JP2020006094A - パチンコ遊技機 - Google Patents
パチンコ遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020006094A JP2020006094A JP2018132414A JP2018132414A JP2020006094A JP 2020006094 A JP2020006094 A JP 2020006094A JP 2018132414 A JP2018132414 A JP 2018132414A JP 2018132414 A JP2018132414 A JP 2018132414A JP 2020006094 A JP2020006094 A JP 2020006094A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- effect
- lever
- player
- button
- game
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
Abstract
【課題】遊技の興趣を高めることができるパチンコ遊技機を提供すること。【解決手段】同一意匠の演出レバー6および演出ボタン9を備えており、初期状態では、演出レバー6は視認可能な位置に配置されており、演出ボタン9は打球供給皿24の上壁面24aから突出していない状態にある。特別演出が実行されるタイミングになると、演出レバー6は後方へ退避して視認困難または視認不可能な位置へ移動し、演出ボタン9は上壁面24aから突出する。これにより、演出レバー6がパチンコ遊技機の内部を移動して上壁面24aから突出したように見せることができる。【選択図】図1
Description
本発明は、パチンコ遊技機に関する。
従来、遊技者が演出ボタンを押圧操作すると演出内容が変化するパチンコ遊技機が知られている(特許文献1)。
しかし、現在のパチンコ遊技機は、前述した従来のパチンコ遊技機のように、遊技者が演出ボタンを押圧操作すると演出内容が変化するという演出手法を長年に亘って採用しているため、遊技者の演出に対する飽きが到来しており、遊技の興趣が低下しているという問題がある。
そこで、本発明は、上記の問題を解決するために創出されたものであって、遊技の興趣を高めることができるパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明のパチンコ遊技機は、遊技者が操作可能な操作手段と、操作手段が操作されたことを契機として所定の演出を実行可能な演出手段と、を備えたパチンコ遊技機であって、操作手段を配置可能な第1位置および第2位置が設定されており、操作手段を第1位置と第2位置との間で移動させる移動手段を備えることを特徴とする。
遊技者が操作可能な操作手段を移動手段によって第1位置と第2位置との間で移動させることができる。
つまり、遊技者が操作手段を操作することによって操作手段が移動するのではなく、移動手段によって操作手段が移動するという演出を行うことができる。
したがって、従来のパチンコ遊技機には無い斬新な演出を行うことにより、遊技の供出を高めることができる。
つまり、遊技者が操作手段を操作することによって操作手段が移動するのではなく、移動手段によって操作手段が移動するという演出を行うことができる。
したがって、従来のパチンコ遊技機には無い斬新な演出を行うことにより、遊技の供出を高めることができる。
本発明を実施すれば、遊技の興趣を高めることができるパチンコ遊技機を提供することができる。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機について図を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において、パチンコ遊技機の各部の方向を説明する場合は、そのパチンコ遊技機と対向して遊技を行う遊技者から見た方向を基準とする。具体的には、パチンコ遊技機の各部の左右方向および上下方向は、遊技者から見た左右方向および上下方向とする。また、遊技者に近づく方向を前方とし、遊技者から遠ざかる方向を後方とする。
[パチンコ遊技機の主要構成]
図1に示すように、パチンコ遊技機1は、遊技機枠16を備える。遊技機枠16は、前方側から順に、前面枠18、内枠(図示せず)、外枠(図示せず)によって構成される。前面枠18は、ハンドル4と、打球供給皿(上皿ともいう)24と、余剰球受皿(下皿ともいう)25と、演出ボタン9と、演出レバー6と、スピーカ8,8と、左サイドランプ23aと、右サイドランプ23bとを備えている。前面枠18が本発明の構造物の一例である。
図1に示すように、パチンコ遊技機1は、遊技機枠16を備える。遊技機枠16は、前方側から順に、前面枠18、内枠(図示せず)、外枠(図示せず)によって構成される。前面枠18は、ハンドル4と、打球供給皿(上皿ともいう)24と、余剰球受皿(下皿ともいう)25と、演出ボタン9と、演出レバー6と、スピーカ8,8と、左サイドランプ23aと、右サイドランプ23bとを備えている。前面枠18が本発明の構造物の一例である。
ハンドル4は、前面枠18のうち右下、つまり、パチンコ遊技機1と対向して遊技を行う遊技者が右手で握ることができる位置に設けられている。ハンドル4は、タッチスイッチ92(図5)と、発射レバー4aと、発射停止ボタン4bとを備えている。タッチスイッチ92は、遊技者がハンドル4に触れたことを示す信号を出力するものであり、ハンドル4を握った遊技者の右手が触れる部分に配置されている。発射レバー4aは、遊技球の発射強度を調整するためのものであり、ハンドル4に回動可能に設けられている。発射停止ボタン4bは、遊技球が発射されているときに遊技球の発射を停止するためのものであり、ハンドル4を握った右手の親指により操作可能な位置に設けられている。打球供給皿(上皿ともいう)24は、前面枠18のうち中央下側に設けられている。打球供給皿24は、発射装置90(図5)に供給する遊技球を貯留するためのものである。打球供給皿24は、貸球払出装置80(図5)および賞球払出装置400(図3)から払出された遊技球を貯留する。余剰球受皿(下皿ともいう)25は、前面枠18のうち打球供給皿24の下方に設けられている。余剰球受皿25は、打球供給皿24の貯留可能数を超えた遊技球を貯留する。
前面枠18のうち、左側には左サイドランプ23aが設けられており、右側には右サイドランプ23bが設けられている。左サイドランプ23aおよび右サイドランプ23bが設けられている部分の前面枠18は透光性を有し、その透光性を有する部分の内側には複数のLEDが配置されている。各LEDは、それぞれ複数色を発光可能であり、演出内容に応じて点灯または点滅し、さらに発光色を変化させる。スピーカ8は、前面枠18のうち上部の左右の隅部にそれぞれ設けられており、音楽、効果音および報知音などの音を演出内容に応じて出力する。
また、パチンコ遊技機1は、遊技盤2と、ガラス板5と、演出表示装置7とを備える。遊技盤2は、遊技盤2の略中央、つまり、遊技者の顔と略正対する位置に配置されている。演出表示装置7は、遊技盤2の後側に配置されており、その画面が遊技盤2の略中央から露出している。遊技盤2は、固定入賞装置10と、第1大入賞装置30と、第2大入賞装置40と、ゲート12と、普通可変入賞装置(電チューともいう)20と、一般入賞口13と、表示器類50と、センター装飾体14と、レール部材17とを備える。
遊技盤2の盤面には、遊技球が流下(転動)する遊技領域3が形成されている。遊技領域3は、演出表示装置7の画面の左方に形成された左遊技領域3Aと、演出表示装置7の画面の右方に形成された右遊技領域3Bとを有する。遊技盤2の盤面には、遊技球の流下方向を変化させるための複数の遊技釘(図示せず)が打ち込まれている。遊技盤2の盤面の前方は、透明のガラス板5によって覆われている。また、図1には示さないが、遊技盤2の複数箇所には、LEDが設けられている。それら各LEDを総称して盤ランプ(図6において符号2aで示す)という。盤ランプ2aを構成する各LEDは、複数色を発光可能であり、演出内容に応じて点灯または点滅し、さらに発光色を変化させる。つまり、パチンコ遊技機1は、遊技制御中に演出内容に応じて左サイドランプ23a、右サイドランプ23bおよび盤ランプ2aを点灯または点滅させ、各スピーカ8から音を出力する。
固定入賞装置10は、遊技盤2のうち下側の略中央に配置されている。固定入賞装置10は、遊技球が1個ずつ入賞(入球)可能な第1始動口11を有する。第1始動口11は常時開口しており、遊技球が第1始動口11に入賞する確率は略変動しない。ゲート12は、右遊技領域3Bに配置されており、右遊技領域3Bを流下する遊技球が通過可能に構成されている。普通可変入賞装置20は、右遊技領域3Bのうちゲート12の下方に配置されている。普通可変入賞装置20は、可動部材21を備える。可動部材21は、基端を回動軸にして回動可能に構成されており、可動部材21が開閉動作することにより、第2始動口22が開閉する。可動部材21が開作動すると、第2始動口22が開口され、遊技球が第2始動口22に1個ずつ入賞(入球)し易い状態になる。また、可動部材21が閉作動すると、第2始動口22が閉口され、遊技球が第2始動口22に入賞することができない状態になる。
