JP2020002784A - 燃料噴射装置及び燃料噴射弁 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料噴射弁のインレットコネクタの緩みを抑制可能な燃料噴射装置及び燃料噴射弁を提供する。【解決手段】燃料を加圧して吐出するポンプと、加圧された燃料を噴射する燃料噴射弁と、を備えた燃料噴射装置は、燃料噴射弁は、燃料噴射孔及び燃料噴射孔に燃料を導く燃料通路を備えた本体部と、本体部に取り付けられ、燃料通路に連通する燃料通過孔が形成され、燃料配管が接続されるインレットコネクタと、を備え、インレットコネクタと燃料配管とがワンタッチカプラにより接続される。【選択図】図1
Description
本発明は、燃料噴射装置及び燃料噴射弁に関する。
ディーゼルエンジン等の内燃機関の燃焼室に燃料を噴射するシステムとして、コモンレールシステムが知られている。コモンレールシステムは、燃料供給ポンプにより加圧した燃料をコモンレールに蓄積して圧力を上昇させ、所定の圧力に上昇させた燃料を燃料噴射弁に供給する。
コモンレールシステムに用いられる燃料噴射弁は、燃料噴射孔が形成された本体部を備える。本体部には、コモンレールから供給される燃料を燃料噴射孔に導く燃料通路が設けられる。また、本体部には、燃料通路に連通する燃料通過孔を有し、他端がコモンレールに接続される燃料配管が接続されるインレットコネクタが接続される。
例えば、特許文献1に開示されているように、インレットコネクタの軸方向の一端側は、燃料噴射弁の本体部に形成された雌ねじ部に装着される雄ねじ部として構成され、他端側は、燃料配管の端部に形成された雌ねじ部が装着される雄ねじ部として構成されている。
しかしながら、特許文献1に開示されたような燃料噴射弁は、燃料配管をインレットコネクタから外す際に、燃料噴射弁の本体部に対するインレットコネクタの締め付けが緩むおそれがある。具体的に、インレットコネクタが、燃料噴射弁及び燃料配管それぞれにネジ止めされる構成の場合、燃料噴射弁の本体部にネジ止めされたインレットコネクタに対して燃料配管を接続する際にインレットコネクタが緩むことのないように、それぞれの接続部の締め付けの回転方向が同じ方向となっている。したがって、燃料配管をインレットコネクタから外す場合において、燃料噴射弁の本体部に対するインレットコネクタの締め付けが緩むおそれがある。
仮に、それぞれの接続部の締め付けの回転方向が逆向きとなっている場合には、燃料噴射弁の本体部にネジ止めされたインレットコネクタに対して燃料配管を接続する際に、燃料噴射弁の本体部に対するインレットコネクタの締め付けが緩むおそれがある。本体部に対するインレットコネクタの締め付けが緩むと、燃料が漏れるおそれがあるために燃料噴射弁を交換しなければならない。このような緩みを抑制するためには、所定の治具を用いてインレットコネクタを保持した状態で燃料配管を脱着する作業を行う必要があり、手間がかかる。
この他、インレットコネクタを介して燃料噴射弁の本体部に燃料配管を取り付ける構造としてネジ止め構造を用いている場合においても、ネジの締め付けの緩みに起因してインレットコネクタが緩み、燃料漏れを生じるおそれがある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、燃料噴射弁のインレットコネクタの緩みを抑制可能な、燃料噴射装置及び燃料噴射弁を提供する。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、燃料を加圧して吐出するポンプと、加圧された燃料を噴射する燃料噴射弁と、を備えた燃料噴射装置において、燃料噴射弁は、燃料噴射孔及び燃料噴射孔に燃料を導く燃料通路を備えた本体部と、本体部に取り付けられ、燃料通路に連通する燃料通過孔が形成され、燃料配管が接続されるインレットコネクタと、を備え、インレットコネクタと燃料配管とがワンタッチカプラにより接続される燃料噴射装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、燃料噴射孔及び燃料噴射孔に燃料を導く燃料通路を備えた本体部と、本体部に取り付けられ、燃料通路に連通する燃料通過孔が形成されたインレットコネクタと、を備え、インレットコネクタは、燃料配管が接続される接続部を備え、接続部は、ワンタッチカプラを構成するオスカプラ又はメスカプラである燃料噴射弁が提供される。
