JP2020005170A - 無線装置及び通信方法 - Google Patents

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良昭 芝岡
尚 金田
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尚 金田
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麻由 武藤
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Abstract

【課題】通信距離を変更可能な無線装置を提供する。【解決手段】無線装置1は、形状異方性を有する第1アンテナ12と、第1アンテナ12を用いて非接触式通信を行うICチップ11と、を有する通信処理部10と、第2アンテナ21と、第2アンテナ21と電気的に接続し、第1アンテナ12と容量結合する給電部22とを有する通信距離ブースト部20と、を備え、通信処理部10を、通信距離ブースト部20に対して相対的に回転させて、通信処理部10と通信距離ブースト部20との相対的な位置関係を変化させることにより、第1アンテナ12と給電部22との容量結合の結合度を変更可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、無線装置及び通信方法に関する。
近年、非接触式通信を行って情報の読み書きを行うRFID(Radio Frequency Identifier)技術による無線装置が広く使用されている。
RFIDは、ICチップ及びアンテナを有しており、リーダライタとの間で所定の通信周波数を用いて送受信を行う。ICチップ内に、個々の物品を識別する識別情報を記憶しておくことにより、リーダライタを用いて、RFIDが配置された個々の物品の識別情報を取得して、物品の管理を行うことができる。
物品を管理するためのRFIDとして、ICチップをセラミックスの筐体内に封入したセラミックスRFIDが提案されている。セラミックスRFIDは、小型且つ堅牢であり、耐久性に優れている。
セラミックスRFIDが有するアンテナは、寸法が小さいので、リーダライタとの間で安定した通信が可能な通信距離が短いという問題がある。
そこで、RFIDに、通信距離を増大させる補助アンテナを配置して、通信距離を延長することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−317089号公報
RFIDとリーダライタとの最大通信距離がRFIDとリーダライタとの距離よりも長いとリーダライタからRFIDを認識できるが、RFIDとリーダライタとの通信距離がRFIDとリーダライタとの距離よりも短いと、リーダライタからはRFIDを認識できない場合がある。従って、リーダライタからRFIDを認識できる状態と、リーダライタからはRFIDを認識できない状態とは、RFIDとリーダライタとの通信距離により制御できる。
本願発明者は、RFIDとリーダライタとの通信距離を制御することにより、RFIDの新たな応用を提供可能であると考える。
そこで、本明細書では、通信距離を変更可能な無線装置を提供することを課題とする。
本明細書に開示する無線装置によれば、形状異方性を有する第1アンテナと、第1アンテナを用いて非接触式通信を行うICチップと、を有する通信処理部と、第2アンテナと、第2アンテナと電気的に接続し、第1アンテナと容量結合する給電部と
を有する通信距離ブースト部と、を備え、通信処理部を、通信距離ブースト部に対して相対的に回転させて、通信処理部と通信距離ブースト部との相対的な位置関係を変化させることにより、第1アンテナと給電部との容量結合の結合度を変更可能である。
また、本明細書に開示する通信方法によれば、形状異方性を有する第1アンテナと、第1アンテナを用いて非接触式通信を行うICチップと、を有する通信処理部と、第2アンテナと、第2アンテナと電気的に接続し、第1アンテナと容量結合する給電部と、を有する通信距離ブースト部と、を備え、通信処理部は、通信距離ブースト部に対して相対的に回転可能である無線装置を用いて、通信処理部を、通信距離ブースト部に対して相対的に回転させて、通信処理部と通信距離ブースト部との相対的な位置関係を変化させることにより、第1アンテナと給電部との容量結合の結合度を変更させることを含む。
