JP2020009238A - ハラスメント検知プログラム、ハラスメント検知システム、及びハラスメント検知方法 - Google Patents

ハラスメント検知プログラム、ハラスメント検知システム、及びハラスメント検知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ハラスメントの発生を適切に検知するハラスメント検知プログラム、ハラスメント検知システム及びハラスメント検知方法を提供する。【解決手段】本発明のハラスメント検知プログラムは、第一の人物に関する音声データ、及び第一の人物と第二の人物との位置を照合するための照合情報であって、第一の人物に関する照合情報を取得し、第二の人物に関する、身体情報データ、及び照合情報を取得し、第一の人物に関して取得した音声データに基づいて、第一の人物のハラスメントに関する第一の嫌疑を検出し、第二の人物に関して取得した身体情報データに基づいて、第二の人物のハラスメントに関する第二の嫌疑を検出し、第一の嫌疑の検出時期と第二の嫌疑の検出時期との照合結果、及び記第一の人物に関して取得した照合情報と第二の人物に関して取得した照合情報との照合結果に基づいて、第一の人物と記第二の人物との間におけるハラスメントの発生を検知する。【選択図】図13

Description

本発明は、ハラスメント検知プログラム、ハラスメント検知システム、及びハラスメント検知方法に関する。
従来より、ハラスメントなどの人の状態を検知する技術がある。
例えば、映像パターンと音声パターンとに基づいて、人の行動に関する特定の事象を検出する技術がある。
また、例えば、被計測者の健康状態及び感情状態の数値を算出し、数値を基に被計測者が置かれている状況及びその可能性を導出する技術がある。
特開2017−207877号公報 特開2017−16258号公報
しかし、ハラスメント行為は、ハラスメントを行う人にその意識がなかったり、受け手側の捉え方によって異なったりする。そのため、個人個人の行動や状態等を検出するだけでは、対人関係において行われるハラスメント行為の発生を適切に検知できない、という問題があった。
本発明は、一つの側面として、ハラスメントの発生を適切に検知することを目的とする。
一つの態様として、第一の人物に関する音声データ、及び第一の人物と第二の人物との位置を照合するための照合情報であって、第一の人物に関する照合情報を取得する。第二の人物に関する、身体情報データ、及び照合情報を取得する。第一の人物に関して取得した音声データに基づいて、第一の人物のハラスメントに関する第一の嫌疑を検出する。第二の人物に関して取得した身体情報に基づいて、第二の人物のハラスメントに関する第二の嫌疑を検出する。第一の嫌疑の検出時期と第二の嫌疑の検出時期との照合結果、及び第一の人物に関して取得した照合情報と第二の人物に関して取得した照合情報との照合結果に基づいて、第一の人物と第二の人物との間におけるハラスメントの発生を検知する。
一つの側面として、ハラスメントの発生を適切に検知することができる、という効果を有する。
本発明の実施形態に係るハラスメント検知システムの概略構成を示すブロック図である。 サーバの概略構成を示すブロック図である。 従業員テーブルの一例を示す図である。 声量違反基準テーブルの一例を示す図である。 NGワード基準テーブルの一例を示す図である。 ストレス基準テーブルの一例を示す図である。 当日音声身体情報記録テーブルの一例を示す図である。 加害嫌疑発生記録テーブルの一例を示す図である。 被害嫌疑発生記録テーブルの一例を示す図である。 ハラスメント嫌疑発生記録通知テーブルの一例を示す図である。 ハラスメント判定テーブルの一例を示す図である。 サーバとして機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 サーバの処理の一例を示すフローチャートである。 第一嫌疑検出部の処理の一例を示すフローチャートである。 第二嫌疑検出部の処理の一例を示すフローチャートである。 ハラスメント検知部の処理の一例を示すフローチャートである。 監視制御部の処理の一例を示すフローチャートである。 ハラスメント判定部の処理の一例を示すフローチャートである。 ハラスメントの判定の確認及び入力を行う端末の画面の一例を示す図である。 ハラスメントの判定の確認及び入力を行う端末の画面の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態の一例を詳細に説明する。
まず、本発明の実施形態の前提となる背景について説明する。
本発明の実施形態の手法のアイデアは、近年コンプライアンスの観点から重要視されている、各種ハラスメントの防止を目的としたものである。ハラスメントの特性上、大半は密室で行われることが多く、正確な検知及び把握が困難であることから、有効と言える対策が未だ乏しいのが現状である。ハラスメントのない、より良い社会の実現に向けて、解決策の一つとして検討したのが本手法である。
まず、ハラスメントの抑止のためには、以下の3つの観点の課題が挙げられる。
第1には、ハラスメントの発生状況を検知し、把握することである。ハラスメントの特性上、大半は密室で行われ物的証拠も無いことが多く、且つハラスメント自体も受け手側の捉え方によって異なることから、監査部門等による事実関係の把握が困難である。そのため、ハラスメントの発生状況を正確に把握できる手段の構築が必要である。