以上説明したように本発明によれば、燃料噴射弁のインレットコネクタの緩みを抑制することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。また、以下の実施形態においては、燃料噴射孔が形成された端部側を燃料噴射弁の下側といい、燃料噴射孔側の端部とは反対側の端部側を燃料噴射弁の上側という。
(燃料噴射装置及び燃料噴射弁の基本的構成)
図1は、本実施形態に係る燃料噴射装置としてのコモンレールシステムを示す模式図である。コモンレールシステム10は、燃料噴射弁50、コモンレール15及び燃料供給ポンプ13を備える。燃料供給ポンプ13は、燃料を加圧してコモンレール15に向けて圧送する。コモンレール15は、燃料を蓄積して昇圧させ、昇圧させた燃料を燃料噴射弁50に供給する。燃料噴射弁50は、ディーゼルエンジン等の図示しない内燃機関の燃焼室に燃料を噴射する。
図1は、本実施形態に係る燃料噴射装置としてのコモンレールシステムを示す模式図である。コモンレールシステム10は、燃料噴射弁50、コモンレール15及び燃料供給ポンプ13を備える。燃料供給ポンプ13は、燃料を加圧してコモンレール15に向けて圧送する。コモンレール15は、燃料を蓄積して昇圧させ、昇圧させた燃料を燃料噴射弁50に供給する。燃料噴射弁50は、ディーゼルエンジン等の図示しない内燃機関の燃焼室に燃料を噴射する。
コモンレールシステム10では、燃料タンク11から燃料供給ポンプ13によってコモンレール15に供給された燃料は、コモンレール15に蓄積されて高圧化され、燃料配管20を介して燃料噴射弁50に供給される。コモンレール15には、例えば内燃機関の気筒と同数の燃料噴射弁50が接続される。
燃料噴射弁50の本体部51は、下端に形成された1つ又は複数の燃料噴射孔63を備える。また、本体部51は、燃料噴射孔63に燃料を導く燃料通路90を備える。また、本体部51は、コモンレール15から本体部51に供給された余剰の燃料を外部に排出する燃料排出路77を備える。
本実施形態に係る燃料噴射弁50の本体部51は、ハウジング53、ノズルボディ61、ノズルナット79及びバルブボディ71を備える。ハウジング53には、上下方向に貫通する貫通孔55が形成される。貫通孔55には、バルブピストン69が上下方向に移動自在に収容される。
ハウジング53には、燃料通路90aが形成される。燃料通路90aの下端はハウジング53の下端面に開口し、上端はハウジング53の側面に開口する。燃料通路90aの上端には、燃料通路90aと連通する燃料通過孔41が形成されたインレットコネクタ40が接続される。インレットコネクタ40には、他端がコモンレール15に接続された燃料配管20が接続される。
ハウジング53の下端側には、ノズルナット79を用いてノズルボディ61が取り付けられている。ノズルボディ61には、上端側に開口する孔65が形成される。孔65は、ハウジング53の貫通孔55と同軸上に配置されている。孔65には、ニードル弁67が上下方向に移動自在に収容されている。ニードル弁67の上端はバルブピストン69の下端に当接する。バルブピストン69及びニードル弁67は、ノズルスプリング68により常時下方に付勢される。
孔65の下端部近傍は、ニードル弁67のシート部66となっている。孔65の下方には、孔65とノズルボディ61の外部とを連通する燃料噴射孔63が形成される。孔65の一部には、ニードル弁67の受圧部67aと対向する位置に燃料溜まり室64が形成される。燃料溜まり室64には、燃料通路90bの一端が連通している。燃料通路90bの他端は、ハウジング53の燃料通路90aと連通している。
つまり、本実施形態に係る燃料噴射弁50では、インレットコネクタ40から燃料噴射孔63に燃料を導く燃料通路90は、ハウジング53の燃料通路90a、ノズルボディ61の燃料通路90b並びに燃料溜まり室64、及び、孔65とニードル弁67との間の隙間で構成される。
ハウジング53の上端には、貫通孔55に挿入されるようにしてバルブボディ71が取り付けられている。バルブボディ71には、下端が開口する孔73が形成されている。孔73は、ハウジング53の貫通孔55と同軸上に配置されている。孔73には、バルブピストン69の上部が上下方向に摺動自在に挿入される。孔73のうち、バルブピストン69の頂部69aよりも上方の領域が圧力制御室75となる。
