JP2020007990A - 内燃機関 - Google Patents
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Abstract
【課題】気筒内において、気筒の軸線方向に対して直交する方向に旋回する吸気の横渦が発生することがある。【解決手段】吸気バルブ40は、吸気ポート23の開口を塞ぐための弁体41と、弁体41から延びる弁軸42とを備えている。弁体41における吸気ポート23側の面からは案内リブ43が突出している。案内リブ43は、弁軸42の径方向内側から外側に向けて延びているとともに弁軸42の周方向一方側に湾曲している。気筒12の中心軸線J方向から平面視した場合に、一方の吸気バルブ40における案内リブ43と他方の吸気バルブ40における案内リブ43とが、気筒12の中心軸線J及び一対の吸気ポート23の開口の間を通る仮想直線Lを対称線として対称的に延びている。【選択図】図2
Description
本発明は、内燃機関に関する。
特許文献1の内燃機関におけるシリンダブロックには、円柱状の気筒が区画されている。この気筒の内部には、当該気筒の軸線方向に往復移動可能にピストンが収容されている。ピストンは、コネクティングロッドを介してクランクシャフトに連結されている。また、シリンダブロックの上端には、シリンダヘッドが取り付けられている。シリンダヘッドの内部には、シリンダブロックの気筒内へと吸気を供給するための一対の吸気ポート、及びシリンダブロックの気筒内から排気を排出するための一対の排気ポートが区画されている。そして、シリンダヘッドには、吸気ポートにおける気筒側の開口を開閉するための吸気バルブや、排気ポートにおける気筒側の開口を開閉するための排気バルブが取り付けられている。
特許文献1のような内燃機関の吸気行程においては、吸気バルブが開状態にされることにより、一対の吸気ポートから気筒内へと吸気が供給される。このとき、各吸気ポートの開口位置や開口径によっては、気筒内の特定の箇所において局所的に、気筒の軸線方向に対して直交する方向に旋回する吸気の横渦が発生することがある。そして、このような横渦が発生すると、気筒内に噴射された燃料が期待どおりに拡散しなかったり、気筒内で燃焼した火炎が期待どおりに広がらなかったりするおそれがある。
上記課題を解決するため、本発明は、円柱状の気筒が区画されたシリンダブロックと、前記シリンダブロックの上端に取り付けられたシリンダヘッドと、前記シリンダヘッド内に区画され、前記気筒に開口する一対の吸気ポートと、前記シリンダヘッドに取り付けられ、前記各吸気ポートの開口を前記気筒の内部側から開閉する一対の吸気バルブとを備えている内燃機関であって、前記一対の吸気ポートは、前記気筒の中心軸線に対して、当該中心軸線に直交する方向の一方側に配置されており、前記吸気バルブは、前記吸気ポートの開口を塞ぐための弁体と、前記弁体から延びる弁軸とを備えており、前記弁体における前記吸気ポート側の面からは案内リブが突出しており、前記案内リブは、前記弁軸の径方向内側から外側に向けて延びているとともに前記弁軸の周方向一方側に湾曲しており、前記気筒の中心軸線方向から平面視した場合に、一方の吸気バルブにおける前記案内リブと他方の吸気バルブにおける前記案内リブとが、前記気筒の中心軸線及び前記一対の吸気ポートの開口の間を通る仮想直線を対称線として対称的に延びている。
上記構成によれば、吸気ポートから気筒内に吸気が供給される際、吸気が案内リブが延びる方向に案内されつつ供給される。また、各吸気バルブの案内リブは対称的に延びているため、一対の吸気ポートのいずれか一方側に吸気が偏って流通することも抑えられる。これらの結果、気筒内において吸気を広い範囲に分散して供給することができ、気筒内における吸気の気流の強さを均一化できる。そして、吸気の気流の強さが不均一であることに起因して、気筒内に横渦が発生することは抑制できる。
先ず、内燃機関10の概略構成を図1に従って説明する。
図1に示すように、内燃機関10のシリンダブロック11内には、円柱状の気筒12が区画されている。気筒12は、シリンダブロック11の上端面に開口している。気筒12内には、当該気筒12の軸線方向に往復移動可能にピストン13が収容されている。ピストン13は、コネクティングロッド14を介して、クランクシャフト15に連結されている。このピストン13が、気筒12内を往復移動することにより、クランクシャフト15が回転される。