第2には、ハラスメントの通知である。ハラスメントの特性上、与えた側にとって全く悪意がない、むしろ善意での叱咤であったというような場合も起こりうるものである。その場合には、ハラスメントを与えた側、ハラスメントを受けた側の双方にとって好ましくない、不幸な事態であると言える。そのため、ハラスメントの発生を抑止するうえで、発生時に与えた側へリアルタイムに通知や警告ができる手段の構築が必要である。
第3には、ハラスメント監視における考慮である。監視カメラや録音機を始めとした従来の監視方法では、監視エリア外に出た場合、監視機能を手動でOFFにされることで監視から除外されてしまう。一方で、従業員への通告の無い監視は法に抵触する可能性がある。そのため、監視から除外されることが無く、且つ法に則った仕組みを構築する必要がある。
以上の課題を鑑みて、以下の3つの観点の対応策が考えられる。
第1には、ハラスメントの検知機能である。スマートフォンなどの常時身に着けている機器にて、恫喝等に相当する声量や、「バカ」といったNGワードを始めとした、加害者側の違反行動をリアルタイムに検出する。また脈拍などの身体情報から、被害者側のストレスをリアルタイムに検出する。これら加害者側、被害者側の双方のハラスメントの嫌疑を照合することで、ハラスメント発生を検知する。
また、検知の際に、言い逃れ防止や人間による判定時の利用のため、検知前後数分間の音声を録音データとして保存する。
第2には、ハラスメントの通知機能である。加害者、及び被害者が持っているスマートフォンなど常時身に着けている機器へ、上記のようにハラスメントを検知した際にリアルタイムに、メールなどのプッシュ通知を送信する。
第3には、ハラスメントの監視制御機能である。勤務時間中のみ監視制御が働くよう、出勤及び退勤打刻に合わせて検知機能がON/OFFになる仕組みとする。
以上の背景、課題、及び対応策を踏まえ、以下、本発明の実施形態の詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るハラスメント検知システム10は、複数の機器12と、サーバ14と、打刻システム16と、端末18とがあり、それぞれがインターネット等のネットワーク4を介して接続される。なお、サーバ14がハラスメント検知装置の一例である。
機器12は、各従業員が業務において保有するスマートフォン等の携帯機器である。機器12は、位置情報を取得する測位機能、音声の録音機能、及び脈拍等の身体情報データの計測機能を有する。機器12は、業務中の音声を常時録音した録音データ、及び計測した身体情報データを、その機器12の保有者である従業員ID、及び取得した位置情報データと対応付けて、サーバ14に送信する。録音データは加害者の嫌疑の検知のために用いられ、身体情報は被害者の嫌疑の検知のために用いられる。なお、身体情報を計測するセンサを機器12とは別個に従業員に装着し、センサで計測した身体情報をBluetooth(登録商標)等で機器12へ送信し、機器12からサーバ14に送信するようにしてもよい。録音データが音声データの一例である。
サーバ14は、機器12から送信された録音データ、及び身体情報に基づいて、ハラスメントの発生を検知する。サーバ14で、リアルタイムに嫌疑を検出し、ハラスメントの発生を検知することで、速やかなハラスメントに対する問題対処が行えるようになる。サーバ14の詳細は後述する。
打刻システム16は、従業員の出勤、及び退勤を管理するシステムであり、従業員の出勤、及び退勤の打刻等に応じて、従業員の出社ステータスをサーバ14に送信する。
端末18は、ハラスメントの嫌疑を検出した検出時期に取得された録音データを再生する。また、端末18は、検知されたハラスメントが、実際にハラスメントであるか否かの判定、及びハラスメントが生じた理由を入力し、ハラスメントの判定結果として送信する。端末18は、ノート型PC、タブレット端末、スマートフォン等で実現することができる。
サーバ14は、図2に示すように、機能的には、通信部20と、データベース22と、監視制御部24と、第一嫌疑検出部26と、第二嫌疑検出部28と、ハラスメント検知部30と、ハラスメント判定部32とを含む。なお、通信部20が取得部の一例であり、第一嫌疑検出部26、及び第二嫌疑検出部28が検出部の一例であり、ハラスメント検知部30が検知部の一例である。
通信部20は、機器12から従業員ID及び位置情報と対応付けられた録音データ、及び身体情報データを受信する。また、通信部20は、打刻システム16から従業員IDと対応付けられた出社ステータスを受信する。また、通信部20は、端末18に、加害嫌疑の検出時期における加害者の録音データ、及び被害嫌疑の検出時期における被害者の録音データを送信し、端末18からハラスメントの判定結果を受信する。
データベース22は、ハラスメントの検知や判定を行うために必要な情報を格納する各種テーブルをもつ。各種テーブルの例を以下に示す。
図3に、従業員テーブル40Aを示す。従業員テーブル40Aには、従業員ID、氏名、生年月日、職種、メールアドレス等の従業員に関する情報が保存される。
図4に声量違反基準テーブル42A、図5にNGワード基準テーブル44Aを示す。声量違反基準テーブル42Aには、声量違反基準が保存される。声量違反基準は、録音データに基づいて、ハラスメントの加害者の嫌疑を判定するための声量の基準値で、例えば70([dB])などである。NGワード基準テーブル44Aには、NGワードが保存される。NGワードは、録音データに基づいて、ハラスメントの加害者の嫌疑を判定するための「バカ」などのワードである。