圧力制御室75には、燃料通路93、燃料溜まり室57及び燃料導入オリフィス72を介してコモンレール15から供給される燃料が導入される。圧力制御室75内の圧力は、電磁弁80により制御される。電磁弁80により圧力制御室75の圧力を制御し、バルブピストン69を介してニードル弁67の背圧を制御することで、ノズルボディ61のシート部66に対するニードル弁67の着座及び離間を制御することができる。
電磁弁80が閉鎖されている状態では、ニードル弁67は、圧力制御室75の背圧とノズルスプリング68の付勢力とによってノズルボディ61のシート部66にシートされ、燃料噴射孔63を閉鎖する。一方、電磁弁80が開放され、圧力制御室75の高圧が低圧側に開放されると、ニードル弁67は受圧部67aに作用する高圧により、ノズルスプリング68の付勢力に抗してシート部66から離間して、燃料噴射弁50が開放される。低圧側に開放された燃料は、燃料排出路77を介して燃料タンク11に戻される。
(燃料噴射弁と燃料配管との接続構造)
次に、燃料噴射弁50と燃料配管20との接続構造を説明する。
上述のとおり、燃料噴射弁50と燃料配管20とはインレットコネクタ40を介して接続される。インレットコネクタ40は、燃料噴射弁50の本体部51のハウジング53に対してネジ止めされる。具体的に、インレットコネクタ40の軸方向の一端側には、雄ねじ部43が形成される。雄ねじ部43は、ハウジング53に形成された雌ねじ部59に結合される。
次に、燃料噴射弁50と燃料配管20との接続構造を説明する。
上述のとおり、燃料噴射弁50と燃料配管20とはインレットコネクタ40を介して接続される。インレットコネクタ40は、燃料噴射弁50の本体部51のハウジング53に対してネジ止めされる。具体的に、インレットコネクタ40の軸方向の一端側には、雄ねじ部43が形成される。雄ねじ部43は、ハウジング53に形成された雌ねじ部59に結合される。
インレットコネクタ40と燃料配管20とは、ワンタッチカプラ30により接続される。図1に示した燃料噴射弁50において、インレットコネクタ40には、ワンタッチカプラ30のオスカプラ31が設けられ、燃料配管20には、ワンタッチカプラ30のメスカプラ21が設けられる。
図2及び図3は、インレットコネクタ40及び燃料配管20の端部の構成を示す説明図である。図2は、インレットコネクタ40及び燃料配管20の端部を示す図である。図3は、ワンタッチカプラ30を構成する部分の断面図である。
インレットコネクタ40の雄ねじ部43側とは反対側の端部側に接続部としてのオスカプラ31が設けられる。オスカプラ31は、略円筒状のプラグ33を有する。インレットコネクタ40には、軸方向の両端側に開口する燃料通過孔41が形成され、プラグ33の軸心部分には、燃料通過孔41の一端側が形成される。プラグ33の外周面には、全周に渡って凹溝35が形成されている。プラグ33の先端部の外周面には、全周に渡って凹溝38が形成され、当該凹溝38にはシールリング39が配置される。シールリング39は、インレットコネクタ40と燃料配管20との結合時に、メスカプラ21のソケット23の内周面と、オスカプラ31のプラグ33の外周面とに弾性接触して、燃料漏れを防ぐ機能を有する。
燃料配管20の端部にはメスカプラ21が設けられる。メスカプラ21は、略円筒状のソケット23を有する。ソケット23は、燃料配管20の開口端となる。ソケット23には、インレットコネクタ40のオスカプラ31のプラグ33が挿入される。ソケット23の内周面には、全周に渡って凹溝24が形成され、当該凹溝24にはシールリング26が配置される。シールリング26は、インレットコネクタ40と燃料配管20との結合時に、メスカプラ21のソケット23の内周面と、オスカプラ31のプラグ33の外周面とに弾性接触して、ダスト等の侵入による接続部分の損傷を防ぐ機能を有する。
ソケット23は、内部空間と外部とを連通するように設けられて、それぞれボール27が配置された複数の孔28を有する。それぞれの孔28は、内部空間側に向けて開口面積が小さくなるように形成されており、ボール27がソケット23の内部空間側に進入できないようになっている。ソケット23の外周部には、リング状のロック部材25が装着される。ロック部材25は、ソケット23の外周部を軸方向に移動自在に装着されている。ロック部材25の内周部は、大径部25a及び小径部25bを有する。大径部25aは、ソケット23の開口端側に形成される。
