JP2020002102A - 半透明スキンケア化粧料 - Google Patents

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Maiko Suenaga
麻衣子 末長
健太郎 寺本
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健太郎 寺本
陽子 藤本
Yoko Fujimoto
陽子 藤本
里紗 井口
Risa IGUCHI
里紗 井口
陽司 西
Yoji Nishi
陽司 西
梨沙 釋氏
Risa Shakushi
梨沙 釋氏
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Abstract

【課題】 リンゴ酸ジイソステアリルを高保湿剤として配合しても、半透明性を有し、安定性に優れる化粧料を提供すること。【解決手段】成分(A)、及び成分(B):(A)25℃における粘度が100〜300mPa・sであるリンゴ酸ジイソステアリル;(B)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油;を含有する、半透明スキンケア化粧料。【選択図】なし

Description

本発明は、半透明スキンケア化粧料に関する。
化粧水等のスキンケア化粧料は、外観の美しさ等の観点から透明であることが求められる。例えば、特許文献1には、水溶性L−アスコルビン酸誘導体を含む透明化粧料に変性ジメチルポリシロキサンを配合することが開示されており、当該化粧料は、水溶性L−アスコルビン酸誘導体のべたつき感を低減した透明化粧料であるとされている。また、特許文献2には、ポリエーテル変性シリコーン、ジカルボン酸のエステル、アルキレングリコール、水を配合した化粧水が開示されており、当該化粧水は、透明性に優れ、また、べたつきがなく、肌の潤い感、なめらか感、すべり感に優れ、かつその効果を持続させることができるとされている。
スキンケア化粧料には、保湿効果を有する成分が配合される。保湿効果を有する成分としては、例えば、二価カルボン酸と、ポリグリセリンとから合成されるオリゴマーエステルのような油分が知られている(特許文献3及び4参照)。
透明化粧水に油分を微粒子化したものを含有させることにより使用感が向上できるが、油分を含むことにより経時安定性及び透明性を高めることは困難となる。特許文献5には、特定のアニオン性界面活性剤を配合した化粧水が開示されており、当該化粧水は、長期安定性、使用感、及び透明性に優れるとされている。また、特許文献6には、12−ヒドロキシステアリン酸と油分とを含有する透明化粧料において、特定のセルロース誘導体を配合させることが開示されており、当該透明化粧料は、優れた透明性を有し、経時で透明性が低下せず、使用性に優れるとされている。
リンゴ酸ジイソステアリルは、毛髪処理剤における、コンディショニング成分として使用されることが知られている(特許文献7参照)。特許文献7には、水中油型毛髪処理剤の油相を構成する成分としてリンゴ酸ジイソステアリルを用いるため、ソルビトール及び/又はジプロピレングリコール、並びに、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配合することが開示されている。上記水中油型毛髪処理剤では、微細エマルションの分散安定性を向上できるとされている。
なお、化粧品に配合可能な原料の規格を収載していた化粧品種別配合成分規格(粧配規)や、医薬部外品の原料として配合可能な原料の規格を収載する医薬部外品原料規格2006(外原規)において、「リンゴ酸ジイソステアリル」は、「リンゴ酸と5,7,7−トリメチル−2−(1,3,3−トリメチルブチル)−オクタン−1−オールとのジエステル」と定義されている。したがって、特許文献7に開示されるような従来から用いられているリンゴ酸ジイソステアリルは、イソステアリルアルコールとして5,7,7−トリメチル−2−(1,3,3−トリメチルブチル)−オクタン−1−オールを使用した化合物である。実際、現在市販品として流通しているリンゴ酸ジイソステアリルとしては、NIKKOL DISM(日光ケミカルズ社製)、エステロールDISM(ナショナル美松社製)、コスモール222(日清オイリオ社製)、ハイマレートDIS(高級アルコール工業社製)が挙げられるが、これらのリンゴ酸ジイソステアリルは、いずれも「リンゴ酸と5,7,7−トリメチル−2−(1,3,3−トリメチルブチル)−オクタン−1−オールとのジエステル」である。