図6に、ストレス基準テーブル46Aを示す。ストレス基準テーブル46Aには、機器12で計測される身体情報データである心拍数、及び脈拍などに基づいて、ハラスメントの被害者の嫌疑を判定するための基準値が記録される。
図7に、当日音声身体情報記録テーブル48Aを示す。当日音声身体情報記録テーブル48Aには、従業員ID、録音データ、身体情報データ、位置情報データ、データ取得開始日時、及び出社ステータスが記録される。録音データは、再生が可能な録音データがサウンド形式で記録される。身体情報データは、身体情報身体情報の種類に応じた特殊形式で記録される。特殊形式は、例えば「脈拍:100/心拍数:83/・・」などの形式であり、身体情報データを種類別に識別可能な形式である。位置情報データは、従業員が存在する現時点の位置の緯度及び経度が「Xnnn:Ynnn」の形式で記録される。データ取得開始日時は、録音データ、及び身体情報データの取得が開始された日時が「yyyymmdd hh:mm:ss」の形式で記録される。出社ステータスは、録音日時における従業員の勤務状態を示す、勤務中又は退勤済のいずれかの形式で記録される。出社ステータスは打刻システム16から当該従業員IDの打刻状況を受信することによって更新される。また、データベース22上で、出社ステータスを確認することでデータ取得が行われているかを確認することができる。また、また出社ステータスが退勤済の場合は、これ以上、当該従業員IDの従業員についてハラスメントが発生する可能性はないため、当該レコードをクリアしてもよい。
図8に、加害嫌疑発生記録テーブル50Aを示す。加害嫌疑発生記録テーブル50Aには、加害嫌疑ID、加害嫌疑者ID(従業員ID)、加害嫌疑区分、加害嫌疑内容、発生時刻、発生時位置情報データ、発生前後録音データが記録される。加害嫌疑区分には、加害の嫌疑が声量であるか、NGワードであるかが記録される。加害嫌疑内容には、加害嫌疑区分に応じた内容が入り、例えば加害嫌疑区分が声量であれば声量の値である84などが記録され、加害嫌疑区分がNGワードであれば、該当したNGワード(例えば、「バカ」など)が記録される。発生時位置情報データは、加害の嫌疑が発生した時点での加害嫌疑がかかる従業員の位置が記録される。発生前後録音データは、例えば、加害の嫌疑が発生した前後の数分間の録音データが記録される。なお、以下の説明では加害の嫌疑は第一の嫌疑とも記載する。
図9に、被害嫌疑発生記録テーブル52Aを示す。被害嫌疑発生記録テーブル52Aには、被害嫌疑ID、被害嫌疑者ID(従業員ID)、被害嫌疑区分、被害嫌疑内容、発生時刻、発生時位置情報データ、発生前後録音データが記録される。被害嫌疑区分には、被害の嫌疑が身体情報データのいずれにより判定されたかの内容が入り、例えば、脈拍、心拍数のいずれかが記録される。被害嫌疑内容には、被害嫌疑区分に応じた内容が入り、例えば被害嫌疑区分が脈拍であれば脈拍の値である113などが記録される。発生時位置情報データは、被害の嫌疑が発生した時点での被害の嫌疑がかかる従業員の位置が記録される。発生前後録音データは、例えば、被害の嫌疑が発生した前後の数分間の録音データが記録される。なお、以下の説明では被害の嫌疑は第二の嫌疑とも記載する。
図10に、ハラスメント嫌疑発生記録通知テーブル54Aを示す。ハラスメント嫌疑発生記録通知テーブル54Aには、ハラスメント嫌疑ID、加害嫌疑ID、被害嫌疑ID、通知時刻が記録される。加害嫌疑IDは、加害者の従業員IDである。加害嫌疑IDは、被害者の従業員IDである。通知時刻は、加害者及び被害者の持つ機器12に通知した時刻が記録される。
図11に、ハラスメント判定テーブル56Aを示す。ハラスメント判定テーブル56Aには、ハラスメント嫌疑ID、ハラスメント判定者ID(従業員ID)、ハラスメント判定時刻、ハラスメント判定結果、ハラスメント判定理由が記録される。ハラスメント判定結果は、「○」、「×」などのハラスメントがあったかを識別可能な情報が記録される。ハラスメント判定理由には、ハラスメントが生じた理由が、例えば文章形式で記録される。
以上が、データベース22の各種テーブルの説明である。なお、図3〜6に示したテーブルは予め規定された情報が記録されたテーブルであるが、図7〜11に示したテーブルは、以下の各処理部の処理によって適宜更新され得る。
監視制御部24は、打刻システム16から受信した出社ステータスを受け付け、データベース22の当日音声身体情報記録テーブル48Aの出社ステータスを更新する。また、監視制御部24は、当日音声身体情報記録テーブル48Aの出社ステータスが勤務中である従業員について、録音データ、及び身体情報データを取得して保存するように制御する。退勤済である従業員については、録音データ、及び身体情報データの保存を停止するように制御する。なお、日付変更等のタイミングで、容量削減のため、当日音声身体情報記録テーブル48Aの常時記録対象のデータである、録音データ、及び身体情報データをクリアする。このとき、後述する出社ステータスを参照し、退勤済の従業員IDの録音データ、及び身体情報データについてのみクリアするようにすればよい。
