JP2020008714A - 現像剤搬送装置、現像剤カートリッジ、現像カートリッジ、ドラムカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像剤搬送装置、現像剤カートリッジ、現像カートリッジ、ドラムカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、簡単な構成で装置本体に対する装着性に優れる現像剤搬送装置を提供する。【解決手段】 トナー搬送部材23をトナー排出口20c側に向かう第1方向とは反対方向の第2方向に付勢する付勢部材27と、トナー容器20aの外部に設けられ、付勢部材27の付勢力に抗してトナー搬送部材23を第1方向に押す力を受ける被作用部25と、を有し、トナー搬送部材23が第1方向に沿って移動するときの最大加速度は、付勢部材27の付勢力によってトナー搬送部材23が第2方向に沿って移動するときの最大加速度よりも小さく設定され、付勢部材27による付勢力が最小となったときの被作用部25の位置をホームポジションとしたとき、ホームポジションは、前記押す力に作用されることによって被作用部25が第1方向に沿って移動した位置よりも、第1方向の上流側に配置されている、ことを特徴とする。【選択図】 図5

Description

本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置に着脱可能な現像剤カートリッジ、現像カートリッジ、ドラムカートリッジ、プロセスカートリッジに設けられる現像剤搬送装置に関するものである。
現像剤カートリッジとは、少なくとも静電潜像を現像する現像装置に現像剤としてのトナーを供給するトナー補給口と枠体とを一体で構成し、画像形成装置本体に着脱可能に構成したものである。現像カートリッジとは、少なくとも現像剤担持体としての現像ローラと枠体とを一体で構成し、画像形成装置本体に着脱可能に構成したものである。ドラムカートリッジとは、少なくとも像担持体としての感光ドラムと枠体とを一体で構成し、画像形成装置本体に着脱可能に構成したものである。プロセスカートリッジとは、前記ドラムカートリッジと現像カートリッジとを一体的に構成し、画像形成装置本体に着脱可能としたものである。また、画像形成装置とは、紙等の記録材に画像を形成するものである。
従来、現像剤等の紛体を搬送する各種の紛体搬送装置が知られている。特許文献1では、トナー収容器と一体化した容器保持部材をバネとカムとにより往復運動させてトナー収容器内のトナーを搬送している。特許文献2では、回転するカム部材により搬送部材を伸縮させることで、搬送部材を搬送面方向に往復運動させて収納容器内のトナーを搬送している。
特開2002−46843号公報 特開2015−92226号公報
しかしながら、特許文献1では、新品のトナー収容器をトナー補給装置にセットする際に、予めトナー補給装置から取り出しておいた容器保持部材とトナー収容器とを一体化した状態で支持台上にセットする。その際に容器保持部材がカムのカム面に干渉するため装着時の操作性が悪いといった課題がある。また、特許文献2では、装置本体側の駆動源からの駆動力をカートリッジ側に設けられたカム部材に伝達するための駆動連結部の構成が複雑になるといった課題があった。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、簡単な構成で装置本体に対する装着性に優れた現像剤搬送装置を提供するものである。
前記目的を達成するための本発明に係る現像剤搬送装置の代表的な構成は、開口を有し、現像剤を収容する現像剤容器と、前記現像剤容器内に配置され、前記開口側に向かう第1方向と、前記第1方向とは反対方向の第2方向とに往復移動可能であり、且つ、前記第1方向に沿って移動したときに、現像剤を前記開口側へ搬送可能な搬送部材と、前記搬送部材を前記第2方向に付勢する付勢部材と、前記現像剤容器の外部に設けられ、前記付勢部材の付勢力に抗して前記搬送部材を前記第1方向に押す力を受ける被作用部と、を有し、前記被作用部が前記押す力を受けることによって前記搬送部材が前記第1方向に沿って移動するときの最大加速度は、前記付勢部材の付勢力によって前記搬送部材が前記第2方向に沿って移動するときの最大加速度よりも小さく設定され、前記付勢部材による付勢力が最小となったときの前記被作用部の位置をホームポジションとしたとき、前記ホームポジションは、前記押す力に作用されることによって前記被作用部が前記第1方向に沿って移動した位置よりも、前記第1方向の上流側に配置されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、簡単な構成で装置本体に対する装着性に優れる。
画像形成装置の構成を示す断面図である。 (a)は、画像形成装置の装置本体の前面に回動可能に設けられたカバーを開いた様子を示す斜視図である。(b)は、画像形成装置に対してプロセスカートリッジと現像剤カートリッジを着脱する様子を示す斜視図である。 プロセスカートリッジの構成を示す断面図である。 第1実施形態の現像剤カートリッジの構成を示す斜視図である。 (a)は、第1実施形態の現像剤カートリッジの構成を示す断面図である。(b)は、(a)の部分拡大図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 (a)〜(c)は、第1実施形態の現像剤搬送装置の動作を示す断面図である。 (a)は、第2実施形態の現像剤搬送装置の構成を示す断面図である。(b)は、第1実施形態の現像剤搬送装置の構成を示して比較した断面図である。
図により本発明に係る現像剤搬送装置の実施形態を具体的に説明する。
