JP2020004010A - 迷子検知システム - Google Patents
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Abstract
【課題】簡便なシステムでありながら、迷子の位置の特定と本人確認が可能な迷子検知システムを提供することを課題とする。【解決手段】保護者と1人以上の保護対象者がそれぞれ1つずつ使用するRFIDタグの情報を読み取るタグ読取機と、タグ読取機が読み込んだ複数のRFIDタグに対して、保護者と各保護対象者をそれぞれペアリングする情報処理装置と、ペアリングした保護者と各保護対象者に関するペアリング情報を記憶する記憶装置と、RFIDタグが通過したことを検知可能な複数の通過検知センサと、を備えており、通過検知センサは、広いエリアを区分して設定した小エリア間を移動したことを検知可能であり、情報処理装置は、通過検知センサから送信された最新のデータと1つ前のデータからどの小エリアに存在するかを特定し、ペアリング情報から本人確認可能であることを特徴とする迷子検知システム。【選択図】図1
Description
本発明は、遊園地や催し物会場などにおいて、迷子になった子供などを、簡便な仕組みで、効率的に見つけ出すことができる迷子検知システムに関する。
遊園地や催し物会場などにおいて迷子になった子供や知的障害者などの保護対象者を探すことや、その逆に迷子が発生したことを放送で流すことなどが行われている。該当者からの申し出が無かった場合は対応することができない。また、保護者からの申し出に対応して、人手による捜索を行う場合、充当できる人手には限りがあり、時間がかかってしまう。
また、探し出すことができた場合や申し出があった場合であっても、本当の親子あるいは本当の関係者であるかどうか、などを迅速に判定する手段が無い。そのため、悪意を持った者による連れ去りを防止することは困難である。
この様な問題を解決する技術に最も類似した先行技術としては、例えば、モバイル端末同士をペアリングする方法(特許文献1)や、手間をかけずに簡便に導入することができる膨大な数量のケーブル接続作業の管理技術(特許文献2)や、遺失物の発見に要する時間と手間を削減するとともに、高い確率で遺失物を発見することができる遺失物捜索システム(特許文献3)などが開示されている。
特許文献1は、モバイル端末にパラメータを持たせて端末間の認証を行う内容が含まれているため、迷子になった親子の真正性を確認する手段にはなり得るが、ペアリングに特化した内容であり、位置を確認する内容は含まれていない。
特許文献2は、原子力発電プラントなどにおける膨大な数のケーブルの接続を間違いなく行う作業に関し、ケーブル毎にタグを付けて、タグの位置をカメラで撮像した画像により認識させることで正しい位置にあることを確認可能とすることにより、膨大な紐付け確認作業を必要とすることなく、結線ミスを無くすことができる管理手法である。接続すべきケーブルの対がどれであるか、が容易に分る点では迷子の捜索に類似した点はあるが、迷子の発見に適用することは困難であると考えられる。
特許文献3は、無線通信端末と移動機とのペアリングを管理する管理サーバを備え、無線通信端末が遺失した場合の捜索サービスを提供する遺失物捜索システムであり、管理サーバは、所定頻度で更新される本サービスを識別するためのサービス識別子を、一定期間分、生成し、管理下にある前記移動機に通知する第1通知手段を備え、無線通信端末とペアリングされた移動機は、無線通信端末に登録されているサービス識別子を、所定頻度で更新する更新手段と、サービス識別子が、所定頻度で更新できなかったことを契機として、無線通信端末は遺失したと判定する判定手段と、遺失した無線通信端末の捜索を依頼する協力ユーザの指定を受け付ける受付手段と、遺失した無線通信端末のサービス識別子、及び無線通信端末を識別するための端末識別情報を管理サーバへ通知する通知手段と、協力ユーザに対する無線通信端末の捜索依頼を管理サーバへ送信する送信手段とを備え、管理サーバは、捜索依頼のあった協力ユーザの移動機に対して、遺失した無線通信端末のサービス識別子、及び端末識別情報を協力ユーザの移動機へ通知する第2通知手段をさらに備えている。この技術は、遺失物の発見に要する時間と手間を削減するとともに、高い確率で遺失物を発見することが可能となる優れた技術であるが、無線移動端末と移動機と管理サーバを必要とする大掛かりなシステムとなっている。