第一嫌疑検出部26は、機器12から取得した録音データに基づいて、加害者のハラスメントに関する第一の嫌疑を検出する。加害者が、第一の人物の一例である。例えば、当日音声身体情報記録テーブル48Aの録音データを参照して、録音データの声量が、声量違反基準テーブル42Aの基準値以上であったり、録音データの音声認識結果にNGワード基準テーブル44AのNGワードが含まれる場合に、違反行動があったものとして第一の嫌疑を検出する。第一嫌疑検出部26は、検出結果に基づいて、加害嫌疑発生記録テーブル50Aの加害嫌疑ID、加害嫌疑者ID(従業員ID)、加害嫌疑区分、加害嫌疑内容、発生時刻、発生時位置情報データ、及び発生前後録音データを更新する。
第二嫌疑検出部28は、機器12から取得した身体情報データに基づいて、被害者のハラスメントに関する第二の嫌疑を検出する。被害者が、第二の人物の一例である。例えば、当日音声身体情報記録テーブル48Aの身体情報データを参照して、心拍数、及び脈拍のいずれかが、ストレス基準テーブル46Aの各身体情報データの基準値以上である場合に、ストレスが生じているものとして第二の嫌疑を検出する。第二嫌疑検出部28は、検出結果に基づいて、被害嫌疑発生記録テーブル52Aの被害嫌疑ID、被害嫌疑者ID(従業員ID)、被害嫌疑区分、被害嫌疑内容、発生時刻、発生時位置情報データ、及び発生前後録音データを更新する。
ハラスメント検知部30は、第一の嫌疑の検出時期と第二の嫌疑の検出時期との照合結果、及び加害者に関して取得した照合情報と被害者に関して取得した照合情報との照合結果に基づいて、加害者と被害者との間におけるハラスメントの発生を検知する。第一の嫌疑の検出時期と第二の嫌疑の検出時期との照合結果は、例えば、加害嫌疑発生記録テーブル50A、及び被害嫌疑発生記録テーブル52Aの発生時刻が数分間などの期間で部分的に一致するかを照合する。加害者に関して取得した照合情報と被害者に関して取得した照合情報との照合結果は、例えば、加害嫌疑発生記録テーブル50A、及び被害嫌疑発生記録テーブル52Aの発生時位置情報データが所定の範囲内、例としては10メートル以内であるかを照合する。また、加害嫌疑発生記録テーブル50Aにおける第一の嫌疑の検出時期の発生前後録音データと、被害嫌疑発生記録テーブル52Aにおける第二の嫌疑の検出時期の発生前後録音データとが類似するかを一般的な音声照合技術を用いて照合する。ハラスメント検知部30は、これらの照合の結果、例えば、発生時刻が部分一致しており、発生時位置情報データが所定の範囲内で、発生前後録音データが類似している場合に、加害者と被害者との間におけるハラスメントが発生しているものと検知する。ハラスメント検知部30はハラスメントの発生を検知した場合には、ハラスメント嫌疑発生記録通知テーブル54Aを更新し、加害者及び被害者の持つ機器12にハラスメントの発生があったことを通知する。
ハラスメント判定部32は、第一の嫌疑の検出時期における加害者に関して取得した第一録音データ、及び第二の嫌疑の検出時期における第二の人物に関して取得した第二録音データを、端末18で再生させるために、通信部20から端末18に送信する。なお、いずれか一方の録音データだけ再生させるようにしてもよい。また、ハラスメント判定部32は、端末18から、ハラスメントの判定結果の入力を受け付け、ハラスメント判定テーブル56Aを更新する。
サーバ14は、例えば図12に示すコンピュータ50で実現することができる。コンピュータ50は、Central Processing Unit(CPU)51と、一時記憶領域としてのメモリ52と、不揮発性の記憶部53とを備える。また、コンピュータ50は、入出力インターフェース(I/F)54と、記憶媒体59に対するデータの読み込み及び書き込みを制御するRead/Write(R/W)部55と、インターネット等のネットワークに接続されるネットワークインターフェース(I/F)56とを備える。CPU51、メモリ52、記憶部53、入出力装置54、R/W部55、及び通信I/F56は、バス57を介して互いに接続される。
記憶部53は、Hard Disk Drive(HDD)、Solid State Drive(SSD)、フラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部53には、コンピュータ50をサーバ14として機能させるためのハラスメント検知プログラム60が記憶される。ハラスメント検知プログラム60は、通信プロセス62と、監視制御プロセス63と、第一嫌疑検出プロセス64と、第二嫌疑検出プロセス65と、ハラスメント検知プロセス66と、ハラスメント判定プロセス67とを有する。また、記憶部60は、データベース22に保持される情報が記憶される情報記憶領域68を有する。
CPU51は、ハラスメント検知プログラム60を記憶部53から読み出してメモリ52に展開し、ハラスメント検知プログラム60が有するプロセスを順次実行する。CPU51は、通信プロセス62を実行することで、図2に示す通信部20として動作する。また、CPU51は、監視制御プロセス63を実行することで、図2に示す監視制御部24として動作する。また、CPU51は、第一嫌疑検出プロセス64を実行することで、図2に示す第一嫌疑検出部26として動作する。また、CPU51は、第二嫌疑検出プロセス65を実行することで、図2に示す第二嫌疑検出部28として動作する。また、CPU51は、ハラスメント検知プロセス66を実行することで、図2に示すハラスメント検知部30として動作する。また、CPU51は、ハラスメント判定プロセス67を実行することで、図2に示すハラスメント判定部32として動作する。これにより、ハラスメント検知プログラム60を実行したコンピュータ50が、サーバ14として機能することになる。なお、プログラムを実行するCPU51はハードウェアである。
