JP2020007093A - 媒体搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】載置台を駆動する機構を容易に作製する。【解決手段】スタッカ本体21は、格納されたり展開されたりするように、回転可能にフレーム20に支持されている。第1スタッカ補助トレイ22は、スタッカ本体21に格納されたりスタッカ本体21から展開されたりするように、移動可能にスタッカ本体21に支持されている。スタッカ開閉機構は、搬送ローラが正回転する運動をスタッカ本体21が展開される運動に変換し、搬送ローラが逆回転する運動をスタッカ本体21が格納される運動に変換する。第1スタッカ伸縮機構は、搬送ローラが正回転する運動を第1スタッカ補助トレイ22が展開される運動に変換し、搬送ローラが逆回転する運動を第1スタッカ補助トレイ22が格納される運動に変換する。【選択図】図2

Description

本開示の技術は、媒体搬送装置に関する。
プリンタに例示される媒体を搬送する媒体搬送装置において、媒体が載置される載置台を自動的に移動させたり伸縮させたりする装置が知られている(特許文献1〜3参照)。このような装置は、大きな媒体を載置台に載置したり収納スペースをコンパクトにしたりすることができるとともに、ユーザの操作を容易にすることができる。
特開2014−051361号公報 特開2008−100776号公報 特開2006−062863号公報
しかしながら、このような媒体搬送装置は、載置台に複数の可動部が設けられているときに、載置台を駆動する機構の製造コストが増大することがある。
開示の技術は、かかる点に鑑みてなされたものであって、載置台を駆動する機構が容易に作製される媒体搬送装置を提供することを目的とする。
開示の態様では、媒体搬送装置は、スタッカ格納位置またはスタッカ展開位置に配置されるように、回転可能に本体に支持され、媒体が載置されるスタッカと、補助トレイ格納位置または補助トレイ展開位置に配置されるように、移動可能に前記スタッカに支持され、前記補助トレイ展開位置に配置されるときに、前記媒体のうちの前記スタッカに載置されない部分が載置される補助トレイと、正回転したり逆回転したりするように前記本体に支持される軸と、前記軸が正回転する運動を前記スタッカが前記スタッカ展開位置に向かって回転する運動に変換し、前記軸が逆回転する運動を前記スタッカが前記スタッカ格納位置に向かって回転する運動に変換する第1機構と、前記軸が正回転する運動を前記補助トレイが前記補助トレイ展開位置に向かって移動する運動に変換し、前記軸が逆回転する運動を前記補助トレイが前記補助トレイ格納位置に向かって移動する運動に変換する第2機構とを備えている。
開示の媒体搬送装置は、容易に作製されることができる。
図1は、実施例1の媒体搬送装置を示す側面図である。 図2は、シュータとスタッカとを示す斜視図である。 図3は、スタッカがスタッカ格納領域に格納されているときの媒体搬送装置を示す側面図である。 図4は、スタッカがスタッカ格納領域に格納されているときのスタッカとシュータとを示す斜視図である。 図5は、シュータが格納されているときの媒体搬送装置を示す側面図である。 図6は、シュータが格納されているときのスタッカとシュータとを示す斜視図である。 図7は、搬送装置と読取装置とを示す側面断面図である。 図8は、スタッカ駆動機構の一部を示す斜視図である。 図9は、スタッカ本体を示す斜視図である。 図10は、スタッカ開閉機構を示す斜視図である。 図11は、スタッカを示す斜視図である。 図12は、第1スタッカ補助トレイが第1トレイ格納位置に配置されているときのスタッカを示す斜視図である。 図13は、第1スタッカ伸縮機構を示す斜視図である。 図14は、スタッカ本体がスタッカ格納位置に配置されているときの第1スタッカ伸縮機構を示す斜視図である。 図15は、比較例1の媒体搬送装置のスタッカを示す斜視図である。 図16は、比較例1の媒体搬送装置の第1スタッカ伸縮機構を示す斜視図である。 図17は、比較例1の媒体搬送装置の第1スタッカ伸縮機構を示す他の斜視図である。 図18は、比較例1の媒体搬送装置の第1スタッカ伸縮機構を示すさらに他の斜視図である。 図19は、比較例1の媒体搬送装置の第1スタッカ伸縮機構を示すさらに他の斜視図である。 図20は、比較例2の媒体搬送装置のスタッカを示す斜視図である。 図21は、比較例2の媒体搬送装置の第1スタッカ伸縮機構を示す斜視図である。 図22は、実施例2の媒体搬送装置の回転伝達機構を示す斜視図である。 図23は、実施例2の媒体搬送装置の回転伝達機構を示す他の斜視図である。 図24は、実施例2の媒体搬送装置の回転伝達機構を示すさらに他の斜視図である。 図25は、実施例2の媒体搬送装置の回転伝達機構を示すさらに他の斜視図である。 図26は、実施例3の媒体搬送装置を示す斜視図である。 図27は、実施例3の媒体搬送装置の複数のギヤを示す斜視図である。 図28は、スタッカ本体がスタッカ格納位置に配置されているときの実施例3の媒体搬送装置のスタッカを示す斜視図である。
以下に、本願が開示する実施形態にかかる媒体搬送装置について、図面を参照して説明する。なお、以下の記載により本発明が限定されるものではない。また、以下の記載においては、同一の構成要素に同一の符号を付与し、重複する説明を省略する。
図1は、実施例1の媒体搬送装置1を示す側面図である。媒体搬送装置1は、画像読取装置として利用され、図1に示されているように、筐体2とシュータ3とシュータ支持部5とスタッカ6とスタッカ支持部7とを備えている。筐体2は、箱型に形成され、媒体搬送装置1の本体の外殻を形成している。筐体2は、媒体搬送装置1が設置される設置面8に載置される。シュータ3は、板状に形成され、平面に沿うシュータ載置面11が形成されている。シュータ3は、設置面8が水平であるときに、シュータ載置面11が斜め上方を向くように、かつ、シュータ載置面11が設置面8となす角が55度に等しくなるように、筐体2の奥側(図1で右側)の上部に配置されている。シュータ3は、回転軸12を中心にシュータ3が回転することができるように、シュータ支持部5を介して筐体2に支持されている。回転軸12は、設置面8に沿う平面に平行であり、かつ、シュータ載置面11に沿う平面に平行である。シュータ支持部5は、さらに、シュータ載置面11が設置面8となす角が55度より小さくならないように、シュータ3が回転することを抑止している。すなわち、シュータ支持部5は、図1に示されているような状態から重力によりシュータ3が回転軸12を中心に時計回りに回転しないように、シュータ3の可動域を制限している。
スタッカ6は、板状に形成され、平面に沿うスタッカ載置面15が形成されている。スタッカ6は、スタッカ載置面15に沿う平面がシュータ載置面11に沿う平面と平行になるように、筐体2の手前側(図1で左側)の上部に配置されている。すなわち、スタッカ6は、スタッカ載置面15が斜め上方を向くように、かつ、スタッカ載置面15が設置面8となす角が55度に等しくなるように、配置されている。スタッカ6は、このように配置されることにより、シュータ載置面11の一部を覆っている。スタッカ6は、回転軸16を中心にスタッカ6が回転することができるように、スタッカ支持部7を介して筐体2に支持されている。回転軸16は、回転軸12に平行であり、すなわち、設置面8に平行であり、かつ、スタッカ載置面15に平行である。
媒体搬送装置1は、スタッカ格納領域18が形成されている。スタッカ格納領域18は、筐体2の上部のうちのシュータ3とスタッカ6との間に形成されている。すなわち、スタッカ格納領域18は、筐体2の上部のうちのスタッカ6の回転軸16より奥側に配置され、筐体2の上部のうちのシュータ3の回転軸12より手前側に配置されている。
図2は、シュータ3とスタッカ6とを示す斜視図である。媒体搬送装置1は、図2に示されているように、さらに、フレーム20を備えている。フレーム20は、媒体搬送装置1の本体に固定され、詳細には、筐体2の内部に配置され、筐体2に固定されている。フレーム20は、媒体搬送装置1が設置面8に載置されるときに、設置面8に固定される。スタッカ6は、スタッカ本体21と第1スタッカ補助トレイ22と第2スタッカ補助トレイ23とを備えている。スタッカ本体21は、板状に形成され、スタッカ本体載置面71が形成されている。スタッカ本体21は、スタッカ格納位置またはスタッカ展開位置に配置されるように、回転軸16を中心に回転可能に、スタッカ支持部7によりフレーム20に支持されている。
第1スタッカ補助トレイ22は、スタッカ本体21より薄い板状に形成され、第1スタッカ補助載置面72が形成されている。第1スタッカ補助トレイ22は、第1トレイ展開位置または第1トレイ格納位置に配置されるように、スタッカ伸縮方向24に平行に並進可能に、スタッカ本体21に支持されている。スタッカ伸縮方向24は、回転軸16に垂直であり、かつ、スタッカ載置面15に沿う平面に平行である。第1スタッカ補助トレイ22は、第1トレイ格納位置に配置されることにより、スタッカ本体21の内部に配置される。第1スタッカ補助トレイ22は、第1トレイ展開位置に配置されることにより、第1スタッカ補助載置面72が露出するように、スタッカ本体21の外部に配置される。第1スタッカ補助載置面72は、第1スタッカ補助トレイ22が第1トレイ格納位置に配置されることによりスタッカ本体載置面71に重なり、第1スタッカ補助トレイ22が第1トレイ展開位置に配置されることによりスタッカ本体載置面71に並ぶ。
