JP2011259690A - Icタグを用いた制御機器の操作状態検出装置 - Google Patents

Icタグを用いた制御機器の操作状態検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】開閉器やコントロールスイッチ等が制御機器に組み込まれているものにおいて、運転中、巡視や点検保守などのために、ハンドルやダイヤルに触ることなく、それらのスイッチ位置や表示を非接触で正確に認識が可能となり、ヒューマンエラーの縮減効果の高い、制御機器の操作状態検出装置を提供する。
【解決手段】複数のICタグが組み込まれた制御機器の操作状態検出装置であって、前記制御機器の複数の操作状態に関連付けて配置された複数のICタグと、前記複数のICタグに対して位置関係が相対的に変更可能に設けられた1つの補助アンテナとを備え、前記制御機器の各操作状態に応じて、前記複数のICタグのいずれか1つと前記補助アンテナとが1対1に選択交信するように構成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、ICタグを用いた制御機器用の操作状態検出装置に係り、特に、操作開閉器の状態やスイッチ位置など、制御機器の操作状態を、ICタグを用いて非接触に認識する方式に関するものである。
機械的開閉器やスイッチ、操作レバー等を備えた制御機器において、それらの操作状態、例えば産業用の電力供給システムにおいて、大電力の供給・遮断用の開閉器である複数のスイッチの開閉状態を安定に保持する機械的方式として、カムスイッチ機構がある(非特許文献1参照)。これはスイッチの操作軸に連動したカムとバネを用いて、開閉器(あるいはスイッチ)の各接点に対応した所定の位置(以降ノッチ位置という)を安定選択させるものである。隣り合うノッチ位置の中間位置では不安定状態になるが、カムスイッチ機構はどちらかの安定位置にバネにより引き込まれる仕組みを有しており、バックラッシュや遊びなどガタつきを軽減するだけでなく、シャフト方式の回転スイッチが長期間回転しないとシャフトのサビや油分硬化などにより経年固着するという不具合を軽減する。このようなカムスイッチ機構は、長期間にわたり設置する電力供給系の開閉器やスイッチに適用されている。
上記カムスイッチ機構を含めて、通常の機械的開閉器の「開」、「中立」、「閉」あるいはスイッチ機器の操作位置はこれと連動したハンドル、ダイヤル、ツマミの位置や目盛りが示す表示または刻印を目視によって確認することができる。
一方、前記開閉器や前記スイッチあるいは操作レバーが制御系統に組み込まれ、システム的に表示を確認できるように設置される場合は、システム運転時に電気的リモートモニタ手段で非接触の表示確認を可能にする構成が知られている。
また、部品や機器にICタグを組み込むことで、外部からICタグリーダにより電磁的にICタグと交信し、ICタグのIDをキーとして部品や機器あるいは関連する周囲環境情報の閲覧又は書き込みなど情報の交信が可能である。この特徴を利用すると、ICタグリーダのアンテナを走査し、ICタグとの交信が成立した地点を検出することで、該ICタグの位置を交信成立時のアンテナの位置として検出し、結果として非接触にてICタグの位置を認識することが出来る。
特許文献1ならびに特許文献2には、ICタグと交信するためのICタグリーダのアンテナを、複数個空間に配置し、それらを切り換えて走査することにより、ICタグの位置を検出する技術が記載されている。
特許文献3には、変電設備等に用いられる各開閉器(スイッチ)に、各々センサを接続したICタグを取り付け、該ICタグへ接続された各センサからの入力をICタグリーダへ非接触で転送する技術が記載されている。
特許文献4には、ICタグのアンテナとICタグのチップとの接続線を接点にて開閉することにより、該スイッチの状態(開または閉)をICタグリーダ経由にて非接触にて認識する(閉の場合にICタグの情報が読み出せる)技術に関する記載がある。
特許文献5には、金属物への組み込みICタグとして、例えばその図3(a)のようなICタグを金属面などに設置もしくは組み込む技術が開示されている。この特許文献5には、ICタグの取り付け面が金属のため交信に用いる電磁波が反射し組み込まれたICタグと交信が出来なくなる場合の対策あるいは、感度の低い小型のICタグを実用的な感度に回復させてから交信する対策が開示されている。
特開2009−157904号公報 特開2006−014110号公報 特開2008−99459号公報 特開2010−13210号公報 特開2008−90813号公報
http://www.seiko-ce.co.jp/hinmoku/seigyo/pdf/cs_common.pdf 「正興操作開閉器仕様一覧」
従来の制御機器の操作開閉器やコントロールスイッチなどは、それらの操作ハンドルやダイヤルと連動した表示の読み取りに伴う目視認識が様々な誤読によるヒューマンエラーを引き起こす可能性があるという課題があった。また、非特許文献1に記載のカムスイッチ機構は長期間現場に設置されるため、表示部分の埃、汚れにより文字や記号が不鮮明になったり剥れたりすることがあった。誤読の例としては、ハンドルやダイヤルが指し示す表示との視差誤読、表示の間違えやすい文字、記号による誤読、表示の剥れやカスレによる誤読などがある。また、誤操作防止のための安全対策の一環でハンドルやダイヤルを引き抜いておくことがあるが、ハンドルやダイヤルの取り付けミスによる誤読などがある。さらに、ハンドルやダイヤルを抜き去る処置が施された場合は、判読が困難という課題もある。
次に、特許文献1ならびに特許文献2に記載の技術は、非接触にてICタグの位置を検出することが出来、ICタグ走査領域(ICタグの位置を検出する領域)を比較的自由に設定できるものの、ICタグを励起する電力を供給する複数のアンテナを選択的に切り換えるため、装置の規模が大きく高価になり、スイッチ単体の様に小規模な対象物には適用し難いという問題点があった。
また、特許文献3に記載の発明は、センサの種類を選ぶことにより、多様な情報が非接触で得られるという特徴があるが、センサをICタグとは別に持つため、規模が大きくなり、各センサを動作させるために電源が必要となり、スイッチ単体の様に小規模な対象物には適用し難いという問題点があった。