第1大入賞装置30は、遊技盤2のうち固定入賞装置10の右方に配置されており、第2大入賞装置40は、第1大入賞装置30の上側に配置されている。第1大入賞装置30は、第1大入賞口32を開閉する第1開閉部材31を備えており、第2大入賞装置40は、第2大入賞口42を開閉する第2開閉部材41を備える。第1大入賞口32および第2大入賞口42は、それぞれ同時に複数の遊技球が入賞(入球)可能な大きさに形成されている。本実施形態では、第1開閉部材31および第2開閉部材41は、それぞれ左右方向に長い板状に形成されており、左右の下端を回動軸にして回動可能に構成されている。以下、第1大入賞口32および第2大入賞口42に共通の事項を説明する場合は、単に大入賞口という。
第2大入賞装置40の内部には、第2大入賞口42に入賞した遊技球が通過可能な領域である特定領域(図示せず)および非特定領域(図示せず)が形成されている。また、第2大入賞装置40の内部には、第2大入賞口42に入賞した遊技球を特定領域または非特定領域に振り分ける振分部材(図示せず)と、この振分部材を駆動する振分部材ソレノイド42d(図5)とが設けられている。
第2大入賞装置40の内部には、第2大入賞口42に入賞した遊技球が通過可能な領域である特定領域(図示せず)および非特定領域(図示せず)が形成されている。また、第2大入賞装置40の内部には、第2大入賞口42に入賞した遊技球を特定領域または非特定領域に振り分ける振分部材(図示せず)と、この振分部材を駆動する振分部材ソレノイド42d(図5)とが設けられている。
表示器類50は、遊技盤2のうち遊技領域3の外側であって第1大入賞装置30の下方に設けられている。図2に示すように、表示器類50は、第1特別図柄(第1特図ともいう)を変動表示する第1特別図柄表示器51と、第2特別図柄(第2特図ともいう)を変動表示する第2特別図柄表示器52と、普通図柄(普図ともいう)を変動表示する普通図柄表示器53とを備える。さらに、表示器類50は、第1特別図柄表示器51の作動保留の記憶数を表示する第1特図保留表示器51aと、第2特別図柄表示器52の作動保留の記憶数を表示する第2特図保留表示器52aと、普通図柄表示器53の作動保留の記憶数を表示する普図保留表示器53aとを備える。以下、第1特別図柄および第2特別図柄に共通の事項を説明する場合は、単に特別図柄という。また、第1特別図柄表示器51および第2特別図柄表示器52に共通の事項を説明する場合は、単に特別図柄表示器という。
本実施形態では、第1特別図柄表示器51および第2特別図柄表示器52は、それぞれ4個のLEDから構成されている。点灯したLED(□)および消灯したLED(■)がそれぞれ特別図柄を表しており、LEDの点灯箇所が所定方向(たとえば、左から右)へ流れる状態が特別図柄の変動表示を表している。以下、特別図柄が変動表示を開始してから特別図柄が確定表示されるまでの特別図柄の変動パターンを特図変動パターンという。
また、本実施形態では、普通図柄表示器53は、2個のLEDから構成されている。点灯したLED(○)および消灯したLED(●)が普通図柄を表しており、各LEDが交互に点灯する状態が普通図柄の変動表示を表している。また、遊技球がゲート12を通過すると、当たりか否かを判定する普通図柄の抽選が実行され、普通図柄表示器53が普通図柄を変動表示する。そして、普通図柄表示器53は、普通図柄の変動表示を開始してから所定時間経過後に、普通図柄の抽選結果に対応する普通図柄を確定表示する。普通図柄表示器53が確定表示した普通図柄が、当たりを示す普通図柄であった場合は、普通可変入賞装置20が作動して可動部材21が開閉し、第2始動口22が開閉する。
また、本実施形態では、普通図柄表示器53は、2個のLEDから構成されている。点灯したLED(○)および消灯したLED(●)が普通図柄を表しており、各LEDが交互に点灯する状態が普通図柄の変動表示を表している。また、遊技球がゲート12を通過すると、当たりか否かを判定する普通図柄の抽選が実行され、普通図柄表示器53が普通図柄を変動表示する。そして、普通図柄表示器53は、普通図柄の変動表示を開始してから所定時間経過後に、普通図柄の抽選結果に対応する普通図柄を確定表示する。普通図柄表示器53が確定表示した普通図柄が、当たりを示す普通図柄であった場合は、普通可変入賞装置20が作動して可動部材21が開閉し、第2始動口22が開閉する。
遊技球が第1始動口11に入賞すると大当たりか否かを判定する大当たり判定(大当たり抽選ともいう)が実行され、第1特別図柄表示器51が第1特別図柄を変動表示する。そして、第1特別図柄表示器51は、第1特別図柄の変動表示を開始してから所定時間経過後に、大当たり判定の結果に対応する第1特別図柄を確定表示する。ここで、確定表示された第1特別図柄が、大当たりを示す特別図柄であった場合は、大当たりが発生し、第1大入賞装置30が作動して第1開閉部材31が開閉し、第1大入賞口32が開閉する。第1特別図柄表示器51が第1特別図柄を変動表示しているときに遊技球が第1始動口11に入賞したときは、その入賞を契機とする第1特別図柄表示器51の作動が保留され、その作動保留の数を示す記憶数が第1特図保留表示器51aによって表示される。以下、第1特別図柄表示器51の作動保留の記憶数を第1特図保留数という。
また、遊技球が第2始動口22に入賞すると大当たり判定(大当たり抽選ともいう)が実行され、第2特別図柄表示器52が第2特別図柄を変動表示する。そして、第2特別図柄表示器52は、第2特別図柄の変動表示を開始してから所定時間経過後に、大当たり判定の結果に対応する第2特別図柄を確定表示する。ここで、確定表示された第2特別図柄が、大当たりを示す特別図柄であった場合は、大当たりが発生し、第2大入賞装置40が作動して第2開閉部材41が開閉し、第2大入賞口42が開閉する。第2特別図柄表示器52が第2特別図柄を変動表示しているときに遊技球が第2始動口22に入賞したときは、その入賞を契機とする第2特別図柄表示器52の作動が保留され、その作動保留の数を示す記憶数が第2特図保留表示器52aによって表示される。以下、第2特別図柄表示器52の作動保留の記憶数を第2特図保留数という。また、第1特図保留数および第2特図保留数に共通の事項を説明する場合は、単に特図保留数という。
以下、特別図柄表示器が特別図柄の変動表示を開始してから特別図柄を確定表示するまでを特別図柄の1回の変動という。また、特別図柄が1回変動される毎に特図保留数が1個ずつ減少することを特図保留数の消化という。また、大入賞口が開口してから閉口するまでに要する期間を大入賞口の開口期間といい、大入賞口が開口してから次回開口するまでの期間をラウンドという。また、最初のラウンドから最終ラウンドが終了するまでの遊技を大当たり遊技という。また、大当たり判定において大当たりと判定された場合は、大当たりの種類が抽選により決定される。大当たりの種類によって、開閉する大入賞口(第1大入賞口32および第2大入賞口35の一方または両方)、大入賞口の開口期間、実行可能な最大ラウンド数などが異なる。
パチンコ遊技機1には、大当たり判定において大当たりと判定される確率(以下、大当たり確率という)として、通常の確率(以下、通常確率という)と、通常確率よりも高い確率(以下、高確率という)とが設定されている。以下、大当たり確率が通常確率に設定されている遊技状態を通常確率状態といい、大当たり確率が高確率に設定されている遊技状態を高確率状態という。パチンコ遊技機1では、大当たり遊技中に第2大入賞口35に入賞した遊技球が、前述した特定領域を通過(V入賞)すると、大当たり遊技が終了した後の遊技状態が高確率状態に移行する。つまり、本実施形態のパチンコ遊技機1は、いわゆるV確機と呼ばれる機種である。
一般入賞口13は、遊技盤2のうち固定入賞装置10の左方に配置されている。レール部材17は、遊技盤2の周囲に沿って配置されている。レール部材17は、発射装置90(図5)によって発射された遊技球を遊技領域3に案内する。遊技盤2の下部中央には、どこにも入賞しなかった遊技球を排出するためのアウト口19が開口している。センター装飾体14は、遊技盤2のうち上部に配置されている。センター装飾体14は透光性を有し、その内側には、演出内容に応じて点灯・点滅する複数のLEDが設けられている。
また、パチンコ遊技機1は、可動体15を備える。可動体15は、センター装飾体14の後方に配置されている。可動体15は、いわゆるギミックの一例である。図1は、可動体15がセンター装飾体14に略隠れた状態を示す。可動体15は、演出内容に応じて所定のタイミングで降下し、遊技者から視認可能な状態に変位する。