第2スタッカ補助トレイ23は、第1スタッカ補助トレイ22より薄い板状に形成され、第2スタッカ補助載置面73が形成されている。第2スタッカ補助トレイ23は、第2トレイ展開位置または第2トレイ格納位置に配置されるように、スタッカ伸縮方向24に平行に並進可能に、第1スタッカ補助トレイ22に支持されている。第2スタッカ補助トレイ23は、第2トレイ格納位置に配置されることにより、第1スタッカ補助トレイ22の内部に配置される。第2スタッカ補助トレイ23は、第2トレイ展開位置に配置されることにより、第2スタッカ補助載置面73が露出するように、第1スタッカ補助トレイ22の外部に配置される。第2スタッカ補助載置面73は、第2スタッカ補助トレイ23が第2トレイ格納位置に配置されることにより第1スタッカ補助載置面72に重なり、第2スタッカ補助トレイ23が第2トレイ展開位置に配置されることにより第1スタッカ補助載置面72に並ぶ。
スタッカ6は、このように形成されることにより、回転軸16から遠い側のスタッカ端部17が回転軸16に接近するように短縮したり、スタッカ端部17が回転軸16から遠ざかるように延伸したりするように、伸縮することができる。すなわち、スタッカ6は、第1スタッカ補助トレイ22が第1トレイ格納位置に向かって移動し、かつ、第2スタッカ補助トレイ23が第2トレイ格納位置に向かって移動するときに、スタッカ端部17が回転軸16に接近するように短縮する。スタッカ6は、第1スタッカ補助トレイ22が第1トレイ展開位置に向かって移動し、かつ、第2スタッカ補助トレイ23が第2トレイ展開位置に向かって移動するときに、スタッカ端部17が回転軸16から遠ざかるように延伸する。スタッカ載置面15は、スタッカ6が延伸したときに、スタッカ本体載置面71と第1スタッカ補助載置面72と第2スタッカ補助載置面73とから形成される。
図3は、スタッカ6がスタッカ格納領域18に格納されているときの媒体搬送装置1を示す側面図である。スタッカ6は、図3に示されているように、スタッカ6が短縮されているときに、スタッカ本体21がスタッカ格納位置に配置されることにより、スタッカ格納領域18に格納される。スタッカ6は、スタッカ格納領域18またはスタッカ展開領域19に配置されるように、スタッカ支持部7を介してフレーム20に支持されている。スタッカ展開領域19は、図1でスタッカ6が配置されている領域である。すなわち、スタッカ6は、スタッカ6延伸されているときに、スタッカ本体21がスタッカ展開位置に配置されることにより、スタッカ展開領域19に配置される。スタッカ載置面15は、スタッカ6がスタッカ展開領域19に配置されることにより、斜め上方を向き、設置面8となす角が55度に概ね等しくなる。スタッカ本体21がスタッカ格納位置からスタッカ展開位置に向かって移動するときに、スタッカ本体21が回転軸16を中心に回転する回転角は、35度に概ね等しい。
スタッカ6は、スタッカ格納領域18に配置されることにより、シュータ載置面11を露出させ、スタッカ6がスタッカ展開領域19に配置されているときに比較して、シュータ載置面11のうちのスタッカ6により覆われる領域の面積を小さくすることができる。すなわち、スタッカ格納領域18に配置されたスタッカ6をシュータ載置面11に正射影した図形の面積は、スタッカ展開領域19に配置されたスタッカ6をシュータ載置面11に正射影した図形の面積より小さい。
図4は、スタッカ6がスタッカ格納領域18に格納されているときのスタッカ6とシュータ3とを示す斜視図である。シュータ3は、図4に示されているように、シュータ本体25と第1シュータ補助トレイ26と第2シュータ補助トレイ27とを備えている。シュータ本体25は、板状に形成され、シュータ本体載置面75が形成されている。シュータ本体25は、シュータ展開位置またはシュータ格納位置に配置されるように、回転軸12を中心に回転可能に、シュータ支持部5によりフレーム20に支持されている。シュータ載置面11は、シュータ本体25がシュータ展開位置に配置されるときに、斜め上方を向いている。
第1シュータ補助トレイ26は、シュータ本体25より薄い板状に形成され、第1シュータ補助載置面76が形成されている。第1シュータ補助トレイ26は、第1トレイ展開位置または第1トレイ格納位置に配置されるように、シュータ伸縮方向28に平行に並進可能に、シュータ本体25に支持されている。シュータ伸縮方向28は、回転軸12に垂直であり、かつ、シュータ載置面11に平行である。第1シュータ補助トレイ26は、第1トレイ格納位置に配置されることにより、シュータ本体25の内部に配置される。第1シュータ補助トレイ26は、第1トレイ展開位置に配置されることにより、第1シュータ補助載置面76が露出するように、シュータ本体25の外部に配置される。第1シュータ補助載置面76は、第1トレイ格納位置に配置されることによりシュータ本体載置面75に重なり、第1トレイ展開位置に配置されることによりシュータ本体載置面75に並ぶ。
第2シュータ補助トレイ27は、第1シュータ補助トレイ26より薄い板状に形成され、第2シュータ補助載置面77が形成されている。第2シュータ補助トレイ27は、第2トレイ展開位置または第2トレイ格納位置に配置されるように、シュータ伸縮方向28に平行に並進可能に、第1シュータ補助トレイ26に支持されている。第2シュータ補助トレイ27は、第2トレイ格納位置に配置されることにより、第1シュータ補助トレイ26の内部に配置される。第2シュータ補助トレイ27は、第2トレイ展開位置に配置されることにより、第2シュータ補助載置面77が露出するように、第1シュータ補助トレイ26の外部に配置される。第2シュータ補助載置面77は、第2トレイ格納位置に配置されることにより第1シュータ補助載置面76に重なり、第2トレイ展開位置に配置されることにより第1シュータ補助載置面76に並ぶ。
シュータ3は、このように形成されることにより、回転軸12から遠い側のシュータ端部14が回転軸12に接近するように短縮したり、シュータ端部14が回転軸12から遠ざかるように延伸したりするように、伸縮することができる。すなわち、シュータ3は、第1シュータ補助トレイ26が第1トレイ格納位置に向かって移動し、第2シュータ補助トレイ27が第2トレイ格納位置に向かって移動するときに、シュータ端部14が回転軸12に接近するように短縮する。シュータ3は、第1シュータ補助トレイ26が第1トレイ展開位置に向かって移動し、第2シュータ補助トレイ27が第2トレイ展開位置に向かって移動するときに、シュータ端部14が回転軸12から遠ざかるように延伸する。シュータ載置面11は、シュータ3が延伸したときに、シュータ本体載置面75と第1シュータ補助載置面76と第2シュータ補助載置面77とから形成される。
図5は、シュータ3が格納されているときの媒体搬送装置1を示す側面図である。図6は、シュータ3が格納されているときのスタッカ6とシュータ3とを示す斜視図である。シュータ3は、図5に示されているように、スタッカ6がスタッカ格納領域18に格納されている場合で、シュータ3が短縮しているときに、スタッカ6の上部に格納されることができる。すなわち、シュータ本体25は、シュータ3が格納されているときに、シュータ格納位置に配置され、シュータ本体載置面75がスタッカ6に対向している。第1シュータ補助トレイ26は、シュータ本体25がシュータ格納位置に配置されているときに、第1トレイ格納位置に配置され、シュータ本体25の内部に押し込まれている。第2シュータ補助トレイ27は、第1シュータ補助トレイ26が第1トレイ格納位置に配置されているときに、第2トレイ格納位置に配置され、第1シュータ補助トレイ26の内部に押し込まれている。媒体搬送装置1は、シュータ3が格納されることにより、装置高さが小さくなり、小型化される。シュータ3は、格納されることにより、さらに、図6に示されているように、スタッカ6を覆うことができる。
シュータ3は、図示されていないシュータ伸縮機構をさらに備えている。シュータ伸縮機構は、シュータ本体25がシュータ格納位置に向かって回転する運動を、第1シュータ補助トレイ26が第1トレイ格納位置に向かって移動する運動に機械的に変換する。シュータ伸縮機構は、さらに、シュータ本体25がシュータ格納位置に向かって回転する運動を、第2シュータ補助トレイ27が第2トレイ格納位置に向かって移動する運動に機械的に変換する。シュータ伸縮機構は、さらに、シュータ本体25がシュータ展開位置に向かって回転する運動を、第1シュータ補助トレイ26が第1トレイ展開位置に向かって移動する運動に機械的に変換する。シュータ伸縮機構は、さらに、シュータ本体25がシュータ展開位置に向かって回転する運動を、第2シュータ補助トレイ27が第2トレイ展開位置に向かって移動する運動に機械的に変換する。
シュータ伸縮機構は、さらに、シュータ本体25が配置される位置に対応する位置に第1シュータ補助トレイ26と第2シュータ補助トレイ27とを配置する。すなわち、シュータ伸縮機構は、シュータ本体25がシュータ格納位置に配置されるときに、第1シュータ補助トレイ26を第1トレイ格納位置に配置し、第2シュータ補助トレイ27を第2トレイ格納位置に配置する。シュータ伸縮機構は、さらに、シュータ本体25がシュータ展開位置に配置されるときに、第1シュータ補助トレイ26を第1トレイ展開位置に配置し、第2シュータ補助トレイ27を第2トレイ展開位置に配置する。
[搬送装置]