さらに、特許文献4に記載の発明は、ICタグとは別なセンサならびに電源は不要で、リーダーによる読み出しも非接触ではあるものの、センサの役割を果たす接点は機械的な接触式で動作し、またそのために機械的な規模が大きくなり、スイッチ単体の様に小規模な対象物には適用し難いという問題点があった。また、ICタグは電磁波を用いた交信であるため、取付け対象物またはその周辺が金属などの導体である場合は交信が不安定か不可能になる場合がある。これは、金属が多用されるスイッチや該スイッチが取り付けられる金属製の配電盤においては、重大な問題となる。
また、特許文献5に記載の発明は、ICタグを金属面などに設置もしくは組み込むことが可能になるものの、カムスイッチのような機械的開閉器やスイッチ等を備えた制御機器において、それらの操作状態を非接触にて確認できるようにすることについては、充分な考慮がなされていない。
本発明の目的は、複数の開閉器やコントロールスイッチ等が制御機器に組み込まれているものにおいて、運転中、巡視や点検保守などのために、ハンドルやダイヤルに触ることなく、それらの複数のスイッチ位置や表示を非接触で正確にかつ安全に認識が可能となり、ヒューマンエラーの縮減効果の高い、ICタグを用いた制御機器の操作状態検出装置を提供することにある。
本発明の代表的なものの一例を示すと、次の通りである。すなわち、複数のICタグが組み込まれた制御機器の操作状態検出装置であって、前記制御機器の複数の操作状態に関連付けて配置された複数のICタグと、前記複数のICタグに対して位置関係が相対的に変更可能に設けられた1つの補助アンテナとを備え、前記制御機器の各操作状態に応じて、前記複数のICタグのいずれか1つと前記補助アンテナとが1対1に選択交信するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、制御機器の開閉器やコントロールスイッチ等が制御系統に組み込まれ運転中の場合でも、巡視や点検保守などのためにハンドルやダイヤルに触ることなく、それらのスイッチ等の位置や関係する表示を電磁波により非接触で認識可能となり、目視などに起因するヒューマンエラーの縮減効果の高い操作状態検出装置を提供することができる。
本発明の第一の実施例になる、制御機器の操作状態検出装置のシステム構成例を示す図。 図1の操作状態検出装置を備えた制御機器の分解斜視図。 図1のICタグ保持パネルの背面を示す図。 第一の実施例に用いられる小型ICタグの一例を示す図。 第一の実施例における小型ICタグ、リモートアンテナ及びICタグリーダの関係を説明する図。 図4Aにおける、リモートアンテナと小型ICタグの位置関係の説明図。 第一の実施例にダイポールアンテナが用いられた場合の回転制限範囲を説明する図。 第一の実施例にモノポールアンテナが用いられた場合の、回転方向に移動し1対1で交信する状態の説明図。 第一の実施例において、隣接タグと混信をしない条件を説明する図。 本発明の第二の実施例になる、制御機器の操作状態検出装置のシステム構成例を示す図。 本発明の第三の実施例になる、制御機器の操作状態検出装置の概要を示す図。 本発明の第五の実施例になる制御機器の操作状態検出装置を組み込んだ全体構成を示す図。 第五の実施例における、操作状態検出装置のベースの正面図及びお側面図。 第五の実施例における、操作状態検出装置の可動体の正面図及びお側面図。 第五の実施例における、ICタグの構成例を示す図。 第五の実施例における、ICタグと検出電極の関係を示す図。 比較例における、ICタグと検出電極の関係を示す図。 第五の実施例における、制御機器の回路端子の閉状態に対応する、ベースと可動体の関係を示す図。 第五の実施例における、制御機器の回路端子の中間状態に対応する、ベースと可動体の関係を示す図。 第五の実施例における、制御機器の回路端子の開状態に対応する、ベースと可動体の関係を示す図。 第五の実施例における、制御機器の回路端子の各操作状態と、可動体の位置関係を示す図。
本発明の代表的な実施例によれば、スイッチの回転軸に補助アンテナとしてのモノポールアンテナ又はダイポールアンテナを接続して、前記軸を中心に一方又は左右に腕を広げた格好の補助アンテナが形成される。スイッチの回転に連動して回る補助アンテナの直下に小型タグが順番に近接し回ってくる様に配置する。このようにすることで、回転軸を中心に伸びる補助アンテナ直下の小型タグを1対1に交信できる。交信により該当するICタグの情報(配置されたICタグ毎に異なる情報を設定しておく)をICタグリーダにて取得し、取得した情報から、スイッチの操作位置を認識することが出来る。
補助アンテナとしてモノポールアンテナを採用すれば、小型タグ配置範囲を360度全周に拡張することができる。モノポールアンテナの1端は回転スイッチの回転軸に接続し、回転軸の半径方向にアンテナが伸びて、アンテナの直下にタグが配置される。小型タグは回転軸に直交する平面内に同心円状に設置される。こうすることで、配置角度が360度にわたった場合でも、アンテナ直下に1つの小型タグが配置されることになる。
なお、モノポールアンテナは、ダイポールアンテナに比べて腕が1つ無くなった分、グランドまたはアースと呼ばれる広い導体を必要とする。このグランドは小型タグが配置される金属板で置き換えることが可能である。一方、回転軸は電波の放射方向に平行のため、金属製であってもモノポールアンテナの所定の寸法で無い限り電磁波の放射に対して無視される。小型タグの配置される金属面から垂直に突出する金属の回転軸の軸長がちょうどモノポール寸法(概略λ/4の長さ、但し、λは交信電磁波又は設置する小型タグの電磁波波長である)のとき電磁波は強さが増したり、放射範囲が広がったりする。
なお、ダイポールアンテナ方式、すなわち、全長概略λ/2のダイポールアンテナの中心部を回転軸に固定して出来る両腕状に反対方向に伸びるアンテナを採用してもよい。ダイポールアンテナでは、小型タグの配置は円周上0から180度の角度未満の範囲なら1つの腕すなわち1つの補助アンテナの片側の直下に1つの小型タグを配置できるが、180度以上360度未満までの角度の範囲に設置すると、もう片方の腕の直下にもう1つの小型タグが入ってしまう。このように、補助アンテナにダイポールアンテナを選ぶと、アンテナ直下に2つの小型タグが入り混信を生じ1対1の識別が出来ない範囲が生じる。従って1対1の選択範囲は、スイッチ軸の0度から180度未満までの角度範囲となり、小型タグの設置範囲を全周のうち半分に狭める必要がある。