図1に示すように、内燃機関10のシリンダブロック11内には、円柱状の気筒12が区画されている。気筒12は、シリンダブロック11の上端面に開口している。気筒12内には、当該気筒12の軸線方向に往復移動可能にピストン13が収容されている。ピストン13は、コネクティングロッド14を介して、クランクシャフト15に連結されている。このピストン13が、気筒12内を往復移動することにより、クランクシャフト15が回転される。
シリンダブロック11の上端には、シリンダヘッド21が取り付けられている。シリンダヘッド21の下面においては、平面視円形状の凹部22が窪んでいる。凹部22は、シリンダブロック11における気筒12と対向配置されている。この凹部22の内壁面、気筒12の内壁面、及びピストン13の頂面(上面)によって、燃料を燃焼させるための燃焼室Rが区画されている。
シリンダヘッド21内には、気筒12(燃焼室R)内に吸気を供給するための吸気ポート23が区画されている。吸気ポート23は、1つの気筒12につき一対(2つ)区画されている。なお、図1では、1つの吸気ポート23のみ図示している。各吸気ポート23の一端は、凹部22において開口している。また、一対の吸気ポート23の他端側は、互いに合流している。
各吸気ポート23の他端には、車両外部の吸気を各吸気ポート23へと導くための吸気管24が接続されている。吸気管24には、当該吸気管24内を流通する吸気の量を調節するためのスロットルバルブ25が取り付けられている。また、吸気管24における吸気ポート23の近傍位置には、吸気ポート23内に燃料を噴射するポート噴射弁31が取り付けられている。なお、図示は省略するが、吸気管24には、吸気中の異物を取り除くエアクリーナや吸気脈動を抑えるためのサージタンクが取り付けられている。
シリンダヘッド21内には、気筒12(燃焼室R)からの排気を排出するための排気ポート27が区画されている。排気ポート27は、1つの気筒12につき一対(2つ)区画されている。なお、図1では、1つの排気ポート27のみ図示している。各排気ポート27の一端は、凹部22において開口している。また、一対の排気ポート27の他端側は、互いに合流している。
各排気ポート27の他端には、排気ポート27からの排気を車両の外部へと導くための排気管28が接続されている。なお、図示は省略するが、排気管28には、排気に含まれる窒素酸化物や硫黄酸化物を浄化するための触媒や、排気に含まれる微粒子を除去するためのパティキュレートフィルタが取り付けられている。
シリンダヘッド21には、燃焼室R内に燃料を直接噴射する筒内噴射弁32が取り付けられている。筒内噴射弁32は、一対の吸気ポート23と一対の排気ポート27の間に配置されている。また、シリンダヘッド21には、火花放電を行うことで燃焼室R内の燃料を添加する点火プラグ33が取り付けられている。この点火プラグ33も、一対の吸気ポート23と一対の排気ポート27の間に配置されている。
シリンダヘッド21には、吸気ポート23における気筒12(燃焼室R)側の開口を開閉するための吸気バルブ40が取り付けられている。吸気バルブ40は、吸気ポート23毎に設けられている。また、シリンダヘッド21には、排気ポート27における気筒12(燃焼室R)側の開口を開閉するための排気バルブ45が取り付けられている。排気バルブ45は、排気ポート27毎に設けられている。これら吸気バルブ40及び排気バルブ45は、シリンダヘッド21内に収容された動弁機構によって、クランクシャフト15の回転に連動して開閉駆動される。なお、図示は省略するが、シリンダヘッド21の上端には、動弁機構等を覆うヘッドカバーが取り付けられている。
次に、シリンダヘッド21における吸気ポート23の周辺構成や吸気バルブ40の構造について、より具体的に説明する。
図2に示すように、一対の吸気ポート23における凹部22(気筒12)側の開口縁23aは、吸気ポート23の軸線方向から平面視すると円形状になっている。また、気筒12の中心軸線J方向の上側から平面視した場合に、一対の吸気ポート23における凹部22(気筒12)側の開口縁23aは、中心軸線Jよりも、当該中心軸線Jに直交する方向の一方側(図2において右側)に位置している。気筒12の中心軸線Jを通り、上記直交する方向に延びる直線を仮想直線Lとしたとき、一対の吸気ポート23における開口縁23aは、仮想直線Lを挟んで対称的に位置している。
