整流ブリッジから出力された直流電力から、充電回路25または制御回路27の仕様に応じた直流電圧を生成するDC/DCコンバータを備えていてもよい。
充電回路25は、受電回路24から供給される直流電力を、充電処理に用いられる直流電力(充電電力)に変換する。充電回路25は、二次電池23の仕様に応じて、充電電力の電圧値及び電流値を制御する。例えば、充電回路25は、充電電力の電流値を制御することにより、二次電池23を充電することにより生じる負荷の量、すなわち非接触受電装置3の負荷量を増減させることができる。具体的には、充電回路25は、充電電力の電流値を増加させることにより、非接触受電装置3の負荷量を増加させることができる。また、充電回路25は、充電電力の電流値を減少させることにより、非接触受電装置3の負荷量を減少させることができる。充電回路25は、非接触受電装置3の負荷量の増減を、制御回路27の制御に基づいて行う。
無線通信回路26は、非接触送電装置2と無線通信を行う為のインターフェースである。無線通信回路26は、アンテナ26aに接続されている。アンテナ26aは、共振周波数が非接触送電装置2のアンテナ16aの共振周波数に対応したアンテナである。無線通信回路26は、電力伝送の周波数とは異なる周波数で無線通信を行う回路である。無線通信回路26は、例えば、2.4GHzまたは5GHz帯を使用する無線LAN、920MHz帯を使用する近距離無線通信装置、赤外線を利用した通信装置などである。具体的には、無線通信回路26は、Bluetooth(登録商標)またはWi−Fi(登録商標)などの規格に従って非接触送電装置2と無線通信を行う回路である。
なお、無線通信回路26は、電力伝送の搬送波を負荷変調して非接触送電装置2と通信を行う為の信号処理を行う回路であってもよい。この場合、無線通信回路26は、受電回路24の一部として構成される。
制御回路27は、表示部22、受電回路24、充電回路25、及び無線通信回路26の動作をそれぞれ制御する。制御回路27は、プロセッサとメモリとを備える。プロセッサは、演算処理を実行する演算素子である。プロセッサは、例えば、メモリに記憶されているプログラム及びプログラムで用いられるデータに基づいて種々の処理を行う。メモリは、プログラム及びプログラムで用いられるデータなどを記憶する。
例えば、制御回路27は、非接触受電装置3の動作状態、及び無線通信回路26を介して非接触送電装置2から取得した情報に基づいて、表示部22に種々の情報を表示させる。
また例えば、制御回路27は、無線通信回路26を介して、非接触送電装置2と情報を送受信することにより、認証処理を行う。認証処理は、非接触送電装置2と非接触受電装置3との間において、電力の伝送を行う相手の機器が正しい機器であるか否かを判断する処理である。
また例えば、制御回路27は、充電回路25の動作を制御する。制御回路27は、充電回路25の動作を制御することにより、二次電池23を充電する充電電力の電流値を制御する。すなわち、制御回路27は、非接触受電装置3の負荷量を調整する。
次に、非接触送電装置2の送電回路15及び制御回路17の詳細な構成について説明する。
図3は、送電回路15及び制御回路17の構成の例について説明する為の説明図である。また、図4は、送電回路15及び制御回路17における動作について説明する為の説明図である。図3に示されるように、送電回路15は、スイッチ素子FET、第1のインダクタL1、第2のインダクタL2、第1のコンデンサC1、第2のコンデンサC2、抵抗R1、及びゲートドライバ31を備える。また、制御回路17は、タイミング生成回路32、A/Dコンバータ33、及びプロセッサ34を備える。
スイッチ素子FETは、導通路を開放状態(OFF)と短絡状態(ON)とで切り替える素子である。スイッチ素子FETは、例えばMOSFETである。図3の例では、スイッチ素子FETは、NチャネルMOSFETである。この為、スイッチ素子FETは、ON電圧がゲート端子に入力されている場合、ドレイン端子−ソース端子間を導通させる。また、スイッチ素子FETは、OFF電圧がゲート端子に入力されている場合、ドレイン端子−ソース端子間を開放させる。なお、スイッチ素子FETは、IGBTなどにより構成されていてもよい。
スイッチ素子FETのソース端子は、GNDに接続されている。
スイッチ素子FETのゲート端子は、ゲートドライバ31の出力端子に接続されている。
スイッチ素子FETのドレイン端子は、第1のインダクタL1を介して電源回路14に接続されている。
また、スイッチ素子FETのドレイン端子は、抵抗R1を介して制御回路17のA/Dコンバータ33に接続されている。
また、スイッチ素子FETのドレイン端子には、第2のコンデンサC2の一方の端子と、第2のインダクタL2の一方の端子とが並列に接続されている。第2のコンデンサC2の他方の端子は、GNDに接続されている。また、第2のインダクタL2の他方の端子は、第1のコンデンサC1の一方の端子に接続されている。第1のコンデンサC1の他方の端子は、送電コイル13の一方の端子に接続されている。送電コイル13の他方の端子は、GNDに接続されている。すなわち、スイッチ素子FETのドレイン端子とソース端子との間に、送電コイル13、第1のコンデンサC1、及び第2のインダクタL2の直列接続と、第2のコンデンサC2とが並列に接続されている。
なお、送電回路15において、第2のインダクタL2及び第2のコンデンサC2は、省略されてもよい。しかしながら、送電回路15が第2のインダクタL2及び第2のコンデンサC2を備えることにより、送電回路15の動作が安定する、放射性ノイズ(EMI:Electro Magnetic Interference)の低減を実現することができる。
タイミング生成回路32は、スイッチ素子FETのONとOFFとを切り替えるタイミングを示す信号を生成する回路である。すなわち、タイミング生成回路32は、電力伝送の周波数のクロックを生成する回路である。例えば、タイミング生成回路32は、スイッチ素子FETをOFFからONにするタイミングを示す信号(タイミング信号)を生成し、タイミング信号をゲートドライバ31及びプロセッサ34に供給する。
ゲートドライバ31は、タイミング生成回路32からのタイミング信号に基づいて、スイッチ素子FETのONとOFFとを切り替える為の信号(駆動信号Vdrv)を生成する。ゲートドライバ31は、生成した駆動信号Vdrvをスイッチ素子FETのゲート端子に入力する。
