JP2020008193A - 加湿機 - Google Patents

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【課題】貯水トレイ内の液体中に、除菌成分などの有効成分を効率的に拡散させることのできる加湿機を提供する。【解決手段】加湿機能を有する空気清浄機(加湿機)1は、筐体10を有している。筐体10内には、貯水トレイ(貯水部)20が備えられている。貯水トレイ20内には、加湿フィルタ(加湿機構)21、除菌ユニット(有効成分供給部)22、および攪拌羽根(攪拌部)24などが備えられている。加湿フィルタ21は、貯水トレイ20内の液体を空気中へ放出させる。除菌ユニット22は、貯水トレイ20内の液体に、除菌成分などの有効成分を供給する。攪拌羽根24は、貯水トレイ20内の液体を攪拌する。【選択図】図2

Description

本発明は、加湿機に関する。
従来、給水タンク内の水を空気中へ付与する加湿機構を備えた加湿機が知られている。また、このような加湿機の中には、給水タンクから貯水トレイに供給される水に、除菌成分、浄化成分などの有効成分を供給し、水中の雑菌や有害物質を除去することにより水質浄化を図るものが存在する。
例えば、特許文献1には、イオン吸着装置を有している加湿器が開示されている。イオン吸着装置は、イオン吸着電極3と、対向電極4と、これらの電極を収納する電解槽1とを有している。この構成により、水補給槽2から電解槽1へ供給された水は電気分解される。そして、電気分解時に対向電極4において発生する次亜塩素酸が有する殺菌作用によって、加湿用水およびイオン吸着電極3で雑菌が繁殖することを抑制することができる。
特開2016−161265号公報
ところで、加湿機の中には、装置の小型化などの目的のために、給水タンクと貯水トレイとを一体化させたものが存在する。このような構成の加湿機では、使用者は、給水タンクに給水を行う代わりに、貯水トレイに直接に水を入れて使用する。また、貯水トレイ内には、加湿フィルタ、および、有効成分(例えば、除菌成分、消臭成分など)を供給する有効成分供給部(例えば、電極、イオン供給ユニットなど)が収容されている。
しかし、このような給水タンクと貯水トレイとが一体化された加湿機では、給水タンクから貯水トレイへの水の流れが起こらず、トレイ内の水は滞留する傾向にある。そのため、有効成分供給部の近傍にある水には、多量の有効成分が供給される一方、有効成分供給部から離れたところにある水には、有効成分がほとんど供給されず、貯水トレイ内の有効成分の濃度が不均一になる可能性がある。そのため、有効成分が除菌成分の場合、有効成分供給部から離れたところにある水中の雑菌に対する除菌効果が低下する可能性がある。
そこで、本発明では、貯水トレイ内の液体中に、除菌成分などの有効成分を効率的に拡散させることのできる加湿機を提供することを目的とする。
本発明の一局面にかかる加湿機は、筐体と、前記筐体内に配置されている貯水部と、前記貯水部内の液体を空気中へ放出させる加湿機構と、前記貯水部内の液体に有効成分を供給する有効成分供給部と、前記貯水部内の液体を攪拌する攪拌部とを備えている。
上記の本発明の一局面にかかる加湿機において、前記加湿機構は、前記貯水部内で回転可能に構成されており、前記攪拌部は、前記加湿機構の回転の動力を利用して動作するものであってもよい。
上記の本発明の一局面にかかる加湿機において、前記攪拌部は、前記加湿機構の回転軸に取り付けられていてもよい。
上記の本発明の一局面にかかる加湿機において、前記有効成分供給部は、前記貯水部内の液体の流れに対して、前記攪拌部の下流側に配置されていてもよい。
上記の本発明の一局面にかかる加湿機において、前記加湿機構と前記有効成分供給部との間には、仕切り部が設けられていてもよい。
上記の本発明の一局面にかかる加湿機において、前記貯水部は、給水タンクと一体型の貯水トレイであってもよい。
本発明の一局面によれば、貯水部内の液体中に、除菌成分などの有効成分を効率的に拡散させることのできる加湿機を提供することができる。