図4に示すように、ソケット23のボール27が、ロック部材25の内周部の小径部25bに位置する状態(ロック位置)では、ボール27はソケット23の内部空間側に押し込まれる。インレットコネクタ40のオスカプラ31のプラグ33がソケット23に挿入されている場合、ボール27は、プラグ33の外周面の凹溝35内まで進入し、オスカプラ31とメスカプラ21とがロック状態となる。
図5に示すように、ソケット23のボール27が、ロック部材25の内周部の大径部25aに位置する状態(アンロック位置)では、ボール27はソケット23の外側方向に移動可能になる。インレットコネクタ40のオスカプラ31のプラグ33がソケット23に挿入されている場合、ボール27は、プラグ33の凹溝35の外まで移動可能になって、オスカプラ31とメスカプラ21とがアンロック状態となる。
ボール27は、耐摩耗性を高めるために表面処理されていてもよい。例えば、ボール27の表面に、DLC(Diamond-Like Carbon)コーティングが施されていてもよい。これにより、高圧の燃料の脈動等に起因してボール27が摩耗し、ワンタッチカプラ30による接続部分が損傷するおそれを低減することができる。
インレットコネクタ40と燃料配管20とがワンタッチカプラ30を用いて接続される構造であれば、インレットコネクタ40への燃料配管20の組付け作業が容易になる。また、インレットコネクタ40から燃料配管20を取り外す作業が容易になる。特に、インレットコネクタ40から燃料配管20を取り外す際に、治具を用いることなく、ハウジング53に対してネジ止めされているインレットコネクタ40に緩みが生じるおそれを低減することができる。
(応用例)
次に、燃料噴射弁50と燃料配管20との接続構造の応用例を説明する。
次に、燃料噴射弁50と燃料配管20との接続構造の応用例を説明する。
図6〜図8は応用例に係る接続構造を示す説明図である。図6は、メスカプラ21のロック部材25がロック位置にある状態を示し、図7は、メスカプラ21のロック部材25がアンロック位置にある状態を示す。図8は、図7を下方側から見た状態を示す。
応用例では、ワンタッチカプラ30の結合が誤って解除されたり、高圧の燃料の脈動等によって意図せず解除されたりすることのないように、ロック部材25のロック位置からの軸方向移動を規制する規制構造が設けられる。具体的に、メスカプラ21のソケット23の外周面には、ピン103が立設されている。また、メスカプラ21のロック部材25の内周面には、L字状の溝101が形成される。当該溝101には、ピン103が進入可能になっている。
ワンタッチカプラ30をロック状態にする際に、ロック部材25を軸方向に移動させて、L字状の溝101の軸方向部101bに沿ってピン103を進入させた後、ロック部材25を軸回転させて、ピン103をL字状の溝101の周方向部101aに位置させる。これにより、ピン103の軸方向移動が規制され、ロック部材25がロック位置から軸方向に移動できない状態になる。したがって、ワンタッチカプラ30の結合が解除されにくくなる。なお、溝101はL字状の溝に限られない。
また、ワンタッチカプラ30の結合が解除されにくくするために、オスカプラ31の凹溝35の所定位置にメスカプラ21のボール27を保持させる構成を備えてもよい。図9〜図11は、凹溝35の所定位置にボール27を保持させる構成例を示す説明図である。
図9は、コイルばね105を用いてボール27を凹溝35側に付勢することにより、凹溝35内でのボール27の移動を規制する構成である。図10は、凹溝35aの幅を狭くすることにより、凹溝35aに対してボール27を位置決めする構成である。図11は、凹溝35bの断面をV字状にすることにより、凹溝35bに対してボール27を位置決めする構成である。
凹溝35に対するボール27の移動を規制することで、高圧の燃料の脈動によってオスカプラ31とメスカプラ21との間にガタつきが生じるおそれを低減することができる。
なお、上記の実施の形態において、ダスト等の侵入による接続部分の損傷を防ぐためのシールリング26が、メスカプラ21のソケット23の内周面に全周に渡って形成された凹溝24に配置されていたが、シールリングは、オスカプラ31のプラグ33の外周面に形成された凹溝に配置されてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係るコモンレールシステム10によれば、インレットコネクタ40と燃料配管20とがワンタッチカプラ30により接続される。これにより、インレットコネクタ40に対する燃料配管20の脱着作業が容易になる。また、インレットコネクタ40に対する燃料配管20の脱着の際に、ハウジング53に対してネジ止めされているインレットコネクタ40の緩みを防ぐことができる。