このように、本発明では、内部指針の寸法を概略モノポールアンテナ、あるいは概略ダイポールアンテナの長さにし、単独では実用感度の無い小型タグを高感度にする補助アンテナと兼用し、内部指針の直下に1つのタグが配置され、操作機器の軸回転に連動して隣接小型タグと混信しないよう1対1交信可能な構成を提供するものである。
以下、本発明の具体的な実施例について、説明する。補助アンテナのアンテナ幅と小型タグの幅、さらには、小型タグの配置のピッチ幅との間の関係も、実施例で述べる。
以下、本発明の実施例1について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明のICタグを用いた制御機器の操作状態検出装置を実現するのに好適な、カムスイッチの構成を示した断面図である。図2Aは、図1のカムスイッチの構成を示した斜視分解図である。図2Bは、図1のICタグ保持パネルの背面を示している。本実施例の操作状態検出装置は、電気的な開閉器であるカムスイッチ1の動作状態を検知するために構成されている。カムスイッチ1は、カムスイッチ本体部12を備えており、その内部に設けられたスイッチ機構(詳細については非特許文献1参照)を、スイッチシャフト(回転軸)11を介して回転運動として駆動するために、スイッチシャフト11にハンドル17が取り付けられる。O−O‘は、スイッチシャフト11の回転中心軸を示す。カムスイッチ本体12の動作状態は、非金属製の目視用パネル20上に刻印された目盛りまたは表示(図中では省略)によって目視にて認識される。目視用パネル20の裏には、位置調整用のスペーサ16を挟み、リモートアンテナ(補助アンテナ)15がカムスイッチ本体部12から伸びるシャフト11に取り付けられる。これにより、リモートアンテナ(補助アンテナ)15は、シャフト11と同時に回転する。図1ではリモートアンテナ15としてモノポールアンテナを採用した例を示している。なお、リモートアンテナ15は、ダイポールまたはモノポールアンテナとして動作させるためにシャフト11とは電磁的に接続させる。すなわち、リモートアンテナ15(モノポールアンテナ)の一端はシャフト11を介して金属製のバックプレート13に電磁的に接続され、グランドまたはアースが確保される。
リモートアンテナ15は、ICタグ保持パネル14に掘られた円形状の空間141内で回転するが、その裏側の凹部142には、リモートアンテナ15の位置を検出するための小型ICタグ10がシャフト11の軸を中心とする同一の円周上に複数個、必要に応じて設置される。すなわち、図2Bに示したように、ICタグ保持パネル14の背面側には、小型ICタグ10を収納・保持するための複数の凹部142が同一の円周上に設けられている。カムスイッチ本体部12、ICタグ保持パネル14、及びハンドル17は、樹脂材等の絶縁物で構成されている。なお、実際の装置では、金属製のバックプレート13とカムスイッチ本体部12との間に、配電盤のパネル(図示略)が位置する。ハンドル17は、誤作動を防止するために、一旦駆動した後は、次回駆動するまで外される場合もある。
小型ICタグ10及びリモートアンテナ15が所定の位置にある状態で、金属製のバックプレート13、ICタグ保持パネル14、及び目視用パネル20は、各々、中央に穴を有し、外側の周辺部がねじ23でカムスイッチ本体部12に固定される。換言すると、各小型ICタグ10はICタグ保持パネル14と金属製のバックプレート13に挟まれて前記所定の位置に固定保持され、一方、リモートアンテナ15はシャフト11に固定され、ICタグ保持パネル14の空間141内で回転可能に保持される。18はICタグリーダ19のアンテナ部、22は状態認識処理ユニットである。
図3は、金属面(本実施例ではバックプレート13)上に配置される小型タグ10の例を示したものである。小型タグ10は、電波の放射方向とは逆の側(図3では下側)が、金属製のバックプレート13に接するように配置される。小型タグ10の大きさDは、ICタグが交信に使用する電磁波の波長の概略1/10以下である。例えば、周波数2.45GHzの周波数を使用するマイクロ波帯のICタグでは、12ミリ以下の寸法となる。この状態の小型タグは、単独では十分な感度が無く、通常はICタグリーダとの交信はできない。小型タグ10は、ICチップ100に接続されたRFIDタグ110、及びその外側のループアンテナ120などで構成されている。なお、小型タグ10の構成は、この例に限定されるものでないことは言うまでも無い。
図4Aは、小型ICタグ、リモートアンテナ及びICタグリーダの関係を説明する図である。小型ICタグIDコードを有するICタグ10がリモートアンテナ15を介してICタグリーダ19と交信する。ICタグ10は、電源を内蔵しないいわゆるパッシブタグであり、ICタグリーダ19からアンテナで受信した電磁波を整流器102で直流電源に変換してエネルギー源として動作し、信号処理部103に保持されたIDコードに応じて変調器101で変調された電磁波をアンテナから送信する。ICタグリーダ19は、その送信器191、受信器192がサーキュレータ193を介してアンテナ18と接続される。
ここで、ICタグリーダ19のアンテナ部18をカムスイッチ1へ向けて電磁波21を放射し交信を行うと、リモートアンテナ15の位置にあるICタグ10のみからの信号を取得できる。ここでの信号は、主としてICタグ毎にユニークなIDコード等の情報が変調された高周波信号である。アンテナ部18で受信された信号をICタグリーダ19に接続された状態認識処理ユニット22へ送る。状態認識処理ユニット22では、復調・復号器22Aにより高周波を元のICタグ毎にユニークなIDコード等の情報へ変換する。情報は、IDコードマップ情報比較器22Bへ送られる。IDコードマップ情報比較器22Bには、各ICタグのIDコードと、そのIDコードを有するICタグが、配電盤上(または配電盤の設置されている工場等の施設中)に多数個設置されているどのカムスイッチ(1a〜1n)のものか、該当するカムスイッチのどの位置に取り付けられているか、そしてその位置がカムスイッチのどの動作状態に該当するのかを組み合わせたマップ情報があらかじめセットされている。該マップ情報との比較により、IDコードが受信できていれば、該当するカムスイッチが判明し、カムスイッチの動作状態を認識できることになる。