上記の事情に鑑み、本発明は、大掛かりな通信システムを必要としない簡便なシステムでありながら、迷子の位置の特定と本人確認が可能な迷子検知システムを提供することを課題とする。
上記の課題を解決する手段として、本発明の請求項1に記載の発明は、出入口以外からは出入りができない広いエリアの会場の中で迷子になった保護対象者を、探し出すことができ、且つ本人確認が可能な迷子検知システムであって、
保護者と1人以上の保護対象者が装着するRFIDタグの情報を読み取るタグ読取機と、
タグ読取機が読み込んだRFIDタグの情報に対して、保護者と各保護対象者を紐付けするペアリング機能を備えた情報処理装置と、
情報処理装置が、保護者のRFIDの情報と、各保護対象者のRFIDの情報と、がペアリングされていることを示すペアリング情報を記憶する記憶装置と、
RFIDタグを装着した人が通過したことを検知可能な複数の通過検知センサと、を備えており、
通過検知センサは、前記広いエリアを区分して設定した小エリア間を移動したことを検知する機能を備え、且つ保護者や保護対象者がどの小エリアにいるのかを示す位置情報データを送信可能に情報処理装置と接続されており、
情報処理装置は、受信した位置情報データを記憶装置に記憶し、記憶した位置情報データに基づいて全てのRFIDタグの現在位置を特定する機能を備え、且つペアリング情報に基づき、本人確認可能であることを特徴とする迷子検知システムである。
保護者と1人以上の保護対象者が装着するRFIDタグの情報を読み取るタグ読取機と、
タグ読取機が読み込んだRFIDタグの情報に対して、保護者と各保護対象者を紐付けするペアリング機能を備えた情報処理装置と、
情報処理装置が、保護者のRFIDの情報と、各保護対象者のRFIDの情報と、がペアリングされていることを示すペアリング情報を記憶する記憶装置と、
RFIDタグを装着した人が通過したことを検知可能な複数の通過検知センサと、を備えており、
通過検知センサは、前記広いエリアを区分して設定した小エリア間を移動したことを検知する機能を備え、且つ保護者や保護対象者がどの小エリアにいるのかを示す位置情報データを送信可能に情報処理装置と接続されており、
情報処理装置は、受信した位置情報データを記憶装置に記憶し、記憶した位置情報データに基づいて全てのRFIDタグの現在位置を特定する機能を備え、且つペアリング情報に基づき、本人確認可能であることを特徴とする迷子検知システムである。
本発明の迷子検知システムによれば、保護者と保護対象者にペアリング(保護者と保護対象者の紐付け)済のRFIDタグを身に付けさせておく。また、出入口以外から出入りができない広いエリアの会場を複数の小エリアに区分し、全ての小エリアから隣接する小エリアに移動したことを検知可能な複数の通過検知センサを設置しておき、全ての通過検知センサからの位置情報をリアルタイムで情報処理装置に送信し、記憶しておく。その位置情報を使用して、最新の位置情報と1つ前の位置情報から、保護対象者が現在いる小エリアを特定することができる。そのため、保護者からその保護対象者が迷子になったとの届出がなされた場合、速やかに、保護対象者がいる小エリアを特定することができる。その小エリア内を人手により捜索することで、確実に、また短時間の操作で、保護対象者を発見することができる。また、保護者と発見された保護対象者のRFIDタグの情報を読み取り、予め登録されたペアリング情報に照会することで、容易に保護者と保護対象者の真正性を確認することができる。
<迷子検知システム>
本発明の迷子検知システムについて、図1と図2を用いて説明する。
本発明の迷子検知システムは、出入口以外からは出入りができない広いエリアの会場の中で迷子になった保護対象者を、効率的に探し出すことができ、且つ本人確認可能な迷子検知システムである。
本発明の迷子検知システムについて、図1と図2を用いて説明する。
本発明の迷子検知システムは、出入口以外からは出入りができない広いエリアの会場の中で迷子になった保護対象者を、効率的に探し出すことができ、且つ本人確認可能な迷子検知システムである。
本発明の迷子検知システムは、保護者と1人以上の保護対象者が装着するRFIDタグの情報を読み取るタグ読取機と、タグ読取機が読み込んだ複数のRFIDタグの情報に対して、保護者と各保護対象者を紐付けするペアリング機能を備えた情報処理装置と、情報処理装置が、保護者のRFIDタグの情報と、各保護対象者のRFIDタグの情報と、がペアリングされていることを示すペアリング情報を記憶する記憶装置と、RFIDタグを装着した人が通過したことを検知可能な複数の通過検知センサと、を備えている。