〔第1実施形態〕
先ず、図1〜図7を用いて本発明に係る現像剤搬送装置の第1実施形態の構成について説明する。
<画像形成装置>
図1を用いて画像形成装置100の構成について説明する。図1は、画像形成装置100の構成を示す断面図である。図1に示す画像形成装置100は、電子写真画像形成方式を用いて紙等の記録材Pに画像を形成するカラープリンタの一例である。図1に示す画像形成装置100の装置本体100aに対してプロセスカートリッジ1a〜1dが着脱可能に設けられている。
尚、各プロセスカートリッジ1a〜1dは、トナーの色が異なる以外は、同様に構成されるため各プロセスカートリッジ1a〜1dをプロセスカートリッジ1を用いて説明する場合もある。他の画像形成プロセス手段についても同様である。更に、現像剤としてのトナーを収容し、各プロセスカートリッジ1の各現像装置18の各現像剤容器33内にトナーを補給する各現像剤カートリッジ2を備えている。各現像剤カートリッジ2も画像形成装置100の装置本体100aに対して着脱可能に設けられている。
そして、各プロセスカートリッジ1にそれぞれ設けられた像担持体としての感光ドラム3は、図1の時計回り方向に回転する。各感光ドラム3の表面は、帯電手段としての帯電ローラ17によりそれぞれ一様に帯電される。一様に帯電された各感光ドラム3の表面上に露光手段としての露光装置4からそれぞれ出射された画像情報に応じたレーザ光Lが照射される。これにより各感光ドラム3の表面上に静電潜像が形成される。各感光ドラム3の表面上に形成された静電潜像に対して現像手段としての現像装置18から各色のトナーが供給される。これにより各感光ドラム3の表面上にトナー像が現像される。
各感光ドラム3に対向して中間転写ユニット5が設けられている。中間転写ユニット5は、中間転写ベルト6と、中間転写ベルト6を図1の反時計回り方向に回転可能に張架する張架ローラ30a〜30cとを有して構成される。中間転写ベルト6の外周面は各感光ドラム3の表面に当接する。中間転写ベルト6の内周面側には、各感光ドラム3に対向して一次転写手段としての一次転写ローラ7がそれぞれ設けられている。図示しない一次転写バイアス電源から各一次転写ローラ7に一次転写バイアスが印加されて各感光ドラム3の表面上に担持されたトナー像が中間転写ベルト6の外周面上に順次一次転写されて重畳される。
一次転写後に各感光ドラム3の表面上に残留した残トナーは、クリーニング手段としてのクリーニング装置19に設けられたクリーニングブレード29により掻き取られて廃トナー回収室31内に収容される。張架ローラ30cに対向し中間転写ベルト6を介在して二次転写手段としての二次転写ローラ8が設けられている。二次転写ローラ8と中間転写ベルト6の外周面とにより二次転写ニップ部Nが形成されている。
一方、給送カセット13内に積載された紙等の記録材Pは、給送ローラ14により繰り出され、分離ローラ32により一枚ずつ分離されて給送される。その後、搬送ローラ15により搬送され、停止しているレジストローラ16のニップ部に記録材Pの先端部が突き当てられて記録材Pの斜行が補正される。その後、中間転写ベルト6の外周面上に担持されたトナー像の画先が二次転写ニップ部Nに到達するタイミングに合わせて記録材Pの先端部が到達するようにレジストローラ16により記録材Pが搬送される。
記録材Pが二次転写ニップ部Nに到達すると、図示しない二次転写バイアス電源から二次転写ローラ8に二次転写バイアスが印加されて中間転写ベルト6の外周面上に担持されたトナー像が記録材Pに一括して二次転写される。二次転写後に中間転写ベルト6の外周面上に残留した残トナーは、クリーニング手段としてのクリーニング装置9に設けられたクリーニングブレード9aにより掻き取られて廃トナー回収室9b内に収容される。
二次転写ニップ部Nにおいて、トナー像が二次転写された記録材Pは、定着手段としての定着装置10に搬送され、加熱ローラ10aと加圧ローラ10bとにより挟持搬送される間に加熱及び加圧されてトナー像が記録材Pに定着される。その後、トナー像が定着された記録材Pは、排出ローラ11により挟持搬送されて機外に設けられた排出トレイ12上に排出される。尚、図1に示す給送カセット13は、1段で構成されているが、複数段設けることもできる。これらの複数の給送カセット13内にサイズの大きさや積載向きが異なる記録材Pを収容し、所望の記録材Pを適宜選択できるようにしても良い。
<プロセスカートリッジと現像剤カートリッジの着脱>
図2(a)は、画像形成装置100の装置本体100aの前面に回動可能に設けられたカバー24を開いた様子を示す斜視図である。図2(b)は、画像形成装置100の装置本体100aに対してプロセスカートリッジ1と現像剤カートリッジ2を着脱する様子を示す斜視図である。図2(a)は、画像形成装置100の装置本体100aの前面に設けられたカバー24を開いた状態を示し、装置本体100aの内部に各プロセスカートリッジ1と現像剤カートリッジ2が装着された状態を示す。
図2(b)は、各プロセスカートリッジ1と現像剤カートリッジ2を途中まで引き出した状態を示す。各プロセスカートリッジ1及び現像剤カートリッジ2は、装置本体100aの内部に設けられた図示しないガイドレールに沿って図2(b)の矢印Y方向に着脱可能に構成されている。
<プロセスカートリッジ>
次に、図3を用いて、プロセスカートリッジ1の構成について説明する。図3は、プロセスカートリッジ1の構成を示す断面図である。プロセスカートリッジ1は、感光ドラム3と、帯電ローラ17と、現像装置18とを有している。現像装置18は、画像形成装置100の装置本体100aに設けられた露光装置4により感光ドラム3の表面上に形成された静電潜像にトナーを供給してトナー像として顕像化する。