また、パチンコ遊技機1は、可動体15を備える。可動体15は、センター装飾体14の後方に配置されている。可動体15は、いわゆるギミックの一例である。図1は、可動体15がセンター装飾体14に略隠れた状態を示す。可動体15は、演出内容に応じて所定のタイミングで降下し、遊技者から視認可能な状態に変位する。
演出表示装置7は、演出画像、メッセージ画像、デモンストレーション画像などの動画像および静止画像を表示する。遊技者は、それらの画像をパチンコ遊技機1の前方から見ながら遊技を行う。演出表示装置7は、演出画像として、演出図柄を特別図柄の変動表示と同期させて変動表示する。本実施形態では、演出図柄は、1〜9の算用数字を表した図柄である。なお、演出図柄には、アルファベットや特別なキャラクタなど、数字以外を表した図柄を含めてもよいし、数字以外を表した図柄と組み合わせてもよい。本実施形態では、演出表示装置7が演出図柄を変動表示する領域として、左から順に、左演出図柄表示領域、中演出図柄表示領域、右演出図柄表示領域が設定されている。左演出図柄表示領域では左演出図柄Z1が、中演出図柄表示領域では中演出図柄Z2が、右演出図柄表示領域では右演出図柄Z3がそれぞれ変動表示される。以下、左演出図柄表示領域、中演出図柄表示領域および右演出図柄表示領域に共通の事項を説明する場合は、単に演出図柄表示領域という。
本実施形態では、各演出図柄の主な変動パターン(変動態様)は、演出図柄が表す数字が昇順となるように画面の上から下に移動する変動パターン、つまり、縦方向にスクロールする変動パターンである。なお、変動パターンとして、演出図柄が画面の左右の一方から他方へ移動する横スクロール方式、演出図柄が同じ表示位置にて数字の昇順に順番に表示される方式などを用いることもできる。また、演出表示装置7は、演出画像として各演出図柄の背景に背景画像を表示する。たとえば、背景画像は、テレビドラマや映画などの動画像、その動画像をアニメ化した動画像、アニメーション、パチンコ遊技機メーカーオリジナルの動画像などである。本実施形態では、演出表示装置7は、液晶表示装置である。なお、演出表示装置7として、有機EL表示装置、ドットマトリクスLEDを使った表示装置などを用いることもできる。
演出表示装置7は、各演出図柄を特別図柄の変動表示と同期させて変動表示し、特別図柄が確定表示されると同時に各演出図柄を確定表示し、大当たり判定結果を表示する。ここで、確定表示とは、演出図柄が上下に揺れたり、再変動したりすることなく、完全に停止した表示状態のことである。
演出表示装置7は、各演出図柄を特別図柄の変動表示と同期させて変動表示し、特別図柄が確定表示されると同時に各演出図柄を確定表示し、大当たり判定結果を表示する。ここで、確定表示とは、演出図柄が上下に揺れたり、再変動したりすることなく、完全に停止した表示状態のことである。
以下、大当たり判定の結果が大当たりであったことを表す演出図柄を大当たり演出図柄といい、大当たり判定の結果がハズレであったことを表す演出図柄をハズレ演出図柄という。本実施形態では、大当たり演出図柄は、各演出図柄が同じ数字を表す演出図柄で揃った状態、いわゆる、ぞろ目の状態である。たとえば、図1に示すように、確定表示された左演出図柄Z1、中演出図柄Z2および右演出図柄Z3がそれぞれ「7」で揃った状態である。また、ハズレ演出図柄は、各演出図柄が同じ数字を表す演出図柄で揃っていない状態、つまり、ぞろ目ではない状態の図柄である。たとえば、確定表示された左演出図柄Z1が「7」、中演出図柄Z2が「6」、右演出図柄Z3が「7」の状態である。
以下、演出表示装置7が特別図柄と同期させて変動表示する演出図柄および背景画像などから成る画像を変動演出パターンという。
以下、演出表示装置7が特別図柄と同期させて変動表示する演出図柄および背景画像などから成る画像を変動演出パターンという。
変動演出パターンは、特図変動パターンの変動表示と同期して変動表示され、特別図柄表示器の作動保留が発生した場合は、演出表示装置7の作動も保留される。つまり、特別図柄表示器の作動保留数と、演出表示装置7の作動保留数とは一致する。図1に示すように、演出表示装置7には、第1演出保留表示領域51Bと、第2演出保留表示領域52Bとが設定されている。第1演出保留表示領域51Bは、演出表示装置7の作動保留数を示す演出保留画像を表示する領域である。つまり、遊技者は、第1演出保留表示領域51Bに表示される演出保留画像を見ることにより、第1特図保留数を知ることができるとともに、第1特図保留に起因する演出表示装置7の作動保留数を知ることができる。また、第2演出保留表示領域52Bは、演出表示装置7の作動保留数を示す演出保留画像を表示する領域である。つまり、遊技者は、第2演出保留表示領域52Bに表示される演出保留画像を見ることにより、第2特図保留数を知ることができるとともに、第2特図保留に起因する演出表示装置7の作動保留数を知ることができる。演出表示装置7が本発明の演出手段の一例である。
(演出レバーの構造)
次に、演出レバー6の構造について説明する。
演出レバー6は、前面枠18のうち余剰球受皿25の左方、つまり、前面枠18のうち下側の左端寄りであって、打球供給皿24の左端の下側に設けられている。換言すると、演出レバー6は、前面枠18のうち、パチンコ遊技機1と対向した遊技者が左手で操作可能な位置に設けられている。演出レバー6は、左手で掴むことができる棒状に形成されており、右回転または左回転の回転操作の他、後方への押し込み操作が可能である。また、演出レバー6には、演出レバー6を振動させるための演出レバー振動モータ6jが内蔵されている。演出レバー振動モータ6jの回転シャフトには、その回転中心から重心がずれた偏心錘が取付けられており、回転シャフトが回転すると、上記偏心錘の遠心力によって演出レバー振動モータ6jが振動する。演出レバー振動モータ6jは、演出レバーモータ駆動回路105(図6)によって駆動される。演出レバー振動モータ6jは、演出レバー6の操作が有効な期間において所定のタイミングで振動する。
次に、演出レバー6の構造について説明する。
演出レバー6は、前面枠18のうち余剰球受皿25の左方、つまり、前面枠18のうち下側の左端寄りであって、打球供給皿24の左端の下側に設けられている。換言すると、演出レバー6は、前面枠18のうち、パチンコ遊技機1と対向した遊技者が左手で操作可能な位置に設けられている。演出レバー6は、左手で掴むことができる棒状に形成されており、右回転または左回転の回転操作の他、後方への押し込み操作が可能である。また、演出レバー6には、演出レバー6を振動させるための演出レバー振動モータ6jが内蔵されている。演出レバー振動モータ6jの回転シャフトには、その回転中心から重心がずれた偏心錘が取付けられており、回転シャフトが回転すると、上記偏心錘の遠心力によって演出レバー振動モータ6jが振動する。演出レバー振動モータ6jは、演出レバーモータ駆動回路105(図6)によって駆動される。演出レバー振動モータ6jは、演出レバー6の操作が有効な期間において所定のタイミングで振動する。
図3に示すように、演出レバー6の後方には、演出レバー6を前後方向に進退させるための空間6cが前後方向に形成されている。演出レバー6には、演出レバーソレノイド6dが取付けられている。演出レバーソレノイド6dは、プランジャ6eと、コイル6fと、バネ6gとを備えている。プランジャ6eの前端は、演出レバー6の後面6hに取付けられており、プランジャ6eの後端6e1と、空間6cの後壁6iとの間には、バネ6gが介在されている。空間6cには、コイル6fが配置されており、そのコイル6fにプランジャ6eが挿通されている。コイル6fは、演出レバーソレノイド駆動回路107(図6)と電気的に接続されている。演出レバーソレノイド駆動回路107がONになると、コイル6fが通電し、プランジャ6eが後方へ移動する。これにより、演出レバー6は、パチンコ遊技機1と対向して遊技を行っている遊技者から視認困難または視認不可能になる。また、バネ6gはプランジャ6eの後端6e1と後壁6iとの間で圧縮された状態になる。
そして、演出レバーソレノイド駆動回路107がOFFになると、コイル6fの通電が停止し、プランジャ6eが、バネ6gの復元力によって原点に復帰する。これにより、演出レバー6は、パチンコ遊技機1と対向して遊技を行っている遊技者から視認可能になる。演出レバー6が本発明の第1操作手段の一例であり、演出レバーソレノイド6dが本発明の移動手段の一例である。演出レバー6が後方へ退避した位置が本発明の第1位置の一例であり、後方から前方へ進出した位置が第2位置の一例である。
そして、演出レバーソレノイド駆動回路107がOFFになると、コイル6fの通電が停止し、プランジャ6eが、バネ6gの復元力によって原点に復帰する。これにより、演出レバー6は、パチンコ遊技機1と対向して遊技を行っている遊技者から視認可能になる。演出レバー6が本発明の第1操作手段の一例であり、演出レバーソレノイド6dが本発明の移動手段の一例である。演出レバー6が後方へ退避した位置が本発明の第1位置の一例であり、後方から前方へ進出した位置が第2位置の一例である。