通過検知センサは、前記広いエリアを区分して設定した小エリア間を移動したことを検知する機能を備えている。また、保護者や保護対象者がどの小エリアにいるのかを示す位置情報データを送信可能に情報処理装置に接続されている。
情報処理装置は、受信した位置情報データを記憶装置に記憶し、その位置情報データに基づき、全てのRFIDタグの現在位置を特定する機能を備え、且つペアリング情報に基づき、本人確認可能である。
情報処理装置は、受信した位置情報データを記憶装置に記憶し、その位置情報データに基づき、全てのRFIDタグの現在位置を特定する機能を備え、且つペアリング情報に基づき、本人確認可能である。
図2に、広いエリアの会場の例を示した。図2においては、出入口を1つとし、それ以外からは、会場から外にでることができないようになっている。出入口は2つ以上であっても構わないが、全ての出入口で、RFIDタグの管理が同じ様に実施できる様にしておくことが必要となる。つまり、会場に入る時の情報管理と、会場から出て行く時の情報管理を実施可能であれば、2つ以上の出入口を備えていても構わない。
会場に中には、アトラクションA〜アトラクションDの4つの催し物が展示されている例を示している。
図2は、会場を小エリア1〜小エリア9に区分した場合を例示している。区分の仕方は任意である。図2において、小エリア1から小エリア4に移動する場合、通過検知センサ1によって、その移動を検知できるようになっている。同様に、小エリア1から小エリア2に移動する場合、通過検知センサ2によって、その移動を検知できる様になっている。
出入口には、図示していない会場の職員がおり、同じく図示を省略したタグ読取機とそれに接続された情報処理装置と、情報処理装置に接続された記憶装置が備えられている。情報処理装置には、図1に例示した様に、会場内に設置されている全ての通過検知センサ1〜12が、通信可能に接続されている。
以上は、1つの例として、会場を9つの小エリアに区分し、それら小エリア間を移動することを検知可能な通過検知センサ1〜12が設置された場合を示したが、この態様に限定することを目的としてはいない。本発明の迷子検知システムを分り易くするために、単純な態様を例示したものである。
(RFIDタグ)
本発明の迷子検知システムにおいて使用するRFIDタグの通信可能距離は、1m〜数mであることが好ましいがこれに限定するものではない。1m未満では、通過したことを検知できない虞がでてくる。また、数mを超えると、例えば小エリア1と小エリア2のど
ちらにいるのかが、分らなくなる虞がでてくるからである。例えば小エリアの大きさが数百m以上のサイズであれば、数mより長い通信可能距離であっても問題にはならない場合もあると思われる。
本発明の迷子検知システムにおいて使用するRFIDタグの通信可能距離は、1m〜数mであることが好ましいがこれに限定するものではない。1m未満では、通過したことを検知できない虞がでてくる。また、数mを超えると、例えば小エリア1と小エリア2のど
ちらにいるのかが、分らなくなる虞がでてくるからである。例えば小エリアの大きさが数百m以上のサイズであれば、数mより長い通信可能距離であっても問題にはならない場合もあると思われる。
電池を持たないパッシブタグの場合、使用する周波数によって通信可能距離が決まってくる。13.56MHzでは大凡1mまで、2.45GHzでは大凡2mまで、UHF帯(300MHz〜3000MHz)では大凡数mまで、とすることが可能である。
その為、通知検知センサを設置する形態として、RFIDタグを装着した保護対象者が、隣接する小エリア間を移動する時に、人が丁度1人だけ通れる様な狭い通路として、その通路に近接して通過検知センサを設置するのであれば、通信距離が1mのパッシブタグであっても使用することができる。もう少し余裕を持たせた通路であれば、更に通信距離が長いものを選定すれば良い。本発明の迷子検知システムで使用するRFIDタグは、電池を内蔵したものであっても良い。
(タグ読取機)
本発明の迷子検知システムにおいて使用するタグ読取機は、必要とされる通信距離を確保することができるものであれば、特に限定する必要はない。RFIDタグが通信に使用する周波数に適合したRFIDタグ用のリーダまたはリーダ/ライタであれば良い。
本発明の迷子検知システムにおいて使用するタグ読取機は、必要とされる通信距離を確保することができるものであれば、特に限定する必要はない。RFIDタグが通信に使用する周波数に適合したRFIDタグ用のリーダまたはリーダ/ライタであれば良い。