本発明の一実施形態にかかる空気清浄機の外観構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる空気清浄機の内部構成を示す断面模式図である。 第1の実施形態にかかる空気清浄機に備えられた貯水トレイ内の構成を示す斜視図である。 図3に示す貯水トレイの内部構成を示す模式図である。 図3に示す貯水トレイに備えられている加湿フィルタを示す斜視図である。 第2の実施形態にかかる空気清浄機に備えられた貯水トレイ内の構成を示す斜視図である。 図6に示す貯水トレイの内部構成を示す上面図である。 図6に示す貯水トレイに備えられている加湿フィルタを示す斜視図である。 第3の実施形態にかかる空気清浄機に備えられた貯水トレイ内の構成を示す斜視図である。 図9に示す貯水トレイの内部構成を示す上面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
〔第1の実施形態〕
本実施形態では、本発明の加湿機の一例である加湿空気清浄機(空気清浄機能を有する加湿機)を例に挙げて説明する。但し、本発明の別の態様では、空気清浄機能を有する加湿機に限定はされず、加湿機能のみを有している装置として実現することもできる。また、本発明は、加湿機能を有している空気調和機にも適用可能である。
(空気清浄機の構成)
先ず、本実施の形態にかかる加湿空気清浄機1(以下、単に空気清浄機1と称する)の全体構成について、図1および図2を用いて説明する。図1は、空気清浄機1の斜視図である。図2には、空気清浄機1の内部構成を示す。
図1に示すように、空気清浄機1の外形は、筐体10で形成されている。筐体10は、前面部10a、背面部10b、上面部10c、側面部10d、および底面部10eなどで構成されている。空気清浄機1を通常の使用時の状態に設置したときに、前面部10aは前面(正面)側に位置し、背面部10bは背面側に位置し、上面部10cは上方側に位置する。前面部10aには、風の吹き出し口(第2吹き出し口36)が設けられている。また、上面部10cには、風の吹き出し口(第1吹き出し口33)が設けられているとともに、操作部(図示せず)が配置されている(図2参照)。
筐体10の内部には、送風機11、各送風路31・32・34、空気清浄フィルタ(図示せず)、貯水トレイ(貯水部)20、および制御部41(図4参照)などが備えられている。
送風機11は、筐体10内に形成された送風路31内に配置されている。送風機11は、制御部41によって、運転の開始/停止、および風量が制御される。送風機11は、空気清浄機1が設置されている室内の空気を、背面部10bから筐体10内に取り込み、各吹き出し口33・36から送出させるという空気の流れ(風)形成する。図2では、筐体10内での空気の流れを破線の矢印で示している。
これにより、室内の空気は、空気清浄機1を経由して循環する。筐体10の内部に取り込まれた空気は、先ず、背面部10b側に配置された空気清浄フィルタ(図示せず)を通過し、その後、筐体10の下部に配置されている貯水トレイ20を通過する。貯水トレイ20内には、後述する加湿フィルタ(加湿機構)21が備えられている。これにより、貯水トレイ20内を通過する空気は、加湿される。加湿された空気は、送風機11によって、上方に位置する各吹き出し口33・36から送出される。
各送風路31・32・34は、筐体10内に形成されており、送風機11によって生成される風が通過する。送風路31は、筐体10内の下方から中央にかけて形成されている。送風路31の背面側には、空気清浄フィルタ(図示せず)が配置されている。送風路31内には、送風機11が配置されている。
上方送風路32は、送風路31の上方に位置する。上方送風路32の最下流側には、第1吹き出し口33が設けられている。すなわち、上方送風路32は、送風機11で生成される風を、上面部10cに設けられた第1吹き出し口33へと導く送風路である。
前方送風路34は、送風路31の上方前方側に位置する。前方送風路34の最下流側には、第2吹き出し口36が設けられている。すなわち、前方送風路34は、送風機11で生成される風を、前面部10aに設けられた第2吹き出し口36へと導く送風路である。
第1吹き出し口33には、風向板17が回動可能な状態で取り付けられている。また、第2吹き出し口36には、風向板18が回動可能な状態で取り付けられている。各風向板17および18の開閉は、制御部41によって制御される。