媒体搬送装置1は、図7に示されているように、さらに、搬送装置31と読取装置32とを備えている。図7は、搬送装置31と読取装置32とを示す側面断面図である。搬送装置31は、筐体2の内部に配置されている。搬送装置31は、複数の搬送ガイド33〜37と切替ガイド38と複数の搬送ローラ41〜47とを備えている。複数の搬送ガイド33〜37は、第1搬送ガイド33と第2搬送ガイド34と第3搬送ガイド35と第4搬送ガイド36と第5搬送ガイド37とを含んでいる。第1搬送ガイド33は、概ね平坦である板状に形成されている。第1搬送ガイド33は、回転軸12と回転軸16とに平行である平面に沿うように配置され、フレーム20に固定されている。第2搬送ガイド34は、概ね平坦である板状に形成されている。第2搬送ガイド34は、第1搬送ガイド33に対向するように、第1搬送ガイド33の上部に配置されている。第2搬送ガイド34は、さらに、第1搬送ガイド33が沿う平面に垂直である鉛直方向に昇降可能にフレーム20に支持されている。
第3搬送ガイド35は、概ね板状に形成されている。第3搬送ガイド35は、第1搬送ガイド33が沿う平面に沿うように、第1搬送ガイド33の手前側に配置され、フレーム20に固定されている。第4搬送ガイド36は、柱体状に形成され、円柱の側面の一部に沿う凸面が形成されている。第4搬送ガイド36は、その凸面の一部が第3搬送ガイド35に対向するように、第3搬送ガイド35の上部に配置されている。第4搬送ガイド36は、フレーム20に固定されている。第5搬送ガイド37は、柱体状に形成され、円柱の側面の一部に沿う凹面が形成されている。第5搬送ガイド37は、その凹面が第4搬送ガイド36の凸面の一部に対向するように第4搬送ガイド36の手前側に配置されている。
搬送装置31は、複数の搬送ガイド33〜37を備えることにより、搬送路65と搬送路66とUターン搬送路67とストレート搬送路68とが形成されている。搬送路65は、第1搬送ガイド33と第2搬送ガイド34との間に形成されている。搬送路65は、回転軸12と回転軸16とに平行である平面に沿うように形成されている。搬送路65は、さらに、シュータ本体25がシュータ展開位置に配置されているときに、シュータ本体載置面75に接続されるように形成されている。搬送路66は、第3搬送ガイド35と第4搬送ガイド36との間に形成されている。搬送路66は、搬送路65に沿う平面に沿うように形成されている。
Uターン搬送路67は、第4搬送ガイド36と第5搬送ガイド37との間に形成されている。Uターン搬送路67は、円柱の側面に沿うように形成されている。Uターン搬送路67は、さらに、スタッカ6がスタッカ展開領域19に配置されているときに、スタッカ載置面15に接続されるように形成されている。ストレート搬送路68は、第5搬送ガイド37の下側に形成されている。ストレート搬送路68は、搬送路65に沿う平面に沿うように形成されている。ストレート搬送路68は、さらに、筐体2の外部に接続されるように形成されている。
切替ガイド38は、概ね板状に形成され、Uターンパス案内位置またはストレートパス案内位置に配置されるように、移動可能にフレーム20に支持されている。切替ガイド38は、Uターンパス案内位置に配置されるときに、搬送路66とストレート搬送路68との接続を遮断し、搬送路66をUターン搬送路67に接続する。切替ガイド38は、ストレートパス案内位置に配置されるときに、搬送路66とUターン搬送路67との接続を切断し、搬送路66をストレート搬送路68に接続する。
複数の搬送ローラ41〜47は、ピックローラ41と第1駆動ローラ42と第1ピンチローラ43と第2駆動ローラ44と第2ピンチローラ45と第3駆動ローラ46と第3ピンチローラ47とを含んでいる。ピックローラ41は、円柱状に形成され、シュータ3と搬送路65との間に配置されている。ピックローラ41は、回転軸51を中心に回転可能にフレーム20に支持されている。回転軸51は、回転軸12に平行である。ピックローラ41は、さらに、シュータ本体25がシュータ展開位置に配置されているときに、シュータ本体25に載置される媒体のうちのシュータ本体載置面75に対向する面の反対面に接触するように、配置されている。ピックローラ41は、回転軸51を中心に正回転(図7で時計回り)することにより、ピックローラ41に接触している媒体を搬送路65に搬送する。
第1駆動ローラ42は、円柱状に形成され、搬送路65の下部のうちのピックローラ41より手前側に配置されている。第1駆動ローラ42は、回転軸52を中心に回転可能にフレーム20に支持されている。回転軸52は、回転軸12に平行である。第1ピンチローラ43は、円柱状に形成され、第1駆動ローラ42の上部に配置されている。第1ピンチローラ43は、回転軸53を中心に回転可能に、かつ、鉛直方向に昇降可能に、フレーム20に支持されている。回転軸53は、回転軸52に平行である。第1駆動ローラ42と第1ピンチローラ43とは、さらに、搬送路65を搬送される媒体が第1駆動ローラ42と第1ピンチローラ43との間に挟まれるように配置されている。第1駆動ローラ42は、回転軸52を中心に正回転(図7で反時計回り)することにより、第1ピンチローラ43により第1駆動ローラ42に押し付けられる媒体を搬送路66に搬送する。
第2駆動ローラ44は、円柱状に形成され、搬送路66の下部に配置されている。第2駆動ローラ44は、回転軸54を中心に回転可能にフレーム20に支持されている。回転軸54は、回転軸52に平行である。第2ピンチローラ45は、円柱状に形成され、搬送路66の上部に配置されている。第2ピンチローラ45は、回転軸55を中心に回転可能に、かつ、鉛直方向に昇降可能に、フレーム20に支持されている。回転軸55は、回転軸54に平行である。第2駆動ローラ44と第2ピンチローラ45とは、さらに、搬送路66を搬送される媒体が第2駆動ローラ44と第2ピンチローラ45との間に挟まれるように配置されている。第2駆動ローラ44は、回転軸54を中心に正回転(図7で反時計回り)することにより、第2ピンチローラ45により第2駆動ローラ44に押し付けられる媒体をUターン搬送路67またはストレート搬送路68に搬送する。
第3駆動ローラ46は、円柱状に形成され、Uターン搬送路67の手前側に配置されている。第3駆動ローラ46は、回転軸56を中心に回転可能にフレーム20に支持されている。回転軸56は、回転軸52に平行である。第3ピンチローラ47は、円柱状に形成され、第3駆動ローラ46の奥側に配置されている。第3ピンチローラ47は、回転軸57を中心に回転可能にフレーム20に支持されている。回転軸57は、回転軸56に平行である。第3駆動ローラ46と第3ピンチローラ47とは、さらに、Uターン搬送路67を搬送される媒体が第3駆動ローラ46と第3ピンチローラ47との間に挟まれるように配置されている。第3駆動ローラ46は、正回転(図7で反時計回り)することにより、第3ピンチローラ47により第3駆動ローラ46に押し付けられる媒体をスタッカ展開領域19のスタッカ6に載置する。
搬送装置31は、図示されていない搬送モータをさらに備えている。搬送モータは、複数の搬送ローラ41〜47を正回転させたり逆回転させたりする。
搬送装置31は、このように構成されることにより、シュータ3に載置された複数の媒体のうちの一番上に配置されている媒体を搬送路65、66に搬送する。搬送装置31は、さらに、搬送路66からUターン搬送路67に搬送された媒体をスタッカ6に搬送し、その媒体をスタッカ6に載置する。このとき、その媒体は、シュータ3に載置されているときにシュータ載置面11に対向している面が、スタッカ6のスタッカ載置面15に載置されているときにスタッカ載置面15に対向している面の裏面である。搬送装置31は、さらに、搬送路66からストレート搬送路68に搬送された媒体を筐体2の外部に排紙する。また、Uターン搬送路67は、ストレート搬送路68に比較して、屈曲している程度が大きい。このため、Uターン搬送路67を通過する媒体が変形する程度は、ストレート搬送路68を通過する媒体が変形する程度より大きい。
読取装置32は、筐体2の内部のうちの搬送路65と搬送路66との間に配置されている。読取装置32は、下側画像センサ61と上側画像センサ62とを備えている。下側画像センサ61は、搬送路65と搬送路66とが沿う平面の下側に配置され、フレーム20に固定されている。下側画像センサ61は、CIS(Contact Image Sensor)タイプのイメージセンサから形成されている。下側画像センサ61は、搬送路65から搬送路66に搬送される媒体のうちの下側画像センサ61に対向する下側読取面に接触し、その下側読取面を照明し、その下側読取面を反射した光を受光することにより、その下側読取面の画像を読み取る。上側画像センサ62は、搬送路65と搬送路66とが沿う平面の上側に配置され、鉛直方向に平行に並進可能にフレーム20に支持されている。上側画像センサ62は、CISタイプのイメージセンサから形成されている。上側画像センサ62は、搬送路65から搬送路66に搬送される媒体のうちの上側画像センサ62に対向する上側読取面を照明し、その上側読取面を反射した光を受光することにより、その上側読取面の画像を読み取る。
スタッカ6は、図8に示されているように、スタッカ駆動機構をさらに備えている。図8は、スタッカ駆動機構の一部を示す斜視図である。スタッカ駆動機構は、搬送ローラ側ギヤ81と駆動軸側ギヤ82とスタッカ駆動軸83とトルクリミッタ84とを備えている。搬送ローラ側ギヤ81は、第3駆動ローラ46に固定され、複数の搬送ローラ41〜47とともに正回転したり逆回転したりする。駆動軸側ギヤ82は、回転軸85を中心に回転可能にフレーム20に支持され、搬送ローラ側ギヤ81に噛み合っている。回転軸85は、回転軸16に重なっておらず、かつ、回転軸16に平行である。駆動軸側ギヤ82は、搬送ローラ側ギヤ81に噛み合うことにより、複数の搬送ローラ41〜47が正回転するときに正回転し、複数の搬送ローラ41〜47が逆回転するときに逆回転する。