特開2000−290128号公報 特開2010−059117号公報 特開2007−137847号公報 特開2017−081879号公報 特開2006−306729号公報 特開2000−204016号公報 特開2013−071923号公報
リンゴ酸ジイソステアリルは、保湿性に優れ、保湿持続性も高いことから、スキンケア化粧料への配合に適した成分である。
特許文献7には、リンゴ酸ジイソステアリルを含む水中油型毛髪処理剤において、ソルビトール及び/又はジプロピレングリコール、並びに、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配合することで、微細エマルションを安定化できるとされている。しかし、従来のリンゴ酸ジイソステアリルは乳化性が悪く、保存安定性に優れず、白濁が起きやすい。また、従来のリンゴ酸ジイソステアリルを配合した当該処理剤は、スキンケア用途ではべたつくため、使用感に優れない。
本発明は、リンゴ酸ジイソステアリルを高保湿剤として配合しても、半透明性を有し、安定性に優れる化粧料を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を進めた結果、所定のリンゴ酸ジイソステアリルとポリオキシエチレン硬化ヒマシ油とを含有するスキンケア化粧料は、高保湿性を有し、半透明性を有する化粧料でありながら、安定性に優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は以下の実施形態を含む。
[1]
成分(A)、及び成分(B):
(A)25℃における粘度が100〜300mPa・sであるリンゴ酸ジイソステアリル;
(B)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油;
を含有する、半透明スキンケア化粧料。
[2]
リンゴ酸ジイソステアリルの含水価が200〜400%である、[1]に記載の半透明スキンケア化粧料。
[3]
エマルションである、[1]又は[2]に記載の半透明スキンケア化粧料。
[4]
成分(A)が、平均粒子径が20nmから3μmの乳化粒子として含まれる、[1]〜[3]のいずれかに記載の半透明スキンケア化粧料。
本発明の半透明スキンケア化粧料は、高保湿性を有しており、半透明であり、安定性に優れる。
本発明の半透明スキンケア化粧料は、
成分(A)、及び成分(B):
(A)25℃における粘度が100〜300mPa・sであるリンゴ酸ジイソステアリル;
(B)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油;
を含有する。
本発明のスキンケア化粧料とは、健康で美しい肌を保つために、肌を手入れしたり、肌を保護したりすることを目的に使用される化粧料である。スキンケア化粧料としては、具体的には、化粧水、美容液、ゲルクリーム、クリーム、乳液、ヘアトリートメント、ヘアミスト、入浴剤等が挙げられる。
本発明の半透明スキンケア化粧料における半透明とは、サンプルを1〜16倍希釈した場合に、濁度で1〜1099であることを指す。上記濁度は、好ましくはサンプルを1〜8倍希釈した場合に、濁度で1〜1099である。
濁度は、例えば、笠原理化学工業株式会社のTURBIDI−METER TR−55を用いて測定することができ、具体的には、実施例に記載の方法にしたがって測定することができる。
<成分(A)>
本実施形態に係る半透明スキンケア化粧料は、成分(A)として、25℃における粘度が100〜300mPa・sであるリンゴ酸ジイソステアリルを含む。リンゴ酸ジイソステアリルの粘度は、好ましくは100〜250mPa・sであり、より好ましくは100〜200mPa・sである。本明細書における粘度は、ブルックフィールド粘度計(TVB−10、東機産業社製)を用いて25℃で測定される。リンゴ酸ジイソステアリルの含水価は、好ましくは200〜400%であり、より好ましくは200〜300%である。本明細書における含水価は、英国薬局方(BP)のラノリンの含水価測定法に準じて測定される。