(演出ボタンの構造)
次に、演出ボタン9の構造について説明する。
図1に示すように、演出ボタン9は、前面枠18のうち打球供給皿24の内部に設けられており、打球供給皿24の上壁面24aから突出可能になっている。演出ボタン9は、上壁面24aから突出すると押圧操作が可能になる。換言すると、演出ボタン9は、前面枠18のうち、パチンコ遊技機1と対向する遊技者が右手または左手で押圧操作可能な位置に設けられている。図4(a)に示すように、演出ボタン9を上方から見た意匠は、演出レバー6(図1)を前方から見た意匠と同一である。また、演出ボタン9は演出レバー6と同じ大きさに形成されている。図4(b)に示すように、演出ボタン9には、演出ボタンランプ9bと、演出ボタン9を振動させるための演出ボタン振動モータ9jとが内蔵されている。演出ボタンランプ9bは、演出ボタン9の押圧操作が有効な期間に点灯または点滅する。演出ボタン9の表面は透光性材料によって形成されており、演出ボタンランプ9bが発した光を遊技者が視認できるように工夫されている。演出ボタン振動モータ9jの回転シャフトには、その回転中心から重心がずれた偏心錘が取付けられており、回転シャフトが回転すると、上記偏心錘の遠心力によって演出ボタン振動モータ9jが振動する。演出ボタン振動モータ9jは、演出ボタンモータ駆動回路104(図6)によって駆動される。演出ボタン振動モータ9jは、演出ボタン9の押圧操作が有効な期間において所定のタイミングで振動する。本実施形態では、演出ボタンランプ9bはLEDである。
次に、演出ボタン9の構造について説明する。
図1に示すように、演出ボタン9は、前面枠18のうち打球供給皿24の内部に設けられており、打球供給皿24の上壁面24aから突出可能になっている。演出ボタン9は、上壁面24aから突出すると押圧操作が可能になる。換言すると、演出ボタン9は、前面枠18のうち、パチンコ遊技機1と対向する遊技者が右手または左手で押圧操作可能な位置に設けられている。図4(a)に示すように、演出ボタン9を上方から見た意匠は、演出レバー6(図1)を前方から見た意匠と同一である。また、演出ボタン9は演出レバー6と同じ大きさに形成されている。図4(b)に示すように、演出ボタン9には、演出ボタンランプ9bと、演出ボタン9を振動させるための演出ボタン振動モータ9jとが内蔵されている。演出ボタンランプ9bは、演出ボタン9の押圧操作が有効な期間に点灯または点滅する。演出ボタン9の表面は透光性材料によって形成されており、演出ボタンランプ9bが発した光を遊技者が視認できるように工夫されている。演出ボタン振動モータ9jの回転シャフトには、その回転中心から重心がずれた偏心錘が取付けられており、回転シャフトが回転すると、上記偏心錘の遠心力によって演出ボタン振動モータ9jが振動する。演出ボタン振動モータ9jは、演出ボタンモータ駆動回路104(図6)によって駆動される。演出ボタン振動モータ9jは、演出ボタン9の押圧操作が有効な期間において所定のタイミングで振動する。本実施形態では、演出ボタンランプ9bはLEDである。
演出ボタン9の下方には、演出ボタン9を上下に進退させるための空間9cが上下方向に形成されている。演出ボタン9には、演出ボタンソレノイド9dが取付けられている。演出ボタンソレノイド9dは、プランジャ9eと、コイル9fと、バネ9gとを備えている。プランジャ9eの上端は、演出ボタン9の下面9hに取付けられており、プランジャ9eの後端9e1と、空間9cの下壁9iとの間には、バネ9gが介在されている。空間9cには、コイル9fが配置されており、そのコイル9fにプランジャ9eが挿通されている。コイル9fは、演出ボタンソレノイド駆動回路106(図6)と電気的に接続されている。演出ボタンソレノイド駆動回路106がONになると、コイル9fが通電し、プランジャ9eが上方へ移動する。これにより、演出ボタン9は、上壁面24aから突出し、遊技者が押圧操作可能になる。また、バネ9gはプランジャ9eの後端9e1と下壁9iとの間で伸長した状態になる。
そして、演出ボタンソレノイド駆動回路106がOFFになると、コイル9fの通電が停止し、プランジャ9eが、バネ9gの復元力によって原点に復帰する。これにより、演出ボタン9は、空間9cに退避し、上壁面24aから突出していない状態になる。
そして、演出ボタンソレノイド駆動回路106がOFFになると、コイル9fの通電が停止し、プランジャ9eが、バネ9gの復元力によって原点に復帰する。これにより、演出ボタン9は、空間9cに退避し、上壁面24aから突出していない状態になる。
遊技者が、演出レバー6の押込操作または回転操作が有効な期間に演出レバー6を操作すると、特定の演出が行われる。以下、演出レバー6の操作を契機として行われる特定の演出のことをレバー演出という。また、遊技者が、演出ボタン9の押圧操作が有効な期間に演出ボタン9を押圧操作すると、特定の演出が行われる。以下、演出ボタン9の操作を契機として行われる特定の演出のことをボタン演出という。
さらに、パチンコ遊技機1は、レバー演出およびボタン演出以外の特別演出を行う。特別演出を実行可能なタイミングになると、演出レバー6を後方へ退避させ、これと同時に演出ボタン9を上壁面24aから突出させる。つまり、演出レバー6を後方へ退避させて遊技者から視認困難または視認不可能な状態にし、演出ボタン9を上壁面24aから突出させる。そして、演出ボタン9の操作が有効な期間に演出ボタン9が押圧操作されると、特別演出を実行する。前述したように、演出レバー6および演出ボタン9は同一意匠かつ同じ大きさである。このため、演出レバー6が退避して視認困難または視認不可能になり、これと同時に演出ボタン9が上壁面24aから突出すると、遊技者は、視認困難または視認不可能になった演出レバー6が、パチンコ遊技機1の内部を移動し、上壁面24aから突出したかのように見える。演出ボタン9が本発明の第2操作手段の一例であり、演出ボタンソレノイド9dが変化手段の一例である。また、上壁面24aが本発明の配置面の一例であり、演出ボタン9が上壁面24aから突出した位置が第3位置の一例であり、突出ていない位置が第4位置の一例である。また、遊技者の左手が本発明の第1部位または一方の手の一例であり、遊技者の右手が第2部位または他方の手の一例である。
さらに、パチンコ遊技機1は、レバー演出およびボタン演出以外の特別演出を行う。特別演出を実行可能なタイミングになると、演出レバー6を後方へ退避させ、これと同時に演出ボタン9を上壁面24aから突出させる。つまり、演出レバー6を後方へ退避させて遊技者から視認困難または視認不可能な状態にし、演出ボタン9を上壁面24aから突出させる。そして、演出ボタン9の操作が有効な期間に演出ボタン9が押圧操作されると、特別演出を実行する。前述したように、演出レバー6および演出ボタン9は同一意匠かつ同じ大きさである。このため、演出レバー6が退避して視認困難または視認不可能になり、これと同時に演出ボタン9が上壁面24aから突出すると、遊技者は、視認困難または視認不可能になった演出レバー6が、パチンコ遊技機1の内部を移動し、上壁面24aから突出したかのように見える。演出ボタン9が本発明の第2操作手段の一例であり、演出ボタンソレノイド9dが変化手段の一例である。また、上壁面24aが本発明の配置面の一例であり、演出ボタン9が上壁面24aから突出した位置が第3位置の一例であり、突出ていない位置が第4位置の一例である。また、遊技者の左手が本発明の第1部位または一方の手の一例であり、遊技者の右手が第2部位または他方の手の一例である。
[パチンコ遊技機の主な電気的構成]
次に、パチンコ遊技機1の主な電気的構成について図5および図6を参照しつつ説明する。
パチンコ遊技機1は、主制御基板60(図5)と、払出制御基板73(図5)と、サブ制御基板100(図6)と、画像制御基板200(図6)とを備えている。
次に、パチンコ遊技機1の主な電気的構成について図5および図6を参照しつつ説明する。
パチンコ遊技機1は、主制御基板60(図5)と、払出制御基板73(図5)と、サブ制御基板100(図6)と、画像制御基板200(図6)とを備えている。
図5に示すように、主制御基板60には、遊技制御用ワンチップマイコン(以下、遊技制御用マイコンという)61が実装されている。遊技制御用マイコン61は、CPU62と、ROM63と、RAM64と、入出力回路65とを備えている。CPU62は、入賞の検出、大当たり判定、各種乱数の更新などを実行する。ROM63には、CPU62が実行するコンピュータプログラム、大当たり判定テーブル(図示せず)などの各種のテーブルが記憶されている。遊技制御用マイコン61は、大当たり判定に使用する大当たり乱数など、各種の判定に使用する乱数を発生する。大当たり判定テーブルには、大当たり乱数が遊技状態(通常遊技状態および確変遊技状態)と対応付けて記憶されている。CPU62は、大当たり抽選を行うときに取得した大当たり乱数が大当たり判定テーブルに記憶されている大当たり乱数と一致したときに大当たりと判定する。