上述した本明細書に開示する無線装置によれば、通信距離を変更可能である。
また、上述した本明細書に開示する通信方法によれば、通信距離を変更可能である。
(A)は、本明細書に開示する無線装置を示す平面図であり、(B)は、通信処理部を示す斜視図であり、(C)は、通信距離ブースト部を示す平面図である。 (A)は、図1(A)のX−X線断面図を示し、(B)は、通信処理部の第1アンテナを説明する図である。 通信処理部の第1アンテナと、通信距離ブースト部の給電部との容量結合を説明する図である。 通信距離ブースト部の電流密度分布を示す図である。 (A)及び(B)は、第1アンテナの給電部に対する位置関係の例を説明する図(その1)である。 (A)及び(B)は、第1アンテナの給電部に対する位置関係の例を説明する図(その2)である。 通信処理部の給電部に対する位置関係と、通信処理部の送信信号強度との関係を示す図(その1)である。 通信処理部の給電部に対する位置関係と、通信処理部の送信信号強度との関係を示す図(その2)である。 通信処理部の給電部に対する位置関係と、通信処理部の送信信号強度との関係を示す図(その3)である。 通信処理部の給電部に対する位置関係と、通信処理部の送信信号強度との関係を示す図(その4)である。 通信処理部の給電部に対する位置関係と、通信処理部の送信信号強度との関係を示す図(その5)である。 通信処理部の給電部に対する位置関係と、通信処理部の送信信号強度との関係を示す図(その6)である。 (A)は、第1実施例の通信距離ブースト部のパターン及び寸法を示す図であり、(B)は、第2実施例の通信距離ブースト部を示す図である。 実施例及び比較例の通信距離の測定結果を示す図である。
以下、本明細書で開示する無線装置の好ましい一実施形態を、図を参照して説明する。但し、本発明の技術範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
図1(A)は、本明細書に開示する無線装置を示す図であり、図1(B)は、通信処理部を示す図であり、図1(C)は、通信距離ブースト部を示す図である。図2(A)は、図1(A)のX−X線断面図を示すであり、図2(B)は、通信処理部内の第1アンテナの形状を説明する図である。
本実施形態の無線装置1は、RFIDである通信処理部10と、通信処理部10とリーダライタ(図示せず)との間の通信距離を増大する通信距離ブースト部20を備える。
通信処理部10は、通信距離ブースト部20に対して相対的に移動可能である。通信処理部10は通信距離ブースト部20に対して、例えば、回転移動、平行移動、回転移動及び平行移動して位置関係を変更し得る。無線装置1は、通信処理部10と通信距離ブースト部20との相対的な位置関係を変化させることにより、無線装置1とリーダライタ(図示せず)との間の通信距離を変更可能である。
本明細書では、無線装置1とリーダライタ(図示せず)との間の通信距離は、リーダライタと無線装置1との間で安定して通信することが可能な最大距離を意味する。
通信処理部10は、図1(A)及び図1(B)に示すように、直方体の外形を有する。図2(A)及び図2(B)に示すように、通信処理部10は、ICチップ11と、第1アンテナ12と、第1筐体13と、充填材14と、配線15a、15bと、第2筐体16と、電極17a、17bを有する。
ICチップ11は、図示しない制御回路と記憶回路と通信回路とを含み、第1アンテナ12を用いてリーダライタ(図示せず)との間で非接触式通信を行う。
第1アンテナ12は、2つのエレメント12a、12bを有するダイポールアンテナである。2つのエレメント12a、12bのそれぞれは、所定の方向に伸びる形状異方性を有する。具体的には、2つのエレメント12a、12bのそれぞれは、平面視が細長い長方形の板状の形状を有し、長手方向を一致させてICチップ11の下方に配置される。