空気清浄フィルタは、例えば、筐体10内の背面側に配置されている。空気清浄フィルタフィルタは、微細な網目状の構造を有しており、空気清浄機1内に取り込まれた空気中に含まれる塵埃、花粉などのアレル物質、空気汚染の原因となる微小粒子状物質などを補足する。また、空気清浄フィルタは、脱臭機能を有する素材で形成されていてもよい。筐体10の背面部10bから取り込まれた空気は、フィルタを通過した後、各送風路31・23・34を通って各吹き出し口33・36から吹き出される。これにより、空気清浄機1内に取り込まれた空気を清浄化し、室内へ放出することができる。
操作部は、例えば、筐体10の上面部10cに配置されている。ユーザは、操作部を操作することで空気清浄機1の運転状態を変更することができる。
制御部41は、空気清浄機1内の各構成部品と接続され、これらの制御を行う。制御部41は、例えば、筐体10内に配置された電装品ユニット内に配置される。制御部41内には、メモリ43、およびタイマ44などが備えられている(図4参照)。例えば、制御部41内には、加湿フィルタ21を回転させるための駆動モータ42を制御するための駆動モータ制御部(図示せず)が設けられている。
メモリ43は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を含む。メモリ43は、空気清浄機1の動作プログラムや設定データを記憶するとともに制御部41による演算結果を一時記憶する。タイマ44は、必要に応じて、制御部41内で行われる処理の時間、空気清浄機1内の各構成部材の動作時間などを計測する。
(加湿ユニットの構成)
続いて、空気清浄機1に備えられている加湿ユニットの構成について、図2から図5を参照しながら説明する。
図3は、加湿ユニットを構成している貯水トレイ20内の構成を示す斜視図である。図4は、貯水トレイ20内の構成、および加湿フィルタ21の駆動機構の構成を模式的に示す図である。図5には、貯水トレイ20内に備えられている加湿フィルタ21および攪拌羽根24を示す。
貯水トレイ20は、筐体10の底面部10e上に配置されている。貯水トレイ20には、室内の加湿に使用される水が貯められている。貯水トレイ20は、筐体10の側面部10dから引き出されることによって、筐体10から取り出すことができる。本実施形態にかかる空気清浄機1では、貯水トレイ20は、給水タンクとしての機能も果たす。すなわち、貯水トレイ20は、給水タンクと一体型の構成となっている。使用者は、貯水トレイ20内の水が残りわずかとなった場合などには、貯水トレイ20を筐体10から取り出して、貯水トレイ20内に給水を行う。
貯水トレイ20の内部には、主な構成部材として、加湿フィルタ(加湿機構)21、除菌ユニット(有効成分供給部)22、仕切り板(仕切り部)23、および攪拌羽根(攪拌部)24などが備えられている。
加湿フィルタ21は、略円柱形状を有している。加湿フィルタ21は、通気性及び吸水性を有する不織布等のフィルタ体を有している。フィルタ体は、略円柱状の加湿フィルタ21の外周部に設けられている。
加湿フィルタ21は、円柱体の軸方向に回転軸21aを有している。回転軸21aは、駆動モータ42と接続されている(図4参照)。駆動モータ42は、制御部41によって、稼働の開始および停止、並びに回転数などが制御される。これにより、加湿フィルタ21は、回転軸21aを中心として軸方向に回転する。
加湿フィルタ21の回転によってフィルタ体が貯水トレイ20内の水に浸漬され、毛細管現象によってフィルタ体の全体に水が浸透する。これにより、貯水トレイ20内を通過する空気には、加湿フィルタ21からの水分が供給され、加湿状態となる。
除菌ユニット22は、例えば、一対の陽極と負極とを有している。貯水トレイ20内に貯められた水道水に除菌ユニット22の少なくとも一部が浸った状態で、除菌ユニット22を通電させることで、水道水中に含まれる塩素(Cl)と水(HO)とが反応して次亜塩素酸(HClO)を生成する。次亜塩素酸(HClO)は、微生物の生育を阻害する除菌成分としての機能を有する。