スタッカ駆動軸83は、棒状に形成され、回転軸85を中心に回転可能にフレーム20に支持されている。トルクリミッタ84は、駆動軸側ギヤ82とスタッカ駆動軸83との間に配置されている。トルクリミッタ84は、駆動軸側ギヤ82が正回転するときにスタッカ駆動軸83が正回転するように、かつ、駆動軸側ギヤ82が逆回転するときにスタッカ駆動軸83が逆回転するように、駆動軸側ギヤ82の回転をスタッカ駆動軸83に伝達する。トルクリミッタ84は、駆動軸側ギヤ82とスタッカ駆動軸83との間に加わるトルクの絶対値が所定の値を超えるときに、回転が駆動軸側ギヤ82からスタッカ駆動軸83に伝達することを遮断する。
スタッカ駆動機構は、スタッカ開閉機構と第1スタッカ伸縮機構とをさらに備えている。スタッカ開閉機構は、開閉用ギヤ86とスタッカ回転ストッパ87とを備えている。開閉用ギヤ86は、スタッカ駆動軸83に固定されている。スタッカ回転ストッパ87は、スタッカ本体21がスタッカ展開位置に配置されるときにスタッカ本体21に接触するように、かつ、スタッカ本体21がスタッカ展開位置以外の位置に配置されるときにスタッカ本体21から離れるように、配置されている。スタッカ回転ストッパ87は、フレーム20に固定されている。第1スタッカ伸縮機構は、ジョイント88を備えている。
図9は、スタッカ本体21を示す斜視図である。スタッカ開閉機構は、図9に示されているように、開閉用ギヤ89をさらに備えている。開閉用ギヤ89は、スタッカ本体21に固定されている。図10は、スタッカ開閉機構を示す斜視図である。開閉用ギヤ89は、図10に示されているように、開閉用ギヤ86に噛み合っている。スタッカ開閉機構は、このように形成されていることにより、スタッカ駆動軸83が正回転する運動を、スタッカ本体21がスタッカ展開位置に向かって回転する運動に変換する。スタッカ開閉機構は、さらに、スタッカ駆動軸83が逆回転する運動を、スタッカ本体21がスタッカ格納位置に向かって回転する運動に変換する。スタッカ駆動軸83が所定の回転角だけ回転するときにスタッカ開閉機構によりスタッカ本体21が回転する回転角は、その所定の回転角より小さい。
図11は、スタッカ6を示す斜視図である。スタッカ駆動機構は、図11に示されているように、第2スタッカ伸縮機構101をさらに備えている。第2スタッカ伸縮機構101は、第1ラック102と第2ラック103と複数のギヤ104とを備えている。第1ラック102は、スタッカ伸縮方向24に平行である直線に沿って配置され、スタッカ本体21に固定されている。第2ラック103は、スタッカ伸縮方向24に平行である直線に沿って配置され、第2スタッカ補助トレイ23に固定されている。
複数のギヤ104は、それぞれ、第1スタッカ補助トレイ22の内部に配置され、第1スタッカ補助トレイ22に沿う平面に垂直である回転軸を中心に回転可能に第1スタッカ補助トレイ22に支持されている。複数のギヤ104は、互いに回転動力が伝達されるように、互いに噛み合っている。複数のギヤ104のうちの1つのピニオン105は、第1ラック102に噛み合っている。このため、複数のギヤ104は、第1スタッカ補助トレイ22が第1トレイ展開位置に向かって並進するときに正回転し、第1スタッカ補助トレイ22が第1トレイ格納位置に向かって並進するときに逆回転する。複数のギヤ104のうちの他の1つのピニオン106は、第2ラック103に噛み合っている。このため、第2スタッカ補助トレイ23は、複数のギヤ104が正回転するときに第2トレイ展開位置に向かって並進し、複数のギヤ104が逆回転するときに第2トレイ格納位置に向かって並進する。
第2スタッカ伸縮機構101は、このように形成されることにより、第1スタッカ補助トレイ22が第1トレイ展開位置に向かって並進する運動を、第2スタッカ補助トレイ23が第2トレイ展開位置に向かって並進する運動に機械的に変換する。第2スタッカ伸縮機構101は、さらに、第1スタッカ補助トレイ22が第1トレイ格納位置に向かって並進する運動を、第2スタッカ補助トレイ23が第2トレイ格納位置に向かって並進する運動に機械的に変換する。
第2スタッカ伸縮機構101は、このように形成されることにより、第1スタッカ補助トレイ22が配置される位置に対応する位置に第2スタッカ補助トレイ23を配置する。たとえば、第2スタッカ伸縮機構101は、第1スタッカ補助トレイ22が第1トレイ展開位置に配置されるときに、第2スタッカ補助トレイ23を第2トレイ展開位置に配置する。図12は、第1スタッカ補助トレイ22が第1トレイ格納位置に配置されているときのスタッカ6を示す斜視図である。第2スタッカ伸縮機構101は、第1スタッカ補助トレイ22が第1トレイ格納位置に配置されるときに、図12に示されているように、第2スタッカ補助トレイ23を第2トレイ格納位置に配置する。
第1スタッカ伸縮機構は、図13に示されているように、補助トレイ駆動軸91とギヤ92と複数のギヤ93とラック94とをさらに備えている。図13は、第1スタッカ伸縮機構を示す斜視図である。補助トレイ駆動軸91は、棒状に形成され、スタッカ本体21の内部に配置されている。補助トレイ駆動軸91は、回転軸95を中心に回転可能に支持されている。回転軸95は、回転軸16に平行である。このとき、ジョイント88は、スタッカ駆動軸83が正回転するときに補助トレイ駆動軸91が正回転するように、スタッカ駆動軸83が逆回転するときに補助トレイ駆動軸91が逆回転するように、スタッカ駆動軸83の回転を補助トレイ駆動軸91に伝達する。補助トレイ駆動軸91は、第1傘歯車96が形成されている。
ギヤ92は、第2傘歯車97が形成されている。ギヤ92は、スタッカ本体21の内部に配置され、回転可能にスタッカ本体21に支持されている。ギヤ92の回転軸は、回転軸95と平行ではなく、スタッカ本体21に沿う平面に垂直である。第2傘歯車97は、第1傘歯車96に噛み合っている。ギヤ92は、第2傘歯車97が第1傘歯車96に噛み合うことにより、補助トレイ駆動軸91が正回転するときに、正回転し、補助トレイ駆動軸91が逆回転するときに、逆回転する。
複数のギヤ93は、それぞれ、スタッカ本体21の内部に配置され、ギヤ92の回転軸に平行である回転軸を中心に回転可能にスタッカ本体21に支持されている。複数のギヤ93は、互いに回転動力が伝達されるように、互いに噛み合っている。複数のギヤ93のうちの1つのギヤ98は、ギヤ92に噛み合っている。このため、複数のギヤ93は、ギヤ92が正回転するときに正回転し、ギヤ92が逆回転するときに逆回転する。ラック94は、スタッカ伸縮方向24に平行である直線に沿って配置され、第1スタッカ補助トレイ22に固定されている。複数のギヤ93のうちの他の1つのピニオン99は、ラック94に噛み合っている。このため、第1スタッカ補助トレイ22は、複数のギヤ93が正回転するときに第1トレイ展開位置に向かって並進し、複数のギヤ93が逆回転するときに第1トレイ格納位置に向かって並進する。
第1スタッカ伸縮機構は、このように形成されることにより、スタッカ駆動軸83が正回転する運動を、第1スタッカ補助トレイ22が第1トレイ展開位置に向かって並進する運動に機械的に変換する。第1スタッカ伸縮機構は、さらに、スタッカ駆動軸83が逆回転する運動を、第1スタッカ補助トレイ22が第1トレイ格納位置に向かって並進する運動に機械的に変換する。
スタッカ駆動機構は、このように形成されることにより、スタッカ本体21が配置される位置に対応する位置に第1スタッカ補助トレイ22と第2スタッカ補助トレイ23とを配置する。すなわち、スタッカ駆動機構は、スタッカ本体21がスタッカ展開位置に配置されているときに、第1スタッカ補助トレイ22を第1トレイ展開位置に配置し、第2スタッカ補助トレイ23を第2トレイ展開位置に配置する。
図14は、スタッカ本体21がスタッカ格納位置に配置されているときの第1スタッカ伸縮機構を示す斜視図である。スタッカ駆動機構は、スタッカ本体21がスタッカ格納位置に配置されているときに、図14に示されているように、第1スタッカ補助トレイ22を第1トレイ格納位置に配置する。スタッカ駆動機構は、さらに、スタッカ本体21がスタッカ格納位置に配置されているときに、第2スタッカ補助トレイ23を第2トレイ格納位置に配置する。
[実施例1の媒体搬送装置1の動作]
ユーザは、媒体搬送装置1を用いて媒体の画像を読み取りたいときに、まず、回転軸12を中心にシュータ3のシュータ本体25をシュータ展開位置に向かって回転させ、シュータ本体25をシュータ展開位置に配置する。シュータ伸縮機構は、シュータ本体25がシュータ展開位置に配置されることにより、第1シュータ補助トレイ26を第1トレイ展開位置に配置し、第2シュータ補助トレイ27を第2トレイ展開位置に配置し、シュータ3を延伸させる。ユーザは、シュータ3が延伸した後に、媒体搬送装置1を用いて読み取りたい媒体をシュータ載置面11に載置する。ユーザは、媒体がシュータ載置面11に載置された後に、シュータ3に載置された媒体の画像が媒体搬送装置1により読み取られるように、媒体搬送装置1を操作する。
搬送装置31は、ユーザにより媒体搬送装置1が操作されると、複数の搬送ローラ41〜47を正回転させる。駆動軸側ギヤ82は、複数の搬送ローラ41〜47が正回転するときに、搬送ローラ側ギヤ81を介して第3駆動ローラ46の回転が駆動軸側ギヤ82に伝達されることにより、正回転する。スタッカ駆動軸83は、駆動軸側ギヤ82が正回転するときに、トルクリミッタ84を介して駆動軸側ギヤ82の回転がスタッカ駆動軸83に伝達され、正回転する。