第1アンテナ12が有する形状異方性は、長方形以外の形状であってもよい。例えば、棒状の形状、楕円形の形状、三角形の形状等であってもよい。
第1筐体13は、ICチップ11を収容する凹部を有する。第2筐体16は、第1筐体13及び第1アンテナ12等を収容する凹部を有する。配線15aは、ICチップ11とエレメント12aとを電気的に接続し、配線15bは、ICチップ11とエレメント12bとを電気的に接続する。充填材14は、電気絶縁性を有し、第2筐体16の凹部内に充填されて、第1筐体13及び第1アンテナ12等を第2筐体16に固定する。充填材14としては、例えば、電気絶縁性の樹脂等を用いることができる。第1筐体13及び第2筐体16は、例えば、セラミックス等の誘電体を用いて形成され得る。第2筐体16がセラミックスを用いて形成されることにより、通信処理部10の耐久性を高めることができる。電極17a、17bは、電気導電性の板状の部材である。電極17aは、第1筐体13を挟んでエレメント12aと対向するように配置され、電極17bは、第1筐体13を挟んでエレメント12bと対向するように配置される。
第1アンテナ12は、リーダライタ(図示せず)との間で通信に使用する電波の波長λに対して、例えば、λ/2等の所定の関係の寸法を有することが、送受信の効率を向上する観点から好ましいが、通信処理部10の寸法的な制約からそのような寸法に設計できない場合がある。
そこで、無線装置1では、通信距離ブースト部20を用いて、通信処理部10とリーダライタ(図示せず)との間の通信距離を増大する。
図1(C)に示すように、通信距離ブースト部20は、第2アンテナ21と、第2アンテナ21と電気的に接続し、第1アンテナ12と容量結合する給電部22と、基材23を有する。通信距離ブースト部20は、通信処理部10が配置される第1面及び第1面の反対側の第2面を有し、平面状または曲面状の剛性のある板状、あるいは全体として可撓性のある板状の形状を有する。本明細書では、第1面及び第2面を、通信距離ブースト部20の主面ともいう。
第2アンテナ21は、一対のエレメント21a、21bを有する。一対のエレメント21a、21bのそれぞれは、全体として、通信距離ブースト部20の主面の面内において所定の方向に伸びる形状異方性を有することが好ましい。一対のエレメント21a、21bのそれぞれは、平面視した外形が長方形のループ状の形状を有する。
給電部22は、電気伝導性を有し、一対のエレメント21a、21bを電気的に接続する。給電部22は、第1セクション22aと、第2セクション22bと、第3セクション22cを有し、全体として、Uの字の形状を有する。第1セクション22a、第2セクション22b及び第3セクション22cのそれぞれは、所定の方向に伸びる形状異方性を有することが好ましい。具体的には、第1セクション22a、第2セクション22b及び第3セクション22cのそれぞれは、平面視が細長い長方形の板状の形状を有する。第1セクション22a及び第3セクション22cは、長手方向を一致させて間隔をあけて配置されており、第2セクション22bは、その長手方向を第1セクション22a及び第3セクション22cの長手方向と直交する向きにして配置される。
第1セクション22aは、エレメント21aと電気的に接続し、第3セクション22cは、エレメント21bと電気的に接続する。第2セクション22bは、第1セクション22aと第3セクション22cと電気的に接続する。
通信距離ブースト部20は、全体として、ダイポールアンテナとして機能する。通信距離ブースト部20の寸法は、リーダライタ(図示せず)との間で通信に使用する電波の波長λに対して、例えばλ/2等の所定の関係の寸法を有することが、送受信の効率を向上する観点から好ましい。
上述した第2アンテナ21及び給電部22は、基材23上に配置される。基材23は、電気絶縁性を有し、柔軟なシート状の形状を有する。
通信距離ブースト部20は、例えば、基材23としてのPETフィルム上に、銀ナノ粒子インキをフレキソ方式で所定のパターンで印刷して乾燥することにより、第2アンテナ21及び給電部22を形成して得られる。フレキソ方式の印刷としてロールツーロールの工程を用いることにより、通信距離ブースト部20を低コストで商業生産することができる。