なお、ハラスメント検知プログラム60により実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはApplication Specific Integrated Circuit(ASIC)等で実現することも可能である。
次に、本実施形態に係るハラスメント検知システム10の作用として、サーバ14のハラスメント検知処理について図13のフローチャートを参照して説明する。
ステップS100で、第一嫌疑検出部26は、当日音声身体情報記録テーブル48Aの録音データを参照し、加害者のハラスメントに関する第一の嫌疑を検出する。
ステップS102で、第二嫌疑検出部28は、当日音声身体情報記録テーブル48Aの身体情報データを参照し、被害者のハラスメントに関する第二の嫌疑を検出する。
ステップS104で、ハラスメント検知部30は、照合結果に基づいて、加害者と被害者との間におけるハラスメントの発生を検知する。照合結果は、第一の嫌疑の検出時期と第二の嫌疑の検出時期との照合結果、及び加害者に関して取得した照合情報と被害者に関して取得した照合情報に基づくものである。ハラスメントの発生を検知した場合には、加害者及び被害者に所定の通知を行う。
なお、上記ステップS100〜ステップS104の処理は、各処理部において、別個に繰り返されているものとする。
次に、ステップS100の第一嫌疑検出部26の処理の詳細について図14のフローチャートを参照して説明する。
ステップS200で、当日音声身体情報記録テーブル48Aの録音データを参照し、声量違反基準テーブル42Aの値と比較する。
ステップS202で、声量違反基準テーブル42Aの基準値以上の声量が発生したかを判定し、発生していればステップS208へ移行し、発生していなければステップS204へ移行する。
ステップS204で、当日音声身体情報記録テーブル48Aの録音データを音声認識し、音声認識結果とNGワード基準テーブル44AのNGワードとを比較する。
ステップS206で、NGワード基準テーブル44AのNGワードに合致する音声が発生したかを判定し、発生していればステップS208へ移行し、発生していなければステップS200に戻って、一定間隔の後に処理を繰り返す。
ステップS208で、検出結果に基づいて、加害嫌疑発生記録テーブル50Aを更新し、ステップS200に戻って、一定間隔の後に処理を繰り返す。
次に、ステップS102の第二嫌疑検出部28の処理の詳細について図15のフローチャートを参照して説明する。
ステップS300で、当日音声身体情報記録テーブル48Aの身体情報データを参照し、ストレス基準テーブル46Aの各身体情報データの基準値と比較する。
ステップS302で、ストレス基準テーブル46Aの各身体情報データの基準値以上となる状態が発生したかを判定し、発生していればステップS304へ移行し、発生していなければステップS300に戻って、一定間隔の後に処理を繰り返す。
ステップS304で、検出結果に基づいて、被害嫌疑発生記録テーブル52Aを更新し、ステップS300に戻って、一定間隔の後に処理を繰り返す。
次に、ステップS104のハラスメント検知部30の処理の詳細について図16のフローチャートを参照して説明する。
ステップS400で、加害嫌疑発生記録テーブル50Aと被害嫌疑発生記録テーブル52Aとを比較して、発生時刻、発生時位置情報データ、及び発生前後録音データを照合する。
発生時刻が数分間などの期間で部分的に一致しているかを判定する。一致していればステップS404へ移行し、一致していなければステップ400に戻って、一定間隔の後に処理を繰り返す。
ステップS404で、ステップS400の照合により、加害嫌疑発生記録テーブル50A、及び被害嫌疑発生記録テーブル52Aの照合結果が所定の条件を満たすかを判定する。条件を満たしていればステップS406へ移行し、条件を満たしていなければステップ400に戻って、一定間隔の後に処理を繰り返す。発生位置情報データが所定の範囲内である、発生前後録音データが類似する、のいずれかの条件を満たすことである。なお、所定の条件を、全ての条件を満たす場合にしてもよい。このように、複数の照合結果を用いて、ハラスメントの発生を検知することにより、ハラスメントの検知を行う職場内の状況に応じて、最適な検知の手法を選択することができる。
ステップS406で、ハラスメント嫌疑発生記録通知テーブル54Aを更新し、加害者及び被害者の持つ機器12にハラスメントの発生があったことを通知して、ステップ400に戻って、一定間隔の後に処理を繰り返す。
次に、サーバ14の監視制御部24の作用について図17のフローチャートを参照して説明する。
ステップS500で、出社ステータスの更新を受け付けたかを判定する。
ステップS502で、出社ステータスの更新を受け付けた従業員IDについて、当日音声身体情報記録テーブル48Aの出社ステータスを更新する。出社ステータスは、勤務中か退勤済かのいずれかである。