ステータス記憶ユニット22Cには、前記該当カムスイッチのIDコードとカムスイッチの動作状態が、カムスイッチ別に格納される。設定目標値記憶ユニット22Dには、正しく設定された場合の各カムスイッチの動作状態があらかじめセットされている。ステータス記憶ユニット22Cの内容と、設定目標値記憶ユニット22Dとの内容をステータス判定ユニット22Eで比較することにより、各カムスイッチのステータスが正しいものであるか否かが判定される。その結果は、ディスプレイ等のインターフェイスユニット22Fにて出力される。
また、図4Bは、図4Aにおける、リモートアンテナと小型ICタグの位置関係の説明図である。図4Bでは、図3のICタグを金属面上に2個のICタグ10−1とICタグ10−2を配置した。ICタグ10は、受信距離が比較的短くICタグリーダ19と交信を行うことは出来ない。しかし、直上にリモートアンテナ(補助アンテナ)15が近接したICタグ10−1は、リモートアンテナ15との相互作用により高感度状態になり十分に交信をできるようになる。リモートアンテナ15が回転しICタグ10−2の直上に移動するとICタグ10−2が新たに交信を開始することになる。
図5は、リモートアンテナとしてダイポールアンテ150が用いられる場合の、回転制限範囲を説明する図である。ダイポールアンテナ動作を行うリモートアンテナ150が回転し、その直下にICタグが存在しないときは、どのICタグタグとも交信が成立しない。従ってICタグは、カムスイッチ12のノッチ機構により位置決めされる位置の一つに配置されなくてはならない。ただし、ダイポールアンテナ動作を行うリモートアンテナ150が回転するとき、その直下には1個のICタグだけが位置するように配置するべきである。図5は、1つだけのICタグが位置するための、回転軸11と同じ中心を有する単一の円50上の配置を10−1、10−2、――、10−nのICタグとすると、図の下側の位置、例えば10−5の位置にはICタグを取付けてはいけないことを説明している。これらの場所はリモートアンテナの下に2つのタグが入る角度の領域となる。例えば、リモートアンテナの直下には、ICタグ10−1とICタグ10−5が位置している。リモートアンテナ15に対して2つのICタグと交信するため、ノッチ位置が混信され位置の特定ができない。ただし、ノッチ位置が180度以内に収まっている場合には、対向する位置にまで、例えば10−5の位置にまでICタグを配置する必要は無く、問題も生じない。
また、目視用パネル20を透明な板とすれば、その内側のリモートアンテナ(補助アンテナ)15を内蔵指針として兼用することができ、該内蔵指針の位置から、スイッチの位置、すなわちノッチ位置が容易にわかる。これにより、ハンドルやダイヤルを引き抜かれても、ノッチ位置を外部に知らせる手段として、容易に引き抜くことが出来ない構造の内蔵指針を付加することが可能になる。この内蔵指針は操作開閉器やスイッチの軸に連結されているので、ハンドルやダイヤルを引き抜いても、内蔵指針がノッチ位置を指し示す構造として機能させることができる。
本実施例によれば、制御機器の開閉器やコントロールスイッチが制御系統に組み込まれ運転中の場合でも、巡視や点検保守などのためハンドルやダイヤルに触ることなく、それらのスイッチ位置や表示を電磁波で非接触の認識が可能となり、目視などに起因するヒューマンエラーの縮減効果の高い操作状態検出装置を提供することができる。
また、電源を内蔵しないいわゆるパッシブタグを採用し、これと、カムスイッチの操作状態に連動するリモートアンテナとを組み合わせることで、全体の構成が簡単になり、小規模な対象物にも容易に適用することができると共に、コストを抑えることができ、かつ、メンテナンスも簡単になるという効果がある。
次に、リモートアンテナとしてモノポールアンテナ15を採用し、回転方向に移動し1対1に交信する場合について、図6で説明する。この場合、ICタグ10を同心円50上の全ての角度の場所に設置しても良い。リモートアンテナ15は、ダイポールの概略半分(概略λ/4)すなわちモノポールアンテナで実現する。モノポールアンテナ動作を行うリモートアンテナ15は、回転軸中心からの腕が一方向にだけ伸びているため、例えば、ICタグ10−1がリモートアンテナ15の直下に位置しているとき、180度反対側のICタグ10−5はリモートアンテナ15の直下に位置しない。
次に、第一の実施例における、ICタグ10を設置する同心円の軌道について説明する。図7では、設置する同心円の軌道は、リモートアンテナ先端部aの領域、またはリモートアンテナ昼間部bの領域、あるいはリモートアンテナ根本部cの領域のいずれであっても良いことを示している。軌道の選択はタグの個数を増やしたければ外側軌道を選ぶ。タグの種類や設置向きによってはc軌道で最大感度、b軌道で最大感度、a軌道で最大感度になるものがある。実用的感度になるように調整が可能であることを示している。
(ちなみに、電圧動作型タグは電圧定在波の最大地点(補助アンテナ先端部)すなわちaの領域で最大感度になり、電流動作型タグは電流最大地点(補助アンテナの軸接続地点部)すなわちc領域で最大感度になる。bの領域は電圧型でも電流型でも相乗効果で感度が良くなることがある。
さらに、図7ではリモートアンテナ15若しくは150の幅を規定している。ICタグの幅W1、リモートアンテナの幅(正しくは、ICタグと重なる位置におけるリモートアンテナの幅)W2、隣接ICタグとの間隔W3を用いて、ICタグを個別に認識するための条件は、
W3>W1
W2>W1
W3>W2
である。
次に、本発明の第二の実施例について、図8で説明する。
本発明は、制御機器の操作を回動で行うものに限定されない、制御機器の操作が、回動に限らず、直線状その他、所定の軌跡に沿った規則的な位置の規則的な移動を伴うものであれば、同様に、適用可能である。例えば、図8に示す如く、複数の小型タグ10−1、10−2,10−nを直線A−A‘上に配置し、この直線A−A‘に沿って直線状に可動するスイッチ機構84上にリモートアンテナ80を設け、直線状に可動するスイッチ機構84の位置を、リモートアンテナ80と各小型タグとの位置関係で認識するのに適用することもできる。この様に、本発明は、カムスイッチ等の回転式動作スイッチの状態検知だけに限定されるものではない。また、スイッチ等がノッチ位置を持たない構造の場合に、エラーなどによりスイッチ等の動作状態を正確に認識できない場合は、状態認識処理ユニット22が輻輳制御を行って、正確な位置の検知を行う。
次に、本発明の第三の実施例について、図9で説明する。