通信処理部10の第1アンテナ12と、通信距離ブースト部20の給電部22とは、電界結合により(主に容量結合により)電気的に結合する。
通信処理部10は、通信距離ブースト部20上に配置される位置を回転可能である。通信処理部10を、通信距離ブースト部20に対して相対的に回転させて、通信処理部10と通信距離ブースト部20との相対的な位置関係を変化させることにより、第1アンテナ12と給電部22との容量結合の結合度を変更可能である。
ここで、通信処理部10は通信距離ブースト部20と固定されていないため、通信距離ブースト部20上の位置を何度も移動させることが可能であり、第1アンテナ12と給電部22との間の容量結合の結合度を繰り返して変更できる。
図3は、通信処理部の第1アンテナと、通信距離ブースト部の給電部との容量結合を説明する図である。
通信処理部10は、通信を処理するICチップ11と、第1アンテナ12(12a、12b)とを有し、インダクタ素子を含まない。通信処理部10がリーダライタ(図示せず)との間で通信に使用する電波の周波数となるように、容量C及び抵抗Rを設定することが好ましい。なお、図3では、容量C及び抵抗Rは、ICチップ11の外に示されているが、容量C及び/又は抵抗Rの一部又は全ては、ICチップ11内に含まれていてもよい。2つの容量Cのそれぞれの少なくとも一部は、エレメント12a、12bと電極17a、17bと両部材間に配置される誘電体である第1筐体13の部分によって形成される。
図2(A)に示すように、板状の電気導電体の第1アンテナ12(12a、12b)と、板状の電気導電体の給電部22と、誘電体である第2筐体16及び充填材14は、平行平板コンデンサを形成する。
次に、リーダライタ(図示せず)から送信された電波を受信した通信距離ブースト部20は、その給電部22に高い電流密度が生成されることを、図4を参照しながら、以下に説明する。
図4は、リーダライタ(図示せず)から送信される周波数920MHzの電波を受信した通信距離ブースト部20に生じる電流密度分布について、電磁界シミュレーションの計算結果を示す。第2アンテナ21のエレメント21a、21bに生成される電流密度は低い。一方、給電部22に生じる電流密度は高い。
通信処理部10の第1アンテナ12(12a、12b)は、通信距離ブースト部20における電流密度の高い給電部22と容量結合することにより、電荷が発生して給電される。この第1アンテナ12(12a、12b)に給電された電力によりICチップ11は、所定の動作を行って、リーダライタ(図示せず)との間で通信を行う。
ICチップ11が出力する信号は、第1アンテナ12(12a、12b)に伝達した後、容量結合により給電部22に伝達されて、第2アンテナ21(21a、21b)から電波として放射され、リーダライタ(図示せず)により受信される。
通信距離ブースト部20は、リーダライタ(図示せず)との間で通信に使用する電波の波長λに対して例えばλ/2等の送受信の効率を向上するように設計されることにより、ICチップ11を動作させるのに十分な電力を供給できるため、通信距離ブースト部20を用いない時と比べて、通信距離を大きく増大する。
通信処理部10とリーダライタ(図示せず)との間の効率のよい通信を行う上で、通信処理部10と通信距離ブースト部20とのインピーダンス整合をとることが好ましい。インピーダンス整合をとる手法としては、例えば、給電部22の長さおよび/または幅を変更することが、容易に対応可能である観点から好ましい。
本実施形態の無線装置1の通信距離は、第1アンテナ12(12a、12b)と給電部22との容量結合の結合度を変化させることにより制御可能である。無線装置1の通信距離は、第1アンテナ12(12a、12b)と給電部22との容量結合の結合度を増大することにより増大できる。一方、無線装置1の通信距離は、第1アンテナ12(12a、12b)と給電部22との容量結合の結合度を低減することにより低減できる。