ステップS504で、ステップS502で更新した出社ステータスが勤務中かを判定し、勤務中であればステップS506へ移行し、勤務中でなければステップS508へ移行する。
ステップS506で、当日音声身体情報記録テーブル48Aへの当該従業員IDの録音データ、及び身体情報データの記録を開始し、ステップ500に戻って処理を繰り返す。
ステップS508で、当日音声身体情報記録テーブル48Aへの当該従業員IDの録音データ、及び身体情報データの記録を停止し、ステップ500に戻って処理を繰り返す。
次に、サーバ14のハラスメント判定部32の作用について図18のフローチャートを参照して説明する。
ステップS600で、第一の嫌疑の検出時期における加害者に関して取得した第一録音データ、及び第二の嫌疑の検出時期における第二の人物に関して取得した第二録音データを、端末18で再生させるために、通信部20から端末18に送信する。
ステップS602で、ハラスメントの判定結果を受信したか判定し、受信した場合にはステップS604へ移行し、受信していない場合には当該判定を繰り返す。
ステップS604で、ステップS602で受信したハラスメントの判定結果に基づいて、ハラスメント判定テーブル56Aを更新する。
図19及び図20に、ハラスメントの判定の確認及び入力を行う端末18の画面の一例を示す。図19では、ハラスメントの発生が検知された嫌疑情報一覧が表示され、「詳細」ボタンを押下して図20の判定画面に遷移できる。図20の判定画面では、録音データ、及び身体情報データの嫌疑のある情報が表示され、「再生」ボタンを押下して発生前後録音データを再生することができる。また、判定結果の選択、及び判定の理由の入力を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態に係るハラスメント検知システムによれば、第一の人物に関して取得した音声データに基づいて、第一の人物のハラスメントに関する第一の嫌疑を検出する。第二の人物に関して取得した身体情報データに基づいて、第二の人物のハラスメントに関する第二の嫌疑を検出する。第一の嫌疑の検出時期と第二の嫌疑の検出時期との照合結果、及び第一の人物に関して取得した照合情報と第二の人物に関して取得した照合情報との照合結果に基づいて、第一の人物と第二の人物との間におけるハラスメントの発生を検知する。このため、ハラスメントの発生を適切に検知することができる。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
第一の人物に関する音声データ、及び前記第一の人物と第二の人物との位置を照合するための照合情報であって、前記第一の人物に関する照合情報を取得し、
前記第二の人物に関する、身体情報データ、及び前記照合情報を取得し、
前記第一の人物に関して取得した音声データに基づいて、前記第一の人物のハラスメントに関する第一の嫌疑を検出し、
前記第二の人物に関して取得した身体情報データに基づいて、前記第二の人物のハラスメントに関する第二の嫌疑を検出し、
前記第一の嫌疑の検出時期と前記第二の嫌疑の検出時期との照合結果、及び前記第一の人物に関して取得した照合情報と前記第二の人物に関して取得した照合情報との照合結果に基づいて、前記第一の人物と前記第二の人物との間におけるハラスメントの発生を検知する、
ハラスメント検知プログラム。
(付記2)
前記第一の人物に関して取得した照合情報として、前記第一の人物に関して取得した音声データから、前記第一の嫌疑の検出時期における前記第一の人物に関する第一音声データを取得し、
前記第二の人物に関して取得した照合情報として、前記第二の人物に関して取得した音声データから、前記第二の嫌疑の検出時期における前記第二の人物に関する第二音声データを取得し、
前記第一音声データと前記第二音声データとの一致度に基づいて、前記第一の嫌疑の検出時期における前記第一の人物の位置と、前記第二の嫌疑の検出時期における前記第二の人物の位置とを照合する付記1に記載のハラスメント検知プログラム。
(付記3)
前記第一の人物に関して取得した照合情報として、前記第一の嫌疑の発生位置を検出し、
前記第二の人物に関して取得した照合情報として、前記第二の嫌疑の発生位置を検出する付記1又は付記2に記載のハラスメント検知プログラム。
(付記4)
前記第一の嫌疑の検出時期における前記第一の人物に関して取得した第一音声データ及び前記第二の嫌疑の検出時期における前記第二の人物に関して取得した第二音声データの少なくとも一方を再生させ、
ハラスメントの判定結果の入力を受け付ける付記1〜付記3の何れかに記載のハラスメント検知プログラム。
(付記5)
前記音声データ及び前記身体情報データは、前記第一の人物及び前記第二の人物が所定の状態にある場合に取得する付記1〜付記4の何れかに記載のハラスメント検知プログラム。
(付記6)
前記第一の嫌疑は、前記音声データの声量及び所定のワードに基づいて検出する付記1〜付記5の何れかに記載のハラスメント検知プログラム。
(付記7)
前記第二の嫌疑は、前記身体情報データの脈拍又は心拍数に基づいて検出する付記1〜付記6の何れかに記載のハラスメント検知プログラム。
(付記8)
前記ハラスメントの発生を検知した場合に、前記第一の人物及び前記第二の人物の各々に対して、前記ハラスメントの発生を通知する付記1〜付記7の何れかに記載のハラスメント検知プログラム。
(付記9)