ICタグとリモートアンテナとの、シャフト11と連動した相対的な移動と位置合わせが達成できれば、状態認識は達成されるので、ICタグとリモートアンテナとの回動関係あるいは直線状の可動の関係を逆にしてもよい。すなわち、図9に示す如く、シャフト11に円板状のホルダ92を連結し、該円盤状ホルダ92上に複数のICタグ10−1〜10−nを固定する。また、円盤状のホルダ92とは同期しない固定位置にリモートアンテナ90を設ける。これにより、各ICタグ10はシャフト11の回転と連動して動き、固定位置のリモートアンテナ90に対して位置合わせがされた、例えばICタグ10−nからの情報だけがICタグリーダにより検出される。この場合、リモートアンテナ90が回転運動を行わないので、モノポールアンテナに比して感度に優れるダイポールアンテナを適用することが比較的容易となる。
本発明は、以上述べたカムスイッチに限定されるものではない。例えば、上記第一の実施例の、カムスイッチ本体部12を機械的な機構、例えばドアのロック機構に置き換えれば、ドアのロック機構の状態を検知するのに適用できる。また、カムスイッチ本体部12を弁機構に置き換えれば、流体の流量制御を行う弁の開度の状態を検知するのに適用できる。この様に、本発明の構成は、電気的スイッチの状態検知だけに限定されるものではなく、ICタグを用いた各種の制御機器用の操作状態検出装置に広く適用できる。
さらに、本発明によれば、機械的開閉器やコントロールスイッチが、ガラスやプラスチックなど、単独で電磁波を通す梱包材で収納された部品の状態にあっても、梱包の外部からスイッチ位置情報(制御機器の操作状態)を確認できる。
あるいはまた、リモートアンテナを内蔵指針と兼用することで、安全のためハンドルやダイヤルが開閉器やコントロールスイッチから引き抜かれても、ノッチ位置情報を確認可能な内蔵指針により、スイッチ状態を非接触に確認することが出来る。
さらに、ICタグ組み込みの開閉器やコントロールスイッチにおいて、ICタグに組み込み位置を識別できるユニークなIDを入れておくことで、該開閉器やコントロールスイッチの製造番号や製造情報などの固体管理を行うことも可能である。
次に、本発明を、遮断スイッチ群を有する制御機器の操作状態検出装置に適用した第5の実施例を、図10乃至図14で説明する。
図10は、本実施例になる制御機器の操作状態検出装置を組み込んだ全体構成を示す図である。本実施例は、例えば、高電圧機器の遮断スイッチシステム群に採用される制御機器の操作状態検出装置に関するものである。
1つのベース210と1つの可動体230とで1組のスイッチユニット200が構成され、複数組のスイッチユニットが、可動体230の移動方向(図ではz軸方向)と直角な方向(図ではY軸方向)に沿って一列かつ同じ高さに配置されて、遮断スイッチシステムの遮断スイッチ群(200−1〜200−n)を構成しており、各スイッチユニットの制御機器の回路端子(400,600)が、スイッチシステムの各々固有の被制御機器の主回路700(1〜n)の高圧電源の遮断機等を制御するリレー回路500と、制御回路300との間を開閉するように構成されている。ベース210には制御機器の複数の操作状態、すなわち回路端子400および600に接続される例えばコントローラ300やリレー500を電気的に接続している状態であるか、あるいは遮断している状態であるかに関連付けて配置された複数のICタグが設けられ、1つの補助アンテナを備えた可動体230は、ベース210上の複数のICタグに対して位置関係が相対的に変更可能に構成されている。被制御機器の主回路700の機能を生かすか(オン)、無効にするか(オフ)を制御する可動体230の各操作状態、例えば可動体230を引き上げて回路端子400と600を切断の状態、すなわち主回路700の機能の無効(オフ)状態、あるいは可動体230を押し込んで回路端子400と600を接続した状態、すなわち主回路700の機能の有効(オン)状態の各状態対応するように、ベース210上の複数のICタグのいずれか1つと補助アンテナとが1対1に選択交信可能に構成されている。各スイッチユニット200の操作状態は、既に述べた実施例と同様にして、リーダ/ライタ19により非接触で、可動体230の補助アンテナから読み取り可能になっている。
なお、被制御機器の種類は多種にわたる場合も多く、それらの主回路700の電源等を制御するための遮断スイッチ群(200−1〜200−n)の数も多くなるが、操作性を考慮し果て多数の遮断スイッチ群は全体として狭いスペースにコンパクトに纏められている。
図10では、遮断スイッチ群の殆どのスイッチユニットが制御機器の回路端子の閉状態、すなわち押し込み状態で回路端子400と600の接続状態に対応する最下位置(第一の位置)にあり、スイッチユニット200−mが、制御機器の回路端子の開状態、すなわち引き上げ状態で回路端子400と600の切断状態(第二の位置、=完全な開若しくは取外し状態)にある。また、スイッチユニットは、第一、第二の位置の中間の位置(第三の位置)にも保持可能である。
このようなスイッチユニットの操作状態は、各スイッチユニットの高さや取り外しを確認することで目視でもある程度は把握可能である。しかし、スイッチユニットの数が多くなり、制御内容が多岐にわたりスイッチユニットの開閉もまちまちの場合、より正確に操作状状態を把握し作業の安全を確保する必要がある。
本実施例では、各スイッチユニットに複数のICタグを組み込むと共に、狭いスペースに多数設置されたこれら複数のICタグの位置を誤検知しないような構成を採用したことにより、各スイッチユニットの位置ひいては操作状態の正確な情報を、電磁波により非接触で認識可能とした。これにより、目視などに起因するヒューマンエラーの縮減効果の高い操作状態検出装置を提供することができる。
次に、図11(図11A、図11B)で、スイッチユニット200の構成についてより詳細に説明する。
図11Aの(A)は、ベース210の正面図、図11Aの(B)はベースの側面図である。また、図11Bの(A)は可動体230の正面図、図11Bの(B)は可動体230の側面図である。
図11Aに示したように、ベース210は、樹脂製の取り付け基板部211及びバックプレート部212と、このバックプレート部から突出して一体に設けられ可動体230を上下の直線(A−A‘)方向にスライドさせるガイド部213を有している。また、ガイド部213の内側はバックプレート部と同じ高さのガイド溝214を構成しており、このガイド溝214の中央部に設けられた樹脂製の突起部215により、複数個、ここでは3個のICタグ10(10−1,10−2,10−3)が、ガイド部213の移動面に沿ってA−A‘方向に、制御機器の回路端子400と600の開閉状態に関連付けて保持されている。