駆動信号Vdrvは、スイッチ素子FETのONとOFFとを切り替える為に必要な電圧が、電力伝送の周波数に応じて切り替わる信号である。例えば、スイッチ素子FETが5V(または10V)の電圧(ON電圧)でONになり、0Vの電圧(OFF電圧)でOFFになる構成である場合、駆動信号Vdrvは、ON電圧とOFF電圧とが電力伝送の周波数に応じて切り替わる信号となる。駆動信号Vdrvは、タイミング生成回路32で生成された信号が、ゲートドライバ31を介して出力された信号である。この為、駆動信号Vdrvは、タイミング生成回路32で生成された信号から、若干(例えば数ns)遅延する。
A/Dコンバータ33は、抵抗R1を介して、スイッチ素子FETのドレイン端子に発生する電圧(ドレイン電圧Vds)の値をA/D変換する。すなわち、A/Dコンバータ33は、スイッチ素子FETの出力電圧であるドレイン電圧Vdsを検出する。A/Dコンバータ33は、ドレイン電圧Vdsの電圧値をプロセッサ34に供給する。
プロセッサ34は、所定のタイミングでA/Dコンバータ33から、ドレイン電圧Vdsの電圧値を取得する。プロセッサ34は、タイミング生成回路32から供給されるタイミング信号に基づき、スイッチ素子FETがOFFからONになるタイミングで、A/Dコンバータ33からドレイン電圧Vdsの電圧値を取得する。
プロセッサ34は、取得したドレイン電圧Vdsに基づいて、送電コイル13に接続されている負荷(即ち非接触受電装置3の負荷量)が適切であるか否かを判定する負荷量判定処理を行う。プロセッサ34は、負荷量判定処理の結果に基づいて、メッセージを非接触受電装置3に送信する。
図4の例は、タイミングt1からタイミングt2に亘って、スイッチ素子FETがOFFであり、タイミングt2からタイミングt3に亘って、スイッチ素子FETがONであり、タイミングt3からタイミングt4に亘って、スイッチ素子FETがOFFであり、タイミングt4からタイミングt5に亘って、スイッチ素子FETがONである場合の、ドレイン電圧Vds、駆動信号Vdrv、及びタイミング信号の例を示す。
タイミング信号は、タイミングt2及びタイミングt4に合わせて立ち上がる波形となっている。
また、図4のグラフ41、グラフ42、及びグラフ43は、それぞれ異なる非接触受電装置3が接続された場合の、ドレイン電圧Vdsの変化示すグラフである。
タイミングt1で、駆動信号VdrvがON電圧からOFF電圧になり、スイッチ素子FETのドレイン端子−ソース端子間が開放状態になると、スイッチ素子FETのドレイン電圧Vdsが徐々に立ち上がる。
スイッチ素子FETのドレイン端子−ソース端子間が開放状態になってからの、ドレイン電圧Vdsの変化は、非接触受電装置3の負荷量によって異なる。また、スイッチ素子FETのドレイン端子−ソース端子間が開放状態になってからの、ドレイン電圧Vdsの変化は、送電コイル13と受電コイル21との結合係数kによっても異なる。即ち、スイッチ素子FETのドレイン端子−ソース端子間が開放状態になってからの、ドレイン電圧Vdsの変化は、非接触受電装置3の負荷量と結合係数kとによって決まる。非接触受電装置3の負荷量及び結合係数kが理想的な値である場合、ドレイン電圧Vdsの変化が理想的な波形(理想波形)となる。言い換えると、非接触受電装置3の負荷量または結合係数kが、理想的な値との間に差を有する場合、ドレイン電圧Vdsの変化が、理想波形とは異なる曲線になる。
非接触送電装置2に対して非接触受電装置3が適切な位置に配置された場合、送電コイル13と受電コイル21とがある結合係数で結合することが想定される。ここで想定された結合係数で、ゼロボルトスイッチング動作が行われるように、送電コイル13、送電回路15、受電コイル21、及び受電回路24が設計される。例えば、送電コイル13と受電コイル21との結合係数kが、想定された結合係数よりも大きい場合、スイッチングのタイミングにおけるドレイン電圧Vdsが大きくなる。また、例えば、送電コイル13と受電コイル21との結合係数kが、想定された結合係数よりも小さい場合、スイッチングのタイミングより早いタイミングで、ドレイン電圧Vdsが0Vになる。
グラフ41は、非接触受電装置3の負荷量及び結合係数kが理想的な値である場合の、ドレイン電圧Vdsの変化を示すグラフである。グラフ41のように、非接触受電装置3の負荷量及び結合係数kが理想的な値である場合、ドレイン電圧Vdsは、タイミングt1で徐々に立ち上がり、タイミングt1とタイミングt2との中間付近で傾きが負に変化する。さらに、ドレイン電圧Vdsは、スイッチ素子FETのドレイン端子−ソース端子間が導通するタイミングt2で、0Vになる。これが、いわゆるゼロボルトスイッチング(ZVS)と言われる状態である。この場合、タイミングt2で、スイッチ素子FETのドレイン端子−ソース端子間が導通する際に、ドレイン電圧Vdsが0Vとなる。この為、スイッチ素子FETのスイッチングによる損失が発生せず、効率の高いスイッチングが可能となる。
また、グラフ42は、グラフ41に比べて、結合係数kが小さい、または非接触受電装置3の負荷量が小さい例である。すなわち、グラフ42は、非接触受電装置3の負荷量または結合係数kが不足している場合の、ドレイン電圧Vdsの変化を示すグラフである。グラフ42の例では、ドレイン電圧Vdsは、タイミングt1で徐々に立ち上がり、タイミングt1とタイミングt2との中間より早いタイミングで傾きが負に変化する。さらに、ドレイン電圧Vdsは、スイッチ素子FETのドレイン端子−ソース端子間が導通するタイミングt2より早いタイミングで、0Vになる。さらに、ドレイン電圧Vdsは、タイミングt2にかけて若干(例えば0.7V程度)の負の電位なる。この為、タイミングt2で、スイッチ素子FETのドレイン端子−ソース端子間が導通する際に、ソース端子からドレイン端子に電流が流れ、損失が生じる。
また、グラフ43は、グラフ41に比べて、結合係数kが大きい、または非接触受電装置3の負荷量が大きい例である。すなわち、グラフ43は、非接触受電装置3の負荷量または結合係数kが過剰である場合の、ドレイン電圧Vdsの変化を示すグラフである。グラフ43の例では、ドレイン電圧Vdsは、タイミングt1で徐々に立ち上がり、タイミングt1とタイミングt2との中間より遅いタイミングで傾きが負に変化する。また、ドレイン電圧Vdsは、タイミングt1とタイミングt2との間で、傾きが負に変化しない場合もある。このような場合、ドレイン電圧Vdsは、スイッチ素子FETのドレイン端子−ソース端子間が導通するタイミングt2で0Vより大きい値となる。すなわちVds>0[V]となる。この為、タイミングt2で、スイッチ素子FETのドレイン端子−ソース端子間が導通する際に、ドレイン端子からソース端子に大きな電流(貫通電流)が流れ、損失が生じる。また、この場合、スイッチ素子FETが発熱し、素子の劣化及び破損に至る可能性がある。