スタッカ本体21は、スタッカ駆動軸83が正回転するときに、スタッカ開閉機構を介してスタッカ駆動軸83の回転がスタッカ本体21に伝達され、スタッカ展開位置に向かって回転する。スタッカ本体21は、スタッカ本体21がスタッカ展開位置に配置されると、スタッカ回転ストッパ87に接触し、それ以上回転することができなくなる。スタッカ駆動軸83は、スタッカ本体21が回転することができないときに、開閉用ギヤ89が開閉用ギヤ86に噛み合っていることにより、正回転することができなくなる。駆動軸側ギヤ82とスタッカ駆動軸83との間に加わるトルクの絶対値は、スタッカ駆動軸83が正回転することができなくなることにより、所定の値を超える。スタッカ駆動軸83は、駆動軸側ギヤ82とスタッカ駆動軸83との間に加わるトルクの絶対値が所定の値を超えることにより、トルクリミッタ84を介して駆動軸側ギヤ82から回転が伝達されなくなり、正回転しなくなる。スタッカ本体21は、スタッカ駆動軸83が正回転しなくなることにより、スタッカ展開位置に配置された状態でフレーム20に固定される。
補助トレイ駆動軸91は、スタッカ駆動軸83が正回転するときに、ジョイント88を介してスタッカ駆動軸83の回転が補助トレイ駆動軸91に伝達されることにより、正回転する。ギヤ92は、補助トレイ駆動軸91が正回転するときに、第1傘歯車96と第2傘歯車97とを介して補助トレイ駆動軸91の回転がギヤ92に伝達されることにより、正回転する。複数のギヤ93は、ギヤ92が正回転するときに、ギヤ98がギヤ92に噛み合っていることにより、それぞれ、正回転する。第1スタッカ補助トレイ22は、複数のギヤ93がそれぞれ正回転するときに、ピニオン99がラック94に噛み合っていることにより、第1トレイ展開位置に向かって並進する。第2スタッカ伸縮機構101は、第1スタッカ補助トレイ22が第1トレイ展開位置に向かって並進するときに、第2スタッカ補助トレイ23を第2トレイ展開位置に向かって並進させる。
第1スタッカ補助トレイ22は、スタッカ本体21がスタッカ展開位置に配置されたときに、スタッカ駆動軸83が正回転しなくなることにより、第1トレイ展開位置に配置された状態でスタッカ本体21に固定される。第2スタッカ伸縮機構101は、第1スタッカ補助トレイ22が第1トレイ展開位置に配置されたときに、第2スタッカ補助トレイ23を第2トレイ展開位置に配置する。第2スタッカ補助トレイ23は、第1スタッカ補助トレイ22が第1トレイ展開位置に配置されたときに、第1スタッカ補助トレイ22がスタッカ本体21に固定されることにより、第2トレイ展開位置に配置された状態で第1スタッカ補助トレイ22に固定される。
シュータ3に載置されている複数の媒体は、重力によりピックローラ41に向かって移動し、ピックローラ41に接触する。複数の媒体のうちの一番上に配置されている1枚の媒体は、ピックローラ41が正回転することにより、搬送路65に搬送され、第1ピンチローラ43に接触する。第1ピンチローラ43は、媒体に接触すると、媒体が搬送される力により回転し、媒体を第1駆動ローラ42に圧着させる。第1駆動ローラ42に圧着された媒体は、第1駆動ローラ42が正回転していることにより、搬送路65を搬送される。搬送路65を搬送された媒体は、読取装置32を供給される。搬送路66に供給された媒体は、第2駆動ローラ44と第3駆動ローラ46とが正回転していることにより、搬送路66を搬送される。
読取装置32は、媒体が搬送路65から搬送路66に向かって搬送されるときに、下側画像センサ61がその媒体の下側の読取面に接触してその読取面の画像を読み取り、上側画像センサ62がその媒体の上側の読取面に接触してその読取面の画像を読み取る。
搬送路66を搬送された媒体は、切替ガイド38がUターンパス案内位置に配置されているときに、Uターン搬送路67に案内される。Uターン搬送路67に案内された媒体は、第3ピンチローラ47により、第3駆動ローラ46に圧着される。第3駆動ローラ46に圧着されるに圧着された媒体は、第3駆動ローラ46が正回転していることにより、Uターン搬送路67を搬送され、スタッカ6に載置される。このとき、スタッカ6に載置された媒体の一部は、スタッカ本体21に載置され、スタッカ6に載置された媒体のうちのスタッカ本体21に載置されていない部分は、第1スタッカ補助トレイ22または第2スタッカ補助トレイ23に載置される。1枚の媒体がシュータ3からスタッカ6に搬送される動作は、シュータ3に載置された複数の媒体の全部がスタッカ6に載置されるまで、繰り返し実行される。
搬送装置31は、シュータ3に載置された複数の媒体の全部がスタッカ6に載置された後に、複数の搬送ローラ41〜47を逆回転させる。駆動軸側ギヤ82は、複数の搬送ローラ41〜47が逆回転するときに、搬送ローラ側ギヤ81を介して第3駆動ローラ46の回転が駆動軸側ギヤ82に伝達されることにより、逆回転する。スタッカ駆動軸83は、駆動軸側ギヤ82が逆回転するときに、トルクリミッタ84を介して駆動軸側ギヤ82の回転がスタッカ駆動軸83に伝達されることにより、逆回転する。
補助トレイ駆動軸91は、スタッカ駆動軸83が逆回転するときに、ジョイント88を介してスタッカ駆動軸83の回転が伝達されることにより、逆回転する。ギヤ92は、補助トレイ駆動軸91が逆回転するときに、第1傘歯車96と第2傘歯車97とを介して補助トレイ駆動軸91の回転が伝達されることにより、逆回転する。複数のギヤ93は、ギヤ92が逆回転するときに、ギヤ98がギヤ92に噛み合っていることにより、それぞれ、逆回転する。第1スタッカ補助トレイ22は、複数のギヤ93がそれぞれ逆回転するときに、ピニオン99がラック94に噛み合っていることにより、第1トレイ格納位置に向かって並進する。第1スタッカ補助トレイ22は、スタッカ駆動軸83が逆回転しなくなることにより、第1トレイ格納位置に配置された状態でスタッカ本体21に固定される。
第2スタッカ伸縮機構101は、第1スタッカ補助トレイ22が第1トレイ格納位置に向かって並進するときに、第2スタッカ補助トレイ23を第2トレイ格納位置に向かって並進させる。第2スタッカ伸縮機構101は、第1スタッカ補助トレイ22が第1トレイ格納位置に配置されたときに、第2スタッカ補助トレイ23を第2トレイ格納位置に配置する。第2スタッカ伸縮機構101は、第1スタッカ補助トレイ22がスタッカ本体21に固定されることにより、第2スタッカ補助トレイ23が第2トレイ格納位置に配置された状態で、第2スタッカ補助トレイ23を第1スタッカ補助トレイ22に固定する。
スタッカ本体21は、スタッカ駆動軸83が逆回転するときに、スタッカ開閉機構を介してスタッカ駆動軸83の回転がスタッカ本体21に伝達されることにより、スタッカ格納位置に向かって回転する。スタッカ本体21は、スタッカ本体21がスタッカ格納位置に配置されると、それ以上回転することができなくなる。スタッカ駆動軸83は、スタッカ本体21が回転することができないときに、開閉用ギヤ89が開閉用ギヤ86に噛み合っていることにより、逆回転することができなくなる。駆動軸側ギヤ82とスタッカ駆動軸83との間に加わるトルクの絶対値は、スタッカ駆動軸83が逆回転することができないことにより、所定の値を超える。スタッカ駆動軸83は、駆動軸側ギヤ82とスタッカ駆動軸83との間に加わるトルクの絶対値が所定の値を超えることにより、トルクリミッタ84を介して駆動軸側ギヤ82から回転が伝達されなくなり、逆回転しなくなる。スタッカ本体21は、スタッカ駆動軸83が逆回転しなくなることにより、スタッカ格納位置に配置された状態でフレーム20に固定される。スタッカ6は、第2スタッカ補助トレイ23が第2トレイ格納位置に配置され、かつ、第1スタッカ補助トレイ22が第1トレイ格納位置に配置され、かつ、スタッカ本体21がスタッカ格納位置に配置されることにより、スタッカ格納領域18に格納される。搬送装置31は、スタッカ6がスタッカ格納領域18に格納された後に、複数の搬送ローラ41〜47の逆回転を停止する。
スタッカ6に載置されていた媒体は、スタッカ6がスタッカ格納位置に配置されることにより、媒体の一部がスタッカ本体21に載置され、媒体の他部がシュータ3に載置されるように、配置される。スタッカ6に載置される媒体は、スタッカ本体21がスタッカ展開位置に配置された状態で、スタッカ6が短縮したときに、媒体の上端がスタッカ6から垂れ下がり、大きく屈曲し、屈曲癖がつく不具合が発生することがある。スタッカ6は、延伸した状態で、スタッカ本体21がスタッカ格納位置に向かって回転するときに、シュータ3に衝突する不具合が発生することがある。媒体搬送装置1は、スタッカ本体21がスタッカ格納位置に向かって回転することと並行してスタッカ6が短縮されることにより、このような不具合の発生を防止することができる。媒体搬送装置1は、さらに、スタッカ6をスタッカ格納領域18に格納することにより、スタッカ6がスタッカ展開領域19に配置された状態を維持するために、複数の搬送ローラ41〜47を正回転させ続ける必要がなく、消費電力を低減することができる。
[比較例1の媒体搬送装置]
図15は、比較例1の媒体搬送装置のスタッカを示す斜視図である。比較例1の媒体搬送装置は、図15に示されているように、既述の実施例1の媒体搬送装置1の第1スタッカ伸縮機構が他の第1スタッカ伸縮機構201に置換され、第1スタッカ伸縮機構と異なる部分は、実施例1の媒体搬送装置1と同様に形成されている。図16は、比較例1の媒体搬送装置の第1スタッカ伸縮機構201を示す斜視図である。第1スタッカ伸縮機構201は、図16に示されているように、複数のギヤ202とラック203とを備えている。