次に、通信処理部10の第1アンテナ12(12a、12b)と、通信距離ブースト部20の給電部22との相対的な位置関係を変化させることにより、第1アンテナ12(12a、12b)と給電部22との容量結合の結合度を変更する例を、図を参照しながら、以下に説明する。
図5(A)では、通信処理部10は、第1アンテナ12のエレメント12a、12bの長手方向を給電部22における第2セクション22bの長手方向と一致させて、通信距離ブースト部20上に配置される。
図7(A)は、図5(A)に示すように通信処理部10が通信距離ブースト部20上に配置された状態を示す斜視図である。
図7(B)は、図7(A)に示す状態で、リーダライタ(図示せず)を用いて、無線装置1との送受信を行った時に無線装置1から送信される電波強度を測定した結果を示す。無線装置1とリーダライタとの通信周波数は、920MHzとした。リーダライタとして、WELCAT社製:XIT−261−Gを用いた。リーダライタから送信される電波の周波数を600MHz〜1.2GHzの範囲(横軸参照)で変化させて、各周波数において送信する電波の出力を20dBm〜−6dBmの範囲(左側の縦軸参照)に変化させ、無線装置1から受信される電波強度(右側の縦軸参照)を測定した。図7(B)において、明るい輝度の点は、無線装置1から送信される電波強度が高いことを示し、暗い輝度の点は、無線装置1から送信される電波強度が低いことを示す。
無線装置1と、リーダライタ(図示せず)との距離は、100cmであった。
図13(A)は、測定に使用した通信距離ブースト部20のエレメント21a、21b及び給電部のパターン及び寸法を示す。
図7(B)に示すように、無線装置1は、広い周波数範囲において強い電波強度の電波を送信している。これは、図5(A)及び図7(A)に示す位置関係では、通信処理部10の第1アンテナ12(12a、12b)と、通信距離ブースト部20の給電部22との容量結合の結合度が高いので、ICチップ11へ十分な電力が供給されるためである。また、無線装置1の応答する周波数範囲は、通信距離ブースト部20を用いずに、通信処理部10のみを使用した場合と比べて拡大する。
次に、図5(A)に示す通信処理部10を、通信距離ブースト部20の給電部22上で、90度回転して配置した状態を図5(B)に示す。通信処理部10が通信距離ブースト部20に対して回転する回転軸の向きは、通信距離ブースト部20の主面の法線方向と一致する。
図5(B)では、通信処理部10は、第1アンテナ12におけるエレメント12a、12bの長手方向を給電部22における第2セクション22bの長手方向と直交させて、通信距離ブースト部20上に配置される。
図8(A)は、図5(B)に示すように通信処理部10が通信距離ブースト部20上に配置された状態を示す斜視図である。
図8(B)は、図8(A)に示す状態で、リーダライタ(図示せず)を用いて、無線装置1との送受信を行った時に無線装置1から送信される電波強度を測定した結果を示す。通信処理部10と、通信距離ブースト部20との相対的な位置関係を変化させたこと以外は、図7(B)と同様の条件で測定が行われた。
図8(B)に示すように、無線装置1は、測定した周波数範囲において、リーダライタ(図示せず)と安定した通信が可能な電波強度の電波を送信していない。これは、図5(B)及び図8(A)に示す位置関係では、通信処理部10の第1アンテナ12(12a、12b)と、通信距離ブースト部20の給電部22との容量結合の結合度が低いので、ICチップ11へ十分な電力が供給されないためである。
次に、通信処理部10と、通信距離ブースト部20の給電部22との位置関係を変更した他の例を、図6(A)に示す。
図6(A)では、通信処理部10は、第1アンテナ12のエレメント12a、12bの長手方向を給電部22における第1セクション22aの長手方向と一致させて、通信距離ブースト部20上に配置される。
図9(A)は、図6(A)に示すように通信処理部10が通信距離ブースト部20上に配置された状態を示す斜視図である。
図9(B)は、図9(A)に示す状態で、リーダライタ(図示せず)を用いて、無線装置1との送受信を行った時に無線装置1から送信される電波強度を測定した結果を示す。通信処理部10と、通信距離ブースト部20との相対的な位置関係を変化させたこと以外は、図7(B)と同様の条件で測定が行われた。