プロセスカートリッジ1は、更に、一次転写後に感光ドラム3の表面上に残留した廃トナーを回収するクリーニング装置19と、廃トナー回収室31とを有している。クリーニング装置19に設けられたクリーニングブレード29より感光ドラム3の表面上から掻き取られて回収された廃トナーは、図示しない廃トナー搬送装置により廃トナーを貯蔵する廃トナー回収室31内に搬送される。
現像装置18は、現像剤としてのトナーを収容する現像剤容器33の開口41から一部が露出して設けられた現像剤担持体としての現像ローラ21を有する。現像剤容器33内に収容されたトナーは、現像ローラ21の表面に担持される。そして、感光ドラム3の表面に形成された静電潜像に対して現像ローラ21の表面に担持されたトナーを供給してトナー像として現像する。現像装置18には、現像装置18内のトナーの残量を検知する図6に示す現像剤残量検知手段としてのトナー残量センサ34が設けられている。
<現像剤カートリッジ>
次に、図3、図4及び図5を用いて、現像剤カートリッジ2の構成について説明する。図4は、現像剤カートリッジ2の構成を示す斜視図である。図5(a)は、現像剤カートリッジ2の構成を示す断面図である。図5(b)は、図5(a)の部分拡大図である。図5(a),(b)に示すように、現像剤搬送装置38として構成される現像剤カートリッジ2は、現像剤としてのトナーを収容する現像剤容器としてのトナー容器20aを有する。
更に、現像剤カートリッジ2は、トナー容器20a内(現像剤容器内)におけるトナーの重力方向下側で底板20a1上に配置されるトナー搬送部材23を有している。トナー搬送部材23は、開口としてのトナー排出口20c側(開口側)に向かう第1方向としての図5(a)の矢印F1方向と、矢印F1方向とは反対方向の第2方向となる図5(a)の矢印F2方向とに往復移動可能に構成される。トナー搬送部材23が図5(a)の矢印F1方向に沿って移動したときに、トナー容器20a内でトナー搬送部材23上に載置された現像剤としてのトナーをトナー排出口20c側へ搬送可能に構成される。
トナー搬送部材23は、板状部材により構成されている。トナー容器20aの材質は、ハイインパクトポリスチレンを用いている。他に、ABS樹脂{アクリロニトリル(Acrylonitrile)、ブタジエン(Butadiene)、スチレン(Styrene)の共重合合成樹脂}等も適宜適用可能である。
本実施形態では、トナー搬送部材23がトナー容器20a内を矢印F1,F2方向に交互に移動するストロークを1mmに設定している。トナー容器20aの側板20a3の内壁面とトナー搬送部材23との間の往復移動方向の隙間を2mmに設定している。また、現像剤カートリッジ2の短手方向である図4の矢印C方向におけるトナー容器20aの両内壁面とトナー搬送部材23との隙間は、トナー搬送部材23の図5(a)の矢印F方向の往復運動を妨げない範囲でそれぞれ0.3mmに設定している。
トナー容器20aの内部に設けられるトナー収容部22には、補給用のトナーが収容されている。トナー収容部22内のトナーは、トナー搬送部材23上に載置されている。トナー容器20aの底板20a1には、現像剤容器33に設けられた図示しない補給口に対向する開口としてのトナー排出口20cが設けられている。トナー排出口20cは、現像剤カートリッジ2の長手方向(図5(a)の左右方向)の一端部に設けられている。
現像剤カートリッジ2が新品のとき、トナー排出口20cの周縁部には、封止部材39が剥離可能に貼着されている。現像剤カートリッジ2が新品のときは、封止部材39によりトナー収容部22内のトナーがトナー排出口20cから漏れ出すことを防ぐ。現像剤カートリッジ2の使用時には、封止部材39を剥離してトナー排出口20cを開封し、トナー排出口20cから現像装置18へのトナーの移動を可能とする。
トナー容器20aの現像剤カートリッジ2の長手方向(図5(a)の左右方向)の他端部の側板20a2には、開口からなる連通口20bが設けられている。連通口20bからトナー搬送部材23の一端部からなる被作用部25がトナー容器20aの外部に露出している。
被作用部25は、現像剤容器としてのトナー容器20aの外部に設けられ、付勢部材27の付勢力に抗してトナー搬送部材23を図5(a)の矢印F1方向で示すトナーの搬送方向に押す力を受ける。被作用部25は、図5(a)の矢印D方向で示すトナーの搬送方向の上流側で且つ被作用部25に押す力を作用させる作用部としてのカム26が停止している状態で被作用部25がカム26のカム面26cから離れた位置に配置されている。
このため新品の現像剤カートリッジ2を画像形成装置100の装置本体100aに装着する際に被作用部25とカム26のカム面26cとが干渉することがなく、装着性に優れる。また、カム26が装置本体100a側に設けられ、被作用部25がトナー容器20aの外部に設けられている。このため装置本体100a側の駆動源としてのモータ36からの駆動力を現像剤カートリッジ2側に伝達するための駆動連結部が必要でないため構成が簡単である。
トナー容器20aの側板20a2には、外部に向かって突出する突出部37が設けられている。側板20a2と突出部37を貫通する貫通穴が連通口20bとして構成される。連通口20bを形成する貫通穴の内周面37aには、溝37bが形成されている。溝37b内にシール部材28が嵌入されている。連通口20bと被作用部25との隙間は、シール部材28によりシールされている。
被作用部25が図5(a)の矢印F方向に往復移動する際に被作用部25はシール部材28に摺動する。シール部材28を弾性変形してつぶすことでシール性能を得ている。これにより被作用部25が連通口20b内を図5(a)の矢印F方向に移動してもトナー収容部22内のトナーが連通口20bから外部に漏れ出ることがない。