本実施形態では、除菌ユニット22が、有効成分(除菌成分)である次亜塩素酸(HClO)を生成することで、貯水トレイ20に貯められた水中で雑菌の繁殖を抑制することができる。すなわち、除菌ユニット22は、有効成分供給部として機能する。
除菌ユニット22は、制御部41と接続されている(図4参照)。制御部41は、除菌ユニット22の通電の開始および停止を制御する。
本発明の別の態様では、有効成分供給部は、有効成分として金属イオンを供給する電極ユニットで構成されていてもよい。この電極ユニットは、例えば、間隙を設けて設置された酸化還元電位の異なる第1の電極および第2の電極と、この電極を短絡させる短絡部とで構成されている。この電極ユニットでは、第1の電極の酸化還元電位は第2の電極の酸化還元電位より高くなっており、第1の電極および第2の電極が水に接する位置に配置されている。このような構成により、第2の電極の表面から金属イオンを溶出させることができる。貯水トレイ20内の水中に金属イオンが溶出されることで、雑菌の繁殖を抑制することができる。
また、有効成分供給部は、除菌および消臭効果を有する銀イオン(Ag)を有効成分(除菌成分、消臭成分)として発生させる銀イオンカートリッジとして実現することもできる。また、有効成分供給部は、紫外線を有効成分(除菌成分)として照射するUVランプとして実現することもできる。
仕切り板23は、加湿フィルタ21と除菌ユニット22との間に配置されている。図4に示すように、仕切り板23は、貯水トレイ20の略中央部に配置されている。そして、仕切り板23を間に挟んで貯水トレイ20の一方の領域に加湿フィルタ21が配置されており、貯水トレイ20の他方の領域に除菌ユニット22が配置されている。このような構成により、後述する攪拌羽根24の回転動作によって、図4において一点鎖線の矢印で示すように、仕切り板23を中心として、貯水トレイ20の外周に沿って周回する水流を形成することができる。
攪拌羽根24は、略円柱形状の加湿フィルタ21の長手方向の一端部に設けられている。攪拌羽根24は、加湿フィルタ21の回転軸21aに取り付けられた複数の羽根(図5に示す例では、4枚の羽根)を有している。この構成により、駆動モータ42によって加湿フィルタ21が軸方向に回転する動作に連動して、攪拌羽根24は、回転軸21aを中心として軸方向に回転する。言い換えると、攪拌羽根24は、加湿フィルタ21の回転動作を駆動する駆動モータ42の動力を利用して回転する。
このようにして攪拌羽根24が回転することによって、貯水トレイ20内では、図4において一点鎖線の矢印で示すような水の流れが形成される。これにより、除菌ユニット22で生成された除菌成分(例えば、次亜塩素酸など)を貯水トレイ20内の全領域に短時間で拡散させることができる。
また、除菌ユニット22は、貯水トレイ20内の水の流れに対して、攪拌羽根24の下流側に配置されていることが好ましい。ここで、除菌ユニット22が攪拌羽根24の下流側に配置されているとは、攪拌羽根24の近傍に除菌ユニット22を配置し、攪拌羽根24の回転動作によって押し出された水が除菌ユニット22にすぐに到達するような位置に両者が配置されていることを意味する。
例えば、除菌ユニット22と攪拌羽根24とが図4に示すような位置関係で配置されている場合、図4において反時計回りの方向の水流が形成されるように、攪拌羽根24を回転させることが好ましい。
これにより、攪拌羽根24によって攪拌された比較的速度が大きく勢いの強い水流が、除菌ユニット22に到達することになる。そのため、除菌ユニット22で生成された除菌成分を、より短時間で、除菌ユニット22から離れた位置まで到達させることができる。
なお、本実施形態では、複数の羽根を有する攪拌羽根24の形態で攪拌部を構成しているが、攪拌部の構成はこれに限定はされない。本発明の別の態様では、攪拌部は、例えば、一枚の板状部材のみで構成されていてもよい。
(第1の実施形態のまとめ)
以上のように、本実施形態にかかる空気清浄機1は、筐体10内の下方に配置されている貯水トレイ20を備えている。貯水トレイ20の内部には、貯水トレイ20内の水などの液体を空気中へ放出させる加湿フィルタ21と、貯水トレイ20内の液体に除菌成分を供給する除菌ユニット22と、貯水トレイ20内の液体を攪拌する攪拌羽根24とが備えられている。