図9(B)に示すように、無線装置1は、広い周波数範囲において強い電波強度の電波を送信している。これは、図6(A)及び図9(A)に示す位置関係では、通信処理部10の第1アンテナ12(12a、12b)と、通信距離ブースト部20の給電部22との容量結合の結合度が高いので、ICチップ11へ十分な電力が供給されるためである。
次に、図6(A)に示す通信処理部10を、通信距離ブースト部20の給電部22上で90度回転して配置した状態を図6(B)に示す。通信処理部10が通信距離ブースト部20に対して回転する回転軸の向きは、通信距離ブースト部20の主面の法線方向と一致する。
図6(B)では、通信処理部10は、第1アンテナ12におけるエレメント12a、12bの長手方向を給電部22における第1セクション22aの長手方向と直交させて、通信距離ブースト部20上に配置される。
図10(A)は、図6(B)に示すように通信処理部10が通信距離ブースト部20上に配置された状態を示す斜視図である。
図10(B)は、図10(A)に示す状態で、リーダライタ(図示せず)を用いて、無線装置1との送受信を行った時に無線装置1から送信される電波強度を測定した結果を示す。通信処理部10と、通信距離ブースト部20との相対的な位置関係を変化させたこと以外は、図7(B)と同様の条件で測定が行われた。
図10(B)に示すように、無線装置1は、測定した周波数範囲において、リーダライタ(図示せず)と安定した通信が可能な電波強度の電波を送信していない。これは、図6(B)及び図10(A)に示す位置関係では、通信処理部10の第1アンテナ12(12a、12b)と、通信距離ブースト部20の給電部22との容量結合の結合度が低いので、ICチップ11へ十分な電力が供給されないためである。
次に、通信処理部10と、通信距離ブースト部20の給電部22との位置関係を変更した更に他の例を、図11(A)に示す。
図11(A)では、通信処理部10は、第1アンテナ12におけるエレメント12a、12bの長手方向を給電部22における第1セクション22a及び第3セクション22cの長手方向と一致させて、通信距離ブースト部20における第1セクション22aと第3セクション22cとの間の部分に配置される。
図11(B)は、図11(A)に示す状態で、リーダライタ(図示せず)を用いて、無線装置1との送受信を行った時に無線装置1から送信される電波強度を測定した結果を示す。通信処理部10と、通信距離ブースト部20との相対的な位置関係を変化させたこと以外は、図7(B)と同様の条件で測定が行われた。
図11(B)に示すように、無線装置1は、広い周波数範囲において強い電波強度の電波を送信している。これは、図11(A)に示す位置関係では、通信処理部10の第1アンテナ12(12a、12b)と、通信距離ブースト部20の給電部22との容量結合の結合度が高いので、ICチップ11へ十分な電力が供給されるである。
次に、図11(A)に示す通信処理部10を、通信距離ブースト部20の給電部22上で90度回転して配置した状態を図12(A)に示す。通信処理部10が通信距離ブースト部20に対して回転する回転軸の向きは、通信距離ブースト部20の主面の法線方向と交差する。
図12(A)では、通信処理部10は、第1アンテナ12におけるエレメント12a、12bの長手方向を給電部22における第1セクション22a及び第3セクション22cの長手方向と直交し且つ基材23の面と直交させて、通信距離ブースト部20における第1セクション22aと第3セクション22cとの間の部分に配置される。
図12(B)は、図12(A)に示す状態で、リーダライタ(図示せず)を用いて、無線装置1との送受信を行った時に無線装置1から送信される電波強度を測定した結果を示す。通信処理部10と、通信距離ブースト部20との相対的な位置関係を変化させたこと以外は、図7(B)と同様の条件で測定が行われた。