上記のように、非接触受電装置3の負荷量、または結合係数kが理想的な値(適切な値)ではない場合、スイッチングによって損失が生じる可能性がある。特に、非接触受電装置3の負荷量または結合係数kが過剰である場合、貫通電流が生じ、スイッチ素子FETの劣化及び破損を招く可能性がある。そこで、プロセッサ34は、上記のグラフ42またはグラフ43のような状態を避けるために、負荷量判定処理を行い、メッセージを非接触受電装置3に送信する。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態に係わる負荷量判定処理について説明する。
負荷量判定処理は、ゼロボルトスイッチングが正常に行われているか否かを判断する処理である。プロセッサ34は、スイッチ素子FETのドレイン端子−ソース端子間が導通するタイミングに基づいて決定される任意のタイミング(判定タイミング)において、ドレイン電圧Vdsを取得する。プロセッサ34は、取得したドレイン電圧Vdsと、予め設定された判定基準とを比較する。プロセッサ34は、比較結果に基づいて、ゼロボルトスイッチングが正常に行われているか否かを判断する。
ドレイン電圧Vdsの変化は、非接触送電装置2からみた非接触受電装置3の実質的な負荷によって決まる。非接触送電装置2からみた非接触受電装置3の実質的な負荷は、非接触受電装置3の負荷量及び結合係数kによって決まる。非接触受電装置3の実質的な負荷が適切な値である場合、上記のように、ゼロボルトスイッチングが正常に行われる。すなわち、負荷量判定処理は、非接触送電装置2からみた非接触受電装置3の実質的な負荷が、適切な値であるか否かを判断する処理であると言い換えることができる。より具体的には、負荷量判定処理は、非接触受電装置3の負荷量または結合係数kが、適切な値に対して大きい状態(非接触受電装置3の実質的な負荷が過剰な状態)であるか否かを判定する処理である。
判定タイミングは、例えば、スイッチ素子FETのドレイン端子−ソース端子間が導通するタイミング、またはスイッチ素子FETのドレイン端子−ソース端子間が導通するタイミングより所定時間前のタイミングである。判定タイミングは、少なくとも、スイッチ素子FETがONからOFFになったタイミングt1と、スイッチ素子FETがOFFからONになるタイミングt2との中間よりも後のタイミングである。
判定基準は、例えば、予め設定された1つの値(閾値)である。プロセッサ34は、判定タイミングにおいて取得したドレイン電圧Vdsが、閾値未満である場合、ゼロボルトスイッチングが正常に行われていると判断する。また、プロセッサ34は、判定タイミングにおいて取得したドレイン電圧Vdsが、閾値以上である場合、ゼロボルトスイッチングが正常に行われていないと判断する。すなわち、プロセッサ34は、判定タイミングにおいて取得したドレイン電圧Vdsが、閾値以上である場合、非接触受電装置3の実質的な負荷が、過剰であると判断する。例えば、閾値は、損失があっても特に熱的に問題ない程度の値に設定される。例えば、ドレイン電圧Vdsが理想波形である場合の最大の電圧値が100Vであるとすると、閾値は、5V乃至10V、すなわち最大電圧値の5%乃至10%に設定されることが望ましい。
より具体的には、判定タイミングは、スイッチ素子FETのドレイン端子−ソース端子間が導通するタイミングの直前のタイミングである。閾値は、y[V]である。この場合、プロセッサ34は、スイッチ素子FETのドレイン端子−ソース端子間が導通するタイミングの直前のタイミングにおいて、ドレイン電圧Vdsを取得する。さらに、プロセッサ34は、取得したドレイン電圧Vdsが、Vds<yを満たす場合、ゼロボルトスイッチングが正常に行われていると判断する。また、プロセッサ34は、取得したドレイン電圧Vdsが、Vds<yを満たさない場合、非接触受電装置3の実質的な負荷が過剰であり、ゼロボルトスイッチングが正常に行われていないと判断する。
プロセッサ34は、上記の負荷量判定処理の結果に基づいて、メッセージを作成し、非接触受電装置3に送信する。例えば、プロセッサ34は、ドレイン電圧Vdsが、閾値未満である場合、非接触受電装置3の負荷量及び結合係数kが適切な値である旨を示すメッセージを、非接触受電装置3に送信する。また、プロセッサ34は、ドレイン電圧Vdsが、閾値以上である場合、非接触受電装置3の負荷量及び結合係数kが過剰である旨を示すメッセージを、非接触受電装置3に送信する。
次に、上記の構成の非接触送電装置2の動作について説明する。
図5は、非接触送電装置2の動作の例について説明する為のフローチャートである。
非接触送電装置2は、起動すると、待機状態で動作する(ACT11)。このとき、制御回路17は、一定時間ごとに送電回路15が動作するように制御する。これにより、送電回路15は、間欠的に送電コイル13に送電電力を供給する。
制御回路17は、間欠的に送電を行いつつ、載置検出処理を行う(ACT12)。載置検出処理は、送電台11に電力の供給対象である非接触受電装置3が載置されたか否かを判断する処理である。非接触送電装置2の制御回路17は、送電回路15から送電コイル13に供給される電流を検出する図示されない電流検出回路の検出結果に基づいて、送電台11に電力の供給対象である非接触受電装置3が載置されたか否かを判断する。もしくは、制御回路17は、電源回路14から送電回路15に供給される電流を検出する図示されない電流検出回路の検出結果に基づいて、送電台11に電力の供給対象である非接触受電装置3が載置されたか否かを判断する。
例えば、制御回路17は、待機状態において、間欠的に送電回路15から送電コイル13に送電電力を供給させる。制御回路17は、送電回路15から送電コイル13に送電電力を供給している間において、電流検出回路の検出結果が増加した場合、非接触受電装置3が送電台11に載置されたと判断する。
制御回路17は、送電台11に非接触受電装置3が載置されたと判断した場合、認証処理を行う(ACT13)。認証処理は、非接触送電装置2と非接触受電装置3との間において、電力の伝送を行う相手の機器が正しい機器であるか否かを判断する処理である。非接触送電装置2と、非接触受電装置3とは、互いに所定の情報を送受信することにより、認証処理を行う。