また、ワンタッチカプラ30のメスカプラ21が、ロック部材25のロック位置からの軸方向移動を規制する規制構造を備える場合には、ワンタッチカプラ30の結合が誤って解除されたり、高圧の燃料の脈動等によって意図せず解除されたりするおそれを低減することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、インレットコネクタ40が燃料噴射弁50の本体部51(ハウジング53)に対してネジ止めされていたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、図12に示すように、インレットコネクタ125をエンジンヘッド121の孔121aに挿入し、エンジンヘッド121に対してナット127を締め付けることによって、インレットコネクタ125の先端を燃料噴射弁の本体部123の当接面123aに液密に押し当てる構造の燃料噴射弁に対しても本発明を適用することができる。このような構成の燃料噴射弁において、インレットコネクタ125と燃料配管111とがワンタッチカプラ110により接続されることにより、ナット127の緩みによるインレットコネクタ125の緩みが抑制され、燃料漏れを防ぐことができる。
また、上記実施形態ではインレットコネクタ40がオスカプラ31を備え、燃料配管20がメスカプラ21を備えていたが、インレットコネクタ40がメスカプラを備え、燃料配管20がオスカプラを備えてもよい。
10・・・燃料噴射装置(コモンレールシステム)、13・・・燃料供給ポンプ、15・・・コモンレール、20・・・燃料配管、21・・・メスカプラ、23・・・ソケット、25・・・ロック部材、27・・・ボール、30・・・ワンタッチカプラ、31・・・オスカプラ、33・・・プラグ、35・・・凹溝、38・・・凹溝、39・・・シールリング、40・・・インレットコネクタ、43・・・雄ねじ部、50・・・燃料噴噴射弁、51・・・本体部、63・・・燃料噴射孔、90・・・燃料通路
Claims (4)
- 燃料を加圧して吐出するポンプ(13)と、加圧された燃料を噴射する燃料噴射弁(50)と、を備えた燃料噴射装置(10)において、
前記燃料噴射弁(50)は、
燃料噴射孔(63)及び前記燃料噴射孔(63)に燃料を導く燃料通路(90)を備えた本体部(51)と、
前記本体部(51)に取り付けられ、前記燃料通路(90)に連通する燃料通過孔(41)が形成され、燃料配管(20)が接続されるインレットコネクタ(40)と、を備え、
前記インレットコネクタ(40)と燃料配管(20)とがワンタッチカプラ(30)により接続される
燃料噴射装置(10)。 - 前記ワンタッチカプラ(30)は、
略円筒状のプラグ(33)を有するオスカプラ(31)と、前記オスカプラ(31)のプラグ(33)が挿入される略円筒状のソケット(23)を有するメスカプラ(21)と、を含み、
前記メスカプラ(21)は、前記ソケット(23)の外周にロック位置とアンロック位置とに軸方向移動自在に装着されたロック部材(25)を含み、
前記ロック部材(25)の前記ロック位置からの軸方向移動を規制する規制構造を備える
請求項1に記載の燃料噴射装置(10)。 - 前記ワンタッチカプラ(30)は、
略円筒状のプラグ(33)を有するオスカプラ(31)と、前記オスカプラ(31)のプラグ(33)が挿入される略円筒状のソケット(23)を有するメスカプラ(21)と、を含み、
前記プラグ(33)の外周面と前記ソケット(23)の内周面との間に配置されたシールリング(26)を備える
請求項1又は2に記載の燃料噴射装置(10)。 - 燃料噴射孔(63)及び前記燃料噴射孔(63)に燃料を導く燃料通路(90)を備えた本体部(51)と、
前記本体部(51)に取り付けられ、前記燃料通路(90)に連通する燃料通過孔(41)が形成されたインレットコネクタ(40)と、を備え、
前記インレットコネクタ(40)は、燃料配管(20)が接続される接続部(31)を備え、
前記接続部(31)は、ワンタッチカプラ(30)を構成するオスカプラ(31)又はメスカプラ(21)である
燃料噴射弁(50)。
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