第一の人物に対応する機器から、第一の人物に関する音声データ、及び前記第一の人物と第二の人物との位置を照合するための、前記第一の人物に関する照合情報と、第二の人物に対応する機器から、第二の人物に関する身体情報データ、及び前記第二の人物に関する前記照合情報とを取得する取得部と、
前記第一の人物に関して取得した音声データに基づいて、前記第一の人物のハラスメントに関する第一の嫌疑を検出し、前記第二の人物に関して取得した身体情報データに基づいて、前記第二の人物のハラスメントに関する第二の嫌疑を検出する検出部と、
前記第一の嫌疑の検出時期と前記第二の嫌疑の検出時期との照合結果、及び前記第一の人物に関して取得した照合情報と前記第二の人物に関して取得した照合情報との照合結果に基づいて、前記第一の人物と前記第二の人物との間におけるハラスメントの発生を検知する検知部と、
を有することを特徴とするハラスメント検知システム。
(付記10)
前記第一の人物に関して取得した照合情報として、前記第一の人物に関して取得した音声データから、前記第一の嫌疑の検出時期における前記第一の人物に関する第一音声データを取得し、
前記第二の人物に関して取得した照合情報として、前記第二の人物に関して取得した音声データから、前記第二の嫌疑の検出時期における前記第二の人物に関する第二音声データを取得し、
前記第一音声データと前記第二音声データとの一致度に基づいて、前記第一の嫌疑の検出時期における前記第一の人物の位置と、前記第二の嫌疑の検出時期における前記第二の人物の位置とを照合する付記9に記載のハラスメント検知システム。
(付記11)
前記第一の人物に関して取得した照合情報として、前記第一の嫌疑の発生位置を検出し、
前記第二の人物に関して取得した照合情報として、前記第二の嫌疑の発生位置を検出する付記9又は付記10に記載のハラスメント検知システム。
(付記12)
前記第一の嫌疑の検出時期における前記第一の人物に関して取得した第一音声データ及び前記第二の嫌疑の検出時期における前記第二の人物に関して取得した第二音声データの少なくとも一方を再生させ、
ハラスメントの判定結果の入力を受け付ける付記9〜付記11の何れかに記載のハラスメント検知システム。
(付記13)
前記音声データ及び前記身体情報データは、前記第一の人物及び前記第二の人物が所定の状態にある場合に取得する付記9〜付記12の何れかに記載のハラスメント検知システム。
(付記14)
前記ハラスメントの発生を検知した場合に、前記第一の人物及び前記第二の人物の各々に対して、前記ハラスメントの発生を通知する付記9〜付記13の何れかに記載のハラスメント検知システム。
(付記15)
第一の人物に関する音声データ、及び前記第一の人物と第二の人物との位置を照合するための照合情報であって、前記第一の人物に関する照合情報を取得し、
前記第二の人物に関する、身体情報データ、及び前記照合情報を取得し、
前記第一の人物に関して取得した音声データに基づいて、前記第一の人物のハラスメントに関する第一の嫌疑を検出し、
前記第二の人物に関して取得した身体情報データに基づいて、前記第二の人物のハラスメントに関する第二の嫌疑を検出し、
前記第一の嫌疑の検出時期と前記第二の嫌疑の検出時期との照合結果、及び前記第一の人物に関して取得した照合情報と前記第二の人物に関して取得した照合情報との照合結果に基づいて、前記第一の人物と前記第二の人物との間におけるハラスメントの発生を検知する、
ハラスメント検知方法。
(付記16)
前記第一の人物に関して取得した照合情報として、前記第一の人物に関して取得した音声データから、前記第一の嫌疑の検出時期における前記第一の人物に関する第一音声データを取得し、
前記第二の人物に関して取得した照合情報として、前記第二の人物に関して取得した音声データから、前記第二の嫌疑の検出時期における前記第二の人物に関する第二音声データを取得し、
前記第一音声データと前記第二音声データとの一致度に基づいて、前記第一の嫌疑の検出時期における前記第一の人物の位置と、前記第二の嫌疑の検出時期における前記第二の人物の位置とを照合する付記15に記載のハラスメント検知方法。
(付記17)
前記第一の人物に関して取得した照合情報として、前記第一の嫌疑の発生位置を検出し、
前記第二の人物に関して取得した照合情報として、前記第二の嫌疑の発生位置を検出する付記15又は付記16に記載のハラスメント検知方法。
(付記18)
前記第一の嫌疑の検出時期における前記第一の人物に関して取得した第一音声データ及び前記第二の嫌疑の検出時期における前記第二の人物に関して取得した第二音声データの少なくとも一方を再生させ、
ハラスメントの判定結果の入力を受け付ける付記15〜付記17の何れかに記載のハラスメント検知方法。
(付記19)
前記音声データ及び前記身体情報データは、前記第一の人物及び前記第二の人物が所定の状態にある場合に取得する付記15〜付記18の何れかに記載のハラスメント検知方法。
(付記20)
前記ハラスメントの発生を検知した場合に、前記第一の人物及び前記第二の人物の各々に対して、前記ハラスメントの発生を通知する付記15〜付記19の何れかに記載のハラスメント検知方法。
4 ネットワーク
10 ハラスメント検知システム
12 機器
14 サーバ
16 打刻システム
18 端末
20 通信部
22 データベース
24 監視制御部
26 第一嫌疑検出部
28 第二嫌疑検出部
30 ハラスメント検知部
32 ハラスメント判定部
50 コンピュータ