図12(B)に示すように、無線装置1は、測定した周波数範囲において、リーダライタ(図示せず)と安定した通信が可能な電波強度の電波を送信していない。これは、図12(A)に示す位置関係では、通信処理部10の第1アンテナ12(12a、12b)と、通信距離ブースト部20の給電部22との容量結合の結合度が低いので、ICチップ11へ十分な電力が供給されないためである。
上述した本実施形態の無線装置1によれば、通信処理部と、通信距離ブースト部との相対的な位置関係を変化させることにより、第1アンテナと給電部との容量結合の結合度を変化させて、通信距離を変更可能である。具体的には、第1アンテナと給電部との容量結合の結合度を高くすることにより通信距離を増大し、第1アンテナと給電部との容量結合の結合度を低くすることにより通信距離を低減できる。ここで、通信処理部は、通信距離ブースト部に対して相対的に移動可能なので、容易に通信距離を変更できる。
通信処理部10の寸法に対して、給電部22の寸法を十分に大きくすることにより、例えば、第1アンテナ12のエレメント12a、12bの長手方向を給電部22における第2セクション22bの長手方向と一致させるような容量結合が大きくなる位置関係を、細かい位置精度を要することなく実現できる。
本実施形態の無線装置を用いた応用例として、リーダライタが無線装置と通信可能か否かに基づいて、物品の状態を判定することが挙げられる。例えば、本実施形態の無線装置は、掛金錠の施錠又は解錠の状態を判定することに適用される。掛金錠は、保管箱の開閉する蓋に固定されるつまみ部と、つまみ部を挿通可能な孔部を有し、保管箱の本体に固定される本体部とを有し、つまみ部を孔部に挿通して回転させることにより、つまみ部が本体に固定されて、蓋を開かなくすることができる。つまみ部の中心部に無線装置の通信処理部10を固定して、図5(A)に示す位置関係になる様に通信距離ブースト部20をセットする。つまみ部の回転と通信処理部10が同期しており、解錠又は施錠させるためにつまみ部を90°回転させることで、通信距離ブースト部20と通信処理部10との相対的な位置関係が、図5(B)に示す位置関係に変化する。図5(A)に示す位置関係であればリーダライタは無線装置と通信可能となるが、解錠又は施錠させるためにつまみ部を90°回転させることで図5(B)に示す位置関係になるためリーダライタとの通信が出来なくなる。このようにして、無線装置を用いて、掛金錠の施錠又は解錠の判定を無線で行うことが可能になる。一般に掛金錠を取り付けてある保管箱等が大量に置いてある保管所で、面倒な目視ではなく、無線で掛金錠の施錠又は解錠の状態判定が出来ることは施錠管理の有効な手段となりうる。
以下、本明細書に開示する無線装置について、実施例を用いて更に説明する。ただし、本発明の範囲はかかる実施例に制限されるものではない。
(実施例1)
通信処理部の第1筐体及び第2筐体をセラミックスを用いて形成し、充填材として電気絶縁性の樹脂を用いて、通信処理部を得た。リーダライタとの通信周波数は、920MHzとした。通信距離ブースト部の基材を、厚さ50μmのPET(東洋紡株式会社製)を用いて形成した。そして、基材上に、導電性インキとして、ナノ粒子インキ(DOWAエレクトロニクス株式会社製:Pgi−722)を、フレキソ印刷方式の印刷機(松尾産業製フレキソテスタ)を用いて印刷した後焼成して、通信距離ブースト部を得た。通信距離ブースト部の第2アンテナ及び給電部のパターン及び寸法を図13(A)に示す。通信処理部は、通信距離ブースト部の給電部の第2セクション上に、第1アンテナの長手方向と、第2アンテナの給電部における第2セクションの長手方向とを一致させて配置させた。このようにして、実施例1の無線装置を得た。
(実施例2)
図13(B)に示すように、実施例1の2つの通信距離ブースト部を、それらの給電部22の第2セクション同士が重なるように配置して、実施例2の通信距離ブースト部20a、20bを得たことを除いては、実施例1と同様にして、実施例2の無線装置を得た。通信距離ブースト部20aと通信距離ブースト部20bとは、180度回転した位置関係にある。
(比較例)
実施例1の通信処理部のみを用いて、通信ブースト部を有さない無線装置である比較例の無線装置を得た。