なお、ガイド部213は、上下に移動する可動体230が、各ICタグ10と所定の間隔を維持するようにガイドするものである。可動体230は、横方向から(図11Aの(A)の正面図では手前から、図11Aの(B)の側面図では左側から)、ベース210のガイド部213内にはめ込まれ、ガイド部213に沿って上下に移動可能となっている。
ガイド部213は薄肉構造であり、その上部内面には凹凸があり、この凹凸に係合する凸部が可動体230の側面に形成され、これらにより可動体230をガイド部213の所定の操作位置に保持する機能を有する。
さらに、ベース210には、一対の回路端子216,218が設けられ、これらの回路端子216,218は、夫々、ねじ217,219を介して、ベース210の取り付け基板部211に固定されると共に、回路端子400、600に電気的に接続される。一対の回路端子216,218は、可動体の短絡板234により電気的に開閉される。バックプレート部212は、隣接するスイッチユニットのバックプレート部と係合する凹凸部を有する。221は、複数のスイッチユニット200を固定し、1つのスイッチユニット群とし一体化するためのねじ(図示略)を通すための穴である。222は、取り付け基板部211に設けられた座部である。一対の回路端子400、600は短絡板234により電気的に開閉される。また、バックプレート部212から上に延びた延長部220から横方向に突出して設けられた突起223は、可動体230に対するベース210の下方向へのストッパーとして機能すると共に、隣接するスイッチユニットのバックプレート部の背面に設けられた穴に係合し位置決めを行う機能を有する。さらに、例えばベース210の突起223から垂下する形で、各ICタグ10及びそれを保持する突起部215が一体に形成されている。これにより、ベース210の突起部215の周囲には、この突起部215を囲むようにして配置された可動体230が上下動するための空間が存在している。なお、各ICタグ10及び突起部215をベース210で支持する構造は、突起223から垂下する形に限定されるものではなく、可動体230の上下動の妨げにならないような形で、各ICタグ10及び突起部215をベース210に固定するものであれば他の構造でも良いことは言うまでもない。
一方、可動体230は図11Bに示したように、樹脂製の本体235の上部に埋設された補助アンテナ80(80A,80B)及びこの補助アンテナに伝送線路232、233が電気的に接続され、さらに一対の検出電極231(231A,231B)が電気的に伝送線路232、233に接続された構成を備えている。
各ICタグは一対の検出電極231Aと231Bと電磁結合させるため、ICタグの電極状のアンテナ(t1、t2)を検出電極(231A、231B)で挟み込むように検出電極を導電性のアーム237で保持する。樹脂製の本体235の上部にはピン(図示略)が設けられ、このピンを支軸として樹脂製の本体235の凹部に短絡板234が保持されている。また、236は可動体230に対するベース210の下方向へのストッパーとして機能する段部である。
なお、後述するように、各ICタグ10は、一対の電極間の中心軸が伝送線路232,233の中心軸と平行な位置関係になるようにして、ベース210および突起部215に固定されている。従って、ベース210のガイド部213内にはめ込まれた可動体230は、その伝送線路232、233と、これらから円周方向に90度回転した位置にある検出電極(231A、231B)とが、各ICタグ10及びそれを保持する突起部215の周りを囲むように配置された状態で、ガイド部213に沿って上下に移動する。
可動体230の補助アンテナ80(80A,80B)は、半波長を基調とするダイポールアンテナが好適である。伝送線路232,233が、補助アンテナ80の略中央に接続され、電磁波を給電する機能を有する。なお、モノポールアンテナを採用しても良い。
図11Cに示したように、ICタグ10は、中心軸O−O‘を挟んで一対の電極状のアンテナt1,t2を有する。その他、ICタグ10の詳細に関しては、前の実施例で述べたとおりである。
図12Aの(A)は、ICタグ10の中心軸O−O‘が、伝送線路の断面において伝送線路232と233を結ぶ直線と平行の配置関係にあるときを示しており、伝送線路232と233にそれぞれ誘起される高周波の磁束φ1やφ2がICタグの電極状アンテナt1やt2と直交し、磁束の進入を阻害する位置になるため、電磁結合しない。図12Aの(B)は、検出電極231AとICタグの電極状アンテナt1、検出電極231Bとアンテナt2とがそれぞれ向き合い電磁結合する状態を示している。同図(B)では、伝送線路232と233を結ぶ直線が、ICタグ10の中心軸O−O‘と重なるか平行な関係にある。そして、この中心軸O−O‘と、検出電極に挟まれるICタグの電極状アンテナt1、t2を貫く軸線とが直交するように、すなわち、伝送線路232と233から90度回転した位置になるように、導電性のアーム237を介して検出電極231A、231Bが配置される。
ICタグ10の一対の電極状アンテナt1,t2は、検出電極231から離れているときは、図12Aの(A)に示したように、中心軸O−O‘が伝送線路232,233を結ぶ線と平行な位置関係に有る。すなわち、伝送線路232,233を流れる高周波電流によって生じる磁束φ1、φ2とICタグ10とが電磁結合しないように配置されている。また、図12Aの(B)に示したように、ICタグ10が検出電極231の中に入ったときには、伝送線路232,233の磁束φ1、φ2とICタグ10とが検出電極231及び伝送線路を介して電磁結合するように配置される。このように、可動体230の位置に応じて、複数のICタグのいずれか1つと補助アンテナとが、検出電極及び伝送線路を介して、1対1に選択交信可能である。
図12Bは、比較例であり、ICタグ10は一対の電極状アンテナt1,t2の間の中心軸O−O‘が伝送線路232,233を結ぶ線と直角な位置関係になるようにして、ベースに固定されている場合を示している。ICタグ10の一対の電極状アンテナt1,t2の向きが、このような関係にあると、伝送線路232,233を流れる高周波電流によって生じる磁束φ1、φ2とICタグ10とが直接電磁結合するため、誤検知を生じやすい。すなわち導電性のアーム237に接続された検出電極231A,B内に入った何れか1つのICタグ10を確実に検出し、それ以外の場所のICタグ10は検出しない仕組みを作っている。