(情報処理装置)
本発明の迷子検知システムにおいて使用する情報処理装置としては、デスクトップコンピュータやノートパソコンなどのコンピュータ装置を好適に使用することができる。
本発明の迷子検知システムにおいて使用する情報処理装置としては、デスクトップコンピュータやノートパソコンなどのコンピュータ装置を好適に使用することができる。
保護者が会場の入口で入場券を購入すると、会場の職員が、保護者と同伴の保護対象者の人数分のRFIDタグを用意し、それらのRFIDタグに予め記録されている情報を読み取って取得した個々のRFIDタグに対して、ペアリング処理をし、そのペアリングデータを記憶装置に記憶させるプログラムを備えていれば良い。ここでペアリング処理とは、保護者と保護対象者を紐付けする処理である。保護者としては例えば親であり、保護対象者は、その親の子供である場合、保護者と保護対象者が親子であることを証明する情報となる。
また、情報処理装置は、会場内に設置されている全ての通過検知センサからリアルタイムで送信されてくる位置情報データを受信し、記憶装置に記憶する。受信した位置情報データが、どのRFIDタグの情報であり、どの通過検知センサから送信されたものであるかを識別可能である。個々のRFIDタグ別に蓄積される位置情報データに基づいて、それぞれのRFIDタグの現在位置を割り出すことができる。現在位置を割り出す方法としては、最新の位置情報データと1つ前の位置情報データから現在位置を割り出すことができる。最新の位置情報データ1つでは、RFIDタグがどの小エリアに存在するのかを決定する事はできないが、1つ前の位置情報データが、例えば図2における通過検知センサ7から送信されており、最新の位置情報データが通過検知センサ9から送信されている場合は、小エリア6に存在することを割り出す事ができる。通過検知センサ9だけでは、小エリア5に存在するのか、小エリア6に存在するのかを特定することができない。
また、情報処理装置と記憶装置は、有線接続されていても良いし、無線通信により接続されていても良い。また、情報処理装置と各通過検知センサは、有線接続されていても良いし、無線接続されていても良い。
(記憶装置)
本発明の迷子検知システムにおいて使用する記憶装置は、情報処理装置として使用する
コンピュータ装置に内蔵されている記憶装置であっても良いし、コンピュータ装置が通信可能なサーバ装置の記憶スペースであっても良いし、コンピュータ装置の近傍に設置した外部記憶装置であっても構わない。コンピュータ装置に内装されている記憶装置が、ハードディスクである場合は、ハードディスクがクラッシュしてデータを喪失する虞があるため、外部記憶装置やサーバ装置に記憶しておくことが望ましい。外部記憶装置としては、データの安全性の観点から、各種のRAID(Redundant Arrays of
Inexpensive Disks)技術を使用した記憶装置が望ましい。
本発明の迷子検知システムにおいて使用する記憶装置は、情報処理装置として使用する
コンピュータ装置に内蔵されている記憶装置であっても良いし、コンピュータ装置が通信可能なサーバ装置の記憶スペースであっても良いし、コンピュータ装置の近傍に設置した外部記憶装置であっても構わない。コンピュータ装置に内装されている記憶装置が、ハードディスクである場合は、ハードディスクがクラッシュしてデータを喪失する虞があるため、外部記憶装置やサーバ装置に記憶しておくことが望ましい。外部記憶装置としては、データの安全性の観点から、各種のRAID(Redundant Arrays of
Inexpensive Disks)技術を使用した記憶装置が望ましい。
(通過検知センサ)
本発明の迷子検知システムにおいて使用する通過検知センサとしては、RFIDタグのリーダまたはリーダ/ライタを使用することができる。タグ読取機と同様に、必要とされる通信距離を確保することができるものであれば、特に限定する必要はない。RFIDタグが通信に使用する周波数に適合したリーダまたはリーダ/ライタであれば良い。
本発明の迷子検知システムにおいて使用する通過検知センサとしては、RFIDタグのリーダまたはリーダ/ライタを使用することができる。タグ読取機と同様に、必要とされる通信距離を確保することができるものであれば、特に限定する必要はない。RFIDタグが通信に使用する周波数に適合したリーダまたはリーダ/ライタであれば良い。