上記の構成によれば、攪拌羽根24が備えられていることで、貯水トレイ20内の液体中において、除菌成分などの有効成分を効率的に拡散させることができる。そのため、加湿フィルタ21に浸透する液体中にも、有効量の除菌成分を含ませることができる。
また、本実施形態にかかる空気清浄機1では、攪拌羽根24は、加湿フィルタ21の回転軸21aに取り付けられている。これにより、攪拌羽根24は、加湿フィルタ21を回転させるための駆動モータ42の動力を利用して動作させることができる。したがって、攪拌羽根24専用の動力を設ける必要がなくなるため、攪拌羽根24にかかる電力量を抑えることができる。
また、本実施形態にかかる空気清浄機1では、貯水トレイ20は、給水タンクと一体型の構成となっているため、装置が大型化することを抑えることができる。また、部品点数を減らすことができるため、装置のコストダウンにつなげることができる。
〔第2の実施形態〕
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態にかかる空気清浄機1は、加湿ユニットの構成が、第1の実施形態とは異なっている。それ以外の構成については、第1の実施形態と同様の構成を適用することができる。そこで、以下では、第1の実施形態とは異なる構成を中心に説明する。
図6および図7には、第2の実施形態にかかる空気清浄機1に備えられている貯水トレイ120の構成を示す。空気清浄機1の基本的な構成は、第1の実施形態にかかる空気清浄機1と同様の構成を適用することができる。貯水トレイ120内の各構成部材は、空気清浄機1の加湿ユニットを構成している。
貯水トレイ120は、空気清浄機1の筐体10の底面部10e上に配置されている。貯水トレイ120には、室内の加湿に使用される水が貯められている。貯水トレイ120の構成は、第1の実施形態で説明した貯水トレイ20と同様の構成が適用できる。図8には、貯水トレイ120内に備えられている加湿フィルタ121および攪拌羽根124を示す。
貯水トレイ120の内部には、主な構成部材として、加湿フィルタ(加湿機構)121、除菌ユニット(有効成分供給部)22、仕切り板(仕切り部)123、および攪拌羽根(攪拌部)124などが備えられている。
加湿フィルタ121は、略円盤形状を有している。加湿フィルタ121は、通気性及び吸水性を有する不織布等のフィルタ体を有している。フィルタ体は軸方向が水平な円筒形状の枠体121aにより保持されている。枠体121aの周面には歯が形成されており、この歯は貯水トレイ120の上部に設けられたギア(図示せず)に噛合する。ギアは駆動モータ(図示せず)によって回転する。これにより、加湿フィルタ121は垂直面内で回転することができる。なお、別の態様では、枠体121aの周面にラックが形成されており、貯水トレイ120側に、このラックと噛合するピニオンが形成されている構成も可能である。
除菌ユニット22は、有効成分供給部として機能する。除菌ユニット22は、第1の実施形態で説明した除菌ユニット22と同様の構成を適用することができる。
仕切り板123は、加湿フィルタ121と除菌ユニット22との間に配置されている。また、本実施形態では、仕切り板123は、加湿フィルタ121と攪拌羽根124との間を隔てるように配置されている。そして、除菌ユニット22は、仕切り板123によって隔てられた貯水トレイ120内の領域のうち、攪拌羽根124と同じ領域に配置されている。
攪拌羽根124は、回転軸124aを有している。また、攪拌羽根124は、回転軸124aに取り付けられた複数の羽根(図8に示す例では、4枚の羽根)を有している。回転軸124aは、円盤状の加湿フィルタ121の回転面の略中心位置において、加湿フィルタ121と接続されている。また、回転軸124aは、仕切り板123を貫通し、かつ、仕切り板123に回転可能な状態で取り付けられている。
この構成により、駆動モータ(図示せず)によって円盤状の加湿フィルタ121が回転する動作に連動して、回転軸124aが軸方向に回転し、これに連動して攪拌羽根124も回転する。このように、攪拌羽根124は、加湿フィルタ121の回転動作を駆動する駆動モータの動力を利用して回転する。