複数のギヤ202は、それぞれ、スタッカ本体21の内部に配置され、スタッカ本体21に回転可能に支持されている。複数のギヤ202は、互いに回転動力が伝達されるように、互いに噛み合っている。ラック203は、スタッカ伸縮方向24に平行である直線に沿って配置され、第2スタッカ補助トレイ23に固定されている。複数のギヤ202のうちの1つのピニオン204は、ラック203に噛み合っている。このとき、第1スタッカ伸縮機構201は、複数のギヤ202がそれぞれ正回転するときに、第1スタッカ補助トレイ22が第1トレイ展開位置に向かって並進するように、形成されている。第1スタッカ伸縮機構201は、さらに、複数のギヤ202がそれぞれ逆回転するときに、第1スタッカ補助トレイ22が第1トレイ格納位置に向かって並進するように、形成されている。
図17は、比較例1の媒体搬送装置の第1スタッカ伸縮機構201を示す他の斜視図である。第1スタッカ伸縮機構201は、図17に示されているように、第2スライダ球部205をさらに備えている。第2スライダ球部205は、複数のギヤ202のうちの1つのギヤ206に固定されている。
図18は、比較例1の媒体搬送装置の第1スタッカ伸縮機構201を示すさらに他の斜視図である。第1スタッカ伸縮機構201は、図18に示されているように、第1スライダ211と第1スライダ球部212と第1スライダ溝部213と第2スライダ214と第2スライダ溝部215とを備えている。第1スライダ211は、回転軸16と平行である方向に並進運動可能にフレーム20に支持されている。第1スライダ球部212は、第1スライダ211に固定されている。第1スライダ溝部213は、第1スライダ溝216が形成されている。第1スライダ溝部213は、第1スライダ溝216に第1スライダ球部212が嵌合するように配置され、スタッカ本体21に固定されている。第1スライダ溝部213は、スタッカ本体21がスタッカ展開位置に向かって回転するときに、第1スライダ球部212が第1スライダ溝216に案内されることにより、回転軸16と平行である展開方向(図18で右側)に第1スライダ211を並進させる。第1スライダ溝部213は、さらに、スタッカ本体21がスタッカ格納位置に向かって回転するときに、第1スライダ球部212が第1スライダ溝216に案内されることにより、展開方向の反対の格納方向に第1スライダ211を並進させる。
第2スライダ214は、回転軸16と平行である方向に並進運動可能にフレーム20に支持されている。第2スライダ溝部215は、第2スライダ溝217が形成されている。第2スライダ溝部215は、第2スライダ溝217に第2スライダ球部205が嵌合するように配置され、第2スライダ214に固定されている。第2スライダ溝部215は、第2スライダ214が展開方向に並進するときに、第2スライダ球部205が第2スライダ溝217に案内されることにより、ギヤ206が正回転するように、形成されている。第2スライダ溝部215は、さらに、第2スライダ214が格納方向に並進するときに、第2スライダ球部205が第2スライダ溝217に案内されることにより、ギヤ206が逆回転するように、形成されている。
図19は、比較例1の媒体搬送装置の第1スタッカ伸縮機構201を示すさらに他の斜視図である。第1スタッカ伸縮機構201は、図19に示されているように、増速機構219をさらに備えている。増速機構219は、第1スライダ211の内部に配置されている。増速機構219は、第1スライダ211が展開方向に並進するときに、第2スライダ214が並進する距離が、第1スライダ211が並進する距離より大きくなるように、第2スライダ214を展開方向に並進させる。増速機構219は、第1スライダ211が格納方向に並進するときに、第2スライダ214が並進する距離が、第1スライダ211が並進する距離より大きくなるように、第2スライダ214を格納方向に並進させる。
比較例1の媒体搬送装置は、このように形成されることにより、スタッカ本体21がスタッカ展開位置に向かって回転するときに、第1スタッカ補助トレイ22を第1トレイ展開位置に向かって並進させる。このため、比較例1の媒体搬送装置は、スタッカ本体21がスタッカ展開位置に配置されるときに、第1スタッカ補助トレイ22を第1トレイ展開位置に配置させることができる。比較例1の媒体搬送装置は、さらに、スタッカ本体21がスタッカ格納位置に向かって回転するときに、第1スタッカ補助トレイ22を第1トレイ格納位置に向かって並進させる。このため、比較例1の媒体搬送装置は、スタッカ本体21がスタッカ格納位置に配置されるときに、第1スタッカ補助トレイ22を第1トレイ格納位置に配置させることができる。
比較例1の媒体搬送装置は、第1スタッカ伸縮機構201が第1スタッカ補助トレイ22を移動させるときに、第1スタッカ補助トレイ22を移動させる力に対するスタッカ本体21の回転量が比較的小さい。このため、第1スタッカ伸縮機構201は、一部が変形するこじれが発生することがある。比較例1の媒体搬送装置は、こじれが発生することにより、スタッカ本体21が配置される位置に対応する位置と異なる他の位置に第1スタッカ補助トレイ22が配置される不具合が発生することある。
実施例1の媒体搬送装置1における、第1スタッカ補助トレイ22を移動させる力に対するスタッカ駆動軸83の回転量は、比較例1の媒体搬送装置における、第1スタッカ補助トレイ22を移動させる力に対するスタッカ駆動軸83の回転量より大きい。このため、実施例1の媒体搬送装置1は、比較例1の媒体搬送装置に比較して、こじれが発生し難く、スタッカ本体21が配置される位置に対応する位置に第1スタッカ補助トレイ22をより確実に配置することができる。
[比較例2の媒体搬送装置]
図20は、比較例2の媒体搬送装置のスタッカを示す斜視図である。比較例2の媒体搬送装置は、図20に示されているように、既述の実施例1の媒体搬送装置1の第1スタッカ伸縮機構がさらに他の第1スタッカ伸縮機構301に置換され、第1スタッカ伸縮機構と異なる部分は、実施例1の媒体搬送装置1と同様に形成されている。図21は、比較例2の媒体搬送装置の第1スタッカ伸縮機構301を示す斜視図である。第1スタッカ伸縮機構301は、図21に示されているように、既述の実施例1の媒体搬送装置1の第1スタッカ伸縮機構のジョイント88がギヤ302とギヤ303と遊星ギヤ機構304とに置換されている。ギヤ302は、補助トレイ駆動軸91に固定されている。ギヤ303は、スタッカ本体21の内部に配置され、回転軸16を中心に回転可能にフレーム20に支持されている。ギヤ303は、ギヤ302に噛み合っている。このため、補助トレイ駆動軸91は、ギヤ303が正回転するときに正回転し、ギヤ303が逆回転するときに逆回転する。
遊星ギヤ機構304は、回転軸16に交差するように、スタッカ本体21の内部に配置されている。遊星ギヤ機構304は、図示されていない太陽ギヤと遊星キャリアと遊星ギヤと内歯車とを備えている。太陽ギヤは、フレーム20に固定されている。遊星キャリアは、スタッカ本体21に固定されている。遊星ギヤは、遊星キャリアに回転可能に支持され、太陽ギヤに噛み合っている。内歯車は、ギヤ303に固定され、遊星ギヤに噛み合っている。遊星ギヤ機構304は、フレーム20に対するスタッカ本体21の回転を増速してギヤ303に伝達する。すなわち、遊星ギヤ機構304は、スタッカ本体21がスタッカ展開位置に向かって回転するときに、ギヤ303が正回転する回転角が、スタッカ本体21が回転する回転角より大きくなるように、ギヤ303を正回転させる。遊星ギヤ機構304は、スタッカ本体21がスタッカ格納位置に向かって回転するときに、ギヤ303が逆回転する回転角が、スタッカ本体21が回転する回転角より大きくなるように、ギヤ303を逆回転させる。
比較例2の媒体搬送装置は、このように形成されることにより、スタッカ本体21がスタッカ展開位置に向かって回転するときに、第1スタッカ補助トレイ22を第1トレイ展開位置に向かって並進させる。このため、比較例2の媒体搬送装置は、スタッカ本体21がスタッカ展開位置に配置されるときに、第1スタッカ補助トレイ22を第1トレイ展開位置に配置させることができる。比較例2の媒体搬送装置は、さらに、スタッカ本体21がスタッカ格納位置に向かって回転するときに、第1スタッカ補助トレイ22を第1トレイ格納位置に向かって並進させる。このため、比較例2の媒体搬送装置は、スタッカ本体21がスタッカ格納位置に配置されるときに、第1スタッカ補助トレイ22を第1トレイ格納位置に配置させることができる。
比較例2の媒体搬送装置は、第1スタッカ伸縮機構301が第1スタッカ補助トレイ22を移動させるときに、第1スタッカ補助トレイ22を移動させる力に対するスタッカ本体21の回転量が比較的小さい。このため、第1スタッカ伸縮機構301は、既述の第1スタッカ伸縮機構201と同様に、一部が変形するこじれが発生することがある。比較例2の媒体搬送装置は、こじれが発生することにより、スタッカ本体21が配置される位置に対応する位置と異なる他の位置に第1スタッカ補助トレイ22が配置される不具合が発生することある。
実施例1の媒体搬送装置1における、第1スタッカ補助トレイ22を移動させる力に対するスタッカ駆動軸83の回転量は、比較例2の媒体搬送装置における、第1スタッカ補助トレイ22を移動させる力に対するスタッカ駆動軸83の回転量より大きい。このため、実施例1の媒体搬送装置1は、比較例2の媒体搬送装置に比較して、こじれが発生し難く、スタッカ本体21が配置される位置に対応する位置に第1スタッカ補助トレイ22をより確実に配置することができる。
[実施例1の媒体搬送装置1の効果]