RAM64は、CPU62がコンピュータプログラムを実行するときのワークメモリなどとして使用される。また、RAM64には、第1特図保留記憶部64aと、第2特図保留記憶部64bと、普図保留記憶部64cとが設けられている。第1特図保留記憶部64aは、遊技球が第1始動口11(図1)に入賞したことに起因してCPU62が取得した大当たり乱数などが記憶される。第1特別図柄表示器51(図2)が第1特別図柄を変動表示しているときに遊技球が第1始動口11(図1)に入賞したときは、その入賞に起因する第1特別図柄の変動表示は一旦保留(作動保留)され、その入賞に起因して取得された大当たり乱数などは第1特図保留記憶部64a(図5)に記憶される。第1特別図柄の保留された変動表示は、現在行われている第1特別図柄の変動表示が終了した次に行われる。本実施形態では、第1特図保留記憶部64aは、計4つの保留を行うための記憶領域を有し、第1特別図柄の作動保留の記憶数は最大4個である。
第2特図保留記憶部64bは、遊技球が第2始動口22(図1)に入賞したことに起因してCPU62が取得した大当たり乱数などが記憶される。第2特別図柄表示器52(図2)が第2特別図柄を変動表示しているときに遊技球が第2始動口22(図1)に入賞したときは、その入賞に起因する第2特別図柄の変動表示は一旦保留(作動保留)され、その入賞に起因して取得された大当たり乱数などは第2特図保留記憶部64b(図5)に記憶される。第2特別図柄の保留された変動表示は、現在行われている第2特別図柄の変動表示が終了した次に行われる。本実施形態では、第2特図保留記憶部64bは、計4つの保留を行うための記憶領域を有し、第2特別図柄の作動保留の記憶数は最大4個である。
普図保留記憶部64cは、遊技球がゲート12(図1)を通過したことに起因してCPU62が取得した普通当たり乱数(普通図柄が当たりか否かを抽選するための乱数)が記憶される。普通図柄表示器53が普通図柄を変動表示しているときに遊技球がゲート12を通過したときは、その通過に起因する普通図柄の変動表示は一旦保留(作動保留)され、その通過に起因して取得された普通当たり乱数は普図保留記憶部64cに記憶される。普通図柄の保留された変動表示は、現在行われている普通図柄の変動表示が終了した次に行われる。本実施形態では、普図保留記憶部64cは、計4つの保留を行うための記憶領域を有し、普通図柄の作動保留の記憶数は最大4個である。
また、主制御基板60には、RAMクリアスイッチ66が搭載されている。パチンコ遊技機1は、RAMクリアスイッチ66が押下された状態で起動すると、RAM64およびサブ制御基板100のRAM120(図6)を初期化する。また、主制御基板60には、表示器類50が電気的に接続されている。さらに、主制御基板60には、中継基板74を介して第1始動口センサ11aと、第2始動口センサ22aと、ゲートセンサ12aと、第1大入賞口センサ32aと、第2大入賞口センサ35aと、特定領域センサ35bと、非特定領域センサ35cと、一般入賞口センサ13aと、電チューソレノイド20aと、第1大入賞口ソレノイド30aと、第2大入賞口ソレノイド33aと、振分部材ソレノイド35dとが電気的に接続されている。
第1始動口センサ11aは、第1始動口11(図1)の直下に設けられており、遊技球が第1始動口11に入賞したことを示す信号を主制御基板60へ出力する。第2始動口センサ22aは、第2始動口22(図1)の直下に設けられており、遊技球が第2始動口22に入賞したことを示す信号を主制御基板60へ出力する。ゲートセンサ12aは、ゲート12(図1)のうち遊技球の通過領域に設けられており、遊技球がゲート12を通過したことを示す信号を主制御基板60へ出力する。第1大入賞口センサ32aは、第1大入賞口32(図1)の直下に設けられており、遊技球が第1大入賞口32に入賞したことを示す信号を主制御基板60へ出力する。第2大入賞口センサ35aは、第2大入賞口35(図1)の直下に設けられており、遊技球が第2大入賞口35に入賞したことを示す信号を主制御基板60へ出力する。特定領域センサ35bは、第2大入賞口35(図1)の内部の特定領域内に設けられており、遊技球が特定領域を通過したことを示す信号を主制御基板60へ出力する。非特定領域センサ35cは、第2大入賞口35(図1)の内部の非特定領域に設けられており、遊技球が非特定領域を通過したことを示す信号を主制御基板60へ出力する。一般入賞口センサ13aは、一般入賞口13(図1)の直下に設けられており、遊技球が一般入賞口13に入賞したことを示す信号を主制御基板60へ出力する。
電チューソレノイド20aは、普通可変入賞装置20の可動部材21(図1)を開閉駆動する。第1大入賞口ソレノイド30aは、第1大入賞装置30の第1開閉部材31(図1)を開閉駆動する。第2大入賞口ソレノイド33aは、第2大入賞装置33の第2開閉部材34(図1)を開閉駆動する。振分部材ソレノイド35dは、第2大入賞装置33の内部に設けられた振分部材を駆動する。
また、主制御基板60には、払出制御基板73を介して貸球払出装置80と、カードユニット76と、賞球払出装置400とが電気的に接続されている。カードユニット76は、パチンコ遊技機1に隣接して設けられており、プリペイドカードに対して残高の読取りや書き込みなどを行う。貸球払出装置80は、球貸モータ81と、球貸センサ82とを備えている。球貸モータ81は、貸球としての遊技球を払出す部材を駆動し、球貸センサ82は、その部材によって遊技球が払出されたことを示す信号を払出制御基板73を介して主制御基板60へ出力する。遊技制御用マイコン61は、払出制御基板73から出力される信号に基づいて、貸球払出装置80が払出した貸球数を計数する。カードユニット76に挿入されたプリペイドカードに、払出可能な最小残高以上の残高が記録されているときに、球貸ボタン(図示せず)が操作されると、貸球払出装置80が作動し、最小単位個数の貸球が打球供給皿24に払出される。
また、主制御基板60には、払出制御基板73を介して貸球払出装置80と、カードユニット76と、賞球払出装置400とが電気的に接続されている。カードユニット76は、パチンコ遊技機1に隣接して設けられており、プリペイドカードに対して残高の読取りや書き込みなどを行う。貸球払出装置80は、球貸モータ81と、球貸センサ82とを備えている。球貸モータ81は、貸球としての遊技球を払出す部材を駆動し、球貸センサ82は、その部材によって遊技球が払出されたことを示す信号を払出制御基板73を介して主制御基板60へ出力する。遊技制御用マイコン61は、払出制御基板73から出力される信号に基づいて、貸球払出装置80が払出した貸球数を計数する。カードユニット76に挿入されたプリペイドカードに、払出可能な最小残高以上の残高が記録されているときに、球貸ボタン(図示せず)が操作されると、貸球払出装置80が作動し、最小単位個数の貸球が打球供給皿24に払出される。
賞球払出装置400は、賞球モータ401と、賞球センサ402とを備えている。賞球モータ401は、賞球としての遊技球を払出す部材を駆動し、賞球センサ402は、その部材によって遊技球が払出されたことを示す信号を払出制御基板73を介して主制御基板60へ出力する。遊技制御用マイコン61は、払出制御基板73から出力される信号に基づいて、賞球払出装置400が払出した賞球数を計数する。
また、主制御基板60には、発射制御回路75を介して発射装置90が電気的に接続されている。発射装置90は、発射モータ91と、タッチスイッチ92と、発射ボリューム93とを備えている。発射モータ91は、遊技球を打撃して発射する打撃槌(図示せず)を駆動する。タッチスイッチ92は、遊技者がハンドル4を握ったことに対応する信号を出力する。発射ボリューム93は、発射レバー4a(図1)の回転量に応じて、上記打撃槌が遊技球を打撃する強度を調節する。
また、主制御基板60には、発射制御回路75を介して発射装置90が電気的に接続されている。発射装置90は、発射モータ91と、タッチスイッチ92と、発射ボリューム93とを備えている。発射モータ91は、遊技球を打撃して発射する打撃槌(図示せず)を駆動する。タッチスイッチ92は、遊技者がハンドル4を握ったことに対応する信号を出力する。発射ボリューム93は、発射レバー4a(図1)の回転量に応じて、上記打撃槌が遊技球を打撃する強度を調節する。
また、パチンコ遊技機1は、電源基板70を備えている。電源基板70は、主制御基板60および払出制御基板73に電力を供給する。また、電源基板70は、払出制御基板73に電気的に接続された各装置に対して、払出制御基板73を介して電力を供給する。また、電源基板70は、中継基板74に電気的に接続された各センサおよびソレノイドに対して、主制御基板60から中継基板74を介して電力を供給する。また、電源基板70は、主制御基板60に電気的に接続された表示器類50に対して、主制御基板60を介して電力を供給する。