シール部材28材質は、ポリエステル系ポリウレタンフォームからなるモルトプレーンを採用している。シール部材28のつぶし量は、使用されるトナーの粒径や形状に合わせて連通口20bからのトナー漏れを防ぐことができる程度のつぶし量を最小値としている。また、付勢部材27の付勢力によりトナー搬送部材23を図5(a)の矢印F2方向に移動する動きを止めない程度のつぶし量を最大値としている。これらのシール部材28のつぶし量は、使用条件に合わせて適宜設定すれば良い。シール部材28の材質は、モルトプレーン以外にもモルトプレーンと類似する発砲ウレタンや不織布等も適用可能である。
<力伝達部>
トナー搬送部材23の図5(a)の矢印F1方向の端部には、上方に向かって起立した力伝達部23aが設けられている。力伝達部23aには、コイルバネからなる付勢部材27の一端部が係合されている。付勢部材27の他端部は、現像剤容器としてのトナー容器20aのトナー排出口20c側に設けられた側板20a3の内壁面に係合されている。付勢部材27は、トナー容器20aの内部に設けられている。付勢部材27は、トナー搬送部材23を図5(a)の矢印F2方向に付勢する。
<作用部>
画像形成装置100の装置本体100a側には、駆動源としてのモータ36により回転駆動されるカム26が設けられている。カム26は、被作用部25の端部25aを図5(a)の矢印F1方向に押す作用部として構成される。カム26は、回転軸26bを中心に図5(b)の矢印R方向に回転する。付勢部材27の付勢力によりトナー搬送部材23が図5(a)の矢印F2方向に付勢される。図5(a)に示すように、付勢部材27の付勢力が零となったときで、カム26が図5(a),(b)に示す姿勢位置で停止しているときは、被作用部25の端部25aは、カム26のカム面26cから離れている。
カム26のカム面26cは、図5(b)の矢印R方向で示す回転方向の上流から下流に向かって回転軸26bの回転中心26b1からカム面26cまでの径が連続的に減少し、欠損部26aで最小径r1から最大径r2に変位している。即ち、カム26のカム面26cは、カム26の回転中心26b1からの径が連続して増加し、最大径r2と最小径r1との間に段差部としての欠損部26aが設けられている。
本実施形態では、トナー搬送部材23の図5(a)の矢印F1方向の移動量が1mmとなるようにカム26のカム面26cの形状を設定している。このためカム面26cの最小径r1と最大径r2との差が1mmに設定されている。カム26が図5(b)の矢印R方向に回転する。すると、被作用部25の端部25aから離れていたカム面26cが被作用部25の端部25aに接触し、摺動して付勢部材27の付勢力に抗してトナー搬送部材23を図5(a)の矢印F1方向に1mm押し切る。その後は、付勢部材27の付勢力により被作用部25の端部25aがカム面26cの形状を急激に欠損させた欠損部26aに沿って図5(a)の矢印F2方向に一気に移動する。
トナー搬送部材23が図5(a)の矢印F2方向に移動するとき、付勢部材27の付勢力と、トナー搬送部材23の慣性力とにより付勢部材27の付勢力が最小となる位置よりも図5(a)の矢印F2方向に移動する。付勢部材27の付勢力により図5(a)の矢印F2方向に移動したトナー搬送部材23は、付勢部材27の復元力により付勢部材27の付勢力が最小となる位置に戻る。
付勢部材27の付勢力を受ける力伝達部23aは、第一位置A1と、第二位置B2との間を移動する。第一位置A1は、付勢部材27の付勢力が最小となり被作用部25の端部25aがカム26のカム面26cから離れたホームポジションである。第二位置B2は、カム面26cの最大径部26c2に被作用部25の端部25aが当接したときの力伝達部23aの位置である。このように、力伝達部23aは、ホームポジションの第一位置A1と、図5(a)の矢印F1方向に最大移動した第二位置B2とをとる。
カム26の図5(b)の矢印R方向の回転によりカム面26cが被作用部25の端部25aに摺動し、付勢部材27の付勢力に抗してトナー搬送部材23が図5(a)の矢印F1方向に移動して力伝達部23aが第二位置B2に到達する。このとき、付勢部材27には、トナー搬送部材23を図5(a)の矢印F2方向に押し戻す付勢力が蓄えられている。
更に、カム26が図5(b)の矢印R方向に回転すると、被作用部25の端部25aがカム面26cの最大径部26c2から外れる。このとき、付勢部材27に蓄えられていた付勢力によりトナー搬送部材23を図5(a)の矢印F2方向に押し戻す。これにより被作用部25の端部25aは、カム26の欠損部26aに沿って一気にカム面26cの最小径部26c1に向かって移動し、力伝達部23aは、一気に第一位置A1に戻る。
<付勢部材>
付勢部材27の付勢力により付勢部材27と接するトナー搬送部材23の力伝達部23aが第二位置B2から図5(a)の矢印F2方向に第一位置A1へ移動する。その際に付勢部材27の付勢力は、トナー搬送部材23上のトナーがトナー搬送部材23の動きで滑るような加速度になるように設定する。付勢部材27の付勢力は、トナー搬送部材23上のトナー量等により適宜設定すれば良い。
トナー搬送部材23のホームポジションは、トナー搬送部材23の力伝達部23aが第一位置A1にあるときである。このとき、付勢部材27の付勢力が最小となる。トナー搬送部材23の力伝達部23aが第一位置A1にあるとき、被作用部25の端部25aは、図5(a)の矢印F2方向に移動した第三位置A3にある。また、トナー搬送部材23の力伝達部23aが第二位置B2にあるとき、被作用部25の端部25aは、図5(a)の矢印F1方向に最大移動した第四位置B4にある。被作用部25のホームポジションは、被作用部25の端部25aが第三位置A3にあるときである。