上記の通過検知センサによって、RFIDタグを装着した、保護者や保護対象者が、小エリアから隣接する小エリアに移動したことを検知可能とするために、例えば、RFIDタグを装着した保護対象者が、必ず通過検知センサがRFIDタグを検知可能な距離以内を通過する構造が必要となる。
その様な構造としては、例えば、通過検知センサがRFIDタグと通信可能な距離以内を、RFIDタグを装着した者が通ることになる通路やゲートを挙げることができる。通路であれば、通路の幅を1m以内としておき、RFIDタグのリーダを、通路に沿って、RFIDタグからの距離が1m以内となる位置に設置しておけば良い。また、ゲートであれば、万引き検知用のゲートと同様のものであれば良い。いずれの場合も、人に装着されたRFIDタグが、リーダによって読取可能になるようにリーダまたはリーダ/ライタを設置すれば良い。
<迷子検知方法>
本発明の迷子検知システムを使用して迷子を探し出す迷子検知方法である。
本発明の迷子検知方法は、保護者が保護者用と1人以上の保護対象者用の入場券を購入するステップ1と、会場の職員が、保護者用と保護対象者用の入場券に対応してRFIDタグを抽出し、タグ読取機を用いて抽出したRFIDタグの情報を読み取らせることにより、情報処理装置に送信するステップ2と、情報処理装置が、ステップ2で読み取ったRFIDタグの情報を用いて、各保護対象者と保護者とを紐付けするペアリング登録を行い、ペアリング登録した情報を記憶装置に記憶するステップ3と、会場職員が、ペアリング登録済のRFIDタグを保護者に渡し、保護者と保護対象者全員に、RFIDタグを装着させるステップ4と、RFIDタグを装着した保護者と保護対象者が、小エリア間を移動した場合に、通過検知センサが検知し、位置情報データとして情報処理装置に送信することにより記憶装置に記憶するステップ5と、情報処理装置が、記憶装置に記憶されている当該保護対象者の最終の位置情報データと、最終の1つ前の位置情報データから、当該保護対象者がいる小エリアを特定するステップ6と、保護者から会場の職員に迷子発生の届出が出された場合に、会場の職員が、当該保護者のRFIDタグをタグ読取機にて読み取ることで、情報処理装置にペアリング登録された情報を照会し、ペアリングされた保護対象者のRFIDタグを特定するステップ7と、情報処理装置が、特定された保護対象者のRFIDタグがある小エリアを割り出すステップ8と、会場の職員が、ステップ8で割り出された保護対象者のRFIDタグがある小エリアを確認し、迷子である保護対象者を発見するステップ9と、会場の職員が、タグ読取機で発見された保護対象者と保護者のRFIDタグの情報を読み取ることにより、情報処理装置にペアリング登録された情報を照会し、発見された保護対象者が、迷子の届出を行った保護者とペアリングされているかどうかを判定するステップ10と、を備えていることが特徴である。
本発明の迷子検知システムを使用して迷子を探し出す迷子検知方法である。
本発明の迷子検知方法は、保護者が保護者用と1人以上の保護対象者用の入場券を購入するステップ1と、会場の職員が、保護者用と保護対象者用の入場券に対応してRFIDタグを抽出し、タグ読取機を用いて抽出したRFIDタグの情報を読み取らせることにより、情報処理装置に送信するステップ2と、情報処理装置が、ステップ2で読み取ったRFIDタグの情報を用いて、各保護対象者と保護者とを紐付けするペアリング登録を行い、ペアリング登録した情報を記憶装置に記憶するステップ3と、会場職員が、ペアリング登録済のRFIDタグを保護者に渡し、保護者と保護対象者全員に、RFIDタグを装着させるステップ4と、RFIDタグを装着した保護者と保護対象者が、小エリア間を移動した場合に、通過検知センサが検知し、位置情報データとして情報処理装置に送信することにより記憶装置に記憶するステップ5と、情報処理装置が、記憶装置に記憶されている当該保護対象者の最終の位置情報データと、最終の1つ前の位置情報データから、当該保護対象者がいる小エリアを特定するステップ6と、保護者から会場の職員に迷子発生の届出が出された場合に、会場の職員が、当該保護者のRFIDタグをタグ読取機にて読み取ることで、情報処理装置にペアリング登録された情報を照会し、ペアリングされた保護対象者のRFIDタグを特定するステップ7と、情報処理装置が、特定された保護対象者のRFIDタグがある小エリアを割り出すステップ8と、会場の職員が、ステップ8で割り出された保護対象者のRFIDタグがある小エリアを確認し、迷子である保護対象者を発見するステップ9と、会場の職員が、タグ読取機で発見された保護対象者と保護者のRFIDタグの情報を読み取ることにより、情報処理装置にペアリング登録された情報を照会し、発見された保護対象者が、迷子の届出を行った保護者とペアリングされているかどうかを判定するステップ10と、を備えていることが特徴である。