実施例1の媒体搬送装置1は、スタッカ本体21と第1スタッカ補助トレイ22とスタッカ駆動軸83とスタッカ開閉機構と第1スタッカ伸縮機構とを備えている。スタッカ本体21は、スタッカ格納位置またはスタッカ展開位置に配置されるように、回転可能にフレーム20に支持され、媒体が載置される。第1スタッカ補助トレイ22は、第1トレイ格納位置または第1トレイ展開位置に配置されるように、移動可能にスタッカ本体21に支持されている。第1スタッカ補助トレイ22は、第1スタッカ補助トレイ22が第1トレイ展開位置に配置されるときに、スタッカ6に載置される媒体のうちのスタッカ本体21に載置されない部分が載置される。スタッカ駆動軸83は、正回転したり逆回転したりするようにフレーム20に支持されている。スタッカ開閉機構は、スタッカ駆動軸83が正回転する運動をスタッカ本体21がスタッカ展開位置に向かって回転する運動に変換し、スタッカ駆動軸83が逆回転する運動をスタッカ本体21がスタッカ格納位置に向かって回転する運動に変換する。第1スタッカ伸縮機構は、スタッカ駆動軸83が正回転する運動を第1スタッカ補助トレイ22が第1トレイ展開位置に向かって移動する運動に変換する。第1スタッカ伸縮機構は、さらに、スタッカ駆動軸83が逆回転する運動を第1スタッカ補助トレイ22が第1トレイ格納位置に向かって移動する運動に変換する。このような媒体搬送装置1は、第1スタッカ補助トレイ22をスタッカ本体21に対して移動させる駆動源がスタッカ本体21をフレームに対して移動させる駆動源と別個に設けられる必要がなく、容易に作製されることができ、製造コストを低減することができる。また、スタッカ駆動軸83が回転する回転角は、スタッカ本体21が回転する回転角より大きい。このとき、スタッカ開閉機構と第1スタッカ伸縮機構とは、スタッカ本体21の回転を第1スタッカ補助トレイ22の移動に変換する他の機構に比較して、こじれが発生し難い。このため、媒体搬送装置1は、第1スタッカ補助トレイ22を適切に移動させることができる。
また、実施例1の媒体搬送装置1は、スタッカ回転ストッパ87とトルクリミッタ84とをさらに備えている。スタッカ回転ストッパ87は、スタッカ本体21の可動域を制限する。トルクリミッタ84は、スタッカ駆動軸83に加わる負荷が所定の値より小さいときに、駆動軸側ギヤ82からスタッカ駆動軸83に回転を伝達する。トルクリミッタ84は、負荷が所定の値より大きいときに、駆動軸側ギヤ82からスタッカ駆動軸83に回転を伝達することを遮断する。このような媒体搬送装置1は、スタッカ本体21がスタッカ展開位置に配置された後に駆動軸側ギヤ82が回転し続ける場合でも、スタッカ本体21と第1スタッカ補助トレイ22とを所定の位置に適切に配置することができる。
また、実施例1の媒体搬送装置1は、正回転することにより媒体をスタッカ本体21に向かって搬送する複数の搬送ローラ41〜47をさらに備えている。スタッカ駆動軸83は、複数の搬送ローラ41〜47が正回転するときに正回転するように、かつ、複数の搬送ローラ41〜47が逆回転するときに逆回転するように、複数の搬送ローラ41〜47から回転が伝達される。このような媒体搬送装置1は、スタッカ駆動軸83を回転させる駆動源が複数の搬送ローラ41〜47を回転させる駆動源と別個に設けられる必要がなく、容易に作製されることができ、製造コストを低減することができる。
また、実施例1の媒体搬送装置1の第1スタッカ伸縮機構は、補助トレイ駆動軸91とジョイント88とを備えている。補助トレイ駆動軸91は、回転可能にスタッカ本体21に支持されている。ジョイント88は、スタッカ駆動軸83が正回転する運動を補助トレイ駆動軸91が正回転する運動に変換し、スタッカ駆動軸83が逆回転する運動を補助トレイ駆動軸91が逆回転する運動に変換する。このとき、第1スタッカ伸縮機構は、補助トレイ駆動軸91が正回転する運動を第1スタッカ補助トレイ22が第1トレイ展開位置に向かって移動する運動に変換する。第1スタッカ伸縮機構は、さらに、補助トレイ駆動軸91が逆回転する運動を第1スタッカ補助トレイ22が第1トレイ格納位置に向かって移動する運動に変換する。このような媒体搬送装置1は、スタッカ駆動軸83の回転軸85に対して補助トレイ駆動軸91の回転軸95が移動する場合でも、スタッカ駆動軸83の回転を補助トレイ駆動軸91に適切に伝達することができる。媒体搬送装置1は、スタッカ駆動軸83の回転が補助トレイ駆動軸91に適切に伝達されることにより、第1スタッカ補助トレイ22を適切に移動させることができる。
また、実施例1の媒体搬送装置1の第1スタッカ伸縮機構は、スタッカ駆動軸83が回転することにより、スタッカ本体21に沿う平面に交差する回転軸を中心に回転するギヤ92をさらに備えている。このとき、第1スタッカ伸縮機構は、ギヤ92が回転する運動を第1スタッカ補助トレイ22が移動する運動に変換する部分を含んでいる。媒体搬送装置1は、スタッカ本体21に沿う平面に交差する回転軸を中心に回転するギヤを用いない場合に比較して、スタッカ本体21の厚さを小さくすることができ、コンパクトに形成されることができる。
ところで、実施例1の媒体搬送装置1は、ギヤ92を備えているが、スタッカ本体21に沿う平面に交差する回転軸を中心に回転するギヤを用いないで、スタッカ駆動軸83の回転を第1スタッカ補助トレイ22が移動する運動に変換してもよい。この場合も、媒体搬送装置は、製造コストを低減し、こじれを発生し難くすることができる。
また、実施例1の媒体搬送装置1の第1スタッカ伸縮機構は、ピニオン99とラック94とをさらに備えている。ピニオン99は、回転可能にスタッカ本体21に支持されている。ラック94は、第1スタッカ補助トレイ22に固定され、ピニオン99に噛み合っている。このとき、第1スタッカ伸縮機構は、ギヤ92が回転する運動をピニオン99が回転する運動に変換する部分を含んでいる。このような媒体搬送装置1は、第1スタッカ補助トレイ22を並進させることにより、第1スタッカ補助トレイ22を第1トレイ格納位置または第1トレイ展開位置に配置させることができる。
ところで、既述の実施例の媒体搬送装置は、スタッカ6を自動的に展開したり格納したりさせることに並行してスタッカ6を自動的に伸縮させているが、シュータ3を自動的に展開したり格納したりさせることに並行してシュータ3を自動的に伸縮させてもよい。この場合も、媒体搬送装置は、第1シュータ補助トレイ26を移動させる駆動源がシュータ本体25を移動させる駆動源と別個に設けられる必要がなく、容易に作製されることができ、製造コストを低減することができる。
ところで、既述の実施例1の媒体搬送装置1は、ジョイント88を備えているが、ジョイント88と異なる他の回転伝達機構が設けられてもよい。実施例2の媒体搬送装置は、図22に示されているように、既述の実施例1の媒体搬送装置1のジョイント88が他の回転伝達機構111に置換され、ジョイント88と異なる以外の部分については、実施例1の媒体搬送装置1と同様に形成されている。図22は、実施例2の媒体搬送装置の回転伝達機構111を示す斜視図である。回転伝達機構111は、回転軸側駆動軸112とフレーム側駆動軸側ギヤ113とフレーム側アイドルギヤ114とフレーム側回転軸側ギヤ115とスタッカ側駆動軸側ギヤ116とスタッカ側アイドルギヤ117とスタッカ側回転軸側ギヤ118とを備えている。
回転軸側駆動軸112は、回転軸16を中心に回転可能にフレーム20に支持されている。フレーム側駆動軸側ギヤ113は、スタッカ駆動軸83に固定されている。フレーム側アイドルギヤ114は、回転軸85に平行である回転軸を中心に回転可能にフレーム20に支持されている。図23は、実施例2の媒体搬送装置の回転伝達機構111を示す他の斜視図である。フレーム側アイドルギヤ114は、図23に示されているように、フレーム側駆動軸側ギヤ113に噛み合っている。フレーム側回転軸側ギヤ115は、回転軸側駆動軸112に固定されている。図24は、実施例2の媒体搬送装置の回転伝達機構111を示すさらに他の斜視図である。フレーム側回転軸側ギヤ115は、図24に示されているように、フレーム側アイドルギヤ114に噛み合っている。
図25は、実施例2の媒体搬送装置の回転伝達機構111を示すさらに他の斜視図である。スタッカ側駆動軸側ギヤ116は、図25に示されているように、回転軸側駆動軸112に固定されている。スタッカ側アイドルギヤ117は、回転軸85に平行である回転軸を中心に回転可能にスタッカ本体21に支持されている。スタッカ側アイドルギヤ117は、スタッカ側駆動軸側ギヤ116に噛み合っている。スタッカ側回転軸側ギヤ118は、補助トレイ駆動軸91に固定されている。回転伝達機構111は、このように形成されることにより、スタッカ駆動軸83の回転を補助トレイ駆動軸91に伝達する。回転伝達機構111は、スタッカ駆動軸83の回転を補助トレイ駆動軸91に伝達することにより、スタッカ駆動軸83が正回転するときに補助トレイ駆動軸91を正回転させ、スタッカ駆動軸83が逆回転するときに補助トレイ駆動軸91が逆回転させる。
実施例2の媒体搬送装置は、既述の実施例1の媒体搬送装置1と同様に、第1スタッカ補助トレイ22を移動させる駆動源がスタッカ本体21を移動させる駆動源と別個に設けられる必要がなく、容易に作製されることができ、製造コストを低減することができる。実施例2の媒体搬送装置は、さらに、スタッカ本体21より回転量が大きいスタッカ駆動軸83の回転が第1スタッカ補助トレイ22に伝達されていることにより、こじれが発生し難く、第1スタッカ補助トレイ22を適切に移動させることができる。
ところで、既述の実施例の媒体搬送装置のスタッカ6は、第1スタッカ補助トレイ22と第2スタッカ補助トレイ23とがスタッカ本体21に対して並進運動することにより伸縮しているが、並進運動と異なる運動により伸縮してもよい。図26は、実施例3の媒体搬送装置を示す斜視図である。実施例3の媒体搬送装置は、図26に示されているように、既述の実施例1の媒体搬送装置1のスタッカ6が他のスタッカ121に置換されている。スタッカ121は、既述のスタッカ6の第1スタッカ補助トレイ22と第2スタッカ補助トレイ23とが第1スタッカ補助トレイ122と第2スタッカ補助トレイ123とにそれぞれ置換されている。