例えば、認証処理は、送電台11に載置された非接触受電装置3が正しい機器であるかどうかを非接触送電装置2が判断する処理である。例えば、非接触送電装置2の制御回路17は、無線通信回路16を介して非接触受電装置3から認証情報を取得する。認証情報は、非接触受電装置3の識別情報、型番、対応している電力伝送の方式、対応している周波数などを示す情報である。制御回路17は、取得した認証情報と、メモリに記録されている情報とを比較することにより、送電台11に載置された非接触受電装置3が、非接触送電装置2により電力を供給することができる正しい機器であるかどうかを判断する。認証情報は、非接触送電装置2または非接触受電装置3の識別情報のみでも構わないし、その他の情報であってもよい。
なお、認証処理は、自身が載置された送電台11を有する非接触送電装置2が正しい機器であるかどうかを非接触受電装置3が判断する処理であってもよい。この場合、非接触受電装置3の制御回路27は、無線通信回路26を介して非接触送電装置2から認証情報を取得する。認証情報は、非接触送電装置2の識別情報、型番、対応している電力伝送の方式、対応している周波数などを示す情報である。制御回路27は、取得した認証情報と、メモリに記録されている情報とを比較することにより、非接触送電装置2が、自身に対応した正しい機器であるかどうかを判断する。
制御回路17は、認証処理の結果が正常であるか否か(認証結果がOKであるか否か)を判断する(ACT14)。制御回路17は、認証処理が正常に行われていない(認証結果がNGである)と判断した場合(ACT14、NO)、ACT11の処理に移行する。
制御回路17は、認証処理が正常に行われたと判断した場合(ACT14、YES)、送電回路15から送電コイル13に送電電力を供給することにより、非接触受電装置3に対する送電を開始する(ACT15)。
制御回路17のプロセッサ34は、非接触受電装置3への送電中に、上記の負荷量判定処理を行う(ACT16)。これにより、プロセッサ34は、非接触受電装置3の実質的な負荷が過剰であるか否かを判定し、判定結果に基づいて、メッセージを非接触受電装置3に送信する。
また、制御回路17は、非接触受電装置3に対する送電を停止するか否か判断する(ACT17)。例えば、制御回路17は、送電回路15から送電コイル13に供給される電流の値に基づき、送電中に送電台11から非接触受電装置3が取り除かれたか否かを逐次判断する。制御回路17は、送電台11から非接触受電装置3が取り除かれたと判断した場合、送電を停止すると判断する。また、制御回路17は、送電を停止することを指示する情報が非接触受電装置3から供給された場合、送電を停止すると判断する。
制御回路17は、非接触受電装置3に対する送電を停止しないと判断した場合(ACT17、NO)、ACT16の処理に移行し、再度負荷量判定処理を行う。
また、制御回路17は、非接触受電装置3に対する送電を停止すると判断した場合(ACT17、YES)、非接触受電装置3に対する送電を停止し(ACT18)、処理を終了する。
なお、制御回路17は、送電を停止した後に、送電を再開することを指示する情報が非接触受電装置3から供給された場合、送電回路15を動作させ、送電を再開する。
図6は、非接触送電装置2における負荷量判定処理の例について説明する為のフローチャートである。
まず、プロセッサ34は、判定タイミングになったか否か判断する(ACT21)。プロセッサ34は、上記したように、スイッチ素子FETのドレイン端子−ソース端子間が導通するタイミング、またはスイッチ素子FETのドレイン端子−ソース端子間が導通するタイミングより所定時間前のタイミングになったか否か判断する。プロセッサ34は、判定タイミングになっていないと判断した場合(ACT21、NO)、負荷量判定処理を終了し、図5のACT17の処理に移行する。
プロセッサ34は、判定タイミングになったと判断した場合(ACT21、YES)、ドレイン電圧Vdsを取得する(ACT22)。
プロセッサ34は、取得したドレイン電圧Vdsが、閾値未満であるか否か判断する(ACT23)。プロセッサ34は、ドレイン電圧Vdsが閾値未満である場合、非接触受電装置3の実質的な負荷が適切であり、ゼロボルトスイッチングが正常に行われていると判断する。また、プロセッサ34は、ドレイン電圧Vdsが閾値以上である場合、非接触受電装置3の実質的な負荷が過剰であり、ゼロボルトスイッチングが正常に行われていないと判断する。
プロセッサ34は、取得したドレイン電圧Vdsが、閾値未満であると判断した場合(ACT23、YES)、負荷が適切である旨のメッセージを、非接触受電装置3に送信し(ACT24)、負荷量判定処理を終了する。なお、プロセッサ34は、取得したドレイン電圧Vdsが、閾値未満であると判断した場合、メッセージを非接触受電装置3に送信せずに、負荷量判定処理を終了する構成であってもよい。
また、取得したドレイン電圧Vdsが、閾値以上であると判断した場合(ACT23、NO)、負荷が過剰である旨のメッセージを、非接触受電装置3に送信し(ACT25)、負荷量判定処理を終了する。
次に、上記の構成の非接触受電装置3の動作について説明する。
図7は、非接触受電装置3の動作の例について説明する為のフローチャートである。
非接触受電装置3は、非接触送電装置2の送電台11に載置されると、非接触送電装置2から供給される電力によって起動する(ACT31)。
非接触受電装置3の制御回路27は、起動すると、充電回路25を制御することにより、受電回路24から充電回路25に供給される直流電力を、充電処理に用いられる充電電力に変換させ、二次電池23に充電電力を供給させる充電処理を実行する(ACT32)。
また、制御回路27は、負荷が過剰である旨のメッセージを受信したか否か判断する(ACT33)。制御回路27は、負荷が過剰である旨のメッセージを受信したと判断した場合(ACT33、YES)、非接触受電装置3の負荷量が小さくなるように制御する(ACT34)。すなわち、負荷が過剰である旨のメッセージは、非接触受電装置3に負荷量を小さくすることを指示するコマンドとして機能する。
例えば、制御回路27は、充電電力の電流値を小さくすることにより、二次電池23を充電することにより生じる負荷の量を小さくする。また、例えば、二次電池23が電圧により負荷が変化する構成である場合、制御回路27は、充電電力の電圧値を小さくすることにより、二次電池23を充電することにより生じる負荷の量を小さくする構成であってもよい。