本明細書における「リンゴ酸ジイソステアリル」とは、リンゴ酸とイソステアリルアルコールとからなるジエステル化合物である。
リンゴ酸としては、例えば、L−リンゴ酸、D−リンゴ酸、及びDL−リンゴ酸が挙げられる。リンゴ酸は、1種のみを単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本明細書における「イソステアリルアルコール」とは、分岐構造を有する炭素数18のアルコール(好ましくは、アルキル主鎖及び1個又は2個のメチル側鎖を有する炭素数18のアルコール)を主成分として含むアルコール混合物を意味する。イソステアリルアルコールの粘度は、好ましくは30〜70mPa・sである。具体的なイソステアリルアルコールとしては、例えば、PRISORINE3515(クローダ社製)、RADIANOL1980(オレオン社製)等が挙げられる。
イソステアリルアルコールは、例えば、ダイマー酸の製造過程で生じる副生成物から誘導することができる。
ダイマー酸とは、炭素数12〜22の不飽和脂肪酸又はその低級アルコールエステルを触媒(例えば、粘土触媒)の存在下で二量化することにより得られる、炭素数36の二塩基酸を主成分とする混合物であり、その工業的な製造方法は、ほぼ標準化されている。
ダイマー酸の製造過程で生じる副生成物としては、例えば、モノマー酸が挙げられる。モノマー酸としては、例えば、二量化反応に関与しなかった不飽和脂肪酸、水素移動反応により生成した直鎖飽和脂肪酸、異性化反応により生成した分岐脂肪酸等が挙げられる。
副生成物(モノマー酸)からイソステアリルアルコールを誘導する方法としては、例えば、モノマー酸を水素添加して、融点の高い直鎖飽和脂肪酸と融点の低い分岐脂肪酸との混合物を得る工程;当該混合物から、溶剤分別法等によって、融点の高い直鎖飽和脂肪酸を除去して、タイター10℃以下の分岐脂肪酸を得る工程;当該タイター10℃以下の分岐脂肪酸を水素添加して、イソステアリルアルコールに変換する工程;を含む方法が挙げられる。前記タイター10℃以下の分岐脂肪酸は、一般的に、炭素数12〜22の分岐脂肪酸を含み、炭素数18の分岐脂肪酸を主成分とする。また、前記タイター10℃以下の分岐脂肪酸は、主に、1個又は2個のメチル基側鎖が主鎖に結合した分岐構造を有する。
リンゴ酸ジイソステアリルの製造方法としては、例えば、リンゴ酸とイソステアリルアルコールとを、好ましくは1:1.5〜2.5のモル比、より好ましくは1:1.8〜2.2のモル比でエステル化反応させることが挙げられる。
エステル化反応の条件は特に限定されないが、例えば、触媒及び/又は溶媒の存在下で実施することができる。触媒としては、例えば、パラトルエンスルホン酸、硫酸、リン酸、塩酸、メタンスルホン酸、三フッ化硼素ジエチルエーテル錯体、チタンアルコラート、固体酸触媒等が挙げられる。溶媒としては、例えば、ヘプタン、ヘキサン、シクロヘキサン、トルエン、キシレン等が挙げられる。エステル化反応は、例えば、50〜260℃で実施することができる。
エステル化反応は、触媒及び溶媒を使用せずに100〜260℃で実施してもよい。
得られたエステルは、必要に応じて精製してもよい。精製方法は特に限定されないが、例えば、アルカリ性水溶液で洗浄して、残存する遊離カルボン酸を除去する方法、蒸留、水蒸気脱臭、活性炭処理等によって、臭いを低減させる又は安定性を向上させる方法等が挙げられる。
本発明の半透明スキンケア化粧料に含まれるリンゴ酸ジイソステアリルの含有量は、半透明スキンケア化粧料に対して、例えば0.01〜30質量%であり、好ましくは0.05〜20質量%であり、より好ましくは0.1〜10質量%である。
<成分(B)>
本発明の半透明スキンケア化粧料は、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含む。
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は特に限定されないが、式(1)で表されることが好ましい。ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は、式(1)に包含される単独の化合物であってもよく、二種以上の化合物の混合物であってもよい。