なお、図12Aおよび図12Bの図中の送電線路232の断面の丸に点の記号は、高周波電流の向きが紙面から、見ている方向に出てくる向きを表している。また図中の送電線路233の断面の丸にXの記号は、踏襲は電流の向きが紙面から裏面へ向かう方向を表している。
図13(図13A〜図13C)は、制御機器の回路端子が閉じ、中間、開きの各状態に対応する、ベース210と可動体230の関係を、より詳細に示している。
図13A(a)では、制御機器の回路端子の閉状態に相当し、スイッチユニットの可動体230が、ベース210に対して最下位置にあり、一対の回路端子400、600が短絡板234により電気的に閉じられた状態にある。この時、図13A(b)に示したように、補助アンテナ80(80A,80B)に電気的に接続された検出電極231(231A,231B)が、ICタグ10−1をはさんだ一対の電極状アンテナt1,t2と対向している。すなわち、図12Aの(B)に示したように、ICタグ10−1が検出電極231の中に入った状態となっている。一方、ICタグ10−2,10−3には検出電極231が対向せず、図12Aの(A)に示した状態となっている。これにより、補助アンテナ80は、制御機器の回路端子の閉状態を正確に検知できる。
次に、図13B(a)では、制御機器の回路端子の閉状態と完全開放状態の中間に相当し、スイッチユニットの可動体230が、ベース210に対して中間位置にあり、一対の回路端子400、600から短絡板234が離れ、電気的に解放された状態にある。この時、図13B(b)に示したように、補助アンテナ80に電気的に接続された検出電極231が、ICタグ10−2の一対の電極t1,t2と対向している。すなわち、図12Aの(B)に示したように、ICタグ10−2が検出電極231の中に入った状態となっている。一方、ICタグ10−1,10−3には検出電極231が対向せず、図12Aの(A)に示した状態となっている。これにより、補助アンテナ80は、制御機器の回路端子の中間状態を正確に検知できる。
さらに、図13Cでは、制御機器の回路端子が完全開放状態にある場合に相当し、スイッチユニットの可動体230が、ベース210に対して最上位置にあり、一対の回路端子400、600から短絡板234が離れ、電気的に完全に解放された状態にある。この時、補助アンテナ80に電気的に接続された検出電極231が、ICタグ10−3の一対の電極状アンテナt1,t2と対向している。すなわち、図12Aの(B)に示したように、ICタグ10−3が検出電極231の中に入った状態となっている。一方、ICタグ10−1,10−2には検出電極231が対向せず、図12Aの(A)に示した状態となっている。これにより、補助アンテナ80は、制御機器の回路端子の開放状態を正確に検知できる。なお、制御機器の用途や制御形態により、ベース210のA−A‘方向に設置されるICタグの数は異なってくるが、少なくとも2個のICタグがあれば好適である。
図14は、制御機器の回路端子の各操作状態と、可動体230の位置関係を示している。各スイッチユニットの可動体230は、ベース210に対して、対応する制御機器の回路端子の閉状態において最下位置(=h1)にあり、中間開状態において中間位置(=h2)にあり、制御機器の回路端子の完全な開状態において最上位置(=h3)にある。
本実施例では、上記のとおり、狭いスペースに多数設置されたこれら複数のICタグの位置を誤検知しないような構成を採用したことにより、各スイッチユニットの位置ひいては操作状態の正確な情報を、電磁波により非接触で認識可能とした。一例を示すと、1つのスイッチユニット200のサイズは、幅(X軸)が約4.5cm、高さ(Z軸)約5.5cm、奥行き(Y軸)約1.5cmであり、可動体230の本体235の高さ(Z軸)が約3cmである。これらのスイッチがY軸方向に複数個、同じ高さで隣接して配置されている。例えばスイッチユニット200群が10個のスイッチユニットで構成されている場合でも、奥行きは約15cmとなる。1つのスイッチユニット内には例えば3個のICタグが内蔵され、高さが約3cmの範囲に設置されている。
本実施例によれば、1つのスイッチユニットにおいて、各ICタグ10(10−1,10−2,10−3)が、それら各々の一対の検出電極間に挟まれて電磁結合するために、これが接続される伝送路を介して補助アンテナ80により交信可能となる。そのため、各ICタグ10の高さ方向(Z方向)の間隔が上記のように狭くても、さらにはまた、隣接して位置するスイッチユニットのICタグ10の横方向(Y方向)の間隔が狭くても、誤検知を生じない。
このように、本実施例によれば、制御機器の開閉器やコントロールスイッチ等の多数の制御スイッチが制御系統に組み込まれ運転中の場合でも、巡視や点検保守などのために可動体に触ることなく、それらのスイッチ等の位置や関係する表示を電磁波により非接触で認識可能となり、目視などに起因するヒューマンエラーの縮減効果の高い操作状態検出装置を提供することができる。本実施例によれば、例えば、遮断スイッチ群を制御して多種の高電圧機器の整備点検作業を行う場合に、誤操作による例えば感電事故を確実に防止することができる。
1…カムスイッチ、10…ICタグ、11…スイッチシャフト(回転軸)、12…カムスイッチ本体部、13…金属製のバックプレート、14…ICタグ保持パネル、15…リモートアンテナ(補助アンテナ)、16…位置調整用のスペーサ、17…ハンドル、18…アンテナ部、19…ICタグリーダ、20…目視用パネル、21…電波、22…状態認識処理ユニット、80…補助アンテナ、200…スイッチユニット、210…ベース、230…可動体、231…検出電極、232…伝送線路、233…伝送線路、237…アーム、300…制御回路、400…制御機器の回路端子、500…リレー回路、600…制御機器の回路端子、700…被制御機器の主回路。

Claims (16)

  1. 複数のICタグが組み込まれた制御機器の操作状態検出装置であって、
    前記制御機器の複数の操作状態に関連付けて配置された複数のICタグと、
    前記複数のICタグに対して位置関係が相対的に変更可能に設けられた1つの補助アンテナとを備え、