また、例えば、制御回路27は、非接触受電装置3の負荷量を小さくするために、表示部22をオフする構成であってもよい。またさらに、制御回路27は、非接触受電装置3の負荷量を小さくするために、制御回路27の動作を、通常モードに比べて電力消費の小さい省電力モードに切り替える構成であってもよい。
なお、制御回路27は、負荷が過剰である旨のメッセージを受信しなかった場合(ACT33、NO)、または、負荷が適切である旨のメッセージを受信した場合、後述するACT35の処理に移行する。
制御回路27は、充電処理を終了するか否か判断する(ACT35)。例えば、制御回路27は、二次電池23の充電状態を監視し、二次電池23が十分に充電されたか否か判断する。制御回路27は、二次電池23が十分に充電されたと判断した場合、充電処理を終了すると判断する。
制御回路27は、充電処理を終了しないと判断した場合(ACT35、NO)、ACT33の処理に移行し、再度負荷が過剰である旨のメッセージを受信したか否か判断する。すなわち、制御回路27は、充電処理中に負荷が過剰である旨のメッセージを受信したか否かを逐次確認する。さらに、制御回路27は、負荷が過剰である旨のメッセージを受信した場合、非接触受電装置3の負荷量が小さくなるように制御を行う。これにより、非接触受電装置3は、自身の負荷量が非接触送電装置2にとって適切な負荷となるように制御を行う。
また、制御回路27は、充電処理を終了すると判断した場合(ACT35、YES)、充電処理を終了し(ACT36)、図7の処理を終了する。
上記したように、非接触送電装置2は、非接触受電装置3の受電コイル21と磁界結合する送電コイル13と、スイッチ素子FETをスイッチングして送電コイル13に交番電流を流す送電回路15と、制御回路17とを備える。制御回路17は、送電回路15のスイッチングを制御することにより、非接触受電装置3に電力を供給させる。また、制御回路17は、スイッチ素子FETの出力電圧であるドレイン電圧Vdsを取得する。制御回路17は、取得したドレイン電圧Vdsと、予め設定された判定基準とに基づいて、非接触受電装置3の負荷が過剰か否か判断する。さらに、制御回路17は、非接触受電装置3の負荷が過剰であると判断した場合、負荷が過剰である旨を無線通信回路16により非接触受電装置3に通知する。負荷が過剰である旨を受け取った非接触受電装置3の制御回路27は、非接触受電装置3の負荷が小さくなるように制御を行う。
これにより、非接触送電装置2は、自身の定格を超える負荷を持つ非接触受電装置3に対して、負荷量が適正な値になるように制御することを要求することができる。この結果、非接触送電装置2は、送電回路15のスイッチ素子FETに貫通電流が流れることを防ぐことができる。
また、制御回路17は、上記の判定タイミングにおいて取得したドレイン電圧Vdsに基づいて、スイッチ素子FETをオフからオンにするタイミングにおいて、ドレイン電圧Vdsが、判定基準以上の電圧になるか否か判断する。すなわち、制御回路17は、ゼロボルトスイッチングになっているか否か判断する。制御回路17は、スイッチ素子FETをオフからオンにするタイミングにおいて、ドレイン電圧Vdsが判定基準以上の電圧になると判断した場合、非接触受電装置3の負荷が過剰であると判断する。
具体的には、制御回路17は、スイッチ素子FETをオフからオンにするタイミングより所定時間前のタイミングで、ドレイン電圧Vdsを取得する。制御回路17は、取得したドレイン電圧Vdsが、判定基準以上である場合、非接触受電装置3の負荷が過剰であると判断する。
なお、上記の実施形態では、プロセッサ34は、判定タイミングにおけるドレイン電圧Vdsと、予め判定基準として設定された1つの値である閾値とを比較し、ドレイン電圧Vdsが閾値以上である場合、負荷が過剰であると判断し、ドレイン電圧Vdsが閾値未満である場合、負荷が適切であると判断すると説明したが、この構成に限定されない。プロセッサ34は、判定タイミングにおけるドレイン電圧Vdsが、予め設定された上限と下限とから決まる範囲(基準範囲)内の値であるか否かに基づいて、負荷が適切であると判断する構成であってもよい。すなわち、判定基準は、上限と下限とを有する基準範囲として構成されていてもよい。
例えば、プロセッサ34は、判定タイミングにおいて取得したドレイン電圧Vdsが、基準範囲の下限以上且つ上限未満である場合、ゼロボルトスイッチングが正常に行われていると判断する。また、プロセッサ34は、判定タイミングにおいて取得したドレイン電圧Vdsが、基準範囲の下限未満または上限以上である場合、ゼロボルトスイッチングが正常に行われていないと判断する。具体的には、プロセッサ34は、判定タイミングにおいて取得したドレイン電圧Vdsが、基準範囲の下限未満である場合、非接触受電装置3の実質的な負荷が、不足していると判断する。また、プロセッサ34は、判定タイミングにおいて取得したドレイン電圧Vdsが、基準範囲の上限以上である場合、非接触受電装置3の実質的な負荷が、過剰であると判断する。
より具体的には、判定タイミングは、スイッチ素子FETのドレイン端子−ソース端子間が導通するタイミングの直前のタイミングである。基準範囲は、0〜x[V]の範囲である。即ち、プロセッサ34は、スイッチ素子FETのドレイン端子−ソース端子間が導通するタイミングの直前のタイミングにおいて、ドレイン電圧Vdsが、0≦Vds<xを満たす場合、ゼロボルトスイッチングが正常に行われていると判断する。
上記の構成によると、プロセッサ34は、非接触受電装置3の実質的な負荷が適切な状態、非接触受電装置3の実質的な負荷が不足している状態、非接触受電装置3の実質的な負荷が過剰な状態のいずれであるかを判断することができる。
プロセッサ34は、負荷量判定処理の結果に基づいて、メッセージを作成し、非接触受電装置3に送信する。例えば、プロセッサ34は、ドレイン電圧Vdsが、基準範囲が示す下限以上且つ上限未満である場合、非接触受電装置3の負荷量及び結合係数kが適切な値である旨を示すメッセージを、非接触受電装置3に送信する。また、プロセッサ34は、ドレイン電圧Vdsが、基準範囲が示す下限未満である場合、非接触受電装置3の実質的な負荷が不足している旨を示すメッセージを、非接触受電装置3に送信する。また、プロセッサ34は、ドレイン電圧Vdsが、基準範囲が示す上限以上である場合、非接触受電装置3の実質的な負荷が過剰である旨を示すメッセージを、非接触受電装置3に送信する。