51 CPU
52 メモリ
53 記憶部
59 記憶媒体
60 ハラスメント検知プログラム

Claims (10)

  1. 第一の人物に関する音声データ、及び前記第一の人物と第二の人物との位置を照合するための照合情報であって、前記第一の人物に関する照合情報を取得し、
    前記第二の人物に関する、身体情報データ、及び前記照合情報を取得し、
    前記第一の人物に関して取得した音声データに基づいて、前記第一の人物のハラスメントに関する第一の嫌疑を検出し、
    前記第二の人物に関して取得した身体情報データに基づいて、前記第二の人物のハラスメントに関する第二の嫌疑を検出し、
    前記第一の嫌疑の検出時期と前記第二の嫌疑の検出時期との照合結果、及び前記第一の人物に関して取得した照合情報と前記第二の人物に関して取得した照合情報との照合結果に基づいて、前記第一の人物と前記第二の人物との間におけるハラスメントの発生を検知する、
    ハラスメント検知プログラム。
  2. 前記第一の人物に関して取得した照合情報として、前記第一の人物に関して取得した音声データから、前記第一の嫌疑の検出時期における前記第一の人物に関する第一音声データを取得し、
    前記第二の人物に関して取得した照合情報として、前記第二の人物に関して取得した音声データから、前記第二の嫌疑の検出時期における前記第二の人物に関する第二音声データを取得し、
    前記第一音声データと前記第二音声データとの一致度に基づいて、前記第一の嫌疑の検出時期における前記第一の人物の位置と、前記第二の嫌疑の検出時期における前記第二の人物の位置とを照合する請求項1に記載のハラスメント検知プログラム。
  3. 前記第一の人物に関して取得した照合情報として、前記第一の嫌疑の発生位置を検出し、
    前記第二の人物に関して取得した照合情報として、前記第二の嫌疑の発生位置を検出する請求項1又は請求項2に記載のハラスメント検知プログラム。
  4. 前記第一の嫌疑の検出時期における前記第一の人物に関して取得した第一音声データ及び前記第二の嫌疑の検出時期における前記第二の人物に関して取得した第二音声データの少なくとも一方を再生させ、
    ハラスメントの判定結果の入力を受け付ける請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のハラスメント検知プログラム。
  5. 前記音声データ及び前記身体情報データは、前記第一の人物及び前記第二の人物が所定の状態にある場合に取得する請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のハラスメント検知プログラム。
  6. 前記第一の嫌疑は、前記音声データの声量及び所定のワードに基づいて検出する請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のハラスメント検知プログラム。
  7. 前記第二の嫌疑は、前記身体情報データの脈拍又は心拍数に基づいて検出する請求項1〜請求項6の何れか1項に記載のハラスメント検知プログラム。
  8. 前記ハラスメントの発生を検知した場合に、前記第一の人物及び前記第二の人物の各々に対して、前記ハラスメントの発生を通知する請求項1〜請求項7の何れか1項に記載のハラスメント検知プログラム。
  9. 第一の人物に対応する機器から、第一の人物に関する音声データ、及び前記第一の人物と第二の人物との位置を照合するための、前記第一の人物に関する照合情報と、第二の人物に対応する機器から、第二の人物に関する身体情報データ、及び前記第二の人物に関する前記照合情報とを取得する取得部と、
    前記第一の人物に関して取得した音声データに基づいて、前記第一の人物のハラスメントに関する第一の嫌疑を検出し、前記第二の人物に関して取得した身体情報データに基づいて、前記第二の人物のハラスメントに関する第二の嫌疑を検出する検出部と、
    前記第一の嫌疑の検出時期と前記第二の嫌疑の検出時期との照合結果、及び前記第一の人物に関して取得した照合情報と前記第二の人物に関して取得した照合情報との照合結果に基づいて、前記第一の人物と前記第二の人物との間におけるハラスメントの発生を検知する検知部と、
    を有することを特徴とするハラスメント検知システム。
  10. 第一の人物に関する音声データ、及び前記第一の人物と第二の人物との位置を照合するための照合情報であって、前記第一の人物に関する照合情報を取得し、
    前記第二の人物に関する、身体情報データ、及び前記照合情報を取得し、
    前記第二の人物に関する身体情報データ、及び前記照合情報を取得し、
    前記第一の人物に関して取得した音声データに基づいて、前記第一の人物のハラスメントに関する第一の嫌疑を検出し、
    前記第二の人物に関して取得した身体情報データに基づいて、前記第二の人物のハラスメントに関する第二の嫌疑を検出し、
    前記第一の嫌疑の検出時期と前記第二の嫌疑の検出時期との照合結果、及び前記第一の人物に関して取得した照合情報と前記第二の人物に関して取得した照合情報との照合結果に基づいて、前記第一の人物と前記第二の人物との間におけるハラスメントの発生を検知する、
    ハラスメント検知方法。
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