図3を使用して、本発明の迷子検知方法のステップ1〜10を説明する。
(ステップ1)
保護者が、会場の出入口にて会場の職員に対して、保護者と保護対象者の人数分の入場券の購入を申し出るか、入場したい旨を申し出る(図3中の「入場券購入」に該当)。
(ステップ1)
保護者が、会場の出入口にて会場の職員に対して、保護者と保護対象者の人数分の入場券の購入を申し出るか、入場したい旨を申し出る(図3中の「入場券購入」に該当)。
(ステップ2)
申し出を受けた会場の職員は、人数分のRFIDタグを用意する。次に、用意したRFIDタグの情報をタグ読取機に読み取らせる(図3中の「タグ情報読み取り」に該当)。RFIDタグの情報を読み取ったタグ読取機は、通信可能に接続されている情報処理装置に送信する。タグ読取機は、人数分のRFIDタグの情報を全て読み取ってから情報処理装置に送信しても良いし、1つ読み取る毎に送信しても構わない。
申し出を受けた会場の職員は、人数分のRFIDタグを用意する。次に、用意したRFIDタグの情報をタグ読取機に読み取らせる(図3中の「タグ情報読み取り」に該当)。RFIDタグの情報を読み取ったタグ読取機は、通信可能に接続されている情報処理装置に送信する。タグ読取機は、人数分のRFIDタグの情報を全て読み取ってから情報処理装置に送信しても良いし、1つ読み取る毎に送信しても構わない。
(ステップ3)
情報処理装置が全てのRFIDタグの情報を受信すると、情報処理装置はペアリング登録を行う(図3中の「ペアリング登録」に該当)。ペアリング登録とは、保護者と保護対象者をペアリングし、そのペアリング情報を記憶装置に記憶することを指す。
情報処理装置が全てのRFIDタグの情報を受信すると、情報処理装置はペアリング登録を行う(図3中の「ペアリング登録」に該当)。ペアリング登録とは、保護者と保護対象者をペアリングし、そのペアリング情報を記憶装置に記憶することを指す。
ペアリングとは、一対である、あるいは紐付けされている、という意味である。具体的には、保護者とその保護者が保護する対象者であることを意味する情報となる。このペアリング登録された情報を使用して、保護者と保護対象者の真正性を証明することができる。
1人の保護者に対して2人の保護対象者A、Bがいる場合は、保護者と保護対象者Aのペアリング情報と、保護者と保護対象者Bのペアリング情報と、が作成され記憶される。
具体的には、保護者に割り当てられたRFIDタグに記録されている情報aと、保護対象者Aに割り当てられたRFIDタグに記録されている情報bと、はペアリングされており、保護者とその保護者が保護する保護対象者であることの真正性を証明する情報となる。
(ステップ4)
会場の職員が、保護者にペアリング登録されたRFIDタグを渡し、保護者と保護対象者の全員にRFIDタグを装着させる(図3中の「タグ受取」「タグ装着」に該当)。
会場の職員が、保護者にペアリング登録されたRFIDタグを渡し、保護者と保護対象者の全員にRFIDタグを装着させる(図3中の「タグ受取」「タグ装着」に該当)。
(ステップ5)
RFIDタグを装着した保護者と保護対象者が、小エリア間を移動した場合(図3中の「通過検知センサの通過」に該当)に、通過検知センサが検知(図3中の「センサ検知」に該当)し、位置情報データとして情報処理装置に送信することにより記憶装置に記憶する。
RFIDタグを装着した保護者と保護対象者が、小エリア間を移動した場合(図3中の「通過検知センサの通過」に該当)に、通過検知センサが検知(図3中の「センサ検知」に該当)し、位置情報データとして情報処理装置に送信することにより記憶装置に記憶する。
図2に例示した様に、1つの出入口以外からは会場の外に出る事ができないようにしてある広い会場を、複数の小エリア1〜9に区分した例を示している。会場の中には4つのアトラクションA〜Dが設置されている。
例えば、出入口から会場に入ると、まず小エリア8にいることになる。この段階では、入場しただけであり、まだ通過検知センサに検知されていない状態である。情報処理装置には、入場した保護者と保護対象者の全員が、デフォルトとして小エリア8に存在することが登録され、記憶装置に記憶されている。