さらに、非接触受電装置3の制御回路27は、非接触受電装置3の実質的な負荷が不足している旨を示すメッセージを、受け取った場合、非接触受電装置3の負荷を増やすように制御する構成であってもよい。例えば、制御回路27は、二次電池23への充電電流を増やすように充電回路25を制御することにより、非接触受電装置3の負荷を増やす。
なお、上記の実施形態では、プロセッサ34は、判定タイミングにおけるドレイン電圧Vdsと、予め判定基準として設定された1つの値である閾値とを比較する構成であると説明したが、この構成に限定されない。プロセッサ34は、判定タイミングにおけるドレイン電圧Vdsの変化量(傾き)を算出し、ドレイン電圧Vdsの傾きが、予め設定された閾値以上であるか否かに基づいて、負荷が過剰であるか否か判断する構成であってもよい。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態に係わる負荷量判定処理について説明する。
第2の実施形態に係わる負荷量判定処理は、あるタイミングにおけるドレイン電圧Vdsと閾値とで比較するのではなく、2つのタイミング間におけるドレイン電圧Vdsの積算値と、閾値とで比較する点が第1の実施形態と異なる。
第2の実施形態に係わるタイミング生成回路32は、スイッチ素子FETのONとOFFとを切り替えるタイミングを示す信号(第1のタイミング信号)と、ドレイン電圧Vdsの積算の開始タイミングを示す信号(第2のタイミング信号)とを生成する回路である。第1のタイミング信号は、第1の実施形態におけるタイミング信号と同じ信号である。第2のタイミング信号は、第1のタイミング信号の立ち上がりより所定時間早いタイミングで立ち上がる信号である。
図8は、タイミングt11からタイミングt13に亘って、スイッチ素子FETがOFFであり、タイミングt13からタイミングt14に亘って、スイッチ素子FETがONであり、タイミングt14からタイミングt16に亘って、スイッチ素子FETがOFFであり、タイミングt16からタイミングt17に亘って、スイッチ素子FETがONである場合の、ドレイン電圧Vds、駆動信号Vdrv、第1のタイミング信号、及び第2のタイミング信号の例を示す。
図8のグラフ41、グラフ42、及びグラフ43は、第1の実施形態と同様のグラフである。すなわち、ドレイン電圧Vdsの波形である。
第1のタイミング信号は、タイミングt13及びタイミングt16で立ち上がる波形となっている。
第2のタイミング信号は、タイミングt13より所定時間前のタイミングt12、及びタイミングt16より所定時間前のタイミングt15でそれぞれ立ち上がる波形となっている。
プロセッサ34は、第2のタイミング信号がLレベルからHレベルになるタイミングから、第1のタイミング信号がLレベルからHレベルになるタイミングに亘って、ドレイン電圧Vdsの値を積算する。プロセッサ34は、ドレイン電圧Vdsの積算値と、判定基準とを比較する。プロセッサ34は、比較結果に基づいて、非接触受電装置3の実質的な負荷が適切な状態、非接触受電装置3の実質的な負荷が不足している状態、非接触受電装置3の実質的な負荷が過剰な状態のいずれであるかを判断することができる。
例えば、判定基準は、上限と下限とを有する基準範囲として構成されている。プロセッサ34は、ドレイン電圧Vdsの積算値が、基準範囲の下限以上且つ上限未満である場合、ゼロボルトスイッチングが正常に行われていると判断する。また、プロセッサ34は、ドレイン電圧Vdsの積算値が、基準範囲の下限未満または上限以上である場合、ゼロボルトスイッチングが正常に行われていないと判断する。具体的には、プロセッサ34は、ドレイン電圧Vdsの積算値が、基準範囲の下限未満である場合、非接触受電装置3の実質的な負荷が、不足していると判断する。また、プロセッサ34は、ドレイン電圧Vdsの積算値が、基準範囲の上限以上である場合、非接触受電装置3の実質的な負荷が、過剰であると判断する。
上記の構成によると、プロセッサ34は、非接触受電装置3の実質的な負荷が適切な状態、非接触受電装置3の実質的な負荷が不足している状態、非接触受電装置3の実質的な負荷が過剰な状態のいずれであるかを判断することができる。
プロセッサ34は、負荷量判定処理の結果に基づいて、メッセージを作成し、非接触受電装置3に送信する。例えば、プロセッサ34は、ドレイン電圧Vdsの積算値が、基準範囲が示す下限以上且つ上限未満である場合、非接触受電装置3の負荷量及び結合係数kが適切な値である旨を示すメッセージを、非接触受電装置3に送信する。また、プロセッサ34は、ドレイン電圧Vdsの積算値が、基準範囲が示す下限未満である場合、非接触受電装置3の実質的な負荷が不足している旨を示すメッセージを、非接触受電装置3に送信する。また、プロセッサ34は、ドレイン電圧Vdsの積算値が、基準範囲が示す上限以上である場合、非接触受電装置3の実質的な負荷が過剰である旨を示すメッセージを、非接触受電装置3に送信する。
次に、第2の実施形態における非接触送電装置2の動作について説明する。なお、図5に対応する動作は、第1の実施形態と同様である為、説明を省略する。
図9は、第2の実施形態に係わる非接触送電装置2における負荷量判定処理の例について説明する為のフローチャートである。
まず、プロセッサ34は、第2のタイミング信号がLレベルからHレベルになったか否か判断する(ACT41)プロセッサ34は、第2のタイミング信号がLレベルからHレベルになっていないと判断した場合(ACT41、NO)、負荷量判定処理を終了し、図5のACT17の処理に移行する。
プロセッサ34は、第2のタイミング信号がLレベルからHレベルになったと判断した場合(ACT41、YES)、ドレイン電圧Vdsの積算を行う(ACT42)。
プロセッサ34は、第1のタイミング信号がLレベルからHレベルになったか否か判断する(ACT43)。プロセッサ34は、第1のタイミング信号がLレベルからHレベルになっていないと判断した場合(ACT43、NO)、ACT42に移行し、ドレイン電圧Vdsの積算を継続する。
プロセッサ34は、第1のタイミング信号がLレベルからHレベルになったと判断した場合(ACT43、YES)、ドレイン電圧Vdsの積算結果(積算値)が、基準範囲の上限以上であるか否か判断する(ACT44)。プロセッサ34は、ドレイン電圧Vdsの積算値が、基準範囲の上限以上であると判断した場合(ACT44、YES)、非接触受電装置3の実質的な負荷が過剰である旨を示すメッセージを、非接触受電装置3に送信し(ACT45)、負荷量判定処理を終了し、図5のACT17の処理に移行する。