電源基板70には、バックアップ電源回路71が設けられている。バックアップ電源回路71は、パチンコ遊技機1に対して外部から電力が供給されていない場合に、主制御基板60のRAM64などに対して情報の保持に必要な電力を供給する。電源基板70には、電源基板70へ電力を供給する主電源をオンオフするための電源スイッチ72が電気的に接続されている。
電源基板70には、バックアップ電源回路71が設けられている。バックアップ電源回路71は、パチンコ遊技機1に対して外部から電力が供給されていない場合に、主制御基板60のRAM64などに対して情報の保持に必要な電力を供給する。電源基板70には、電源基板70へ電力を供給する主電源をオンオフするための電源スイッチ72が電気的に接続されている。
主制御基板60は、サブ制御基板100(図6)に対して各種コマンドを送信する。主制御基板60は、コマンドをサブ制御基板100へ送信することはできるが、サブ制御基板100は、主制御基板60へコマンドを送信することができない。つまり、主制御基板60とサブ制御基板100との通信は、主制御基板60からサブ制御基板100へ送信することのみが可能な単方向通信となっている。
図6に示すように、サブ制御基板100には、演出制御用ワンチップマイコン(以下、演出制御用マイコンという)101が実装されている。演出制御用マイコン101は、CPU102と、ROM110と、RAM120と、入出力回路103とを備えている。CPU102は、遊技に伴って演出を制御する。ROM110には、CPU102が演出を制御するためのコンピュータプログラム、複数種類の変動パターンが設定された変動パターンテーブル(図示せず)、後述する演出テーブルTA1(図7)などの各種のテーブルが記憶されている。RAM120は、CPU102がコンピュータプログラムを実行するときのワークメモリとして使用される。入出力回路103は、サブ制御基板100に接続された各基板などとの間でデータの送信または受信を行う。
画像制御基板200には、画像制御用CPU202と、VDP201(Video Display Processor)と、制御用ROM203と、制御用RAM204と、CGROM(Character Generator Read Only Memory)205と、VRAM(Video Random Access Memory)206とが実装されている。画像制御用CPU202は、変動パターンなどの演出画像を表示するよう演出表示装置7を制御する。制御用ROM203には、画像制御用CPU202が演出表示装置7を制御するためのコンピュータプログラムが記憶されている。制御用RAM204は、画像制御用CPU202がコンピュータプログラムを実行するときのワークメモリとして使用される。CGROM205には、演出表示装置7が変動パターンなどの演出画像を表示するための画像データが記憶されている。VDP201は、画像制御用CPU202によって作成されるディスプレイリストに従って、CGROM205から画像データを読み出し、その読出した画像データをVRAM206内の展開領域に展開する。そして、VDP201は、VRAM206内に展開した画像データを合成し、その合成した画像データをVRAM206内のフレームバッファに記憶する。そして、VDP201は、VRAM206内のフレームバッファに記憶した画像データをRGB信号に変換して演出表示装置7に出力する。これにより、演出表示装置7は、変動パターンなどの演出画像を表示する。
サブ制御基板100には、ランプ制御基板79を介して左サイドランプ23a、右サイドランプ23b、盤ランプ2aおよび演出ボタンランプ9bが電気的に接続されている。演出制御用マイコン101は、ROM110に記憶されているデータを用いて各ランプの発光態様を決める発光パターンデータを作成し、その発光パターンデータをランプ制御基板79に送信する。そして、ランプ制御基板79は、受信した発光パターンデータに従って各ランプの発光制御を行う。
ランプ制御基板79には、中継基板77を介して可動体15が電気的に接続されている。可動体15は、可動体15を動作させるための装置(図示せず)が接続されており、その装置には、その装置を駆動するための可動体モータ(図示せず)が接続されている。演出制御用マイコン101は、ROM110に記憶されているデータを用いて可動体15の動作態様を決める動作パターンデータを作成し、その動作パターンデータをランプ制御基板79に送信する。そして、動作パターンデータを受信したランプ制御基板79は、その動作パターンに従って中継基板77を介して上記可動体モータを駆動し、可動体15の動作制御を行う。
ランプ制御基板79には、中継基板77を介して可動体15が電気的に接続されている。可動体15は、可動体15を動作させるための装置(図示せず)が接続されており、その装置には、その装置を駆動するための可動体モータ(図示せず)が接続されている。演出制御用マイコン101は、ROM110に記憶されているデータを用いて可動体15の動作態様を決める動作パターンデータを作成し、その動作パターンデータをランプ制御基板79に送信する。そして、動作パターンデータを受信したランプ制御基板79は、その動作パターンに従って中継基板77を介して上記可動体モータを駆動し、可動体15の動作制御を行う。
サブ制御基板100には、音声制御基板78を介して各スピーカ8が電気的に接続されている。音声制御基板78には、音声制御用CPU(図示せず)と、音声データROM(図示せず)と、音声合成回路(図示せず)と、アンプ(図示せず)とが搭載されている。音声データROMには、各スピーカ8が音楽や効果音などの音を出力するための音声データが記憶されている。音声制御用CPUは、主制御基板60から受信したコマンドに基づいて音声データROMから音声データを読出し、その読出した音声データを音声合成回路に出力する。音声合成回路は、入力した音声データを合成するとともに、その合成した合成音声データをアナログの音声信号に変換してアンプに出力する。アンプは、入力した音声信号を増幅して各スピーカ8に出力する。そして、各スピーカ8は、入力した音声信号により示される音を出力する。
また、サブ制御基板100には、演出ボタン検出スイッチ9aと、演出レバー押込検出スイッチ6aと、演出レバー回転検出スイッチ6bと、演出ボタン振動モータ9jと、演出レバー振動モータ6jと、演出ボタンソレノイド9dと、演出レバーソレノイド6dとが電気的に接続されている。演出ボタン検出スイッチ9aは、演出ボタン9が押圧操作されたことを示す信号をサブ制御基板100に出力する。演出制御用マイコン101は、演出ボタン検出スイッチ9aから入力した信号に基づいて、ボタン演出を実行する。演出レバー押込検出スイッチ6aは、演出レバー6が押込操作されたことを示す信号をサブ制御基板100に出力する。演出制御用マイコン101は、演出レバー押込検出スイッチ6aから入力した信号に基づいて、演出レバー6が押込操作されたときに行うレバー演出を実行する。演出レバー回転検出スイッチ6bは、演出レバー6が回転操作されたことを示す信号をサブ制御基板100に出力する。演出制御用マイコン101は、演出レバー回転検出スイッチ6bから入力した信号に基づいて、演出レバー6が回転操作されたときに行うレバー演出を実行する。
また、サブ制御基板100には、演出ボタン振動モータ9jを駆動する演出ボタンモータ駆動回路104と、演出レバー振動モータ6jを駆動する演出レバーモータ駆動回路105と、演出ボタンソレノイド9dを駆動する演出ボタンソレノイド駆動回路106と、演出レバーソレノイド6dを駆動する演出レバーソレノイド駆動回路107とが搭載されている。
また、サブ制御基板100には、演出ボタン振動モータ9jを駆動する演出ボタンモータ駆動回路104と、演出レバー振動モータ6jを駆動する演出レバーモータ駆動回路105と、演出ボタンソレノイド9dを駆動する演出ボタンソレノイド駆動回路106と、演出レバーソレノイド6dを駆動する演出レバーソレノイド駆動回路107とが搭載されている。
ROM110には、演出ボタン振動モータ9jの動作パターンを決めるための演出ボタン動作パターンデータと、演出レバー振動モータ6jの動作パターンを決めるための演出レバー動作パターンデータとが記憶されている。演出制御用マイコン101は、演出ボタン9を振動させる演出タイミングになったときに、ROM110から演出ボタン動作パターンデータを読出し、その読出した演出ボタン動作パターンデータに基づいて演出ボタン振動モータ9jを駆動制御する。また、演出制御用マイコン101は、演出レバー6を振動させる演出タイミングになったときに、ROM110から演出レバー動作パターンデータを読出し、その読出した演出レバー動作パターンデータに基づいて演出レバー振動モータ6jを駆動制御する。
また、演出制御用マイコン101は、演出テーブルTA1(図7)を参照して決定した演出内容に応じて演出ボタンソレノイド9dおよび演出レバーソレノイド6dを駆動制御する。
また、演出制御用マイコン101は、演出テーブルTA1(図7)を参照して決定した演出内容に応じて演出ボタンソレノイド9dおよび演出レバーソレノイド6dを駆動制御する。