トナー収容部22内のトナーは、トナー搬送部材23上に載置されている。このため図5(b)の矢印R方向に回転するカム26のカム面26cが被作用部25の端部25aに摺動して図5(a)の矢印F1方向に移動するトナー搬送部材23と共にトナー収容部22内のトナーは、トナー収容部22内を図5(a)の矢印D方向に移動する。更に、カム26が図5(b)の矢印R方向に回転して被作用部25の端部25aがカム面26cの最大径部26c2から外れる。すると、付勢部材27の付勢力により被作用部25の端部25aが欠損部26aに沿って一気にカム面26cの最小径部26c1に向かって移動する。
このとき、トナー搬送部材23は一気に図5(a)の矢印F2方向に移動する。このとき、トナー搬送部材23上に載置されているトナーは、トナー搬送部材23の動きで滑るため図5(a)の矢印F2方向には移動しない。カム26の図5(b)の矢印R方向の回転を継続することでトナー搬送部材23は、図5(a)の矢印F1,F2方向の往復移動を繰り返し、その結果、トナー収容部22内のトナーは、図5(a)の矢印D方向で示すトナー搬送方向に搬送される。
トナー搬送部材23には、トナー容器20aのトナー排出口20cに対向して設けられたトナー排出口23bが設けられている。トナー搬送部材23上のトナーは、トナー排出口23bからトナー容器20aのトナー排出口20cを介して現像装置18の現像剤容器33に設けられた図示しない補給口から現像剤容器33内に補給される。現像剤カートリッジ2が新品のときは、開口としてのトナー排出口20cは、トナー排出口20cの周縁部に剥離可能に貼着された封止部材39により封止されている。新品の現像剤カートリッジ2を画像形成装置100の装置本体100aに装着する前に封止部材39を剥離してトナー排出口20cが開口され、使用に供される。
<制御部>
図6に示す制御手段としてのCPU(Central Processing Unit;中央演算装置)35には、現像装置18に設けられたトナー残量センサ34が接続されている。また、CPU35には、カム26を回転駆動するモータ36が接続されている。CPU35は、トナー残量センサ34の検知結果に基づいてトナー補給信号を発信し、駆動源となるモータ36を回転駆動してカム26を回転する。
カム26のカム面26cがトナー搬送部材23の被作用部25の端部25aに摺動してトナー搬送部材23を図5(a)の矢印F1,F2方向に往復移動させる。その結果、トナー収容部22内のトナーを図5(a)の矢印D方向で示すトナー搬送方向に搬送する。トナー搬送部材23のトナー排出口23b、トナー容器20aのトナー排出口20c、現像剤容器33に設けられた図示しない補給口から現像剤容器33内にトナーが補給される。
<現像剤搬送装置>
次に、図5及び図7を用いて、現像剤カートリッジ2を構成する現像剤搬送装置38の動作について説明する。図7(a)〜(c)は、現像剤搬送装置38の動作を示す断面図である。現像剤搬送装置38は、トナー容器20a内で図5(a)の矢印F方向に移動可能に設けられたトナー搬送部材23を有する。画像形成装置100の装置本体100a側には、トナー搬送部材23の被作用部25の端部25aに摺動してトナー搬送部材23を図5(a)の矢印F1,F2方向に往復移動させるカム26が設けられている。
現像剤カートリッジ2が図1に示す画像形成装置100に装着された状態では、トナー搬送部材23の被作用部25の端部25aは、図7(a)に示す第三位置A3にある。被作用部25の端部25aが第三位置A3にあるときに、カム26のカム面26cと、被作用部25の端部25aとは非接触の状態である。このとき、付勢部材27による付勢力は最小となっている。この状態が被作用部25の端部25aのホームポジションとなる。
被作用部25の端部25aが図5(a)の矢印D方向で示す現像剤としてのトナーの搬送方向に最大移動した第四位置B4を考慮する。被作用部25の端部25aのホームポジションは、第四位置B4よりも図5(a)の矢印D方向で示す現像剤としてのトナーの搬送方向の上流側に配置されている。
即ち、付勢部材27による付勢力が最小となったときの被作用部25の端部25aの位置をホームポジション(第三位置A3)とする。カム26のカム面26cにより被作用部25の端部25aに押す力が作用する。これにより被作用部25が図5(a)の矢印F1方向に沿って第四位置B4に移動する。被作用部25の端部25aのホームポジション(第三位置A3)は、第四位置B4よりも矢印F1方向の上流側に配置されている。また、被作用部25の端部25aがホームポジション(第三位置A3)に位置したとき、被作用部25の端部25aに当接して押す力を発生させる作用部としてのカム26のカム面26cと被作用部25の端部25aとは、接触しない位置関係にある。
現像装置18の現像剤容器33内のトナー量が減少し、現像装置18に設けたトナー残量センサ34の検知結果に基づいてCPU35は、現像剤カートリッジ2からのトナー補給制御を実行する。CPU35は、モータ36を回転駆動してカム26を矢印R方向に回転する。
カム26の矢印R方向の回転により第三位置A3にある被作用部25の端部25aにカム面26cが接触して摺動し、図7(b)に示すように、付勢部材27の付勢力に抗して被作用部25の端部25aを図7(b)の矢印F1方向に押す。これにより第三位置A3にあった被作用部25の端部25aは、第四位置B4に移動する。