上記式(1)において、平均付加モル数l、m、n、o、p、及びqの総和は、10以上100以下であり、当該総和の下限値は、20が好ましい。また、当該総和の上限値は、80が良く、60が好ましく、40がより好ましい。
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(成分(B))の含有量は、半透明スキンケア化粧料全量に対して、健康で美しい肌を保つ観点から、好ましくは15質量%以下であり、より好ましくは10質量%以下であり、さらに好ましくは8質量%以下である。
また、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(成分(B))の含有量は、保存安定性の観点から、0質量%超過であればよく、好ましくは0.01質量%以上であり、より好ましくは0.03質量%以上である。
本発明の半透明スキンケア化粧料は、水中油型のエマルションであることが好ましい。
本発明の半透明スキンケア化粧料中の成分(A)は、平均粒子径が20nmから3μmの乳化粒子として含まれることが好ましく、平均粒子径が150nmから1μmの乳化粒子として含まれることがより好ましい。
成分(A)を含む乳化粒子の平均粒子径が20nmから3μmであることにより、スキンケア化粧料が半透明性を有しており、また、スキンケア化粧料の安定性も向上する傾向にある。
上記乳化粒子には、成分(A)以外の、本発明の半透明スキンケア化粧料に含まれる成分が含まれていてもよい。
本発明の半透明スキンケア化粧料は、必要に応じて水及び通常スキンケア化粧料に配合される添加成分、例えば、油性基剤、界面活性剤、可溶化剤、アルコール類、保湿剤、高分子・増粘・ゲル化剤、酸化防止剤、防腐剤、殺菌剤、キレート剤、pH調整剤・酸・アルカリ、紫外線吸収剤、美白剤、溶剤、角質剥離・溶解剤、鎮痒剤、消炎剤、制汗剤、清涼剤、抗ヒスタミン剤、収れん剤、刺激剤、育毛用薬剤・血行促進剤、還元剤・酸化剤、高分子粉体、ヒドロキシ酸、ビタミン類及びその誘導体類、糖類及びその誘導体類、有機酸類、酵素類、核酸類、無機粉体類、香料、色素、顔料等を本発明の効果を損なわない程度で含有していてもよい。
本発明のスキンケア化粧料は、水を含むことが好ましい。本発明のスキンケア化粧料は、水を、成分(A)及び成分(B)、並びに必要に応じて含有する通常スキンケア化粧料に配合される添加成分の総量の残量分含んでいることが好ましい。
水としては、常水、精製水の他、硬水、軟水、天然水、海洋深層水、電解アルカリイオン水、電解酸性イオン水、イオン水、クラスター水が好ましいものとして挙げられる。
本発明の半透明スキンケア化粧料の剤型としては、水中油(O/W)型、油中水(W/O)型、W/O/W型、O/W/O型等の乳化型化粧料、油性化粧料、固形化粧料、液状化粧料、練状化粧料、スティック状化粧料、揮発性油型化粧料、粉状化粧料、ゼリー状化粧料、ジェル状化粧料、ペースト状化粧料、乳化高分子型化粧料、シート状化粧料、ミスト状化粧料、スプレー型化粧料等の剤型が好ましいものとして挙げられる。
以下、合成例、実施例及び比較例を用いて本発明をより詳細に説明するが、本発明の技術的範囲はこれに限定されるものではない。
<合成例1:リンゴ酸ジイソステアリルの合成>
攪拌機、温度計、及びガス導入管を備えた3Lの反応器に、DL−リンゴ酸220g(1.64モル)、イソステアリルアルコール889g(3.28モル、RADIANOL1980:オレオン社製)、及びヘプタン溶剤231gを仕込み、窒素を吹き込みながら100℃〜120℃に加熱し、6時間還流反応させた。反応終了後、未反応のリンゴ酸を水酸化ナトリウム水溶液で水洗除去し、有機層を濃縮した後、減圧水蒸気脱臭を行い、リンゴ酸ジイソステアリル1023g(収率97%)をほぼ無色の液状油として得た。
[物性評価]
合成例1で得られたリンゴ酸ジイソステアリルの粘度を、ブルックフィールド粘度計(TVB−10、東機産業社製)を用いて25℃で測定した。また、合成例1で得られたリンゴ酸ジイソステアリルの含水価を、英国薬局方(BP)のラノリンの含水価測定法に準じて測定した。結果は以下のとおりであった。
粘度:155mPa・s
含水価:250%
<半透明スキンケア化粧料の調製>
以下の表1に記載の組成にて、表1に示すX相とY相を別々に80℃まで加温し、80℃条件下にてX相にY相を徐々に添加する。添加時の撹拌条件をスリーワンモーターで150rpm、3分間とし、半透明スキンケア化粧料を調製した。