図2に示すように、一対の吸気ポート23における凹部22(気筒12)側の開口縁23aは、吸気ポート23の軸線方向から平面視すると円形状になっている。また、気筒12の中心軸線J方向の上側から平面視した場合に、一対の吸気ポート23における凹部22(気筒12)側の開口縁23aは、中心軸線Jよりも、当該中心軸線Jに直交する方向の一方側(図2において右側)に位置している。気筒12の中心軸線Jを通り、上記直交する方向に延びる直線を仮想直線Lとしたとき、一対の吸気ポート23における開口縁23aは、仮想直線Lを挟んで対称的に位置している。
気筒12の中心軸線J方向の上側から平面視した場合に、一対の排気ポート27における凹部22(気筒12側)の開口縁27aは、中心軸線Jよりも、仮想直線L方向における、中心軸線Jを挟んで吸気ポート23とは反対側(図2において左側)に位置している。また、一対の排気ポート27の開口縁27aは、仮想直線Lを挟んで対称的に位置している。
気筒12の中心軸線J方向の上側から平面視した場合に、筒内噴射弁32は、凹部22における中心軸線Jの近傍に位置している。この実施形態では、筒内噴射弁32は、仮想直線L上に位置しているとともに、中心軸線Jよりも仮想直線L方向において排気側(開口縁27a側)に位置している。また、点火プラグ33は、凹部22における中心軸線Jの近傍に位置している。この実施形態では、点火プラグ33は、仮想直線L上に位置しているとともに、中心軸線Jよりも仮想直線L方向において吸気側(吸気ポート23の開口縁23a側)に位置している。
図3に示すように、各吸気バルブ40は、吸気ポート23における気筒12側の開口を塞ぐための弁体41を備えている。弁体41は、概ね円板状になっている。弁体41の径は、吸気ポート23における開口縁23aの径よりも大きくなっている。弁体41における厚み方向一方側の面は略平面になっている。また、弁体41の厚み方向他方側の面は、当該弁体41の中心ほど膨らんだ曲面になっている。したがって、弁体41は、全体として傘状の外観になっている。弁体41の厚み方向他方側の面からは棒状の弁軸42が延びている。弁軸42は、弁体41の中心から延びている。弁軸42の先端は、シリンダヘッド21内の動弁機構に連結されている。
上記の吸気バルブ40は、弁体41が気筒12(燃焼室R)内に位置し、弁軸42がシリンダヘッド21側を向くように配置されている。そして、弁軸42が、動弁機構によりその軸線方向に動作されることで、弁体41が、吸気ポート23における気筒12側の開口を、気筒12側から開閉する。
吸気バルブ40における厚み方向他方側の面、すなわち、吸気ポート23側の面からは、複数の案内リブ43が突出している。この実施形態では、案内リブ43は、1つの吸気バルブ40において4つ設けられている。案内リブ43は、周方向に略等間隔で設けられている。案内リブ43は、弁体41における中心から軽方向外側に向けて延びている。弁体41における中心から案内リブ43における径方向外側の端までの径方向の距離は、吸気ポート23における開口縁23aの半径よりも小さくなっている。換言すると、案内リブ43の径方向外側の端は、弁体41の径方向外側の縁には至ってなく、吸気バルブ40が閉状態になったときに、吸気ポート23の開口縁23aに干渉しないようになっている。
各案内リブ43は、弁軸42の周方向に湾曲している。この実施形態では、案内リブ43における径方向内側(弁軸43側)の端から径方向外側の端に亘って略一定の曲率で湾曲している。また、弁軸42の周方向において、案内リブ43における径方向内側(弁軸43側)の端と径方向外側の端とがおよそ90度ずれている。
図2に示すように、4つの案内リブ43のうち、弁軸42よりも仮想直線L側の2つの案内リブ43の湾曲方向は、仮に湾曲せずに径方向に延びていると仮定した場合よりも、径方向外側の端が仮想直線L方向の排気側に位置するように定められている。また、4つの案内リブ43のうち、弁軸42よりも仮想直線Lから遠い側の2つの案内リブ43の湾曲方向は、仮に湾曲せずに径方向に延びていると仮定した場合よりも、径方向外側の端が仮想直線L方向の吸気側に位置するように定められている。換言すると、図2において上側に図示されている吸気バルブ40の案内リブ43は、径方向外側ほど時計回り方向に進行するように湾曲している。また、図2において下側に図示されている吸気バルブ40の案内リブ43は、径方向外側ほど反時計回り方向に進行するように湾曲している。さらに、一方の吸気バルブ40の各案内リブ43と、他方の吸気バルブ40の各案内リブ43とは、仮想直線Lを対称線として、対称的に延びている。