更に、カム26が矢印R方向に回転すると、被作用部25の端部25aは、カム面26cの最大径部26c2を通過して付勢部材27の付勢力により欠損部26aに沿ってカム面26cの最小径部26c1に向かって一気に移動する。これによりトナー搬送部材23は、図7(c)の矢印F2方向に移動する。
このとき、被作用部25の端部25aは、付勢部材27の自由減衰運動を伴って、図7(b)の第四位置B4から図7(c)の第三位置A3に移動する。CPU35は、トナー残量センサ34による検知結果に基づいて現像装置18の現像剤容器33内のトナー量が満杯になるまでカム26を矢印R方向に回転し、トナー搬送部材23を矢印F1,F2方向に交互に往復移動させてトナーの補給を実行する。
<現像剤の搬送作用>
次に、トナー搬送部材23を矢印F1,F2方向に交互に往復移動させてトナーを搬送する作用について説明する。被作用部25の端部25aがカム26のカム面26cにより押す力を受けることによってトナー搬送部材23が付勢部材27の付勢力に抗して図5(a)の矢印F1方向に沿って移動するときの最大加速度a1を考慮する。更に、カム26のカム面26cにより被作用部25の端部25aを押す力が解除されて、付勢部材27の付勢力によってトナー搬送部材23が図5(a)の矢印F2方向に沿って移動するときの最大加速度a2を考慮する。最大加速度a1は最大加速度a2よりも小さく設定されている。
これによりカム26のカム面26cが被作用部25の端部25aに摺動して、付勢部材27の付勢力に抗してトナー搬送部材23の力伝達部23aが図5(a)に示す第一位置A1から第二位置B2に移動する。このときは、トナー収容部22内でトナー搬送部材23上に載置されたトナーは、トナー搬送部材23上を滑ることなくトナー搬送部材23の図5(a)の矢印F1方向の移動量と同じ移動量だけ図5(a)の矢印D方向に移動する。
一方、付勢部材27の付勢力によりトナー搬送部材23の力伝達部23aが図5(a)に示す第二位置B2から第一位置A1に押し戻されるときは、トナー搬送部材23は、付勢部材27の付勢力により図5(a)の矢印F2方向に勢い良く移動する。このとき、トナー収容部22内でトナー搬送部材23上に載置されたトナーには、トナー搬送部材23の力伝達部23aが図5(a)に示す第二位置B2から第一位置A1に押し戻されるときの最大加速度a2が作用する。
このとき、トナー搬送部材23上に載置されたトナーは、トナー搬送部材23の図5(a)の矢印F2方向の動きに連動することなくトナー搬送部材23上を滑る。これによりトナー搬送部材23上に載置されたトナーは、トナー搬送部材23の力伝達部23aが図5(a)に示す第二位置B2まで移動していた場所に留まる。
一方で、トナー搬送部材23は、力伝達部23aが図5(a)に示す第一位置A1までの移動を完了する。これによりトナー搬送部材23とトナーとの相対的な位置関係がトナー搬送部材23に対するトナーの滑り量分だけトナーが図5(a)の矢印D方向で示すトナー搬送方向に移動することになる。
トナー搬送部材23が図5(a)の矢印F1,F2方向の往復動作を繰り返すことで、トナー収容部22内でトナー搬送部材23上に載置されたトナーを図5(a)の矢印D方向で示すトナー搬送方向に搬送する。その後、トナー搬送部材23のトナー排出口23b、トナー容器20aのトナー排出口20c、現像剤容器33の図示しない補給口を通って現像装置18の現像剤容器33内にトナーが補給される。
ここで、トナー搬送部材23の力伝達部23aが図5(a)に示す第一位置A1から第二位置B2に移動するときの図5(a)の矢印F1方向の最大加速度a1を考慮する。本実施形態では、最大加速度a1をトナー搬送部材23上のトナーがトナー搬送部材23上を滑らない程度に設定した。このとき、トナー搬送部材23上のトナーがトナー搬送部材23上を絶対に滑ってはいけないということではない。
ここで、トナー搬送部材23の力伝達部23aが図5(a)に示す第一位置A1から第二位置B2へ図5(a)の矢印F1方向に移動するときに設定した最大加速度a1を考慮する。更に、トナー搬送部材23の力伝達部23aが図5(a)に示す第二位置B2から第一位置A1へ図5(a)の矢印F2方向に移動するときに生じる最大加速度a2を考慮する。最大加速度a1により生じるトナー搬送部材23上のトナーの滑り量に対して、最大加速度a2により生じるトナー搬送部材23上のトナーの滑り量が少なければ、その滑り量の差分だけトナーは、図5(a)の矢印D方向で示すトナー搬送方向に搬送される。
尚、トナー搬送部材23の力伝達部23aが図5(a)に示す第一位置A1から第二位置B2へ図5(a)の矢印F1方向に移動する。このとき、トナーがトナー搬送部材23上を滑る、或いは、滑らないについての条件は、画像形成装置100の装置本体100a側に設けられるカム26のカム面26cの形状やカム26の回転速度の設定により決定される。
また、トナー搬送部材23の力伝達部23aが図5(a)に示す第二位置B2から第一位置A1に図5(a)の矢印F2方向に押し戻されるとき、付勢部材27の付勢力の自由減衰を利用した。他に、ダンパー等を利用することも可能である。このとき、トナー搬送部材23の力伝達部23aが図5(a)に示す第一位置A1に停止する際の加速度が付勢部材27で得られる加速度よりも小さければ、トナーの搬送性は担保される。
また、図5(a)に示すように、付勢部材27をトナー容器20aの内部に設けたことで、図8(a)に示して後述するように、トナー容器20aの外部に付勢部材27を設けた場合のスペースが必要ない。このためトナー容器20aの内部に収容できるトナー容量を図8(b)のスペースJ分だけ大きくできる。また、トナー容器20aの外部に設けた付勢部材27に異物が挟まったり、ユーザが不用意に付勢部材27に触れることで付勢部材27を破損させたりして、その結果、トナー搬送部材23によるトナーの搬送動作に影響を及ぼすこともない。尚、トナー搬送部材23と被作用部25とを一体的に設けた一例について説明したが、トナー搬送部材23と被作用部25とを別体で構成しても良い。