このようにして攪拌羽根124が回転することによって、貯水トレイ120内では、図7において一点鎖線の矢印で示すように、仕切り板123を中心として、貯水トレイ120の外周に沿って周回する水流が形成される。これにより、除菌ユニット22で生成された除菌成分(例えば、次亜塩素酸など)を貯水トレイ120内の全領域に短時間で分散させることができる。
また、除菌ユニット22は、貯水トレイ120内の水の流れに対して、攪拌羽根124の下流側に配置されていることが好ましい。ここで、除菌ユニット22が攪拌羽根124の下流側に配置されているとは、攪拌羽根124の近傍に除菌ユニット22を配置し、攪拌羽根124の回転動作によって押し出された水が除菌ユニット22にすぐに到達するような位置に両者が配置されていることを意味する。
例えば、除菌ユニット22と攪拌羽根124とが図7に示すような位置関係で配置されている場合、図7において反時計回りの方向の水流が形成されるように、攪拌羽根124を回転させることが好ましい。
これにより、攪拌羽根124によって攪拌された比較的速度が大きく勢いの強い水流が、除菌ユニット22に到達することになる。そのため、除菌ユニット22で生成された除菌成分を、より短時間で、除菌ユニット22から離れた位置まで到達させることができる。
〔第3の実施形態〕
続いて、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態にかかる空気清浄機1は、貯水トレイ内に備えられた攪拌羽根の構成が、第2の実施形態とは異なっている。それ以外の構成については、第2の実施形態と同様の構成を適用することができる。そこで、以下では、第2の実施形態とは異なる構成を中心に説明する。
図9および図10には、第3の実施形態にかかる空気清浄機1に備えられている貯水トレイ220の構成を示す。貯水トレイ220の構成は、第1の実施形態で説明した貯水トレイ20と同様の構成が適用できる。
貯水トレイ220の内部には、主な構成部材として、加湿フィルタ(加湿機構)121、除菌ユニット(有効成分供給部)22、仕切り板(仕切り部)123、第1攪拌羽根(攪拌部)124、および第2攪拌羽根(攪拌部)225などが備えられている。
加湿フィルタ121、除菌ユニット22、および仕切り板123については、第2の実施形態で説明した加湿フィルタ121、除菌ユニット22、および仕切り板123とそれぞれ同様の構成を有している。また、第1攪拌羽根124は、第2の実施形態で説明した攪拌羽根124と同様の構成を有している。
第2攪拌羽根225は、羽根部225a、軸部225b、および傘歯車225cなどを有している。羽根部225aは、複数枚の羽根で構成されている。軸部225bは、羽根部225aと傘歯車225cとを連結している。軸部225bは、傘歯車225cの回転中心と連結されている。傘歯車225cは、加湿フィルタ121の枠体121aの周面に形成されている歯に噛合する。
この構成により、駆動モータ(図示せず)によって円盤状の加湿フィルタ121が回転する動作に連動して、傘歯車225cが回転する。これに連動して軸部225bおよび羽根部225aも回転する。このように、第2攪拌羽根225は、加湿フィルタ121の回転動作を駆動する駆動モータの動力を利用して回転する。
上記の構成により、貯水トレイ220内では、加湿フィルタ121が駆動モータによって駆動されることによって、第1攪拌羽根124および第2攪拌羽根225が回転する。これにより、図10において一点鎖線の矢印で示すように、仕切り板123を中心として、貯水トレイ220の外周に沿って周回する水流が形成される。これにより、除菌ユニット22で生成された除菌成分(例えば、次亜塩素酸など)を貯水トレイ220内の全領域に短時間で拡散させることができる。
本実施形態にかかる構成では、第1攪拌羽根124および第2攪拌羽根225という2つの攪拌部が備えられていることで、貯水トレイ220内の水をより速い速度で攪拌させることができる。これにより、そのため、除菌ユニット22で生成された除菌成分を、より短時間で、除菌ユニット22から離れた位置まで到達させることができる。
なお、本発明の別の態様では、第1攪拌羽根124が備えられておらず、攪拌部として、第2攪拌羽根225のみが備えられている構成も可能である。
(まとめ)