本実施形態の作用及び効果について説明する。
先ず、吸気バルブ40に案内リブ43が設けられていないと仮定した場合の吸気の流れについて説明する。図4において矢印で示すように、各吸気ポート23の開口縁23aを介して気筒12に供給される吸気は、概ね仮想直線L方向の吸気側から排気側へ向かって流れる。そして、流入した吸気の一部は、気筒12の内壁に当たって仮想直線L側へと案内される。このとき、一方の吸気ポート23の開口縁23aから流入してきた吸気と、他方の吸気ポート23の開口縁23aから流入してきた吸気とが仮想直線Lの近傍でぶつかり合う。そのため、気筒12内における排気側であって仮想直線Lの近傍においては、比較的に強い横渦が生じる。この横渦が生じた箇所においては、当該横渦に遮られて吸気が仮想直線L方向における吸気側へと戻りにくくなる。したがって、気筒12の中心軸線Jの近傍や、一対の吸気ポート23の開口縁23aの間の部分においては、吸気の流れが弱くなる。このように、気筒12内において局所的に吸気の流れが弱い部分が生じていると、吸気行程や圧縮行程における理想的な吸気の流れ(例えばタンブル流)を妨げることになり、気筒12内に噴射された燃料が拡散しにくかったり、燃焼した火炎が広がらなかったりする。
先ず、吸気バルブ40に案内リブ43が設けられていないと仮定した場合の吸気の流れについて説明する。図4において矢印で示すように、各吸気ポート23の開口縁23aを介して気筒12に供給される吸気は、概ね仮想直線L方向の吸気側から排気側へ向かって流れる。そして、流入した吸気の一部は、気筒12の内壁に当たって仮想直線L側へと案内される。このとき、一方の吸気ポート23の開口縁23aから流入してきた吸気と、他方の吸気ポート23の開口縁23aから流入してきた吸気とが仮想直線Lの近傍でぶつかり合う。そのため、気筒12内における排気側であって仮想直線Lの近傍においては、比較的に強い横渦が生じる。この横渦が生じた箇所においては、当該横渦に遮られて吸気が仮想直線L方向における吸気側へと戻りにくくなる。したがって、気筒12の中心軸線Jの近傍や、一対の吸気ポート23の開口縁23aの間の部分においては、吸気の流れが弱くなる。このように、気筒12内において局所的に吸気の流れが弱い部分が生じていると、吸気行程や圧縮行程における理想的な吸気の流れ(例えばタンブル流)を妨げることになり、気筒12内に噴射された燃料が拡散しにくかったり、燃焼した火炎が広がらなかったりする。
ここで、例えば、吸気ポート23の開口縁23aの径を大きくしたり、一対の吸気ポート23の開口縁23aの距離を小さくすることで、気筒12の中心軸線Jの近傍や一対の吸気ポート23の開口縁23aの間の部分において吸気の流れが弱くなることを抑制でき得る。しかしながら、図2に示すように、上記実施形態では、シリンダヘッド21における凹部22の中心軸線J近傍に、筒内噴射弁32及び点火プラグ33が取り付けられている。したがって、これらを取り付けるためのスペースを確保するために、一対の吸気ポート23の開口縁23aの距離として相応の距離を確保する必要があるし、各吸気ポート23の開口縁23aの径の大きさにも制限がある。
この点、上記実施形態では、吸気ポート23の開口縁23aから気筒12に流入する吸気に対して案内リブ43の延設方向に沿う流れを付与して、緩やかな旋回流とすることができる。具体的には、図2に示すように、上側の吸気ポート23から流入する吸気を、時計回り方向の緩やかな旋回流とし、下側の吸気ポート23から流入する吸気を、反時計回り方向の緩やかな旋回流とすることができる。このように、あえて吸気を緩やかな旋回流とすることで、図4に示す例では吸気が行き渡りにくかった気筒12の中心軸線J近傍や一対の吸気ポート23の開口縁23aの間の部分にも、吸気を分散して供給できる。
しかも、上記実施形態では、一対の吸気バルブ40の案内リブ43が、仮想直線Lを大将戦として対称的に延びている。したがって、仮想直線Lを挟んで一方側と他方側とで吸気の流れを揃えることができ、気流の流れがアンバランスであることに起因する横渦や乱流の発生も抑制できる。これらの結果、気筒12内において燃料が全体に均等に行き渡らせやすくなり、気筒12内において燃焼した火炎も全体に広がりやすくなる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・シリンダヘッド21に対する筒内噴射弁32及び点火プラグ33の取り付け位置は適宜変更できる。例えば、点火プラグ33が筒内噴射弁32よりも、仮想直線L方向の排気側に位置していてもよい。また、筒内噴射弁32及び点火プラグ33は、必ずしも仮想直線L上に位置している必要はない。