このデフォルトの状態から、それぞれ保護者や保護対象者が移動を開始する。例えば保護対象者が小エリア9に移動した場合は、通過検知センサ11によって移動したことが検知され、その位置情報データが情報処理装置に送信され、記憶装置に記憶される。
(ステップ6)
ステップ5から更に、同じ保護対象者が、小エリア6に移動すると、通過検知センサ12によって検知され、情報処理装置に送信され、記憶装置に記憶される。この時点では、記憶装置に記憶された最新の位置情報データは、その保護対象者が小エリア6にいるという内容である。最新の位置情報データと、その1つ前の位置情報データを含めて判断し、保護対象者が存在する小エリアを特定することができる(図3中の「最終データとその1つ前の位置情報データから小エリアを特定」に該当)。
ステップ5から更に、同じ保護対象者が、小エリア6に移動すると、通過検知センサ12によって検知され、情報処理装置に送信され、記憶装置に記憶される。この時点では、記憶装置に記憶された最新の位置情報データは、その保護対象者が小エリア6にいるという内容である。最新の位置情報データと、その1つ前の位置情報データを含めて判断し、保護対象者が存在する小エリアを特定することができる(図3中の「最終データとその1つ前の位置情報データから小エリアを特定」に該当)。
(ステップ7)
保護者から会場の職員に迷子発生の届出が出された場合(図3中の「迷子届出」に該当)に、会場の職員が、当該保護者のRFIDタグをタグ読取機に読み取らせる(図3中の「保護者タグ読取」に該当)。そうすることでタグ読取機は、情報処理装置にペアリング登録された情報を照会(図3中の「ペアリング情報照会」に該当)し、ペアリングされた保護対象者(迷子)のRFIDタグを特定する。
保護者から会場の職員に迷子発生の届出が出された場合(図3中の「迷子届出」に該当)に、会場の職員が、当該保護者のRFIDタグをタグ読取機に読み取らせる(図3中の「保護者タグ読取」に該当)。そうすることでタグ読取機は、情報処理装置にペアリング登録された情報を照会(図3中の「ペアリング情報照会」に該当)し、ペアリングされた保護対象者(迷子)のRFIDタグを特定する。
(ステップ8)
迷子となっている保護対象者のRFIDタグを情報処理装置が特定すると、情報処理装置は、そのRFIDタグが会場内のどの小エリアにいるかを割り出す(図3中の「保護対象者のいる小エリアを特定」に該当)。
具体的には、情報処理装置は、全てのRFIDタグについて、通過検知センサから送信される位置情報データをリアルタイムで記憶装置に記憶して蓄積しており、その蓄積された情報から特定されたRFIDタグについての位置情報データを抽出し、最新の位置情報データとその1つ前の位置情報データを使用して、どの小エリアに特定されたRFIDタグが存在するかを割り出す。
迷子となっている保護対象者のRFIDタグを情報処理装置が特定すると、情報処理装置は、そのRFIDタグが会場内のどの小エリアにいるかを割り出す(図3中の「保護対象者のいる小エリアを特定」に該当)。
具体的には、情報処理装置は、全てのRFIDタグについて、通過検知センサから送信される位置情報データをリアルタイムで記憶装置に記憶して蓄積しており、その蓄積された情報から特定されたRFIDタグについての位置情報データを抽出し、最新の位置情報データとその1つ前の位置情報データを使用して、どの小エリアに特定されたRFIDタグが存在するかを割り出す。
(ステップ9)
会場の職員が、ステップ8で割り出された小エリアに行って、該等するRFIDタグを装着した保護対象者の候補を見つけ出す(図3中の「当該小エリアにて保護対象者の捜索」に該当)。
会場の職員が、ステップ8で割り出された小エリアに行って、該等するRFIDタグを装着した保護対象者の候補を見つけ出す(図3中の「当該小エリアにて保護対象者の捜索」に該当)。
(ステップ10)
会場の職員が、タグ読取機で発見された保護対象者のRFIDタグの情報を読み取り(図3中の「タグ情報読取」に該当)、情報処理装置にペアリング登録された情報を照会(図3中の「ペアリング情報照会」に該当)し、発見された保護対象者が装着しているRFIDタグ(の情報)が、迷子の届出を行った保護者のRFIDタグ(の情報)とペアリング登録されているかどうかを判定する(図3中の「ペアリング正誤判断」に該当)。