    前記制御機器の各操作状態に応じて、前記複数のICタグのいずれか1つと前記補助アンテナとが1対1に選択交信するように構成されている
    ことを特徴とするICタグを用いた制御機器の操作状態検出装置。
  2. 請求項1において、
    前記複数のICタグが、前記制御機器の操作状態に応じて回転する回転軸の軸を中心とする同一の円周上に、前記制御機器の複数の操作状態に関連付けられた位置に固定配置されており、
    前記1つの補助アンテナが、前記複数のICタグに対向する位置において回転可能に、前記回転軸上に固定されている
    ことを特徴とするICタグを用いた制御機器の操作状態検出装置。
  3. 請求項1において、
    前記複数のICタグが、前記制御機器の操作状態に応じて回転する回転板の同一の円周上の前記制御機器の複数の操作状態に関連付けられた位置に固定されており、
    前記1つの補助アンテナが、前記複数のICタグの回転に伴いいずれか1つの前記ICタグに対向するようにして、固定されている
    ことを特徴とするICタグを用いた制御機器の操作状態検出装置。
  4. 請求項1において、
    前記制御機器の操作が所定の軌跡に沿った規則的な位置の移動を伴うものであり、
    前記複数のICタグもしくは前記1つの補助アンテナのいずれか一方が、前記軌跡に沿った位置に固定配置されており、該複数のICタグもしくは前記1つの補助アンテナのいずれか他方が、前記軌跡に沿って動く部材上に固定配置されている
    ことを特徴とするICタグを用いた制御機器の操作状態検出装置。
  5. 請求項2において、
    前記補助アンテナが、前記制御機器の操作状態を示す内蔵指針を兼用している
    ことを特徴とするICタグを用いた制御機器の操作状態検出装置。
  6. 請求項2において、
    前記補助アンテナがモノポールアンテナで構成されている
    ことを特徴とするICタグを用いた制御機器の操作状態検出装置。
  7. 請求項2において、
    前記回転軸は前記制御機器の本体部から一方向に伸びており、
    前記回転軸の軸を中心にして配置された金属製のバックプレート、ICタグ保持パネル、及び目視用パネルが、前記制御機器の本体部に固定されており、
    前記金属製のバックプレート側の前記ICタグ保持パネル上に前記複数のICタグが固定され、前記目視用パネル側の前記ICタグ保持パネル内の空間に前記補助アンテナが回転可能に配置され、
    該補助アンテナの一端が前記回転軸を介して前記金属製のバックプレートに電磁的に接続されており、
    前記補助アンテナの前面に前記目視用パネルが固定されており、
    前記目視用パネルの前面において前記回転軸にハンドルが着脱可能に装着されている
    ことを特徴とするICタグを用いた制御機器の操作状態検出装置。
  8. 請求項7において、
    前記目視用パネルが透明な部材で構成されている
    ことを特徴とするICタグを用いた制御機器の操作状態検出装置。
  9. 請求項7において、
    前記制御機器が、電力供給・遮断用のカムスイッチ機構である
    ことを特徴とするICタグを用いた制御機器の操作状態検出装置。
  10. 請求項9において、
    前記複数のICタグに、あらかじめ前記カムスイッチ機構の開閉器やスイッチ系統的な関係を示す製造情報が記録されている
    ことを特徴とするICタグを用いた制御機器の操作状態検出装置。
  11. ベース上において、制御機器の操作状態に関連付けて、直線上に所定の間隔で配置された複数のICタグと、
    前記各ICタグに対する位置関係が前記直線に沿って相対的に変更可能な可動体と、
    前記可動体に設けられた補助アンテナ及び検出電極とを備え、
    前記可動体は、
    前記補助アンテナに電気的に接続され、前記直線方向に延びる伝送線路と、
    該伝送線路から前記直線に直角な方向に延長され前記ICタグと電磁結合し得る位置において前記検出電極を保持する導電性のアームとを有し、
    前記可動体の位置に応じて、前記複数のICタグのいずれか1つと前記補助アンテナとが、前記検出電極及び前記伝送線路を介して、1対1に選択交信可能に構成されている
    ことを特徴とするICタグを用いた制御機器の操作状態検出装置。
  12. 請求項11において、
    前記補助アンテナが、半波長を基調とするダイポールアンテナであり、
    前記伝送線路は、前記補助アンテナの略中央に接続され、該補助アンテから前記各ICタグに電磁波を給電する機能を有する
    ことを特徴とするICタグを用いた制御機器の操作状態検出装置。
  13. 請求項12において、
    前記伝送線路は、
    前記直線方向に延びる平衡2線式伝送線路である
    ことを特徴とするICタグを用いた制御機器の操作状態検出装置。
  14. 請求項13において、
    前記検出電極は、1対1に選択交信する前記ICタグをはさみ電磁結合するように前記アームで保持されている
    ことを特徴とするICタグを用いた制御機器の操作状態検出装置。
  15. 請求項11において、
    前記可動体は、短絡板を有し、
    前記ベースは、前記可動体を前記直線方向にガイドするガイド部と、前記可動体の短絡板により電気的に開閉される前記制御機器の回路端子とを有し、
    前記複数のICタグは、前記制御機器の回路端子の開閉状態に関連付けて前記ガイド部に沿って各々配置されている
    ことを特徴とするICタグを用いた制御機器の操作状態検出装置。
  16. 請求項15において、
    1つの前記可動体と1つの前記ベースで1組のスイッチユニットが構成され、
    複数組の前記スイッチユニットが、前記直線に直角な方向に沿って一列かつ同じ高さに配置されて、遮断スイッチシステムの遮断スイッチ群を構成しており、
    前記各スイッチユニットの制御機器の回路端子が、前記スイッチシステムの各々固有の被制御機器の主回路を制御するリレー回路と、制御回路との間を開閉するものであり、
    前記各スイッチユニットの前記可動体は、前記ベースに対して、対応する前記制御機器の回路端子の閉状態において第一の位置にあり、前記制御機器の回路端子の開状態において第二の位置状態にある
    ことを特徴とするICタグを用いた制御機器の操作状態検出装置。
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