〔第2実施形態〕
次に、図8を用いて本発明に係る現像剤搬送装置の第2実施形態の構成について説明する。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号、或いは符号が異なっても同一の部材名を付して説明を省略する。図8(a)は、本実施形態の現像剤搬送装置38の構成を示す断面図である。図8(b)は、第1実施形態の現像剤搬送装置38の構成を示して比較した断面図である。
前記第1実施形態では、トナー容器20aのトナー収容部22内に付勢部材27を設けた。このためトナー収容部22内のトナーがコイルバネからなる付勢部材27に干渉してトナー搬送部材23によるトナーの搬送動作に影響を及ぼすことも考えられる。また、トナー収容部22内に収容できるトナー量が付勢部材27の体積分だけ減量される可能性もある。そこで、本実施形態では、トナー容器20aの外部に付勢部材27と、力伝達部23aとを設けている。
<力伝達部>
本実施形態の力伝達部23aは、現像剤容器としてのトナー容器20aの外部に露出したトナー搬送部材23の一部に設けられている。力伝達部23aには、コイルバネからなる付勢部材27の一端部が係合されている。
<付勢部材>
本実施形態の付勢部材27は、現像剤容器としてのトナー容器20aの外部に設けられている。トナー容器20aのカム26側の側板20a2の外壁面に付勢部材27の他端部が係合されている。これにより付勢部材27は、トナー搬送部材23を図8(a)の矢印F2方向に付勢する。
本実施形態においても被作用部25の端部25aが作用部としてのカム26のカム面26cにより押す力を受けてトナー搬送部材23が図8(a)の矢印F1方向に移動する。そのときの最大加速度a1は、付勢部材27の付勢力によりトナー搬送部材23が図8(a)の矢印F2方向に移動するときの最大加速度a2よりも小さく設定されている。
また、付勢部材27による付勢力が最小となったときの被作用部25の端部25aの第三位置A3をホームポジションとする。このホームポジションは、被作用部25の端部25aが図8(a)の矢印F1方向に最大移動した第四位置B4よりも矢印D方向の上流側に配置される。更に、このホームポジションは、図8(a)に示すように、被作用部25の端部25aに押す力を作用させる作用部としてのカム26が停止している状態で被作用部25の端部25aがカム26のカム面26cから離れた位置に配置されている。
力伝達部23aは、図8(a)の矢印F2方向に移動した第一位置A1と、図8(a)の矢印F1方向に最大移動した第二位置B2との間を移動する。このとき、被作用部25の端部25aは、力伝達部23aが第一位置A1にあるときは、図8(a)の矢印F2方向に移動した第三位置A3にあり、力伝達部23aが第二位置B2にあるときは、図8(a)の矢印F1方向に最大移動した第四位置B4にある。
付勢部材27をトナー容器20aの外部に設けたことで、トナー収容部22内のトナーが付勢部材27に干渉することがなく、トナー収容部22内に収容できるトナー量が付勢部材27の体積分だけ減量されることもない。その一方で、図8(a),(b)の矢印F方向におけるカム26と、トナー容器20aのカム26と反対側の側板20a3との間のスペースについて考慮する。
図8(a)に示す本実施形態の場合は、トナー容器20aの側板20a2の外部に付勢部材27と力伝達部23aとを設けたスペースJ分だけトナー収容部22内に収容できるトナー量が減量される。また、トナー容器20aの外部に設けたコイルバネからなる付勢部材27に異物が挟まったり、ユーザが不用意に付勢部材27に触れることも考えられる。この場合は、付勢部材27を破損させたり、トナー搬送部材23によるトナーの搬送動作に影響を及ぼすことも考えられる。このため付勢部材27の周囲を覆う図示しないカバーを設けることもできる。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
尚、前記各実施形態では、現像剤カートリッジ2を現像剤搬送装置38で構成した場合の一例について説明した。他に、画像形成装置100の装置本体100aに対して着脱可能に設けられる現像装置18を有する現像カートリッジに現像剤搬送装置38を設けることもできる。更に、画像形成装置100の装置本体100aに対して着脱可能に設けられるクリーニング装置19dを有するドラムカートリッジに現像剤搬送装置38を設けることもできる。更に、これらの現像カートリッジとドラムカートリッジとを一体化して画像形成装置100の装置本体100aに対して着脱可能に設けられるプロセスカートリッジ1に現像剤搬送装置38を設けても良い。
<現像カートリッジ>
現像剤としてのトナーを担持する現像剤担持体としての現像ローラ21を有する現像装置18を単体で画像形成装置100の装置本体100aに対して着脱可能な現像カートリッジとして構成する。その現像カートリッジに前述した現像剤搬送装置38を設けることもできる。その際には、現像装置18内の現像ローラ21を感光ドラム3に対向して露出させる開口41に向かって現像剤容器33内のトナーをトナー搬送部材23により搬送する構成とすることができる。
<ドラムカートリッジ>