リーダライタとして、WELCAT社製:XIT−261−Gを用いて、周波数920MHzで出力250mWで電波を送信して、実施例1、実施例2及び比較例の無線装置との間で安定して通信を行える最大の通信距離を測定した、測定結果を図14に示す。
実施例1の通信距離は、比較例の100倍であり、実施例2の通信距離は、比較例の130倍であり、通信ブースト部を有さない比較例の無線装置に対して大きく通信距離が増幅された。
本発明では、上述した実施形態の無線装置及び通信方法は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、通信処理部はセラミックスの筐体を有していたが、筐体は、セラミックス以外の材料を用いて形成されていてもよい。例えば、筐体は、電気絶縁性の樹脂を用いて形成されていてもよい。
また、通信ブースト部の第2アンテナ及び/又は給電部の形状は、上述した実施形態に限定されるものではなく、他の形状を有していてもよい。例えば、第2アンテナは、ループ状の形状を有していなくてもよい。
1 無線システム
10 通信処理部
11 ICチップ
12 第1アンテナ
12a、12b エレメント
13 第1筐体
14 充填材
15a、15b 配線
16 第2筐体
17a、17b 電極
20 通信ブースト部
21 第2アンテナ
21a、21b エレメント
22 給電部
22a 第1セクション
22b 第2セクション
22c 第3セクション
23 基材

Claims (6)

  1. 形状異方性を有する第1アンテナと、
    前記第1アンテナを用いて非接触式通信を行うICチップと、
    を有する通信処理部と、
    第2アンテナと、
    前記第2アンテナと電気的に接続し、前記第1アンテナと容量結合する給電部と
    を有する通信距離ブースト部と、
    を備え、
    前記通信処理部を、前記通信距離ブースト部に対して相対的に回転させて、前記通信処理部と前記通信距離ブースト部との相対的な位置関係を変化させることにより、前記第1アンテナと前記給電部との容量結合の結合度を変更可能である無線装置。
  2. 前記通信距離ブースト部は、主面を有し、
    前記通信処理部が前記通信距離ブースト部に対して回転する回転軸の向きは、前記通信距離ブースト部の前記主面の法線方向と一致する請求項1に記載の無線装置。
  3. 前記通信距離ブースト部は、主面を有し、
    前記通信処理部が前記通信距離ブースト部に対して回転する回転軸の向きは、前記通信距離ブースト部の前記主面の法線方向と交差する請求項1に記載の無線装置。
  4. 前記第1アンテナは、第1の方向に伸びる形状異方性を有する請求項1〜3の何れか一項に記載の無線装置。
  5. 前記給電部は、第2の方向に伸びる形状異方性を有し、
    前記第1アンテナの前記第1の方向と前記給電部の前記第2の方向とが一致するように、前記通信処理部が前記通信距離ブースト部に対して配置されることにより、前記第1アンテナの前記第1の方向と前記給電部の前記第2の方向とが交差するように、前記通信処理部が前記通信距離ブースト部に対して配置される場合よりも、前記第1アンテナと前記給電部との容量結合の結合度を増大可能である請求項1〜3の何れか一項に記載の無線装置。
  6. 形状異方性を有する第1アンテナと、
    前記第1アンテナを用いて非接触式通信を行うICチップと、
    を有する通信処理部と、
    第2アンテナと、
    前記第2アンテナと電気的に接続し、前記第1アンテナと容量結合する給電部と、
    を有する通信距離ブースト部と、
    を備え、
    前記通信処理部は、前記通信距離ブースト部に対して相対的に回転可能である無線装置を用いて、
    前記通信処理部を、前記通信距離ブースト部に対して相対的に回転させて、前記通信処理部と前記通信距離ブースト部との相対的な位置関係を変化させることにより、前記第1アンテナと前記給電部との容量結合の結合度を変更させることを含む通信方法。
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