会場の職員が、タグ読取機で発見された保護対象者のRFIDタグの情報を読み取り(図3中の「タグ情報読取」に該当)、情報処理装置にペアリング登録された情報を照会(図3中の「ペアリング情報照会」に該当)し、発見された保護対象者が装着しているRFIDタグ(の情報)が、迷子の届出を行った保護者のRFIDタグ(の情報)とペアリング登録されているかどうかを判定する(図3中の「ペアリング正誤判断」に該当)。
以上の様にして、迷子を届け出た保護者と、その保護者とペアリングされていると判定された保護対象者と、を引き合わせることによって、最終確認を行うことができる。
この様に、本発明の迷子検知システムと迷子検知方法を使用することにより、大掛かりな通信システムを必要としない簡便なシステムでありながら、迷子の位置の特定と本人確認が可能となる。
この様に、本発明の迷子検知システムと迷子検知方法を使用することにより、大掛かりな通信システムを必要としない簡便なシステムでありながら、迷子の位置の特定と本人確認が可能となる。
Claims (1)
- 出入口以外からは出入りができない広いエリアの会場の中で迷子になった保護対象者を、探し出すことができ、且つ本人確認が可能な迷子検知システムであって、
保護者と1人以上の保護対象者が装着するRFIDタグの情報を読み取るタグ読取機と、
タグ読取機が読み込んだRFIDタグの情報に対して、保護者と各保護対象者を紐付けするペアリング機能を備えた情報処理装置と、
情報処理装置が、保護者のRFIDタグの情報と、各保護対象者のRFIDタグの情報と、がペアリングされていることを示すペアリング情報を記憶する記憶装置と、
RFIDタグを装着した人が通過したことを検知可能な複数の通過検知センサと、を備えており、
通過検知センサは、前記広いエリアを区分して設定した小エリア間を移動したことを検知する機能を備え、且つ保護者や保護対象者がどの小エリアにいるのかを示す位置情報データを送信可能に情報処理装置と接続されており、
情報処理装置は、受信した位置情報データを記憶装置に記憶し、記憶した位置情報データに基づいて全てのRFIDタグの現在位置を特定する機能を備え、且つペアリング情報に基づき、本人確認可能であることを特徴とする迷子検知システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018121970A JP2020004010A (ja) | 2018-06-27 | 2018-06-27 | 迷子検知システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018121970A JP2020004010A (ja) | 2018-06-27 | 2018-06-27 | 迷子検知システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020004010A true JP2020004010A (ja) | 2020-01-09 |
Family
ID=69100240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018121970A Pending JP2020004010A (ja) | 2018-06-27 | 2018-06-27 | 迷子検知システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020004010A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111507211A (zh) * | 2020-04-01 | 2020-08-07 | 浙江大华技术股份有限公司 | 一种宠物监管方法、装置、设备及存储介质 |
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2018
- 2018-06-27 JP JP2018121970A patent/JP2020004010A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111507211A (zh) * | 2020-04-01 | 2020-08-07 | 浙江大华技术股份有限公司 | 一种宠物监管方法、装置、设备及存储介质 |
CN111507211B (zh) * | 2020-04-01 | 2023-04-18 | 浙江大华技术股份有限公司 | 一种宠物监管方法、装置、设备及存储介质 |
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