また、像担持体としての感光ドラム3を有するクリーニング装置19dを単体で画像形成装置100の装置本体100aに対して着脱可能なドラムカートリッジとして構成し、そのドラムカートリッジに前述した現像剤搬送装置38を設けることもできる。その際には、クリーニング装置19dのクリーニングブレード29dにより掻き取った現像剤としての廃トナーを現像剤容器としてのクリーニング容器42内に収容する。その後、クリーニング容器42から廃トナー回収室31dに通じる図示しない開口に向かってクリーニング容器42内の廃トナーをトナー搬送部材23により搬送する構成とすることもできる。
<プロセスカートリッジ>
また、上記現像カートリッジとドラムカートリッジとを一体的に設けたプロセスカートリッジ1を画像形成装置100の装置本体100aに対して着脱可能に構成する。そして、現像剤容器33内のトナーやクリーニング容器42内の廃トナーをトナー搬送部材23により搬送する構成とすることもできる。
20a…トナー容器(現像剤容器)
20c…トナー排出口(開口)
23…トナー搬送部材(搬送部材)
25…被作用部
27…付勢部材

Claims (12)

  1. 開口を有し、現像剤を収容する現像剤容器と、
    前記現像剤容器内に配置され、前記開口側に向かう第1方向と、前記第1方向とは反対方向の第2方向とに往復移動可能であり、且つ、前記第1方向に沿って移動したときに、現像剤を前記開口側へ搬送可能な搬送部材と、
    前記搬送部材を前記第2方向に付勢する付勢部材と、
    前記現像剤容器の外部に設けられ、前記付勢部材の付勢力に抗して前記搬送部材を前記第1方向に押す力を受ける被作用部と、
    を有し、
    前記被作用部が前記押す力を受けることによって前記搬送部材が前記第1方向に沿って移動するときの最大加速度は、前記付勢部材の付勢力によって前記搬送部材が前記第2方向に沿って移動するときの最大加速度よりも小さく設定され、
    前記付勢部材による付勢力が最小となったときの前記被作用部の位置をホームポジションとしたとき、
    前記ホームポジションは、前記押す力に作用されることによって前記被作用部が前記第1方向に沿って移動した位置よりも、前記第1方向の上流側に配置されている、ことを特徴とする現像剤搬送装置。
  2. 前記被作用部が前記ホームポジションに位置したとき、前記被作用部に当接して前記押す力を発生させる作用部と前記被作用部とは、接触しない位置関係にある、ことを特徴とする請求項1に記載の現像剤搬送装置。
  3. 前記付勢部材は、前記現像剤容器の内部に設けられ、前記付勢部材の一端部が前記搬送部材に設けられた力伝達部に係合され、前記付勢部材の他端部が前記現像剤容器の内壁面に係合されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像剤搬送装置。
  4. 前記付勢部材は、前記現像剤容器の外部に設けられ、前記付勢部材の一端部が前記搬送部材に設けられた力伝達部に係合され、前記付勢部材の他端部が前記現像剤容器の外壁面に係合されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像剤搬送装置。
  5. 前記搬送部材は、板状部材であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の現像剤搬送装置。
  6. 前記開口を封止する封止部材を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の現像剤搬送装置。
  7. 画像形成装置の本体に対して着脱可能に設けられる現像剤カートリッジであって、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の現像剤搬送装置を有することを特徴とする現像剤カートリッジ。
  8. 画像形成装置の本体に対して着脱可能に設けられる現像カートリッジであって、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の現像剤搬送装置と、
    現像剤を担持する現像剤担持体と、
    を有することを特徴とする現像カートリッジ。
  9. 画像形成装置の本体に対して着脱可能に設けられるドラムカートリッジであって、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の現像剤搬送装置と、
    像担持体と、
    を有することを特徴とするドラムカートリッジ。
  10. 画像形成装置の本体に対して着脱可能に設けられるプロセスカートリッジであって、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の現像剤搬送装置と、
    現像剤を担持する現像剤担持体と、
    像担持体と、
    を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  11. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の現像剤搬送装置、請求項7に記載の現像剤カートリッジ、請求項8に記載の現像カートリッジ、請求項9に記載のドラムカートリッジ、請求項10に記載のプロセスカートリッジのうちの何れか1つを有し、
    更に、前記被作用部を前記第1方向に押す作用部を有し、
    記録材に画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
  12. 前記作用部は、カムからなり、前記カムの回転中心からの径が連続して増加し、最大径と最小径との間に段差部が設けられたことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
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