本発明の一実施態様は、加湿機(例えば、加湿空気清浄機1)に関する。この加湿機は、筐体(例えば、筐体10)と、筐体内に配置されている貯水部(例えば、貯水トレイ20・120・22)と、貯水部内に配置され、貯水部内の水などの液体を空気中へ放出させる加湿機構(例えば、加湿フィルタ21・121)と、貯水部内の液体に有効成分(例えば、除菌成分、浄化成分など)を供給する有効成分供給部(例えば、除菌ユニット22)と、貯水部内の液体を攪拌する攪拌部(例えば、攪拌羽根24・124、第2攪拌羽根225)とを備えている。
上記の本発明の一実施態様にかかる加湿機において、前記加湿機構は、前記貯水部内で回転可能に構成されており、前記攪拌部は、前記加湿機構の回転の動力を利用して動作してもよい。この構成によれば、攪拌部を攪拌するために使用されるエネルギー量の増加を抑えることができる。
上記の本発明の一実施態様にかかる加湿機において、前記攪拌部は、前記加湿機構の回転軸に取り付けられていてもよい。この構成によれば、加湿機構の回転と同時に攪拌部も回転させることができる。
上記の本発明の一実施態様にかかる加湿機において、前記有効成分供給部は、前記貯水部内の液体の流れに対して、前記攪拌部の下流側に配置されていてもよい。この構成によれば、攪拌部によって攪拌された比較的速度が大きく勢いの強い水流を、有効成分供給部に到達させることができる。そのため、有効成分供給部において放出される有効成分をより短時間で拡散させることができる。
上記の本発明の一実施態様にかかる加湿機において、前記加湿機構と前記有効成分供給部との間には、仕切り部が設けられていてもよい。この構成によれば、攪拌部による攪拌動作によって形成される貯水部内の液体の流れを、仕切り部によって整流させることができる。
上記の本発明の一実施態様にかかる加湿機において、前記貯水部は、給水タンクと一体型の貯水トレイであってもよい。この構成によれば、加湿機の大きさを比較的小さくすることができる。このような構成では、貯水トレイが加湿機の筐体に対して取り外しとなっており、使用者は、貯水トレイに直接水を入れて給水を行う。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、本明細書で説明した異なる実施形態の構成を互いに組み合わせて得られる構成についても、本発明の範疇に含まれる。
1 :加湿空気清浄機(加湿機)
10 :筐体
11 :送風機
20 :貯水トレイ(貯水部)
21 :加湿フィルタ(加湿機構)
21a :回転軸
22 :除菌ユニット(有効成分供給部)
23 :仕切り板(仕切り部)
24 :攪拌羽根(攪拌部)
42 :駆動モータ
120 :貯水トレイ(貯水部)
121 :加湿フィルタ(加湿機構)
121a:枠体
124 :(第1)攪拌羽根(攪拌部)
124a:回転軸
220 :貯水トレイ(貯水部)
225 :第2攪拌羽根(攪拌部)
225a:羽根部
225b:軸部
225c:傘歯車

Claims (6)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に配置されている貯水部と、
    前記貯水部内の液体を空気中へ放出させる加湿機構と、
    前記貯水部内の液体に有効成分を供給する有効成分供給部と、
    前記貯水部内の液体を攪拌する攪拌部と
    を備えている加湿機。
  2. 前記加湿機構は、前記貯水部内で回転可能に構成されており、
    前記攪拌部は、前記加湿機構の回転の動力を利用して動作する、
    請求項1に記載の加湿機。
  3. 前記攪拌部は、前記加湿機構の回転軸に取り付けられている、
    請求項2に記載の加湿機。
  4. 前記有効成分供給部は、前記貯水部内の液体の流れに対して、前記攪拌部の下流側に配置されている、
    請求項1から3の何れか1項に記載の加湿機。
  5. 前記加湿機構と前記有効成分供給部との間には、仕切り部が設けられている、
    請求項1から4の何れか1項に記載の加湿機。
  6. 前記貯水部は、給水タンクと一体型の貯水トレイである、
    請求項1から5の何れか1項に記載の加湿機。
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