<物性の測定方法、及び使用感等の評価方法>
以下に示す手順にしたがって、粒子径、濁度、透明感、及び使用感を評価した。結果を表1に示す。
粒子径:
サンプルを50倍希釈し、10mm角のガラスセルに希釈したサンプル2mLを入れ、乳化粒子の粒子径の測定を行った。測定には粒子径測定装置ELSZ−2000(大塚電子株式会社)を用いた。低い数値は平均粒子径が小さかったことを示し、高い数値は平均粒子径が大きかったことを示す。
濁度:
サンプルを4倍希釈し、専用セルに希釈したサンプル10mLを入れ、測定を行った。測定には濁度計TURBIDI−METER TR−55(笠原理化学工業株式会社)を用いた。測定範囲を0.00〜1100とし、1100を超えた場合は測定範囲外とした。低い数値は濁度が低かったことを示し、高い数値は濁度が高かったことを示す。
透明感:
パネル6名により、表1に示す半透明スキンケア化粧料の透明感を、目視にて下記の基準で評定し、下記の判定基準により評価した。
(7段階での評定基準)
6 :非常に良い
5 :良い
4 :やや良い
3 :普通
2 :やや悪い
1 :悪い
0 :非常に悪い
<判定基準>
◎:評価者6名の平均点が5点を超える。透明感が高く、非常に良いことを表す。
〇:評価者6名の平均点が3点以上5点以下。透明感が普通であり、良好であることを表す。
△:評価者6名の平均点が1点を超え3点未満。透明感がやや悪いことを表す。
×:評価者6名の平均点が1点以下。透明感が低く、不良であることを表す。
使用感:
パネル6名に表1に示す半透明スキンケア化粧料を実際に使用してもらい、塗布後の肌の(1)なじみの良さ及び(2)べたつきの無さについて評定し、下記の判定基準により評価した。結果を表1に示す。
(7段階での評定基準)
6:非常に良い
5:良い
4:やや良い
3:普通
2:やや悪い
1:悪い
0:非常に悪い
<判定基準>
◎:評価者6名の平均点が5点を超える。
○:評価者6名の平均点が3点以上5点以下。
△:評価者6名の平均点が1点を超え3点未満。
×:評価者6名の平均点が1点以下。
表1に示す半透明スキンケア化粧料を、50℃、静置条件下で4週間保存したときの保存安定性評価を示す。また、上述の<物性の測定方法、及び使用感等の評価方法>と同様に4週間保存後の評価も行った。結果を表2に示す。
<物性の測定方法>
以下に示す手順にしたがって、保存安定性を評価した。結果を表2に示す。
保存安定性:
パネル6名により、50℃、静置条件下で4週間保存後の半透明スキンケア化粧料の安定性を、調製直後の状態と比較し、目視でクリーミングの程度、分離の程度、着色の程度等の外観変化を下記の基準で評定し、下記の判定基準により評価した。
(7段階での評定基準)
6:非常に良い
5:良い
4:やや良い
3:普通
2:やや悪い
1:悪い
0:非常に悪い
<判定基準>
◎:評価者6名の平均点が5点を超える。
〇:評価者6名の平均点が3点以上5点以下。
△:評価者6名の平均点が1点を超え3点未満。
×:評価者6名の平均点が1点以下。

Claims (4)

  1. 成分(A)、及び成分(B):
    (A)25℃における粘度が100〜300mPa・sであるリンゴ酸ジイソステアリル;
    (B)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油;
    を含有する、半透明スキンケア化粧料。
  2. リンゴ酸ジイソステアリルの含水価が200〜400%である、請求項1に記載の半透明スキンケア化粧料。
  3. エマルションである、請求項1又は2に記載の半透明スキンケア化粧料。
  4. 成分(A)が、平均粒子径が20nmから3μmの乳化粒子として含まれる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の半透明スキンケア化粧料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023162787A1 (ja) * 2022-02-28 2023-08-31 株式会社 資生堂 水中油型乳化化粧料

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