プロセッサ34は、ドレイン電圧Vdsの積算値が、基準範囲の上限未満であると判断した場合(ACT44、NO)、ドレイン電圧Vdsの積算結果(積算値)が、基準範囲の下限未満であるか否か判断する(ACT46)。プロセッサ34は、ドレイン電圧Vdsの積算値が、基準範囲の下限未満であると判断した場合(ACT46、YES)、非接触受電装置3の実質的な負荷が不足である旨を示すメッセージを、非接触受電装置3に送信し(ACT47)、負荷量判定処理を終了し、図5のACT17の処理に移行する。
プロセッサ34は、ドレイン電圧Vdsの積算値が、基準範囲の下限以上であると判断した場合(ACT46、NO)、非接触受電装置3の負荷量及び結合係数kが適切な値であると判断し、負荷量判定処理を終了し、図5のACT17の処理に移行する。なお、プロセッサ34は、非接触受電装置3の実質的な負荷が適切である旨を示すメッセージを、非接触受電装置3に送信する構成であってもよい。
次に、第2の実施形態に係わる非接触受電装置3の動作について説明する。
図10は、非接触受電装置3の動作の例について説明する為のフローチャートである。
非接触受電装置3は、非接触送電装置2の送電台11に載置されると、非接触送電装置2から供給される電力によって起動する(ACT51)。
非接触受電装置3の制御回路27は、起動すると、充電回路25を制御することにより、受電回路24から充電回路25に供給される直流電力を、充電処理に用いられる充電電力に変換させ、二次電池23に充電電力を供給させる充電処理を実行する(ACT52)。
また、制御回路27は、負荷が過剰である旨のメッセージを受信したか否か判断する(ACT53)。制御回路27は、負荷が過剰である旨のメッセージを受信したと判断した場合(ACT53、YES)、非接触受電装置3の負荷量が小さくなるように制御する(ACT54)。すなわち、負荷が過剰である旨のメッセージは、非接触受電装置3に負荷量を小さくすることを指示するコマンドとして機能する。
制御回路27は、充電処理を終了するか否か判断する(ACT55)。例えば、制御回路27は、二次電池23の充電状態を監視し、二次電池23が十分に充電されたか否か判断する。制御回路27は、二次電池23が十分に充電されたと判断した場合、充電処理を終了すると判断する。
制御回路27は、充電処理を終了しないと判断した場合(ACT55、NO)、ACT53の処理に移行し、再度メッセージを受信したか否か判断する。
また、制御回路27は、充電処理を終了すると判断した場合(ACT55、YES)、充電処理を終了し(ACT56)、図10の処理を終了する。
また、制御回路27は、負荷が過剰である旨のメッセージを受信していないと判断した場合(ACT53、NO)、負荷が不足である旨のメッセージを受信したか否か判断する(ACT57)。制御回路27は、負荷が不足である旨のメッセージを受信したと判断した場合(ACT57、YES)、非接触受電装置3の負荷量が大きくなるように制御し(ACT58)、ACT55の処理に移行する。
例えば、制御回路27は、充電電力の電流値を大きくすることにより、二次電池23を充電することにより生じる負荷の量を大きくする。また、例えば、二次電池23が電圧により負荷が変化する構成である場合、制御回路27は、充電電力の電圧値を大きくすることにより、二次電池23を充電することにより生じる負荷の量を大きくする構成であってもよい。
また、例えば、制御回路27は、送電台11上における非接触受電装置3の位置の修正を促すメッセージを、表示部22に表示させる構成であってもよい。表示部22に表示されるメッセージは、結合係数kが大きくなるように、送電台11上に非接触受電装置3を置きなおすことをユーザに促すメッセージである。具体的には、表示部22に表示されるメッセージは、送電台11の送電コイル13の中心Cxに、受電コイル21の中心Cyを近づけることをユーザに促すメッセージである。この場合、表示部22に表示されたメッセージをユーザが確認し、ユーザが非接触受電装置3を送電台11上に置きなおすことによって、結合係数kが大きくなる。これにより、非接触送電装置2に対して非接触受電装置3が適切な位置に配置され、送電コイル13と受電コイル21とが、予め想定された結合係数で結合することになる。この結果、ゼロボルトスイッチングが正常に行われる状態になる。
なお、制御回路27は、負荷が不足である旨のメッセージを受信しなかった場合(ACT57、NO)、または、負荷が適切である旨のメッセージを受信した場合、ACT55の処理に移行する。
上記したように、非接触送電装置2の制御回路17は、スイッチ素子FETをオフからオンにするタイミングより所定時間前のタイミングから、スイッチ素子FETをオフからオンにするタイミングまでのドレイン電圧Vdsの積算値を算出する。すなわち、制御回路17は、2つのタイミング間におけるドレイン電圧Vdsの積算値を算出する。制御回路17は、ドレイン電圧Vdsの積算値が、判定基準である基準範囲の上限以上である場合、非接触受電装置3の負荷が過剰であると判断する。制御回路17は、非接触受電装置3の負荷が過剰であると判断した場合、負荷が過剰である旨を無線通信回路16により非接触受電装置3に通知する。負荷が過剰である旨を受け取った非接触受電装置3の制御回路27は、非接触受電装置3の負荷が小さくなるように制御を行う。
これにより、非接触送電装置2は、自身の定格を超える負荷を持つ非接触受電装置3に対して、負荷量が適正な値になるように制御することを要求することができる。この結果、非接触送電装置2は、送電回路15のスイッチ素子FETに貫通電流が流れることを防ぐことができる。
また、制御回路17は、ドレイン電圧Vdsの積算値が、判定基準である基準範囲の下限未満である場合、非接触受電装置3の負荷が不足であると判断する。制御回路17は、非接触受電装置3の負荷が不足であると判断した場合、負荷が不足である旨を無線通信回路16により非接触受電装置3に通知する。負荷が過剰である旨を受け取った非接触受電装置3の制御回路27は、非接触受電装置3の負荷が大きくなるように制御を行う。これにより、非接触送電装置2は、効率よく非接触受電装置3に電力を供給することができる。