[演出テーブル]
図7に示す演出テーブルTA1は、CPU102が、レバー演出、ボタン演出および特別演出のいずれかを決定する際に参照するテーブルである。レバー演出、ボタン演出および特別演出は、それぞれ演出表示装置7が表示する演出画像と、各スピーカ8が出力する音と、左サイドランプ23a、右サイドランプ23b、盤ランプ2aおよび演出ボタンランプ9bを用いる演出である。レバー演出、ボタン演出および特別演出は、それぞれCPU102が抽選により選択した変動パターンが、これらの演出を実行可能な変動パターンであった場合に実行可能な演出である。なお、可動体15などの可動体をこれらの演出に組み入れることもできる。
演出テーブルTA1には、演出乱数と、演出とが対応付けられている。演出テーブルTA1に記載の演出内容および動作内容は、演出と対応する演出内容および動作内容を分かり易くするために記載した参考情報である。演出乱数は、演出制御用マイコン101(図6)が発生する乱数であり、本実施形態では、0〜99の計100個である。演出テーブルTA1には、演出乱数0〜44と演出Aとが、演出乱数45〜89と演出Bとが、演出乱数90〜99と演出Cとがそれぞれ対応付けられている。
演出Aは、レバー演出であり、演出レバー6および演出ボタン9の動作内容は初期状態である。ここで、初期状態とは、演出レバー6が進出し、かつ、演出ボタン9が退避した状態のことである(図1)。演出Bは、ボタン演出であり、動作内容は、初期状態から演出ボタン9が突出する内容である。演出Cは、特別演出であり、動作内容は、演出レバー6が退避し、かつ、演出ボタン9が突出する内容である。
図7に示す演出テーブルTA1は、CPU102が、レバー演出、ボタン演出および特別演出のいずれかを決定する際に参照するテーブルである。レバー演出、ボタン演出および特別演出は、それぞれ演出表示装置7が表示する演出画像と、各スピーカ8が出力する音と、左サイドランプ23a、右サイドランプ23b、盤ランプ2aおよび演出ボタンランプ9bを用いる演出である。レバー演出、ボタン演出および特別演出は、それぞれCPU102が抽選により選択した変動パターンが、これらの演出を実行可能な変動パターンであった場合に実行可能な演出である。なお、可動体15などの可動体をこれらの演出に組み入れることもできる。
演出テーブルTA1には、演出乱数と、演出とが対応付けられている。演出テーブルTA1に記載の演出内容および動作内容は、演出と対応する演出内容および動作内容を分かり易くするために記載した参考情報である。演出乱数は、演出制御用マイコン101(図6)が発生する乱数であり、本実施形態では、0〜99の計100個である。演出テーブルTA1には、演出乱数0〜44と演出Aとが、演出乱数45〜89と演出Bとが、演出乱数90〜99と演出Cとがそれぞれ対応付けられている。
演出Aは、レバー演出であり、演出レバー6および演出ボタン9の動作内容は初期状態である。ここで、初期状態とは、演出レバー6が進出し、かつ、演出ボタン9が退避した状態のことである(図1)。演出Bは、ボタン演出であり、動作内容は、初期状態から演出ボタン9が突出する内容である。演出Cは、特別演出であり、動作内容は、演出レバー6が退避し、かつ、演出ボタン9が突出する内容である。
[演出処理]
演出制御用マイコン101が実行する演出処理について図8および図9を参照しつつ説明する。
演出制御用マイコン101は、演出レバー6または演出ボタン9の操作が有効な時間である操作有効時間ETを計測中であるか否かを判定する(ステップ(以下、Sと略す)1)。ここで、操作有効時間ETを計測中ではないと判定した場合は(S1:No)、演出を実行可能なタイミングであるか否かを判定し(S2)、演出を実行可能なタイミングであると判定した場合は(S2:Yes)、演出乱数を取得する(S3)。続いて、演出制御用マイコン101は、演出テーブルTA1(図7)を参照し、S3において取得した演出乱数と対応付けられている演出に決定する(S4)。続いて、演出制御用マイコン101は、操作有効時間ETの計測を開始する(S5)。
演出制御用マイコン101が実行する演出処理について図8および図9を参照しつつ説明する。
演出制御用マイコン101は、演出レバー6または演出ボタン9の操作が有効な時間である操作有効時間ETを計測中であるか否かを判定する(ステップ(以下、Sと略す)1)。ここで、操作有効時間ETを計測中ではないと判定した場合は(S1:No)、演出を実行可能なタイミングであるか否かを判定し(S2)、演出を実行可能なタイミングであると判定した場合は(S2:Yes)、演出乱数を取得する(S3)。続いて、演出制御用マイコン101は、演出テーブルTA1(図7)を参照し、S3において取得した演出乱数と対応付けられている演出に決定する(S4)。続いて、演出制御用マイコン101は、操作有効時間ETの計測を開始する(S5)。
続いて、演出制御用マイコン101は、S4において決定した演出が演出Aであるか否かを判定し(S6)、演出Aであると判定した場合は(S6:Yes)、演出レバー6が操作されたか否かを判定する(S7)。ここで、演出レバー6が操作されたと判定した場合は(S7:Yes)、レバー演出を実行する(S8)。また、演出制御用マイコン101は、S6において、演出Aではないと判定した場合は(S6:No)、S4において決定した演出が演出Bであるか否かを判定し(S10)、演出Bであると判定した場合は(S10:Yes)、演出ボタンソレノイド駆動回路106(図6)に動作指令を出力して演出ボタンソレノイド9dを駆動し、演出ボタン9を突出させる(S11)。続いて、演出制御用マイコン101は、演出ボタン9が操作されたか否かを判定し(S12)。演出ボタン9が操作されたと判定した場合は(S12:Yes)、ボタン演出を実行する(S13)。
また、演出制御用マイコン101は、S10において、演出Bではないと判定した場合は(S10:No)、S4において決定した演出が演出Cであるか否かを判定し(図9のS14)、演出Cであると判定した場合は(S14:Yes)、演出レバーソレノイド駆動回路107(図6)に動作指令を出力して演出レバーソレノイド6dを駆動し、演出レバー6を後方へ退避させる(S15)。また、これと同時に演出ボタンソレノイド駆動回路106(図6)に動作指令を出力して演出ボタンソレノイド9dを駆動し、演出ボタン9を突出させる(S15)。続いて、演出制御用マイコン101は、演出ボタン9が操作されたか否かを判定し(S16)。演出ボタン9が操作されたと判定した場合は(S16:Yes)、特別演出を実行する(S17)。また、演出制御用マイコン101は、S1において、操作有効時間ETを計測中であると判定した場合は(S1:Yes)、計測している操作有効時間ETがタイムアップしたか否かを判定し(図8のS9)、タイムアップしたと判定した場合は(S9:Yes)、演出レバー6および演出ボタン9を初期状態に戻す(S18)。
なお、演出制御用マイコン101が本発明の制御手段の一例である。
なお、演出制御用マイコン101が本発明の制御手段の一例である。
[実施形態の効果]
上述した実施形態のパチンコ遊技機1を実施すれば、特別演出では、演出レバー6が後方へ退避して視認困難または視認不可能になり、これと同時に演出ボタン9が打球供給皿24の上壁面24aから突出する。
つまり、遊技者は、視認困難または視認不可能になった演出レバー6が、パチンコ遊技機1の内部を移動して上壁面24aから突出したかのように見える。
したがって、上述した実施形態のパチンコ遊技機1を実施すれば、遊技の興趣を高めることができるパチンコ遊技機を提供することができる。
上述した実施形態のパチンコ遊技機1を実施すれば、特別演出では、演出レバー6が後方へ退避して視認困難または視認不可能になり、これと同時に演出ボタン9が打球供給皿24の上壁面24aから突出する。
つまり、遊技者は、視認困難または視認不可能になった演出レバー6が、パチンコ遊技機1の内部を移動して上壁面24aから突出したかのように見える。
したがって、上述した実施形態のパチンコ遊技機1を実施すれば、遊技の興趣を高めることができるパチンコ遊技機を提供することができる。
〈他の実施形態〉
演出レバー6が後方へ退避し、演出ボタン9が突出した状態を初期状態とし、特別演出を実行するタイミングで、演出レバー6を前方へ進出させ、演出ボタン9を打球供給皿24の内部に退避させるように構成することもできる。また、演出レバー6または演出ボタン9は、遊技者の手以外の部位、たとえば、肘、膝、足、頭部などによって操作可能に構成することもできる。
また、演出レバー6および演出ボタン9は、意匠が異なっていても良いし、大きさが異なっていても良い。
演出レバー6が後方へ退避し、演出ボタン9が突出した状態を初期状態とし、特別演出を実行するタイミングで、演出レバー6を前方へ進出させ、演出ボタン9を打球供給皿24の内部に退避させるように構成することもできる。また、演出レバー6または演出ボタン9は、遊技者の手以外の部位、たとえば、肘、膝、足、頭部などによって操作可能に構成することもできる。