・シリンダヘッド21に対する筒内噴射弁32及び点火プラグ33の取り付け位置は適宜変更できる。例えば、点火プラグ33が筒内噴射弁32よりも、仮想直線L方向の排気側に位置していてもよい。また、筒内噴射弁32及び点火プラグ33は、必ずしも仮想直線L上に位置している必要はない。
・ポート噴射弁31が存在するのであれば、筒内噴射弁32を省略してもよい。また、内燃機関10が軽油を燃料とするものであれば、点火プラグ33も省略できる。
・吸気バルブ40における案内リブ43は、周方向に等間隔で設けられていなくてもよい。例えば、弁体41における弁軸42よりも仮想直線L方向の排気側に多くの案内リブ43が偏って配置されていてもよい。
・吸気バルブ40における案内リブ43は、周方向に等間隔で設けられていなくてもよい。例えば、弁体41における弁軸42よりも仮想直線L方向の排気側に多くの案内リブ43が偏って配置されていてもよい。
・吸気バルブ40における案内リブ43の数は4つに限らない。案内リブ43の数は、1〜3つでもよいし、5つ以上でもよい。ただし、吸気ポート23から流入する吸気に効率よく旋回する流れを付与するという観点では、弁体41における弁軸42よりも仮想直線L方向の排気側に、少なくとも1つの案内リブ43が設けられていることが好ましい。
・案内リブ43における湾曲の程度(曲率)は、適宜変更できる。案内リブ43がわずかにでも湾曲していれば、吸気に対して旋回する流れを付与できる。また、複数の案内リブ43の曲率がそれぞれ異なっていてもよい。
・案内リブ43における湾曲の向きも、上記実施形態の例に限らない。すなわち、案内リブ43の湾曲の向きを上記実施形態と反対にしてもよい。この場合、図2において、上側に図示されている吸気バルブ40の案内リブ43は径方向外側ほど反時計回り方向に進行するように湾曲し、下側に図示されている吸気バルブ40の案内リブ43は径方向外側ほど時計回り方向に進行するように湾曲することになる。
10…内燃機関、11…シリンダブロック、12…気筒、13…ピストン、14…コネクティングロッド、15…クランクシャフト、21…シリンダヘッド、22…凹部、23…吸気ポート、23a…開口縁、24…吸気管、25…スロットルバルブ、27…排気ポート、27a…開口縁、28…排気管、31…ポート噴射弁、32…筒内噴射弁、33…点火プラグ、40…吸気バルブ、41…弁体、42…弁軸、43…案内リブ、45…排気バルブ、R…燃焼室、L…仮想直線。
Claims (1)
- 円柱状の気筒が区画されたシリンダブロックと、前記シリンダブロックの上端に取り付けられたシリンダヘッドと、前記シリンダヘッド内に区画され、前記気筒に開口する一対の吸気ポートと、前記シリンダヘッドに取り付けられ、前記各吸気ポートの開口を前記気筒の内部側から開閉する一対の吸気バルブとを備えている内燃機関であって、
前記一対の吸気ポートは、前記気筒の中心軸線に対して、当該中心軸線に直交する方向の一方側に配置されており、
前記吸気バルブは、前記吸気ポートの開口を塞ぐための弁体と、前記弁体から延びる弁軸とを備えており、
前記弁体における前記吸気ポート側の面からは案内リブが突出しており、
前記案内リブは、前記弁軸の径方向内側から外側に向けて延びているとともに前記弁軸の周方向一方側に湾曲しており、
前記気筒の中心軸線方向から平面視した場合に、一方の吸気バルブにおける前記案内リブと他方の吸気バルブにおける前記案内リブとが、前記気筒の中心軸線及び前記一対の吸気ポートの開口の間を通る仮想直線を対称線として対称的に延びている
ことを特徴とする内燃機関。
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2018
- 2018-07-11 JP JP2018131262A patent/JP2020007990A/ja active Pending
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