なお、上記の実施形態では、非接触受電装置3の制御回路27は、起動すると二次電池充電処理を開始すると説明したが、充電処理を開始してから徐々に充電電流を大きくする構成であってもよい。制御回路27は、充電処理を開始する場合、充電電流を小さくしておき、時間の経過に応じて、徐々に充電電流を増大させ、十分に時間が経過したタイミングで、充電電流が最大になるように制御してもよい。このような構成によると、充電処理を開始してすぐに、非接触受電装置3の負荷が過剰になり、送電回路15のスイッチ素子FETに貫通電流が流れることを防ぐことができる。制御回路27は、非接触受電装置3の負荷が不足している場合、非接触送電装置2から供給されるメッセージに従って、負荷が大きくなるように制御する。また、制御回路27は、非接触受電装置3の負荷が過剰になった場合、非接触送電装置2から供給されるメッセージに従って、負荷が小さくなるように制御する。これにより、制御回路27は、非接触受電装置3の負荷が、非接触送電装置2にとって適切な値となるように制御することができる。
また、上記の実施形態では、非接触送電装置2の制御回路17は、スイッチ素子FETがオフからオンになる度に、負荷量判定処理を行う構成として説明したが、この構成に限定されない。制御回路17は、スイッチ素子FETが複数回オフからオンになる度に、負荷量判定処理を行う構成であってもよい。また、制御回路17は、所定時間間隔ごとに、負荷量判定処理を行う構成であってもよい。
また、制御回路17は、1度の負荷量判定処理の結果に基づいて、非接触受電装置3にメッセージを送信するのではなく、複数回の負荷量判定処理の結果に基づいて、非接触受電装置3にメッセージを送信する構成であってもよい。例えば、制御回路17は、負荷量判定処理の結果が予め設定された所定回数連続して同じ結果である場合、結果に応じたメッセージを非接触受電装置3に送信する構成であってもよい。また、例えば、制御回路17は、複数回の負荷量判定処理の結果の比率に基づいて、メッセージを非接触受電装置3に送信する構成であってもよい。
また、送電を開始してすぐは、送電回路15の動作が安定しない、非接触受電装置3における負荷が安定しない、または送電コイル13と受電コイル21との結合係数kが安定しない可能性がある。この為、制御回路17は、送電を開始して所定時間の間、負荷量判定処理を実行しない構成であってもよい。
なお、上述の各実施の形態で説明した機能は、ハードウエアを用いて構成するに留まらず、ソフトウエアを用いて各機能を記載したプログラムをコンピュータに読み込ませて実現することもできる。また、各機能は、適宜ソフトウエア、ハードウエアのいずれかを選択して構成するものであっても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…非接触電力伝送装置、2…非接触送電装置、3…非接触受電装置、4…ACアダプタ、11…送電台、12…表示部、13…送電コイル、14…電源回路、15…送電回路、16…無線通信回路、16a…アンテナ、17…制御回路、21…受電コイル、22…表示部、23…二次電池、24…受電回路、25…充電回路、26…無線通信回路、26a…アンテナ、27…制御回路、31…ゲートドライバ、32…タイミング生成回路、33…A/Dコンバータ、34…プロセッサ。

Claims (6)

  1. 受電装置の受電コイルと磁界結合する送電コイルと、
    スイッチ素子を備え、前記スイッチ素子をスイッチングして前記送電コイルに交番電流を流す送電回路と、
    前記受電装置と通信を行う通信回路と、
    前記送電回路のスイッチングを制御し、前記スイッチ素子の出力電圧と、予め設定された判定基準とに基づいて、前記受電装置の負荷が過剰か否か判断し、前記受電装置の負荷が過剰であると判断した場合、負荷が過剰である旨を前記通信回路により前記受電装置に通知する制御回路と、
    を具備する送電装置。
  2. 前記制御回路は、
    前記スイッチ素子の出力電圧に基づいて、前記スイッチ素子をオフからオンにするタイミングにおいて前記スイッチ素子の出力電圧が、前記判定基準以上の電圧になるか否か判断し、
    前記スイッチ素子の出力電圧が、前記判定基準以上の電圧になると判断した場合、前記受電装置の負荷が過剰であると判断する請求項1に記載の送電装置。
  3. 前記制御回路は、前記スイッチ素子をオフからオンにするタイミングより所定時間前のタイミングにおける前記スイッチ素子の出力電圧が、前記判定基準以上である場合、前記受電装置の負荷が過剰であると判断する請求項2に記載の送電装置。
  4. 前記制御回路は、前記スイッチ素子をオフからオンにするタイミングより所定時間前のタイミングから、前記スイッチ素子をオフからオンにするタイミングまでの前記スイッチ素子の出力電圧の積算値が、前記判定基準以上である場合、前記受電装置の負荷が過剰であると判断する請求項2に記載の送電装置。
  5. 送電装置の送電コイルと磁界結合する受電コイルと、
    電力が充電される二次電池と、
    前記受電コイルにより受け取った電力により、前記二次電池に充電電流を流し、前記二次電池を充電する充電回路と、
    前記送電装置と通信を行う通信回路と、
    前記充電回路を制御し、前記通信回路により前記送電装置から、負荷が過剰である旨の通知を受け取った場合、前記充電電流を小さくするように前記充電回路を制御する制御回路と、
    を具備する受電装置。
  6. 送電装置と受電装置とを備える電力伝送システムであって、
    前記送電装置は、
    前記受電装置の受電コイルと磁界結合する送電コイルと、
    スイッチ素子を備え、前記スイッチ素子をスイッチングして前記送電コイルに交番電流を流す送電回路と、
    前記受電装置と通信を行う第1の通信回路と、
    前記送電回路のスイッチングを制御し、前記スイッチ素子の出力電圧と、予め設定された判定基準とに基づいて、前記受電装置の負荷が過剰か否か判断し、前記受電装置の負荷が過剰であると判断した場合、負荷が過剰である旨を前記第1の通信回路により前記受電装置に通知する第1の制御回路と、
    を具備し、
    前記受電装置は、
    前記送電装置の前記送電コイルと磁界結合する受電コイルと、
    電力が充電される二次電池と、
    前記受電コイルにより受け取った電力により、前記二次電池に充電電流を流し、前記二次電池を充電する充電回路と、
    前記送電装置と通信を行う第2の通信回路と、
    前記充電回路を制御し、前記通信回路により前記送電装置から、負荷が過剰である旨の通知を受け取った場合、前記充電電流を小さくするように前記充電回路を制御する第2の制御回路と、
    を具備する電力伝送システム。
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