また、演出レバー6および演出ボタン9は、意匠が異なっていても良いし、大きさが異なっていても良い。
1 パチンコ遊技機
2 遊技盤
6 演出レバー
6d 演出レバーソレノイド
7 演出表示装置
9 演出ボタン
9d 演出ボタンソレノイド
18 前面枠
24 打球供給皿
24a 上壁面
101 演出制御用マイコン
2 遊技盤
6 演出レバー
6d 演出レバーソレノイド
7 演出表示装置
9 演出ボタン
9d 演出ボタンソレノイド
18 前面枠
24 打球供給皿
24a 上壁面
101 演出制御用マイコン
Claims (6)
- 遊技者が操作可能な操作手段と、
前記操作手段が操作されたことを契機として所定の演出を実行可能な演出手段と、を備えたパチンコ遊技機であって、
前記操作手段を配置可能な第1位置および第2位置が設定されており、
前記操作手段を前記第1位置と前記第2位置との間で移動させる移動手段を備えることを特徴とするパチンコ遊技機。 - 前記操作手段は、
第1操作手段および第2操作手段を備えており、
前記第1操作手段は、前記遊技者が視認可能な前記第1位置と、視認困難または視認不可能な前記第2位置との間で移動可能に配置されており、
前記第2操作手段は、前記遊技者が視認可能な第3位置と、視認困難または視認不可能な第4位置との間で移動可能に配置されており、
前記移動手段は、
前記第1操作手段を前記第1位置と前記第2位置との間で移動させ、かつ、前記第2操作手段を前記第3位置と前記第4位置との間で移動させ、さらに、前記第1操作手段が前記第1位置に配置されているときは、前記第2操作手段が前記第4位置に配置され、かつ、前記第1操作手段が前記第2位置に配置されているときは、前記第2操作手段が前記第3位置に配置されるように前記移動手段を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。 - 前記第3位置は、前記第2操作手段が配置されている配置面から前記第2操作手段が突出した位置であり、
前記第4位置は、前記配置面から前記第2操作手段が突出していない位置であることを特徴とする請求項2に記載のパチンコ遊技機。 - 前記第1操作手段および第2操作手段は、同一意匠であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のパチンコ遊技機。
- 遊技球が流下可能な遊技盤と、
前記遊技盤の周囲を囲む構造物と、を備えており、
前記第1操作手段は、前記構造物のうち前記遊技者の第1部位により操作可能な箇所に配置されており、
前記第2操作手段は、前記構造物のうち前記遊技者が前記第1部位により前記第1操作手段を操作している状態で前記第1部位とは異なる第2部位により操作可能な箇所に配置されていることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載のパチンコ遊技機。 - 前記第1部位は、前記遊技者の一方の手であり、
前記第2部位は、前記遊技者の他方の手であることを特徴とする請求項5に記載のパチンコ遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018132414A JP2020006094A (ja) | 2018-07-12 | 2018-07-12 | パチンコ遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018132414A JP2020006094A (ja) | 2018-07-12 | 2018-07-12 | パチンコ遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020006094A true JP2020006094A (ja) | 2020-01-16 |
Family
ID=69149865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018132414A Pending JP2020006094A (ja) | 2018-07-12 | 2018-07-12 | パチンコ遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020006094A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007061145A (ja) * | 2005-08-29 | 2007-03-15 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2016016093A (ja) * | 2014-07-08 | 2016-02-01 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
JP2017064217A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
JP2018015138A (ja) * | 2016-07-26 | 2018-02-01 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
-
2018
- 2018-07-12 JP JP2018132414A patent/JP2020006094A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007061145A (ja) * | 2005-08-29 | 2007-03-15 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2016016093A (ja) * | 2014-07-08 | 2016-02-01 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
JP2017064217A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
JP2018015138A (ja) * | 2016-07-26 | 2018-02-01 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007307162A (ja) | 遊技機 | |
JP2006314379A (ja) | 遊技機 | |
JP5731470B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2008029602A (ja) | 遊技機 | |
JP2009148413A (ja) | 遊技機 | |
JP2020031804A (ja) | 遊技機 | |
JP2020014755A (ja) | 遊技機 | |
JP7125115B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2020006094A (ja) | パチンコ遊技機 | |
JP2006325844A (ja) | 遊技機 | |
JP2020103598A (ja) | 遊技機 | |
JP7148137B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2020000348A (ja) | 遊技機 | |
JP7188770B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2020006092A (ja) | 遊技機 | |
JP2021003173A (ja) | 遊技機 | |
JP2020000594A (ja) | 遊技機 | |
JP4686333B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2006296502A (ja) | 遊技機 | |
JP2021115253A (ja) | 遊技機 | |
JP2021115252A (ja) | 遊技機 | |
JP2024017019A (ja) | 遊技機 | |
JP2021049104A (ja) | 遊技機 | |
JP2023063483A (ja) | 遊技機 | |
JP2021115251A (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210705 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220530 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220607 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20221206 |