第1スタッカ補助トレイ122は、帯状に形成され、第1トレイ展開位置または第1トレイ格納位置に配置されるように、回転軸124を中心に回転可能にスタッカ本体21に支持されている。回転軸124は、スタッカ本体21のうちの回転軸16から遠い側の端の近傍に配置され、スタッカ本体21に沿う平面に垂直である。第2スタッカ補助トレイ123は、帯状に形成され、第2トレイ展開位置または第2トレイ格納位置に配置されるように、回転軸125を中心に回転可能にスタッカ本体21に支持されている。回転軸125は、スタッカ本体21のうちの回転軸16から遠い側の端の近傍に配置され、回転軸124に平行である。
スタッカ121は、第1スタッカ補助トレイ122が第1トレイ展開位置に配置され、第2スタッカ補助トレイ123が第2トレイ展開位置に配置されることにより、スタッカ伸縮方向24の長さが延伸する。このとき、スタッカ121に載置された媒体は、一部がスタッカ本体21に載置され、スタッカ本体21に載置されていない部分が第1スタッカ補助トレイ122または第2スタッカ補助トレイ123に載置されることができる。
実施例3の媒体搬送装置は、さらに、図27に示されているように、既述の実施例1の媒体搬送装置1の複数のギヤ93とラック94とが、他の複数のギヤ126に置換されている。図27は、実施例3の媒体搬送装置の複数のギヤ126を示す斜視図である。複数のギヤ126は、それぞれ、スタッカ本体21の内部に配置され、ギヤ92の回転軸に平行である回転軸を中心に回転可能にスタッカ本体21に支持されている。複数のギヤ126は、互いに回転動力が伝達されるように、互いに噛み合っている。複数のギヤ126のうちの1つのギヤ127は、ギヤ92に噛み合っている。このため、複数のギヤ126は、ギヤ92が正回転するときに正回転し、ギヤ92が逆回転するときに逆回転する。
複数のギヤ126のうちの他の1つのギヤ128は、第1スタッカ補助トレイ122に固定されている。このため、第1スタッカ補助トレイ122は、複数のギヤ126が正回転するときに第1トレイ格納位置から第1トレイ展開位置に向かって回転し、複数のギヤ126が逆回転するときに第1トレイ展開位置から第1トレイ格納位置に向かって回転する。複数のギヤ126のうちのさらに他の1つのギヤ129は、第2スタッカ補助トレイ123に固定されている。このため、第2スタッカ補助トレイ123は、複数のギヤ126が正回転するときに第2トレイ格納位置から第2トレイ展開位置に向かって回転し、複数のギヤ126が逆回転するときに第2トレイ展開位置から第2トレイ格納位置に向かって回転する。
図28は、スタッカ本体21がスタッカ格納位置に配置されているときの実施例3の媒体搬送装置のスタッカ121を示す斜視図である。第1スタッカ補助トレイ122は、スタッカ本体21がスタッカ格納位置に配置されているときに、図28に示されているように、第1トレイ格納位置に配置される。第2スタッカ補助トレイ123は、スタッカ本体21がスタッカ格納位置に配置されているときに、第2トレイ格納位置に配置される。すなわち、実施例3の媒体搬送装置のスタッカ駆動機構は、スタッカ本体21がスタッカ格納位置に配置されているときに、第1スタッカ補助トレイ122が第1トレイ格納位置に配置されるように、形成されている。実施例3の媒体搬送装置のスタッカ駆動機構は、さらに、スタッカ本体21がスタッカ格納位置に配置されているときに、第2スタッカ補助トレイ123が第2トレイ格納位置に配置されるように、形成されている。
実施例3の媒体搬送装置は、既述の実施例1の媒体搬送装置1と同様に、第1スタッカ補助トレイ22を移動させる駆動源がスタッカ本体21を移動させる駆動源と別個に設けられる必要がなく、容易に作製されることができ、製造コストを低減することができる。実施例3の媒体搬送装置は、さらに、スタッカ本体21より回転量が大きいスタッカ駆動軸83の回転が第1スタッカ補助トレイ22に伝達されていることにより、こじれが発生し難く、第1スタッカ補助トレイ22を適切に移動させることができる。
ところで、既述の実施例の媒体搬送装置は、画像読取装置に利用されているが、他の装置に利用されてもよい。その装置としては、プリンタが例示される。たとえば、媒体搬送装置は、プリンタに利用されるときに、読取装置32が印刷装置に置換される。媒体搬送装置は、画像読取装置と異なる装置に利用された場合でも、容易に作製されることができる。
以上、実施例を説明したが、前述した内容により実施例が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、実施例の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換及び変更のうち少なくとも1つを行うことができる。
1 :媒体搬送装置
6 :スタッカ
16 :回転軸
20 :フレーム
21 :スタッカ本体
22 :第1スタッカ補助トレイ
23 :第2スタッカ補助トレイ
41〜47:複数の搬送ローラ
82 :駆動軸側ギヤ
83 :スタッカ駆動軸
84 :トルクリミッタ
85 :回転軸
86 :開閉用ギヤ
87 :スタッカ回転ストッパ
88 :ジョイント
89 :開閉用ギヤ
91 :補助トレイ駆動軸
92 :ギヤ
93 :複数のギヤ
94 :ラック
95 :回転軸
96 :第1傘歯車
97 :第2傘歯車
98 :ギヤ
99 :ピニオン
111 :回転伝達機構
112 :回転軸側駆動軸
113 :フレーム側駆動軸側ギヤ
114 :フレーム側アイドルギヤ
115 :フレーム側回転軸側ギヤ
116 :スタッカ側駆動軸側ギヤ
117 :スタッカ側アイドルギヤ
118 :スタッカ側回転軸側ギヤ
121 :スタッカ
122 :第1スタッカ補助トレイ
123 :第2スタッカ補助トレイ
124 :回転軸
125 :回転軸
126 :複数のギヤ

Claims (8)

  1. 載置台格納位置または載置台展開位置に配置されるように、回転可能に本体に支持され、媒体が載置される載置台本体と、
    補助トレイ格納位置または補助トレイ展開位置に配置されるように、移動可能に前記載置台本体に支持され、前記補助トレイ展開位置に配置されるときに、前記媒体のうちの前記載置台本体に載置されない部分が載置される補助トレイと、
    正回転したり逆回転したりするように前記本体に支持される軸と、
    前記軸が正回転する運動を前記載置台本体が前記載置台展開位置に向かって回転する運動に変換し、前記軸が逆回転する運動を前記載置台本体が前記載置台格納位置に向かって回転する運動に変換する第1機構と、
    前記軸が正回転する運動を前記補助トレイが前記補助トレイ展開位置に向かって移動する運動に変換し、前記軸が逆回転する運動を前記補助トレイが前記補助トレイ格納位置に向かって移動する運動に変換する第2機構
    とを備える媒体搬送装置。
  2. 前記載置台本体は、第1回転軸を中心に回転可能に本体に支持され、
    前記軸は、前記第1回転軸と異なる第2回転軸を中心に正回転したり逆回転したりするように前記本体に支持される
    請求項1に記載の媒体搬送装置。
  3. 正回転することにより媒体を搬送する搬送ローラをさらに備え、
    前記軸は、前記搬送ローラが正回転するときに正回転するように、かつ、前記搬送ローラが逆回転するときに逆回転するように、前記搬送ローラから回転が伝達される
    請求項2に記載の媒体搬送装置。
  4. 前記載置台本体の可動域を制限するストッパと、
    前記軸に加わる負荷が所定の値より小さいときに、前記搬送ローラから前記軸に回転を伝達し、前記負荷が前記所定の値より大きいときに、前記搬送ローラから前記軸に回転が伝達されることを遮断するトルクリミッタとをさらに備える
    請求項3に記載の媒体搬送装置。
  5. 前記第1機構は、
    回転可能に前記載置台本体に支持される回転部材と、
    前記軸が正回転する運動を前記回転部材が正回転する運動に変換し、前記軸が逆回転する運動を前記回転部材が逆回転する運動に変換するジョイントと、
    前記回転部材が正回転する運動を前記補助トレイが前記補助トレイ展開位置に向かって移動する運動に変換し、前記回転部材が逆回転する運動を前記補助トレイが前記補助トレイ格納位置に向かって移動する運動に変換する第3機構とを有する
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の媒体搬送装置。
  6. 前記第3機構は、
    前記回転部材が回転することにより、前記載置台本体に沿う平面に交差する第3回転軸を中心に回転する他の回転部材と、
    前記他の回転部材が回転する運動を前記補助トレイが移動する運動に変換する第4機構とを含む
    請求項5に記載の媒体搬送装置。
  7. 前記第4機構は、
    回転可能に前記載置台本体に支持されるピニオンと、
    前記他の回転部材が回転する運動を前記ピニオンが回転する運動に変換する第5機構と、
    前記ピニオンに噛み合うラックとを具え、
    前記ラックは、前記補助トレイに固定される
    請求項6に記載の媒体搬送装置。
  8. 前記載置台本体は、第1回転軸を中心に回転可能に本体に支持され、
    前記軸は、前記第1回転軸に重なる第2回転軸を中心に正回転したり逆回転したりするように前記本体に支持される
    請求項1に記載の媒体搬送装置。
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